■株式データ
株価652円（01月23日終値）　
単元株数　1,000株
時価総額　約93億円
 
■会社概要
プリント配線基板メーカー。片面板で世界首位。家電向けなど両面板も。
プリント配線板の大手メーカーである。世界最大の生産能力を誇る片面プリント配線板、および両面プリント配線板を柱として、実装治具関連事業も展開している。プリント配線板は防塵対策基板、高熱伝導・放熱基板、ファイン回路片面基板などに技術的な強みを持ち、生産は国内、中国、インドネシアに拠点展開している。
 
■業績動向
10月31日に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比40.2％増の3.4億円に拡大したが、通期計画の8億円に対する進捗率は42.8％にとどまり、5年平均の49.5％も下回った。
 
会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づく試算では10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比1.3％減の4.5億円に減る計算になる。
 
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比65.4％増の2.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.8％→3.8％に改善した。
 
■決算発表予定日  2018/01/31
 
■ポイント
自動車向けを中心にプリント配線基板の製造を手掛け、片面板の生産量では世界首位。自動車のエレクトロニクス化は、今後コネクテッドカーや自動運転車が普及するに従い加速する。電子部品需要の増加は、同社の収益にそのまま追い風となっていく。
株価は直近安値圏550円近辺から切り返し、1月10日には654円まで上伸した。自律調整一巡して戻り歩調だ。そして17年10月の昨年来高値692円に接近している。

■チャート

  チャート出典：ストックウェザー株式会社

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