【市況一覧】
日経平均株価
48,723.12 -1100.82 11/21
TOPIX
3,283.98 -15.59 11/21
マザーズ
672.87 -6.42 11/21
日経JASDAQ
45,752.26 -386.51 11/21
為替(USD/JPY)
* 73ADR * 74欧州株価 * 75アジア株
NYダウ平均
22,078.05 -486.18 11/21



    【寄り付き概況】

    21日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比572円68銭安の4万9251円26銭。

    前日の米株式市場は、NYダウが386ドル安と反落した。エヌビディア<NVDA>が朝高後に下落に転じるなか、ナスダック指数も大幅安となった。

    米ハイテク株が下落するなか、東京株式市場も値を下げて始まった。また、為替は1ドル=157円40銭前後で推移している。


    東証株価指数(TOPIX)は反落している。

    個別では、スクリンやソフトバンクグループ(SBG)、TDKが下落している。一方、オリンパスやKDDI、中外薬が上昇している。
     



    21日の東京株式市場は、反落後も軟調か。
    日経平均株価の予想レンジは、4万8000円-4万9000円を想定。(20日終値4万9823円94銭)
    米国株は下落。ダウ平均は386ドル安の45752ドルで取引を終えた。
    きのうの東京株式市場は、エヌビディア効果による指数の上昇を先取りする格好となっていただけに、米国市場の弱さを受けて、手じまい売りが先行するとみられる。
    また、勤労感謝の日を含む3連休前ということも相まって、様子見姿勢が強まることも想定され、落ち着きどころを探る展開が見込まれる。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=157円台の半ば(20日は157円45-47銭)、ユーロ・円が1ユーロ=181円台の半ば(同181円37-41銭)と小動き。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比1465円安の4万8455円だった。

    【好材料銘柄】  

    ■MFS <196A> 
    全国保証 <7164> と資本業務提携し、全国保証を割当先とする第三者割当増資を実施。全国保証は議決権割合10.0%を保有する第2位株主となる予定。

    ■CAICA DIGITAL <2315> 
    日本円ステーブルコイン「JPYC」決済ソリューションを提供開始。

    ■サンリオ <8136> 
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.34%にあたる330万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月21日から26年2月10日まで。

    ■アクシスコンサルティング <9344> 
    株主優待制度を新設。毎年12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律1000円分のデジタルギフトを贈呈する。


    【主な経済指標・スケジュール】

    21(金)
    【国内】
    10月全国消費者物価指数(CPI)(8:30)

    【海外】
    米11月製造業購買担当者景気指数(23:45)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    20日のNYダウ工業株30種平均は反落し、終値は前日比386ドル51セント安の4万5752ドル26セントだった。

    前日引け後に発表した決算内容が市場予想を上回ったエヌビディアは一時5%高と相場をけん引。マイクロソフトなど他のAI関連銘柄にも買いが波及したが、割高感に加え、投資が収益向上につながるか懐疑的な見方も相まって、エヌビディア株は3%安で取引を終えた。
     ハイテク株の売りが膨らみ、ダウは取引時間中の高値から一時1100ドル超下げるなど、荒れ模様となった。

    代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの下落が投資家心理に影響したとの見方もあった。ダウ平均の下げ幅は400ドル超となる場面があった。

    市場ではAIへの投資が過大に膨らんでいるとの懸念があり、11月に入ってから株式相場が下がる一因となっていた。エヌビディアは前日比で5%ほど高くなる場面があり、AI関連銘柄を中心に買いを後押しした。

    ダウ平均は一時700ドルあまり上昇したが、昼ごろに下げに転じた。エヌビディアは3.1%安となり、相場全体に売りが広がった。市場では、ビットコインが9万ドル台を下回り、7カ月ぶりの安値を付けたことが投資家心理に悪影響したとの指摘もあった。

    ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は良いとみる一方、「エヌビディア決算と9月の米雇用統計の発表を前に市場心理がもろく不安定になっていたため、(ビットコインの下落が)心理状況を悪化させた」と受け止めた。

    20日朝発表の9月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比で11万9000人増え、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(5万人増)を上回った。一方、7月分と8月分は下方修正した。失業率は4.4%と市場予想(4.3%)より高く、21年10月以来の高水準となった。同日発表の週間の米新規失業保険申請件数は22万件と、市場予想(22万7000件)より少なかった。

    9月の米雇用統計を受け、市場では「米連邦準備理事会(FRB)が12月に政策金利を据え置く可能性を強めた」との見方があった。半面、「失業率の高さや過去分の下方修正は雇用の底堅さを打ち消した」との声も聞かれた。

    米短期金利先物の値動きから市場が織り込む政策金利水準を算出する「フェドウオッチ」によると、12月会合で追加利下げがあるとする予想確率は20日夕時点で40%と、前日(30%)から上昇した。雇用統計の発表直後には米長期金利が低下(債券価格は上昇)した。ただ、「相反した内容となり、12月利下げの可能性は依然として五分五分だろう」との見方もあり、積極的な株買いにはつながりにくかった。

    そのほかの個別銘柄ではアマゾン・ドット・コムやマイクロソフト、セールスフォースが売られた。シスコシステムズやボーイングも安かった。半面、トラベラーズやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、ユナイテッドヘルス・グループが買われた。

    ウォルマートは6.4%高で終えた。20日朝に発表した25年8〜10月期決算で売上高などが市場予想を上回った。26年1月期通期の収益見通しも上方修正し、買いを誘った。

    ナスダック総合株価指数は反落した。終値は前日比486.180ポイント(2.15%)安の2万2078.049だった。午前には2.5%あまり上昇していたが、主力ハイテク株が次第に売りに押された。テスラやアルファベットが安かった。



     

    【シカゴ日本株先物概況】

    20日のシカゴ日経平均先物は下落した。12月物は前日比825円安の4万8455円で終えた。この日の米株式市場で前日に好決算を発表したエヌビディアが朝高後に下げに転じ、ハイテク株が軟調に推移した。投資家心理が冷え込み、シカゴ市場の日経平均先物にも売りが優勢となった。


    シカゴ日経225先物 (円建て)
     48455 ( -1465 )

    シカゴ日経225先物 (ドル建て)
    48505 ( -1415 )

    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数

    20日の英FTSE100種総合株価指数は6営業日ぶりに反発し、前日比20.24ポイント(0.21%)高の9527.65で終えた。米半導体大手エヌビディアが19日発表した好調な四半期決算が、投資家心理の支えとなった。ただし20日の米市場で主要な株価指数が下げに転じると、FTSE100種指数も取引終了にかけて上昇幅を縮めた。

    2025年4〜9月期の業績が市場予想を上回ったヘルス・安全装置関連のハルマが急伸し、FTSE100種指数を押し上げた。

    FTSEの構成銘柄では、ゲーム大手ゲームズ・ワークショップが13.49%高、医療・安全装置メーカーのハルマが9.24%高と急伸し、通信大手エアテル・アフリカも3.38%高と買われた。一方、広告大手WPPは4.53%安、小売り大手JDスポーツ・ファッションは3.88%安、産金大手フレスニロは2.99%安となった。




    ■ドイツ・フランクフルト株価指数

    20日のドイツ株価指数(DAX)は6営業日ぶりに反発し、前日比115.93ポイント(0.50%)高の2万3278.85で終えた。米半導体大手エヌビディアが19日公表した四半期決算が好調で、ハイテク株を中心とした株価の割高感に対する投資家の警戒が和らいだ。

    個別では、分子診断大手キアゲンが3.60%高、自社株買いを含め、2028年末までの株主還元策の拡充計画を公表したエネルギー大手シーメンス・エナジーが2.89%高、電力大手RWEが2.71%高と上昇。半面、商用車大手ダイムラー・トラックは1.82%安、香料大手シムライズは1.72%安、日用品大手ヘンケルは1.09%安と売られた。




    ■フランス・パリ株価指数

    欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40も6営業日ぶりに反発し、前日比0.34%高で終えた。

     

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