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【大引け概況】
6日の日経平均株価は小幅に反発し、前日比29円61銭高の2万0874円06銭で終えた。
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前日の米株市場で高級衣料や化粧品といった中国関連銘柄が買われた流れを引き継いだ。資生堂など訪日外国人(インバウンド)関連に連想買いが膨らんだ。
 
後場は、個人投資家投資家の売りも多く伸び悩んだ。一般教書演説は無事通過したが、材料に欠き物色意欲が鈍った。終盤には2万860円99銭(同16円54銭高)まで上げ幅を縮める場面があった。

好業績が確認されれば上値を試すきっかけになると注目されたトヨタの連結決算は、今期の純利益予想が下方修正され、肩透かしに終わった。堅調な業績に押し上げられた株高への期待が薄れ、「日経平均の上値は一段と重くなる」との声が上がっていた。
 
市場からは「日経平均2万1000円を前に押し戻され、2日連続の陰線となり、上値の重さが改めて意識される。ただ、売りを仕掛けても追随する動きにはならず下値も堅い。要はきっかけさえあれば、突破できる状況だ」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は3日続伸し、終値は前日比3.54ポイント高の1万4056.70だった。東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反落し、0.75ポイント安の1582.13で終えた
 
東証1部の出来高は12億5015万株、売買代金は2兆2858億円。騰落銘柄数は値上がり936銘柄、値下がり1106銘柄、変わらず85銘柄。
 

業種別株価指数(33業種)は海運業、精密機器、不動産業が上昇し、その他製品、ゴム製品、輸送用機器が下落した。
 
個別では、日経平均寄与度の大きいソフトバンクGやファーストリテがしっかり。武田も2%超高と堅調だった。資生堂は米エスティローダーの好決算を受けて4%超上昇した。花王やファストリ、コマツが高い。
決算発表銘柄ではSUMCOが売り買い交錯しつつも終値でプラスとなり、協和キリンは事業構造改革が好感されて6%近く上昇、ヤマハや森永乳は急伸した。
 
一方、業績下方修正のセガサミーHDが東証1部下落率トップとなった。
ソニーが昨年来安値を更新し、任天堂も大幅安。ZOZOや伊藤忠も下げた。トヨタ自動車は取引時間中の決算発表を受け売りに押された。
NTTデータも下落した。ゼンショーホールディングス、ニチレイ、カルビーなども安い。

 
東証2部株価指数は前日比1.09ポイント高の6751.09ポイントと3日続伸した。
出来高4063万株。値上がり銘柄数は241、値下がり銘柄数は169となった。
 
個別では、スガイ化学工業、RVHがストップ高。インスペック、英和は昨年来高値を更新。青山財産ネットワークス、パーカーコーポレーション、技研ホールディングス、ウイルコホールディングス、C&Gシステムズが買われた。
 
一方、小島鉄工所が昨年来安値を更新。サイオス、サンテック、大興電子通信、東邦化学工業、情報企画が売られた。
 
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