
日経平均株価 | 51,159.43 | +96.12 | 11/13 |
TOPIX | 3,380.89 | +21.56 | 11/13 |
マザーズ | 720.98 | -6.35 | 11/13 |
日経JASDAQ | 48,254.82 | +326.86 | 11/13 |
為替(USD/JPY) | * 73ADR | * 74欧州株価 | * 75アジア株 |
NYダウ平均 | 23,406.46 | -61.84 | 11/13 |
13日の日経平均株価は小幅反落で始まった。始値は前日比50円16銭安の5万1013円15銭。
12日の米株式市場ではNYダウが4日続伸し最高値を更新した。ナスダック総合株価指数は続落し、ハイテク株からバリュー株へのセクターローテーションの流れが続く格好となった。
外為市場でドル円相場は1ドル=154円台後半と円安基調を継続している。米議会上院で可決された法案については下院の採決で可決される見通し。期間として過去最長となった米政府機関の閉鎖が終結する見込みとなった。米国経済に悪影響を及ぼしうる不透明要因が解消に向かうとの見方が広がる一方で、東京株式市場ではハイテク関連株などが総じて軟調な滑り出しとなっており、日経平均は小安く始まった。
13日の東京株式市場は、堅調な展開が続きそう。
日経平均株価の予想レンジは、5万800円-5万1500円を想定。(12日終値5万1063円31銭)
米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇し、ナスダックが下落した。
現地12日の米国株式は、ナスダック総合指数が続落したものの、NYダウは連日で終値ベースの史上最高値を更新した。きのうの東京市場ではTOPIXが史上最高値を塗り替える動きをみせた強い地合いが継続するとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の後半(12日は154円61-63銭)、ユーロ・円が1ユーロ=179円台の半ば(同179円09-13銭)と円安方向に振れ、輸出関連株には支えとなりそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比135円高の5万1255円だった。
【主な経済指標・スケジュール】
13(木)
【国内】
10月国内企業物価指数(8:50)
5年国債入札
《決算発表》
キオクシアHD、INPEX、大和ハウス、SMC、楽天G、荏原、西武HD、ニトリHD、横浜FG、マツキヨココカラ、レゾナックHD、TOPPANHD、ミツコシイセタン、明治HD、GMOPG、すかいHD、アマダ、東建物、小田急、ロート、上組、博報堂DY、スズケン、リゾートトラス、三浦工、GMO、センコーGHD、DIC、戸田建、JESHD、あおぞら、スルガ銀、ミライト・ワン、GMOインター、リログループ、トライアル、熊谷組、山合銀、フリー、セーレン、平和、日曹達、奥村組、西鉄、エレコム
【海外】
米10月消費者物価指数(CPI)(22:30)
米10月財政収支(11/14 4:00)
米30年国債入札
《アジア決算発表》
テンセント
《米決算発表》
ウォルト・ディズニー、アプライド・マテリアルズ
|
11月12日 NY株/欧州株概況
・・・続き
|
12日のNYダウ工業株30種平均は4日続伸した。終値は前日比326ドル86セント高の4万8254ドル82セントと、連日で最高値を更新した。
米連邦議会上院は10日、過去最長となった政府閉鎖を終了させるつなぎ予算案を可決。12日午後に下院でも採決が行われるため、政府再開に向けて前進するとの受け止めが広がった。欠航が相次ぐ航空便の正常化が進み、経済活動にプラスに働くとの見方から、買いが膨らんだ金融株が相場をけん引した。
AI投資が活発化する中、企業収益の向上に資するか疑問が生じていることを背景に、一部のハイテク株の売りが先行。ナスダックを下押しした。
米連邦議会下院は12日、米政府閉鎖の解除に向けたつなぎ予算案を採決する見通し。上院はすでに可決しており、下院を通過しトランプ米大統領が署名すれば成立する。ジョンソン下院議長が下院での可決に楽観的な見方を示し、市場では再開に向けて順調に進んでいるとの見方が高まった。
政府職員の給与支払いが止まるなど、米政府閉鎖の長期化は米景気を下押しするとの懸念があった。再開が近づいているとの思惑から、キャタピラーなど景気敏感株への買いが目立った。ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースといった大手銀行株も買われ、相場全体の支えとなった。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が大幅に上昇した。11日のアナリスト向け説明会で今後3〜5年間の増収率が年平均で35%以上になるとの目標を示した。人工知能(AI)向け半導体市場の拡大による恩恵を受けるとの期待が高まった。
半面、メタプラットフォームズやオラクル、アマゾン・ドット・コムなど大型ハイテク株の一部には売りが出た。景気敏感株に資金が流入するなか、割高感が意識されるハイテク株には持ち高調整の売りが優勢になった。
ダウ平均の構成銘柄ではユナイテッドヘルス・グループやシスコシステムズ、ナイキが上昇した。ウォルト・ディズニーやスリーエム(3M)も上げた。一方、シェブロンやアップル、アムジェンは下落した。
ナスダック総合株価指数は続落した。終値は前日比61.844ポイント(0.26%)安の2万3406.457だった。データ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズやテスラ、アルファベットが下落した。
【シカゴ日本株先物概況】
12日のシカゴ日経平均先物は上昇した。12月物は前日比135円高の5万1255円で終えた。この日は日経平均株価が上昇したほか、米ダウ工業株30種平均は連日で最高値を更新しており、シカゴ市場の日経平均先物にも買いが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
51255 ( +135 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
51315 ( +195 )
( )は大阪取引所終値比
12日の英FTSE100種総合株価指数は小幅ながら3日続伸し、前日比11.82ポイント(0.11%)高の9911.42で終えた。前日に付けた終値としての最高値を、再び更新した。向こう5年間にわたる投資計画を示した英電力大手SSEの株価が急伸し、指数を押し上げた。
米国で続いている連邦政府機関の一部閉鎖が近く終了するとの見方も、投資家心理を支えた。国際商品市場での金・銀といった貴金属価格の高止まりを背景に、鉱業株が上昇した。銀行株も高かった。一方で通信や石油株、信用調査会社のエクスペリアンが下げた。利益確定の売りも出やすく、FTSE100種指数は前日終値を下回る場面もあった。
FTSEの構成銘柄では、5年間の投資計画を発表したエネルギー大手SSEが16.84%高と急伸。ゲーム大手ゲームズ・ワークショップが5.97%高、高級衣料のバーバリーが4.02%高で続いた。一方、信用リスク管理サービス会社エクスペリアンは4.48%安、中古車販売サイトのオートトレーダー・グループは3.67%安、プライベート・エクイティ会社3i(スリーアイ)グループは3.37%安となった。
12日のドイツ株価指数(DAX)は3日続伸した。終値は前日比293.40ポイント(1.21%)高の2万4381.46と、1カ月ぶりの高値となった。米国で続いている連邦政府機関の一部閉鎖が近く終了すれば米景気への悪影響が軽減されるとの見方が、投資家心理を支えた。
個別では、電力大手RWEが9.13%高、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが6.92%高、同社株は前日比6.9%高で終えた。同社が12日公表した2025年9月期決算の内容を踏まえて、人工知能(AI)データセンター向けパワー半導体の需要は引き続き強いとの受け止めが出た。製薬大手バイエルが5.94%高と相場をけん引。半面、エネルギー大手イーオンは3.59%安、不動産検索サイト大手スカウト24は3.20%安、ドイツ取引所は0.76%安と売られた。