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【大引け概況】
日経平均株価は、前日比508円24銭安の2万1382円62銭、東証株価指数(TOPIX)は33.72ポイント安の1731.97と、ともに3日ぶりに大幅反落した。
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前日のNYダウ平均が再び1000ドル超安となり、投資家心理が悪化した。日経平均株価も大幅反落で取引を開始した。午後は下げ渋る場面もあったが、連休前で買いも入りにくく下げ幅が大きく縮まることはなかった。
 
東証1部では好決算を発表した銘柄が買われたものの、物色に特徴はなくほぼ全面安の状態が続いた。「市場心理が弱くなってきており、株式のウエートを落とそうという投資家が多い」という。
 
市場では2月6日の場中に付けた2万1078円を維持したことを安堵する声もある。目先の警戒感は根強いが、株価の変動率上昇が相場を下落させた「VIXショック」はいったん和らぐとの指摘がある。
 
日経平均は週間で1891円(8.1%)下落した。下落率は16年2月8〜12日の週以来、2年ぶりの大きさ。下落幅は08年10月6〜10日の週以来、9年4カ月ぶりの大きさだった。
 
JPX日経インデックス400は大幅反落し、終値は前日比296.61ポイント安の1万5342.58だった。
 
東証1部の売買代金は、4兆17億円と高水準だった。売買高は21億3748万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1796、値上がりは244、変わらずは24だった。
 
個別銘柄では、18年3月期通期の連結営業利益の下方修正を発表した日産自動車が売られた。17年12月期の最終損益の赤字幅が拡大し、2年連続の赤字となった大塚家具も急反落。このほかに、国際石開帝石、JXTG、ファーストリテイリング、住友化学、信越化学工業、コマツ、ディー・エヌ・エー、DMG森精機、TBSホールディングス、タカラトミー、古河機械金属、ツガミも売られた。
 
半面、一眼レフカメラの好調などで18年3月期業績予想の上方修正を好感したニコンが買われ、18年3月期第3四半期累計(17年4月~12月)の最終利益が通期予想を超過達成した河合楽器製作所は大幅高となった。このほかに、ソフトバンクG、ネクソン、バンダイナムコホールディングス、武蔵精密工業は大幅高。資生堂、テルモ、SUBARUはプラス圏での推移となった。
 
東証2部指数は前日比147.46ポイント安の7149.12ポイントと3日ぶり反落。値上がり銘柄数は69、値下がり銘柄数は434となった。
 
個別ではフライトホールディングスが一時ストップ安と急落した。鉄人化計画、オーベクス、神島化学工業、昭和ホールディングス16銘柄は昨年来安値を更新。コンテック、ノザワ、大和自動車交通、神鋼鋼線工業が売られた。
 
一方、パシフィックネットが一時ストップ高と値を飛ばした。カワサキ、倉庫精練<3578>、川崎化成工業、MCJ、南陽など6銘柄は昨年来高値を更新。大興電子通信、アピックヤマダ、日本タングステン、ファステップス、サンコーが買われた。
 

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