櫻井英明の稼足銘柄
日医工(4541)東証1部
■株式データ
株価1,720円(11月20日終値) 
単元株数 100株
時価総額 約1,043億円
 
■会社概要
後発医薬品大手。循環器・呼吸器向け主力。病院などで高い採用実績。
後発医薬品(ジェネリック)大手で、業界シェア2位。血流改善薬「リマプロストアルファデクス錠」、高脂血症治療薬「プラバスタチンナトリウム錠」などが主力。後発医薬品の市場拡大や積極的な買収などにより、売上高は過去5年で約2倍に拡大。
 
■業績動向
11月9日に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比2.2倍の57.2億円に急拡大した。
 
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結税引き前損益は28.3億円の黒字(前年同期は23.9億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-5.8%→6.7%に急改善した。
 
■ポイント
同社グループは健康な生活を願う人々の期待に応えるため経済性に優れた品質の高い医療用医薬品の製造販売が中核。2019年3月までの第7次中期経営計画「Obelisk」では、地域包括ケアシステムにも対応した「シェアUP力」、世界市場への供給も見据えた210億錠供給体制の確立を目指す「供給能力」、バイオシミラー(先行バイオ医薬品と同等・同質の品質、安全性、有効性をもつ医薬品)・米国市場への参入を見据えた「開拓力」を基本戦略として「圧倒的な存在感で創造をチカラに世界へのテイクオフ」をテーマに掲げている。2018年6月に規格別カラー印字により識別性を向上させた「ベポタスチンベシル酸塩OD錠『日医工』」や小児の誤飲防止に配慮したスライド式カード型台紙シートを採用した「ミノドロン酸錠50mg『日医工』」など7成分15製品を発売。バイオシミラーを日本市場・米国市場に安定的に供給する体制を構築。スピード感を持った展開を継続。絶えず創造し、挑戦することで、世界の患者さんに選んでもらえる「今を超える超品質」に取り組み「ジェネリックメーカー世界TOP10」が目標だ。今年8月に発行した新株予約権の当初行使価格は1875円。「付加価値型ジェネリック医薬品」の研究開発、製造、販売などシナジーの最大化を目的に今年3月にエーザイと戦略提携契約を締結。売上高国内最大規模の地位を確固たるものにする戦略の一つだ。
  
■チャート


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