櫻井英明の稼足銘柄

■株式データ
株価　828円（1月15日終値）
単元株数　100株
時価総額　約66億円

■会社概要
旧借地法・借家法の適用される底地等に係る「不動産販売事業」、戸建注文住宅などの「建築事業」、賃貸物件の管理などの「その他事業」を主たる業務として行う。
不動産販売事業においては、同社が、主にひとつの不動産に複数の権利者がいるため、自由な活用が制限されていたり、資産価値が低くなっている物件を土地所有者から買取り、権利関係を調整することにより、不動産の価値を高めた上で販売する事業を行う。物件情報は不動産仲介業者等からの紹介によって収集し、物件の法的規制や権利関係などの調査を実施し、土地所有者と仕入交渉を行って物件を買取る。
建築事業においては、同社の連結子会社であるOne's Lifeホームが、デザイナーズフルオーダー戸建注文住宅・デザイナーズリフォームの企画設計・施工及び管理業務を行う。

■業績動向
11月14日に決算を発表。14年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比22倍の6.2億円に急拡大した。
併せて、通期の同利益を従来予想の8.5億円→9.9億円(前期は8億円)に16.2％上方修正し、増益率が5.6％増→22.6％増に拡大する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.8億円→5.2億円(前年同期は9.5億円)に35.7％増額し、減益率が59.4％減→45.0％減に縮小する見通しとなった。

■カタリスト
サンセイランディックに注目する。同社は「底地」取引に強みをもつ専門不動産会社。
創業以来蓄積した独自のノウハウを活用して不動産の再生ビジネスを手掛けている。
簡単に言えば「不動産の再生をテーマに、底地問題を解決するスペシャリスト集団」。
今年から強化された相続税の強化は追い風。仙台の被災地等での需要も拡大基調。
業績は好調。ＰＥＲ９倍には割安感。

■チャート

チャート出典：ストックウェザー株式会社

■株式データ
株価　1101円（1月15日終値）
単元株数　100株
時価総額　約102億円

■会社概要
機械装置、化成品の製造販売及び治験薬製造受託を行う。機械部門は、粉粒体機械装置、計器・部品の製造・販売、粉粒体機械のプラント工事、合成樹脂の微粉砕受託を行う。
化成品部門は、医薬品添加剤、栄養補助食品の製造・販売、食品品質保持剤の製造・販売、製薬・食品・化学等の開発研究、処方検討等の受託、治験薬製造の受託及び仲介、医薬品の新剤形の開発及びその技術供与を行う。

■業績動向
1月9日に決算を発表。15年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比36.2％減の6.6億円に落ち込み、通期計画の10.5億円に対する進捗率は63.5％にとどまり、5年平均の78.5％も下回った。
会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて試算した12-2月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比29.8％増の3.8億円に伸びる見通しとなった。
直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の5.2億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.4％→10.4％に急改善した。

■チャート

チャート出典：ストックウェザー株式会社

■株式データ
株価　505円（1月15日終値）
単元株数　100株
時価総額　約1307億円

■会社概要
事業は、アセットマネジメント事業、不動産投資事業、不動産賃貸事業の３つの事業から成る。
アセットマネジメント事業とは、同社の顧客たる不動産投資家に対し、不動産及び不動産担保付債権等への投資機会や運用・管理サービス提供（アセットマネジメント）を通じて、不動産投資家に対してリターンを提供するものである。
不動産投資事業とは、同社グループによるファンド組成を円滑に行うため、ファンドに組み入れるための不動産の一時保有のほか、ファンドと同社グループとの利害関係を一致させるための共同投資等、自己の資金をもって不動産投資を行うものである。
また、同社における純投資を目的として、債権投資を行うことがある。不動産賃貸事業とは、同社が長期保有を目的に、固定資産として保有する土地・建物について、それを賃貸する事業であり、不動産事業収益が計上される。

■業績動向
11月10日に決算を発表。14年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比53.6％増の52.6億円に拡大し、通期計画の55億円に対する進捗率は95.7％に達したものの、4年平均の100.0％を下回った。
会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて試算した10-12月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比83.6％減の2.3億円に大きく落ち込む見通しとなった。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比75.4％増の13.9億円に拡大したが、売上営業利益率は前年同期の40.6％→28.9％に急悪化した。

決算発表予定日 2015/02/10

当面の上昇波動は 770 円処まで拡大するとみられる。
さらに先行き、770 円処を上抜く展開となれば、2013 年 4 月の高値 849 円(13/4/9)も上抜いて、1,010〜1,070 円か 1,180円処まで上昇する可能性があろう。
さらに、先行き 1,180 円処を上抜く展開となれば、1,400 円処か 1,650 円処、もしくはそれ以上の水準まで上昇する可能性もありうる。

■チャート

チャート出典：ストックウェザー株式会社

【御参考】
『注目される個人投資家の動き』＝２０１４年の主体別売買動向では、外国人投資家が約７０００億円買い越した中で個人投資家は約３兆７０００億円売り越した。ひと昔前なら外国人投資家の売りを個人投資家が肩代わり買いする形で天井を掴むケースが多かったが、今の個人はいつまでも同じ失敗は繰り返してはいない。

日経平均上昇率が２０１３年の約５７％に対し２０１４年は約７％に大きくダウンした中で個人が見事に対応した姿といえる。「２年続けて大幅上昇は困難」という素朴な反応がよかったといえる。さて、個人がこれからの２０１５年にどのように対応するか。アベノミクス日本再生に賭けるなら年初からの下げは好買い場となるはずである。

マルマエ：半導体＆その他分野、受注・出荷検収とも好調に伸長
■半導体関連で社内生産力増強・協力企業の取引拡大で生産・受注力拡大
マルマエ[6264]（東マ）の昨年１２月末の受注残高は、前月末比７．４％、前年同月比５５．７％それぞれ増加し、単月残高では年間最高残高３８６百万円を記録した。

部門別では、半導体分野が受注・出荷検収ともに好調で前月比３．５％増となり８月以降毎月末残高を増加、当月は１４６百万円（前年同月比１３０．１％増）であった。その他分野は大型案件の出荷が始まっているがリピート受注が継続し、１０月以降１億円台の残高を記録当月は１８９百万円（前月比４．９％増）で前年同月に比べ５５．２％の増加となった。

一方、ＦＰＤ分野は、受注・出荷検収共に低調で前月比３４．２％増となったが、前年同月比では１９．４％減の５０百万円に止まった。

■ＦＰＤ：引き合い好転、本格的受注拡大は間近か
今後の見通しについて同社は「半導体分野では、受注品種の拡大を図ることに注力しているが、真空パーツを中心に新規部品の受注拡大は依然続いており、受注・売上高の増加傾向は継続すると見込んでいます。ＦＰＤ分野では、引き合いは好転しており本格的な受注拡大は間近となっている状況です。また、その他分野では、断続的ではありますが、リピート受注を確保できる見通しを持っております。全般的には、昨今の環境を踏まえ、半導体関連の社内生産力の増強および生産性の改善に加え、協力企業との取引拡大により生産能力を高め出荷拡大を図ります」と語る。
（情報提供：株式投資情報　日本インタビュ新聞）

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