ロゼッタ (6182) 東証マザーズ
■株式データ
株価 1,866円(05月14日終値)
単元株数 100株
時価総額 約185億円
■会社概要
人工知能型機械翻訳の研究・開発や企業向け語学研修を手掛ける。
AI(人工知能)型の機械翻訳(MT)の研究開発を行うMT事業(ロゼッタ)、従来型の人間(翻訳者)による翻訳業務の受託サービスを行う翻訳・通訳事業(グローヴァ)、両事業の中間形態としてMT事業のIT(情報技術)技術を援用した翻訳支援 (CAT) ツールを活用して人間(翻訳者)による翻訳業務サービスを行うGLOZE事業(ロゼッタ)、企業等に講師等を派遣し、語学研修サービスを行う企業研修事業(海外放送センター)の4事業より構成される。
■業績動向
4月13日に決算を発表。18年2月期の連結最終損益は12.1億円の赤字(前の期は1.6億円の黒字)に転落し、従来予想の0.1億円の黒字を下回り、黒字予想から一転して赤字で着地。なお、19年2月期の業績見通しについては配当(無配)以外は開示しなかった。
直近3ヵ月の実績である12-2月期(4Q)の連結最終損益は11.9億円の赤字(前年同期は0.7億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の12.7%→-4.0%に急悪化した。
■ポイント
2020年の東京五輪 を控え、旅行などによる日本人の出国者も増加。日本政府観光局(JNTO)によると、2017年における年間での日本人出国者数(推計値)は、1788万9300人と前年比4.5%増となっている。ここ円高傾向もあり海外渡航者数は、さらに増加する可能性が高く音声翻訳機の市場拡大には追い風となるだろう。
同社は、専門用語に強く自動翻訳機「熟考」を擁しており、特許、医薬、バイオ、化学、電気電子、機械、ITなど科学技術の専門文書を自動翻訳する。独自の「考える」翻訳エンジンで高精度な自動翻訳を実現している。
■チャート
チャート出典:ストックウェザー株式会社
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