櫻井英明の稼足銘柄
ITホールディングス (3626) 東証1部
■株式データ
株価 2781円(1月5日終値)
単元株数株 100株
時価総額 約2404億円

■会社概要
独立系情報サービス大手。金融向けが主力。傘下にTIS、インテックなど多数。
情報化投資に関わるアウトソーシング業務・クラクドサービス、ソフトウェア開発、ソリューションの提供であり、これらの業務に関連するリース業、コンサルティング業などの業務も行う。

また、不動産賃貸・管理事業など付帯関連する業務についてもサービスを提供。情報通信事業等を営むグループ会社の業務遂行の支援及び経営管理を行う。

情報技術(IT)インフラストラクチャーサービス事業は、データセンター等の大型IT設備を用いて、自社の管理のもとにコンピュータユーティリティあるいは運用サービスを提供。

■業績動向
10月29日に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比24.0%増の99億円に伸び、従来予想の85億円を上回って着地。

通期計画の230億円に対する進捗率は5年平均の37.5%を上回る43.0%に達した。

会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比1.3%減の131億円に減る見通しとなった。

直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比1.0%減の68.7億円となり、売上営業利益率は前年同期の7.5%→7.4%とほぼ横ばいだった。

■ポイント
IT市場が人手不足となるなか、多くの技術者を抱え、相対的に仕事を受ける能力が大きい。また、メガバンク系カード会社からの大型案件の受注期待もある。さらに、フィンテック関連の金融サービスプロジェクトを進めていることも注目要因だ。

16年3月期の連結営業利益は、会社予想235億円に対し240億円(前期比14%増)への増額観測が浮上。17年3月期は270億円前後へ連続2ケタ増益が見込める。

■チャート
チャート出典:ストックウェザー株式会社


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