NYダウ617ドル安 アップルとボーイングが相場押し下げ
【市況】NYダウ617ドル安 アップルとボーイングが相場押し下げ

13日のNYダウ工業株30種平均は、前週末比617ドル38セント安の2万5324ドル99セントと大幅に反落した。2月11日以来ほぼ3カ月ぶりの安値で終えた。
 
中国政府は13日、米国が10日に実施した対中制裁関税拡大への報復措置を6月1日に発動すると発表した。約600億ドル(約6兆6000億円)相当の米国製品に課している追加関税を最大25%に引き上げる。米政府も現在対象から外れている3000億ドル相当の中国製品に関税を上乗せする手続きに着手。市場では米中摩擦の激化で世界経済に悪影響が及ぶことへの懸念が台頭した。
 
また、主力のスマートフォン「iPhone」が第4弾のリストに入るとの警戒感に加え、米最高裁判所がアプリ配信サービス「アップストア」について消費者が独占禁止法に基づいて訴訟を起こせると判断したアップルが6%近い大幅安となった。
 
中国共産党系メディアの環球時報の編集長がツイッターに「中国は米国産農産物とエネルギーの購入を止め、ボーイングへの発注を減らすだろう」と投稿した。中国受注が減るとの思惑でボーイングも5%近く下落した。アップルとボーイングの2銘柄でダウ平均を195ドル近く押し下げた。
 
株安を受けて相対的に安全とされる米国債が買われ、米長期金利が低下した。利ざやが縮小するとの観測からゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株が売られたのも相場の押し下げにつながった。
 
通称「恐怖指数」と呼ばれる米株式の変動性指数(VIX)は一時、前週末から3割強高い21台まで上昇した。変動率を参照して自動的に資産配分を決めるリスクパリティ戦略をとるファンドなどの機械的な売りも巻き込んだとみられ、ダウ平均は719ドル安まで下げる場面があった。
 
セクター別では、公益事業や家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が下落した。
 
ナスダック総合株価指数は、269.916ポイント安の7647.024と3月下旬以来の安値で終えた。下落率は昨年12月4日以来ほぼ5カ月ぶりの大きさだった。フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、アルファベット(グーグル)のFANGがそろって大幅安となった。
 
米中の貿易摩擦の影響が大きいとの見方からインテルや画像処理半導体(GPU)のエヌビディアなど半導体関連銘柄も軒並み下落した。
 
NYダウ工業株30種(ドル)
25,324.99−617.38
S&P500種
2,811.87−69.53
ナスダック
7,647.024−269.916
NY金(ドル/トロイオンス)
1,301.80+14.40
NY原油(ドル/バレル)
60.92−0.12
円・ドル
109.22 - 109.23−0.42     


 

【シカゴ日本株先物概況】

シカゴ日経平均先物は大幅反落した。
6月物は前週末比685円安の2万0805円で引け、期近物終値ベースで今年2月以来、約3カ月ぶりの安値をつけた。
中国が13日に報復関税引き上げを発表し、米中貿易戦争の激化による世界景気の先行き警戒感が広がった。
 
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
20805 ( -365 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
20820 ( -350 )
( )は大阪取引所終値比







【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7163.68(-39.61)
FTSE100種総合株価指数は3日続落した。前週末の終値に比べ39.61ポイント安の7163.68で引けた。指数採用銘柄の約8割が値下がりした。
この日のFT指数はジリ安。午後に入って米中の貿易摩擦をめぐる懸念が強まると下げ幅を拡大し、3月下旬以来約1カ月半ぶり安値となる7150.89まで売られた。
中国経済との関連が強い鉱業株に売りが広がり、ほぼ全面安となった。
 
個別銘柄では、マイクロフォーカスなどソフト関連株も売られた。金融株も軒並み下落した。なかでも銀行株には欧州の長期金利低下を背景に利ざや縮小を意識した売りが出た。
携帯電話サービスのボーダフォン・グループは5.2%安と大幅安で引けた。減配発表が嫌気され、朝方から売りが優勢だった。
 
半面、原油相場の上昇を背景に石油株が全面高となった。景気動向に左右されにくいとされるディフェンシブ銘柄の公益事業株も堅調だった。
英ガス・電力大手セントリカは3.0%高、英送電大手ナショナル・グリッドは1.7%高、英給食サービス大手コンパス・グループは1.4%高と買われた。
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11876.65(-183.18)
ドイツ株式指数(DAX)は大幅反落した。終値は前週末と比べて183.18ポイント安の11876.65だった。
中国政府が米国製品に対する追加関税を引き上げるとの発表を受けて投資家心理が悪化し、売りが膨らんだ。輸出株を中心に構成銘柄の約9割が下落した
 
個別であ、米中の貿易摩擦に影響を受けやすい鉄鋼のティッセン・クルップが8%超安と急落したほか、半導体のインフィニオンテクノロジーズや自動車株が売られた。
半面、不動産のボノビアは上げた。
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 5262.57(-64.87)
 
 
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