【市況一覧】
日経平均株価
35,527.39
+488.24
04/25
TOPIX
2,620.32
+27.76
04/25
マザーズ
668.29
+9.08
04/25
日経JASDAQ
40,093.40
+486.83
04/25
NYダウ平均
17,166.04
+457.99
04/25
12月31日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
【来週の見通し】【今週の相場概況】
・・・続き
新年2017年も投資に役立つ情報を充実させて参りますので、ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
【来週の見通し】
新年となる来週は、1月4日水曜日からのスタートとなるが、まだ商いも閑散が予想されるなか、立ち会いは3日で週末には米雇用統計を控えるというスケジュール。
1月20日のトランプ米大統領就任を控え、次期政権への期待と不安が交錯し、神経質な相場展開となりそうだ。
日経平均の水準としては25日線(1万8949円)を意識した攻防を予想する。
重要イベントとしては、国内では特になく、海外では1日に発表される中国12月製造業PMIに注視が必要だろう。そのほか、4日発表の米国12月ISM製造業景況指数や6日発表の米国12月雇用統計に注目したい。
【今週の相場概況】
今週は軟調な展開となった。年内最終週で商いは閑散となるなか、序盤は海外市場が比較的堅調だったがダウ平均が2万ドルに乗せる前に調整色を強め、為替も円高に振れたことから、後半にかけては売りが優勢の展開だった。
巨額の減損の可能性が伝わった東芝が急落したことなども市場のセンチメントを冷やした。年末を前に手じまい売りが加速した。日経平均は週間では313円の下落となり、週足では8週ぶりに陰線を形成した。
12月31日 為替市況コメント
【為替】米ドル/円、年末で薄商いの中ポジション調整の動き。
・・・続き
[為替]
30日の欧米外国為替市場において、米ドル/円は終始ポジション調整の値動きに留まった。欧州外国為替市場序盤から年末で薄商いの中、米ドル/円は117円付近での推移が続いた。
その後NY時間で発表された12月シカゴ購買部協会景気指数(予想 56.5 結果 54.6)が事前予想を下回ったことでドル売りが強まり米ドル/円は116.415円まで売られる展開となったが一時的な動きに留まり、再び116円台後半へと買い戻された。
ここ数日米ドル円は上値が重い値動きが続いており、仮に本日付けた安値116.030円を下回った場合、一目均衡表日足の基準線がある115円付近が抵抗となりそうか。米ドル/円は116.890円で本年の取引を終えている。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月31日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月31日号
12月30日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ3日続落57ドル安 IT・ハイテクが全面安、年間では2年ぶりプラス
・・・続き
2016年の取引最終日にあたる30日の米株式相場は3日続落した。
NYダウ工業株30種平均は前日比57ドル18セント安の1万9762ドル60セントと9日以来3週ぶりの安値で終えた。
明日から年末年始の3連休も控えており模様眺めの雰囲気が強い中、利益確定売りが優勢となった。
前日までの続落を受けて短期的な戻りを見込んだ買いが先行したものの、年末とあって積極的に株式を買う動きは限られた。相場の上値の重さが意識された。
マイクロソフトやアップルなどIT関連株の一角が売られ、相場の重荷となった。ダウ平均は午後に一段安となり、下げ幅は一時101ドルに達した。
一方、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融関連株が総じて堅調に推移し、相場を支えた。
16年のダウ平均は年間で2337ドル(13.4%)高と2年ぶりにプラスとなった。建機のキャタピラーの上昇率が最も大きかったほか、医療保険のユナイテッドヘルス・グループや金融のゴールドマン・サックスの上げが目立った。一方、スポーツ用品のナイキが大きく下げ、飲料のコカ・コーラも下落した。
ナスダック総合株価指数は前日比48.971ポイント安の5383.117と6日以来の安値で終えた。年間では5年連続でプラスを維持し、7.5%上昇した。S&P500種株価指数は2年ぶりに上昇した。
業種別S&P500種株価指数では全11種のうち「IT」や「一般消費財・サービス」、「素材」など9種が下落。一方、「不動産」と「金融」が上げた。
アップルは0.8%下落。アップルのサプライヤーなどへの聞き取り調査を日本経済新聞電子版が「2017年1〜3月期にスマートフォン『iPhone』を前年同期比で1割程度減産する」と報じたのが嫌気された。
ソフトバンクグループ傘下の米携帯会社スプリントが大幅安。2014年に頓挫した同業のTモバイルUSとの統合に向けて再び動く可能性があるとの報道を受けて、買いが先行したが売りに押された。Tモバイルも下げた。
前日夕に最高財務責任者の辞任を発表した石油・天然ガスのガルフポート・エナジーは売られた。半導体のインテルや外食のマクドナルド、航空機・機械関連のユナイテッド・テクノロジーズが安い。
一方、米当局が発達障害の一種である注意欠陥多動性障害(ADHD)治療薬の米国での販売を承認したと前日夕に発表した後発薬のマイランが買われた。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスや保険のトラベラーズ、化学のスリーエムが上げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,762.60−57.18
S&P500種
2,238.83−10.43
ナスダック
5,383.117−48.971
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は小幅ながら4営業日ぶりに反発した。3月物は前日比15円高の1万9040円で終え、大阪取引所の終値を60円下回った。
前日までに続落した反動から買われた。日本市場の日中取引で反発したことも支えになった。ただ、米株式相場が続落したため上値は重かった。
この日の3月物高値は1万9170円、安値は1万8970円。新年の3連休を控え、取引は限られた。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19040 ( -50 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19110 ( +20 )
( )は大阪取引所終値比
【30日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100種総合株価指数は5営業日続伸。前日終値に比べ22.57ポイント高の7142.83と、終値ベースで連日の最高値更新となった。年間上昇率は14.4%だった。年末の短縮取引で午後0時半で取引を終了した。
反落して始まったものの、取引終了前に急速に買いが広がった。銀行株中心に買われ、構成銘柄の約7割が上昇した。スタンダードチャータード銀行の上げが目立った。半面、BPやロイヤル・ダッチ・シェルなど石油株は売られた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
ドイツ株式指数(DAX)は反発。終値は前日比30.01ポイント(0.26%)高の11481.06と、2015年8月上旬以来ほぼ1年5カ月ぶりの高値で終了した。年間上昇率は6.9%となった。この日は年末の短縮取引だった。
アディダスと電力のRWE、ドイツ銀行が上昇した。一方で、透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアと航空のルフトハンザは下落した。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4862.31 +23.84
12月30日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
2016年大納会となる本日の市場は日経平均が3日続落。
・・・続き
終値は前日比30円安の1万9114円だった。
日経平均の2万円乗せは来年に持ち越されたが、1万9000円はキープしたほか、年間では5年連続で上昇となった。
5年連続はバブル崩壊後では最長であり、来年への期待のできる展開だった。
年後半の失速でやや警戒感はあるが、年初安への警戒もあったとみられ、持ち高調整の動きがみられた。
トランプ次期米大統領の就任でいったん達成感も意識されそうだが、依然として中小型株などは出遅れ感が目立っており、水準訂正の流れは意識されそうだ。
節税対策の売り一巡から、米国の1月アノマリーによる上昇も意識されるだろう。
12月30日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=3日続落、30円安。売り一巡後は戻り足で5年連続上昇を達成
【大引け概況】
30日の日経平均株価は3日続落した。
・・・続き
本日のマーケット動画
時間:1分58秒 容量:16.76M
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前日比30円77銭安の1万9114円37銭で取引を終えた。
前日の欧米株市場が総じて軟調に推移したことや、為替市場で寄り前に仕掛け的な円高局面に遭遇したことなどを受け売り優勢でスタート。しかし売り一巡後は、落ち着きを取り戻した為替動向を横目に戻り足に転じた。
日銀による株価指数連動型上場投資信託(ETF)買いの思惑で上げに転じる場面もあったが、大引けにかけては手じまい売りなどで再び下げに転じた。
メガバンクの一角が上げに転じるなど相場全体の底堅さが目立った。
日経平均は3日続落したものの、昨年末終値(1万9033円71銭)は、80円66銭上回り、5年連続の上昇となった。年末の株価水準としては1996年以来20年ぶりの高値圏で着地している。バブル崩壊後では最長の続伸記録となる。年間の上昇率は0.4%だった。
JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比7.2ポイント安の1万3614.80だった。半面、東証株価指数(TOPIX)は反発し、0.22ポイント高の1518.61で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆7125億円だった。売買高は16億6786万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は768、値上がりは1071、変わらずは164銘柄だった。
個別では、ファストリが売られ、ホンダ、マツダも小安かった。村田製作所、J−POWER、コマツも売りに押された。アダストリアが急落したほか、東芝プラントシステム下げも目立つ。日本CMK、太平洋セメントが売られた。
半面、東芝が断トツの売買代金を集め急反発。ソフトバンクグループ、キーエンスも堅調、ディー・エヌ・エーもしっかりだった。三井住友FGは下げた一方、三菱UFJ、みずほFGは上昇で終えた。前日まで売りがかさんでいた東芝は売買を伴い上昇し、9%高で取引を終えた。タカタが値幅制限いっぱいに買われ、enish、リンクアンドモチベーションも物色人気を集めた。
東証2部株価指数は反発した。大引けの2部指数は、前日比28.82ポイント高の5229.90となった。
個別銘柄では、インタートレ、フュ−トレック、マーキュリア、ぷらっと、Fastep、リスクモンスター<が上昇した半面、ウインテスト、神戸発動機、黒田精工、Gダイニング、フライトHDが下げた。シャープは横ばい。
12月30日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=反発、大納会高値
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比12円60銭高い2739円25銭となり2日ぶりに年初来高値を更新した。
直近に新規上場した銘柄などに個別に買いが入り、相場を押し上げた。2016年の取引最終日に高値を更新する「大納会高値」となり、年間では91円65銭(3.46%)上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で524億円、売買高は8420万株だった。
個別銘柄ではアイフリーク、セグエGやアイフリーク、カルナバイオ、ユークスが上昇した。半面、TBCSCAT、ソルガムHD、サダマツ、アエリアやT・SCAT、ハーモニックは下落した。
12月30日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=反発、売り需要一巡で堅調
・・・続き
東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比11.24ポイント高い942.68だった。
短期的な売り需要の一巡で新興市場は堅調な納会。
個別銘柄ではマイネットがストップ高。オウチーノ、アライドアーキ、リアルワールド、そーせいやメタップス、イグニスが上昇した。
半面、シンシア、Jストリーム<、フォーライフ、ATAO、モルフォが下落した。マザーズ指数は年間では55.5ポイント(6.26%)上昇した。
12月30日 アフターランチ
「大納会」
ブラジルやロシアの株の上昇率が高かった2016年も終焉。
意外なところに伏兵がいたものである。
・・・続き
2000年から2015年の2月最終週の日経平均株価は13勝3敗。
勝率は81.3%と高い。
平均上昇率は1.5%だったことから2016年の12月最終週に1.5%上昇したと計算すると・・・。
「2016年大納会の日経平均株価終値は1万9718円」というコメントがあった。
残念ながら結果はハズレだった。
もっとも後場はお化粧チックに一時プラスに転じ日経平均が反発したのはご愛敬。
引け際の売り方の猛攻で結局年末3日続落とはなったものの19033円は下回らず。
5年連続高を途切れさせたくないという強い意思と懐疑派の抵抗が感じられる大納会だった。
19114.37円は「行く、いいよ皆」は悪くない語呂合わせだろう。
大納会は「くまもん」が来た。
女子レスリングの4連覇ゴールメダリストも来た。
和服でなく黒のスーツに白いパンツと赤い紅というのは意外感。
くまモンとのコーディネートだったのだろう。
酉年のテーマは「ブラックスワン」ではなく「赤と黒」と読みたいところ。
白は「白鯨」だろうか。
「諦めず粘り強く。一人で頑張っているのではない」。
良い挨拶だった。
ただ申し訳ないが相場ココロ的には熊よりウシなのだが・・・。
でも「応援だモン」だ。
くまが打鐘すればベアも逃げ出さすと思いたい。
今年の日経平均の高値は終値ベースでは12月20日(火)の19494円。
ただザラバベースでは21日(水)の19592円。
ちょうどストボの実況担当の水曜日だった。
立ち会えたのは幸せと言えるだろう。
そういえばトランプ選挙で919円安したオールグリーンの11月9日も水曜日だった。
今年1年のセミナーが102回。
朝活など細かいのを入れれば110回くらいだろうか。
札幌から石垣まで結構動いた。
来年もほぼ同じようなスケジュールだが、どう考えても今年よりも多そうな気配。
本来知的労働者の筈だが結構肉体が資本になってきた。
思いを強くしたのは、株は銘柄を知らないとやっていけないということ。
「稼足」ということを強調してからもう何年も経過した。
企業へ行って企業を知る。
これこそが相場の原点だろう。
名前を聞いたこともない株を売買して買った負けたと騒いでも、後に残るのは単なるプラスマイナスだけ。
それでよしとするならば構わないが、時間とお金を費やした結果に残るのがそれだけでは寂しい。
経験則という財産と知識と推理力という財産。
これこそが未来への資産として積みあがるような投資こそ望ましく思える。
企業は呼吸をしている存在。
罫線や決算短信は呼吸をしているとは思えない。
無機質さの中に光明を求めるよりは、ヒトの呼吸の産物である企業活動をウォッチすることが重要だ。
企業の持つ無言の「訴えたいメッセージ」を聞くこと。
そして昨日までではなく明日以降を推理すること。
この継続こそが株式投資の世界だろう。
明けの明星を眺めながら今日の展開を読み、宵の明星を眺めながら今日の反省をする。
この反復も忘れてはいけない。
今年も明らかになってきたのは、見えない事柄に驚いたり騒いだりしないこと。
敵の狙いの術中に嵌まり込んだ自縄自縛の世界では、敵の思うがまま。
シナリオを作るとすれば、そういう仕組みで挑んでくるのが敵のシナリオ。
目に見えたり耳に聞こえたりする材料ではなく、それを飲み込んでその先を類推すること。
これが大切だ。
人のシナリオに乗らないためには予防するしかない。
そして理路整然とした相場観測で皆が一致した時に相場は反転するもの。
この相場というややこしい存在と付き合っていくためには少しは悪い性格を持つことが必要かも知れない。
本来、相場は素直な心で対峙するべきもの。
しかしお人よしでは相場に置いて行かれる可能性がある。
銭ゲバばかりの世界では強い意志と冷徹なマインドも求められるに違いない。
でも最後の最後の究極の場面で役立つのはきっと「素直な気持ち」だとは思う。
「人の声でなく相場の発する声を聞くことができれば、負けは少なくなろうか。
邪悪な悪魔の囁きになびかず、明確な目標と堅固な相場観を持つことこそ勝利への道だと信じている。
相場に神様はいないが天使くらいはいるのかも知れない。
繰り返しになるが、相場は罫線と数字だけでは成立しない。
個々の銘柄の息吹こそが明日の世界を暗示する筈だ。
深い海の底にある相場の相手の心理を読むことも訓練していくべきだろう。
「年暮るる今年の一期一会かな(童心)」。
「うつくしや年暮れきりし夜の空(一茶)」。
「大晦日さだめなき世の定哉(西鶴)」。
「株ゆれて夕陽がゆれて年の暮(読み人知らず)」。
「金メダル希望の先は5割高(読み人知らず)」。
今年1年お付き合いいただきありがとうございました。
来るべき酉年もご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えください。
・・・・・・・・・
各社2017年見通し
【野村】
2017年の株価上昇のうち、ほぼ半分が「増益寄与」、残り半分が「日銀によるETF買入効果」。
日銀による「ETFテーパリング(買入縮小)」は、株価上昇が進めば加速。
逆に大幅な円高が進行した場合には先送りされるため上値も下値も一定程度抑制される。
日経平均は2月に高値22000円、8月に安値17000円、年末21000円と予想。
注目セクターは金融と小売。
【SMBC日興】
日本株は「年前半高・中盤安・後半高」の展開を予想。
景気回復・インフレ・金利上昇という組み合わせによって最も恩恵を受けるのは日本株。
注目銘柄は、テンプHD、ビックカメラ、新日鉄住金、ソニー、富士重工、東京エレクトロン、
三菱UFJ、三菱地所、NTTデータ、ソフトバンク。
【ゴールドマンサックス】
リフレ、防衛、M&Aが主なテーマ。生じる可能性のあるサプライズは、
日本株と円相場の相関関係が崩れ両者が乖離することとみて、
主な下方リスクは、トランプ大統領の経済アジェンダに対する失望、
米国の金利上昇が新興国に与える影響、
世界的なポピュリズム台頭(保護主義的風潮の高まりと移民規制の強化)、
予想を下回る中国の成長、
地政学的不確実性(テロ、核の脅威)など、主に外的なもの。
TOPIX目標水準は1660ポイント。
【みずほ】
年前半はトランプトレードが継続。
金融、資源、輸出株の順張りを提案。
大型、バリュー、シクリカルが中小型、グロース、ディフェンシブに対してアウトパフォームするとみて、
「世界的な長期金利上昇」、「スピンオフによる企業再編」、「労働市場改革」などが投資テーマに。
日経平均は20000円台で定着。
1ドル=120円を前提にできれば22000円も達成可能。
【証券ジャパン】
年央にかけて上昇、その後一旦調整も年末に向けて戻り歩調に。
円安による企業業績の回復が相場を押し上げる。
日経平均は2月安値と6月安値でダブルボトムを形成、
新たな長期上昇トレンド入りの可能性が高まっている。
2015年12月高値20012円を抜けると、同年6月高値20868円を目指し、
これらを上回れば次の目標は1996年6月高値22666円に。
【JPモルガン】
年前半強気・後半慎重スタンス。
海外景気や為替といった外部要因次第の構図は基本的に変わらないが、
賃金上昇によるインフレ率の加速や積極的な財政政策、
企業の株主還元強化といった日本株独自の強気材料も芽生えつつある。
年間のTOPIXターゲットは1650ポイント、日経平均は21000円。
【メリルリンチ】
徐々に鬱積している円安マグマは2017年に解き放たれ、
日本株も長期上昇トレンドを取り戻す。
2017年末TOPIX目標は1680ポイント、日経平均は21000円。
【東海東京】
トランプ新政権への期待とイノベーション(技術革新、新製品)などが注目テーマ。
トランプノミクスにより世界的に金融株が注目されそう。
リスクは中国の動向。
来年初はドル高人民元安や地政学リスクな中国発のリスクオフに留意する必要がある。
【楽天】
円安・米景気回復を受け、これからは会社予想の上方修正が増える見込み。
2017年3月期は約10%の最終増益、2018年3月期はさらに9%の最終増益を予想。
日経平均は前半高・後半安で、予想レンジは17000〜22000円。
【TIW】
企業業績の改善はまだまだ続き、バブル後の高値更新を伺う展開を予想。
日経平均株価妥当レンジは19950〜21600円。
【ちばぎん】
円安による企業業績の好転は好循環への期待を高めている。
18年3月期の業績が本格的に織り込まれる4〜5月にかけて、
日経平均は22000円程度の高値を付ける可能性がある。
年後半は政治リスクの高まりに注意したい。
(櫻井)
12月30日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は下落幅を縮小
・・・続き
[後場寄り付き概況]
30日後場の日経平均株価は前日比47円85銭安の1万9097円29銭で寄り付いた。
昼休みの時間帯に円相場が対ドルで弱含むとともに日経平均先物が上げに転じた流れを受け、後場寄り付きは買いが先行し下落幅を縮小している。
外国為替市場では、1ドル=116円70銭台での推移。
アジアの主要株式市場は、総じて堅調な値運びとなっている。
その後は19000円を挟んでの推移が続いており、日銀のETF買い入れに対する思惑から下げ渋りをみせている。
年初の下落警戒などもくすぶっているが、中小型株などは強い値動きをみせており、需給は悪くないだろう。積極的な売買は手控えられようが、来年のテーマ株や出遅れ感の強い銘柄等の下値拾いを意識しておきたい。
12月30日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=続落。米株安や円高が重荷、売り一巡後は下げ渋る
30日午前の日経平均株価は続落した。
・・・続き
前引けは77円40銭安の1万9067円74銭だった。
前日の欧米株市場が軟調だったことや、外国為替市場で朝方に仕掛け的な円買いの動きが出て、主力株中心に幅広く売りが出た。全体株価はここ数年続けて年初に大きく下落していることも、手仕舞い売りを誘導している。
1ドル=116円台前半まで進んだ円高を受けた売りが先行し、朝方は3週間ぶりに1万9000円を下回る場面があった。ただ、その後は押し目買いなどで徐々に下げ渋る展開となり、安い水準ながら前場の高値引けとなった。
日銀による株価指数連動型上場投資信託(ETF)買いの思惑も支えになった。
5年連続となる年足陽線はほぼ確保しているものの、大引けで1万9033円71銭を下回った場合は5年ぶりに前年末の株価を下回ることになり、このポイントが意識されている。
JPX日経インデックス400は続落し、前日比57.53ポイント安の1万3564.47で終えた。東証株価指数(TOPIX)も続落。業種別TOPIXは33業種中30業種が下げた。
前引けの東証1部の売買代金は7361億円、売買高は8億669万株、東証1部の値下がり銘柄数は1169、値上がりは700、変わらずは134だった。
個別では、ファストリ、ファナック、京セラなど値がさ株が売られた。アダストリアは前日発表の決算内容を嫌気した売りで大幅安となった。三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGは下げ渋った。IDOM、日本CMK、日本写真印刷なども下落した。
半面、米司法省との和解見通し報道が引き続き好感されたタカタが連日のストップ高東芝が目先リバウンド狙いの買いを集め、売買代金トップで急反発に転じた。任天堂がしっかり、ディー・エヌ・エー、アルテックも買われている
東証2部株価指数は反発した。前引けの2部指数は、前日比8.64ポイント高の5209.72となった。
個別銘柄ではマーキュリア、シャープ、富士通コン、中北製作所が上昇に転じ、フュトレックも上げた。半面、ウインテスト、神戸発動機、黒田精工、スインタートレ、フライトHDが下げた。
12月30日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=反発、バイオ関連銘柄などが買われる
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は反発した。午前終値は前日比3円94銭高の2730円59銭だった。
東証1部の主力株の下落と対照的に新興株は買いが優勢だった。直近に新規上場した銘柄やバイオ関連銘柄に個別に買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で306億円、売買高は4485万株だった。
個別銘柄ではワットマン、日本サード、カルナバイオ、セグエGやアイフリークが上昇した。半面、エスケー化研、サダマツ、ソルガムHD、アストマクスやT・SCAT、平田機工が下落した。
12月30日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=反発、新興株は買いが優勢
・・・続き
東証マザーズ指数も反発した。午前終値は前日比7.78ポイント高の939.22だった。
個別銘柄ではマイネット、アライドアーキ、サイバーS、そーせいやモブキャス、イグニスが上昇した。一方で、イノベーション、クラウドワークス、フィット、シンシアやMSジャパン、ATAOは下落した。
12月30日 為替市況コメント
【為替】週末・月末・年末を前に為替市場は様子見姿勢の揉み合い
・・・続き
[概況]
ドルやユーロは東京市場終盤に当日安値まで下げ、欧州株式市場も下落で始まったが、円買いはそれ以上進まず徐々に値を戻して行った。
NY市場で発表された新規失業保険申請件数は予想通りで、ドルはNY市場序盤に116.890円まで反発したが117円台を回復する事は出来なかった。
其の後は上昇で始まったNY株式市場の下げや米国債利回りの低下などに再び値下がりして再度116円台前半に落ち、最後は-64銭の116.575円で引けた。
一方ユーロは対ドルでの上昇から対円でも買われ、+23.5銭高の122.320円で引け、他にポンド(-40銭)、カナダドル(-8銭)、豪ドル(±0)、NZドル(+11銭)など、主要通貨は3連休を前に方向性の無いマチマチな動きで引けた。
為替市場は新年度の材料待ちといった感じで上下にブレるが方向性は出ない。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月30日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を5銘柄更新しました。
[3022]山下医科器械
[3902]メディカル・データ・ビジョン
[2915]ケンコーマヨネーズ
[3135]マーケットエンタープライズ
[3696]セレス
12月30日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 (寄り付き)=続落、147円安スタート、米国株安や円強含みを受け利益確定売り
【寄り付き概況】
30日大納会の日経平均株価は前日比147円46銭安の1万8997円68銭で寄り付いた。
・・・続き
取引時間中に1万9000円を下回ったのは12月9日以来、3週間ぶり。
29日の米国株安や早朝の対ドルでの円強含みを受け、利益確定売りが先行し、シカゴの日経平均先物・円建て清算値1万9025円(大阪取引所終値比45円安)にサヤ寄せする動きとなっている。
ただ、一段と下値を売り込むような手掛かりもなく、投資家の先高観は根強いとあって、売り一巡後は1万9000円台に戻している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落して始まった。業種別TOPIXは海運業、保険業、証券業など、年後半に上昇の目立った業種が前日に続き軟調だ。
朝方に円が1ドル=116円05銭近辺と、約2週間ぶりの円高・ドル安水準を付けた。ドルの対ユーロでの下落に伴い、円買い・ドル売りが進んだとみられる。円相場の下落一服が鮮明になってきたことで、株式市場の投資心理も次第に楽観ムードが後退しつつあるとの声が多い。
指数への影響度が高いファストリ、京セラ、ファナックが下落している。前日に米長期金利の低下でモルガン・スタンレーなどの大手金融株が売られた流れが東京市場にも波及し、三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGにも売りが先行した。半面、前日まで大幅に下落した東芝は3%高で始まった。コナミHD、塩野義も高い。
225先物はソジェン・ドイツ・クレディ・三菱・バークレイズ・アムロ・GSが買い越し。
野村・モルスタ・メリル・日興が売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・大和・野村・JPが買い越し。
みずほ・メリル・パリバ・三菱・ソジェンが売り越し。
外資系等はエプソン(6724)、カルナバイオ(4572)に注目。
テクニカル的にはイチケン(1847)、宝(2531)、シップ(3360)、川田TECH(3443)、システムリサ(3771)、リソー教育(4714)、アビスト(6087)、ダイフク(6383)、ユーシン(6482)、タカタ(7312)、三城(7455)、イワキ(8095)、モリト(9837)が動兆。
12月30日 カタリストコメント
「警戒モードに包まれる大納会」
NY株式市場は小幅続落。
「年末を迎えたポジション調整。市場は次の展開を模索中」との観測。
・・・続き
特に金融セクターが下落した。
一方で公益セクターが上昇。
大統領選挙後の上昇セクターが売られ出遅れセクターが好調というのはアンワインドの動きでもあろう。
「調整局面への警戒感も浮上してきたという声も聞かれる」。
週間新規失業保険申請件数は26.5万件と減少。
過去4週間で3週目のマイナスとなったが市場への影響が限定的。
失業保険新規申請件数は節目の30万件を95週連続で下回っている。
これは1970年以来の長期の記録。
「足元の労働市場は最大雇用か、それに近い水準にある」と指摘されている。
3市場の売買高は49億株と低調。
NYダウは続落したとはい下落幅は13ドル程度。
19819ドルという水準は2万ドル挑戦権を失ってはいないだろう。
というか、この程度の値幅の下落は騒ぐ水準ではない。
一方でロンドン株式市場は続伸。
FT100種は連日で終値の過去最高値を更新した。
金価格の上昇から鉱業株セクターが上昇している。
アメリカのロシア外交官追放など地政学的リスクを反映した金価格の上昇。
そう考えれば多少の警戒感は怠れないのかも知れない。
通常は連騰する大納会へ向けての日経平均株価は続落。
売買代金も通常は2兆円割れとなるところだが2兆円超えと例年とは異なる動きとなっている。
「年末株高期待が失望に変わり、押し目買いも限定的。
弱気派は売り急ぎ、強気派は様子見となりやすい」と市場マインドは一気に警戒モードに傾いてきた。
連日100を超えていた新高値銘柄数は56銘柄まで低下。
今年大発会からの6日続落の記憶が呼び覚まされた。
あるいは年明けの急落・外国人売りに対する恐怖感が増したとも言えよう。
主力銘柄には25日線を下回る銘柄も出てきた。
あるいは25日線がデッドクロス銘柄も散見される。
25日線自体は上向き継続で18918円レベル。
だが人気線を下回る銘柄が多くなってきている=人気離散とも言えよう。
空売り比率が41%まで上昇してきたのも嫌な傾向。
「東芝ショック」という声も聞こえてくる。
シカゴ225先物終値は大証日中比45円安の19025円。
昨年末終値19033円を下回ってきた。
年足陽線基準18450円を下回ることはなかろうが
何とか5年連続の株価上昇をキープしてほしい大納会。
日経新聞の1面は業界専門紙のように黒田日銀総裁のカラーアップ写真。
「経済は良い方向とハッキリ言える」という見出しは勇ましいがどこか違和感。
そもそも市場の興味の対象が薄くなった日銀の動向。
ここで登場する必然性がよくわからない。
激しく目立てばよいというものではなく、淡々と伝えるのがクオリティの使命だろう。
市場関係者のあり方も同様。
「当たった、当たった」という騒ぎ。
あるいは「かねて申し上げていた」という控え目なようで全面的なコメント。
あるいは「この株は上がる」なんて断定的且つ強い推奨。
結局ロクなものは多くない。
「そんなに進めるなら自分で買ったら」となるし、自分で買ったならコンプラの問題が生じるだろう。
事実を、見たままを淡々と言ったり書いたりすることで中立的な立場というのができる筈だ。
最近の市場は、投資家自身がブログやツイッター、ラインなどで評論家風を装ったコメントが目立っている。
ある意味で株式市場は「総コメンテイター化」したとも言えよう。
しかし電子媒体を使った相場形成みたいな動きは決して良い傾向ではない。
「投資は黙って静かに行うもの」。
この前提条件が正しいのかどうかはわからない。
少なくとも持っている銘柄とか買いたい銘柄をコメントさせるのは道義上の問題はあろう。
あちらもこちらも投資家のコメントばかりとなった時の市場ってどうなるのだろうか。
それは決して「開かれたマーケット」とは言えないように思える。
もっとも素人に立場を奪われる市場関係者というのも情けないが・・・。
スリーハンドレッドで富士フィルムの古森会長とプレイ中の安倍首相。
届いたのは稲田防衛大臣の靖国神社参拝の報。
パールハーバーに同行した翌日のことであり米中韓の反発は起きよう。
そしてレイムダックと化した筈の米オバマ大統領のロシア外交官35人追放。
シリアでの和平停戦をアメリカ抜きで行われたことへの怨嗟なのか。
あるいは盗聴などの影響で民主党が選挙で敗れたことに対する仕返しなのか。
前政権と新政権のギクシャクさは年明けも続くのだろう。
そして収賄摘発に躍起になっている中国の成長率は6.4%に低下するとの見通し。
地政学は複雑に動いている。
・・・・・・・・・・
2016年
12月 2270万株売り越し 買い5日,売り16日
11月 60万株買い越し 買い9日,売り11日
10月 590万株売り越し 買い9日,売り11日
9月 4370万株売り越し 買い6日,売り14日
8月 3990万株買い越し 買い16日,売り6日
7月 1780万株買い越し 買い12日,売り8日
(半期合計 9100万株売り越し 買い54日,売り68日)
6月 980万株買い越し 買い11日,売り11日
5月 660万株買い越し 買い12日,売り7日
4月 3220万株買い越し 買い11日,売り9日
3月 230万株買い越し 買い9日,売り13日
2月 9220万株売り越し 買い7日,売り13日
1月 4740万株売り越し 買い4日,売り15日
2015年 1億1638万株買い越し 買い140日,売り103日
◇━━━ カタリスト ━━━◇
イグニス(3689)・・・動兆
イグニスに注目する。
同社はスマホ向けアプリが中核。
「ぼくドラ」は堅調。
VRコンテンツ開発に期待感。
今年を代表する新興市場銘柄の一つ。
リバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)
12月30日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■コーセー<4922>
北米で主力の高級化粧品ブランド「デコルテ」強化
■ニッパツ<5991>
ASEAN地域の事業戦略を取り仕切る統括会社の設置検討
■日立造<7004>
2017年度にドローン事業化 工場などの監視・点検業務提案
■三菱UFJ<8306>
傘下が金融知識指数化し資産形成助言する業務開始
■KDDI<9433>
故障携帯電話の代替端末のコンビニ受け取りサービス開始
12月30日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月30日号
12月30日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
30日大納会の東京株式は、弱含みで推移しそうだ。
・・・続き
前日の大幅下落に対する反動もありそうだが、一方で日経平均は節目の19000円割れが意識されやすく、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、1万8900円−1万9200円を想定する。
きのう29日に日銀は、ETF(上場投資信託)を742億円買い付けているが、市場では「ETF買いが入った割には下げ幅は大きいとの印象で、売り圧力の強さが警戒される」との声も聞かれた。過去3年の大発会は下落していることもあり、ポジション調整の売りに押される場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=116円台の半ばと円安に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比45円安の1万9025円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り640万株、買い540万株で、差し引き100万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、自動車、情報通信、証券、建設など。買いセクターに、通信、サービス、建設、小売など。
【好材料銘柄】
■モブキャスト <3664>
ゲームを共同開発する「でらゲー社」に発行済み株式数の約3%を譲渡。戦略バトルRPG「Project OK(仮称)」の来夏配信に向けて協力関係を強化する。でらゲー社は同社の第2位株主となる。
■中北製作所 <6496> [東証2]
今期経常を一転31%増益に上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
30(金)
【国内】
大納会
【海外】
米12月シカゴ購買部協会景気指数(23:45)
休場:フィリピン、韓国
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月29日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ続落13ドル安 閑散取引が続く金融株に売り
・・・続き
29日のNYダウ工業株30種平均は小幅に続落した。
終値は前日比13ドル90セント安の1万9819ドル78セントだった。
前日の111ドル安の下落を受けて買いが先行した。閑散取引が続くなか節税目的の売りが広がったほか、原油安も嫌気され、上げ幅を縮小し下落に転じた。
朝方発表された週間の米新規失業保険申請件数は26万5000件と、前週から1万件減った。減少は2週ぶりだったものの、市場予想に沿った結果だったため相場の反応は限られた。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計で、米原油在庫が市場予想に反して増え、エネルギー関連株が売られたのも指数を押し下げた。
米長期金利は一時2.46%と約2週ぶりに2.5%の心理的な節目を下回った。長短金利差の拡大が収益を支えるとの観測から買われていたゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株に売りが広がった。
ただ、公益事業や電気通信サービスといった高めの配当が期待される株式は買われた。
また、オバマ米大統領は民主党のコンピューターがロシア政府からサイバー攻撃を受けたとされる問題で、ロシアの情報機関などに制裁を科すと発表した。ロシア側は強く反発しており、株式市場でも積極的な買いを見送る口実になったとの見方があった。
ナスダック総合株価指数も小幅に続落し、前日比6.467ポイント安の5432.088で終えた。アップルやグーグルの持ち株会社アルファベット、フェイスブックといった時価総額上位の銘柄が売られて指数を押し下げた。
業種別S&P500種株価指数では11業種中5業種が下落した。「金融」や「エネルギー」「資本財・サービス」などが下げた。一方、「生活必需品」や「公益事業」などの上昇が目立った。
取引開始前に米食品医薬品局(FDA)から細菌性肺炎の治療薬である抗菌剤で成人向け新薬の承認申請が却下されたと発表した製薬のセンプラが急落した。
短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は新たなライブ動画配信サービスの提供開始を発表したが、売られた。
一方で、最大5億ドルの信用枠を獲得したと発表した小売りのシアーズ・ホールディングス(SHLD)が上昇。金先物相場の上昇を受け金鉱大手のニューモント・マイニングも買われた。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,819.78−13.90
S&P500種
2,249.26−0.66
ナスダック
5,432.088−6.467
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は3日続落した。3月物は前日比300円安の1万9025円で終え、大阪取引所の終値を45円下回った。
3月物の終値としては12月8日以来およそ3週ぶりの安値を付けた。外国為替市場で円高が進んだほか、米株式相場とともに年末を控えた利益確定の売りが出て相場を下押しした。この日の3月物の安値は1万8925円、高値は1万9330円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19025 ( -45 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19090 ( +20 )
( )は大阪取引所終値比
【29日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7120.26(+14.18)
FTSE100種総合株価指数は4営業日続伸。前日終値に比べ14.18ポイント高の7120.26と、終値ベースで前日に引き続き最高値を更新した。年末で取引は細いながらも、石油株中心に買いが広がり、構成銘柄の約6割が上昇した。
BPやロイヤル・ダッチ・シェルなど石油株が買われた半面、イタリアの銀行株の下げに連動し、英国でも銀行株は売られた。ロイズ・バンキング・グループとバークレイズの下げが目立った。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11451.05(−23.94)
ドイツ株式指数(DAX)は反落。終値は前日比23.94ポイント(0.21%)安の11451.05だった。
ドイツ銀行とコメルツ銀行、自動車のフォルクスワーゲンが売られた。一方で、不動産のボノビアと電力のエーオン、ドイツテレコムは買われた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4838.47(−9.54)
12月29日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
29日の日経平均は後場に一段安となり256円安と、1093円高を記録した11月10日以降では、最も大きな下げ幅となった。
・・・続き
年末株高期待が失望に変わり、押し目買いも限定的だった。
全体の8割近い銘柄が下落する売り圧力の強い相場で戻し切れなかった。
明日は大納会となるが、本日の下げでセンチメントは悪化した。利益確定の範囲ではあろうが、押し目買い意欲は強まりそうもない。
ここ数日もみ合った後に下に振れたということで、短期的には調整局面入りが濃厚。下値のメドとしては25日線(1万8918円、29日時点)が意識されるだろう。
12月29日 為替市況コメント
【為替】米国債利回りの低下で米ドル/円が安い。
・・・続き
[為替]
29日の東京外国為替市場は、手掛かり材料不足や年末のポジション調整が中心となっているようで、各通貨軟調気配となっている。
その中、米ドル/円は、米国債利回りの低下から売りが強まっており、116.535円まで本日の安値を更新している。この後も手掛かり材料不足から閑散とした市場となりそうなため、限定的な動きとなりそうだが、薄商い特有の突発的な動きには注意したいところだ。
テクニカル的には、20日移動平均線(116.200円近辺)に実体線が迫ってきており短期的にトレンドが転換する可能性が出てきていると思われる。トレンド転換した際は、101.180円(11/9安値)から118.680円(12/15高値)上昇分の38.2%押しとなる112.000円近辺までの調整となりそうで、下落も考慮したポジションメイクが賢明であろう。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月29日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=256円安、年末控え利益確定売りで大幅安
【大引け概況】
29日の日経平均株価は続落し、前日比256円58銭安の1万9145円14銭で終えた。
・・・続き
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前日の米国株市場でNYダウが100ドルを超える下げをみせたことや、足もとのドル円相場が1ドル=116円台半ばまで円高が進んだことなどを受け、主力株中心に広範囲に売りが出た。
下げ幅が一時、300円を超える場面もあった。年末を控え市場参加者が少ないなか、高値警戒感を意識した持ち高調整の利益確定売りが優勢だった。トランプラリーが始まったとされる11月10日以降では最大の下げ幅だった。
午後は日銀の上場投資信託(ETF)の買い入れへの思惑で下げ渋った。
JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比158.50ポイント安の1万3622.00だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、18.41ポイント安の1518.39で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆796億円。売買高は22億4914万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1571と、全体の7割強を占めた。値上がりは342、変わらずは90銘柄だった。
複数の格付け会社の格下げが相次いだ東芝が大幅安となったが、リバウンド狙いの短期資金攻勢に伴い売買高は記録的に膨らんだ。三井住友トラとみずほFG、三菱UFJなどメガバンクが売られ、JFEとマツダは下げた。信越化学工業、ファナックなども下値を探った。ルネサスエレクトロニクス、SUMCOなど半導体関連も下落した。
一方、任天堂が底堅さをみせ、大塚HDとJTは上昇し、大東建とダイフクが買われた。
オルトプラスが急伸となり、タカタはストップ高に買われた。東京個別指導学院が大幅高、レーザーテック、ジャストシステムなども上昇した。
東証2部株価指数は反落した。大引けの2部指数は、前日比38.75ポイント安の5201.08となった。
個別銘柄では、昭和HD、富士通コン、正栄食、アートSHD、シャープと朝日インテクが下げた、一方、ウインテスト、スガイ化学工業、インタートレとマーキュリアが上げた。
12月29日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=4日ぶり反落、手じまい売り
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比11円01銭安い2726円65銭だった。
米国株の下落や円高進行を受け、東証1部では日経平均株価が大幅に下落した。新興市場にも投資心理の悪化が波及したほか、直近で上昇が顕著だった銘柄には年末を意識した手じまい売りも見られた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で471億円、売買高は9180万株だった。
個別銘柄ではサダマツ、デジタルデザイン、アストマックス、T・SCATやユークス、マクドナルドが下落した。半面、アイフリークやセグエGがストップ高。IGポート、日本サード、アイテックは上昇した。
12月29日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=4日ぶり反落、投資心理の悪化が波及
・・・続き
東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比7.08ポイント安い931.44だった。米国株安、為替市場の円高を受けて東京市場全般が売り優勢の展開となり、新興市場も利益確定売りが先行した。
個別銘柄では、MSジャパン、イグニス、モブキャス、JIA、オンコリスバイオ、フィルカンパニーが下落した。一方でアークンがストップ高。トライSTG、シンシアやエイトレッド、フォーライフは上昇した。
12月29日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を6銘柄更新しました。
[3751]日本アジアグループ
[4792]山田コンサルティンググループ
[3071]ストリーム
[2925]ピックルスコーポレーション
[2438]アスカネット
[2874]ヨコレイ(横浜冷凍)
12月29日 アフターランチ
「信用乗数」
最近アチコチで目にするのが「信用乗数」とか「貨幣乗数」という言葉。
マネーストックがマネタリーベースの何倍かを示す比率のこと。
・・・続き
信用乗数=マネーストック÷マネタリーベースで表される。
一般的に預金準備率や現金・預金比率(企業や家計が持つ預金に対する現金の比率)が上昇すると
信用乗数は低下する。
仮に信用乗数がほぼ一定であれば
マネタリーベースをもとにマネーストックが中央銀行によりコントロールできることになる。
因みにマネーストックは1273兆円。
2014年1月以来2年10か月ぶりの伸びとなった。
背景は「株式投資に備える個人の資金の積み上がり」とされる。
信用乗数は低下が続いたが春ころからやや低下が鈍化してきた。
長期的変化の入口になったのかも知れない。
崇敬する先輩の未来かたる氏が数年前に問題視していた。
↓
論理的にはマネタリーベースを増大させると市中に出回るお金(マネーサプライ)が増え
経済活動が活発化します。
その結果、必ず、株と土地などの資産価格が上昇します。
日本が適度な成長していた時期の1970年代のマネーサプライは、マネタリーベースの10倍ほどでした。
マネーサプライは市中に出回るお金なのですが
1985年10月のプラザ合意の頃から信用乗数は上昇し12倍台で推移。
バブル期は13倍まで上昇します。
つまり過剰流動性が生まれている訳です。
信用創造の拡大が行き過ぎていたのです。
土地神話などを背景にした過剰融資が原因と思われます。
信用拡大による資産価格の高騰を日銀は見逃し、過剰なメディアの円高不況報道に反応。
金利平価説に拘るあまり、低金利状態を長く続けるわけです。
日銀は実態経済の分析を怠りバブルを発生させました。
ところが貨幣乗数効果は、2000年に入ると急速に縮小します。
これが「流動性に罠」の始まりでした。
今度はバブルに懲り、銀行の不良債権処理を、必要以上に咎めるわけです。
2003年頃の6倍を底に信用乗数は8倍台まで上がり始め信用創造機能が復権し始めます。
日銀はバブルの反省から、完全に経済が回復してないのに、マネタリーベースを縮小させます。
「羹に懲りて膾を吹く」典型的な事例ですね。
正常値の10倍台まで信用創造は回復していないのです。
(前年比でマイナスまで資金を絞るのは、どう考えても、やり過ぎでしょう)
此処に、米国の金融危機が重なり、円高が進み過剰な空洞化現象が起こりました。
日銀は政策の間違いに気づき、躍起になって、今度は流動性を供給し始めます。
なかなか貨幣乗数は上がりません。
最初は効果が出るまで信用乗数は下がり続けます。
信用乗数は軽視されがちですが、信用創造の浸透度合いを観るのには良い指標だと考えています。
以下はびっくり予想アレコレ。
★みずほ総合研究所の「とんでも予想2017年」
(1)日本は大型減税、トランプ・ホテル誘致
(2)米国で株高、長期金利3.5%超まで上昇
(3)米国が中国に急接近
(4)日銀が物価上昇に妥協
(5)日本政府は財政拡大、日銀はヘリマネ
(6)欧州が右傾化
(7)英国はEU離脱を撤回
(8)北朝鮮難民がアジアに
(9)2017年経済危機
(10)世界の異常気象で景気後退
★サクソバンク証券の「2017年大胆予測」
(1)中国のGDP成長率が8%上昇し、上海総合株価指数はが5000に達する
(2)日銀の轍を踏むFRB:米10年国債は1.5%に
(3)ハイイールド債のデフォルト率が25%を超える
(4)イギリスがEU離脱を撤回
(5)銅が迎える冬の時代
(6)仮想通貨の人気に伴ってビットコインが大幅に上昇
(7)アメリカの医療改革が業界に混乱をもたらす
(8)トランプ氏の勝利にもかかわらずメキシコ・ペソが急騰(特に対カナダ・ドル)
(9)イタリアの銀行が株式資産において最高のパフォーマンス
(10)EU債による成長刺激
★野村證券の「10大『グレイ・スワン』リスク」
(1)ロシアの軍事行動リスク
(2)米国の生産性の急上昇
(3)中国人民元の変動相場制導入
(4)英EU離脱からの離脱
(5)新興市場の資本規制
(6)日本のインフレ率急上昇
(7)清算機関の危機
(8)トランプ氏とFRBの対立
(9)アベノミクスの頓挫
(10)現金の時代の終わり
あれこれよく考えるものである。
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「にらみ返し」
長屋の熊五郎、貧乏暮らしで大晦日になると借金取りがこわい。
家にいて責められるのが嫌で日がなうろついて帰る。
おかみさんは薪屋にも米屋にも、
「うちの人が帰りましたら夜必ずお届けしますと言い訳して帰したのに、
金策もしないでどうするつもりなんだい」と、責めたてる。
もめているところへ薪屋が本日三度目の「ご出張」。
熊が「払えねえ」と開き直ると、
薪屋は怒って「払うまで帰らない」とすごむ。
熊「どうしても帰らねえな。
おっかあ、面に心張棒をかえ。
薪ざっぽを持ってこい」
「払うまで半年、そこで待っててもらうが、
飯は食わせねえから、遺言があったら言え、
しかたがねえから葬式ぐらいはオレが出してやる」
と脅され、薪屋はあえなく降参。
一人やっと撃退したものの、
あと何人相手にしなきゃならねえか
と、熊はうんざり。
そのとき表で
「ええ、借金の言い訳しましょう」
という声。
変わった商売だがこれはもっけの幸いと呼び入れる。
言い訳屋は
「どんな強い相手も追っ払ってごらんに入れます」
と、自信満々。
どうにか小銭をかき集めて料金を払うと言い訳屋。
「すみませんが、ご夫婦で押入れに入っていていただきましょう。
静かにしておいてください」
しばらくすると、米屋がやってくる。
「熊さんは、親方はお留守で?」
見ると、見慣れない男が煙草を吸いながら無言でにらみつけるだけ。
何を聞いても返事をしない。
米屋はこわがって帰ってしまう。
次は酒屋。
同じようにすごすご退散。
また次は、高利貸の代理人。
「何ですか君は。恐ろしい顔だな。ご親戚ですか?
おい君、黙っておってはわからん。無礼だね」
何を言っても、ものすごい目でにらむばかり。
さすがの海千山千の取立人も、気味が悪くなって帰った。
喜んで熊が礼を言うと、ちょうど十二時。
「時間が来ましたようで、これで失礼を」
「弱ったな。あと二、三人来るんだが、もう三十分ばかり」
「いや、せっかくですが、お断りします」
「どうして?」
「これから、自宅の方をにらみに帰ります」
その後やってきたのが罫線屋。
「だんな、罫線の教科書のお代を頂戴に来ました」。
熊はじっと睨むばかり。
「一体何をしているんで」
「あの本には罫線をにらめば、儲かる株が浮き上がってくると書いてあった。
だからにらんでいるんだが、何も浮かばない。
浮かばないから儲からない。
だからお代は払えねえ」
すると罫線屋。
「ではあっしも一緒ににらみましょう」。
一年経っても何も浮かんでこなかったという話。
ジャンジャン。
(櫻井)
12月29日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は下落幅をやや拡大
・・・続き
[後場寄り付き概況]
29日後場の日経平均株価は前日比203円40銭安の1万9198円32銭で寄り付いた。日経平均株価が下落幅をやや拡大している。
外国為替市場では、1ドル=116円80銭台での推移。アジアの主要株式市場は、総じて軟調な値運びとなっている。
ランチバスケットは13件、148.25億円。
差し引き売り買い均衡との観測。
市場参加者が限られているなかとはいえ、日経平均は高値もち合いを下放れる格好となっている。
利益確定の売りではあるが、大納会を明日に控えての大幅下落となったため、センチメントは悪化傾向となり、年明けの動向への警戒感も強まりやすいところである。
この状況のなか、押し目を拾う動きが出てくるかが注目されるところであろう。
12月29日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=続落。米株安、円高など背景に利益確定売り
29日午前の日経平均株価は続落し、前日比190円79銭安の1万9210円93銭で前場を終えた。
・・・続き
前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が安かったほか、外国為替市場で1ドル=116円台後半に円高が進行したことで主力株中心に売りが優勢となった。
下げ幅は200円を超える場面があった。海外投資家の参加が少なく売買は低調で、押し目買い意欲も乏しかった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で9549億円、売買高は12億3473万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1624と、全体の8割強を占めた。値上がりは293、変わらずは86だった。
東芝が連日で大幅下落したことも投資家心理を悪化させている。
米原発事業で数千億円規模の減損損失が出る可能性から複数の格付け会社が相次いで格下げしており、業績悪化や企業の信用低下を警戒した売りが膨らんだ。前引け時点で株価は15%安、売買高は4億8383万株に達した。
個別では、米半導体株安を背景にSUMCOやスクリンが下落し、28日まで11日続伸していた東エレクが反落した。三菱UFJFG、みずほFGや三井住友FGなどメガバンクも下げた。JFEと富士通も下落した。ファーストリテイリングが軟調、キーエンスも値を下げた。
一方、米司法省とエアバッグ問題で近く和解すると伝わったタカタはストップ高となった。KDDIがしっかり、NTTとJTは上昇した。
セブン銀行も頑強な動き。ゼンリン、レーザーテックも大幅高となった。
東証2部株価指数は反落した。前引けの2部指数は、前日比26.28ポイント安の5213.55となった。
個別銘柄では、富士通コン、アルデ、ジースリーHD、桜島埠頭、マーキュリア、MCJが下げた。一方、インタートレ、ウインテスト、スガイ化学工業、篠崎屋、シャープが上げた。
12月29日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=反落、利益確定売りで
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比8円04銭安い2729円62銭となった。年末で手掛かりに乏しいなか、前日の米株式相場の下落などを受けた株式相場全体の下落につれ安した。
過熱感のあった直近新規株式公開(IPO)銘柄や時価総額の大きい銘柄に利益確定売りが出た。
ジャスダック市場の売買代金は概算で263億円、売買高は5679万株。
個別銘柄ではサダマツ、TBCSCAT、デジタルデザイン、T・SCATやトレイダーズ、マクドナルドが下落した。半面、セグエGがストップ高。アイフリークやIGポート、日本サード、ユークスなど上昇した。
12月29日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=反落、利益確定売りで
・・・続き
東証マザーズ指数も反落した。前引けは前日比11.18ポイント安い927.34だった。
個別銘柄ではモブキャス、オイシックス、GNI、Jストリーム、MSジャパン、イグニス、そーせいが下落した。一方で、トライSTG、フォーライフ、シンシアやエイトレッド、リファインVは上昇した。
12月29日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、安値圏で推移 押し目買い意欲乏しく
[10時概況]
29日10時現在の日経平均株価は前日比157円29銭安の1万9244円43銭と安値圏で推移している。
・・・続き
市場全体の商いが盛り上がりに欠けるなか、「海外勢の実需筋の注文がほとんどない状態」との指摘があり、押し目買い意欲も乏しい。
11月10日から始まったとされるトランプラリー以降、日経平均が前日比で100円超の下落で終えた日は今月5日(151円安)の1日だけとなっている。株式市場からは「個人の押し目買いや、予想される日銀の上場投資信託(ETF)の買いで午後は下げ幅を縮小する可能性がある」との指摘があった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は下落している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5633億円、売買高は7億5792万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1620と、全体の約8割を占めた。値上がりは276、変わらずは107銘柄だった。
東証1部の値上がり銘柄数は274、値下がりは1621、変わらずは107と、値下がり銘柄の割合が80%を超えている。
日経平均マイナス寄与度は10.94円の押し下げでソフトバンクがトップ。以下、東エレクが10.74円、ファナックが9.78円、ファストリが8.06円と続いている。
プラス寄与度トップはKDDIで、日経平均を5.06円押し上げている。次いで中外薬が1.53円、オリンパスが0.77円、塩野義が0.73円と続く。
業種別では33業種中32業種が下落し、上昇は医薬品の1業種のみ。値下がり1位は海運で、以下、電気機器、鉄鋼、銀行、鉱業、非鉄金属と並ぶ。
個別では、東芝は下げ幅を拡大し、時価総額が1兆円の大台を割り込む場面があった。信越化と住友鉱、三菱電も一段安。一方、NTTとJR西日本は上げ幅を広げ、JTと東レは一段高となっている。
東証2部株価指数は反落している。シャープとフライトHDが下げ、マーキュリアとインタートレは上げた。
225先物はパリバ・ドイツ・ソジェン・GS・SBI・モルスタが買い越し。
アムロ・みずほ・JP・メリル・マネが売り越し。
TOPIX先物はJP・ドイツ・クレディ・GS・SBIが買い越し。
メリル・ソジェン・パリバ・大和が売り越し。
外資系等は、Jフロント(3086)、塩野義(4507)、ダイフク(6383)、レーザーテック(6920)、英和(9857)、野村不(3231)、平和堂(8276)、国際帝石(1605)に注目。
テクニカル的には、パソナ(2168)、森乳(2264)、デジアーツ(2326)、グンゼ(3002)、神戸物産(3038)、DCM(3050)、ネクステージ(3186)、ソースネクスト(4344)、シーティーエス(4345)、ダスキン(4665)、ID(4709)、Dガレ(4819)、リソル(5261)、洋缶(5901)、島精機(6222)、新川(6274)、住友重機(6302)、栗田工(6370)、大同工(6373)、日機装(6376)、油研工(6392)、エプソン(6724)、イマジカロボ(6879)、岩崎電(6924)、ウシオ(6925)、ローム(6963)、双葉電子(6986)、富士機工(7260)、ハイディ日高(7611)、コロワイド(7616)、スター精密(7718)、フジシール(7864)、ホクシン(7897)、ヴィア(7918)、ヤマハ(7951)、豊田通商(8015)、タカキュー(8166)、ケーヨー(8168)、平和堂(8276)、東北銀(8349)、カブコム(8703)、郵船ロジ(9370)、ビジョン(9416)、乃村工(9716)、ダイセキ(9793)が動兆。
12月29日 カタリストコメント
「ハニカム」
NY株式は薄商いのなかの反落。
「NYダウは2万ドル乗せにまた失敗した」との声が聞かれる。
・・・続き
S&P500は10月11日以来の下落幅。
中古住宅販売仮契約指数が前月比2.5%低下の107.3と1月以来の低水準で着地。
またイタリアの銀行の救済計画を巡る不安も再燃したとの解釈。
不動産、素材、エネルギー関連セクターが下落。
ケリー国務長官が「イスラエルのユダヤ人入植活動は中東和平を脅かしている」と発言したことも悪材料視された。
一方でロンドン株式市場は薄商いながら続伸。
原油・銅の価格上昇を背景に資源関連セクターが上昇。
FT100は終値ベースの過去最高値を更新した。
権利配当落ちで実質新年相場だったが、日経平均は結局マイナス(TOPIXはプラス)。
ただ東証1部の値上がり銘柄1411と値下がり474銘柄の約3倍。
「いびつな相場」という解釈。
日経平均株価は権利配当落ち分の約27円を残念ながら埋められなかった。
逆にそれを勘案すれば実質プラスとも・・・。
東証1部の売買代金は1兆5592億円と前日から2763億円減少。
今年最低となった。
「昨年12月28日以来の低水準はよくある師走風景。
昨年はそれでも日経平均が100円幅での上昇だった」という声が聞かれる。
個別では東芝のストップ安とシャープの年初来高値更新で時価総額が逆転した。
昨夜のNY株式も軟調でシカゴ225先物の終値は大証日中比105円安の19325円。
「上がりきれなければ下落」のセオリーは日米共にやってきた格好となった。
今年は残りあと2日立ち会い。
残念ならが年内2万円への期待感は薄らいだ。
しかし月足陽線基準は18513円、12月メジャーSQ値18867円、
昨年終値19033円はクリアした水準。
25日線からはプラス2.8%かい離。
空売り比率は34.1%まで低下。
日経平均採用銘柄のEPSは1882円まで復活した。
22日時点の裁定買い残2週連続で増加。
前週比248億円増の1兆9352億円。
4月28日時点以来約8カ月ぶりの高水準。
約2兆円を高水準と見るか、ようやく戻ったと見るかで相場観は全く違うことになる。
東証マザーズ、日経ジャスダック平均と東証2部はそれぞれ3日続伸している。
日経マーケット面では「チャートに強気サイン、リズムや環境、95年に酷似」の見出し。
「日経平均は4〜6月に23000円をつけ、96年高値(22666円)を抜く」との分析。
理由は罫線的に今年の相場が95年に似ていること。
だから17年は96年型相場の写真。
すると95年V字型相場は96年6月のバブル崩壊後の戻り高値になった型をなぞる可能性。
その根拠は26週線が52週線を今月上抜いたこと。
アベノミクス第2幕になる可能性も指摘されている。
これってこの2か月間セミナーなどで話していたことと一緒。
誰もが考えることは同じなのだろうか。
もっともどんな予測も多くは「誰もが先行きの不透明さを感じている」。
あるいは「市場がトランプ相場のユーフォリアから目覚めるのは時間の問題」。
こういう反対意見が付け加わる。
断定的判断の提供は許されないのだろうが、ではどっちなの?の疑問に対する回答はない。
強気にしては弱気の立場を取る聞き手が多いが、弱気に対してはどうするのだろうか。
マイオピニオンの喪失が市場をつまらなくしているのかも知れない。
投資家さんからのメール。
↓
おはようございます。
今年最後の場外乱闘
大きな声で気合い入れて放送お願いします。
今年は1995年型のチャートなら1996年を見ると年央高年末安。
期待で夏まで上がりドナルド トランプが暴走して
そこから下り坂か・・・
歴史は繰り返す。
その可能性もあるかもしれない。
ただ相場には神様はいない。
来年も頼りにしています。
1月25日に「ヒビノ(2469)IRセッション
トーク&ライブin銀座」開催。
ヒビノは、業務用音響/映像機器の輸入販売、
LEDディスプレイの開発製造、コンサート音響(PA)のオペレーション、
イベント映像のシステム運用などを行う「音と映像のプレゼンテーター」です。
昨日の朝、そのヒビノに打ち合わせに行った。
場所は港区の港南。
朝9時20分に品川駅からヒビノバスに社員さんと一緒に乗ってまるで通勤状態。
道中、社員さんの会話が聞こえてきた。
どこがどうという訳ではないのだが雰囲気がとても良い社風に思えた。
経営企画担当役員氏とのミーティングで興味深かったのは「選択と集中」の誤謬。
多くの企業が「選択と集中」とキーワードにしてきたが、現在の不毛の原因はこれだった可能性がある。
バブル崩壊以降グルーバル化の名のもとにリストラを行ってきたことが今や成長の阻害要因。
その証拠に一度捨てた事業を買い戻す事例がたくさん出てきている。
この閉そく感がデフレ経済を続け、企業の成長を阻む要因なのかも知れない。
ヒビノの事業は「音と映像のプレゼンテーター」。
音と映像はいまでこそコンサートでは当たり前。
しかし一昔前にはコンサートに映像なんて不要という思考法が支配的だった。
ここに見るように、デジタル化の世界では多くものを取り込むことが必要不可欠。
この期に及んで選択と集中なんてことを行っている愚かさが見え隠れしてきた。
たぶん今後のテーマは「拡張経営・ハニカム経営」になって来るのだろう。
因みにハニカムとはハチの巣形状の穴のこと。
ハチの巣のような網目状の鋼材や段ボールのようなもの。
この網目の隙間を埋めてつなげることが成長につながる方向になろうか。
結構深いミーティングだった気がする。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
PALTEK(7587)・・・動兆
PALTEKに注目する。
同社は独立系半導体商社。
外国製半導体の販売が中核で自社製品開発も推進。
メモリ、通信機器向けが好調。
4K・2K対応と産業用IoT事業に期待。
(645円)。
12月29日 為替市況コメント
【為替】好調な米国債入札に利回りが低下してドルは売られる
・・・続き
[概況]
欧州株式市場はマチマチで始まったが、為替市場ではイタリアの銀行支援に関する問題への懸念からユーロ売りが優勢となり、ユーロ/円はそれまでの安値を下抜く一方、ドルは対ユーロでの上昇から対円でも上値を伸ばして、中盤に当日高値117.825円まで上昇した。
しかし118円台手前で上値を抑えられ、上昇で始まったNY株式市場が下げに転じるとドルも上値が重くなり、中盤に好調な米5年国債入札の結果に国債利回りが低下するとドルは急落し、終盤には当日安値117.060円まで下落した。
最後は-22銭の117.215円と小幅安で引けたが、ユーロ(-74.5銭)やポンド(-73銭)は大きく値下がりした。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月29日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■清水建<1803>
エネルギー管理クラウドサービス 水・ガスも対象へ
■TOTO<5332>
健康状態をチェックできるトイレ開発 ICT活用で
■洋エンジ<6330>
発電プラント事業強化 GEと組みガス火力応札も
■富士通<6702>
SEが担う業務をAIで自動化するプロジェクト着手
■アイホン<6718>
米でインターホンや防犯システムなどの直販体制整備
■HIS<9603>
系のハウステンボスが隣接地にアウトレットモール開発計画
12月29日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月29日号
12月29日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
29日の東京株式市場は、軟調な展開となりそう。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万9200円−1万9450円を想定する。
NYダウが、2万ドルを前に上値が重い展開となり3日ぶりに反落した。
米国株安を受け、ポジション調整の売りに押される展開となることも想定される。過去3年の大発会は下落していることもあり、心理的な重しとなりそう。
序盤は下値探りの展開が想定されるが、売り一巡後は日銀のETF買い期待を支えに下げ渋る展開も考えられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=116円台の後半と鋭角的に円高に振れており、場中の為替の動向には警戒が必要だろう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比105円安の1万9325円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り550万株、買い610万株で、差し引き60万株の買い越し。買い越しは7営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、電機、繊維、保険、倉庫、建設など。買いセクターに、その他製造、化学、電機、通信、小売など。
【好材料銘柄】
■トライステージ <2178>
今期経常を一転40%増益に上方修正、配当も14円増額。
■アークン <3927>
ビジネスプロセス管理のコンサルティングを手掛けるパワードプロセスコンサルティングと資本業務提携。今後進出する防災やIoT分野で新製品を共同開発する。資本面ではパワード社が発行する2億円の新株予約権付社債(CB)を引き受ける。
■あすか製薬 <4514>
米TesoRx社が開発中の新規経口テストステロン剤「THG-1001」に関する提携契約を結んだ。国内での開発・販売権を獲得する独占的なオプション権を取得する。
【主な経済指標・スケジュール】
29(木)
【国内】
12/19-20開催の日銀金融政策決定会合「主な意見」
《決算発表》
アダストリア
【海外】
米7年国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月28日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウは111ドル安と3日ぶりに反落、幅広い銘柄に利益確定売り
・・・続き
28日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比111ドル36セント安の1万9833ドル68セントで終えた。
終値で1万9900ドルを割り込むのは19日以来1週間半ぶり。
原油相場の上昇を好感し、買いが先行。上昇して始まったものの節目の2万ドルを前に上値が重く、次第に利益確定売りに押された。
本日はトランプ大統領が経済政策を発表することもあり、次期政権への期待が一服したことで上げ幅を縮小、下落に転じた。
建機のキャタピラーや半導体のインテルをはじめ、ダウ平均を構成する30銘柄はほとんどが下落するなど幅広い銘柄に売りが広がった。
市場では「米金利の上昇一服をきっかけに銀行株から始まった利益確定売りが、他の銘柄にも広がった」との指摘があった。年末休暇を取る市場参加者が多く「売買が非常に少なく、新たな手掛かりに乏しいことを考えれば健全な調整の範囲内」という。
朝方発表された11月の仮契約住宅販売指数は前月比で2.5%低下した。小幅な上昇を見込んだ市場予想に反して低下し、1月以来10カ月ぶりの低水準となった。「中古住宅の販売が向こう数カ月で軟化する兆候」と受け止められたことも相場の重荷になった。
ナスダック総合株価指数も3営業日ぶりに反落し、前日比48.886ポイント安い5438.555で終えた。
業種別S&P500種株価指数は全11業種が下落した。「金融」「素材」「資本財・サービス」の下げが目立った。
連日で上場来高値を更新していた画像用半導体(GPU)大手のエヌビディアが大幅安。半導体のクアルコム(QCOM)は韓国政府から独禁法違反で8.5億ドルの支払いを命じられ、売られた。航空大手のデルタ航空(DAL)はワイドボディー機「787」の18機の発注キャンセルで航空機のボーイング(BA)と合意し、軟調推移した。ボーイングも下落した。
一方、アパレルのケイト・スペード(KATE)は、アクティビスト(物言う株主)の圧力を受けて身売りを検討していると報じられ、急騰した。再編の思惑から高級皮革のコーチやマイケル・コースにも買いが入った。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,833.68−111.36
S&P500種
2,249.92−18.96
ナスダック
5,438.555−48.886
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続落した。3月物は前日比65円安の1万9325円で引け、大阪取引所の終値を105円下回った。米長期金利の低下を背景に円相場が反発したほか、米株式相場が反落したこともあって売りに押された。年末を控えた利益確定の動きもみられた。この日の3月物安値は1万9300円、高値は1万9470円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19325 ( -105 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19390 ( -40 )
( )は大阪取引所終値比
【28日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7106.08(+37.91)
クリスマス祝日明け28日のFTSE100種総合株価指数は続伸。前営業日23日終値に比べ37.91ポイント高の7106.08で引けた。構成銘柄の半数以上が上昇した。資源株が買われ、指数をけん引した。もっとも、年末年始の休暇に入り取引は低調だった。
金属と原油相場の上昇を受けて、鉱業株と石油株がともに全面高で引けた。なかでも鉱業のフレスニージョ、ランドゴールド・リソーシズ、BHPビリトンが大幅上昇した。
半面、銀行株が軟調だった。ランド・セキュリティーズなど不動産投資信託(REIT)や住宅建築株、スーパーマーケット株が売られた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11474.99(+2.75)
ドイツ株式指数(DAX)は小動き。終値は前日比2.75ポイント(0.02%)高の11474.99だった。年末年始の休暇に入り薄商いの中、前日に続いて年初来高値を更新して引けた。アディダスと鉄鋼のティッセン・クルップが高かった。一方、航空のルフトハンザとコメルツ銀行が安かった。ドイツ銀行も小幅安。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4848.01(−0.27)
12月28日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
28日の日経平均は結局マイナスで終えたが、底堅い地合だった。
・・・続き
市場関係者からは「きょうは、12月期末の配当権利落ち日にあたり、日経平均株価の落ち分は約28円だった。落ち分の即日埋めはならなかったものの、東証株価指数(TOPIX)が5日ぶりに小幅反発に転じ、比較的堅調な相場だった」との見方が出ていた。
あす(29日)の東京株式市場は、国内投資家が年末年始休暇入りすることから、市場参加者は限定的で、閑散商いのなか方向感に乏しい推移となりそうだ。ただ、外国為替市場の円相場が1ドル=117円台半ばでの推移となっており、売りを出し難い地合いが続いている。
大型から中小型への循環が進み、日柄調整の進んだところにも勢いが戻ってくるなど、先に期待が持てそうな動きがいくつか見られている。
受け渡しベースでは新年度入りしており、年間の損益調整を意識した売りはなくなる。年末に向けてもう一伸びが期待できる地合いが整いつつあると考える。
12月28日 為替市況コメント
【為替】円安傾向で推移。実需の円売りが背景か。
・・・続き
[為替]
28日東京時間の外国為替市場は、円安傾向での推移となっている。米ドル円は10:00頃から上昇し、一時117.755円まで、他方、クロス円通貨では豪ドル円が一時84.880円まで本日高値を更新する展開となっている。
この値動きについて一部の市場関係者からは、本日は、米ドル対日本円の年内最終受け渡し日(12月30日)の取引となることから、輸入企業を中心に米ドル決済に向けて円売りが持ち込まれたようだとの声が聞かれている。
この後の時間については、海外勢はクリスマス明けで戻りつつあるものの限定的と考えられ、また経済指標も0:00に11月米中古住宅販売仮契約(予想:前月比+0.5% 前回:前月比+0.1%)の発表が控えている程度となっていることから、刺激的な結果が発表されれば動意づくといったところか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月28日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を9銘柄更新しました。
[4829]日本エンタープライズ
[9419]ワイヤレスゲート
[8508]Jトラスト
[3180]ビューティガレージ
[4763]クリーク・アンド・リバー社
[3917]アイリッジ
[3753]フライトホールディングス
[2749]JPホールディングス
[3919]パイプドHD
12月28日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=小幅に反落、1円安。売買代金1年ぶり低水準
【大引け概況】
日経平均株価は小幅に反落した。
・・・続き
本日のマーケット動画
時間:1分27秒 容量:6.24M
過去のマーケット動画はこちら
終値は前日比1円34銭安の1万9401円72銭だった。
前日の欧米株市場は総じて強含み、米国市場ではナスダック指数が過去最高値を更新したものの、影響は限定的で物色意欲は盛り上がらなかった。ドル円相場が1ドル=117円台半ばで推移したこともあって、輸出株などに売り急ぐ動きもみられない。
出遅れていた投資家から下値では押し目買いが入ったが、目先の利益を確定する売りに押された。年末とあって市場参加者が少なく、積極的な売買も手控えられた。
12月期末の配当権利落ち日にあたり、権利確定に伴う手じまい目的の売りにも押された。最近まで相場をけん引してきた大型株に売りが出る一方、出遅れていた中小型株への物色が入った。半導体関連株や非鉄金属など業績が伸びると期待した買いも相場の支えとなった。
東証1部の売買代金は概算で1兆5591億円と、2015年12月28日以来1年ぶりの低水準だった。
JPX日経インデックス400は5日ぶりに小幅反発し、前日比4.82ポイント高の1万3780.50出終えた。東証株価指数(TOPIX)も5日ぶりに小幅に反発した。終値は0.58ポイント高の1536.80だった。
東証1部の売買高は13億1143万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は474、値上がりは全体の1411、変わらずは109だった。
個別では、米国の原子力発電事業で数千億円規模の減損損失が出る可能性があると27日に発表した東芝は売りが膨らみ、制限値幅の下限(ストップ安)水準で終えた。三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクも売りに押された。
一方、業績の伸びへの期待からキーエンスや三菱電が買われた。米投資ファンドによる買収観測が伝わった日立工が高い。ファナック、SMCもしっかり、タカラバイオも値を飛ばした。ローツェ、ワイエイシイが物色人気を博し、イーレックス、クラリオンなども買いを集めた。
半面、任天堂、キヤノンなどが冴えず、花王も軟調。J.フロント リテイリング、すかいらーくが売られたほか、ピーシーデポコーポレーションも安い。東レの下げも目立った。
東証2部株価指数は3日続伸した。大引けの2部指数は、前日比84.24ポイント高の5239.83となった。
終値は前日比84.24ポイント高の5239.83と、2006年2月10日以来およそ10年10カ月ぶりの高値を付けた。
個別銘柄では、シャープ、マーキュリア、ジースリーHD、昭和HD、朝日インテクが上昇した。半面、ダイナパック、フェンオール、東海船、インタートレ、フライトHDが下げた。
12月28日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=3日続伸、年初来高値
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は3日続伸し、連日で年初来高値を更新した。終値は前日比14円18銭高の2737円66銭だった。
クリスマス休暇明けの米国株の上昇や、最近の半導体株物色の流れがジャスダック平均を押し上げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で555億円、売買高は1億2857万株だった。
個別銘柄ではサダマツ、アイフリーク、ユークスが一時ストップ高、AKIBAHD、クリムゾン、ニューフレア、アエリア、平田機工などが上昇した。
半面、大塚家具、デジタルデザイン、デイトナ、マクドナルド、トレイダーズは下落した。
27日にジャスダック市場に新規上場したT・SCAT(3974)は上場2日目となるきょう10時15分に公募・売り出し価格(公開価格、1400円)の3.2倍にあたる4500円で初値を付けた。初値を付けた後は売りに押され、初値比で制限値幅の下限(ストップ安)となる700円安の3800円で取引を終えた。
12月28日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=3日続伸、イグニスは下値模索
・・・続き
東証マザーズ指数は3日続伸した。
新興市場は権利落ちに伴う影響が少なく、実質新年度入りに伴う需給改善が先行。幅広い銘柄に買いが入った。
終値は前日比11.34ポイント高い938.52だった。
個別銘柄ではMS−Japan、シンシアがストップ高。モブキャス、そーせい、GNI、ファンデリー、ITM、オイシックスも買われた。半面、イグニス、グラン、メディアF、みんなのWEDなどが売られた。
12月28日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値近辺で小動き
・・・続き
[後場寄り付き概況]
28日後場の日経平均株価は前日比7円49銭高の1万9410円55銭で寄り付いた。
日経平均株価が前場終値近辺での小動きとなっている。
外国為替市場では、1ドル=117円60銭台での推移。アジアの主要株式市場は、総じて堅調な値運びとなっている。
ランチバスケットは14件、117.23億円。
差し引き30億円の売り越しとの観測。
日経平均は配当落ち分を吸収し、19400円を上回って推移している。狭いレンジながらも19400円処での底堅さが意識されている。
午後の日銀のETF買い入れは期待しづらいところであり、個人主体による中小型株物色が中心になりそうだ。
12月28日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=小幅続伸、市場参加者不足で商い低調
28日の日経平均株価は小幅に続伸した。
・・・続き
売り買い交錯のなか小幅ながらプラス圏で引けた。
前引けは前日比6円28銭高の1万9409円34銭だった。
前日の欧米株市場が総じて堅調に推移したことや為替が円安含みで推移していることから、運用リスクを取りやすい環境にあったが、大型株を中心に目先の利益を確定する売りに押されたが、次第に押し目買いが優勢となった。
連休明けとなった前日の米株式相場の上昇も投資家心理の支えとなった。
28日は12月期末などの配当権利落ち日にあたり、朝方から権利確定後の手じまい売りに押された。もっとも、直近で出遅れて小型株に買いが入ったうえ、半導体株や非鉄金属株に業績の伸びに期待した買いが続き日経平均も上昇に転じた。
前引けの東証1部の売買代金は概算で6834億円、売買高は6億3387万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の6割を超える1298、値下がりは563、変わらずは132だった。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ5営業日ぶりに小幅反発した。
個別では米投資ファンドによる買収が伝わった日立工が高い。前日に2016年3〜11月期決算を発表したDCMも上昇した。このほかトヨタやキーエンス、野村、SUMCO、ブイ・テクノロジーなども買われた。
半面、配当権利落ち日を迎えたキヤノンやトレンドなどが売られ、日経平均を押し下げた。米原発事業で数千億円規模の減損損失が出る可能性があると発表した東芝ストップ安ウリ気配と安い。任天堂も軟調な動き。ブリヂストンも冴えない。
東証2部指数は3日続伸した。前引けの2部指数は、前日比65.83ポイント高の5221.42となった。
個別銘柄では、インタートレ、ジースリーHD、三機サービス、シャープ、アートSHD、ラオックスが上昇した。半面、オーベクス、フェンオール、富士通コン、アイスタディ、フライトHD、オーベクスが下落した。
12月28日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=続伸、新興市場でも買いが優勢
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日に比べ9円38銭高の2732円86銭で、前日に付けた年初来高値を上回っている。
クリスマス休暇明けの米国株が上昇したことに加え、東京時間に入り外国為替相場で円相場が対ドルで弱含んだことから輸出企業の採算改善期待が高まり、新興市場でも買いが優勢だった。ジャスダック市場の売買代金は概算で342億円、売買高は7456万株。
個別銘柄ではクリムゾン、アイフリーク、AKIBAHD、ウェッジHD、アエリア、平田機工が上昇した。半面、大塚家具、アルテHD、サムシングHD、デイトナ、マクドナルド、トレイダーズは下落した。
27日にジャスダック市場に新規上場したT・SCAT(3974)は上場2日目となるきょう10時15分に公募・売り出し価格(公開価格、1400円)の3.2倍にあたる4500円で初値を付けた。初値を付けた後は売りに押され、前引け時点は初値比で制限値幅の下限(ストップ安)となる(3800円)で売り気配だった。
12月28日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=続伸、新興市場でも買いが優勢
・・・続き
東証マザーズ指数は続伸。前引けは前日比12.04ポイント高の939.22だった。
個別銘柄ではシンシア、MS−Japan、オイシックス、GNI、そーせいが上昇した。半面、グラン、イグニス、みんなのWED、グレイスは下落した。
12月28日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、一進一退 大型株に利益確定売り
[10時概況]
28日10時現在の日経平均株価は前日比15円29銭の1万9387円77銭で推移している。
・・・続き
日経平均株価は一進一退。前日終値(1万9403円06銭)を挟んで膠着している。
大型株を中心に目先の利益を確定する売りに押される一方、下値では出遅れていた投資家からの押し目買いが入った。日経平均の値幅(高値と安値の差)は37円程度に限られる。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)は前日終値近辺での小動きが続く。28日は12月期末などの配当権利落ち日にあたるため、権利確定後の手じまい売りが依然として相場の下押し要因となっている。
日経平均マイナス寄与度は6.91円の押し下げでキヤノンがトップ。以下、トレンドが5.37円、ブリヂストンが4.03円、ファストリが3.84円、テルモ が3.45円と続いている。
プラス寄与度トップはコナミHDで、日経平均を5.37円押し上げている。次いで東エレクが4.80円、ファナックが2.49円、アドテストが2.15円、ソフトバンクが1.84円と続く。
業種別では33業種中18業種が値上がり。1位は鉄鋼で、以下、非鉄金属、鉱業、海運と続く。値下がり上位にはゴム製品、繊維、食料が並んでいる。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4189億円、売買高は4億1851万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は689、値上がりは1119、変わらずは184。
米原発事業で数千億円規模の減損損失が出る可能性があると正式に発表した東芝が安い。前日に2016年3〜11月気決算を発表したJフロントも売りに押された。半面、米投資ファンドによる買収観測が伝わった日立工が高い。前日の米国市場で半導体株の上昇が目立ったため、日本の関連株として東エレクやアドテストなども買われた。
東証2部指数は3日続伸した。シャープやインタートレ、アートSHDが買われ、東急レクやオーベクスが下げた。
外資系等は、総合メ(4775)、タカラバイオ(4974)、JX(5020)、大気社(1979)、帝人(3401)、リクルート(6098)、NEC(6701)、積ハ(1928)、ニトリ(9843)、ダイドー(2590)に注目。
テクニカル的には、キャリアDC(2410)、JIN(3046)、ホットランド(3196)、ニッケ(3201)、サンマルク(3395)、GMOPG(3769)、ダイキアク(4245)、ペプチド(4587)、日特塗(4619)、土木管理(6171)、巴工業(6309)、帝国電機(6333)、マーベラス(7844)、リョーサン(8140)、リロ(8876)、スバル興(9632)、サックスバー(9990)が動兆。
12月28日 カタリストコメント
「「権利落ちを埋めて欲しいマインド」
クリスマス休暇明けのNY株式市場は小幅続伸。
S&P/ケース・シラー住宅価格指数の主要20都市住宅価格動向指数は前年同月比5.1%上昇。
・・・続き
コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数は113.7。
前月の109.4から上昇し、2001年8月以来約15年ぶりの高水準となった。
これらの経済指標を好感したとの解釈。
それでもNYダウで11ドル、S&Pで5ポイントでは動意薄。
2万ドルという目標を達成したくないのか、あるいはご馳走は最後のマインドなのか。
いずれにしてあとわずかで手が届くところで足踏みは続いている。
もっともNASDAQは過去最高値を更新。
3市場の売買高は41億株と低調。
過去20日平均の70億株を大幅に下回った。
「年内は薄商いのなかで高値模索」という声が聞こえる。
もっともNASDAQは過去最高値を更新。
4日ぶりに日経平均は反発したとはいえTOPIXは4日続落。
「高値圏における短期筋による空中戦を見守る展開」という声が聞こえる。
「12月1日高値から12月5日安値までの下げ幅の3倍返しは19784円。
昨年12月に日銀が金融政策の補完措置を発表した時の日経平均は19869円。
この水準でのもみ合い」という指摘もある。
シカゴ225先物終値は大証日中比50円高の19390円。
ただ松井証券経由の信用評価損率で売り方はマイナス11.403%まで戻してきた。
買いからはマイナス5.759%だから変わらず。
空売り比率は35.2%。
日経VIは18.28と18%台に上昇。
日経平均採用銘柄のPERは16.44倍。
EPSが1180.23円まで上昇してきたことが救いになろうか。
受け渡しベースでは新年。
プラスで終われば権利配当落ちを即日埋めたことになる。
年末3日の株高アノマリーに期待したいところ。
東証2部指数が10年8カ月ぶりの高値を更新したなら日経平均だって・・・。
楽天のレポートは「新年に警戒したいABCDEリスク」。
「市場平均が52週安値(終値)から2割上昇した段階で「強気相場入りした」とみなされる。
日経平均6月24日の14952円から約30%上昇。
米ダウ平均は2月11日の15660ドルから約28%上昇。
日米とも強気相場入りしている」。
そして「2017年のABCDEリスク」
A=Amerisan Yield(米金利の上昇加速)
B=BoJ Tapering(日銀の早期出口戦略)
C=China Risk(中国危機の再燃)
D=Donald Trump(トランプ大統領の暴走)
E=Election in EU(EU諸国での選挙不安)
◇━━━ カタリスト ━━━◇
中本パックス(7811)・・・動兆
中本パックスに注目する。
同社は食品包装、IT・工業材、医療等関連のコーティングが中核。
自動車関連、コンビニ関連が好調。
新年期待銘柄。
(兜町カタリスト櫻井)
12月28日 為替市況コメント
【為替】NY株式市場の上昇にドルは117円台半ばを超えるが維持は出来ず
・・・続き
[概況]
ロンドン市場がクリスマスの振替休日で独仏株式市場が上昇で始まると為替市場は徐々に円売り優勢となり、NY株式市場も続伸でスタートし良好な米経済指標にドルはそれまでの高値を上抜いた。
ダウが取引開始後も上値を伸ばすとドルも序盤に117円台半ばを超えて当日高値117.630円まで上昇し、ユーロも123円台(高値123.015円)まで上昇した。
しかし年末で商いが細る中、買い上がる動きは無く其の後は小動きとなり、ドルは最期+32銭高の117.435円で引け、それ以外の主要通貨も概ね上昇(カナダドルは小幅安)するなど円売り優勢で引けた。但し週末、月末、年末を控えて上値を目指す程の強さは感じられず、上昇相場が再開するのは来週新年度以降ではないかと思われる。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月28日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■ローソン<2651>
18年2月期に中国国内の店舗数を1000店超に引き上げ
■ダイヘン<6622>
蓄電池システム用パワコン発売 省エネニーズに対応
■ホンダ<7267>
系が実験車両の位置を高精度で特定する専用システム稼働
■大和証G<8601>
ロボアドバイザー使ったラップサービスを17年1月開始
■大ガス<9532>
積水ハウスとIOTなど活用し自宅TVで電力管理する実証開始
12月28日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月28日号
12月28日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
28日の東京株式市場は、こう着ながらも底堅い相場展開になろう。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは19350円−19480円を想定する。
市場参加者は限られているものの、米国市場の上昇などを材料視されそうだ。また、本日から受け渡しベースで実質2017年相場入りとなる。個人の節税対策売りも通過し、ディーラー等も動きやすくなるほか、海外勢も祝日明けで帰ってくることから、押し目買い意欲は強まりそうである。
商いは盛り上がりに欠ける可能性は高そうだが、押し目は拾いたいところである。
外資系証券の注文動向−280万株の売り越し
市場筋の推計によれば外資系5社の寄り付き前注文動向は、売り610万株、買い330万株、差し引き280万株の売り越し。金額ベースは51億円の売り越し。
6営業日連続の売り越し
【好材料銘柄】
■日本エスコン <8892>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.9%にあたる135万株(金額で4億3000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は17年1月4日から3月31日まで。今期経常を6%上方修正。
■三機サービス <6044> [東証2]
上期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■アクロディア <3823>
サッカー育成ゲーム「ガルフト!」をモバイルプラットフォーム「mobcast」で来月からサービス開始。これに先駆けて事前登録の受付を始めた。
■カイオム・バイオサイエンス <4583>
中外製薬 <4519> との共同研究契約および委託研究取引基本契約の契約期間を延長。
【主な経済指標・スケジュール】
28(水)
【国内】
11月商業動態統計(8:50)
11月鉱工業生産(8:50)
《決算発表》
トライステージ、夢の街、ハローズ、トシンG、宝印刷、天満屋ス
【海外】
米11月中古住宅販売仮契約(12/29 0:00)
米5年国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月27日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウは11ドル高、ハイテク銘柄に買い、ナスダックは最高値
・・・続き
連休明け27日のNYダウ工業株30種平均は続伸した。
終値は前週末23日と比べ11ドル23セント高の1万9945ドル04セントだった。
原油相場の上昇を受けて、買いが先行した。年末で閑散取引となったものの、10月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数が市場予想を上振れたほか、相場の先高観は根強く米大統領選以降、出遅れていたハイテク株を中心に買われた。過去最高値を上回る場面もあったが取引終了にかけては伸び悩んだ。
ナスダック総合株価指数は続伸。前週末比24.752ポイント高の5487.441で終え、20日に付けた過去最高値を1週ぶりに更新した。
全世界で年末商戦期の取扱個数が10億点を超え、人工知能(AI)機能を利用できる自社端末の販売が好調だったと発表したアマゾン・ドット・コムが相場の上げをけん引。フェイスブックなど主力のネット関連株が軒並み上げたことも指数を押し上げた。
ダウ平均を構成する30銘柄ではアップルのほかIT機器のシスコシステムズや半導体のインテルといったナスダックに上場している銘柄の上げが目立った。ダウ平均は午前に上げ幅を46ドルまで広げ、節目の2万ドルにあと20ドル弱に迫る場面があった。
ただ、クリスマスの祝日に絡んだ連休明け後とあって投資家の戻りは鈍かった。11月の米大統領選以降の急速な上げ相場のなかで高値警戒感も意識され、積極的に上値を追う動きは限られた。
業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち9業種が上昇した。「素材」や「IT」のほか「一般消費財・サービス」などが上げた。一方「電気通信サービス」「公益事業」は下げた。
電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズ(TSLA)が高い。日本のパナソニックと太陽光パネル事業で提携すると発表したことを好感した買いが入った。
脊髄性筋萎縮症の治療薬が米食品医薬品局(FDA)から販売の承認を得たと発表したバイオ製薬のバイオジェン(BIIB)が上昇。金融のゴールドマン・サックスや製薬のメルク、IBMなども上げた。
一方、地域型小売りチェーンのフレッズが安い。敵対的買収からの防衛策である「ポイズン・ピル(毒薬条項)」を導入すると発表し、買収への思惑が剥落して売りが広がった。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,945.04+11.23
S&P500種
2,268.88+5.09
ナスダック
5,487.441+24.752
【シカゴ日本株先物概況】
連休明け27日のシカゴ日経平均先物は弱含みだった。3月物は前週末比10円安の1万9390円で取引を終えた。27日の大阪取引所の終値は70円上回った。米株高を受けた買いが先行したが、取引終了にかけて米株が伸び悩むにつれて値を消した。
クリスマスの連休明けとあって市場参加者は少なく、上値は重かった。この日の3月物の安値は1万9325円、高値は1万9440円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19390 ( +50 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19450 ( +110 )
( )は大阪取引所終値比
【28日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
休場
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11472.24(+22.31)
ドイツ株式指数(DAX)は反発。終値は連休前の23日に比べ22.31ポイント(0.2%)高の11472.24と、21日に付けた年初来高値を更新した。
製薬のメルクが高く、通信のドイツテレコムも上昇した。一方、ドイツ銀行が売られた、コメルツ銀行や自動車のBMWも下げた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4848.28(+8.60)
12月27日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
あす(28日)の東京株式市場は底堅い展開か。
・・・続き
官公庁や事業会社の多くが仕事納めを迎えるため、市場参加者は一段と減少、市場エネルギー不足のなかで、しばらくはこうした流れが続きそうだ」との見方が出ている。
一方で、実質的に新年相場入りとなり、先高への期待感が支えになる可能性がある。
米国株式の動き次第といっても過言ではなく、ダウ平均が2万ドルを上回ることがあると、クリスマス休暇明けの海外投資家を刺激し、「掉尾の一振」につながる展開が予想される。
年末をにらみ利益確定売りが出やすい一方、買い遅れた投資家の押し目買いが継続するとみられる。前場の軟地合い下では日銀のETF買い期待もあり、下値サポート要因として引き続き意識されよう。
12月27日 為替市況コメント
【為替】米ドル円、動意の乏しい展開。
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[為替]
27日、東京時間の米ドル円は、117円台前半で動意に乏しい展開となった。序盤では、失業率(予想:3.0% 結果:3.1%)や有効求人倍率(予想:1.41 結果:1.41)、消費者物価指数(予想:0.5% 結果:0.5%)など本邦経済指標の発表が目白押しとなった。
ただ、米ドル円の反応は限定的となっている。本日から米国市場が休場明けとなるも、英国など一部市場では引き続き休場の地域も多く、市場参加者が限られる場面では盛り上がりに欠ける小幅なレンジでの振幅が継続しそうだ。
この後、NY時間に米国の消費者信頼感指数(予想:108.5 前回:107.1)やリッチモンド連銀製造業指数(予想:5 前回:4)などの発表が予定されている。市場では改善が見込まれているため、動意に繋がるか注視したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月27日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=4日ぶり反発 6円高、薄商いで方向感を欠く
【大引け概況】
27日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発した。
・・・続き
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前日比6円42銭高の1万9403円06銭で終えた。方向感の定まらない展開に終始した。
前日までに3日続落していたこともあり、出遅れていた国内勢から押し目買いが入った。クリスマス休暇明けの一部の海外勢が買いに動き始めたとの声もあり、上げ幅は一時80円を超えた。
個別には中小型株が主導する展開で、東証2部指数やマザーズ指数、ジャスダック指数の上昇などにも反映されている。東証2部株価指数は5155.59と続伸し、2006年4月10日(5161.82)以来10年8カ月ぶりに高値を更新した。
12月決算銘柄については、きょうが配当などの権利付き最終日にあたることで、駆け込み的な権利取り狙いの買いなども下値を支えた。
一方、年末で市場参加者が少ないうえ、年明けへの警戒感もあり、持ち高を一方向に傾ける動きは限られた。海外勢の多くは休暇中で、東証1部の売買代金は2日連続で2兆円を割り込んだ。
JPX日経インデックス400は4日続落した。終値は前日比10.05ポイント安の1万3775.68だった。東証株価指数(TOPIX)も4日続落し、1.92ポイント安の1536.22で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆8354億円。売買高は17億4965万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は781と全体の38.9%を占めた。値下がりは1076、変わらずは149銘柄だった。
個別では、がん免疫薬「オプジーボ」について「17年度中に胃がん治療向けでも国内販売を始める方針」と伝わった小野薬が5.8%高と大幅に上昇した。スズキとダイキンの上げが大きかった。東エレクといすゞが高い。中小型材料株人気も旺盛で東京個別指導学院が東証1部値上がり率トップに買われたほか、豆蔵ホールディングスなども値を飛ばした。
一方で、17年3月期に米国の原子力発電事業で1000億円規模の特別損失を計上する見通しと伝わった東芝は11.6%安だった、売買代金も断トツとなった。三菱電や菱地所の下げも目立った。ハウスやイオンも安かった。日本アジア投資が大きく利食われ、オルトプラスの下げも目立った。クックパッドが売られ、レンゴー、大日本塗料なども安い。
東証2部市場は続伸、大引けの2部指数は、前日比31.54ポイント高の5155.59となった。
個別銘柄では富士通コン、アルデ、桜島埠頭、九州リース、シャープと象印が上げた。半面、インタートレがストップ安。神戸発動機、フフライトHDとラオックスが下げた。
12月27日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=続伸、新興市場も上値は限定的
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は小幅続伸だった。終値は前日比6円34銭高い2723円48銭だった。材料の出た銘柄を中心に個人投資家の買いが入り、2日連続で年初来高値を更新した。ただ年末で市場参加者が少なく東証1部銘柄の動きも限られたことから、新興市場も上値は限定的だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で558億円、売買高は1億5630万株だった。
個別銘柄ではアイフリークがストップ高。ユークス、トレイダーズHD、スパンクリート、クリムゾントが上昇した。半面、シンクレイヤ、SHINPO、デジタルデザイン、セグエGやメイコー、アスコットは下落した。
きょうジャスダック市場に新規上場したT・SCAT(3974)は終日買い気配で取引が成立しなかった。
12月27日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=続伸、直近IPO銘柄買われる
・・・続き
東証マザーズ指数は小幅続伸した。終値は前日比6.64ポイント高い927.18だった。
前週後半の下落に対する反発狙いの買いが続いたほか、本日が年内受渡の最終売買日だったことから、個人投資家の節税対策売り通過を意識した買いも入り、しっかりした展開となった。本日も直近IPO銘柄の一角などが大きく買われた。
個別銘柄ではグレイステクがストップ高。そーせいモブキャス、スタジオアタオ、JAM、みんなのWEDなどが上昇した。直近IPO銘柄ではシンシアが連日の大幅高となった。一方でイグニスがストップ安。メタップス、エルテス、エイトレッド、アドベンチャは下落だった。アカツキは本日売買分より信用規制が実施され下落した。
12月27日 アフターランチ
「風水も・・・」
「大納会高値」を意識する動き。
2012、2013年は225先物が先行して上昇。
・・・続き
「値がさ株であるファストリなどへの裁定取引による買いが相場全体を押し上げた」との解釈。
3年ぶりの再現に期待感は高い。
そして2017年に対しての香港からの 見通しが電子端末で踊っている。
特に風水での予測が興味深い。
「その年の運気は、旧暦の正月に当たる立春(来年は2月4日)の命運に表れている。
陰陽五行説をもとに構成したこの命運をみるだけで、多くのことが分かる。
17年立春の命運には、五行で金に属するものが多く、金の運気が強い1年と言えるだろう。
金と言えば文字通り金融株。
金鉱株も含まれる。
逆に冴えないのは『火』に当たる発電株や石油株、電子関連など」とされている。
「今年方角的に悪いのは西方、つまり欧州。
EU瓦解もあり得ない話ではない。
方角的に運気が良い東方に位置する日本の経済は堅調」。
「旧暦で来年末に当たる18年1月の株式相場は、17年2月の旧暦の年初を下回る」という 声も聞こえないではないが・・・。
以下は今朝のストボのブログ。
↓
クリスマスを挟んできのうまで3日続落。
3日続落は7月22日〜7月26日以来というから結構意外感。
7月4日〜8日が4日続落。
当時の日経平均株価は15000円台。
そして4日続落のあとの6日続伸。
嵐の後に春風駘蕩の時期でした。
その前の4日続落は6月9日〜14日。
その後24日の今年最安値14864円に向かう直前でした。
4月25日〜5月6日のGWを挟んだ6日続落。
3月29日〜4月6日の7日続落は今年のワースト記録。
大発会から1月8日までの6日続落スタートだった2016年。
もうすぐ暮れようとしています。
日経平均株価の25日移動平均からのかい離 はプラス3.3%まで低下。
海外の市場参加者も少ないようで東証1部の売買代金は2兆円割れ。
空売り比率は33.2%まで低下。
裁定買い残は1兆9103億円まで増加したとはいえスタート水準と考えたいところ。
日経平均採用銘柄のPERは16.47倍。
EPSは1177.70円まで復調してきました。
東証1部単純平均が2774.81円。
昨年末の3066.29円を越えられそうもないのが心残り。
因みに昨年末は12月22日に東証1部の売買代金が2兆円割れ。
25日(金)が1兆6049億円。
28日(月)1兆5433億円。
29日1兆7689円。
大納会1兆6505億円。
25日まで5日続落の後28・29・30日と3日続伸。
そう考える と今日はお休みして4日続落→3日続伸という方が気分的には良いかも知れません。
(櫻井)
12月27日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=円安傾向で朝安後プラス圏に切り返す、押し目買い
27日前引けの日経平均株価は4日ぶり反発。前日比55円23銭高の1万9451円87銭で前場の取引を終了した。
・・・続き
前日まで3日続落した後で押し目買いが優勢だった。もっとも、年末にあたり持ち高を調整する目的の売りが重荷となり上値は限られた。
市場からは「微妙な円安だが、新年への期待感が支えになっているようだ。買い切れていない投資家が押し目買いに動き、下がれば日銀のETF買い期待もある。余程の悪材料が出ない限り、売られにくい相場と言えよう」との声が聞かれた。
東証1部の値上がり銘柄数は1093、値下がりは742、変わらずは169と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回った。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を10.74円押し上げ。次いでソフトバンク が7.25円、東エレクが6.52円、KDDIが4.49円と続いた。
マイナス寄与度は2.69円の押し下げでユニファミマがトップ。以下、東芝が2.09円、京セラが1.77円、オリンパスが1.15円と並んだ。
業種別では33業種中24業種が値上がり。1位は銀行で、以下、その他金融、医薬品、ゴム製品が続いた。値下がり上位には不動産、空運、パルプ・紙が並んだ。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクがしっかり。小野薬品工業も買いが優勢。ジャパンディスプレイが朝安後プラス圏に切り返したほか、牧野フライス製作所も高い。
16年11月期の連結利益予想を上方修正して期末配当増額の大有機化や、データ統合ツール「AGRA」などを手掛けるアグラを完全子会社化する豆蔵HDが上昇。東京個別、ヤーマン、テクノスJなどの上げも目立った。
半面、三菱地所、東建物<などの不動産株が売られ、JAL、ANAなどの空運株もさえない。北越紀州、レンゴーなどのパルプ紙も安い。
17年3月期に米国の原子力発電事業で1000億円規模の特別損失を計上する見通しなどと報じられた東芝や、16年12月期の単体業績予想を下方修正したアトラが大幅安。ティアック、オルトプラス、日華化学などの下げも目立った。
東証2部株価指数は続伸した。前引けの2部指数は、前日比14.46ポイント高の5138.51となった。
個別銘柄では富士通コン、桜島埠頭、アルデ、九州リースが買われた。半面、インタートレがストップ安。神戸発動機、いい生活、フライト、エスティックなど売られた。
12月27日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=小幅続伸、年末で市場参加者が少なく、小動き
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は小幅続伸した。前引けは前日比4円64銭高い2721円78銭となった。年末で市場参加者が少なく、小動きが続いた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で293億円、売買高は7993万株。
個別銘柄ではアイフリーク、ユークス、トレイダーズHD、トレイダーズやセグエG、マクドナルドが上昇した。半面、シンクレイヤ、SHINPO、メイコーやFVC、大塚家具が下落した。
きょうジャスダック市場に上場したT・SCAT(3974)は買い気配が続いている。
12月27日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=小幅続伸、年末で市場参加者が少なく、小動き
・・・続き
東証マザーズ指数は小幅続伸した。前引けは前日比6.02ポイント高い926.56だった。
個別銘柄では、みんなのWEDがストップ高。シンシア、窪田製薬HD、グレイステク、そーせい、モブキャスが上昇した。
半面、イグニスがストップ安。mbs、エイトレッド、アドベンチャ、メタップスなどが下落した。
12月27日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、やや下げ渋る 下値では押し目買い
[10時概況]
27日10時現在の日経平均株価は前日比22円71銭高の1万9419円35銭で推移している。
・・・続き
前日の欧米株市場はクリスマスの振替休日の関係で休場、外国為替市場では1ドル=117円台前半の推移で前日から大きな動きはなく、買い手掛かり材料に乏しい。
海外投資家などの動きも止まっており、市場参加者不足から商いも低調が予想され主力株に方向感は出にくい。
個別には、値動きの軽い中小型株優位の展開が想定されるほか、12月決算銘柄については、きょうが配当などの権利付き最終日にあたることで、駆け込み的な権利取り狙いの買いを誘発する可能性がある。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5117億円、売買高は5億5241万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は890と全体の44.3%を占めた。値下がりは954、変わらずは162銘柄だった。
業種別では33業種中21業種が値上がり。1位は石油・石炭で、以下、銀行、ゴム製品、その他金融と続く。値下がり上位には不動産、空運、その他製品が並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはファストリ で、日経平均を6.52円押し上げている。次いでソフトバンクが4.49円、東エレクが3.45円、スズキが2.19円と続く。
マイナス寄与度は3.45円の押し下げでユニファミマがトップ。以下、東芝が1.47円、日東電が1.46円、菱地所が1.15円と続いている。
個別では、がん免疫薬「オプジーボ」ついて「2017年度中に胃がん治療向けでも国内販売を始める方針」と伝わった小野薬が大幅高となった。
オリックスやスズキが上げ幅を広げた。JXや第一生命HDも高い。
半面、2017年3月期に米国の原子力発電事業で1000億円規模の特別損失を計上する見通しと伝わった東芝は16%安で寄り付き、下げ幅をやや縮小した。任天堂やOLCは一段安となった。キーエンスやセブン&アイも安い。
東証2部株価指数は小幅に続伸した。象印と富士通コンが上げ、フライトHDとマーキュリアが下げた。
225先物はドイツ・日興・UBS・野村・ソジェンが買い越し。
みずほ・GS・アムロ・JP・三菱が売り越し。
TOPIX先物はみずほ・野村・バークレイズが買い越し。
パリバ・大和・日興・ドイツ・メリル・三菱が売り越し。
テクニカル的にはホウスイ(1352)、東鉄工(1835)、丸大食(2288)、ルネサンス(2378)、アサヒ(2502)、フジッコ(2908)、すかい(3197)、ネクソン(3659)、オルトプラス(3672)、フィックスター(3687)、レンゴー(3941)、日曹達(4041)、栄研化学(4549)、タクマ(6013)、福島工(6420)、横河電(6841)、カッパ(7421)、サイゼリヤ(7581)、フランスベッド(7840)、福井コン(9790)が動兆。
12月27日 カタリストコメント
「掉尾の一振=ホールインワン」
今年の日本株。
最大の買い手は日銀だったとの報。
・・・続き
ETF購入額は4.3兆円超。
昨年に比べ4割増。
「外国人投資家の売りを吸収した」ことになる。
今年1月ら先々週までの累計売買では、外国人が3.5兆円売り越した。
一方GPIFの売買を含む信託銀行が約3.5兆円買い。
4.3兆円は信託銀行の3.5兆円と上回り「今年最大の買い手」だった。
しかも・・・。
取得価格ベースのETF保有額は11兆円。
しかし三菱UFJ国際投信の試算では時価は14兆円。
含み益は約3兆円。
アレコレ批判されることもないだろう。
ここでも勝てば官軍の論理は通じるに違いない。
戦後初の年初6日続落の年でも大納会最高値の可能性の年。
市場は「気がかりなのは年初の動向。
1月大発会で日経平均株価は過去3年連続下落。
特に16年は、中国経済の減速懸念で大発会としては過去2番目の下げ幅。
「年初の波乱」への警戒感も聞かれるようになってきた。
市場には「来年1〜3月までは政策への『希望』は『恐れ』を上回る」(ゴールドマン・サックス)との見方。
「出遅れ組の新たな買いと利益確定を狙う投資家とがせめぎ合う展開が続」との指摘。
あと大納会まで4日立ち合い。
世間様の御用納めとは健かいない日々が続く。
また日経ヴェリタスでは「まさかに泣き笑い。
2017年、個人投資家の注目銘柄は」の記事。
2017年の金融市場も波乱の芽は点在。
見出しでは「防衛関連銘柄を調査中」→日本が軍備強化迫られる可能性も。
「米国のヘルスケア銘柄」→注目点に上げる声も。
米国で民間建築も動き出しそうとの読みもある。
そして「福岡証券取引所上場銘柄注目」との声。
16年九州リース(8596)が東証2部上場で株価は大きく上昇。
次の候補は第一交通産業(9035)。
昨日、富士の裾野の154ヤードの崖越えのショートホール。
アイアンで軽く打ったボールは弧を描いてグリーンに着地
コロコロと転がってカップインした。
いわゆるホールインワン。
初体験だったが、カップインしているのにパターを持ってグリーンに向かう違和感。
やりなれないことはやはり慣れないもの。
もっとも・・・。
誕生日の翌日だけに「今年は良いかも・・・」。
しかし、来週からは新年。
微妙な心理の「掉尾の一振」だった。
(兜町カタリスト櫻井)
12月27日 為替市況コメント
【為替】欧米がクリスマスの振替休日で方向性の無い動き
・・・続き
[概況]
欧米市場がクリスマスの振替休日で手掛かり材料に欠ける中、為替市場は小動きで始まったあとも終日方向性の無い揉み合いが続いた。
ドルは午前中に117円を割れる場面(安値116.990円)もあったが揉み合いの範囲で、最後は前週末比-25.5銭の117.115円と小幅安で引け、ユーロやポンド、カナダドルも下げたが、豪ドルやNZドルは小幅高となるなど、マチマチな動きとなった。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月27日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
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[株価材料]
■LINE<3938>
格安スマホ顧客へのAI活用した自動応答対応開始
■住友化<4005>
JOLEDの中型有機ELディスプレー向けに発光材料供給
■アルプス<6770>
子会社が情報漏えい対策ソフトの最新版発売
■京セラ<6971>
業界最小の新型蓄電池を17年4月から一般にも発売
■丸紅<8002>
無線型カメラ発売 変化ある映像のみ抽出しデータ量削減
■KDDI<9433>
タクシーで他言語音声翻訳システムの社会実証開始
12月27日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月27日号
12月27日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
27日の東京株式市場は、もみ合い商状か。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジ:1万9200円−1万9500円を想定する。
現地26日は、クリスマスの振替休日で米国、ドイツ、英国など米欧主要市場が休場だったこともあり、手掛かり材料に乏しく、積極的な売買は期待にしにくい。
主力株は手掛けづらく、値動きの軽い中小型株への物色が中心になるとみられる。
また、きょう27日は、12月配当権利付き銘柄の最終売買日にあたることから、対象となる銘柄への関心が高まることも想定される。
このところ不安定な動きを続ける上海総合指数などの下落圧力が強まる展開なども想定しておきたい。
為替相場は、ドル・円が1ドル=117円台の前半と小動き。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、「5社ベースで、売り420万株、買い410万株で、差し引き10万株の売り越し。売り越しは5営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、通信、その他製品、保険、倉庫など。買いセクターに、商社、機械、情報通信、電機、薬品など。
【好材料銘柄】
■大阪有機化学工業 <4187>
前期経常を34%上方修正・9期ぶり最高益、配当も5円増額。
■川口化学工業 <4361>
前期最終を一転黒字に上方修正。
■ユーザベース <3966>
今期最終を一転2.3倍増益に上方修正・最高益更新へ。
■窪田製薬ホールディングス <4596>
SBIホールディングス <8473> と眼科領域での医薬品・医療機器開発の発案、資金調達および管理機能を持つ合弁会社を設立。同社の出資比率は51%。
■デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576>
富山大学と網膜変性疾患治療薬の共同研究契約を結んだ。
【主な経済指標・スケジュール】
27(火)
【国内】
11月失業率・有効求人倍率(8:30)
11月家計調査(8:30)
11月消費者物価(8:30)
11月住宅着工件数(14:00)
2年国債入札
《決算発表》
高島屋、Jフロント、WNIウェザー、ライトオン、DCM、ナガイレーベ、三益半、平和堂、UCS
【海外】
米10月S&Pコアロジック/ケースシラー住宅価格指数(23:00)
米12月消費者信頼感指数(12/28 0:00)
米11月リッチモンド連銀製造業指数(12/28 0:00)
米11月ダラス連銀製造業活動(12/28 0:30)
米2年国債入札
休場:英、加、香港、豪、NZ、南ア
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月26日 【NY株/欧州株概況】
【市況】
クリスマスの振り替え休日で休場
・・・続き
26日の米国はクリスマスの祝日の振り替えのため、全市場が休場
【シカゴ日本株先物概況】
クリスマスの振り替え休日で休場
【26日の欧州株式市場】
クリスマスの振り替え休日で休場
12月26日 マーケットコメント
12月26日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=31円安と小幅続落。海外休場多く買い控えで薄商い。
【大引け概況】
26日の日経平均株価は小幅に続落した。前週比31円03銭安の1万9396円64銭で終えた。
・・・続き
本日のマーケット動画
時間:1分42秒 容量:7.66M
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年初来高値近くで推移したものの円高傾向が重荷となり輸出株中心に利益確定売りに押される展開となった。 26日は米国やドイツなどの主要な海外市場が休場となるため、投資家の買い手控え姿勢も強まった。
前週末の米国株市場ではNYダウをはじめ主要株価指数が揃って3日ぶり反発に転じたが、外国為替市場で1ドル=117円台前半に円高含みで推移したことを嫌気して自動車株などに売りが目立った。
もっとも商いが低調ななかで売り圧力も小さく日経平均の下げ幅は小幅にとどまった。クリスマス休暇に絡んで外国人投資家などの参戦がなく、売買代金は活況の目安とされる2兆円を下回った。
日銀の黒田東彦総裁は26日午後の講演でデフレ対策の積極化や前向きな景況感を示したが、株式相場の反応は限定的だった。
日経平均の値幅は47円弱と2年3カ月ぶりの小ささだった。
JPX日経インデックス400は3日続落した。終値は前営業日比55.82ポイント安の1万3785.73だった。 東証株価指数(TOPIX)も3日続落し、5.68ポイント安の1538.14で終えた。
東証1部の値下がり銘柄数は1040と、全体の約52%を占めた。値上がりは848、変わらずは117銘柄だった。
売買代金は概算で1兆6302億円と、10月24日以来、2カ月ぶりの低水準。売買高は14億4186万株だった。
個別銘柄では、トヨタ自動車、ホンダなどが為替の円高傾向を受けて軟調。通信のNTTドコモとKDDIの下げも目立った。 ソフトブレーンとの提携解消の動きが嫌気されスカラがストップ安に売られた。
半面、任天堂が大商いで反発。オルトプラスがストップ高と買われた。医薬品の塩野義とアステラスは上昇し、大塚HDは年初来高値を更新した。
東証2部株価指数は反落した。大引けの2部指数は、前週比7.18ポイント高の5124.05となった。
個別銘柄では、インタートレがストップ高。シャープとベネ・ワンが買われた。
半面、富士通コン、ラオックスとJトラストは売られた。
12月26日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=3日ぶり反発。年初来高値を更新
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反発した。終値は前週比14円23銭高い2717円14銭と年初来高値を更新した。
海外投資家がクリスマス休暇に入るなか、個人投資家による中小型株への物色が広がった。人工知能関連株が高かったほか、直近新規株式公開銘柄の売買が活発だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で487億円、売買高は8655万株だった。
個別銘柄では、ユークスがストップ高。シンクレイヤ、セグエグループは一時ストップ高となった。マクドナルド、テセックも買われた。
半面、日本一S、ユニバーサル、ワイエスフードは売られた。
12月26日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=3日ぶり反発。みんなのWEDがストップ高
・・・続き
東証マザーズ指数は反発した。終値は前週比15.23ポイント高い920.54だった。
個別銘柄では、みんなのWEDがストップ高。パルマ、スタジオアタオ、シンシアは一時ストップ高となった。メタップス、JIGSAWも買われた。
半面、イグニス、エイトレッドがストップ安。アカツキ、モブキャスが売られた。
12月26日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=17円安と小幅続落。売買代金7525億円と低調
26日午前の日経平均株価は小幅に続落し、前引けは前週末比17円24銭安の1万9410円43銭だった。
・・・続き
外国為替市場で円相場がやや円高・ドル安に進み、年末を控えて利益確定売りが優勢だった。26日は米国やドイツなどの主要な海外市場が休場となるため、様子見ムードのなかやや売り物に押される展開で、日経平均は小幅安で推移した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
海外勢がクリスマス休暇で売買が低調ななか、日経平均の高値と安値の差である値幅は35円にとどまった。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で7525億円と1兆円の大台にとどかなかった。売買高は6億9090万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は937と、全体の約47%だった。値上がりは925、変わらずは143銘柄だった。
個別では、トヨタやホンダ、マツダなど自動車大手が下落した。メガバンクも軟調。新日鉄住金や神戸鋼など鉄鋼株も安い。
半面、スマートフォン向けゲームで年間3本程度の新作を継続して投入する方針が伝わった任天堂が売買代金トップで大幅高となったほか、ブイ・テクノロジー、三桜工業も買われた。味の素や明治HDなど食品も高い。
東証2部株価指数は反発した。前引けの2部指数は、前週末比14.16ポイント高の5131.03となった。
個別銘柄ではインタートレが一時ストップ高。JFEコンテイナ、神戸発動機が買われた。 半面、富士通コン、瑞光、ラオックスが売られた。
12月26日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=12円高と反発。円安一服で中小型銘柄に買い
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は反発した。午前終値は、前週末比12円31銭高の2715円22銭だった。
為替の円安・ドル高の一服が重荷となり大型株に売りが出るなか、内需関連の多い新興企業向け株式市場では材料の出た中小型銘柄を中心に個人投資家の買いが優勢だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で249億円、売買高は5306万株
個別銘柄ではシンクレイヤが一時ストップ高。日本サード、ブロッコリー、ニューフレアが買われた。 半面、22日に上場したエイトレッドは買い先行後利益確定売りが優勢となったほか、日本一S、マルマン、セグエグループが売られた。
12月26日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=反発。シンシアがストップ高。
・・・続き
東証マザーズ指数は反発した。午前終値は、前週末比9.98ポイント高い915.29だった。
個別銘柄では、シンシアがストップ高。パルマが一時ストップ高。ハイアス&Co、INSPEC、メタップスが買われている。
半面、VRの企画発表で出尽くし感が出たイグニスがストップ安売り気配。エイトレッド、アクセルMは売られた。
12月26日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、前日比36.53円安、欧米市場休場で商い閑散
[10時概況]
26日10時現在の日経平均株価は前日比36.53円安の19391.14円で推移している。ここまでの高値は9時03分の19421.59円、安値は9時41分の19390.25円。
・・・続き
東証一部の売買代金は4500億円ほどと商いは閑散としている。
今晩の欧米市場では、クリスマスの振替休日に伴い休場が相次いでいることで、積極的な売買は手控えられている様子。先物、オプションも参加者限定的となっている。
業種別では33業種中、13業種前後が高い。値上がり上位は精密機器、その他製品、医薬品、サービス、食料品など。半面、値下がりは輸送用機器、鉱業、銀行、情報通信、海運、証券など。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4582億円、売買高は4億5340万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は978と、全体の約49%だった。値上がりは884、変わらずは142銘柄だった。
NTTドコモや三菱商、デンソーは下げ幅を拡大した。新日鉄住金や日電産も下落している。半面、任天堂や楽天、東エレクは上げ幅を拡大した。
東証2部株価指数は反発している。
シャープやマーキュリアが上昇し、瑞光や富士通コンが下落した。
12月26日 為替市況コメント
【為替】クリスマス明けも日本が正月前とあって揉み合い継続か
・・・続き
[為替]
先週は週初めにトルコ駐在ロシア大使が銃殺される事件が起きて、リスク回避の動きにドルは一時116円台まで落ちる場面があったが、翌日には118円台まで戻すなどドルの上値を目指す流れは終わっていないと思われる。
其の後はクリスマスシーズンとあって狭いレンジでの動きが続いたが、今週も正月前の最後の週で商いが増えるとは考えにくく、先週に引き続き揉み合い継続が予想される。
今週の米国は27日(火)に10月S&Pケースシラー住宅価格指数、12月消費者信頼感指数、28日(水)MBA住宅ローン申請件数、29日(木)新規失業保険申請件数、30日(金)12月シカゴ購買部協会景気指数が発表予定となっているが、反応は薄く揉み合い継続と見る。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月26日 カタリストコメント
「そろそろニューノーマルへ」
木曜のNY株式市場は続落。
CNNがトランプ政権の移行チームが輸入品に最大10%の関税を検討していると伝えたことを悪材料視。
・・・続き
小売りセクターの下落がNYダウの2万ドル乗せを阻んだ格好。
「NYダウは年初来14%、S&P500は同11%上昇という過熱感」という声もある。
もっともクリスマス休暇の影響から3市場の売買高は55億株まで低下。
第3四半期の実質GDP確報値は年率換算前期比3.5%増で着地。
改定値(3.2%増)から上方修正された。
背景は消費支出の拡大と大豆輸出の急増。
10年国債利回りは一時2.58%まで上昇した(価格は下落)。
週末のNY株式市場は薄商いの中の反発。
節目の2万ドルの大台を前に足踏みしているがNYダウは7週連続の上昇。
週間ではNYダウが0.5%、S&P500が0.2%、NASDAQが0.5%上昇。
もっともクリスマス直前の週末だったことから3市場の売買高は40億株まで減少した。
11月の新築一戸建て住宅の販売戸数は4カ月ぶりの高水準。
ミシガン大学消費者信頼感指数もトランプ次期大統領の政策への期待感から2004年1月以来の高水準。
半日立ち合いで月曜は休場の債券市場で10年国債利回りは2.54%と反応薄。
WTI原油先物はバレル53.02ドルで1年5か月ぶりの高値水準となった。
NYダウの2万ドルはクリスマスプレゼントとしては到来しなかったが、それでも19933ドル。
新年のプレゼントまで待つのか、あるいは週明けにお目にかかれるのか。
いずれにしてもニューノーマルが示現するに違いない。
週末3連休前の日経平均は小幅に下落。
ただ一時100円超の下落から前日比16円安の高値引け。
後味の悪くない引けとなった。
「トランプ選挙後の11月10日の1092円高が今回の像場のスタート。
11月11日から12月22日まで29営業日。
21勝8敗で勝率7割超。
3ケタ上昇は12日、3ケタ下落は1日だけ」という指摘がある。
日経平均株価は週間26円高で7週続伸。
週足も7週連続陽線となっている。
週末のシカゴ225先物は大証日中比40円高の19400円。
松井証券経由の信用評価損率速報は売り方マイナス12.295%。
買い方マイナス6.028%。やや幅を縮小してきた。
空売り比率は17.59%。
日経VIは17.59と依然低いまま。
12月16日時点の裁定買い残は4361億円増と2週ぶりの増加で1兆9103億円。
ようやく裁定もやる気がでてきた印象。
「2兆円を超えてくれば日経平均2万円」という声もある。
12月最終週。
権利付き最終は火曜日。
12月SQ値18867円、月足陽線基準18513円、年足陽線基準18450円ははるか下。
アベノミクススタート後、日経平均株価が1万円台に乗せたのは2012年12月19日水曜日。
「終わりよければすべて良し」の年になるかどうか。
重要な週のスタートとなる。
数字のマジックが出てきたのが一人当たりGDP。
2015年の一人当たり名目GDPはドル建てでは34522ドル。
前年比9.6減となった。
1994年以降では最低水準だという。
おかげでOECD35か国では1位下がって20位。
一方円建てでは3.4%増加で94年以降で最大の伸び率。
為替に左右されるフラフラ経済の象徴のような数字となっている印象。
金曜日経朝刊も「数字が語る行く年来る年」。
最終回は「7323億円」だった。
7月20日にポケモンGO人気を背景に任天堂が記録した過去最高の1日の売買代金。
記憶に残る数字だった。
興味深いのはその任天堂の直近のPER。
21日時点で57倍。
株価が5万円になるとPERは120倍まで跳ね上がるという。
コロケーション取引の活発化や株価の上場が投資マインドを活性化させるのは周知の事実。
しかし山より大きなイノシシはいない。
普遍的PERが49倍だとするならば、それ以上は警戒水域と考えることも必要かも知れない。
ただ株価の上昇はこんな常識を忘れさせて、どこまでも上がり続けるという錯覚を惹起するから厄介でもある。
NYダウは23ドル安→14ドル高の19933と3日ぶりの反発。
NASDAQは24ポイント安→15ポイント高の5462ポイント。
S&P500は4ポイント安→2ポイント高の2263ポイント。
ダウ輸送株指数は9ポイント安→31ポイント高の9190ポイント。
3市場の売買高は55億株→40億株と低調。
CME円建ては大証比40円高の19400円。
ドル建ては大証比100ポイント高の19460ポイント。
大証夜間取引は日中比変わらずの19360円。
ドル円は117.31円。
10年国債利回りは2.542%。
(兜町カタリスト櫻井)
12月26日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月26日号
12月26日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
今週(26−30日)の東京株式市場は、年末年始高に向け、堅調な展開となりそうだ。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万9200〜1万9800円を想定する。
週前半は、海外はクリスマス休場の市場が多く、一段と薄商いとなる展開が想定されるが、そのぶん、日銀のETF買い期待が下支え要因として強く意識されるだろう。
23日の米株式市場で日本株ADRはほぼ全面高の展開だった。日本は祝日で休場だったものの、米株式相場が底堅く推移したのを受け、日本株ADRにも買いが広がった。みずほFGやLINEが上昇。ソニーやオリックス、野村なども買われた。
クリスマス休暇の振替休日が明ける27日以降には、外国人投資家が市場に復帰してくるものの、御用納め以降は国内機関投資家が年末年始の休暇モードとなる可能性もある市場参加者は限定的となることからもみ合い商状も考えられる。
年内最終週ではあるものの、株価の刺激材料は比較的多い。良好な合いを維持して2017年の株高持続に期待をつなぐ「掉尾の一振」を期待したい。
225先物はクレディ・ドイツ・ソジェン・三菱・バークレイズ・UBSが買い越し。
アムロ・シティ・野村・みずほ・GS・HSBCが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・ドイツ・バークレイズ・野村が買い越し。
パリバ・シティ・UBS・GS・メリル・アムロが売り越し。
テクニカル的には安藤ハザマ(1719)、東亜建(1885)、西電工(1939)、トリドール(3397)、JSR(4185)、応化工(4186)、積水化(4204)、太平洋セ(5233)、テクノプロ(6028)、日立建(6305)、TOWA(6315)、PCデポ(7618)、信越ポリ(7970)、長瀬産(8012)、紙パ(8032)、カプコン(9697)が動兆。
【指定替え】
■1stコーポ <1430> :東証M→東証1部
■ケイアイ不 <3465> :東証2部→東証1部
■日華化学 <4463> :東証2部→東証1部
■モリト <9837> :東証2部→東証1部
■東テク <9960> :東証JQスタンダード→東証2部
【主な経済指標・スケジュール】
26日(月)
【国内】
11月企業向けサービス価格指数(8:50)
10/31・11/1開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
安倍首相はオバマ大統領と共に米ハワイ真珠湾を訪問(〜12/27)
《決算発表》
しまむら、象印、ストライク、ヒマラヤ、ハイデ日高、オークワ、タキヒヨー
【海外】
欧米アジア各国クリスマスの振替休場
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月24日 マーケットコメント
12月24日 為替市況コメント
【為替】米ドル円、小幅な値動き。
・・・続き
[為替]
23日、欧米時間の米ドル円は、クリスマス休暇前日ということもあり、市場参加者が少ないなか小幅なレンジ相場となった。
本日発表された11月米新築住宅販売件数(予想:57.5万件 結果:59.2万件)や12月ミシガン大学消費者マインド・確報(予想:98.0 結果:98.2)が市場予想を上回る好結果となるも、ドル買いでの反応は限定的となっている。その後も方向感が出ないまま、米ドル円は117.370円で取引を終えている。
来週月曜日は、ほとんどの国でクリスマスの振替休日となるため、出来高の少ない閑散相場が継続しそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月24日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月24日号
12月23日 【NY株/欧州株概況】
【市況】NYダウ、14ドル高と3日ぶりに反発
・・・続き
23日のNYダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反発し、前日比14ドル93セント高の1万9933ドル81セントで終えた。
クリスマス休暇を控えた薄商いのなか年末に向けた株高への期待感が優勢となった。
取引終盤にかけ小幅ながら上げ幅を広げ、高値圏で終えた。
取引時間中のほとんどは前日終値を挟んで方向感なく推移した。日中の値幅は35ドルにとどまり、13年12月30日以来3年ぶりの小ささだった。
ダウ平均はほぼ横ばい圏で始まった後、朝方の経済指標の発表を受けていったんプラス圏に転じた。
12月の米消費者態度指数(確報値、ミシガン大学調べ)は速報値から上方修正され、2004年1月以来ほぼ13年ぶりの高水準となった。
11月の新築住宅販売件数は前月比5.2%増と市場予想を上回った。前日発表された7〜9月期の実質国内総生産(GDP)確定値が市場の予想以上に上方修正されるなど米景気の回復継続を示唆する指標が続き、年末に向けて株高が続くとの期待感が根強い。
一方、中国の習近平国家主席が政府の掲げる6.5%の成長目標を下回ることを容認すると伝わり、来年以降の中国経済に対する懸念が強まった。
保険のユナイテッドヘルス・グループや日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が買われ、相場を支えた。ダウは週間ベースで、7週連続で上昇し、2014年10月下旬から12月初旬に同じく7週続伸して以来、2年ぶりの長い上昇期間となった。
ナスダック総合株価指数も3日ぶりに小反発。前日比15.267ポイント高い5462.689で終えた。
業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち8業種が上昇した。「ヘルスケア」「素材」「金融」が上昇。一方、「一般消費財・サービス」「エネルギー」は下落した。
個別では、バイオ医薬品のシナジー・ファーマシューティカルズ(SGYP)は過敏性腸症候群の臨床試験で効果が確認され、大幅上昇。フレッズ(FRED)が、ヘッジファンドが同社株式の24.8%を取得したとの報道を受け上昇。
一方、従業員用ユニホームなど法人向け特殊サービスを手掛けるシンタス(CTAS)が大幅安。前日夕に発表した四半期決算が市場予想を小幅に下回り、嫌気した売りが出た。トランプ次期米大統領がツイッターで戦闘機F35が高すぎるなどと指摘したのが売り材料視され、防衛のロッキード・マーチン(LMT)も終日軟調だった。
26日(月)はクリスマスの振替休日となるため、米国株式相場は休場となる。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,933.81+14.93
S&P500種
2,263.79 +2.83
ナスダック
5,462.689+15.267
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は小反発した。3月物は前日比20円高の1万9400円で取引を終えた。22日の大阪取引所の終値を40円上回った。
クリスマスの3連休を控えて市場参加者が少ないなか、米株の反発が相場を支えた。12月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ)と11月の新築住宅販売件数は景気の堅調さを示した。
値動き幅は狭く、この日の3月物高値は1万9440円、安値は1万9350円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19400 ( +40 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19460 ( +100 )
( )は大阪取引所終値比
【23日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7068.17(+4.49)
FTSE100種総合株価指数は横ばい。クリスマスを前に午後0時半で取引を終了した。前日終値に比べ4.49ポイント高の7068.17で引けた。医薬品株と公益企業株の上昇が指数の上げに影響する一方で、銀行株の下げが上値を抑えた。構成銘柄の約6割が上昇した。
医薬品のアストラゼネカとグラクソ・スミスクラインが買われた。電力・ガス供給のナショナル・グリッドや水道のセバーン・トレントなど公益企業株も高くなった。
半面、銀行株は売られた。バークレイズは、米司法省が22日に住宅ローン担保証券(MBS)の不正販売をめぐり同行を提訴したことが響いた。BHPビリトンやフレスニージョなど鉱業株も下がった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11449.93(-6.17)
ドイツ株式指数(DAX)は小動き。終値は前日比6.17ポイント(0.05%)安の11449.93だった。
コメルツ銀行と鉄鋼のティッセン・クルップが売られた。自動車のフォルクスワーゲンも下落した。一方で、航空のルフトハンザとハイデルベルクセメントは上昇。ドイツ銀行も上がった。米住宅ローン担保証券(MBS)の不正販売問題で、米司法省と罰金支払いで和解に合意したことが好感された。支払額は当初の見積もりからほぼ半減した。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4839.68(+5.05)
12月23日 マーケットコメント
12月23日 為替市況コメント
【為替】本邦は祝日に就き取引は閑散
・・・続き
[為替]
23日、東京外国為替市場の米ドル円は117円台前半付近で上値が重い展開となった。本邦は天皇誕生日に就き、祝日となっていることから、取引は閑散としていた。
欧州時間においても、英国の一部市場が短縮取引となるなど、引き続き方向感の出にくい相場展開が予想される。
また、米国時間では11月米新築住宅販売件数(予想:57.5万件 前回:56.3万件)や米ミシガン大学消費者信頼感指数(予想:98 前回:98)など米経済指標の発表を予定しており、発表直後の米ドル円の値動きには注意をしておきたい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月23日 為替市況コメント
【為替】米ドル円、方向感は出ず
・・・続き
[為替]
22日、欧米時間の米ドル円は、117.500円を挟んでの振幅となった。クリスマス休暇を前に様子見ムードが拡がるなか、NY時間に発表された7-9月期米GDP・確報値(予想:3.3% 結果:3.5%)が上方修正されたことが好感され瞬間的にドル買いとなり、本日高値117.885円まで上昇した。
ただ、その後発表されたコアPCEデフレーターが予想よりも鈍化したことで、来年の米利上げ期待感が後退したことを受けて反落するも下げ幅は限定的となっている。市場参加者が少ない中では、方向感は出にくくなっているようだ。
なお、明日は日本が祝日で、欧米もクリスマス休暇前日となるため、更に閑散とした雰囲気のなか上下ともに動きにくい展開が続きそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月23日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月23日号
12月22日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ続落し23ドル安 利益確定売り、連休を控え閑散取引
・・・続き
22日のNYダウ工業株30種平均は小幅に続落した。終値は前日比23ドル08セント安の1万9918ドル88セントだった。
相場動意材料に乏しく、週末にクリスマスの連休を控えて休暇に入る関係者も多いことから閑散取引となり、方向感の乏しい値動きとなった。上値を追う手掛かりにも欠き、利益確定を目的とした売りに押された。
経済指標は7-9月期米実質国内総生産(GDP)確報値が引き上げられ、11月製造業受注が予想を上振れた一方で、11月の個人所得・支出が予想を下振れたほか、週間新規失業保険申請件数が予想より増加するなど強弱入り混じる内容となり、相場への影響は限定的となった。
ダウ平均の下値は限られた。トランプ次期政権への期待は続いており、年末にかけた先高観は根強い。NY原油先物相場が反発したこともシェブロンやエクソンといった石油関連株の買いを誘い、相場全体を支えた。
ナスダック総合株価指数も続落し、前日比24.011ポイント安の5447.422で終えた。
フェイスブックやグーグル持ち株会社のアルファベット、アマゾン・ドット・コムといった時価総額が大きい主力のネット関連株が軒並み下げ、指数を押し下げた。
業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち7業種が下落した。「一般消費財・サービス」や「素材」「IT(情報技術)」などが下げた。一方で「電気通信サービス」や「エネルギー」などが上昇した。
ドラッグストアのライト・エイドが安い。取引開始前に発表した9〜11月期決算が減収減益で売上高などが市場予想を下回ったことを嫌気した売りが出た。前家庭用品小売のベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)は9-11月期の既存店売上高の減少が嫌気され、軟調推移となった。
一方で、食品のコナグラ・ブランズ(CAG)が高い。発表した9〜11月期決算は減収減益だったが、1株利益が市場予想ほど悪化しなかったことを好感した買いが入った。
前日夕に発表した四半期決算で業績が市場予想を上回った半導体のマイクロン・テクノロジーが13%近く上昇した。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,918.88−23.08
S&P500種
2,260.96
ナスダック
5,447.422−24.011
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は小幅に続落した。3月物は前日比30円安の1万9380円で取引を終えた。22日の大阪取引所の終値を20円上回った。
週末にクリスマス連休を控え市場参加者が少ないなか、米株とともに利益確定の売りが優勢になった。朝方発表の7〜9月期の米実質国内総生産(GDP)は市場予想を上回った一方、11月の米個人消費支出(PCE)は予想をやや下回った。
この日の3月物安値は1万9280円、高値は1万9410円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19380 ( +20 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19445 ( +85 )
( )は大阪取引所終値比
【22日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100種総合株価指数は反発。前日終値に比べ22.26ポイント高の7063.68で引けた。構成銘柄の約7割が上昇した。石油株やディフェンシブ銘柄とされる医薬品株などが買われる一方で、鉱業株と銀行株が売られた。クリスマス休暇シーズンを迎え、取引は低調だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
ドイツ株式指数(DAX)は6営業日ぶり反落。終値は前日比12.54ポイント(0.11%)安の11456.10だった。連日で年初来高値を更新していたこともあり、利益確定目的や持ち高調整の売りが優勢だった。
ドイツ銀行と工業用ガスのリンデが安かった。コメルツ銀行も下げた。自動車株も軟調だった。一方で、医療機器のフレゼニウスやドイツポストが小幅ながら上げた。
12月22日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
【今週の相場概況】【来週の相場展望】
・・・続き
【今週の相場概況】
今週は底堅い展開となった。
日銀金融政策決定会合では、大方の見方通り政策金利は据え置きとなり、サプライズには乏しかったが、結果発表後には円安・株高が進んだ。
日経平均は節目の19500円台を回復する場面もあった。
一方、米国市場ではダウ平均が節目の2万ドルを前に足踏みが続いたことから、後半にかけては三連休を前に利益確定売りに上値を抑えられた。
週間では約26円の上昇となり、週足では7週連続で陽線を形成した。
【来週の相場展望】
来週(26〜30日)の東京株式市場は、クリスマス休暇の振替休日が明ける27日以降には、外国人投資家が市場に復帰してくるものの、御用納め以降は国内機関投資家が年末年始の休暇モードとなる。
日経平均はほぼ押し目なしの上昇が続き、7週続伸を達成して2016年最終週を迎える。
年末年始の市場の空白リスクを避けたい売りも一定程度は出てくるとは想定される。
従って、「掉尾の一振」への期待感はあるものの、市場参加者は限定的となることから、1万9500円を挟んでのもみ合い商状となりそうだ。
ただし、日銀のETF買い期待が下支え要因として強く意識されやすくなる上に、アノマリー的にも年末株高への期待は高まりやすい。
日米で経済指標の発表も多く、年内最終週ではあるものの、株価の刺激材料は比較的多い。良好な地合いを維持して2017年の株高持続に期待をつなぐ展開もあるだろう。
来週の日経平均株価は、1万9200〜1万9800円のレンジを想定する。
12月22日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=16円安と小幅続落、3連休前に見送り姿勢強まる
【大引け概況】
22日の日経平均株価は小幅に続落し、前日比16円82銭安の1万9427円67銭で終えた。
・・・続き
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21日の米国株式相場の下落を受け、東京市場でも利益確定売りが優勢だった。
もっとも、下値では足元の相場上昇に乗り遅れた投資家の押し目買いが入り、底堅く推移した。後場に入っても軟調な展開が続き、日経平均株価は一時下落幅をやや広げる場面があったものの、外国為替市場で円安・ドル高傾向が強まったこともあり、大引けに掛けては下げ幅を縮小した。あすからの3日連休を前に、売り買いともに手控え姿勢が強まり、方向感に乏しい展開となった。
クリスマス休暇に入っている海外投資家の参加も少なかったといい、売買は低調だった。
日経平均の日中の値幅は100円にとどまった。
JPX日経インデックス400も続落。終値は前日比9.34ポイント安の1万3841.55だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、1.12ポイント安の1543.82で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆1590億円。売買高は18億7138万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は990と、全体の49%だった。値上がりは852、変わらずは159だった。
個別では、前日に2017年3月期の業績予想を下方修正した小野薬が売られた。米センサーメーカーの買収を発表したTDKも下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが軟調、東京海上やT&Dなど保険株がさえない。任天堂は後場下落幅を拡大した。ジャパンディスプレイ、オリンパスなども売られた。りそなHDや東芝も安い。
一方、富士重や日産自、ホンダは上昇した。東レや富士フイルムに買いが入った。アドテストやコナミHDの上昇も目立った。VOYAGE GROUPが値を飛ばし、ニッパツも物色人気に。コナミホールディングス、SUMCOも買われた。
東証2部株価指数は3日ぶりに反落した。大引けの2部指数は、前日比12.37ポイント安の5116.87となった。
個別銘柄では、オーベクスがストップ安。日抵抗器、Gダイニング、昭和HD、シャープや象印が下落した。一方、インタートレがストップ高。富士通コンは一時ストップ高と値を飛ばし、マーキュリア、コーセーRE、フライトHDや朝日インテクが上昇した。
12月22日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=続落、利益を確定する売りが優勢
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は小幅に続落した。終値は前日比3円75銭安い2702円91銭だった。相場全体が軟調に推移し、投資家心理が弱気に傾くなか、連休前とあって目先の利益を確定する売りが優勢だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で428億円、売買高は1億2309万株だった。
個別銘柄ではアスコットがストップ安。フジプレアム、ジェイテック、アクサスHD、FVC、クルーズが下落した。
半面、デジタルデザインがストップ高。ノムラシステム、パウダテック、SHINPO、マクドナルド、メイコー、ユニバーサルは上昇した。
12月22日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=続落、個人投資家の節税売り
・・・続き
東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比13.20ポイント安い905.31だった。
個人投資家の節税売りが続いているほか、3連休前の手控え商状もあって主力株への売りが続く。個別銘柄では、そーせいやメタップス、ミクシィなど時価総額の大きい銘柄の下げが目立った。他ではリネットジャパン、グレイステク、モブキャス、ナノキャリアが売られた。
一方、ALBERT、PRTIMES、イード、アドベンチャ、アカツキ、リファインV、サイバダインが上げた。
きょう新規上場した2銘柄と21日に上場した2銘柄の計4銘柄が初値を付けた。きょうマザーズ市場に新規上場したフォーライフの終値は初値比60円(2%)安い2940円だった。21日にマザーズ市場に上場したイノベーショの終値は初値比1000円(11.5%)安の7700円だった。
一方、21日にジャスダック市場に上場したセグエGは初値比で制限値幅の上限(ストップ高水準)となる1000円(18.2%)高の6500円まで上昇し、同水準で取引を終えた。きょうマザーズ市場に新規上場したエイトレッドも初値比でストップ高水準となる700円(16.6%)高の4910円まで上昇し、同水準で初日の取引を終えた。
12月22日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は下落幅を拡大
・・・続き
[後場寄り付き概況]
22日後場の日経平均株価は前日比60円91銭安の1万9385円58銭で寄り付いた。日経平均株価が下落幅を拡大している。
外国為替市場では、1ドル=117円50銭台での推移。アジアの主要株式市場は、総じて軟調な値運びとなっている。
日経平均は下げ幅を縮めており、日中高値で前場の取引を終えている。5日線レベルでの攻防であり、底堅さが意識される。
ただし、3連休を控えて持ち高調整の売りも意識されるところである。ETF期待の先回り的な買いも意識されていることもあって、戻りの鈍さが意識されてくると、反対に利益確定の流れが強まる展開には注視しておく必要がありそうだ。
ランチバスケットは31件、628.72億円。
差引き50億円の売り越しとの観測。
12月22日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=31円安と小幅続落。買い手控えのなか、利益確定売り
22日午前の日経平均株価は小幅に続落し、前引けは前日比31円05銭安の1万9413円44銭だった。
・・・続き
前日の米国株の下落を受けて、東京市場でも利益確定売りが優勢となった。下げ幅が100円を超える場面もあったが、その後は根強い先高観を背景に、下値を売り込む動きもみられず、これまで買いそびれていた投資家の押し目買いなどで下げ渋った。
日経平均は前引けで安い水準ながらきょうの高値を付けた。午後は「日銀の上場投資信託()買いが入るとの思惑が下げ幅縮小につながった」との声も聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小幅に続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆49億円、売買高は9億3311万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1156と、全体の約57%を占めた。値上がりは705、変わらずは140銘柄だった。
個別では、2017年3月期の業績予想を下方修正した小野薬が下落した。米センサーメーカーを買収すると発表したTDKも軟調。三菱UFJや三井住友FGなどメガバンクが軟調、富士通や任天堂も下落した。ジャパンディスプレイ、オリンパスなども売られた。リンクアンドモチベーションが利食われたほか、日本アジア投資なども下落した。
一方、日産自動車、富士重やスズキなどの自動車株はトヨタを除いて堅調。前日に大幅高となったアドテストはきょうも高い。東レや塩野義も上昇した。
VOYAGE GROUPが値を飛ばし、ニッパツも物色人気に。コナミホールディングスも高い。
東証2部株価指数は反落した。前引けの2部指数は、前日比13.94ポイント安の5115.30となった。
個別銘柄ではオーベクス、インタートレ、Gダイニング、シャープや象印が下げた。一方、富士通コンがストップ高。マーキュリア、ぷらっと、あじかん、日華化が上げた。
12月22日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=続落、目先の利益を確定する売り
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は小幅に続落した。
前引けは前日に比べ3円34銭安い2703円32銭となった。日経平均株価が弱含むなど相場全体が軟調に推移するなか、連休を前に目先の利益を確定する売りに押された。
ジャスダック市場の売買代金は概算で259億円、売買高は8121万株。
個別銘柄ではアスコットが一時ストップ安。ソルガムHD、アクサスHD、アストマックス、FVC、メイコーが下落した半面、デジタルデザインが一時ストップ高。マクドナルド、ワイエスフード、オーネックス、SHINPO、パウダテック、クルーズは上昇した。
12月22日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=続落、時価総額の大きい銘柄が売られる
・・・続き
東証マザーズ指数は続落した。午前終値は前日比11.03ポイント安い907.48だった。
個別銘柄では、そーせいやミクシィなど時価総額の大きい銘柄のほか、グレイスなど直近新規株式公開(IPO)銘柄の下げが目立った。シンシア、ナノキャリア、モブキャスなども売られた。一方で、ALBERT、PRTIMES、ドリコム、エクストリーム、リファインVやサイバダインマイネットは上げた。
きょう東証マザーズ市場に新規上場したフォーライフ(3477)は10時3分に公募・売り出し価格(公開価格、2280円)を720円(31.6%)上回る3000円で初値を付けた。初値後も初値を上回って推移する場面が目立ち、午前は3160円で終えた。
21日にマザーズ市場に新規上場したイノベーショ(3970)は上場2日目となるきょう10時15分に公募・売り出し価格(公開価格、2770円)の3.1倍にあたる8700円で初値を付けた。気配値の上限で初値を付けたこともあり、初値後は売りに押され、前引け時点は8440円だった。
21日にジャスダック市場に新規上場したセグエG(3968)は10時16分に公募・売り出し価格(公開価格、1700円)の3.2倍にあたる5500円で初値を付けた。初値後も堅調に推移し、初値比で制限値幅の上限(ストップ高水準)となる6500円まで上昇し、同水準で買い気配となったまま前引けを迎えた。
きょうマザーズ市場に新規上場したエイトレッドは買い気配が続き、取引が成立していない。
12月22日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、やや下げ渋る 下値では押し目買い
[10時概況]
22日10時現在の日経平均株価は前日比54円99銭安の1万9389円50銭で推移している。やや下げ渋っている。
・・・続き
引き続き、前日の米株式相場の下落をきっかけにした利益確定売りが出ているものの、下値
では先高観を背景にした押し目買いも入っている。
寄り付き後に日経平均は下げ幅を100円超に拡大する場面もあったが、その後は売り急ぐ動きは特にみられない。外国為替市場で円相場が117円台半ばと前日比でほぼ横ばいで推移していることも下支え要因だ。
市場では「取引参加者が減るなか、投資家は日銀の上場投資信託(ETF)買い入れが入るかどうかを見極めようとしている」との声が出ている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も底堅い。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6357億円、売買高は6億2476万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1349と、全体の67%を占めた。値上がりは527、変わらずは125銘柄だった。
業種別では33業種中10業種が値上がり。1位は繊維で、以下、ゴム製品、輸送用機器、石油・石炭と続く。値下がり上位には海運、銀行、保険が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は13.81円の押し下げでファストリがトップ。以下、オリンパスが7.67円、ソフトバンクが6.33円、ファナックが5.18円と続いている。
プラス寄与度トップはコナミHDで、日経平均を5.76円押し上げている。次いでアドテストが3.07円、ユニファミマが2.30円、富士重が2.26円と続く。
米長期金利の上昇一服で三菱UFJや三井住友トラなど銀行株に売りが出ている。第一生命HDやT&Dも安い。日電産や中部電は下げに転じた。一方、富士重やマツダなど自動車大手はトヨタを除いて上昇している。コマツやJXも上昇。大塚HDや東レも高い。
東証2部株価指数は反落している。フライトHDや象印が下落した。マーキュリアや富士通コンは上昇している。
225先物はアムロ・バークレイズ・JP・ソジェン・クレディ・楽天が買い越し。
野村・GS・UBS・みずほ・パリバ・日興・メリルが売り越し。
TOPIX先物はGS・バークレイズ・モルスタ・野村が買い越し。
みずほ・大和・JP・シティが売り越し。
テクニカル的にはシキボウ(3109)、一工薬(4461)、横河ブ(5911)、オカタアイヨン(6294)、ブラインド(7989)、武蔵銀(8336)、大分銀(8292)、トーセイ(8923)、サンフロンティア(8934)、アイエスビー(9702)、コナミ(9766)が動兆。
12月22日 カタリストコメント
「4万円?」
週刊誌のネガキャンペーンはマーケット底打ちのサイン。
週刊誌のポジキャンペーンはマーケット天井のサイン。
・・・続き
そんなアノマリーもアリかも知れない。
反対指標を持つと結構市場のゆくえや滑稽さも見えやすくなる。
因みに2014年の1月。
週刊現代の見出しは「さあ、株価4万円へ一直線!」。
しかし大発会の日経平均382円安で過去3番目の下げ幅だった。
今年は以下の分析が面白かった。
石が浮かんで、木の葉が沈む
一割三割
山、高ければ谷深し 谷、深ければ山高し
天井3日、底100日
小回り三月、大回り三年
万人があきれ果てた値が高下の界なり
天井知らず、底知らず
もうはまだなり、まだはもうなり
今日の高値は明日の安値、今日の安値は明日の高値
買いにくい相場は高く、買いやすい相場は安い
スケジュールを見てみると・・・
26日(月):企業向けサービス価格指数、安倍首相真珠湾訪問
27日(火):失業率、消費者物価、米CB消費者信頼感
28日(水):鉱工業生産、米中古住宅販売
29日(木):米7年債入札
30日(金):大納会、シカゴ購買部協会景気指数
【12月】
26日(月)クリスマスでNY、ロンドン休場、上げの特異日
27日(火)ロンドン休場
29日(木)変化日
30日(金)大納会、ニューイヤーズイブでロンドン休場
31日(土)天王星順行開始
【12月】
26日(月)株高の日
27日(火)株高の日L
(兜町カタリスト櫻井)
12月22日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■大成建設<1801>
ビルに太陽光を取り込む薄型の光ダクト開発
■三菱ケミHD<4188>
化学系3社統合機に企業統治強化 経営戦略部門拡充
■資生堂<4911.T>
シンガポールで東南アジア向け製品の研究開発を本格化
■ジーテクト<5970.T>
滋賀工場の自動生産ラインを17年後半にも本格稼働
■NEC<6701>
子会社のアビームがエネルギー事業立ち上げ支援コンサル開始
■日産自<7201>と三菱自<7211>
19年にも車台共通化 新型SUVから
12月22日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月22日号
12月22日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
22日の東京株式市場は、3連休を控え模様眺め気分が広がりそうだ。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万9300円−1万9600円を想定する。
利益確定売りと押し目買いのせめぎ合いの展開だろう。
日経平均が先週末(12/16)の終値1万9401円を上回り、7週連続の週間上昇で終われるかどうかが注目点。
買い手掛かり要因に乏しいこともあり、小幅な値動きにとどまる可能性もある。一方、直近のIPO(新規上場)銘柄を中心に、上値圧迫の少ない中・小型株への物色が続いており、短期的な値幅取りを狙った売買が中心になるとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=117円台の半ばと小動き。
シカゴ市場日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所終値比20円安の1万9410円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1170万株、買い740万株で、差し引き430万株の売り越し。売り越しは3営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、機械、その他製品、自動車、倉庫、保険など。買いセクターに、その他製品、通信、電機、小売、薬品など。
【好材料銘柄】
■燦キャピタルマネージメント <2134>
東南アジアでクリーンエネルギー事業を展開する子会社SGPE社が、マレーシアのパームオイル精製大手FIOP社からパームオイルの安定供給を受ける契約を結んだ。
■大倉工業 <4221>
今期経常を52%上方修正、配当も2.5円増額。
■ワイヤレスゲート <9419>
生体認証による本人認証・決済サービスを手掛けるLiquidと資本提携。
【主な経済指標・スケジュール】
22(木)
【国内】
《決算発表》
ニトリHD、あさひ
【海外】
米7-9月期GDP確報値(22:30)
米11月シカゴ連銀全米活動指数(22:30)
米10月FHFA住宅価格指数(23:00)
米11月CB景気先行総合指数(12/23 0:00)
米11月耐久財受注
米5年インフレ連動国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月21日 【NY株/欧州株概況】
【市況】反落 ダウ32ドル安 、材料不足も政策期待が下支え
・・・続き
21日のNYダウ工業株30種平均は前日比32ドル66セント安の1万9941ドル96セントは3営業日ぶりに反落した。
ナスダック総合株価指数は同12.511ポイント安の5471.433で終えた。20日に過去最高値を付けたうえ米大統領選以降、短期に相場が急上昇してきたこともあり、利益確定売りが優勢だった。
欧州株がほぼ全面安となったことで寄付き後から下落した。医薬品・バイオセクターに売りが広がったほか、相場動意材料にも乏しく終日軟調推移となったが、次期政権への政策期待から下値は限られた。
11月の米中古住宅販売件数が市場予想に反して増えるなど経済指標の改善も買い安心感につながった。クリスマスや年末が近づき休暇入りする市場参加者も増えており、相場は小幅安で推移する場面が多く、方向感に乏しかった。
業種別S&P500種株価指数(全11業種)では「不動産」や「ヘルスケア」など8業種が下落し、「エネルギー」など3業種は上昇した。
コンサルティングのアクセンチュア(ACN)は12-2月期の業績見通しが予想を下振れ、下落。
前日夕に発表した決算が市場予想に届かなかった物流のフェデックス(FDX)も売られた。増配を発表したバイオ医薬品のアムジェンも下げた。ダウ平均では製薬のメルクやファイザーの下げが目立った。
決算が市場予想を上回ったスポーツ用品のナイキ(NKE)が高い。TDKが買収すると発表したセンサーのインベンセンスが急伸。航空機のボーイングやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスも上げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,941.96‐32.66
S&P500種
2265.18‐5.58
ナスダック
5,471.433−12.511
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反落した。3月物は前日比130円安の1万9410円で取引を終えた。21日の大阪取引所の終値を20円下回った。
このところの円安や米株高が一服したのに加え、20日に年初来高値をつけた反動から利益確定の売りが出やすかった。クリスマスの連休と年末の休暇シーズンを控え、市場参加者は限られた。
この日の3月物安値は1万9335円、高値は1万9555円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19410 ( -20 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19470 ( +40 )
( )は大阪取引所終値比
【21日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7041.42(−2.54)
FTSE100種総合株価指数は小動きで引けた。前日終値に比べ2.54ポイント安の7041.42と、5営業日ぶりに反落して引けた。上昇・下落銘柄数はほぼ拮抗した。4日続伸したこともあり、資源株などに利益確定の売りが出やすかった。クリスマス休暇を週末に控えて取引は低調だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11468.64(+3.90)
ドイツ株式指数(DAX)は小動き。終値は前日比3.90ポイント(0.03%)高の11468.64だった。自動車のフォルクスワーゲン、工業用ガスのリンデが高かった。コメルツ銀行は小幅高。一方でドイツ銀行は下落した。ドイツ取引所も安かった。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4833.82(−16.07)
12月21日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
21日の日経平均は反落。
・・・続き
終値は前日比50円安の1万9444円だった。
今年も残すところ6営業日。
日経平均株価は、連日で年初来高値を更新するなど相場環境は明るさを増している。そんななか、市場で期待が高まるのが年末に向けた「掉尾の一振」だ
あす(22日)に関しては、三連休前かつ、翌週は年末最終週ということで、上値は限定的となりそうだ。
21日の昼の立ち合い外バスケット取引は全体520億円、差し引き190億円の売り越しとなったもようで、国内機関投資家による売り決め(利益確定売り)とみられている。
米長期金利の上昇で国内金融機関が保有する米国債券の価格が下落、その含み損を日本株の売却益で対処する動きが出ているとされ、上値の重しとして意識されそうだ。
来週は大納会に向けてもうひと伸びが期待できる。
年末特有の中小型株の餅つき相場が期待できるだろう。
個別では、航空券予約サイトを手掛けるエボラブルアジア<6191.T>のような中小型株には活発な売買が見込める。
12月21日 為替市況コメント
【為替】米ドル円は上値重い。
・・・続き
[為替]
21日、東京外国為替市場の米ドル円は、仲値公示にかけて強含み、118.080円まで上昇した。しかし、その後は、米長期金利の低下などを背景に、米ドル円は一時117.390円まで下落する展開となった。
市場はクリスマスモードとなるなかで、持ち高調整の売りが優勢か。現在、欧州時間に入り、米ドル円は一時117.700円付近まで、やや値を戻したが、引き続き上値は重そうだ。
この後は11米月中古住宅販売件数(予想:550万件 前回:560万件)など米経済指標の発表が予定されており、仮に市場予想値を大きく上回った場合には反発考えられる。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月21日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を8銘柄更新しました。
[7600]日本エム・ディ・エム
[6309]巴工業
[4275]カーリットホールディングス
[6197]ソラスト
[7172]ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)
[9928]ミロク情報サービス
[8946]ASIAN STAR
[6200]インソース
12月21日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=反落50円安、円高傾向受け手仕舞い売り
【大引け概況】
21日の日経平均株価は反落し、終値は前日比50円04銭安の1万9444円49銭だった。
・・・続き
本日のマーケット動画
時間:1分23秒 容量:5.97M
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前日の欧米株市場が総じて堅調だったことを受け、朝方は買いが優勢で始まったが、目先はテクニカル的にも買い疲れ感があるなか、取引時間中に為替が円高含みに推移したことなどもあって主力株中心に利益確定売りに押される展開となった。
先物主導で裁定買いが入り、日経平均は一時1万9600円目前まで買われたが、その後は買いが続かなかった。
下げ幅は一時、100円を超える場面もあった。午後から年末を控えた国内機関投資家の利益確定売りが膨らんだ。
JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比61.75ポイント安の1万3850.89だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、7.42ポイント安の1544.94で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆4195億円。売買高は21億249万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1417と、全体の約7割を占めた。値上がりは471、変わらずは113銘柄だった。
個別では、ソフトバンクグループ、任天堂が軟調に推移、パナホームを2017年8月1日付で完全子会社化すると発表したパナソニックは下落した。三菱ケミHDと富士通、HOYA、東ガスも下げた。
ここ上昇していたキーエンスも利益確定売りに反落した。タダノ、クミアイ化学工業、日本アジア投資などが安く、低位株では神栄や昭光通商などが売りに押された。
一方、自社株取得枠の上限を引き上げると発表した日電産は上昇した。日産自とアサヒも買われ、ファストリ、アドバンテスト、ヤマトHD、日本信号も上げた。
パナソニックによる完全子会社化発表を受けてパナホーム、パナソニック デバイスSUNXはいずれも大きく上昇した。
東証2部株価指数は小幅に続伸した。大引けの2部指数は、前日比2.46ポイント高の5129.24となった。
個別銘柄では、インタートレ、富士通コンがストップ高。オーベクスは一時ストップ高と値を飛ばし、日抵抗器、摂津製油、コーセーRE、朝日インテクと象印が上げた。
半面、ぷらっと、船場、マーキュリア、篠崎屋、フライトHDとマーキュリアは下げた。
12月21日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=5日ぶり反落、買いを手控える流れが波及
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比5円78銭安い2706円66銭だった。午後の取引で日経平均株価が下落に転じ、新興市場にも買いを手控える流れが波及した。日経ジャスダック平均と東証マザーズ指数はともにきょうの安値で終えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で573億円、売買高は1億7461万株だった。
個別銘柄ではマルマン、北川精機、トレイダーズHD、マクドナルドやクルーズ、日本モゲジSが下落した。
半面、デジタルデザインがストップ高。UTグループは一時ストップ高と値を飛ばし、FVCやメイコー、ミナトHDは上昇した。
12月21日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=反落、直近上場銘柄には短期資金が流入
・・・続き
東証マザーズ指数は反落した。終値はきょうの安値で前日比9.76ポイント安い918.51だった。主力株を中心に利益確定売りに押される展開となった。後場に入り日経平均がマイナスに転じると、それまで強い動きを見せていた銘柄にもリスク回避の売りが広がり、資金の逃げ足の速さが目立った。直近上場銘柄には短期資金が流入して活況展開だった。
個別銘柄ではG−FACTORY、オウチーノ、リファインバース、そーせいやアカツキ、シンシアが下落した。一方、ジグソーが一時ストップ高。ハイアス&Co、メタップス、メタップス、MSジャパン、JIGSAWは上昇した。
きょうは3銘柄が新規上場した。東証マザーズ市場に上場したグレイス(6541)は公開価格の2.3倍となる7130円で初値を付けた。その後は利益確定売りに押され、初値比で制限値幅の下限(ストップ安水準)まで下落する場面もあった。終値は初値比21%安の5650円だった。
同じくマザーズ上場のイノベーショ(3970)とジャスダック上場のセグエG(3968)は上場初日で取引が成立せず、初値はあす以降に持ち越した。
12月21日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値近辺で小動き
・・・続き
[後場寄り付き概況]
21日後場の日経平均株価は前日比24円15銭高の1万9518円68銭で寄り付いた。
日経平均株価が前場終値近辺での小動きとなっている。
外国為替市場では、1ドル=117円60銭台での推移。アジアの主要株式市場は、総じて堅調な値運びとなっている。
前場の日経平均は、年初来高値更新ながらこう着感の強い相場展開。
午後は日銀のETF買い入れが意識されてくる可能性がありそうだ。
前日の後場からの強い値動きについてもETF買い入れのインパクトが大きかったとみられ、後場の動向が注目される。
一方で、こう着が続くようだと、主力銘柄へは利益確定が強まり、材料株での短期売買が中心になりやすいところではある。出遅れ中小型株へのシフトを意識しておきたい。
きょう東証ジャスダック市場に新規上場したセグエグループ<3968.T>と、東証マザーズ市場に新規上場したイノベーション<3970.T>、グレイステクノロジー<6541.T>のIPO3社は、そろってカイ気配のまま推移し、前場は気配値のまま終了。後場もカイ気配でスタートした。なお、この日の気配値上限はセグエグループが3910円、イノベーションが6380円、グレイステクノロジーが7130円となっている。
12月21日 アフターランチ
「サクラコール」
先週起きたことは日経平均の週足でのゴールデンクロス。
26週移動平均(16958円)が52週移動平均(16878円)を1年ぶりに上抜いた。
長期上昇トレンド入りのサインでもあろうか。
・・・続き
日足では11月に100日線が200日線を上抜いてからトランプ氏が大統領選勝利。
「2015年6月22日高値(20868円)奪還への一里塚」という声も聞かれ始めた。
2万円など「志が小さい」ということになろうか。
「年末19000円があるかも」と言っていたのは空しく聞こえそうな気配。
そうすると荒唐無稽にも思えた「サクラコール」も現実味を帯びてきた。
桜の花が咲く頃に満期を迎えるオウト・オブ・ザ・マネーのコール買い。
21500円コールなどが結構商いをし始めたのはそれこそ「サクラコール」なのかも知れない。
市場では「ボラは日経VIがまだ17%台。まだ仕込みどき」との声も聞かれる。
さらに強気に思えるのはNY市場での米国投資家の分析。
「1963年5月から2016年9月までのS&P500の週間リターンと10年国債利回りの関係。
10年国債利回り5%が境界線でそれより低ければ株式リターンはプラス。
高ければマイナス」。
足元は10年国債利回りは2.5%程度。
「まだまだポジティブ」と。
もうひとつ興味深いのは大和のレポート。
「18世紀からのコンドラチェフ波動と米長期金利」。
昨日日経朝刊マーケット面の「長期循環論が示す米金利の行方」。
結論は「数十年単位の大きな景気のうねりで見ても低金利時代は岐路を迎えている。
米金利は長期に及ぶ上昇局面に入った可能性がある」。
レーガノミクスとトランプノミクス。
コンドチェフ循環に代表される50〜60年周期の長期循環論で金利を見ると全く正反対だという。
「1900年以降2回の山をこなしながら大きく波打っている。
2回目のピークにあたるのが80年代前半、
金利は一時20%近くになったがその後低下。
81〜82年をピークに現在まで続く金利低下が始まった。
今は低金利が極まった状態。
計算上は2016年が金利の大底になる。
参考になるのは前回の金利の大底だった1940年代〜50年代。
米長期金利は2%前半で10年程度推移。
底固めに時間がかかっていた。
今回も同様なら横這いで多底を確認。
数年〜数十年の上昇局面に入る可能性がある」。
面白いのは
市場関係者のコメント。
「市場で不透明材料とみなされているトランプ氏の政策はもちろん、
地政学的リスクすら飲み込むほどのインパクトがある」。
大和のレポートでの指摘は「デフレ脱却に対する処方箋を考える際の有効な経験は1940年代アメリカ。
財政支出の削減→実質金利下落せず→金利の釘付け(2.5%にペッグ)→完全雇用法義務付け。
大恐慌時に25%までいった失業率は1940年代には1%台まで回復。
人手不足の中でも金融緩和と財政刺激を続けたことが長期停滞克服の要因だったという。
1940年に2.1%だった米長期金利。
1981年に13.98%となり31年後の2012年に1.634%で底打ちした。
これは1949年の2.18%から63年後だった。
19日に開催された未来投資会議。
それを踏まえての安部首相のコメント。
「各省庁や自治体が持つインフラのデータを徹底的に開放。
官民の力を結集して、新たな有望市場を創出してまいります。
今年4月にコンセッションを導入した新関西国際空港。
利用者が増え1.2兆円の債務返済にめどがつきました。
仙台空港について提案のあった件は、安全性が確保できれば、
セキュリティーゾーンまで見送り客が入り、買い物もできるようにいたします。
空港分野の成功を、他の有望分野に広げるため、
2018年度までに補償金なしの繰上償還を可能にする法制度を整備。
先進的自治体を支援してまいります。
採算性を高める広域化を可能とするため、水道法上の手当てを速やかに進めていきます。
クルーズ施設等で運営権者がテナントに施設を自由に貸し出せるよう
年度内に制度を改正します。
国内の主要インフラには、売上数兆円、資産100兆円の規模があります。
20万人以上の全都市で、PPP/PFIを優先検討することを、年度内に明確化します。
優良事例を全国展開し、大きな経済効果につなげるため、経済財政諮問会議で検討を進めていきます。
施行された『官民データ活用推進基本法』の下、
安全・安心に、個人情報に配慮しつつ、オープンデータを強力に推進してまいります。
IT総合戦略本部の下、官民の専門家からなる司令塔を設置。
そして民間ニーズに即して重点分野を定め、2020年までを集中取組期間として、
必要な施策を断行してまいります」。
会議で俎上にあがったにのは「オープンデータ=未来投資のプラットフォーム」。
例えば・・・。
(1)多数の事業者がバラバラに保有する、運行情報や施設情報(駅構内・商業施設等の施設情報)。
これを集約・オープン化。
複雑な駅構内でもスムーズに乗り継ぎ、公共交通機関での会場や宿泊場所への円滑な移動を実現。
移動に不安を抱える多様な人々も安心
(2)道路情報(路面・車線)、信号情報、渋滞・事故情報など、多数のデータを、
複数の保有者(国、都道府県、市町村、関係団体、警察、高速道路会社)がバラバラに保有。
これらデータを重ね合わせ、高精細でリアルタイム性あるデジタル地図を整備。
更新も低コストに。
実用的な自動走行マップの整備は、自動走行実現競争に勝ち抜く鍵。
来年のヒントがまたひとつ登場した印象。
(櫻井)
12月21日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=先物主導で続伸も、利益確定の売りが上値抑制
21日午前の日経平均株価は小幅に続伸した。
・・・続き
午前終値は前日比28円27銭高の1万9522円80銭で売り買い交錯の展開だった。
前日の米国市場でNYダウが最高値を更新したことなどを受けてリスクを取る動きが継続し高く始まったが、外国人投資家不在でその後は伸び悩んだ。
日経平均の上げ幅は100円に迫る場面もあった。買い一巡後は短期的な利益確定の売りも出て上値を抑えた。
JPX日経インデックス400は続伸した一方、東証株価指数(TOPIX)は小幅に反落した。20日の欧米市場で金融株が上昇し、東京市場でも証券や銀行、保険といった金融株に買いが先行した。大和や三菱UFJ、T&Dなどが上昇したが、第一生命など買い一巡後に下げに転じる銘柄もあった。
午前の取引終了時点の東証1部の売買代金は概算で1兆959億円、売買高は10億920万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は673と、全体の約3割を占めた。値下がりは1163、変わらずは164銘柄だった。
個別では、自社株取得枠の上限を引き上げると発表した日電産が上昇した。ジャパンディスプレイが物色人気を集め、三菱自動車、日産自や塩野義が高く、丸紅と伊藤忠も買われた。
アドバンテストなど半導体関連株も買われている。パナソニックによる完全子会社化発表を受けてパナホーム、パナソニック デバイスSUNXがいずれも大幅高、リンクアンドモチベーションも商いを伴い上値を追っている
半面、パナホームを2017年8月1日付で完全子会社化すると発表したパナソニックは下落した。富士通と三菱ケミHDが売られ、中部電と旭化成も安い。
ソフトバンクグループは売り物に押され、キーエンス、ブイ・テクノロジーなども利益確定売りに反落。低位株人気の神栄も上昇一服、ダブル・スコープ、ペプチドリームも安い。
東証2部株価指数は続伸した。前引けの2部指数は、前日比27.09ポイント高の5153.87となった。
個別銘柄では、富士通コンがストップ高。オーベクスは一時ストップ高と値を飛ばし、
インタートレ、日抵抗器、シャープと朝日インテクが上げた。半面、篠崎屋、マーキュリアとMCJ、神戸発動機、神島化学工業は下げた。
12月21日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=続伸、投資家資金、東証1部の主力株に集中
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比2円54銭高い2714円98銭となった。日経平均が続伸し1万9500円台と年初来高値を上回って推移したため、国内投資家の資金は東証1部の主力株に集まり、新興株の上昇は小幅にとどまった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で336億円、売買高は7875万株。
個別銘柄ではデジタルデザインがストップ高。UTグループは一時ストップ高と値を飛ばし、パウダテック、SEMITEC、FVCやメイコー、アクサスHDが上昇した。
半面、ソルガムHD、トレイダーズHD、北川精機、ピクセル、マクドナルドや日本モゲジS、クルーズは下落した。
12月21日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=反落、IPOは買い気配続く
・・・続き
東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比1.70ポイント安い926.57だった。
個別銘柄ではREMIX、ユーザベース、オウチーノ、そーせい、リファインV、モブキャスが下落した。一方、シンシアがストップ高。ジグソーは一時ストップ高と値を飛ばし、ストライク、ハイアス&Co、アカツキやMSジャパン、リネットJは上昇した。
きょうは3銘柄が新規上場した。東証マザーズ市場に上場のグレイス(6541)とイノベーショ(3970)、ジャスダック市場に上場のセグエG(3968)はいずれも朝方から買い気配が続き、午前中は初値が付いていない。
12月21日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、高値圏でもみ合い 先物上昇で裁定買い
[10時概況]
21日10時現在の日経平均株価は前日比75円24銭高の1万9569円77銭で推移。
・・・続き
日経平均株価は高値圏でもみ合いとなっている。一時は1万9500円台後半と上げ幅が100円に迫る場面もあった。日経平均先物の上昇に伴いファストリなど値がさ株に裁定取引の買いが入り相場全体を支えている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上昇している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6641億円、売買高は6億3683万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は836と、全体の約4割を占めた。値下がりは976、変わらずは187銘柄だった。
日経平均プラス寄与度トップはファストリ で、日経平均を17.27円押し上げている。次いでアドテストが9.29円、信越化が5.79円、東エレクが4.60円と続く。
マイナス寄与度は6.22円の押し下げでKDDIがトップ。以下、ソフトバンクが4.6円、日東電が2.69円、ヤマハ1.53円と続いている。
業種別では33業種中24業種が値上がり。1位は海運で、以下、輸送用機器、不動産、非鉄金属と続く。値下がり上位にはその他製品、精密機器、電気・ガスが並んでいる。
個別では、日産自と塩野義は上げ幅を拡大し、アサヒと東エレクも一段高した。ファストリは年初来高値を更新した。一方、パナソニックと旭化成は下げ幅を広げた。三菱ケミHDとキーエンスも一段安となっている。
東証2部株価指数は続伸している。シャープや朝日インテクが上げ、MCJと黒田精は下げた。
225先物はバークレイズ・三菱・UBS・パリバ・GSが買い越し。
アムロ・野村・岡三・楽天・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・クレディ・パリバ・野村が買い越し。
メリル・HSBC・みずほ・日興・JP・アムロが売り越し。
外資系等は西尾レント(9699)、UT(2146)、アドバンテ(6857)、テレ朝(9709)、日ハム(2282)、東洋水産(2875)に注目。
テクニカル的には、西松(1820)、矢作(1870)、東亜建(1882)、福田組(1899)、日空調(1952)、トラストテック(2154)、L&M(2170)、アイケイケイ(2198)、永谷園(2899)、ウェルシア(3141)、サムティ(3244)、コスモス薬(3349)、シップ(3360)、薬王堂(3385)、
ラサ工(4022)、ネクシーズ(4346)、日油(4403)、科研(4521)、リゾートトラ(4681)、ソフトブレーン(4779)、フルキャスト(4848)、デクセリア(4980)、イハラケミ(4989)、共英製鋼(5440)、OSJ(5912)、オイレス(6282)、THK(6481)、TOA(6809)、良品計画(7453)、第一興商(7458)、Vテク(7717)、前田工繊(7821)、エイベクス(7860)、青山商事(8219)、日エスコン(8892)、メイテック(9744)、イエロハット(9882)が動兆。
12月21日 カタリストコメント
「2万」
NY株式市場は堅調展開。
NYダウとNASDAQは終値ベースの史上最高値を更新した。
・・・続き
特にNYダウは2万ドルの大台をあと25ドル程度の射程圏に捉えた。
背景はトランプ次期大統領の規制緩和とインフラ支出の政策への期待感の継続。
大統領選挙以来NYダウは9%、S&P500は6%の上昇となっている。
クリスマス休暇での薄商いの中で熱気は膨張。
「NYダウが初めて1万ドルを超えたのは1999年。
2万ドルは大きな節目となる。
2万ドルを超えれば相場上昇が続くシグナルになる」という声も聞かれる。
トルコやドイツなどのテロ攻撃による影響は少ない。
「投資家は大統領選挙後の株高傾向から大きく離れることに抵抗を感じている」との解釈。
2万ドルが指呼の間に迫ってきた。
為替市場ではユーロが対ドルで約14年ぶりの水準まで下落。
FRBのイエレン議長が雇用情勢の明るさに言及したことが背景とされる。
一方、日銀金融政策決定会合での現状維持を受け円は対ドルで反落。
「いくばくかの緩和縮小を予想していた一部市場参加者が円売りに動いた」という声が聞かれる。
対ユーロでのドル高が対円でのドル高円安に傾けていると見ることもできようか。
債券市場では「FRBは6月以前には追加利上げをしない可能性」との見方が支配的。
前場は足踏み、後場は日銀金融政策決定会合を通過して株高加速。
日経平均は高値を更新し一時19500円台を回復したのが昨日の相場。
「景況判断が上方修正されたことを受け後場は内需関連株中心に買いが増加」という指摘もある。
ただ後場の上場の原動力は金融ではなく値がさハイテク関連中心。
「中小型も物色意欲旺盛」との声も聞かれる。
6月24日安値から半年。
買い戻しの動きも多少あるのだろう。
「個人が小型・材料株なら、ファンド系資金が値がさ株で短期張り。
師走らしいもちつき相場」というのが妥当なところだろう。
シカゴ225先物終値は大証日中比40円高の19540円。
高値は19615円まであった。
25日移動平均線(18574円)からは5%のプラスかい離。
6%プラスかい離で水準19688円までは上昇の可能性はあろうか。
空売り比率は35.1%。
日経VIは17.75まで低下。
望ましいサインは日経平均採用銘柄のEPSが1172円まで上昇したこと(前日は1167円)。
16日時点の信用買い残は2兆1144億円と3週連続の増加。
売り残は6週連続の増加で9898億円。
相場に疑心暗鬼の向きはまだ多いということになる。
11月の欧州経由の日本株買い越しは1兆3346億円で3年ぶりの高水準。
昨年夏から今年春にかけて日本株を売ったオイルマネー。
原油価格上昇とカラカラの持ち高を背景に買いに転じた証拠でもあろう。
日経では「GPIFの買い観測」も指摘されており2万円ラリーは継続。
3兆円に届いていないとはいえ2兆3388億の売買代金はこの時期としては健闘している。
明日は「12月22日は上げの特異日」そして「26日は株高の日」というのがアノマリー。
日銀は景気見判断を上方修正。
「緩やかな回復基調を続けている」とした。
そして「円安は驚く水準ではない」。
為替は戻っただけだから間違ってはいない。
重要だったのは長期金利の誘導目標をゼロにしたこと。
日米金利差拡大思惑からの円売りドル高となった。
ということは、一定以上の円安になれば誘導目標にプラスにできる。
この意味は結構大きい。
トレンドで円高になってもプラス金利は市場の嗜好。
悪くない展開となってきた。
一方で政府は昨日の閣議で2017年度の経済見通しを実質1.5%、名目2.5%とした。
民間予測では実質1.1%、名目1.4%増の見通し。
政府見通しの強気は例年のこと。
もっとも基準の改訂があったことから意外と政府見通しも悪くはないような気がする。
そんな中、昨夜の安部首相は京橋の日本料理「京都つゆしゃぶCHIRIRI」で約2時間。
共同通信の解説委員氏らとの会談。
余裕綽々という印象。
因みに土曜のランチは紀尾井町のプリンスギャラリー「WASHOKU蒼天」で秘書官と1時間。
先週末の長門のふくよりは美味しかったのかも知れない。
興味深い指摘は「1983年以降のS&P500とTOPIXの共通点」。
(1)ともに株価は約2.5倍に上昇。
(2)上昇の背景には長期金利の低下。
振り返ってみた分析。
91年末まで上昇し「株価は買われ過ぎ」との声。
しかしそれまでのディフェンシブ銘柄から景気敏感株へと相場の柱が移行。
2000年ITバブルに向けてさらに約3.5倍に上昇した。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
インベスターズクラウド(1435)・・・動兆
インベスターズクラウドに注目する。
同社はアパート経営プラットフォーム「TATERU」をWeb展開。
受注増加で業績は好調。
リノベーション事業の拡大に期待。
今12月期期末一括配当予想について、普通配当を従来の12円から15円に増額。
記念配当5円も実施し合計で20円(前期実績は5円の記念配当を含む20円)となる見込み。
7月に1対2の株式分割を行っており配当は実質的には2倍となる。
(兜町カタリスト櫻井)
12月21日 為替市況コメント
【為替】ドルは118円台を付けるが維持は出来ず
・・・続き
[概況]
日銀が金融政策決定会合で現状維持(予想通り)を発表したが、景気判断を上方修正した為に為替市場は円売り優勢となり、日経平均もプラスを回復する上昇となった。
そして欧州株式市場が概ね上昇で始まる中でドルは118円台に乗せ、序盤に118.260円の当日高値まで上昇した。しかしクリスマスシーズンの商いが薄い中で買いは続かず揉み合いとなり、NY株式市場も上昇で始まったがドルはNY市場中盤に118円を割り込んだ。
そして小動きのあと最後は+71.5銭高の117.845円と118円割れで引けたが、主要通貨は軒並み上昇で引ける円安進行となった。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月21日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■日揮<1963>
岩手県軽米町に建設される大規模太陽光発電所を受注
■CKD<6407>
錠剤や包装シートの異物混入を調べる検査ユニット開発
■日立<6501>
18年度末までにIoT基盤上で運用する産業用アプリ100種類開発
■富士通<6702>
系列がアイチコーポに対し無線型IoTシステム導入 製造効率化
■パナソニック<6752>
複数の自動車メーカーから円筒形イオン電池新規受注
■日立ハイテク<8036>
米国の半導体技術者を2017年3月期中に倍増
12月21日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月21日号
12月21日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
21日の東京株式市場は、堅調な展開となりそうだ。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万9400円−1万9600円を想定する
目立った材料には乏しく材料難ではあるが、昨日の上昇で相場が崩れる懸念がかなり低下したことから、良好な地合いが継続する可能性が高い。
米国株式は、NYダウとナスダック総合指数がともに史上最高値を更新。きのう20日の好地合いもあり、買い優勢のスタートが見込まれる。
ただ、手掛かり材料に乏しいことから、値動きの軽い中小型株への物色が中心となる可能性もあるだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=117円台の後半と小動きで推移している。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所終値比40円高の1万9540円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り630万株、買い490万株で、差し引き140万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、銀行、倉庫、保険、紙パ、電気機器、機械、サービスなど。買いセクターに、サービス、電機機器、情報通信、機械、輸送用機器、その製品、小売など。
【好材料銘柄】
■あすか製薬 <4514>
今期最終を2.1倍上方修正・9期ぶり最高益更新。
■日本信号 <6741>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.40%にあたる300万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施。買い付け期間は12月21日から17年6月30日まで。
■山王 <3441>
今期最終を2.3倍上方修正。
■リプロセル <4978>
尿の細胞からiPS細胞を作製する試薬製品「StemRNA-NM Reprogramming Kit」を販売開始。
■カイオム・バイオサイエンス <4583>
TROP-2抗体に関する特許をニュージーランドで取得。6月に同国でTROP-2抗体に関する別の特許を取得。
【主な経済指標・スケジュール】
21(水)
【国内】
12月月例経済報告
10月全産業活動指数(13:30)
11月訪日外客数(16:00)
《決算発表》
日ヘルスケア
【海外】
米11月中古住宅販売件数(12/22 0:00)
《米決算発表》
ベッド・バス・アンド・ビヨンド、レッド・ハット、アクセンチュア
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月20日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ91ドル高で2万ドルの大台に迫る、ナスダックも高値
・・・続き
20日のNYダウ工業株30種平均は続伸した。終値は前日比91ドル56セント高の1万9974ドル62セントと、1週間ぶりに最高値を更新した。
企業買収などが好感され、欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行。経済指標の発表が無いなか、次期政権への政策期待から金融株が選好され、終日堅調推移となった。原油相場も上昇し、好感された。ダウ平均は一時1万9987ドルと初の2万ドルまであと13ドルに迫る場面があった。
ゴールドマン・サックス(GS)やJPモルガン(JPM)など金融株に加え、これまで出遅れていた銘柄にも買いが入り相場を押し上げた。
ナスダック総合株価指数も続伸し、前日比26.503ポイント高の5483.944と最高値を1週間ぶりに更新した。これまでの相場上昇に遅れていたインターネット通販のアマゾン・ドット・コムやアップルなど時価総額の大きい主力株の一角に買いが入り指数を押し上げた。
年内の増資を目指すイタリアの銀行3位モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナに対し、伊政府が増資が失敗に終わった場合に備えて公的資金で救済する準備に入ったと伝わり、欧州の銀行株が上昇した。世界的な株高基調で投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方もあり、米株式にも買いが広がった。
業種別S&P500種株価指数では11業種中8業種が上昇した。「金融」や「一般消費財・サービス」「資本財・サービス」の上げが目立った。一方、「生活必需品」と「エネルギー」「ヘルスケア」が下げた。
大手行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は、傘下の英クレジットカード事業を英銀のロイズ・バンキング・グループに19億ポンド(約23.5億ドル)で売却合意し、買われた。
9〜11月期決算が大幅増益となった外食のダーデン・レストランツも上げた。米国内5工場で小型車の生産を減らす方針を明らかにしたゼネラル・モーターズ(GM)にも買いが優勢だった。
ダウ平均構成銘柄では取引終了後に決算発表を控えたスポーツ用品のナイキ(NKE)が買われ、建機のキャタピラーや金融のJPモルガン・チェースも上昇した。
一方、産業ガス世界2位の独リンデと株式交換方式で合併することで合意したと発表した同3位の米プラクスエアが大幅安。食品メーカーのゼネラルミルズ(GIS)は決算内容が嫌気され、下落した。
ダウ平均の構成銘柄では製薬のメルクやIT機器のシスコ・システムズなどが下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,974.62+91.56
S&P500種
2,270.76+8.23
ナスダック
5,483.944+26.503
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続伸し、3月物は終値として年初来の高値をつけた。
3月物は前日比165円高の1万9540円で取引を終えた。20日の大阪取引所の終値を40円上回った。日銀は20日の金融政策決定会合で金融緩和策の継続を決めたほか景気判断を上方修正した。景気判断の上方修正は1年7カ月ぶりで、好感した買いを促した。
円相場の下げと米株高も支援材料になり3月物は一時1万9615円まで上げた。一方、3月物の安値は1万9325円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19540 ( +40 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19595 ( +95 )
( )は大阪取引所終値比
【20日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7043.96(+26.80)
FTSE100種総合株価指数は4営業日続伸。前日終値に比べ26.80ポイント高の7043.96で引けた。石油株の上げが指数に影響するなか、構成銘柄の約6割が上昇した。
原油相場の上昇を受けて、BPやロイヤル・ダッチ・シェルなど石油株が買われた。リオ・ティントなど鉱業株も高くなった。半面、金価格が下がっていることから、関連のフレスニージョとランドゴールド・リソーシズが安くなった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11464.74(+38.04)
ドイツ株式指数(DAX)は4営業日続伸。終値は前日比38.04ポイント(0.33%)高の11464.74だった。連日、終値ベースで2015年8月中旬以来およそ1年4カ月ぶりの高値を更新した。
前日に売られた反動で、ドイツ銀行が買われた。コメルツ銀行は、アナリストによる株価目標引き上げが好感され上がった。一方で、米プラクスエアと対等合併で基本合意した工業用ガスのリンデは売られた。ハイデルベルクセメントも安くなった。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4849.89(+27.12)
12月20日 マーケットコメント
12月20日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=一時19,500円回復し年初来高値更新
【大引け概況】
20日の日経平均株価は反発した。
・・・続き
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20日の日経平均株価は前日比102円93銭高の1万9494円53銭と反発し、年初来高値を更新した。
取引時間中には1年ぶりに1万9500円を回復する場面があったが、終値ではあと5円超届かなかった。
日銀が今日まで開いた金融政策決定会合で、金融緩和の現状維持を決めた一方、景気の総括判断を小幅に前進させた。 また、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測などを背景に、日経平均株価への寄与度の高い値がさ株を中心に買い進まれた。
東証1部の売買代金は2兆3388億円。売買高は19億2972万株だった。 東証1部の値上がり銘柄数は1230と、全体の61.5%を占めた。値下がりは626、変わらずは143銘柄だった。
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比35.12ポイント高の1万3912.64だった。
東証株価指数(TOPIX)は反発し、3.30ポイント高い1552.36で終えた。いずれも年初来高値を更新した。
個別では、キーエンスが後場に初の8万円台に乗せ、上場来高値を更新した。 ファーストリテイリング、ソフトバンクグループと値がさ株が高く、東エレクや京セラは年初来高値を付けた。
一方で、第一生命HDや三菱UFJなど金融株の下げが大きかった。東京電力、パナソニックやマツダは下落した。
東証2部株価指数は3営業日ぶりに反発した。前日比42.31ポイント高の5126.78となった。 個別銘柄では篠崎屋、オーベクス、日華化がストップ高。高田工業所は一時ストップ高となり、シャープが上げた。
半面、川本産業、ラオックス、ランドコンピュータが下げた。
12月20日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=4日続伸、年初来高値更新。SOMPOケアがストップ高
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は4日続伸し、連日で年初来高値を更新した。終値は前日比10円49銭高い2712円44銭だった。
海外投資家がクリスマス休暇に入るなか、個人投資家による中小型株の物色が活発だった。新興市場の出遅れ銘柄を中心に買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で557億円、売買高は1億2815万株だった。
個別銘柄ではSOMPOケアがストップ高。FVCやトレイダーズ、クルーズが上昇した。
半面、メイコーや日本モゲジS、デジタルデザインは下落した。
12月20日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=5営業日ぶりに反発。新規上場のリネットJは終値3150円
・・・続き
東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反発。終値は前日比8.26ポイント高い928.27だった。
個別銘柄ではシンシアが一時ストップ高。そーせいやアカツキが上昇した。 半面、オウチーノ、メタップス、イグニスが下落した。
今日、新規上場したリネットJの初値は公開価格、1830円を93%上回る3530円だった。 大引けにかけては利益確定売りが出て、初値比11%安の3150円で上場初日を終えた。
12月20日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=5円安 一時はプラス圏だが小幅続落
20日前引けの日経平均株価は続落した。午前の終値は前日比5円23銭安の1万9386円37銭で前場を終えた。
・・・続き
朝方は円相場が一時1ドル=116円台に上昇したことを受け、輸出採算の改善期待が後退したとの見方から自動車など輸出関連株に売りが先行した。 ただ、指数が下げる局面では国内勢が下値を拾う動きもみられ、上昇に転じる場面もあった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
前日終値を挟んでほぼ50円という極端に小幅なレンジでのもみあい商状となった。 全般手掛かり材料不足に加え、海外投資家のクリスマス休暇入りで市場参加者が減少しており、売り買いともに手控えムードが強まっている。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9941億円、売買高は8億6054万株だった。 東証1部の値下がり銘柄数は954と、全体の47.7%を占めた。値上がりは899、変わらずは146銘柄だった。
個別では、前日の取引終了後、東京証券取引所が特設注意市場銘柄の指定期間を延長すると発表した東芝が大幅安となった。 メガバンク3社も安く、野村ホールディングス、第一生命保険など金融関連も軟調。
一方で、アサヒや任天堂が高い。東ガスや楽天も上昇した。JR東日本やイオンが買われている。
東証2部株価指数は反発した。前引けの2部指数は、前週末比28.8ポイント高の5113.27となった。
個別銘柄では、高田工業所がストップ高。シャープや朝日インテクが上げ、ランドコンピュータ、マーキュリアとラオックスが下げた。
12月20日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=続伸、値動きの軽い銘柄に買い
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は続伸した。午前終値は前週末比4円63銭高の2706円58銭だった。
東証1部の主力株が方向感に乏しい展開となるなか、比較的値動きの軽い新興市場の銘柄に買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で338億円、売買高は8278万株。
個別銘柄ではムラキ、北川精機やトレイダーズ、ミナトHDなどが上昇した。 半面、日本モーゲージS、メイコーやマクドナルド、アイレックスは下落した。
12月20日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=反発、新規上場のリネットJは買い気配
・・・続き
東証マザーズ指数は反発した。午前終値は前週末比2.12ポイント高の922.13だった。
個別銘柄ではシンシアやソケッツ、リファインVなどが上昇した。FFRI、オウチーノ、イグニスは下落した。
今日、新規上場のリネットJは買い気配が続いている。
12月20日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 (寄り付き)=続落して始まる 円安一服が重荷
[10時概況]
20日の日経平均株価は前日比23円76銭安の1万9367円84銭で寄り付いた。
・・・続き
外国為替市場で円相場が一時1ドル=116円台後半に上昇するなどこのところの円安に一服感が出ており、投資家心理が悪化した。輸出採算の悪化懸念から、自動車などの輸出関連株に売りが先行した
また、駐トルコのロシア大使が銃撃されて死亡するなど地政学的リスクが意識されるとともに円高・ドル安の動きが重しとなり、利益確定売りが先行した。ただ、19日の米国株高が支えとなり、下値は限定されている。
寄り付き時点の業種別では、鉱業、海運、証券商品先物、非鉄、鉄鋼、銀行、輸送用機器などが売られている。半面、機械、陸運、食品、小売りなどは買われている。
前日の取引終了後、東京証券取引所が特設注意市場銘柄の指定期間を延長すると発表した東芝が大幅安。このほか、国際石開帝石や第一生命HDが下落した。野村や住友鉱が安い半面、任天堂や東ガスが高い。アサヒや塩野義が上昇した。SMCや積ハウスも上げた。
20日、東証マザーズに新規上場したリネットジャパングループ<3556>がカイ気配で始まった。寄り付き段階、公開価格と同値の1830円に差し引き20万株程度の買い注文を抱えている。
書籍などの宅配買い取り、リユースネット販売のリユース事業を主軸に、パソコンなどの宅配回収のネットリサイクル事業を育成している。公開株式数は28万7500株。
225先物はみずほ・ドイツ・GS・野村が買い越し。
アムロ・大和・SBI・UBS・日興が売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・JP・ドイツ・アムロが買い越し。
三菱・シティ・メリル・大和・パリバが売り越し。
テクニカル的には日基礎(1914)、森永菓(2201)、不二家(2211)、寿スピ(2222)、ツクイ(2398)、伊藤園(2593)、カワチ薬(2664)、クリレス(3387)、ツルハ(3391)、コメダ(3543)、小松精(3580)、日産化(4021)、パカライ(4095)、アステラス(4503)、ラウンドワン(4680)、クミアイ(4966)、ニチアス(5393)、電子材料(6855)、ヘリオステク(6927)、ジンズメイト(7448)、スギ(7649)、ピジョン(7956)、イズミ(8273)、伊予銀(8385)が動兆。
12月20日 為替市況コメント
【為替】ドルは調整の売りに117円を割れるも、イエレンFRB議長の発言で大台回復
・・・続き
[概況]
ドルは東京市場終盤に一時117円を割れたが、下落で始まった欧州株式市場が其の後値を戻した事からドルも117円台前半で揉み合いとなった。
しかしNY株式市場が小動きで始まる中で再び円買い優勢となってドルは117円を割れ、ユーロもそれまでの安値を下抜いた。NY市場中盤にドルは当日安値116.500円まで下げたが、イエレンFRB議長が講演で「雇用創出は着実なペースで継続し解雇も低い」「米労働市場はこの10年近くで最も力強い」などと述べた事が伝わってドルは急反発し117円台を回復した。
最後も117.130円と117円台を維持して引けたが-77.5銭の下落となり、ユーロ(-1.275円)、ポンド(-1.97円)など主要通貨は大きく下げた。クリスマスシーズンに入り、為替市場はこれまでの上昇相場から調整の動きとなった模様。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月20日 カタリストコメント
「びっくり予想振り返り」
ブラックストーン副会長のバイロン・ウィーン氏の「2016年版ビックリ10大予想」。
・・・続き
今年年初に発表されたもの。
(1)【2016年米大統領選、民主党のヒラリー候補が勝利】
共和党のテッド・クルーズ候補を打ち負かすだけでなく、民主党が米上院で多数派に躍り出る。
クルーズ候補の極端に保守的な政策が裏目に出る見通し。
ただ選挙結果は、両党とも予想以下にとどまる。
(2)【米株は下落】
業績不振、利ザヤ縮小(賃金上昇でも価格競争力低下)、株価収益率(PER)の縮小が打撃となる。
世界的に不安定な情勢で、現金志向も強まり株価を圧迫へ。
(3)【FEDは2015年12月利上げ後、2016年の利上げは1回のみ】
2015年12月に利上げを開始した当時は2016年に4回にわたる利上げを予想していたものの、
0.25%1回のみにとどめる。
経済と業績の低迷に加え、経済的苦難を抱えるエマージング国が背景。
年後半には利下げ転換すら、検討され始める。
成長率は2%以下に終わる。
(4)【海外投資家、米株の持ち高を縮小】
米経済の鈍化や業績不振を受けた米株安により、海外投資家が米株の持ち高を縮小させる。
米大統領選など政治的な不透明性も嫌気され、ユーロドルは1.20ドルまでユーロ高・ドル安が加速する。
(5)【中国は辛うじてハードランディングを回避も経済減速は免れず】
中国経済はハードランディングを回避するとはいえ若い世代を満足させる雇用を創出できず、
銀行も不良債権の増加に苦しむ。
債務はGDP比250%に増大し、小売売上高をはじめ自動車販売、鉱工業生産が上向くも
成長率は5%以下まで鈍化へ。
人民元は輸出促進を目指し、対ドルで7.0元へ切り下げる。
(6)【難民問題でEUは再び崩壊の危機】
国家主義者、極右が台頭し、EU崩壊の決断こそ下されないものの
ユーロの長期見通し長期的見通しに暗雲が垂れこむ。
(7)【原油は30ドル台で低迷】
世界経済の鈍化に加え、イランの増産やサウジアラビアの産油量調整への躊躇が仇となる。
採掘活動の縮小でいずれ原油高を迎えるときが到来するだろうが、2016年に需給ひっ迫は見られない。
(8)【ニューヨークやロンドンなど、高級不動産が急落】
ロシアや中国の買い手が市場から撤退し、高級不動産が値崩れする。
原油安により、中東の投資家の需要も低下。
数多くのコンドミニアムが売れ残り、不動産開発業者は困難に直面する。
世界都市部の高級不動産物件。
2016年は1.7%の上昇と2015年の3%から鈍化するとの調査結果も。
(9)【米10年債利回り2.5%以下で推移】
米経済の鈍化と米株の失速を受け、投資家は安全資産へ資金を振り向ける。
(10)【世界経済成長率は2%増へ】
米国の弱い国民総生産(GNP)に加え中国、その他エマージング国経済も予想以下に終わる
その他の「起こりうる」予想。
(11)【米欧で大規模なテロは減少】
安全保障面が強化されイスラム国(IS)やアルカイダなど、
テロ組織による100人を超える死傷者を出すような大規模な攻撃は米国及び欧州で減少する。
ただし、米国は中東からの難民受け入れを限定的にとどめる。
(12)【日本、アベノミクスが奏功する】
2015年下半期の景気後退から脱し、成長率は1%増となる。
日経平均は2万2000円へ上昇する一方、ドル円は130円までドル高・円安が進む。
(13)【投資家は金融工学への態度を硬化させる】
自社株買いをはじめM&A、租税回避策は短期的に1株当たり利益こそ引き上げるのみと気づき、
設備投資や研究開発費の改善を求めるようになるためPERは低下する。
(14)【製薬業界にとって大躍進の年に】
ガン、心臓病、糖尿病、パーキンソン病などにおいて画期的な新薬が複数開発され、
新薬の価格に対する政治家の批判も緩和する。
寿命は延び続け、年金プログラムを一段と圧迫していく。
(15)【商品価格は安定へ】
農業主、産業素材メーカーが減産に踏み切るため、商品価格は安定していく。
エマージング経済はリセッションから脱却し同株式市場も好調なパフォーマンスに驚きを禁じ得なくなる。
あと営業日ベースで8日。
(13)の22000円は無理にしても2000円はサプライズになろうか。
(1年前は決してサプライズではなかったのだが・・・)。
(3)の米利上げは1回というのは当たった。
・・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「通りゃんせ♪」
通りゃんせ♪通りゃんせ♪
ここはどこの細道じゃ
2万円の細道じゃ
ちっと通してくだしゃんせ
御用のないもの通しゃせぬ
株価のめでたい上昇に
ご祝儀おさめに参ります
行きは良い良い帰りは怖い
怖いながらも通りゃんせ通りゃんせ♪
「買い物を君に贈ろう」
普段から目立たない君が薄化粧した朝
寄り付きと大引けのはざまで
忘れぬ値動きした
買い物を君に贈ろう
愛しい株愛しい株
どんな言葉並べてもストップにはならないから
今日は贈ろう
涙色の買い物を君に
毎日の人知れぬ苦労やさびしみもなくただ
楽しいことばかりだったら
追い証なんて知らずに済んだのにな
買い物を君に贈ろう
言いたいこと言いたいこと
きっと山ほどあるけど
神様しか知らないまま
今日は贈ろう
涙色の買い物を君に
両手でも抱えきれない
眩い風景の相場をありがとう
世界中がリーマンでも
君の笑顔が僕の太陽だったよ
今は伝わらなくても
材料には変わりないさ
値を上げてよ
たった一度テンバーガーの前に
買い物を君に贈ろう
愛しい株愛しい株
どんな言葉並べても君を讃えるには足りないから
今日は贈ろう
涙色の買い物を君に
(兜町カタリスト櫻井)
12月20日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■東レ<3402>
子会社が携帯型抗がん剤注入ポンプ拡販 年4万個の販売目標
■リョービ<5851>
17年1月から自動車アルミフレームを北米で一貫生産開始
■ルネサス<6723>
自動車用半導体の生産能力増強 自動運転需要対応
■ソニー<6758>
傘下が個人向けドローン関連事業開始 情報サイト立ち上げ
■新明和<7224>
タワー式より低価格で狭い所に置ける機械式駐車設備発売
■MUTOH−HD<7999>
作画速度2倍の昇華転写プリンター開発
12月20日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月20日号
12月20日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
20日の東京株式市場は、手掛かり材料難のなか、もみ合いとなりそうだ。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万9300円−1万9500円を想定する。
昨日の日経平均は10日ぶりに小反落し、上値の重さが意識される。
日銀会合にらみで動きづらい展開が想定されるなか、海外で不穏な動きが相次いでおり、積極的に上値は追いづらいと考える。一方、米国株が反発の動きを見せたこと、下値には日銀によるETF(上場投資信託)買いへの思惑もあることから、押し目では買いも入ると予想する。
日銀会合は、今回は無風通過の可能性が高いが、商いが細っているため、発表後は指数や為替が荒い動きとなる可能性もあり注意したい。
為替相場は、ドル・円が1ドル=117円台の前半と円高に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比5円高の1万9375円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り770万株、買い660万株で、差し引き110万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、通信、機械、建設、電機、商社、紙パ、化学、その他製品など。買いセクターに、サービス、電子機器、REIT、化学、鉄鋼、機械、精密、自動車、電機、商社など。
【好材料銘柄】
■トランスジェニック <2342>
新規肺がんマーカーに対する抗体とその診断に関する特許が米国で成立。
■プラップジャパン <2449>
東京大学情報理工学系研究科・山崎研究室と、記者会見などの印象をAIで解析・数値化する共同研究を始める。
■日華化学 <4463>
東証が日華化学を26日付で市場1部に指定替えする。
■モリト <9837>
東証がモリトを26日付で市場1部に指定替えする。
【主な経済指標・スケジュール】
20(火)
【国内】
日銀金融政策結果発表
黒田日銀総裁会見
《決算発表》
アークランド、SJI
【海外】
《米決算発表》
ナイキ、フェデックス、カーマックス
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月19日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ反発し39ドル高、 出遅れ株の買いが支え
・・・続き
19日のNYダウ工業株30種平均は反発した。
終値は前週末比39ドル65セント高の1万9883ドル06セントだった。
米景気拡大への期待を背景に投資家のリスク選好姿勢が強まっており、買いが先行。ダウ平均は午前に1万9917ドルまで上げ、13日の過去最高値を上回る場面があった。
その後はイエレン議長の講演を午後に控えて上げ幅を縮小した。
講演でイエレン議長は労働市場が過去10年で最も堅調に推移しつつあるとの認識を示したものの、具体的な金融政策への言及はなく相場への影響は限られた。
米景気の回復期待などを受けて年末にかけた先高観は根強く、出遅れが目立っていた株式を中心に買いが入った。
19日は米長期金利が低下したことも投資利回りの面から株式相場を押し上げた。相対的な投資妙味が高まるとの見方から、継続的な配当が見込まれる不動産投資信託(REIT)や通信、公益事業株に買い戻しが入り相場をけん引した。
一方で、トルコでのロシア大使の銃撃事件やドイツでのトラック突入事件を受けて、引けにかけて上げ幅をやや縮小する展開になった。
午前の取引時間中にはNY証券取引所(NYSE)グループの電子取引のNYSEアーカが障害で15分近く停止する場面があった。もっとも、株式相場の混乱は避けられた。
ナスダック総合株価指数は反発し、前週末比20.279ポイント高の5457.441で終えた。半導体株のほかアマゾン・ドット・コムなど主力ハイテク株にも買いが広がりやすく、取引時間中には過去最高を上回る場面があった。
業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち8業種が上昇した。「電気通信サービス」や「不動産」「IT(情報技術)」の上げが目立った。一方「ヘルスケア」や「エネルギー」などが下落した。
前週末に公開したSF映画「スター・ウォーズ」シリーズ初の派生作の観客動員が好調だったエンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)が買われた。マイクロソフトや半導体のインテル、通信のベライゾン・コミュニケーションズなども上げた。会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)は、シティ・グループによる投資判断引き上げを受け、上昇した。
一方、肥料のモザイクが安い。ブラジルの資源大手ヴァーレから肥料部門を買収することで合意したと発表し、目先の財務負担の増加を嫌気した売りが広がった。
住宅建設会社のレナー(LEN)は決算内容が好感されたものの、引けにかけて上げ幅を縮小し、小動きとなった。
米証券会社が投資判断を引き下げた製薬のメルクのほか、医療保険のユナイテッドヘルス・グループや石油のエクソンモービルなども下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,883.06+39.65
S&P500種
2262.53+4.46
ナスダック
5,457.441+20.279
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は小幅反発した。3月物は前週末比70円高の1万9375円で取引を終えた。19日の大阪取引所の終値を5円上回った。景気回復期待を背景に米株式相場が反発し、買いを支えた。この日の3月物高値は1万9420円、安値は1万9245円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19375 ( +5 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19445 ( +75 )
( )は大阪取引所終値比
【19日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7017.16(+5.52)
FTSE100種総合株価指数は小動き。前週末終値に比べ5.52ポイント高の7017.16で引けた。石油株の上げが指数を押し上げる一方で、銀行株の下げが上値を抑えた。構成銘柄の約6割が上昇した。
BPやロイヤル・ダッチ・シェルなど石油株が買われた。インペリアル・ブランズなどたばこ株も上がった。半面、欧州各国市場に連動し、銀行株は売られた。バークレイズとスタンダードチャータード銀行の下げが大きくなった
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11426.70(+22.69)
ドイツ株式指数(DAX)は3営業日続伸。終値は前週末比22.69ポイント(0.2%)高の11426.7となった。16日に引き続き、終値ベースで2015年8月中旬以来およそ1年4カ月ぶりの高値を更新した。
日用品のバイヤースドルフと自動車のフォルクスワーゲンなど買われた。一方で、シティグループが投資判断を引き下げたドイツ銀行は4%超の下落。同業のコメルツ銀行も3%超安くなった。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4822.77(−10.50)
12月19日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
19日の日経平均株価は、朝方から売りに押される展開となった。
・・・続き
前週末比9円55銭安の1万9391円60銭と小幅ながら反落。10連騰はならず。
ただ、日経平均株価の下値には押し目買いが入り底堅さを発揮したものの、プラス圏には切り返せなかった。
あす20日の東京株式市場の主要指数はもみ合い商状か。
明日は、日銀金融政策決定会合の結果発表および引け後には黒田総裁会見が予定されている。今回の会合では特段の政策変更はないとの見方が大勢であるぶん、引け後の総裁会見がより注目され、場中はきょう同様に方向感に乏しい展開となりそうだ。
海外投資家はクリスマス休暇入りの動きを日増しに強めてくる。
また、米国株も上昇一服感も強まりつつある。
テクニカル面で過熱感の乏しい銘柄、指数との連動性の低い銘柄などに資金を一部シフトしておく局面と考える。
12月19日 為替市況コメント
【為替】米ドル円は一時117円割れ。
・・・続き
[為替]
19日、東京外国為替市場の米ドル円は軟調な展開で一時116.970円まで下落した。先週末、中国海軍が南シナ海で米海軍調査船の無人潜水機を回収したとの報道を受け、リスク回避の円買いが進行した。
その後、中国が返還に同意したとも報じられているが、引き続き米中間では、緊張感が残されていそうだ。
また、今週からクリスマス週となり、休暇に入る欧米勢の投資家も多く、次第に商いが細る事が予想される。現在、欧州時間に入り米ドル円は117.400円付近を推移しており、やや値を戻している。テクニカル的には一目均衡表転換線(115.898円)付近は下値のサポートとなりそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月19日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=10日ぶり反落9円安、利益確定売り
【大引け概況】
19日の日経平均株価は10日ぶり小幅反落。
・・・続き
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終値は前週末比9円55銭安い1万9391円60銭だった。前週末までの連日の上昇で過熱感が強まっていたため、利益確定売りが優勢となった。
16日の米国市場でNYダウが小幅ながら下落したことや、「中国海軍が米国の水中ドローンを奪取した」との報道で為替が1ドル=117円台と円高方向に振れたことなどを受けて、週明けの日経平均は利益確定売りが先行して55円安でスタートした。
相場上昇をけん引してきた海外勢が休暇に入り始め、上値を追う買い手が不在だったことも響いた。
午後に入ると売りが一巡する一方、先物に買い戻しが入り、下げ幅を縮める場面もあった。24時間取引可能なGLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が堅調に推移したことで投資家心理がやや改善し、運用リスクを取る動きを強めた。食料品や通信の一角など直近で売りに押されていた内需関連銘柄に買いが入った。
日銀による株価指数連動型上場投資信託(ETF)買いが入って下値を支えたとの観測も、買いを誘うきっかけになった。
東証1部の売買代金は2兆1437億円と11月22日以来の低水準だった。海外勢の買いが一巡するなか、「利益確定売りが一方的に膨らまなかったため、売買代金が細った」(国内証券)との指摘がある。
JPX日経インデックス400は反落し、前週末比5.37ポイント安1万3877.52だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、1.61ポイント安の1549.06だった。
売買高は17億3743万株と11月8日以来の少なさ。東証1部の値下がり銘柄数は1022と全体の51%を占めた。値上がりは856、変わらずは121銘柄だった。
個別では、配信が始まったスマートフォン用ゲーム「スーパーマリオラン」のランキングが伸び悩んだ任天堂が大幅に続落した。マリオランの運営を手がけるディーエヌエも続落した。三菱UFJフィナンシャル・グループが冴えず、東京海上ホールディングスなども軟調な動きで銀行株や保険株も下げた。
半面、アステラスなど医薬品株の一角が上昇し、ソニーが上げた。キーエンスは大幅高となった。食料品や小売業など内需株の一角も買われた。
SMCも買い戻され3日続伸。スズキも堅調。神戸物産が大幅高、ポーラ・オルビスホールディングスも高い。タカラトミー、ラウンドワン、日本アジア投資なども物色人気となった。
東証2部株価指数は続落した。大引けの2部指数は、前週末比6.3ポイント安の5084.47となった。
個別銘柄では、シャープやフライトHD、桜島埠頭、伏木運、川上塗料、コメ兵が下げた。
一方、マーキュリアがストップ高。神戸発動機、富士通コン、あじかん、タクミナが上げた。
きょう東証2部に上場した、商業施設の企画・設計を手がける船場の終値は1060円と公募・売り出し価格(公開価格、1290円)を約18%、初値の1193円を11%それぞれ下回った。
12月19日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=3日続伸、年初来高値
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。前週末比5円69銭高い2701円95銭と、連日で年初来高値を更新した。東証1部上場など主力の大型株が軟調に推移するなか、個人の投資資金は相対的に値動きの軽い新興市場へ流れたようだ。
そーせいやミクシィなど時価総額の大きい銘柄が下げたため、東証マザーズ指数は軟調な展開となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で564億円、売買高は1億2978万株だった。
個別銘柄では極楽湯、SOMPOケア、メイコーがストップ高。ミナトHD、アイレックス、ヒューマンHDが上昇した。
半面、NJHD、日本一S、ピクセル、ユニマットRC、トレイダーズ、アストマクスが下げた。
きょうジャスダック市場に新規上場した日本モゲジSの初値は公開価格を40%上回った。大引けにかけて買いが膨らみ、制限値幅の上限(ストップ高水準)となる初値比17.8%高の3310円で上場初日の取引を終えた。
12月19日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=4日続落、直近IPOには買い
・・・続き
東証マザーズ指数は4日続落した。終値は7.01ポイント安い920.01だった。
手掛かり難の中で指数は停滞するが、直近IPO(新規上場)銘柄が大幅高した。
個別銘柄ではシンクロ・フード、マイネット、INSPEC、そーせいのほかイグニス、リファインVが下げる一方、MS−Japan、シンシアがストップ高。アクセルM、アカツキやメタップス、オウチーノ、エクストリームが上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で560億円、売買高は1億6245万株だった。
個別銘柄ではクラスターTが一時ストップ高。ナガオカ、博展、シスロケ、トレイダーズやアスコット、J・TECなどが上昇した。半面、FVCやテックファームHD、オービス、ピクセル、システム ディなどは下落した。
12月19日 アフターランチ
「振り返り」
「掉尾の一振」のアノマリーの検証。
過去20年の大納会前5日間の動向は17勝3敗。
・・・続き
勝率85%で平均上昇幅は239円。
5年連続となりそうな気配ではある。
(ちなみに昨年末は19033円)。
大和証券のレポートでは「長期政権の5年目はゴールデンイヤー」。
吉田政権、佐藤政権、中曽根政権、そして記憶に新しい小泉政権。
すべからく5年目の株価は上昇した。
安部政権の「5年目のアノマリー」に期待したいところ。
2015年:19033.71円△147.01円
2014年:17450.77円▼184.37円
2013年:16291.31円△420.89円
2012年:20395.18円△355.85円
2011年: 8455.35円△60.19円
2010年:10228.92円▼117.56円
2009年:10546.44円△168.41円
2008年: 8859.56円△135.78円
2007年:15307.78円△276.18円
2006年:17225.83円△120.87円
2005年:16111.43円△170.06円
2004年:11488.76円△279.32円
2003年:10676.64円△304.13円
2002年: 8578.95円△172.07円
2001年:10542.62円△109.10円
2000年:13785.69円△358.61円
1999年:18934.34円△472.41円
1998年:13842.17円△62.72円
1997年:15258.74円△459.34円
1996年:19361.35円▼329.11円
昨年末にクイックがまとめた市場関係者による2016年びっくり予想。
↓
【経済・マーケット】編
(1)郵政3社株、追加売却
(2)日銀総裁提案の追加緩和が日銀金融政策決定会合で否決
(3)トヨタ株1万円超え
(4)香港ドルの利用が細り消滅観測拡大
(5)シェール撤退相次ぎ原油がバレル70ドル台に急反発
(6)アイフォン失速、アップル株が急落
(7)米経済低迷でゼロ金利に回帰
この他にはブラジルが五輪開催後にデフォルト、欧州の政治混乱で1ユーロ100円、
財務省が日経平均連動型国債を検討など。
【社会・政治・経済】編
(1)ホテル不足で東阪出張の宿泊禁止拡大
(2)企業からマイナンバー大量流出相次ぐ
(3)安部首相、消費増税を再延期
(4)中国の李克強首相が権力闘争で失脚
(5)英国でEU離脱論が急拡大
(6)高橋巨人は41年ぶり最下位
(7)ハロウィーンさらに過熱、バレンタインはレトロな風習に
安部首相の消費増税再延期だけが当たったという印象。
1年間の予想って結構当たらないものということが理解できようか。
大引け後はストボの年末特番収録。
明日は東証アローズでストボの実況。
・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「365日の紙飛行機」
寄りの板を見上げて
今日という一日が
笑顔でいられるように
そっとお願いした
時には売りも降って
損切りもあふれるけど
思い通りにならない日は
明日頑張ろう
ずっと見てる夢は
毎日ストップ高になり
明日の株価好きなように
自由に読める夢
株式は紙飛行機
願い乗せて飛んで行くよ
風の中を力の限り
さあ心のままに365日
飛んで行け飛んでみよう
飛んでいけ飛んでみよう
(櫻井)
12月19日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=反落 43円安の1万9357円
19日の日経平均株価は反落した。
・・・続き
午前の終値は前週末比43円48銭安の1万9357円67銭だった。週末16日の米国株式市場で主要指数が下落した流れを受け、東京市場でも利益確定売りが先行した。海運や証券に海外勢の売りが目立つが、輸送用機器や医薬品に国内投資家からの買いが入って下値も限られている。
東証1部の値上がり銘柄数は601、値下がりは1286、変わらずは109と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回った。
日経平均マイナス寄与度は8.06円の押し下げでファストリがトップ。以下、京セラが6.22円、ダイキン <6367>が4.03円、KDDIが3.91円、ソフトバンクが3.45円と並んだ。
プラス寄与度トップはアステラスで、日経平均を5.66円押し上げ。次いで信越化 <4063>が4.60円、ファナックが4.60円、スズキが2.65円と続いた。
業種別では33業種中8業種が値上がり。1位は医薬品で、以下、鉱業、電気・ガス、食料が続いた。値下がり上位には海運、その他製品、非鉄金属が並んだ。
個別では、テアトル、DeNA、応用地質、三陽商などが値下がり率上位。
半面、アステラス薬、武田薬などの医薬品株が上昇。鉱業株では、国際帝石がしっかり。東ガスJパワーなどの電気ガス株も買われた。
タカラトミー、日本アジアG、神戸物産、ネクステージなどの上げが目立った
12月19日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、一時70円安、売買は低調
[10時概況]
19日10時現在の日経平均株価は前週末比46円36銭安の1万9354円79銭で推移している。
・・・続き
海外勢が休暇に入り始め、売買の盛り上がりに欠ける。前週末まで上昇が続いたことで、東証1部の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割った騰落レシオ(25日移動平均)は16日時点で156.07%と高水準で、過熱感が強まっている。
高値警戒感を背景に売りが出る半面、下値では買い遅れていた投資家の押し目買いが入っている。
JPX日経インデックス400や東証株価指数(TOPIX)も安値圏で小動きにとどまる。業種別TOPIXでは「証券商品先物」がやや下げ幅を広げている。
米国の長期金利は先週末16日に2.5%台まで上昇した。年末を控え「金利上昇で米国債の取引で損失を抱えた国内金融機関が、上昇して含み益が膨らんだ日本株を売って利益を出そうとしている」(国内証券の情報担当者)との指摘もあった。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6054億円、売買高は5億4307万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1165と全体の58%を占めた。値上がりは684、変わらずは149だった。
日経平均マイナス寄与度は9.98円の押し下げでファストリがトップ。以下、KDDIが5.06円、ダイキンが3.84円、京セラが3.84円と続いている。
プラス寄与度トップは信越化で、日経平均を3.76円押し上げている。次いでアステラスが3.07円、ファナックが2.69円、電通が1.92円と続く。
業種別では33業種中8業種が値上がり。1位は医薬品で、以下、食料、鉱業、小売と続く。値下がり上位には海運、証券・商品、その他製品が並んでいる。
個別では、三菱UFJや三井住友FGがやや下げ幅を広げている。アドテストも引き続きやすい。海運株や鉄鋼株も下げている。半面、アステラスなど医薬株が高い。キーエンスは上昇。信越化も買われている。
東証2部株価指数は続落している。シャープとフライトHDが下げ、マーキュリアと神発動が上げた。
225先物はUBS・モルスタ・メリル・パリバ・ドイツが買い越し。
みずほ・アムロ・GS・野村・SBIが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・モルスタ・ドイツ・バークレイズ・みずほが買い越し。
パリバ・三菱・メリル・GS・野村・SBIが売り越し。
外資系等は日軽金(5703)、UACJ(5741)、タカラトミー(7867)、スカイラーク(3197)、みずほ(8411)、三井住友(8316)、三住トラ(8309)に注目。
テクニカル的にはインベスターC(1435)、日揮(1963)、伊藤米久(2296)、スタジオアリ(2305)、ニチレイ(2871)、日清食(2897)、UKC(3156)、飯田(3291)、セブンアイ(3382)、昭和電(4004)、三洋化成(4471)、テルモ(4543)、コニカ(4902)、ダントー(5337)、東特電(5807)、ニッパツ(5991)、キトー(6409)、東光高岳(6617)、ルネサス(6723)、ミツミ(6767)、フォスタ(6794)、ヨコオ(6800)、ホシデン(6804)、日立マク(6810)、スタンレー(6923)、日産車体(7222)、新明和(7224)、KYB(7242)、三菱食(7451)、西松屋(7545)、三陽商会(8011)、東エレ(8035)、りそな(8308)、三住トラスト(8309)、ふくおか(8354)、住不販(8870)、JAL(9201)、近鉄エクス(9375)、スカパー(9412)、空港ビル(9706)、応用地質(9755)、ベルーナ(9997)が動兆。
12月19日 カタリストコメント
「やはり95年相場に似ている」
週末のNY株式市場は小幅反落。
不動産や公益セクターが堅調だったが収益が悪化したオラクルの下落などIT関連が下落した。
・・・続き
「中国海軍が南シナ海の公海上で米国の無人水中探査機を奪ったとの報道で、投資家がリスク回避姿勢を強めた」との指摘もある。
11月8日の米大統領選以降5週間でSP500は5.5%上昇。
NYダウは8.2%上昇。
しかも週末の先物決済を通過。3市場の売買高は108億株まで膨らんだ。
週間ベースではNYダウは0.4%上昇し6週続伸。
累計で10.9%上昇。
NASDAQ、S&P500ともに小幅反落。
クリスマス休暇までのお休みモードも台頭しそうな気配。
リスク オフの警戒感もやや高まる可能性が出てきた。
ただバンカメ・メリルのレポートでは「14日までの1週間に世界の株式ファンドに210億ドルの資金が流入。
入額は記録上9番目の大きさとなった。
債券から株式への資金の流れ=グレートローテーションが加速した」と指摘。
多少の日柄整理という印象。
日経平均は連日の高値更新で週末まで9連騰。
週間では約404円の上昇。
週足は6週連続で陽線となった。
累計で14.8%上昇。
TOPIXは週間で1.7%上昇し6週続伸。
累計15.1%上昇。
マザーズ指数は4週ぶりの反発。
日経ジャスダック平均は6週続伸。
「トランプ当選以降、日経平均は3149円上昇。
1日平均だと121円。
2万円まであと598円。
約5日で2万円達成の可能性」という声もある。
9日続伸は昨年5月の12日連騰以来。
7日連続で年初来高値を更新した。
気になるのは3日連続の日足陰線=三羽烏。
高寄りあとに伸びきれていないところが上値を変えない無意識の弱さでもあろうか。
実態と現実の多少のかい離に気が付けば売り方は米中衝突の可能性などを持ち出してくるのかも知れない。
シカゴ225先物終値は大証日中比75円安の19305円。
課題は月曜の日経平均。
ここを凌げば12日続伸への挑戦権は残る。
22日は上げの特異日までつなげるかどうかというところ。
週末23日が休場。
FOMCとSQ通過で海外投資家はクリ スマスモード。
商いの低下は予想される。
ただ昨年末終値19033円は抜けた。
年末の「掉尾の一振」や年初の株高などへの期待感が交錯し始める季節となってきた。
今年のチャートは1995年と似ているという指摘がある。
始値19724円→7月安値14295円→12月高値20023円。
大納会終値は19868円だった。
となると2万円ワンチャンスの可能性はまだあるということ。
翌1996年は大発会19945円→高値22750円。
安値18818円。
今回も形は似てきた印象はある。
先週まで5週連続売り越しで1兆9600円売った個人。
5週連続で買い越し2兆1700億円買った外国人。
「本来はこの構図が鬼のいないクリスマスまでに変化 すれば大納会は明るい」という声も聞かれる。
土曜日経で目についたのは・・・。
「長期金利0.100%巡り攻防」。
日銀のけん制が出るのかどうかが課題と言うこと。
1月29日のマイナス金利の導入が今年の相場の重石になったとのことを日銀が認めるのかどうか。
もしも金利上昇をけん制しないならばそういうことになる。
あるいはけん制するならば、日米金利差は拡大。
円安新興シナリオ。
株の相場だけを見ていると見えないこともある。
もうひとつは「中国の米国債保有2位に」。
10月末の米国債保有残高。
日本1兆1319億ドル(45億ドル減)。
中国1兆1157億ドル(413億ドル減)。
人民元の下落に対する当局の為替介入が主因という。
これでいいのかどうかは別にして、米国債保有トップの座を明け渡してもらったという事実。
悪くはない。
そして「ESGマネー取り込み」の見出し。
欧米での投資基準であり、そして年金などが採用した「ESG投資」。
理念はわかる。
しかし綺麗事だけで企業が儲かるのかどうか。
ここは結構疑問が残る点。
相場は学問ではないし、人の事業の集積地でもある。
月曜日経でわからなかったのは今週の市場の株式欄。
「心理的な節目の19500円」という記載。
心理的節目と思っている人はどれだけいるのだろうか。
95年12月高値20023円というような根拠のある数字が欲しいところ。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
富士電機(6504)・・・動兆
富士電機に注目する。
同社は重電大手。
発電機器や電力計が拡大基調。
相変わらずパワー半導体関連に期待感。
(兜町カタリスト櫻井)
12月19日 為替市況コメント
【為替】今週は欧米勢がクリスマス休暇で為替市場は揉み合いか?
・・・続き
[概況]
先週末16日は中国海軍が公海上で米国調査船の潜水艇を強奪したとのニュースにNY株式市場は売られ、為替市場はリスク回避の円買いが優勢となってドルは118円を割れて引けた。NY株式市場は13日まで7営業日連続で史上最高値を更新して高値警戒感が出ており、そこへ飛び込んで来たニュースに市場が反応した模様。
今週は欧米勢がクリスマス休暇に入り、商いが細る事が予想され、相場は基本的に方向性が出にくいと見られる。
今週の米国は本日19日(月)にイエレンFRB議長の講演が予定され、21日(水)MBA住宅ローン申請件数、中古住宅販売件数、22日(木)第3四半期GDP確報値、耐久財受注、新規失業保険申請件数、住宅価格指数、個人所得、個人支出、景気先行指数、23日(金)新築住宅販売件数、ミシガン大学消費者信頼感指数が発表予定となっており、上下にブレる可能性もあるが基本的には揉み合いが予想される。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月19日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■日精工<6471>
次世代車向け変速機付きインホイールモーター開発
■NEC<6701>
17年度にソフトウエアロボ活用した間接業務の効率化開始
■白銅<7637.T>
3Dプリンターを用いるサービスビューロー事業強化
■キヤノン<7751>
i線露光装置発売 回路パターンの重ね合わせ精度高める
■リコー<7752>
系列が国税関係書類の電子化支援ソフト発売 帳簿電子保存後押し
■スマートバリュ<9417>
ブロックチェーン活用したデータ管理サービス開始
12月19日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月19日号
12月19日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
19日の東京株式市場は、シカゴ日経先物にサヤ寄せする格好から利益確定の流れが先行しよう。
・・・続き
手掛かり材料に乏しいなか、米国株が軟調だったこともあり、弱含みの展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、1万9200円−1万9500円を想定する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=117円台の後半と円高に振れていることも重しとして意識されそうだ。
日銀の金融政策決定会合が20日まで開かれることから、模様眺めムードが広がる可能性もあるだろう。
一方、個人投資家による物色意欲は旺盛とみられ、値動きの軽い小型株への物色が続くとみられる。利食い先行となろうが、下値の堅さが意識されそうである。
16日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所終値比75円安の1万9305円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り800万株、買い1200万株で、差し引き400万株の買い越し。買い越しは7営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、化学、自動車、機械、薬品、建設、保険、小売、その他製品、その他金融など。買いセクターに、サービス、通信、保険、電機、機械、情報通信、薬品、陸運など。
【好材料銘柄】
■マーキュリアインベストメント <7190>
12月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
■アイドママーケティングコミュニケーション <9466>
17年3月期中に東証本則市場(市場1部または2部)への市場変更申請を行う。これに伴い株主数を増やすため、67万5000株の立会外分売を実施する。また、O2Oダイレクトマーケティング支援アプリ「CASH☆BACK」のオープンβテストを来春実施する。
■極楽湯 <2340>
東渡国際グループと上海に温浴施設をフランチャイズ形式で出店する。中国のフランチャイズとしては青島、無錫に続く、3店舗目となる。
【主な経済指標・スケジュール】
19(月)
【国内】
日銀金融政策決定会合(〜12/20)
11月貿易統計(8:50)
11月日本製半導体製造装置BBレシオ
《決算発表》
ツルハHD
【海外】
独12月Ifo景況感指数(18:00)
イエレンFRB議長講演
《米決算発表》
レナー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月16日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ小反落し8ドル安 含み損確定の動きも
・・・続き
16日のNYダウ工業株30種平均は小幅に反落した。終値は前日比8ドル83セント安の1万9843ドル41セントだった。
トランプ政権への政策期待から買いが先行。しかし、オプションや先物の決済日が重なるクアドプル・ウィッチングで出来高が膨らんだほか、節税目的で年末までに含み損を確定しようとする動きが散見され、引けにかけて上げ幅を縮小し下落する展開となった
来年以降の経済政策が米景気や企業業績を押し上げるとの期待を背景に株式相場の先高観が根強い。ダウ平均は午前に上げ幅を70ドルまで広げ、13日に付けた過去最高値を上回る場面があった。
しかし、相場の上値の重さが意識されると次第に売りが増えた。最近の上昇局面で大きく上げていた金融株を中心に利益確定の売りがかさみ、相場全体の重荷となった。
ナスダック総合株価指数も反落し、同19.693ポイント(0.4%)安の5437.162で終えた。前日夕に四半期決算を発表したオラクルやアドビシステムズなどが下げ、IT株の一角に売りが及んだ。
業種別S&P500種株価指数では全11種のうち「金融」のほか「IT」「一般消費財・サービス」など5種が下落した。一方で「公益事業」や「不動産」「電気通信サービス」などが上げた。
百貨店のノードストローム(JWN)はJPモルガンによる投資判断引き下げを受け、下落し、メーシーズなど同業大手にも売りが広がった。
医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(GILD)はC型肝炎治療薬を巡る特許侵害訴訟で、同業メルクに対して25億ドルの支払いを命じる判決を受け、売られた。
一方で、10〜12月期の業績見通しが市場予想に届かなかった機械のハネウェル・インターナショナルには売りが先行したものの、小幅高で終えた。後発薬のマイランは小高い。大幅な値上げが批判されていた急性アレルギー反応の緩和薬について、廉価版を発売すると発表したのが買い材料視された。
ファストフードのチポトレ・メキシキカン・グリル(CMG)は、筆頭株主であるパーシング・スクエア・キャピタルとの取り決めで取締役4人を新たに指名したことが明らかとなり、上昇した。医療保険のユナイテッドヘルス・グループやゼネラル・エレクトリック(GE)が上昇した。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,843.41−8.83
S&P500種
2258.07 -3.96
ナスダック
5,437.162−19.693
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は4日ぶりに反落した。3月物は前日比135円安の1万9305円で終え、大阪取引所の終値を75円下回った。米株式相場が軟調に推移したのを受け、利益確定の売りが強まった。中国が米国の小型無人潜水機を奪ったとの報道も投資家心理を冷やした。この日の3月物の安値は1万9230円、高値は1万9465円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19305 ( -75 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19365 ( -15 )
( )は大阪取引所終値比
【16日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7011.64(+12.63)
FTSE100種総合株価指数は小幅続伸。前日終値に比べ12.63ポイント高の7011.64で引けた。石油株の上げが指数を押し上げるなか、上昇と下落の銘柄数はほぼ拮抗。
原油相場の上昇を受けて、BPやロイヤル・ダッチ・シェルなど石油株が上がった。医薬品株も買われた。ヒクマ・ファーマシューティカルズとシャイアーの上げが目立った。
半面、ロイズ・バンキング・グループなど銀行株は安くなった。銅価格の下落を背景に、アントファガスタなど鉱業株も売られた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11404.01(+37.61)
ドイツ株式指数(DAX)は続伸。終値は前日比37.61ポイント(0.33%)高の11404.01と、終値ベースで2015年8月中旬以来およそ1年4カ月ぶりの高値を更新した。
航空のルフトハンザと化学のBASFが買われた。自動車のフォルクスワーゲンは、11月のグループの世界販売台数が増加したことなどから、買いが優勢となった。一方で、アナリストが株価目標を引き下げた放送大手のプロジーベンザット1メディアは下落。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4833.27(+14.04)
12月16日 マーケットコメント
12月16日 為替市況コメント
【為替】米ドル円は118円前後でもみ合い。
・・・続き
[概況]
16日、東京外国為替市場の米ドル円は、早朝に米国債利回りが低下したことなどを手掛かりに、やや円買いが先行したが、その後は118円前後でもみ合いが続いた。
現在、欧州時間に入ると、米ドル円は一時118.435円まで上昇し、やや買いが優勢か。引き続き米ドル高の地合いが続きそうだが、週末のポジション調整売りには注意をしたい。
この後は、11月米住宅着工件数(予想:122万件 前回:132.3万件)など、米経済指標の発表が予定されており、結果次第で、米ドル円は更に一段高もありえるか。
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12月16日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=127円高 9日続伸、円安を好感し連日で年初来高値
【大引け概況】
16日の日経平均株価は9日続伸した。
・・・続き
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前日比127円36銭高の1万9401円15銭だった。7営業日連続で年初来高値を更新した。
15日の米国株が反発したことや外国為替市場で円相場が対ドルで10カ月ぶりの安値となる118円台まで下落し、投資家の運用リスクを取る姿勢が強まり買いが優勢となった。 一方で週末とあって利益確定売りが出たため上げ幅は限られ、日経平均の日中の値幅は80円弱にとどまった。
為替市場では、ドル・円が一時118円を割り込む展開となり、今日の安値に接近した。 米国10年債利回りが2.569%台まで低下したことから、ややドル売りが強まったようだ。 ただ、日経平均株価が堅調推移で引けたほか(127円高)、時間外取引の米株式先物がプラス圏で推移しており、ドル買い・円売り基調に変化はみられない。
前日時点で東証1部の騰落レシオが165%台と2000年以降最高水準まで跳ね上がっており、目先過熱感から利益確定の売りも出たが、買い意欲旺盛で日経平均は1万9400円台で着地している。 米金融株の流れを継いで銀行セクター、特に地銀株が買い優勢で全体地合いに貢献した。このほか、SOX指数上昇などを背景に半導体関連株の上げも目立った。
JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前日比78.36ポイント高の1万3882.89だった。 東証株価指数(TOPIX)も続伸し、7.95ポイント高の1550.67で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆9082億円。売買高は23億1008万株だった。 東証1部の値上がり銘柄数は1208と、全体の約6割を占めた。値下がりは656、変わらずは134銘柄だった。
業種別では、金属製品、水産農林、銀行、ガラス土石、空運、精密機器が上昇率上位だった。一方、その他製品、保険、情報通信が下落率上位だった。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループをはじめメガバンクが堅調。タカラバイオが物色人気となり、ホシデンも上昇した。日ロ経済協力での思惑買いが入った日揮が大幅高となり、大塚製薬とがん治療分野でライセンス契約をむすんだタカラバイオも大幅に上昇した。
半面、スマートフォン向けゲーム「スーパーマリオ ラン」の配信を始めた任天堂は大幅に下落した。キュレーション問題が長引くとの見方からディー・エヌ・エーが続落。東京海上やMS&ADが下落し、富士通とNTTドコモも下げた。
東証2部株価指数は10日ぶりに反落した。大引けの2部指数は、前日比19.07ポイント高の5090.77となった。
個別銘柄では伏木運、マーキュリア、キクカワ、コメ兵が買われた。半面、日本パワーファス、桜島埠頭、SFJ、摂津製油が売られた。
12月16日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=続伸、ジャスダックが年初来高値
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比11円69銭高い2696円26銭となり、年初来高値を更新した。
株式相場全体の上昇基調で投資家心理は一段と上向いており、新興株にも買いが波及した。半面、活況を呈している東証1部の主力株に物色が向かいやすい面もあり、ジャスダック平均の上げ幅は限られた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で477億円、売買高は1億2447万株だった。
個別銘柄ではメイコーがストップ高。クルーズや日本一ソフト、マクドナルドが上昇した。 半面、クラスターT、トレイダーズや明豊エンター、アスコットは下落した。
12月16日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=3日続落、ストライク、カイオムなどが売られる
・・・続き
東証マザーズ指数は3日続落した。終値は前日比4.09ポイント安い927.02だった。
個別では、ストライク、カイオム、AppBankやイグニスが下落した。 一方でアカツキ、オウチーノがストップ高、リファインVやメタップスは上昇した。
今日、新規上場したシンシアは9時10分に公開価格2100円を7.1%下回る1950円で初値を付けた。 その後は公開価格を上回ると上昇に弾みが付き、終値は初値比14%高の2228円だった。
12月16日 アフターランチ
「3位」
「兜町カタリスト」が、まぐまぐ大賞2016「資産運用(予想的中!)賞・第3位」になった。
昨年も何かの部門の3位だったが、今年も3位。
・・・続き
銅メダルが似合うのかもしれない。
以下は的中内容。
↓
「株高の特異日」など、興味深い相場のアノマリーを多数紹介。
その通りに市場が推移することも多く、読者の好評を博した。
以下は読者コメント。
↓
読者コメント
毎日色んな視点から書かれており、飽きることがない。
色々な情報を的確な数字で載せている。
市場関係者岡本さんの名言。
↓
「テクニカルはマーケットの領域。
ファンダメンタルズは人間の領域。
人間もバカにしたものではありません。
テクニカルの転換をもたらすのは人間。
人間のトランプノミクス期待でトレンドが変わりました。
この世はシンプルです。
相場もシンプルです。
そうじゃなかったらウソ。
相場が強いのはウソてはなく現実。
トレンドが崩れるまでこの上げトレンドは続く」。
今年のニュースを多少振り返ってみると・・・。
1月4日「中国株終日売買停止」
1月4日「さくらネットがストップ高、フィンテック関連物色」
1月29日「マイナス金利導入」
2月4日「シャープがホンハイ主導で再建へ」
2月9日「市場にドイツ銀ショック、デリバ6京円」
4月20日「三菱自がストップ安、燃費試験不正」
6月24日「英EU離脱」
7月15日「LINE上場」
7月29日「日銀、ETF年6兆円買い入れ」
8月8日「小野薬がストップ安、オブジーボ治験に失敗」
11月9日「米大統領選、トランプ氏過半に迫る」
何か味気ない思いがするのは気のせいだろうか。
スケジュールを見てみると・・・
19日(月):日銀金融政策決定会合(〜20日)、貿易収支、BBレシオ
米大統領選選挙人投票、独IFO景況感
20日(火):黒田日銀総裁会見、コンビニ売上高、イプシロンロケット打ち上げ
21日(水):訪日外国人数、米中古住宅販売
22日(木):米GDP確定値、CB景気先行指数、耐久財受注
23日(金):天皇誕生日で休場、米新築住宅販売
【12月】
20日(火)水星逆行開始
22日(木)変化日、上げの特異日
23日(金)天皇誕生日で休場
26日(月)クリスマスでNY、ロンドン休場、上げの特異日
27日(火)ロンドン休場
29日(木)変化日
30日(金)大納会、ニューイヤーズイブでロンドン休場
31日(土)天王星順行開始
【12月】
22日(木)上げの特異日
24日(土)株安の日
26日(月)株高の日
27日(火)株高の日L
★来年1月〜3月のスケジュール。
【1月】
1日介護休業の範囲拡大
元旦にうるう秒
4日大発会
16日世界エネルギーサミット(〜19日、アブダビ)
17日世界経済フォーラム(〜20日、ダヴォス)
19日ECB理事会
20日米大統領就任式
27日中国春節休み(〜2月3日)
30日日銀金融政策決定会合
31日米FOMC(〜1日)
1月中
関空にLCCターミナルビル開業
東証REIT指数の算出を浮動株時価総額重視型へ段階的移行
個人確定拠出年金の加入範囲が拡大、主婦・公務員も
改正育児・介護休業法スタート
セルフメデュケーション税制(医療費控除の特例)スタート
【2月】
5日NFLスーパーボウル(ヒューストン)
13日10〜12月GDP速報値
19日冬季アジア大会(札幌)
24日「プレミアフライデー」開始
26日東京マラソン
2月中
インドネシアのジャカルタ州知事選挙
【3月】
5日自民党党大会
9日ECB理事会、EU首脳会議
10日メジャーSQ
14日米FOMC(〜15日)
15日日銀金融政策決定会合(〜16日)
16日米連邦債務上限適用再開
26日香港特別行政区長官選挙
28日3月権利付き最終日
3月中
英国は3月末までのEUへ離脱通告
広島空港民営化基本方針策定
任天堂の「ニンテンドースイッチ」発売
野球のWBC開幕
360度シアター「IHIステージアラウンド東京」が豊洲に開業
英国の客船クイーン・エリザベスが神戸発着ツアー開催
銀座ソニービルが閉館予定
オランダ議会選挙(15日まで)
(櫻井)
12月16日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=131円高と続伸。 円安と米株高が追い風に
16日午前の日経平均株価は続伸し、午前の終値は前日比131円82銭高の1万9405円61銭だった。
・・・続き
日経平均は前日まで8日続伸し、この間に1000円幅の上昇をみせていたことや、東証1部の騰落レシオは前日時点で165%台に跳ね上がり2000年以降、最高水準に達していることで、高値警戒感から寄り後に伸び悩む場面もあった。しかし、緩んだ場面はすかさず拾われ、前引けにかけ買い物が再び厚みを増す展開となっている。
為替市場は、ドル・円は一時118円を割り込んだが、足元は118円20銭付近まで値を戻している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前場の東証1部の売買代金は概算で1兆3269億円、売買高は11億2244万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1210と、全体の約6割を占めた。値下がりは661、変わらずは127銘柄だった。
個別では、大塚製薬とがん治療分野でライセンス契約をむすんだタカラバイオは大幅高となった。三菱UFJフィナンシャル・グループが堅調、SMCも買いが優勢。
日立と京セラが上昇し、ユニチャームとアサヒの上げが大きかった。
一方、スマホ向けゲーム「スーパーマリオ ラン」の配信を始めた任天堂は大幅に下落した。NTTドコモと富士通が下げ、損害保険の東京海上とMS&ADが下落した。
東証2部株価指数は反落した。
前引けの2部指数は、前日比3.03ポイント安の5106.81となった。
個別銘柄ではリンコー、黒田精工、シャープとアートSHDが下げ、神戸発動機、アルデ、ラオックスとアルデプロは上げた。
12月16日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=ジャスダックが続伸 メイコーがストップ高
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比9円82銭高い2694円39銭となった。
前日の米株式相場の上昇や一方的な円安・ドル高進行を受けた、株式市場全体の投資家心理の改善が新興市場にも波及した。
ただ、東証1部の主力株に資金が移っている面があり、買いの勢いは鈍かった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で291億円、売買高は7649万株だった。
個別銘柄ではメイコーがストップ高、フォーサイドやクルーズ、日本一ソフトが上昇した。半面、トレイダーズやテックファームHD、アスコットは下落した。
12月16日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=続落、新規上場のシンシアは公開価格を上回る
・・・続き
東証マザーズ指数は続落し、前引けは前日比3.51ポイント安の927.60だった。
個別銘柄ではそーせいやストライク、イグニスが下落した。一方、アカツキがストップ高。リファインV、MSジャパンは上昇した。
今日、新規上場したシンシアは9時10分に公開価格2100円を7.1%下回る1950円で初値を付けた。
ただ、その後は買いが入り、前引けは公開価格を上回る初値比10%高の2150円だった。
12月16日 カタリストコメント
「対メジャーSQ値6勝無敗へ」
NY株式市場は3指数揃って反発。
FRBの追加利上げ観測拡大から金融セクターが相場のけん引役になったとの解釈。
・・・続き
「トランプ氏当選以降金融セクターは25%近く上昇。
S&P500の6%を大幅に上回っている」との声がある。
フィラディルフィア連銀景況指数は21.5と市場予想平均の9.3を上回って着地。
週間新規失業保険申請件数は25.4万件。
NYダウは一時150ドルを超えた場面もあった。
ただ10億超の個人情報流出を発表したヤフーが大幅安。
先物決済を翌実に控え3市場合計の売買高は約81億株と拡大した。
11月の消費者物価指数は前月比0.2%上昇で着地。
前月の0.4%上昇から鈍化したが10年国債利回りは2.60%まで上昇。
ドル円は118円台まで円安ドル高傾向。
「財政政策が一段と拡張的になる可能性が高まっており金融政策引き締め方向との観測」と指摘されている。
クリスマス前にNYダウが2万に乗せて終わるかどうかが楽しみな週末を迎えようか。
市場のクリスマスの饗宴はいずれ終わるのだろう。
しかし渦中では考えたくないという市場心理が伺える。
FOMCを通過したドル円の117円台を背景に日経平均株価は2015年6月以来の8日続伸。
プラスとマイナスの往来の気迷いムードはあった。
結局大引けはプラスというのは市場心理の強さの現れだろう。
東証1部騰落レシオ(25日)は165.56%。
2012年12月19日の(164.52%)を上回りアベノミクス開始後最高。
おそらくバブル崩壊以降でも最高値だろう。
「25日遡ると11月10日で東京市場のトランプラリーが始まった日。
当日日経平均は1092円高で東証1部の値上がり銘柄数は1935銘柄。
前日トランプショックの日は値下がり1935銘柄。
値下がり1935銘柄が計算対象から落ちて値上がり1934銘柄が残った結果での急上昇」
と分析されている。
12月第1週の需給動向では外国人が5週連続の買い越し。
買い越し額は5625億円で1年7か月ぶりの大きさ。
5週間累計の買い越し額は2兆1711億円。
一方個人は3709億円の売り越しで5週連続売り越し。
5週累計では1兆9674億円。
相変わらず外国人買い個人売りの構図だ。
変化したのは信託銀行。
前週まで6週連続で売り越していたが7週間ぶりに2997億円の買い越し。
日銀のETF買いが聞いてきたことと公的の売りが止んだと解釈できよう。
NYでのドル円118円台を受けシカゴ225先物終値は大証日中比145円高の19435円。
先週末のSQ値18867円ははるか下に位置しており対SQ値6勝無敗となろう。
となると月末まで高いというアノマリーがある。
「怖いもの見たさで限界に挑戦継続」なのだろうか。
日経マーケット面の「日本株、高値警戒シグナル」なんて見出しは見えないフリの印象。
もっともアリバイ作りのような警戒感に組す必要はまだないのかも知れない。
NYダウが19000ドルを抜いたのが11月22日。
18000ドルから1年11か月かかった。
2万ドルを1か月以内に抜けると・・・。
99年3月29日に1万ドルを抜いてから5月3日に11000ドルを抜けて以来。
約1か月で1000ドル上昇になる。
その後12000ドルまで7年5か月。
14000ドルから15000ドルまで5年10か月。
出来れば早く抜いて欲しい気がする。
以下は語呂合わせの酉年銘柄群。
サブタイトルは「酉年は羽ばたき」。
鳥越粉(2009)、イーサポート(2493)、北海コカ(2573)、
サントリー(2587)、アダストリア(2685)、
なとり(2922)、ストリーム(3071)、Jフロント(3086)、
トレファク(3093)、買取王国(3181)、鳥貴族(3181)、
トリドール(3397)、ホットリンク(3680)、テクマトリ(3762)、
モバファク(3912)、Jスト(4308)、トリケミカル(4369)、
鳥居薬品(4551)、大日塗(4611)、神東塗(4615)、
川上塗(4616)、中国塗(4617)、日特塗(4619)、
イサム塗(4624)、品川リフラ(5351)、エクストリーム(6033)、
タカトリ(6338)、酉島(6363)、トリニティ(6382)、
日トリム(6788)、ツインバード(6897)、佐鳥電機(7420)、
鳥羽洋行(7472)、3Dマト(7777)、ヤマト・インタ(7886)、
JPX(8697)、ユニマットRC(9707)、ニトリ(9843)、
ファーストリテ(9983)。
(兜町カタリスト櫻井)
12月16日 為替市況コメント
【為替】ドルは連日の高値更新で118円台に乗せ120円を目指す
・・・続き
[概況]
欧州株式市場は上昇で始まり、為替市場は円売り優勢となってドルは序盤に118円台に乗せ、ユーロは当日高値124.100円まで上昇した。
其の後ユーロは対ドルでの下げから対円でも売られて値下がりしたがドルは上値を伸ばし、序盤過ぎには当日高値で2月3日以来となる118.680円まで上昇した。
其の後NY市場で発表された米経済指標は良好だったが、高値後の反落といった感じでドルは一時118円を割り込んだ。
しかしNY株式市場が上昇で始まると再度ドル買いが進み、NY市場序盤過ぎに高値付近(118.650円)まで反発し、118円を挟んだ揉み合いのあと、 最後は前日比+1.195円高の118.240円と118円台を維持して引けた。クリスマスを控えているが、ドルは年内に120円を付けるかが注目される。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月16日 市場ニュース
【市況】東京株式(寄り付き)=日経平均株価は117.93円高で推移
・・・続き
16日10時現在の日経平均株価は前日比117.93円高の19391.72円で推移している。
ここまでの高値は9時00分の19439.97円、安値は9時44分の19360.36円。為替市場で、ドル・円が118円台をつけていることから、日経平均は上昇でスタートしたが、ドル買い一服などを受けて上げ幅をじりじりと縮小する展開となっている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7943億円、売買高は6億6501万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1182と、全体の6割弱を占めた。値下がりは640、変わらずは176銘柄だった。
業種別では33業種中、28業種前後が高い。値上がり上位に金属製品、銀行、鉄鋼、水産、精密機器、ガラス土石など。半面、値下がりはその他製品、保険、情報通信、電力ガス、倉庫。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅を縮小している。
個別では、三井住友トラと第一生命HDは上げ幅を拡大している。日立と新日鉄住金、アサヒも一段高。東エレクと京セラは年初来高値を更新した。一方、富士通やNTTドコモが下げ幅を拡大している。ファストリは朝高後に下げに転じている。
東証2部株価指数は前日終値を挟み一進一退している。ラオックスやMCJが上げ、シャープと黒田精は下げている。
12月16日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月16日号
12月16日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
16日の東京株式市場は、昨日までの8日続伸で、一段と過熱感が高まっていることに加え、イベント通過後の週末でもあり、上値は重いと予想する。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万9100円−1万9500円を想定する。
15日は、外国為替市場で、1ドル=117円台後半まで急激に円安・ドル高が進行したにも関わらず、日経平均株価が一時、前日比マイナス圏に沈むなどやや買い疲れの印象となった。
日ロ会談は相場の刺激材料ではあるが、交渉難航が予想されている上に、昨日の日経平均はプラスとマイナスを行き来するなど気迷いムードが強まっており、よほどのポジティブ材料が出てこない限りは全体への影響は限定的と考える。
市場関係者からは「8日続伸で、日経平均株価は合計998円高とほぼ1000円高の上昇をみせ、騰落レシオ25日移動平均は165.5%と極めて過熱した状態を示しており、適度な調整場面を歓迎するムードも浮上しているほどだ」との見方が出ていた。
【好材料銘柄】
■JESCOホールディングス <1434> [
太陽光発電所電気設備工事の大型案件をNECフィールディングから受注。受注金額は16.9億円。売上計上は18年8月期からとなる。
■メンバーズ <2130>
12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■クルーズ <2138>
中国最大級のメディア「SINA(新浪)」の独占販売権と「Weibo(微博)」の全商品販売権を持つ新浪日本総合ネットワークグループと戦略的提携。共同出資会社「ワールドリンク」を設立し、越境EC事業に参入する。
■ケア21 <2373>
今期経常は2.7倍増で2期ぶり最高益更新へ
【主な経済指標・スケジュール】
16日(金)
【国内】
日露首脳共同記者会見(予定)
《決算発表》
イハラケミカル、クミアイ化、西松屋チェ
【海外】
米11月住宅着工件数(22:30)
米11月建設許可件数(22:30)
休場:南ア
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月15日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウは59ドル高、金利上昇で金融株に買い
・・・続き
15日のNYダウ工業株30種平均は前日比59ドル71セント高の1万9852ドル24セントで終えた。前日に大きく下げた反動による買いが入ったほか、米長期金利の上昇を受けて金融株が買われ相場を押し上げた。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に米利上げペースが速まるとの見方が強まった。
ダウ平均の上げ幅は一時158ドルに達したが、午後に伸び悩んだ。外国為替市場でドルが円やユーロなどに対し大幅に上昇し、海外事業の比率が高いスポーツ用品のナイキやゼネラル・エレクトロニクス(GE)などが売られ、相場の重荷となった。
NY連銀とフィラデルフィア連銀がそれぞれ発表した12月の製造業景気指数はともに前月比で上昇し、市場予想を上回った。
全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した12月の住宅市場指数も上昇した。米景気の回復基調を示したと受け止められ、相場を支えたとの指摘があった。
ナスダック総合株価指数は同20.183ポイント高の5456.855で終えた。
業種別S&P500種株価指数では全11種のうち「金融」や「素材」、「電気通信サービス」など9業種が上昇した。一方、「不動産」と「一般消費財・サービス」が下げた。
食品会社のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)は食品のクラフト・ハインツ(KHC)による買収観測が報じられ、上昇。製薬大手のイーライ・リリー(LLY)は17年度の業績見通しが予想を上回り、堅調推移した。
米メディア大手21世紀フォックスが買収を正式に発表した英有料テレビ大手のスカイも高い。カード決済ネットワークのビザ(V)やマスターカード(MA)、消費者金融のキャピタル・ワン(COF)はバンクオブアメリカ・メリルリンチによる投資判断引き上げを受け、買われた。
一方、21世紀フォックスは下げた。10〜12月期の利益見通しが市場予想に届かなかった鉄鋼のニューコアは小安い。前日夕に10億人超の個人情報流出を発表したヤフー(YHOO)は大幅安。航空機・機械関連のユナイテッド・テクノロジーズや航空機のボーイングも売られた。
ソフトウェアのオラクル(ORCL)はマーケット終了後に9-11月期決算を発表、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。時間外取引で下落して推移している。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,852.24 +59.71
S&P500種
2,262.03 +8.75
ナスダック
5,456.855 +20.183
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は3日続伸し、約1年ぶりの高値を連日更新して引けた。3月物は前日比100円高の1万9440円で引け、大阪取引所の終値を150円上回った。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、利上げペースの加速見通しから円安が進み、買いを支えた。米株の反発が相場を支えた面もあった。この日の3月物高値は1万9505円、安値は1万9120円。
CME225 : 19440 (+150(大証比))
12月15日 マーケットコメント
12月15日 為替市況コメント
【為替】FOMCの結果を受け、米ドル円は117円台で推移。
・・・続き
[為替]
15日、東京外国為替市場の米ドル円は仲値にかけて上昇し、一時117.875円まで上昇した。
早朝に米連邦公開市場委員会(FOMC)において、米金利の引き上げが発表されたことに加え、FOMCメンバーが来年の米金利引き上げ見通しについて、年3回を想定している事などを受け、米ドル円は117円台の水準となっている。
現在、欧州時間に入り、米ドル円は117.800円付近まで再び上昇し、本日高値圏を推移している。
この後は11月米消費者物価指数(予想:前年比1.7% 前回:前年比1.6%)や12月ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:3.0 前回:1.5)など幾つか米経済指標の発表が予定されている。
結果次第で、米ドル円は更に強含み、高値を更新する展開も考えられそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月15日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=20円高 8日続伸、連日高値、円安を好感
【大引け概況】
15日の日経平均株価は8日続伸した。
・・・続き
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前日比20円18銭高の1万9273円79銭で終え、6日連続で年初来高値を更新した。
8日続伸は2015年6月1日まで(12日続伸)以来の長さになる。
米連邦準備理事会(FRB)が14日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、17年の米利上げペースが加速するとの観測が浮上。
日米金利差の拡大に着目した円売り・ドル買いが加速し、円相場は1ドル=117円台後半まで下落した。投資家心理が一段と強気に傾き、企業収益の改善期待を手掛かりに輸出関連の主力株が買われた。
買い一巡後は、上値が重くなり一転して下げに転じる場面も見られたが「日銀によるETF買い観測から切り返す動きとなった」(中堅証券)との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比31.54ポイント高の1万3804.53だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、4.03ポイント高の1542.72で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆8103億円。売買高は23億2463万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1115と、全体の55.8%を占めた。値下がりは745、変わらずは138銘柄だった。
業種別では33業種中21業種が値上がり。1位は海運で、以下、輸送用機器、精密機器、小売が続いた。値下がり上位には鉱業、石油・石炭、建設が並んだ。
市場では、「円安で自動車などが堅調だったが、内需系の銘柄も買われるなど、出遅れ銘柄を中心に循環物色が続きそうだ」との見方があった。
個別では、日東電が上げ幅を広げ、年初来高値を更新した。トヨタやマツダなど自動車株の上昇が目立ち、三菱自は大幅高。T&Dや第一生命HDも買われた。
ファーストロジック、アクリティブ、マイクロニ、パイオラックス、さが美、トムソンなどが高い。
半面、JXや国際石開帝石は安い。任天堂やコマツの下げも目立った。ソフトバンクは高値更新後、下げに転じて終えた。サニックス、ヤーマン、エンシュウ、アゴーラHG、バイタルKSなどが安い。
東証2部株価指数は9日続伸した。大引けの2部指数は、前日比8.05ポイント高の5109.84となった。
個別銘柄では伏木運、マーキュリア、キクカワ、コメ兵が買われた。半面、日本パワーファス、桜島埠頭、SFJ、摂津製油が売られた。
12月15日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=反発も利益確定の売りで上値の重い展開く
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比1円46銭高の2684円57銭だった。
14日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)における利上げ決定と2017年の利上げペースが加速するとの観測から、外国為替市場で1ドル=117円台後半まで円安・ドル高が進んだ。
投資家心理が一段と改善し、新興市場銘柄にも買いが入った。ただ、買い一巡後は日経平均株価が下げに転じる場面もあり、相場の過熱感から利益確定の売りも出て、上値の重い展開だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で560億円、売買高は1億6245万株だった。
個別銘柄ではクラスターTが一時ストップ高。ナガオカ、博展、シスロケ、トレイダーズやアスコット、J・TECなどが上昇した。半面、FVCやテックファームHD、オービス、ピクセル、システム ディなどは下落した。
12月15日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=続落、上値の重い展開
・・・続き
東証マザーズ指数は小幅に続落した。為替市場の一段の円安も東京市場の上値が重く、新興市場も主力株も連動した展開だった。終値は前日比1.57ポイント安い931.11だった。
個別では、そーせいグループ、サイバダインが小甘く、イグニスやドリコム、じげんなどが下落した。上場2日目のキャリアインデックスも続落。
一方でリファインバース、カイオム・バイオサイエンスは大幅高。モブキャス、ブランジスタは上昇した。
12月15日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を6銘柄更新しました。
[3176]三洋貿易
[9179]川崎近海汽船
[2599]ジャパンフーズ
[2708]久世
[3799]キーウェアソリューションズ
[4712]アドアーズ
12月15日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値近辺で小動き
・・・続き
[後場寄り付き概況]
15日後場の日経平均株価は前日比30円34銭安の1万9223円27銭で寄り付いた。
後場寄り付きの日経平均株価が前場終値近辺で小動きとなっている。
外国為替市場では、1ドル=117円30銭台での推移。アジアの主要株式市場は、総じて軟調な値運びとなっている。
日経平均は年初来高値を更新した後は、売り買いが交錯している。
海外投資家はクリスマス休暇に入り、これから年末に向けてはより商いが細りやすくなる。需給動向を見極めつつ、物色対象を探る展開になりそうだ。
そのため、本日は円安を背景に輸出関連が動意付いているが、次第に中小型株に資金がシフトしてくる相場展開を意識しておく必要がありそうだ。
ランチバスケットは25件、476.04億円。
差し引き30億円の売り越しとの観測。
12月15日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=28円安と小反落、円安で追い風も過熱感意識
15日午前の日経平均株価は下げに転じた。
・・・続き
28円37銭安の1万9225円24銭と8日ぶりに反落して引けた
前場の東京株式市場は、売り買い交錯。朝方は、前日の欧米株市場が総じて軟調に推移したものの、1ドル=117円台への急速な円安進行を背景に輸出株中心に全体株価は高く始まった。しかし、買い一巡後は急速に値を消し、前場終盤にマイナス圏に沈んでいる。
14日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)における利上げと2017年の利上げペースが加速するとの観測から急速に円安が進行しているが、好感した買いは続いていない。
相場の過熱感や年内の重要イベント通過で、当面の利益を確定する目的の売りが優勢になっている。足元の株高をけん引してきた海外勢はクリスマス休暇に入り始めたとみられ、市場では「海外勢から大口の買いが入っていない一方、国内勢は動いていない」(国内証券)との声も聞かれる。
ただ、前日も日銀のETF買いが入り相場の下支え役を果たしたこともあって、きょうも後場の買い出動を期待した押し目買いを誘発しているもよう。
前場の東証1部の売買高概算は12億1793万株、売買代金概算は1兆3652億9000万円。値上がり銘柄数は880、対して値下がり銘柄数は981、変わらずは134銘柄だった。
個別ではソフトバンクグループが目先利益確定売りで上昇一服となったほか、コマツも冴えない。ジャパンディスプレイが売られ、パイオニア、エンシュウも下げた。
東京電力ホールディングスも安い。キムラタン、ヤーマン、オルトプラス、JDI、アゴーラHGなどが安い。
半面、トヨタ自動車、富士重工業などが円安を追い風に上昇、SMCも反発に転じた。キーエンスも高い。安永が値を飛ばし、太陽誘電、昭和電工なども買われている。アスクルも大きく上昇した。マイクロニ、さが美、トムソン、マネパGなどが上げた。
東証2部株価指数は朝高後に下げに転じた。前引けの2部指数は、前日比5.27ポイント安の5096.52となった。
個別銘柄では日本パワーファス、エイチワン、桜島埠頭、SFJが売られた。一方、伏木運、キクカワ、サンコー、神戸発動機は買われた。
12月15日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=反発も上値は重い
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。前引けは前日比2円17銭高の2685円28銭だった。14日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)における利上げ決定と2017年の利上げペースが加速するとの観測から、外国為替市場で1ドル=117円台後半まで円安・ドル高が進んだ。
投資家心理が一段と改善し、新興市場銘柄にも買いが入った。ただ、日経平均株価が朝高後下げに転じるなど相場の過熱感も意識されやすく、当面の利益を確定する目的の売りが上値を抑えた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で340億円、売買高は9534万株だった。
個別銘柄ではクラスターTが一時ストップ高。トレイダーズ、ノムラシステム、シスロケ、マクドナルド、アスコットが上昇した。半面、オービス、デジタルデザイン、日本一ソフトやFVC、ピクセルは下落した。
12月15日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=続落、利益確定の売り
・・・続き
東証マザーズ指数は小幅に続落し、前引けは前日比1.35ポイント安の931.33だった。
個別銘柄ではシリコンスタジオ、キャリアインデ、あんしん保証、イグニスやミクシィ、グリンペプなどが下落した。一方、ブランジスタ、データHR、リファインV、そーせい、モブキャスは上昇した。
12月15日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、上げ幅を縮小 過熱警戒の利益確定売り
[10時概況]
15日10時現在の日経平均株価は前日比57円87銭高の1万9311円48銭で推移している。
・・・続き
前日まで7日続伸するなどここ1カ月あまり一方的な株高が続いており、相場過熱を警戒した利益確定目的の売りが重荷になっている。
日経平均はトランプ次期米大統領の政策期待から上昇基調に転じた11月9日以降、水準を3000円程度切り上げた。
連日で年初来高値を更新するなど達成感が広がっているほか、東証1部の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割った騰落レシオ(25日平均)は14日時点で149.44まで上昇。「買われすぎ」とされる120を上回り、14年6月下旬以来、2年半ぶりの高水準で、過熱感も強まっている。
もっとも、現時点で下げに転じるほどの売りは出ていない。日米金利差の拡大に着目した円売り・ドル買いの流れが続いており、東京外国為替市場で円相場は1ドル=117円台後半まで下落した。輸出企業の収益改善期待が高まり、主力株高が引き続き指数を支えている。
日経平均プラス寄与度トップは京セラで、日経平均を6.60円押し上げている。次いで日東電が5.95円、ホンダが5.68円、富士重が4.83円、トヨタが4.76円と続く。
マイナス寄与度は11.17円の押し下げでソフトバンクがトップ。以下、ファナックが4.41円、信越化が2.23円、電通 が1.53円と続いている。
業種別では33業種中23業種が値上がり。1位は輸送用機器で、以下、精密機器、海運、小売と続く。値下がり上位には石油・石炭、鉱業、電気・ガスが並んでいる。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅を縮めた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で8809億円、売買高は8億1235万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1129と、全体の56.6%を占めた。値下がりは680、変わらずは185銘柄だった。
HOYAやキーエンス、東レが上げ幅を広げた。富士重やトヨタ、日産自が引き続き高い。一方、ソフトバンクは高値更新後に下げに転じた。コマツや野村、丸紅が下げ幅を拡大した。
東証2部株価指数は続伸している。フライトHDと朝日インテクが上げ、安川情報とアートSHDが下げた。
225先物はアムロ・メリル・ソジェン・日産・モルスタが買い越し。
野村・GS・大和・日興・みずほ・クレディが売り越し。
TOPIX先物は大和・ソジェン・GS・アムロ・野村が買い越し。
みずほ・モルスタ・JP・UBS・三菱が売り越し。
外資系等は鹿島(1812)、やまみ(2820)、CKD(6407)、九電(9508)、関電(9503)、T&D(8795)、ソニーF(8729)、川重(7012)に注目。
テクニカル的には東建コーポ(1766)、フィード・ワン(2060)、カカクコム(2371)、ハウス食(2810)、アイスタイル(3660)、リケンテク(4220)、電通(4324)、花王(4452)、日エンタ(4829)、TOTO(5332)、エスクローAJ(6093)、アマダ(6113)、アルバック(6728)、パイオニア(6773)、村田(6981)、FCC(7296)、東京精密(7729)、PALTAC(8283)、ステップ(9795)、アークス(9948)、ソフトバンク(9984)が動兆。
12月15日 カタリストコメント
「8日続伸に挑戦」
NY株式市場は8日ぶりの反落。
FRBがFOMCで1年ぶりに0.25%の利上げを決定したことは想定の範囲。
・・・続き
ただ来年の利上げペースが少なくとも2回。
場合によって3回になる可能性が示唆され利上げペースが早まったことをネガ視した格好。
「来年の利上げの回数が増えるかもしれない。
これが最近の相場上昇を受けた利益確定の口実に使われた可能性」からの売り物との解釈。
あるいは 「いったん利食いに動くための口実は何であっても普段より説得力を持つ」という指摘もある。
原油価格の下落がエネルギー株を圧迫したのも売り材料だった。
いずれにしてもFOMCを通過したことが重要なこと。
そして週末の先物決済を控えて売り方は一息つけたというところだろう。
明日の先物決済を通過すればNY市場はクリスマスモードになる。
FOMCの結果を受けて10年国債利回りは2.565%まで上昇。
ドル円は2月8日以来の117円台まで上昇した。
昨日の日経平均は11月25日以来の7日続伸。
とはいえ上昇幅はわずか3円。
TOPIXは小幅に反落した。
「東証第1部の58.3%に相当する1165銘柄が値下がり。実際は微調整の1日」というのが正しい感覚だろう。
25日移動平均線との乖離率がプラス6.16%→5.68%まで低下。
騰落レシオも150→149まで低下したのが好材料になったかも知れない。
寄り前に発表された日銀短観で大企業・製造業の業況判断DIが4ポイント改善のプラス10。
6四半期ぶりの改善だったがほとんど材料視はされなかった。
9日時点の信用評価損益率は時点でマイナス7.26%→7.06%と5週連続の改善。
程よい水準で推移している。
裁定買い残も300億円減少し1兆4741億円と邪魔にならない水準。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス13.678%。
買い方はマイナス4.096%。
空売り比率が34.1%まで低下したことは好材料。
FOMCの結果を受けてドル円は一時117円台。
シカゴ225先物終値は日中比95円高の19275円。
8日続伸への期待はある。
週足レベルでは、26週平均が52週平均を下から上抜けてゴールデンクロス。
13年1月以来の出来事。
まさにトランプノミクスはアベノミクスを罫線的になぞるのかも知れない。
11月22日に白くねじれた勝手雲は順調な右肩上がり。
「倍返し」という視点は大和のレポート。
まずは日経平均。
17613円(4/25) →14864円(6/24)の押し幅▲2749円。
倍返しは20362円。
そしてNYダウ。
18351ドル(2015/5/19)→15370ドル(2015/8/24)の押し幅▲2981ドル。
倍返しは21332ドル。
NYダウと日経平均のアベノミクス相場以降の差は平均900ポイント程度だという。
加えてNY市場の税と株価の関係を興味深く分析している。
米投資雑誌バロンズの記事は「1月初めの相場に注意」。
「トランプ氏は所得税の最高税率を39.6%から33%に下げることを提案。
来年決定すれば1月に遡っての適用が期待される。
利食い売りは年明けの方が得になるかもしれないので、今は利食いが止まりやすい。
税率が下げられるかもし知れない現状。
1月1日以降に売れば2018年4月の納税期限までキャピタルゲイン税の支払いを様子見できる。
今は強気の群集はポジションを減らさないだろう」。
来年、個人は所得減税が行われる可能性があるので、来年になってから利食いを入れた方が得になる可能性大。
今は売りが止まっている。
よって表題は「1月初めの相場に注意」。
バロンズの記事が米国内で広まる結果の減税とは関係がない機関投資家の動きの想像。
年初からの個人の売りを見越して先回りの売りを出す懸念になるという。
もっともその先には5月頃までの30兆円に及ぶ税還付の買いというユーフォリアもあるのだが・・・。
日経朝刊では「新債券王」の異名を持つダブルライン・キャピタルのガンドラック氏が登場。
因みに09年創業のダブルラインの運用資産は1000億ドルを超えるという。
言っていることは・・・。
トランプラリーはもうすぐ終息するだろう。
都合の良い解釈に市場は転じたが現実には財政支出の効果は当分先。
投資家は幻滅し市場は一進一退が続くだろう。
中低所得者は使うお金がない。
富裕層は反トランプが多く消費を増やす雰囲気ではない。
そして金利。
財政悪化を踏まえると今後5年で米10年債利回りは6%まで上昇するだろう。
ただトランプ政権当初の景気は期待外れの可能性大。
利上げには慎重になり1〜3月期は様子見だろう。
ココまではポジショントークなのかも知れない。
その上で「トランプ政権で有望なのは金融格。
オバマ政権での金融規制の見直しが想定される。
長期金利の上昇に伴う長短金利差の拡大が期待される」という。
正論と思えるのは以下のくだり。
「マイナス金利政策で金融機関の収益に打撃を与えれば実体景気は良くならない。
これがハッキリした。
欧州では長期金利がプラス圏に浮上し最悪期を脱した。
日本もそうすべきだ」。
しかも日経マーケット面では「日銀、来年には利上げも」の見出し。
蟷螂の斧のように孤軍で言ってきた「マイナス金利こそ悪の元凶」に援軍が登場した気がする。
「金利上昇→株安」のドグマに入った専門家が宗旨変えすることはないのだろうか。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
JPX(8697)・・・動兆
JPXに注目する。
同社は東証、デリバティブの大証が傘下。
株価の上昇と売買高の増加は追い風。
「酉」年関連銘柄。
(兜町カタリスト櫻井)
12月15日 為替市況コメント
【為替】FOMC声明で利上げ見通しがこれまでの2回から3回に増えドル買い加速
・・・続き
[概況]
FOMCを控えて為替市場は小動きが続いたが、NY市場で発表された米経済指標(生産者物価指数、小売売上高、鉱工業生産、設備稼働率、企業在庫)は、生産者物価指数以外は予想を下回り、ドルは一旦114.760円の当日安値まで値下がりした。
しかし直ぐに値を戻し、注目のFOMCでは0.25%の利上げ(予想通り)が発表され、声明で9月時点での利上げ予想2回が今回は3回に変更された事に反応してドルは買われ、一気に116円台に乗せた。
其の後もドル買いは続き、NY市場引け近くには2月8日以来となる117円台に乗せて当日高値117.405円まで上昇し、引けでも117円台を維持した。
ドルは節目の115円を付ける時はその前に一旦112円台まで下げたが、115円を付けたあとは114.760円までの下げにとどまり、今回あっさりと117円台を付けるなどドル高基調は続いていると見られ、次の目標は120円になったと思われる。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月15日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■NSSOL<2327>
ビッグデータやAI活用し製鉄所間の配船最適化に乗り出す
■夢真HD<2362>
仮装通貨取引所とフィンテック技術者向け研修事業開始
■TDK<6762>
EV向け積層セラミックコンデンサーの開発積極化
■カネミツ<7208>
チェーン用歯車を1秒以下で検品する装置開発 生産効率向上
■HIS<9603>
レンタカーの運転手をネットで紹介するサービス拡大
■ニトリHD<9843>
中国の店舗展開加速 22年までに100店舗展開計画
12月15日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月15日号
12月15日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
15日の東京株式は買い先行で堅調展開を想定する。
・・・続き
日本株にとっては円安が買い材料となる。円の先安期待を支えに良好な地合いが続くと予想する。
日経平均株価の予想レンジは、1万9100円−1万9500円を想定する。
米国株式は急ピッチな利上げを警戒する格好で下落に転じたが、14日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比160円高の1万9340円と続伸した。
為替相場は、ドル・円が1ドル=117円台の前半と円安に振れていることから、輸出関連株を中心に全体相場を押し上げる格好となりそう。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り810万株、買い570万株で、差し引き240万株の売り越し。売り越しは5営業日連続。金額は買い越し。
売りセクターに、機械、建設、電機、自動車、商社、サービス、化学など。買いセクターに、通信、電機、サービス、食品、建設、保険、機械など。
【好材料銘柄】
■ファーストロジック <6037>
8-10月期(1Q)経常は93%増益で着地。
■アクリーティブ <8423>
芙蓉総合リース <8424> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、連結子会社化を目指す。TOB価格は1株520円で14日終値を29.7%上回る水準。買い付け期間は12月15日から17年1月19日まで。なお、TOB成立後も同社は上場を維持する。
■山王 <3441>
8-10月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
■ノムラシステムコーポレーション <3940>
業績に連動した配当を行う方針に変更。16年12月期から配当性向40%以上とする。
■窪田製薬ホールディングス <4596>
眼科治療薬の開発を手掛ける米Eye Medics社と新規バイオミメティック(生物模倣)技術の独占的実施権取得に関するオプション契約を結んだ。
【主な経済指標・スケジュール】
15(木)
【国内】
12月短観「企業の物価見通し」(8:50)
プーチン・ロシア大統領来日(〜11/16)
安倍首相、プーチン・ロシア大統領と首脳会談(山口)
20年国債入札
《決算発表》
クスリのアオキ、パーク24、ドーム、神戸物産
【海外】
BOE金融政策委員会
EU首脳会議(〜12/16)
米12月NY連銀製造業景気指数(22:30)
米7-9月期経常収支(22:30)
米11月消費者物価指数(22:30)
米12月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(22:30)
米12月NAHB住宅市場指数(12/16 0:00)
メキシコ中銀金融政策決定会合
《米決算発表》
アドビ・システムズ、カーニバル・コーポレーション
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月14日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ118ドル安 、金利見通しの引き上げを嫌気
・・・続き
14日のNYダウ工業株30種平均が8営業日ぶりに反落し、前日比118ドル68セント安の1万9792ドル53セントで終えた。
下落幅は米大統領選挙前の10月11日以来、およそ2カ月ぶりの大きさだった。
朝方は小売売上高が予想を下振れた一方で、生産者物価指数(PPI)が堅調となるなど、経済指標に強弱が入り混じる展開となったが、FOMCの発表を控えて小動きとなった。注目のFOMCでは大方の予想通り、賛成多数で政策金利が引き上げられた。しかし、来年の金利引き上げ見通しが年3回に上方修正されたことが嫌気され、発表後に下落した。
債券市場では金利が上昇、外国為替市場では対主要通貨でドル高が急速に進んだ。業績が為替相場の影響を受けやすい素材関連や、輸出関連企業などに売りが広がった。金利上昇を受けて高配当株にも売りが出
米大統領選前後からほぼ一本調子の上昇基調が続いていたため、利益確定や持ち高調整目的の売りも出やすかった。ダウ平均は162ドル安まで下げ幅を広げる場面があった。
ナスダック総合株価指数は反落し、同27.156ポイント(0.5%)安の5436.672で終えた。S&P500種株価指数も反落した。
業種別S&P500種株価指数は「エネルギー」「公益事業」などを筆頭に全11業種が下げた。
大手銀行のウェルズ・ファーゴ(WFC)は、経営破綻時の事業整理計画を再提出したものの、当局からの承認を得られず軟調推移した。
スイスの製薬会社の買収を断念したと発表した日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も下げて終えた。事業売却を発表した化学のデュポンも売られた。
グーグルを傘下に持つアルファベットなどIT大手の一角は上げた。トランプ次期大統領がIT企業の経営幹部と会談したことが報じられた。アップルは横ばいだった。コマツが買収する予定の鉱山機械のジョイ・グローバルは四半期決算が赤字だったものの、小高く終えた。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,792.53−118.68
S&P500種
2,253.28−18.44
ナスダック
5,436.672−27.156
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続伸し、約1年ぶりの高値を更新して引けた。3月物は前日比65円高の1万9340円で取引を終えた。14日の大阪取引所の終値を160円上回った。
外国為替市場での急激な円安を好感した。この日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で1年ぶりの利上げが決まった。
また、経済・政策金利の見通しを受け17年の利上げペースが加速するとの見方が強まり、円は対ドルで売られた。一方、米株式の反落を嫌気して売られる場面もあり上値を抑えた。
この日の3月物高値は1万9425円、安値は1万9115円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19340 ( +160 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19410 ( +230 )
( )は大阪取引所終値比
【14日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6949.19(−19.38)
FTSE100種総合株価指数は反落。前日終値に比べ19.38ポイント安の6949.19で引けた。医薬品株の下げが指数に影響するなか、構成銘柄の約7割が下落した。
グラクソ・スミスクラインなど医薬品株が安くなった。半面、ソフトウエア開発のマイクロフォーカスは、上期利益が市場予想を上回ったことが好感され、4%超上昇した。金価格の上昇を背景に、関連株も上がった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11244.84(−39.81)
ドイツ株式指数(DAX)は反落。終値は前日比39.81ポイント(0.35%)安の11244.84だった。アディダスとドイツ取引所、透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアが売られた。一方で、放送大手のプロジーベンザット1メディアと、医薬・化学大手のメルクは上昇。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4769.24(−34.63)
12月14日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
14日の日経平均は小幅ながら7営業日続伸。
・・・続き
さすがに高値警戒感が出てきたのだろう。寄り前に発表された12月の日銀短観は予想通りの範囲の改善で材料とならず。依然として需給は良好だがかなりの連騰となっているだけに、そろそろ短期的な調整が入ってもおかしくはなさそうだ。
明日はいよいよFOMCおよびイエレンFRB議長会見。
今回の利上げは、ほぼ確実視されている。
2017年の利上げ回数は2〜3回との見方がコンセンサス。これらの予想を覆すサプライズが出てくるかという点と、米大統領選以降、大きく動いた株式、為替、米長期金利に、同イベントを経て新たな動きが出てくるのかが注目される。
結果を受けて波乱相場となる可能性は少ない、逆に材料出尽くし感も予想され、買い手控え姿勢が強まりそうだ。
イエレン氏が会見で現状の株高に対してバブル的な要素があるなどと言及し、トランプ氏との摩擦が生じるような事態が生じた場合には、やっかいなリスクとなる可能性はある。
とにかくここ2カ月で米国を中心にマーケットが激変しているため、重要イベント通過後には、それなりに荒い動きも想定される。
ただし、昨年はFOMCの利上げを受けて、米国株は初動反応としては大幅高となったが、翌日以降は急落した。あすの動きはノイズとなる可能性もあり、この先の方向性まで決めるとは考えず、以降のモメンタムをしっかり見極める必要がある。
また、あすは安倍首相とプーチン・ロシア大統領との首脳会談も注目材料。あす15日は山口、16日には東京での会談が予定されている。現状では交渉難航も予想されているが、こちらもサプライズニュースが届けられれば相場の刺激材料となる可能性はある。
特に水産や食品、プラント関連などの動向が注目される。
イベント以降は、海外投資家も年末モードに入る。また、きょうはかろうじてプラスを保ったが初動はかなり弱かった。この2カ月で急伸している銘柄も多く、年をまたぐ前に利益を確定したい投資家も多いと想定される。
強い動きが出てくるようなら、利食いを検討するのも一考と考える。
12月14日 為替市況コメント
【為替】FOMCの結果を見極めたい。
・・・続き
[為替]
14日の東京外国為替市場は、昨日から開かれているFOMCの結果を見極めたいとの思惑から、限定的な値動きとなっており、米ドル/円は115.100円近辺での推移となっている。
今回のFOMCでは、0.25%の利上げが確実視されているため、FOMCメンバーによる来年の金利予測、イエレン議長の会見内容に注目が集まる。来年の金利予測では、3回ないし4回の利上げ方向にシフトするとみられているが、ハト派のイエレン議長の会見が予定されていることから予断を許さないところ。
前述の要因からイベント通過後の市場の反応を見極めた慎重なポジションメイクが必要となりそうだ。テクニカル的には、直近で100円から116円まで急ピッチで上昇しているため、仮に38.2%戻しとなった場合でも、110円近辺まで大きく調整する可能性もありそうなため注意したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月14日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を8銘柄更新しました。
[4548]生化学工業
[2714]プラマテルズ
[2761]トシン・グループ
[3242]アーバネットコーポレーション
[3371]ソフトクリエイトホールディングス
[4559]ゼリア新薬工業
[4832]JFEシステムズ
[7955]クリナップ
12月14日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=3円高、売り買い交錯も小幅に7日続伸
【大引け概況】
14日の日経平均株価は年初来高値を更新した。
・・・続き
本日のマーケット動画
時間:1分59秒 容量:13.74M
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終値は前日比3円09銭高の1万9253円61銭と小幅に7日続伸した。
日経平均の7日続伸は11月25日以来となる。
朝方はやや買い先行で始まったものの続かず、小幅プラス圏とマイナス圏を往来する展開で売り優勢の時間帯が長かった。
足もと過熱感が意識される東京市場は、為替の円安一服などを受けて利益確定売りに押された。
15日未明の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に利益を確定する売りも出て日経平均は一時、小幅安に転じた。
ただ、下値では海外投資家の買いなどが引き続き流入しているもようで、底堅さも発揮した。午後の取引では証券や銀行株などへの買いが目立った。
指数への影響度が大きいソフトバンクの上昇も日経平均を支えた。
JPX日経インデックス400は7営業日ぶりに小反落し、前日比13.50ポイント安の1万3772.99だった。東証株価指数(TOPIX)も7日ぶりに小反落した。終値は1.56ポイント安の1538.69だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆5448億円、売買高は20億4511万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1165、値上がりは695、変わらずは136だった。
個別では、ソフトバンクが断トツの売買代金をこなし約2年ぶりの高値圏に買われた。KDDIなど通信株が高い。運用するベンチャーファンドが米国の仮想現実(VR)ゲームの開発企業に出資したと発表した電通も買われた。日本電産、ブリヂストンも買いが優勢に、安永は調整一巡から買い直されストップ高。日本CMK、コロプラなどが値を飛ばした。
半面、年間配当の減配を発表したアサツーDKが安い。主力のトヨタが売られ、任天堂やSMCも下落した。三菱商事も安い。トヨタ自動車も冴えない。アサツーディ・ケイ、ジャパンベストレスキューシステムが急落、第一三共、日本通信などにも売りが目立った。
東証2部株価指数は8日続伸し、連日で年初来高値を更新した。大引けの2部指数は、前日比2.65ポイント高の5101.79となった。
個別銘柄では日本パワーファスがストップ高。伏木運は一時ストップ高と値を飛ばし、宮入バル<、摂津製油、コメ兵、安川情報、フライトHD、宮入バが上昇した。半面、桜島埠頭、ファーマF、リンコー、兵機海運、アートSHD、象印が下げた。
12月14日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=3日ぶり反落、新興市場も方向感乏しく
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は小反落だった。終値は前日比2円72銭安い2683円11銭だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を日本時間15日未明に控え、投資家の間では様子見ムードが広がった。円相場や日経平均株価と同様に新興市場も方向感が乏しかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で699億円、売買高は2億321万株だった。個別銘柄では日本一S、チャームケア、Nuts、鈴茂器工、FVC、マクドナルドが下落した。
半面、アストマックスがストップ高。トレイダーズは一時ストップ高と値を飛ばし、アストマクス、BBタワー、タケダ機械、助川電気、原田工業、ODKは上昇した。
12月14日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=4日ぶり反落、様子見ムードが広がる
・・・続き
東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比8.59ポイント安い932.68だった。
個別銘柄ではインソース、メタップス、アカツキ、チェンジ、サイバダイン、そーせいが下落した。
一方、イグニスやリファインV、モブキャス、シリコンスタジオ、G−FACTORY、バリューデザインは上昇した。14日に新規上場したキャリインデの初値は公開価格を1.5%上回ったが、その後は売りが続き初値比15.6%安の5190円で初日の取引を終えた。
12月14日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=小反落、利益確定売りが優勢も底堅い動き
14日午前の日経平均株価は前日比15円06銭安の1万9235円46銭だった。
・・・続き
円安の一服や短期的な株価の過熱感が重荷となり、利益を確定する売りが出た。 押し目買いも入り、日経平均の下げ幅は限られた。株価の上昇が出遅れているとされる銘柄への買いも目立った。
朝方は13日の欧米株高を支えに買いが先行したが、その後は売りに押された。15日未明にFOMCが結果を発表する前に、いったん利益を確定する売りが出た。
また、外国為替市場で円安が一服していることが買い手控え材料となっているが、前日も発動した日銀のETF買いなどに対する思惑も下値を支えている。
JPX日経インデックス400は、前日比-17.72ポイント安の1万3,768.77で終えた。TOPIXも反落し2.35ポイントの1,537.90で終えた。
前引けの東証1部の売買代金は1兆1376億円、売買高は9億7440万株、東証1部の値下がり銘柄数は577、値上がりは1286、変わらずは132銘柄だった。
個別では、ファストリの下落が目立つ。空売りファンドのターゲットとなったSMCが引き続き下値模索をし、アサツーディ・ケイ、第一三共も大幅安となっている。
半面、電池部材の生産能力を拡充すると伝わった日立化に買いが入った。NTTやKDDIなど通信株の一角も上昇した。ダブル・スコープ、クックパッドなどが高く、コロプラ、日本CMKなどが値を飛ばしている。
東証2部株価指数は8日ぶりに小反落。前引けの2部指数は、前日比3.27ポイント安の5095.87となった。
個別銘柄では、アートSHDやヨネックスが下げた。一方、伏木運がストップ高、パワーファス、安川情報が上昇した。
12月14日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】日経ジャスダック平均株価=2円81銭安。FOMC結果発表控え小反落
・・・続き
ジャスダック平均株価は小反落した。
前引けは前日比2円81銭安い2683円02銭だった。FOMCの結果発表を明日未明に控えて様子見ムードが広がり、新興市場も方向感が乏しかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で428億円、売買高は1億2995万株。
個別銘柄では、不二精機、FVCやマクドナルドが下落した。半面、原田工業、トレイダーズや日本一ソフト、アストマクスが上昇した。
12月14日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=小幅続伸、イグニスが一時12,000円超える
・・・続き
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比1.37ポイント高の942.64だった。
個別銘柄では、イグニスやサイバダイン、G−FACTORYが上昇した。リファインVやメタップス、アカツキは下落した。
今日新規上場のキャリインデは9時に公開価格を1.5%上回る初値を付けたが、次第に売りが優勢となった。午前終値は初値比9.4%安の5570円だった。
12月14日 相場概況(寄り付き後)
【市況】東京株式(寄り付き)=買い優勢、欧米株高受けリスク選好ムード継続
[寄り付き概況]
14日の日経平均株価は前日比19円49銭高の1万9270円01銭で寄り付いた。
・・・続き
前日の欧米株高を受け、投資余力の増した海外投資家などの買いが日本株に波及した。ただ、円相場の下落一服や短期的な過熱感が重荷となり、その後は小幅ながら下げに転じる場面があった。
日本時間15日早朝に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が判明する。今回の利上げは既に織り込んでいるものの来年の利上げペースについては見方が分かれるところで、イエレンFRB議長の記者会見に注目が集まりそうだ。
日経平均は目先過熱感も意識され、外国為替市場の動向などを横目に利益確定売り圧力が意識される展開も予想される。
午前9時50分に発表された12月調査日銀短観では、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス10(9月調査プラス6)と事前予想通りとなり、直後の為替市場での反応は鈍かった。
寄り付き時点で業種別では33業種中、21業種前後が高い。値上がり上位にゴム製品、電力ガス、食料品、鉄鋼、金属製品、輸送用機器など。
トヨタやソフトバンクが買われた一方、任天堂やコマツが売られている。
14日、東証マザーズに新規上場したキャリアインデックス<6538>が公開価格6060円を1.5%上回る6150円(17年3月期予想PER35.6倍)で初値を付けた。
転職情報サイト「CAREERINDEX」などを運営し、インターネットを活用した集客プラットホームの運営を手掛ける。人気業種のIPO(新規上場)だが、市場からの吸収金額が約30億円あって荷もたれ感が意識されていた。公開株式数は49万6800株。
225先物はバークレイズ・メリル・ソジェン・クレディ・三菱・アムロが買い越し。
野村・大和・JP・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・GS・シティ・大和・野村が買い越し。
三菱・メリル・日興・アムロが売り越し。
外資系等はソフトバンク(9984)、ベルーナ(9997)、TOTO(5332)に注目。
テクニカル的にはマルハ(1333)、ホクト(1379)、大成建(1801)、清水(1803)、飛島(1805)、大豊建(1822)、東鉄工(1835)、NIPPO(1881)、鳥越粉(2009)、COOK(2193)、モロゾフ(2217)、NSSOL(2327)、いちご(2337)、インフォマート(2492)、サッポロ(2501)、サントリ(2587)、ダイドー(2590)、味の素(2802)、カゴメ(2811)、アリアケ(2815)、なとり(2922)、アルペン(3028)、クリエイト(3148)、丸善(3159)、ネクステージ(3186)、USMH(3222)、サムティ(3244)、日調剤(3341)、モバクリ(3669)、ティーガイア(3738)、武田(4502)、大日住薬(4506)、生化学(4548)、東和薬品(4553)、第一三共(4568)、キョーリン(4569)、大塚(4578)、明光ネット(4668)、ジャスト(4686)、フューチャー(4722)、CTC(4739)、大塚商(4768)、サイボウズ(4776)、ソフトブ(4779)、ウェザ(4825)、シーズ(4924)、ポーラ(4927)、アース(4985)、住友ゴム(5110)、ノーリツ(5943)、ベル24(6183)、ソニー(6758)、コーセル(6905)、太平洋(7250)、シマノ(7309)、ワタミ(7522)、メニコン(7780)、ホクシン(7897)、岡村(7994)、ユニシス(8056)、モス(8153)、チヨダ(8185)、ライフ(8194)、しまむら(8227)、近鉄百(8244)、ヤオコー(8279)、大京(8840)、東祥(8920)、インテリックス(8940)、サカイ(9039)、山陽電(9052)、ニッコン(9072)、ANA(9202)、NTT(9432)、静ガス(9543)、松竹(9601)、東映(9605)、アイン(9627)、競馬(9672)、船井総研(9757)、オートバクス(9832)、吉野家(9861)、バロー(9956)が動兆。
12月14日 カタリストコメント
「蘊蓄」
NY株式市場は主要3指数がいずれも過去最高値を更新。
特にNYダウは2万ドルの大台まであと90ドル余り。
・・・続き
今週号のバロンズ誌は「ダウ2万ドルへ準備せよ」との特集になっている。
19000ドルを達成したのが11月22日だったから1カ月を経ずに2万ドルをターゲットにしてきた。
このスピードは1999年5月にわずか24日で11000ドルを達成して以来の早さと。
アップルが上昇したことからS&P500、NASDAQも上昇。
マイクロソフト、アマゾンなどハイテクも上昇。
14日にトランプ次期大統領とITセクターのトップのミーティングが予定されていることを好感した形に映る。
FOMCでの利上げは想定の範囲内。
市場の注目点は週末の先物決済とクリスマス休暇明けに移行しよう。
「S&P500採用銘柄の予想PERは約17.7倍。
過去10年間平均の14.7倍を上回っている」という声などはかき消されてしまっている。
昨日の日経平均株価は後場の意外高で6連騰。
4日連続で年初来高値を更新した。
その他製品・機械・保険売りの水産・医薬品買い。
水産・農林や医薬品などディフェンシブ色が強い展開は物色対象の変化の先取りだったのかも知れない。
「NYダウは新値を追っているものの、内容的には人気循環の波が起こっている。
日米ともにいい循環」という声も聞かれる。
これで12月メジャーSQ値(188867円)に対して3連勝。
アノマリー的には月末まで高い動きの形となった。
シカゴ225先物終値は日中比50円高の19250円と上昇。
松井証券経由の信用評価損率速報で売り方はマイナス13.796%(前日マイナス14.073%)。
買い方マイナス3.866%。
微妙に奇妙な数字となった。
日経平均のPERは16.52倍でEPSは1165円まで戻った。
信用買い残は2兆1046億円。
ただ信用売り残は9766億円と09年6月以来7年半ぶりの高水準。
「踏み上げ」ではなく売り方のナンピンという構図に見える。
日経では「新たに不人気となった高ROE・好業績銘柄」と言う指摘がある。
相場の価値観や尺度は機関投資家にとっても永遠ではない。
年内2万円の可能性はかなり高まってきたとみたいところ。
驚いたのは昨日の日銀のETF買い。
確かに前場はわずかにマイナスだった。
それでも742億円のETFを買った日銀。
水準はTOPIXで1500ポイント台。
日経平均で19000円台。
コノ水準でもわずかな前日比マイナスで買っている。
昨日寄り前に書いたストボのブログ。
↓
「前場は昨日海外市場の余韻、後場は明日への序章であるならば、大引け間際に期待というところだろうか。
久々に日銀のETF買いを見たい気がしないでもない」。
実際に見られたことになる。
日経朝刊「スクランブル」の見出しは「群れない投資のススメ」。
「コンセンサスに挑戦する投資家がいる。
足元の展開に懐疑的な一部投資家は、あえて時流に乗り遅れた不人気株をコツコツ拾う」。
群れない投資と言うのは言い得て妙だった。
興味深かったのはクレディスイスの分析。
機関投資家の保有が多い銘柄群(人気株)と少ない銘柄群(不人気株)。
運用リターンは不人気銘柄群で運用し続けた方が好成績だったという。
「相場が大きく上下に振れると活躍するのは不人気銘柄」とも。
投資家の保有が少ない方が軟調局面でも投げ売りが限定的で下がりにくいという論理。
「直近の保有」とした方が良いのかも知れないが、まあそうだろう。
一方で驚きをもたらす材料を契機に上がり始めることが多いしトランプ相場がまさにコレだという。
そこで新たに不人気になった高ROE・好業績銘柄をコツコツ拾う投資家もいるという。
群れる群れないではなく「完全に正しい投資理論はない」ということ。
群れた投資は実はパフォーマンスが悪い筈。
必要なのは付和雷同せず自分の投資を貫くことなのだろう。
機関投資家というサラリーマン投資家には難しいのだろうが・・・。
個人投資家さんから頂戴したメール。
↓
「チャンスは誰にでも一度は訪れ、そのチャンスを掴むも逃すも自分次第。
またそのチャンスをどこまで大きくできるかも自分自身にかかっています。
人間が成功する条件というのは、個性的なタレント(才能)、それを磨くためのハードワーク(努力)、
そして人知を超えたチャンス(運)。
チャンスが来たらやろう。
じゃなくてチャンスが来るためにやろう。
人は追い込まれないと深く考えないし、そういうプレッシャーの中でしか真の実力は養えません。
曖昧で答えのわからない状態というのは誰にとってもつらいものですが、
私はそういう局面こそ強くなるチャンスだと常に考えるようにしています。
一生迷ってろ…!そして失い続けるんだ・・・貴重な機会(チャンス)」。
ファンドマネージャなどよりもよほど蘊蓄がある。
日銀短観の大企業製造業DIはプラス10で着地。
先行きは8。
12月14日リーマンショック以降株安アノマリーの日。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
酉島製作所(6363)・・・動兆
酉島製作所に注目する。
同社はポンプ大手。
発電用高効率ポンプや中東の海水淡水化設備向けが中核。
円安トレンドは追い風。
米国発電向けに期待感。
(兜町カタリスト櫻井)
12月14日 為替市況コメント
【為替】ドルは114円台に落ちたあと直ぐに115円台を回復
・・・続き
[為替概況]
ドルは東京時間朝方に当日安値114.770円まで下げたが直ぐに大台を回復し、終盤から欧州市場に掛けて上値を伸ばすと、欧州株式市場の上昇と共に中盤には当日高値115.495円まで上昇した。
しかし上昇も続かず米国債利回りの低下などにNY市場序盤には再度114円台に落ち、其の後NY株式市場の上昇に115円台を回復したあとはFOMCを控えた様子見姿勢の115円台前半での小幅揉み合いとなった。
114円台に落ちたあと直ぐに大台を回復(終値115.180円)するところを見ると、まだドルの上昇期待は続いていると思われる。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月14日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■クリーク&リバ<4763>
ツイッターの口コミをAI分析するサービス開始
■東洋BENG<4828>
製造工程のIT化を支援する事業本格化
■日精工<6471>
産業機械用軸受の生産拠点再編 風力向け超大型は中国に移管
■日立<6501>
傘下が17年4月までにIoT技術でマンホール保全するサービス実用化
■富士通<6702>
今後2〜3年でAIとセキュリティー両分野に累計2000億円投資
■川重<7012>
双腕型ロボの食品業界向けタイプ投入 衛生性や防水性向上
■八千代工<7298>
パノラマ型のサンルーフを海外で増産 供給体制整える
12月14日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月14日号
12月14日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
14日の東京株式市場は、欧米株高の動きを受け、買いが先行するとみられる。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万9200円−1万9400円を想定する。
きのう13日は下落でスタートしたものの、切り返す動きを見せるなど、先高期待は強いとみられ、利益確定の売りをこなしながら、日経平均株価は続伸となりそうだ。
ただ、取引時間の後半には、現地14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を確認したいとして、模様眺め気分が広がる可能性もある。為替相場は、ドル・円が1ドル=115円台の前半と小動き。引き続き、為替動向に対し神経質な展開が続く可能性もある。
日程面では、インターネットを活用した集客プラットフォームの運営事業を手掛けるキャリアインデックス<6538>が東証マザーズ市場に新規上場する。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所終値比75円高の1万9275円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1080万株、買い840万株で、差し引き240万株の売り越し。売り越しは4営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、機械、建設、電機、銀行、商社、食品、化学、銀行など。買いセクターに、自動車、商社、食品、電機、その他製品、精密、保険、機械、情報通信など。
【好材銘柄】
■G−FACTORY <3474>
12月31日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の5分の1に低下する。
■トレイダーズホールディングス <8704>
アジア最大規模の仮想通貨取引所を運営するQUOINE社と業務提携するとともに、仮想通貨取引事業を手掛ける子会社「みんなのビットコイン」を設立する。
■堀田丸正 <8105>
発行済み株式数(自社株を除く)の9.1%にあたる169万4900株(金額で約2億円)を上限に、14日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は13日終値の118円)を実施する。
【主な経済指標・スケジュール】
14(水)
【国内】
12月調査日銀短観(8:50)
11月首都圏新規マンション発売(13:00)
《決算発表》
アスクル、サンバイオ、コーセル、フジコーポ
【海外】
米11月小売売上高(22:30)
米11月生産者物価(22:30)
米11月鉱工業生産・設備稼働率(23:15)
FOMC結果発表
イエレンFRB議長会見(景気見通し改定)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月13日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ114ドル高で7日続伸 3指数が最高値
・・・続き
13日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は7日続伸した。終値は前日比114ドル78セント高の1万9911ドル21セントと、7日続けて最高値を更新した。
イタリア大手行のウニクレディトが130億ユーロ(約1兆5900億円)の大規模な増資計画を発表したことで、欧州株が全面高となり、米国株にも買いが先行した。ダウ平均は午後に1万9953ドルと初の2万ドル台が視野に入る場面があった。
ハイテク株が選好されたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)でも大方の予想通り利上げが実施される可能性が高く、イベント通過が間近に迫っていることへの期待感から堅調推移となった。
ナスダック総合株価指数は大幅に反発し、前日比51.288ポイント高の5463.828と最高値を更新した。S&P500種株価指数も最高値を更新し、2営業日ぶりに主要3指数が最高値を更新した。アップルやマイクロソフトなど時価総額の大きいIT関連銘柄に買いが膨らみ、指数を押し上げた。
業種別S&P500種株価指数では11業種中9業種が上昇した。「IT」や「公益事業」「電気通信サービス」などが上げた。一方、「素材」と「資本財・サービス」が下落した。
エネルギー大手エクソン・モービル(XOM)は、ティラーソンCEOが次期国務長官に起用されることが明らかになり、堅調推移し7日続伸。インスリンの価格引き下げを発表した製薬大手のイーライ・リリーも買われた。自動運転車事業を法人化したと伝わったグーグルの持ち株会社アルファベットも高い。携帯端末のアップル(AAPL)はソフトバンクのファンドに最大10億ドルの出資を検討していることが報じられ、買われた。
一方、投資家向け説明会で示した2016年、17年12月期通期の業績見通しがやや慎重と受け止められたスリーエム(3M)が下落。証券会社が投資判断を引き下げた飲料のコカ・コーラが下げた。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,911.21+114.78
S&P500種
2,271.72
ナスダック
5,463.828+51.288
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反発し、約1年ぶりの高値を更新して引けた。3月物は前日比210円高の1万9275円で取引を終えた。13日の大阪取引所の終値を75円上回った。
円安や米株高を手掛かりに買われた。市場では14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決まるとの観測は根強いものの、結果を見極めたいとして取引に慎重な向きも多かった。
この日の3月物高値は1万9305円、安値は1万9010円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19275 ( +75 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19340 ( +140 )
( )は大阪取引所終値比
【13日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6968.57(+78.15)
FTSE100種総合株価指数は反発。前日終値に比べ78.15ポイント高の6968.57で引けた。構成銘柄の約8割が上昇した。前日下落した銘柄を中心に上げた。
前日安く引けた銀行株に買いが集まり、全面高で引けた。医薬品株、たばこ株、保険株も買い戻され相場を押し上げた。
半面、金属相場の下落を背景に鉱業株が軒並み下落した。なかでもアントファガスタが大幅安で引けた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11284.65(+94.44)
ドイツ株式指数(DAX)は反発。終値は前日比94.44ポイント(0.84%)高の11284.65と、前週末に付けた年初来高値を上回った。2015年11月下旬以来、約1年ぶりの高値水準で引けた。イタリアなどの欧州株高を好感し、構成銘柄の約8割が上昇した。
医薬・化学大手のメルクが高かった。フォルクスワーゲンをはじめ自動車株も上昇した。ドイツ銀行も買われた。一方で、電力のRWEが下落。コメルツ銀行は売られた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4803.87(+43.10)
12月13日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
日経平均は95円高と6日続伸。
・・・続き
東京株式市場は朝方は売りに押されたものの、その後は買い意欲が強く切り返す展開となり、日経平均株価は、結局本日の高値近辺で着地、4日連続で年初来高値を更新している。
あすもまだFOMC待ちのため動きづらい地合いが想定される。きょうの動きを見ると売りづらくもあり、先高期待から強含む展開も十分あると考える。
ただ、FOMC通過後は海外投資家が年末モードに入り、商い減少が想定される。FOMC後は全体もクールダウンの局面を想定しておいた方が良いと考える。
12月13日 為替市況コメント
【為替】再び円が売られる。
・・・続き
[為替概況]
13日欧州時間の外国為替市場は、再び円が売られる展開となっている。
米ドル円は一時115.410円まで、他方、クロス円通貨ペアではトルコリラ円が一時33.36円まで、それぞれ本日高値を更新する展開となっている。
これらの値動きについて一部の市場関係者からは、欧州の主要な株価指数が軒並み上昇して始まっていることのほか、米10年国債利回りも高水準で推移していることから、円を売りやすくなっているのではないかとの声が聞かれている。
この後の時間では注目される経済指標の発表が少なく、株価指数や債券利回りなどを横目に見ながらの取引が主体となりそうか。ただ、NYダウなどでは20,000ドルの大台達成が近づくなかで、市場の一部では楽観論もある。しかし、一方方向の相場展開が、いつ何時終了するかは不透明であり油断は大敵と言えそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月13日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を6銘柄更新しました。
[5162]朝日ラバー
[8059]第一実業
[6264]マルマエ
[7564]ワークマン
[8075]神鋼商事
[2222]寿スピリッツ
12月13日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=95円高、6日続伸と4日連続で高値更新
【大引け概況】
13日の日経平均株価は前日比95円49円銭高の1万9250円52銭と6日続伸した。
・・・続き
本日のマーケット動画(時間:1分13秒 容量:5.24M)
過去のマーケット動画はこちら
4日連続で年初来高値を更新した。水準は2015年12月17日以来の高さ。
株価指数先物にまとまった買い物が入ったことをきっかけに再びプラス浮上。その後は、円伸び悩みもあって根強い買いに支えられ、1万9200円台を回復し、一時98円上昇する場面があった。
出遅れ感の強い医薬品や電気・ガス業などディフェンシブ関連から主力株の一角に買いが広がり、大引けにかけては上げ幅が100円に迫る場面もあった。
前場の軟調な値動きを受けて日銀による上場投資信託(ETF)買いへの思惑も指摘された。ファストリは上昇に転じた。
JPX日経インデックス400は6日続伸した。終値は前日比73.73ポイント高の1万3786.49だった。東証株価指数(TOPIX)は6日続伸し、8.82ポイント高の1540.25で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆8389億円だった。売買高は23億1300万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1395、値下がりは493、変わらずは110と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回った。
業種別では33業種中22業種が値上がり。1位は水産・農林で、以下、医薬品、情報・通信、石油・石炭が続いた。値下がり上位にはその他製品、機械、保険が並んだ。
個別では、有機パネル事業の統合会社JOLEDを子会社化すると報じられたJDIが連騰。KDDIなどNTT、NTTドコモなど通信株が堅調だった。
半面三菱UFJなどメガバンクは軟調だった。東京海上、T&DHDなどの保険株も売られた。ベルギーのビール大手から事業買収で大筋合意が伝わったアサヒは午後に大幅に下げた。任天堂、タカラトミーが軟調だった。
東証2部株価指数は7日続伸した。大引けの2部指数は、前日比2.36ポイント高の5099.14となった。
個別銘柄では、日建工学、トレックスセミ、日本和装、シャープと黒田精が下げた。
半面、アートSHDとフライトHD、上村工業、ツインバード、ケミプロ化成が上げた。
12月13日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】日経ジャスダック平均株価=続伸、値動きの軽い新興市場への買い
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は続伸し、連日で年初来高値を更新した。大引けは前日比16円21銭高の2685円83銭だった。
相場全体の上昇による個人投資家の投資余力の高まりを受けて、東証1部の主力株と比べて値動きの軽い新興市場の銘柄に買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で724億円、売買高は1億887万株。
個別銘柄ではセーラー広告が一時ストップ高。日本一ソフト、不二精機、原田工業、平田機工、マクドナルドなどが上昇した。半面、FVCが一時ストップ安。デジタルデザイン、テリロジー、エヌジェイ、メイコーは下落した。
12月13日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ指数=3日続伸、小型株への資金流入
・・・続き
東証マザーズ指数は3日続伸した。大引けは前日比19.23ポイント高の941.27だった。
東証1部市場は上値の重い展開となったが、出遅れ感を意識した小型株への資金流入は継続している。
CYBERDYNEが反転の動きを続け、そーせいグループ、ミクシィといった時価総額の大きい銘柄が上昇した。
個別銘柄ではアカツキ、インソースが一時ストップ高。リファインバース、フルッタフルッタ、アクセルMが買われた。
半面、ベイカレントがストップ安。ネオジャパン、ストライク、オープンドアが売られた。
12月13日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は下げ幅をやや拡大
・・・続き
[後場寄り付き概況]
13日後場の日経平均株価は前日比27円79銭安の1万9127円24銭で寄り付いた。
日経平均株価は下げ幅をやや拡大している。
外国為替市場では、1ドル=115円10銭台での推移。アジアの主要株式市場は、総じて軟調な値運びとなっている。
利益確定の流れは想定されていたが、想定以上に底堅さが意識されており、先高期待の強さが窺える。
米FOMCの結果を見極めたいとの思惑もあり、押し目買い意欲は強いとはいえ、相対的に出遅れている銘柄や割安感のある銘柄等にシフトしている。
ランチバスケットは25件、296.05億円。
差し引き60億円の売り越しとの観測。
12月13日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=小反落、利益確定売り優勢も押し目買いで底堅く
13日午前の日経平均株価は、前日比29円46銭安の1万9125円57銭と小幅反落した。
・・・続き
円が1ドル=114円台へ上昇したのをきっかけに、利益確定の売りが先行した。
朝方は下げ幅を90円まで広げる場面もあった。
また、日本時間15日未明に判明するFOMCの結果を見極めたいとの思惑も買い手控えムードにつながった。ただ、下値では押し目買い意欲が強く、日銀のETF買いに対する期待なども背景に、日経平均は途中プラス圏に浮上する場面もあった。
12日の米国株は金融株などが軟調だったものの、ダウ工業株30種平均は6日連続での過去最高値更新となり、上昇基調が継続した。米国市場の流れは投資家心理を支え、東京市場でも海運株や保険、証券などこのところ割安感に注目した買いで上昇した業種が売られた半面、医薬品が上昇し、情報通信や食料品も堅調となった。
JPX日経インデックス400は反落し、前日比17.17ポイント安の1万3695.59で終えた。TOPIXは反落した。業種別TOPIXは33業種中12業種が下げた半面、21業種が上昇した。
前引けの東証1部の売買代金は1兆3063円、売買高は11億1987万株、東証1部の値下がり銘柄数は972、値上がりは901、変わらずは125銘柄だった。
個別では、ファストリが下落した。ダイキン、ファナック、京セラも軟調だった。任天堂が安く、SMCが急落。日本電産、東京海上ホールディングスなども値を下げた。
半面、KDDIや花王は高く、有機ELパネルの子会社化が報じられたJディスプレは大幅に上昇した。キーエンスが大きく上昇したほか、花王も活況高。NTTも上昇した。武田薬品工業も堅調だった。MonotaROが値を飛ばし、クックパッドも買われた。
東証2部株価指数は反落。前引けの2部指数は、前日比20.32ポイント安の5076.46となった。
個別銘柄では、日建工学、日本和装、トレックスセミ、内海造、黒田精とシャープが下げた半面、アートSHDとフライトHD、プラズマ、川崎近船が上げた
12月13日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】日経ジャスダック平均株価=続伸、新興市場の銘柄に買い
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は続伸した。
前引けは前日比5円99銭高の2675円61銭だった。直近までの相場上昇を背景にした個人投資家の投資余力の高まりで、東証1部の主力株に比べ値動きの軽い新興市場の銘柄に買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で415億円、売買高は6348万株。
個別銘柄ではセーラー広告が一時ストップ高。日本一ソフトや、不二精機、平田機工、マクドナルドなどが上昇した。半面、FVCが一時ストップ安。エヌジェイ、テックファム、デジタルデザイン、日進工具、テリロジーは下落した。
12月13日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=続伸、値動きの軽い銘柄に買い
・・・続き
東証マザーズ指数も続伸した。前引けは前日比5.40ポイント高の927.44だった。
個別銘柄ではアカツキやサイバダイン、イグニス、フルッタフルッタ、ブラスなどが上昇した。半面、オープンドア、ネオジャパン、ストライク、そーせいやメタップス、エルテスは下落した。
12月13日 為替市況コメント
【為替】ドルは2月8日以来となる116円台まで上昇したが、其の後は売り優勢
・・・続き
[為替概況]
東京市場終盤以降、為替市場は円売り優勢となり、欧州株式市場がマチマチに始まる中でドルは欧州市場序盤に2月8日以来となる116円台に乗せ、当日高値116.140円まで上昇した。
ドル高に連れるカタチでユーロも122円台半ばを超え、中盤には122.950円(当日高値)まで上昇したが、其の後はドルと共に高値警戒感からの売りが優勢となってNY市場に入るとドルは115円台前半に落ち、ユーロは122円台半ばを割り込んだ。
NY株式市場が序盤以降は上値を抑えられた事からドルも中盤以降は売りが優勢となって115円を割れ、当日安値114.845円まで下落した。しかし最後は-17.5銭の115.060円と115円台を回復して引け、ドル以外の主要通貨は上昇して引けるなど円高の動きではなかった。
週明けにドルは116円台まで上昇し、其の後は高値警戒感などに114円台まで落ちたが最後は115円台で引けるなど、FOMCを前にした調整といった感じの下げとなった。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月13日 相場概況(寄り付き後)
【市況】東京株式(寄り付き)=欧米株上昇一服受け、利益確定売り優勢
[寄り付き概況]
13日の日経平均株価は前日比34円27銭安の1万9120円76銭で寄り付いた。
・・・続き
12日の米国株式が高安まちまちのなか、日経平均株価が前日までの5営業日で880円の上昇や円が1ドル=114円台後半へ上昇したのも投資家の心理をやや慎重に傾け目先利益確定の動きを誘発している。
OPEC非加盟国を加えた原油減産合意が原油市況の上昇をもたらしており、前日のWTI原油先物価格が急伸、終値で1バレル=52ドル83セントと昨年7月以来の高値水準に上昇した。これはエネルギー関連株には追い風となるものの、外国為替市場で足もと円安一服となっていることから主力輸出株などには買い手控え感も出そうだ。
寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種前後が高く、値上がり上位に医薬品、情報通信、水産、サービスなど。値下がりでは海運、鉄鋼、銀行、証券、鉱業など。
ファストリ、京セラが下げた半面、KDDIや武田が高い。
225先物はアムロ・ドイツ・三菱・UBS・大和が買い越し。
野村・ナティクス・GS・モルスタ・日興が売り越し。
TOPIX先物はUSB・バークレイズ・ドイツ・クレディが買い越し。
メリル・三菱・みずほ・モルスタが売り越し。
テクニカル的には、日本粉(2001)、昭和産(2004)、三井製糖(2109)、日ハム(2282)、Fフーズ(2292)、日清オイリオ(2602)、神戸物産(3038)、スタートト(3092)、ユニゾ(3258)、ムゲン(3299)、enish(3667)、日精化(4362)、ミヨシ(4404)、キッセイ(4547)、大日塗(4611)、BML(4694)、エステー(4951)、ニッタ(5186)、イソライト(5358)、ダイキン(6367)、栗田工(6370)、ミネベア(6479)、アドバンテ(6857)、デンソー(6902)、ユーシン(6985)、ヨロズ(7294)、アクリーティブ(8423)、東セン(8439)、小田急(9007)、西武(9024)、名鉄(9048)、パスコ(9232)、MTI(9438)、ゼンリン(9474)、NTTデータ(9613)、丹青社(9743)が動兆。
12月13日 カタリストコメント
「米露」
前場の高値は昨夜の余韻、後場の高値は明日への序章。
トランプラリー以降の株式市場の心理だろう。
・・・続き
そして「チャンスを活かせなければピンチになる」。
野球でもラグビーでもターンオーバーやゲームの傾きはふとした瞬間に感じるもの。
ここで一気呵成に高値を取りに行かなければ、また「永遠と思えた低迷」に戻ってしまう。
点を取れるときには取っておくのがスポーツ。
これは株式投資でも一緒だろう。
過熱感と踏み上げの競い合い。
どちらが勝つかで来年前半は決まってこようか。
日経ヴェリタスの「トランプラリー」。
登場した尺度は「米国比率」。
★自動車:富士重工(7270)11月8日比騰落率 22.6% 米国売上高比率 61.5%
トヨタ(7203)18.8% 38.9%
スズキ(7269)1.0% −%
食品:キッコーマン(2801)2.8% 43.3%
日清食品(2897)▲3.6% 10.3%
ハウス食品(2810)▲4.5% 5.2%
化学:大陽日酸(4091)33.8% 29.4%
信越化(4063)15.4% 23.1%
積水化(4204)11.4% 7.9%
精密:オリンパス(7733)17.3% 35.1%
キヤノン(7751)15.3% 30.1%
ニコン(7731)6.3% 25.4%
通信:ソフトバンク(9984)21.4% 46.7%
NTTドコモ(9437)3.0% ─%
KDDI(9433)▲2.3% ─%
機械:竹内製作所(6432)32.0% 46.2%
コマツ(6301)23.2% 35.7%
日立建機(6305)18.2% 12.3%
そして今週はロシアウィーク。
以下はロシア関連銘柄。
↓
《健康寿命の伸長》
日揮(1963)リハビリセンターの開設検討
《都市つくり》
双日(2768)ハバロフスク空港の運営参画面
トリドール(3397)モスクワに丸亀製麺出店
ダイドードリンコ(2590)自動販売機事業展開
Jパワー(9513)電源開発や送電網
《エネルギー》
川上塗料(4616)ガスプロム社へ天然ガスパイプライン用塗料納入
兵機海運(9362)建機など海上輸送
トーヨーカネツ(6369)LNGタンクメーカー大手
国際石油帝石(1605)国営石油ロスネフチと提携関係
三井物産(8031)風力発電事業も
千代田化工(6366)「サハリン2」の生産設備手掛ける
《産業多角化》
リンコーコーポ(9355)新潟港の港湾輸送大手
東洋埠頭(9351)ロシアで通関業務
ハイレックスコーポ(7279)自動車用ケーブルを現地生産
マキタ(6586)電動工具販売、拠点拡充中
《極東の産業振興》
極洋(1301)天然資源を輸入
《先端技術交流》
エージービー(9377)植物工場の進出検討
東海運(9380)植物工場の進出検討
(兜町カタリスト櫻井)
12月13日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■キユーピー<2809>
太陽光設備を増強 売電だけでなく拠点でも電力活用
■住阪セメ<5232>
17年秋に通信・半導体分野で生産能力増強
■LIXIL G<5938>
IoT使い住宅内の安全や防犯に関するサービス提供
■ダイキン<6367>
AIやIoT関連の技術者増強 社内外から100人集める方針
■ブラザー<6448>
ミャンマーでミシンの保守サービス会社設立 17年1月稼動
■富士重<7270>
21年度にターボ搭載車比率を1割から8割に引き上げ
■レオパレス21<8848>
IT活用し物件の価値向上目指す IOT環境も導入
■NTTドコモ<9437>
ドライブレコーダーを活用した安全運転支援開始
12月13日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月13日号
12月13日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
13日の東京株式市場は、シカゴ日経平均先物にサヤ寄せする格好から、利益確定の流れが先行し軟調な展開となりそう。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万8900円−1万9200円を想定する。
1万9000円固めの動きで押し目買い意欲の強さが意識されるだろう。
NYダウは原油高を背景に6日連続で史上最高値を更新したものの、東京市場で株高を支えているひとつとされる為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の後半と円高に振れている。円安一服が日本株には売り圧力となりそうだ。輸出関連株を中心にポジション調整の売りに押される展開となりそう。対ドル相場の動きに対し、神経質な動きが続くことも予想される。
また、日本時間の午前11時には、中国で11月鉱工業生産や同小売売上高が発表される予定で、模様眺めムードが広がることもありそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所終値比125円安の1万9065円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1040万株、買い700万株で、差し引き340万株の売り越し。売り越しは3営業日連続。金額も売り越し。売りセクターに、銀行、機械、保険、食品、サービス、化学、ガラス、保険など。買いセクターに、化学、不動産、商社、情報通信、サービス、電機、機械、銀行など。
【好材料銘柄】
■日本ハウスホールディングス <1873>
前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は1%増益、5円増配へ。
■神戸物産 <3038>
前期経常を38%上方修正、配当も5円増額。
■神島化学工業 <4026>
今期経常を10%上方修正、配当も4円増額。
■ブラス <2424>
12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。8-10月期(1Q)経常は24%増益で着地。
■ディー・ディー・エス <3782>
パナソニックの法人向け高耐久スマートフォン「TOUGHPAD FZ-N1」に同社の指紋認証アルゴリズムが採用。
■シーズ・ホールディングス <4924>
上期経常を33%上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
13(火)
【国内】
5年国債入札
《決算発表》
東建コーポ
【海外】
中国11月鉱工業生産(11:00)
中国11月小売売上高(11:00)
中国11月都市部固定資産投資(11:00)
独12月ZEW景況感指数(19:00)
FOMC(〜12/14)
米11月輸入物価(22:30)
米30年国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月12日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ続伸し39ドル高 6日連続で最高値も利益確定の売り
・・・続き
12日のNYダウ工業株30種平均は6日続伸した。終値は前週末比39ドル58セント高の1万9796ドル43セントと、6日続けて過去最高値を更新した。
ロシアなどOPEC(石油輸出国機構)非加盟国が減産に同意したことを受けて原油相場が上昇し、買いが先行した。目立った経済指標の発表が無いなか、前週に主要株価指数が連日で過去最高値を更新したことで、利益確定の動きが広がり上値の重い展開となった。
石油輸出国機構(OPEC)の加盟国とロシアなど非加盟国は10日の協議で15年ぶりの協調減産で合意した。需給の緩みが解消に向かうとの期待から12日のNY原油先物相場は一時1バレル54ドル台半ばまで上げ、約1年5カ月ぶりの高値を付けた。エクソンモービルやシェブロンといった石油株への買いが増え、ダウ平均を押し上げた。
しかしダウ平均は連日で最高値を更新し高値警戒感も意識されやすい。このところの株高をけん引してきた金融株に利益確定の売りが増え、相場の重荷となった。
今週は米連邦準備理事会(FRB)が13、14日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、市場では約1年ぶりの利上げ決定が見込まれている。主な米経済指標の発表など相場を方向付ける材料に欠いたなか、重要イベントを前に積極的に相場の上値を追う動きも限られた。
ナスダック総合株価指数は7営業日ぶりに反落し、前週末比31.958ポイント安の5412.540で終えた。ソフトバンクグループらが設立する投資ファンドへの出資を検討していると報じられたアップルが下落。フェイスブックやアマゾン・ドット・コムといった代表的なネット関連株も軒並み下げ、指数を押し下げた。
業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち6業種が上昇した。「電気通信サービス」のほか「公益事業」「不動産」の上げが目立った。一方で「金融」や「一般消費財・サービス」などが下落した。
製薬のファイザーが高い。四半期ごとの配当を増やすと発表し、買い材料視された。トランプ次期米政権下での減税や規制緩和で恩恵を受けるとして、米証券会社が投資判断を引き上げた通信のAT&Tが買われた。
一方、航空宇宙のロッキード・マーチン(LMT)はトランプ次期大統領が同社のF35ステルス戦闘機のコスト削減を示唆したことで軟調推移。メディアのバイアコム(VIAB)とCBS(CBS)は合併協議の打ち切りが報じられ、ともに下落した。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,796.43+39.58
S&P500種
2,256.96
ナスダック
5,412.540−31.958
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は6営業日ぶりに反落した。3月物は前週末比120円安の1万9065円で取引を終えた。12日の大阪取引所の終値を125円下回った。
外国為替市場での円相場の反発を嫌気した。13〜14日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)での米金融政策の決定を控え、投資家の様子見が強まった。3月物は先週末に約1年ぶりの高値をつけており、上値が重くなった面もあった。
この日の3月物の安値は1万9015円、高値は1万9270円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19065 ( -125 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19135 ( -55 )
( )は大阪取引所終値比
【12日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6890.42(−63.79)
FTSE100種総合株価指数は6営業日ぶりに反落した。前週末終値に比べ63.79ポイント安の6890.42で引けた。構成銘柄の9割近くが下落した。上昇が続いていたことから、足元の利益確定目的の売りが先行した。金融株の下落も相場を押し下げた。半面、原油相場の大幅上昇を追い風に石油株に買いが集まった。鉱業のBHPビリトンやアントファガスタも上げた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11190.21(−13.42)
ドイツ株式指数(DAX)は6営業日ぶり反落。終値は前週末比13.42ポイント(0.12%)安の11190.21だった。連日で年初来高値を更新していた反動もあり、午後にかけて売りが優勢になった。航空のルフトハンザが下落。保険のアリアンツとミュンヘン再保険は前週末に続き、続落した。一方で、アナリストが目標株価を引き上げた電力のRWEが上昇。コメルツ銀行も上げた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4760.77(−3.30)
12月12日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
週明けの市場は日経平均が5日続伸。
・・・続き
終値は前週末比158円高の1万9155円で、昨年12月17日以来、約1年ぶりの高値をつけて取引を終えた。
12日現在の東証1部騰落レシオ(25日平均)は151.96(前週末9日は142.45%)と上昇が続き、すでに警戒ゾーン120%以上のレベルに達している。
あす13日の東京株式市場は、調整含みの展開か。
今週はどこかでいったん買い一服となる可能性は高いかもしれない。
5連騰で日経平均は900円近い上昇を演じており、短期的な過熱感が強く、きっかけさえあれば、いったん利益を確定する動きに傾きやすい。
どちらにしても上昇トレンドは維持されるが、1万9000円どころでいったんもみ合う展開を予想する。
12月12日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=5日続伸、158円高。終値でも1万9000円台回復
【大引け概況】
12日の日経平均株価は5日続伸し、前週末比158円66銭高の1万9155円03銭で終了した。
・・・続き
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日経平均は今年に入り初めて終値で1万9000円を上回って終了した。2015年12月30日の終値である1万9033円71銭を上回り、年間で上昇に転じた。
前週末の欧米株市場が堅調だったほか、為替の円安進行や原油市況の上昇がリスクを取る動きを助長した。米国株市場ではNYダウなど主要指数が最高値圏を走っており、現地14日の米連邦公開市場員会(FOMC)の利上げも事前に織り込んでいる状況で先高期待が強い。水準的に出遅れる東京市場は依然として上値余地が意識されている。
一方で、急ピッチの上昇を続ける日経平均には目先的には反動安懸念もくすぶる。
前週末時点で東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は140%を超える過熱ゾーンにあることから、利益確定売りの動きも観測され、日経平均は朝方に大きく上昇した後は、やや上値の重い展開となった。
10日にウィーンの石油輸出国機構(OPEC)本部で開かれた閣僚会議では加盟国と非加盟国が15年ぶりとなる協調減産で合意した。NY取引所(NYMEX)の原油先物相場は時間外取引で急伸。投資家心理の改善が進んだ。
クリスマス休暇入りを控えた海外投資家などが海運や証券、鉄鋼などこれまで割安感を手掛かりに買ってきた銘柄に利益確定の売りを出した。半面、上昇率が鈍かった食料や小売り、医薬品といった内需株には見直し買いが入った。
JPX日経インデックス400は5日続伸。終値は前週末比57.07ポイント(0.42%)高の1万3712.76だった。東証株価指数(TOPIX)も5日続伸し、6.07ポイント(0.4%)高の1531.43で終えた。
東証1部の売買代金は概算で3兆3144億円。売買高は29億5550万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1119と、全体の56%を占めた。値下がりは773、変わらずは105銘柄だった。
個別では、中期経営計画を昼すぎに発表したテルモは大幅高となった。森永乳業、キッコーマン、味の素、キリンHDは上昇し、ダイキン、NTT、JTが上昇した。日本通信が大商いで急伸、gumiも一時ストップ高、GMOペイメントゲートウェイが大幅高となったほか、安永が切り返し、MonotaROも上昇した。
一方、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが上昇一服、米半導体関連株の軟調を受けて、東芝は下落した。三菱商と住友鉱は大幅安となり、SMCとコマツも下げた。
SUMCOが値を下げ、シチズン時計も下落した。日本郵船、商船三井など海運株の下げも目立つ。
東証2部株価指数は6日続伸した。大引けの2部指数は、前週末比38.18ポイント高の5096.78となった。
個別銘柄では日建工学が一時ストップ高。川上塗料、神戸発動機、昭和飛、アーバンライフ、シャープとアートSHDが上げた。半面、黒田精工、コーセーRE、高木証、日本パワーファス、プロスペクトとアルデプロは下げた。
12月12日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=3日ぶり反発、出遅れ銘柄中心に買い
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反発した。
前週末比6円25銭高い2669円62銭と、2015年12月11日以来、約1年ぶりの高値を付けた。相場全体の上昇で個人の資金余力が高まり、新興市場の出遅れていた銘柄を中心に買いが入った。午後にかけては利益確定売りが出て、上げ幅を縮小した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で321億円、売買高は7624万株だった。
個別銘柄では、日本一Sがストップ高。日進工具、ソルガムHD、テリロジー、ピクセル、マクドナルドが上昇した。
半面、ユビテック、丸八証券、アズジェント、平田機工、クルーズ、シノケンGは下落した。FVCは出資先のZMP上場延期が嫌気され売り気配のまま推移し、大引けで値幅制限の下限(ストップ安)となる前週末比500円安の1974円で取引が成立した。
12月12日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=続伸、出遅れ銘柄中心に買い
・・・続き
東証マザーズ指数は続伸した。終値は17.09ポイント高い922.04だった。
米国市場の大幅高や為替市場の円安を受けて東京市場全般が堅調に推移し、新興市場の主力株には出遅れ感を意識した買いが入り始めている。
個別銘柄ではアカツキがストップ高。ストライク、リファインバースは一時ストップ高と値を飛ばし、AppBank、ジェネパ、オウチーノ、INSPEC、そーせいやグリンペプ、サイバダインが上昇した。
半面、ベイカレントがストップ安。メタップス、イグニス、モブキャス、ヘリオス、DDS、串カツ田中、カナミックNが下落した。
12月12日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を9銘柄更新しました。
[2483]翻訳センター
[4829]日本エンタープライズ
[9368]キムラユニティー
[7501]ティムコ
[3919]パイプドHD
[3751]日本アジアグループ
[3022]山下医科器械
[2479]ジェイテック
[9621]建設技術研究所
12月12日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は上昇幅を縮小
・・・続き
[後場寄り付き概況]
12日後場の日経平均株価は前週末比117円53銭高の1万9113円90銭で寄り付いた。後場寄り付きは、日経平均株価が上昇幅を縮小している。
外国為替市場では、1ドル=115円10銭台での推移。アジアの主要株式市場は、高安まちまちの値運びとなっている。
ランチバスケットは24件、342.25億円。
差し引き80億円の売り越しとの観測。
先週のメジャーSQ通過により、海外勢は次第にクリスマス休暇に入ることから、想定されていた値動きではあろう。米FOMCでの利上げは織り込み済みとはいえ、結果を見極めたいとのムードもありそうだ。そのため、下を売り込む流れにはならないにせよ、利益確定には向かわせやすいとみられる。
そのため、主力銘柄から中小型株へ資金シフトすることができれば、市場は個人主体の出遅れ物色に向かうだろう。
また、首都圏のIR(統合型リゾート)候補地としては、東京・お台場のほか、今年4月に誘致の検討会を立ち上げた横浜、人工浮島によるカジノ構想が浮上した千葉の幕張新都心などが挙がっている。
首都圏にカジノが開業することになれば、現実的かどうかはさておき、立地の良い米軍・横田基地の軍民共用化が意識されると指摘している。
12月12日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=続伸も買い一巡後は伸び悩む。米株高、円安、原油高など好感
12日前引けの日経平均株価は続伸し、午前の終値は前週末比146円45銭高の1万9142円82銭だった。
・・・続き
きょう前場の東京株式市場は、買いが優勢だった。
前週末の欧米株市場は総じて堅調で米国株市場ではNYダウをはじめ主要3指数が最高値更新基調にあるほか、為替の円安や原油市況高とリスクオンの条件が揃った。
ただ、足もとの日経平均は4営業日で720円強の上昇をみせており、東証1部の騰落レシオも140%超えと過熱感がかなり高い状況で、買い一巡後は伸び悩む展開を余儀なくされている。
外国為替市場で円相場は一時、1ドル=115円台後半と約10カ月ぶりの安値を付け、主要企業の海外事業の収益が改善するとの期待が株式相場の下支えとなった。日東電や村田製など電子部品株、マツダや日産自など自動車株が上げた。
前引けにかけてはメガバンクや証券株が下落に転じ指数の上値を抑えた。年初来高値を更新して始まった三菱UFJは売りとなり、一時3%近く下落した。「海外投資家がトランプ相場で上昇相場の続いた金融株に利益確定売りを出している」という。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も俗信氏た。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆6490億円、売買高は15億5896万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は968と、全体の約48%を占めた。値下がりは924、変わらずは105銘柄だった。
個別では、任天堂が上昇、ファーストリテイリングもしっかり。2017年10月期の連結純利益が大幅に増える見通しと発表したHISは大幅高となった。通信のNTTとKDDIは上昇し、食料品の森永乳業、味の素とキリンHDが上がった。ダイキンと東ガスの上げも大きかった。
一方、三菱UFJフィナンシャル・グループ<などメガバンクは上昇一服、住友鉱と三菱商は下落し、東芝とSMCの下げが目立った。クボテックが急落、コンコルディア・フィナンシャルグループの下げも目を引く。
東証2部株価指数は続伸した。前引けの2部指数は、前週末比25.41ポイント高の5084.01となった。
個別銘柄では、日建工学が一時ストップ高。アーバンライフ、川上塗料、日鍛バル、インタートレ、ラオックス、アートSHDが上げた。半面、黒田精工、コーセーRE、昭和HD、Gダイニング、Jトラスト、朝日インテクが下げた。
12月12日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=反発、個別材料銘柄を物色
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は反発した。午前終値は前週末比8円08銭高の2671円45銭だった。
前週末の米国株高を背景に投資家心理が改善し、新興市場でも材料の出た銘柄を中心に買いが先行した。東証1部では銀行株が売られて食品株が買われるなど循環物色の流れがみられ、新興市場でもバイオ株など米大統領選後出遅れていた銘柄に見直し買いが入った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で196億円、売買高は5018万株。
個別銘柄では日進工具、ピクセル、ナガオカ、テックファームHD、テリロジー、マクドナルドが上昇した。半面、ユビテック、ウェッジHD、ヒューマンHD、ノムラシステム、平田機工、クルーズが下落した。
12月12日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=続伸、バイオ株や出遅れ銘柄に買い
・・・続き
東証マザーズ指数は続伸した。午前終値は前週末比19.11ポイント高の924.06だった。
個別銘柄ではアカツキがストップ高。ストライク、リファインバースは一時ストップ高と値を飛ばし、AppBank、サイバダイン、アイリッジ、そーせい、イグニス、グリンペプが上昇した。
一方で、イントランス、メタップス、オンコリス、ヘリオス、カナミックN、クラウドワークスは下落した。
12月12日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、141円高、物上昇で裁定取引買い
[10時概況]
10時時点の日経平均は前日比266円58銭高の1万9262円95銭で推移している。
・・・続き
ここまでの高値は9時47分の1万9280円93銭、安値は9時02分の1万9148円94銭。取引時間中では昨年12月18日以来約1年ぶりの高値を付けている。
為替市場で、ドル・円が115円台に乗せているほか、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国が、15年ぶりに協調減産で合意したことによる原油価格急騰などを材料に日経平均は上げ幅を拡大している。
日産自やマツダ、富士重など自動車株が高い。円安による海外収益の改善を期待した買いが膨らんでいる。村田製や日東電、京セラなど電子部品関連も高く、市場では「海外投資家の買いが景気敏感株を中心に入っている」との指摘があった。
また、一部市場関係者は「先週末からファーストリテ<9983>の上げが目立つ、指数を引き上げたい投資家がいるのだろう」と指摘もある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上昇している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で9052億円、売買高は8億5731万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1295と、全体の6割超を占めた。値下がりは561、変わらずは140銘柄だった。
業種別では33業種中30業種が上昇し、下落は海運、パルプ・紙、金属製品の3業種にとどまっている。値上がり率1位は鉱業で、以下、保険、空運、食料、輸送用機器、電気・ガスと続いている。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を46.04円押し上げている。次いでKDDIが16.69円、京セラが12.05円、TDKが11.51円と続く。
マイナス寄与度は7.52円の押し下げでエーザイがトップ。以下、東エレクが2.69円、ファナックが1.92円、コマツが1.88円と続いている。
個別では、セブン&アイや味の素が上げ幅を広げ、ダイキンとJALが一段高している。第一生命は1月4日以来の年初来高値を更新した。半面、SMCは下げ幅を広げている。住友鉱と富士通は年初来高値を更新後、下げに転じた。
東証2部株価指数は続伸している。シャープとアートSHDが上げ、朝日インテクとJトラストは下落している。
225先物はUBS・ドイツ・メリル・みずほ・野村が買い越し。
アムロ・シティ・ソジェン・モルスタが買い越し。
TOPIX先物はドイツ・バークレイズ・アムロ・野村が買い越し。
HSBC・メリル・パリバ・日興が売り越し。
外資系等はかんぽ(7181)、九電(9508)、牧野フ(6135)、オークマ(6103)、特殊陶(5334)、ソニーFH(8729)、野村(8604)に注目。
テクニカル的にはショーボンド(1414)、国際帝石(1605)、K&O(1663)、大和ハ(1925)、キーコーヒー(2594)、日清紡(3105)、プレサンス(3254)、芦森工(3526)、セーレン(3569)、ワコール(3591)、SRA(3817)、大王紙(3880)、テイカ(4027)、トクヤマ(4043)、堺化学(4078)、高圧ガス(4097)、アイカ工(4206)、積水樹脂(4212)、NRI(4307)、太陽(4626)、日空調(4658)、TOW(4767)、フィルム(4901)、富士興(5009)、三ツ星ベ(5192)、石塚硝子(5204)、有沢(5208)、ノリタケ(5331)、アーレスティ(5852)、中発条(5992)、旭ダイヤ(6140)、帝国電(6333)、住友精(6355)、シンコウ工(6458)、ダイヘン(6622)、大崎電(6644)、アズビル(6845)、千代田インテ(6915)、協栄産(6973)、トピー(7231)、曙(7238)、TBK(7277)、コジマ(7513)、島津(7701)、マニー(7730)、オリンパ(7733)、ノーリツ鋼(7744)、トッパンフォーム(7862)、ウッドワン(7898)、藤森工(7917)、菱鉛筆(7976)、タカラスタ(7981)、ナカバヤシ(7987)、阪和興(8078)、岩谷(8088)、東天紅(8181)、三谷産(8285)、地銀セクター、東武(9001)、相鉄(9003)、東急(9005)、京急(9006)、京王(9008)、近鉄(9041)、神電鉄(9046)、日通(9061)、三菱倉庫(9301)、キュソー流通(9369)、大ガス(9532)、建設技研(9621)、西尾レント(9699)、アークランド(9842)、加藤産業(9869)、JBCC(9889)、ファーストリテ(9983)が動兆。
12月12日 カタリストコメント
「さあ19000円台」
週末のNY株式市場は続伸。NYダウは5週連騰。
S&Pは6日続伸となり週間で3%、年間で10.5%上昇した。
・・・続き
中小型株中心のラッセル2000指数も連日で最高値を更新。
従来上昇していたのはトランプ関連の金融や工業。
週末は出遅れていた医療、生活必需品、電気やガスなどの公益事業、ハイテクセクターが上昇をけん引した。
「価格下落の場面を待ったが訪れずに、資金がどんどん債券から株へ流れていった」という声が聞かれる。
OPEC加盟国・非加盟国の会議を前に原油相場が続伸したことも好感したとの解釈。
ミシガン大学消費者マインド指数は98.前月の93.8から上昇し。
2015年1月以来の高水準となった。
国債が売られ金利が上昇。
5週間連続の利回り上昇は2013年5〜6月以来の長さとなった。
ECBが債券購入を2017年12月末まで延長したことからユーロ安ドル高傾向が継続。
ドルは対円でも上昇し1ドル115円台と約10か月ぶりの水準。
週末の東京株式市場はメジャーSQを通過し堅調展開。
SQ値18867円を上回って推移しており幻でないところに強さを感じる展開。
前日328だった新高値銘柄は293と減少したが強い動きに変わりはない。
年末の動きは昨年に似てきた。
ただ昨年12月初旬に日経平均は2万円台に乗せたものの6月高値(20952円)に届かなかった。
「その点では勢いが全く違う」という指摘が聞かれる。
シカゴ225先物終値は日中比195円高の19185円。
昨年末終値19033円を抜いてきた。
25日線からのかい離はプラス5.8%と第2限界水準(プラス8から10%)に向かい始めた格好。
松井証券経由の信用評価損率速報で売り方はマイナス13.994%。
買い方はマイナス4.849%と圧倒的に買い方有利。
6月24日安値の信用期日が目前に迫っており踏み上げにも期待できようか。
この先の主な節目は昨年12月高値20012円。
2000年ITバブル高値20833円。
昨年6月24日高値20868円。
1996年6月26日高値20266円。
だいぶ先まで見えてきた。
日曜日経朝刊の国際面。
ダイジェストでの小さな見出しは「米上院暫定予算案を可決」。
下院はすでに可決していたが、期限ギリギリでの政府封鎖回避。
ほとんど材料視されていなかったことが市場心理の強さを物語っている。
日経ヴェリタスの特集は「トランプ株高」。
地道な構造計画・特需追い風。
久々の最高益になりそうな企業となっている。
1位日本ISK(7986)前回の最高益からの年数36年マイナス金利導入でタンス預金用金庫が好調
2位相模ゴム(5194)同約29年薄型避妊具を訪日客「爆買い」
3位日東ベスト(2877)同28年山形工場への移管で生産効率化
4位平田機工(6258)同27有機ELパネル向け生産設備受注拡大
5位ヨネックス(7906)同26年中国でバトミントン製品販売伸びる
6位日本色材(4920)同25年インバウンド消費好調で化粧品の受託生産が伸びる
7位五洋建(1893)同24年国内外で大型案件の受注が増える。
8位山崎パン(2212)同23年菓子パンでの商品絞り込みによる生産効率化
9位星光PMC(4963)同約23年中国で製紙用薬品が好調
10位ニチハ(7942)同約20年国内の新設住宅着工を追い風に窯業系外装材拡販
◇━━━ カタリスト ━━━◇
出光興産 (5019) ・・・動兆
出光興産に注目する。
同社は民族系石油元売り大手。
原油価格の上昇が追い風で業績は堅調。
昭和シェルとの統合問題はあるが、有機EL材料需要に今後の期待感。
信用倍率0.07倍は年末の踏み上げ期待。
ハラハラドキドキ銘柄且つ「海賊と呼ばれた男」関連。
(兜町カタリスト櫻井)
12月12日 為替市況コメント
【為替】クリスマス前の最後の週で、ドルはどこまで上値を伸ばせるか?
・・・続き
[概況] ,br> 先週末は良好な米経済指標の結果などにNY株式市場は3市場とも続伸し、ダウは5日連続で史上最高値を更新する上昇となり、ドルは2月10日以来となる115円台に乗せる上昇となった。
今週は欧米勢がクリスマス休暇(17〜26日)に入る前の最後の週となり、ドルがどこまで上値を伸ばす事が出来るかが注目される。
今週の米経済指標は12日(月)財政収支、13日(火)輸入物価指数、14日(水)MBA住宅ローン申請件数、小売売上高、生産者物価指数、鉱工業生産・設備稼働率、FOMC(13〜14日)、15日(木)NY連銀製造業景気指数、第3四半期経常収支、消費者物価指数、新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況指数,16日(金)住宅着工件数・建設許可件数など、週半ば以降に重要指標が多く発表され、FOMCなどのイベントが予定されている。其のFOMCでは利上げが確実視されており、来年の利上げ回数見通しがこれまでの2回から増えるかどうかが注目される。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月12日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
12日の東京株式市場はシカゴ日経平均先物にサヤ寄せしてのスタートとなろう。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万9000-1万9300円を想定する。
強い展開が想定されるが過熱感はそれ程強まらないだろう。
シカゴ日経平均先物は円建てが大証日中終値と比べて195円高の1万9185円、ドル建ては265円高の1万9255円で取引を終えた。
12日の外国為替市場の午前8時時点で1ドル=115円42銭前後と大幅な円安。ドル高になっている。
主力の輸出関連中心に堅調持続と予想するものの、大幅な円安・ドル高にもかかわらず、ドルを円に替えるコストが急上昇し、輸出企業の収益を減殺しているとの報道もある。
チャートで週足の一目均衡表では雲上限の支持線としての機能を試すことなく、明確に上放れる形状をみせている。
節目の1万9000円回復、週間形状では年初の下げで空けていたマドを埋めたことから、達成感が意識されやすい面はある。しかし、これといった調整はなく、下値切り上げのトレンド形成が続いており、弱気になる必要はなさそうだ。1万9000円台の値固めを進めながら、先の2万円に意識を向ける展開となりそうだ。
今週(12〜16日)の株式相場はおおむね堅調な推移が予想される。米国株が5日連続で過去最高値を更新しており、運用リスクをとる動きが続く。
円相場が節目となる1ドル=115円台まで進んだことも支え。市場の関心は週央に開かれる13〜14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に市場の注目が注がれる。
外資系5社の寄り付き前注文動向は、売り750万株、買い480万株、差し引き270万株の売り越し。2営業日連続の売り越し。
【好材料銘柄】
■ジャパンベストレスキューシステム <2453>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.6%にあたる150万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月13日から17年12月12日まで。
■Hamee <3134>
今期経常を43%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■gumi <3903>
上期経常は黒字浮上で上振れ着地。
■モルフォ <3653>
今期経常は26%増で2期ぶり最高益更新へ。
■アイリッジ <3917>
8-10月期(1Q)経常は6.5倍増益・上期計画を超過。
■グリーンペプタイド <4594>
非小細胞肺がんを適応症とするネオアンチゲン(遺伝子変異抗原)ペプチドワクチンの開発を開始する。
■日進工具 <6157>
株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。また、12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
【予定】
12(月)
【国内】
10月機械受注(8:50)
11月国内企業物価指数(8:50)
10月第3次産業活動指数(13:30)
11月工作機械受注(15:00)
《決算発表》
くらコーポ、シーズHD、ハイレックス
【海外】
米11月財政収支(12/13 4:00)
米3年国債入札
米10年国債入札
《米決算発表》
オラクル
休場:タイ、マレーシア、インドネシア、メキシコ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月12日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月12日号
12月09日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ142ドル高 5日連続で最高値、ナスダックも連日高値
・・・続き
9日のNYダウ工業株30種平均は5日続伸した。
終値は前日比142ドル04セント高の1万9756ドル85セントと5日連続で過去最高値を更新した。
トランプ政権での政策期待が強まるなか、投資家のリスク選好姿勢が強まっており、買いが先行した。ミシガン大学消費者景況感指数が予想を上振れたほか、原油相場の上昇も好感され終日堅調推移となった。ダウ平均はこの日の高値圏で終えた。
ダウ平均は週間ベースでは589ドル高となり、5週連続で上昇した。2月下旬から3月中旬にかけた5週連続の上昇以来、ほぼ9カ月ぶりの長い上げ局面となる。
アジア、欧州株式相場が総じて上昇し、米市場でも投資家が運用リスクをとる動きを強めた。前日に欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和の延長を決め、引き続き買い安心感を誘ったとの指摘があった。
12月の消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)が前月比で市場予想を上回って上昇。米経済の約7割を占める個人消費の改善期待が強まったと受け止められた。ただ、株式相場の反応は目立たなかった。
ナスダック総合株価指数は6日続伸し、同27.142ポイント(0.5%)高の5444.498と連日で最高値を更新した。S&P500種株価指数は3日続けて最高値をつけた。3指数がそろって最高値を更新するのは2日連続だった。
業種別S&P500種株価指数では全11種のうち「生活必需品」や「ヘルスケア」、「公益事業」など9業種が上昇。一方、「不動産」と「素材」は下げた。
飲料メーカーのコカコーラ(KO)は来年5月のCEO交代を発表し、堅調推移した。増配を発表したゼネラル・エレクトリック(GE)と製薬のブリストル・マイヤーズスクイブがそれぞれ上昇した。
半導体のブロードコム(AVGO)は決算内容が予想を上振れたほか、増配が好感され上昇した。
メディア大手のメディアの21世紀フォックス(FOX)は、が買収する方針だと発表した英国の有料テレビ大手のスカイは急伸。製薬のファイザーやメルクのほか、アップルやマイクロソフトも上昇した。
一方、メディアの21世紀フォックス(FOXは下げた。医薬品のバイオジェン・アイデック(BIIB)は、アルツハイマー薬の臨床試験で病状進行を遅らせる効果が確認されたものの、投薬を受けた一部の患者の容体が悪化したことが明らかとなり、下落した。
建機のキャタピラーや小売りのウォルマート・ストアーズ、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスが売られた。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,756.85+142.04
S&P500種
2259.53+13.34
ナスダック
5,444.498+27.142
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は5日続伸し、約1年ぶりに1万9000円台で取引を終えた。3月物は前日比375円高の1万9185円で取引を終えた。9日の大阪取引所の終値を195円上回った。米長期金利の上昇などを受けて外国為替市場で円安・ドル高が進んだうえ、米株式の主要指数が連日でそろって最高値を更新し、買いを促した。
この日の3月物高値は1万9195円、安値は1万8760円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
19185 ( +195 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
19255 ( +265 )
( )は大阪取引所終値比
【09日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100種総合株価指数は5日続伸。前日終値に比べ22.66ポイント高の6954.21で引けた。構成銘柄の約6割が上昇した。週末を控えて低調な取引となる中、終盤にかけて買収観測が浮上した欧州有料テレビ大手のSKYが急伸した。 半面、金融株が下落した。小幅ながら銀行株が全面安となり、保険株も軒並み下げた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
ドイツ株式指数(DAX)は5日続伸。終値は前日比24.21ポイント(0.22%)高の11203.63と、連日で年初来高値を更新した。透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアと医療機器のフレゼニウスが高かった。コメルツ銀行は小幅高。一方で、ドイツ銀行が下落。保険のアリアンツとミュンヘン再保険も軟調だった。
■フランス・パリ株価指数
フランス CAC40
4764.07 +28.59(+0.6%)
12月09日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
【今週の相場概況】【来週の相場展望】
・・・続き
【今週の相場概況】
今週は強い動きとなった。週初はイタリア国民投票に対する警戒などから売りに押されたが、欧米市場はネガティブ視する動きは限定的で、先進国主導の株高の流れが強まった。ECB理事会も波乱なく通過して上値追いの展開だった。
日経平均はザラ場ベースの年初来高値を更新し、節目の1万9000円台を回復する場面もあった。TOPIXも1500p台を回復し、年初来高値を更新した。日経平均は週間では約570円の上昇となり、週足では5週連続で陽線を形成した。
【来週の相場展望】
来週(12〜16日)の東京株式市場では、海外投資家や国内機関投資家からの主力株への買いが継続することが予想され、堅調な展開か。
13〜14日のFOMCに市場の注目が注がれる。利上げ実施はほぼ確実とみられており、次回以降のペースが声明文やイエレン氏の発言などから読み取れるか、また、それに対して株式、債券、為替市場に大きな動きが見られるかが焦点となる。
日経平均株価は1万9000円台を固める展開となりそうだ。ただ、心理的なフシ目でもある1万9000円台に乗せることで、目先的な達成感から利益確定の売りも想定されるため、上値は限定的となりそうだ。来週の日経平均株価の想定レンジは、1万8700円〜1万9300円とする
15〜16日のプーチン露首相の訪日および安倍首相との首脳会談も注目度が高いほか、国内指標では機械受注や日銀短観、米国でも消費者物価指数や小売売上高、鉱工業生産など重要指標の発表が多く、材料は目白押し。
12月09日 為替市況コメント
【為替】ECB理事会後はややリスク選好
・・・続き
[為替概況]
9日の東京外国為替市場、米ドル/円は、昨日のECB理事会にて予想以上の緩和姿勢が示されたことによるユーロ売りが進んだことで相対的に買いが強まっていたが、現在は114.400円近辺にてもみ合いとなっている。
ただ、市場はECB理事会の決定後にややリスク選好ムードが強まっているため円売りがやや優勢となっており、心理的な節目となる115円を試す可能性もありそうだ。
来週は、13-14日にFOMCが控えている。今回のFOMCでは、0.25%の利上げはほぼ確実となっているため、来年以降の利上げペースが焦点となりそうだ。
イエレン議長の記者会見も予定されているため、イベント通過までは積極的なポジションをとり難いところだが、ややリスク選好となっている状況下では、米ドル/円は強含みでの推移となりそうだがどうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月09日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=230円高で4日続伸、一時1万9000円台を回復
【大引け概況】
9日の日経平均株価は4日続伸し、前日比230円90銭高の1万8996円37銭で終えた。
・・・続き
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上値追い基調を継続する欧米株市場を引き継いで買い優勢の展開だった。
日経平均株価は後場に入って騰勢を強め、フシ目である1万9000円を上回って推移する場面もあった。ただ、大引けでは利益確定売りが集中し、終値は1万9000円に届かなかった。
日本株の先高観を強めた中長期で運用する海外投資家が時価総額の大きい主力株を中心に買いを入れたという。三菱UFJやファストリなどが1月4日以来の年初来高値を更新し、株価指数の上昇に拍車をかけた。
寄り付きの株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出に伴う売買が買い越しとなったことも投資家を強気にさせた。指数寄与度の高いファストリは寄り付き後にも買われて大幅高となり、日経平均を57円ほど押し上げた。
JPX日経インデックス400は4日続伸した。終値は前日比110.58ポイント高の1万3655.69だった。
東証株価指数(TOPIX)は4日続伸し、12.67ポイント高の1525.36で終えた。
東証1部の売買代金は概算で3兆9249億円。売買高は31億3196万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1250と、全体の約6割を占めた。値下がりは606、変わらずは137銘柄だった。
個別では、任天堂が商いを集め大幅高。ファーストリテイリング、ファナックも買われた。富士石油、石油資源開発など資源関連株が上昇、2016年2〜10月期の連結純利益が4年連続の最高益となった積ハウスは約半年ぶりの高値を付けた。エーザイ、野村、ファナック、新日鉄住金が上昇した。SUMCOが物色人気を集め、三益半導体工業、山一電機など半導体関連の中小型株も値を飛ばした。
一方、住友不やヤマハ発、クボタは下落した。東京電力ホールディングス、コマツが軟調、三井不動産も冴えない。テクノスジャパン、JVCケンウッドなどZMP関連株は大きく下げた。
東証2部株価指数は5日続伸だった。大引けの2部指数は、前日比14.49ポイント高の5058.60となった。
個別銘柄ではコーセーREがストップ高。京進は一時ストップ高と値を飛ばし、アルデ、ダイトケミクス、シャープと朝日インテクが上げた。半面、アートSHD、黒田精がストップ安。栗林船、Gダイニング、日本パワーファス、安川情報は下げた。
12月09日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=続落、利益確定売りがやや優勢
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は小幅に続落した。終値は前日比3円88銭安い2663円37銭だった。
利益確定目的の売りがやや優勢で、週末を控えることも積極的な売買を見送らせた。日経平均株価が一時1万9000円を上回るなど堅調に推移し、東証1部の主力株に資金が流出した面もあった。
自動運転技術を開発するZMPの上場延期を受け、これまで物色を集めてきた関連銘柄が軒並み安となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で377億円、売買高は8713万株だった。ハーモニック、アイサンテク、平田機工、エージーピー、NJHD、日本電計が下落した。FVCはストップ安終えた。
半面、日本一Sがストップ高。テリロジーやユビテック、アズジェント、セキュアヴェイル、BBタワー、京写は上昇した。
12月09日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=7日ぶり反発、イグニスがストップ高
・・・続き
東証マザーズ指数は7営業日ぶりに反発した。終値は前日比16.40ポイント高い904.95だった。時価総額の大きいそーせいの上昇がけん引した。
個別銘柄ではイグニスがストップ高。メタップスやエルテス、ヘリオス、イントランス、シンクロ・フードも上昇した。一方、鎌倉新書、ドドリコムやセレス、オンコリス、INSPECが下落した。
12月09日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値近辺で小動き
・・・続き
[後場寄り付き概況]
9日後場の日経平均株価は前日比211円34銭高の1万8976円81銭で寄り付いた
日経平均株価が前場終値近辺で小動き。外国為替市場では、1ドル=114円40銭台での推移。
アジアの主要株式市場は、高安まちまちの値運びとなっている。
来週の米FOMCを見極めたいムードもあり、こう着感が強まりそうである。
しかし、これといった調整がなく、主力銘柄への資金集中によって日経平均の上昇ほど、個人投資家のセンチメントは明るくない可能性もある。
海外勢のクリスマス休暇も意識されるなか、中小型株に資金がシフトしてくるかが注目されるだろう。
ランチバスケットは20件、295.28億円。
差引き30億円の売り越しとの観測。
12月09日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=続伸、欧米株高を好感、1万9000円台目前
9日午前の日経平均株価は続伸し、前日比208円62銭高の1万8974円09銭で前場を終えた。
・・・続き
欧州株式相場が総じて上昇し、米ダウ工業株30種平均は連日で過去最高値を更新、ECB理事会では資産買い入れ額を減額したものの、量的金融緩和の9カ月間の期間延長を決めたことで市場に買い安心感をもたらしている。上値追い基調を継続する欧米株市場を引き継いで買い優勢の展開だった。
節目の1万9000円目前まで迫った。先物市場に買いが相次ぎ、現物株にも裁定取引の買いが入った。
寄り付きの株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出に絡む売買は日経平均型で買い越しだった。
構成銘柄で日経平均への寄与度が大きいファストリの上げが目立った。先物市場では海外投資家の買いが入ったとの指摘があった。
12月限SQ概算値は18867.45円(暫定値)
前日比 +101.98円
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で2兆2252億円、売買高は17億1686万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は988と、全体の5割弱を占めた。値下がりは859、変わらずは144銘柄だった。
個別では任天堂が商いを集め大幅高、ファーストリテイリングも高い。ファナックも買い優勢となった。
2016年2〜10月期の連結純利益が4年連続の最高益となった積ハウスは約半年ぶりの高値を付けた。原油高を受けて資源開発の国際石開帝石と石油元売りのJXの上げも目立った。ソニーが上昇し、富士フイルムと野村も上げた。
SUMCOが物色人気、三益半導体工業、山一電機など半導体関連の中小型株も値を飛ばした。
一方、コマツとクボタは下落し、SMCと三菱重が下げた。三井不動産も冴えない。
テクノスジャパン、JVCケンウッドなどZMP関連株が大きく下げている。日本アジア投資、安永なども安い。
東証2部株価指数は反落した。前引けの2部指数は、前日比3.52ポイント安の5040.59となった。
個別銘柄では、栗林船、黒田精工、Gダイニング、シャープ、朝日インテクが下げた。
一方、京進が一時ストップ高。ダイトケミクス、アルデ、社宅S、JトラストとMCJは上げた。
12月09日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=続落、利益確定の売りが優勢
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比3円24銭安い2664円01銭となった。
欧米株高を背景に新興企業向け株式市場でも買いが先行したが、ジャスダック平均は年初来高値圏にあることから、次第に利益確定目的の売りが優勢となった。
自動運転技術を開発するZMPの上場延期が8日に発表され、出資する企業や自動運転関連の企業に失望売りが広がったことも、個人投資家の心理悪化につながった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で219億円、売買高は5233万株。
個別銘柄では日本電計、ネクスグループ、エージーピー、グッドコムA、アイサンテク、ハーモニック、ベクターが下落した。FVCは売り気配が続いている。半面、テリロジー、ナンシン、ユビテック、アズジェント、ARMが上昇した。
12月09日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=反発、イグニスなどが買われる
・・・続き
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比12.16ポイント高い900.71だった。
そーせいやミクシィ、サイバダインなど時価総額の大きい銘柄の上昇がけん引した。
個別銘柄ではイグニス、エルテス、ヘリオス、イントランスが買われた。半面、ドリコム、
INSPEC、鎌倉新書、モブキャス、グリンペプ下落した。
12月09日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、141円高、物上昇で裁定取引買い
[10時概況]
10時現在の日経平均株価は前日比141円57銭高の1万8907円04銭で推移している。
・・・続き
欧米株高で投資家心理が強気に傾いた。日経平均先物で買いが先行し、現物株にも裁定取引の買いが入った。
株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出に伴う売買が買い越しとなり、その後も買い優勢が続いている。
ただ、買い一巡後は、TOPIXがマイナス圏に入るなど伸び悩む格好に。大型株のみ買われる歪な相場展開となっており、一部市場関係者は「225型優勢のあまり筋の良くない上げかた」と指摘している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小安くなる場面もあったが、現在は前日終値を上回って推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆6136億円、売買高は12億707万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は759と、全体の約38%を占めた。値下がりは1091、変わらずは141銘柄だった。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を44.13円押し上げている。次いでファナックが13.62円、東エレクが6.71円、日東電が6.25円と続く。
マイナス寄与度は2.44円の押し下げでコマツがトップ。以下、ガイシが2.23円、クボタが1.46円、明治HDが1.3円と続いている。
業種別では33業種中25業種が値上がり。1位は鉱業で、以下、石油・石炭、その他製品、海運と続く。値下がり上位には機械、ガラス・土石、不動産が並んでいる。
個別では、アサヒと武田は上げ幅を拡大し、JR東海やNTTも一段高している。ソニーと任天堂の上げが目立つ。一方、SMCやマツダ、富士通は下げた。
東証2部株価指数は反落している。シャープや黒田精が下げ幅を広げている。一方、Jトラストや技研製は上昇している。
225先物は野村・三菱・アムロ・みずほ・UBS・GS・パリバが買い越し。
ドイツ・クレディ・ソジェン・JP・大和が売り越し。
TOPIX先物は三菱・GS・シティ・モルスタ・シティ・野村が買い越し。
みずほ・クレディ・ソジェンが売り越し。
外資系等は積ハ(1928)、ツバキ(6464)、コニカ(4902)、ヘリオス(4593)、Jフロント(3086)、ゆうちょ(7182)、花王(4452)に注目。
テクニカル的には大林(1802)、パナホーム(1924)、積水ハ(1928)、高砂熱(1969)、明星工(1976)、ヤクルト(2267)、キリン(2503)、ハードオフ(2674)、ひらまつ(2764)、Jフロント(3086)、マツキヨ(3088)、三越(3099)、クラボウ(3106)、TOKAI(4167)、RSTECH(3445)、共和レ(3553)、北越紀州(3865)、石原産(4028)、東亜合成(4045)、住友ベ(4203)、ヤフー(4689)、ソフトバンクテク(4726)、東京個別(4745)、浜ゴム(5101)、バンドー(5195)、黒崎播磨(5352)、淀鋼(5451)、日軽金(5703)、住友電(5812)、リョービ(5851)、三和(5929)、LIXIL(5938)、ユニプレス(5949)、ジーテクト(5970)、アイダ(6118)、ダイジェット(6138)、島精機(6222)、日坂(6247)、月島(6332)、荏原(6361)、オルガノ(6368)、日機装(6376)、アネスト岩田(6381)、平和(6412)、理想科学(6413)、ブラザー(6448)、山洋電(6516)、東芝テック(6588)、宮越(6620)、第一精工(6640)、メルコ(6676)、ナカヨ(6715)、タムラ(6768)、アルプス(6770)、ローランドDG(6789)、ヒロセ電(6806)、エンプラス(6961)、双葉電(6986)、東海理化(6995)、FPG(7148)、めぶき(7167)、日野(7205)、MMC(7211)、ミクニ(7247)、マツダ(7261)、ホンダ(7267)、富士重工(7270)、小糸(7276)、エクセディ(7278)、ミツバ(7280)、小野建(7414)、メディパル(7459)、コーナン(7516)、田中商事(7619)、ニコン(7731)、大日印(7912)、天馬(7958)、高島(8007)、ルック(8029)、セイコー(8050)、キャノンMJ(8060)、稲畑産業(8098)、デサント(8114)、サンゲツ(8130)、コメリ(8218)、松屋(8237)、イオン(8267)、アイフル(8515)、オリ(8591)、JPX(8697)、海上(8766)、地所(8802)、楽天地(8842)、ゴールドクレ(8871)、西鉄(9031)、京阪(9045)、センコー(9069)、トナミ(9070)、カドカワ(9468)、中電(9502)、ベネッセ(9783)、イオンディ(9787)、ヤマダ電(9831)、バイテック(9957)、ジェコス(9991)、イーストン(9995)が動兆。
12月09日 カタリストコメント
「ポジマインド」
NYダウは4日続伸で今年13回目の史上最高値更新。
NASDQ、S&P500は4日続伸でそちらも最高値を更新した。
・・・続き
大統領選から1か月。
景気刺激策や法人税減税、規制緩和などの方針への期待感から株価上昇は継続。
週間失業保険申請件数が3週ぶりに減少したことも追い風になった。
株価の上昇は投資心理を相当ポジにしている。
「既に株を持っている投資家は手放すまいとし、持っていない投資家は買おうとしている」という見方が登場してきた。
金融セクターが上昇し工業セクターが下落。
医薬品セクターは相変わらず軟調。
ECB理事会は債券買い入れ規模の縮小を表明したが期間を来年末まで9カ月延長したことからネガ視されず。
「ECBは引き続き大量の資産を買うだろう。
9カ月間マイナス金利が続くと予想される点で重要な意味がある」という声が聞かれる。
来週のFOMCでの利上げ確率は98%、来年6月までの再利上げ確率は50%。
「荒れるSQ週」は3日続伸での通過。
日経平均、TOPIX、東証2部指数ともに年初来高値を更新した。
(マザース指数は6日続落)。
トランプ選挙後の急騰から約1カ月。
「大きな押し目もない上昇。そう簡単には相場は崩れない」という声が聞かれる。
東証1部の売買代金も3兆円台に乗せてきた。
個別でも水曜はソフトバンク、木曜は東電と中核銘柄が登場し底堅い。
昨日は為替が円高トレンドでの株高となっており、従来の価値観の変化がうかがわれる日だった。
「日経平均やTOPIXが連日で高値を更新するようであればベア派は総崩れ」という勇ましい声も聞かれる。
振り返ってみれば6月24日安値から半年の信用期日まっただ中。
ここに年末の貸株返済が加わって売り方の買い戻しオンパレードの様相だ。
2015年以来の新高値328銘柄はその傍証でもあろうか。
松井証券経由の信用評価損率速報で売り方はマイナス13%台となっている。
シカゴ225先物終値は18810円。
1月4日大発会のザラバ高値18951円12銭は迫ってきた印象。
25日線からのかい離はプラス4.9%でまた5%の壁に当たってきた。
225採用銘柄のEPSが1156円まで低下したこともありPERは16.23倍と16倍台乗せ。
昨年末3066円だった東証1部の単純平均がまだ2717円であることが課題だろう。
メジャーSQを通過してその後来週末まで上昇傾向なら年末まで高いとみる向きは多い。
市場関係者の昨日のメール。
↓
今日の昼寝の夢。
兜町カタリストの櫻井さんが散髪店をオープンしたと言うので散髪に行きました。
コロちゃんも登場。
なんちゅう夢じゃ(笑)。
そのコロさんのコメント。
↓
上がる銘柄には、「買い」が入り、停滞している銘柄は処分売りが出て下がり。
下がるから「売り」が出るような展開。
日経平均株価とTOIXは高値引け。
マザーズ指数とジャスダック平均は安値引け。
東証2部は4日続伸 年初来高値更新と明暗くっきり。
1カ月先を見れば、新興市場の銘柄は「買い場」ではないかと思われますが、
東証1部や2部の銘柄が元気で、目を奪われ、モタモタしている銘柄は乗り換えられているようなところ。
投資家さんからのメール。
↓
12月1日 上髭越えたら!
逆転サヨナラ 代打ホームラーン! 櫻井さん MVP
相場の神様 代打の神様 底値指示の神様
11月9日大統領選挙実況中継で午後2時半頃
東証アローズ生中継で「そろそろ底でしょう」。
アナは「イヤ・・・違うでしょう??」
本日は後場アローズに代打で登場
あれ今日は木曜日なのに?
なぜ?
答えはわかった。
昨日も今朝もテレビで「上髭が重たいですよ。
これを今週中にクリアは難しい」と証券各社がつぶやく
そこで登場 兜町櫻井英明先生!
上髭を終値手前でクリア
まさに芸術的な兜町カタリスト
ここまで出来る人は他にはいない。
代打は木曜後場のキャスターが風邪引いただけという全く芸術的でない低レベルな理由。
おかげでスケジュールはメチャクチャ。
そもそも相場に神様は絶対にいない筈。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
バルニバービ (3418) ・・・動兆
バルニバービに注目する。
同社はカフェ、レストランを直営展開。
スイーツ事業も手掛ける
業績は堅調。
(兜町カタリスト櫻井)
12月09日 為替市況コメント
【為替】ECBの緩和姿勢継続にユーロ急落
・・・続き
[概況]
ECB理事会を控えて為替市場は小動きが続いたが、其の理事会では資産購入プログラムを2017年12月まで延長する一方で、購入額を月額800億ユーロから600億ユーロに減額するとした為に緩和縮小との見方から発表後にユーロは当日高値123.365円まで急騰し、連れてドルも114円台まで一気に上昇した。
しかし其の後ドラギECB総裁の会見で、「本日はQE縮小について議論されず」、「今回の措置はQE縮小ではない」とし、更に「ユーロ圏の成長は依然として下振れに傾く」と緩和姿勢を示すものだった事からユーロは売られ、NY市場引け間際には当日安値120.900円まで下落した。
一方ドルは対ユーロでの上昇から対円でも買われ、NY市場序盤に114.370円(当日高値)まで上昇し、最後も+23.5銭高の114.010円と114円台を回復して引ける反発となった。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月09日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■大林組<1802>
建設現場にサイバーダインのロボットスーツ「HAL」導入
■TIS<3626>
東南アで決済関連ビジネス参入 決済業務をICTで支援
■CTC<4739>
ウエアラブル端末で農作業者の労務管理するシステム開発
■シダックス<4837>
アリペイ導入 中国人旅行客の利用拡大見込む
■三菱電<6503>
AI使い不審者を監視カメラでとらえるシステム開発
■川重<7012>
16年度中に中国で中・小型汎用ロボ「Rシリーズ」生産開始
12月09日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月09日号
12月09日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
9日の東京株式市場は、欧米株式の上昇を受け買いが先行するとみられる。
・・・続き
予想レンジ:1万8600円−1万8900円を想定する。
買い一巡後は、12月限SQ(特別清算指数)値の速報値を意識する展開も想定される。
市場では、東京市場も先進国株高の強い地合いにあり「調整場面では押し目狙いの買いが入り、相場を支えそう」との見方もあり、堅調な展開との予想が多い。
ただ、翌週にFOMCを控えた週末で、いったんは利益確定売りも出やすい局面だろう。積極的に上値を追う流れにはなりづらいと考える。
先高期待は強いことから押し目があれば買いが入りやすく、シカゴ日経平均先物の水準から1万8800円どころを意識しつつ、その近辺でのもみ合いが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の前半と円安に振れている。
シカゴ日経平均先物3月限の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比80円高の1万8810円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1930万株、買い1470万株で、差し引き460万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、機械、小売、化学、電機、精密、情報通信など。買いセクターに、電機、食品、通信、サービス、薬品、その他製品、機械、小売、鉄鋼、繊維、REITなど。
【好材料銘柄】
■ブレインパッド <3655>
ヤフー <4689> との合弁会社でデータ分析サービスを手掛けるQubitalデータサイエンス(QDS)を解散し、同社がQDSの主事業を継承する。ヤフーとは新たに業務提携を結び、業務受託する体制をとる。
■メンバーズ <2130>
デジタルマーケティング支援を手掛ける上海賢房信息技術と業務提携。中国を中心としたインバウンド向けデジタルマーケティング支援サービスを強化。
■コーセーアールイー <3246>
今期経常を23%上方修正・最高益予想を上乗せ。また、17年1月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。併せて株式優待制度を一部拡充する。現行は100株以上保有の株主を対象としているが、株式分割後も対象を100株以上としクオカード500円分を贈呈するほか、一部株主へのクオカードの額が増額となる。
■ユビテック <6662>
オリックス自動車が17年2月から販売する高齢者運転見守りシステムを共同開発。
【主な経済指標・スケジュール】
9(金)
【国内】
11月マネーストック(8:50)
メジャーSQ算出
《決算発表》
エイチ・アイエス、カナモト、エイチーム、イトクロ、丹青社
【海外】
中国11月消費者物価・生産者物価(10:30)
米10月卸売売上高(12/10 0:00)
米10月卸売在庫(12/10 0:00)
米12月ミシガン大学消費者マインド指数(12/10 0:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月08日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ65ドル高 最高値更新、ドラギ総裁の発言を好感
・・・続き
8日のNYウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比65ドル19セント高の1万9614ドル81セントで終えた。
欧州中央銀行(ECB)理事会で、ドラギ総裁が必要に応じた量的緩和策の期間(9カ月)延長や規模拡大の実施に言及したことから欧州株が全面高となり、米国株にも買いが先行した。
その後は、原油相場の上昇に加えてトランプ政権での政策期待から金融株などが選好されたが、利益確定の売りも広がり上値を抑えた。S&P500、ナスダック総合指数、ダウの主要株価指数が揃って最高値を更新した。
米大統領選後に軟調に推移する場面が多かった大型IT株などに、出遅れ感に注目した買いが入ったことも相場を押し上げた。ダウ平均は午後に上げ幅を広げ、一時は115ドル高まで上昇した。
ナスダック総合株価指数は5日続伸し、同23.594ポイント高の5417.356と、11月25日以来ほぼ2週間ぶりに高値を更新した。S&P500種株価指数も連日で最高値を付けた。3指数がそろって最高値で終えるのは約2週間ぶり。
業種別S&P500種株価指数(全11業種)では「金融」や「素材」など9業種が上昇し、「資本財・サービス」などが下げた。
2017年の設備や開発投資計画を発表した石油のシェブロンが上昇。朝方に発表した四半期決算で業績悪化が続いた総合小売りのシアーズ・ホールディングスも上げて終えた。
決算は予想に届かなかったものの、業績期待からネットワーク機器のシエナも急伸した。
ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)や会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)は決算内容が好感され、上昇した。
一方で、住宅建設のホブナニアン・エンタープライズ(HOV)は決算内容が嫌気され、下落した。前日夕に発表した四半期決算で赤字が拡大した税務申告代行サービスのH&Rブロックが安い。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,614.81+65.19
S&P500種
2246.19+4.84
ナスダック
5,417.356+23.594
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は4日続伸した。12月物は前日比230円高の1万8860円で引け、大阪取引所の終値を70円上回った。欧州中央銀行(ECB)理事会が資産買い入れ期限の延長を決めたことなどから米株高と円安が進み、日経平均先物が買われた。この日の12月物高値は1万8920円、安値は1万8610円。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
18810 ( +80 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
18880 ( +150 )
( )は大阪取引所終値比
【08日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6931.55(+29.32)
FTSE100種総合株価指数は4日続伸。前日終値に比べ29.32ポイント高の6931.55で引けた。鉱業株の上げが指数を押し上げるなか、構成銘柄の約6割が上昇した。
リオ・ティントなど鉱業関連株が買われた。ロシアの金銀生産大手のポリメタル・インターナショナルの上げも目立った。半面、銀行のHSBCホールディングスと、スタンダードチャータード銀行は下落した。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11179.42(+192.73)
ドイツ株式指数(DAX)は4日続伸。終値は前日比192.73ポイント(1.75%)高の11179.42と連日の年初来高値更新となった。
欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表とドラギ総裁の会見を受けて、量的金融緩和を強調する内容と受け止められ、欧州各国株式相場が上昇した。
ドイツでは、コメルツ銀行が5%超の上昇。放送大手のプロジーベンザット1メディアと医薬・農薬大手のバイエルも上がった。下落したのは、電力のRWEとエーオンを含む4銘柄だけだった。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4735.48(+40.76)
12月08日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
日経平均は大幅に3日続伸。
・・・続き
買い一巡後は高値圏でのこう着が続いていたが、昨日同様、ソフトバンクG<9984>がけん引するなか、午後半ば辺りから再び強含みの展開となると、主力の自動車やハイテク株を中心に上げ幅を拡大した。結局、日経平均は大幅続伸で1日につけた高値を突破して、本日の高値で取引を終えている。
一方で、マザーズ指数は6営業日続落と、個人主体の換金売りが優勢のようである。
明日(9日)の東京株式市場は、堅調な展開となりそうだ。
明日はメジャーSQとなり、大きく需給状況が変わる可能性がある。
今日の日経平均株価が高値引けで、フシ目の1万8500円水準を大幅に上回っており、上放れの形となった。ここから1万9000円までの価格帯は、累積売買代金の少ないレンジで、戻り売り懸念が少ないこともポイントだろう。
週末控えで利益確定の売りが想定されるものの、主力銘柄への買いが継続することが予想されるため、日経平均株価は4日続伸となりそうだ。
今晩は、現地8日のECB(欧州中央銀行)理事会での金融政策やその後のドラギ総裁の会見内容が注目だろう。
市場では「東京市場も先進国株高の強い地合いにあり、調整場面では押し目狙いの買いが入り、相場を支えそう」の見方もある。
先物市場の短期筋の売買が活発になりやすい半面、海外勢はクリスマス休暇に入ることから、出遅れ銘柄、大型から中小型株に資金がシフトしやすくなりそうである。
このタイミングを見極めることになろうが、タイミングとしては来週の米FOMCでの利上げ実施後からの一段高を期待したいところであろう。
[東証主体別売買動向]
11月第5週、外国人は4148億円と4週連続大幅買い越し
東京証券取引所が8日発表した11月第5週(11月28〜12月2日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1、2部など)は、海外投資家が4148億4765万円の買い越しとなった。
前週の3027億円に続く4週連続の大幅買い越しを記録した。個人投資家は3024億7627万円と4週連続の売り越しだった。信託銀行は39億5487万円と6週連続の売り越し。事業法人は265億3134万円と9週連続の買い越しとなった。
12月08日 為替市況コメント
【為替】注目のECB理事会。
・・・続き
[為替]
8日の外国為替市場における米ドル円は、113円台で方向感に欠ける展開。序盤は売りが優勢で本日の安値113.115円まで下落したが、中盤以降に日経225が上昇すると、外国為替市場ではリスク選好の動きが活発となり、米ドル円は買戻しが優勢となった。
欧州時間に入った現在は113.600円近辺で推移しており、序盤の下落をほぼ帳消しにしている。
一方、ユーロ円は122円台前半で限定的な値動きが続いている。
この後はECB理事会の結果が発表される。前回ドラギECB総裁は「12月に量的緩和について見直す予定」と発言しており、注目が集まっている。大方の予想は、政策金利が現行の0.00%に据え置かれ、資産買い入れプログラムの期限が6ヶ月延長される見通しだ。
しかし、一部ではテーパリング(緩和縮小)観測が浮上しているため、仮に会見で買い取り枠の将来的な縮小を示唆するようであればユーロは買われる可能性がありそうだ。政策金利の発表は21:45に、ドラギECB総裁の会見は22:30から行われる予定だ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月08日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=268円高。年初来高値更新 欧米株高で
【大引け概況】
8日の日経平均株価は大幅に3日続伸し、前日比268円78銭高の1万8765円47銭で終えた。
・・・続き
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7日の欧米株式相場が大幅高となり、東京市場でも先高観から運用リスクをとる動きが広がった。1週間ぶりに年初来高値を更新し、2015年12月30日以来の高値を付けた。
米国株高を受け買いが先行。買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられ、一時1ドル=113円20銭台までドル安・円高が進んだことも重しとなり上げ幅を縮小する場面も見られたが、金融セクターが幅広く買われたほかに、電機、自動車などの主力株も買われた。
ソフトバンクが前日に続いて大幅に上昇し、指数を押し上げた。
直近までの相場上昇は短期筋主導で、出遅れていた国内外の投資家から米国株高をきっかけにした買いが入った。市場では「ドル建て日経平均はまだ安い水準にあり、外国人の買いを誘った」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400も3日続伸。終値は前日比200.81ポイント高の1万3545.11だった。
東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、22.07ポイント高の1512.69で取引を終えた。1500を回復し、1月4日以来、約11カ月ぶりに年初来高値を更新した。
日経平均と同様に昨年末以来の高値となった。
東証1部の売買代金は概算で3兆3930億円。売買高は28億1860万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1414と、全体の71%を占めた。値下がりは485、変わらずは93銘柄だった。
政府が無利子融資枠を拡大すると伝わった東電HDはストップ高まで上昇した。関西電力などの電気ガス株や、大和証G、野村などの証券株が上昇した。
2018年3月期の業績拡大期待が高まった富士通も上昇が目立った。SMCやヤマハ、セイコーHDも上昇した。JFEなどの鉄鋼株や、NTTなどの情報通信株も堅調だった。
一方、トランプ次期米大統領が薬価引き下げに言及したことで塩野義や大日本住友など医薬品株は下げが目立った。キーエンスが軟調、電通や明治HD、昭和シェルも下落した。
ジャパンベストレスキューシステムが大幅安、JVCケンウッド、GMOペイメントゲートウェイも大きく下落した。
東証2部株価指数は4日続伸し、連日で年初来高値を更新した。大引けの2部指数は、前日比44.97ポイント高の5044.11となった。
個別銘柄では栗林船がストップ高。石井表記は一時ストップ高と値を飛ばし、土屋HD、アサヒ衛陶、シャープやMCJが上昇した。フライトHDや黒田精、川上塗料、リンコー、花月園が下落した。
日経平均株価 1万8765円47銭(+268円78銭)
TOPIX 1512.69(+22.07)
・値上がり1414/値下がり485/変わらず93
・新高値334/新安値8
・出来高 28億1860万株
・売買代金 3兆3930億円
・マザーズ指数 888.55(−9.37)
12月08日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=4日ぶり反落、大型株への資金流入に伴い中小型株には売りが優勢
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに小幅に反落した。前日比95銭安い2667円25銭と8日の安値で終えた。同日の日経平均株価が年初来高値を更新し、大型株への資金流入に伴い中小型株には売りが優勢になった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で371億円、売買高は7538万株だった。
個別銘柄では日本サード、ベクター、平田機工、ULSグループ、デジタルデザイン、テックファムが下落した。
半面、日本一Sがストップ高。ナ・デックス、山王、エイシアンスター、FVC、ピクセル、セリアは上昇した。
8日に新規上場したグッドコムAの初値は公開価格を32%上回った。午後にかけては早くも利益確定の売りが増え、初値比12%安で上場初日を終えた。
12月08日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=6日続落、トランプ次期米大統領が薬価引き下げの方針でバイオ株下落
・・・続き
東証マザーズ指数は6日続落した。終値は前日比9.37ポイント安い888.55だった。
トランプ次期米大統領が薬価引き下げの方針を示したことで薬品株が売られた。そーせいグループも連動して下落。グリーンペプタイド、オンコリスバイオファーマなど他のバイオ株にも下落が目立った。
個別銘柄ではメタップス、窪田製薬HD、ソケッツ、そーせい、モブキャス、サイバーSが下落した。
一方、DDSがストップ高。フルッタフルッタ、ミクシィやドリコム、チェンジ、鎌倉新書、リアルコムが上昇した。
12月08日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を2銘柄更新しました。
[9671]よみうりランド
[3967]エルテス
12月08日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は上昇幅をやや縮小
・・・続き
[後場寄り付き概況]
8日後場の日経平均株価は前日比137円02銭高の1万8633円71銭で寄り付いた。日経平均株価は上昇幅をやや縮小している。
外国為替市場では、1ドル=113円40銭台での推移。アジアの主要株式市場は、ほぼ全面高の値運びとなっている。
前場は、主力の自動車やハイテク株を中心に上昇している。一方で、マザーズ指数は下げに転じるなど、中小型株は利食いの流れが続いている。
メジャーSQを控えている一方で、これが通過することで短期筋の参加も増えそうである。来週の米FOMCでの利上げを意識したなか、しばらくは主力銘柄への物色が中心になりそうだ。
ランチバスケットは27件、544.50億円。
差引き90億円の買い越しとの観測。
12月08日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=続伸、欧米株高を背景に年初来高値を上回る
8日午前の日経平均株価は続伸し、前引けは前日比152円34銭高の1万8649円03銭と1日に付けた年初来高値(1万8513円)を上回った。
・・・続き
NYダウ工業株30種平均は3日続けて過去最高値を更新し、投資家の心理は改善した。日本株にも追随買いが入った。
7日の欧州株式市場でイタリア株が続伸し、一段と欧州金融機関への不安は後退した。イタリア政府が公的資金を注入する準備を始めた同国銀行3位のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ株は急伸し、米金融株も買われた。
米国事業の進展に期待が集まるソフトバンクは連日上昇して約2年ぶりの高値を付けたことも下支えとなった。構成銘柄のソフトバンクの上げは日経平均を40円弱押し上げた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆5676億円、売買高は13億8523万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1086と、全体の約55%を占めた。値下がりは758、変わらずは146銘柄だった。
個別では、2018年3月期営業利益が大幅に増えると伝わった富士通は大幅高となった。SMCとSOMPOが上昇し、東京電力ホールディングス、中部電と東ガスの上げも大きかった。ソフトバンクグループが断トツの売買代金で前日に続く活況高。トヨタ自動車も堅調だった。
一方、米薬品株が下落した影響を受けて、塩野義と大日本住友は下落した。キーエンスと住友不、日電産も下げた。ジャパンベストレスキューシステムが急落、GMOペイメントゲートウェイが大幅安となった。
東証2部株価指数は続伸した。前引けの2部指数は、前日比41.01ポイント高の5040.15となった。
個別銘柄では、 石井表記がストップ高。土屋HD、アサヒ衛陶、栗林船、シャープとJトラストが上げた。半面、黒田精工が一時ストップ安。リンコー、川上塗料、東朝日インテクは下げた。
12月08日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=続伸、東証1部の主力株に資金が集中
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。午前終値は前日比85銭高の2669円05銭だった。7日の米株高を背景とした投資家心理の改善で、12月1日に付けた年初来高値を大幅に上回って始まった。その後は上昇の勢いが強い東証1部の主力株に資金が集中し、上げ幅を縮めた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で228億円、売買高は4526万株。
個別銘柄ではピクセル、ナ・デックス、共和工業、インターライフ、FVC、ピクセル、平田機工が上昇した。半面、日本サード、オートウェーブ、アズジェント、ベクター、テックファム、メイコーが下落した。
12月08日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=続落、東証1部の主力株に資金が集中
・・・続き
東証マザーズ指数は続落した。午前終値は前日比7.07ポイント安の890.85だった。個別銘柄ではキャリア、サイバーS、そーせい、モブキャス、グリンペプが下落した。一方で、DDSがストップ高。フルッタフルッタ、ミクシィやドリコム、エボラブルAは上昇した。
きょう東証ジャスダック市場に上場したグッドコムA(3475)は、9時59分に公開価格を32%上回る初値を付けたのち、一時初値比1.9%高まで上昇した。その後は利益確定売りが先行し、午前終値は初値比9%安の2350円だった。
12月08日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
北陸新幹線「小浜・京都ルート」濃厚とされ京都銀行や中部電力が高い
・・・続き
■滋賀銀行も年初来高値を更新し連想を巡らせる様子
京都銀行<8369>(東1・売買単位100株)は8日、取引開始後に6%高の920円(49円高)をつけ、1月以来の900円台回復となった。
銀行株が全体的に高い中でも、北陸新幹線の未着工ルートが「小浜・京都ルート」濃厚と報道され、注目度が上乗せされたとの見方が出ている。中部電力<9502>(東1)も5%高に迫り年初来の高値を更新。滋賀銀行<8366>(東1)も年初来の高値を更新している。関連銘柄を探す動きが広がると見て連想を巡らせる様子がある。
12月08日 カタリストコメント
「3連騰で通過の気配」
NY株式は大幅続伸。
NYダウは今年12回目の過去最高値更新。
・・・続き
S&P500も高値を更新した。
NASDAQの上昇率も1%を超えた。
「世界一の経済大国である米国がトランプ式エコノミクスを背景に勢いを増しそう」という声がある。
長期債利回りの上昇(価格下落)もグレートローテーション(債券→株式への動き)の一環とみなされた格好。
高配当の通信や不動産セクターへの追い風となった。
景気や市場動向の先行きを示すと言われるダウ輸送株指数も2.5%上昇して過去最高値を更新した。
もっともトランプ次期大統領の「薬価引き下げ」発言からバイオ関連は軟調。
トランプ発言に一喜一憂の様子が顕著になってきた。
「トランプ発言がファンダメンタルを凌駕することが新たな現実になる」とまで言われ始めているのはやや異常感だろう。
FOMCの利上げ見通しについて市場はやや慎重な姿勢となってきたことからドルは下落。
次の利上げは来年6月以降という見通しが支配的になってきた。
株式市場にとっては心地よい観測になったのだろう。
「投資家の間でリスク資産への意欲が強くなっており、ますます強気な賭けに出ようとする動きは止められない」という指摘も登場。
NYダウ2万ドルは先の話ではなく手が届く現実となってきた。
ECBの動向などはほとんど見えないフリのところがまたいいのかも知れない。
トランプ氏とソフトバンク孫氏の会談のサプライズで幕開けした昨日の東京市場。
ソフトバンクは後場に入って一段高。
日経平均寄与度は50円となった。
日経平均は終値ベースで18500円に届かなかったが日足では6日ぶりに陽線。
主力銘柄の中には大引け高値も散見された。
「後場になって頑張った投資家が存在したのだろう。市場は好循環の連続」という声が聞こえる。
14日にトランプ次期大統領がIT業界のトップをトランプタワーに呼ぶことも材料視されている。
NY株式は過去最高値更新の動き。
ドル円は113円台後半とやや円高トレンドだがシカゴ225先物終値は日中比130円高の18630円。
185の壁をまた抜けてきた。
日経平均の18500円台回復やTOPIXの1500ポイント乗せ、
東証2部指数の終値ベースの5000ポイント台回復など節目を抜く動きに期待する声が多い。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はマイナス12.448%。
2014年1月のマイナス15.37%に近づいてきた。
買い方はマイナス5.4%と心地よい水準。
Quick調査の信用評価損率もマイナス7.05%と4週連続の改善。
空売り比率も35.2%まで低下した。
日経VIも17.28と昨年8月以来の水準まで低下した。
メジャーSQを控えて先週末段階の裁定買い残は4週ぶりに515億円減少し1兆5042億円。
25日移動平均(17834円)からのかい離はプラス3.7%。
プラス5%かい離の18725円までは期待できそうに見える。
先週の高値18746円挑戦というところだろうか。
日経平均採用銘柄のPERは15.95倍でEPSは1159円と低下。
PER16倍(18544円)は抜けてくる。
となるとPER17倍(19703円)まで計算するようになるのだろうか。
メジャーSQ前の火水木曜は3連騰で通過の気配。
昨日日経の「地球回覧」。
見出しは「暗黒の国、頭取が泣いた」。
カンボジアのサタパナ銀行の頭取が登場した。
涙は別に関係ないが、気になったのは以下のくだり。
「空港やホテルのATMが吐き出すのは米ドル札だ。
法定通貨はリエルだが、市中の90%をドルが占める。
まっさらなドル札を見かけるのは米国との協定で定期的に空輸しているからだ。
ポルポト政権が通貨制度そのものを廃止。
通貨主権を失ってしまったのだという。
ドル化で為替リスクが消え、投資が流れ込む利点を知っている」。
これが新興国の現実なのだろう。
市場では「ドル不足」という言葉が歩き始めた。
ドルのグルーバル需要が高まっているのだという。
背景はこれらの新興国需要に加えてトランプ氏のリパトリ政策。
2兆ドル以上の米企業の海外資金の多くは欧州の銀行にある。
日本の銀行もドル不足になる可能性があるという。
ということは、ドル高円安はまだ続くということ。
極端な円安が望ましくないのは自明だが・・・。
今朝の日経「スクランブル」は「日本株高に残る違和感」。
円安の進行度ほど株高が進行していないというのが論旨。
感応度が鈍ったということだろう。
2012年以降で見ると1円の円安で日経平均は240円の上昇というのがお約束。
フツーなら19000円を越えていてもおかしくはないという。
おそらく円安が招く輸入業者の苦渋を見ないからなのかも知れない。
興味深いことに中国の外貨準備高は691億ドル減少して3兆ドル割れ寸前。
資本流出にも神経質な中国という構図が鮮明になってきた。
イタリアの銀行モンテパスキは公的資金投入で着地しそうでとりあえず通過。
GDPは実質で前期比0.3増、年率換算1.3%増。
速報値(前期比0.5%増、年率2.2%増)から下方修正。
今回の改定値から推計方法と基準年が見直され、速報値も含め数値が改定。
民間予測の中央値は前期比0.6%増、年率2.3%増だった。
生活実感に近い名目GDPは前期比0.1%増(速報値は0.2%増)、年率では0.5%増(0.8%増)。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
フリークアウト(6094)・・・動兆
フリークアウトに注目する。
同社はネット広告をリアルタイムで取引する広告配信サービス(DSP事業)が中核。
海外展開が拡大基調。
LINEとの共同事業に期待感。
(兜町カタリスト櫻井)
12月08日 為替市況コメント
【為替】米国債利回りの低下などにドルは114円台を維持出来ず
・・・続き
[概況]
東京市場終盤にドルは114.400円、ユーロは122.595円のそれぞれ当日高値まで上昇したが、欧州株式市場が大幅高で始まる中を円買い優勢となり、序盤にドルは114円を割れ、ユーロは当日安値122.030円まで下落した。
其の後は揉み合いとなったがNY市場に入り、米国債利回りが低下するとドルも売られ、中盤には当日安値113.400円まで下げたが、下値では押し目買い意欲が強く、終盤には114円台を回復するまで反発した。
しかし大台は維持出来ず、最後は前日比-25.5銭の113.775円と小反落する一方、8日のECB理事会ではドラギ総裁がQE縮小に触れる可能性もあってユーロは買われ、+10.5銭高で引けた。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月08日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
・アトラエ<6194>
中小企業向けの従業員のストレステスト事業開始
・日立工<6581>
遠心分離機など用途拡大乗り出す 18年度売上高60億円目標
・ザイン<6769>
高解像度の画像を高速伝送できる半導体開発 データ圧縮不要
・川重<7012>
20年度に豪州で計画する水素製造事業で現地政府と合意
・Gウイン<8111>
17年2月からバレエウエアなど30アイテム発売
・カプコン<9697>
人間味のある会話表現を実現する技術開発
12月08日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月08日号
12月08日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
8日の東京株式市場は続伸後、上値を試す場面もありそう。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万8400円−1万8800円を想定する。
NYダウが連日で史上最高値を更新したことを受け、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比130円高の1万8630円だった。朝方は、株価指数先物を中心に同清算値にサヤ寄せする動きが先行するとみられる。
日経平均の1万8500円台回復やTOPIXの1500p乗せ、東証2部指数の終値での5000p台回復など、各指数が節目を取りに行く動きが見られる
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の後半と円高に振れる。
対ドルで円高が進む動きとなった場合には、一転して輸出関連銘柄へ売り圧力が強まることも想定され、注意したい。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1040万株、買い1240万株で、差し引き200万株の買い越し。買い越しは3営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、機械、建設、電力、ガス、サービス、小売、鉄鋼、商社、銀行、情報通信、精密、電機、通信など。買いセクターに、サービス、その他製造、通信、商社、電機、化学、輸送用機器、精密、証券、機械、保険など。
【好材料銘柄】
■土屋ホールディングス <1840>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.35%にあたる60万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月8日から17年5月31日まで。今期経常は29%増益、1円増配へ。
■ディー・ディー・エス <3782>
同社の“magatama”プラットフォームが日本ヒューレット・パッカードの提供するFIDO準拠認証基盤構築サービスに採用された。FIDO認証はID・パスワードに替わる新しいオンライン本人認証規格。
■ドリコム <3793>
ソニー・インタラクティブエンタテインメント子会社のフォワードワークスと、PlayStation用ソフト「みんなのGOLF」シリーズのスマートフォン向けゲームアプリ「みんゴル」を共同開発、来春にリリースする予定。
【主な経済指標・スケジュール】
8(木)
【国内】
7-9月期GDP改定値(8:50)(GDP推計方法が新基準に変更)
10月国際収支(8:50)
11月都心オフィス空室率(11:00)
11月企業倒産件数(13:30)
11月景気ウォッチャー調査
17年度与党税制改正大綱決定(予定)
30年国債入札
《決算発表》
積水ハウス
【海外】
中国11月貿易収支
ECB定例理事会(ドラギ総裁会見)
《米決算発表》
コストコホールセール、クーパー、ブロードコム
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月07日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ続伸297ドル高、最高値を更新
・・・続き
7日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸した。終値は前日297ドル84セント高の1万9549ドル62セントと、3日続けて過去最高値を更新した。
朝方は主要経済指標の発表がない中、トランプ氏が薬価引き下げに言及したことで医薬品・バイオセクターへの警戒感が強まり、上値の重い展開となった。その後は、次期政権でのインフラ投資や減税などの政策期待を背景にした買いが広がり、上げ幅を拡大した。
ダウ平均の上げ幅は11月7日以来、1カ月ぶりの大きさだった。
S&P500種株価指数は4日続伸。同29.12ポイント高の2241.35と、11月25日以来ほぼ2週ぶりに最高値を更新した。
米株式相場は取引終盤にかけて上げ幅を広げ、ダウ平均は一時306ドル高となった。市場ではトランプ氏が主張する景気刺激策や規制緩和が株高につながるとの期待が強い。このところ出遅れが目立っていた通信株などへの買いが次第に勢いを増して相場を押し上げた。投資環境の良さが確認されると消費関連株など幅広い銘柄にも買いが及んだ。
ナスダック総合株価指数は4日続伸し、同60.761ポイント高の5393.762で終えた。
業種別S&P500種株価指数では全11種のうち「電気通信サービス」や「不動産」「IT(情報技術)」など10種が上昇した。一方で「ヘルスケア」が下げた。
物言う株主として知られるネルソン・ペルツ氏が株式を買い増したことが明らかになったハンバーガーチェーンのウェンディーズが買われた。経営幹部が「トレーディング部門の収入が20%近く増える」と述べたと伝わった金融のシティグループが高い。
米国で初めてスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の公式パートナーになったと発表したうえ、M&Aを巡る思惑が広がっているソフトバンクグループの米携帯会社スプリントは9%近く急伸した。
メディアのタイムワーナー買収について最高経営責任者が米議会で証言した通信のAT&Tも上昇した。ハードディスクのウエスタン・デジタル(WDC)は10-12月期の業績見通しを上方修正し上昇。スポーツ用品のナイキやホームセンターのホーム・デポ、クレジットカードのビザが高い。
一方で、製薬のファイザー(PFE)は英当局から薬価引き上げを巡って1億ドル超の罰金を命じられ、下落した。日用品・製薬のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)と製薬のメルクが売られた。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,549.62+297.84
S&P500種
2,241.35+29.12
ナスダック
5,393.762+60.761
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は3日続伸した。12月物は前日比180円高の1万8630円で終え、大阪取引所の終値を130円上回った。米ダウ工業株30種平均が3日続けて過去最高値を更新するなど、トランプ次期米大統領の政策に対する期待が株高を誘う「トランプ相場」が続いたことを好感した買いが入った。
外国為替市場では円が対ドルで小幅に上昇反発したが、日経平均先物の反応は限られた。この日の12月物の高値は1万8670円、安値は1万8415円。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
18630 ( +130 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
18625 ( +125 )
( )は大阪取引所終値比
【07日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6902.23(+122.39)
FTSE100種総合株価指数は大幅続伸。前日終値に比べ122.39ポイント(1.81%)高の6902.23で引けた。銀行株の上げが指数に大きく貢献するなか、構成銘柄の約8割が上昇した。銀行株が軒並み大幅高となった。スタンダードチャータード銀行とロイズ・バンキング・グループはともに4%超の上昇。鉱業株も全面高。リオ・ティントは、アナリストによる投資判断と株価目標の引き上げが好感され6%超の上昇。BPなど石油株も堅調だった。
半面、広告のWPPグループは下落。米司法省が大手広告代理店を対象に、契約獲得のため入札を操作していた疑いがあるとして調査していると伝わったことが売り材料だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10986.69(+211.37)
ドイツ株式指数(DAX)は3日続伸。終値は前日比211.37ポイント(1.96%)高の10986.69と年初来高値を更新した。
鉄鋼のティッセン・クルップは6%超上がった。タイヤのコンチネンタルとドイツ銀行も大幅上昇した。一方で、電力のRWEと透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアは下落した。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4694.72(+62.78)
12月07日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
7日の日経平均株価は続伸した。
・・・続き
前日の米株高や為替が円安気味に推移したことが買い材料視された。
東証1部の出来高は12月に入って好需給の目安となる20億株を連日超えている。
外国人買いが継続している表われであり、日銀や個人も買い余力を多く残していることから、当面は好需給相場が続きそうである。
日経平均は終値では1万8500円には届かなかったものの、引け間際にタッチする場面はあり、日足では6日ぶりに陽線を形成した。
全体的にはややこう着感が強まりそうであったところにソフトバンクGの好材料が飛び込んでくるなど、今の株式市場は好循環が続いている。投資家も次の上昇銘柄を探す動きが活発になりやすく、そのことが一段の市場の活性化にもつながっている。
明日8日の東京株式市場は、底堅い展開を想定する。
株価指数先物・オプション12月限の最終売買日に当たり、引き続き先物売買に注視する必要があり、短期的な過熱感への警戒から利益確定売りも出やすいとみられるが、買い気は依然として根強く下値は限定されよう。
また、明日は7-9月期GDP改定値や10月国際収支、11月の景気ウォッチャー調査など経済指標の発表が多い。
注目は景気ウォッチャー踏査で、足元で続く株高がマインドの改善を促す内容が確認できれば、株式市場だけでなく実体経済の持ち直しを市場が強く意識すると想定される。
明日の欧州でECB理事会およびドラギ総裁の会見が予定されており、同イベントが欧州株の下支えになるとの期待感なども良好な地合いの醸成に一役買うと考えられる。
日経平均の1万8500円台回復やTOPIXの1500p乗せ、東証2部指数の終値での5000p台回復など、各指数が節目を取りに行く動きが見られるかに注目したい。
また、そのような動きが見られれば、多くの投資家が先の株高への期待を強めやすくなることから、週末にかけては一段高となる展開も予想できるだろう。
12月07日 為替市況コメント
【為替】各通貨とも動意を欠く展開続く。
・・・続き
[為替]
7日の東京外国為替市場は、各通貨とも動意を欠く展開となっている。朝方、豪ドル・円は第3四半期GDPが前期比-0.5%(予想-0.1%)、前年比1.8%(予想2.2%)と事前予想を下回ったため84.66円まで売られた。
その後は買い戻され85円台を回復するが利下げ観測も出てきているため総じて頭の重い展開が続いている。
米ドル・円は明日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて様子見程度の動きにとどまっている。来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)も予定されているので今週は動くに動けない展開となりそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月07日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を3銘柄更新しました。
[6238]フリュー
[4275]カーリットホールディングス
[6904]原田工業
12月07日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=136円高、続伸。米株高と円安追い風に上値追い続く
【大引け概況】
7日の日経平均株価は続伸し、終値は前日比136円15銭高い1万8496円69銭ときょうの高値圏で引けた。
・・・続き
本日のマーケット動画
時間:1分48秒 容量:7.76M
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前日に続き主力株中心に運用リスクをとる動きが続いた。前日の欧米株式市場では、イタリアの国民投票の結果をほぼ織り込んで総じて堅調、米国市場ではNYダウが連日の最高値を更新するなど強調展開が続いている。
外国為替市場で円相場が1ドル=114円台前半の円安水準で推移したことも、輸出関連銘柄の買い安心感につながった。
前日の米株式市場に続き、銀行株や証券株の一角も買われた。先高観が強まっていることから、「下値では個人が信用売りの一部を買い戻した」という。
トランプ次期米大統領と孫正義社長の会談で、米国への巨額投資が明らかになったソフトバンクが6%を超える大幅高となり、個人投資家の心理改善につながった。ソフトバンクの売買代金は1515億円と東証1部で最も多くなり、1銘柄で日経平均を49円押し上げた。
JPX日経インデックス400は続伸し、前日比105.67ポイント高の1万3344.30だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、13.42ポイント高の1490.62だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆6919億円だった。売買高は24億66万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1483と全体の74%を占めた。値下がりは422、変わらずは86銘柄だった。
個別では、ソフトバンクが群を抜く売買代金をこなし急騰、三菱UFJが上昇した。野村は年初来高値を更新、東京海上ホールディングスも堅調。トヨタやホンダが買われた。TDKも高い。銭高組が買われ、サンケン電気の上げ足も目立つ。
一方、SMCが大幅安となったほか、KDDIやNTT、NTTドコモが下落した。武田や塩野義、明治HD、ピジョンの下げが目立った。日本アジア投資が急落、安永はストップ安に売り込まれた。ショーワ、サカタのタネ、日本M&Aセンターなども安い。
東証2部株価指数は続伸し、2015年8月18日以来の高水準となった。大引けの2部指数は、前日比73.44ポイント高の4999.14となった。
個別銘柄ではプロスペクト、黒田精工がストップ高。スパバック、フライト、エスティック、シャープやフライトHDが上げた。一方、花月園、兵機海運、日本パワーファス、Gダイニングや安川情報が下げた。
12月07日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=3日続伸、東証1部の値がさ株に資金集中
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比5円48銭高い2668円20銭だった。投資家心理の改善が続き、午後にじりじりと上げ幅を拡大した。ただ、東証1部の値がさ株に資金が集まったことから小幅な上昇にとどまった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で458億円、売買高は9621万株だった。個別銘柄では日本サード、ナガオカがストップ高。ベクター、ぱど、サンキャピタル、テリロジー、オートWが上昇した。半面、アズジェントがストップ安。FVC、JALCO HD、Nuts、平田機工は下落した。
12月07日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=5日続落、新興市場の売り圧力は強く
・・・続き
東証マザーズ指数は5日続落した。終値は前日比1.02ポイント安い897.92だった。
東京市場全般の堅調展開が続く一方、新興市場の主力株への売り圧力は強く軟調に推移した。
個別銘柄ではオンコリスバイオ、ジーンテクノ、エルテス、そーせい、モブキャスが下落した。一方、アークン、グリーンペプタイがストップ高。カナミックN、キャリア、メタップス上昇した。
きょう東証マザーズ市場に新規上場したイントラスト(7191)は買い気配で始まり、10時5分に公開価格(630円)を36%上回る854円で初値を付けた。午後は利益確定売りが優勢となり、初日の終値は初値比12%安の753円だった。
12月07日 アフターランチ
「必ず外すのも難しい」
明日内閣府が発表予定の7〜9月期の国内総生産(GDP)2次速報。
今回から推計方法が新基準に改定される。
・・・続き
おかげで名目GDPの規模は約20兆円押し上げられることになる。
研究・開発費が加算されるため。
名目GDP600兆円への道は実は茨ではなかったということ。
出来ることをいかにも難しくやるのは官僚的なエリート臭を感じるのは気のせいだろうか。
そして今回の2次速報値から基準年を2005年から2011年に変更。
1994年にさかのぼって再推計するという。
内閣府の試算では新基準で試算した2011年のGDP推計値。
旧基準の476.1兆円から491.4兆円と19.9兆円上方修正されるという。
7〜9月で600兆円の目標に95兆円足りなかったが20兆円下駄をはけばあと75兆円。
何とかなるような気がする。
本田悦郎スイス大使のコメントは「トランプ政権で第2のプラザ合意はない」。
レーガノミクスの再来を考えれば、最後はプラザ合意みたいな為替操作は必要」というのが常識論。
しかし為替操作を批判してきたトランプ氏にとっては禁じ手になる。
自縄自縛みたいなものだろう。
というよりも、プラザ合意が話題になるほどの為替の円安がこれから訪れると考えた方が良いのかも知れない。
それでも市場は疑心暗鬼。
「これ以上上がる訳はない」とか「株は下がる者」と言う経験則がまだ生きている。
いい例が逆日歩銘柄の多さ=空売りの多さ。
上がれば売って儲けられたのが過去30年。
ダメだったのはリーマンショック直後の09年3月。
そしてアベノミクススタート直前の12年10月。
年初から6620億円の買い越しだった個人は米大統領選以降3週間で1680円の売り越し。
その間海外投資家は1.2兆円買い越しているのだから真逆の動き。
12月1日時点で逆日歩銘柄は687。
過去最高が09年3月の776だったからほぼ近づいてきた。
もしも過去最高を更新したらむしろ株価は上昇と考えたいところ。
因みにETFも逆日歩銘柄が多い。
そのETFは日銀が買っている。
従来は野村日経平均(1321)が主力だったが最近は野村東証株価指数(1306)が主力との観測。
「戦略の失敗は戦術では補えず、戦術の失敗は作戦では補えない」。
ある先輩の言葉である。
つまり現状認識に基づいた明確な目標が投資にも必要ということ。
曖昧模糊とした投資では儲からないということだろう。
あるいは「戦略を描く上で、最初から偶然性頼りの大儲けは構想すべきではない。
まずは、手堅く利益を積み重ねることを考える。
そして、最初に描いた構想がどうしても無理ならば、自分の稼げる範囲内の勝負を考える。
それもまた無理な場合には最終手段として大儲けを考える、という順序になる。
戦略は自分の置かれた状況に合わせ描くべきものである」。
かなり深い。
そもそも・・・。
相場の方向を当てることはかなり難しいもの。
だからといって相場の方向を外すことも同様に難しい。
「当たらない」のと一緒で「外れない」。
かならず外れるものならば話は簡単なのだろうが・・・。
・・・・・・・・・・・・・
《兜町ポエム》
「兜町ブルース」(和歌山ブルース)
高値を見たい見てみたい
そんな気持ちにさせるのは
日経先物板灯り
裁定取引イベントで
兜町勝ちたいあぁ赤だらけ
誰にもいえぬ取引を
夜がやさしくくれたのも
リーマンギリシャにトランプで
夢は消えないいつまでも
兜町勝ちたいあぁ儲けたい
いつものトレードあきらめて
捨ててしまった投資家が
慕情をこめてブルースを
唄う板舞う株の町
兜町勝ちたいあぁ笑いたい
(櫻井)
12月07日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値近辺で小動き
・・・続き
[後場寄り付き概況]
7日後場の日経平均株価は前日比72円48銭高の1万8433円02銭で寄り付いた。
前場終値近辺での小動きとなっている。
日経平均は狭いレンジ取引となっており、積極的には手掛けづらい状況であろう。ただし、メガバンクが堅調に推移しているほか、ソフトバンクGも7000円の抵抗帯を突破して推移しているため、センチメントは良好である。
また、日経平均はこう着ながらも押し目買い意欲の強い相場展開であり、下値の堅さが意識されそうだ。
外国為替市場では、1ドル=114円を挟んでの推移。アジアの主要株式市場は、高安まちまちの値運びとなっている。
ランチバスケットは19件、414.85億円。
差引き売り買い均衡との観測。
12月07日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=続伸、後半伸び悩むも商い活況で上値追い継続
7日午前の日経平均株価は続伸した。
・・・続き
前引けは73円25銭高の1万8433円79銭だった。
主力株中心に買い優勢の地合い。前日の欧米株市場が総じて堅調で米国株市場ではNYダウが連日の最高値更新となるなどリスク選好ムードが続いている。
外国為替市場の円安・ドル高を好感し、銀行株や自動車株主導で上昇した。トランプ次期米大統領と孫正義社長の会談で、米国への巨額投資が明らかになったソフトバンクが大幅高したのも個人を中心に投資家心理を明るくした。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前日の米株式市場で金融株が買われた流れを引き継ぎ、証券株や保険株の上げが目立った。海運株や電機株など円安の恩恵を受けやすいセクターにも買いが入った。日経平均の上げ幅は一時100円を超えた。海外投資家に加え、「出遅れていた国内機関投資家の買いも入った」という。
これまでの短期的な上昇ピッチの速さへの警戒は根強く、上値では利益確定売りが増えた。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2691億円だった。売買高は11億9394万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1258と全体の63%を占めた。値下がりは611、変わらずは121だった。
個別ではソフトバンクグループが商いを膨らませ大幅高、三菱UFJなどメガバンクも物色人気となっている。東京海上が上げ、トヨタやホンダが上昇した。任天堂やパナソニックも高い。
一方、NTTやNTTドコモ、KDDIが安い。SMCは海外市場において146万9800株の公募増資と133万200株の自己株の売り出しを行うと発表、需給関係の悪化を警戒する動きとなった。JTも売られた、安永、日本アジア投資が大幅安、ブイ・テクノロジー、サカタのタネも下落した。
東証2部株価指数は続伸した。前引けの2部指数は、前日比68.71ポイント高の4994.41となった。
個別銘柄では、プロスペクトがストップ高。スパバック、シャープ、高松機械、フライトHDが上げた。半面、花月園、兵機海運、日本パワーファス、イトーヨーギョー、Gダイニング、川上塗が下げた。
12月07日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=続伸するも主力株への資金流出
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。
前引けは前日比0円82銭高い2663円54銭となった。
東証1部市場でソフトバンクに材料が出るなど、主力の値がさ株で商いが活況となっている。新興市場でも投資家心理は上向いているものの、主力株への資金流出により上げ幅はわずかにとどまった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で258億円、売買高は6045万株。
個別銘柄では日本サードが一時ストップ高。ぱど、ベクターやオートW、オートウェーブ、テリロジーが上昇した。半面、JALCO HD、FVC、アズジェント、オーネックス、マルマン、Nutsは下落した。
12月07日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=続落、主力株への資金流出
・・・続き
東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比2.84ポイント安い896.10だった。
個別銘柄ではオンコリスバイオ、ジーンテクノ、Gunosy、そーせい、エルテス、モブキャスが下落した。一方、アークンがストップ高。サイバーS、カナミックN、アライドアーキ、メタップス、イグニス、フィンテックは上昇した。
きょう東証マザーズ市場に新規上場したイントラスト(7191)は、10時5分に公開価格(630円)を36%上回る854円で初値を付けた。
寄り付き後は買いが続き910円まで上昇したが、買いが一巡すると売りに押される展開が目立った。前引けは初値比6.1%安の802円だった。
12月07日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、115円高。個人心理改善、ソフトバンク大幅高、年初来高値更新
[10時概況]
7日10時現在の日経平均株価は前日比115円58銭高の1万8476円12銭で推移している。
・・・続き
ここまでの高値は9時49分の1万8482円10銭、安値は9時19分の1万8414円51銭。
欧米株の上昇や為替の落ち着きなどを背景にしっかりとした推移が見られる。ただ、一部市場関係者は「ここ最近の日経平均は陰線が目立つので、売りは難しいが新規資金での買いも難しい」と指摘している。
外国為替市場で円相場が1ドル=114円台前半の円安水準で推移し、トヨタなど輸出関連銘柄に買いが続いている。米国への巨額投資を明らかにしたソフトバンクが大幅に上昇し、「個人投資家の心理も明るくなっている」という。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅をやや広げている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7320億円、売買高は7億2035万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1421と全体の71%を占めた。値下がりは428、変わらずは141だった。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を28.39円押し上げている。次いでソフトバンクが27.51円、ファナックが6.91円、TDKが6.52円と続く。
マイナス寄与度は20.95円の押し下げでKDDI <9433>がトップ。以下、塩野義 <4507>が2.99円、資生堂 <4911>が1.88円、コナミHD <9766>が1.53円、ダイキン <6367>が1.53円と続いている。
業種別では33業種中28業種が値上がり。1位は海運で、以下、銀行、鉱業、電気・ガスと続く。値下がり上位には水産・農林、医薬品、ゴム製品が並んでいる。
個別では、三菱UFJが上げ幅を広げ、ファナックも一段と上昇した。三菱商は年初来高値まで買われた。一方、NTTドコモが下げ幅を広げ、資生堂が安い。SMCも下落している。医薬株の一角にも売りが続いている。
東証2部株価指数は続伸している。シャープとプロスペクトが上げ、Gダイニングと川上塗が下げた。
225先物はみずほ・GS・HSBC・シティ・ソジェン・ナティクス・日興が買い越し。
野村・大和・モルスタ・JP・ドイツ・クレディ・パリバ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・ナティクス・三菱・日興・パリバ・大和が買い越し。
モルスタ・JP・GS・ソジェン・アムロが売り越し。
外資系等は三井金(5706)、りそな(8308)、商事(8058)、トプコン(7732)、マネ(8698)、
ホンダ(7267)、東北電(9506)に注目。
テクニカル的にはサカタ(1377)、ニッケ(3201)、フージャーズ(3284)、旭化成(3407)、ダイニック(3551)、東海染(3577)、日化成(4007)、デンカ(4061)、タイガポリ(4231)、日化薬(4272)、日新薬(4516)、CAC(4725)、鉄(5401)、神戸鋼(5406)、JFE(5411)、日新鋼(5413)、東京製鉄(5423)、冶金工(5480)、日立金(5486)、大紀アルミ(5702)、住友鉱(5713)、東邦チタ(5727)、岡部(5959)、サンデン(6444)、蛇の目(6445)、不二越(6474)、芝浦メカ(6590)、JDI(6740)、三井ハイテク(6966)、新電工(6967)、日ケミコン(6997)、IHI(7013)、名村造(7014)、武蔵精密(7220)、スズキ(7269)、新家工(7305)、マルカキカイ(7594)、クボテック(7709)、日写(7915)、紅(8002)、紙パ商(8032)、小林産業(8077)、極東貿易(8093)、SBI(8473)、アプラス(8589)、トモニ(8600)、東海東京(8616)、マネパ(8732)、京阪神ビ(8818)、山九(9065)、飯野海運(9119)、協栄タ(9130)、ヤマタネ(9305)、テレ朝(9409)、コネクシオ(9422)、中国電(9504)、Jパワー(9513)、ソフトバンク(9984)が動兆。
12月07日 カタリストコメント
「海賊」
NYダウは小幅続伸し過去最高値を更新。
上昇の主力は金融セクター。
・・・続き
「トランプ次期米大統領が表明している企業減税や規制緩和、景気刺激策などが金融部門には追い風」との解釈が継続した。
10月の米貿易赤字は前月から拡大し4カ月ぶりの高水準となった。
輸出が弱くなった一方で機器や消費財の輸入が増加。
そんなことは歯牙にもかけずVIX(恐怖)指数は11.77%まで低下。
「大統領就任までは浮ついたムードが続く。
現実を実感するのはその後だ」という指摘は正しいのだろう。
金融に加えて通信関連セクターの上昇も目立った。
AT&Tは「ディレクTVナウ」が、想定を上回る好調なスタートを切ったことを好材料視。
ベライゾンはデータセンター29カ所を36億ドルで売却することを好感。
意外なところで登場したのはソフトバンクの孫氏。トランプ氏とNYで対談。
同社が米国企業に500億ドルを投資し500万人の雇用を創出する方向をツイッターで呟いた。
これを受けてスプリントやTモバイルが上昇している。
日経平均は続伸。
新高値は前日74まで低下したが186まで増加した。
ただ印象に残ったのはシャープが大幅高で200円台に乗せたこと。
東証2部指数の高値更新の原動力となっている。
1月第1週から11月第4週までに外国人が184億円の買い越しになっていることが強さの背景でもあろう。
(マザース、JASDAQともに外国人は同時期に売り越し)。
主力株は日銀のETF(約4兆円)と自社株買い(約5兆円)に支えられている。
もっとも上値の重さは否定できず、25日線の上昇を待つ時間帯でもあろう。
加えて週末にはメジャーSQ。
ロール中心の展開でもある。
海運セクターの強さは今後の世界景気好調の先がけ。
目先の細かさにとらわれずにもっと先を見据えることも必要かも知れない。
ポジがあればネガがあるのが相場。
「5日間連続の陰線で5陰連」という声も聞かれる。
「寄ったら終り」でザラバの動きは確かに乏しい。
シカゴ225先物終値は日中比50円高の18450円。
荒れるとされるSQ週の水曜日。
日経平均採用銘柄のEPSは1162円まで低下。
PER16倍で18592円。
これくらいはクリアして欲しいもの。
トランプ銘柄と化したソフトバンクの指数寄与度が高まっての上昇加速になるのかも知れない。
トランプ次期大統領とソフトバンクの孫氏。
6日にNYのトランプタワーで面談。
その後のトランプ氏のツイッター。
「ソフトバンク創業者の孫正義社長が米国に500億ドル(約5.7兆円)を投資。5万人の雇用を創出する見通し」。
孫氏の記者会見では「規制緩和を支持するトランプ氏の大統領就任を祝いたいと伝えた」。
米国の新興企業に投資することで雇用を創出する方向。
そして「トランプ氏が大規模な規制緩和を行うため、投資を確約した」。
WSJの報道。
投資資金はサウジアラビアの政府系ファンドなどと設立する1000億ドル規模の投資ファンドから調達。
マネーはマネーを呼ぶでも言えば良いのだろうか。
日経朝刊では「トランプ外交、はや活発」の見出しがあった。
各国首脳がトランプ詣でを行っている間隙をぬってのミーティング。
アウトローがインサイダーになった瞬間というような印象は間違っているのだろうか。
ならず経済がニューノーマルを形成する可能性があろうか。
ITバブルから15年余。
2000年に日経平均採用銘柄を30銘柄入れ替えたことの意味がようやく出てくるのだろうか。
長い時間がかかったものである。
そのうち銀座も賑わいを取り戻すのかも知れない。
因みに来年1月の日経平均採用銘柄変更予想。
ミツミとミネベアの経営統合による臨時入れ替えとなる。
新規採用候補は大塚HD(4578)、セイコーエプソン(6724)、
村田製作所(6981)が挙げられている。
日経1面では「出光・昭和シェル相互出資」の見出し。
「創業家説得を継続」となっている。
最近読んだのは「海賊と呼ばれた男」(講談社)。
映画化もされて10日に封切られる。
あの創業からの経緯を読むと創業家の反発もむべなるかなという気になってくる。
昨日の安部首相。
元麻布の日本料理「東郷」で毎日新聞の会長社長と3時間。
ずいぶん長い時間。
他には誰がいたのだろうか。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
エフピコ(7947)・・・動兆
エフピコに注目する。
同社は食品トレー、弁当・総菜容器の最大手。
新素材開発力に加え、リサイクルやエコが大目標となっている。
業績は好調。
中間期では過去最高の売上、利益となり増配。
みずほは6500円、大和は6200円の目標株価。
キラリと光るリバウンド期待銘柄。
(兜町カタリスト櫻井)
12月07日 為替市況コメント
【為替】ドルは小幅揉み合いの中で114円台を回復
・・・続き
[為替]
為替市場は東京市場終盤から円売りが優勢となってドルは114円台を回復し、欧州株式市場が下落で始まったあと切り返すと、序盤にドルは114.200円、ユーロは122.950円のそれぞれ当日高値まで上昇した。
しかし大台は維持出来ずドルは114円を割れ、ユーロも122円台前半に落ちて揉み合いとなり、NY市場に入って発表された良好な米経済指標にもドルは反応薄で小動きが続いた。
ドルは最期+13.5銭高の114.030円と114円台に乗せて引け、ユーロは-39銭の122.195円で引けるなどマチマチな動きとなり、ドルは上昇トレンド一服といった感じの小動きだった。
またこの日はトルコ中銀総裁が「あらゆる手段を用いてリラの価値を守る」と発言し、東京市場で32.11円まで下げたトルコリラはNY市場で33.16円まで上昇し、引値も33.13円と11月30日以来の33円台で引けた。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月07日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
■パナソニック<6752>
系列が介護施設向けのAI使った転倒防止システム開発中
■ステラケミファ<4109>
リチウム電池向け電池部材増産 EV普及にらむ
■日精工<6471>
変速機用軸受け改良 耐久性2倍で小型化も視野
■ルネサス<6723>
4倍以上の処理性能をもつ半導体メモリー開発 23年実用化
■TDK<6762>
センサー事業に700億円投資実施 M&Aで技術取得し品目拡充
12月07日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月07日号
12月07日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
7日の東京株式市場は、米国株高を受け堅調な展開となりそう。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万8200円−1万8500円を想定する。
海外市場はおおむね日本株にとってフォローの流れになるだろう。
特に金融株が強い動きとなっていることが、リスク・オン相場継続を強く意識させる。きのう抵抗となった1万8500円をブレイクするにはやや材料不足ではあるが、下値は固いと予想する。
ただ、依然として手掛かり材料難の状況が続くことや、SQ(特別清算指数)値を算出する週の「水曜日は荒れやすい」とのアノマリーもあり、仕掛け的な売買には注意したい。
為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の前半と円安に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所終値比50円高の1万8450円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1270万株、買い1240万株で、差し引き30万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、機械、保険、電機、金属、精密、食品、自動車、電力など。買いセクターに、不動産、銀行、サービス、情報通信、薬品、その他金融、機械、輸送用機器、その他製品、電機、自動車、保険、電力など。
【好材料銘柄】
■プロスペクト <3528>
今期配当を2円増額修正。
■アンジェス MG <4563>
森下仁丹 <4524> [東証2]に子宮頸部前がん病変治療ワクチンをライセンス供与する契約を正式に結んだ。これにより同社は契約一時金および将来の商業化時におけるロイヤリティを受け取る。契約一時金の発生などを踏まえ、今期最終を赤字縮小に上方修正した。一方、メディキット <7749> [JQ]と進めていた透析シャント用NF-κB デコイオリゴ塗布型PTAバルーンカテーテルの共同開発を中止。
【主な経済指標・スケジュール】
7(水)
【国内】
IPO(新規上場)=イントラスト<7191>(マザーズ)
10月景気動向指数(14:00)
【海外】
米10月消費者信用残高(11/8 5:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月06日 【NY株/欧州株概況】
【市況】NYダウは35ドル高と2日連続で年初来高値を更新
・・・続き
6日のNYダウ工業株30種平均は続伸した。終値は前日比35ドル54セント高の1万9251ドル78セントと、連日で過去最高値を更新した。
欧州中央銀行(ECB)理事会を明日に控えて欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行。昨日に最高値を更新したダウに利益確定の売りが広がったほか、原油安も相場の重しとなったが、ハイテク株が牽引し上昇した。
個別物色の動きも活発だった。ダウ平均を構成する30銘柄では通信のベライゾン・コミュニケーションズの上昇も目立った。データセンターのエクイニクスに一部施設を売却すると発表したことが買い材料視された。最高経営責任者(CEO)がストリーミング事業の好調さを明らかにしたと伝わったAT&Tが買われるなど通信株の上昇も相場全体を支えた。
トランプ次期米政権下での大規模減税や財政支出といった景気刺激策に加え、規制緩和の思惑で金融株の上げが続いている。この日は金融のゴールドマン・サックスが1%超上昇し、230ドル台を回復して約9年ぶりの高値を更新。同業のJPモルガン・チェースも買われ、ダウ平均を押し上げた。
もっとも、午前はダウ平均が下げる場面もあった。米大統領選後の急速な上げで、米株式相場には高値警戒感も強まりつつある。6日はNY原油先物相場が5営業日ぶりに反落したこともシェブロンなど石油関連株の売りを誘い、相場の重荷となった。
ナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比24.109ポイント高の5333.001で終えた。ティム・クックCEOが販売低迷の懸念されていた腕時計端末の売れ行きは良いと強調したアップルが上昇。半導体関連株が買われたことも指数を押し上げた。
業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち9業種が上昇した。「電気通信サービス」「金融」に加え、「生活必需品」などが上げた。一方で「公益事業」と「エネルギー」が下落した。
通信大手スプリント(S)の親会社であるソフトバンクの孫社長がトランプ次期大統領と会談し、米国に対する500億ドルの投資に同意した。合併観測の高まりからスプリントやTモバイル(TMUS)は共に上昇している
住宅建設のトール・ブラザーズ(TOL)は決算内容が好感され、上昇。四半期決算で1株利益が予想を上回った自動車部品販売のオートゾーンが上昇した。
一方で、スポーツ用品のナイキ(NKE)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、軟調推移となった。ホームセンターのホーム・デポやIT機器のシスコシステムズ、マクロソフトなどが売られた。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,251.78+35.54
S&P500種
2,212.23
ナスダック
5,333.001+24.109
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は小幅に続伸した。12月物は前日比45円高の1万8450円で取引を終えた。6日の大阪取引所の終値を50円上回った。
外国為替市場での円安進行に加え、ダウ工業株30種平均が連日で過去最高値を更新し、買いを支えた。限月交代を控え、12月物から3月物に乗り換えるスプレッド取引もみられた。
この日の12月物高値は1万8490円、安値は1万8320円だった。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
18450 ( +50 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
18455 ( +55 )
( )は大阪取引所終値比
【06日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6779.84(+33.01)
FTSE100種総合株価指数は続伸。前日終値に比べ33.01ポイント高の6779.84で引けた。銀行株の上げが指数を押し上げるなか、構成銘柄の約6割が上昇した。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は5%超上がった。上期増収・増益を発表した建機・産業機器レンタルのアシュテッド・グループも買われた。通期業績見通しを引き上げたことも好感された。
半面、銅価格の下落を背景に、BHPビリトンなど鉱業株は下がった。アングロ・アメリカンは4%近く下落。原油相場の下落を受けて、BPなど石油株も下がった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10775.32(+90.49)
ドイツ株式指数(DAX)は続伸。終値は前日比90.49ポイント(0.85%)高の10775.32だった。ドイツ銀行は、アナリストによる株価目標引き上げが好感され買われた。同業のコメルツ銀行も高くなった。一方で、医薬・化学大手のメルクと、消費財のヘンケルは売られた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4631.94(+57.62)
12月06日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
6日の東京株式市場は、終始プラス圏での推移となった。
・・・続き
ただ、寄り付き直後にこの日の高値をつけた後は、買い気が続かず伸び悩んだ。
あすは今晩発表予定の米国の10月の製造業受注や貿易収支などがドル円の動意材料となるかが注目される。
7日の東京株式市場は、手掛かり材料が不足するなか、売り買いともに手控え姿勢が強まり方向感に乏しい推移となりそうだ。
オプション市場で権利行使価格1万8500円のコール(買う権利)売り手の買い戻しを狙って先物に買い仕掛けの動きを想定する向きもある。
ただ、「オプション建玉から見て権利行使価格1万8000−1万8500円の間は居心地の良い水準といえそうだ。目先は日柄調整になるのではないか」との市場関係者の声も聞かれる。
東証が6日発表した2日申し込み時点の信用取引の買い残高は2兆828億円と、11月25日申し込み時点に比べ428億円増えました。増加は2週ぶり。信用売り残も前週比8億円増の9332億円で4週連続の増加。
12月06日 為替市況コメント
【為替】米ドル/円、手掛かり材料不足で小動き。
・・・続き
[為替]
6日の東京外国為替市場は、イタリアの国民投票など一連のイベントをこなし、手掛かり材料不足で小動きとなっている。
その中、米ドル/円は続いていた米国金利の上昇がやや一服していることもあり高値圏でのもみ合い、114円近辺で推移している。
今月のFOMCにおいての0.25%利上げはほぼ織り込まれていると思われるため、米ドル/円をもう一段買い進めるには手掛かり材料が欲しいところが、ブラックアウト期間に入るため金融当局者からの発言にも期待が出来ない。ポジションはとり難そうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月06日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=3日ぶり反発 海外株高を好感で心理改善、金融株高い
【大引け概況】
6日の日経平均株価は3日ぶりに反発した。
・・・続き
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終値は前日比85円55銭高の1万8360円54銭だった。
イタリア国民投票後の欧米市場が堅調となり、投資家に安心感が広がった。金融など主力株が軒並み高となり、朝方には日経平均の上げ幅が200円を超える場面もあった。
原油や非鉄金属などの商品相場の上昇も、関連企業の業績が上向くとの期待から買いを後押しした面があった。
一方、円相場が対ドルで上昇する場面が多かったため、買い一巡後は利益確定の売りが上値を抑えた。
株価指数先物にまとまった買い物が入ったことをきっかけにいったん持ち直した。その後は、新規の手掛かり材料が乏しいなか、売買が交錯し、総じて1万8300円台半ば近辺でもみ合い商状となった。
市場からは「週末のSQ(特別清算指数)算出に絡んだ先物売買の影響はあるが、オプション建玉から見て権利行使価格1万8000−1万8500円の間は居心地の良い水準といえそうだ。目先は日柄調整になるのではないか」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発し、前日比81.70ポイント高の1万3238.63で終えた。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発し、終値は10.24ポイント高の1477.20だった。
東証1部の出来高は23億9136万株、売買代金は2兆6935億円。騰落銘柄数は値上がり1241銘柄、値下がり631銘柄、変わらず118銘柄だった。
個別では、新日鉄住金や神戸鋼、JFEなど鉄鋼株が高い。野村は年初来高値を更新した。資金運用環境の改善期待から第一生命HDや東京海上など保険株の一角にも買いが集まった。
超電導フライホイール蓄電システムの共同実証実験が報じられたクボテックがストップ高。17年7月期第1四半期(16年8−10月)の連結決算で営業利益27.6%増、中間期・期末に記念配当付与のティーライフやみずほ証券が投資判断・目標株価を引き上げた関西電力も上昇し、太平発、ウィルGなどの上げも目立った。
半面、前日に株式分割と株式の売り出しを発表したキーエンスが安い。第一三共などの医薬品株や明治HDやサッポロHD、味の素、JT、グリコなどの食品株の一角も売られた。
JR東海JR東日本などの陸運株や、北越紀州、レンゴーなどのパルプ紙株も安い。
きのう2日連続ストップ高のアジア投資が利益確定売りに大幅反落。安永、レック、アイロムG、日金銭などの下げも目立った。
東証2部株価指数は続伸し、連日で年初来高値を更新した。大引けの2部指数は、前日比61.33ポイント高の4925.70となった。
個別銘柄ではGダイニング、黒田精工がストップ高。兵機海運は一時ストップ高と値を飛ばし、シャープ、川上塗、バリューHRが上昇した。一方、玉井商船、日本パワーファス、大興電通、安川情報や朝日インテクが下落した。
12月06日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=続伸、主力株の上昇による投資家心理の改善
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は続伸した。大引けは前日比4円00銭高の2662円72銭だった。
上値の軽いジャスダック市場の銘柄に買いが入った。前日の米国株高を受けた主力株の上昇による投資家心理の改善も追い風となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で477億円、売買高は1億1078万株。
個別銘柄ではアズジェントがストップ高。旭化学は一時ストップ高と値を飛ばし、FVCや小僧寿し、オーネックス、ソルガムHD、アストマクスなどが上昇した。
半面、ピクセルやベクター、日本サード、キタック、テックファームHD、朝日ラバーは下落した。
12月06日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=4日続落、時価総額の大きい銘柄動き鈍い。
・・・続き
東証マザーズ指数は4日続落した。大引けは前日比3.82ポイント安の898.94だった。
全般の反発地合いに乗って上昇したが、上値が重く後場にマイナス転落した。時価総額の大きいそーせいグループやCYBERDYNEやイグニスなどの動きは鈍い。
個別銘柄ではフィンテック、ソケッツ、サイバーS、Jストリームなどが売られた。
テーマパークの開業時期を遅らせると発表したフィンテックも急落した。
一方、エルテス、ジーンテクノ、INSPECがストップ高。メタップスやWASHハウス、エルテスなどが大きく上昇し、オンコセラピー・サイエンスやジーンテクノサイエンスなどバイオ株の人気も高まっている。
12月06日 アフターランチ
「限界を知る」
以下は今朝のストボのブログ。
↓
・・・続き
もしも相場に極意みたいなものがあるとすれば・・・。
それは「限界を知る」ということなのかも知れません。
200日移動平均からの45%かい離。
25日移動平均からの5%かい離。
あるいはPER無限大とかPBR1倍割れ。
信用評価損率がプラスとか騰落レシオの60%割れ。
裁定買い残高が裁定売り残高と逆転。
紙芝居に表現された点が描く画像の位置などがその要素でもあります。
つまり「山より大きなイノシシはいない」ということ。
換言すれば「見えない影に怯えさせよう」というシナリオにまんまと乗って騒がないこと。
あるいは「巨大な幻影に期待感を抱かせよう」というシナリオに踊らないこと。
そういう意味で「限界を知る」。
株を売りたい人は強気になり、株を買いたい人は弱気を吐く。
そんなパラドックスにまみれて「他利」の対局にあるのが相場。
相当性格が悪くなければ実行できないのかも知れません。
そういえば・・・。
以前先輩と交わした会話にこんなのがありました。
「今のPERは連結。
1970年代の東京市場はすべて単体PER。
それを同一視して論じるのは茶番だろう。
バブルの崩壊は日本株のPERが60倍台まで買われ、絶対水準の49倍を超えたところからスタートした。
当時の日本株の特徴であった株式持ち合いによるPER押し上げ効果はほぼ23倍。
すなわち絶対水準はやはり49倍であった」。
PERの絶対水準49倍に拘れば今の日経平均を当てはめると何と81634円。
計算だけは可能なものです。
以下は今朝の場況。
↓
「過去最高値更新」
週明けのNY市場は反発の動き。
NYダウは45ドル高の19216ドルと過去最高値を更新した。
GSの株価上昇で一時100ドル超上昇した場面もあった。
NASDAQ、S&P500指数ともに続伸。
ハイテク関連銘柄も市場をけん引した形。
VIX(恐怖)指数は、12.14%まで低下した。
結局イタリアの国民投票の影響は限定的というかほぼ見えないフリ。
イタリアの金融システム不安が増加したのにGSやJPモルガンの株価が上昇。
英国のEU離脱、トランプ当選同様にイベントは通過することが大切だということを再認識させてくれた。
ISM非製造業景況感指数が市場予想を上回り昨年10月以来の高水準を回復したことも追い風となった。
「NYダウはこの1カ月間で約1200ドルの上昇。
中核となったのはGS。
26.5%上昇し、NYダウを320ドル押し上げた。
医療保険ユナイテッドヘルス・グループは15.7%上昇し、押し上げ効果は150ドル。
キャタピラーが17.3%上昇。
押し上げ効果は95ドル。
JPモルガンの押し上げ効果は約90ドル。
結局、値がさの金融・ヘルスケア株が指数を押し上げた」との指摘もみられる。
一方で昨日軟調だったのはアップル。
「アップルウオッチ」の10〜12月期の出荷台数が前年同期比で7割減になると観測を嫌気した格好。
1950年以降、S&P500の12月は最も勝率が高い月。
NYダウは2番目に高いのが12月。
「反発期待」
一応イタリアの国民投票の結果を受けたファーストマーケットとしての東京市場。
いつもながらのネガティブ反応ではあったが下落幅は限定的だった。
日中取引が終わった夜間取引では急騰とも言える動き。
シカゴ225先物は一時18570円まで上昇。
終値は18405円だがそれでも反発の展開。
ドル円も114円70銭台を見てから113円台後半。
最後の一葉のように落ちそうで落ちない動きとなっている。
昨日の下落で25日移動平均からのかい離はマイナス2.9%まで低下。
サイコロも8勝4敗(66.7%)まで低下した。
雇用統計だ、ギリシャだ、中国だと外部材料で騒いではいるものの、
結局起きているのは25日線からのプラスかい離が限界値に行ったところで25日線の上昇を待っているということなのだろう。
メジャーSQ週だけにロールが進む先物の展開。
加えて日銀のETF買いは11月の707億円から742億円に増加。
年始からの累計の買い入れ回数は82回。
購入金額は3兆7884億円。
年内の買い入れ目標を4兆1250億円と仮定すればあと3366億円。
回数にすると4.5回という計算もあるが、いずれにしても6兆円まではいずれ買うことだけは間違いない。
2000年以降の日経先物の12月の騰落率は10勝6敗で勝ち越し。
ただ14年、15年と連続で負け越しているのが気にかかる。
(櫻井)
12月06日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は上昇幅を縮小移
・・・続き
[後場寄り付き概況]
6日後場の日経平均株価は前日比57円80銭高の1万8332円79銭で寄り付いた
日経平均株価が上昇幅を縮小している。
外国為替市場では、1ドル=113円60銭台を挟んでの推移。アジアの主要株式市場は、ほぼ全面高の値運びとなっている。
やや円高に振れたことも重しとなり、週末にはメジャーSQを控えていることから、手仕舞い売りが出やすい。まずは、下値の堅さを見極めたいところ。
日経平均は節目の1万8000円や25日線辺りまでの調整があれば押し目買いを入れやすいだろうが、足元の調整では押し目を入れづらく、まだ、押し目待ちに押し目なしの水準である。
12月06日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=反発、欧米株上昇が支え、買い一巡後は伸び悩む
6日、前場の東京株式市場は、前日のリスク回避売りの反動で主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開となった。
・・・続き
日経平均株価は反発した。前引けは前日比95円84銭高の1万8370円83銭だった。
イタリアの国民投票で改憲反対派が勝利したことは、事前に織り込みが進んでいたことから、欧米株市場に動揺は広がらなかった。取引時間中はアジア株市場が総じて堅調な動きをみせていたことも投資家の不安心理が後退につながっている。ただ、買い戻し一巡後は上値も重くなった。
「週末に株価指数先物などの特別清算指数(SQ)の算出を控えて、持ち高調整の売りが出た」と指摘する。外国為替市場で円相場がじりじりと円高・ドル安に傾いたことも売りを促した。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1677億円、売買高は11億2175万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1266、値下がりは582、変わらずは142だった。
個別では、野村が約1年ぶりに700円台に乗せるなど、証券をはじめ金融株が軒並み高となった。三菱UFJなど大手銀行株が売買を伴って上昇した。銅や亜鉛などの非鉄金属市況の上昇を受け、業績が上向くとの期待から東邦鉛や三井金などが高い。任天堂が上昇し、東芝、ソニーなども買われた。
一方、前日に株式分割と株式の売り出しを発表したキーエンスが売りに押された。前日に発表した11月の既存店売上高が振るわなかったABCマートが安い。安永も下落した。日本アジア投資も朝高後に利食われ、大幅反落となった。日本金銭機械、江崎グリコなども安い
東証2部株価指数は続伸し、年初来高値を上回っている。前引けの2部指数は、前日比58.29ポイント高の4922.66となった。
個別銘柄ではGダイニング、黒田精工がストップ高。兵機海運は一時ストップ高と値を飛ばし、川上塗料、バリューHR、シャープが上昇した。半面、玉井商船、内海造、タクミナ、パルステック、安川情報、朝日インテクが下げた。
12月06日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=続伸、主力株が上昇し、投資家心理の改善
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比6円00銭高の2664円72銭だった。5日の米国株の上昇を受けて東証1部の主力株が上昇し、投資家心理の改善で新興市場の銘柄にも買いが入った。ジャスダック市場の銘柄の上値の軽さも買いにつながった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で262億円、売買高は6079万株。
個別銘柄ではアズジェント、旭化学が一時ストップ高。FVCや小僧寿し、ピクセルなどが上昇した。半面、ベクターやJALCO HD、テックファム、キタック、日本サードは下落した。
12月06日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=反発、新興市場の銘柄にも買い
・・・続き
東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比4.19ポイント高の906.95だった。
個別銘柄では、ジーンテクノがストップ高。メタップス、OTS、セレス、オウチーノ、エルテスなどが上昇した。半面、ソケッツ、サイバーS、Jストリーム、モブキャス、そーせい、イグニスは下落した。
12月06日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、伸び悩み 円相場の強含みも重荷に
[10時概況]
10時時点の日経平均は前日比145円02円銭の1万8420円01銭で推移している。
・・・続き
ここまでの高値は9時05分の1万8484円80銭、安値は9時53分の1万8427円76銭。
外国為替市場で円相場が1ドル=113円台半ばまでじりじりと上昇しており、歩調を合わせて株価指数先物への売り圧力が強まり、現物株にも波及した。
外部環境の落ち着きを材料に大型株が強く、日経平均は1万8400円台でしっかりとした推移が見られる。先物市場では、週末のSQが意識されて期近と期先のロールオーバーが商いの中心となっており、方向感にはやや乏しい状況にある。
JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ反発しているが、朝方に比べると上げ幅を縮めた。バリュー(割安)株への買いが入っている一方、食料品の一角や鉄道などの内需株への売りが目立つ。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7034億円、売買高は6億9690万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割超の1422、値下がりは435、変わらずは132だった。
業種別では33業種中29業種が値上がり。1位は証券・商品で、以下、鉄鋼、非鉄金属、ガラス・土石と続く。値下がり上位には食料、パルプ・紙、陸運が並んでいる。
日経平均プラス寄与度トップはファストリ で、日経平均を17.27円押し上げている。次いでソフトバンクが12.20円、日東電が9.67円、ファナックが6.14円と続く。
マイナス寄与度は3.45円の押し下げでユニファミマがトップ。以下、KDDIが3.34円、京セラが2.53円、JTが1.34円と続いている。
個別では、三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGなどのメガバンク株が高い。銅や亜鉛などの非鉄金属価格の上昇を受け、業績が上向くとの期待から東邦鉛や三井金などが高い。野村は約1年ぶりに700円台を回復した。半面、NTTやKDDI、JTが下げた。前日に11月の既存店売上高を公表したABCマートが安い。
東証2部指数は続伸した。Gダイニング、パワーファス、シャープが上げ、安川情報、朝日インテク、フライトHDが下落した。
225先物はクレディ・野村・メリル・大和・日興・ナティクス・シティが買い越し。
GS・ソジェン・UBS・JP・みずほ・モルスタが売り越し。
TOPIX先物は野村・パリバ・みずほ・ソジェン・三菱・パリバが買い越し。
GS・UBS・JP・シティ・メリルが売り越し。
メジャーSQ前だけに枚数はやたらと多い。
テクニカル的には住石(1514)、ウチヤマ(6059)、北越工(6364)、ヘリオステク(6927)、ニチコン(6996)、ショーワ(7274)、A&D(7745)、西華産(8061)、MrMax(8203)、アジア投資(8518)、アイザワ(8708)、太平洋発(8835)、南海電(9044)が動兆。
12月06日 カタリストコメント
「81364円?」
日経ヴェリタスの指摘。
↓
・・・続き
東京株式市場で海外投資家の買いと個人投資家の売りが交錯。
海外投資家の買い越し基調は鮮明。東証取引所まとめた11月第4週(11/21〜25日)投資主体別売買動向、
海外投資家の買越額は3027億円。
ドナルド・トランプ氏が勝利した11/8の米大統領選以降、3週連続で買い越し。
合計で1兆円超。
一方で個人投資家は売り越し逆張り姿勢。
11月第4週に4331億円売り越し
海外勢の買いに対応するよう3週間合計の売越額は1兆円超。
「逆日歩」が付く銘柄数も高水準。
このコントラストはどちらの価値になるのだろうか。
待たれるのはトリ年相場。
過去のトリ年相場を見てみると・・・。?
2005年 16,111.43円:40.24%上昇。
1993年 17,417.24円:2.91%上昇。
1981年 7,681.84円:7.95%上昇。
1969年 2,358.96円:37.56%上昇。
1957年 474.55円 13.58%下落。
過去5回の相場では4回がプラス、うち2回は大幅増だったのが歴史。
GSの2017年の見通し。
↓
リフレ、防衛、M&Aが主なテーマになる。
2017年に生じる可能性のあるサプライズ。
(1)日本株と円相場の相関関係が崩れ両者が乖離すること。
主な下方リスクは、トランプ大統領の経済アジェンダに対する失望、
米国の金利上昇が新興国に与える影響、
世界的なポピュリズム台頭(保護主義的風潮の高まりと移民規制の強化)、
予想を下回る中国の成長、
地政学的不確実性(テロ、核の脅威)など主に外的なもの。
2017年のTOPIX目標水準を1600ポイントに設定しています。
野村の分析。
↓
日経平均株価のテクニカル分析。
2000年以降、30年移動平均線を放れた場合は放れた方向へトレンドが発生するケースが多い。
2005年12月からの上放れ局面。
2005年12月始値15130円→2016年4月7日高値17563円までの上昇率が16.1%。
2014年11月からの同局面。
2014年11月始値16862円→2015年6月24日20868円まで上昇率は23.8%。
平均上昇率は約20%になる。
「セブンの悲劇」というのもある。
1987年ブラックマンデー、
1997年アジア通貨危機。
2007年パリバショック→リーマンショックへ。
西暦末尾「7」の年の大きなネガ変化との声も・・・。
逆にこんな声もある。
「今のPERは連結。
昭和49年当時はすべて単体PER。
それを同一視して論じるのは茶番。
バブルの崩壊は日本株のPERが60倍台まで買われ、絶対水準の49倍を超えたところからスタートした。
日本株の特徴であった株式持ち合いによるPER押し上げ効果はほぼ23倍。
すなわち絶対水準49倍であった」。
PERの絶対水準が49倍なら今の日経平均では81634円。
計算だけは可能だが・・・。
日曜の夜に開催された「働く女性のための資産運用セミナー」。
大半が30前のハイスペックな女性たちの願いは「お金は欲しい。楽して儲けたい」だった。
欲深さは洋の東西、老若男女を問わないことがよく理解できた。
(兜町カタリスト櫻井)
12月06日 為替市況コメント
【為替】良好な指標にドル高トレンド復活か
・・・続き
[為替]
イタリア国民投票で憲法改正が否決されてレンツィ首相が辞任を表明し、朝方にドルやユーロは当日安値まで下げたが、下落で始まった欧州株式市場が上昇に転じると為替市場も円売り優勢となり、序盤にドルは114円台に乗せ、中盤にユーロは122円台まで上昇した。
そして原油価格上昇などにNY株式市場も上昇で始まり、続いて発表された11月ISM非製造業PMIが予想を上回ると序盤にドル114.785円、ユーロ123.205円のそれぞれ当日高値まで上昇した。
高値を付けたあとは米国債利回りの低下に円買い優勢となってドルは113円台前半まで落ちたが下値では押し目買いが入って値を戻し、最期は前週末比+33銭高の113.895円と113円台後半で引け、株高・ドル高に連れて他の主要通貨も上昇した。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月06日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
・日精工<6471>
リニアガイドやボールねじの新型製品開発 耐久性2〜3倍
・ジェイテクト<6473>
生産設備の稼働データを集め即時解析する制御機器開発
・サンリオ<8136>
シニア向け店舗を出店 貯蓄が多い高齢者向けで拡販狙う
・LINK&M<2170>
職場満足度の分析サービスに3指標絞り込みなど追加
・シンクロフード<3963>
飲食店のM&A仲介サービス開始 ビッグデータ活用
・りそなHD<8308>
ファンドラップ参入 20年度末に資産残高1兆円目指す
・タイガポリ<4231>
産業用ホース手掛ける米国工場を移転拡張 現地需要対応
・WASHハウス<6537>
17年12月期にコインランドリーを1・5倍の500店舗に
12月06日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月06日号
12月06日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
6日の東京株式市場は、イタリアの投票結果が重石となったが、欧米株の上昇を受け、買い戻しの動きが強まる展開が想定される。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万8300円−1万8500円を想定する。
ただ、日経平均株価の5日線が5日時点では1万8365円で推移しており、同線から上の価格帯では戻り待ちの売りに上値を抑えられることも想定される。為替相場はドル・円が1ドル=113円台の後半と小動き、引き続き、為替相場の動きには神経質な動きをみせる可能性もある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所終値比145円高の1万8405円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1300万株、買い1210万株で、差し引き90万株の売り越し。売り越しは3営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、機械、陸運、情報通信、その他製品、不動産、食品など。買いセクターに、サービス、不動産、自動車、機械、建設、輸送用機器、その他製品、小売、通信、保険など。
【好材料銘柄】
■学情 <2301>
今期経常は15%増で2期連続最高益、4円増配へ。
■セレス <3696>
東証がセレスを12日付で市場1部に市場変更する。
■ショーケース・ティービー <3909>
金融機関など向けにフィッシングサイトの検知や正規ユーザーの保護を目的とするクラウド製品「ProTech Anti-Phishing」を販売開始。
■ジーンテクノサイエンス <4584>
JSR <4185> と資本業務提携。業務面では同社のバイオ医薬品事業とJSRのライフサイエンス事業をそれぞれ強化する。資本面ではJSRを引受先とする34万3407株の第三者割当増資を実施する。また、持田製薬 <4534> とがん治療領域のバイオシミラーにおける製造販売承認の取得に向けた共同事業化契約を結んだ。今後、開発の進捗に応じたマイルストーン収入、および上市後は同バイオシミラーの原薬供給による売上を計上する予定。
■バリューHR <6078>
東証がバリューHRを12日付で市場1部に指定替えする。
■インスペック <6656>
東京大学佐々木毅准教授の研究テーマ「病理デジタル画像・人工知能技術を用いた、病理画像認識による術中迅速・ダブルチェック・希少がん等病理診断支援ツールの開発」が補助金事業に採択されたことを受け、メタデータと共にAIによる病理診断支援ツールの開発に取り組む。
【主な経済指標・スケジュール】
6(火)
【国内】
10月毎月勤労統計調査(9:00)
【海外】
米10月貿易収支(22:30)
米10月製造業受注(11/7 0:00)
《米決算発表》
オートゾーン
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月05日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ反発し最高値 45ドル高、朝高後は伸び悩み
・・・続き
5日のNYダウ工業株30種平均は反発した。前週末比45ドル82セント高の1万9216ドル24セントと、過去最高値を更新して終えた。
憲法改正を巡るイタリア国民投票が否決され、レンツィ首相が辞任を表明した。先行き不透明感が解消したとの見方から欧州株がほぼ全面高となり米国株にも買いが先行した。原油相場の上昇やISM非製造業景況指数が予想を上振れたことが好感されたが、引けにかけて上げ幅をやや縮小した。
ゴールドマン・サックスが大きく上げ、相場を押し上げた。原油価格の上昇が目立った朝方は、ダウ平均の上げ幅が100ドルを超える場面もあった。
ゴールドマン・サックスは英HSBCが銘柄評価を始め、足元を大幅に上回る水準に目標株価を設定したのが好感された。他の大手金融機関による目標株価引き上げが伝わり、JPモルガン・チェースも上昇した。
市場では「金融当局からも次期政権の政策に期待を持たせる発言が出たことで、金融株を中心に米株の買い材料になった」との指摘が出ていた。
米サプライマネジメント協会(ISM)が朝方発表した11月の非製造業景況感指数が市場予想を上回り、2015年10月以来の高水準を回復したことも株高の流れを支援した。
もっとも、朝方の上げ一服後は伸び悩む場面もあった。原油価格が朝高後に上げ幅を縮め、株式市場でも利益確定売りを促した。製薬のメルクや保険のユナイテッドヘルス・グループなど医療関連株に売りが出たのも相場の重荷になった。
ナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比53.240ポイント高い5308.892で終えた。
業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち9業種が上げた。「金融」「IT(情報技術)」などが大幅上昇。一方、「ヘルスケア」と「資本財・サービス」は下落した。
個別では、ナイキがHSBCが投資判断と目標株価を引き上げたと伝わり、大幅高。ウォルト・ディズニーは米投資情報誌バロンズが来年の注目銘柄に挙げたのが買い材料視された。石油・天然ガス開発大手のチェサピーク・エナジーは保有資産の売却で合意したと発表したのを手掛かりに買いが優勢になった。クレジットカード大手のビザやマイクロソフトの上げも目立った。
一方、携帯端末のアップル(AAPL)は、7-9月期のアップルウオッチ出荷台数が前年同期比71%の大幅減少となったことが明らかとなり、売られた。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,216.24+45.82
S&P500種
2,204.71
ナスダック
5,308.892+53.240
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は小反発した。12月物は前週末比40円高の1万8405円で取引を終えた。5日の大阪取引所の終値を145円上回った。
朝方発表された米サプライマネジメント協会(ISM)の11月の非製造業景況感指数の改善を受け、円安と米株高が進み買いが先行した。その後は円が下げ幅を縮めたほか米株も伸び悩み、売りに押された。
この日の12月物高値は1万8570円、安値は1万8215円だった。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
18405 ( +145 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
18400 ( +140 )
( )は大阪取引所終値比
【05日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6746.83(+16.11)
FTSE100種総合株価指数は3営業日ぶり小反発した。前週末終値に比べ16.11ポイント高の6746.83で引けた。上昇・下落銘柄はほぼ拮抗した。午後にかけて不動産株や銀行株の一部などに売りが出て、上げ幅を縮小した。
銅相場の大幅上昇を受けて鉱業のアントファガスタと資源商社のグレンコアが大幅高で引けた。アングロ・アメリカンやBHPビリトンも上昇して取引を終えた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10684.83(+171.48)
ドイツ株式指数(DAX)は3営業日ぶりに大幅反発。終値は前週末171.48比ポイント(1.63%)高の10684.83だった。
自動車株を中心に構成銘柄の約8割が上昇した。鉄鋼のティッセン・クルップが高かった。一方、ドイツ取引所が安かった。コメルツ銀行は小幅安で取引を終えた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4574.32(+45.50)
12月05日 マーケットコメント
12月05日 為替市況コメント
【為替】ユーロ円の買戻しが優勢。
・・・続き
[為替]
5日の東京外国為替市場は、ユーロ円の買戻しが目立った。早朝にイタリアの憲法改正に伴う国民投票の出口調査が反対優勢を伝えると、ユーロの売りが活発となり、ユーロ円は約2円近く下に窓を開けてスタートした。
しかし、選挙結果によるリスク回避の動きは予想されていたほど継続せず、ユーロ円は東京時間中盤にかけ120円台を回復するなど下落は一時的に。
その後、欧州時間に入るとユーロ円の買戻しはさらに活発し、高値121.315円と伊国民投票を受けた下落を帳消しする動きとなった。
伊国民投票は予想されていたほど、相場の方向性に影響を与えるものではなかったが、今回の国民投票を受けて伊首相が辞任するなど、政治的な混乱は確実に悪化しており、ユーロ相場の不透明感は徐々に高まっていきそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
日経平均は続落。
・・・続き
日経平均は続落。持ち直しそうな雰囲気もあったが、戻り売りに押されて弱い動きが続いた。
きょうに関しては海外動向を見極めるまでは買いが入りづらい地合いでもあった。
イタリア国民投票を受けた欧米市場が極端に弱い反応とならなければ、あすは押し目買いが入りやすいと考える。
目先の注目点は為替で、きょうも寄り前あたりから円高一服感が強まったことが、軟調相場のなかでも市場に安心感を与えた。
先週末の米11月雇用統計は特段波乱のない内容で、来週13〜14日のFOMCで米国は利上げを実施するというのが、ほぼコンセンサスになっていると想定される。
そのようななか、今晩は米国で11月ISM非製造業景況指数の発表が予定されている。良好な内容が確認できれば、ドル高(円安)要因となり、円安が株高を促す展開が期待できる。ドル円が先週につけた114円台を早々に回復できるかどうかに注目したい。
市場の落ち着きがみられるようだと、改めてトランプ政権に対する期待等から物色意欲が強まることになろう。
12月05日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=151円安、続落。イタリア国民投票受け利益確定売り
【大引け概況】
5日の日経平均株価は続落した。前週末比151円09銭安の1万8274円99銭で終えた。
・・・続き
本日のマーケット動画(時間:60秒 容量:3.34M)
過去のマーケット動画はこちら
終値での1万8300円割れは11月22日(1万8162円94銭)以来8営業日ぶり。
きょうの東京市場は前週末に続き、利益確定の動きに押される展開に終始した。
イタリア国民投票で改憲派のレンツィ首相が敗北を認め辞意を表明したことで政局混乱や大手銀行の不良債権問題などが懸念され、売りが先行した。円高も重しとなり、一時1万8300円を割り込んだ。
後場寄り付きは売買が交錯し、前場終値近辺で始まったが、次第に売り物に押された。
日銀のETF(上場投資信託)買い期待が後退したことも下げ幅拡大につながり、一時198円安の場面があった。売り一巡後は下げ渋ったが、戻りは鈍く、引けにかけて1万8200円台後半でもみ合った。
株式市場では「海外ヘッジファンドなどの短期筋が売りを出していた一方、中長期の機関投資家が積極的に売り込む様子は見られず、押し目買い意欲は強かった」との声が聞かれた。
日経平均の予想変動率を示す「日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)」は19.28に低下し、10月31日(19.12)以来の低水準を付けた。9日に株価指数先物オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出を控え、先物に買い戻しが入ったことも相場の下支え要因となった。
JPX日経インデックス400は続落した。終値は前週末比101.67ポイント安の1万3156.93だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、11.02ポイント安の1466.96で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆2937億円。売買高は20億6800万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1327と、全体の66.6%を占めた。値上がりは539、変わらずは124銘柄だった。
個別では、特定のテーマの情報を記事形式でまとめるキュレーションサイトを巡る不正問題を受け、ディー・エヌ・エーが大幅安となった。三菱UFJや三井住友トラなどのメガバンクが下落した。T&Dや第一生命HDなどの保険株の下げも目立った。円安一服を受けてトヨタ、ホンダとマツダが自動車株も総じて弱い動きとなった。
一方、東芝と三井物が年初来高値を更新した。住友化学、いすゞや三菱商の上げも目立った。塩野義やNTTが高い。
アニメ映画関連のアジア投資が2営業日連続のストップ高で買い物を残した。
三井ハイテック、DMG森精機などが値を飛ばし、日本駐車場開発も物色人気となった。東邦亜鉛が大幅高となったほか、ルネサスエレクトロニクスの上昇。
東証2部株価指数は上昇した。大引けの2部指数は、前週末比9.99ポイント高の4864.37となった。
個別銘柄では日本パワーファス、Gダイニング、黒田精工がストップ高。内海造、玉井商船は一時ストップ高と値を飛ばし、タクミナ、シャープと安川情報が上げた。
半面、ユニバンス、省電舎、朝日インテクとマーキュリア、メンバースが下げた。
12月05日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=小反発、ベクターなどがストップ高
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は小反発だった。終値は前週末比52銭高い2658円72銭だった。イタリアの憲法改正案が国民投票で否決されたことを背景に投資家心理の悪化で下げる場面もあったが、企業業績の改善期待が根強く、後場は小幅ながら上げに転じた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で497億円、売買高は9580万株だった。
個別銘柄ではベクター、キタック、共和工業、JALCO HDがストップ高。アビックス、NJHD、日本精密<、日本ラッド、FVCが上昇した。半面、ピクセル、マルマン、ワットマン、テックファーム、インターライフは下落した。
12月05日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=3日続落、売り先行
・・・続き
東証マザーズ指数は小幅続落した。終値は前週末比4.26ポイント安い902.76だった。
個別銘柄ではフィルカンパニー、JMC、インベスターズC、モブキャスやそーせい、イグニスが下落した。一方、ソケッツ、サイバーSがストップ高。オウチーノ、リファインバース、キャリア、メタップスや、オンコリス、エルテスは上昇した。
12月05日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を4銘柄更新しました。
[2915]ケンコーマヨネーズ
[3135]マーケットエンタープライズ
[4792]山田コンサルティンググループ
[3902]メディカル・データ・ビジョン
12月05日 アフターランチ
「材料」
今週号のバロンズ誌が選んだ「2017年に推奨する10銘柄」
・・・続き
(1)アルファベット(GOOGLE)、
(2)アップル、
(3)シティグループ、
(4)デルタ航空、
(5)ドイツテレコム、
(6)メルク、
(7)ノバルティス、
(8)トール・ブラザーズ、
(9)ユニリーバ、
(10)ウォルト・ディズニー
配当利回りの高い12月決算企業ランキング(今期最終損益改善見込む企業対象)
1位東燃ゼネ(5012):予想配当利回り4.08%
2位ツバキナカシマ(6464)同3.71%
3位SBSHD(2384) 同3.63%。
12月14日発表予定の日銀短観。
大企業製造業・業況判断DIは、9月調査分は+6。
「2014年以降の日銀短観の発表日前後で日経平均株価は短期的に方向が変わるパターン」との指摘。
大企業製造業・業況判断DIが前回比で改善した場合、株価は短期的にピークアウト。
一方で、同DIが前回比で悪化または横ばいの場合、株価は短期的なボトムを形成することが多い。
昨年6月調査(7/1 発表)の発表時期が株価の高値。
同年9月調査(10/1 発表)の発表時期が当面の底値となったことは典型的な例。
結果発表を受けて当面の材料出尽くしという反応になったとの分析。
今回の事前見通しは+6と前回並み。
「もし久々に同DIが前回比で改善するならば、株価面では短期の高値形成となる可能性」とも言われる。
結構悩ましい指摘かも・・・。
(櫻井)
12月05日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値近辺で推移
・・・続き
[後場寄り付き概況]
5日後場の日経平均株価は前週末比117円31銭安の1万8308円77銭で寄り付いた。
日経平均株価が前場終値近辺で推移している。
日経平均は5日線を下回って始まったが、底堅い。
イタリアの国民投票の結果を受けて売り仕掛けの動きが意識されていたが、取引開始までに詳細が判明していたこともあり、ショック的な動きにはならなかった。
ただし、週明けの欧米市場の反応を見極めたいとする模様眺めムードが強く、引き続きこう着感の強い相場展開が続きそうである。
外国為替市場では、1ドル=113円60銭台を挟んでの推移。アジアの主要株式市場は、総じて軟調な推移となっている。
ランチバスケットは11件、154.45億円。
差引き30億円の売り越しとの観測。
12月05日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=イタリア国民投票、売り優勢も下値に押し目買い
5日前場の日経平均株価は続落した。
・・・続き
午前の終値は前週末比117円01銭安の1万8309円07銭。
イタリアの憲法改正の是非を問う国民投票で反対派が勝利したことを受け改憲派のレンツィ首相が辞意表明し、これがリスク回避ムードを助長した。ただ、外国為替市場では1ドル=113円台後半の推移と対ドルでは円高が進んでおらず、売り圧力はそれほど大きくない。押し目に買い向かう動きもみられ下げ幅は限定的となっている。
今週9日には株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出を控え、持ち高調整の目的で先物に買い戻しが入る一方、現物株に売りを出す動きも見られた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆909億円、売買高は10億5992万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1383と、全体の69.5%を占めた。値上がりは482、変わらずは125銘柄だった。
個別では、三菱UFJや三井住友トラなどメガバンク下げが目立った。大東建やオリックスも下落した。三井不やJALが安い。ホンダやマツダも下げた。安永もストップ高目前まで買われた後、利益確定売りに押された。ディー・エヌ・エーが安く、大東建託なども下落した。GMOインターネット、オーイズミなどの下げも目立った
一方、任天堂がしっかり、住友化学も高い。東芝は年初来高値を更新した。いすゞや塩野義の上げも大きかった。三井物やパナソニックが上昇した。日本アジア投資がストップ高に買われ、日本駐車場開発も物色人気化している。
東証2部株価指数は朝安後に上昇に転じた。引けの2部指数は、前週末比6.09ポイント高の4860.47となった。
個別銘柄では日本パワーファスがストップ高。Gダイニングは一時ストップ高と値を飛ばし、花月園、ツインバード、ケイアイ不、安川情報、シャープが上げた。半面、ユニバンス、マーキュリア、ヒラノテクシード、朝日インテク、アートSHDが下げた。
12月05日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=小幅続落、新興市場利益確定売り
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は小幅続落した。前引けは前週末比37銭安い2657円83銭となった。憲法改正の是非を問うイタリアの国民投票で改憲反対派が勝利したことを背景に日経平均株価が下げ、新興市場でも利益確定売りが出た。ただ相場の先高観から下値は堅く、小幅ながら上昇に転じる場面もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で239億円、売買高は5618万株。
個別銘柄ではピクセル、ワットマン、テックファーム、インターライフが下落した。半面、FVC、JALCO HD、エージーピー、キタック、日本精密は上昇した。
12月05日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=続落、新興市場利益確定売り
・・・続き
東証マザーズ指数は小幅続落した。前引けは前週末比2.93ポイント安い904.09だった。個別銘柄では、Gunosy、そーせい、イグニス、インベスC、JMC、TOKYO BASEは下落した。一方、ソケッツがストップ高。オウチーノ、モブキャスやメタップス、エルテスは上昇した。
12月05日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、安値圏でもみ合い 利益確定売り
[10時概況]
5日10時現在の日経平均株価は前週末比80円19円銭の1万8345円89銭と安値圏でもみ合っている。
・・・続き
4日に実施された憲法改正を問うイタリアの国民投票で改憲反対派が勝利し、株式市場ではリスクを避ける動きが広がる。一方で、株式相場の先高観から下値では押し目を拾う動きもあり、売り買いが交錯している。
イタリア国民投票で改憲反対派が勝利し、改憲派のレンツィ首相は辞意を表明した。政府主導で再建を進めてきた大手銀行の不良債権問題が停滞するとの見方がくすぶっている。日経平均は1日に年初来高値を更新し達成感も出ており、目先の利益を確定する売りが先行した。一方で、株式市場では「5日移動平均付近の1万8300円台は押し目買いを誘いやすい水準」との声もあった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も安い。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6536億円、売買高は6億8165万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1444と、全体の72.6%を占めた。値上がりは412、変わらずは132銘柄だった。
業種別では33業種中6業種が値上がり。1位は水産・農林で、以下、機械、石油・石炭、化学と続く。値下がり上位には銀行、空運、鉱業が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は18.03円の押し下げでファストリがトップ。以下、電通が4.99円、TDKが4.6円、ホンダが4.37円と続いている。
プラス寄与度トップはKDDIで、日経平均を4.26円押し上げている。次いで塩野義が3.65円、ファナックが2.30円、花王が2.03円と続く。
個別では、ヤマトHDと東ガスは下げ幅を広げた。ANAHDやOLCも一段安となった。セコムやJR東海も安い。一方で、東芝が年初来高値を更新した。いすゞやKDDIが上げ幅を拡大し、SMCやパナソニックも高い。
東証2部株価指数は前週末終値を挟んで一進一退。朝日インテクとMCJが下げ、安川情報とケイアイ不が上げた。
225先物はみずほ・大和・アムロ・三菱・GS・モルスタ・日興が買い越し。
ソジェン・野村・メリル・JP・バークレイズ・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・ソジェン・クレディ・UBS・メリル・野村が買い越し。
GS・モルスタ・みずほ・三菱・ナティクス・ドイツ・JPが売り越し。
外資系等はヤフー(4689)、東邦鉛(5707)、太平洋セ(5233)、日立国際(6756)、第一三共(4568)、みずほ(8411)、Nフィールド(6077)、オムロン(6645)、DMG森(6141)、鹿島(1812)、ルネサス(6723)に注目。
テクニカル的にはサーラ(2734)、神栄(3004)、ドトル(3087)、イチカワ(3513)、日東網(3524)、ブレイン(3655)、王子(3861)、大有機(4187)、鋳鉄管(5612)、三菱マテ(5711)、DOWA(5714)、牧野フ(6135)、やまびこ(6250)、三井海洋(6269)、新川(6274)、酒井重工(6358)、ヤーマン(6630)、日東工(6651)、NEC(6701)、日電波(6779)、クラリオン(6796)、岩崎電(6924)、三井造(7003)、九州FG(7180)、ゆうちょ(7182)、新明和(7224)、Uアローズ(7606)、リコー(7752)、昭光通商(8090)、東邦(8129)、ゼビオ(8281)、ケーズ(8282)、三菱UFJ(8306)、りそな(8308)、三住トラ(8309)、地銀セクター、岡三(8609)、第一生命(8750)、ドーム(9681)、KNT(9726)が動兆。
12月05日 カタリストコメント
「荒れるSQ週」
週末のNYダウは反落。
S&P500とNASDAQは小幅上昇とマチマチの展開。
・・・続き
NYダウは週間で0.1%上昇、SPは1%、ナスダックは2.7%の下落。
11月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が17.8万人増、失業率は4.6%。
2007年8月以来約9年ぶりの水準に改善した。
雇用者数は前月から伸びが加速。
また労働力人口の減少を背景に失業率が下がり、9年ぶり低水準となった。
ただ賃金は予想外に低下したのは意外感。
もっとも12月のFOMCでの利上げ路線に変更はない水準と言える。
ただ当面の株価上昇をけん引してきた金融セクターの上場は一服。
債券市場ではイタリア国民投票を前に米国債への逃避買いが拡大。
10年債利回りが一時2.4393%に上昇。
1年半ぶりの高水準をつけた。
「市場の焦点は米成長刺激策から世界情勢にシフトした。
再びイタリアに注目が集まっている」 という声が聞こえている。
アメリカが沈まればまた欧州へのフォーカスといううまいスケジュールでもあろうか。
週末の日経平均は3日ぶりの反落。
週間では約44円の上昇となり、週足では4週連続で陽線。
「前日に200円あまり上昇して年初来高値を約11ヶ月ぶりに更新した後の週末。
短期の利益確定売りが出やすい地合いだった」との解釈。
「終日軟調な動きが続いた。
だが金融株への買いは衰えず、野村HDなどは年初来高値を更新。
グローバルには出遅れている日本株、日本株のなかで出遅れている金融株の出直りの動き」との解釈。
「逃げ場のない調整場面だったが後場の中ごろから三菱UFJが切り返し。
前場の高値を上抜き、ほぼ高値引け。
今の市況のリード役、象徴株であることを自覚したような動き。
三菱UFJに野村HDに東京海上。
米国市場の写し絵みたいで面白くはない」ともされている。
アノマリー的には7月高→12月高。
米雇用統計は無事通過しあとはイタリア、オーストリアの国民投票・選挙。
シカゴ225先物終値は大証日中比35円高の18365円。
前日4.7%プラスかい離だった25日移動平均からのかい離はプラス4%。
日経平均採用銘柄のEPSが1166円まで低下。
PERが15.80倍に上昇したのが気にかかる。
今週はメジャーSQ週。ボラの高い展開になろうか。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
USS(4732)・・・動兆
USSに注目する。
同社は中古車オークション会場運営首位。
手数料の値上げ効果から業績は好調。
全国7会場改装後の拡大に期待感。
(兜町カタリスト櫻井)
12月05日 為替市況コメント
【為替】米雇用統計やイタリア国民投票の結果を受けて円買い優勢で始まる
・・・続き
[為替]
先週末に発表された米11月雇用統計は失業率がリーマンショック以来の低い数字(4.6%)となり、非農業部門雇用者数はほぼ予想(+18.0万人)通りの結果(+17.8万人)となったが、平均時給のマイナスなどにドルは売られ最期は-54銭で引けた。
一方ダウは小反落となったがS&P500とナスダックは反発して引けるなどマチマチな動きとなり、トランプ相場はまだ終わっていない感じの動きとなった。
今週の米経済指標は5日に11月ISM非製造業景況指数、6日10月貿易収支、第3四半期非農業部門労働生産性指数、10月製造業受注指数、10月耐久財受注、7日MBA住宅ローン申請件数、8日新規失業保険申請件数、9日12月ミシガン大学消費者信頼感指数などが発表予定となっており、それ以外では8日にECB理事会が開催予定で、量的緩和の終了に関し何らかの言及があるのかどうかに注目が集まっている。
尚4日に実施された憲法改正に対するイタリア国民投票は大差で否決され、レンツィ首相が辞任と報道されてイタリア政局が流動化し、ユーロ圏の不安定化に繋がるとの見方からユーロは朝方に118.735円まで急落した。
其の後直ぐに値を戻しているが、今週はユーロの動きに注意が必要かも知れない。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月05日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
5日の東京株式市場は、軟調な展開となりそうだ。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万8200円−1万8500円を想定する。
オーストリアの大統領選挙では、反EU(欧州連合)を掲げる候補が敗北した。
イタリア国民投票の開票が始まっているが、現時点では反対が優勢との報道が伝わっている。仮に最終結果が反対であったとしても、市場はある程度織り込んでいるとは想定される。ただ、欧州市場の反応を見極めたいとの見方から、きょうに関してはどちらの結果となったとしても様子見姿勢が強まりやすい
為替相場はドル・円が1ドル=113円前後と円高に振れている。反対派が勝利した場合には、同国の政情不安を警戒して、手控えムードが強まる可能性もありそう。
2日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比35円高の1万8365円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り740万株、買い1050万株で、差し引き310万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、銀行、電気機器、機械、金属、不動産、サービスなど。買いセクターに、情報通信、電気機器、機械、不動産、化学、空運、サービスなど。
【好材料銘柄】
■日本駐車場開発 <2353>
8-10月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地。インドネシア子会社がジャカルタで初の駐車場運営を開始。
■キタック <4707>
今期経常は20%増益へ。
■ヴィア・ホールディングス <7918>
東証がヴィアHDを9日付で市場1部に市場変更する。
【主な経済指標・スケジュール】
5(月)
【国内】
11月消費者態度指数(14:00)
黒田日銀総裁講演
《決算発表》
ピジョン
【海外】
米11月ISM非製造業景況指数(11/6 0:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月05日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
・・・続き
[株価材料]
・住友電<5802.T>と芝工大学の研究グループ 水素透過率が従来比10倍の膜を開発
・パナソニック<6752.T>が車の運転者の状況監視してサポートするシステム開発
・アストマックス<7162.T>が電力小売りに参入する企業への業務代行サービス開始
・クボタ<6326.T>が老朽化した下水管の管内を調べる新手法導入 近く実証試験
・タチエス<7239.T>が海外研究開発機能強化 中国とメキシコに衝突実験装置導入
・大日印<7912.T>が紙媒体やデジタル媒体を用いたメディア制作事業本格化
12月05日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月05日号
12月02日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ4日ぶり反落し21ドル安、ナスダック3日ぶり反発
・・・続き
2日のNYダウ工業株30種平均は4日ぶりに小反落した。
終値は前日比21ドル51セント安の1万9170ドル42セントだった。
アジアや欧州市場で株安が進んだのを嫌気した売りも出た。
また、米労働省が発表した11月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比17万8000人増えた。増加幅は市場予想(18万人)に近い結果となり、失業率は横ばいを見込んでいた市場予想に反して前月から0.3ポイント低い4.6%と、2007年8月以来9年3カ月ぶりの低水準となった。
株価への影響は限られ、寄付き後から揉み合う展開となった。4日に実施されるイタリアの国民投票を見極めたいとの思惑もあり、小動きとなった。
米長期金利の上昇が一服。米新政権下での規制緩和に加え、金利上昇に伴う利ざやの改善期待で上げていたゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースといった金融株には利益確定を目的とした売りが増えた。
ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、前日比4.545ポイント高の5255.652で終えた。今週に入り3%近く下げていたため、週末とあって前日に大きく下げた半導体株を中心に持ち高調整を目的とした買い戻しが入り、指数を押し上げた。
業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち4業種が下落した。「金融」や「一般消費財・サービス」の下げが目立った。一方で「不動産」や「公益事業」「生活必需品」などが上昇した。
自動車大手のフォード・モーターが安い。取引時間中に約68万台のリコール(回収・無償修理)を発表し、業績への悪影響を警戒した売りが出た。ヘッジファンドなど3400の顧客との取引を中止すると伝わったドイツ銀行株は米市場でも下落した。
銃火器メーカーのスミス&ウェッソン(SWHC)は11-1月期の業績見通しが予想を下振れ、大幅下落。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)はシュルツCEOの退任を発表し、軟調推移した。
一方で、ディスカウント小売りのビッグ・ロッツが高い。取引開始前に発表した8〜10月期決算で最終損益が黒字に転じ、業績見通しを引き上げたことが好感された。
同業のバスキュラー・ソリューションズを約10億ドル(1140億円程度)で買収すると発表した医療機器メーカーのテレフレックスが買われた。半導体のインテルや日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、製薬のメルクも上昇した。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,170.42−21.51
S&P500種
2,191.95
ナスダック
5,255.652+4.545
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続落した。12月物は前日比75円安の1万8365円で引け、大阪取引所の終値を35円上回った。11月の米雇用統計の平均時給の減少を手掛かりに円高が進み、売られた。アジアや欧州の株安を受けNYダウ平均が反落したことも相場を下押しした。市場は今週末のイタリアの国民投票に注目している。この日の12月物安値は1万8250円、高値は1万8475円。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
18365 ( +35 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
18375 ( +45 )
( )は大阪取引所終値比
【02日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6730.72(−22.21)
FTSE100種総合株価指数は続落。前日終値に比べ22.21ポイント安の6730.72で引けた。構成銘柄の半数以上が下落した。世界的に株安傾向となる中、石油株や金融株が下落し、相場全体を押し下げた。ただ午後に入り鉱業株、医薬品株の一部が買い戻され、下げ幅は縮小した。週末を控えて取引は低調だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10513.35(−20.70)
ドイツ株式指数(DAX)は続落。終値は前日比20.70ポイント(0.2%)安の10513.35だった。
4日にイタリア国民投票を控え、リスク資産を圧縮する動きが優勢だった。銀行株が売られ、相場全体を押し下げた。航空のルフトハンザは続落。一方でアディダスや放送大手のプロジーベンザット1メディアなどが上げた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4528.82(−31.79)
12月02日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
【今週の相場概況】【来週の相場展望】
・・・続き
【今週の相場概況】
堅調な展開となった。週前半は前週までの急ピッチの上昇に対する警戒感から上値の重い展開。ただし、下値では押し目買いが入り、こう着相場の様相を強めた。
日経平均は、1万8500円を上回り、終値ベースの年初来高値を更新した。
週末は欧米イベント控え利益確定売りに押されたものの、週を通してはしっかりの動き
日経平均は、週間で4連騰。今週の週足は陽線ながらも上ヒゲが長く、買い方もやや攻め込み過ぎた様子を窺わせている。週間では約44円の上昇となり、週足では4週連続で陽線を形成した。
【来週の相場展望】
来週は、堅調な展開か。目先は1万8500円を挟んで上下数百円の範囲でもみ合う展開が予想される。
スピード上昇に対する警戒売りを吸収しつつ底堅い動きになるとだろう
週初の5日は米雇用統計および4日のイタリア国民投票の結果を受けて波乱含みの展開も考えられる。
ただし、今週日経平均は年初来高値を更新しており、地合いは一段と改善している。仮にこれらが下げを誘引する材料になったとしても、押し目買いが下値を支える可能性が高い。
12月02日 為替市況コメント
【為替】米ドル円が、113円台へ後退。
・・・続き
[為替]
2日の外国為替市場は、米ドル円が113円台まで後退した。昨日の欧米時間で114円台をしっかり堅持していた米ドル円は、東京時間に入ると売り圧力が優勢となり、安値113.590円まで下落した。
本日は米国の雇用統計控えており、イベント前にポジションを調整する動きが活発となったのかもしれない。米雇用統計は22:30に発表される。
結果が予想を下回るようであれば米ドル円の下落が予想されるが、トランプ次期政権の政策に期待するリスク選好相場への影響は軽微に留まると思われ、仮に米雇用統計の結果が予想を下回ったとしても下落は一時的となりそうか。
下落の場合は、節目113.00円や一目均衡表の転換線(112.55円近辺)が下値支持帯となりそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月02日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=87円安、3日ぶり反落 欧米イベント控え利益確定売り
【大引け概況】
2日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前日比87円04銭安の1万8426円08銭で終えた。下げ幅が一時200円に迫る場面もあった。
・・・続き
本日のマーケット動画(時間:50秒 容量:3.60M)
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きょうの東京市場は終始利益確定の売りに押される展開となった。原油市況はOPEC総会での減産合意後上昇基調が続いているものの、前日の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場でも主要指数が高安まちまちで買いの手掛かり材料とはならず、円高含みに推移する為替相場を横目に軟調展開を強いられた。
11月の米雇用統計の発表を日本時間今晩に控えた週末とあって、持ち高調整を目的とした手仕舞い売りが優勢となった。4日のイタリア国民投票による金融市場への影響を警戒し、運用リスクを避けるための売りも出た。
市場では12月の米利上げが確実視される中での11月の米雇用統計発表に警戒感があった。振れ幅の大きい非農業部門の雇用者数の発表が波乱要因になるとみた投資家の利益確定売りが相次いだ。外国為替市場で円相場が一時1ドル=113円台後半に強含んだことも輸出関連株に売りを促した。
一方、1日の米国株市場での米金融株高を受けて、銀行や証券株は上昇した。米金利の上昇や米国の次期政権による金融規制の緩和で銀行の収益が拡大するとの見方が強まった。米モルガン・スタンレーと資本関係のある三菱UFJの上昇率は一時6%を超えた。海外収益の比率が相対的に高い野村は年初来高値を更新した。
JPX日経インデックス400は3日ぶりに反落した。終値は前日比52.79ポイント安の1万3258.60だった。
東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落し、5.29ポイント安の1477.98で終えた。
東証1部の売買代金は概算で3兆178億円。売買高は28億3340万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1172と、全体の約59%を占めた。値上がりは700、変わらずは118銘柄だった。
個別では、問題のある情報サイトを休止すると発表したディー・エヌ・エーは大幅安となった。と米アップル社のiPhone発注削減の話が嫌気され村田製は下落し、東エレク、アルプス電気も売られた。セブン&アイとキリンHDが下げた。SMCと任天堂の下げも大きかった。
半面、新作ゲームの販売が伸びたスクエニHDは大幅高となった。三菱UFJフィナンシャル・グループが断トツの売買代金をこなし大幅高となったのを筆頭にメガバンクの物色人気が際立つ。野村ホールディングス、第一生命HDと東京海上は上昇し、住友鉱と新日鉄住金の上げも目立った。
リチウムイオン電池製造に関する新技術開発が引き続き好感された安永が連日のストップ高で買い物を残し、日本アジア投資も値幅制限いっぱいに買われた。低位では神栄が急伸、クラリオン、オーイズミなども値を飛ばした。
東証2部株価指数は3営業日ぶりに反落した。大引けの2部指数は、前日比2.69ポイント安の4854.38となった。
個別銘柄ではユニバンス、ロンシール工、テクノスマート、メンバース朝日インテクとベネ・ワンが下げた。一方、日本パワーファス、黒田精工がストップ高。イトーヨーギョー、リンコー、象印とRVHは上げた。
12月02日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=5日ぶり反落、買い手控えのムード
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比10円24銭安い2658円20銭だった。
今夜の米雇用統計の発表を前に、午後は株式市場全体で買い手控えのムードが強かった。指数は前日に年初来高値を更新しており、利益を確定する売りも出やすかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で657億円、売買高は1億4592万株だった。
個別銘柄ではトリケミカル、ユビテック、アルファクスFS、マルマンやアスコット、フジプレアムが下落した。半面、インターライフやピクセル、テックファム、アズジェント、カーディナル、ワットマンは上昇した。
12月02日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=続落、手仕舞い売り先行
・・・続き
東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比12.96ポイント安い907.02だった。
東証1部市場と同様に、週末らしく手じまい売り先行の展開となった。
個別銘柄ではエルテス、メタップス、フィルカンパニー、エルテス、そーせいが下落した。一方、ソケッツ、オンコリスバイオがストップ高。モブキャスやイグニス、ATAOが上昇した。
12月02日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を5銘柄更新しました。
[3908]コラボス
[2925]ピックルスコーポレーショ
[7992]セーラー万年筆
[2749]JPホールディングス
[2471]エスプール
12月02日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価はやや下落幅を拡大
・・・続き
[後場寄り付き概況]
2日後場の日経平均株価は前日比101円17銭安の1万8411円95銭で寄り付いた。
日経平均株価がやや下落幅を拡大している。
外国為替市場では、1ドル=114円を挟んでの推移。アジアの主要株式市場は、総じて軟調な推移となっている。
米国では雇用統計の発表が予定されているほか、イタリアの国民投票を4日に控えるなかで想定内の一服であり、下を売り込む流れにはならずに、下げ幅を縮めてきている。
12月02日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=反落。米経済指標発表控え利益確定売り
2日午前の日経平均株価は反落した。
・・・続き
前日比87円67銭安の1万8425円45銭で前場を終えた。
目先利益確定の売りに押される展開となった。原油市況は続急伸となったものの、前日の欧州株が総じて軟調、米国株市場でもNYダウやナスダック指数などの主要指数が高安まちまちだったことでリスク選好ムードが一服した。
米国の金融政策に影響を与える重要な米経済指標の発表を控える週末とあって、運用リスクを避けるための売りも出た。
外国為替市場で円相場が1ドル=113円台後半の円高・ドル安に振れ、輸出関連株に売りが出た。
11月の米雇用統計の発表を日本時間今晩に控え、買い手控えムードも強まった。
一方、1日の米金融株高を受けて、銀行や証券株は上昇した。米金利の上昇や米国の次期政権による金融規制緩和で銀行の収益が拡大するとの見方が強まった。米モルガン・スタンレーと資本関係のある三菱UFJフィナンシャル・グループの上昇率は一時5%を超えた。海外収益が相対的に高い野村は年初来高値を更新した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆3899億円、売買高は13億9284万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1113と、全体の約56%を占めた。値上がりは755、変わらずは122銘柄だった。
個別では、任天堂が軟調、問題のある情報サイトを休止すると発表したディー・エヌ・エーは大幅安となった。JTとセブン&アイは下落し、ソニーと富士通が下げた。SCREENホールディングス、SMCと東エレクの下げも大きかった。
一方、三菱UFJフィナンシャル・グループが売買代金断トツで大幅高、三井住友フィナンシャルグループも物色人気。野村ホールディングスなど金融関連株の上昇が目立つ。第一生命HDとT&Dが上げた。住友鉱と新日鉄住金、住友商は上昇した。
このほか、安永、日本アジア投資がストップ高、オーイズミなども値を飛ばした。富士石油、住友化学も高い。
東証2部株価指数は反落した。前引けの2部指数は、前日比5.85ポイント安の4851.22となった。
個別銘柄ではユニバンス、テクノスマート、メンバース、朝日インテクやシャープが下げ、日本パワーファスが一時ストップ高。イトーヨーギョー、桜島埠頭、安川情報と明星電は上げた。
12月02日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=反落、利益確定売り
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比6円23銭安い2662円21銭となった。
円安・ドル高の進行一服を背景とした日経平均株価の下落を受け、新興市場でも当面の利益を確定する売りが優勢だった。日本時間の今夜に米雇用統計の発表を控え、市場全体に与える影響を見極めようという姿勢も強まり、押し目買いの動きも鈍かった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で333億円、売買高は7479万株。
個別銘柄では小僧寿し、サンキャピタル、第一化成、マルマンや平田機工、セリアが下落した。半面、アズジェント<が一時ストップ高。ピクセルやインターライフ、ワットマン、アビックスが上昇した。
12月02日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=続落、主力株軟調で利益確定売り
・・・続き
東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比10.60ポイント安い909.38だった。
個別銘柄ではメタップス、エニグモ、フィルカンパニー、そーせい、エルテスが下落した。一方で、ソケッツ、オンコリスバイオがストップ高。スタジオアタオは一時ストップ高と値を飛ばし、HMTや、あんしん保証、Jストリームは上昇した。
12月02日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、じり安 下げ幅100円超、手仕舞い売り
[10時概況]
2日10時現在の日経平均株価は前日比107円74銭安の1万8405円38銭で推移している。
・・・続き
日経平均株価はじりじりと下落している。
外国為替市場で円相場が1ドル=113円台後半の円高・ドル安に振れ、利益確定売りが優勢となっている。
主要企業の海外収益を拡大させる円安基調が一服し、主力株の一角に手じまい売りが出ている。一部市場関係者は「米雇用統計に対する期待感と、週末のイタリア国民投票に対する警戒感がぶつかっているが、今のところ方向性は見えない」と指摘している。
証券会社の投資判断引き上げも追い風となり1日まで連日上昇した富士通の下げが目立った。1日まで4日続伸した東エレクの下げも大きく、村田製も反落している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も軟調に推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7731億円、売買高は7億8142万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1147と、全体の約58%を占めた。値上がりは668、変わらずは175銘柄だった。
日経平均マイナス寄与度は15.54円の押し下げで東エレクがトップ。以下、KDDIが8.98円、ファストリが5.37円、ファナックが4.8円と続いている。
プラス寄与度トップはキヤノンで、日経平均を1.15円押し上げている。次いで三菱UFJが0.96円、日立建機が0.84円、クレセゾンが0.81円と続く。
業種別では33業種中12業種が値上がり。1位は銀行で、以下、海運、証券・商品、石油・石炭と続く。値下がり上位にはゴム製品、その他製品、食料が並んでいる。
個別では、SMCとJTは下げ幅を拡大し、任天堂とセブン&アイも一段安した。ソニーとキーエンスは日中の安値圏で推移している。半面、みずほFGとりそなHDは上げ幅を広げた。住友鉱とパナソニックは前日終値を上回り推移している。
東証2部株価指数は小幅に続伸している。安川情報と明星電が上げ、朝日インテクとアートSHDが下げた。
12月02日 カタリストコメント
「千両みかん」
ある呉服屋の若だんなが急に患った。
大切な跡取り息子。
・・・続き
両親も心配してあらゆる名医に診てもらう。
しかし答えは「これは気の病。何か心に思っていることが叶えば全快する」
と言うばかり。
だんなは番頭を呼んで、
「おまえはせがれを小さい時分から面倒を見ているんだから、
何を思い詰めているか聞き出してほしい。
何だろうとせがれの命には換えられないから、
きっとかなえてやる」
と命令した。
若だんなに会って聞きただすと、
「かえって不孝になるので、言わずにこのまま死んでいく」
と、なかなか口を割らない。
「必ずどうにかするから」とようやく白状させてみたら、
「それじゃ、おまえだけに言うがね、
実はみかんが食べたい」
あっけに取られた番頭からそれを聞いた旦那は難しい顔。
「とんでもないことを望むもんだ。どこにみかんがある」
それもそのはず、時は真夏、土用の八月。
ハッと気づいたがもう遅い。
「おまえが今さら、ないと言えば、せがれは気落ちして死んでしまう。
江戸中探してもみかんを手に入れてこい」。
と脅され、番頭は、片っ端から果物屋を当たるが、
今と違って、どこにもあるわけがない。
しまいに株屋に飛び込む始末。
同情した営業マンから、
はごろもフーズに行けばひょっとすると、
と教えられ、ワラにもすがる思いで問い合わせると
「あります」
「え、ある?」
「でもこのミカンは特別株主優待用なのでお分けできません」。
どのくらい株を持てばもらえるんだい」
「千両」
……ようやく見つけた腐っていないみかんがなんと千両。
とても出すまいと思ってだんなに報告すると
「安い。せがれの命が千両で買えれば安いもんだ」
……あのケチなだんなが、みかん一つに惜しげもなく千両。
皮だって五両ぐらい。
スジも二両、一袋百両。
あー、もったいない。
喜んで食べた若だんな、三袋残して、
これを両親とお祖母さんにと言って番頭に渡す。
「オレが来年別家してもらう金がせいぜい三十両……。
この三袋で……えーい、長い浮世に短い命、どうなるものかいっ」
番頭、みかん三袋持ってずらかったという。
(兜町カタリスト櫻井)
12月02日 為替市況コメント
【為替】ドル買い一服で、為替市場はマチマチな動き
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[為替]
ドルは東京市場終盤に114円を割り込んだが欧州株式市場が下落で始まる中を再び円売り優勢となって上値を伸ばした。
NY市場で発表された新規失業保険申請件数は予想より増え、其の後発表された10建設支出は予想を下回る一方、11月ISM製造業景況指数は予想を上回るなどマチマチな結果で市場には影響薄だった。
NY株式市場はダウが上昇で始まり、ドルは114円台半ばを超え序盤に欧米市場高値114.730円まで上昇し、ユーロも中盤には当日高値121.800円まで上昇したが、其の後は株価の上値の重さに為替市場も上値を抑えられ、終盤にドルは114円を割れる場面もあった。
最後は-40.5銭の114.105円で引け、ユーロは+39.5銭高の121.630円で引けるなど、為替市場はマチマチな動きとなった。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月02日 市場ニュース
【株価材料NEWS】
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[株価材料]
・王子HD<3861.T>が国内で乳幼児向け紙おむつ生産能力増強 国内外で拡販
・デクセリアルズ<4980.T>がこうのとり6号機に太陽電池用導電接合フィルム供給
・ライオン<4912.T>が来春めどに濃縮液体洗剤の生産能力1.5倍に引き上げ
・日立<6501.T>が17年初にも全事業部門にIoT責任者配置 IOTで業務改善推進
・三菱電<6503.T>が国内とアジアでSI企業との協力体制拡充 競争力底上げ狙う
・いすゞ<7202.T>が17年にロシアで大型トラックの組み立て生産開始
・KDDI<9433.T>傘下がリプレー映像の視点を自由に変えられる技術開発
12月02日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月02日号
12月02日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
2日の東京株式市場は、もみ合いで上値が重い展開か。
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日経平均株価の予想レンジは、1万8300円−1万8600円を想定する。
押し目があれば買いも入りやすい。1万8500円近辺で一進一退の展開か。
週末要因に加え、現地2日に米11月雇用統計の発表を控えることから、ポジション調整の売りが優勢となる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の前半と小動き。引き続き、為替動向に対して神経質な動きとなることもありそうで、注意したい。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比40円高の1万8440円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1500万株、買い1550万株で、差し引き50万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、陸運、電機、化学、その他製品、食品など。買いセクターに、鉄鋼、サービス、不動産、REIT、情報通信、薬品、電機、機械、その他製品、化学、銀行、小売、証券など。
【好材料銘柄】
■カネヨウ <3209> [東証2]
東証が時価総額に係る上場廃止の猶予期間を解除。
■アルテック <9972>
東証が2日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
【主な経済指標・スケジュール】
2(金)
【国内】
11月マネタリーベース(8:50)
《決算発表》
三井ハイテ、日駐、ロックフィール
【海外】
米11月雇用統計(22:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
12月01日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウは68ドル高、原油上昇を好感、最高値更新
・・・続き
1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸した。
終値は前日比68ドル35セント高の1万9191ドル93セントと、11月25日以来ほぼ1週間ぶりに過去最高値を更新した。
石油輸出国機構(OPEC)の減産合意を受けた原油高の継続や米長期金利の上昇を背景に、買いが先行。エネルギーや金融株が買われてダウ平均を押し上げた。米指標の改善も買い安心感につながった。
朝方発表の11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想以上に上昇したことも相場の支えになった。
米長期金利の指標である米10年物国債利回りは一時2.49%と、約1年半ぶりの水準に上昇した。金融機関の利ざやや運用環境が改善するとの見方からゴールドマン・サックスが大きく上げ、1銘柄でダウ平均を50ドルあまり押し上げた。
ダウ平均は上げ幅を一時90ドル超に拡大したが、上値は重かった。米景気の勢いを見極めるうえで重要な11月の米雇用統計の発表を2日に控え、市場参加者の様子見姿勢も強かった。
ナスダック総合株価指数は続落し、前日比72.574ポイント安の5251.107で終えた。アップルのほか、グーグルの持ち株会社アルファベットやマイクロソフトといった時価総額が大きい銘柄が軒並み売られ、指数を押し下げた。
業種別S&P500種株価指数では11業種中5業種が上昇した。「金融」や「資本財・サービス」「エネルギー」などが上げた。一方で「IT(情報技術)」や「不動産」「公益事業」などが下落した。
ろ過装置を手掛けるクラーコアを買収すると発表した制御装置大手パーカー・ハネフィンが高い。クラーコアも急伸した。エネルギー関連の融資が多いリージョンズ・フィナンシャルやザイオンズ・バンコープ、コメリカといった地銀株の一角も買われた。
一方、ディスカウントストアのダラー・ゼネラル(DG)は決算内容が嫌気され、売られた。
アパレルのエクスプレス(EXPR)は業績見通しが予想を下振れ、大幅下落。証券会社が投資判断を引き下げた外食のマクドナルドも安い。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,191.93+68.35
S&P500種
2,191.08
ナスダック
5,251.107−72.574
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反落した。12月物は前日比175円安の1万8440円で終え、大阪取引所の終値を40円上回った。前日まで急速に進んだ円安・ドル高が一服したことが日本株先物の売りを誘った。
前日に期近物の終値として約11カ月ぶりの高値をつけた反動で、利益を確定する売りも出たもよう。市場は2日発表される11月の米雇用統計に注目している。この日の12月物の高値は1万8750円、安値は1万8395円。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
18440 ( +40 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
18450 ( +50 )
( )は大阪取引所終値比
【01日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6752.93(−30.86)
FTSE100種総合株価指数は反落。前日終値に比べ30.86ポイント安の6752.93で引けた。構成銘柄の約7割が下落した。医薬品株や食品関連株などディフェンシブ銘柄を中心に下落した。半面、前日に引き続き原油高を追い風に石油株が高かった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10534.05(−106.25)
ドイツ株式指数(DAX)は反落。終値は前日比106.25ポイント(1.0%)安の10534.05だった。構成銘柄の9割近くが下落した。
不動産のボノビア、電力株が売られた。一方で、銀行株は高かった。航空のルフトハンザも小幅高。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4560.61(−17.73)
12月01日 マーケットコメント
株ちゃんの明日読み――・・・・・・
12月最初の取引の日経平均は大幅続伸
・・・続き
終値は前日比204円高の1万8513円で、年初来高値(終値ベース)を11カ月ぶりに更新した。
OPEC減産とそれによる大幅な円安を受けて前場は一時437円高まで上げ幅を広げる場面があった。ただ、後場は利食い売りに押されて上げ幅を縮めるなどさすがに過熱感も意識されている。
日経平均の日足チャート(ローソク足)は本日長い上ヒゲを引いており、短期的には高値波乱の相場つきとなりそうだ。
2日の東京株式市場は、模様眺め気分が広がりそうだ。
今晩、米国では11月のISM製造業景況指数や自動車販売台数などの発表が予定されている。また、あすは11月の雇用統計が発表の予定で、引き続きドル高・円安期待が日本株を下支えすると予想する。ドル円が115円処を試せるかが注目点となろう。
一方、週末12/4のイタリア国民投票への警戒が上値を抑える可能性はある。
投票結果は週明け5日の東京市場が真っ先に消化することになる。ただ、今回の国民投票に関しては、現時点ですでに否決の可能性もあることが報じられており、否決となったとしても英国民投票や米大統領選ほどのネガティブサプライズではないだろう。
■日銀、企業支援ETF12億円買い入れ
日銀は1日、設備投資および人材投資に積極的に取り組んでいる企業を支援するためのETF(上場投資信託)12億円を買い入れたと発表した。
12月01日 為替市況コメント
【為替】リスク選好ムードが一服。
・・・続き
[為替]
1日の東京外国為替市場において、米ドル/円は、昨晩のOPEC総会にて減産合意されたことを受けたリスク選好ムードが一服しており、114.840円の高値を付けた後やや反落している。
明日には米国雇用統計の発表、週末にはイタリアで憲法改正国民投票が行われる予定となっている。
今月のFOMCでの利上げはほぼ織り込まれてきていると思われるが、明日の米国雇用統計が好結果となれば、さらに利上げ期待が高まり、もう一段米ドル/円に買いが入る可能性があるため注目が集まる。
ただし、米ドル/円は米国大統領選挙以降で約14円上昇しているため、急激な調整局面となる場面も想定しておく必要がありそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月01日 相場概況(大引け)
東京株式(大引け)=204円高、年初来高値を更新 円安やOPEC減産を好感
【大引け概況】
1日の日経平均株価は続伸した。終値は前日比204円64銭高の1万8513円12銭だった。
・・・続き
本日のマーケット動画 時間:1分29秒 容量6M
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1月4日以来約11カ月ぶりに年初来高値を更新した。
東証1部できょう年初来高値を更新した銘柄数は297に上った。
OPEC(石油輸出国機構)の減産合意を受け原油高となり、ドル・円相場が、一時1ドル=114円80銭台までドル高・円安が進み、日経平均株価は午前11時14分に、同437円80銭高の1万8746円28銭を付ける場面も見られた。
午後に入り、ドル高・円安の動きが停滞。午後1時50分すぎから株価指数先物にまとまった売りが出て、上げ幅を縮小した。
中国国家統計局と中国物流購入連合会が1日発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比0.5ポイント上昇の51.7と市場予想を上回った。
米大統領選直後の11月9日から前日までの日経平均の上げ幅は2000円を超えていた。このため個人投資家の間では高値警戒感が強まった。
JPX日経インデックス400は続伸し、前日比129.03ポイント高の1万3311.39だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、13.84ポイント高の1483.27だった。
東証1部の売買代金は概算で3兆2911億円だった。売買高は28億2141万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1137と全体の57%を占めた。値下がりは735、変わらずは118銘柄だった。
個別では、米財務長官人事を受けて三菱UFJ、三井住友といったメガバンク株が買われた。野村など金融株も上げ、トヨタ自、ホンダ、スズキなど自動車株も上昇した。また、OPECの減産合意が好感された国際石開帝石やJXなど原油関連銘柄は大幅高となった。日揮は年初来高値まで買われた。安永は異彩人気で値幅制限上限まで買われ、直近7営業日で6回のストップ高を演じている
一方、円高メリット銘柄に位置付けられているソニーや、KDDI、ブブリヂストンが下落した。JALやANAなど空運株も売られた。JR東日本など鉄道株の一角も安い。沢井製薬は年初来安値まで下げた。また、アジア投資が利益確定売りに押され、オプテックスや日本ライフLが下げた。
東証2部株価指数は続伸し、連日で年初来高値を更新した。大引けの2部指数は、前日比15.02ポイント高の4857.07となった。
個別銘柄では安川情報、ダイトケミクス、黒田精工がストップ高。エスティック、パルステック、マーキュリア、シャープが上げた。一方、メンバース、川上塗料、象印、ウェルスマネ、フライトHDや朝日インテクが下げた。
12月01日 ジャスダック市場(大引け)
【市況】ジャスダック市場(大引け)=4日続伸、利益確定売りで上げ幅縮小
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は小幅に4日続伸し、連日で年初来高値を更新した。大引けは前日比35銭高の2668円44銭だった。
上値の軽さを好感した買いが入ったほか、相場全体の上昇による個人の資金余力の高まりも追い風になった。午後は目先の利益をいったん確保する売りが出て、上げ幅を縮小した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で611億円、売買高は1億3311万株。
個別銘柄ではアルファクスFS、アズジェント、マルマン、小僧寿しがストップ高。オールアバウト、サンキャピタル、プロパティA、ユビテック、ウェッジHDなどが上昇した。半面、アストマックス、ピクセル、フジプレアム、FVC、アスコットは下落した。
12月01日 東証マザーズ市場(大引け)
【市況】東証マザーズ(大引け)=4日ぶり反落、主力株堅調も後場失速
・・・続き
東証マザーズ指数は4日ぶりに反落した。大引けは前日比2.5ポイント安の919.98だった。
原油価格の大幅上昇を受けて東京市場全般は大きく上昇したものの、新興市場は後場に失速した。
個別銘柄でははてな、ヒューマン・メタボ、じげん、リアルコム、WASHハウやモブキャス、グリンペプなどが下落した。
半面、Jストリーム、オンコリスバイオがストップ高。そーせいグループやインベスターズクラウド、イグニスなどが買われた。上場3日目のエルテス、スタジオアタオが大幅高するなど、短期資金による果敢な物色が目立った。
12月01日 個別銘柄情報
個別銘柄情報を10銘柄更新しました。
[2884]ヨシムラ・フード・ホールディングス
[2874]ヨコレイ(横浜冷凍)
[3071]ストリーム
[6200]インソース
[3036]アルコニックス
[4763]クリーク・アンド・リバー社
[4358]ティー・ワイ・オー
[3093]トレジャー・ファクトリー
[3137]ファンデリー
[7172]ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)
12月01日 市場ニュース
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は上昇幅をやや縮小
・・・続き
[後場寄り付き概況]
1日後場の日経平均株価は前日比393円30銭高の1万8701円78銭で寄り付いた。
日経平均株価は上昇幅をやや縮小している。
1月4日のザラバ高値1万8951.12円が射程に入ってくることになりそうだ。
外国為替市場では、1ドル=114円20銭台での推移。アジアの主要株式市場は、全面高商状となっている。
イタリア政府は憲法改正の是非を問う国民投票を12月4日に実施する。
ブレグジットとドナルド・トランプ氏の次に来るのはイタリアとの見方もされている
英国、米国に続く次の舞台としてイタリアの国民投票に注目が集まるなか、物色を手控える動きにつながる可能性がありそうだ。
ランチバスケットは22件、666.10億円。
差引き売り買い均衡との観測。
12月01日 相場概況(前引け)
東京株式(前引け)=続伸、一時400円高。円安・原油高を受けて急騰
1日午前の日経平均株価は続伸した。前引けは413円90銭高の1万8722円38銭だった。
・・・続き
取引時間中としては1月4日以来の高値。
WTI原油先物価格が1バレル=50ドル近辺まで急騰したことや、外国為替市場で円相場が1ドル=114円台半ばに急落し、海外投資家の買いが膨らんだ。石油輸出国機構(OPEC)の減産合意も投資家心理の改善につながった。自動車や銀行など主力株を中心に幅広く買われ、東証1部の8割の銘柄が上昇した。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
2日の米雇用統計発表や4日のイタリアの憲法改正を巡る国民投票など重要イベントを控える。このため国内機関投資家は利益確定売りを出しているという。一方、海外のヘッジファンドなどの買い戻し意欲は依然として旺盛だ。買い遅れていた海外年金とみられる買いも幅広い銘柄に入った。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆5893億円だった。売買高は14億3924万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1583、値下がりは319、変わらずは88だった。東証1部の287銘柄が年初来高値を更新した。
個別では、三菱UFJなどメガバンクが大商いで大きく買われたほか、野村ホールディングス、ファストリ、国際石開帝石、石油資源開発など資源株が物色人気。日揮は年初来高値を更新した。トヨタ、スズキなど自動車株も高い。材料株では安永が続急騰、サンケン電気も上昇。
一方、アステラスが下落。ソニーの下げが目立った。ANAなど空運株も下げた。アデランス、日本アジア投資が利食われ、東京テアトルも安い
スタートトゥデイ、MonotaROなども売られた。
東証2部株価指数は続伸した。前引けの2部指数は、前日比33.15ポイント高の4875.20となった。
個別銘柄ではダイトケミクスがストップ高。エスティック、安川情報、マーキュリア、シャープや安川情報が上げた。半面、フライトHD、JFLA、川上塗料、象印、シードが下げた。
12月01日 ジャスダック市場(前引け)
【市況】ジャスダック市場(前引け)=続伸、資本業務提携発表の小僧寿しがストップ高
・・・続き
日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比8円98銭高の2677円07銭だった。
日経ジャスダック平均は前日まで連日で年初来高値を更新しており、上値の軽さが買い安心感つながった。為替相場の円安・ドル高を背景とした東証1部に上場する銘柄の大幅な上昇による投資家心理の改善も支援材料となっている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で358億円、売買高は8010万株。
個別銘柄では、アスラポート<3069>と資本業務提携すると発表している小僧寿しがストップ高。マルマンやウェッジHD、マクドナルド、サンキャピタル、第一化成、プロパティAなどが上昇した。半面、FVCやピクセル、アスコット、フジプレアム、アエリア、アストマックスは下落した。
12月01日 東証マザーズ市場(前引け)
【市況】東証マザーズ指数=続伸、スタジオアタオがストップ高
・・・続き
東証マザーズ指数も続伸した。前引けは前日比2.73ポイント高の925.21だった。
個別銘柄ではスタジオアタオがストップ高。Jストリームは一時ストップ高と値を飛ばし、エルテスやメタップス、イグニス、アイリッジ、キャリアなどが上昇した。
半面、はてな、ACCESS、じげん、JMCやグリンペプ、HMTは下落した。
12月01日 相場概況(寄り付き後)
【市況】日経平均 =10時、高値圏で推移321円高。中国の景況感改善も支援材料
[10時概況]
1日10時現在の日経平均株価は前日比321円88銭高の1万8630円36銭と高値圏で推移している。
・・・続き
円の対ドル相場の急落を受け、自動車など輸出関連株が引き続き高い。「円安を材料視した短期的な売買を手がける投資家の買い戻しは続いている」という。
日経平均は取引時間中としては1月4日以来の高値まで上昇し、「国内の機関投資家からは利益確定売りが出やすい」との声もあった。一方、上昇相場に乗り遅れた海外年金などの長期投資家の買いは続いているという。
中国国家統計局と中国物流購入連合会が1日発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比0.5ポイント上昇の51.7とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想を上回った。中国経済への懸念がやや後退したのも買い安心感につながっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上げ幅をやや広げている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で9029億円、売買高は8億4440万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1418と全体の71%を占めた。値下がりは451、変わらずは121だった。
業種別では33業種中30業種が上昇し、下落は空運、パルプ・紙、水産・農林の3業種にとどまっている。値上がり率1位は鉱業で、以下、石油・石炭、証券・商品、鉄鋼、機械、輸送用機器と続いている。
日経平均プラス寄与度トップはファストリで、日経平均を44.13円押し上げている。次いでソフトバンクが16.35円、ファナック が13.81円、日東電が12.36円と続く。
マイナス寄与度は1.15円の押し下げでユニファミマがトップ。以下、アステラスが1.15円、ソニーが0.54円、北越紀州紙が0.42円と続いている。
個別では、信越化に買いが続いた。昭和電工やSUMCOは年初来高値まで買われた。野村など証券株も高い。キーエンスも一段と上昇した。
一方、ソニーが一段と下落し、北越紀州紙も安い。アステラスなど医薬株も売りが目立つ。
東証2部株価指数は続伸している。シャープや安川情報が上げ、フライトHDやアートSHDが下げている。
225先物はクレディ・GS・みずほ・ナティクス・アムロが買い越し。
JP・シティ・野村・ドイツ・ソジェン・メリルが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・パリバ・クレディが買い越し。
ソジェン・みずほ・GS・三菱・シティ・野村が売り越し。
外資系等はシンフォニア(6507)、日CMK(6958)、希元素(4082)、関電化(4047)、日立ハイテク(8036)、ダイフク(6383)、キーエンス(6861)に注目。
テクニカル的にはマルハ(1333)、ショーボンド(1414)、安藤ハザマ(1719)、前田道(1883)、ユアテック(1934)、コシダカ(2157)、エディオン(2730)、トヨタ紡(3116)、ソフトクリ(3371)、ザッパラス(3770)、洋インキ(4634)、USS(4732)、旭硝子(5201)、太平洋セ(5233)、ヤマシン(6240)、アネスト岩田(6381)、モリタ(6455)、シンフォニア(6507)、富士通(6702)、EIZO(6737)、池上通(6771)、共和電(6853)、東京計器(7721)、第一実(8059)、三益半導体(8155)、ベスト電(8175)、アニコム(8715)、空港施設(8864)、渋沢倉(9304)、安田倉庫(9324)、カドカワ(9468)。丸紅リ(9763)が動兆。
12月01日 カタリストコメント
「12月1日は株高の特異日」
11月末のNYダウは一時過去最高値を更新したものの結局は小幅高。
NASDAQとS&P500は下落した。
・・・続き
11月の上昇率はNYダウが5.4%、S&500が3.4%、NASDAQクが2.6%。
「トランプ次期大統領がインフラ投資を拡大し、規制緩和を進めるとの観測」からいずれも過去最高値を更新した。
OPECの8年ぶりの減産というサプライズを受けてエネルギーセクターが上昇。
「日量およそ120万バレル(4.5%相当)の減産での合意」は100点満点」との声が聞こえる。
一方ハイテクセクターが下落という構図。
次期米政権で財務長官に就任するスティーブン・ムニューチン氏が「税制改正と貿易協定の見直しが最優先事項になる」とコメント。
金融セクターも堅調だった。
原油先物相場は一時10%超上昇。
インフレが進むとの見方から債利回りは一時2.41%まで上昇。
同時に金利差拡大によるドル高も進行した。
各市場が絶妙な連立多元方程式の解を求めているという格好。
強弱感の対立を背景に3市場の売買高は95億株と拡大した。
ADP全米雇用報告は民間部門雇用者数が21.6万増で着地。
6月以来の高い伸びとなった。
週末発表予定の雇用統計は非農業部門雇用者数が17.5万増の予想。
「エネルギー価格の上昇は米国経済の重要な部分を占めるエネルギー業界にとってはプラス。
ただ米経済が加速すればFRBの利上げペースが速まる。この葛藤が存在する」との指摘。
インフレを背景に最高値圏で彷徨うNY市場という印象。
昨日の日経平均株価はかろうじて小幅高。
ただ東証1部の値上がり銘柄数は1065と増加していた。
大引けでMSCIの四半期構成銘柄入れ替えに伴うファンドの売買が執行。
東証1部の売買代金は3.2兆円にも膨らんだ。
ただ日中値幅は90円という見送り状態だった。
「OPEC総会に対する警戒感が上値を抑えた」と言われたが、そのOPEC総会は意外感を伴った「減産合意」で通過。
市場の見通しのいい加減さと「見えない影に怯えさせる市場心理」が浮き彫りになった。
雇用統計とイタリアの国民投票など次々と材料を出してくる市場。
騒がないこと、怯えないことが大切な局面でもあろうか。
原油減産と米インフレ見通しからドル円は一気に114円台。
シカゴ225先物終値は大証日中比240円高の18620円。
25日の高値18482円を一気に抜いてきた。
上げあぐんだNY市場との温度差は大きい。
終値ベースで18450円を抜けていれば年足は陽線になる。
12月1日は株高の特異日だけに期待感は大きい。
25日時点の裁定買い残は前週比2481億円増の1兆5558億円と3週連続での増加。
売り残は前週比550億円減の2819億円と7週連続減少。
「買い残が売り残を下回った時が底打ちだった」というのが後講釈ではある。
空売り比率は36.4%。
日経VIは19.36と低下。
25日移動平均からのかい離はプラス3.8%まで低下。
形は整ってきたということだろう。
大納会のゲストが決まった。
リオ五輪で女子レスリング4連覇。
国民栄誉賞を受賞した伊調馨選手だ。
「鐘を打ち鳴らし鐘に勝つのが見たい」と市場関係者。
「金融もスポーツも勝負の世界。パワー全開の勝負強さにあやかりたい」という指摘もある。
以下は過去のゲスト一覧。
文化人の年の翌年は総じて軟調。
五輪選手の年の翌年は総じて堅調な印象。
因みに吉田沙保里選手が参加した翌年の2013年は上昇率が最も大きかった。
◎大納会のゲスト一覧
翌年の日経平均の騰落率
2002年 長嶋茂雄 プロ野球・前巨人監督 24.5%
2003年 毛利衛 宇宙飛行士 7.6%
ASIMO ホンダの人間型ロボット
2004年 野村忠宏 アテネ五輪柔道男子金メダリスト 40.2%
2005年 為末大 ヘルシンキ世界陸上選手権400メートル障害
銅メダリスト 6.9%
2006年 井口資仁 米大リーグ・シカゴホワイトソックス▲11.1%
2007年 茂木健一郎 脳科学者 ▲42.1%
2008年 小椋久美子 北京五輪バドミントン女子ダブルス5位
潮田玲子
鈴木孝幸 北京パラリンピック競泳男子50メートル平泳ぎ
金メダリスト 19.0%
2009年 石川遼 プロゴルファー ▲3.0%
2010年 川口淳一郎 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
はやぶさプロジェクトマネジャー ▲17.3%
2011年 佐々木則夫 サッカー女子日本代表監督
安藤梢 サッカー女子日本代表 22.9%
2012年 吉田沙保里 ロンドン五輪女子レスリング
金メダリスト 56.7%
2013年 安倍晋三 首相
佐藤真海 ロンドンパラリンピック・走り幅跳び代表
7.10%
2014年 シャーロット・ケイト・フォックス
NHK連続テレビ小説「マッサン」の
亀山エリー役
「JPX起業体験プログラム」最優秀チーム代表の中高生
9.10%
2015年 佐渡裕 指揮者 ▲3.8%(30日現在)。
12月1日株高の特異日。
夕方発表予定の「新語・流行語大賞」。
ノミネート語には、「PPAP」や「ポケモンGO」、「神ってる」「文春砲」など。
昼前から広島遠征。
「西向くサクライ株高アノマリー」になりそうな気配。
(兜町カタリスト櫻井)
12月01日 為替市況コメント
【為替】良好な米経済指標にドルは3月2日以来、およそ9か月ぶりの高値で114円台乗せ
・・・続き
[為替]
欧州株式市場は上昇で始まり、為替市場は円売りの流れが続いて、NY市場で発表された米11月ADP雇用者数の予想を上回る結果にドルは更に上値を伸ばした。
そしてOPEC総会で減産合意が発表されると原油価格が上昇し、NY株式市場が続伸で始まると債券市場も追随して利回りは上昇しドル買いが進んだ。
続いて発表された11月シカゴ購買部協会景気指数も予想を上回ってドルは3月15日以来となる114円台に乗せ、中盤には3月2日以来、約9か月ぶりとなる114.550円まで上昇した。
NY株式市場は其の後上値が重くなり、ドルも114円台で揉み合いとなったが最後は前日比+2.11円高の114.510円と114円台を維持して引け、ドル高に連れてそれ以外の主要通貨も上昇した。ドル高トレンドが再開した模様。
[提供:カネツFX証券株式会社]
12月01日 袋とじ稼足銘柄
本日の稼足銘柄を更新しました。
袋とじ 稼足銘柄 12月01日号
12月01日 相場展望(寄り付き前)
【オープニングコメント】
12月1日の東京株式市場は続伸後、上値を試す場面もあるだろう。
・・・続き
日経平均株価の予想レンジは、1万8400円−1万8750円を想定する。
OPEC(石油輸出国機構)の減産合意で原油高が進み、為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の半ばと円安に振れている。
円安を背景に輸出関連株を中心に買い意欲が高まることが見込まれ、終値ベースで1月4日に付けた年初来高値(1万8450円98銭)を更新することが期待されそう。
注目イベント通過でわかりやすく円安・株高が進むことで、この先もこの流れが続くとの見方は強まりやすい。
30日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所終値比235円高の1万8615円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り920万株、買い890万株で、差し引き30万株の売り越し。売り越しは4営業日ぶり。金額は買い越し。
売りセクターに、通信、自動車、精密、不動産、電機、その他製品など。買いセクターに、証券、電機、不動産、小売、情報通信、建設、自動車、機械など。
【好材料銘柄】
■小僧寿し <9973>
アスラポート・ダイニング <3069> [JQ]と資本業務提携。寿司関連のPB商品開発や「小僧寿し」「茶月」のブランド再構築などで協業する。資本面では、アスラポートが同社の発行済み株式の13.7%を取得し、筆頭株主となる。
■インベスターズクラウド <1435>
東証がインベスCを12月7日付で市場1部に市場変更する。
【主な経済指標・スケジュール】
1(木)
【国内】
7-9月期法人企業統計(8:50)
11月新車販売台数(14:00)
10年国債入札
《決算発表》
伊藤園
【海外】
中国11月製造業PMI(10:00)
中国11月非製造業PMI(10:00)
中国財新11月製造業PMI(10:45)
ユーロ圏10月失業率(19:00)
米10月建設支出(12/2 0:00)
米11月ISM製造業景況指数(12/2 0:00)
米11月自動車販売台数
《米決算発表》
ダラー・ゼネラル
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
11月30日 【NY株/欧州株概況】
【市況】ダウ続伸、1ドル高 OPEC減産を好感
・・・続き
11月30日のNYダウ工業株30種平均は小幅に続伸した。
終値は前日比1ドル98セント高の1万9123ドル58セントだった。
OPEC(石油輸出国機構)総会での減産合意を受けて原油相場が大幅上昇となり買いが先行した。11月ADP雇用統計や個人所得が予想を上振れたことで、11月雇用統計への期待が強まったほか、地区連銀経済報告(ベージュブック)では、大半の地域で景気が引き続き拡大したとの認識が示された。
NY原油先物相場が9%超も急反発したことが好感され、シェブロンやエクソンモービルといった石油関連株が買われて相場の上げをけん引した。
トランプ次期米大統領が財務長官に起用すると発表したムニューチン氏は30日、米テレビのインタビューに応じた。金融危機の再発防止の柱に据えたドッド・フランク法(米金融規制改革法)の一部撤廃を言明するなど金融規制を緩和する方針を示した。
規制緩和が業績に恩恵をもたらすとの思惑に加え、一部の証券会社が投資判断を引き上げたゴールドマン・サックス株が2007年12月以来およそ9年ぶりの高値を付けた。同業のJPモルガン・チェース株も上昇。ダウ平均は上げ幅を103ドルまで広げ、過去最高値を上回る場面があった。
ただ、取引終盤にかけてダウ平均は伸び悩んだ。過去最高値圏にあり、目先の利益確定を目的とした売りが出た。
公益事業や通信など業績が景気に左右されにくい「ディフェンシブ株」が売られたほか、アップルやマイクロソフトなど主要なハイテク株が軒並み下げたことも相場の重荷となった。
11月のダウ平均は月間としては4カ月ぶりに上昇し、981ドル高と3月以来8カ月ぶりの大きさとなった。
ナスダック総合株価指数は反落し、前日比56.237ポイント安の5323.681で終えた。アマゾン・ドット・コムやフェイスブック、グーグルの持ち株会社アルファベットといった代表的なネット関連株が大幅安となったことが相場の重荷となった。バイオ製薬株の下げも指数を押し下げた。
業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち3業種が上昇した。「エネルギー」や「金融」「素材」が上げた。一方で「公益事業」や「電気通信サービス」などが下げた。
原油相場の上昇でエネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。
資源開発のハリバートンや独立系のアナダルコ・ペトロリアム、シェール大手のコンチネンタル・リソーシズなどがそろって過去1年(52週)の高値を更新した。
一方、アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO)は決算内容が嫌気され大幅下落となった。製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は、胃腸薬部門の売却を巡る武田薬品工業との交渉が決裂したことを受けて下落した。
NYダウ工業株30種(ドル)
19,123.58+1.98
S&P500種
2,198.81−5.85
ナスダック
5,323.681−56.237
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は続伸した。12月物は前日比260円高の1万8615円で取引を終えた。期近物の終値として2015年末以来およそ11カ月ぶりの高値をつけた。30日の大阪取引所の終値を235円上回った。
OPEC(石油輸出国機構)の減産合意を受けた原油高を背景に円安が進み、買われた。原油高でダウ平均が小幅に続伸したことも支援材料となり、12月物は一時1万8665円まで上げた。一方、安値は1万8285円だった。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
18615 ( +235 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
18620 ( +240 )
( )は大阪取引所終値比
【30日の欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6783.79(+11.79)
FTSE100種総合株価指数は小反発。前日終値に比べ11.79ポイント高の6783.79で引けた。石油株の大幅上昇が指数に大きく影響した。ただ、構成銘柄の約6割は下落した。
OPEC(石油輸出国機構)はこの日開いた総会で減産合意。原油相場が急伸したことを背景に、石油株が大幅上昇した
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 10640.30(+19.81)
ドイツ株式指数(DAX)は続伸。終値は前日比19.81ポイント高の10640.30だった。
工業用ガスのリンデが4%超近く買われた。同業の米プラクスエアとの合併協議は9月に白紙となったが、同社から新たな提案を受け、リンデは再検討している。複数のアナリストが株価目標を引き上げた化学のBASFも上昇した。
一方で、航空のルフトハンザと、半導体のインフィニオンテクノロジーズ、電力のRWEは下落した。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 4578.34(+26.88)
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