放っておくと危険、40〜50代!男性更年期障害
厚生労働省が発表している更年期障害患者数は15万人以上、通院以外を含めると100万人近いそうです。

更年期障害の話題では、アステラス製薬<4503>がベルギーの創薬ベンチャー、オゲダを買収すると発表がありました。
買収金額は最大で8億ユーロ(約950億円)。オゲダは更年期障害によるほてりを治療する薬の開発を進めています。オゲダは更年期障害により異常な発汗、ほてりが起きる「血管運動神経症状」の治療薬開発を進めています。発売すれば世界初で、主流のホルモン治療に代わる選択肢として期待されています。

バイオ関連では世界的な新薬不足のなかで創薬ベンチャーの存在感が高まっており、メガファーマ主導の連携で業績面でも黒字化して収益成長を遂げる銘柄が増えています。

銘柄もiPS細胞を軸とした再生医療、遺伝子に直接作用する核酸医薬 、がん免疫療法分野など物色テーマも色分けされています。

アンジェスMG<4563>HGF遺伝子治療薬は、血管が詰まり血流が悪くなっている虚血性疾患に対し「血管を新生する」というこれまでにない作用を有する治療薬になる可能性があります

また、キナーゼ阻害薬のカルナバイオサイエンス <4572> や新薬「HF10」に期待が高まるタカラバイオ <4974> 、細胞医薬品の開発で先駆し脳神経系疾患の治療薬を手掛けるサンバイオ <4592> などは株価大変貌の可能性を内包していると思われます。

さて、40代を境に急増している男性の更年期障害ですが、高齢男性における男性ホルモンの欠乏は心血管疾患の危険因子となることが明らかになっています。
さらに、血液中のテストステロンの減少が高齢男性の脳梗塞と関係することが報告されています。

「更年期障害」と聞くと、女性の症状をイメージする方が多いかもしれません。日本では、約1200万人の女性が更年期を迎えています。
しかし最近では、男性にも更年期があると言われています。

更年期障害とは、ホルモンバランスの乱れが原因の身体的・精神的不調であり、自律神経失調症の一つです。

男性の更年期障害が増えた理由のひとつに、社会における「おじさん」の役割が低下したことがあるのではないかと考えます。

50歳代は、身体的な機能が徐々に低下してきています。

女性は、更年期前後のホルモンバランスの変化によって体調不良、更年期障害が起こりやすくなり、職場や家庭で周囲の理解や対応が必要になるケースも生じます。

早い人は40歳代後半から症状が出る人もいますが、およそ10年の個人差があるといわれています。
男性は女性ほど顕著に現れることはないようですが、女性よりおよそ10年遅く、更年期障害が現れる人もいます。
これまで自分の健康を過信していた人も、事前のチェックが大事です。

一般的に言われている更年期障害の症状は、
● 全身がだるい、疲労感が抜けない
● 顔がほてる、腰や手足が冷えやすい、息切れ・動悸がする
● 食欲がなくなる、または、極端に食欲が増加した
● 怒りやすくイライラする
● 憂うつな気分が続く
● 何かを決断することが難しくなった
● 寝つきがわるい、眠りが浅い
● 性機能減退、性欲の低下   など

以上の症状がある方は要注意かもしれません。

男性更年期障害は、男性ホルモン(テストステロン)の減少が原因と言われています。
男性ホルモン(テストステロン)は、やる気や筋肉の機能とも密接な関係があり、日常生活に大きな影響を及ぼします。さらに、近年の研究で、男性ホルモン量の低下はうつ病やメタボ、心臓病や脳血管疾患、骨粗鬆症、認知症とも関連があることがわかっています。

男性ホルモンの分泌量のピークは20代から30代で、その後年をとるにつれて減少していきます。
もちろん男性ホルモンの分泌量には個人差があります。

主要因は、加齢とストレス だといわれており、発症しやすい性格の人は神経質・真面目・几帳面・責任感がある方に多いそうです。

こうしたストレスは、イライラを誘発させるだけでなく先に挙げたテストステロンの減少により、ホルモンバランスを乱してしまうので注意が必要です。

発見&対処法は?
健康診断の機会を逃さないようにして下さい。
会社員の方は、職場や一般では市区町村等での健康診断を定期的に受け、高血圧や生活習慣病と診断されたときは早い段階で治療を受けることが出来るので逃さないよう受診しましょう。(無料検診もあります)

女性の更年期障害は更年期を終える頃には自然に落ち着いていることもあります。

しかし、男性となると話は別です。
更年期障害の症状を自覚した場合は、まずは病院での受診をオススメします。
病院の医師と更年期障害の治療方針について良く相談の上、治療をして下さい。

参考までに挙げると、精力的な症状に不調を感じる場合には泌尿器科、だるさや頭痛、めまいなど身体的な不調を感じる場合には内科、もしくは泌尿器科に行くと良いとされています。

更年期障害の治療法としては、現在のところ、ホルモン注射によるホルモン補充療法が一般的だといわれています。
しかし、人によっては生活習慣の見直し(お酒やタバコを控える、運動をする)をすることで症状の改善が見られる方もいます。

更年期障害にならないためにできること
男性の場合でも女性の予防法と重なる部分は多いですが、更年期障害にならないためには生活習慣の改善、食事に気を遣うことが重要です。

□食事面では、栄養のバランスに気をつけましょう。
・自分の標準体重とウエストサイズを知り、カロリーの摂り過ぎによる肥満に気をつける。
・1日3食、バランスよく食べ、不足栄養分は、サプリメントで補うこと。
・ゆっくり時間をかけることにより、よく噛んで食べる習慣を身に着けましょう。
・1日1食は赤身や青背の魚を食べる。
・毎食、野菜は食べる。特に緑や赤い野菜を。
・・脂肪や油の多い料理を控える。
・魚や肉、豆料理などのタンパク質の主菜は必ず摂り、ご飯は控えめに。
・中性脂肪値を上げるお酒は控えめに。
・減塩を心がける。

□休養とストレス解消に気を配るために
・十分な睡眠をとる。
・スポーツや趣味を持つことでストレスを発散する。
・体を動かすことで疲労感が増し熟睡できます。
また、自分に合ったリフレッシュ法を見つけて下さい。

更年期障害になると仕事に支障をきたすだけでなく、日常生活や夫婦間の問題にも発展する可能性があるかもしれません。
50歳代は自身の健康・親の介護などを経験することで、健康が如何に重要であるかを再認識させられる時期です。
治療法があるとはいえ更年期障害を予防できるのであれば、それが一番です。

サプリメント関連銘柄
健康志向の高まりとともに現代人に不足しがちなビタミンやミネラルなどの栄養素の補給を助け、時流を反映して健康食品とともに侮れない成長市場を形成しています。

[2372] アイロムグループ
[2590] ダイドーグループホールディングス
[2613] J- オイルミルズ
[2802] 味の素
[2811] カゴメ
[2902] 太陽化学
[2927] AFC-HDアムスライフサイエンス
[2929] ファーマフーズ
[3391] ツルハホールディングス
[3569] セーレン
[4118] カネカ
[4527] ロート製薬
[4901] 富士フイルムホールディングス
[4921] ファンケル
[7956] ピジョン

アンチエイジングが必要なのは「男性」だ
人気の毎日コラム アクセスランキング
【1位】
血液型でわかる!女性の性格チェック【AB型】
【2位】
血液型でわかる!女性の性格チェック【B型】
【3位】
女性の胸で最も魅力を感じるのは・・○乳?

マイページ登録

マイページ登録で簡単アクセス!

ビジネス 健康 生活
マネー 株主優待 ふるさと納税
株式基礎講座 確定申告 NISA


企業TOPとのインタビュー動画など盛りだくさん


きらりとひかる 上場企業のなでしこたち

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

下記のブラウザでご利用いただけます。
Android
Chrome、ファミリーブラウザ for docomo、あんしんフィルター for docomo
iOS
Safari、あんしんフィルター for docomo
※ブラウザのバージョンによってご利用できない場合がございます。