【話題】ネット予約でのトラブル急増!
春休みまっただ中の3月27日、大手格安旅行会社「てるみくらぶ」の突然の倒産が報じられた。
卒業旅行や、家族旅行予定者など、全国で被害は9万人、100億円近くにのぼった。

海外渡航中の顧客に対して、社長自ら「旅行中の方は自力で帰って来て」と話す、被害者の会が結成されるなど、4月に入っても収まる様子はない。

ネット旅行予約でのトラブルが急増している
昨今のインターネットの普及で、全体の半数近くがインターネット経由で旅行予約や航空券手配が行なわれているそうだ。 比例するように、国民生活センターに寄せられたインターネット経由での旅行トラブル相談件数は、2011年は836件だったのが、2015年には1669件と約2倍に急増した。

画像出典:国民生活センター 旅行に関するトラブルの相談件数より

ネット経由以外は横ばいでの推移なので、ネット予約でのトラブルが増えているといえる状況である。

【トラブル例】

画像出典:消費者庁

特に海外旅行サイトでは、トラブルが発生した際に日本語でコミュニケーションがとれないケースがあるほか、 予約画面は日本語表示されているにもかかわらず、コールセンターでは日本語対応がされないなど海外旅行サイトならではのトラブルが多い状況である。

トラブル防止の為に、観光庁が2015年に「オンライン旅行取引の表示等に関するガイドライン」を策定している。 法人の名称、住所、代表者などの明記、問い合わせ先の明確化、契約条件に関する事項、契約内容確認画面等などがあるが、それだけでは追いついていないのが実情だ。

株式市場では、旅行サイトの新規上場が話題に
そんな中、円高傾向やサーチャージ撤廃(2016年4月〜2017年1月末まで)の追い風もあり旅行関係全体が活況となっている。

4月18日に新規上場した旅行代理店 旅工房 [6548]が、公募価格1,370円に対し、初値3,750円(+173.7%)、4月20日終値4,840円と注目を集めた。

チャート出典:ストックウエザー株式会社

上場企業であれば信頼性は格段に上がり、前途のてるみくらぶの件もあり追い風になりそうだ。
社長がインタビューで答えた「4年後に売り上げ5倍、1000億円を目指す」という言葉は心づよい。

慣れない旅行であるならば、信用のある大手を利用するのが無難であろうか

トラブルに遭わないためのチェックポイント
・サイト運営事業者の基本情報を確認する
・顧客対応窓口の情報を確認する
・契約条件や予約内容(日程等)を確認する
・契約条件や予約内容(日程等)を確認する
・予約内容をすぐに確認する
・予約内容が確認できる画面等の写しを保管する

を消費者庁は呼びかけています。

せっかくの楽しい旅行が台無しにならない為にも、自己防衛をしっかり行なっていきたいですね。

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