【市況一覧】
日経平均株価
49,077.49 +374.51 11/19
TOPIX
3,275.36 +24.26 11/19
マザーズ
682.36 +2.39 11/19
日経JASDAQ
46,091.74 -498.50 11/19
為替(USD/JPY)
* 73ADR * 74欧州株価 * 75アジア株
NYダウ平均
22,432.85 -275.23 11/19



    【寄り付き概況】

    19日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比119円90銭高の4万8822円88銭。その後は上げ幅が200円を超える場面もある。

    前日の欧州各国の市場が軒並み大きく売られたほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落しており、東京株式市場でも引き続きリスク回避ムードは拭えない。ただ、前日は日経平均が先物を絡めた売りで、1600円を超える急落をみせ一気に4万8000円台まで水準を切り下げた反動もあり、その分下値抵抗力を発揮しやすくなっている。一方、米半導体大手エヌビディア<NVDA>の決算発表を控えていることで、AI関連や半導体関連株への買いは限定的なものにとどまりそうだ。

     


    19日の東京株式市場は反発後、もみ合い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、4万8500円-4万9200円を想定。(18日終値4万8702円98銭)
    日経平均株価はきのう18日に大幅に3日続落した反動や、短期的なリバウンド狙いなどから、買い優勢スタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(18日は154円99銭-155円01銭)、ユーロ・円が1ユーロ=180円台の前半(同179円64-68銭)と円安方向に振れており、輸出関連株には支えになるとみられる。ただ、買い手がかり難のなか、東京株式市場もエヌビディア決算待ちで、模様眺めムードが広がることも想定される。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比350円高の4万8850円だった。

    【好材料銘柄】  

    ■ハピネス・アンド・ディ <3174>
    株主優待制度を変更。新制度では毎年2月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数に応じて2000~5万ポイント)を付与する。これまでは8月末に優待券や割引券、2月末に商品や割引券を贈呈していた。

    ■フィル・カンパニー <3267>
    今期経常を8%上方修正、配当も5円増額。

    ■MRT <6034> 
    発行済み株式数(自社株を除く)の2.2%にあたる13万株(金額で1億1000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月19日から26年5月14日まで。


    【主な経済指標・スケジュール】

    19(水)
    【国内】
    10月貿易統計(8:50)
    9月機械受注(8:50)
    20年国債入札
    《決算発表》
    東京海上、MS&AD、SOMPOHD

    【海外】
    米10月住宅着工件数(22:30)
    米10月建設許可件数(22:30)
    FOMC議事要旨(10/28、29開催分)(24:00)
    米20年国債入札
    《米決算発表》
    エヌビディア、ターゲット、TJXカンパニー、プログレッシブ・コープ、パロ・アルト・ネットワークス、ロウズ・カンパニーズ



    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。



    18日のNYダウ工業株30種平均は4日続落した。終値は前日比498ドル50セント安の4万6091ドル74セントと10月中旬以来1カ月ぶりの安値だった。

    19日にエヌビディアの決算発表を控え、ハイテク株などに売りが出た。
    エヌビディアは2.8%安、マイクロソフトは2.7%安、アマゾン・ドット・コムは4.4%安と、ダウ平均の下落を主導。米連邦準備制度理事会(FRB)による次回12月会合での利下げ観測後退も市場心理を圧迫した。
    ダウ平均の下げ幅は670ドルを超える場面があった。

    人工知能(AI)への過剰投資やハイテク株の割高感に対する懸念が根強いなか、時価総額最大のエヌビディアが19日に2025年8〜10月期決算を発表する。同社の示す見通しが他のAI関連銘柄に影響を及ぼすとの見方からハイテク株に持ち高調整の売りが出た。

    18日朝に発表した25年8〜10月期決算で特別項目を除く1株利益が市場予想を下回り、売りが優勢となった。

    ハイテクを中心にした株式相場の調整が続いており、「不安心理から利益確定売りが出やすい」との指摘があった。投資家の不安心理を映す米株の変動性指数(VIX)は一時25台まで上昇し、1カ月ぶりの高水準を付けた。

    ダウ平均は午後に下げ渋る場面があった。代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの価格は9万ドルを割り込んだ後に一時9万3000ドル台まで回復し、「投資家心理の支えになった」との指摘があった。

    そのほかのダウ平均の構成銘柄では、IBMやセールスフォースが売られた。アナリストが投資判断を引き下げたハネウェル・インターナショナルも安かった。半面、メルクやベライゾン・コミュニケーションズが上昇した。

    ナスダック総合株価指数は続落した。終値は前日比275.229ポイント(1.21%)安の2万2432.846と10月上旬以来の安値だった。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やマイクロン・テクノロジーといった半導体株が下落した。

    S&P500種株価指数は4日続落した。終値は前日比55.09ポイント(0.82%)安の6617.32と10月上旬以来の安値だった。4日続落は8月以来3カ月ぶりとなる。



     

    【シカゴ日本株先物概況】

    18日のシカゴ日経平均先物は下落した。12月物は前日比935円安の4万8850円で終えた。同日は日経平均株価が約1カ月ぶりの安値で終え、米主要株価指数も下落しており、シカゴ市場の日経平均先物にも売りが広がった。

    シカゴ日経225先物 (円建て)
    48850 ( +350 )

    シカゴ日経225先物 (ドル建て)
    48895 ( +395 )

    ( )は大阪取引所終値比








    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数

    18日の英FTSE100種総合株価指数は4日続落し、前日比123.13ポイント(1.27%)安の9552.30で終えた。米半導体大手エヌビディアが19日公表する四半期決算の内容を見極めたいと投資家が慎重姿勢を強め、持ち高調整を目的とした売りが優勢となった。

    20日には9月の米雇用統計が発表される。米連邦準備理事会(FRB)関係者の発言を踏まえ、FRBが追加利下げをより慎重に判断するとの観測が広がるなかで、発表が再開される米政府統計の内容を改めて確認したいとの雰囲気もある。

    FTSEの構成銘柄では、投資会社メルローズ・インダストリーズが3.90%安、産銅大手アントファガスタが3.69%安、プライベート・エクイティ会社3i(スリーアイ)グループが3.62%安と急落。一方、資産運用大手インターミディエイト・キャピタル・グループ(ICG)は4.45%高、2025年9月期決算が投資家の安心感を誘ったたばこ大手インペリアル・ブランズは2.41%高、流通大手テスコは0.82%高となった。




    ■ドイツ・フランクフルト株価指数

    18日のドイツ株価指数(DAX)は4日続落し、前日比417.47ポイント(1.76%)安の2万3173.05で終えた。米半導体大手エヌビディアが19日に四半期決算を公表するのを前に、投資家が慎重姿勢を強めた。主力株を中心に幅広い銘柄に売りが広がった。

    米利下げ観測が後退しつつあるなかで、発表が再開される米政府の経済指標を待ちたいと、買いが入りにくくなっている面もある。

    個別では、エネルギー大手シーメンス・エナジーが6.39%安、ドイツ銀行が4.28%安、コメルツ銀行が4.13%安と下げを主導。半面、ドイツ取引所は2.80%高、エネルギー大手イーオンは0.62%高、通販大手ザランドは0.59%高で取引を終えた。








    ■フランス・パリ株価指数

    欧州株式市場で、フランスの株価指数CAC40は4日続落し、前日比1.86%安で終えた。



     

11月18日 マーケットコメント

11月17日 マーケットコメント

11月15日 マーケットコメント

11月14日 マーケットコメント

11月13日 マーケットコメント

11月12日 マーケットコメント



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