櫻井英明の稼足銘柄
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(6090)東証マザーズ
■株式データ
株価1,541円(12月28日終値)
単元株数株 100株
時価総額 約85億円

■会社概要
慶応大発バイオベンチャー。体内代謝物の解析受託やバイオマーカーの開発が主力。
研究機関や企業のメタボローム解析試験受託及びバイオマーカー開発を主たる事業として展開する慶應義塾大学発のベンチャー企業である。同社グループは、設立母体である慶應義塾大学先端生命科学研究所及び本社所在地である山形県や鶴岡市等地方自治体と産官学連携のもとに事業を展開している。

■業績動向
11月11日に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は1億5700万円の赤字(前年同期は1億1100万円の赤字)に赤字幅が拡大した。

会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は1億1900万円の赤字(前年同期は4000万円の黒字)に転落する計算になる。

直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は3500万円の赤字(前年同期は100万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の-1.0%→-18.9%に急悪化した。

■ポイント
11月24日開発を進めてきた血中のリン酸エタノールアミン「PEA」を測定するための研究試薬キット(β版)が完成し、フィールドテスト(第三者機関による有用性の検証)を目的とした提供を開始すると発表。 「PEA」は健康者に比べてうつ病患者で低値を示すことが臨床研究の結果から示されている。同社は国内フィールドテストを経て、18年3月期にPEA測定試薬キットの販売開始を目指すとしている。

12月5日放送のNHKの情報番組「あさいち」に同社が登場することから、注目度が高まっている。同番組の「特集飲む点滴!驚きの甘酒パワー」の中で、八海醸造(新潟県南魚沼市)の甘酒と研究内容が紹介されるとしており、ヒューマン・メタボはその研究内容のうちメタボローム解析を受託しているという。

■チャート
チャート出典:ストックウェザー株式会社


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