櫻井英明の稼足銘柄
オンコリスバイオファーマ(4588)東証マザーズ
■株式データ
株価641円(09月19日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約72億円
 
■会社概要
阪大教授創業の医療ベンチャー。遺伝子医薬品等を開発。難病治療薬販売も。
がん・重症感染症を対象とする治療薬・検査薬に特化。医薬品事業では、腫瘍選択的融解ウイルス製剤「テロメライシン」、HIV感染症治療薬「OBP-601」等のパイプランを保有。検査薬事業ではウイルスの遺伝子改変技術を活かした新検査法による特殊検査プラットホームビジネスの提供を手掛ける。
 
■業績動向
8月3日に決算を発表。18年12月期第2四半期累計(1-6月)の最終損益(非連結)は6.4億円の赤字(前年同期は5.1億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
 
会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づく試算では、7-12月期(下期)の最終損益は7.5億円の赤字(前年同期は5.7億円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。
 
直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の最終損益は3.3億円の赤字(前年同期は2.7億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、売上営業損益率は前年同期の-6850.0%→-598.2%に改善した。
 
■ポイント
同社の収入はMedigenからの開発協力金収入と既存契約先からのマイルストーン収入、及びテロメスキャンの販売、受託検査収入等に限られており、期間損失が続いている状況にある。黒字化の時期としては、テロメライシンの食道がんを対象とした新規ライセンス契約締結が1つのタイミングになると考えられる。
テロメライシンは、岡山大学医学部による臨床研究の学会発表以降、注目度が上がっており、複数の国内外の製薬企業と交渉を進める段階にきている。米国でも食道がんを対象にテロメライシンを使った臨床試験が開始される見込みとなっており、ライセンス契約締結の可能性は以前よりも高まったと見る。
 
■チャート

 
チャート出典:ストックウェザー株式会社

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