櫻井英明の稼足銘柄
エンカレッジ・テクノロジ(3682)東証マザーズ
■株式データ
株価1,698円(11月16日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約117億円
 
■会社概要
情報管理者向けセキュリティソフトの開発、販売と保守サービス。顧客に金融大手多数。
情報システムセキュリティ会社。主力の情報漏洩対策ソフト「ESS REC」は、システム管理者が行った操作内容を記録し、システムトラブルや情報漏洩の原因究明に役立つ。2004年のリリース以来、大手企業・金融機関中心に導入され、システム証跡監査ツール市場で圧倒的なシェアを誇る。マイナンバー関連等にも注力。
 
■業績動向
11月6日に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の3億8500万円に急拡大し、通期計画の4億6000万円に対する進捗率は83.7%に達し、5年平均の41.0%も上回った。

会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比70.7%減の7500万円に大きく落ち込む計算になる。

直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の2億3500万円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の20.8%→36.0%に急上昇した。
 
■ポイント
システム管理者向けソフトや保守サービスを展開し、時代の要請であるセキュリティー対策で優位性を発揮する。
内外のセキュリティー脅威から重要システムを守る特権ID管理ソフトウエア「ESS AdminControl」最新バージョン1.6の販売を8月末から開始しており、業績への寄与が期待される。
 
ESS AdminControlは申請・承認ベースの貸与、ログ収集・申請との突合による不正使用検出、定期パスワード変更などの管理を自動化・省力化するソフトウエアで、金融機関や情報通信業界向けなどをはじめ多くの採用実績がある。

■チャート

 
 
サインポスト(3996)東証マザーズ
■株式データ
株価4,465円(11月16日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約457億円
 
■会社概要
ICT技術を活用したシステムコンサルティング事業やソリューション事業などを手掛ける。
金融機関向けを強みとし顧客の課題解決のための、情報化戦略・システム化構想からベンダー発注への企画や開発運用等の実行支援を行う。人工知能AIを利用した自社開発の物体自動認識技術や、文字読取り技術の開発に期待。
 
■業績動向
10月12日に決算を発表。19年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比21.3%増の1.6億円に伸び、通期計画の3.9億円に対する進捗率は前年同期の38.1%を上回る41.5%に達した。
 
会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づく試算では、9-2月期(下期)の経常利益は前年同期比5.4%増の2.3億円に伸びる計算になる。
 
■ポイント
安倍首相は10月15日、来年10月に消費税率を現行の8%から10%へ引き上げる方針をあらためて表明。今回の消費増税の方針を受けて、再度キャッシュレス関連銘柄に注目。
株式市場で注目されているのが「ポイント還元」です。これは、中小の小売店を対象に、クレジットカード及びモバイル搭載の電子マネーなどの利用によるキャッシュレス決済で、ポイントを還元しようというもの。
中小企業や小規模店舗のシステム対応などに絡んで実現には紆余曲折がありそうですが、実現となればクレジットカード・モバイル決済、クレジットカード端末機、現金チャージ機器分野での新規需要の発生が期待される
 
同社が開発したAI無人決済システム「スーパーワンダーレジ」を使い、JR赤羽駅ホーム上にて実証実験を開始すると発表。JR赤羽駅5、6番線ホーム上の特設店舗で2カ月程度実施する。AIが入店した顧客を追跡して手に取った商品を認識、購入金額の計算から決済まで一貫して自動で行うという。

■チャート
 
エル・ティー・エス(6560)東証マザーズ
■株式データ
株価1871円(11月16日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約75億円
 
■会社概要
RPA・AI・ビジネスプロセスマネジメントを活用し、企業変革と働き方改革を促進。
RPA・AI・ビジネスプロセス可視化等を活用し、企業変革と働き方改革を推進するプロフェッショナルサービスの提供・企業のIT人材不足を解消するマッチングプラットフォーム「アサインナビ」の提供。
 
■業績動向
11月2日に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比51.7%増の2.2億円に拡大した。
併せて、通期の同利益を従来予想の2.2億円→2.6億円(前期は1.7億円)に17.5%上方修正し、増益率が31.0%増→54.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
 
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づく試算では7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1億円→1.4億円に39.6%増額した計算になる。
 
■ポイント
同社は、企業コンサルティングサービスやロボティクス、人工知能(AI)、ビジネスプロセスマネジメントを活用することで企業の変革を支援するプロフェッショナルサービス事業と、IT人材のクラウドソーシング「アサインナビ」を提供するプラットフォーム事業が二本柱。企業のデジタルシフトや働き方改革の実行を支援するほか、人手不足解消に寄与することから足もとの業績は好調。
引き続きプロフェッショナルサービス事業でデジタル活用サービスの伸長が見込まれるほか、「アサインナビ」の会員数拡大が寄与する見通し。
今後は、複数のRPAツールベンダーやAI・テック系ベンチャー企業との戦略的事業連携の推進や、中堅・中小企業の顧客拡大、「アサインナビ」の会員増加などが成長力強化につながりそうだ。
 
■チャート


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