櫻井英明の稼足銘柄
セック(3741) 東証1部
■株式データ
株価3,685円(04月16日終値)  
単元株数100株
時価総額 約188億円
 
■会社概要
システム開発会社。リアルタイムソフトウェア技術に強み。携帯の通信混雑回避技術など。
モバイルネットワーク、インターネット、社会基盤システム、宇宙先端システムの4つのビジネスフィールド(BF)でリアルタイムソフトウェアを提供する。多様なリアルタイムソリューション製品を提供する。リアルタイムシステムは、割り込み処理、優先処理、並行処理というリアルタイム技術の特有な処理を用いて開発する。同社はまた、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)、ロボットを注力分野として取り組む。
 
■業績動向
2月8日に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比33.9%増の6.1億円に拡大し、通期計画の8億円に対する進捗率は77.0%に達し、5年平均の63.6%も上回った。
 
会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づく試算では、1-3月期(4Q)の経常利益は前年同期比18.2%減の1.8億円に減る計算になる。
 
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常利益は前年同期比7.9%増の2.5億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の15.8%→15.2%に低下した。
 
■決算発表予定日 2019/05/13
 
■ポイント
モバイルネットワーク、インターネット、社会基盤システム、宇宙システムの4つの事業領域で、IoTやAI、ロボット向けのリアルタイムソフトウェアを開発・提供している。モバイルネットワークでは、移動体通信事業者向けサービスの開発が好調に推移し、インターネットでは、非接触IC搭載ソフトウェアの開発が増加している。宇宙先端システムBFは車両自動走行の研究開発案件が堅調となっている。

■チャート




日本サード・パーティ(2488) 東証JASDAQ
■株式データ
株価900円(04月16日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約54億円
 
■会社概要
外資系IT企業の保守点検受託からIT研修事業などにシフト。ソフト開発も。
海外インフォメーション・コミュニケーション・テクノロジー(ICT)ハイテク企業がハードウェア及びソフトウェア製品、これら製品を組み合わせた新規サービス等で日本市場に参入する際に、技術面から全面的に支援するパートナ企業として専門的な技術サービスを提供することである。
 
■業績動向
2月7日に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比9.7%増の1.8億円に伸びた。
併せて、通期の同利益を従来予想の1.8億円→2.3億円(前期は2.5億円)に27.8%上方修正し、減益率が30.2%減→10.9%減に縮小する見通しとなった。
 
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づく試算では、10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1億円→1.5億円(前年同期は1.7億円)に46.7%増額し、減益率が39.9%減→11.8%減に縮小する計算になる。
 
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比27.1%増の1億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の7.0%→7.4%に改善した。
 
■決算発表予定日 2019/05/09
 
■ポイント
海外企業を中心にIT機器メンテナンスやIT研修などを行う。同社が手掛ける人工知能(AI)インテグレーションサービス「Third AI(サードアイ)」はAIで応答するチャットボットなどを軸に積極展開、米アマゾンのクラウド型サービス「アマゾンコネクト」とも連携させており、AIサービス分野での成長性にマーケットの視線が集まっている。

■チャート



 
ロゼッタ(6182) 東証マザーズ
■株式データ
株価4,135円(04月16日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約425億円
 
■会社概要
人工知能型機械翻訳のソフト提供。研究・開発や産業企業向け専門に翻訳。
AI(人工知能)型の機械翻訳(MT)の研究開発を行うMT事業(ロゼッタ)、従来型の人間(翻訳者)による翻訳業務の受託サービスを行う翻訳・通訳事業(グローヴァ)、両事業の中間形態としてMT事業のIT(情報技術)技術を援用した翻訳支援 (CAT) ツールを活用して人間(翻訳者)による翻訳業務サービスを行うGLOZE事業(ロゼッタ)、企業等に講師等を派遣し、語学研修サービスを行う企業研修事業(海外放送センター)の4事業より構成される。
 
■業績動向
4月12日に決算を発表。19年2月期の連結経常損益は3億3700万円の黒字(前の期は1400万円の赤字)に浮上し、一気に、過去最高益を更新した。なお、20年2月期の業績見通しについては配当(無配)以外は開示しなかった。

直近3ヵ月の実績である12-2月期(4Q)の連結経常損益は1億5800万円の黒字(前年同期は2200万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-4.0%→18.7%に急改善した。
 
■ポイント
人工知能による自動翻訳ソフトの契約数が着実増。人手を介する翻訳サービスは好調継続。主力の翻訳・通訳事業や新規リリースソフトが好調で2桁増収大幅増益。人件費ほか開発先行投資費用の増を吸収。
3月28日につけた3540円を払拭、上場来高値を更新した。
「高精度AI翻訳機『T-4OO』の受け注が急増傾向にあり、これを手掛かり材料に継続的な買いが流入している」)状況にある。株価は2016年5月につけた3290円を3月下旬に上抜き、3年ぶりに青空圏に突入。株式需給面で戻り売り圧力から解放されている点も強みとなっている。

■チャート

 

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