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【大引け概況】
22日の日経平均株価は反発し、前日比139円01銭高の2万1646円55銭で終えた。
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朝方は買いが先行した。買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値が抑えられ、前場には下げに転じる場面もみられた。

中国株の戻りの鈍さが意識されると、安川電など中国関連株に売りが集まった。
米中通商摩擦が長引き、世界経済が減速することへの懸念から、鉄鋼、機械など景気に業績が左右されやすい業種は買いが手控えられた。

一方で、小売りや建設といった内需株や景気動向に業績が左右されにくい医薬品株が買われた。

後場に入り「日銀によるETF(上場投資信託)買い観測が流れ、ポジション調整の買いを誘ったようだ」との声が聞かれ、上げ幅を取り戻す動きが強まった。

ただ、国内三連休や米感謝祭を控えた売り方の買い戻しなどもあり、大引けにかけて上げ幅を拡大したが、全般的に様子見ムードが強かった。

市場では「月末の米中首脳会談を控え、積極的に動きにくい」との声が多かった。海外勢の動きは乏しく、「個人投資家の売買が中心の、方向感に欠ける展開」となった。

JPX日経インデックス400も3日ぶりに反発した。終値は前日比120.72ポイント高の1万4420.76だった。
東証株価指数(TOPIX)も3日ぶり反発。13.07ポイント高の1628.96で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆810億円。売買高は12億162万株だった。売買断金は9月10日以来およそ2カ月半ぶりの低水準だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1451、値下がりは580、変わらずは81だった。
 

業種別株価指数(33業種)は、水産・農林業、陸運業、食料品など27業種が上昇、鉱業、海運業、鉄鋼など6業種が下落した。

個別では、任天堂、トヨタ自動車が買われ、訪日外国人客数の復調を受け資生堂が上伸。GMOペイメントが買いを集め、トリドールHDが大幅高となった。カカクコム、NTT、アンリツも物色人気となった。

半面、ファーストリテイリング、ソフトバンクが軟調。三菱UFJは北朝鮮の資金洗浄で捜査と報じられ軟調、アイロムが急落、ダブル・スコープ、ブイテクが下落した。

東証2部株価指数は前日比112.00ポイント安の7124.72ポイントと3日続落した。
出来高7374万株。値上がり銘柄数は260、値下がり銘柄数は177となった。 

個別では、カワニシホールディングス、三井金属エンジニアリング、バイク王&カンパニー、サイバーステップ、神島化学工業など25銘柄が年初来安値を更新した。 
グローバルダイニング、杉村倉庫、東芝、ラピーヌが売られた。

半面、サンユウ、省電舎ホールディングスがストップ高。東邦化学工業は一時ストップ高と値を飛ばした。FUJIKOH、ジョリーパスタは年初来高値を更新した。 
マルマエ、ベネフィット・ワン、フライトホールディングス、アイケイ、相模ゴム工業が買われた。

 
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