櫻井英明の稼足銘柄
翻訳センター(2483) 東証JASDAQ
■株式データ
株価2,499円(7月5日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約84億円
 
■会社概要
翻訳専門会社。産業翻訳で最大手。特許や医薬分野に強み。通訳事業も。
大手翻訳会社で、特許、医薬、工業、金融・法務の4分野を中心とした翻訳事業が主力。また、語学に長けた人材を企業へ派遣する派遣事業、請負での通訳案件をメインとする通訳事業、シンポジウム・学会などのトータルサポートを行うコンベンション事業、通訳者・翻訳者養成学校の運営を中心とした語学教育事業等も手掛ける。
 
■業績動向
5月11日に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比16.2%増の8.1億円になり、19年3月期も前期比10.8%増の9億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、5期連続増益になる。
 
同時に、今期の年間配当は35円とし、3月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は20.7%増配とする方針とした。
 
直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の2.9億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.2%→9.6%に大幅改善した。
 
■ポイント
翻訳事業は専門性の高い産業翻訳に特化している。翻訳センター単体で約4,200名の登録者を確保し、対応可能言語は約80言語と国内最大規模である。また取引社数は約4,600社、年間受注件数は約5万6,000件に達している。翻訳サービスの需要は、企業のグローバル展開も背景として知的財産権関連、新薬開発関連、新製品開発関連、海外展開関連、IR・ディスクロージャー関連を中心に拡大基調である。
売上高に関しては、引き続き主力の翻訳事業において主要4分野の分野特化戦略を進めることによるシェア拡大が基本となる。AI・ICTを活用した施策にも今期から着手する計画であり期待が持てる。また、派遣事業、通訳事業なども足元好調を維持しており成長する見込み。

■チャート

 
チャート出典:ストックウェザー株式会社

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