コインチェックの巨額流出 ヤバいよ〜
仮想通貨の取引所であるコインチェックがサイバー攻撃を受け、多額の仮想通貨「NEM(ネム・XEM)」の不正流出が明らかとなった。

不正に外部へ送金されたのだ。総額5億2300万XEM(NEMの単位)。同社が異常を検知した時点の相場でおよそ580億円相当、被害に遭ったNEM保有者の数はおよそ26万人。

金融庁による処分の検討など、ネットニュースでは速報が流れ、NHKや一般紙も事件を報じている。

今回の流出騒動で、セキュリティの甘さや財務の不透明性も浮上している。
仮想通貨取引所が抱える「問題点」がくっきりと浮かび上がっている状況だ。
完全な確認はとれていないが、サイバー攻撃による被害である可能性が高いとされる。
この流出騒動で、株式市場は、サイバーセキュリティ関連銘柄が注目を浴びている。
サイバーセキュリティ関連銘柄のセキュアヴェイル<3042>、テリロジー<3356>、FFRI<3692>などが急伸した。

セキュアヴェイル<3042>は、ログ(使用履歴)分析サービスに特化したセキュリティ会社。主力は「NetStare」。ログ(使用履歴)分析やセキュリティ運用監視に強みがある。

チャート出典:ストックウェザー株式会社

テリロジー<3356>は、ブロックチェーン技術を活用した、より高度なセキュリティ製品の提案活動などを行っている。

チャート出典:ストックウェザー株式会社

FFRI<3692>は、サイバーセキュリティ製品の研究開発や販売を手掛ける。ウイルス検知技術に強みがある。

チャート出典:ストックウェザー株式会社

他では、アドソル日進<3837>、セグエグループ<3968>、トレンドマイクロ<4704>、インテリジェント ウェイブ<4847>、アイビーシー<3920>、アークン<3927>などが挙げられる。

金融庁は、国内で仮想通貨を扱う取引所の全運営会社にシステムの再点検などを求めたと報じられており、改めて情報セキュリティに対する重要度が認識されるだろう。
コインチェック問題の限らず、世界的にサイバー攻撃に対する警戒が強まるなか、国を挙げてサイバー攻撃対応への取り組みが加速する方向にあり、関連株も折に触れて注目されそうだ。

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