櫻井英明の稼足銘柄
翻訳センター (2483) JASDAQスタンダード
■株式データ
株価2,081円(05月11日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約71億円
 
■会社概要
翻訳専門会社。産業翻訳で最大手。特許や医薬分野に強み。通訳事業も。
日本最大規模の言語サービス会社である。専門性の高い企業向け翻訳サービスを主力として通訳や国際会議運営なども展開。特許・医薬・工業・法務・金融分野など専門性の高い企業向け翻訳サービスを主力として、派遣、通訳、語学教育、コンベンションなどに業容を拡大。
 
■業績動向
5月11日に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比16.2%増の8.1億円になり、19年3月期も前期比10.8%増の9億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、5期連続増益になる。

同時に、今期の年間配当は35円とし、3月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は20.7%増配とする方針とした。

直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の2.9億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.2%→9.6%に大幅改善した。
 
■ポイント
翻訳事業は専門性の高い産業翻訳に特化している。グループ全体で約6300名の登録者を確保し、対応可能言語は約75言語と国内最大規模である。また取引社数は約4700社、年間受注件数は約5万9000件に達している。翻訳サービスの需要は、企業のグローバル展開も背景として知的財産権関連、新薬開発関連、新製品開発関連、海外展開関連、IR・ディスクロージャー関連を中心に拡大基調である。
 
■チャート
チャート出典:ストックウェザー株式会社
 
インフォコム (4348) JASDAQスタンダード
■株式データ
株価2,714円(05月11日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約790億円
 
■会社概要
情報システム構築会社。ネット配信と両輪。電子書籍で最大手級。医療関連強化。
帝人グループで、ITサービス(医療機関・製薬企業・介護事業者向けヘルスケア事業、一般企業向けSIのエンタープライズ事業、ERPソフト「GRANDIT」や緊急連絡・安全確認サービスなどのサービスビジネス事業)、および一般消費者向けネットビジネス(子会社アムタスの電子コミック配信サービス、eコマース、女性向けや音楽系デジタルコンテンツの提供)を展開。
 
■業績動向
4月26日に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比23.2%増の59.8億円になり、19年3月期も前期比9.5%増の65.5億円に伸びを見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、11期連続増益になる。
 
同時に、今期の年間配当は前期比2円増の40円に増配する方針とした。
 
直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比1.4%増の22.8億円となったが、売上営業利益率は前年同期の17.6%→16.9%に低下した。
 
■ポイント
インフォコムは3月29日にパピレス <3641>株の議決権比率9.83%の株式を取得、パピレス <3641>の第2位株主に浮上した。今回の追加取得でインフォコムの保有株は106万6300株となった。インフォコム子会社で国内最大規模の電子コミックサービス「めちゃコミック」を提供するアムタスと協業の可能性に向け協議中である。
 
19年3月期の通期業績については営業利益で同11.5%増の65.00億円と2ケタ増益が続く見通しを示しており、足元で順調に推移している電子コミックとヘルスケアを重点事業に定め、主要施策を推進するという。

■チャート
チャート出典:ストックウェザー株式会社
 
チェンジ (3962) 東証マザーズ
■株式データ
株価6,670円(05月11日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約219億円
 
■会社概要
スマホ、ビッグデータ、クラウド等を活用し、経営課題解決を支援するサービスを提供。
工場・建設現場の作業員・整備士など現場で働く人のIT化を進めるIT企業。
NEW-ITトランスフォーメーション事業は、モバイル&センシングアプリケーション、エンタープライズ・セキュリティ・インフラ、アナリティクスとのIoT、ネクスト・ラーニング エクスペリエンスなどのサービスラインで実行する。モバイル・アプリケーション、モバイル端末管理、セキュリティ、ビッグデータ解析、クラウド移行、IoT活用及びNEW-IT人材開発を含む。顧客のニーズに基づいて、ライブラリを組み合わせることで、包括的に顧客の要望に合致したサービスが提供可能になる。
 
■業績動向
4月16日に業績修正を発表。18年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.5億円→4億円(前期は3.2億円)に11.7%上方修正し、増益率が10.5%増→23.4%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
 
なお、10-3月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。
 
■決算発表予定日  2018/05/15
 
■ポイント
同社と世界有数のRPAベンダーである米ユーアイパス社は、奈良市とRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)導入に向けた実証試験を開始すると発表。
今回の取り組みでは、奈良市の行政業務からRPA導入が効果的な業務を抽出し、ユーアイパスのRPAプラットフォーム「UiPath」を試行的に導入し、自治体職員が抱える事務作業の自動化による稼働時間の削減効果や業務品質の向上などの効果を検証するというもの。チェンジでは今回の取り組みを成功に導くことで、RPA活用のベストプラクティスの創出を狙うとしている。

 ■チャート
チャート出典:ストックウェザー株式会社

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