櫻井英明の稼足銘柄
丸和運輸機関 (9090) 東証1部
■株式データ
株価3,670円(01月16日終値)
単元株数 100株
時価総額 約1,151億円
 
■会社概要
物流業務の一括受託を手掛ける。小売業に特化。低温物流に強み。
物流センター業務をコアとするサードパーティ・ロジスティクス(3PL)業務を行っている。その中でも小売業を中心とした医薬・医療物流、低温食品物流、常温物流に特化し、事業展開を図っている。
 
■業績動向
10月31日に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比14.3%減の19.3億円に減り、従来の4.0%増益予想から一転して減益で着地。
通期計画の50億円に対する進捗率は38.7%にとどまり、4年平均の44.8%も下回った。
 
会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づく試算では10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比30.3%増の30.6億円に拡大する計算になる。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比27.8%減の9.1億円に減り、売上営業利益率は前年同期の7.3%→4.8%に悪化した。
 
■決算発表予定日  2018/01/31
 
■ポイント
小売業を中心とした医薬・医療物流、低温食品物流、常温物流に特化した3PL(物流一括請負)が主力。「桃太郎便」ブランドの宅配サービスも。首都圏でEC物流を強化。食品や日用雑貨が既存取引先の深耕や新規取引先の獲得で拡大。医薬・医療はしっかり。新物流センターの稼働も効く。人手不足に伴う外注費増などをこなし、業績は好調。今後の宅配事業に期待。
 
昨年10月にはヤマト運輸が27年ぶりとなる基本料金の値上げを実施し、佐川急便なども追随した。人手不足の問題は依然として解決していないが、それだけ需要があることの裏返しともいえ、「物流」を支える企業の成長余地は大きいといえそうだ。
 
■チャート

 
チャート出典:ストックウェザー株式会社

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