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【大引け概況】
18日の日経平均株価は6日ぶりに反落した。前日比187円85銭安の2万2090円12銭で取引を終了した。
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前日の米国株市場が上昇一服ムードとなったことで、これまで潜在していた利益確定の売り圧力が優勢となった。前日まで日経平均は5日続伸でこの間に株価水準を600円近く上昇させていたこともあり、その反動が出た格好だった。
 
アジアの株安や米株価指数先物の下げで投資家心理が悪化し大引けにかけて利益確定売りが増え、日経平均は下げ幅を200円あまりに広げる場面があった。
 
17日の米株式市場では、製薬のメルクや医療保険のユナイテッドヘルス・グループといったヘルスケア関連株が下落した。これを受けて東京株式市場でも、アステラスや中外薬などの医薬品株に売りが出た。
また、米半導体SOX指数による過去最高値更新が続くなか、朝高だったハイテク株の上値は重く、東エレクが大引けにかけて下げに転じるなど次第に売りが増えた。
 
市場では「タイミング待ちだった利益確定の売りが出た。一方、貸借取引で1日あたり1株につき1.2円の逆日歩がついたファーストリテには買戻しの動きが出て、逆行高を演じたようだ」との声が聞かれた。 
 
 JPX日経インデックス400は反落し、終値は前日比125.41ポイント安の1万4349.66だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、15.71ポイント安の1614.97で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆2288億円、売買高は11億8826万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1907と、全体の9割に迫った。値上がりは192、変わらずは42だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、医薬品、精密機器、パルプ・紙、金属製品の下落率が大きかった。上昇は輸送用機器、ゴム製品など。 
 
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)、任天堂などが安く、武田薬品工業、アステラス、第一三共、塩野義も値を下げた。2019年12月期の業績予想を下方修正するとキヤノンやソニーも下落した。かんぽ生命保険の下値模索が続き、JTも冴えない。ベクトル、メガチップスが大幅安、いちごの下げも目立った。ネオスが水準を切り下げ、千代田化工建設も利益確定売りが継続した。enishも安い。
 
半面、商いを伴いファーストリテイリング連日で上場来高値を更新した。楽天も堅調。キーエンスが高く、トヨタやスズキ、デンソーといった自動車関連株の上げが目立った。JVCケンウッド、TOKYO BASEが急伸、ウエルシアホールディングスも活況高となった。日亜鋼業、アイシン精機なども上昇した。
 
 
東証2部株価指数は4日ぶりに反落した。前日比11.27ポイント安の6882.17ポイントだった。出来高6664万株。値上がり銘柄数は132、値下がり銘柄数は287となった。
 
個別では、ビットワングループ、パス、古林紙工、イサム塗料、トーヨーアサノなど13銘柄が年初来安値を更新した。ピーエイ、ぷらっとホーム、アドテック プラズマ テクノロジー、理経、フライトホールディングスが売られた。
 
一方、アクロディアがストップ高となった。アルメディオ、菊水化学工業は一時ストップ高となった。ダイナックホールディングス、サトウ食品工業、カワサキ、昭和化学工業、岡本工作機械製作所など17銘柄は年初来高値を更新した。アイル、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、新内外綿、JMACS、アイスタディが買われた。
 
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