櫻井英明の稼足銘柄
アドソル日進 (3837) 東証1部
■株式データ
株価 1,301円(04月23日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約122億円
 
■会社概要
ソフト開発老舗。大企業向け大規模システム開発に強み。IoT・セキュリティー関連に注力。
独立系のシステム開発企業として、社会システムを中核に企業や公共向け情報システムの開発、及びソリューションの提供並びに商品化と販売を行う。
 
■業績動向
2月28日に業績修正を発表。18年3月期の売上高(非連結)を従来予想の117億円→111億円(前期は116億円)に5.1%下方修正し、一転して4.6%減収見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づく試算では、10-3月期(下期)の売上高も従来予想の63億円→57億円(前年同期は59億円)に9.5%減額し、一転して3.4%減収計算になる。
3月20日に配当修正を発表。18年3月期の年間配当を従来計画の20円→21円に増額修正した。
 
■決算発表予定日  2018/05/08
 
■ポイント
社会インフラシステムの構築では実績豊富で有力な企業。米リンクス・ソフトウエア・テクノロジーズ(LST社)とは20年ものビジネス交流がある。今後、IoT分野でのセキュリティーにおいて日本でトップクラスの位置づけとなる可能性を秘めている。システムの中にLST社のLynxSecure(リンクスセキュア)という基盤ソフトを組み込み、産業機器メーカーの様々なセキュリティニーズに対応することで今後更に増加が見込まれるサイバー攻撃に対抗しようという。
また、LST社のソフトLynxSecure(リンクスセキュア)は、車のOSを複数載せてコントロールする製品だ。それぞれのOSが働く領域はしっかりと区分けされており、ウイルスが侵入しても被害を最小限に抑えられる仕組みを持つ。 アドソル日進はトヨタ自動車の車載OSを共同開発してきた。車に侵入してみて弱点を探るサービスもあり、ネットワークに接続する「コネクテッドカー(つながる車)」の安全確保に貢献する。

■チャート

 
チャート出典:ストックウェザー株式会社

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