株式暴落 投資家心理は微妙なものだ
米国の長期金利の急上昇をきっかけにマネーの流れが急変した。
世界各国の市場で「リスクオフ」の流れとなり、国内株式市場にも波及して下落につながっている。

株式市場は「適温相場」と言われていたが、今や冬将軍と同じ「極寒」が走っている状態だ。
「アメリカがくしゃみをすれば、日本が風邪をひく」と長年いわれてきた。

さて、このような株式相場、「安く買って高く売る」のが投資の大原則、ならば安いうちが「仕込み時」というわけだが・・・

投資家心理とは微妙なものだ。
夕暮れ時のデパチカ。「50円引き」、「100円引き」、あるいは「半額」という赤い札。
生鮮食品売り場でよく見かける風景だろう。
例えば、5000円の毛蟹が「半値」になるとあっという間になくなる。

この消費者心理はおそらく古今東西共通のもの。
「消費者は安くなると品物を買うもの」。自分の心理と照らし合わせても間違ってはいない。

ところが株式投資家という消費者心理あるいは投資家心理というのはこれと全く異なる。
「明日からは値段が上がるよ」。
「売り切れになるともう入荷はありません」。
この言葉がかなり好きだ。上がらなければ買う気にならないという不思議な心理はこの世界特有だ。

もっとも消費者心理は「下がっても買うし、上がっても買う」というたくましさ。
普通の消費者心理で相場を考えれば簡単だと思う。
報道では、VIX(恐怖)指数の不正操作。
不正な市場操作が続いていると匿名の金融関係者が米証券取引委員会などに告発。

金融取引業規制機構がVIX先物価格捜査の有無について調査に乗り出すという。
VIXの不正操作については、2017年からの指摘されている。

話題になれば乗り出す規制機関というのも古今東西一緒。
というか、ロンドン銀行間金利でさえやり玉にあがったのだから「むべかるかな」の感。
目先は、円高懸念が増しているが、足元の国内企業業績は好調だ。

少なくとも、需給面からみた日本株の値幅調整は大枠では終わり、日柄調整(相場が上下動したあと、次の相場に移行するまで一定の日数を必要とすること)の局面へと移行しつつあると考える。

さて、投資家の投資マインドはどうなのか。

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