■株式データ
株価4550円（1月19日終値）
単元株数株 100株
時価総額 約109億円

■会社概要
システム開発会社。リアルタイムソフトウエア技術に強み。携帯の通信混雑回避など。
リアルタイムソフトウェアの提供を主体とするリアルタイム技術専門会社である。

モバイルネットワーク、ワイヤレス、インターネット、社会基盤システム、宇宙先端システムといった5つのビジネスフィールド（分野）でのリアルタイムソフトウェアと、顧客の課題を解決するためのリアルタイムソリューションを提供する。

リアルタイムソフトウェアは、更に、ユビキタス機器のエンベデッドソフトウェア、最新で高度な要素技術をキーとするコアテクノロジーサービス、社会公共分野と先端分野の技術アプリケーションの3つに分けられる。

モバイルネットワーク分野は、オープンプラットフォーム技術と国際標準技術をもとに、移動体通信事業者向けに、携帯電話やスマートフォンに関する設計支援や調査などを行う技術サービスを提供する。

ワイヤレス分野は、携帯端末ベンダー向けに、国内外向け・海外向け携帯電話端末やスマートフォン、タブレットのインターネット連携機能、地上デジタル放送関連機能、電子マネー機能、Java仮想マシン（JavaVM）の実装等のエンベデッドソフトウェアを提供する。

インターネット分野は、非接触型集積回路（ＩＣ）のエンベデッドソフトウェアと、ベクトル描画技術（ＳＶＧ）、XML技術、Webシステムやクラウドシステムなどの技術アプリケーションの開発を手がけている。

社会基盤システム分野は、防衛関連システム、高度交通システム、GPSを活用した位置情報管理システム（LBS）、防災システムなどを開発するとともに、次世代エネルギーマネージメントシステムの実証実験にも取り組んでいる。

宇宙先端システム分野は、科学衛星や惑星探査機の搭載エンベデッドシステム、天体望遠鏡制御システム、これら観測データの解析システム、各種研究機関向けの技術アプリケーションを提供している。

次世代ロボットに関する研究開発にも取り組んでいる

■業績動向
11月10に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比44.1％増の2.9億円に拡大し、従来予想の2.3億円を上回って着地。

通期計画の6.3億円に対する進捗率は5年平均の28.3％を上回る46.2％に達した。

会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて試算した10-3月期(下期)の経常利益は前年同期比32.7％減の3.3億円に落ち込む見通しとなった。

直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の経常利益は前年同期比58.3％増の1.9億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の10.7％→16.7％に急上昇した。

■決算発表予定日 2016/02/08

■ポイント
宇宙先端システムビジネスフィールドでは、先端技術に関わる国の研究機関向けの開発や、車両自動走行の研究案件の開発が増加したという。宇宙関連や自動運転関連として改めて関心が高まっているようだ。

■チャート
チャート出典：ストックウェザー株式会社

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