[2186]ソーバル
[06月01日更新]

ソーバルは上値試す、22年2月期増収・大幅営業増益予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、重点施策として請負拡大による高収益化や新規技術分野の開拓を推進している。22年2月期は既存顧客との取引規模拡大や新規顧客開拓などで増収・大幅営業増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価は年初来高値更新の展開だ。モミ合いから上放れて上げ足を速めている。基調転換して上値を試す展開を期待したい。なお6月30日に第1四半期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。子会社はアンドールシステムアンドサポート、コアードの2社である。

 21年2月期の売上構成比は、アプリケーション開発が29%、WEBシステム開発が27%、ファームウェア開発が16%、品質評価が10%、その他が18%だった。

 また主要顧客別の売上構成比は、ソニーグループが28.5%、キヤノングループが13.4%、富士通グループが12.4%、リクルートグループが4.4%、日立グループが4.1%、トヨタグループが3.5%、NTTグループが2.9%、その他が30.8%だった。キヤノングループからの大幅な業務縮小が発生した一方で、ソニーグループ、リクルートグループ、トヨタグループとの取引が増加して構成比も上昇した。

 契約種別では請負比率が20年2月期比13.3ポイント上昇して72.8%となった。21年2月期については派遣業務縮小の影響が大きいとしている。新規顧客開拓時には派遣契約から入ることもあり、22年2月期は揺り戻しの可能性もあるとしている。引き続き請負業務受注拡大に努め、請負比率70%〜80%を目指すとしている。

■請負拡大などによる高収益化を推進

 成長に向けた重点施策として、新規取引先における信頼の獲得と規模の拡大、請負業務拡大による収益構造の転換、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新技術分野の開拓、部門間のクロスセル体制強化、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、業務効率化による利益率向上、人材の採用・教育など人材投資の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進している。

■22年2月期増収・大幅営業増益予想

 22年2月期の連結業績予想は、売上高が21年2月期比7.5%増の81億円、営業利益が130.4%増の5億80百万円、経常利益が7.6%増の6億円、親会社株主帰属当期純利益が0.7%減の3億76百万円としている。配当予想は記念配当を実施し、1円増配の33円(第2四半期末16円、期末17円=普通配当16円+40周年記念配当1円)としている。連続増配となる。

 既存顧客との取引規模拡大や新規顧客開拓などで増収・大幅営業増益予想としている。高採算が見込める顧客・技術分野の開拓、AI人材の育成とダブルスキル化なども継続する方針だ。収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は上値試す

 株価は年初来高値更新の展開だ。モミ合いから上放れて上げ足を速めている。基調転換して上値を試す展開を期待したい。5月31日の終値は1060円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円79銭で算出)は約22倍、今期予想配当利回り(会社予想の33円で算出)は約3.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS409円71銭で算出)は約2.6倍、時価総額は約87億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[05月07日更新]

ソーバルは戻り試す、22年2月期増収・大幅営業増益予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、重点施策として請負拡大による高収益化や新規技術分野の開拓を推進している。22年2月期は既存顧客との取引規模拡大や新規顧客開拓などで増収・大幅営業増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価はモミ合いから上放れの動きとなった。基調転換して戻りを試す展開を期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。子会社はアンドールシステムアンドサポート、コアードの2社である。

 21年2月期の売上構成比は、アプリケーション開発が29%、WEBシステム開発が27%、ファームウェア開発が16%、品質評価が10%、その他が18%だった。

 また主要顧客別の売上構成比は、ソニーグループが28.5%、キヤノングループが13.4%、富士通グループが12.4%、リクルートグループが4.4%、日立グループが4.1%、トヨタグループが3.5%、NTTグループが2.9%、その他が30.8%だった。キヤノングループとの取引が減少した一方で、ソニーグループ、リクルートグループ、トヨタグループとの取引が増加して構成比も上昇した。

 契約種別では請負比率が20年2月期比13.3ポイント上昇して72.8%となった。21年2月期については派遣業務縮小の影響が大きいとしている。新規顧客開拓時には派遣契約から入ることもあり、22年2月期は揺り戻しの可能性もあるとしている。引き続き請負業務受注拡大に努め、請負比率70%〜80%を目指すとしている。

■請負拡大による高収益化を推進

 成長に向けた重点施策として、請負業務拡大による収益構造の転換、優良顧客からの継続受注、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、部門間のクロスセル体制強化、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育など人材投資の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進している。

■22年2月期増収・大幅営業増益予想

 22年2月期の連結業績予想は、売上高が21年2月期比7.5%増の81億円、営業利益が130.4%増の5億80百万円、経常利益が7.6%増の6億円、親会社株主帰属当期純利益が0.7%減の3億76百万円としている。配当予想は記念配当を実施し、1円増配の33円(第2四半期末16円、期末17円=普通配当16円+40周年記念配当1円)としている。連続増配となる。

 既存顧客との取引規模拡大や新規顧客開拓などで増収・大幅営業増益予想としている。高採算が見込める顧客・技術分野の開拓、AI人材の育成とダブルスキル化なども継続する方針だ。収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は戻り試す

 株価はモミ合いから上放れの動きとなった。基調転換して戻りを試す展開を期待したい。5月6日の終値は994円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円79銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の33円で算出)は約3.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS409円71銭で算出)は約2.4倍、そして時価総額は約81億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[04月19日更新]

ソーバルはモミ合い上放れの動き、22年2月期増収・大幅営業増益予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、重点施策として請負拡大による高収益化や新規技術分野の開拓を推進している。21年2月期減収減益だが各利益は計画超で着地した。22年2月期は既存顧客との取引規模拡大や新規顧客開拓などで増収・大幅営業増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価はモミ合いから上放れの動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。

 21年2月期の顧客別売上構成比はソニーグループが28.5%、キヤノングループが13.4%、富士通グループが12.4%、リクルートグループが4.4%、日立グループが4.1%、トヨタグループが3.5%、NTTグループが2.9%、その他が30.8%だった。キヤノングループとの取引が減少した一方で、ソニーグループ、リクルートグループ、トヨタグループとの取引が増加して構成比も上昇した。

 契約種別では請負比率が20年2月期比13.3ポイント上昇して72.8%となった。21年2月期については派遣業務縮小の影響が大きいとしている。新規顧客開拓時には派遣契約から入ることもあり、22年2月期は揺り戻しの可能性もある。引き続き請負業務受注拡大に努め、請負比率70%〜80%を目指すとしている。

■請負拡大による高収益化を推進

 成長に向けた重点施策として、請負業務拡大による収益構造の転換、優良顧客からの継続受注、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、部門間のクロスセル体制強化、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育など人材投資の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進している。

■21年2月期は減益だが計画超で着地、22年2月期は大幅営業増益予想

 21年2月期の連結業績は、売上高が20年2月期比9.7%減の75億31百万円、営業利益が60.3%減の2億51百万円、経常利益が13.7%減の5億57百万円、親会社株主帰属当期純利益が13.2%減の3億78百万円だった。配当は2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)とした。

 新型コロナウイルスの影響による主要顧客からの業務縮小で減収減益だった。ただしコスト削減効果、雇用調整助成金の期間延長などで、各利益は従来予想を上回って着地した。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高18億87百万円で営業利益1億42百万円、第2四半期は売上高17億58百万円で営業利益0百万円、第3四半期は売上高19億04百万円で営業利益39百万円、第4四半期は売上高19億82百万円で営業利益70百万円だった。

 22年2月期の連結業績予想は、売上高が21年2月期比7.5%増の81億円、営業利益が130.4%増の5億80百万円、経常利益が7.6%増の6億円、親会社株主帰属当期純利益が0.7%減の3億76百万円としている。配当予想は記念配当を実施し、1円増配の33円(第2四半期末16円、期末17円=普通配当16円+40周年記念配当1円)としている。連続増配となる。

 既存顧客との取引規模拡大や新規顧客開拓などで増収・大幅営業増益予想としている。高採算が見込める顧客・技術分野の開拓も継続する方針だ。収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価はモミ合い上放れの動き

 株価は下値固め完了してモミ合いから上放れの動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。4月16日の終値は990円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円79銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の33円で算出)は約3.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS409円71銭で算出)は約2.4倍、時価総額は約81億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[03月02日更新]

ソーバルは調整一巡、21年2月期利益上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、重点施策として請負拡大による高収益化や新規技術分野の開拓を推進している。21年2月期は新型コロナウイルスの影響で減益予想だが、上振れ余地がありそうだ。さらに22年2月期の収益拡大も期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。なお4月12日に21年2月期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。

 20年2月期の顧客別売上構成比は、キヤノングループが31.6%(うちキヤノンが28.2%)、ソニーグループが20.0%、富士通グループが10.7%、日立グループが3.0%、リクルートグループが2.6%、NTTグループが2.3%、その他が29.8%だった。

 キヤノングループの構成比が低下し、ソニーグループと富士通グループの構成比が上昇傾向である。取引社数は19年2月期比9社増加して193社となった。顧客の多様化とキヤノングループ依存体質からの脱却も進展している。

■請負拡大による高収益化を推進

 成長に向けた重点施策として、請負業務拡大による収益構造の転換、優良顧客からの継続受注、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、部門間のクロスセル体制強化、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育など人材投資の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進している。

 20年2月期の契約種別比率は請負59.5%、派遣40.5%(19年2月期請負53.9%、派遣46.1%)となった。請負拡大が進展している。

 なお19年12月IoTシステム構築のMomo社と連携、20年2月データ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■21年2月期は新型コロナ影響で減益予想だが上振れ余地

 21年2月期の連結業績予想(6月30日未定に修正、7月8日減収減益予想に修正)は、売上高が20年2月期比7.7%減の77億円、営業利益が68.4%減の2億円、経常利益が38.1%減の4億円、当期純利益が45.0%減の2億40百万円としている。配当予想は2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比9.7%減の55億49百万円、営業利益が66.3%減の1億81百万円、経常利益が25.3%減の4億10百万円、四半期純利益が27.3%減の2億55百万円だった。新型コロナウイルスも影響して主要顧客からの派遣業務が縮小したため減収減益だった。なお営業外収益に雇用調整助成金1億86百万円を計上した。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高18億87百万円で営業利益1億42百万円、第2四半期は売上高17億58百万円で営業利益0百万円、第3四半期は売上高19億04百万円で営業利益39百万円だった。第3四半期は請負・請負業務とも堅調に推移して減収幅が縮小した。第2四半期をボトムとして回復傾向である。

 新型コロナウイルスの影響で通期も減収減益予想としているが、主要顧客との派遣契約終了をカバーすべく、請負へのシフトや新規顧客獲得を強化している。第3四半期累計の進捗率は売上高72.1%、営業利益90.5%、経常利益102.5%、純利益106.3%だった。利益進捗率が高水準であり、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。さらに22年2月期の収益拡大も期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は反発力の鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。3月1日の終値は924円、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS30円51銭で算出)は約30倍、前期推定配当利回り(会社予想の32円で算出)は約3.5%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS392円59銭で算出)は約2.4倍、時価総額は約75億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[02月10日更新]

ソーバルは反発の動き、21年2月期利益上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、重点施策として請負拡大による高収益化や新規技術分野の開拓を推進している。21年2月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想だが、第3四半期累計の利益進捗率が高水準であり、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。株価は下値固め完了して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。

 20年2月期の顧客別売上構成比は、キヤノングループが31.6%(うちキヤノンが28.2%)、ソニーグループが20.0%、富士通グループが10.7%、日立グループが3.0%、リクルートグループが2.6%、NTTグループが2.3%、その他が29.8%だった。

 19年2月期との比較で見るとキヤノングループが低下し、ソニーグループと富士通グループが上昇した。取引社数は19年2月期比9社増加して193社となった。顧客の多様化とキヤノングループ依存体質からの脱却も進展している。

■請負拡大による高収益化を推進

 成長に向けた重点施策として、請負業務拡大による収益構造の転換、優良顧客からの継続受注、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、部門間のクロスセル体制強化、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育など人材投資の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進している。

 20年2月期の契約種別比率は請負59.5%、派遣40.5%(19年2月期請負53.9%、派遣46.1%)となった。請負拡大が進展している。

 なお19年12月IoTシステム構築のMomo社と連携、20年2月データ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■21年2月期は新型コロナ影響で減益予想だが上振れ余地

 21年2月期の連結業績予想(6月30日未定に修正、7月8日減収減益予想に修正)は、売上高が20年2月期比7.7%減の77億円、営業利益が68.4%減の2億円、経常利益が38.1%減の4億円、当期純利益が45.0%減の2億40百万円としている。配当予想は2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比9.7%減の55億49百万円、営業利益が66.3%減の1億81百万円、経常利益が25.3%減の4億10百万円、四半期純利益が27.3%減の2億55百万円だった。新型コロナウイルスも影響して主要顧客からの派遣業務が縮小したため減収減益だった。なお営業外収益に雇用調整助成金1億86百万円を計上した。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高18億87百万円で営業利益1億42百万円、第2四半期は売上高17億58百万円で営業利益0百万円、第3四半期は売上高19億04百万円で営業利益39百万円だった。第3四半期は請負・請負業務とも堅調に推移して減収幅が縮小した。第2四半期をボトムとして回復傾向である。

 新型コロナウイルスの影響で通期も減収減益予想としているが、主要顧客との派遣契約終了をカバーすべく、請負へのシフトや新規顧客獲得を強化している。第3四半期累計の進捗率は売上高72.1%、営業利益90.5%、経常利益102.5%、純利益106.3%だった。利益進捗率が高水準であり、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は反発の動き

 株価は上値を切り下げる形だったが、下値固め完了して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。2月9日の終値は955円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円51銭で算出)は約31倍、今期予想配当利回り(会社予想の32円で算出)は約3.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS392円59銭で算出)は約2.4倍、時価総額は約78億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[01月15日更新]

ソーバルは調整一巡、21年2月期は新型コロナ影響だが、3Q累計利益が高進捗率で通期上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、重点施策として請負拡大による高収益化や新規技術分野の開拓を推進している。21年2月期は新型コロナウイルス影響で減収減益予想だが、第3四半期累計の利益進捗率が高水準だったため、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。株価は上値を切り下げる形で軟調だが調整一巡して出直りを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。

 20年2月期の顧客別売上構成比は、キヤノングループが31.6%(うちキヤノンが28.2%)、ソニーグループが20.0%、富士通グループが10.7%、日立グループが3.0%、リクルートグループが2.6%、NTTグループが2.3%、その他が29.8%だった。

 19年2月期との比較で見るとキヤノングループが低下し、ソニーグループと富士通グループが上昇した。取引社数は19年2月期比9社増加して193社となった。顧客の多様化とキヤノングループ依存体質からの脱却も進展している。

■請負拡大による高収益化を推進

 成長に向けた重点施策として、請負業務拡大による収益構造の転換、優良顧客からの継続受注、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、部門間のクロスセル体制強化、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育など人材投資の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進している。

 20年2月期の契約種別比率は請負59.5%、派遣40.5%(19年2月期請負53.9%、派遣46.1%)となった。請負拡大が進展している。

 なお19年12月IoTシステム構築のMomo社と連携、20年2月データ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■21年2月期は新型コロナ影響で減益予想だが上振れ余地

 21年2月期の連結業績予想(6月30日未定に修正、7月8日減収減益予想に修正)は、売上高が20年2月期比7.7%減の77億円、営業利益が68.4%減の2億円、経常利益が38.1%減の4億円、純利益が45.0%減の2億40百万円としている。配当予想は2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比9.7%減の55億49百万円、営業利益が66.3%減の1億81百万円、経常利益が25.3%減の4億10百万円、純利益が27.3%減の2億55百万円だった。新型コロナウイルスも影響して主要顧客からの派遣業務が縮小したため減収減益だった。なお営業外収益に雇用調整助成金1億86百万円を計上した。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高18億87百万円で営業利益1億42百万円、第2四半期は売上高17億58百万円で営業利益0百万円、第3四半期は売上高19億04百万円で営業利益39百万円だった。第3四半期は請負・請負業務とも堅調に推移して減収幅が縮小したが、前半の落ち込みをカバーできなかった。ただし第2四半期をボトムとして回復傾向である。

 新型コロナウイルスの影響で通期も減収減益予想としているが、主要顧客との派遣契約終了をカバーすべく、請負へのシフトや新規顧客獲得を強化する。第3四半期累計の進捗率は売上高72.1%、営業利益90.5%、経常利益102.5%、純利益106.3%で、利益進捗率が高水準だった。通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は上値を切り下げる形で軟調だが調整一巡して出直りを期待したい。1月14日の終値は917円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円51銭で算出)は約30倍、今期予想配当利回り(会社予想の32円で算出)は約3.5%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS392円59銭で算出)は約2.3倍、時価総額は約75億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[12月03日更新]

ソーバルは調整一巡感、21年2月期上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、重点施策として請負拡大による高収益化や新規技術分野の開拓を推進している。21年2月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想だが、上振れ余地がありそうだ。株価は上値を切り下げる形で軟調だが調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。なお12月25日に第3四半期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。

 20年2月期の顧客別売上構成比は、キヤノングループが31.6%(うちキヤノンが28.2%)、ソニーグループが20.0%、富士通グループが10.7%、日立グループが3.0%、リクルートグループが2.6%、NTTグループが2.3%、その他が29.8%だった。

 19年2月期との比較で見るとキヤノングループが低下し、ソニーグループと富士通グループが上昇した。取引社数は19年2月期比9社増加して193社となった。顧客の多様化とキヤノングループ依存体質からの脱却も進展している。

■請負拡大による高収益化を推進

 成長に向けた重点施策として、請負業務拡大による収益構造の転換、優良顧客からの継続受注、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、部門間のクロスセル体制強化、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育など人材投資の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進している。

 20年2月期の契約種別比率は請負59.5%、派遣40.5%(19年2月期請負53.9%、派遣46.1%)となった。請負拡大が進展している。

 なお19年12月IoTシステム構築のMomo社と連携、20年2月データ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■21年2月期減収減益予想だが上振れ余地

 21年2月期の連結業績予想(6月30日未定に修正、7月8日減収減益予想に修正)は、売上高が20年2月期比7.7%減の77億円、営業利益が68.4%減の2億円、経常利益が38.1%減の4億円、純利益が45.0%減の2億40百万円としている。配当予想は2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比12.3%減の36億45百万円、営業利益が60.7%減の1億42百万円、経常利益が31.1%減の2億57百万円、純利益が36.5%減の1億52百万円だった。

 減収減益だった。請負業務では新型コロナウイルスの影響が軽微だったが、派遣業務において新型コロナウイルス影響による休業が発生し、主要顧客の方針転換によって派遣契約終了が発生した。ただしコスト削減効果も寄与して、計画に対しては各利益の減益幅が縮小した。経常利益は営業外収益での雇用調整助成金1億01百万円も寄与した。

 主要顧客別売上はキヤノングループ向けが減少した一方で、ソニーグループ向けが増加した。富士通グループ向けは横ばいだった。この結果、第2四半期累計における主要顧客別の売上構成比はソニーグループ向けが25.2%、キヤノングループ向けが18.3%(うちキヤノンが14.4%)、富士通グループ向けが11.9%となった。従来の1位と2位が入れ替わった。

 また請負比率は68.2%となり、20年3月期通期ベースの58.5%から大幅上昇した。派遣業務が減少したため請負比率が大幅上昇する形になったが、これを機会に請負業務受注拡大に努め、請負比率70%〜80%を目指すとしている。

 通期も減収減益予想としているが、第2四半期累計の進捗率は売上高47.3%、営業利益71.5%で、利益進捗率が高水準だった。また主要顧客との派遣契約終了のリカバリに向けて請負へのシフトや新規顧客獲得を強化する。後半の需要回復も勘案すれば通期上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡感

 株価は上値を切り下げる形で軟調展開だが調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。12月2日の終値は917円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円51銭で算出)は約30倍、今期予想配当利回り(会社予想の32円で算出)は約3.5%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS392円59銭で算出)は約2.3倍、時価総額は約75億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[11月06日更新]

ソーバルは調整一巡、21年2月期減収減益予想だが上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、重点施策として請負拡大による高収益化や新規技術分野の開拓を推進している。21年2月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想だが、後半の需要回復を勘案すれば上振れ余地がありそうだ。株価は上値を切り下げる形で軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。

 20年2月期の顧客別売上構成比は、キヤノングループが31.6%(うちキヤノンが28.2%)、ソニーグループが20.0%、富士通グループが10.7%、日立グループが3.0%、リクルートグループが2.6%、NTTグループが2.3%、その他が29.8%だった。

 19年2月期との比較で見るとキヤノングループが低下し、ソニーグループと富士通グループが上昇した。取引社数は19年2月期比9社増加して193社となった。顧客の多様化とキヤノングループ依存体質からの脱却も進展している。

■請負拡大による高収益化を推進

 成長に向けた重点施策として、請負業務拡大による収益構造の転換、優良顧客からの継続受注、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、部門間のクロスセル体制強化、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育など人材投資の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進している。

 20年2月期の契約種別比率は請負59.5%、派遣40.5%(19年2月期請負53.9%、派遣46.1%)となった。請負拡大が進展している。

 なお19年12月IoTシステム構築のMomo社と連携、20年2月データ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■21年2月期減収減益予想だが上振れ余地

 21年2月期の連結業績予想(6月30日未定に修正、7月8日減収減益予想に修正)は、売上高が20年2月期比7.7%減の77億円、営業利益が68.4%減の2億円、経常利益が38.1%減の4億円、純利益が45.0%減の2億40百万円としている。配当予想は2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比12.3%減の36億45百万円、営業利益が60.7%減の1億42百万円、経常利益が31.1%減の2億57百万円、純利益が36.5%減の1億52百万円だった。

 請負業務は堅調だったが、派遣業務において新型コロナウイルスの影響で一部契約終了したため減収減益だった。ただし計画に対して各利益の減益幅が縮小した。テレワークによる稼働の見積もりが想定を上回り、コスト削減効果も寄与した。経常利益は営業外収益での雇用調整助成金1億01百万円も寄与した。

 なお主要顧客別売上はキヤノングループ向けが減少、ソニーグループ向けが増加、富士通グループ向けが横ばいだった。この結果、第2四半期累計における売上構成比はソニーグループ向けが25.2%、キヤノングループ向けが18.3%、富士通グループ向けが11.9%となった。請負比率は68.2%だった。

 通期ベースでも、新型コロナウイルスによる一部の主要顧客の派遣契約終了などで減収減益予想としている。ただし第2四半期累計の進捗率は売上高が47.3%、営業利益が71.5%だった。後半の需要回復を勘案すれば通期上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は上値を切り下げる形で軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。11月5日の終値は905円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円51銭で算出)は約30倍、今期予想配当利回り(会社予想の32円で算出)は約3.5%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS392円59銭で算出)は約2.3倍、時価総額は約74億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[10月19日更新]

ソーバルは調整一巡、21年2月期は後半回復して上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、請負拡大による高収益化や新規技術分野開拓を推進している。21年2月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想だが、第2四半期累計は想定よりも減益幅が縮小した。後半の需要回復も勘案すれば、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。株価は上値を切り下げる形でやや軟調だが、一方では下値も限定的だ。調整一巡して出直りを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。

 成長に向けた重点施策として、請負業務拡大による収益構造の転換、優良顧客からの継続受注、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、部門間のクロスセル体制強化、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育など人材投資の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進している。

 20年2月期の顧客別売上構成比は、キヤノングループが31.6%(うちキヤノンが28.2%)、ソニーグループが20.0%、富士通グループが10.7%、日立グループが3.0%、リクルートグループが2.6%、NTTグループが2.3%、その他が29.8%だった。19年2月期との比較で見るとキヤノングループが低下し、ソニーグループと富士通グループが上昇した。取引社数は19年2月期比9社増加して193社となった。顧客の多様化とキヤノングループ依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別比率は請負59.5%、派遣40.5%(19年2月期請負53.9%、派遣46.1%)となった。請負拡大による高収益化も進展している。

 なお19年12月IoTシステム構築のMomo社と連携、20年2月データ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■21年2月期2Q累計利益は計画超、通期は後半回復して上振れ期待

 21年2月期の連結業績予想(6月30日未定に修正、7月8日減収減益予想に修正)は、売上高が20年2月期比7.7%減の77億円、営業利益が68.4%減の2億円、経常利益が38.1%減の4億円、純利益が45.0%減の2億40百万円としている。配当予想は2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比12.3%減の36億45百万円、営業利益が60.7%減の1億42百万円、経常利益が31.1%減の2億57百万円、純利益が36.5%減の1億52百万円だった。

 請負業務は堅調だったが、派遣業務において新型コロナウイルスの影響で一部契約終了したため減収減益だった。ただし計画に対して各利益の減益幅が縮小した。テレワークによる稼働の見積もりが想定を上回り、コスト削減効果も寄与した。経常利益は営業外収益での雇用調整助成金1億01百万円も寄与した。

 なお主要顧客別売上はキヤノングループ向けが減少、ソニーグループ向けが増加、富士通グループ向けが横ばいだった。この結果、第2四半期累計における売上構成比はソニーグループ向けが25.2%、キヤノングループ向けが18.3%、富士通グループ向けが11.9%となった。請負比率は68.2%だった。

 通期ベースでも、新型コロナウイルスによる一部の主要顧客の派遣契約終了などで減収減益予想としている。ただし第2四半期累計の進捗率は売上高が47.3%、営業利益が71.5%だった。後半の需要回復も勘案すれば、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は上値を切り下げる形でやや軟調だが、一方では下値も限定的だ。調整一巡して出直りを期待したい。10月16日の終値は977円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円51銭で算出)は約32倍、今期予想配当利回り(会社予想の32円で算出)は約3.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS392円59銭で算出)は約2.5倍、時価総額は約80億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[09月03日更新]

ソーバルは新型コロナ影響で21年2月期減収減益予想だが後半回復期待

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、請負拡大による高収益化や新規技術分野開拓を推進している。21年2月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想だが、後半の回復を期待したい。なお配当は増配予想としている。株価は上値の重い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。なお9月30日に第2四半期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。

 成長戦略として、請負拡大による収益構造の転換、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化を推進している。

 20年2月期の顧客別売上構成比は、キヤノングループが31.6%(うちキヤノンが28.2%)、ソニーグループが20.0%、富士通グループが10.7%、日立グループが3.0%、リクルートグループが2.6%、NTTグループが2.3%、その他が29.8%だった。19年2月期との比較で見るとキヤノングループが低下し、ソニーグループと富士通グループが上昇した。取引社数は19年2月期比9社増加して193社となった。顧客の多様化とキヤノングループ依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別比率は請負59.5%、派遣40.5%(19年2月期請負53.9%、派遣46.1%)となった。請負拡大による高収益化も進展している。

 なお19年12月IoTシステム構築のMomo社と連携、20年2月データ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■21年2月期は新型コロナ影響で減収減益予想だが後半回復期待

 21年2月期の連結業績予想(6月30日未定に修正、7月8日減収減益予想に修正)は、売上高が20年2月期比7.7%減の77億円、営業利益が68.4%減の2億円、経常利益が38.0%減の4億円、純利益が45.0%減の2億40百万円としている。配当予想は据え置いて、2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)としている。

 一部の主要顧客において新型コロナウイルスの影響を受けるため減収減益予想としている。休業を余儀なくされた分については政府の補助金などを利用する。重点施策としては、体制構築が進んだ請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制強化、ベースアップ・同一労働同一賃金対応を含む人材投資の実施、AIを中心とする高度IT人材の育成加速、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進する。

 なお第1四半期は、売上高が前年同期比9.5%減の18億87百万円、営業利益が26.7%減の1億42百万円、経常利益が25.5%減の1億43百万円、純利益が31.2%減の84百万円だった。一部の主要顧客における休業の影響で減収減益だった。通期ベースでも新型コロナウイルスの影響を受けるが、後半の回復を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は上値の重い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。9月2日の終値は980円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS30円51銭で算出)は約32倍、今期予想配当利回り(会社予想の32円で算出)は約3.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS392円59銭で算出)は約2.5倍、時価総額は約80億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[08月12日更新]

ソーバルは調整一巡、21年2月期は新型コロナ影響だが緩やかな回復期待

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、請負拡大による高収益化や新規技術分野開拓を推進している。21年2月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想だが、期後半の緩やかな回復を期待したい。配当は増配予想としている。株価は上値を切り下げてやや軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。なお9月30日に第2四半期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。

 成長戦略として、請負拡大による収益構造の転換、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化を推進している。

 20年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノングループ31.6%、ソニーグループ20.0%、富士通グループ10.7%、日立グループ3.0%、リクルートグループ2.6%、NTTグループ2.3%、その他29.8%だった。19年2月期との比較で見るとキヤノングループが低下し、ソニーグループと富士通グループが上昇した。取引社数は19年2月期比9社増加の193社だった。顧客の多様化とキヤノングループ依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別比率は請負59.5%、派遣40.5%(19年2月期請負53.9%、派遣46.1%)となった。請負拡大による高収益化も進展している。

 なお19年12月IoTシステム構築のMomo社と連携、20年2月データ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■21年2月期は新型コロナ影響で減収減益予想だが緩やかな回復期待

 21年2月期の連結業績予想(6月30日未定に修正、7月8日減益予想に修正)は、売上高が20年2月期比7.7%減の77億円、営業利益が68.4%減の2億円、経常利益が38.0%減の4億円、純利益が45.0%減の2億40百万円としている。配当予想は据え置いて、2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)としている。

 一部の主要顧客において新型コロナウイルスの影響を受けるため減収減益予想としている。休業を余儀なくされた分については政府の補助金などを利用する。重点施策としては、体制構築が進んだ請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制強化、ベースアップ・同一労働同一賃金対応を含む人材投資の実施、AIを中心とする高度IT人材の育成加速、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進する。

 なお第1四半期は、売上高が前年同期比9.5%減の18億87百万円、営業利益が26.7%減の1億42百万円、経常利益が25.5%減の1億43百万円、純利益が31.2%減の84百万円だった。一部の主要顧客における休業の影響で減収減益だった。

 通期ベースでも新型コロナウイルスの影響を受けるが、期後半の緩やかな回復を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は戻り高値圏から急反落し、上値を切り下げる形となってやや軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。8月11日の終値は965円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS30円51銭で算出)は約32倍、今期予想配当利回り(会社予想の32円で算出)は約3.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS392円59銭で算出)は約2.5倍、時価総額は約79億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[07月13日更新]

ソーバルは売り一巡、21年2月期は新型コロナ影響で減収減益だが増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、請負拡大による高収益化や新規技術分野開拓を推進している。21年2月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益(6月30日未定に修正、7月8日減収減益予想に修正)だが、期後半は徐々に回復に向かうだろう。なお配当は増配予想としている。株価は戻り高値圏から急反落の形となったが、目先的な売り一巡して出直りを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。

 成長戦略として、請負拡大による収益構造の転換、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化を推進している。

 20年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノングループ31.6%、ソニーグループ20.0%、富士通グループ10.7%、日立グループ3.0%、リクルートグループ2.6%、NTTグループ2.3%、その他29.8%だった。19年2月期との比較で見るとキヤノングループが低下し、ソニーグループと富士通グループが上昇した。取引社数は19年2月期比9社増加の193社だった。顧客の多様化とキヤノングループ依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別比率は請負59.5%、派遣40.5%(19年2月期請負53.9%、派遣46.1%)となった。請負拡大による高収益化も進展している。

 なお19年12月IoTシステム構築のMomo社と連携、20年2月データ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■21年2月期は新型コロナ影響で減収減益だが増配予想

 21年2月期の連結業績予想(6月30日未定に修正、7月8日減益予想に修正)は、売上高が20年2月期比7.7%減の77億円、営業利益が68.4%減の2億円、経常利益が38.0%減の4億円、純利益が45.0%減の2億40百万円としている。配当予想は据え置いて、2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)としている。

 一部の主要顧客において新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けるため減収減益予想とした。休業を余儀なくされた分については政府の補助金などを利用する。

 なお第1四半期は、売上高が前年同期比9.5%減の18億87百万円、営業利益が26.7%減の1億42百万円、経常利益が25.5%減の1億43百万円、純利益が31.2%減の84百万円だった。一部の主要顧客において休業を余儀なくされたため減収減益だった。

 通期ベースでも新型コロナウイルスの影響が避けられないが、期後半は徐々に回復に向かうだろう。なお重点戦略として、体制構築が進んだ請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制強化、ベースアップ・同一労働同一賃金対応を含む人材投資の実施、AIを中心とする高度IT人材の育成加速、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進する方針だ。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は売り一巡

 株価は戻り高値圏から急反落の形となったが、目先的な売り一巡して出直りを期待したい。7月10日の終値は972円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円51銭で算出)は約32倍、今期予想配当利回り(会社予想の32円で算出)は約3.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS392円59銭で算出)は約2.5倍、時価総額は約79億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[06月02日更新]

ソーバルは戻り試す

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、請負拡大による収益構造転換や自動車・AI・IoTなど新規技術分野開拓を推進している。21年2月期は横ばい予想としている。当面は新型コロナウイルスによる受注環境変化の影響に注意必要だが、収益拡大を期待したい。なお6月30日に第1四半期決算発表を予定している。株価は3月の安値圏から水準を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。

 成長戦略として、請負拡大による収益構造の転換、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化を推進している。

 20年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノングループ31.6%、ソニーグループ20.0%、富士通グループ10.7%、日立グループ3.0%、リクルートグループ2.6%、NTTグループ2.3%、その他29.8%だった。19年2月期との比較で見るとキヤノングループが低下し、ソニーグループと富士通グループが上昇した。取引社数は19年2月期比9社増加の193社だった。顧客の多様化とキヤノングループ依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別比率は請負59.5%、派遣40.5%(19年2月期請負53.9%、派遣46.1%)となった。請負拡大による収益構造転換も進展している。

 なお19年12月IoTシステム構築のMomo社と連携、20年2月データ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■21年2月期横ばい予想

 21年2月期の連結業績予想は、売上高が20年2月期比0.1%増の83億54百万円、営業利益が1.0%増の6億40百万円、経常利益が0.5%増の6億49百万円、純利益が1.6%増の4億43百万円、配当予想は2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)である。

 重点戦略として体制構築が進んだ請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制強化、ベースアップ・同一労働同一賃金対応を含む人材投資の実施、AIを中心とする高度IT人材の育成加速、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進する。

 なお新型コロナウイルスの影響を織り込んでいないが、働く場所に左右されない開発環境構築とセキュリティ確保などによって、影響を最小限に抑える方針だ。当面は新型コロナウイルスによる受注環境変化の影響に注意必要だが、収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は戻り試す

 株価は3月の安値圏から水準を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。6月1日の終値は1028円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS56円31銭で算出)は約18倍、今期予想配当利回り(会社予想32円で算出)は約3.1%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS392円59銭で算出)は約2.6倍、時価総額は約84億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[05月12日更新]

ソーバルは戻り試す

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、請負拡大による収益構造転換や自動車・AI・IoTなど新規技術分野開拓を推進している。21年2月期は横ばい予想としている。当面は新型コロナウイルス感染症による受注環境変化の影響に注意必要だが、収益拡大を期待したい。株価は3月の安値圏から水準を切り上げて反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴だ。

 成長戦略として、請負拡大による収益構造の転換、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化を推進している。

 20年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノングループ31.6%、ソニーグループ20.0%、富士通グループ10.7%、日立グループ3.0%、リクルートグループ2.6%、NTTグループ2.3%、その他29.8%だった。19年2月期との比較で見るとキヤノングループが低下し、ソニーグループと富士通グループが上昇した。取引社数は19年2月期比9社増加の193社だった。顧客の多様化とキヤノングループ依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別比率は請負59.5%、派遣40.5%(19年2月期請負53.9%、派遣46.1%)となり、請負比率の当面の目標60%超に接近した。請負拡大による収益構造転換も進展している。

 なお19年12月IoTシステム構築のMomo社と連携、20年2月データ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■21年2月期横ばい予想

 21年2月期の連結業績予想は、売上高が20年2月期比0.1%増の83億54百万円、営業利益が1.0%増の6億40百万円、経常利益が0.5%増の6億49百万円、純利益が1.6%増の4億43百万円、配当予想は2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)である。

 重点戦略として、体制構築が進んだ請負業務の拡大、プロジェクト管理体制の継続強化、高度IT人材育成に向けた投資の加速、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進する。当面は新型コロナウイルス感染症による受注環境変化の影響に注意必要だが、収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は戻り試す

 株価は3月の安値圏から水準を切り上げて反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。5月11日の終値は963円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円31銭で算出)は約17倍、今期予想配当利回り(会社予想の32円で算出)は約3.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS392円59銭で算出)は約2.5倍、時価総額は約79億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[04月20日更新]

ソーバルは反発の動き

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、請負拡大による収益構造転換や自動車・AI・IoTなど新規技術分野開拓を推進している。21年2月期は横ばい予想としている。新型コロナウイルスの影響長期化による受注環境変化に注意必要だが、収益拡大を期待したい。株価は売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴である。

 成長戦略として、請負拡大による収益構造の転換、顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制強化による不採算化抑制、人材の採用・教育の強化、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築の強化を推進している。

 20年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノングループ31.6%、ソニーグループ20.0%、富士通グループ10.7%、日立グループ3.0%、リクルートグループ2.6%、NTTグループ2.3%、その他29.8%だった。19年2月期との比較で見るとキヤノングループが低下し、ソニーグループと富士通グループが上昇した。取引社数は19年2月期比9社増加の193社だった。顧客の多様化とキヤノングループ依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別比率は請負59.5%、派遣40.5%(19年2月期請負53.9%、派遣46.1%)となり、請負比率の当面の目標60%超に接近した。請負拡大による収益構造転換も進展している。

 なお19年12月IoTシステム構築のMomo社と連携、20年2月データ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■21年2月期横ばい予想

 20年2月期の連結業績は、売上高が19年2月期比1.9%増の83億44百万円、営業利益が2.0%増の6億33百万円、経常利益が2.2%増の6億45百万円、純利益が4.4%増の4億36百万円だった。配当は3円増配の30円(第2四半期末15円、期末15円)とした。

 概ね計画水準の増収増益だった。受注が順調に推移し、請負比率の上昇、不採算案件の抑制、子会社コアードの貢献なども寄与して、人件費の増加などを吸収した。

 21年2月期の連結業績予想は、売上高が20年2月期比0.1%増の83億54百万円、営業利益が1.0%増の6億40百万円、経常利益が0.5%増の6億49百万円、純利益が1.6%増の4億43百万円、配当予想は2円増配の32円(第2四半期末16円、期末16円)としている。

 重点戦略として、体制構築が進んだ請負業務の拡大、プロジェクト管理体制の継続強化、高度IT人材育成に向けた投資の加速、アライアンスによる新規分野収益案件の獲得などを推進する。新型コロナウイルスの影響長期化による受注環境変化に注意必要だが、収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は反発の動き

 株価は売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。4月17日の終値は925円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS56円31銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想32円で算出)は約3.5%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS392円59銭で算出)は約2.4倍、時価総額は約76億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[03月03日更新]

ソーバルは反発の動き、20年2月期増益予想で21年2月期も収益拡大期待

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓を推進している。20年2月期増益予想である。21年2月期も収益拡大を期待したい。株価は地合い悪で急落したが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。なお4月10日に20年2月期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業である。顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制の強化、人材の採用・教育、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

 19年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ39.0%、ソニーグループ16.6%、富士通グループ8.4%、リクルートグループ2.9%、日立グループ2.9%、NTTグループ2.8%、その他27.4%だった。取引社数は18年2月期比3社増加の184社だった。優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴である。また取引先数の増加に伴ってキヤノングループの構成比が低下し、1社依存体質からの脱却と収益の多角化も進展している。

 契約種別比率は請負53.9%、派遣46.1%(18年2月期は請負50.4%、派遣49.6%)だった。請負比率が上昇傾向であり、当面の目標を60%としている。

 なお19年12月にはIoTシステム構築のMomo社とIoT分野で連携、20年2月にはデータ・分割・高速暗号化ソフトウェア製品のUbiq社と国内販売代理店契約締結した。

■20年2月期増益予想、21年2月期も収益拡大期待

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.1%増の81億96百万円、営業利益が1.4%増の6億30百万円、経常利益が1.6%増の6億42百万円、純利益が10.1%増の4億60百万円としている。配当予想は3円増配の30円(第2四半期末15円、期末15円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比0.8%増の61億46百万円、営業利益が22.9%増の5億39百万円、経常利益が22.5%増の5億49百万円、純利益が18.9%増の3億51百万円だった。請負業務の体制構築進捗などで利益率が改善して大幅増益だった。

 通期も請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制推進、人材教育や最適人員配置による派遣業務の収益力強化、アライアンスも活用した新規分野における収益案件獲得などを推進する。

 第3四半期累計の進捗率は売上高75.0%、営業利益85.6%と順調である。通期上振れ余地がありそうだ。そして21年2月期も収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は反発の動き

 株価は地合い悪で急落したが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。3月2日の終値は986円、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS56円32銭で算出)は約18倍、前期推定配当利回り(会社予想30円で算出)は約3.0%、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS395円05銭で算出)は約2.5倍、時価総額は約81億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月06日更新]

ソーバルは反発の動き、20年2月期増益予想、さらに上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓を推進している。20年2月期増益予想である。さらに上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。なお4月10日に20年2月期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ独立系組み込みソフト開発企業である。顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制の強化、人材の採用・教育、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

 19年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ39.0%、ソニーグループ16.6%、富士通グループ8.4%、リクルートグループ2.9%、日立グループ2.9%、NTTグループ2.8%、その他27.4%だった。取引社数は18年2月期比3社増加の184社だった。優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴である。また取引先数の増加に伴ってキヤノングループの構成比が低下し、1社依存体質からの脱却と収益の多角化も進展している。

 契約種別比率は請負53.9%、派遣46.1%(18年2月期は請負50.4%、派遣49.6%)だった。請負比率が上昇傾向であり、当面の目標を60%としている。

■20年2月期3Q累計大幅増益で通期上振れ余地

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.1%増の81億96百万円、営業利益が1.4%増の6億30百万円、経常利益が1.6%増の6億42百万円、純利益が10.1%増の4億60百万円としている。配当予想は3円増配の30円(第2四半期末15円、期末15円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比0.8%増の61億46百万円、営業利益が22.9%増の5億39百万円、経常利益が22.5%増の5億49百万円、純利益が18.9%増の3億51百万円だった。売上高は横ばいだったが、請負業務の体制構築進捗などで利益率が改善して大幅増益だった。

 通期も請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制推進、人材教育や最適人員配置による派遣業務の収益力強化、アライアンスも活用した新規分野における収益案件獲得などを推進する。

 第3四半期累計の進捗率は売上高75.0%、営業利益85.6%と順調である。通期上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は反発の動き

 株価は反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。2月5日の終値は1314円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円32銭で算出)は約23倍、今期予想配当利回り(会社予想の30円で算出)は約2.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS395円05銭で算出)は約3.3倍、時価総額は約107億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月14日更新]

ソーバルは戻り試す、20年2月期3Q累計大幅増益で通期上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓を推進している。20年2月期増益予想である。第3四半期累計は大幅増益と順調だった。通期上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は徐々に水準を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制の強化、人材の採用・教育、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

 19年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ39.0%、ソニーグループ16.6%、富士通グループ8.4%、リクルートグループ2.9%、日立グループ2.9%、NTTグループ2.8%、その他27.4%だった。取引社数は18年2月期比3社増加の184社だった。優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴である。また取引先数の増加に伴ってキヤノングループの構成比が低下し、1社依存体質からの脱却と収益の多角化も進展している。

 契約種別比率は請負53.9%、派遣46.1%(18年2月期は請負50.4%、派遣49.6%)だった。請負比率が上昇傾向であり、当面の目標を60%としている。

■20年2月期3Q累計大幅増益で通期上振れ余地

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.1%増の81億96百万円、営業利益が1.4%増の6億30百万円、経常利益が1.6%増の6億42百万円、純利益が10.1%増の4億60百万円としている。配当予想は3円増配の30円(第2四半期末15円、期末15円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比0.8%増の61億46百万円、営業利益が22.9%増の5億39百万円、経常利益が22.5%増の5億49百万円、純利益が18.9%増の3億51百万円だった。売上高は横ばいだったが、請負業務の体制構築進捗などで利益率が改善して大幅増益だった。

 通期も請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制推進、人材教育や最適人員配置による派遣業務の収益力強化、アライアンスも活用した新規分野における収益案件獲得などを推進する。

 第3四半期累計の進捗率は売上高75.0%、営業利益85.6%と順調である。通期上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は戻り試す

 株価は徐々に水準を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。1月10日の終値は1300円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS56円32銭で算出)は約23倍、今期予想配当利回り(会社予想30円で算出)は約2.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS395円05銭で算出)は約3.3倍、時価総額は約106億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月03日更新]

ソーバルは調整一巡、20年2月期増益予想で上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓を推進している。20年2月期増益予想である。さらに上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は上値が重くモミ合い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。なお12月27日に第3四半期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制の強化、人材の採用・教育、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

 19年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ39.0%、ソニーグループ16.6%、富士通グループ8.4%、リクルートグループ2.9%、日立グループ2.9%、NTTグループ2.8%、その他27.4%だった。取引社数は18年2月期比3社増加の184社だった。優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴である。また取引先数の増加に伴ってキヤノングループの構成比が低下し、1社依存体質からの脱却と収益の多角化も進展している。

 契約種別比率は請負53.9%、派遣46.1%(18年2月期は請負50.4%、派遣49.6%)だった。請負比率が上昇傾向であり、当面の目標を60%としている。

■20年2月期増益予想で上振れ余地

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.1%増の81億96百万円、営業利益が1.4%増の6億30百万円、経常利益が1.6%増の6億42百万円、純利益が10.1%増の4億60百万円としている。配当予想は3円増配の30円(第2四半期末15円、期末15円)である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比2.8%増の41億57百万円、営業利益が28.3%増の3億63百万円、経常利益が27.6%増の3億73百万円、純利益が23.7%増の2億40百万円だった。請負比率の拡大を軸に構造転換を推進した結果、利益率が改善して大幅増益だった。請負比率は58.5%まで上昇した。

 通期も請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制推進、人材教育や最適人員配置による派遣業務の収益力強化、アライアンスも活用した新規分野における収益案件獲得などを推進する。

 第2四半期累計の進捗率は売上高50.7%、営業利益57.6と高水準だった。通期上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は調整一巡

 株価は上値が重くモミ合い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。12月2日の終値は1189円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS56円32銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想30円で算出)は約2.5%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS395円05銭で算出)は約3.0倍、時価総額は約97億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月01日更新]

ソーバルは調整一巡、20年2月期増益予想で上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓を推進している。20年2月期増益・連続増配予想である。そして上振れ余地がありそうだ。株価は反発力の鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制の強化、人材の採用・教育、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

 19年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ39.0%、ソニーグループ16.6%、富士通グループ8.4%、リクルートグループ2.9%、日立グループ2.9%、NTTグループ2.8%、その他27.4%だった。取引社数は18年2月期比3社増加の184社だった。優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴である。また取引先数の増加に伴ってキヤノングループの構成比が低下し、1社依存体質からの脱却と収益の多角化も進展している。

 契約種別比率は請負53.9%、派遣46.1%(18年2月期は請負50.4%、派遣49.6%)だった。請負比率が上昇傾向であり、当面の目標を60%としている。

■20年2月期増益予想で上振れ余地

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.1%増の81億96百万円、営業利益が1.4%増の6億30百万円、経常利益が1.6%増の6億42百万円、純利益が10.1%増の4億60百万円としている。配当予想は3円増配の30円(第2四半期末15円、期末15円)で、配当性向は53.3%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比2.8%増の41億57百万円、営業利益が28.3%増の3億63百万円、経常利益が27.6%増の3億73百万円、純利益が23.7%増の2億40百万円だった。請負比率の拡大を軸に構造転換を推進した結果、利益率が改善して大幅増益だった。請負比率は58.5%まで上昇した。

 通期も請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制推進、人材教育や最適人員配置による派遣業務の収益力強化、アライアンスも活用した新規分野における収益案件獲得などを推進する。

 第2四半期累計の進捗率は売上高50.7%、営業利益57.6と高水準だった。通期上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は調整一巡

 株価は反発力の鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。10月31日の終値は1141円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS56円32銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想30円で算出)は約2.6%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS395円05銭で算出)は約2.9倍、時価総額は約93億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月10日更新]

ソーバルは戻り試す、20年2月期増益予想、2Q累計大幅増益で通期上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓を推進している。20年2月期増益・連続増配予想である。第2四半期累計は大幅増益となり、進捗率も高水準だった。通期上振れ余地がありそうだ。株価は9月の直近安値圏から反発して下値を切り上げている。調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制の強化、人材の採用・教育、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

 19年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ39.0%、ソニーグループ16.6%、富士通グループ8.4%、リクルートグループ2.9%、日立グループ2.9%、NTTグループ2.8%、その他27.4%だった。取引社数は18年2月期比3社増加の184社だった。優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴である。また取引先数の増加に伴ってキヤノングループの構成比が低下し、1社依存体質からの脱却と収益の多角化も進展している。

 契約種別比率は請負53.9%、派遣46.1%(18年2月期は請負50.4%、派遣49.6%)だった。請負比率が上昇傾向であり、当面の目標を60%としている。

■20年2月期増益予想、2Q累計大幅増益で通期上振れ余地

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.1%増の81億96百万円、営業利益が1.4%増の6億30百万円、経常利益が1.6%増の6億42百万円、純利益が10.1%増の4億60百万円としている。配当予想は3円増配の年間30円(第2四半期末15円、期末15円)で、予想配当性向は53.3%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比2.8%増の41億57百万円、営業利益が28.3%増の3億63百万円、経常利益が27.6%増の3億73百万円、純利益が23.7%増の2億40百万円だった。請負比率の拡大を軸に構造転換を推進した結果、利益率が改善して大幅増益だった。請負比率は58.5%まで上昇した。

 通期も請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制推進、人材教育や最適人員配置による派遣業務の収益力強化、アライアンスも活用した新規分野における収益案件獲得などを推進する。

 第2四半期累計の進捗率は売上高50.7%、営業利益57.6と高水準だった。通期上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は戻り試す

 株価は9月の直近安値圏から反発して下値を切り上げている。調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。10月9日の終値は1148円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS56円32銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は約2.6%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS395円05銭で算出)は約2.9倍、時価総額は約94億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月02日更新]

ソーバルは調整一巡、20年2月期増益・連続増配予想で上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓を推進している。20年2月期増益・連続増配予想である。そして上振れ余地がありそうだ。株価は7月の年初来高値から反落して水準を切り下げたが、調整一巡して出直りを期待したい。なお9月30日に第2四半期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制の強化、人材の採用・教育、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

 19年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ39.0%、ソニーグループ16.6%、富士通グループ8.4%、リクルートグループ2.9%、日立グループ2.9%、NTTグループ2.8%、その他27.4%だった。取引社数は18年2月期比3社増加の184社だった。優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴である。また取引先数の増加に伴ってキヤノングループの構成比が低下し、1社依存体質からの脱却と収益の多角化も進展している。

 契約種別比率は請負53.9%、派遣46.1%(18年2月期は請負50.4%、派遣49.6%)だった。請負比率が上昇傾向であり、当面の目標を60%としている。

■20年2月期増益・連続増配予想で上振れ余地

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.1%増の81億96百万円、営業利益が1.4%増の6億30百万円、経常利益が1.6%増の6億42百万円、純利益が10.1%増の4億60百万円としている。配当予想は3円増配の年間30円(第2四半期末15円、期末15円)で、予想配当性向は53.3%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比1.1%増の20億85百万円で、営業利益が17.3%増の1億93百万円、経常利益が16.3%増の1億92百万円、純利益が13.0%増の1億22百万円だった。売上高は微増にとどまったが、各利益は2桁増益だった。請負業務の拡大や最適な人員配置などで利益率が改善した。

 通期も請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制推進、人材教育や最適人員配置による派遣業務の収益力強化、アライアンスも活用した新規分野における収益案件獲得などを推進する。そして第1四半期の営業利益進捗率は30.6%と順調だった。通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は戻り歩調

 4月10日発表の自己株式取得(上限30万株・4億50百万円、取得期間19年4月11日〜19年10月10日)は、8月9日時点で累計取得株式数30万株となって終了した。

 株価は7月の年初来高値から反落して水準を切り下げたが、調整一巡して出直りを期待したい。8月30日の終値は1131円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円32銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は約2.7%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS395円05銭で算出)は約2.9倍、時価総額は約92億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月02日更新]

ソーバルは上値試す、20年2月期増益・連続増配予想で上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓を推進している。20年2月期増益・連続増配予想である。そして上振れ余地がありそうだ。株価は7月の年初来高値から反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制の強化、人材の採用・教育、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

 19年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ39.0%、ソニーグループ16.6%、富士通グループ8.4%、リクルートグループ2.9%、日立グループ2.9%、NTTグループ2.8%、その他27.4%だった。取引社数は18年2月期比3社増加の184社だった。優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴である。また取引先数の増加に伴ってキヤノングループの構成比が低下し、1社依存体質からの脱却と収益の多角化も進展している。

 契約種別比率は請負53.9%、派遣46.1%(18年2月期は請負50.4%、派遣49.6%)だった。請負比率が上昇傾向であり、当面の目標を60%としている。

■20年2月期増益・連続増配予想で上振れ余地

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.1%増の81億96百万円、営業利益が1.4%増の6億30百万円、経常利益が1.6%増の6億42百万円、純利益が10.1%増の4億60百万円としている。配当予想は3円増配の年間30円(第2四半期末15円、期末15円)で、予想配当性向は53.3%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比1.1%増の20億85百万円で、営業利益が17.3%増の1億93百万円、経常利益が16.3%増の1億92百万円、純利益が13.0%増の1億22百万円だった。売上高は微増にとどまったが、各利益は2桁増益だった。請負業務の拡大や最適な人員配置などで利益率が改善した。

 通期も請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制推進、人材教育や最適人員配置による派遣業務の収益力強化、アライアンスも活用した新規分野における収益案件獲得などを推進する。そして第1四半期の営業利益進捗率は30.6%と順調だった。通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は戻り歩調

 4月10日発表した自己株式取得(上限30万株・4億50百万円、取得期間19年4月11日〜19年10月10日)については、7月31日時点で累計取得株式数27万8500株となっている。

 株価は7月22日の年初来高値から反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。8月1日の終値は1294円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円32銭で算出)は約23倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は約2.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS395円05銭で算出)は約3.3倍、時価総額は約106億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月08日更新]

ソーバルは上放れ期待、20年2月期増益・連続増配予想、1Q順調で通期上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓を推進している。20年2月期増益・連続増配予想である。第1四半期は2桁増益で進捗率も順調だった。通期予想に上振れ余地がありそうだ。株価は年初来高値圏でモミ合う展開だが、上放れを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制の強化、人材の採用・教育、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

 19年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ39.0%、ソニーグループ16.6%、富士通グループ8.4%、リクルートグループ2.9%、日立グループ2.9%、NTTグループ2.8%、その他27.4%だった。取引社数は18年2月期比3社増加の184社だった。優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴である。また取引先数の増加に伴ってキヤノングループの構成比が低下し、1社依存体質からの脱却と収益の多角化も進展している。

 契約種別比率は請負53.9%、派遣46.1%(18年2月期は請負50.4%、派遣49.6%)だった。請負比率が上昇傾向であり、当面の目標を60%としている。

■20年2月期増益・連続増配予想、1Q順調で通期上振れ余地

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.1%増の81億96百万円、営業利益が1.4%増の6億30百万円、経常利益が1.6%増の6億42百万円、純利益が10.1%増の4億60百万円としている。配当予想は3円増配の年間30円(第2四半期末15円、期末15円)で、予想配当性向は53.3%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比1.1%増の20億85百万円で、営業利益が17.3%増の1億93百万円、経常利益が16.3%増の1億92百万円、純利益が13.0%増の1億22百万円だった。売上高は微増にとどまったが、各利益は2桁増益だった。請負業務の拡大や最適な人員配置などで利益率が改善した。

 通期も請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制推進、人材教育や最適人員配置による派遣業務の収益力強化、アライアンスも活用した新規分野における収益案件獲得などを推進する。そして第1四半期の営業利益進捗率は30.6%と順調だった。通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は戻り歩調

 4月10日発表した自己株式取得(上限30万株・4億50百万円、取得期間19年4月11日〜19年10月10日)については、6月30日時点で累計取得株式数24万9900株となっている。

 株価は年初来高値圏1100円〜1200円近辺でモミ合う展開だが、上放れを期待したい。7月5日の終値は1155円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円32銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は約2.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS395円05銭で算出)は約2.9倍、時価総額は約94億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月13日更新]

ソーバルは調整一巡、20年2月期増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓を推進している。20年2月期増益・連続増配予想である。自社株買いも実施している。株価は戻り一服の形だが、調整一巡して出直りを期待したい。なお6月28日に第1四半期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制の強化、人材の採用・教育、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

 19年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ39.0%、ソニーグループ16.6%、富士通グループ8.4%、リクルートグループ2.9%、日立グループ2.9%、NTTグループ2.8%、その他27.4%だった。取引社数は18年2月期比3社増加の184社だった。優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴である。また取引先数の増加に伴ってキヤノングループの構成比が低下し、1社依存体質からの脱却と収益の多角化も進展している。

 契約種別比率は請負53.9%、派遣46.1%(18年2月期は請負50.4%、派遣49.6%)だった。請負比率が上昇傾向であり、当面の目標を60%としている。

■20年2月期増益・連続増配予想

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.1%増の81億96百万円、営業利益が1.4%増の6億30百万円、経常利益が1.6%増の6億42百万円、純利益が10.1%増の4億60百万円としている。配当予想は3円増配の年間30円(第2四半期末15円、期末15円)で、予想配当性向は53.3%となる。

 売上高は横ばいだが、増益・連続増配予想である。請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制推進、人材教育や最適人員配置による派遣業務の収益力強化、アライアンスも活用した新規分野における収益案件獲得などを推進する。好業績を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は戻り歩調

 4月10日発表した自己株式取得(上限30万株・4億50百万円、取得期間19年4月11日〜19年10月10日)については、5月31日時点で累計取得株式数19万7300株となっている。

 株価は戻り一服の形だが、調整一巡して出直りを期待したい。6月12日の終値は1125円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円32銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は約2.7%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS395円05銭で算出)は約2.8倍、時価総額は約92億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月17日更新]

ソーバルは戻り歩調、20年2月期増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓を推進している。20年2月期増益・連続増配予想である。自社株買いも実施している。株価は反発して戻り歩調だ。出直り本格化を期待したい。なお6月28日に第1四半期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制の強化、人材の採用・教育、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

 19年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ39.0%、ソニーグループ16.6%、富士通グループ8.4%、リクルートグループ2.9%、日立グループ2.9%、NTTグループ2.8%、その他27.4%だった。取引社数は18年2月期比3社増加の184社だった。優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴である。また取引先数の増加に伴ってキヤノングループの構成比が低下し、1社依存体質からの脱却と収益の多角化も進展している。

 契約種別比率は請負53.9%、派遣46.1%(18年2月期は請負50.4%、派遣49.6%)だった。請負比率が上昇傾向であり、当面の目標を60%としている。

■20年2月期増益・連続増配予想

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.1%増の81億96百万円、営業利益が1.4%増の6億30百万円、経常利益が1.6%増の6億42百万円、純利益が10.1%増の4億60百万円としている。配当予想は3円増配の年間30円(第2四半期末15円、期末15円)で、予想配当性向は53.3%となる。

 増益・連続増配予想である。請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制推進、人材教育や最適人員配置による派遣業務の収益力強化、アライアンスも活用した新規分野における収益案件獲得などを推進する。好業績を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は戻り歩調

 4月10日発表した自己株式取得(上限30万株・4億50百万円、取得期間19年4月11日〜19年10月10日)については、4月30日時点で累計取得株式数11万6700株となっている。

 株価は安値圏800円近辺から反発して戻り歩調だ。出直り本格化を期待したい。5月16日の終値は1147円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円32銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は約2.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS395円05銭で算出)は約2.9倍、時価総額は約94億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月22日更新]

ソーバルは急反発、20年2月期連続増配予想で自社株買いも実施

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。19年2月期は営業・経常増益で配当を増額した。20年2月期は営業・経常利益横ばい予想だが、連続増配で自社株買いも実施する。株価は急反発の動きだ。出直りを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。顧客や分野の多様化、自動車・AI・IoTなど新規技術分野の開拓、プロジェクト管理体制の強化、人材の採用・教育、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

 19年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ39.0%、ソニーグループ16.6%、富士通グループ8.4%、リクルートグループ2.9%、日立グループ2.9%、NTTグループ2.8%、その他27.4%だった。取引社数は18年2月期比3社増加の184社だった。優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴である。また取引先数の増加に伴ってキヤノングループの構成比が低下し、1社依存体質からの脱却と収益の多角化も進展している。

 契約種別比率は請負53.9%、派遣46.1%(18年2月期は請負50.4%、派遣49.6%)だった。請負比率が上昇傾向であり、当面の目標を60%としている。

■20年2月期営業・経常利益横ばいだが連続増配予想

 19年2月期の連結業績は、売上高が18年2月期比0.4%減の81億90百万円、営業利益が6.0%増の6億21百万円、経常利益が7.4%増の6億31百万円、純利益が1.7%減の4億17百万円だった。売上高が計画を下回って減収となり、純利益は法人税の影響で減益だったが、請負業務拡大などで利益率が改善して営業・経常増益だった。配当は期末1円増額して年間27円(第2四半期末13円、期末14円)とした。18年2月期との比較(17年9月1日付株式2分割換算後)では2円50銭増配となる。配当性向は52.8%である。

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比0.1%増の81億96百万円、営業利益が1.4%増の6億30百万円、経常利益が1.6%増の6億42百万円、純利益が10.1%増の4億60百万円としている。配当予想は3円増配の年間30円(第2四半期末15円、期末15円)で、予想配当性向は53.3%となる。

 請負業務の拡大、優良顧客からの継続受注、プロジェクト管理体制の継続強化、部門間のクロスセル体制推進、人材教育や最適人員配置による派遣業務の収益力強化、アライアンスも活用した新規分野における収益案件獲得などを推進する。営業・経常利益横ばい予想だが好業績を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は急反発

 4月10日に自己株式取得(上限30万株・4億50百万円、取得期間19年4月11日〜19年10月10日)を発表した。

 株価は急反発の動きだ。出直りを期待したい。4月19日の終値は1110円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS56円32銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は約2.7%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS395円05銭で算出)は約2.8倍、時価総額は約91億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月04日更新]

ソーバルは調整一巡して出直り期待、19年2月期増収増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。19年2月期増収増益・連続増配予想である。株価は反発力のの鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。なお4月10日に19年2月期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

 18年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ45.8%、ソニーグループ13.9%、富士通グループ9.6%、リクルートグループ3.4%、NTTグループ3.2%、その他24.1%だった。取引社数は17年2月期比22社増加の181社だった。

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴だ。また自動運転技術を中心に日立グループとの取引を強化し、取引先の増加で収益の多角化と1社依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別売上構成比は受託開発50.4%、派遣49.6%で、受託開発が50%超に上昇した。また社員数に依存しない収益構造の構築を目指し、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

■19年2月期増収増益・連続増配予想、3Q累計概ね順調

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比1.5%増の83億50百万円、営業利益が6.7%増の6億25百万円、経常利益が7.5%増の6億32百万円、純利益が0.4%増の4億27百万円としている。配当予想は1円50銭増配(17年9月1日付株式2分割換算後)の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。予想配当性向は49.7%となる。

 既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規技術分野および新規業種分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで利益水準の向上を推進する。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比0.1%減の60億99百万円、営業利益が1.4%増の4億38百万円、経常利益が3.2%増の4億49百万円、純利益が2.2%増の2億95百万円だった。微増益にとどまったが、既存の上位取引先からの引き合いが堅調に推移し、請負業務のプロジェクト管理徹底も寄与して概ね順調だった。自動運転など新規分野の取引も着実に拡大した。

 第3四半期累計の進捗率は売上高73.0%、営業利益70.1%と概ね順調である。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は反発力の鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。3月1日の終値は938円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円28銭で算出)は約18倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は約2.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS369円39銭で算出)は約2.5倍、時価総額は約77億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月05日更新]

ソーバルは調整一巡感、19年2月期増収増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。19年2月期増収増益・連続増配予想である。株価は地合い悪が影響した12月の安値から切り返して調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

 18年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ45.8%、ソニーグループ13.9%、富士通グループ9.6%、リクルートグループ3.4%、NTTグループ3.2%、その他24.1%だった。取引社数は17年2月期比22社増加の181社だった。

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴だ。また自動運転技術を中心に日立グループとの取引を強化し、取引先の増加で収益の多角化と1社依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別売上構成比は受託開発50.4%、派遣49.6%で、受託開発が50%超に上昇した。また社員数に依存しない収益構造の構築を目指し、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

■19年2月期増収増益・連続増配予想、3Q累計概ね順調

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比1.5%増の83億50百万円、営業利益が6.7%増の6億25百万円、経常利益が7.5%増の6億32百万円、純利益が0.4%増の4億27百万円としている。配当予想は1円50銭増配(17年9月1日付株式2分割換算後)の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。予想配当性向は49.7%となる。

 既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規技術分野および新規業種分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで利益水準の向上を推進する。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比0.1%減の60億99百万円、営業利益が1.4%増の4億38百万円、経常利益が3.2%増の4億49百万円、純利益が2.2%増の2億95百万円だった。微増益にとどまったが、既存の上位取引先からの引き合いが堅調に推移し、請負業務のプロジェクト管理徹底も寄与して概ね順調だった。自動運転など新規分野の取引も着実に拡大した。

 第3四半期累計の進捗率は売上高73.0%、営業利益70.1%と概ね順調である。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は調整一巡感

 株価は地合い悪が影響した12月の安値767円から切り返して調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。2月4日の終値は944円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円28銭で算出)は約18倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は約2.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS369円39銭で算出)は約2.6倍、時価総額は約77億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月15日更新]

ソーバルは調整一巡して出直り期待、19年2月期増収増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。19年2月期増収増益・連続増配予想である。第3四半期累計は微増益にとどまったが、概ね順調のようだ。株価は地合い悪の影響で昨年来安値圏だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

 18年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ45.8%、ソニーグループ13.9%、富士通グループ9.6%、リクルートグループ3.4%、NTTグループ3.2%、その他24.1%だった。取引社数は17年2月期比22社増加の181社だった。

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴だ。また自動運転技術を中心に日立グループとの取引を強化し、取引先の増加で収益の多角化と1社依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別売上構成比は受託開発50.4%、派遣49.6%で、受託開発が50%超に上昇した。また社員数に依存しない収益構造の構築を目指し、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

■19年2月期増収増益・連続増配予想、3Q累計概ね順調

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比1.5%増の83億50百万円、営業利益が6.7%増の6億25百万円、経常利益が7.5%増の6億32百万円、純利益が0.4%増の4億27百万円としている。配当予想は1円50銭増配(17年9月1日付株式2分割換算後)の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。予想配当性向は49.7%となる。

 既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規技術分野および新規業種分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで利益水準の向上を推進する。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比0.1%減の60億99百万円、営業利益が1.4%増の4億38百万円、経常利益が3.2%増の4億49百万円、純利益が2.2%増の2億95百万円だった。微増益にとどまったが、既存の上位取引先からの引き合いが堅調に推移し、請負業務のプロジェクト管理徹底も寄与して概ね順調だった。自動運転など新規分野の取引も着実に拡大した。

 第3四半期累計の進捗率は売上高73.0%、営業利益70.1%と概ね順調である。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は地合い悪の影響で昨年来安値圏だが、12月25日の767円から切り返す動きだ。調整一巡して出直りを期待したい。1月11日の終値は869円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円28銭で算出)は約17倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は約3.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS369円39銭で算出)は約2.4倍、時価総額は約71億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月04日更新]

ソーバルは調整一巡して反発の動き、19年2月期増収増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。19年2月期増収増益・連続増配予想である。株価は年初来安値を更新する展開だったが、調整一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。なお12月28日に第3四半期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

 18年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ45.8%、ソニーグループ13.9%、富士通グループ9.6%、リクルートグループ3.4%、NTTグループ3.2%、その他24.1%だった。取引社数は17年2月期比22社増加の181社だった。

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴だ。また自動運転技術を中心に日立グループとの取引を強化し、取引先の増加で収益の多角化と1社依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別売上構成比は受託開発50.4%、派遣49.6%で、受託開発が50%超に上昇した。また社員数に依存しない収益構造の構築を目指し、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

■19年2月期増収増益・連続増配予想

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比1.5%増の83億50百万円、営業利益が6.7%増の6億25百万円、経常利益が7.5%増の6億32百万円、純利益が0.4%増の4億27百万円としている。配当予想は1円50銭増配(17年9月1日付株式2分割換算後)の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。予想配当性向は49.7%となる。

 既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規技術分野および新規業種分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで利益水準の向上を推進する。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比0.4%減の40億46百万円、営業利益が6.5%増の2億83百万円、経常利益が9.3%増の2億92百万円、純利益が6.9%増の1億94百万円だった。微減収だが、のれん償却負担の減少や事業所整理による販管費の減少なども寄与して計画超の増益だった。

 第2四半期の進捗率は売上高48.5%、営業利益45.3%とやや低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画である。また自動運転関連など自動車メーカーとの取引が拡大基調であり、通期ベースでも好業績が期待される。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は調整一巡して反発の動き

 株価は11月21日安値868円から切り返し、11月29日には1058円まで上伸した。年初来安値を更新する展開だったが、調整一巡して反発の動きを強めている。

 12月3日の終値は1015円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS52円28銭で算出)は約19倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は約2.6%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS369円39銭で算出)は約2.7倍、時価総額は約83億円である。出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月01日更新]

ソーバルは売られ過ぎ感、19年2月期増収増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。19年2月期増収増益・連続増配予想である。株価は地合い悪化も影響して年初来安値を更新したが、売られ過ぎ感を強めている。好業績を見直して反発を期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

 18年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ45.8%、ソニーグループ13.9%、富士通グループ9.6%、リクルートグループ3.4%、NTTグループ3.2%、その他24.1%だった。取引社数は17年2月期比22社増加の181社だった。

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴だ。また自動運転技術を中心に日立グループとの取引を強化し、取引先の増加で収益の多角化と1社依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別売上構成比は受託開発50.4%、派遣49.6%で、受託開発が50%超に上昇した。また社員数に依存しない収益構造の構築を目指し、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

■19年2月期増収増益・連続増配予想

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比1.5%増の83億50百万円、営業利益が6.7%増の6億25百万円、経常利益が7.5%増の6億32百万円、純利益が0.4%増の4億27百万円としている。配当予想は1円50銭増配(17年9月1日付株式2分割換算後)の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。予想配当性向は49.7%となる。

 既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規技術分野および新規業種分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで利益水準の向上を推進する。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比0.4%減の40億46百万円、営業利益が6.5%増の2億83百万円、経常利益が9.3%増の2億92百万円、純利益が6.9%増の1億94百万円だった。売上高は計画をやや下回り微減収だったが、のれん償却負担の減少や事業所整理による販管費の減少なども寄与して各利益は計画超の増益だった。

 第2四半期の進捗率は売上高48.5%、営業利益45.3%とやや低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画である。また自動運転関連など自動車メーカーとの取引が拡大基調であり、通期ベースでも好業績が期待される。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は売られ過ぎ感

 株価は第2四半期累計業績に対してネガティブ反応となり、地合い悪化も影響して年初来安値を更新した。10月30日には937円まで下押す場面があった。ただし25日移動平均線に対するマイナス乖離率が20%近くまで拡大して売られ過ぎ感を強めている。

 10月31日の終値は1016円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS52円28銭で算出)は約19倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は約2.6%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS369円39銭で算出)は約2.8倍、時価総額は約83億円である。好業績を見直して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月12日更新]

ソーバルは売り一巡して反発期待、19年2月期2Q累計増益で通期増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。19年2月期第2四半期累計は増益だった。通期も増収増益、そして連続増配予想である。株価は第2四半期累計業績に対してネガティブ反応となり、地合い悪化も影響して急落の形となったが、売り一巡して反発を期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

 18年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ45.8%、ソニーグループ13.9%、富士通グループ9.6%、リクルートグループ3.4%、NTTグループ3.2%、その他24.1%だった。取引社数は17年2月期比22社増加の181社だった。

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴だ。また自動運転技術を中心に日立グループとの取引を強化し、取引先の増加で収益の多角化と1社依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別売上構成比は受託開発50.4%、派遣49.6%で、受託開発が50%超に上昇した。また社員数に依存しない収益構造の構築を目指し、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

■19年2月期2Q累計増益、通期増益・連続増配予想

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比1.5%増の83億50百万円、営業利益が6.7%増の6億25百万円、経常利益が7.5%増の6億32百万円、純利益が0.4%増の4億27百万円としている。配当予想(17年9月1日付株式2分割換算後)は1円50銭増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。予想配当性向は49.7%となる。

 既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規技術分野および新規業種分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで利益水準の向上を推進する。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比0.4%減の40億46百万円、営業利益が6.5%増の2億83百万円、経常利益が9.3%増の2億92百万円、純利益が6.9%増の1億94百万円だった。売上高は計画をやや下回り微減収だったが、のれん償却負担の減少や事業所整理による販管費の減少なども寄与して各利益は計画超の増益だった。

 第2四半期の進捗率は売上高48.5%、営業利益45.3%とやや低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画である。また自動運転関連など自動車メーカーとの取引が拡大基調であり、通期ベースでも好業績が期待される。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は売り一巡して反発期待

 株価は第2四半期累計業績に対してネガティブ反応となり、地合い悪化も影響して急落の形となった。ただし売られ過ぎ感を強めている。

 10月11日の終値は1200円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS52円28銭で算出)は約23倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は約2.2%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS369円39銭で算出)は約3.2倍、時価総額は約98億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が10%を超えて売られ過ぎ感を強めている。売り一巡して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月04日更新]

ソーバルは調整一巡して出直り期待、19年2月期増収増益・連続増配予想で上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。19年2月期増収増益・連続増配予想である。そして上振れ余地がありそうだ。株価は6月高値から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。なお9月28日に第2四半期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

 18年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ45.8%、ソニーグループ13.9%、富士通グループ9.6%、リクルートグループ3.4%、NTTグループ3.2%、その他24.1%だった。取引社数は17年2月期比22社増加の181社だった。

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴だ。また自動運転技術を中心に日立グループとの取引を強化し、取引先の増加で収益の多角化と1社依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別売上構成比は受託開発50.4%、派遣49.6%で、受託開発が50%超に上昇した。また社員数に依存しない収益構造の構築を目指し、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

■19年2月期増収増益・連続増配予想

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比1.5%増の83億50百万円、営業利益が6.7%増の6億25百万円、経常利益が7.5%増の6億32百万円、純利益が0.4%増の4億27百万円としている。配当予想(17年9月1日付株式2分割換算後)は1円50銭増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。予想配当性向は49.7%となる。

 既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規技術分野および新規業種分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで利益水準の向上を推進する。

 第1四半期は、売上高が前年同期比0.7%減の20億62百万円だが、営業利益が4.5%増の1億65百万円、経常利益が3.9%増の1億65百万円、純利益が3.9%増の1億08百万円だった。微減収だったが、採用・教育投資などを吸収して増益だった。

 第1四半期の進捗率は、第2四半期累計予想に対して売上高が50.6%、営業利益が61.8%、通期予想に対して売上高が24.7%、営業利益が26.4%と順調である。IoT分野など需要が高水準に推移して収益拡大が期待され、下期偏重の計画であることを考慮すれば通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末の株主対象

 株主優待制度は毎年8月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として実施している。保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は6月の上場来高値2280円から反落したが、1300円〜1400円近辺で推移して調整一巡感を強めている。

 9月3日の終値は1354円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円28銭で算出)は約26倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS369円39銭で算出)は約3.7倍、時価総額は約111億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線が下値を支える形だ。調整一巡して出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月01日更新]

ソーバルは調整一巡感、19年2月期増収増益・連続増配予想で上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。19年2月期増収増益・連続増配予想で上振れ余地がありそうだ。株価は第1四半期決算発表を機に6月高値から急反落したが、調整一巡感を強めている。8月末の株主優待も注目点だ。出直りを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴だ。18年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ45.8%、ソニーグループ13.9%、富士通グループ9.6%、リクルートグループ3.4%、NTTグループ3.2%、その他24.1%だった。

 取引社数は17年2月期比22社増加の181社だった。自動運転技術を中心に日立グループとの取引を強化している。取引先の増加で収益の多角化と1社依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別売上構成比は受託開発50.4%、派遣49.6%で、受託開発が50%超に上昇した。また社員数に依存しない収益構造の構築を目指し、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

■19年2月期増収増益・連続増配予想

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比1.5%増の83億50百万円、営業利益が6.7%増の6億25百万円、経常利益が7.5%増の6億32百万円、純利益が0.4%増の4億27百万円としている。配当予想(17年9月1日付株式2分割換算後)は1円50銭増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。予想配当性向は49.7%となる。

 既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規技術分野および新規業種分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで利益水準の向上を推進する。

 第1四半期は、売上高が前年同期比0.7%減の20億62百万円だが、営業利益が4.5%増の1億65百万円、経常利益が3.9%増の1億65百万円、純利益が3.9%増の1億08百万円だった。微減収だったが、採用・教育投資などを吸収して増益だった。

 第1四半期の進捗率は、第2四半期累計予想に対して売上高が50.6%、営業利益が61.8%、通期予想に対して売上高が24.7%、営業利益が26.4%と順調である。IoT分野など需要が高水準に推移して収益拡大が期待され、下期偏重の計画であることを考慮すれば通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。17年9月1日付の株式2分割に伴い、18年8月末は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は第1四半期決算発表を機に6月の上場来高値2280円から急反落した。ただし1300円台で調整一巡感を強めている。

 7月31日の終値1361円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円28銭で算出)は約26倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS369円39銭で算出)は約3.7倍、時価総額は約111億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。調整一巡して出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月05日更新]

ソーバルは目先的な売り一巡して出直り期待、19年2月期1Q順調で通期増収増益・連続増配予想、さらに上振れ余地

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。需要が高水準に推移して19年2月期増収増益・連続増配予想である。第1四半期は順調だった。下期偏重の計画であることを考慮すれば通期予想に上振れ余地がありそうだ。株価は第1四半期決算発表を機に急反落したが、目先的な売り一巡して出直りを期待したい。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴だ。18年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ45.8%、ソニーグループ13.9%、富士通グループ9.6%、リクルートグループ3.4%、NTTグループ3.2%、その他24.1%だった。

 取引社数は17年2月期比22社増加の181社だった。自動運転技術を中心に日立グループとの取引を強化している。取引先の増加で収益の多角化と1社依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別売上構成比は受託開発50.4%、派遣49.6%で、受託開発が50%超に上昇した。また社員数に依存しない収益構造の構築を目指し、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

■19年2月期増収増益・連続増配予想

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比1.5%増の83億50百万円、営業利益が6.7%増の6億25百万円、経常利益が7.5%増の6億32百万円、純利益が0.4%増の4億27百万円としている。配当予想(17年9月1日付株式2分割換算後)は1円50銭増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。予想配当性向は49.7%となる。

 既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規技術分野および新規業種分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで利益水準の向上を推進する。

 第1四半期は、売上高が前年同期比0.7%減の20億62百万円だが、営業利益が4.5%増の1億65百万円、経常利益が3.9%増の1億65百万円、純利益が3.9%増の1億08百万円だった。微減収だったが需要が堅調に推移し、人材確保に向けた採用・教育投資などを吸収して増益だった。

 第1四半期の進捗率は、第2四半期累計予想に対して売上高50.6%、営業利益61.8%、通期予想に対して売上高24.7%、営業利益26.4%と順調だ。急増しているIoT分野など需要が高水準に推移して収益拡大が期待され、期下期偏重の計画であることを考慮すれば通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。17年9月1日付の株式2分割に伴い、18年8月末は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。

■株価は目先的な売り一巡して出直り期待

 株価は6月27日の上場来高値2280円まで急伸したが、第1四半期決算発表を機に急反落した。決算発表前に急伸し、決算発表で材料出尽くしとして急反落するパターンだ。ただし1500円近辺で売り一巡感を強めている。

 7月4日の終値1556円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS52円28銭で算出)は約30倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は約1.7%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS369円39銭で算出)は約4.2倍である。時価総額は約127億円である。

 週足チャートで見ると高値圏で長い上ヒゲを付けたが、13週移動平均線が接近して過熱感が解消した。目先的な売り一巡して出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月4日更新]

ソーバルは4月高値に接近、19年2月期増収増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。需要が高水準に推移して19年2月期増収増益・連続増配予想である。株価は自律調整が一巡して4月高値に接近している。なお6月29日に第1四半期決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴だ。18年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ45.8%、ソニーグループ13.9%、富士通グループ9.6%、リクルートグループ3.4%、NTTグループ3.2%、その他24.1%だった。

 取引社数は17年2月期比22社増加の181社だった。自動運転技術を中心に日立グループとの取引を強化している。取引先の増加で収益の多角化と1社依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別売上構成比は受託開発50.4%、派遣49.6%で、受託開発が50%超に上昇した。また社員数に依存しない収益構造の構築を目指し、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

■19年2月期増収増益・連続増配予想

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比1.5%増の83億50百万円、営業利益が6.7%増の6億25百万円、経常利益が7.5%増の6億32百万円、純利益が0.4%増の4億27百万円としている。配当予想(17年9月1日付株式2分割換算後)は1円50銭増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。予想配当性向は49.7%となる。

 既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規技術分野および新規業種分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで利益水準の向上を推進する。急増しているIoT分野など需要が高水準に推移して収益拡大が期待される。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。17年9月1日付の株式2分割に伴い、18年8月末は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。

■株価は4月高値に接近

 株価は自律調整が一巡して6月1日に1395円まで上伸した。そして急伸した4月10日の上場来高値1497円に接近している。

 6月1日の終値1332円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS52円28銭で算出)は約25倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS369円39銭で算出)は約3.6倍である。時価総額は約109億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。4月高値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月09日更新]

ソーバルは戻り高値圏、19年2月期増収増益・増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。需要が高水準に推移して19年2月期増収増益・連続増配予想である。株価は戻り高値圏だ。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることが特徴だ。18年2月期の主要顧客別売上構成比はキヤノングループ45.8%、ソニーグループ13.9%、富士通グループ9.6%、リクルートグループ3.4%、NTTグループ3.2%、その他24.1%だった。

 取引社数は17年2月期比22社増加の181社だった。自動運転技術を中心に日立グループとの取引を強化している。取引先の増加で収益の多角化と1社依存体質からの脱却も進展している。

 契約種別売上構成比は受託開発50.4%、派遣49.6%で、受託開発が50%超に上昇した。また社員数に依存しない収益構造の構築を目指し、国内外の外部委託先(パートナー企業)との長期的なリレーション構築を強化している。

■19年2月期増収増益・連続増配予想

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比1.5%増の83億50百万円、営業利益が6.7%増の6億25百万円、経常利益が7.5%増の6億32百万円、純利益が0.4%増の4億27百万円としている。配当予想(17年9月1日付株式2分割換算後)は1円50銭増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)で、予想配当性向は49.7%となる。

 既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規技術分野および新規業種分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで利益水準の向上を推進する。急増しているIoT分野など需要が高水準に推移して収益拡大が期待される。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。17年9月1日付の株式2分割に伴い、18年8月末は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。

■株価は戻り高値圏

 株価は急伸した4月10日の上場来高値1497円から一旦反落したが、徐々に水準を切り上げて戻り高値圏だ。

 5月8日の終値1266円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS52円28銭で算出)は約24倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は約2.1%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS369円39銭で算出)は約3.4倍である。時価総額は約103億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が上向きに転じてきた。4月高値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月16日更新]

ソーバルは急動意の場面、19年2月期も増収増益・増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。需要が高水準に推移して18年2月期は計画超の2桁増益だった。そして19年2月期も増収増益・連続増配予想である。株価は決算発表前日に急動意の場面があった。買いが続かず反落したが、あらためて好業績を評価する動きが期待される。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築している。17年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ52.2%、ソニー<6758>グループ12.7%、富士通<6702>グループ8.5%、リクルート<6098>グループ3.3%NTT<9432>グループ2.8%、その他23.8%だった。また17年2月期の取引社数は16年2月期比7社増加の159社だった。日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

■18年2月期は計画超の2桁増益、19年2月期も増収増益・連続増配予想

 18年2月期の連結業績は、売上高が17年2月期比3.9%増の82億23百万円、営業利益が18.7%増の5億86百万円、経常利益が17.6%増の5億88百万円、純利益が22.3%増の4億25百万円だった。

 計画超の2桁増益だった。受託開発案件が順調に増加し、AI、自動運転、IoT関連の新規顧客獲得も寄与した。事業を譲り受けたIoTプラットフォーム「Alliot」運営コストを吸収して2桁増益だった。売上総利益率は19.0%で0.1ポイント上昇、販管費比率は11.9%で0.7ポイント低下した。

 配当は期末50銭増額した。17年9月1日付株式2分割後に換算すると年間24円50銭(第2四半期末12円、期末12円50銭)となり、17年12月期との比較で3円50銭増配となる。配当性向は47.1%となる。

 19年2月期の連結業績予想は、売上高が18年2月期比1.5%増の83億50百万円、営業利益が6.7%増の6億25百万円、経常利益が7.5%増の6億32百万円、純利益が0.4%増の4億27百万円としている。配当予想(17年9月1日付株式2分割換算後)は1円50銭増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)で、予想配当性向は49.7%となる。

 既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規技術分野および新規業種分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで利益水準の向上を推進する。需要が高水準に推移して収益拡大が期待される。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。17年9月1日付の株式2分割に伴い、18年8月末は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。

■株価は急動意の場面

 株価は決算発表前日の4月10日に急動意の展開となり、上場来高値1497円まで急伸する場面があった。その後は買いが続かず反落した。決算への思惑で買われた可能性がありそうだ。

 4月13日の終値1200円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円28銭で算出)は約23倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は約2.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS369円39銭で算出)は約3.2倍である。時価総額は約98億円である。

 週足チャートで見ると高値圏で長い上ヒゲを付けたが、26週移動平均線がサポートラインの形だ。あらためて好業績を評価する動きが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月07日更新]

ソーバルは売られ過ぎ感、18年2月期2桁営業増益・連続増配予想、19年2月期も収益拡大期待

 ソーバル<2186>(JQ)は、組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。需要が高水準で18年2月期2桁営業増益・連続増配予想である。19年2月期も収益拡大が期待される。株価は2月の上場来高値から急反落して水準を切り下げたが売られ過ぎ感を強めている。好業績を見直して反発が期待される。なお4月11日に18年2月期決算発表を予定している。
 
■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開
 
 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。
 
 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。
 
 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築している。17年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ52.2%、ソニー<6758>グループ12.7%、富士通<6702>グループ8.5%、リクルート<6098>グループ3.3%NTT<9432>グループ2.8%、その他23.8%だった。
 
 また17年2月期の取引社数は16年2月期比7社増加の159社となった。日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。
 
 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。
 
■18年2月期2桁営業増益・連続増配予想、19年2月期も収益拡大期待
 
 18年2月期の連結業績予想は、売上高が17年2月期比2.6%増の81億20百万円、営業利益が15.5%増の5億70百万円、経常利益が13.8%増の5億69百万円、純利益が9.6%増の3億81百万円としている。
 
 拡大余地のある既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規(技術・業種)分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで、利益水準の向上を推進する。
 
 第3四半期累計は、売上高が前年同期比3.5%増の61億04百万円、営業利益が19.3%増の4億33百万円、経常利益が17.6%増の4億34百万円、純利益が14.0%増の2億89百万円だった。
 
 受託開発案件が順調に増加し、AI、自動運転、IoTなどの新規案件獲得も寄与した。事業を譲り受けたIoTプラットフォーム「Alliot」運営コストを吸収して2桁増益だった。売上総利益率は19.5%で0.1ポイント上昇、販管費比率は12.5%で0.7ポイント低下した。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.2%、営業利益が76.0%、経常利益が76.3%、純利益が75.9%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。そして19年2月期も収益拡大が期待される。
 
 なお配当予想(7月21日に増額修正)は、第2四半期末24円、期末12円としている。17年9月1日付株式2分割後に換算すると年間24円で、17年2月期換算後の年間21円に対して3円増配となる。予想配当性向は51.4%である。
 
■株主優待制度は毎年8月末に実施
 
 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。17年9月1日付の株式2分割に伴い、18年8月末は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。
 
■株価は売られ過ぎ感
 
 株価(17年9月1日付で株式2分割)は2月2日の上場来高値1310円から急反落し、3月6日の998円まで水準を切り下げたが、売られ過ぎ感を強めている。
 
 3月6日の終値1013円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS46円66銭で算出)は21〜22倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS339円89銭で算出)は3.0倍近辺である。時価総額は約83億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を割り込んだが、日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が10%を超えて売られ過ぎ感を強めている。好業績を見直して反発が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月06日更新]

ソーバルは上場来高値圏、18年2月期2桁営業増益・連続増配予想、19年2月期も収益拡大期待
 
 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。需要が高水準で18年2月期2桁営業増益・連続増配予想である。そして19年2月期も収益拡大が期待される。株価は上場来高値圏だ。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。
 
■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開
 
 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。
 
 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。
 
 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築している。17年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ52.2%、ソニー<6758>グループ12.7%、富士通<6702>グループ8.5%、リクルート<6098>グループ3.3%NTT<9432>グループ2.8%、その他23.8%だった。
 
 また17年2月期の取引社数は16年2月期比7社増加の159社となった。日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。
 
 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。
 
■18年2月期3Q累計は2桁増益
 
 18年2月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比3.5%増の61億04百万円、営業利益が19.3%増の4億33百万円、経常利益が17.6%増の4億34百万円、純利益が14.0%増の2億89百万円だった。
 
 受託開発案件が順調に増加し、AI、自動運転、IoTなどの新規案件獲得も寄与した。事業を譲り受けたIoTプラットフォーム「Alliot」運営コストを吸収して2桁増益だった。売上総利益率は19.5%で0.1ポイント上昇、販管費比率は12.5%で0.7ポイント低下した。
 
■18年2月期2桁営業増益・連続増配予想
 
 18年2月期通期の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が17年2月期比2.6%増の81億20百万円、営業利益が15.5%増の5億70百万円、経常利益が13.8%増の5億69百万円、純利益が9.6%増の3億81百万円としている。
 
 拡大余地のある既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規(技術・業種)分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで、利益水準の向上を推進する。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.2%、営業利益が76.0%、経常利益が76.3%、純利益が75.9%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。そして19年2月期も収益拡大が期待される。
 
 配当予想(7月21日に増額修正)は、第2四半期末24円、期末12円としている。17年9月1日付株式2分割後に換算すると年間24円で、17年2月期の年間21円に対して3円増配となる。予想配当性向は51.4%である。
 
■株主優待制度は毎年8月末に実施
 
 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。17年9月1日付の株式2分割に伴い、18年8月末は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。
 
■株価は上場来高値圏
 
 株価(17年9月1日付で株式2分割)は上場来高値圏だ。2月2日に1310円まで上伸して17年7月1290円を突破した。
 
 2月5日の終値1256円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円66銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は1.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS339円89銭で算出)は3.7倍近辺である。時価総額は約103億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線、26週移動平均線とも上向いて先高感を強めている。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月12日更新]

ソーバルは戻り歩調、18年2月期3Q累計が2桁増益で2桁営業増益・連続増配予想
 
 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。需要が高水準で18年2月期第3四半期累計は2桁増益だった。通期も2桁営業増益・連続増配予想である。株価は戻り歩調だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
 
■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開
 
 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。
 
 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。
 
 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築している。17年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ52.2%、ソニー<6758>グループ12.7%、富士通<6702>グループ8.5%、リクルート<6098>グループ3.3%NTT<9432>グループ2.8%、その他23.8%だった。また17年2月期の取引社数は16年2月期比7社増加の159社となった。日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。
 
 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。
 
■18年2月期3Q累計は2桁増益
 
 18年2月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比3.5%増の61億04百万円、営業利益が19.3%増の4億33百万円、経常利益が17.6%増の4億34百万円、純利益が14.0%増の2億89百万円だった。
 
 受託開発案件が順調に増加し、AI、自動運転、IoTなどの新規案件獲得も寄与した。事業を譲り受けたIoTプラットフォーム「Alliot」運営コストを吸収して2桁増益だった。売上総利益率は19.5%で0.1ポイント上昇、販管費比率は12.5%で0.7ポイント低下した。
 
■18年2月期2桁営業増益・連続増配予想
 
 18年2月期通期の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が17年2月期比2.6%増の81億20百万円、営業利益が15.5%増の5億70百万円、経常利益が13.8%増の5億69百万円、純利益が9.6%増の3億81百万円としている。
 
 拡大余地のある既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規(技術・業種)分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで、利益水準の向上を推進する。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.2%、営業利益が76.0%、経常利益が76.3%、純利益が75.9%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。
 
 配当予想(7月21日に増額修正)は、第2四半期末24円、期末12円としている。17年9月1日付株式2分割後に換算すると年間24円で、17年2月期の年間21円に対して3円増配となる。予想配当性向は51.4%である。
 
■株主優待制度は毎年8月末に実施
 
 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。17年9月1日付の株式2分割に伴い、18年8月末は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。
 
■株価は戻り歩調、好業績評価して上値試す
 
 株価(17年9月1日付で株式2分割)は1000円近辺でのモミ合いから上放れて戻り歩調だ。
 
 1月11日の終値1148円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円66銭で算出)は24〜25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は2.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS339円89銭で算出)は3.4倍近辺である。時価総額は約94億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線から切り返し、13週移動平均線も上向きに転じて先高感を強めている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月06日更新]

ソーバルは日柄調整完了、18年2月期2桁営業増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。需要が高水準であり、18年2月期2桁営業増益・連続増配予想である。株価は日柄調整完了感を強めている。好業績を再評価して上値を試す展開が期待される。なお12月28日に第3四半期累計決算発表を予定している。
 
■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開
 
 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。
 
 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、IoTなど新規技術分野の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。
 
 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築している。17年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ52.2%、ソニー<6758>グループ12.7%、富士通<6702>グループ8.5%、リクルート<6098>グループ3.3%NTT<9432>グループ2.8%、その他23.8%だった。また17年2月期の取引社数は16年2月期比7社増加の159社となった。日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。
 
 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。
 
■18年2月期は2桁営業増益予想・連続増配予想
 
 今期(18年2月期)の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(17年2月期)比2.6%増の81億20百万円、営業利益が15.5%増の5億70百万円、経常利益が13.8%増の5億69百万円、純利益が9.6%増の3億81百万円としている。
 
 拡大余地のある既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規(技術・業種)分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで、利益水準の向上を推進する。
 
 第2四半期累計(3〜8月)は、売上高が前年同期比1.3%増の40億60百万円、営業利益が5.4%増の2億65百万円、経常利益が9.2%増の2億68百万円、純利益が4.7%増の1億81百万円だった。計画を上回る増収増益だった。
 
 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.0%、営業利益が46.7%、経常利益が47.1%、純利益が47.7%と順調である。通期でも好業績が期待される。
 
 配当予想(7月21日に増額修正)は、第2四半期末24円、期末12円としている。17年9月1日付株式2分割後に換算すると年間24円で、前期の年間21円に対して3円増配となる。予想配当性向は51.4%である。
 
■株主優待制度は毎年8月末に実施
 
 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。17年9月1日付株式2分割に伴い、17年8月末は従来どおりだが、18年8月末以降は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。
 
■株価は日柄調整完了感、好業績を再評価して上値試す
 
 株価(17年9月1日付で株式2分割)は1000円近辺でモミ合う形だが、急伸した7月高値後の日柄調整完了感を強めている。
 
 12月4日の終値1005円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円66銭で算出)は21〜22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS339円89銭で算出)は3.0倍近辺である。時価総額は約82億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線が接近して切り返しの動きを強めている。日柄調整が完了し、好業績を再評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月07日更新]

ソーバルは調整一巡感、需要高水準で18年2月期2桁営業増益・連続増配予想  
 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。需要が高水準であり、18年2月期2桁営業増益・連続増配予想である。株価は調整一巡し、好業績を再評価して上値を試す展開が期待される。
 
■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開
 
 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。
 
 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築している。17年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ52.2%、ソニー<6758>グループ12.7%、富士通<6702>グループ8.5%、リクルート<6098>グループ3.3%NTT<9432>グループ2.8%、その他23.8%だった。また17年2月期の取引社数は16年2月期比7社増加の159社となった。日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。
 
 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。
 
■18年2月期は2桁営業増益予想・連続増配予想
 
 今期(18年2月期)の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(17年2月期)比2.6%増の81億20百万円、営業利益が15.5%増の5億70百万円、経常利益が13.8%増の5億69百万円、純利益が9.6%増の3億81百万円としている。
 
 拡大余地のある既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規(技術・業種)分野の顧客開拓を推進する。コスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで、利益水準の向上を推進する。
 
 第2四半期累計(3〜8月)は、売上高が前年同期比1.3%増の40億60百万円、営業利益が5.4%増の2億65百万円、経常利益が9.2%増の2億68百万円、純利益が4.7%増の1億81百万円だった。IoTなど新規技術分野への進出も推進し、計画を上回る増収増益だった。
 
 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.0%、営業利益が46.7%、経常利益が47.1%、純利益が47.7%と順調である。通期でも好業績が期待される。
 
 配当予想(7月21日に増額修正)は、第2四半期末24円、期末12円としている。17年9月1日付株式2分割後に換算すると年間24円で、前期の年間21円に対して3円増配となる。予想配当性向は51.4%である。
 
■株主優待制度は毎年8月末に実施
 
 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。17年9月1日付株式2分割に伴い、17年8月末は従来どおりだが、18年8月末以降は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。
 
■株価は調整一巡感、好業績を再評価して上値試す
 
 株価(17年9月1日付で株式2分割)は7月の上場来高値1290円から反落したが、10月以降は900円台後半の水準で推移して調整一巡感を強めている。
 
 11月6日の終値985円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円66銭で算出)は21〜22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS339円89銭で算出)は2.9倍近辺である。時価総額は約80億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線回復の動きを強めている。調整一巡し、好業績を再評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月10日更新]

ソーバルは好業績を再評価して上値試す、18年2月期2Q順調で通期2桁営業増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。18年2月期第2四半期累計は増収増益と順調だった。通期は2桁営業増益・連続増配予想である。株価は7月の上場来高値から反落したが、好業績を再評価して上値を試す展開が期待される。
 
■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開
 
 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。
 
 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築している。17年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ52.2%、ソニー<6758>グループ12.7%、富士通<6702>グループ8.5%、リクルート<6098>グループ3.3%NTT<9432>グループ2.8%、その他23.8%だった。また17年2月期の取引社数は16年2月期比7社増加の159社となった。日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。
 
 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。
 
■18年2月期2Qは増収増益と順調
 
 今期(18年2月期)第2四半期累計(3〜8月)連結業績は、売上高が前年同期比1.3%増の40億60百万円、営業利益が5.4%増の2億65百万円、経常利益が9.2%増の2億68百万円、純利益が4.7%増の1億81百万円だった。
 
 IoTなど新規技術分野への進出も推進し、計画を上回る増収増益だった。売上総利益は0.3%増加したが、売上総利益率は19.7%で0.2ポイント低下した。販管費は2.1%減少し、販管費比率は13.1%で0.5ポイント低下した。
 
 なお主要顧客別の売上高構成比は、キヤノングループ48.1%、ソニーグループ13.5%、富士通グループ10.0%、リクルートグループ3.5%、NTTグループ3.1%、その他21.8%だった。日立グループとの取引は自動運転技術を中心に6.6倍の59百万円に拡大した。
 
■18年2月期は2桁営業増益予想・連続増配予想
 
 今期(18年2月期)の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(17年2月期)比2.6%増の81億20百万円、営業利益が15.5%増の5億70百万円、経常利益が13.8%増の5億69百万円、純利益が9.6%増の3億81百万円としている。
 
 売上面では、拡大余地のある既存顧客からの受注拡大、請負(受託開発)案件の獲得、新規(技術・業種)分野の顧客開拓を推進する。またコスト面では人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底による不採算プロジェクトの排除などで、利益水準の向上を推進する。
 
 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.0%、営業利益が46.7%、経常利益が47.1%、純利益が47.7%と順調である。通期でも好業績が期待される。
 
 配当予想(7月21日に増額修正)は、第2四半期末24円、期末12円としている。17年9月1日付株式2分割後に換算すると年間24円で、前期の年間21円に対して3円増配となる。予想配当性向は51.4%である。
 
■株主優待制度は毎年8月末に実施
 
 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。17年9月1日付株式2分割に伴い、17年8月末は従来どおりだが、18年8月末以降は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。
 
■株価は好業績を再評価して上値試す
 
 株価(17年9月1日付で株式2分割)は7月の上場来高値1290円から反落したが、900円台で調整一巡感を強めている。
 
 10月6日の終値1000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円66銭で算出)は21〜22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS339円89銭で算出)は2.9倍近辺である。時価総額は約82億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を再評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月14日更新]

ソーバルは調整一巡感、18年2月期2桁営業増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。18年2月期2桁営業増益・連続増配予想である。株価は急伸した7月の上場来高値から反落して水準を切り下げたが調整一巡感を強めている。なお9月29日に第2四半期累計決算発表を予定している。
 
■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開
 
 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。17年4月にはユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。
 
 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築している。17年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ52.2%、ソニー<6758>グループ12.7%、富士通<6702>グループ8.5%、NTT<9432>グループ2.8%、その他顧客23.8%だった。また17年2月期の取引社数は16年2月期比7社増加の159社となった。日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。
 
 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。
 
■18年2月期は2桁営業増益予想・連続増配予想
 
 今期(18年2月期)の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(17年2月期)比2.6%増の81億20百万円、営業利益が15.5%増の5億70百万円、経常利益が13.8%増の5億69百万円、純利益が9.6%増の3億81百万円としている。
 
 第1四半期(3〜5月)の連結業績は売上高が前年同期比1.5%増収、営業利益が15.4%増益、経常利益が29.5%増益、純利益が11.4%増益だった。需要が高水準に推移し、積極的な営業活動、AI・自動運転関連・ビッグデータ・IoTなど新技術のキャッチアップ、プロジェクトマネージャーやリーダーの育成、若手社員の教育強化なども奏功して増収・2桁増益だった。
 
 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高25.6%、営業利益27.7%、経常利益27.9%、純利益27.3%と順調である。需要が高水準に推移して通期予想に増額余地がありそうだ。
 
 配当予想は7月21日に増額修正して、第2四半期末24円、期末12円とした。17年9月1日付株式2分割後に換算すると年間24円で、前期の年間21円に対して3円増配となる。
 
■株主優待制度は毎年8月末に実施
 
 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。17年9月1日付株式2分割に伴い、17年8月末は従来どおりだが、18年8月末以降は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。
 
■株価は調整一巡感
 
 株価(17年9月1日付で株式2分割)は急伸した7月の上場来高値1290円から反落して水準を切り下げたが、900円台で調整一巡感を強めている。
 
 9月13日の終値958円を指標面(1株当たり数値は9月1日付株式2分割換算後)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円66銭で算出)は20〜21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS339円89銭で算出)は2.8倍近辺である。時価総額は約78億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月22日更新]

ソーバルは上場来高値圏、18年2月期2桁営業増益予想で配当増額や株式2分割(9月1日付)も好感  
 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。18年2月期2桁営業増益予想である。株価は配当予想増額や株式分割も好感して上場来高値圏だ。好業績を評価する流れに変化はなく、目先的な過熱感が解消して上値を試す展開が期待される。なお9月1日付で1株を2株に分割する。
 
■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開
 
 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。
 
 15年5月アンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併、17年4月ユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。
 
■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展
 
 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築している。17年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ52.2%、ソニー<6758>グループ12.7%、富士通<6702>グループ8.5%、NTT<9432>グループ2.8%、その他顧客23.8%だった。
 
 新規顧客開拓が進展しているためキヤノングループの構成比は低下傾向である。その他顧客は、アンドールシステムサポート社の貢献や新規受託開発案件の増加などで顧客層が拡大し、売上高・構成比とも上昇傾向である。また17年2月期の取引社数は16年2月期比7社増加の159社となった。日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。
 
■受注環境良好でM&A戦略も推進
 
 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。
 
 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。
 
 利益配分については、内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。
 
■18年2月期第1四半期は2桁増益
 
 今期(18年2月期)第1四半期(3月〜5月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.5%増の20億76百万円、営業利益が15.4%増の1億58百万円、経常利益が29.5%増の1億59百万円、純利益が11.4%増の1億04百万円だった。
 
 需要が高水準に推移し、積極的な営業活動、AI・自動運転関連・ビッグデータ・IoTなど新技術のキャッチアップ、プロジェクトマネージャーやリーダーの育成、若手社員の教育強化なども奏功して増収・2桁増益だった。売上総利益は2.4%増加し、売上総利益率は21.6%で0.2ポイント上昇した。販管費は3.5%減少し、販管費比率は14.0%で0.7ポイント低下した。営業外費用では退職給付費用16百万円が一巡した。
 
■18年2月期は2桁営業増益予想・連続増配予想
 
 今期(18年2月期)の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(17年2月期)比2.6%増の81億20百万円、営業利益が15.5%増の5億70百万円、経常利益が13.8%増の5億69百万円、純利益が9.6%増の3億81百万円としている。
 
 需要は高水準であり、既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、新規分野の顧客開拓、人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底などで増収・2桁営業増益予想である。通期予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が25.6%、営業利益が27.7%、経常利益が27.9%、純利益が27.3%と順調である。通期予想に増額余地がありそうだ。
 
 7月21日に株式分割と配当予想増額修正を発表した。17年8月31日を基準日(効力発生日17年9月1日)として1株を2株に分割する。また配当予想は第2四半期末24円、期末12円とした。17年9月1日付株式2分割前に換算すると年間48円で、前回予想比3円増額、前期比6円増配となる。
 
■株主優待制度は毎年8月末に実施
 
 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。1単元以上〜5単元未満保有株主に対して500円相当QUOカード、5単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。
 
 なお17年9月1日付株式2分割に伴い、17年8月末は現行どおりだが、18年8月末以降は1単元(100株)以上〜10単元(1000株)未満保有株主に対して500円相当QUOカード、10単元以上保有株主に対して2000円相当QUOカードを贈呈する。
 
■株価は上場来高値圏、目先的な過熱感解消して上値試す
 
 株価は配当予想増額や株式分割も好感して7月25日の上場来高値2580円まで急伸した。その後は目先的な過熱感で上げ一服の形だが、2000円近辺から徐々に水準を切り上げている。
 
 8月21日の終値2172円を指標面(9月1日付株式2分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS93円33銭で算出)は23〜24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS679円79銭で算出)は3.2倍近辺である。時価総額は約89億円である。
 
 週足チャートで見ると窓を開けて急伸し、高値圏で長い上ヒゲを付けたが、日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。好業績を評価する流れに変化はなく上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月14日更新]

ソーバルは上場来高値圏、18年2月期第1四半期2桁増益、通期も2桁営業増益予想・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。18年2月期第1四半期は2桁増益だった。そして通期も2桁営業増益予想・連続増配予想である。株価は上場来高値圏だ。好業績を評価する流れに変化はなく、上値を試す展開が期待される。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月アンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併、17年4月ユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴である。17年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ52.2%、ソニー<6758>グループ12.7%、富士通<6702>グループ8.5%、NTT<9432>グループ2.8%、その他顧客23.8%だった。

 新規顧客開拓が進展しているためキヤノングループの構成比は低下傾向である。その他顧客は、アンドールシステムサポート社の貢献や新規受託開発案件の増加などで顧客層が拡大し、売上高・構成比とも上昇傾向である。また17年2月期の取引社数は16年2月期比7社増加の159社となった。日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。

■18年2月期第1四半期は2桁増益

 今期(18年2月期)第1四半期(3月〜5月)の連結業績は売上高が前年同期比1.5%増の20億76百万円、営業利益が同15.4%増の1億58百万円、経常利益が同29.5%増の1億59百万円、純利益が同11.4%増の1億04百万円だった。

 需要が高水準に推移し、積極的な営業活動、AI・自動運転関連・ビッグデータ・IoTなど新技術のキャッチアップ、プロジェクトマネージャーやリーダーの育成、若手社員の教育への取り組みも奏功して増収・2桁増益だった。

 売上総利益は同2.4%増加し、売上総利益率は21.6%で同0.2ポイント上昇した。販管費は同3.5%減少し、販管費比率は14.0%で0.7ポイント低下した。営業外費用では退職給付費用16百万円が一巡した。

■18年2月期は2桁営業増益予想・連続増配予想

 今期(18年2月期)の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(17年2月期)比2.6%増の81億20百万円、営業利益が同15.5%増の5億70百万円、経常利益が同13.8%増の5億69百万円、純利益が同9.6%増の3億81百万円としている。

 需要は高水準であり、既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、新規分野の顧客開拓、人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底などで2桁営業増益予想である。配当予想は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で、予想配当性向は48.2%となる。利益配分は内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高25.6%、営業利益27.7%、経常利益27.9%、純利益27.3%と順調である。通期予想に増額余地がありそうだ。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は上場来高値圏、好業績を評価する流れに変化なし

 株価の動きを見ると、2月高値1550円を突破して、6月30日には上場来高値1741円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが上場来高値圏で堅調に推移している。

 7月12日の終値1678円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS93円33銭で算出)は18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS679円79銭で算出)は2.5倍近辺である。時価総額は約69億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、そして週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。好業績を評価する流れに変化はなく、目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月16日更新]

ソーバルは2月の上場来高値試す、18年2月期2桁営業増益・連続増配予想で自己株式消却も評価

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、18年2月期2桁営業増益・連続増配予想である。6月12日には自己株式消却を発表した。株価は好業績や自己株式消却を評価して2月の上場来高値を試す展開が期待される。なお6月30日に第1四半期の決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月アンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併、17年4月ユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。
■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴である。17年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ52.2%、ソニー<6758>グループ12.7%、富士通<6702>グループ8.5%、NTT<9432>グループ2.8%、その他顧客23.8%だった。

 新規顧客開拓が進展しているためキヤノングループの構成比は低下傾向である。その他顧客は、アンドールシステムサポート社の貢献や新規受託開発案件の増加などで顧客層が拡大し、売上高・構成比とも上昇傾向である。また17年2月期の取引社数は16年2月期比7社増加の159社となった。日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。

■17年2月期は増収減益

 前期(17年2月期)の連結業績は、売上高が前々期(16年2月期)比2.6%増の79億14百万円、営業利益が同19.2%減の4億93百万円、経常利益が同19.5%減の5億円、純利益が同11.2%減の3億47百万円だった。

 新規顧客開拓が進展して増収だが、新規顧客開拓に伴うエンジニアのシフトに係るコスト増加、一部不採算プロジェクトの発生などで減益だった。新規取引合計の売上高は3億42百万円だった。なおアンドールシステムサポートは黒字化して収益貢献した。

 売上総利益は同7.4%減少し、売上総利益率は18.9%で同2.0ポイント低下した。販管費は同0.3%減少し、販管費比率は12.6%で0.4ポイント低下した。

 ROEは12.6%で同2.3ポイント低下した。自己資本比率は77.8%で同5.3ポイント上昇した。配当は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で配当性向は50.2%だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期20億46百万円、第2四半期19億62百万円、第3四半期18億93百万円、第4四半期20億13百万円で、営業利益は1億36百万円、1億16百万円、1億10百万円、1億31百万円だった。

■18年2月期は2桁営業増益・連続増配予想

 今期(18年2月期)の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(17年2月期)比2.6%増の81億20百万円、営業利益が同15.5%増の5億70百万円、経常利益が同13.8%増の5億69百万円、純利益が同9.6%増の3億81百万円としている。

 需要は高水準であり、既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、新規分野の顧客開拓、人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底などで2桁営業増益予想である。配当予想は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で、予想配当性向は48.2%となる。利益配分は内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は2月の上場来高値を試す

 6月12日に自己株式12万2251株の消却を発表した。償却予定日は6月30日で、償却後の自己株式数は0株となる。

 株価の動きを見るとやや小動きだが、6月13日に1519円まで上伸して2月の上場来高値1550円に接近している。

 6月15日の終値1504円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS93円33銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS679円79銭で算出)は2.2倍近辺である。時価総額は約63億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績や自己株式消却を評価して2月の上場来高値を試す展開が期待される。これを突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月19日更新]

ソーバルは好業績評価して2月の上場来高値に接近、18年2月期2桁営業増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。18年2月期は新規顧客開拓も寄与して2桁営業増益・連続増配予想である。株価は4月の直近安値圏から切り返して2月の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月アンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併、17年4月ユビキタス社からIoTプラットフォーム関連のサービス&ソリューション事業を譲り受けた。■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客と強固な信頼関係を構築していることも特徴である。17年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループが52.2%、ソニー<6758>グループが12.7%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが2.8%、その他が23.8%だった。

 新規顧客開拓が進展しているためキヤノングループの構成比は低下傾向である。その他は、アンドールシステムサポート社の貢献や新規受託開発案件の増加などで顧客層が拡大し、売上高・構成比とも上昇傾向である。17年2月期の取引社数は16年2月期比7社増加の159社となった。日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。

■17年2月期は増収減益

 前期(17年2月期)の連結業績は、売上高が前々期(16年2月期)比2.6%増の79億14百万円、営業利益が同19.2%減の4億93百万円、経常利益が同19.5%減の5億円、純利益が同11.2%減の3億47百万円だった。

 新規顧客開拓が進展して増収だが、新規顧客開拓に伴うエンジニアのシフトに係るコスト増加、一部不採算プロジェクトの発生などで減益だった。新規取引合計の売上高は3億42百万円だった。なおアンドールシステムサポートは黒字化して収益貢献した。

 売上総利益は同7.4%減少し、売上総利益率は18.9%で同2.0ポイント低下した。販管費は同0.3%減少し、販管費比率は12.6%で0.4ポイント低下した。営業外収益では受取保険金16百万円を計上し、営業外費用では退職給付費用16百万円を計上した。

 ROEは12.6%で同2.3ポイント低下した。自己資本比率は77.8%で同5.3ポイント上昇した。配当は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)とした。配当性向は50.2%である。利益配分は内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期20億46百万円、第2四半期19億62百万円、第3四半期18億93百万円、第4四半期20億13百万円、営業利益は1億36百万円、1億16百万円、1億10百万円、1億31百万円だった。

■18年2月期は2桁営業増益・連続増配予想

 今期(18年2月期)の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(17年2月期)比2.6%増の81億20百万円、営業利益が同15.5%増の5億70百万円、経常利益が同13.8%増の5億69百万円、純利益が同9.6%増の3億81百万円としている。

 需要は高水準であり、既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、新規分野の顧客開拓、人材配置転換コストの削減、プロジェクト管理徹底などで2桁営業増益予想である。配当予想は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)としている。予想配当性向は48.2%となる。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度は毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は2月の上場来高値に接近

 株価の動きを見ると、4月13日の直近安値1326円から切り返して2月の上場来高値1550円に接近している。5月10日には1460円まで上伸した。

 5月18日の終値1455円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS93円33銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS679円79銭で算出)は2.1倍近辺である。時価総額は約61億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返して13週移動平均線を回復した。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月24日更新]

ソーバルは自律調整一巡して上値試す、18年2月期2桁営業増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開し、IoT分野も強化している。18年2月期は新規顧客開拓やM&A効果などで2桁営業増益・連続増配予想である。株価は2月の上場来高値から利益確定売りで一旦反落したが、自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併した。RFID事業は15年3月アートファイネックスに譲渡して経営資源をエンジニアリング事業に集中している。

 なお17年4月1日付でユビキタス社からサービス&ソリューション事業を譲り受けた。IoT分野の展開を強化する。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。16年2月期の主要顧客別売上高構成比はキヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同3.7%)、その他17.9%(同12.6%)だった。

 キヤノングループは売上高を維持しているが、新規顧客開拓が進展して構成比は低下傾向である。その他は、アンドールシステムサポート社の貢献や新規受託開発案件の増加などで顧客層が拡大し、売上高・構成比とも上昇傾向である。既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、継続的な新規顧客開拓も進展している。17年2月期は日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速している。

■収益拡大基調

 四半期別業績推移を見ると、15年2月期は売上高が第1四半期17億74百万円、第2四半期16億86百万円、第3四半期17億65百万円、第4四半期16億95百万円、営業利益が2億01百万円、70百万円、1億73百万円、1億07百万円、16年2月期は売上高が17億69百万円、19億68百万円、19億63百万円、20億17百万円、営業利益が1億79百万円、1億53百万円、1億56百万円、1億22百万円だった。15年2月期第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響したが、収益拡大基調である。

 16年2月期は受託開発案件の受注拡大、新規顧客開拓、アンドールシステムサポート新規連結、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウ共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどで計画超の2桁増収増益だった。

 売上総利益は15年2月期比11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばいだった。販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。またROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当は同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)で配当性向は41.8%だった。利益配分は内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

■17年2月期は計画未達で増収だが減益

 前期(17年2月期)連結業績は、売上高が前々期(16年2月期)比2.6%増の79億14百万円、営業利益が同19.2%減の4億93百万円、経常利益が同19.5%減の5億円、純利益が同11.2%減の3億47百万円だった。

 売上高、利益とも計画未達となり、増収だが減益だった。既存有力顧客からの受注増加、新規顧客の獲得、受託開発比率の引き上げ、AI(人工知能)・自動運転関連への技術参画、アンドールシステム子会社化などで増収だが、一部案件での不採算プロジェクトの発生、新卒社員の売上寄与遅れなどが影響した。

 売上総利益は同7.4%減少し、売上総利益率は18.9%で同2.0ポイント低下した。販管費は同0.3%減少し、販管費比率は12.6%で0.4ポイント低下した。営業外収益では受取保険金16百万円を計上し、営業外費用では退職給付費用16百万円を計上した。

 ROEは12.6%で同2.3ポイント低下した。自己資本比率は77.8%で同5.3ポイント上昇した。配当は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)とした。配当性向は50.2%である。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期20億46百万円、第2四半期19億62百万円、第3四半期18億93百万円、第4四半期20億13百万円、営業利益は1億36百万円、1億16百万円、1億10百万円、1億31百万円だった。

■18年2月期2桁営業増益・連続増配予想

 今期(18年2月期)連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(17年2月期)比2.6%増の81億20百万円、営業利益が同15.5%増の5億70百万円、経常利益が同13.8%増の5億69百万円、純利益が同9.6%増の3億81百万円としている。

 需要が高水準であり、既存顧客との取引ボリューム維持・拡大やM&A効果に加えて、人材育成効果、プロジェクト管理徹底効果も寄与して好業績が期待される。配当予想は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で、予想配当性向は48.2%となる。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価の動きを見ると、2月の上場来高値1550円から利益確定売りで一旦反落したが、1300円台から切り返す動きだ。自律調整が一巡したようだ。

 4月21日の終値1386円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS93円33銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS679円79銭で算出)は2.0倍近辺である。時価総額は約58億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月01日更新]

ソーバルは上場来高値更新、17年2月期増益・増配予想で18年2月期も収益拡大期待

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。17年2月期は新規顧客開拓やM&A効果などで増収増益予想、連続増配予想である。そして18年2月期も収益拡大基調が期待される。株価は15年6月高値を突破して上場来高値更新の展開となった。好業績を評価する流れに変化はなく、上値を試す展開が期待される。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併した。一方で15年3月RFID事業をアートファイネックスに譲渡した。経営資源をエンジニアリング事業に集中している。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。16年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同3.7%)、その他17.9%(同12.6%)だった。

 また17年2月期第2四半期累計は、キヤノン<7751>グループ53.4%、ソニー<6758>グループ11.9%、富士通<6702>グループ8.9%、NTT<9432>グループ2.9%、その他22.9%だった。

 キヤノングループは売上高を維持しているが、新規顧客開拓が進展して構成比は低下傾向である。ソニーグループは売上高・構成比とも上昇傾向である。その他は、アンドールシステムサポート社の貢献や新規受託開発案件の増加などで顧客層が拡大し、売上高・構成比とも上昇傾向である。

 既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、継続的な新規顧客開拓も進展している。17年2月期は日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速する。

■収益拡大基調

 四半期別業績推移を見ると、15年2月期は売上高が第1四半期17億74百万円、第2四半期16億86百万円、第3四半期17億65百万円、第4四半期16億95百万円、営業利益が2億01百万円、70百万円、1億73百万円、1億07百万円、16年2月期は売上高が17億69百万円、19億68百万円、19億63百万円、20億17百万円、営業利益が1億79百万円、1億53百万円、1億56百万円、1億22百万円だった。15年2月期第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響したが、収益拡大基調である。

 16年2月期は受託開発案件の受注拡大、新規顧客開拓、アンドールシステムサポート新規連結、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウ共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどで計画超の2桁増収増益だった。

 売上総利益は15年2月期比11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばいだった。販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。またROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当は同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)で配当性向は41.8%だった。利益配分は内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

■17年2月期第3四半期累計は戦略的投資で減益だが増収基調に変化なし

 前期(17年2月期)第3四半期累計(3〜11月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.5%増の59億01百万円、営業利益が同25.7%減の3億62百万円、経常利益が同26.0%減の3億69百万円、そして純利益が同14.4%減の2億53百万円だった。

 前年同期の高利益率案件の反動に加えて、新卒・若手エンジニアの教育コスト、今後の収益拡大に向けた受託開発へのシフト推進に伴うマネジメント層育成コストなど、戦略的投資コストが増加して減益だった。ただし主要顧客からの受託開発業務が拡大し、自動車やロボット関連への技術参画も寄与して増収基調に変化はない。

 売上総利益は同9.0%減少し、売上総利益率は19.4%で同2.6ポイント低下した。販管費は同1.6%増加したが、販管費比率は13.2%で0.3ポイント低下した。営業外収益では受取保険金16百万円を計上し、営業外費用では退職給付費用16百万円を計上した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期20億46百万円、第2四半期19億62百万円、第3四半期18億93百万円、営業利益は1億36百万円、1億16百万円、1億10百万円だった。

■17年2月期通期は増収増益・連続増配予想、18年2月期も収益拡大期待

 前期(17年2月期)通期の連結業績予想(4月12日公表)は売上高が前々期(16年2月期)比3.7%増の80億円、営業利益が同1.6%増の6億20百万円、経常利益が同0.6%増の6億25百万円、そして純利益が同3.4%増の4億05百万円としている。

 配当予想は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で、予想配当性向は43.6%となる。

 既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、自動車・航空宇宙・医療関連など新規分野の顧客開拓の営業活動を強化するとともに、高採算案件の選定も徹底する。また受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの育成、質の高いパートナー企業の開拓などで、プロジェクト管理も徹底する。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が73.8%、営業利益が58.4%、経常利益が59.0%、純利益が62.5%である。利益進捗率がやや低水準のため下振れに注意が必要となりそうだが、需要は高水準で増収基調に変化はない。また人材育成効果やプロジェクト管理徹底効果などで来期(18年2月期)の収益拡大が期待される。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は上場来高値更新の展開

 株価の動きを見ると、2月23日に1550円まで上伸する場面があり、15年6月高値1480円を突破して上場来高値更新の展開となった。

 2月28日の終値1439円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS96円35銭で算出)は15倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は2.9%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS655円52銭で算出)は2.2倍近辺である。時価総額は約61億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、1300円近辺でのモミ合いから上放れた。好業績を評価する流れに変化はなく、上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月09更新]

ソーバルは昨年来高値更新して15年6月の上場来高値視野、17年2月期増益・増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。17年2月期は新規顧客開拓やM&A効果などで増収増益予想、そして連続増配予想である。株価は昨年来高値更新の展開となった。上値を試す展開が期待され、15年6月の上場来高値が視野に入る。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併した。一方で15年3月RFID事業をアートファイネックスに譲渡した。経営資源をエンジニアリング事業に集中している。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。16年2月期の主要顧客別売上高構成比は、キヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同3.7%)、その他17.9%(同12.6%)だった。

 また17年2月期第2四半期累計は、キヤノン<7751>グループ53.4%、ソニー<6758>グループ11.9%、富士通<6702>グループ8.9%、NTT<9432>グループ2.9%、その他22.9%だった。キヤノングループは売上高を維持しているが、新規顧客開拓が進展して構成比は低下傾向である。ソニーグループは売上高・構成比とも上昇傾向である。その他はアンドールシステムサポート社の貢献や新規受託開発案件の増加などで顧客層が拡大し、売上高・構成比とも上昇傾向である。

 既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、継続的な新規顧客開拓も進展している。17年2月期は日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速する。

■収益拡大基調

 四半期別業績推移を見ると、15年2月期は売上高が第1四半期17億74百万円、第2四半期16億86百万円、第3四半期17億65百万円、第4四半期16億95百万円、営業利益が2億01百万円、70百万円、1億73百万円、1億07百万円、16年2月期は売上高が17億69百万円、19億68百万円、19億63百万円、20億17百万円、営業利益が1億79百万円、1億53百万円、1億56百万円、1億22百万円だった。15年2月期第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響したが、収益拡大基調である。

 16年2月期は受託開発案件の受注拡大、新規顧客開拓、アンドールシステムサポート新規連結、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウ共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどで計画超の2桁増収増益だった。

 売上総利益は15年2月期比11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばいだった。販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。またROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当は同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)で配当性向は41.8%だった。利益配分は内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

■17年2月期第3四半期累計は戦略的投資で減益だが増収基調に変化なし

 今期(17年2月期)第3四半期累計(3〜11月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.5%増の59億01百万円、営業利益が同25.7%減の3億62百万円、経常利益が同26.0%減の3億69百万円、そして純利益が同14.4%減の2億53百万円だった。

 前期の高利益率案件の反動に加えて、新卒・若手エンジニアの教育コスト、今後の収益拡大に向けた受託開発へのシフト推進に伴うマネジメント層育成コストなど、戦略的投資コストが増加して減益だった。ただし主要顧客からの受託開発業務が拡大し、自動車やロボット関連への技術参画も寄与して増収基調に変化はない。

 売上総利益は同9.0%減少し、売上総利益率は19.4%で同2.6ポイント低下した。販管費は同1.6%増加したが、販管費比率は13.2%で0.3ポイント低下した。営業外収益では受取保険金16百万円を計上し、営業外費用では退職給付費用16百万円を計上した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期20億46百万円、第2四半期19億62百万円、第3四半期18億93百万円、営業利益は1億36百万円、1億16百万円、1億10百万円だった。

■17年2月期通期は増収増益・連続増配予想、18年2月期も収益拡大期待

 今期(17年2月期)通期の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(16年2月期)比3.7%増の80億円、営業利益が同1.6%増の6億20百万円、経常利益が同0.6%増の6億25百万円、そして純利益が同3.4%増の4億05百万円としている。配当予想は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で予想配当性向は43.6%となる。

 既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、自動車・航空宇宙・医療関連など新規分野の顧客開拓の営業活動を強化するとともに、高採算案件の選定も徹底する。また受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの育成、質の高いパートナー企業の開拓などで、プロジェクト管理も徹底する。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が73.8%、営業利益が58.4%、経常利益が59.0%、純利益が62.5%である。利益進捗率がやや低水準のため下振れに注意が必要となりそうだが、需要は高水準で増収基調に変化はない。また人材育成効果やプロジェクト管理徹底効果などで来期(18年2月期)の収益拡大が期待される。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は昨年来高値更新して15年6月の上場来高値視野

 株価の動きを見ると、16年7月1350円を突破して2月7日も1352円まで上伸した。昨年来高値更新の展開だ。

 2月8日の終値1335円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円35銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は3.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS655円52銭で算出)は2.0倍近辺である。時価総額は約56億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、1300円近辺でのモミ合いから上放れる動きだ。上値を試す展開が期待され、15年6月の上場来高値1480円が視野に入る。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月13日更新]

ソーバルは17年2月期第3四半期累計減益だが通期増益・増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。17年2月期第3四半期累計は戦略的投資コストが増加して減益だったが、通期は新規顧客開拓やM&A効果などで増収増益予想、そして連続増配予想である。株価は戻り高値圏で堅調だ。自律調整一巡して上値を試す展開だろう。15年6月高値が視野に入る。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併した。一方で15年3月RFID事業をアートファイネックスに譲渡した。経営資源をエンジニアリング事業に集中している。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。主要顧客別売上高構成比は16年2月期がキヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同3.7%)、その他17.9%(同12.6%)だった。

 また17年2月期第2四半期累計は、キヤノン<7751>グループ53.4%、ソニー<6758>グループ11.9%、富士通<6702>グループ8.9%、NTT<9432>グループ2.9%、その他22.9%だった。キヤノングループは売上高を維持しているが、新規顧客開拓が進展して構成比は低下傾向である。ソニーグループは売上高・構成比とも上昇傾向である。その他はアンドールシステムサポート社の貢献や新規受託開発案件の増加などで顧客層が拡大し、売上高・構成比とも上昇傾向である。

 既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、継続的な新規顧客開拓も進展している。17年2月期は日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速する。

■収益拡大基調

 四半期別業績推移を見ると、15年2月期は売上高が第1四半期17億74百万円、第2四半期16億86百万円、第3四半期17億65百万円、第4四半期16億95百万円、営業利益が2億01百万円、70百万円、1億73百万円、1億07百万円、16年2月期は売上高が17億69百万円、19億68百万円、19億63百万円、20億17百万円、営業利益が1億79百万円、1億53百万円、1億56百万円、1億22百万円だった。15年2月期第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響したが、収益拡大基調である。

 16年2月期は受託開発案件の受注拡大、新規顧客開拓、アンドールシステムサポート新規連結、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウ共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどで計画超の2桁増収増益だった。

 売上総利益は15年2月期比11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばいだった。販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。またROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当は同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)で配当性向は41.8%だった。利益配分は内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

■17年2月期第3四半期累計は戦略的投資で減益だが増収基調に変化なし

 今期(17年2月期)第3四半期累計(3〜11月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.5%増の59億01百万円、営業利益が同25.7%減の3億62百万円、経常利益が同26.0%減の3億69百万円、そして純利益が同14.4%減の2億53百万円だった。

 前期の高利益率案件の反動に加えて、新卒・若手エンジニアの教育コスト、今後の収益拡大に向けた受託開発へのシフト推進に伴うマネジメント層育成コストなど、戦略的投資コストが増加して減益だった。ただし主要顧客からの受託開発業務が拡大し、自動車やロボット関連への技術参画も寄与して増収基調に変化はない。

 売上総利益は同9.0%減少し、売上総利益率は19.4%で同2.6ポイント低下した。販管費は同1.6%増加したが、販管費比率は13.2%で0.3ポイント低下した。営業外収益では受取保険金16百万円を計上し、営業外費用では退職給付費用16百万円を計上した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期20億46百万円、第2四半期19億62百万円、第3四半期18億93百万円、営業利益は1億36百万円、1億16百万円、1億10百万円だった。

■17年2月期通期は増収増益・連続増配予想、18年2月期も収益拡大期待

 今期(17年2月期)通期の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(16年2月期)比3.7%増の80億円、営業利益が同1.6%増の6億20百万円、経常利益が同0.6%増の6億25百万円、そして純利益が同3.4%増の4億05百万円としている。配当予想は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で予想配当性向は43.6%となる。

 既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、自動車・航空宇宙・医療関連など新規分野の顧客開拓の営業活動を強化するとともに、高採算案件の選定も徹底する。また受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの育成、質の高いパートナー企業の開拓などで、プロジェクト管理も徹底する。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が73.8%、営業利益が58.4%、経常利益が59.0%、純利益が62.5%である。利益進捗率がやや低水準のため下振れに注意が必要となりそうだが、需要は高水準で増収基調に変化はない。また人材育成効果やプロジェクト管理徹底効果などで来期(18年2月期)の収益拡大が期待される。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■自己株式取得は終了

 16年9月30日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限7万5000株、取得価額増額の上限1億1250万円、取得期間16年10月1日〜16年12月31日)については、16年12月31日時点で取得株式総数7万3300株、取得価額総額9484万2000円となって終了した。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は戻り高値圏で堅調、15年6月高値視野

 株価の動きを見ると、戻り高値圏1300円近辺で堅調に推移している。17年2月期第3四半期累計減益に対するネガティブ反応は限定的だ。そして自律調整一巡感を強めている。

 1月12日の終値1300円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円35銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は3.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS655円52銭で算出)は2.0倍近辺である。なお時価総額は約55億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。自律調整が一巡して16年7月の昨年来高値1350円を試す展開だろう。そして15年6月高値1480円も視野に入る。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月29日更新]

ソーバルは戻り高値圏で堅調、17年2月期増益・増配や自己株式取得を評価して7月高値試す

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。17年2月期は新規顧客開拓やM&A効果などで増収増益予想、そして連続増配予想である。株価は戻り高値圏で堅調に推移している。好業績や自己株式取得を評価して7月の年初来高値を試す展開だろう。なお12月28日に第3四半期累計業績発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併した。一方で15年3月RFID事業をアートファイネックスに譲渡した。経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。主要顧客別売上高構成比は16年2月期がキヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同3.7%)、その他17.9%(同12.6%)だった。

 また17年2月期第2四半期累計は、キヤノン<7751>グループ53.4%、ソニー<6758>グループ11.9%、富士通<6702>グループ8.9%、NTT<9432>グループ2.9%、その他22.9%だった。キヤノングループは売上高を維持しているが、新規顧客開拓が進展して構成比は低下傾向である。ソニーグループは売上高・構成比とも上昇傾向である。その他はアンドールシステムサポート社の貢献や新規受託開発案件の増加などで顧客層が拡大し、売上高・構成比とも上昇傾向である。

 既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、継続的な新規顧客開拓も進展している。17年2月期は日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速する。

■収益拡大基調

 四半期別業績推移を見ると、15年2月期は売上高が第1四半期17億74百万円、第2四半期16億86百万円、第3四半期17億65百万円、第4四半期16億95百万円、営業利益が2億01百万円、70百万円、1億73百万円、1億07百万円、16年2月期は売上高が17億69百万円、19億68百万円、19億63百万円、20億17百万円、営業利益が1億79百万円、1億53百万円、1億56百万円、1億22百万円だった。15年2月期第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響したが、収益拡大基調である。

 16年2月期は受託開発案件の受注拡大、新規顧客開拓、アンドールシステムサポート新規連結、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウ共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどで計画超の2桁増収増益だった。

 売上総利益は15年2月期比11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばいだった。販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。またROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当は同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)で配当性向は41.8%だった。利益配分は内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

■17年2月期第2四半期累計は増収減益

 今期(17年2月期)第2四半期累計(3〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.2%増の40億08百万円だが、営業利益が同24.0%減の2億52百万円、経常利益が同28.3%減の2億45百万円、純利益が同13.7%減の1億73百万円だった。

 主要顧客からの受託開発業務が拡大し、新規技術分野への進出も寄与して増収だったが、前年第1四半期に利益率の高い案件の検収が集中した反動や、技術者育成に向けた戦略的投資などで利益率が低下して減益だった。

 売上総利益は同7.9%減少し、売上総利益率は19.9%で同3.2ポイント低下した。販管費は同2.3%増加したが、販管費比率は13.6%で0.6ポイント低下した。営業外費用では退職給付費用16百万円を計上した。

 なお四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期20億46百万円、第2四半期19億62百万円、営業利益は1億36百万円、1億16百万円だった。

■17年2月期通期は増収増益予想、そして連続増配予想

 今期(17年2月期)通期の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(16年2月期)比3.7%増の80億円、営業利益が同1.6%増の6億20百万円、経常利益が同0.6%増の6億25百万円、そして純利益が同3.4%増の4億05百万円としている。配当予想は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で予想配当性向は43.6%となる。

 既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、自動車・航空宇宙・医療関連など新規分野の顧客開拓の営業活動を強化するとともに、高採算案件の選定も徹底する。また受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの育成、質の高いパートナー企業の開拓などで、プロジェクト管理も徹底する。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.1%、営業利益が40.7%、経常利益が39.2%、純利益が42.7%である。利益進捗率がやや低水準の形だが、需要は高水準であり、プロジェクト管理の徹底効果などで通期会社予想の達成は可能だろう。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■自己株式取得を実施

 9月30日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限7万5000株、取得価額増額の上限1億1250万円、取得期間16年10月1日〜16年12月31日)については、10月31日時点で取得株式総数3万800株、取得価額総額3957万9500円となっている。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は戻り高値圏で堅調、好業績や自己株式取得を評価して7月高値試す

 株価の動きを見ると、9月の直近安値1162円から反発し、10月以降は戻り高値圏1250円〜1300円近辺で堅調に推移している。

 11月28日の終値1309円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円35銭で算出)は13.56倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は3.21%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS655円52銭で算出)は1.95倍である。なお時価総額は約55億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。好業績や自己株式取得を評価して7月の年初来高値1350円を試す展開だろう。15年6月高値1480円も視野に入る。(日本インタビュ新(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月26日更新]

ソーバルは7月の年初来高値に接近、17年2月期増益・連続増配予想で自己株式取得も評価

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。17年2月期第2四半期累計は減益だったが、通期は新規顧客開拓やM&A効果などで増益・連続増配予想である。株価は自己株式取得も評価して7月の年初来高値に接近している。指標面の割安感も見直し材料であり、上値を試す展開だろう。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併した。一方で15年3月RFID事業をアートファイネックスに譲渡した。経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。主要顧客別売上高構成比は16年2月期がキヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同3.7%)、その他17.9%(同12.6%)だった。

 また17年2月期第2四半期累計は、キヤノン<7751>グループ53.4%、ソニー<6758>グループ11.9%、富士通<6702>グループ8.9%、NTT<9432>グループ2.9%、その他22.9%だった。キヤノングループは売上高を維持しているが、新規顧客開拓が進展して構成比は低下傾向である。ソニーグループは売上高・構成比とも上昇傾向である。その他はアンドールシステムサポート社の貢献や新規受託開発案件の増加などで顧客層が拡大し、売上高・構成比とも上昇傾向である。

 既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、継続的な新規顧客開拓も進展している。17年2月期は日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速する。

■収益拡大基調

 四半期別業績推移を見ると、15年2月期は売上高が第1四半期17億74百万円、第2四半期16億86百万円、第3四半期17億65百万円、第4四半期16億95百万円、営業利益が2億01百万円、70百万円、1億73百万円、1億07百万円、16年2月期は売上高が17億69百万円、19億68百万円、19億63百万円、20億17百万円、営業利益が1億79百万円、1億53百万円、1億56百万円、1億22百万円だった。15年2月期第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響したが、収益拡大基調である。

 16年2月期は受託開発案件の受注拡大、新規顧客開拓、アンドールシステムサポート新規連結、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウ共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどで計画超の2桁増収増益だった。

 売上総利益は15年2月期比11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばいだった。販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。またROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当は同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)で配当性向は41.8%だった。利益配分は内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

■17年2月期第2四半期累計は増収減益

 今期(17年2月期)第2四半期累計(3〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.2%増の40億08百万円だが、営業利益が同24.0%減の2億52百万円、経常利益が同28.3%減の2億45百万円、純利益が同13.7%減の1億73百万円だった。

 主要顧客からの受託開発業務が拡大し、新規技術分野への進出も寄与して増収だったが、前年第1四半期に利益率の高い案件の検収が集中した反動や、技術者育成に向けた戦略的投資などで利益率が低下して減益だった。

 売上総利益は同7.9%減少し、売上総利益率は19.9%で同3.2ポイント低下した。販管費は同2.3%増加したが、販管費比率は13.6%で0.6ポイント低下した。営業外費用では退職給付費用16百万円を計上した。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期20億46百万円、第2四半期19億62百万円、営業利益は1億36百万円、1億16百万円だった。

■17年2月期通期は増収増益・連続増配予想

 今期(17年2月期)通期の連結業績予想については、前回予想(4月12日公表)を据え置いて売上高が前期(16年2月期)比3.7%増の80億円、営業利益が同1.6%増の6億20百万円、経常利益が同0.6%増の6億25百万円、純利益が同3.4%増の4億05百万円としている。配当予想は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で予想配当性向は43.6%となる。

 既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、自動車・航空宇宙・医療関連など新規分野の顧客開拓の営業活動を強化するとともに、高採算案件の選定も徹底する。また受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの育成、質の高いパートナー企業の開拓などで、プロジェクト管理も徹底する。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.1%、営業利益が40.7%、経常利益が39.2%、純利益が42.7%である。利益進捗率がやや低水準の形だが需要は高水準であり、プロジェクト管理の徹底効果などで通期会社予想の達成は可能だろう。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■自己株式取得を実施

 9月30日に自己株式取得を発表した。取得株式総数の上限7万5000株(自己株式除く発行済株式総数に対する割合1.81%)で、取得価額増額の上限は1億1250万円、取得期間は16年10月1日〜16年12月31日としている。

■株主優待制度は毎年8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は7月の年初来高値に接近、割安感も見直して上値試す

 株価の動きを見ると、9月の直近安値1162円から反発して7月の年初来高値1350円に接近している。10月24日に1309円まで上伸した。第2四半期累計の減益に対するネガティブ反応は見られず、自己株式取得を評価した形だ。

 10月25日の終値1295円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円35銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は3.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS655円52銭で算出)は2.0倍近辺である。なお時価総額は約54億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。指標面の割安感も見直し材料であり、上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月27日更新]

ソーバルは調整一巡して切り返し、17年2月期増益・連続増配予想で割安感

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。17年2月期は新規顧客開拓やM&A効果などで増益・連続増配予想である。株価は調整一巡して切り返しの動きを強めている。指標面の割安感も見直して戻りを試す展開だろう。なお9月30日に第2四半期累計の業績発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併した。一方で15年3月RFID事業をアートファイネックスに譲渡した。経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。16年2月期の主要顧客別売上高構成比はキヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同)3.7%、その他17.9%(同12.6%)だった。

 既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、継続的な新規顧客開拓も進展している。17年2月期は日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速する。

■収益拡大基調

 四半期別業績推移を見ると、15年2月期は売上高が第1四半期17億74百万円、第2四半期16億86百万円、第3四半期17億65百万円、第4四半期16億95百万円、営業利益が2億01百万円、70百万円、1億73百万円、1億07百万円、16年2月期は売上高が17億69百万円、19億68百万円、19億63百万円、20億17百万円、営業利益が1億79百万円、1億53百万円、1億56百万円、1億22百万円だった。15年2月期第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。収益は拡大基調である。

 16年2月期は受託開発案件の受注拡大、新規顧客開拓、アンドールシステムサポート新規連結、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウ共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどで計画超の2桁増収増益だった。

 売上総利益は15年2月期比11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばいだった。販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。またROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当は同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)で配当性向は41.8%だった。利益配分は内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

■17年2月期第1四半期は増収減益

 今期(17年2月期)第1四半期連結業績は、主要顧客からの受託が堅調に推移し、アンドールシステムサポートの通期連結、日立グループとの取引開始なども寄与して売上高が前年同期比15.6%増の20億46百万円と好調だったが、前年同期に利益率の高い案件の検収が集中した反動で営業利益が同23.6%減の1億36百万円、経常利益が同31.2%減の1億22百万円、純利益が同15.1%減の93百万円だった。

 売上総利益は同2.5%減少し、売上総利益率は21.4%で同3.9ポイント低下した。販管費は同11.7%増加したが、販管費比率は14.7%で0.5ポイント低下した。営業外費用では退職給付費用16百万円を計上した。

■17年2月期通期は増収増益・連続増配予想

 今期(17年2月期)通期の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(16年2月期)比3.7%増の80億円、営業利益が同1.6%増の6億20百万円、経常利益が同0.6%増の6億25百万円、そして純利益が同3.4%増の4億05百万円としている。配当予想は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で予想配当性向は43.6%となる。

 既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、自動車・航空宇宙・医療関連など新たな業務分野への進出のための営業活動を一層強化する。受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの育成などの施策も積極推進する。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が25.6%、営業利益が21.9%、経常利益19.5%、23.0%である。利益進捗率がやや低水準の形だが需要は高水準であり、通期会社予想の達成は可能だろう。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は自律調整一巡して切り返し、指標面の割安感も見直して戻り試す

 株価の動きを見ると、7月の年初来高値1350円からから一旦反落したが、9月16日の直近安値1162円から反発して23日には1210円まで上伸した。自律調整が一巡して切り返す動きだ。

 9月23日の終値1210円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円35銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は3.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS655円52銭で算出)は1.8倍近辺である。時価総額は約51億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で下げ渋り、26週移動平均線を素早く回復する動きだ。3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感も見直して戻りを試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月05日更新]

ソーバルは自律調整一巡して反発のタイミング、17年2月期増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQ)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。17年2月期は新規顧客開拓やM&A効果などで増益・連続増配予想である。株価は7月の年初来高値圏から反落したが、3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感は強く、自律調整が一巡して反発のタイミングだろう。なお9月30日に第2四半期の業績発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併した。一方で15年3月RFID事業をアートファイネックスに譲渡した。経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。16年2月期の主要顧客別売上高構成比はキヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同)3.7%、その他17.9%(同12.6%)だった。

 既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、継続的な新規顧客開拓も進展している。17年2月期は日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速する。

■収益拡大基調

 四半期別業績推移を見ると、15年2月期は売上高が第1四半期17億74百万円、第2四半期16億86百万円、第3四半期17億65百万円、第4四半期16億95百万円、営業利益が2億01百万円、70百万円、1億73百万円、1億07百万円、16年2月期は売上高が17億69百万円、19億68百万円、19億63百万円、20億17百万円、営業利益が1億79百万円、1億53百万円、1億56百万円、1億22百万円だった。15年2月期第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。収益は拡大基調である。

 16年2月期は受託開発案件の受注拡大、新規顧客開拓、アンドールシステムサポート新規連結、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウ共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどで計画超の2桁増収増益だった。

 売上総利益は15年2月期比11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばいだった。販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。またROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当は同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)で配当性向は41.8%だった。利益配分は内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

■17年2月期第1四半期は増収減益

 今期(17年2月期)第1四半期連結業績は、主要顧客からの受託が堅調に推移し、アンドールシステムサポートの通期連結、日立グループとの取引開始なども寄与して売上高が前年同期比15.6%増の20億46百万円と好調だったが、前年同期に利益率の高い案件の検収が集中した反動で営業利益が同23.6%減の1億36百万円、経常利益が同31.2%減の1億22百万円、純利益が同15.1%減の93百万円だった。

 売上総利益は同2.5%減少し、売上総利益率は21.4%で同3.9ポイント低下した。販管費は同11.7%増加したが、販管費比率は14.7%で0.5ポイント低下した。営業外費用では退職給付費用16百万円を計上した。

■17年2月期通期は増収増益・連続増配予想

 今期(17年2月期)通期の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(16年2月期)比3.7%増の80億円、営業利益が同1.6%増の6億20百万円、経常利益が同0.6%増の6億25百万円、そして純利益が同3.4%増の4億05百万円としている。配当予想は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で予想配当性向は43.6%となる。

 既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、自動車・航空宇宙・医療関連など新たな業務分野への進出のための営業活動を一層強化する。受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの育成などの施策も積極推進する。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が25.6%、営業利益が21.9%、経常利益19.5%、23.0%である。利益進捗率がやや低水準の形だが需要は高水準であり、通期会社予想の達成は可能だろう。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■自己株式取得は8月末で終了

 6月30日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限12万株、取得価額総額の上限1億80百万円、取得期間16年7月1日〜16年8月31日)については、8月31日時点で取得株式総数4万8900株、取得価額総額6222万7600円となって終了した。

■株価は自律調整一巡して反発のタイミング、指標面の割安感強い

 株価の動きを見ると、7月の年初来高値1350円から利益確定売りで反落し、9月2日に1187円まで調整した。ただし自律調整の範囲だろう。

 9月2日の終値1193円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円35銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は3.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS655円52銭で算出)は1.8倍近辺である。時価総額は約50億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだが、26週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感は強く、自律調整が一巡して反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月03日更新]

ソーバルは年初来高値圏で堅調、17年2月期増益・連続増配予想

 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。17年2月期は新規顧客開拓やM&A効果などで増益・連続増配予想である。株価は年初来高値圏で堅調に推移している。自律調整が一巡して15年6月高値1480円を目指す展開だろう。3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感は依然として強く、自社株買いも評価材料だ。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併した。一方で15年3月RFID事業をアートファイネックスに譲渡した。経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。16年2月期の主要顧客別売上高構成比はキヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同)3.7%、その他17.9%(同12.6%)だった。

 既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、継続的な新規顧客開拓も進展している。17年2月期は日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速する。

■収益拡大基調

 四半期別業績推移を見ると、15年2月期は売上高が第1四半期17億74百万円、第2四半期16億86百万円、第3四半期17億65百万円、第4四半期16億95百万円、営業利益が2億01百万円、70百万円、1億73百万円、1億07百万円、16年2月期は売上高が17億69百万円、19億68百万円、19億63百万円、20億17百万円、営業利益が1億79百万円、1億53百万円、1億56百万円、1億22百万円だった。15年2月期第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。収益は拡大基調である。

 16年2月期は受託開発案件の受注拡大、新規顧客開拓、アンドールシステムサポート新規連結、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウ共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどで計画超の2桁増収増益だった。

 売上総利益は15年2月期比11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばいだった。販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。またROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当は同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)で配当性向は41.8%だった。利益配分は内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

■17年2月期第1四半期は増収減益

 今期(17年2月期)第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比15.6%増の20億46百万円だが、営業利益が同23.6%減の1億36百万円、経常利益が同31.2%減の1億22百万円、純利益が同15.1%減の93百万円だった。

 主要顧客からの受託が堅調に推移し、アンドールシステムサポートの通期連結、日立グループとの取引開始なども寄与して2桁増収だが、前年同期に利益率の高い案件の検収が集中した反動で減益だった。売上総利益は同2.5%減少し、売上総利益率は21.4%で同3.9ポイント低下した。販管費は同11.7%増加したが、販管費比率は14.7%で0.5ポイント低下した。営業外費用では退職給付費用16百万円を計上した。

■17年2月期通期は増収増益・連続増配予想

 今期(17年2月期)通期の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(16年2月期)比3.7%増の80億円、営業利益が同1.6%増の6億20百万円、経常利益が同0.6%増の6億25百万円、純利益が同3.4%増の4億05百万円としている。配当予想は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で予想配当性向は43.6%となる。

 既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、自動車・航空宇宙・医療関連など新たな業務分野への進出のための営業活動を一層強化する。受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの育成などの施策も積極推進する。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が25.6%、営業利益が21.9%、経常利益19.5%、23.0%である。利益進捗率がやや低水準の形だが需要は高水準であり、通期会社予想の達成は可能だろう。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■自社株買いを実施

 6月30日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限12万株、取得価額総額の上限1億80百万円、取得期間16年7月1日〜16年8月31日)については、7月31日時点で取得株式総数1万5100株、取得価額総額1933万600円となった。

■株価は年初来高値圏で堅調、自律調整一巡して15年6月高値目指す

 株価の動きを見ると、7月19日に年初来高値となる1350円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが、年初来高値圏1300円近辺で堅調に推移している。自律調整の範囲だろう。

 8月2日の終値1296円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円35銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は3.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS655円52銭で算出)は2.0倍近辺である。時価総額は約54億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。自律調整が一巡して15年6月高値1480円を目指す展開だろう。3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感は依然として強く、自社株買いも評価材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月20日更新]

ソーバルは年初来高値更新、17年2月期増益・連続増配予想で自社株買いも評価材料

 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。17年2月期第1四半期は減益だったが、通期は新規顧客開拓やM&A効果などで増益・連続増配予想である。株価は年初来高値を更新した。3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感は依然として強い。自社株買いも評価材料として15年6月高値1480円を目指す展開だろう。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ・スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化、16年5月オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併した。一方で15年3月RFID事業をアートファイネックスに譲渡した。経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。16年2月期の主要顧客別売上高構成比はキヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同)3.7%、その他17.9%(同12.6%)だった。

 既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、継続的な新規顧客開拓も進展している。17年2月期は日立グループとの取引を開始して自動車関連への展開を加速する。

■収益拡大基調

 四半期別業績推移を見ると、15年2月期は売上高が第1四半期17億74百万円、第2四半期16億86百万円、第3四半期17億65百万円、第4四半期16億95百万円、営業利益が2億01百万円、70百万円、1億73百万円、1億07百万円、16年2月期は売上高が17億69百万円、19億68百万円、19億63百万円、20億17百万円、営業利益が1億79百万円、1億53百万円、1億56百万円、1億22百万円だった。15年2月期第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。収益は拡大基調である。

 16年2月期は受託開発案件の受注拡大、新規顧客開拓、アンドールシステムサポート新規連結、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウ共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどで計画超の2桁増収増益だった。

 売上総利益は15年2月期比11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばいだった。販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。またROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当は同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)で配当性向は41.8%だった。利益配分については企業買収、設備投資、研究開発のための内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

■17年2月期第1四半期は増収減益

 今期(17年2月期)第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比15.6%増の20億46百万円だが、営業利益が同23.6%減の1億36百万円、経常利益が同31.2%減の1億22百万円、純利益が同15.1%減の93百万円だった。

 主要顧客からの受託が堅調に推移し、アンドールシステムサポートの通期連結、日立グループとの取引開始なども寄与して2桁増収だったが、前年同期に利益率の高い案件の検収が集中した反動などで減益だった。売上総利益は同2.5%減少し、売上総利益率は21.4%で同3.9ポイント低下した。販管費は同11.7%増加したが、販管費比率は14.7%で0.5ポイント低下した。営業外費用では退職給付費用16百万円を計上した。

■17年2月期通期は増収増益・連続増配予想

 今期(17年2月期)通期の連結業績予想は前回予想(4月12日公表)を据え置いて売上高が前期(16年2月期)比3.7%増の80億円、営業利益が同1.6%増の6億20百万円、経常利益が同0.6%増の6億25百万円、純利益が同3.4%増の4億05百万円としている。配当予想は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で予想配当性向は43.6%となる。

 既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、自動車・航空宇宙・医療関連など新たな業務分野への進出のための営業活動を一層強化する。受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの育成などの施策も積極推進する。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が25.6%、営業利益が21.9%、経常利益19.5%、23.0%である。利益進捗率がやや低水準の形だが需要は高水準であり、通期会社予想の達成は可能だろう。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的にも収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■自社株買いを実施

 6月30日に自己株式取得を発表した。取得株式総数の上限12万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合2.85%)、取得価額総額の上限1億80百万円で、取得期間は16年7月1日〜16年8月31日としている。

■株価は年初来高値更新、さらに15年6月高値目指す

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で6月24日に1136円まで調整する場面があったが素早く切り返した。そして1月の1275円を突破し、7月13日には年初来高値となる1300円まで上伸した。

 7月15日の終値1290円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円35銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は3.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS655円52銭で算出)は2.0倍近辺である。時価総額は約54億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドだ。3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感は依然として強い。自社株買いも評価材料として15年6月高値1480円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月20日更新]

ソーバルは年初来高値圏で堅調、17年2月期増益・増配予想

 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。17年2月期は新規顧客・新規分野の開拓も寄与して増益・増配予想である。株価は年初来高値圏で堅調に推移している。3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感も評価して上値を試す展開だろう。なお6月30日に第1四半期の業績発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月には、車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化した。また16年5月には、オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月に子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併した。

 一方で15年3月にはRFID事業をアートファイネックスに譲渡した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落したため、経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。16年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同)3.7%、その他17.9%(同12.6%)だった。

 既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、継続的な新規顧客開拓も進展している。今期(17年2月期)は日立グループとの取引を開始して自動車業界への展開が期待される。

■16年2月期は計画超の2桁増収増益で収益拡大基調

 16年2月期連結業績は売上高が15年2月期比11.5%増の77億17百万円、営業利益が同10.7%増の6億10百万円、経常利益が同10.8%増の6億21百万円、純利益が同17.5%増の3億91百万円だった。受託開発案件の受注拡大、新規顧客開拓、アンドールシステムサポートの子会社化、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理の取り組み徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウの共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどで計画超の2桁増収増益だった。

 売上総利益は同11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばいだった。販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。ROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当は同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)で配当性向は41.8%だった。利益配分については、将来可能性がある企業買収や設備投資、研究開発のための内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

 四半期別業績推移を見ると、15年2月期は売上高が第1四半期17億74百万円、第2四半期16億86百万円、第3四半期17億65百万円、第4四半期16億95百万円で、営業利益が第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。16年2月期は売上高が第1四半期17億69百万円、第2四半期19億68百万円、第3四半期19億63百万円、第4四半期20億17百万円で、営業利益は第1四半期1億79百万円、第2四半期1億53百万円、第3四半期1億56百万円、第4四半期1億22百万円だった。15年2月期第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。収益は拡大基調である。

■17年2月期増収増益・増配予想

 今期(17年2月期)連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(16年2月期)比3.7%増の80億円、営業利益が同1.6%増の6億20百万円、経常利益が同0.6%増の6億25百万円、純利益が同3.4%増の4億05百万円としている。配当予想は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で予想配当性向は43.6%となる。

 既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、自動車・航空宇宙・医療関連など新たな業務分野への進出のための営業活動を一層強化する。受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの育成などの施策も積極推進する。期初時点では保守的な計画を示す傾向も強く、通期会社予想に増額余地があるだろう。

■受注環境良好でM&A戦略も推進

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、受注環境は中期的にも良好である。

 こうした事業環境に対応して、販路拡大、多角的収益構造の構築、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的に収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は年初来高値圏で堅調

 株価の動きを見ると、6月1日に1234円まで上伸する場面があった。1月の年初来高値1275円に接近する形だ。その後も1200円近辺で堅調に推移している。

 6月17日の終値1184円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円35銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は3.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS655円52銭で算出)は1.8倍近辺である。時価総額は約50億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感も評価して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月19日更新]

ソーバル戻り歩調で年初来高値に接近、17年2月期増収増益・増配予想

 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。17年2月期は既存顧客向けの好調や新規顧客・新規分野の開拓で増収増益・増配予想である。株価は戻り歩調で年初来高値に接近してきた。強基調への転換を確認した形であり、3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感も評価して上値を試す展開だろう。なお6月30日に第1四半期の業績発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。

 技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。

 15年5月には車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化した。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 また16年5月には、オムロン<6645>向けを主力とする子会社MCTEC(12年9月に子会社化した旧モバイルコンピューティングテクノロジーズ)を吸収合併した。

 一方で15年3月にはRFID事業をアートファイネックスに譲渡した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落したため、経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。16年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同)3.7%、その他17.9%(同12.6%)だった。

 既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、アンドールシステムサポートを子会社化したことも寄与して、継続的な新規顧客開拓も進展している。また今期(17年2月期)は日立グループとの取引を開始して、自動車業界への展開が期待される。

■15年2月期は本社移転費用が影響したが収益拡大基調

 15年2月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。

 第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因も影響したが、収益は拡大基調である。なお15年2月期の売上総利益率は20.9%で14年2月期比0.5ポイント上昇、販管費比率は12.9%で同0.4ポイント上昇した。ROEは13.5%で同0.5ポイント上昇、自己資本比率は70.8%で同6.0ポイント低下した。配当性向は40.1%だった。

■16年2月期は計画超の2桁増収増益

 前期(16年2月期)連結業績は売上高が前々期(15年2月期)比11.5%増の77億17百万円、営業利益が同10.7%増の6億10百万円、経常利益が同10.8%増の6億21百万円、純利益が同17.5%増の3億91百万円だった。アンドールシステムサポートを子会社化したことも寄与して計画超の2桁増収増益だった。

 積極的な営業活動による受託開発案件の受注拡大や新規顧客開拓、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理の取り組み徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウの共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどの施策を推進した。売上総利益は同11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばい、販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。特別損失では前々期計上の厚生年金基金脱退損失38百万円が一巡した。

 なおROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当は同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)で、配当性向は41.8%だった。利益配分については、将来可能性がある企業買収や設備投資、研究開発のための内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

 四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億69百万円、第2四半期(6月〜8月)19億68百万円、第3四半期(9月〜11月)19億63百万円、第4四半期(12月〜2月)20億17百万円、営業利益は第1四半期1億79百万円、第2四半期1億53百万円、第3四半期1億56百万円、第4四半期1億22百万円だった。

■17年2月期増収増益・増配予想

 今期(17年2月期)連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(16年2月期)比3.7%増の80億円、営業利益が同1.6%増の6億20百万円、経常利益が同0.6%増の6億25百万円、純利益が同3.4%増の4億05百万円としている。配当予想は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で予想配当性向は43.6%となる。

 既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、自動車・航空宇宙・医療関連など新たな業務分野への進出のための営業活動を一層強化する。受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの育成などの施策も積極推進する。期初時点では保守的な計画を示す傾向も強く、通期会社予想に増額余地があるだろう。

■受注環境良好、M&A戦略も寄与して収益拡大基調

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。受注環境は中期的にも良好だ。

 人材やパートナー企業の確保、販路拡大、多角的な収益構造の構築といった課題の解決に向けて、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的に収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は戻り歩調で年初来高値に接近、上値試す

 株価の動きを見ると、1100円近辺でのモミ合いから上放れて戻り歩調だ。そして5月18日には1200円まで上伸し、1月の年初来高値1275円に接近してきた。

 5月18日の終値1200円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円35銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は3.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS655円52銭で算出)は1.8倍近辺である。時価総額は約50億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると26週移動平均線を突破し、13週移動平均線が上向きに転じてきた。強基調への転換を確認した形だ。3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感も評価して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月27日更新]

ソーバルは下値固め完了して戻り歩調、17年2月期増収増益・増配予想

 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。16年2月期は計画超の2桁増収増益だった。既存顧客向けが好調であり、新規顧客・新規分野の開拓も寄与して17年2月期増収増益・増配予想である。株価は下値固めが完了して戻り歩調である。3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感も評価して出直りの動きが本格化しそうだ。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業である。

 M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC、16年5月1日付で当社に吸収合併予定)を子会社化した。

 15年5月には車載システム開発や生産ライン制御システム開発などに強みを持つアンドールシステムサポートを子会社化した。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 一方で15年3月にはRFID事業をアートファイネックスに譲渡した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落したため、経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■優良な大口顧客と強固な信頼関係、新規顧客開拓も進展

 優良な大口顧客を抱えていることも特徴である。16年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループ58.4%(15年2月期63.3%)、ソニー<6758>グループ10.8%(同11.9%)、富士通<6702>グループ9.8%(同8.5%)、NTT<9432>グループ3.1%(同)3.7%、その他17.9%(同12.6%)だった。

 既存取引先との信頼関係を一層強固なものとしつつ、アンドールシステムサポートを子会社化したことも寄与して、継続的な新規顧客開拓も進展している。また今期(17年2月期)は日立グループとの取引を開始して、自動車業界への展開が期待される。

■15年2月期は本社移転費用が影響したが収益拡大基調

 15年2月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。

 第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因も影響したが、収益は拡大基調である。15年2月期の売上総利益率は20.9%で14年2月期比0.5ポイント上昇、販管費比率は12.9%で同0.4ポイント上昇、ROEは13.5%で同0.5ポイント上昇、自己資本比率は70.8%で同6.0ポイント低下した。配当性向は40.1%だった。

■16年2月期は計画超の2桁増収増益

 4月12日発表した前期(16年2月期)連結業績は、売上高が前々期(15年2月期)比11.5%増の77億17百万円、営業利益が同10.7%増の6億10百万円、経常利益が同10.8%増の6億21百万円、純利益が同17.5%増の3億91百万円だった。アンドールシステムサポートを子会社化したことも寄与して計画超の2桁増収増益だった。

 積極的な営業活動による受託開発案件の受注拡大や新規顧客開拓、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理の取り組み徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウの共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどの施策を推進した。売上総利益は同11.8%増加し、売上総利益率は20.9%で同横ばい、販管費は同12.4%増加し、販管費比率は13.0%で同0.1ポイント上昇した。特別損失では前々期計上の厚生年金基金脱退損失38百万円が一巡した。

 なおROEは14.9%で同1.4ポイント上昇、自己資本比率は72.5%で同1.7ポイント上昇した。配当予想は4月12日に期末1円増額修正して同8円増配の年間39円(第2四半期末19円、期末20円)とした。配当性向は41.8%である。利益配分については、将来可能性がある企業買収や設備投資、研究開発のための内部留保の充実を図りながら、安定的かつ継続的に増加させていくことを基本方針としている。

 四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億69百万円、第2四半期(6月〜8月)19億68百万円、第3四半期(9月〜11月)19億63百万円、第4四半期(12月〜2月)20億17百万円、営業利益は第1四半期1億79百万円、第2四半期1億53百万円、第3四半期1億56百万円、第4四半期1億22百万円だった。

■17年2月期増収増益・増配予想

 今期(17年2月期)通期の連結業績予想(4月12日公表)は、売上高が前期(16年2月期)比3.7%増の80億円、営業利益が同1.6%増の6億20百万円、経常利益が同0.6%増の6億25百万円、そして純利益が同3.4%増の4億05百万円としている。配当予想は同3円増配の年間42円(第2四半期末21円、期末21円)で、予想配当性向は43.6%となる。

 既存顧客との取引ボリューム維持・拡大、自動車・航空宇宙・医療関連など新たな業務分野への進出のための営業活動を一層強化する。受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの育成などの施策も積極推進する。期初時点では保守的な計画を示す傾向も強く、通期会社予想に増額余地があるだろう。

■受注環境良好、M&A戦略も寄与して収益拡大基調

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。受注環境は中期的にも良好だ。

 人材やパートナー企業の確保、販路拡大、多角的な収益構造の構築といった課題の解決に向けて、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、積極的なM&A戦略などの施策を推進している。中期的に収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は下値固めが完了して戻り歩調

 株価の動きを見ると、直近安値圏1050円〜1100円近辺でのモミ合いから上放れの動きを強めている。下値固めが完了して戻り歩調だ。

 4月26日の終値1154円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円35銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は3.6%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS655円52銭で算出)は1.8倍近辺である。時価総額は約49億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線突破の動きを強めている。3%台の予想配当利回りなど指標面の割安感も評価して出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月29日更新]

ソーバルは17年2月期も増収増益基調、指標面にも割安感

 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。受注環境は良好であり、16年2月期に続いて17年2月期も増収増益基調が予想される。株価は安値圏でモミ合う展開だが、指標面に割安感があり、調整が一巡して出直り展開だろう。なお4月12日に16年2月期の決算発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業であり、優良な大口顧客を抱えていることも特徴だ。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比を見ると、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。

 M&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC、16年5月1日付で当社に吸収合併予定)を子会社化した。

 15年5月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がる。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 一方では15年3月にRFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落したため、RFID事業を売却して経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

 なお2月22日に、16年5月1日を効力発生日(予定)として100%子会社のMCTECを吸収合併すると発表した。グループ経営の効率化、グループ管理体制の迅速化を図るとしている。

■15年2月期は本社移転費用が影響したが収益拡大基調

 15年2月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。

 第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因も影響したが、収益は拡大基調である。15年2月期の売上総利益率は20.9%で14年2月期比0.5ポイント上昇、販管費比率は12.9%で同0.4ポイント上昇、ROEは13.5%で同0.5ポイント上昇、自己資本比率は70.8%で同6.0ポイント低下した。配当性向は40.1%だった。

■16年2月期第3四半期累計は増収増益

 前期(16年2月期)第3四半期累計(3月〜11月)の連結業績は、売上高が前年同期比9.1%増の57億円、営業利益が同9.9%増の4億88百万円、経常利益が同11.0%増の4億99百万円、純利益が同15.1%増の2億96百万円だった。

 きめ細かな提案活動、積極的な営業活動による受託開発案件の受注拡大、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理の取り組み徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウの共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどの効果で増収・増益だった。売上総利益率は22.0%で同0.3ポイント上昇、販管費比率は13.5%で同0.3ポイント上昇した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億69百万円、第2四半期(6月〜8月)19億68百万円、第3四半期(9月〜11月)19億63百万円、営業利益は第1四半期1億79百万円、第2四半期1億53百万円、第3四半期1億56百万円だった。

■16年2月期増収増益予想で増額の可能性

 前期(16年2月期)通期の連結業績予想(4月10日公表)は、売上高が前々期(15年2月期)比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、そして純利益が同5.0%増の3億50百万円としている。配当予想は同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)としている。大幅連続増配で予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調であり、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化などの施策も積極推進する。本社移転費用や厚生年金基金脱退損失といった一時的費用一巡も寄与して増収増益予想だ。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が80.3%、営業利益が84.1%、経常利益が86.0%、純利益が84.6%と高水準である。パートナー確保難航などを要因として通期会社予想を据え置いたが、新規連結のアンドールシステムサポートの業績を織り込んでいないことも考慮すると、通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

■受注環境良好、M&A戦略も寄与して収益拡大基調

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。受注環境は中期的にも良好だ。

 人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で、中期的に収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は調整一巡感

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で急落した2月の直近安値948円から反発したが、その後は安値圏1050円〜1100円近辺でモミ合う展開だ。ただし調整一巡感を強めている。

 3月28日の終値1091円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は13倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は3.5%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS599円57銭で算出)は1.8倍近辺である。時価総額は約46億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線に接近した。17年2月期も増収増益基調が予想され、3%近辺の予想配当利回りなど指標面の割安感も注目点だ。調整が一巡して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月16日更新]

ソーバルは16年2月期業績は増額の可能性、2月末配当取りも注目

 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。受注環境は良好であり、16年2月期業績予想は増額の可能性がありそうだ。株価は地合い悪化の影響で急落したが反発の動きを強めている。3%台の予想配当利回りや2月末の配当権利取りも注目点だ。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業であり、優良な大口顧客を抱えていることも特徴だ。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比を見ると、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。

 M&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。

 15年5月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がる。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 一方では15年3月にRFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落したため、RFID事業を売却して経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■15年2月期は本社移転費用が影響したが収益拡大基調

 15年2月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。

 第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因も影響したが、収益は拡大基調である。15年2月期の売上総利益率は20.9%で14年2月期比0.5ポイント上昇、販管費比率は12.9%で同0.4ポイント上昇、ROEは13.5%で同0.5ポイント上昇、自己資本比率は70.8%で同6.0ポイント低下した。配当性向は40.1%だった。

■16年2月期第3四半期累計は増収増益

 今期(16年2月期)第3四半期累計(3月〜11月)の連結業績は、売上高が前年同期比9.1%増の57億円、営業利益が同9.9%増の4億88百万円、経常利益が同11.0%増の4億99百万円、純利益が同15.1%増の2億96百万円だった。

 きめ細かな提案活動、積極的な営業活動による受託開発案件の受注拡大、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理の取り組み徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウの共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどの効果で増収・増益だった。売上総利益率は22.0%で同0.3ポイント上昇、販管費比率は13.5%で同0.3ポイント上昇した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億69百万円、第2四半期(6月〜8月)19億68百万円、第3四半期(9月〜11月)19億63百万円、営業利益は第1四半期1億79百万円、第2四半期1億53百万円、第3四半期1億56百万円だった。

■16年2月期通期会社予想は増額の可能性

 今期(16年2月期)通期の連結業績予想(4月10日公表)については、売上高が前期比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、純利益が同5.0%増の3億50百万円としている。配当予想は同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)としている。大幅連続増配で予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調であり、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化などの施策も積極推進する。本社移転費用や厚生年金基金脱退損失といった一時的費用一巡も寄与して増収増益予想だ。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が80.3%、営業利益が84.1%、経常利益が86.0%、純利益が84.6%と高水準である。パートナー確保難航などを要因として通期会社予想を据え置いたが、新規連結のアンドールシステムサポートの業績を織り込んでいないことも考慮すると、通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

■受注環境良好、M&A戦略も寄与して収益拡大基調

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。受注環境は中期的にも良好だ。

 人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で、中期的に収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は調整一巡して反発

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で2月12日に948円まで急落し、15年2月の昨年来安値903円に接近したが、15日は急反発して1000円台を回復した。調整が一巡したようだ。

 2月15日の終値1055円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は3.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS599円57銭で算出)は1.8倍近辺である。時価総額は約44億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形になったが、日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が拡大して売られ過ぎ感を強めている。16年2月期業績予想増額の可能性や3%台の予想配当利回りを評価して出直り展開だろう。2月末の配当権利取りも注目点だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月27日更新]

ソーバルは16年2月期増額の可能性、予想配当利回り3%台

 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。株価は地合い悪化の影響で戻り高値圏から反落したが調整一巡感を強めている。16年2月期業績予想増額の可能性や3%台の予想配当利回りを評価して出直り展開だろう。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業であり、優良な大口顧客を抱えていることも特徴だ。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比を見ると、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。

 M&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。

 15年5月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がる。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 一方では15年3月にRFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落したため、RFID事業を売却して経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■15年2月期は本社移転費用が影響したが収益拡大基調

 15年2月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。

 第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因も影響したが、収益は拡大基調である。15年2月期の売上総利益率は20.9%で14年2月期比0.5ポイント上昇、販管費比率は12.9%で同0.4ポイント上昇、ROEは13.5%で同0.5ポイント上昇、自己資本比率は70.8%で同6.0ポイント低下した。配当性向は40.1%だった。

■16年2月期第3四半期累計は増収増益

 今期(16年2月期)第3四半期累計(3月〜11月)の連結業績は、売上高が前年同期比9.1%増の57億円、営業利益が同9.9%増の4億88百万円、経常利益が同11.0%増の4億99百万円、純利益が同15.1%増の2億96百万円だった。

 きめ細かな提案活動、積極的な営業活動による受託開発案件の受注拡大、各プロジェクトにおける品質・納期・コスト管理の取り組み徹底、本社移転による作業効率化や各種ノウハウの共有化、新卒・若手エンジニアの育成と技術力底上げなどの効果で増収・増益だった。売上総利益率は22.0%で同0.3ポイント上昇、販管費比率は13.5%で同0.3ポイント上昇した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億69百万円、第2四半期(6月〜8月)19億68百万円、第3四半期(9月〜11月)19億63百万円、営業利益は第1四半期1億79百万円、第2四半期1億53百万円、第3四半期1億56百万円だった。

■16年2月期通期会社予想は増額の可能性

 今期(16年2月期)通期の連結業績予想(4月10日公表)については、売上高が前期比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、純利益が同5.0%増の3億50百万円としている。配当予想は同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)としている。大幅連続増配で予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調であり、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化などの施策も積極推進する。本社移転費用や厚生年金基金脱退損失といった一時的費用一巡も寄与して増収増益予想だ。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が80.3%、営業利益が84.1%、経常利益が86.0%、純利益が84.6%と高水準である。パートナー確保難航などを要因として通期会社予想を据え置いたが、新規連結のアンドールシステムサポートの業績を織り込んでいないことも考慮すると、通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

■受注環境良好、M&A戦略も寄与して収益拡大基調

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。受注環境は中期的にも良好だ。

 人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で、中期的に収益拡大基調が期待される。

■株主優待制度は8月末に実施

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は調整一巡して出直り

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で戻り高値圏1300円台から反落し、1月18日の1070円まで調整した。ただし15年8月の1070円を割り込むことなく、1100円近辺で下げ渋る動きだ。調整が一巡したようだ。

 1月26日の終値1118円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は3.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS599円57銭で算出)は1.9倍近辺である。時価総額は約47億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線を割り込んだが、安値圏の陽線で調整一巡感を強めている。16年2月期業績予想増額の可能性や3%台の予想配当利回りを評価して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月03日更新]

ソーバルは上場来高値に接近、16年2月期業績予想は増額の可能性

 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。株価は戻り歩調で6月の上場来高値に接近してきた。16年2月期業績予想増額の可能性、大幅連続増配や株主優待制度といった積極的な株主還元姿勢、2%台後半の予想配当利回りを評価して高値を試す展開だろう。なお12月28日に第3四半期累計(3月〜11月)の業績発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客を抱えていることも特徴だ。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。

 M&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。

 15年5月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がる。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 一方では15年3月にRFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落したため、RFID事業を売却して経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■15年2月期は本社移転費用が影響したが収益拡大基調

 15年2月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。

 第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因も影響したが収益は拡大基調だろう。なお15年2月期の売上総利益率は20.9%で14年2月期比0.5ポイント上昇、販管費比率は12.9%で同0.4ポイント上昇、ROEは13.5%で同0.5ポイント上昇、自己資本比率は70.8%で同6.0ポイント低下した。配当性向は40.1%だった。

■16年2月期第2四半期累計が高進捗率で通期増額の可能性

 今期(16年2月期)の連結業績予想(4月10日公表)は、売上高が前期比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、純利益が同5.0%増の3億50百万円としている。また配当予想(4月10日公表)は同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)としている。大幅連続増配で予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調である。新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化といった施策も推進する。本社移転費用や厚生年金基金脱退損失といった一時的費用一巡も寄与して増収増益予想だ。

 第2四半期累計(2月〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比8.0%増の37億37百万円、営業利益が同22.5%増の3億32百万円、経常利益が同24.0%増の3億42百万円、純利益が同25.9%増の2億01百万円だった。

 受託開発案件の受注拡大、各プロジェクトにおける品質管理・納期管理・コスト管理の取り組み徹底、本社移転効果による作業効率化や各種ノウハウの共有化などで、期初計画を上回る増収・増益だった。売上総利益率は23.2%で同1.5ポイント上昇、販管費比率は14.2%で同0.5ポイント上昇した。

 第2四半期累計の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが61.0%、ソニー<6758>グループが11.0%、富士通<6702>グループが9.4%、NTT<9432>グループが3.0%となった。富士通グループ向けが好調で前年同期比0.9ポイント上昇した。

 その他顧客の構成比は前年同期12.6%から15.6%に上昇した。特定顧客依存からの脱却を目指した新規顧客開拓が進展し、全体として上位顧客に対する依存度が低下した形だ。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億69百万円、第2四半期(6月〜8月)19億68百万円、営業利益は第1四半期1億79百万円、第2四半期1億53百万円だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.6%、営業利益が57.2%、経常利益が58.9%、純利益が57.4%と高水準である。パートナー確保難航などを要因として通期会社予想を据え置いたが、新規連結のアンドールシステムサポートの業績を織り込んでいないことも考慮すると、通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

■受注環境良好、M&A戦略も寄与して収益拡大基調

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。受注環境は中期的にも良好だ。

 人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で、中期的に収益拡大基調が期待される。

■株主優待はQUOカードを贈呈

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

■株価は戻り歩調で6月の上場来高値に接近

 株価の動きを見ると、9月の直近安値1026円から反発して戻り歩調の展開だ。11月30日には1340円まで上伸した。6月の上場来高値1480円に接近する動きだ。

 12月2日の終値1298円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は2.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS599円57銭で算出)は2.2倍近辺である。時価総額は約55億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形だ。また週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。そして13週移動平均線が上向きに転じた。強基調への転換を確認した形だ。16年2月期業績予想増額の可能性、大幅連続増配や株主優待制度といった積極的な株主還元姿勢、2%台後半の予想配当利回りを評価して6月の上場来高値1480円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月30日更新]

ソーバルは9月安値から反発して戻り歩調、16年2月期業績予想は増額の可能性
 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。株価は9月の直近安値から反発して戻り歩調だ。16年2月期業績予想増額の可能性、大幅連続増配の積極的な株主還元姿勢、3%台の予想配当利回りを評価して続伸展開だろう。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客を抱えていることも特徴だ。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。

 M&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。

 15年5月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がる。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 一方では15年3月にRFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落したため、RFID事業を売却して経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■15年2月期は本社移転費用が影響したが収益拡大基調

 15年2月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。

 第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響したが、収益は拡大基調だろう。また15年2月期の配当性向は40.1%だった。ROEは14年2月期比0.5ポイント上昇して13.5%、自己資本比率は同6.0ポイント低下して70.8%だった。

■16年2月期業績予想は増額の可能性

 今期(16年2月期)の連結業績予想(4月10日公表)は、売上高が前期比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、純利益が同5.0%増の3億50百万円としている。また配当予想(4月10日公表)は同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)としている。大幅連続増配で予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調であり、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化といった施策も推進する。本社移転費用や厚生年金基金脱退損失といった一時的費用一巡も寄与して増収増益予想だ。

 第2四半期累計(2月〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比8.0%増の37億37百万円、営業利益が同22.5%増の3億32百万円、経常利益が同24.0%増の3億42百万円、純利益が同25.9%増の2億01百万円だった。

 受託開発案件の受注拡大、各プロジェクトにおける品質管理・納期管理・コスト管理の取り組み徹底、本社移転効果による作業効率化や各種ノウハウの共有化などで、期初計画を上回る増収・増益だった。売上総利益率は23.2%で同1.5ポイント上昇、販管費比率は14.2%で同0.5ポイント上昇した。

 第2四半期累計の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが61.0%、ソニー<6758>グループが11.0%、富士通<6702>グループが9.4%、NTT<9432>グループが3.0%となった。富士通グループ向けが好調で前年同期比0.9ポイント上昇した。

 その他顧客の構成比は前年同期12.6%から15.6%に上昇した。特定顧客依存からの脱却を目指した新規顧客開拓が進展し、全体として上位顧客に対する依存度が低下した形だ。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億69百万円、第2四半期(6月〜8月)19億68百万円、営業利益は第1四半期1億79百万円、第2四半期1億53百万円だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.6%、営業利益が57.2%、経常利益が58.9%、純利益が57.4%と高水準である。パートナー確保難航などを要因として通期会社予想を据え置いたが、新規連結のアンドールシステムサポートの業績を織り込んでいないことも考慮すると、通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は9月の直近安値から反発して戻り歩調

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

 株価の動きを見ると、2月の年初来安値903円まで下押すことなく、9月の直近安値1026円から反発し、10月以降は概ね1200円近辺で推移している。第2四半期累計の高進捗率も好感して戻り歩調の展開だ。

 10月29日の終値1224円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は3.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS599円57銭で算出)は2.0倍近辺である。また時価総額は約51億円である。

 日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインとなった。また週足チャートで見ると52週移動平均線近辺から切り返して13週移動平均線突破の動きを強めている。強基調への転換を確認する形だ。16年2月期業績予想増額の可能性、大幅連続増配の積極的な株主還元姿勢、3%台の予想配当利回りを評価して続伸展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月01日更新]

ソーバルの第2四半期累計大幅増益、15年12月期予想に対して高進捗率

 ソーバル[2186](JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。29日発表の第2四半期累計(3月〜8月)は大幅増益となり、16年2月期予想に対して高進捗率である。株価は9月8日の直近安値から下値を切り上げて強基調に転換する動きだ。第2四半期累計の大幅増益と高進捗率、16年2月期業績予想増額の可能性、大幅連続増配という積極的な株主還元姿勢、3%台の今期予想配当利回りを評価して高値圏を目指す展開だろう。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客を抱えていることも特徴だ。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。15年2月期はソニーグループの構成比が14年12月期に比べて2.4ポイント上昇した。

 M&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。

 15年5月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がる。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 一方では15年3月にRFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落したため、RFID事業を売却して経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■16年2月期第2四半期累計は大幅増益で高進捗率、通期増額の可能性

 15年2月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。

 また15年2月期の配当性向は40.1%だった。ROEは14年2月期比0.5ポイント上昇して13.5%、自己資本比率は同6.0ポイント低下して70.8%だった。

 9月30日に発表した今期(16年2月期)第2四半期累計(2月〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比8.0%増の37億37百万円、営業利益が同22.5%増の3億32百万円、経常利益が同24.0%増の3億42百万円、純利益が同25.9%増の2億01百万円だった。

 受託開発案件の受注拡大、各プロジェクトにおける品質管理・納期管理・コスト管理の取り組み徹底、本社移転効果による作業効率化や各種ノウハウの共有化などで増収、大幅増益だった。売上総利益率は23.2%で同1.5ポイント上昇、販管費比率は14.2%で同0.5ポイント上昇した。

 通期の連結業績予想は前回予想(4月10日公表)を据え置いて、売上高が前期比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、純利益が同5.0%増の3億50百万円としている。配当予想も前回予想を据え置いて、同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)としている。大幅連続増配で予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調であり、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化といった施策も推進する。本社移転費用や厚生年金基金脱退損失といった一時的費用も一巡して増収増益予想だ。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.6%、営業利益が57.3%、経常利益が59.0%、純利益が57.4%と高水準である。新規連結のアンドールシステムサポートの業績を織り込んでいないことも考慮すると、通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は9月の直近安値から反発して強基調に転換の動き

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

 株価の動きを見ると、悪地合いの影響で上場来高値圏から反落したが、2月の年初来安値903円まで下押すことなく、9月8日の直近安値1026円から反発して下値を切り上げている。

 9月30日の終値1170円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は3.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS599円57銭で算出)は2.0倍近辺である。また時価総額は約49億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線近辺から切り返す動きだ。また日足チャートで見ると25日移動平均線突破の動きを強めている。調整が一巡して強基調に転換する動きだ。第2四半期累計の大幅増益と高進捗率、16年2月期業績予想増額の可能性、大幅連続増配という積極的な株主還元姿勢、3%台の今期予想配当利回りを評価して高値圏を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月10日更新]

ソーバルは売られ過ぎ感の強い水準、3%台の予想配当利回りも評価

 ソーバル[2186](JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。株価は悪地合いの影響で急落したが、売られ過ぎ感の強い水準だ。16年2月期業績予想増額の可能性、3%台の今期予想配当利回り、さらに大幅連続増配という積極的な株主還元姿勢も評価して切り返す展開だろう。なお9月30日に第2四半期累計(3月〜8月)の業績発表を予定している。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。技術力と経験豊富な人材を合わせ持つ国内有数の独立系組み込みソフト開発企業で、優良な大口顧客を抱えていることも特徴だ。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。15年2月期はソニーグループの構成比が14年12月期に比べて2.4ポイント上昇した。

 M&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。

 15年5月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がる。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 一方では15年3月にRFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落したため、RFID事業を売却して経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

■16年2月期増収増益・増配予想、増額の可能性

 15年2月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。

 また15年2月期の配当性向は40.1%だった。ROEは14年2月期比0.5ポイント上昇して13.5%、自己資本比率は同6.0ポイント低下して70.8%だった。

 今期(16年2月期)の連結業績予想(4月10日公表)は、売上高が前期比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、純利益が同5.0%増の3億50百万円としている。配当予想は同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)としている。大幅連続増配で予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調であり、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化といった施策も推進する。本社移転費用や厚生年金基金脱退損失といった一時的費用も一巡して増収増益予想だ。

 第1四半期(3月〜5月)は売上高が前年同期比0.3%減の17億69百万円、営業利益が同11.0%減の1億79百万円、経常利益が同12.0%減の1億78百万円、純利益が同7.1%減の1億10百万円だった。

 前年同期に特需があったRFID事業(前年同期の売上高75百万円、営業利益48百万円)を15年3月31日付で譲渡した影響で全体として減収減益の形だが、エンジニアリング事業は同5.2%増収と好調に推移して実質的に増収増益だった。

 また通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.9%、営業利益が30.9%、経常利益が30.7%、純利益が31.4%と高水準である。新規連結のアンドールシステムサポートの業績を織り込んでいないことも考慮すると、通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は悪地合いで売られ過ぎ感

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

 株価の動きを見ると、悪地合いの影響で上場来高値圏1400円近辺でのモミ合いから下放れの形となり、8月25日に1070円、そして9月8日には1026円まで急落した。ただし売られ過ぎ感を強めている。

 9月9日の終値1070円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は3.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS599円57銭で算出)は1.8倍近辺である。また時価総額は約45億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が15%程度と売られ過ぎ感の強い水準だ。また週足チャートで見ると一気に26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、52週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。16年2月期業績予想増額の可能性、3%台の今期予想配当利回り、そして大幅連続増配という積極的な株主還元姿勢を評価して切り返す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月05日更新]

ソーバルは6月高値試す、16年2月期増額の可能性や積極的な株主還元姿勢を評価

 ソーバル[2186](JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。株価は高値圏で堅調に推移して自律調整一巡感も強めている。16年2月期業績予想増額の可能性や、積極的な株主還元姿勢を評価する流れに変化はなく、6月の上場来高値を試す展開だろう。8月中間期末の配当や株主優待権利取りの動きも注目点だ。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。15年2月期はソニーグループの構成比が14年12月期に比べて2.4ポイント上昇した。

 M&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。

 15年5月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がる。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 一方では15年3月にRFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落したため、RFID事業を売却して経営資源をエンジニアリング事業に集中する戦略だ。

■第1四半期は実質増収増益、16年2月期会社予想は増額の可能性

 15年2月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円で、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。

 また15年2月期の配当性向は40.1%だった。ROEは14年2月期比0.5ポイント上昇して13.5%、自己資本比率は同6.0ポイント低下して70.8%だった。

 今期(16年2月期)の連結業績予想(4月10日公表)は、売上高が前期比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、純利益が同5.0%増の3億50百万円としている。配当予想は同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)としている。大幅連続増配で予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調であり、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化といった施策も推進する。本社移転費用や厚生年金基金脱退損失といった一時的費用も一巡して増収増益予想だ。

 第1四半期(3月〜5月)は売上高が前年同期比0.3%減の17億69百万円、営業利益が同11.0%減の1億79百万円、経常利益が同12.0%減の1億78百万円、純利益が同7.1%減の1億10百万円だった。

 RFID事業(前年同期の売上高75百万円、営業利益48百万円)で前年同期に特需があった反動や、RFID事業を15年3月31日付で譲渡した影響で全体として減収減益の形だが、エンジニアリング事業は同5.2%増収と好調に推移して実質的に増収増益だった。

 また通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.9%、営業利益が30.9%、経常利益が30.7%、純利益が31.4%と高水準である。新規連結のアンドールシステムサポートの業績を織り込んでいないことも考慮すると、通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で中期的に収益拡大基調だろう。

■株価は高値圏で堅調、自律調整一巡して6月の上場来高値を試す

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

 株価の動きを見ると、6月23日の上場来高値1480円まで上伸した後は利益確定売りで上げ一服の展開となったが、7月上旬の全般地合い悪化の影響も限定的にとどまり、上場来高値圏で堅調に推移している。そして自律調整一巡感を強めている。大幅連続増配という積極的な株主還元姿勢を評価する流れに変化はないだろう。

 8月4日の終値1388円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は2.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS599円57銭で算出)は2.3倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドだ。そして今期予想配当利回りは2%台後半で割安感のある水準だ。自律調整が一巡し、16年2月期業績予想増額の可能性や積極的な株主還元姿勢を評価して、6月の上場来高値1480円を試す展開だろう。8月中間期末の配当や株主優待権利取りの動きも注目点だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月10日更新]

ソーバルは6月高値試す、16年2月期第1四半期進捗率は高水準

 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。6月30日発表の第1四半期業績はRFID事業の特需の反動や譲渡の影響を除けば実質的に増収増益で、16年2月期予想に対する進捗率は高水準である。株価は全般地合い悪化の影響で調整する場面があったが、16年2月期業績予想の増額の可能性や、積極的な株主還元姿勢を評価して6月の上場来高値を試す展開だろう。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。優良な大口顧客を抱えていることが特徴で、12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。15年2月期はソニーグループの構成比が14年12月期に比べて2.4ポイント上昇した。

 さらにM&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。15年5月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がる。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 一方ではRFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡(15年3月31日付)した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落して、今後大きな成果は難しいと判断した。経営資源をエンジニアリング事業に集中する方針だ。

■第1四半期は実質増収増益、16年2月期会社予想は増額の可能性

 15年2月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。

 また15年2月期の配当性向は40.1%だった。ROEは14年2月期比0.5ポイント上昇して13.5%、自己資本比率は同6.0ポイント低下して70.8%だった。

 6月30日に発表した今期(16年2月期)第1四半期(3月〜5月)の連結業績は、売上高が前年同期比0.3%減の17億69百万円、営業利益が同11.0%減の1億79百万円、経常利益が同12.0%減の1億78百万円、純利益が同7.1%減の1億10百万円だった。

 RFID事業(前年同期の売上高75百万円、営業利益48百万円)で前年同期に特需があった反動や、RFID事業を15年3月31日付で譲渡した影響で全体として減収減益だったが、エンジニアリング事業は同5.2%増収と好調に推移し、実質的に増収増益だった。

 通期の連結業績見通しは前回予想(4月10日公表)を据え置いて売上高が前期比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、純利益が同5.0%増の3億50百万円としている。配当予想は同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)としている。大幅連続増配で予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調であり、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化といった施策も推進する。本社移転費用や厚生年金基金脱退損失の一巡も寄与して増収増益予想だ。

 また通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.9%、営業利益が30.9%、経常利益が30.7%、純利益が31.4%と高水準である。さらに新規連結のアンドールシステムサポートの業績を織り込んでいないことも考慮すると、通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で中期的に収益拡大基調だろう。

■株価は6月高値を試す

 株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

 株価の動きを見ると、高値更新の展開で6月23日の上場来高値1480円まで上伸した。その後は利益確定売りで一旦反落し、全般地合い悪化の影響を受けて7月9日に1204円まで調整する場面があったが、終値では1332円まで戻した。16年2月期の増収増益予想と増額の可能性、大幅連続増配という積極的な株主還元姿勢を評価する流れに変化はないだろう。

 7月9日の終値1332円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は2.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS599円57銭で算出)は2.2倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を一旦割り込んだが、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で長い下ヒゲをつけてサポートラインを確認した形だ。今期予想配当利回りは2%台後半で依然として割安感があり、16年2月期業績予想の増額の可能性や積極的な株主還元姿勢を評価して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月08日更新]

ソーバルは上場来高値更新の展開、予想配当利回りは2%台後半で依然割安感
 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。株価は上場来高値更新の展開で6月1日の1299円まで上伸した。予想配当利回りは2%台後半で依然として割安感があり、16年2月期業績予想の増額余地や、積極的な株主還元姿勢を評価して上値追いの展開だろう。なお6月30日に第1四半期(3月〜5月)の業績発表を予定している。

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。優良な大口顧客を抱えていることが特徴で、12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。15年2月期はソニーグループの構成比が14年12月期に比べて2.4ポイント上昇した。

 さらにM&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。15年5月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がる。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 一方ではRFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡(15年3月末)した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落して、今後大きな成果は難しいと判断した。経営資源をエンジニアリング事業に集中する方針だ。

 なお15年12月期の配当は14年12月期比10円増配の年間31円(第2四半期末13円、期末18円)で、配当性向は40.1%だった。ROEは同0.5ポイント上昇して13.5%、自己資本比率は同6.0ポイント低下して70.8%となった。

 また15年2月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。

 今期(16年2月期)の連結業績見通し(4月10日公表)は、売上高が前期比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、純利益が同5.0%増の3億50百万円としている。配当予想は同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)で、予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調であり、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化といった施策も推進する。本社移転費用や厚生年金基金脱退損失の一巡も寄与して増収増益予想だ。なお新規連結のアンドールシステムサポートの業績は織り込んでいないため増額余地があるだろう。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で中期的に収益拡大基調だろう。

 なお株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

 株価の動きを見ると、1000円近辺のフシを突破して上場来高値更新の展開となった。6月1日には1299円まで上伸した。16年2月期の増収増益予想と増額余地、そして大幅連続増配という積極的な株主還元姿勢が評価されている。

 6月5日の終値1296円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は2.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS599円57銭で算出)は2.2倍近辺である。

 週足チャートで見ると窓を開けて急伸し、13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。今期予想配当利回りは2%台後半で依然として割安感があり、16年2月期業績予想の増額余地や積極的な株主還元姿勢を評価して上値追いの展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月01日更新]

ソーバルは高値更新の展開、今期業績の増額余地や株主還元姿勢を評価

 ソーバル[2186](JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。株価は高値更新の展開だ。14年9月の1049円を突破して4月27日の上場来高値1234円まで急伸した。16年2月期業績見通しの増額余地や積極的な株主還元姿勢を評価して上値追いの展開だろう。

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。優良な大口顧客を抱えていることが特徴で、12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。15年2月期はソニーグループの構成比が14年12月期に比べて2.4ポイント上昇した。

 M&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、そして人材の確保を推進している。15年3月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化(株式譲渡5月1日予定)すると発表した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がるとしている。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する方針だ。

 一方で4月10日には、RFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡(15年3月31日付)すると発表した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落して、今後大きな成果は難しいと判断した。経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

 前期(15年2月期)連結業績は売上高が前々期比4.5%増の6920百万円、営業利益が同6.4%増の5億51百万円、経常利益が同8.5%増の5億60百万円、純利益が同10.3%増の3億33百万円だった。

 配当予想は前回予想に対して5円増額し、同10円増配の年間31円(第2四半期末13円、期末18円)とした。配当性向は40.1%となる。なおROE(自己資本当期純利益率)は13.5%で同0.5ポイント上昇し、自己資本比率は70.8%で同6.0ポイント低下した。

 本社移転費用48百万円、厚生年金基金脱退損失38百万円などを吸収して期初計画を上回る増収増益だった。エンジニアリング事業で主要顧客の研究開発関連プロジェクトの受注が高水準に推移し、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、ノウハウの共有なども寄与した。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円で、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。

 今期(16年2月期)の連結業績見通し(4月10日公表)は、売上高が前期比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、純利益が同5.0%増の3億50百万円、配当予想が同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)としている。予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調であり、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化も推進する。なお新規連結のアンドールシステムサポート(5月1日付で子会社化)の業績は織り込んでいないため増額余地があるだろう。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で中期的に収益拡大基調だろう。

 なお株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

 株価の動きを見ると、900円〜950円近辺のモミ合いから上放れの展開となり、14年9月の1049円を突破して4月27日の上場来高値1234円まで急伸した。16年2月期の増収増益見通しに加えて、大幅連続増配という積極的な株主還元姿勢が評価されている。

 4月30日の終値1155円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は3.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS599円57銭で算出)は1.9倍近辺である。

 目先的にはやや過熱感もあるが、週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線が上向きに転じて強基調の形だ。指標面には依然として割安感があり、16年2月期業績見通しの増額余地や積極的な株主還元姿勢を評価して上値追いの展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月02日更新]

ソーバルは14年9月高値に接近、16年2月期増収増益期待

 エンジニアリング事業のソーバル[2186](JQS)の株価は、1日に979円まで上伸して14年9月高値1049円に接近してきた。4月10日に15年2月期の決算発表を予定している。指標面に割高感はなく、16年2月期の増収増益に対する期待も高まる。上値を試す展開だろう。

 エンジニアリング事業(組み込みソフトの開発、ウェブ/スマホアプリの開発、ハードウェアの設計・開発など)、その他事業(RFID製品の開発・製造など)を展開している。

 前々期(14年2月期)の主要顧客別売上構成比はキヤノン<7751>グループが66.0%、ソニー<6758>グループが9.5%、富士通<6702>グループが8.6%、NTT<9432>グループが3.9%、その他が12.0%だった。優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。
 
 12年9月にオムロン<6645>向けが主力のモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化するなど、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、そして人材の確保を進めている。

 3月31日にはアンドールシステムサポート社(東京都)の株式を取得して子会社化(株式譲渡は5月1日予定)すると発表した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェアの受託開発分野の業容拡大に繋がるとしている。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 なお3月11日には、東洋経済の「有給休暇取得率の高い会社トップ300社」最新版(15年版)において、サービス業で13年版、14年版に続き3年連続2位となったと発表している。エンジニアのライフワークバランスの充実は技術力やサービスの向上に欠かせないとしている。

 前期(15年2月期)の連結業績見通し(14年4月10日公表)は、売上高が前々期比1.1%増の67億円、営業利益が同4.2%増の5億40百万円、経常利益が同5.9%増の5億47百万円、純利益が同5.9%増の3億20百万円、配当予想が配当性向35%を目標として同5円増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。

 第3四半期累計(3月〜11月)は前年同期比6.2%増収、同3.6%営業増益、同4.1%経常増益、同3.9%最終増益だった。エンジニアリング事業で主要顧客の研究開発関連プロジェクトの受注が高水準に推移している。そして通期見通しに対する進捗率は売上高78.0%、営業利益82.2%、経常利益82.1%、純利益80.3%と高水準だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円で、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円だった。第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響したが、これを除けば概ね順調に推移している。

 今期(16年2月期)もエンジニアリング事業の受注が高水準に推移して増収増益基調だろう。新規顧客開拓による業容拡大、アンドールシステムサポート社の新規連結、エンジニアの技術力向上、受託案件の作業効率化、各種ノウハウ・情報共有の徹底などの効果も寄与する。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材確保が課題だが、プロジェクトマネージャーの育成、エンジニアの技術力向上、そしてM&Aなども寄与して中期的に収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、2月期末の配当権利落ちとなった2月25日の直近安値903円から切り返しの動きを強めている。4月1日は979円まで上伸して14年9月高値1049円に接近してきた。自律調整が一巡して16年2月期の増収増益を期待する動きだろう。

 4月1日の終値971円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS73円57銭で算出)は13〜14倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は2.7%近辺、前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS559円59銭で算出)は1.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって1月と2月の戻り高値を突破した。強基調の形だ。指標面に割高感はなく、15年2月期決算発表が接近して16年2月期の増収増益に対する期待も高まる。中期成長力を評価して14年9月高値1049円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月16日更新]

ソーバルは自律調整一巡、14年9月高値目指す

 エンジニアリング事業のソーバル[2186](JQS)の株価は、1月〜2月の戻り高値圏940円近辺から利益確定売りで一旦反落したが、900円台を割り込むことなく堅調に推移して自律調整一巡感を強めている。中期成長力を評価して14年9月高値1049円を目指す流れに変化はないだろう。なお4月10日に前期(15年2月期)決算の発表を予定している。

 エンジニアリング事業(組み込みソフトの開発、ウェブ/スマホアプリの開発、ハードウェアの設計・開発など)、その他事業(RFID製品の開発・製造など)を展開している。

 前々期(14年2月期)の顧客別売上構成比を見ると、キヤノン<7751>グループが66.0%、ソニー<6758>グループが9.5%、富士通<6702>グループが8.6%、NTT<9432>グループが3.9%、その他が12.0%である。優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。

 12年9月にオムロン<6645>向けが主力のモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化するなど、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、そして人材の確保を進めている。

 なお3月11日には、東洋経済の「有給休暇取得率の高い会社トップ300社」最新版(15年版)において、サービス業で13年版、14年版に続き3年連続2位となったと発表している。エンジニアのライフワークバランスの充実は技術力やサービスの向上に欠かせないとしている。

 前期(15年2月期)の連結業績見通し(4月10日公表)は売上高が前々期比1.1%増の67億円、営業利益が同4.2%増の5億40百万円、経常利益が同5.9%増の5億47百万円、純利益が同5.9%増の3億20百万円、配当予想が配当性向35%を目標として同5円増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。

 主力のエンジニアリング事業では、主要顧客の研究開発関連プロジェクトの受注が高水準であり、新規顧客開拓も寄与する。エンジニアの技術力向上、本社移転による受託案件の作業効率化や各種ノウハウ・情報共有の徹底などの効果も寄与する。その他事業のRFIDでは電波法改正に伴うソフトバンク<9984>関連の機器置き換え需要が寄与する。本社移転費用計上などを吸収して増収増益見通しだ。

 第3四半期累計(3月〜11月)はエンジニアリング事業、その他事業とも好調に推移して前年同期比6.2%増収、同3.6%営業増益、同4.1%経常増益、同3.9%最終増益と順調に推移した。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円で、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円である。

 そして通期見通しに対する進捗率は売上高78.0%、営業利益82.2%、経常利益82.1%、純利益80.3%と高水準だった。通期業績見通しは増額の可能性が高いだろう。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材確保が課題だが、プロジェクトマネージャーの育成やエンジニアの技術力向上も寄与して、今期(16年2月期)も増収増益が期待される。中期的に収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、1月〜2月の戻り高値圏940円近辺から利益確定売りで一旦反落したが、900円台を割り込むことなく堅調に推移して自律調整一巡感を強めている。

 3月13日の終値911円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS73円57銭で算出)は12〜13倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は2.9%近辺、そして前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS559円59銭で算出)は1.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を一旦割り込んだが、週足チャートで見ると26週移動平均線が接近して反発のタイミングだろう。前期業績見通しは増額の可能性が高く、今期も増収増益が期待される。中期成長力を評価して14年9月高値1049円を目指す流れに変化はないだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月3日更新]

ソーバルは着実に下値を切り上げて戻り歩調、今期業績増額の可能性を評価して14年9月高値試す

 エンジニアリング事業のソーバル[2186](JQS)の株価は、14年10月安値821円をボトムとして着実に下値を切り上げ、足元は900円台前半で推移して戻り歩調の展開だ。今期(15年2月期)業績見通し増額の可能性が高く、2%台後半の配当利回りも評価して14年9月高値1049円を試す展開だろう。

 エンジニアリング事業(組み込みソフトの開発、ウェブ/スマホアプリの開発、ハードウェアの設計・開発など)、その他事業(RFID製品の開発・製造など)を展開している。

 前期(14年2月期)の顧客別売上構成比はキヤノン<7751>グループ66.0%、ソニー<6758>グループ9.5%、富士通<6702>グループ8.6%、NTT<9432>グループ3.9%、その他12.0%で、優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。

 12年9月にオムロン<6645>向けが主力のモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化するなど、M&Aも活用して顧客や分野の多様化を進めている。

 今期(15年2月期)の連結業績見通し(4月10日公表)は、売上高が前期比1.1%増の67億円、営業利益が同4.2%増の5億40百万円、経常利益が同5.9%増の5億47百万円、純利益が同5.9%増の3億20百万円、配当予想が配当性向35%を目標として同5円増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。

 主力のエンジニアリング事業では、主要顧客の研究開発関連プロジェクトの受注が高水準であり、新規顧客開拓も寄与する。プロジェクトマネージャーの育成や若手エンジニアへの教育も含めた技術力の底上げ、本社移転によるノウハウ共有の徹底などの効果も寄与する。その他事業のRFIDでは電波法改正に伴うソフトバンク<9984>関連の機器置き換え需要が寄与する。本社移転費用計上などを吸収して増収増益見通しだ。

 第3四半期累計(3月〜11月)はエンジニアリング事業、その他事業とも好調に推移して前年同期比6.2%増収、同3.6%営業増益、同4.1%経常増益、同3.9%最終増益だった。そして通期見通しに対する進捗率は売上高78.0%、営業利益82.2%、経常利益82.1%、純利益80.3%と高水準だった。通期業績見通しは増額の可能性が高いだろう。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。中期的に収益拡大基調だろう。

 なお14年12月に東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)によって15万1900株の自己株式買付を行い、自己株式15万2200株を消却した。消却後の発行済株式総数は419万8400株、消却後の自己株式数は3株である。

 株価の動きを見ると、14年9月高値1049円から急反落したが、その後は10月安値821円、11月安値835円、12月安値886円、15年1月安値913円と着実に下値を切り上げ、足元は900円台前半で推移している。やや小動きだが今期好業績見通しを評価して戻り歩調の展開だ。

 2月2日の終値928円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS73円57銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は2.8%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS559円59銭で算出)は1.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。今期業績見通し増額の可能性が高く、2%台後半の配当利回りも評価して14年9月高値1049円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月06日更新]

ソーバル短期モミ合いから上放れて強基調、今期業績増額の可能性を評価して9月高値試す

 エンジニア派遣のソーバル[2186](JQS)の株価は、12月30日に921円まで上伸して900円近辺での短期モミ合いから上放れの動きを強めている。自己株式取得と消却、第3四半期累計(3月〜11月)の高進捗率を好感して強基調に転換する形だ。今期(15年2月期)業績増額の可能性が高く、2%台後半の配当利回りも評価して14年9月高値1049円を試す展開だろう。

 ソフト開発技術者分野のエンジニアリング事業(ソフトウェア・ハードウェアのエンジニア派遣および受託開発)、その他事業(RFID製品・システムの開発・販売など)を展開している。

 前期(14年2月期)の顧客別売上構成比はキヤノン<7751>グループ66.0%、ソニー<6758>グループ9.5%、富士通<6702>グループ8.6%、NTT<9432>グループ3.9%、その他12.0%で、優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。12年9月にオムロン<6645>向け主力のモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化するなど、M&Aも活用して顧客や分野の多様化を進めている。

 12月26日に発表した今期(15年2月期)第3四半期累計(3月〜11月)の連結業績は、売上高が前年同期比6.2%増の52億25百万円、営業利益が同3.6%増の4億44百万円、経常利益が同4.1%増の4億49百万円、そして純利益が同3.9%増の2億57百万円だった。

 各種案件の受注が好調に推移した。事業別売上高はエンジニアリング事業が同5.5%増の51億10百万円、その他事業が同47.1%増の1億15百万円だった。利益面では増収効果に加えて、若手エンジニアへの教育も含めた技術力の底上げ、本社移転によるノウハウ共有の徹底などの効果も寄与した。

 通期の連結業績見通しについては前回予想(4月10日公表)を据え置いて売上高が前期比1.1%増の67億円、営業利益が同4.2%増の5億40百万円、経常利益が同5.9%増の5億47百万円、純利益が同5.9%増の3億20百万円、配当予想が配当性向35%を目標として同5円増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。

 主力のエンジニアリング事業では、主要顧客の研究開発関連プロジェクトなどに対する技術者派遣需要が好調であり、新規顧客開拓も寄与して派遣稼働率が高水準に推移する。その他事業のRFIDでは電波法改正に伴うソフトバンク<9984>関連の機器置き換え需要も寄与する。本社移転費用計上を吸収して増収増益見通しだ。

 通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が78.0%、営業利益が82.2%、経常利益が82.1%、純利益が80.3%と高水準であり、通期業績見通しは増額の可能性が高いだろう。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対する派遣・請負ニーズが一段と高まっている。派遣・請負会社としての人材確保が課題となるが、派遣単価の上昇も期待され、中期的に収益拡大基調だろう。

 なお12月5日に東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)によって15万1900株の自己株式買付を行い、12月22日に自己株式15万2200株を消却した。

 株価の動きを見ると、900円近辺での短期モミ合いから上放れの動きを強めている。12月30日には921円まで上伸した。自己株式取得と消却、さらに第3四半期累計の高進捗率を好感する動きのようだ。

 12月30日の終値921円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS73円57銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は2.8%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS559円59銭で算出)は1.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなった。900円近辺での短期モミ合いから上放れて強基調に転換する形だ。今期業績見通し増額の可能性が高く、2%台後半の配当利回りも評価して14年9月高値1049円を試す展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月02日更新]

ソーバルは下値固め完了して出直り、今期増収増益見通しを評価して9月高値目指す

 ソフト開発技術者派遣のソーバル[2186](JQS)の株価は出直りの動きを強めている。9月の年初来高値1049円から急反落したが、820円〜850円近辺で下値固めが完了し、11月28日と12月1日には900円台まで戻す場面があった。調整が一巡して強基調の形であり、今期(15年2月期)増収増益見通しや2%台後半の高配当利回りを評価して9月高値を目指す展開だろう。

 ソフト開発技術者分野のエンジニアリング事業(ソフトウェア・ハードウェアのエンジニア派遣および受託開発)、その他事業(RFID製品・システムの開発・販売など)を展開している。

 前期(14年2月期)の顧客別売上構成比はキヤノン <7751> グループ66.0%、ソニー <6758> グループ9.5%、富士通 <6702> グループ8.6%、NTT <9432> グループ3.9%、その他12.0%で、優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。12年9月にオムロン <6645> 向け主力のモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化するなど、M&Aも活用して顧客や分野の多様化を進めている。

 今期(15年2月期)の連結業績見通しについては前回予想(4月10日公表)を据え置いて売上高が前期比1.1%増の67億円、営業利益が同4.2%増の5億40百万円、経常利益が同5.9%増の5億47百万円、純利益が同5.9%増の3億20百万円、配当予想が配当性向35%を目標として同5円増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。

 第2四半期累計(3月〜8月)は前年同期比3.9%増収、同6.0%営業減益、同5.7%経常減益、同5.5%最終減益だった。本社移転費用計上が影響して営業減益だったが、主力のエンジニアリング技術者派遣需要が好調に推移して、業務ベースでは実質的に営業増益だった。その他事業のRFIDでは電波法改正に伴うソフトバンク<9984>関連の機器置き換え需要も寄与した。

 通期ベースでも主要顧客の研究開発関連プロジェクトなどに対する派遣需要が旺盛であり、新規顧客開拓も寄与して派遣稼働率が高水準に推移する。本社移転によって受託案件の作業効率化や各種ノウハウの共有化などの効果も寄与する。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.6%、営業利益が50.2%、経常利益が50.3%、純利益が49.7%と順調な水準であり、通期ベースで好業績が期待される。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対する派遣・請負ニーズが一段と高まっている。派遣・請負会社としての人材確保が課題となるが、派遣単価の上昇も期待され、中期的に収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、第2四半期累計の営業減益を嫌気する形で9月29日の年初来高値1049円から急反落した。ただし820円〜850円近辺で下値固めが完了して切り返しの動きを強めている。11月28日と12月1日には900円台まで戻す場面があった。

 12月1日の終値897円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS73円57銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は2.9%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS559円59銭で算出)は1.6倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を続けて突破した。調整が一巡して強基調の形であり、今期増収増益見通しや2%台後半の高配当利回りを評価して9月高値を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
 

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