櫻井英明の稼足銘柄
ラクオリア創薬(4579)東証JASDAQ
■株式データ
株価1,545円(09月14日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約314億円
 
■会社概要
創薬ベンチャー。疼痛疾患に強み。開発化合物の知的財産導出が収益の柱。
先端科学技術を活用し、医療分野においてニーズの高い疾患領域に対する新たな医薬品を生み出すことを目指す研究開発型の創薬企業であり、独自に創出した新薬の開発化合物の知的財産権を製薬会社等に対して導出(使用許諾契約によりライセンスアウト)することにより収益を獲得することを事業展開。
 
■業績動向
8月10日に決算を発表。18年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は5.6億円の赤字(前年同期は3億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
 
会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づく試算では、7-12月期(下期)の連結経常損益は1.1億円の赤字(前年同期は2.2億円の黒字)に転落する計算になる。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常損益は2.8億円の赤字(前年同期は2.2億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-637.0%→-649.0%に急悪化した。
 
■ポイント
P-CABについて韓国で製造販売の承認取得。世界展開や3大市場向け導出にも期待
同社のヒト領域プログラムの中で最も期待が大きいP-CABについて、導出先の韓国のCJ HealthCare Corporation (以下、CJヘルスケア)が2018年7月に韓国で製造販売の承認を獲得し、年内にも新薬が販売される見通しとなった。
CJヘルスケアはまた、より市場規模の大きい中国での臨床開発を急いでいるほか、ロシア・東欧、中南米、東南アジアの3極でパートナー企業の選定などを進めている。こうしたP-CABの世界展開は、マイルストンや契約一時金などの形で同社の収益に貢献するが、その金額も合計すると決して小さくはないものとなりそうだ。“本命”と目される日・米・欧の3大市場を対象としたP-CABの導出についても、先行する『タケキャブR』の販売好調やCJヘルスケアの承認獲得を追い風に進展が期待できる状況になりつつある。

■チャート

 
チャート出典:ストックウェザー株式会社

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