櫻井英明の稼足銘柄
アイビーシー(3920) 東証1部
■株式データ
株価1,030円(01月29日終値)  
単元株数100株
時価総額 約58億円
 
■会社概要
社内システムの性能監視ソフトの開発と販売、運用支援サービスを手掛ける。
自社製品の開発と販売を行い、各種ソリューションを提供する。ネットワークシステム監視関連事業の単一セグメントを通じて運営する。コンピューター・ネットワークシステムを介したサービスの停止や通信の遅延などの問題の予兆をいち早く検知し障害を未然に防ぐ手法として独自製品「System Answerシリーズ」の開発及び機能拡張を続けることで、複雑化かつブラックボックスとなっているシステム環境や少人数の運用体制でもサービスを提供する。
 
■業績動向
11月14日に決算を発表。18年9月期の経常利益(非連結)は前の期比21.3%増の2億0500万円に伸び、連結決算に移行する19年9月期の同利益も前期非連結比34.6%増の2億7600万円に拡大する見通しとなった。9期連続増収になる。
 
同時に、従来未定としていた前期の期末一括配当を見送るとし、今期の年間配当は未定とした。
 
直近3ヵ月の実績である7-9月期(4Q)の経常利益は前年同期比45.0%減の9300万円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の40.3%→24.5%に大幅低下した。
 
■決算発表予定日 2019/02/13
 
■ポイント
ネットワークシステム性能監視ツールを主力として、ブロックチェーン技術を活用したIoT分野等への展開も加速している。19年9月期(連結決算に移行)は大幅増収増益予想である。
株価は地合い悪の影響で安値圏だが売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。

■チャート


 
インフォコム(4348) 東証1部
■株式データ
株価3,915円(01月29日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約1,127億円
 
■会社概要
情報システム構築会社。ネット配信と両輪。電子コミックで最大手級。医療関連強化。
携帯電話事業者、一般企業、医薬医療関係の機関や官公庁、教育研究機関の顧客向けに情報システムの企画・開発・コンサルテーション等の各種情報技術(IT)ソリューションを提供するとともに、情報通信システムの企画・運用・管理等の各種サービスを提供する。また、携帯電話やスマートフォンへのコンテンツ配信やeコマースなどのサービスを提供する。
 
■業績動向
10月29日に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比0.7%減の26.1億円となったが、従来の0.6%増益予想から一転して減益で着地。
しかしながら併せて、通期の同利益を従来予想の65.5億円→67億円(前期は59.8億円)に2.3%上方修正し、増益率が9.5%増→12.0%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
 
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づく試算では、10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比22.0%増の40.8億円に伸びる計算になる。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比3.1%減の18.9億円に減り、売上営業利益率は前年同期の15.2%→15.2%に低下した。
 
■決算発表予定日 2019/01/31
 
■ポイント
2月28日を基準日として1対2株の株式分割を実施し、あわせて19年3月期の期末配当を従来予想の30円から17円にすると発表しており、これらを好感した買いが入っている。
今回発表の株式分割は、投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的という。また、今回の配当増額により、前期実績の38円に対して実質増配となる予定。

■チャート

 
ラクス(3923) 東証マザーズ
■株式データ
株価1,896円(01月29日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約858億円
 
■会社概要
中小企業向けクラウドで開発・販売・支援。メール管理の大手。経費精算ソフトも。
大企業で使用されるようなシステムを簡単に使用できるクラウドサービス等を提供することで中小企業の成長とそこで働く人々に貢献するべく事業を展開する。
 
■業績動向
11月13日に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比46.7%増の6.8億円に拡大し、通期計画の13.7億円に対する進捗率は4年平均の42.8%を上回る49.6%に達した。
 
会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づく試算では、10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比11.3%減の6.9億円に減る計算になる。
 
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比25.3%増の2.1億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の11.4%→10.3%に低下した。
 
■決算発表予定日 2019/02/13
 
■ポイント
18年12月の全社売上高が前年同月比35.7%増の7.54億円になったと発表。11月(39.4%増)から鈍化したものの、19年3月期に入ってから30%台の高い伸びを維持していることが好感され、買いが膨らんだ。内訳を見ると、クラウド事業が44.5%増と好調で、前月の43.9%増から伸びが加速。一方、IT人材事業は営業日数が少なかった影響で11.7%増と同26.7%増から減速した。
昨年12月25日安値1530円をボトムに緩やかなリバウンド基調をみせており、先週までの上昇で上値抵抗の25日線を捉えてきている。一目均衡表では雲を下放れて推移しているが、転換線を支持線としたリバウンドから基準線を捉えてきており、同線突破から雲下限が位置する2000円処が目先的なターゲットとして意識されてきそうだ。

■チャート



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