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【大引け概況】
19日の日経平均株価は小幅に反落した。終値は、前日比33円77銭安の2万2868円だった。
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日経平均株価は一時2万2990円まで上昇する場面があったが、上値は限定的だった。
米株式市場で主要株価指数がそろって過去最高値を更新したことが朝方の買いにつながった。とはいえ、前日に大幅高しただけに利益確定売りが出やすく、一巡後は前日終値近辺での小幅なもみ合いが続いた。
 
外国為替市場で円相場が1ドル=112円台半ばで推移するなど円安・ドル高が進みにくくなっていることも、投資家心理に重荷となった。
国内年金から利益確定の売りが出た。リニア中央新幹線の建設工事をめぐる入札談合事件を嫌気し、ゼネコン株が急落したのも相場の重荷になった。
また、日銀の金融政策決定会合の開催を20〜21日に控え、売買を見送る投資家も多かった。
市場関係者は、「2万3000円の大台手前で何度も押し戻されており壁は厚い。売買代金が膨らまないことにはこの水準を抜けられそうにもない」との見方を示した。
 
JPX日経インデックス400は反落し、前日比15.59ポイント安の1万6086.39だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、2.72ポイント安の1815.18だった。
 
東証1部の売買代金は活況の2兆円台はキープしているものの、12月11日以来6営業日ぶりの低水準となった。東証1部の売買代金は概算で2兆3912億円。売買高は14億5899万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1265と全体の62%を占めた。値上がりは698、変わらずは91銘柄だった。
 
個別では、SUMCOが冴えず、キーエンスも売りに押された。大成建や大林組が売られた。携帯電話事業の競争激化の懸念から、KDDIは下げた。ダイキンも下落した。合併に不透明感の強まった出光興産と昭和シェルも下げた。ヤマシンフィルタも下落、ここ急騰していたモリテック スチールも大きく利食われた。
 
半面、全車種に電動型を導入すると発表したトヨタは堅調で、デンソーも買われた。英豪リオ・ティントが鉱山用無人トラックを増強すると伝わり、コマツは上昇した。海外投資家とみられる買いで浜ゴムやブリヂストンが上げた。
ファーストリテイリングも買い優勢だった。SGホールディングスが上昇、ソルクシーズがストップ高、愛眼も値を飛ばした。
 
東証2部株価指数は前日比4.17ポイント高の7177.15ポイントと3日ぶり反発した。値上がり銘柄数は197、値下がり銘柄数は264となった。
 
個別では、JESCOホールディングス、グローバルダイニングがストップ高。ファステップス、イサム塗料は一時ストップ高と値を飛ばした。第一カッター興業、北陸電話工事、カンロ、福留ハムなど21銘柄は年初来高値を更新。児玉化学工業、ユニバンス、カワタ、宮入バルブ製作所、タクミナが買われた。
一方、価値開発、神島化学工業、昭和ホールディングス、岡野バルブ製造など7銘柄が年初来安値を更新。杉村倉庫、エムジーホーム、ジェイ・エス・ビー、セブンシーズホールディングスが売られた。

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