櫻井英明の稼足銘柄
エル・ティー・エス(6560)東証マザーズ
■株式データ
株価2,212円(11月09日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約89億円
 
■会社概要
RPA・AI・ビジネスプロセスマネジメントを活用し、企業変革と働き方改革を促進。
RPA・AI・ビジネスプロセス可視化等を活用し、企業変革と働き方改革を推進するプロフェッショナルサービスの提供・企業のIT人材不足を解消するマッチングプラットフォーム「アサインナビ」の提供。
 
■業績動向
11月9日に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比51.7%増の2.2億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の2.2億円→2.6億円(前期は1.7億円)に17.5%上方修正し、増益率が31.0%増→54.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1億円→1.4億円に39.6%増額した計算になる。
 
■ポイント
同社は、企業コンサルティングサービスやロボティクス、人工知能(AI)、ビジネスプロセスマネジメントを活用することで企業の変革を支援するプロフェッショナルサービス事業と、IT人材のクラウドソーシング「アサインナビ」を提供するプラットフォーム事業が二本柱。企業のデジタルシフトや働き方改革の実行を支援するほか、人手不足解消に寄与することから足もとの業績は好調。
引き続きプロフェッショナルサービス事業でデジタル活用サービスの伸長が見込まれるほか、「アサインナビ」の会員数拡大が寄与する見通し。
今後は、複数のRPAツールベンダーやAI・テック系ベンチャー企業との戦略的事業連携の推進や、中堅・中小企業の顧客拡大、「アサインナビ」の会員増加などが成長力強化につながりそうだ。

■チャート

 
 
フィックスターズ(3687)東証1部
■株式データ
株価1,399円(11月09日終値)
単元株数 100株
時価総額 約469億円
 
■会社概要
ソフト開発会社。システムの高速化で業務支援。関連ハードウエア販売も。
マルチコアプロセッサ関連を手掛けるソフト開発会社。高性能マルチコアプロセッサや分散クラスを利用した並列処理技術を活用して、大量の計算処理をより短時間で実現するアプリケーションへの最適化を行うプロフェッショナルサービスを提供。ストレージ関連のソフトウェア開発サービスにも注力している。
 
■業績動向
11月7日に決算を発表。18年9月期の連結経常利益は前の期比36.9%増の11.1億円に拡大し、19年9月期も前期比5.3%増の11.7億円に伸びを見込み、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、増益になる。

同時に、前期の年間配当を6.5円→7円(前の期は1→5の株式分割前で25円)に増額し、今期も7円を継続する方針とした。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比39.8%増の3.6億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の21.4%→22.8%に上昇した。
 
■ポイント
同社らを開発共同提案者としたグループが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施するプロジェクト「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発」の研究開発項目の1つである「次世代コンピューティング技術の開発」に採択されたと発表。
採択件名は「イジングマシン共通ソフトウェア基盤の研究開発」で、早稲田大学を代表事業者(研究開発責任者理工学術院戸川望教授)とし、東京工業大学、国立情報学研究所(NII)、産業総合技術研究所(産総研)、豊田通商<8015>および同社の6機関が参画。事業期間は18年度から22年度までで、早稲田大学の共同実施先としてNEC<6701>もプロジェクトに参画するとしている。

■チャート
 
セック(3741)東証1部
■株式データ
株価4,935円(11月09日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約251億円
 
■会社概要
システム開発会社。リアルタイムソフトウェア技術に強み。携帯の通信混雑回避技術など。
リアルタイム技術専門のソフトウェア会社。5つのビジネスフィールド(モバイルネットワーク、ワイヤレス、インターネット、社会基盤システム、宇宙先端システム)において、リアルタイムソフトウェアと、顧客の困難な課題を解決するためのリアルタイムソリューション製品「RealtimePowerシリーズ」を提供。
 
■業績動向
11月08日に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比62.0%増の3.5億円に拡大し、通期計画の7億円に対する進捗率は51.1%に達し、5年平均の35.4%も上回った。

会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益は前年同期比26.3%減の3.4億円に減る計算になる。

直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の経常利益は前年同期比67.9%増の1.8億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の8.6%→12.0%に大幅改善した。
 
■ポイント
リアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社である。モバイルネットワーク、インターネット、社会基盤システム、宇宙先端システムの分野に展開している。
 
ロボットに搭載可能なコンピュータビジョンソフトウェア「Rtrilo(アールトリロ)」の販売を開始したと発表。
 「Rtrilo」は、ディープラーニング技術や各種画像処理を組み合わせて、カメラからの動画・静止画から特定の物体や領域を抽出し、高度なロボットの制御を可能にするコンピュータビジョンソフトウェア。適用シーンとしては、工場内の無人搬送車やロボットによる食器などの把握、農業向けの雑草・穀物の識別、警告ランプなどのアラート情報の管理者へのリアルタイム通知などを想定している。
 
■チャート


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