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【大引け概況】
10日の日経平均株価は5営業日ぶりに反発し、前日比36円65銭高の2万3506円04銭で終えた。
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前日までの4日続落で約800円下落しており、相場の短期的な過熱感がほぼ解消したとの見方から、自律反発狙いの買いが先行した。日銀による上場投資信託(ETF)買いの観測も相場を支えた。
ファストリとユニファミマの上昇が目立ち、2銘柄合計で日経平均を約75円押し上げた。
 
日経平均は下落に転じる場面もあった。トランプ米大統領が9日、米国が9月に発動した中国への制裁関税に中国が報復した場合、残りすべての輸入品に追加関税を課すと改めて述べた。米中貿易摩擦が強まれば中国景気が減速するとの警戒感からファナックやコマツなど「中国関連銘柄」の下げが目立った。ソフトバンクが大幅下落したのも、指数の重荷となった。
 
市場からは「後場はいったん下を試しに行ったが、結果的に下値は堅かった。チャートの過熱感を冷ましつつ、日柄調整になるのではないか。現状水準なら、週末のSQ(特別清算指数)算出に伴う売買の影響も乏しいとみられる」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400も5日ぶりに反発した。終値は前日比20.26ポイント高の1万5637.94だった。
東証株価指数(TOPIX)も5日ぶりに小反発。2.74ポイント高の1763.86で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆6330億円と、東証のシステム障害が発生した9日より少なかった。売買高は13億4506万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1137、値下がりは894、変わらずは79だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は小売業、銀行業、医薬品が上昇し、情報・通信業、輸送用機器、電気機器は下落した。
 
個別では、三菱UFJや三井住友といったメガバンク株もしっかり。KDDIとNTTデータが上げ、テルモとトレンドが高い。キッコマンとアサヒも買われた。ユニファミマは「総合スーパー子会社ユニーの全株について、資本業務提携しているドンキHDのグループに売却する方向で最終調整に入った」と伝わり、上場来高値を更新。ドンキHDも大幅高となった。一部証券会社の目標株価引き上げが観測された東海カーボは7%高。好決算のネクステージや提携観測が伝わったエーアイテイーなども東証1部上昇率上位に顔を出した。
 
東証2部株価指数は前日比23.10ポイント高の7299.97ポイントと3日ぶり反発した。
出来高1億7770万株。値上がり銘柄数は226、値下がり銘柄数は209となった。
 
個別では、京進がストップ高。西菱電機、アルデプロは一時ストップ高と値を飛ばした。エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、インテリジェント ウェイブ、南陽、築地魚市場など5銘柄は年初来高値を更新。スマートバリュー、ニチリン、グローバルダイニング、クロスキャット、SECカーボンが買われた。
 
一方、ブルボン、アスモ、オーミケンシ、カネヨウ、トラストなど27銘柄が年初来安値を更新。小島鉄工所、野崎印刷紙業、ビート・ホールディングス・リミテッド、ナルミヤ・インターナショナル、岡本工作機械製作所が売られた。
 
 
 

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