最前線 日本のeスポーツ変化の兆し
最近はあちこちで「eスポーツ(e-sports)」という言葉を目にするようになった。

eスポーツをご存知だろうか。
『eスポーツとは』
「eスポーツ(e-sports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。

競技人口は1億人を突破し、2017年末には2億人に到達すると言われている。
海外ではプロ化が進み、年収1億円超えのゲーマーたちがゴロゴロいるとの話しだ。

人気タイトル「League of Legends」の月間アクティブユーザー数は1億人を超えた。その世界大会はネット配信とテレビ放送が行われ、累計で3億3400万回以上もその激闘が視聴されている。

昨年8月にアメリカのシアトルで開催された「DOTA2」の世界大会は、なんと賞金総額が約27億円。ちなみに世界最高峰のゴルフツアー「全米オープン」の2倍以上になる。

また、「DOTA2」といった人気ゲーム・トーナメントの視聴者数は、2014年の時点でNBAファイナルやBCSナショナル・チャンピオンシップ・ゲームを超えていたというから驚きだ。
日本は、世界的に有名なゲームメーカーが多数存在しているが、残念なことに、eスポーツに関しては後進国。第一のハードルは賞金だろう。

景品表示法によって賞金の上限が10万円と定められている(消費者庁サイトより )=高額賞金がだせないため、大会を開催しても盛りあがりに欠けるという。
CyberZ調査では、eスポーツの認知率は、約26%、10代・20代男性は約半数が認知しているといった結果。
2015年頃より10代〜20代の若年層のユーザーを中心に急速に普及しているという。

日本のeスポーツ環境にも、ようやく変化の兆しが見え始めている。
2月1日、日本におけるeスポーツ産業の普及ならびにプロゲーマーの社会的地位向上に向け、一般社団法人 日本eスポーツ連合(Japan esports Union:略称JeSU)の設立が発表された。東京オリンピックに向けて日本のeスポーツをアピールし、将来はオリンピックの公式種目にすることを目指している。

2022年のアジア競技大会でもeスポーツが公式種目に選出され、今回の設立はまさに時流にのる形といえるが、昨年11月、隣国・台湾でも先だって運動産業発展条例の一部改正案が可決し、eスポーツが新しいスポーツ産業として定義されている。
eスポーツは、2020年に世界で5億人のオーディエンス規模になると見られている。

市場調査会社Newzooによる最新レポートによると、世界のeスポーツの市場規模は2015年の3億2500万米ドルから43%増加して2016年には4億6300万米ドルに達するとみられる。2019年までには11億米ドル規模に成長すると予想されている。

ゲームは自分がプレイするものから他のメジャースポーツのように観戦を楽しむものへと裾野が着実に広がっている。
eスポーツはゲーム産業の中でも注目される成長産業分野になるだろう。

主なeスポーツ関連
コード 銘柄名 内容
2121ミクシィ「モンスターストライク」でeスポーツ大会を開催
3659ネクソンeスポーツの本場、韓国発祥の企業。連結子会社であるNEXON Koreaはeスポーツ事業強化を目的とし、eスポーツ番組の放送会社であるLoud Communicationsと資本・業務提携契約を締結している。
3911Aiming2015年にeスポーツ プロチーム「DeToNator」のメインスポンサーに就任。既に世界ではメジャーとなっているeスポーツを日本でも発展させようと、上場会社としては早々にeスポーツ市場への参入を決断。プロチームのスポンサーとしてeスポーツ市場の発展に力を尽くすと共に、同社自体でもeスポーツ競技となるようなゲームの開発を進めている。
3765ガンホー「パズドラ」のeスポーツ大会を「アマチュア」「プロ・アマ混成」「プロ」の3段階に分けて開催。12年2月に配信を始めたパズドラは7年目を迎える。人気が高まるeスポーツを活用し、ファン拡大を目指す。
3664モブキャストeスポーツへの本格参入を決断し、プロゲーマーチーム"Team mobcast"を発足。世界で4000万人以上がプレイしているデジタル戦略カードゲーム「ハースストーン」の世界大会で優勝を目指す。同社開発のゲームにおいても将来的にはe;スポーツを開催できるような環境作りに取り組む。
3760ケイブ同社開発のシューティングゲームアプリ「怒首領蜂一面番長」にて、カヤックが運営するカジュアルeスポーツサービス「RANKERS」に参加。
3904カヤックスマートフォンゲームアプリ向け賞金付き大会サービス「RANKERS(ランカーズ)」の提供を行う。esports大会の企画、運営を行っているウェルプレイドを特定子会社に
4751サイバーエージェントサイバーエージェント子会社である株式会社CyberZは、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社と、2017年3月より同社が運営するeスポーツイベント「RAGE(レイジ)」において協業を開始することを発表。「RAGE」は2015年よりスタートしたeスポーツイベントで、「Vainglory(ベイングローリー)」、「ストリートファイターV」、「Shadowverse(シャドウバース)」といったゲームタイトルを採用している。3タイトルの1つである「Shadowverse」は同じくサイバーエージェント子会社のCygames(サイゲームス)より配信されており、eスポーツイベントの運営だけでなく、eスポーツ向けゲームタイトルの開発にも力を入れている。
7832バンダイナムコHD大人気家庭用ゲーム「鉄拳7」を中心に欧米でも人気を博している。同タイトルはEVO Japan 2018のメイン種目にも選定されている。
7974任天堂大人気タイトル「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」がEVO Japan 2018のメイン種目として選定されている。
9684スクウェア・エニックスアーケードゲーム「ガンスリンガー ストラトスシリーズ」において、これまでもeスポーツイベントの開催実績がある。また、eスポーツ観戦を楽しむ場としてシアターカフェ&ダイニング「STORIA(ストーリア)」を池袋にオープン。eスポーツ文化の発展にも力を入れる。
9468カドカワniconicoを運営するドワンゴ(カドカワ)は幕張メッセにてゲームに特化したイベント「闘会議」を年1で開催している。賞金付きのゲーム大会が行われており、eスポーツイベントそのものとなっている。自社の動画配信事業でもeスポーツ観戦は伸びしろの大きいコンテンツとして力を入れている。
9766コナミHDeスポーツへの取り組み強化の一環として、賞金付きの『ウイニングイレブン 2017』eスポーツ大会の開催を決定。同社ゲームはウイニングイレブンなどのように、世界中にヘビーユーザーを抱え「スーパーボンバーマンR」や「遊戯王 デュエルリンクス」「実況パワフルプロ野球」などeスポーツに対応したタイトルが多い。
9697カプコン人気ゲーム「ストリートファイターV」の国内eスポーツリーグ「RAGEリーグ for ストリートファイターV」を株式会社CyberZの主催により発足すると発表。「ストリートファイター」シリーズは世界中でプレイされており、海外では総称金額5000万円以上となる大規模なeスポーツイベントも開催されている。

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