櫻井英明の稼足銘柄
エボラブルアジア(6191)東証1部
■株式データ
株価2,661円(07月13日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約470億円
 
■会社概要
ネット販売に特化。オンライン旅行、訪日旅行、ITオフショア開発の3事業をアジアで展開。
オンライン旅行事業、ITオフショア開発事業及びその他事業の3つの事業セグメントがある。オンライン旅行事業セグメントは、国内航空券を中心とした旅行商品のインターネット販売を行う。ITオフショア開発事業セグメントは、ベトナムにおけるラボ型システム開発を行う。その他事業セグメントは、システム開発サービスを提供する。
 
■業績動向
5月15日に決算を発表。18年9月期第2四半期累計(17年10月-18年3月)の連結経常損益は1.2億円の赤字(前年同期は3.5億円の黒字)に転落した。
 
直近3ヵ月の実績である1-3月期(2Q)の連結経常損益は2.1億円の赤字(前年同期は1.5億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の14.4%→-11.7%に急悪化した。
 
■ポイント
5月14日に公表していたディー・エヌ・エー<2432>子会社のDeNAトラベルの株式譲渡が完了したことを明らかにした。これにより取扱高合計は1400億円となり、業界第2位の総合オンライン旅行会社となる見込みで、今後、連結取扱高2000億円を目指すとしている。
 
6月29日、保険業界のデジタル化を行うフィンテック企業フィナンシャル・エージェンシー(東京都渋谷区)と、企業・従業員のための給与前払いシステム「前払いできるくん」を運営するPayment Technology(東京都文京区)にそれぞれ資本参加すると発表。
今回の資本参加は投資事業の一環で、エボラブルアジアでは両社の今後の成長によるリターンを期待している。

■チャート
チャート出典:ストックウェザー株式会社
 
ワイヤレスゲート(9419)東証1部
■株式データ
株価1,247円(07月13日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約132億円
 
■会社概要
通信会社から回線を借りて無線ネット通信サービスを展開。ヨドバシ等で販売。
複数の公衆無線LAN事業者のWi-Fiスポット及び複数の通信事業者の通信網を用い、ユーザーのニーズに応じたワイヤレス・ブロードバンドサービスを、主に家電量販店や携帯電話販売代理店等を通じて提供する。
 
■業績動向
5月10日に決算を発表。18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比61.0%増の2.8億円に拡大し、通期計画の8.8億円に対する進捗率は32.3%に達し、5年平均の22.6%も上回った。
 
直近3ヵ月の実績である1-3月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の7.1%→11.1%に大幅改善した。
 
■ポイント
個人向けワイヤレス・ブロードバンド事業は有料会員に対する月額課金収入、法人向けWi−Fiインフラ事業はアクセスポイント管理(クラウド管理)に対する月額課金収入が主力である。有料会員数およびアクセスポイント数の積み上げに伴って収益が拡大するストック型ビジネスモデルである。
認証プラットフォームは、継続案件が前期と同程度で、新規受注は小型案件が中心としている。またその他法人向けサービスではLTE−X事業が順調に拡大する見込みだ
6月29日には訪日外国人向けモバイルWi-Fiレンタル開始を発表している。株価は5月の年初来高値から反落して水準を切り下げたが、売られ過ぎ感を強めている。

■チャート
チャート出典:ストックウェザー株式会社
 
翻訳センター(2483)東証JASDAQ
■株式データ
株価2,975円(07月13日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約100億円
 
■会社概要
翻訳専門会社。産業翻訳で最大手。特許や医薬分野に強み。通訳事業も。
大手翻訳会社で、特許、医薬、工業、金融・法務の4分野を中心とした翻訳事業が主力。また、語学に長けた人材を企業へ派遣する派遣事業、請負での通訳案件をメインとする通訳事業、シンポジウム・学会などのトータルサポートを行うコンベンション事業、通訳者・翻訳者養成学校の運営を中心とした語学教育事業等も手掛ける。
 
■業績動向
5月11日に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比16.2%増の8.1億円になり、19年3月期も前期比10.8%増の9億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、5期連続増益になる。
 
同時に、今期の年間配当は35円とし、3月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は20.7%増配とする方針とした。
 
直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の2.9億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.2%→9.6%に大幅改善した。
 
■ポイント
翻訳事業は専門性の高い産業翻訳に特化している。翻訳センター単体で約4,200名の登録者を確保し、対応可能言語は約80言語と国内最大規模である。また取引社数は約4,600社、年間受注件数は約5万6,000件に達している。翻訳サービスの需要は、企業のグローバル展開も背景として知的財産権関連、新薬開発関連、新製品開発関連、海外展開関連、IR・ディスクロージャー関連を中心に拡大基調である。
 
翻訳事業の堅調な推移と生産性の向上で19年3月期の連結営業利益は前期比12%増の9億円と最高益更新が続く見通し。20年3月期は今期推定比11%増の10億円を予想。企業活動のグローバル化に加え、相次ぐ国際イベントが翻訳・通訳の需要を拡大させるとみている。

 ■チャート
チャート出典:ストックウェザー株式会社

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