櫻井英明の稼足銘柄
UTグループ(2146)東証JASDAQ
■株式データ
株価3,290円(11月08日終値)
単元株数 100株
時価総額 約1327億円
 
■会社概要
製造派遣・請負大手。半導体・液晶主体だが環境や車も。技術者派遣開始。
技術者派遣大手で、製造メーカーに正社員派遣・業務請負サービスを提供する製造派遣事業を手掛ける。主要顧客は国内の半導体・エレキ・環境・自動車業界など。また、設計開発・建設エンジニアを提供する「エンジニア事業」、再就職支援・グループ外出向などの受給調整サービスを提供する「再就職支援事業」も展開。
 
■業績動向
11月8日に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比44.2%増の31.2億円に拡大し、通期計画の69億円に対する進捗率は5年平均の40.7%を上回る45.3%に達した。

会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比23.6%増の37.7億円に伸びる計算になる。

直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比17.3%増の14.7億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の6.3%→5.9%に悪化した。
 
■ポイント
人手不足を背景とした業績拡大への期待感が根強く、株価の先高期待から押し目は拾ってみたい。
主力のマニュファクチャリング事業で自動車関連分野の需要が強く、高単価・大人数案件が増加した。また、エンジニアリング事業で新卒の早期稼働化や、営業管理体制の見直しが奏功し、採算が改善。大規模な人材ニーズに対して、配属時期と人数を確約する「コミット受注」で大手企業との関係強化が進んでいることが、業績拡大の背景にある。受注案件の大型化で売上高の拡大が見込まれるほか、顧客工場内でのシェア拡大で管理効率を高めており、利益率も改善している。
  
■チャート


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