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【大引け概況】
9日の日経平均株価は3日続伸した。前日比223円02銭高の2万0427円06銭で終えた。
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 朝方は、買いが先行した。米中貿易協議が進展するとの期待感から8日の米国株式が3営業日続伸したことを受けて、投資家心理が改善し広範囲に物色された。
時間外取引で米株価指数先物が堅調に推移し、中国・上海総合指数の上昇も支えとなった。上げ幅を拡大し、後場前半には一時2万494円35銭(前日比290円31銭高)まで上昇し、フシ目となる2万500円に接近する場面もあった。
 
米中両政府による次官級の貿易協議についてトランプ米大統領が進展を示唆したほか、交渉期間も当初の予定から延長しており協議進展への期待が高まった。トランプ大統領は日本時間午前の演説でメキシコとの「国境の壁」建設の必要性を強調したが、議会承認を得ずに建設を進めるための非常事態宣言を見送るなど一段と強硬な姿勢を示さなかったことも買い安心感につながった。
 
ただ、日経平均は週初からの3日間で約900円上昇したことで、上値では利益確定売りが出やすくなった。市場関係者は「午後は様子見気分が強くなった」と指摘。日経平均は大引けにかけて伸び悩んだ。
 
JPX日経インデックス400は3日続伸した。終値は前日比162.48ポイント高の1万3617.36だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、16.68ポイント高の1535.11で終えた。
 
東証1部の出来高は13億751万株、売買代金は2兆3104億円。騰落銘柄数は値上がり1202銘柄、値下がり861銘柄、変わらず65銘柄。
 
業種別株価指数(全33業種)では医薬品、パルプ・紙、精密機器の上昇が目立った。下落は、その他金融業、不動産業、証券・商品先物取引業など。
 
個別では、ソフトバンクグループが売買代金トップで堅調、ダイキンやエーザイ、リクルートが上昇した。任天堂、ファナック、東京エレクトロンも高い。ZOZOは物色人気となった。大日本住友製薬も高い。NCホールディングス、ネクステージがストップ高、JCRファーマも値を飛ばした。サムティが高く、エムスリーも商いを膨らませ大幅高。新明和工業、カネカも値を上げた。
 
 一方、ファストリやソフトバンク(SB)が下落。日本電産も冴えないアドテストや太陽誘電が安い。バンダイナムコホールディングスも値を下げた。Ubicomホールディングスが急落、低位株ではディー・エル・イー、田淵電機も利食われた。4℃ホールディングス、シュッピンも大きく下落した。

 
東証2部株価指数は前日比32.97ポイント高の6464.97ポイントと3日続伸した。
出来高5659万株。値上がり銘柄数は241、値下がり銘柄数は190となった。
 
個別では、DNAチップ研究所、デュアルタップがストップ高。エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、カワセコンピュータサプライは昨年来高値を更新。ショクブン、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、プレミアムウォーターホールディングス、川本産業、京進が買われた。
 
一方、ビットワングループ、図研エルミック、光陽社、ウ、サン電子、第一商品、夢の街創造委員会、ウルトラファブリックス・ホールディングスが売られた。

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