マダニ感染激増 最多の勢い秋も警戒
ここ数年、ダニにかまれて死亡する方がいるとの情報を聞くようになりました。
各地でマダニによる感染症の被害が相次いでいます。

厚生労働省は、西日本在住の女性が、弱った猫を保護しようとして噛まれ、マダニが媒介する感染症を発症して亡くなっていたと発表しています。
「マダニ」が原因で被害が増加しているのが、感染症「SFTS」(重症熱性血小板減少症候群)です。

「マダニ」の一種、フタトゲチマダニなどがもたらすダニ媒介性感染症のひとつで、感染すると6日〜2週間の潜伏期を経て、発熱、嘔吐、下痢、頭痛、筋肉痛といったインフルエンザに似た症状を起こし、重篤な場合は死に至るそうです。

食品等に発生するコナダニ、衣類や寝具に発生するヒョウヒダニなど、家庭内に生息するダニとでは全く種類が異なります。
また、植物の害虫であるハダニ類とも異なります。
日本では、18種類のマダニがいるそうですが、体長は、3〜4mm 固い外皮に覆われています。

「マダニ」は、人間以外に犬や猫などの動物の血を吸い、人間が動物を介してこの病気に感染し、死亡した例は世界で初めてだといいます。

感染症「SFTS」(重症熱性血小板減少症候群)は、2013年に国内で初めて死亡例が報告されて以降、266人がこの病気に感染し、今年の発症報告数は20日時点で今年66人となり、統計がある5年間で最多となるなど猛威をふるっています。

ただ、動物を媒介して人への感染が確認されたのは今回が初めてで、野良猫が感染源となる可能性自体は低いようです。

株式市場でも、農薬専業のアグロ カネショウ<4955>は、戻り高値を更新しています。

チャート出典:ストックウエザー株式会社

大型のダニ「マダニ」が原因とみられる疾患について、NHKテレビ番組「クローズアップ現代」が「命を奪うマダニ感染症」と伝え、同社の殺ダニ剤「テデオン乳剤」などがクローズアップされているようです。

また、「ヤブ蚊マダニジェット」のアース製薬<4985>も注目されています。

アース製薬HPより

「ヤブ蚊バリア」、屋内の駆除では「フマキラーAダブルジェットプレミア」のフマキラー<4998>、防虫忌避素材などのニックス<4243>も堅調に推移しています。

専門家によると、生息数が拡大している恐れがあり、「マダニ」を運ぶ野生動物の分布拡大が関連しているとの見方があります。
「マダニ」の活動が活発な時期は秋まで続き、農作業など屋外での活動に注意が必要です。

株価材料としては、「ヒアリ」問題が世間をにぎわせたときに似た一過性の動きになる可能性が高いとの見方もありますが、こういった材料は折に触れて蒸し返されることがあるため、関連銘柄をチェックする必要があります。

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