乳酸菌の可能性、期待広がる
毎月23日は「乳酸菌の日」
「2」と「3」の語呂合わせで「乳酸(にゅうさん)」とし、体に良い乳酸菌を活用した商品をアピールする日として、毎月23日と2月3日をカゴメ株式会社が「乳酸菌の日」に制定しました。

乳酸菌は、微生物に属する細菌の一種であることはご存知の通りです。
私たちが日頃よく口にする“微生物”という言葉は、顕微鏡の助けを借りなければ肉眼で見えないような微小な生物に与えられた総称です。
細菌、酵母、かび(糸状菌)、微細藻類、原虫などはすべて微生物に属します。また、ウイルスも便宜的に微生物の仲間として取扱われています。

3月に入り、スギ花粉が飛び始めた。気象予報会社の予想によると、東日本や西日本では今後3月中・下旬まで、北陸や東北などでは3月中旬から4月中旬までがスギ花粉の飛散量のピークという。
花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎の対策として根強く行われているのが「食の民間療法」です。「ヨーグルトが効く」とか「甜茶がよい」など、巷ではさまざまな飲食物が話題になり、試されています。
ヨーグルトの成分として知られる乳酸菌の特定の株では、人での症状緩和の効果が認められるといった研究結果もあり、効果を否定できない側面もあるようです。

(株)インテージホールディングスの「健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ市場実態把握レポート2017年度版」によると、健康を意識して食べている食品については、
1位「納豆」(39%)
2位「ヨーグルト」(36%)
3位「牛乳」(32%)
4位「豆腐類」(28%)
5位「オリーブオイル」(同率26%)
5位「緑茶・日本茶」(同率26%)
の順に。

他にも7位に「乳酸菌飲料」「食酢・調理酢」(同率24%)、11位に「チーズ」(21%)がランクインするなど、発酵系の日配品を意識して摂っている人が多いことがわかります。
男女別では、女性の方が健康や美容を意識してさまざまな食品・飲料を摂っており、中でも50代以上の年代で利用率が高くなっています。

ヨーグルトなどの乳酸菌関連銘柄では、森永乳業(2264)、江崎グリコ(2206)、明治ホールディングス(2269)などです。

飲料メーカーでは、キリンホールディングス(2503)は小岩井乳業と共同研究したプラズマ乳酸菌を使ったヨーグルトや飲料を展開、アサヒグループホールディングス(2502)からは、『おいしい水プラス「カルピス」の乳酸菌』が人気になっています。

醤油最大手のキッコーマン(2801)は、産業技術総合研究所(産総研)と共同研究を行うなか、健康増進のために免疫機能を活性化する技術の開発を目指し、発酵食品由来の乳酸菌や食品成分の機能性に着目、この中で、キッコーマンはぬか床から分離した乳酸菌 K15が、高い免疫活性化能を持つことを見出しています。
乳酸菌K15を12週間摂取することで、ヒトの唾液中の分泌型IgA濃度が有意に上昇することが示され、今後、感染抵抗性の増強などへの乳酸菌K15の活用が期待されます。

チャート出典:ストックウェザー株式会社

最近の乳酸菌ブームで増産が続いており、ロッテのチョコレート菓子「乳酸菌ショコラ」は、乳酸菌をチョコレートで包み込むことで、乳酸菌を生きたまま腸に届けることができるという画期的な商品です。

画像出典:amazonより

乳酸菌は謎の多い生き物です。食べても太らないスイーツや、乳酸菌由来の難病治療薬が近い将来誕生するかもしれません。乳酸菌関連に目が離せないでしょう。

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