■株式データ
株価237円（09月06日終値）
単元株数 100株
時価総額 約209億円
 
■会社概要
がんなど悪性腫瘍に係る医薬品・医療機器の開発、販売を手掛ける。
悪性腫瘍関連の副作用を抑える薬の開発販売を手掛ける。コクナイヤアジア諸国で展開し、悪心嘔吐、末梢性Ｔ細胞リンパ腫、口内炎疼痛緩和剤など開発している。開発品の契約金やマイルストン収入が大きい。今後中国にも販売拠点を広げていく。
 
■業績動向
8月10日に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終損益は9.1億円の赤字(前年同期は5.4億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
 
会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づく試算では、7-12月期(下期)の連結最終損益は21.8億円の赤字(前年同期は4.6億円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結最終損益は5.9億円の赤字(前年同期は3億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、売上営業損益率は前年同期の-15500.0％→-776.6％に改善した。
 
■ポイント
末梢性Ｔ細胞リンパ腫（ＰＴＣＬ）を適応症とする抗がん剤ＳＰ−０２は、日本・韓国・台湾・香港で第２相臨床試験（最終試験）実施中、18年末完了予定である。中国では第２相臨床試験（最終試験）準備中である。
また、8月17日にはコロンビアのHB社と、南米地域での販売等の独占的権利に関するライセンス契約（権利導出契約）を締結した。日本地域でのＭｅｉｊｉ　Ｓｅｉｋａ　ファルマとの独占的開発販売契約に続き、収益化を目的とする２つ目の契約となる。

■チャート

  チャート出典：ストックウェザー株式会社

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