株式投資するなら覚えておきたい指標の種類
企業の安全性を図る財務指標として
自己資本比率(株主資本比率)
株式投資指標とは、企業の株価水準を分析するツールの一つです。業績や資産状況などにより現在の株価と比較することでその会社の株価水準が割高であるのか割安であるのかを判断します。ここでは、財務指標についてそれぞれの指標の意味と分析の方法、計算の方法までを分かりやすく説明していきます。
株式投資をする上で参考にしたい指標、安全性をチェックするのによく出てくるのが
自己資本比率(株主資本比率)
です。 算出方法は簡単ですが安全性を見る上ではとても有効な指標の一つです。
株主資本比率ってなぁに?
株主資本比率とは、経営の安定度を表す指標
株主資本比率は、株主資本を総資産で除した数値で、財務の安定性を測る指標の一つです。
株主資本は、株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成されており、負債とは異なり、返済・支払を要しない資金であるため、総資産(負債+株主資本)に占める株主資本の割合を計算し、その比率が高いほど財務の安定性が高いと言われています。
●株主資本比率(自己資本比率)
株主資本比率(%) = 株主資本 / 総資本 × 100
株主資本は貸借対照表の資本の部の合計
総資本は貸借対照表の資本の部と負債の部の合計
単純に比率の高い方が安全であると考えても問題ないでしょう。
チェックポイント
自己資本比率が高い
→ 安定した企業
自己資本比率が低い
→ 不安定な企業(負債が多い)
株主資本を超える赤字の状況を債務超過と呼びます。
危険信号です・・・
資本の部がマイナスになっているはずです。
株主資本は資本金、資本剰余金、利益剰余金などのことで負債とは違い返済の義務がありません。
負債にあまり頼らず経営できるって事はそれだけでも十分魅力です。
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