[2471]エスプール

[5月02日更新]

エスプールは高値圏で堅調、18年11月期2桁増収増益・増配予想で上振れ余地

 エスプール<2471>(JQ)は、ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。18年11月期2桁増収増益・増配予想である。そして上振れ余地がありそうだ。株価は高値圏で堅調だ。自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援サービス、フィールドマーケティングサービス、セールスサポートサービス、新規事業など)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、販売・営業スタッフ派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

 17年11月期の売上構成比はビジネスソリューション事業34%、人材ソリューション事業66%だった。障がい者雇用支援サービスは17年11月期末時点で、農園数8農園、顧客企業数136社、管理区画数1337区画、就業数668名となった。新規事業のアルバイト採用代行サービス「Omusubi」も拡大している。

 なお営業利益は、障がい者雇用支援サービスの売上が伸びる第2四半期および第4四半期に偏重する傾向があるとしている。

 17年10月アルバイト・パート採用代行業務でツナグ・ソリューションズと業務提携した。17年12月中国国内のECプロモーションや越境ECコンサルティングを行う上海潤世企業営銷管理と業務提携した。中国市場の特性に合わせた越境EC支援サービスを開始する。

 中期経営計画の目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的にも収益拡大基調が期待される。

■18年11月期2桁増収増益・増配予想で上振れ余地

 18年11月期連結業績予想は、売上高が17年11月期比16.2%増の135億87百万円、営業利益が20.7%増の8億14百万円、経常利益が16.7%増の8億02百万円、純利益が10.7%増の4億68百万円としている。需要が高水準に推移して2桁増収増益予想である。

 ビジネスソリューション事業は売上高が9.1%増の43億64百万円で営業利益が5.0%増の7億64百万円、人材ソリューション事業は売上高が21.1%増の93億55百万円で営業利益が29.3%増の8億80百万円の計画としている。障がい者雇用支援サービスでは千葉県に2園新設し、全国10園(千葉県9園、愛知県1園)となる。ロジスティクスアウトソーシングサービスでは18年2月本稼働の品川新センターも寄与する。

 配当予想は年間5円(期末一括)としている。18年3月1日付株式5分割を考慮して17年11月期の年間18円を3円60銭に換算すると、実質1円40銭増配となる。予想配当性向は16.8%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比30.7%増の32億12百万円、営業利益が3.6倍の1億66百万円、経常利益が3.8倍の1億73百万円、純利益が3.2倍の1億08百万円だった。ビジネスソリューション事業が28.6%増収、2.6倍営業増益、人材ソリューション事業が33.8増収、42.2%営業増益と、いずれも大幅伸長した。

 ビジネスソリューション事業では、障がい者雇用支援サービスが1月新設した千葉の2農園が開設前に完売するなど大幅伸長し、ロジスティクスアウトソーシングサービスも前期開設した葛西センターの満床効果で通販発送代行サービスが好調に推移した。人材ソリューション事業ではコールセンター業務を中心にグループ派遣が好調に推移した。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高23.6%、営業利益20.4%、経常利益21.6%、純利益23.1%である。期初時点で下期偏重の計画であることを考慮すれば高水準である。通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株価は高値圏で堅調、自律調整交えながら上値試す

 株価(18年3月1日付で株式5分割)は高値圏で堅調だ。4月26日には上場来高値1640円まで上伸した。

 5月1日の終値1523円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円70銭で算出)は約51倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は約0.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS92円54銭で算出)は約16倍である。時価総額は約240億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月13日更新]

エスプールは自律調整交えながら上値試す、18年11月期1Q大幅増収増益で通期予想に上振れ余地

 エスプール<2471>(JQ)は、ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。18年11月期第1四半期は需要が高水準に推移して大幅増収増益だった。通期も2桁増収増益・増配予想である。そして上振れ余地がありそうだ。株価は過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援サービス、フィールドマーケティングサービス、セールスサポートサービス、新規事業など)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、販売・営業スタッフ派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

 17年11月期の売上構成比はビジネスソリューション事業34%、人材ソリューション事業66%だった。障がい者雇用支援サービスは17年11月期末時点で、農園数8農園、顧客企業数136社、管理区画数1337区画、就業数668名となった。新規事業のアルバイト採用代行サービス「Omusubi」も拡大している。

 なお営業利益は、障がい者雇用支援サービスの売上が伸びる第2四半期および第4四半期に偏重する傾向があるとしている。

 17年10月アルバイト・パート採用代行業務でツナグ・ソリューションズと業務提携した。17年12月には中国国内のECプロモーションや越境ECコンサルティングを行う上海潤世企業営銷管理と業務提携した。中国市場の特性に合わせた越境EC支援サービスを開始する。

 中期経営計画の目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的にも収益拡大基調が期待される。

■18年11月期1Q大幅増収増益、通期2桁増収増益予想で上振れ余地

 18年11月期連結業績予想は、売上高が17年11月期比16.2%増の135億87百万円、営業利益が20.7%増の8億14百万円、経常利益が16.7%増の8億02百万円、純利益が10.7%増の4億68百万円としている。需要が高水準に推移して2桁増収増益予想である。

 ビジネスソリューション事業は売上高が9.1%増の43億64百万円で営業利益が5.0%増の7億64百万円、人材ソリューション事業は売上高が21.1%増の93億55百万円で営業利益が29.3%増の8億80百万円の計画としている。障がい者雇用支援サービスでは千葉県に2園新設し、全国10園(千葉県9園、愛知県1園)となる。ロジスティクスアウトソーシングサービスでは18年2月本稼働の品川新センターも寄与する。

 配当予想は年間5円(期末一括)としている。18年3月1日付の株式5分割を考慮して17年11月期の年間18円を3円60銭に換算すると、実質1円40銭増配となる。予想配当性向は16.8%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比30.7%増の32億12百万円、営業利益が3.6倍の1億66百万円、経常利益が3.8倍の1億73百万円、純利益が3.2倍の1億08百万円だった。

 ビジネスソリューション事業は28.6%増収、2.6倍営業増益だった。前期で終了したスマートメーター業務が減少したが、障がい者雇用支援サービスが大幅伸長し、ロジスティクスアウトソーシングサービスも前期開設した葛西センターの満床効果で通販発送代行サービスが好調に推移した。障がい者雇用支援サービスで1月に新設した千葉の2農園は開設前に完売した。

 人材ソリューション事業は33.8増収、42.2%営業増益だった。コールセンター業務を中心にグループ派遣が好調に推移した。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高23.6%、営業利益20.4%、経常利益21.6%、純利益23.1%である。期初時点で下期偏重の計画であることを考慮すれば高水準である。通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株価は自律調整交えながら上値試す

 株価(18年3月1日付で株式5分割)は4月4日の上場来高値1634円まで上伸した。その後は利益確定売りで小反落したが自律調整の範囲だろう。

 4月12日の終値1429円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円70銭で算出)は約48倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は約0.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS92円54銭で算出)は約15倍である。時価総額は約226億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月26日更新]

エスプールは上場来高値圏、18年11月期2桁増収増益・増配予想

 エスプール<2471>(JQ)は、ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。需要が高水準に推移して、18年11月期2桁増収増益・増配予想である。株価は上場来高値圏だ。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。なお4月3日に第1四半期決算発表を予定している。
 
■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業
 
 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援サービス、フィールドマーケティングサービス、セールスサポートサービス、新規事業など)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、販売・営業スタッフ派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。
 
 17年11月期の売上構成比はビジネスソリューション事業34%、人材ソリューション事業66%だった。障がい者雇用支援サービスは17年11月期末時点で、農園数8農園、顧客企業数136社、管理区画数1337区画、就業数668名となった。新規事業のアルバイト採用代行サービス「Omusubi」も拡大している。
 
 なお営業利益は、障がい者雇用支援サービスの売上が伸びる第2四半期および第4四半期に偏重する特性があるとしている。
 
 17年10月アルバイト・パート採用代行業務でツナグ・ソリューションズと業務提携した。17年12月には中国国内のECプロモーションや越境ECコンサルティングを行う上海潤世企業営銷管理と業務提携した。中国市場の特性に合わせた越境EC支援サービスを開始する。
 
 中期経営計画の目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的にも収益拡大基調が期待される。
 
■18年11月期2桁増収増益・増配予想
 
 18年11月期連結業績予想は、売上高が17年11月期比16.2%増の135億87百万円、営業利益が20.7%増の8億14百万円、経常利益が16.7%増の8億02百万円、純利益が10.7%増の4億68百万円としている。需要が高水準に推移して2桁増収増益予想である。
 
 ビジネスソリューション事業は売上高が9.1%増の43億64百万円で営業利益が5.0%増の7億64百万円、人材ソリューション事業は売上高が21.1%増の93億55百万円で営業利益が29.3%増の8億80百万円の計画としている。障がい者雇用支援サービスでは千葉県に2園新設し、全国10園(千葉県9園、愛知県1園)となる。
 
 配当予想は年間5円(期末一括)としている。18年3月1日付の株式5分割を考慮して17年11月期の年間18円を3円60銭に換算すると、実質1円40銭増配となる。予想配当性向は16.8%となる。
 
■株価は上場来高値圏
 
 株価(18年3月1日付で株式5分割)は06年1232円を突破して上場来高値圏だ。3月16日には1373円まで上伸した。
 
 3月23日の終値1234円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円72銭で算出)は41〜42倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は0.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS462円71銭で算出)は2.7倍近辺である。時価総額は約195億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月06日更新]

エスプールは06年来の高値圏、18年11月期2桁増収増益・増配予想

 エスプール<2471>(JQ)は、ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。需要が高水準に推移して、18年11月期2桁増収増益・増配予想である。株価は06年来の高値圏だ。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。
 
■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業
 
 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援サービス、フィールドマーケティングサービス、セールスサポートサービス、新規事業など)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、販売・営業スタッフ派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。
 
 17年11月期の売上構成比はビジネスソリューション事業34%、人材ソリューション事業66%だった。障がい者雇用支援サービスは17年11月期末時点で、農園数8農園、顧客企業数136社、管理区画数1337区画、就業数668名となった。新規事業のアルバイト採用代行サービス「Omusubi」も拡大している。
 
 なお営業利益は、障がい者雇用支援サービスの売上が伸びる第2四半期および第4四半期に偏重する特性があるとしている。
 
 17年10月アルバイト・パート採用代行業務でツナグ・ソリューションズと業務提携した。17年12月には中国国内のECプロモーションや越境ECコンサルティングを行う上海潤世企業営銷管理と業務提携した。中国市場の特性に合わせた越境EC支援サービスを開始する。
 
 中期経営計画の目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的にも収益拡大基調が期待される。
 
■18年11月期2桁増収増益・増配予想
 
 18年11月期の連結業績予想(1月11日公表)は、売上高が17年11月期比16.2%増の135億87百万円、営業利益が20.7%増の8億14百万円、経常利益が16.7%増の8億02百万円、純利益が10.7%増の4億68百万円としている。需要が高水準に推移して2桁増収増益予想である。
 
 ビジネスソリューション事業は売上高が9.1%増の43億64百万円で営業利益が5.0%増の7億64百万円、人材ソリューション事業は売上高が21.1%増の93億55百万円で営業利益が29.3%増の8億80百万円の計画としている。障がい者雇用支援サービスでは千葉県に2園新設し、全国10園(千葉県9園、愛知県1園)となる。
 
 配当予想は年間5円(期末一括)としている。18年3月1日付の株式5分割を考慮して17年11月期の年間18円を3円60銭に換算すると、実質1円40銭増配となる。予想配当性向は16.8%となる。
 
■株価は06年来の高値圏
 
 株価(18年3月1日付で株式5分割)は水準を切り上げて2月26日に1058円まで上伸した。06年来の高値圏である。その後一旦反落したが自律調整の範囲だろう。
 
 3月5日の終値878円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS29円72銭で算出)は29〜30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は0.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS462円71銭で算出)は1.9倍近辺である。時価総額は約138億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
 [2月06日更新]

エスプールは06年高値に接近、18年11月期2桁増収増益・増配予想、3月1日付で株式5分割
 
 エスプール<2471>(JQ)は、ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。18年11月期2桁増収増益・増配予想である。株価は急伸して06年の上場来高値に接近した。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。なお3月1日付で株式5分割を実施する。
 
■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業
 
 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援サービス、フィールドマーケティングサービス、セールスサポートサービス、新規事業など)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、販売・営業スタッフ派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。
 
 17年11月期の売上構成比はビジネスソリューション事業34%、人材ソリューション事業66%だった。障がい者雇用支援サービスは17年11月期末時点で、農園数8農園、顧客企業数136社、管理区画数1337区画、就業数668名となった。新規事業のアルバイト採用代行サービス「Omusubi」も拡大している。
 
 なお営業利益は、障がい者雇用支援サービスの売上が伸びる第2四半期および第4四半期に偏重する特性があるとしている。
 
 17年10月にはアルバイト・パート採用代行業務でツナグ・ソリューションズと業務提携した。17年12月には、中国国内のECプロモーションや越境ECコンサルティングを行う上海潤世企業営銷管理と業務提携した。中国市場の特性に合わせた越境EC支援サービスを開始する。
 
 中期経営計画の目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的にも収益拡大基調が期待される。
 
■17年11月期2桁営業増益予想、18年11月期も収益拡大期待
 
 17年11月期連結業績予想は、売上高が16年11月期比26.6%増の116億96百万円、営業利益が32.8%増の6億74百万円、経常利益が38.4%増の6億87百万円、純利益が3.8%増の4億23百万円だった。配当予想は8円増配の年間18円(期末一括)とした。配当性向は13.2%である。
 
 計画超の大幅増収・営業増益だった。ビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続し、売上高、営業利益とも過去最高を更新した。売上総利益率は28.6%で0.5ポイント低下、販管費比率は22.8%で0.8ポイント低下した。人材ソリューション事業における社会保険対象者適用拡大に伴う社会保険料増加で売上総利益率が低下したが、増収効果で販管費比率は低下した。純利益は法人税等の増加で小幅増益だった。
 
 ビジネスソリューション事業は売上高が16.2%増の39億98百万円で、営業利益が24.7%増の7億28百万円だった。スマートメーター設置業務が契約更新で計画工事数が縮小したが、障がい者雇用支援サービスの参画企画数増加による農園事業管理料収入の増加、ロジスティクスアウトソーシングにおける通販発送代行サービスの好調、セールスプロモーションにおけるアウトソーシング大型案件受託などで大幅増収増益だった。
 
 人材ソリューション事業は売上高が32.4%増の77億22百万円、営業利益が28.6%増の6億80百万円だった。主力のコールセンター業務において、定着率向上を支援するグループ型派遣の需要が好調に推移した。新規登録者の確保も順調だった。社会保険対象者適用拡大に伴う社会保険料増加などを吸収して大幅増収増益だった。
 
■18年11月期2桁増収増益・増配予想
 
 18年11月期の連結業績予想(1月11日公表)は、売上高が17年11月期比16.2%増の135億87百万円、営業利益が20.7%増の8億14百万円、経常利益が16.7%増の8億02百万円、純利益が10.7%増の4億68百万円としている。需要が高水準に推移して2桁増収増益予想である。
 
 ビジネスソリューション事業は売上高が9.1%増の43億64百万円、営業利益が5.0%増の7億64百万円、人材ソリューション事業は売上高が21.1%増の93億55百万円、営業利益が29.3%増の8億80百万円としている。障がい者雇用支援サービスでは千葉県に2園新設し、全国10園(千葉県9園、愛知県1園)となる。
 
 なお18年2月28日を基準日(効力発生日18年3月1日)として1株を5株に分割する。そして配当予想は年間5円(期末一括)としている。株式5分割を考慮して17年11月期の年間18円を3円60銭に換算すると、実質1円40銭増配となる。予想配当性向は16.8%となる。
 
■株価は06年高値に接近
 
 株価は3000円近辺でのモミ合いから上放れて、1月23日の5090円まで急伸した。そして06年の上場来高値6160円に接近した。その後は利益確定売りが一旦優勢になったが自律調整の範囲だろう。
 
 2月5日の終値4275円を指標面(1株当たり数値は18年3月1日付株式5分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS148円60銭で算出)は28〜29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は0.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS462円71銭で算出)は9.2倍近辺である。時価総額は約135億円である。
 
 週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線が上向いて先高観を強めている。目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月21日更新]

エスプールは日柄調整完了感、17年11月期2桁営業増益予想で18年11月期も収益拡大期待

 エスプール<2471>(JQ)は、ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。17年11月期2桁営業増益予想で、18年11月期も収益拡大が期待される。株価は日柄調整完了感を強めている。7月高値を試す展開が期待される。なお1月11日に17年11月期決算発表を予定している。
 
■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業
 
 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。
 
 ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件縮小、障がい者雇用支援サービスの拡大、人材ソリューション事業におけるコールセンター業務の好調などで採算上昇基調である。
 
 17年10月にはアルバイト・パート採用代行業務でツナグ・ソリューションズと業務提携した。また17年11月にはアルバイト応募受付代行サービス「Omusubi」の業務拡大に向けて宮崎県西都市と企業立地協定を締結した。新規拠点として西都センターを設立し、18年1月から運営開始する。
 
 12月4日には、中国国内のECプロモーションや越境ECコンサルティングを行う上海潤世企業営銷管理との業務提携を発表した。中国市場の特性に合わせた越境EC支援サービスを開始する。12月15日には越境ECサービスの拡大を目指して、品川に最新鋭の物流センターを新設すると発表した。
 
 中期経営計画の目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的にも収益拡大基調が期待される。
 
■17年11月期2桁営業増益予想、18年11月期も収益拡大期待
 
 前期(17年11月期)連結業績予想(1月13日公表)は売上高が前々期(16年11月期)比17.2%増の108億24百万円、営業利益が14.8%増の5億83百万円、経常利益が15.0%増の5億71百万円、純利益が18.0%減の3億34百万円としている。配当予想は8円増配の年間18円(期末一括)で予想配当性向は16.2%となる。
 
 ビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続して2桁増収・営業増益予想である。売上総利益率は0.4ポイント低下の28.7%、販管費比率は0.3ポイント低下の23.3%の計画である。
 
 第3四半期累計は、売上高が前年同期比25.5%増収、営業利益が11.6%増益、経常利益が15.2%増益、純利益が13.7%減益だった。計画を上回る2桁増収・営業増益だった。売上総利益率は27.3%で1.6ポイント低下、販管費比率は22.6%で1.0ポイント低下した。人材ソリューション事業における社会保険対象者の適用拡大に伴う社会保険料増加で売上総利益率が低下したが、増収効果で販管費比率は低下した。純利益は法人税等の増加で減益だった。
 
 ビジネスソリューション事業は売上高が11.0%増の27億28百万円、営業利益が9.0%増の4億13百万円だった。スマートメーター設置業務が契約更新で計画工事数が縮小して減収となり、事業構造転換を進めているロジスティクスアウトソーシングも減益だったが、障がい者雇用支援サービスが農園稼働数倍増などで好調に推移し、求人応募受付代行サービスも寄与した。
 
 人材ソリューション事業は売上高が33.5%増の55億96百万円、営業利益が27.8%増の5億11百万円だった。主力のコールセンター業務において、定着率向上を支援するグループ型派遣の需要が好調に推移した。新規登録者の確保も順調だった。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が76.8%、営業利益が67.1%、経常利益が68.8%、純利益が71.6%である。やや低水準の形だが、第3四半期累計が計画超だったことを考慮すれば、通期ベースでも好業績が期待される。需要が高水準であり、今期(18年11月期)も収益拡大が期待される。
 
■株価は日柄調整完了感
 
 株価は3000円近辺でモミ合う形だが、7月高値後の日柄調整完了感を強めている。
 
 12月19日の終値3085円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS111円35銭で算出)は27〜28倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は0.6%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS344円52銭で算出)は9.0倍近辺である。時価総額は約97億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインだ。日柄調整完了して7月高値3450円を目指す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月27日更新]

エスプールは戻り高値圏モミ合いから上放れ期待、17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想

 エスプール<2471>(JQ)はロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。17年11月期2桁増収・営業増益予想、そして大幅増配予想である。株価は戻り高値圏でのモミ合いから上放れて7月高値を試す展開が期待される。
 
■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業
 
 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。
 
 ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件縮小、障がい者雇用支援サービスの拡大、人材ソリューション事業におけるコールセンター業務の好調などで採算上昇基調である。
 
 17年10月にはアルバイト・パート採用代行業務でツナグ・ソリューションズと業務提携した。また17年11月にはアルバイト応募受付代行サービス「Omusubi」の業務拡大に向けて宮崎県西都市と企業立地協定を締結した。新規拠点として西都センターを設立し、18年1月から運営開始する。
 
 中期経営計画の目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的にも収益拡大基調が期待される。
 
■17年11月期3Q累計は計画超の2桁増収・営業増益
 
 第3四半期累計は、売上高が前年同期比25.5%増収、営業利益が11.6%増益、経常利益が15.2%増益、純利益が13.7%減益だった。主力サービスが好調に推移して計画を上回る2桁増収・営業増益だった。売上総利益率は27.3%で1.6ポイント低下、販管費比率は22.6%で1.0ポイント低下した。人材ソリューション事業における社会保険対象者の適用拡大に伴う社会保険料増加で売上総利益率が低下したが、増収効果で販管費比率は低下した。純利益は法人税等の増加で減益だった。
 
 ビジネスソリューション事業は売上高が11.0%増の27億28百万円で、営業利益が9.0%増の4億13百万円だった。スマートメーター設置業務が契約更新で計画工事数が縮小して減収となり、事業構造転換を進めているロジスティクスアウトソーシングも減益だったが、障がい者雇用支援サービスが農園稼働数倍増などで好調に推移し、求人応募受付代行サービスも寄与した。
 
 人材ソリューション事業は売上高が33.5%増の55億96百万円で、営業利益が27.8%増の5億11百万円だった。主力のコールセンター業務において、定着率向上を支援するグループ型派遣の需要が好調に推移した。新規登録者の確保も順調だった。
 
■17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想
 
 今期(17年11月期)連結業績予想(1月13日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比17.2%増の108億24百万円、営業利益が14.8%増の5億83百万円、経常利益が15.0%増の5億71百万円、純利益が18.0%減の3億34百万円としている。配当予想は8円増配の年間18円(期末一括)で予想配当性向は16.2%となる。
 
 ビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続して2桁増収・営業増益予想である。売上総利益率は0.4ポイント低下の28.7%、販管費比率は0.3ポイント低下の23.3%の計画である。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が76.8%、営業利益が67.1%、経常利益が68.8%、純利益が71.6%である。やや低水準の形だが、第3四半期累計が計画超だったことを考慮すれば、通期ベースでも好業績が期待される。
 
■株価は戻り高値圏モミ合いから上放れ期待
 
 株価は戻り高値圏3000円〜3300円近辺でモミ合う形だが、7月高値後の日柄調整完了感を強めている。
 
 11月24日の終値3135円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS111円35銭で算出)は28〜29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は0.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS344円52銭で算出)は9.1倍近辺である。時価総額は約99億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。戻り高値圏でのモミ合いから上放れて7月高値3450を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月18日更新]

エスプールは日柄調整完了して戻り高値圏、17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想    
 エスプール<2471>(JQ)はロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。17年11月期第3四半期累計は計画超の2桁増収・営業増益だった。需要が高水準であり、通期も2桁増収・営業増益予想、そして大幅増配予想である。株価は日柄調整完了して戻り高値圏だ。好業績を評価して7月高値を試す展開が期待される。
 
■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業
 
 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。
 
 ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件縮小、障がい者雇用支援サービスの拡大、人材ソリューション事業におけるコールセンター業務の好調などで採算上昇基調である。中期経営計画の目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。
 
 アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的にも収益拡大基調が期待される。
 
■17年11月期3Q累計は計画超の2桁増収・営業増益
 
 今期(17年11月期)第3四半期累計(12〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比25.5%増の83億08百万円、営業利益が11.6%増の3億91百万円、経常利益が15.2%増の3億93百万円、純利益が13.7%減の2億39百万円だった。純利益は法人税等の増加で減益だが、主力サービスが好調に推移して計画を上回る2桁増収・営業増益だった。
 
 売上総利益は18.5%増加したが、売上総利益率は27.3%で1.6ポイント低下した。販管費は20.1%増加したが、販管費比率は22.6%で1.0ポイント低下した。人材ソリューション事業における社会保険対象者の適用拡大に伴う社会保険料増加で売上総利益率が低下したが、増収効果で販管費比率は低下した。
 
 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は、売上高が11.0%増の27億28百万円で営業利益が9.0%増の4億13百万円だった。スマートメーター設置業務が契約更新で計画工事数が縮小して減収となり、事業構造転換を進めているロジスティクスアウトソーシングも減益だったが、障がい者雇用支援サービスが農園稼働数倍増などで好調に推移し、求人応募受付代行サービスも寄与した。
 
 人材ソリューション事業は、売上高が33.5%増の55億96百万円で営業利益が27.8%増の5億11百万円だった。主力のコールセンター業務において、定着率向上を支援するグループ型派遣の需要が好調に推移した。新規登録者の確保も順調だった。
 
■17年11月期通期も2桁営業増益予想で大幅増配予想
 
 今期(17年11月期)連結業績予想(1月13日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比17.2%増の108億24百万円、営業利益が14.8%増の5億83百万円、経常利益が15.0%増の5億71百万円、純利益が18.0%減の3億34百万円としている。配当予想は8円増配の年間18円(期末一括)で予想配当性向は16.2%となる。
 
 ビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続して2桁増収・営業増益予想である。売上総利益率は0.4ポイント低下の28.7%、販管費比率は0.3ポイント低下の23.3%の計画である。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が76.8%、営業利益が67.1%、経常利益が68.8%、純利益が71.6%である。やや低水準の形だが、第3四半期累計が計画超だったことを考慮すれば、通期ベースでも好業績が期待される。
 
■株価は日柄調整完了して戻り高値圏、好業績評価して上値試す
 
 株価は9月の直近安値圏2700円台から切り返し、戻り高値圏3200円近辺で推移している。7月高値後の日柄調整が完了したようだ。
 
 10月17日の終値3205円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS111円35銭で算出)は28〜29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は0.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS344円52銭で算出)は9.3倍近辺である。時価総額は約101億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返して13週移動平均線を回復した。好業績を評価して7月高値3450円を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月20日更新]

エスプールは調整一巡して戻り歩調、17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想  
 エスプール<2471>(JQ)はロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。需要が高水準で17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想である。株価は調整一巡して戻り歩調だ。
 
■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業
 
 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。
 
 ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件縮小、障がい者雇用支援サービスの拡大、電力スマートメーター設置業務の黒字化、人材ソリューション事業におけるコールセンター業務の好調などで採算上昇基調である。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。
 
■17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想
 
 今期(17年11月期)連結業績予想(1月13日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比17.2%増の108億24百万円、営業利益が14.8%増の5億83百万円、経常利益が15.0%増の5億71百万円、純利益が18.0%減の3億34百万円としている。配当予想は8円増配の年間18円(期末一括)で予想配当性向は16.2%となる。
 
 ビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続して2桁増収増益予想である。売上総利益率は0.4ポイント低下の28.7%、販管費比率は0.3ポイント低下の23.3%の計画である。
 
 第2四半期累計(12〜5月)は売上高が前年同期比24.0%増収、営業利益が6.0%増益、経常利益が10.3%増益、純利益が13.5%減益だった。そして通期予想に対する進捗率は売上高が49.2%、営業利益が44.9%、経常利益が46.4%、純利益51.8%だった。やや低水準の形だが、通期ベースで好業績が期待される。
 
 中期経営計画の目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的にも収益拡大基調が期待される。
 
■株価は調整一巡して戻り歩調
 
 株価は06年来となる7月高値3450円から反落したが、直近安値圏2700円台から切り返しの動きを強めている。9月19日には2938円まで上伸した。調整一巡して戻り歩調だ。
 
 9月19日の終値2914円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円35銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は0.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS344円52銭で算出)は8.5倍近辺である。時価総額は約92億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月25日更新] 

エスプールは自律調整一巡して7月高値試す、17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想

 エスプール<2471>(JQ)はロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。需要が高水準で17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想である。株価は自律調整が一巡し、好業績を評価して7月高値を試す展開が期待される。
 
■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業
 
 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。
 
 ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件縮小、障がい者雇用支援サービスの拡大、電力スマートメーター設置業務の黒字化、人材ソリューション事業におけるコールセンター業務の好調などで採算上昇基調である。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。
 
■17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想
 
 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(1月13日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比17.2%増の108億24百万円、営業利益が14.8%増の5億83百万円、経常利益が15.0%増の5億71百万円、純利益が18.0%減の3億34百万円としている。配当予想は8円増配の年間18円(期末一括)で予想配当性向は16.2%となる。
 
 ビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続して2桁増収増益予想である。売上総利益率は0.4ポイント低下の28.7%、販管費比率は0.3ポイント低下の23.3%の計画である。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高49.2%、営業利益44.9%、経常利益46.4%、純利益51.8%である。通期ベースでも好業績が期待される。
 
 中期経営計画の目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的にも収益拡大基調が期待される。
 
■株価は06年来高値圏で堅調、自律調整一巡して7月高値試す
 
 株価は7月14日に06年来高値となる3450円まで上伸し、その後も高値圏の3000円近辺で堅調に推移している。なお8月8日受け渡しで株式売り出しを実施した。
 
 8月24日の終値3140円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円35銭で算出)は28〜29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は0.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS344円52銭で算出)は9.1倍近辺である。時価総額は約99億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。自律調整が一巡し、好業績を評価して7月高値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月26日更新]

エスプールは17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想

 エスプール<2471>(JQ)は、ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。需要が高水準で17年11月期第2四半期累計は計画超の増収・営業増益だった。通期も2桁営業増益予想、そして大幅増配予想である。株価は上値を試す展開が期待される。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 16年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業37%、人材ソリューション事業63%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業52%、人材ソリューション事業48%だった。ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件縮小、障がい者雇用支援サービスの拡大、電力スマートメーター設置業務の黒字化、人材ソリューション事業におけるコールセンター業務の好調などで採算上昇基調である。

 なお17年6月、女性の活躍推進に関する取り組みが優れている企業に対して厚生労働大臣が認定する「えるぼし」の最高位となる「3段階目」を取得した。また子会社で人材派遣サービスを展開するエスプールヒューマンソリューションズは「2段階目」を取得した。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。ネット通販市場拡大を背景として物流センターの需要は高水準である。物流センター運営代行業務は低採算案件の取引見直しを進め、通販発送代行サービスへの経営資源集中で収益改善を推進している。

 なお7月12日にエスプールロジスティクスと、サトーホールディングス<6287>の子会社サトーソリューションアーキテクトとの業務提携を発表した。RFIDや音声・画像認識など最先端の自動認識技術を導入した物流センターの運営および営業に関して、共同で活動する。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートし、企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 16年11月期末時点の累計で農園契約企業数97社、農園に就労する障がい者雇用453名となり、障がい者の農業就労施設としては国内最大級である。高付加価値サービスとして事業規模拡大を目指し、16年11月には千葉県船橋市および愛知県豊明市での開設を発表した。今回の開設で「わーくはぴねす農園」は全国7施設となる。

 当面は千葉、愛知での農園販売に集中するが、18年4月改正予定の障害者雇用促進法も追い風となるため、東京・神奈川・埼玉および関西エリア進出に向けて行政との連携を強化する。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスは、電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。15年5月に東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。またガス会社からの受注も推進している。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立し、マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)した。

■採用支援サービスも順調拡大

 新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に採用支援サービス「Omusubi」を開始している。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。

 16年11月にはオンウェーブに出資した。オンウェーブは製薬業界に特化した転職・求人サイト「製薬オンライン」運営や、人材マッチングシステム「人材マッチングナビ」開発・販売等を行っている。そして17年6月には、オンウェーブが製薬・バイオ・医療業界に特化したスカウト機能付き採用管理システム「メディカル人材バンク」を公開したと発表している。

 また17年11月期から看護・介護・保育業界を対象とした人材派遣・人材紹介サービスを開始し、17年4月には看護・介護・保育業界に特化した求人サイト「One+(ワンプラス)」を開設した。

■17年11月期第2四半期累計は計画超の増収・営業増益

 今期(17年11月期)第2四半期累計(12月〜5月)の連結業績は、売上高が前年同期比24.0%増の53億29百万円、営業利益が6.0%増の2億62百万円、経常利益が10.3%増の2億65百万円、純利益が13.5%減の1億73百万円だった。

 純利益は法人税等が増加したため減益だが、需要が高水準に推移し、販管費抑制も寄与して営業・経常増益だった。計画に対して売上高は1億23百万円、営業利益は59百万円、経常利益は68百万円、純利益は64百万円それぞれ上回り、売上高、営業利益、経常利益は過去最高となった。売上総利益は16.0%増加したが、売上総利益率は27.3%で1.9ポイント低下した。販管費は18.5%増加したが、販管費比率は22.4%で1.1ポイント低下した。

 セグメント別(連結調整前)動向を見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が5.8%増の17億48百万円で営業利益が6.1%減の2億63百万円だった。障がい者雇用支援サービスが拡大基調だが、新規開設した葛西物流センターの費用先行、採用支援サービスや販売促進サービスにおける人件費増加などで減益だった。

 人材ソリューション事業は売上高が34.5%増の35億91百万円で営業利益が36.0%増の3億42百万円だった。主力のコールセンター業務において、定着率向上を支援するグループ型派遣が好調に推移した。

 なお四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期24億57百万円、第2四半期28億72百万円、営業利益は46百万円、2億16百万円だった。

■17年11月期通期2桁増収・営業増益予想、そして大幅増配予想

 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(1月13日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比17.2%増の108億24百万円、営業利益が14.8%増の5億83百万円、経常利益が15.0%増の5億71百万円、純利益が18.0%減の3億34百万円としている。

 ビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続して2桁増収増益予想である。売上総利益率は0.4ポイント低下の28.7%、販管費比率は0.3ポイント低下の23.3%の計画である。配当予想は8円増配の年間18円(期末一括)で予想配当性向は16.2%となる。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業が15.9%増収・13.5%営業増益、人材ソリューション事業が19.3%増収・13.1%営業増益としている。

 ロジスティクスアウトソーシングは、DM(ダイレクトメール)発送業務から撤退して通販発送代行サービスに経営資源を集中し、事業再拡大に向けて17年1月開設の葛西EC物流センターなど投資を再開している。障がい者雇用支援サービスは、新規開設と既存増設で430区画の販売を計画している。

 スマートメーター設置業務は設置計画数が前年を下回る見込みだが、ガス会社から新たに業務を受注した。また建設業界向け人材サービスの立ち上げ準備を開始する。採用支援サービス「Omusubi」は新規受注が順調に増加し、第3四半期(6月〜8月)に大型案件がスタートして単月黒字化見込みとしている。

 人材派遣サービスはグループ型派遣の強化やドミナント戦略の推進などで、一層の人材需要の取り込みを図る。また新規分野として医療・介護・保育業界向け人材サービスを開始し、オンウェーブと連携して独自の求人サイト開設を進める方針だ。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.2%、営業利益が44.9%、経常利益が46.4%、純利益が51.8%である。通期ベースでも好業績が期待される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は06年来高値圏、自律調整一巡して上値試す

 7月20日に株式売り出し(28万7000株およびオーバーアロットメント4万3000株)を発表した。売り出し価格は7月31日から8月3日までの間のいずれかの日に決定する。当社普通株式の投資家の分布状況の改善および流動性の向上を目的としている。

 株価は7月14日に06年来高値となる3450円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが自律調整の範囲だろう。

 7月24日の終値2994円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円35銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は0.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS344円52銭で算出)は8.7倍近辺である。時価総額は約94億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価する流れに変化はなく、自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月16日更新]

エスプールは自律調整一巡して上値試す、17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想

 エスプール<2471>(JQ)は、ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開し、17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想である。株価は好業績を評価する流れに変化はなく、自律調整が一巡して上値を試す展開が期待される。なお7月4日に第2四半期累計決算発表を予定している。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 16年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業37%、人材ソリューション事業63%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業52%、人材ソリューション事業48%だった。ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件縮小、障がい者雇用支援サービスの拡大、電力スマートメーター設置業務の黒字化、人材ソリューション事業におけるコールセンター業務の好調などで採算上昇基調である。
 なお6月2日には、女性の活躍推進に関する取り組みが優れている企業に対して厚生労働大臣が認定する「えるぼし」の最高位となる「3段階目」を取得したと発表している。また子会社で人材派遣サービスを展開するエスプールヒューマンソリューションズは「2段階目」を取得した。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。ネット通販市場拡大を背景として物流センターの需要は高水準である。物流センター運営代行業務は低採算案件の取引見直しを進め、通販発送代行サービスへの経営資源集中で収益改善を推進している。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートし、企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 16年11月期末時点の累計で農園契約企業数97社、農園に就労する障がい者雇用453名となり、障がい者の農業就労施設としては国内最大級である。高付加価値サービスとして事業規模拡大を目指し、16年11月には千葉県船橋市および愛知県豊明市での開設を発表した。今回の開設で「わーくはぴねす農園」は全国7施設となる。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスは、電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。15年5月に東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。実績を積み上げて全国各地域での受注を目指すとしている。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立し、マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)した。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。また新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に、求人応募受付代行サービス「Omusubi」を開始している。

 16年11月にはオンウェーブに出資した。オンウェーブは製薬業界に特化した転職・求人サイト「製薬オンライン」運営や、人材マッチングシステム「人材マッチングナビ」開発・販売等を行っている。そして6月9日には、オンウェーブが製薬・バイオ・医療業界に特化したスカウト機能付き採用管理システム「メディカル人材バンク」を更改したと発表している。

 また17年11月期から看護・介護・保育業界を対象とした人材派遣・人材紹介サービスを開始し、17年4月には看護・介護・保育業界に特化した求人サイト「One+(ワンプラス)」を開設した。

■17年11月期第1四半期大幅増収増益

 今期(17年11月期)第1四半期(12月〜2月)の連結業績は、売上高が前年同期比20.5%増の24億57百万円、営業利益が46百万円(前年同期は1百万円)、経常利益が45百万円(同0百万円の赤字)、純利益が33百万円(同8百万円の赤字)だった。

 売上総利益は21.2%増加し、売上総利益率は25.0%で0.1ポイント上昇した。販管費は11.3%増加したが、販管費比率は23.1%で1.7ポイント低下した。販管費は支出時期のズレで計画を下回ったが、第2四半期以降に計上予定としている。

 セグメント別(連結調整前)動向を見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が0.4%減の7億63百万円で営業利益が6.0倍の73百万円だった。ロジスティクスアウトソーシングサービスの低採算案件からの撤退、電力スマートメーター設置業務の利益率改善、障がい者雇用支援サービスの拡大が寄与した。

 人材ソリューション事業は売上高が32.7%増の16億98百万円で営業利益が21.3%増の1億43百万円だった。コールセンター業務で定着率向上を支援するグループ型派遣が好調に推移した。

■17年11月期通期2桁増収・営業増益予想、そして大幅増配予想

 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(1月13日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比17.2%増の108億24百万円、営業利益が14.8%増の5億83百万円、経常利益が15.0%増の5億71百万円、純利益が18.0%減の3億34百万円としている。

 ビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続して2桁増収増益予想である。売上総利益率は0.4ポイント低下の28.7%、販管費比率は0.3ポイント低下の23.3%の計画である。配当予想は8円増配の年間18円(期末一括)で予想配当性向は16.2%となる。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業が15.9%増収・13.5%営業増益、人材ソリューション事業が19.3%増収・13.1%営業増益としている。

 ロジスティクスアウトソーシングは、DM(ダイレクトメール)発送業務から撤退して通販発送代行サービスに経営資源を集中し、事業再拡大に向けて17年1月開設の葛西EC物流センターなど投資を再開する。

 障がい者雇用支援サービスは、新規開設と既存増設で430区画の販売を計画し、17年1月時点で70区画の受注が確定している。さらに東京・神奈川・埼玉および関西エリア進出に向けて行政との連携を強化する。

 スマートメーター設置業務は、今期は既存業務のみで約7億円の売上を計画(16年11月期実績は約8.3億円)としている。そして17年度受注が確定した。これまでの担当エリアを継続するが工事計画数が若干減少しているため、スポット業務や4月自由化されたガスのスマートメーター関連業務の受注で補うとしている。

 人材派遣サービスはグループ型派遣の強化やドミナント戦略の推進などで、一層の人材需要の取り込みを図る。また新規分野として医療・介護・保育業界向け人材サービスを開始し、オンウェーブと連携して独自の求人サイト開設を進める方針だ。求人応募受付代行サービス「Omusubi」も収益に貢献するとしている。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価の動きを見ると、06年来の高値となる5月11日の2865円から利益確定売りで一旦反落したが、2200円近辺から切り返している。自律調整が一巡したようだ。

 6月15日の終値2436円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円35銭で算出)は21〜22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は0.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS344円52銭で算出)は7.0倍近辺である。なお時価総額は約77億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。好業績を評価する流れに変化はなく、自律調整が一巡して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月18日更新]

エスプールは好業績を評価して06年来の高値圏、17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想

 エスプール<2471>(JQ)はロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。17年11月期は2桁営業増益・大幅増配予想である。株価は好業績を評価して06年来の高値圏だ。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 16年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業37%、人材ソリューション事業63%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業52%、人材ソリューション事業48%だった。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。ネット通販市場拡大を背景として物流センターの需要は高水準である。物流センター運営代行業務は低採算案件の取引見直しを進め、通販発送代行サービスへの経営資源集中で収益改善を推進している。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートし、企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 16年11月期末時点の累計で農園契約企業数97社、農園に就労する障がい者雇用453名となり、障がい者の農業就労施設としては国内最大級である。高付加価値サービスとして事業規模拡大を目指し、16年11月には千葉県船橋市および愛知県豊明市での開設を発表した。今回の開設で「わーくはぴねす農園」は全国7施設となる。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスは、電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。15年5月に東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。実績を積み上げて全国各地域での受注を目指すとしている。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立し、マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)した。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。また新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に、求人応募受付代行サービス「Omusubi」を開始している。

 16年11月にはオンウェーブに出資した。オンウェーブは製薬業界に特化した転職・求人サイト「製薬オンライン」運営や、人材マッチングシステム「人材マッチングナビ」開発・販売等を行っている。

 また17年11月期から看護・介護・保育業界を対象とした人材派遣・人材紹介サービスを開始し、4月6日には看護・介護・保育業界に特化した求人サイト「One+(ワンプラス)」開設を発表した。

■採算改善して16年11月期売上高・利益とも過去最高

 16年11月期は15年11月期比27.1%増収、8.5倍営業増益、10.0倍経常増益で、純利益は黒字化した。ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件縮小、障がい者雇用支援サービスの拡大、電力スマートメーター設置業務の黒字化、人材ソリューション事業におけるコールセンター業務の好調などで採算が改善し、売上高・利益とも過去最高を更新した。

 売上総利益は46.2%増加し、売上総利益率は29.1%で3.8ポイント上昇した。販管費は22.5%増加したが、販管費比率は23.6%で0.9ポイント低下した。ROEは48.2%で57.9ポイント上昇、自己資本比率は27.8%で3.1ポイント上昇した。配当性向は7.4%だった。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

■17年11月期第1四半期大幅増収増益

 今期(17年11月期)第1四半期(12月〜2月)の連結業績は、売上高が前年同期比20.5%増の24億57百万円、営業利益が46百万円(前年同期は1百万円)、経常利益が45百万円(同0百万円の赤字)、純利益が33百万円(同8百万円の赤字)だった。

 売上総利益は21.2%増加し、売上総利益率は25.0%で0.1ポイント上昇した。販管費は11.3%増加したが、販管費比率は23.1%で1.7ポイント低下した。販管費は支出時期のズレで計画を下回ったが、第2四半期以降に計上予定としている。

 セグメント別(連結調整前)動向を見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が0.4%減の7億63百万円で営業利益が6.0倍の73百万円だった。ロジスティクスアウトソーシングサービスの低採算案件からの撤退、電力スマートメーター設置業務の利益率改善、障がい者雇用支援サービスの拡大が寄与した。

 人材ソリューション事業は売上高が32.7%増の16億98百万円で営業利益が21.3%増の1億43百万円だった。コールセンター業務で定着率向上を支援するグループ型派遣が好調に推移した。

■17年11月期通期2桁増収・営業増益予想、そして大幅増配予想

 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(1月13日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比17.2%増の108億24百万円、営業利益が14.8%増の5億83百万円、経常利益が15.0%増の5億71百万円、純利益が18.0%減の3億34百万円としている。

 ビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続して2桁増収増益予想である。売上総利益率は0.4ポイント低下の28.7%、販管費比率は0.3ポイント低下の23.3%の計画である。配当予想は8円増配の年間18円(期末一括)で予想配当性向は16.2%となる。

 セグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業が15.9%増収・13.5%営業増益、人材ソリューション事業が19.3%増収・13.1%営業増益としている。

 ロジスティクスアウトソーシングは、DM(ダイレクトメール)発送業務から撤退して通販発送代行サービスに経営資源を集中し、事業再拡大に向けて17年1月開設の葛西EC物流センターなど投資を再開する。

 障がい者雇用支援サービスは、新規開設と既存増設で430区画の販売を計画し、17年1月時点で70区画の受注が確定している。さらに東京・神奈川・埼玉および関西エリア進出に向けて行政との連携を強化する。

 スマートメーター設置業務は、今期は既存業務のみで約7億円の売上を計画(16年11月期実績は約8.3億円)としている。そして17年度受注が確定した。これまでの担当エリアを継続するが工事計画数が若干減少しているため、スポット業務や4月自由化されたガスのスマートメーター関連業務の受注で補うとしている。

 人材派遣サービスでは、グループ型派遣の強化やドミナント戦略の推進などで、一層の人材需要の取り込みを図る。

 新規分野として医療・介護・保育業界向け人材サービスを開始し、オンウェーブ社と連携して独自の求人サイト開設を進める方針だ。求人応募受付代行サービス「Omusubi」も全体収益に貢献するとしている。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は好業績を評価して06年来の高値圏

 株価の動きを見ると、1500円近辺でのモミ合いから上放れの形となり、16年10月1828円、13年9月2197円を突破し、5月11日には2865円まで上伸した。好業績を評価して06年来の高値圏だ。

 5月16日の終値2718円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円35銭で算出)は24〜25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は0.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS344円52銭で算出)は7.9倍近辺である。なお時価総額は約82億円である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線に対するプラス乖離率が拡大してやや過熱感を強めているが、好業績を評価する流れに変化はなく、上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月05日更新]

エスプールは16年10月高値に接近、17年11月期第1四半期大幅増益で上値試す

 エスプール<2471>(JQ)はロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。4月4日発表した17年11月期第1四半期連結業績は大幅増収増益だった。主力事業が好調に推移して通期も2桁営業増益・大幅増配予想である。株価は16年10月高値に接近してきた。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 16年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業37%、人材ソリューション事業63%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業52%、人材ソリューション事業48%だった。

 成長分野への集中投資で事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善を推進する方針だ。

 なお4月4日、日本経済新聞社が発表した新興市場に上場する中堅企業の成長力ランキング「伸びる会社MIDDLE200」で、29位にランクインしたと発表している。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。

 ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準だが、物流センター運営代行業務では低採算案件の取引見直しを進め、通販発送代行サービスへの経営資源集中で収益改善を目指している。

 17年1月には通販商品発送代行サービスの拡大を目指して、3拠点目となる葛西物流センター(東京都江戸川区)を新設した。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 16年11月期末時点の累計で、農園契約企業数97社、契約終了1社、農園に就労する障がい者雇用453名となり、障がい者の農業就労施設としては国内最大級である。また退職率5%以下を継続している。高付加価値サービスとして千葉県中心に事業規模拡大を目指し、早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

 16年11月には千葉県船橋市「わーくはぴねす農園 船橋ファーム」および愛知県豊明市「わーくはぴねす農園 あいち豊明ファーム」の開設を発表した。今回の開設で「わーくはぴねす農園」は全国7施設となる。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は子会社エスプールヒューマンソリューションズが展開し、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。16年4月にはエスプールヒューマンソリューションズが、優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定された。15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。

 新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に求人応募受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年6月には業務拡大に合わせて北海道北見市の自社コールセンターを拡張すると発表した。

 16年11月にはオンウェーブへの出資(14.9%)を発表した。オンウェーブは製薬業界に特化した転職・求人サイト「製薬オンライン」運営や、人材マッチングシステム「人材マッチングナビ」開発・販売等を行っている。エスプールヒューマンソリューションズはさらなる事業拡大に向けて人材不足が顕著な保育士・看護師・介護士分野における人材派遣・紹介サービスの立ち上げ準備を進めており、オンウェーブのノウハウを活用できるとしている。

■売上総利益率上昇傾向

 四半期別業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期16億61百万円、第2四半期17億77百万円、第3四半期18億円、第4四半期20億29百万円、営業利益が22百万円の赤字、53百万円、90百万円の赤字、1億18百万円、16年11月期は売上高が20億38百万円、22億60百万円、23億23百万円、26億15百万円、営業利益が1百万円、2億46百万円、1億03百万円、1億57百万円だった。

 16年11月期は売上高が15年11月期比27.1%増の92億36百万円、営業利益が同8.5倍の5億07百万円、経常利益が同10.0倍の4億96百万円の大幅増収増益で、純利益は4億08百万円の黒字(前々期は68百万円の赤字)だった。

 将来の成長に向けた投資を継続しつつ、売上高・利益とも過去最高を更新した。電力スマートメーター設置業務の採算改善が進展し、ビジネスソリューション事業の利益率が回復した。人材ソリューション事業も順調に拡大した。

 売上総利益は同46.2%増加し、売上総利益率は29.1%で同3.8ポイント上昇した。販管費は同22.5%増加したが、販管費比率は23.6%で同0.9ポイント低下した。特別損失では固定資産除却損12百万円を計上したが、一方で本社移転費用40百万円が一巡した。

 ROEは48.2%で同57.9ポイント上昇、自己資本比率は27.8%で同3.1ポイント上昇した。配当は前々期と同額の年間10円(期末一括)で配当性向は7.4%である。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)動向を見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同14.6%増の34億40百万円、営業利益が同3.6倍の5億83百万円だった。売上面では、ロジスティクスアウトソーシングが低採算案件の見直しで減収だが、電力スマートメーター設置業務、セールスサポート業務、障がい者雇用支援サービスが拡大した。利益面では、ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件縮小、電力スマートメーター設置業務の黒字化、障がい者雇用支援サービスの拡大が寄与した。

 人材ソリューション事業は売上高が同35.6%増の58億32百万円、営業利益が同46.6%増の5億29百万円だった。社会保険料および雇用保険料負担の増加で売上総利益率がやや低下したが、主力のコールセンター業務の需要が特に地方において好調だった。アルバイト採用支援サービスは導入決定が50社となり、順調なスタートとなった。

 売上高のうち、ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは同38.9%減の10億46百万円、障がい者雇用支援サービスは同56.0%増の8億86百万円、人材ソリューション事業のコールセンター業務は同55.4%増の42億85百万円だった。

■17年11月期第1四半期は大幅増収増益

 4月4日発表した(17年11月期)第1四半期(12月〜2月)の連結業績は売上高が前年同期比20.5%増の24億57百万円、営業利益が46百万円(前年同期は1百万円)、経常利益が45百万円(同0百万円の赤字)、純利益が33百万円(同8百万円の赤字)だった。

 障がい者雇用支援サービスや人材派遣サービスが好調に推移し、電力スマートメーター設置業務の利益率改善なども寄与して営業損益が大幅に改善した。売上総利益は同21.2%増加し、売上総利益率は25.0%で同0.1ポイント上昇した。販管費は同11.3%増加したが、販管費比率は23.1%で同1.7ポイント低下した。売上高と売上総利益はほぼ計画水準だった。販管費は支出時期のズレで計画を下回ったが、第2四半期以降に計上予定としている。

 セグメント別(連結調整前)動向を見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同0.4%減の7億63百万円、営業利益が同6.0倍の73百万円だった。低採算案件から撤退したロジスティクスアウトソーシングサービスおよび一時的に受託件数を抑制した電力スマートメーター設置業務が減収だが、障がい者雇用支援サービスは拡大した。利益面では、ロジスティクスアウトソーシングサービスの低採算案件からの撤退、電力スマートメーター設置業務の利益率改善、障がい者雇用支援サービスの拡大が寄与した。

 人材ソリューション事業は売上高が同32.7%増の16億98百万円、営業利益が同21.3%増の1億43百万円だった。主力のコールセンター業務で定着率向上を支援するグループ型派遣の需要が好調に推移した。16年10月の社会保険対象者の適用拡大で社会保険料負担が増加したが、増収効果や販管費抑制効果などで吸収した。

■17年11月期通期2桁増収・営業増益予想、そして大幅増配予想

 今期(17年11月期)通期の連結業績予想は前回予想(1月13日公表)を据え置いて、売上高が前期(16年11月期)比17.2%増の108億24百万円、営業利益が同14.8%増の5億83百万円、経常利益が同15.0%増の5億71百万円、純利益が同18.0%減の3億34百万円としている。配当予想は前期比8円増配の年間18円(期末一括)で予想配当性向は16.2%となる。

 上期に先行投資が集中し、障がい者雇用支援サービスの農園販売が下期に集中するため下期偏重の計画となったが、通期ベースでビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続する。売上総利益率は同0.4ポイント低下の28.7%、販管費比率は同0.3ポイント低下の23.3%の計画である。

 セグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同15.9%増の39億86百万円で営業利益が同13.5%増の6億62百万円、人材ソリューション事業の売上高が同19.3%増の69億58百万円で営業利益が同13.1%増の5億98百万円としている。

 売上高のうち、ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは同9.0%増の11億40百万円、障がい者雇用支援サービスは同37.4%増の12億17百万円、人材ソリューション事業のコールセンター業務は同19.1%増の51億05百万円の計画としている。

 ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは、DM(ダイレクトメール)発送業務から撤退して通販発送代行サービスに経営資源を集中し、事業再拡大に向けて17年1月開設の葛西EC物流センターなど投資を再開する。

 障がい者雇用支援サービスについては、新規開設と既存増設で430区画の販売を計画し、17年1月時点で70区画の受注が確定している。さらに東京・神奈川・埼玉および関西エリア進出に向けて行政との連携を強化する。

 スマートメーター設置業務については、今期は既存業務のみで約7億円の売上を計画(16年11月期実績は約8.3億円)としている。そして17年度受注が確定した。これまでの担当エリアを継続するが工事計画数が若干減少しているため、スポット業務や4月自由化されたガスのスマートメーター関連業務の受注で補うとしている。

 人材派遣サービス(人材ソリューション)では、グループ型派遣の強化やドミナント戦略の推進などで、一層の人材需要の取り込みを図る。

 新規分野として医療・介護・保育業界向け人材サービスを開始し、オンウェーブ社と連携して独自の求人サイト開設を進める方針だ。求人応募受付代行サービス「Omusubi」については第1四半期に単月黒字化を見込み、通期でも全体収益に貢献するとしている。

 また事業新たな収益機会の獲得に向けて、成長が見込まれる事業領域や事業シナジーが期待できる企業へのマイノリティ出資も推進する方針だ。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は16年10月高値に接近、好業績を評価して上値試す

 株価の動きを見ると、水準切り上げの展開で4月3日に年初来高値1810円まで上伸し、16年10月高値1828円、そして13年9月高値2197円に接近している。

 4月4日の終値1718円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円35銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS344円52銭で算出)は5.0倍近辺である。なお時価総額は約52億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線が上向きに転じて先高感を強めている。強基調への回帰を確認した形だろう。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月09日更新]

エスプールは好業績を見直して16年10月高値試す、17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想

 エスプール<2471>(JQ)は、ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。主力事業が好調に推移して17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想である。株価は好業績を見直して16年10月高値を試す展開が期待される。なお4月4日に第1四半期業績の発表を予定している。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 16年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業37%、人材ソリューション事業63%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業52%、人材ソリューション事業48%だった。

 成長分野への集中投資で事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善を推進する方針だ。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。

 ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準だが、物流センター運営代行業務では低採算案件の取引見直しを進め、通販発送代行サービスへの経営資源集中で収益改善を目指している。

 17年1月には通販商品発送代行サービスの拡大を目指して、3拠点目となる葛西物流センター(東京都江戸川区)を新設した。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 16年11月期末時点の累計で、農園契約企業数97社、契約終了1社、農園に就労する障がい者雇用453名となり、障がい者の農業就労施設としては国内最大級である。また退職率5%以下を継続している。高付加価値サービスとして千葉県中心に事業規模拡大を目指し、早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

 16年11月には千葉県船橋市「わーくはぴねす農園 船橋ファーム」および愛知県豊明市「わーくはぴねす農園 あいち豊明ファーム」の開設を発表した。今回の開設で「わーくはぴねす農園」は全国7施設となる。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は子会社エスプールヒューマンソリューションズが展開し、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。16年4月にはエスプールヒューマンソリューションズが、優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定された。15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。

 新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に求人応募受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年6月には業務拡大に合わせて北海道北見市の自社コールセンターを拡張すると発表した。

 また16年11月にはオンウェーブへの出資(14.9%)を発表した。オンウェーブは製薬業界に特化した転職・求人サイト「製薬オンライン」運営や、人材マッチングシステム「人材マッチングナビ」開発・販売等を行っている。エスプールヒューマンソリューションズはさらなる事業拡大に向けて人材不足が顕著な保育士・看護師・介護士分野における人材派遣・紹介サービスの立ち上げ準備を進めており、オンウェーブのノウハウを活用できるとしている。

■売上総利益率上昇傾向

 四半期別業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期16億61百万円、第2四半期17億77百万円、第3四半期18億円、第4四半期20億29百万円、営業利益が22百万円の赤字、53百万円、90百万円の赤字、1億18百万円、16年11月期は売上高が20億38百万円、22億60百万円、23億23百万円、26億15百万円、営業利益が1百万円、2億46百万円、1億03百万円、1億57百万円だった。

 16年11月期は売上高が15年11月期比27.1%増の92億36百万円、営業利益が同8.5倍の5億07百万円、経常利益が同10.0倍の4億96百万円の大幅増収増益で、純利益は4億08百万円の黒字(前々期は68百万円の赤字)だった。

 将来の成長に向けた投資を継続しつつ、売上高・利益とも過去最高を更新した。電力スマートメーター設置業務の採算改善が進展し、ビジネスソリューション事業の利益率が回復した。人材ソリューション事業も順調に拡大した。

 売上総利益は同46.2%増加し、売上総利益率は29.1%で同3.8ポイント上昇した。販管費は同22.5%増加したが、販管費比率は23.6%で同0.9ポイント低下した。特別損失では固定資産除却損12百万円を計上したが、一方で本社移転費用40百万円が一巡した。

 ROEは48.2%で同57.9ポイント上昇、自己資本比率は27.8%で同3.1ポイント上昇した。配当は前々期と同額の年間10円(期末一括)で配当性向は7.4%である。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)動向を見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同14.6%増の34億40百万円、営業利益が同3.6倍の5億83百万円だった。売上面では、ロジスティクスアウトソーシングが低採算案件の見直しで減収だが、電力スマートメーター設置業務、セールスサポート業務、障がい者雇用支援サービスが拡大した。利益面では、ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件縮小、電力スマートメーター設置業務の黒字化、障がい者雇用支援サービスの拡大が寄与した。

 人材ソリューション事業は売上高が同35.6%増の58億32百万円、営業利益が同46.6%増の5億29百万円だった。社会保険料および雇用保険料負担の増加で売上総利益率がやや低下したが、主力のコールセンター業務の需要が特に地方において好調だった。アルバイト採用支援サービスは導入決定が50社となり、順調なスタートとなった。

 売上高のうち、ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは同38.9%減の10億46百万円、障がい者雇用支援サービスは同56.0%増の8億86百万円、人材ソリューション事業のコールセンター業務は同55.4%増の42億85百万円だった。

■17年11月期2桁増収・営業増益予想、そして大幅増配予想

 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(1月13日公表)は売上高が前期(16年11月期)比17.2%増の108億24百万円、営業利益が同14.8%増の5億83百万円、経常利益が同15.0%増の5億71百万円としている。純利益は同18.0%減の3億34百万円としている。配当予想は前期比8円増配の年間18円(期末一括)で予想配当性向は16.2%となる。

 上期に先行投資が集中し、障がい者雇用支援サービスの農園販売が下期に集中するため下期偏重の計画となったが、通期ベースでビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続する。売上総利益率は同0.4ポイント低下の28.7%、販管費比率は同0.3ポイント低下の23.3%の計画である。

 セグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同15.9%増の39億86百万円で営業利益が同13.5%増の6億62百万円、人材ソリューション事業の売上高が同19.3%増の69億58百万円で営業利益が同13.1%増の5億98百万円としている。

 売上高のうち、ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは同9.0%増の11億40百万円、障がい者雇用支援サービスは同37.4%増の12億17百万円、人材ソリューション事業のコールセンター業務は同19.1%増の51億05百万円の計画としている。

 ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは、DM(ダイレクトメール)発送業務から撤退して通販発送代行サービスに経営資源を集中し、事業再拡大に向けて17年1月開設の葛西EC物流センターなど投資を再開する。

 障がい者雇用支援サービスについては、新規開設と既存増設で430区画の販売を計画し、17年1月時点で70区画の受注が確定している。さらに東京・神奈川・埼玉および関西エリア進出に向けて行政との連携を強化する。

 スマートメーター設置業務については、17年度(17年4月〜18年3月)の契約が遅れており、確定は2月中旬の見込みとしている。今期は既存業務のみで約7億円の売上を計画している。前期実績は約8.3億円だった。

 人材派遣サービス(人材ソリューション)では、グループ型派遣の強化やドミナント戦略の推進などで、一層の人材需要の取り込みを図る。

 新規分野として医療・介護・保育業界向け人材サービスを開始し、オンウェーブ社と連携して独自の求人サイト開設を進める方針だ。求人応募受付代行サービス「Omusubi」については第1四半期に単月黒字化を見込み、通期でも全体収益に貢献するとしている。

 また事業新たな収益機会の獲得に向けて、成長が見込まれる事業領域や事業シナジーが期待できる企業へのマイノリティ出資も推進する方針だ。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は好業績を見直して16年10月高値試す

 株価の動きを見ると、直近安値圏1400円近辺で日柄調整が完了し、戻り足を強めている。3月7日は1550円まで上伸した。

 3月7日の終値1549円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円35銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS344円52銭で算出)は4.5倍近辺である。なお時価総額は約47億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を回復した。日柄調整が完了して強基調に回帰したようだ。好業績を見直して16年10月高値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月10更新]

エスプールは調整一巡して戻り試す、17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想

 エスプール<2471>(JQ)は、ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、コールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。主力事業が好調に推移して17年11月期2桁営業増益・大幅増配予想である。株価はやや水準を切り下げる形となったが、調整一巡して戻りを試す展開が期待される。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 16年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業37%、人材ソリューション事業63%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業52%、人材ソリューション事業48%だった。

 成長分野への集中投資で事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善を推進する方針だ。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。

 ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準だが、物流センター運営代行業務では低採算案件の取引見直しを進め、通販発送代行サービスへの経営資源集中で収益改善を目指している。

 16年12月には通販商品発送代行サービスの拡大を目指して、3拠点目となる葛西物流センター(東京都江戸川区)の新設(17年1月)を発表した。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 16年11月期末時点の累計で、農園契約企業数97社、契約終了1社、農園に就労する障がい者雇用453名となり、障がい者の農業就労施設としては国内最大級である。また退職率5%以下を継続している。高付加価値サービスとして千葉県中心に事業規模拡大を目指し、早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

 16年11月には千葉県船橋市「わーくはぴねす農園 船橋ファーム」および愛知県豊明市「わーくはぴねす農園 あいち豊明ファーム」の開設を発表した。今回の開設で「わーくはぴねす農園」は全国7施設となる。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は子会社エスプールヒューマンソリューションズが展開し、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。16年4月にはエスプールヒューマンソリューションズが、優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定された。15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。

 新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に求人応募受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年6月には業務拡大に合わせて北海道北見市の自社コールセンターを拡張すると発表した。

 また16年11月にはオンウェーブへの出資(14.9%)を発表した。オンウェーブは製薬業界に特化した転職・求人サイト「製薬オンライン」運営や、人材マッチングシステム「人材マッチングナビ」開発・販売等を行っている。エスプールヒューマンソリューションズはさらなる事業拡大に向けて人材不足が顕著な保育士・看護師・介護士分野における人材派遣・紹介サービスの立ち上げ準備を進めており、オンウェーブのノウハウを活用できるとしている。

■売上総利益率上昇傾向

 四半期別業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期16億61百万円、第2四半期17億77百万円、第3四半期18億円、第4四半期20億29百万円、営業利益が22百万円の赤字、53百万円、90百万円の赤字、1億18百万円、16年11月期は売上高が20億38百万円、22億60百万円、23億23百万円、26億15百万円、営業利益が1百万円、2億46百万円、1億03百万円、1億57百万円だった。

 16年11月期は売上高が15年11月期比27.1%増の92億36百万円、営業利益が同8.5倍の5億07百万円、経常利益が同10.0倍の4億96百万円の大幅増収増益で、純利益は4億08百万円の黒字(前々期は68百万円の赤字)だった。

 将来の成長に向けた投資を継続しつつ、売上高・利益とも過去最高を更新した。電力スマートメーター設置業務の採算改善が進展し、ビジネスソリューション事業の利益率が回復した。人材ソリューション事業も順調に拡大した。

 売上総利益は同46.2%増加し、売上総利益率は29.1%で同3.8ポイント上昇した。販管費は同22.5%増加したが、販管費比率は23.6%で同0.9ポイント低下した。特別損失では固定資産除却損12百万円を計上したが、一方で本社移転費用40百万円が一巡した。

 ROEは48.2%で同57.9ポイント上昇、自己資本比率は27.8%で同3.1ポイント上昇した。配当は前々期と同額の年間10円(期末一括)で配当性向は7.4%である。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)動向を見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同14.6%増の34億40百万円、営業利益が同3.6倍の5億83百万円だった。売上面では、ロジスティクスアウトソーシングが低採算案件の見直しで減収だが、電力スマートメーター設置業務、セールスサポート業務、障がい者雇用支援サービスが拡大した。利益面では、ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件縮小、電力スマートメーター設置業務の黒字化、障がい者雇用支援サービスの拡大が寄与した。

 人材ソリューション事業は売上高が同35.6%増の58億32百万円、営業利益が同46.6%増の5億29百万円だった。社会保険料および雇用保険料負担の増加で売上総利益率がやや低下したが、主力のコールセンター業務の需要が特に地方において好調だった。アルバイト採用支援サービスは導入決定が50社となり、順調なスタートとなった。

 売上高のうち、ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは同38.9%減の10億46百万円、障がい者雇用支援サービスは同56.0%増の8億86百万円、人材ソリューション事業のコールセンター業務は同55.4%増の42億85百万円だった。

■17年11月期2桁増収・営業増益予想、そして大幅増配予想

 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(1月13日公表)は売上高が前期(16年11月期)比17.2%増の108億24百万円、営業利益が同14.8%増の5億83百万円、経常利益が同15.0%増の5億71百万円としている。純利益は同18.0%減の3億34百万円としている。配当予想は前期比8円増配の年間18円(期末一括)で予想配当性向は16.2%となる。

 上期に先行投資が集中し、障がい者雇用支援サービスの農園販売が下期に集中するため下期偏重の計画となったが、通期ベースでビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続する。売上総利益率は同0.4ポイント低下の28.7%、販管費比率は同0.3ポイント低下の23.3%の計画である。

 セグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同15.9%増の39億86百万円で営業利益が同13.5%増の6億62百万円、人材ソリューション事業の売上高が同19.3%増の69億58百万円で営業利益が同13.1%増の5億98百万円としている。

 売上高のうち、ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは同9.0%増の11億40百万円、障がい者雇用支援サービスは同37.4%増の12億17百万円、人材ソリューション事業のコールセンター業務は同19.1%増の51億05百万円の計画としている。

 ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは、DM(ダイレクトメール)発送業務から撤退して通販発送代行サービスに経営資源を集中し、事業再拡大に向けて17年1月開設の葛西EC物流センターなど投資を再開する。

 障がい者雇用支援サービスについては、新規開設と既存増設で430区画の販売を計画し、17年1月時点で70区画の受注が確定している。さらに東京・神奈川・埼玉および関西エリア進出に向けて行政との連携を強化する。

 スマートメーター設置業務については、17年度(17年4月〜18年3月)の契約が遅れており、確定は2月中旬の見込みとしている。今期は既存業務のみで約7億円の売上を計画している。前期実績は約8.3億円だった。

 人材派遣サービス(人材ソリューション)では、グループ型派遣の強化やドミナント戦略の推進などで、一層の人材需要の取り込みを図る。

 新規分野として医療・介護・保育業界向け人材サービスを開始し、オンウェーブ社と連携して独自の求人サイト開設を進める方針だ。求人応募受付代行サービス「Omusubi」については第1四半期に単月黒字化を見込み、通期でも全体収益に貢献するとしている。

 また事業新たな収益機会の獲得に向けて、成長が見込まれる事業領域や事業シナジーが期待できる企業へのマイノリティ出資も推進する方針だ。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は調整一巡して戻り試す

 株価の動きを見ると、1月12日の戻り高値1634円から反落し、やや水準を切り下げる形となったが、1300円台で下げ渋りの動きを強めている。調整が一巡したようだ。

 2月9日の終値1397円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円35銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS344円52銭で算出)は4.1倍近辺である。なお時価総額は約42億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月16日更新]

エスプールは17年11月期2桁営業増益予想、そして大幅増配予想

 エスプール<2471>(JQ)はコールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。1月13日発表した16年11月期連結業績は大幅増収営業増益だった。主力事業が好調に推移して17年11月期も2桁営業増益予想である。そして大幅増配予想である。株価は好業績を評価して16年10月の昨年来高値を試す展開だろう。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 16年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業37%、人材ソリューション事業63%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業52%、人材ソリューション事業48%だった。

 成長分野への集中投資で事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善を推進する方針だ。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。

 ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準だが、物流センター運営代行業務では低採算案件の取引見直しを進め、通販発送代行サービスへの経営資源集中で収益改善を目指している。

 16年12月には通販商品発送代行サービスの拡大を目指して、3拠点目となる葛西物流センター(東京都江戸川区)の新設(17年1月中旬予定)を発表した。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 16年11月期末時点の累計で、農園契約企業数97社、契約終了1社、農園に就労する障がい者雇用453名となり、障がい者の農業就労施設としては国内最大級である。また退職率5%以下を継続している。高付加価値サービスとして千葉県中心に事業規模拡大を目指し、早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

 16年11月には千葉県船橋市「わーくはぴねす農園 船橋ファーム」および愛知県豊明市「わーくはぴねす農園 あいち豊明ファーム」の開設を発表した。今回の開設で「わーくはぴねす農園」は全国7施設となる。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は子会社エスプールヒューマンソリューションズが展開し、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。16年4月にはエスプールヒューマンソリューションズが、優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定された。15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。

 新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に求人応募受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年6月には業務拡大に合わせて北海道北見市の自社コールセンターを拡張すると発表した。

 また16年11月にはオンウェーブへの出資(14.9%)を発表した。オンウェーブは製薬業界に特化した転職・求人サイト「製薬オンライン」運営や、人材マッチングシステム「人材マッチングナビ」開発・販売等を行っている。エスプールヒューマンソリューションズはさらなる事業拡大に向けて人材不足が顕著な保育士・看護師・介護士分野における人材派遣・紹介サービスの立ち上げ準備を進めており、オンウェーブのノウハウを活用できるとしている。

■売上総利益率上昇傾向

 四半期別業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期16億61百万円、第2四半期17億77百万円、第3四半期18億円、第4四半期20億29百万円、営業利益が22百万円の赤字、53百万円、90百万円の赤字、1億18百万円だった。

 15年11月期は電力スマートメーター設置業務関連費用先行などで14年11月期比大幅減益、最終赤字だったが、売上総利益率は25.3%で同0.5ポイント上昇した。販管費比率は24.5%で同2.8ポイント上昇した。成長分野への集中投資、ロジスティクスアウトソーシングにおける低採算案件の取引見直し、障がい者雇用支援サービスの拡大などで全体の売上総利益率は上昇傾向だ。

■16年11月期は大幅増収・営業増益で最終黒字化

 1月13日発表した前期(16年11月期)連結業績は、売上高が前々期(15年11月期)比27.1%増の92億36百万円、営業利益が同8.5倍の5億07百万円、経常利益が同10.0倍の4億96百万円の大幅増収増益で、純利益は4億08百万円の黒字(前々期は68百万円の赤字)だった。

 将来の成長に向けた投資を継続しつつ、売上高・利益とも過去最高を更新した。電力スマートメーター設置業務の採算改善が進展し、ビジネスソリューション事業の利益率が回復した。人材ソリューション事業も順調に拡大した。

 売上総利益は同46.2%増加し、売上総利益率は29.1%で同3.8ポイント上昇した。販管費は同22.5%増加したが、販管費比率は23.6%で同0.9ポイント低下した。特別損失では固定資産除却損12百万円を計上したが、一方で本社移転費用40百万円が一巡した。

 ROEは48.2%で同57.9ポイント上昇、自己資本比率は27.8%で同3.1ポイント上昇した。配当は前々期と同額の年間10円(期末一括)で配当性向は7.4%である。配当の基本方針は連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)動向を見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同14.6%増の34億40百万円、営業利益が同3.6倍の5億83百万円だった。売上面では、ロジスティクスアウトソーシングが低採算案件の見直しで減収だが、電力スマートメーター設置業務、セールスサポート業務、障がい者雇用支援サービスが拡大した。利益面では、ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件縮小、電力スマートメーター設置業務の黒字化、障がい者雇用支援サービスの拡大が寄与した。

 人材ソリューション事業は売上高が同35.6%増の58億32百万円、営業利益が同46.6%増の5億29百万円だった。社会保険料および雇用保険料負担の増加で売上総利益率がやや低下したが、主力のコールセンター業務の需要が特に地方において好調だった。アルバイト採用支援サービスは導入決定が50社となり、順調なスタートとなった。

 売上高のうち、ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは同38.9%減の10億46百万円、障がい者雇用支援サービスは同56.0%増の8億86百万円、人材ソリューション事業のコールセンター業務は同55.4%増の42億85百万円だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期20億38百万円、第2四半期22億60百万円、第3四半期23億23百万円、第4四半期26億15百万円、営業利益は1百万円、2億46百万円、1億03百万円、1億57百万円だった。

■17年11月期2桁増収・営業増益予想、そして大幅増配予想

 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(1月13日公表)は売上高が前期(16年11月期)比17.2%増の108億24百万円、営業利益が同14.8%増の5億83百万円、経常利益が同15.0%増の5億71百万円としている。純利益は同18.0%減の3億34百万円としている。配当予想は前期比8円増配の年間18円(期末一括)で予想配当性向は16.2%となる。

 上期に先行投資が集中し、障がい者雇用支援サービスの農園販売が下期に集中するため下期偏重の計画となったが、通期ベースでビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業とも2桁成長を持続する。売上総利益率は同0.4ポイント低下の28.7%、販管費比率は同0.3ポイント低下の23.3%の計画である。

 セグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同15.9%増の39億86百万円で営業利益が同13.5%増の6億62百万円、人材ソリューション事業の売上高が同19.3%増の69億58百万円で営業利益が同13.1%増の5億98百万円としている。

 売上高のうち、ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは同9.0%増の11億40百万円、障がい者雇用支援サービスは同37.4%増の12億17百万円、人材ソリューション事業のコールセンター業務は同19.1%増の51億05百万円の計画としている。

 ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは、DM(ダイレクトメール)発送業務から撤退して通販発送代行サービスに経営資源を集中し、事業再拡大に向けて17年1月開設の葛西EC物流センターなど投資を再開する。

 障がい者雇用支援サービスについては、新規開設と既存増設で430区画の販売を計画し、17年1月時点で70区画の受注が確定している。さらに東京・神奈川・埼玉および関西エリア進出に向けて行政との連携を強化する。

 スマートメーター設置業務については、17年度(17年4月〜18年3月)の契約が遅れており、確定は2月中旬の見込みとしている。今期は既存業務のみで約7億円の売上を計画している。前期実績は約8.3億円だった。

 人材派遣サービス(人材ソリューション)では、グループ型派遣の強化やドミナント戦略の推進などで、一層の人材需要の取り込みを図る。

 新規分野として医療・介護・保育業界向け人材サービスを開始し、オンウェーブ社と連携して独自の求人サイト開設を進める方針だ。求人応募受付代行サービス「Omusubi」については第1四半期に単月黒字化を見込み、通期でも全体収益に貢献するとしている。

 また事業新たな収益機会の獲得に向けて、成長が見込まれる事業領域や事業シナジーが期待できる企業へのマイノリティ出資も推進する方針だ。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は戻り歩調、16年10月の昨年来高値試す

 株価の動きを見ると、12月の直近安値圏1300円台から切り返して戻り歩調だ。1月12日には1634円まで上伸した。

 1月13日の終値1630円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円35銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS344円52銭で算出)は4.7倍近辺である。なお時価総額は約49億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返して13週移動平均線を回復した。サポートラインを確認して強基調に回帰した形だ。好業績を評価して16年10月の昨年来高値1828円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月02日更新]

エスプールは自律調整一巡して上値試す、16年11月期大幅増収増益予想

 エスプール<2471>(JQ)はコールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。16年11月期は大幅増収増益予想である。主力業務が好調に推移して、電力スマートメーター設置業務の収益改善も寄与する。そして17年11月期も収益拡大基調が期待される。なお11月29日には、さらなる事業拡大に向けてオンウェーブへの出資を発表した。株価は10月の年初来高値から反落したが、好業績を評価する流れに変化はなく、自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 15年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業41%、人材ソリューション事業59%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業31%、人材ソリューション事業69%だった。

 成長分野への集中投資で事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善を推進する方針だ。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善推進

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。

 ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準だが、物流センター運営代行業務では低採算案件の取引見直しを進めている。当面の売上高は減少するが、高単価の健康食品・化粧品などへの取扱品目シフトや業務効率化などで収益改善を推進する。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 高付加価値サービスとして千葉県中心に事業規模拡大を目指し、早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は子会社エスプールヒューマンソリューションズが展開し、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。16年4月にはエスプールヒューマンソリューションズが、優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定された。15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。

 新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に求人応募受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年11月期上期28社受注し、通期80社の受注を目指している。16年6月には業務拡大に合わせて北海道北見市の自社コールセンターを拡張すると発表した。

 また11月29日にはオンウェーブへの出資(14.9%)を発表した。オンウェーブは製薬業界に特化した転職・求人サイト「製薬オンライン」運営や、人材マッチングシステム「人材マッチングナビ」開発・販売等を行っている。エスプールヒューマンソリューションズはさらなる事業拡大に向けて人材不足が顕著な保育士・看護師・介護士分野における人材派遣・紹介サービスの立ち上げ準備を進めており、オンウェーブのノウハウを活用できるとしている。

■売上総利益率上昇傾向

 15年11月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期16億61百万円、第2四半期17億77百万円、第3四半期18億円、第4四半期20億29百万円、営業利益は22百万円の赤字、53百万円、90百万円の赤字、1億18百万円だった。

 15年11月期は電力スマートメーター設置業務関連費用先行などで14年11月期比大幅減益、最終赤字だったが、売上総利益率は25.3%で同0.5ポイント上昇した。販管費比率は24.5%で同2.8ポイント上昇した。ROEはマイナス9.7%で同44.9ポイント低下、自己資本比率は24.7%で同10.4ポイント低下した。配当は14年11月期と同額の年間10円(期末一括)だった。配当の基本方針は、中長期的な企業価値の向上と継続的・安定的な配当の両立を目指し、連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同10.9%増の30億円で営業利益が同41.7%減の1億63百万円、人材ソリューション事業は売上高が同8.1%増の43億02百万円で営業利益が同16.3%増の3億60百万円だった。

■16年11月期第3四半期累計は大幅増収増益で黒字化

 今期(16年11月期)第3四半期累計(12〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比26.4%増の66億21百万円、営業利益が3億50百万円(前年同期は59百万円の赤字)、経常利益が3億41百万円(同66百万円の赤字)、純利益が2億77百万円(同1億24百万円の赤字)の大幅増収増益で黒字化した。

 売上面では、ビジネスソリューション事業の障がい者雇用支援サービスが順調に推移し、人材ソリューション事業のコールセンター業務がグループ型派遣の推進によって拡大した。利益面では増収効果に加えて、ビジネスソリューション事業の電力スマートメーター設置業務の収益改善効果が寄与した。

 売上総利益は同57.6%増加し、売上総利益率は28.9%で同5.7ポイント上昇した。販管費は同22.7%増加したが、販管費比率は23.6%で同0.7ポイント低下した。特別損失では固定資産除却損12百万円を計上したが、一方で本社移転費用36百万円が一巡した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同15.0%増の24億58百万円、営業利益が同20倍の3億79百万円だった。ロジスティクスアウトソーシングは低採算案件見直しで減収だが、障がい者雇用支援サービスが拡大し、電力スマートメーター設置業務の増収(前年同期比約4.3倍増収)や生産性向上による黒字化も寄与した。

 人材ソリューション事業は売上高が同34.0%増の41億93百万円で、営業利益が同56.6%増の3億99百万円だった。社会保険料・雇用保険料負担の増加で売上総利益率がやや低下したが、グループ型派遣の推進でコールセンター業務(前年同期比約50%増収)が拡大した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期20億38百万円、第2四半期22億60百万円、第3四半期23億23百万円、営業利益は1百万円、2億46百万円、1億03百万円だった。

■16年11月期大幅増収増益予想、17年11月期も収益拡大基調

 今期(16年11月期)通期連結業績予想(9月27日に増額修正)は、売上高が前期(15年11月期)比25.9%増の91億46百万円、営業利益が同8.2倍の4億86百万円、経常利益が同9.6倍の4億74百万円、純利益が3億82百万円の黒字(前期は68百万円の赤字)としている。配当予想は据え置いて前期と同額の年間10円(期末一括)としている。配当性向は7.9%となる。

 売上面では、ビジネスソリューション事業の障がい者雇用支援サービスや電力スマートメーター設置業務、人材ソリューション事業のコールセンター業務が順調に拡大する。利益面では増収効果に加えて、障がい者雇用支援サービスにおいて相対的に収益率の高い農園設備販売が計画超であり、電力スマートメーター設置業務の黒字化も寄与する。売上高・利益とも過去最高更新予想だ。

 ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは低採算の物流センター運営代行業務を縮小するため減収だが、収益回復に向けて単品(リピート通販)および越境ECの発送代行業務を強化している。障がい者雇用支援サービスは愛知県と千葉県で1ヶ所ずつの農園新設を控えている。そして来期(17年11月期)も収益拡大基調が期待される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価の動きを見ると、10月の年初来高値1828円から反落し、11月以降は1400円〜1600円近辺でモミ合う展開だ。ただし大きく下押す動きは見られず自律調整一巡感を強めている。

 12月1日の終値1486円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS127円20銭で算出)は11.68倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.67%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS218円74銭で算出)は6.94倍である。なお時価総額は約45億円である。

 週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。好業績を評価する流れに変化はなく、自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月02日更新]

エスプールは16年11月期第3四半期累計大幅増収増益で通期予想も増額修正

 エスプール<2471>(JQ)はコールセンター業務などの人材サービス事業を展開している。16年11月期第3四半期累計は大幅増収増益で黒字化し、通期連結業績予想を増額修正した。主力業務が好調に推移して、電力スマートメーター設置業務の収益改善も寄与する。17年11月期も収益拡大基調が期待される。株価は年初来高値圏だ。好業績を評価する流れに変化はなく、13年9月高値2197円を目指す展開だろう。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 15年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業41%、人材ソリューション事業59%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業31%、人材ソリューション事業69%だった。

 成長分野への集中投資で事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善を推進する方針だ。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善推進

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。

 ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準だが、物流センター運営代行業務では低採算案件の取引見直しを進めている。当面の売上高は減少するが、高単価の健康食品・化粧品などへの取扱品目シフトや業務効率化などで収益改善を推進する。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 高付加価値サービスとして千葉県中心に事業規模拡大を目指し、早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は子会社エスプールヒューマンソリューションズが展開し、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。16年4月にはエスプールヒューマンソリューションズが、優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定された。15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。

 新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に求人応募受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年11月期上期28社受注し、通期80社の受注を目指している。16年6月には業務拡大に合わせて北海道北見市の自社コールセンターを拡張すると発表した。

■売上総利益率上昇傾向

 15年11月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期16億61百万円、第2四半期17億77百万円、第3四半期18億円、第4四半期20億29百万円、営業利益は22百万円の赤字、53百万円、90百万円の赤字、1億18百万円だった。

 15年11月期は電力スマートメーター設置業務関連費用先行などで14年11月期比大幅減益、最終赤字だったが、売上総利益率は25.3%で同0.5ポイント上昇した。販管費比率は24.5%で同2.8ポイント上昇した。ROEはマイナス9.7%で同44.9ポイント低下、自己資本比率は24.7%で同10.4ポイント低下した。配当は14年11月期と同額の年間10円(期末一括)だった。配当の基本方針は、中長期的な企業価値の向上と継続的・安定的な配当の両立を目指し、連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同10.9%増の30億円で営業利益が同41.7%減の1億63百万円、人材ソリューション事業は売上高が同8.1%増の43億02百万円で営業利益が同16.3%増の3億60百万円だった。

■16年11月期第3四半期累計は大幅増収増益で黒字化

 今期(16年11月期)第3四半期累計(12〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比26.4%増の66億21百万円、営業利益が3億50百万円(前年同期は59百万円の赤字)、経常利益が3億41百万円(同66百万円の赤字)、純利益が2億77百万円(同1億24百万円の赤字)の大幅増収増益で黒字化した。

 売上面では、ビジネスソリューション事業の障がい者雇用支援サービスが順調に推移し、人材ソリューション事業のコールセンター業務がグループ型派遣の推進によって拡大した。利益面では増収効果に加えて、ビジネスソリューション事業の電力スマートメーター設置業務の収益改善効果が寄与した。

 売上総利益は同57.6%増加し、売上総利益率は28.9%で同5.7ポイント上昇した。販管費は同22.7%増加したが、販管費比率は23.6%で同0.7ポイント低下した。特別損失では固定資産除却損12百万円を計上したが、一方で本社移転費用36百万円が一巡した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同15.0%増の24億58百万円、営業利益が同20倍の3億79百万円だった。ロジスティクスアウトソーシングは低採算案件見直しで減収だが、障がい者雇用支援サービスが拡大し、電力スマートメーター設置業務の増収(前年同期比約4.3倍増収)や生産性向上による黒字化も寄与した。

 人材ソリューション事業は売上高が同34.0%増の41億93百万円で、営業利益が同56.6%増の3億99百万円だった。社会保険料・雇用保険料負担の増加で売上総利益率がやや低下したが、グループ型派遣の推進でコールセンター業務(前年同期比約50%増収)が拡大した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期20億38百万円、第2四半期22億60百万円、第3四半期23億23百万円、営業利益は1百万円、2億46百万円、1億03百万円だった。

■16年11月期通期予想を増額修正、17年11月期も収益拡大基調

 今期(16年11月期)通期連結業績予想(9月27日に増額修正)は、売上高が前期(15年11月期)比25.9%増の91億46百万円、営業利益が同8.2倍の4億86百万円、経常利益が同9.6倍の4億74百万円、純利益が3億82百万円の黒字(前期は68百万円の赤字)としている。

 売上面では、ビジネスソリューション事業の障がい者雇用支援サービスや電力スマートメーター設置業務、人材ソリューション事業のコールセンター業務が順調に拡大する。利益面では増収効果に加えて、障がい者雇用支援サービスにおいて相対的に収益率の高い農園設備販売が計画超であり、電力スマートメーター設置業務の黒字化も寄与する。売上高・利益とも過去最高更新予想だ。

 ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは低採算の物流センター運営代行業務を縮小するため減収だが、収益回復に向けて単品(リピート通販)および越境ECの発送代行業務を強化している。障がい者雇用支援サービスは愛知県と千葉県で1ヶ所ずつの農園新設を控えている。来期(17年11月期)も収益拡大基調が期待される。

 配当予想は据え置いて前期と同額の年間10円(期末一括)としている。配当性向は7.9%となる。配当増額の可能性もありそうだ。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は好業績を評価する流れに変化なく13年9月高値目指す

 株価の動きを見ると、10月21日に年初来高値1828円まで上伸し、その後も年初来高値圏で堅調に推移している。好業績を評価する流れに変化はないだろう。

 11月1日の終値1634円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS127円20銭で算出)は12.8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS218円74銭で算出)は7.4倍近辺である。なお時価総額は約49億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価する流れに変化はなく、13年9月高値2197円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月28日更新]

エスプールは好業績評価して8月高値試す、16年11月期業績予想を増額修正

 エスプール<2471>(JQ)は人材サービス事業を展開している。9月27日、16年11月期通期連結業績予想の増額修正を発表した。コールセンター業務などの好調に加えて、電力スマートメーター設置業務の売上総利益率改善などが寄与する。そして17年11月期も収益拡大基調が期待される。株価は自律調整一巡感を強めている。好業績を評価して8月の年初来高値を試す展開だろう。なお10月4日に第3四半期累計の業績発表を予定している。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 15年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業41%、人材ソリューション事業59%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業31%、人材ソリューション事業69%だった。

 成長分野への集中投資で事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善を推進する方針だ。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善推進

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。

 ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準だが、物流センター運営代行業務では低採算案件の取引見直しを進めている。当面の売上高は減少するが、高単価の健康食品・化粧品などへの取扱品目シフトや業務効率化などで収益改善を推進する。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 高付加価値サービスとして千葉県中心に事業規模拡大を目指し、早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は子会社エスプールヒューマンソリューションズが展開し、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。16年4月にはエスプールヒューマンソリューションズが、優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定された。15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。

 新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に求人応募受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年11月期上期28社受注し、通期80社の受注を目指している。16年6月には業務拡大に合わせて北海道北見市の自社コールセンターを拡張すると発表した。

■売上総利益率上昇傾向

 15年11月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期16億61百万円、第2四半期17億77百万円、第3四半期18億円、第4四半期20億29百万円、営業利益は22百万円の赤字、53百万円、90百万円の赤字、1億18百万円だった。

 15年11月期は電力スマートメーター設置業務関連費用先行などで14年11月期比大幅減益、最終赤字だったが、売上総利益率は25.3%で同0.5ポイント上昇した。販管費比率は24.5%で同2.8ポイント上昇した。ROEはマイナス9.7%で同44.9ポイント低下、自己資本比率は24.7%で同10.4ポイント低下した。配当は14年11月期と同額の年間10円(期末一括)だった。配当の基本方針は、中長期的な企業価値の向上と継続的・安定的な配当の両立を目指し、連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同10.9%増の30億円で営業利益が同41.7%減の1億63百万円だった。スマートメーター設置業務は営業利益2億63百万円押し下げ要因だった。人材ソリューション事業は売上高が同8.1%増の43億02百万円で営業利益が同16.3%増の3億60百万円だった。コールセンター業務向け人材派遣(前々期比45.4%増収)が好調だった。

■16年11月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 今期(16年11月期)第2四半期累計(12〜5月)の連結業績は、前年同期比25.0%増収、7.8倍営業増益、8.8倍経常増益で、純利益は黒字化した。期初計画に対して売上高が3億76百万円、営業利益が1億86百万円、経常利益が1億85百万円、純利益が1億65百万円上回る大幅増収増益だった。売上高、利益とも第2四半期累計として過去最高だった。

 売上面では、人材ソリューション事業におけるグループ型派遣の推進によって、主力のコールセンター業務と店頭支援業務が好調に推移した。利益面では、人材ソリューション事業の増収効果に加えて、高付加価値化、生産性改善、業務効率化などでビジネスソリューション事業の営業損益が大幅に改善した。

 売上総利益は同51.8%増加し、売上総利益率は29.2%で同5.1ポイント上昇した。販管費は同26.7%増加し、販管費比率は23.5%で同0.4ポイント上昇した。なお期初計画との比較では売上総利益率は5.0ポイント上回り、販管費比率は2.5ポイント下回った。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同17.8%増の16億52百万円で、営業利益が同3.2倍の2億80百万円だった。ロジスティクスアウトソーシングは低採算案件見直しで減収だが、障がい者雇用支援サービスが好調に推移し、スマートメーター設置業務は第2四半期に単月黒字化した。人材ソリューション事業は売上高が同29.9%増の26億69百万円で、営業利益が同55.5%増の2億51百万円だった。コールセンター業務ではグループ型派遣が拡大し、店頭販売支援業務も家電販売領域に業務を拡大した。好採算案件へのシフトも寄与した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期20億38百万円、第2四半期22億60百万円、営業利益は1百万円、2億46百万円だった。

■16年11月期通期連結業績予想を増額修正

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想については、9月27日に増額修正を発表した。前回予想(1月13日公表)に対して、売上高が9億26百万円増額して前期(15年11月期)比25.9%増の91億46百万円、営業利益が2億15百万円増額して同8.2倍の4億86百万円、経常利益が2億15百万円増額して同9.7倍の4億74百万円、純利益が1億98百万円増額して3億82百万円の黒字(前期は68百万円の赤字)とした。

 売上面では人材ソリューション事業において、グループ型派遣の強化などで主力のコールセンター業務と店頭支援業務が好調に推移している。利益面では増収効果に加えて、ビジネスソリューション事業の障がい者雇用支援サービスにおいて相対的に収益率の高い農園設備販売が計画超だったことや、スマートメーター設置業務において生産性向上や臨時業務受託で売上総利益率が大幅改善した。売上高・利益とも過去最高更新予想だ。

 なお配当予想は据え置いて前期と同額の年間10円(期末一括)としている。配当性向は7.9%となる。配当増額の可能性もありそうだ。

 ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングは低採算の物流センター運営代行業務を縮小するため減収だが、低採算案件減少や業務効率化で売上総利益率が改善する。障がい者雇用支援サービスは、愛知県豊明市からの誘致で今期中の開設を目指し、全国展開を本格スタートする。スマートメーター設置業務は来年度の継続受注を目指す。16年10月予定の社会保険適用拡大などのコストアップ要因もあるが、売上総利益率改善傾向で来期(17年11月期)も収益拡大基調が期待される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価の動きを見ると、8月17日の年初来高値1594円から利益確定売りで一旦反落したが、8月22日の直近安値1145円から下値を切り上げている。自律調整が一巡したようだ。

 9月27日の終値1350円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS127円20銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS218円74銭で算出)は6.2倍近辺である。時価総額は約41億円である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だ。好業績を評価して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月08日更新]

エスプールは自律調整一巡して上値試す、16年11月期大幅増益予想で増額濃厚

 エスプール<2471>(JQ)は人材サービス事業を展開し、16年11月期大幅増益予想である。ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件減少や電力スマートメーター設置業務の収益化も寄与して増額が濃厚だろう。株価は8月の年初来高値から一旦反落したが、自律調整が一巡して切り返しの動きを強めている。9月7日は前日比100円(7.56%)高の1424円まで上伸する場面があった。上値を試す展開だろう。なお10月4日に第3四半期累計の業績発表を予定している。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 15年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業41%、人材ソリューション事業59%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業31%、人材ソリューション事業69%だった。

 成長分野への集中投資で事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善を推進する方針だ。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善推進

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。

 ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準だが、物流センター運営代行業務では低採算案件の取引見直しを進めている。当面の売上高は減少するが、高単価の健康食品・化粧品などへの取扱品目シフトや業務効率化などで収益改善を推進する。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 高付加価値サービスとして千葉県中心に事業規模拡大を目指し、早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は子会社エスプールヒューマンソリューションズが展開し、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。16年4月にはエスプールヒューマンソリューションズが、優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定された。15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。

 新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に求人応募受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年11月期上期28社受注し、通期80社の受注を目指している。16年6月には業務拡大に合わせて北海道北見市の自社コールセンターを拡張すると発表した。

■売上総利益率上昇傾向

 15年11月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期16億61百万円、第2四半期17億77百万円、第3四半期18億円、第4四半期20億29百万円、営業利益は22百万円の赤字、53百万円、90百万円の赤字、1億18百万円だった。

 15年11月期は電力スマートメーター設置業務関連費用先行などで14年11月期比大幅減益、最終赤字だったが、売上総利益率は25.3%で同0.5ポイント上昇した。販管費比率は24.5%で同2.8ポイント上昇した。ROEはマイナス9.7%で同44.9ポイント低下、自己資本比率は24.7%で同10.4ポイント低下した。配当は14年11月期と同額の年間10円(期末一括)だった。配当の基本方針は、中長期的な企業価値の向上と継続的・安定的な配当の両立を目指し、連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同10.9%増の30億円で営業利益が同41.7%減の1億63百万円だった。スマートメーター設置業務は営業利益2億63百万円押し下げ要因だった。人材ソリューション事業は売上高が同8.1%増の43億02百万円で営業利益が同16.3%増の3億60百万円だった。コールセンター業務向け人材派遣(前々期比45.4%増収)が好調だった。

■16年11月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 今期(16年11月期)第2四半期累計(12〜5月)の連結業績は、前年同期比25.0%増収、7.8倍営業増益、8.8倍経常増益で、純利益は黒字化した。期初計画に対して売上高が3億76百万円、営業利益が1億86百万円、経常利益が1億85百万円、純利益が1億65百万円上回る大幅増収増益だった。売上高、利益とも第2四半期累計として過去最高だった。

 売上面では、人材ソリューション事業におけるグループ型派遣の推進によって、主力のコールセンター業務と店頭支援業務が好調に推移した。利益面では、人材ソリューション事業の増収効果に加えて、高付加価値化、生産性改善、業務効率化などでビジネスソリューション事業の営業損益が大幅に改善した。

 売上総利益は同51.8%増加し、売上総利益率は29.2%で同5.1ポイント上昇した。販管費は同26.7%増加し、販管費比率は23.5%で同0.4ポイント上昇した。なお期初計画との比較では売上総利益率は5.0ポイント上回り、販管費比率は2.5ポイント下回った。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同17.8%増の16億52百万円で、営業利益が同3.2倍の2億80百万円だった。ロジスティクスアウトソーシングは低採算案件見直しで減収だが、障がい者雇用支援サービスが好調に推移し、スマートメーター設置業務は第2四半期に単月黒字化した。人材ソリューション事業は売上高が同29.9%増の26億69百万円で、営業利益が同55.5%増の2億51百万円だった。コールセンター業務ではグループ型派遣が拡大し、店頭販売支援業務も家電販売領域に業務を拡大した。好採算案件へのシフトも寄与した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期20億38百万円、第2四半期22億60百万円、営業利益は1百万円、2億46百万円だった。

■16年11月期大幅増益予想で増額が濃厚

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想(1月13日公表)は、売上高が前期(15年11月期)比13.1%増の82億20百万円、営業利益が同4.5倍の2億70百万円、経常利益が同5.2倍の2億58百万円、純利益が1億83百万円の黒字(前期は68百万円の赤字)としている。売上高・利益とも過去最高更新予想だ。売上総利益率は28.4%で同3.1ポイント上昇、販管費比率は25.1%で同0.6ポイント上昇の計画としている。配当予想は前期と同額の年間10円(期末一括)で配当性向は16.4%となる。

 人材ソリューション事業ではコールセンター派遣が高水準を維持する。ビジネスソリューション事業ではロジスティクスアウトソーシングが低採算の物流センター運営代行業務を縮小するため大幅減収となるが、低採算案件減少や業務効率化で売上総利益率が改善する。障がい者雇用支援サービスは下期に千葉県内2ヶ所の農園新設で好調を維持する。また愛知県豊明市からの誘致で今期中の開設を目指し、全国展開を本格スタートする。スマートメーター設置業務は通期営業黒字化見通しである。さらに来年度の継続受注を目指す。

 なおセグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同20.0%増の35億99百万円、営業利益が同2.7倍の4億39百万円、人材ソリューション事業の売上高が同10.2%増の47億40百万円、営業利益が同2.8%増の3億70百万円としている。ビジネスソリューション事業の売上高のうちロジスティクスアウトソーシングサービスは同41.6%減の10億円、障がい者雇用支援サービスは同53.5%増の8億72百万円、セールスサポートサービスは同44.6%増の5億15百万円、スマートメーター設置業務は10億21百万円としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.3%、営業利益が91.5%、経常利益が93.0%、純利益が109.3%と高水準である。16年10月予定の社会保険適用拡大、スマートメーター設置業務の受託予定件数などに不確定要因があるとして通期会社予想を据え置いたが、売上総利益率は改善傾向であり、通期会社予想は増額が濃厚だろう。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価の動きを見ると、8月の年初来高値1594円から利益確定売りで一旦反落したが、1200円近辺から切り返しの動きを強めている。そして9月7日は前日比100円(7.56%)高の1424円まで上伸する場面があった。自律調整が一巡したようだ。

 9月7日の終値1422円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS61円05銭で算出)は23〜24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS218円74銭で算出)は6.5倍近辺である。時価総額は約43億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月24日更新]

エスプールは目先的な売り一巡して上値試す、16年11月期大幅増益予想で増額濃厚

 エスプール<2471>(JQ)は人材サービス事業を展開している。ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件減少や電力スマートメーター設置業務の収益化などで16年11月期大幅増益予想である。第2四半期累計の進捗率が高水準で、通期は増額が濃厚だろう。株価は年初来高値圏から急反落したが反発の動きを強めている。目先的な売りが一巡して上値を試す展開だろう。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 15年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業41%、人材ソリューション事業59%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業31%、人材ソリューション事業69%だった。

 成長分野への集中投資で事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善を推進する方針だ。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善推進

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。

 ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準だが、物流センター運営代行業務では低採算案件の取引見直しを進めている。当面の売上高は減少するが、高単価の健康食品・化粧品などへの取扱品目シフトや業務効率化などで収益改善を推進する。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 高付加価値サービスとして千葉県中心に事業規模拡大を目指し、早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は子会社エスプールヒューマンソリューションズが展開し、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。16年4月にはエスプールヒューマンソリューションズが、優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定された。15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。

 新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に求人応募受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年11月期上期28社受注し、通期80社の受注を目指している。16年6月には業務拡大に合わせて北海道北見市の自社コールセンターを拡張すると発表した。

■売上総利益率上昇傾向

 15年11月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期16億61百万円、第2四半期17億77百万円、第3四半期18億円、第4四半期20億29百万円、営業利益は22百万円の赤字、53百万円、90百万円の赤字、1億18百万円だった。

 15年11月期は電力スマートメーター設置業務関連費用先行などで14年11月期比大幅減益、最終赤字だったが、売上総利益率は25.3%で同0.5ポイント上昇した。販管費比率は24.5%で同2.8ポイント上昇した。ROEはマイナス9.7%で同44.9ポイント低下、自己資本比率は24.7%で同10.4ポイント低下した。配当は14年11月期と同額の年間10円(期末一括)だった。配当の基本方針は、中長期的な企業価値の向上と継続的・安定的な配当の両立を目指し、連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同10.9%増の30億円で営業利益が同41.7%減の1億63百万円だった。スマートメーター設置業務は営業利益2億63百万円押し下げ要因だった。人材ソリューション事業は売上高が同8.1%増の43億02百万円で営業利益が同16.3%増の3億60百万円だった。コールセンター業務向け人材派遣(前々期比45.4%増収)が好調だった。

■16年11月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 今期(16年11月期)第2四半期累計(12〜5月)の連結業績は、前年同期比25.0%増収、同7.8倍営業増益、同8.8倍経常増益で、純利益は黒字化した。期初計画に対して売上高が3億76百万円、営業利益が1億86百万円、経常利益が1億85百万円、純利益が1億65百万円上回る大幅増収増益だった。売上高、利益とも第2四半期累計として過去最高だった。

 売上面では、人材ソリューション事業におけるグループ型派遣の推進によって、主力のコールセンター業務と店頭支援業務が好調に推移した。利益面では、人材ソリューション事業の増収効果に加えて、高付加価値化、生産性改善、業務効率化などでビジネスソリューション事業の営業損益が大幅に改善した。

 売上総利益は同51.8%増加し、売上総利益率は29.2%で同5.1ポイント上昇した。販管費は同26.7%増加し、販管費比率は23.5%で同0.4ポイント上昇した。なお期初計画との比較では売上総利益率は5.0ポイント上回り、販管費比率は2.5ポイント下回った。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同17.8%増の16億52百万円で、営業利益が同3.2倍の2億80百万円だった。ロジスティクスアウトソーシングは低採算案件見直しで減収だが、障がい者雇用支援サービスが好調に推移し、スマートメーター設置業務は第2四半期に単月黒字化した。人材ソリューション事業は売上高が同29.9%増の26億69百万円で、営業利益が同55.5%増の2億51百万円だった。コールセンター業務ではグループ型派遣が拡大し、店頭販売支援業務も家電販売領域に業務を拡大した。好採算案件へのシフトも寄与した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期20億38百万円、第2四半期22億60百万円、営業利益は1百万円、2億46百万円だった。

■16年11月期大幅増益予想で増額が濃厚

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想(1月13日公表)は、売上高が前期(15年11月期)比13.1%増の82億20百万円、営業利益が同4.5倍の2億70百万円、経常利益が同5.2倍の2億58百万円、純利益が1億83百万円の黒字(前期は68百万円の赤字)としている。売上高・利益とも過去最高更新予想だ。売上総利益率は28.4%で同3.1ポイント上昇、販管費比率は25.1%で同0.6ポイント上昇の計画としている。配当予想は前期と同額の年間10円(期末一括)で配当性向は16.4%となる。

 人材ソリューション事業ではコールセンター派遣が高水準を維持する。ビジネスソリューション事業ではロジスティクスアウトソーシングが低採算の物流センター運営代行業務を縮小するため大幅減収となるが、低採算案件減少や業務効率化で売上総利益率が改善する。障がい者雇用支援サービスは下期に千葉県内2ヶ所の農園新設で好調を維持する。また愛知県豊明市からの誘致で今期中の開設を目指し、全国展開を本格スタートする。スマートメーター設置業務は通期営業黒字化見通しである。さらに来年度の継続受注を目指す。

 なおセグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同20.0%増の35億99百万円、営業利益が同2.7倍の4億39百万円、人材ソリューション事業の売上高が同10.2%増の47億40百万円、営業利益が同2.8%増の3億70百万円としている。ビジネスソリューション事業の売上高のうちロジスティクスアウトソーシングサービスは同41.6%減の10億円、障がい者雇用支援サービスは同53.5%増の8億72百万円、セールスサポートサービスは同44.6%増の5億15百万円、スマートメーター設置業務は10億21百万円としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.3%、営業利益が91.5%、経常利益が93.0%、純利益が109.3%と高水準である。16年10月予定の社会保険適用拡大、スマートメーター設置業務の受託予定件数などに不確定要因があるとして通期会社予想を据え置いたが、売上総利益率は改善傾向であり、通期会社予想は増額が濃厚だろう。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は急反落したが目先的な売り一巡して反発の動き

 株価の動きを見ると、8月17日の年初来高値1594円まで上伸した後、急反落して22日に1145円まで調整した。しかし23日は1252円まで上伸する場面があり、反発の動きを強めている。

 8月23日の終値1225円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS61円05銭で算出)は20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS218円74銭で算出)は5.6倍近辺である。時価総額は約37億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下ヒゲをつけた。サポートラインを確認した形だ。目先的な売りが一巡して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月27日更新]

エスプールは急伸後の自律調整が一巡して上値試す、16年11月期業績予想は増額濃厚

 エスプール<2471>(JQS)は人材サービス事業を展開している。16年11月期第2四半期累計は売上総利益率が想定を上回り、計画超の大幅増益だった。通期も大幅増益予想で増額が濃厚だろう。ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件減少や電力スマートメーター設置業務の収益化も寄与する。株価は急伸後の自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。13年9月高値も視野に入りそうだ。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 15年11月期のセグメント別(連結調整前)売上高構成比はビジネスソリューション事業41%、人材ソリューション事業59%、営業利益構成比はビジネスソリューション事業31%、人材ソリューション事業69%だった。

 成長分野への集中投資で事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善を推進する方針だ。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善推進

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。

 ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準だが、物流センター運営代行業務では低採算案件の取引見直しを進めている。当面の売上高は減少するが、高単価の健康食品・化粧品などへの取扱品目シフトや業務効率化などで収益改善を推進する。

■障がい者雇用支援サービスは事業規模拡大目指す

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 高付加価値サービスとして千葉県中心に事業規模拡大を目指し、早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

■電力会社スマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業は子会社エスプールヒューマンソリューションズが展開し、コールセンター業務や携帯電話販売業務向け人材派遣を主力としている。16年4月にはエスプールヒューマンソリューションズが、優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定された。15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。

 新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に求人応募受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年11月期上期28社受注し、通期80社の受注を目指している。16年6月には業務拡大に合わせて北海道北見市の自社コールセンターを拡張すると発表した。

■売上総利益率上昇傾向

 15年11月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期16億61百万円、第2四半期17億77百万円、第3四半期18億円、第4四半期20億29百万円、営業利益は22百万円の赤字、53百万円、90百万円の赤字、1億18百万円だった。

 15年11月期は電力スマートメーター設置業務関連費用先行などで14年11月期比大幅減益、最終赤字だったが、売上総利益率は25.3%で同0.5ポイント上昇した。販管費比率は24.5%で同2.8ポイント上昇した。ROEはマイナス9.7%で同44.9ポイント低下、自己資本比率は24.7%で同10.4ポイント低下した。配当は14年11月期と同額の年間10円(期末一括)だった。配当の基本方針は、中長期的な企業価値の向上と継続的・安定的な配当の両立を目指し、連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同10.9%増の30億円で営業利益が同41.7%減の1億63百万円だった。スマートメーター設置業務は営業利益2億63百万円押し下げ要因だった。人材ソリューション事業は売上高が同8.1%増の43億02百万円で営業利益が同16.3%増の3億60百万円だった。コールセンター業務向け人材派遣(前々期比45.4%増収)が好調だった。

■16年11月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 今期(16年11月期)第2四半期累計(12〜5月)の連結業績は、売上高が前年同期比25.0%増の42億98百万円、営業利益が同7.8倍の2億47百万円、経常利益が同8.8倍の2億40百万円、そして純利益が2億円の黒字(前年同期は14百万円の赤字)だった。期初計画に対して売上高が3億76百万円、営業利益が1億86百万円、経常利益が1億85百万円、純利益が1億65百万円上回る大幅増収増益だった。売上高、利益とも第2四半期累計として過去最高だった。

 売上面では、人材ソリューション事業におけるグループ型派遣の推進によって、主力のコールセンター業務と店頭支援業務が好調に推移した。利益面では、人材ソリューション事業の増収効果に加えて、高付加価値化、生産性改善、業務効率化などでビジネスソリューション事業の営業損益が大幅に改善した。

 売上総利益は同51.8%増加し、売上総利益率は29.2%で同5.1ポイント上昇した。販管費は同26.7%増加し、販管費比率は23.5%で同0.4ポイント上昇した。なお期初計画との比較では売上総利益率は5.0ポイント上回り、販管費比率は2.5ポイント下回った。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同17.8%増の16億52百万円、営業利益が同3.2倍の2億80百万円だった。ロジスティクスアウトソーシングは低採算案件見直しで減収減益だが、障がい者雇用支援サービスが増収増益と好調に推移し、スマートメーター設置業務は第2四半期に単月黒字化した。

 人材ソリューション事業は売上高が同29.9%増の26億69百万円、営業利益が同55.5%増の2億51百万円だった。コールセンター業務ではグループ型派遣が拡大し、店頭販売支援業務も家電販売領域に業務を拡大したことで回復傾向のようだ。好採算案件へのシフトも寄与した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期20億38百万円、第2四半期22億60百万円、営業利益は1百万円、2億46百万円だった。

■16年11月期大幅増益予想、さらに増額が濃厚

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想は前回予想(1月13日公表)を据え置いて、売上高が前期(15年11月期)比13.1%増の82億20百万円、営業利益が同4.5倍の2億70百万円、経常利益が同5.2倍の2億58百万円、純利益が1億83百万円の黒字(前期は68百万円の赤字)としている。売上高・利益とも過去最高更新予想だ。売上総利益率は28.4%で同3.1ポイント上昇、販管費比率は25.1%で同0.6ポイント上昇の計画としている。配当予想は前期と同額の年間10円(期末一括)で配当性向は16.4%となる。

 人材ソリューション事業ではコールセンター派遣が高水準を維持する。ビジネスソリューション事業ではロジスティクスアウトソーシングが低採算の物流センター運営代行業務を縮小するため大幅減収となるが、低採算案件減少や業務効率化で売上総利益率が改善する。障がい者雇用支援サービスは下期に千葉県内2ヶ所の農園新設で好調を維持する。また愛知県豊明市からの誘致で今期中の開設を目指し、全国展開を本格スタートする。スマートメーター設置業務は通期営業黒字化見通しである。さらに来年度の継続受注を目指す。

 なおセグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同20.0%増の35億99百万円、営業利益が同2.7倍の4億39百万円、人材ソリューション事業の売上高が同10.2%増の47億40百万円、営業利益が同2.8%増の3億70百万円としている。ビジネスソリューション事業の売上高のうちロジスティクスアウトソーシングサービスは同41.6%減の10億円、障がい者雇用支援サービスは同53.5%増の8億72百万円、セールスサポートサービスは同44.6%増の5億15百万円、スマートメーター設置業務は10億21百万円としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.3%、営業利益が91.5%、経常利益が93.0%、純利益が109.3%と高水準である。16年10月予定の社会保険適用拡大、スマートメーター設置業務の受託予定件数などに不確定要因があるとして通期会社予想を据え置いたが、売上総利益率は改善傾向であり、通期会社予想は増額が濃厚だろう。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は急伸後の自律調整が一巡して上値試す

 株価の動きを見ると、第2四半期累計業績を好感し、7月11日の1433円まで急伸した。15年5月高値1350円を突破して13年9月以来の高値水準だ。その後は目先的な過熱感を強めて一旦反落したが、自律調整の範囲だろう。

 7月26日の終値1179円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS61円05銭で算出)は19〜20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS218円74銭で算出)は5.4倍近辺である。時価総額は約35億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だ。急伸後の自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。13年9月高値2197円も視野に入りそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月21日更新]

エスプールは水準切り上げて上値試す、16年11月期大幅増益予想

 エスプール<2471>(JQS)は人材サービス事業を展開している。16年11月期はロジスティクスアウトソーシングの低採算案件減少や電力スマートメーター設置業務の収益化などで大幅増益予想である。株価は年初来高値を更新して15年7月以来の1000円台にタッチする場面があった。水準を切り上げて上値を試す展開だろう。なお7月5日に第2四半期累計の業績発表を予定している。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 成長分野への集中投資で事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善を推進する方針だ。

■ロジスティクス分野は低採算案件見直しで収益改善推進

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。

 ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準だが、物流センター運営代行業務では低採算案件の取引見直しを進めている。当面の売上高は減少するが、高単価の健康食品・化粧品などへの取扱品目シフトや業務効率化などで収益改善を推進する。

■障がい者雇用支援サービスを拡大

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。高付加価値サービスとして千葉県中心に事業規模を拡大する方針で、早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

■電力会社のスマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)は、コールセンター業務や携帯電話販売業務向けの人材派遣を主力としている。16年4月にはエスプールヒューマンソリューションズが、厚生労働省の委託で設置された優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定された。

 ファミリーマート<8028>FC店舗向けに人材提供を行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。

 また新規事業として15年12月、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象にアルバイト募集受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年11月期第1四半期時点で飲食チェーンなど約20社の契約を獲得し、16年11月期中に30社の受注を目指している。そして6月1日には「Omusubi」業務拡大に合わせて北海道北見市の事務センターを拡張すると発表した。

■15年11月期は電力スマートメーター関連の先行費用で大幅減益

 前期(15年11月期)は人件費の増加や電力スマートメーター設置業務関連費用の先行で大幅減益、最終赤字だった。売上総利益率は25.3%で同0.5ポイント上昇、販管費比率は24.5%で同2.8ポイント上昇した。特別損失に本社移転費用40百万円を計上した。ROEはマイナス9.7%で同44.9ポイント低下、自己資本比率は24.7%で同10.4ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間10円(期末一括)だった。配当の基本方針は、中長期的な企業価値の向上と継続的・安定的な配当の両立を目指し、連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安としている。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同10.9%増の30億円で、営業利益が同41.7%減の1億63百万円だった。電力スマートメーター設置業務は営業利益2億63百万円の押し下げ要因となった。人材ソリューション事業は売上高が同8.1%増の43億02百万円で、営業利益が同16.3%増の3億60百万円だった。コールセンター業務向け人材派遣(前々期比45.4%増収)が好調だった。携帯電話販売業務向け(同10.3%減収)は成長が鈍化した。

 四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(12〜2月)16億61百万円、第2四半期(3〜5月)17億77百万円、第3四半期(6〜8月)18億円、第4四半期(9〜11月)20億29百万円、営業利益は第1四半期22百万円の赤字、第2四半期53百万円、第3四半期90百万円の赤字、第4四半期1億18百万円だった。

■16年11月期第1四半期は営業黒字化

 今期(16年11月期)第1四半期(12月〜2月)の連結業績は、売上高が前年同期比22.7%増の20億38百万円、営業利益が1百万円の黒字(前年同期は22百万円の赤字)、経常利益が0百万円の赤字(同24百万円の赤字)、純利益が8百万円の赤字(同27百万円の赤字)だった。

 人材ソリューション事業が計画を上回るペースで推移し、好採算案件へのシフトなども寄与して営業黒字化した。スマートメーター設置業務は稼働が本格化して営業赤字が縮小した。売上総利益は同39.4%増加し、売上総利益率は24.9%で同3.0ポイント上昇した。販管費は同30.8%増加し、販管費比率は24.8%で同1.5ポイント上昇した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同15.6%増の7億66百万円、営業利益が同43.5%減の12百万円だった。ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件見直しで物流センター運営業務を大幅に縮小し、スマートメーター設置業務先行費用の影響で大幅減益だが、障がい者雇用支援サービスが好調に推移し、スマートメーター設置業務の稼働本格化も寄与して増収だった。なおスマートメーター設置業務の赤字は縮小傾向のようだ。

 人材ソリューション事業は売上高が同27.2%増の12億80百万円、営業利益が同2.0倍の1億18百万円だった。コールセンター業務ではスタッフ定着率向上に主眼を置いたグループ型派遣が拡大し、前期伸び悩んだ店頭販売支援業務も家電販売領域に業務を拡大したことで回復傾向のようだ。人材採用市場における需給逼迫の影響で好採算案件へのシフトが進んだことも寄与した。

■16年11月期大幅増益予想、成長軌道への回帰を期待

 今期(16年11月期)連結業績予想(1月13日公表)については、売上高が前期(15年11月期)比13.1%増の82億20百万円、営業利益が同4.5倍の2億70百万円、経常利益が同5.2倍の2億58百万円、純利益が1億83百万円(前期は68百万円の赤字)としている。売上高・利益とも過去最高更新予想だ。配当予想は前期と同額の年間10円(期末一括)で配当性向は16.4%となる。

 障がい者雇用支援サービスやコールセンター業務が好調に推移する。ロジスティクスアウトソーシングは低採算の物流センター運営代行業務を縮小するため大幅減収となるが、低採算案件減少や業務効率化で売上総利益率が改善する。スマートメーター設置業務は第1四半期に体制整備が完了し、第2四半期内に単月黒字化する見込みだ。売上総利益率は28.4%で同3.1ポイント上昇、販管費比率は25.1%で同0.6ポイント上昇の計画としている。

 なおセグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同20.0%増の35億99百万円、営業利益が同2.7倍の4億39百万円、人材ソリューション事業の売上高が同10.2%増の47億40百万円、営業利益が同2.8%増の3億70百万円としている。ビジネスソリューション事業の売上高のうちロジスティクスアウトソーシングサービスは同41.6%減の10億円、障がい者雇用支援サービスは同53.5%増の8億72百万円、セールスサポートサービスは同44.6%増の5億15百万円、スマートメーター設置業務は10億21百万円としている。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は低水準だが、障がい者雇用支援サービスの農園販売が下期に集中し、スマートメーター設置業務の収益本格貢献が下期からとなるため、下期偏重の期初計画である。障がい者雇用支援サービスやコールセンター業務の好調推移、ロジスティクスアウトソーシングの低採算案件減少による売上総利益率改善、スマートメーター設置業務の収益化、そして改正労働者派遣法も追い風となって成長軌道への回帰が期待される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は水準を切り上げて上値試す

 株価の動きを見ると水準切り上げの展開だ。6月10日には1月の899円を突破して年初来高値を更新し、15年7月以来となる1000円にタッチする場面があった。

 6月20日の終値860円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS61円05銭で算出)は14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS218円74銭で算出)は3.9倍近辺である。時価総額は約26億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だ。水準を切り上げて上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月23日更新]

エスプールは調整一巡して出直り、16年11月期大幅増益予想

 エスプール<2471>(JQS)はロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援、コールセンター向け人材派遣などを中心に人材サービス事業を展開し、電力スマートメーター設置業務も拡大している。16年11月期はロジスティクスの低採算案件の減少やスマートメーター設置業務の収益化も寄与して大幅増益予想である。改正労働者派遣法も追い風となって成長軌道への回帰が期待される。株価は戻り一服の形だがモミ合い煮詰まり感を強めている。調整一巡して出直り展開だろう。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 中期成長に向けて、成長分野への集中投資で積極的な事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善も推進する方針だ。

■ロジスティクス分野は低採算案件の見直しを推進

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準である。

 ただし物流センター運営代行業務では、低収益案件の取引見直しを進めている。そしてネット通販の発送代行業務は、取り扱い品目を高単価の健康食品・化粧品にシフトして収益力向上を推進している。低採算案件の見直しで当面の売上高は減少するが、業務の効率化などで収益改善に取り組んでいる。

■障がい者雇用支援サービスを拡大

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針である。さらに早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。また15年4月には知的障がい者の雇用を促進するため、年内に「わーくはぴねす農園」を3ヶ所増設すると発表した。

 15年2月には就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表している。千葉校開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

 なお16年4月にエスプールプラスが、日本経済新聞社が主催する第4回「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」の企業部門において、ファイナリスト7社に選出されたと発表している。就業機会が少ない重度の知的障がい者専用の企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」運営の取り組みが評価された。

■電力会社のスマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にはエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

 なお除染業務などのフィールドサービスを提供していたエスプールエコロジーについては、現在は事業活動を行っていないため15年12月に解散および清算を発表した。16年5月に清算手続終了予定である。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)は、コールセンター業務や携帯電話販売業務向けの人材派遣を主力としている。

 ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。当社の各種アウトソーシングノウハウとフルキャストの全国規模での採用力を組み合わせることで競争力のあるサービスを提供し、大規模アウトソーシング案件の受注に向けて営業協力を開始する。調査・キャンペーン業務、セールスプロモーション業務の分野を中心に初年度10社の受注を目指すとしている。

 新規事業として、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象にアルバイト募集受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年11月期第1四半期時点で飲食チェーンなど約20社の契約を獲得し、16年11月期中に30社の受注を目指している。

 なお16年4月に子会社エスプールヒューマンソリューションズが、厚生労働省の委託で設置された優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定されたと発表している。

■15年11月期は電力スマートメーター関連の先行費用で大幅減益

 前期(15年11月期)連結業績は前々期(14年11月期)比10.0%増収だったが、71.3%営業減益、74.2%経常減益で、純利益は68百万円の赤字(前々期は1億65百万円の黒字)だった。積極的な人員増員による人件費の増加、電力スマートメーター設置業務関連費用の先行で大幅減益だった。

 売上総利益率は25.3%で同0.5ポイント上昇、販管費比率は24.5%で同2.8ポイント上昇した。特別損失では本社移転費用40百万円を計上した。またROEはマイナス9.7%で同44.9ポイント低下、自己資本比率は24.7%で同10.4ポイント低下、配当は前々期と同額の年間10円(期末一括)だった。配当の基本方針は中長期的な企業価値の向上と継続的・安定的な配当の両立を目指し、連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安として実施する。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同10.9%増の30億円で、営業利益が同41.7%減の1億63百万円だった。電力スマートメーター設置業務は営業利益2億63百万円の押し下げ要因となった。人材ソリューション事業は売上高が同8.1%増の43億02百万円で、営業利益が同16.3%増の3億60百万円だった。コールセンター業務向け人材派遣(前々期比45.4%増収)が好調だった。携帯電話販売業務向け(同10.3%減収)は成長が鈍化した。

 なお15年11月期業績の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)16億61百万円、第2四半期(3月〜5月)17億77百万円、第3四半期(6月〜8月)18億円、第4四半期(9月〜11月)20億29百万円、営業利益は第1四半期22百万円の赤字、第2四半期53百万円、第3四半期90百万円の赤字、第4四半期1億18百万円だった。電力スマートメーター設置業務の稼働本格化で営業損益は改善基調だろう。

■16年11月期第1四半期は営業黒字化

 今期(16年11月期)第1四半期(12月〜2月)の連結業績は、売上高が前年同期比22.7%増の20億38百万円、営業利益が1百万円の黒字(前年同期は22百万円の赤字)、経常利益が0百万円の赤字(同24百万円の赤字)、純利益が8百万円の赤字(同27百万円の赤字)だった。

 人材ソリューション事業が計画を上回るペースで推移し、好採算案件へのシフトなども寄与して営業黒字化した。スマートメーター設置業務は稼働が本格化して営業赤字が縮小した。売上総利益は同39.4%増加し、売上総利益率は24.9%で同3.0ポイント上昇した。販管費は同30.8%増加し、販管費比率は24.8%で同1.5ポイント上昇した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同15.6%増の7億66百万円、営業利益が同43.5%減の12百万円だった。ロジスティクスアウトソーシングサービスにおいて低採算案件の見直しで物流センター運営業務を大幅に縮小した影響、およびスマートメーター設置業務の影響で大幅減益だったが、障がい者雇用支援サービスが好調に推移し、スマートメーター設置業務の稼働本格化も寄与して増収だった。なおスマートメーター設置業務の赤字は縮小傾向のようだ。

 人材ソリューション事業は売上高が同27.2%増の12億80百万円、営業利益が同2.0倍の1億18百万円だった。コールセンター業務ではスタッフ定着率向上に主眼を置いたグループ型派遣が拡大し、前期伸び悩んだ店頭販売支援業務も家電販売領域に業務を拡大したことで回復傾向のようだ。人材採用市場における需給逼迫の影響で好採算案件へのシフトが進んだことも寄与して大幅増益だった。

■16年11月期大幅増益予想、成長軌道への回帰を期待

 今期(16年11月期)の連結業績予想(1月13日公表)については、売上高が前期(15年11月期)比13.1%増の82億20百万円、営業利益が同4.5倍の2億70百万円、経常利益が同5.2倍の2億58百万円、純利益が1億83百万円(前期は68百万円の赤字)としている。2桁増収・大幅増益予想で売上高・利益とも過去最高更新の見込みだ。配当予想は前期と同額の年間10円(期末一括)としている。配当性向は16.4%となる。

 障がい者雇用支援サービスやコールセンター業務が好調に推移する。ロジスティクスアウトソーシングサービスでは低収益の物流センター運営代行業務を縮小するため大幅減収となるが、低収益案件減少や業務効率化で売上総利益率が改善する。スマートメーター設置業務は第1四半期に体制整備が完了し、第2四半期内に単月黒字化する見込みとなった。売上総利益率は28.4%で同3.1ポイント上昇、販管費比率は25.1%で同0.6ポイント上昇の計画としている。

 なおセグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同20.0%増の35億99百万円、営業利益が同2.7倍の4億39百万円、人材ソリューション事業の売上高が同10.2%増の47億40百万円、営業利益が同2.8%増の3億70百万円としている。ビジネスソリューション事業の売上高のうちロジスティクスアウトソーシングサービスは同41.6%減の10億円、障がい者雇用支援サービスは同53.5%増の8億72百万円、セールスサポートサービスは同44.6%増の5億15百万円、スマートメーター設置業務は10億21百万円としている。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は低水準だが、障がい者雇用支援サービスの農園販売が下期に集中し、スマートメーター設置業務の収益本格貢献が下期からとなるため、下期偏重の期初計画である。障がい者雇用支援サービスやコールセンター業務の好調推移、ロジスティクスアウトソーシングサービスの低採算案件減少による売上総利益率改善、スマートメーター設置業務の収益化、そして改正労働者派遣法も追い風となって成長軌道への回帰が期待される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は調整一巡して出直り

 株価の動きを見ると、650円〜750円近辺でモミ合う展開だが、徐々に下値を切り上げてモミ合い煮詰まり感を強めている。

 5月20日の終値725円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS61円05銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS218円74銭で算出)は3.3倍近辺である。時価総額は約22億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が下値を支えて26週移動平均線突破の動きを強めている。調整が一巡して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月25日更新]

エスプールは16年11月期大幅増益予想、成長軌道への回帰を期待

 エスプール<2471>(JQS)はロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援、コールセンター向け人材派遣などを中心に人材サービス事業を展開し、電力スマートメーター設置業務も拡大している。16年11月期はロジスティクスの低採算案件の減少やスマートメーター設置業務の収益化なども寄与して大幅増益予想である。改正労働者派遣法も追い風であり、成長軌道への回帰が期待される。株価は3月の戻り高値から一旦反落したが、調整が一巡して出直り展開だろう。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなど人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 中期成長に向けて、成長分野への集中投資で積極的な事業拡大を図るとともに、低採算案件の見直しなど低収益事業の改善にも取り組んでいる。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善も推進する方針だ。

■ロジスティクス分野は低採算案件の見直しを推進

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの需要は高水準である。低採算案件の見直しで当面の売上高は減少するが、業務の効率化などで収益改善に取り組んでいる。

■障がい者雇用支援サービスを拡大

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針である。さらに早期の全国展開も視野に入れて行政との連携強化に取り組んでいる。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。また15年4月には知的障がい者の雇用を促進するため、年内に「わーくはぴねす農園」を3ヶ所増設すると発表した。

 15年2月には就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表している。千葉校開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

 なお4月4日にエスプールプラスが、日本経済新聞社が主催する第4回「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」の企業部門において、ファイナリスト7社に選出されたと発表している。就業機会が少ない重度の知的障がい者専用の企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」運営の取り組みが評価された。

■電力会社のスマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、子会社エスプールエンジニアリングが電力分野のスマートメーター関連業務を拡大している。

 15年5月にはエスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

 なお除染業務などのフィールドサービスを提供していたエスプールエコロジーについては、現在は事業活動を行っていないため15年12月に解散および清算を発表した。16年5月に清算手続終了予定である。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)は、コールセンター業務や携帯電話販売業務向けの人材派遣を主力としている。

 ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。当社の各種アウトソーシングノウハウとフルキャストの全国規模での採用力を組み合わせることで競争力のあるサービスを提供し、大規模アウトソーシング案件の受注に向けて営業協力を開始する。調査・キャンペーン業務、セールスプロモーション業務の分野を中心に初年度10社の受注を目指すとしている。

 新規事業として、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象にアルバイト募集受付代行サービス「Omusubi」を開始した。16年11月期第1四半期時点で飲食チェーンなど約20社の契約を獲得し、16年11月期中に30社の受注を目指している。

 なお4月1日に子会社エスプールヒューマンソリューションズが、厚生労働省の委託で設置された優良派遣事業者認証委員会が指定した審査認定機関より「優良派遣事業者」として認定されたと発表している。

■15年11月期は電力スマートメーター関連の先行費用で大幅減益

 前期(15年11月期)連結業績は前々期(14年11月期)比10.0%増収だったが、71.3%営業減益、74.2%経常減益で、純利益は68百万円の赤字(前々期は1億65百万円の黒字)だった。積極的な人員増員による人件費の増加、電力スマートメーター設置業務関連費用の先行で大幅減益だった。

 売上総利益率は25.3%で同0.5ポイント上昇、販管費比率は24.5%で同2.8ポイント上昇した。特別損失では本社移転費用40百万円を計上した。またROEはマイナス9.7%で同44.9ポイント低下、自己資本比率は24.7%で同10.4ポイント低下、配当は前々期と同額の年間10円(期末一括)だった。配当の基本方針は中長期的な企業価値の向上と継続的・安定的な配当の両立を目指し、連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安として実施する。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同10.9%増の30億円、営業利益が同41.7%減の1億63百万円だった。障がい者雇用支援サービスで新たに3農園の建設が進み、前々期の約2倍の区画を販売した。新規取引は23社で、新たに107名の障がい者雇用、37名のシルバー雇用の創出に成功した。グループ内業務を集約したセールスサポート関連は大型調査案件が増加した。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスの物流センター運営代行業務では、低収益案件の取引見直しを進めている。そしてネット通販の発送代行業務は、取り扱い品目を高単価の健康食品・化粧品にシフトして収益力向上を推進している。電力スマートメーター設置業務は、営業利益2億63百万円の押し下げ要因となった。15年7月業務開始前の人件費、採用費、研修費、拠点設置費用、備品等の費用支出が先行し、稼働後も業務習得に想定以上の時間を要した。

 人材ソリューション事業は売上高が同8.1%増の43億02百万円、営業利益が同16.3%増の3億60百万円だった。コールセンター業務向け人材派遣(前々期比45.4%増収)が好調だった。携帯電話販売業務向け(同10.3%減収)は成長が鈍化した。コスト面では業務の長期化に伴って社会保険料負担が増加したが、利益率が高い人材紹介の好調や増収効果で吸収した。

 なお15年11月期業績の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)16億61百万円、第2四半期(3月〜5月)17億77百万円、第3四半期(6月〜8月)18億円、第4四半期(9月〜11月)20億29百万円、営業利益は第1四半期22百万円の赤字、第2四半期53百万円、第3四半期90百万円の赤字、第4四半期1億18百万円だった。電力スマートメーター設置業務の稼働本格化で営業損益は改善基調だろう。

■16年11月期第1四半期は営業黒字化

 今期(16年11月期)第1四半期(12月〜2月)の連結業績は、売上高が前年同期比22.7%増の20億38百万円、営業利益が1百万円の黒字(前年同期は22百万円の赤字)、経常利益が0百万円の赤字(同24百万円の赤字)、純利益が8百万円の赤字(同27百万円の赤字)だった。

 人材ソリューション事業が計画を上回るペースで推移し、好採算案件へのシフトなども寄与して営業黒字化した。スマートメーター設置業務は稼働が本格化して営業赤字が縮小した。売上総利益は同39.4%増加し、売上総利益率は24.9%で同3.0ポイント上昇した。販管費は同30.8%増加し、販管費比率は24.8%で同1.5ポイント上昇した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同15.6%増の7億66百万円、営業利益が同43.5%減の12百万円だった。ロジスティクスアウトソーシングサービスにおいて低採算案件の見直しで物流センター運営業務を大幅に縮小した影響、およびスマートメーター設置業務の影響で大幅減益だったが、障がい者雇用支援サービスが好調に推移し、スマートメーター設置業務の稼働本格化も寄与して増収だった。なおスマートメーター設置業務の赤字は縮小傾向のようだ。

 人材ソリューション事業は売上高が同27.2%増の12億80百万円、営業利益が同2.0倍の1億18百万円だった。コールセンター業務ではスタッフ定着率向上に主眼を置いたグループ型派遣が拡大し、前期伸び悩んだ店頭販売支援業務も家電販売領域に業務を拡大したことで回復傾向のようだ。人材採用市場における需給逼迫の影響で好採算案件へのシフトが進んだことも寄与して大幅増益だった。

■16年11月期大幅増益予想、成長軌道への回帰を期待

 今期(16年11月期)の連結業績予想は前回予想(1月13日公表)を据え置いて、売上高が前期(15年11月期)比13.1%増の82億20百万円、営業利益が同4.5倍の2億70百万円、経常利益が同5.2倍の2億58百万円、純利益が1億83百万円(前期は68百万円の赤字)としている。2桁増収・大幅増益予想で、売上高・利益とも過去最高更新の見込みだ。配当予想は前期と同額の年間10円(期末一括)としている。配当性向は16.4%となる。

 障がい者雇用支援サービスやコールセンター業務が好調に推移する。ロジスティクスアウトソーシングサービスでは低収益の物流センター運営代行業務を縮小するため大幅減収となるが、低収益案件減少や業務効率化で売上総利益率が改善する。スマートメーター設置業務は第1四半期に体制整備が完了し、第2四半期内に単月黒字化する見込みとなった。売上総利益率は28.4%で同3.1ポイント上昇、販管費比率は25.1%で同0.6ポイント上昇の計画としている。

 なおセグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同20.0%増の35億99百万円、営業利益が同2.7倍の4億39百万円、人材ソリューション事業の売上高が同10.2%増の47億40百万円、営業利益が同2.8%増の3億70百万円としている。ビジネスソリューション事業の売上高のうちロジスティクスアウトソーシングサービスは同41.6%減の10億円、障がい者雇用支援サービスは同53.5%増の8億72百万円、セールスサポートサービスは同44.6%増の5億15百万円、スマートメーター設置業務は10億21百万円としている。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は低水準だが、障がい者雇用支援サービスの農園販売が下期に集中し、スマートメーター設置業務の収益本格貢献が下期からとなるため、下期偏重の期初計画である。障がい者雇用支援サービスやコールセンター業務の好調推移、ロジスティクスアウトソーシングサービスの低採算案件減少による売上総利益率改善、スマートメーター設置業務の収益化、そして改正労働者派遣法も追い風となって成長軌道への回帰が期待される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月策定の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は調整一巡して出直り

 株価の動きを見ると、3月31日の戻り高値799円から一旦反落したが、4月の直近安値圏650円台から切り返している。調整が一巡したようだ。

 4月22日の終値744円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS61円05銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS218円74銭で算出)は3.4倍近辺である。時価総額は約22億円である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を素早く回復した。週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなり、26週移動平均線突破の動きを強めている。調整が一巡して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月28日更新]

エスプールは調整一巡して出直り、16年11月期大幅増益予想で成長軌道へ回帰

 エスプール<2471>(JQS)はロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援、コールセンター向け人材派遣などを中心に人材サービス事業を展開し、新規分野として電力スマートメーター設置業務を拡大している。16年11月期はロジスティクスの低収益案件の減少や、電力スマートメーター設置業務の収益化などで大幅増益予想だ。改正労働者派遣法も追い風であり、成長軌道への回帰が期待される。株価は2月安値圏から切り返している。調整が一巡して出直り展開だろう。なお4月5日に第1四半期(12月〜2月)の業績発表を予定している。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなどの人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

■ロジスティクス分野はネット通販市場拡大が追い風

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスを展開している。ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの稼働率は高水準である。

■障がい者雇用支援サービスを拡大

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。また15年4月には知的障がい者の雇用を促進するため、年内に「わーくはぴねす農園」を3ヶ所増設すると発表した。

 15年2月には就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表している。千葉校開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

■電力会社のスマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、新規分野として電力会社が推進するスマートメーター関連業務を拡大する。14年9月に子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務を開始した。

 15年3月には子会社エスプールエンジニアリングを設立し、大規模な工事を請け負うことができる特定建設業(電気工事業、管工事業)の許可を取得した。エスプールエコロジーが行っていた業務についても新会社に順次移管する。

 15年5月には、エスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。今回の受注を皮切りに、確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

 なお除染業務などのフィールドサービスを提供していたエスプールエコロジーについては、現在は事業活動を行っていないため15年12月に解散および清算を発表した。16年5月に清算手続終了予定である。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)は、コールセンター業務や携帯電話販売業務向けの人材派遣を主力としている。

 ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。当社の各種アウトソーシングノウハウとフルキャストの全国規模での採用力を組み合わせることで競争力のあるサービスを提供し、大規模アウトソーシング案件の受注に向けて営業協力を開始する。調査・キャンペーン業務、セールスプロモーション業務の分野を中心に初年度10社の受注を目指すとしている。

 さらに新規事業として、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に「アルバイト応募受付代行サービス」を開始する。飲食チェーンなど大手企業数社からの受注が決定し、16年11月期中に30社の受注を目指す。

■15年11月期は電力スマートメーター関連費用が先行して大幅減益

 前期(15年11月期)の連結業績は、前々期(14年11月期)比10.0%増収だが、同71.3%営業減益、同74.2%経常減益で、純利益は68百万円の赤字(前々期は1億65百万円の黒字)だった。人材派遣サービスや障がい者雇用支援サービスが伸長し、電力スマートメーター設置業務関連の稼働も寄与して売上高は過去最高を更新したが、積極的な人員増員による人件費の増加、電力スマートメーター設置業務関連費用の先行で大幅減益だった。

 売上総利益率は25.3%で同0.5ポイント上昇、販管費比率は24.5%で同2.8ポイント上昇した。特別損失では本社移転費用40百万円を計上した。またROEはマイナス9.7%で同44.9ポイント低下、自己資本比率は24.7%で同10.4ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間10円(期末一括)だった。配当の基本方針は、中長期的な企業価値の向上と継続的・安定的な配当の両立を目指し、連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安として実施する。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同10.9%増の30億円、営業利益が同41.7%減の1億63百万円だった。障がい者雇用支援サービスで新たに3農園の建設が進み、前々期の約2倍の区画を販売した。新規取引は23社で、新たに107名の障がい者雇用、37名のシルバー雇用の創出に成功した。グループ内業務を集約したセールスサポート関連は大型調査案件が増加した。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスの物流センター運営代行業務は、低収益案件の取引見直しなどで縮小している。そしてネット通販の発送代行業務は、取り扱い品目を高単価の健康食品・化粧品にシフトして収益力向上を推進している。

 電力スマートメーター設置業務は、15年7月業務開始前の人件費、採用費、研修費、拠点設置費用、備品等の費用支出が先行し、稼働後も業務習得に想定以上の時間を要した。電力スマートメーター設置業務関連が営業利益2億63百万円の押し下げ要因となった。

 人材ソリューション事業は売上高が同8.1%増の43億02百万円、営業利益が同16.3%増の3億60百万円だった。主力のコールセンター業務向け人材派遣(前々期比45.4%増収)が好調に推移した。携帯電話販売業務向け(同10.3%減収)は成長が鈍化した。コスト面では業務の長期化に伴って社会保険料負担が増加したが、利益率が高い人材紹介の好調や増収効果で吸収した。

 なお15年11月期業績の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)16億61百万円、第2四半期(3月〜5月)17億77百万円、第3四半期(6月〜8月)18億円、第4四半期(9月〜11月)20億29百万円、営業利益は第1四半期22百万円の赤字、第2四半期53百万円、第3四半期90百万円の赤字、第4四半期1億18百万円だった。電力スマートメーター設置業務の稼働本格化で営業損益は改善基調だろう。

■16年11月期は大幅増益予想、成長軌道へ回帰

 今期(16年11月期)の連結業績予想(1月13日公表)については、売上高が前期(15年11月期)比13.1%増の82億20百万円、営業利益が同4.5倍の2億70百万円、経常利益が同5.2倍の2億58百万円、純利益が1億83百万円(前期は68百万円の赤字)としている。2桁増収・大幅増益予想で、売上高・利益とも過去最高更新の見込みだ。配当予想は前期と同額の年間10円(期末一括)としている。配当性向は16.4%となる。

 人材派遣サービスや障がい者雇用支援サービスが好調に推移し、電力スマートメーター設置業務関連の収益化も寄与する。ロジスティクスアウトソーシングサービスでは低収益の物流センター運営代行業務を縮小するため大幅減収となるが、低収益案件の減少で売上総利益率が改善する。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善も推進する方針だ。売上総利益率は28.4%で同3.1ポイント上昇、販管費比率は25.1%で同0.6ポイント上昇の計画としている。

 なおセグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同20.0%増の35億99百万円、営業利益が同2.7倍の4億39百万円、人材ソリューション事業の売上高が同10.2%増の47億40百万円、営業利益が同2.8%増の3億70百万円としている。

 またビジネスソリューション事業の売上高のうち、ロジスティクスアウトソーシングサービスは同41.6%減の10億円、障がい者雇用支援サービスは同53.5%増の8億72百万円、セールスサポートサービスは同44.6%増の5億15としている。電力スマートメーター設置業務は売上高が10億21百万円で、第2四半期での単月黒字化を計画している。

 15年11月期は大幅減益だったが、16年11月期は大幅増益予想だ。なお障がい者雇用支援サービスの農園販売が下期に集中し、電力スマートメーター設置業務の収益貢献が下期からとなるため、下期偏重の期初計画となっている。人材派遣サービスや障がい者雇用支援サービスの好調推移、ロジスティクスアウトソーシングサービスの低収益案件減少による売上総利益率改善、電力スマートメーター設置業務の収益化、そして改正労働者派遣法も追い風となって成長軌道への回帰が予想される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月発表の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。

 社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡して出直り

 株価の動きを見ると、2月12日の昨年来安値546円から切り返している。3月25日には746円まで上伸した。調整が一巡し、16年11月期大幅増益予想を評価する動きだろう。

 3月25日の終値717円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS61円05銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.4%近辺、前期実績の連結PBR(前期実績の連結BPS218円74銭で算出)は3.3倍近辺である。時価総額は約22億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を突破し、25日移動平均線が上向きに転じた。また週足チャートで見ると13週移動平均線を突破した。さらに26週移動平均線突破の動きを強めている。16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。改正労働者派遣法も追い風だ。調整が一巡して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月01日更新]

エスプールの16年11月期は大幅増益予想、成長軌道へ回帰

 エスプール<2471>(JQS)はロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援、コールセンター向け人材派遣などを中心に人材サービス事業を展開し、新規分野として電力スマートメーター設置業務などを拡大している。16年11月期はロジスティクスの低収益案件の減少や、電力スマートメーター設置業務の収益化も寄与して大幅増益予想だ。改正労働者派遣法も追い風であり、成長軌道への回帰が期待される。株価は13年8月急伸前以来の安値圏だが、調整が一巡して反発のタイミングだろう。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなどの人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

■ロジスティクス分野はネット通販市場拡大が追い風

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスで新規顧客獲得を推進している。ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの稼働率は高水準である。

■障がい者雇用支援サービスを拡大

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。また15年4月には知的障がい者の雇用を促進するため、年内に「わーくはぴねす農園」を3ヶ所増設すると発表した。

 15年2月には就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表している。千葉校開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

■電力会社のスマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、新規分野として電力会社が推進するスマートメーター関連業務を拡大する。14年9月に子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務を開始した。

 15年3月には子会社エスプールエンジニアリングを設立し、大規模な工事を請け負うことができる特定建設業(電気工事業、管工事業)の許可を取得した。エスプールエコロジーが行っていた業務についても新会社に順次移管する。

 15年5月には、エスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定しており、このうち約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。今回の受注を皮切りに、確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

 なお除染業務などのフィールドサービスを提供していたエスプールエコロジーについては、現在は事業活動を行っていないため15年12月に解散および清算を発表した。16年5月に清算手続終了予定である。

■グループのセールスサポート関連を集約

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約(ビジネスソリューション事業)し、事業拡大と収益性向上を目指す。

■人材ソリューション事業はコールセンター業務向け人材派遣が主力

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)は、コールセンター業務や携帯電話販売業務向けの人材派遣を主力としている。

 またファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。当社の各種アウトソーシングノウハウとフルキャストの全国規模での採用力を組み合わせることで競争力のあるサービスを提供し、大規模アウトソーシング案件の受注に向けて営業協力を開始する。調査・キャンペーン業務、セールスプロモーション業務の分野を中心に初年度10社の受注を目指すとしている。

 また新規事業として、小売・飲食・サービス業などアルバイトを多く採用する企業を対象に「アルバイト応募受付代行サービス」を開始する。飲食チェーンなど大手企業数社からの受注が決定し、16年11月期中に30社の受注を目指す。

■15年11月期は大幅減益、電力スマートメーター関連の費用が先行

 1月13日発表の前期(15年11月期)連結業績は売上高が前々期比10.0%増の72億67百万円だが、営業利益が同71.3%減の59百万円、経常利益が同74.2%減の49百万円、純利益が68百万円の赤字(前々期は1億65百万円の黒字)だった。配当は前々期と同額の年間10円(期末一括)とした。

 人材派遣サービスや障がい者雇用支援サービスが伸長し、電力スマートメーター設置業務関連の稼働も寄与して売上高は過去最高を更新したが、積極的な人員増員による人件費の増加、電力スマートメーター設置業務関連の費用先行で大幅減益だった。

 売上総利益率は25.3%で同0.5ポイント上昇、販管費比率は24.5%で同2.8ポイント上昇した。特別損失では本社移転費用40百万円を計上した。またROEはマイナス9.7%で同44.9ポイント低下、自己資本比率は24.7%で同10.4ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間10円(期末一括)とした。配当の基本方針は、中長期的な企業価値の向上と継続的・安定的な配当の両立を目指し、連結ベースでの株主資本配当率(DOE)5%を目安として実施する。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同10.9%増の30億円、営業利益が同41.7%減の1億63百万円だった。障がい者雇用支援サービスで新たに3農園の建設が進み、前々期の約2倍の区画を販売した。新規取引は23社で、新たに107名の障がい者雇用、37名のシルバー雇用の創出に成功した。グループ内業務を集約したセールスサポート関連は大型調査案件が増加した。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスの物流センター運営代行業務は、低収益案件の取引見直しなどで縮小している。そしてネット通販の発送代行業務は、取り扱い品目を高単価の健康食品・化粧品にシフトして収益力向上を推進している。

 電力スマートメーター設置業務は、15年7月業務開始前の人件費、採用費、研修費、拠点設置費用、備品等の費用支出が先行し、稼働後も業務習得に想定以上の時間を要した。電力スマートメーター設置業務関連が営業利益2億63百万円の押し下げ要因となった。

 人材ソリューション事業は売上高が同8.1%増の43億02百万円、営業利益が同16.3%増の3億60百万円だった。主力のコールセンター業務向け人材派遣(前々期比45.4%増収)が好調に推移した。携帯電話販売業務向け(同10.3%減収)は成長が鈍化した。コスト面では業務の長期化に伴って社会保険料負担が増加したが、利益率が高い人材紹介の好調や増収効果で吸収した。

 なお15年11月期業績の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)16億61百万円、第2四半期(3月〜5月)17億77百万円、第3四半期(6月〜8月)18億円、第4四半期(9月〜11月)20億29百万円、営業利益は第1四半期22百万円の赤字、第2四半期53百万円、第3四半期90百万円の赤字、第4四半期1億18百万円だった。電力スマートメーター設置業務の稼働本格化で営業損益は改善基調だろう。

■16年11月期は大幅増益予想、成長軌道へ回帰

 今期(16年11月期)の連結業績予想(1月13日公表)については、売上高が前期比13.1%増の82億20百万円、営業利益が同4.5倍の2億70百万円、経常利益が同5.2倍の2億58百万円、純利益が1億83百万円(前期は68百万円の赤字)としている。2桁増収・大幅増益予想で、売上高・利益とも過去最高更新の見込みだ。配当予想は前期と同額の年間10円(期末一括)としている。配当性向は16.4%となる。

 人材派遣サービスや障がい者雇用支援サービスが好調に推移し、電力スマートメーター設置業務関連の収益化も寄与する。ロジスティクスアウトソーシングサービスでは低収益の物流センター運営代行業務を縮小するため大幅減収となるが、低収益案件の減少で売上総利益率が改善する。継続的な収益の確保が期待できるストック型サービスの構成比を高めることで収益構造の抜本的な改善も推進する方針だ。売上総利益率は28.4%で同3.1ポイント上昇、販管費比率は25.1%で同0.6ポイント上昇の計画としている。

 なおセグメント別(連結調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同20.0%増の35億99百万円、営業利益が同2.7倍の4億39百万円、人材ソリューション事業の売上高が同10.2%増の47億40百万円、営業利益が同2.8%増の3億70百万円としている。

 またビジネスソリューション事業の売上高のうち、ロジスティクスアウトソーシングサービスは同41.6%減の10億円、障がい者雇用支援サービスは同53.5%増の8億72百万円、セールスサポートサービスは同44.6%増の5億15としている。電力スマートメーター設置業務は売上高が10億21百万円で、第2四半期での単月黒字化を計画している。

 15年11月期は大幅減益だったが、16年11月期は大幅増益予想だ。なお障がい者雇用支援サービスの農園販売が下期に集中し、電力スマートメーター設置業務の収益貢献が下期からとなるため、下期偏重の期初計画となっている。人材派遣サービスや障がい者雇用支援サービスの好調推移、ロジスティクスアウトソーシングサービスの低収益案件減少による売上総利益率改善、電力スマートメーター設置業務の収益化、そして改正労働者派遣法も追い風となって成長軌道への回帰が予想される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月発表の新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。

 社会貢献性が高い分野、景気変化に強い分野、参入障壁が高い分野でバランスの取れたポートフォリオ経営を推進し、ストック型ビジネスの強化、低収益事業の改善、新たな収益柱の構築を目指す方針だ。

 経営目標値は、営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。人材確保が課題だが、アウトソーシング需要は高水準であり、高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡して反発のタイミング

 株価の動きを見ると、15年11月期大幅減益を嫌気し、さらに地合い悪化も影響して水準を切り下げ、1月18日には641円まで調整した。13年8月急伸前以来の安値圏だ。その後は650円〜700円近辺で推移して下げ渋る動きだ。調整が一巡したようだ。

 1月29日の終値665円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS61円05銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.5%近辺、前期実績の連結PBR(前期実績の連結BPS218円74銭で算出)は3.0倍近辺である。時価総額は約20億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線近辺から大陰線を引いて調整局面だが、日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が10%を超えて売られ過ぎ感の強い水準だ。16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。改正労働者派遣法も追い風だ。調整が一巡して反発のタイミングだろう。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月16日更新]

エスプールは15年11月期先行投資負担だが16年11月期成長軌道へ回帰

 エスプール<2471>(JQS)はロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなどを中心に人材サービス事業を展開し、新規分野として電力会社のスマートメーター関連業務を拡大する。15年11月期は先行費用負担で減益予想だが、16年11月期は成長軌道への回帰が予想される。改正労働者派遣法も追い風となりそうだ。株価は下値固めが完了して安値圏モミ合いから上放れの展開が期待される。なお1月13日に15年11月期決算発表を予定している。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなどの人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

 なお除染業務などのフィールドサービスを提供していたエスプールエコロジーについては、現在は事業活動を行っていないため、12月10日に解散および清算を発表した。

■ロジスティクス分野はネット通販市場拡大が追い風

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスで新規顧客獲得を推進している。ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの稼働率は高水準である。

■障がい者雇用支援サービスを拡大

 障がい者雇用支援サービスは障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。また15年4月には知的障がい者の雇用を促進するため、年内に「わーくはぴねす農園」を3ヶ所増設すると発表した。

 15年2月には就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表している。千葉校開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

■電力会社のスマートメーター関連業務を拡大

 フィールドマーケティングサービスでは、新規分野として電力会社が推進するスマートメーター関連業務を拡大する。14年9月に子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務を開始した。

 15年3月には子会社エスプールエンジニアリングの設立と、大規模な工事を請け負うことができる特定建設業(電気工事業、管工事業)の許可取得を発表した。新会社設立に伴ってエスプールエコロジーが行っていた業務についても新会社に順次移管する。

 15年5月には、エスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定し、このうちの約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。今回の受注を皮切りに、確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■販売促進支援分野は収益性向上目指す

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)では、ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約し、事業拡大と収益性向上を目指す。

 また15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。当社の各種アウトソーシングノウハウとフルキャストの全国規模での採用力を組み合わせることで競争力のあるサービスを提供し、大規模アウトソーシング案件の受注に向けて営業協力を開始する。調査・キャンペーン業務、セールスプロモーション業務の分野を中心に初年度10社の受注を目指すとしている。

■15年11月期は先行投資負担だが、16年11月期は成長軌道へ回帰

 前期(15年11月期)の連結業績予想(7月2日に売上高を増額、利益を減額修正)は、売上高が前々期比13.8%増の75億18百万円、営業利益が同27.2%減の1億50百万円、経常利益が同26.8%減の1億40百万円、そして純利益が同59.7%減の66百万円としている。配当予想(1月14日公表)は前期と同額の年間10円(期末一括)としている。予想配当性向は45.0%となる。

 東京電力のスマートメーター設置業務を15年7月開始することも寄与して2桁増収だが、スマートメーター設置業務の本格的な利益貢献は16年11月期となり、15年11月期は業務開始前に発生する人件費、採用費、教育訓練費、拠点整備に係る費用負担が先行する。スマートメーター設置業務以外の新事業についても、計画を前倒しして人員補強などの先行投資を実施するため2桁減益予想だ。なお本社移転費用を特別損失で41百万円計上する。

 セグメント別(連結調整前)計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同30.8%増の35億38百万円、営業利益が同3.0%減の2億72百万円、人材ソリューション事業の売上高が同2.9%増の40億94百万円、営業利益が同3.4%増の3億20百万円としている。

 第3四半期累計(12月〜8月)は、売上高が前年同期比8.0%増の52億38百万円、営業利益が59百万円の赤字(前年同期は1億55百万円の黒字)、経常利益が66百万円の赤字(同1億47百万円の黒字)、純利益が1億24百万円の赤字(同1億21百万円の黒字)だった。

 ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングサービスはインバウンド需要やネット通販市場の拡大を背景として、また人材ソリューション事業のコールセンター業務は人材不足を背景として、いずれも好調に推移している。ビジネスソリューション事業の障がい者雇用支援サービスは第3農園が完成し、新規企業への農園設備の販売および障がい者の採用支援業務が順調に増加した。

 ただしビジネスソリューション事業のフィールドマーケティングサービスにおいて、15年7月業務開始のスマートメーター設置業務に係る先行準備費用(約200名の採用・研修費、業務開始前の人件費負担、14ヶ所の事務所開設費および工具購入費など約1億50百万円の先行支出)の発生、さらに本社移転に係る費用36百万円の特別損失計上などで、各利益は赤字となった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同8.9%増の21億37百万円、営業利益が同90.4%減の18百万円、人材ソリューション事業は売上高が同5.9%増の31億29百万円、営業利益が同6.5%増の2億55百万円だった。スマートメーター設置業務については、開始当初は安全性を最優先として伸長に業務を遂行しているため、第3四半期(6月〜8月)には採算ベースに至っていない。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)16億61百万円、第2四半期(3月〜5月)17億77百万円、第3四半期(6月〜8月)18億円、営業利益は第1四半期22百万円の赤字、第2四半期53百万円、第3四半期90百万円の赤字だった。 

 15年11月期は先行費用負担で減益予想だが、ロジスティクス関連は拡大基調であり、16年11月期はスマートメーター設置業務が収益化し、改正労働者派遣法も追い風となって成長軌道への回帰が予想される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月に発表した新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。

 社会貢献性・成長性の高い分野での事業展開、ニッチな分野・参入障壁の高い分野での事業展開を推進し、経営目標値は営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調だろう。

■株価は下値固め完了、安値圏モミ合いから上放れ期待

 株価の動きを見ると、やや反発力が鈍く概ね安値圏800円近辺でモミ合う展開だ。ただし8月下旬〜10月中旬の年初来安値圏700円近辺で下値固めは完了している。そしてモミ合い煮詰まり感も強めている。

 12月15日の終値805円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS22円21銭で算出)は36〜37倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS251円66銭で算出)は3.2倍近辺である。時価総額は約24億円である。

 週足チャートで見ると、一旦は26週移動平均線に戻りを押さえられたが、下向きから横向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。15年11月期は先行費用負担で減益予想だが、16年11月期は成長軌道への回帰が予想される。改正労働者派遣法も追い風であり、安値圏モミ合いから上放れの展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月26日更新]

エスプールは下値固め完了して出直り、16年11月期は成長軌道へ回帰

 エスプール<2471>(JQS)はロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなどを中心に人材サービス事業を展開している。株価は下値固めが完了して強基調に転換する動きだ。15年11月期はスマートメーター設置業務の先行費用負担で減益だが、16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。改正労働者派遣法も追い風であり、出直りの動きを強めそうだ。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなどの人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

■ロジスティクス分野はネット通販市場拡大が追い風

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスで新規顧客獲得を推進している。ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの稼働率は高水準である。

■障がい者雇用支援サービスを拡大

 障がい者雇用支援サービスは障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。また15年4月には知的障がい者の雇用を促進するため、年内に「わーくはぴねす農園」を3ヶ所増設すると発表した。

 15年2月には就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表している。千葉校開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

■電力会社のスマートメーター関連業務を育成

 フィールドマーケティングサービスでは、新規分野として電力会社が推進するスマートメーター関連業務を拡大する。14年9月に子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務を開始した。

 15年3月には子会社エスプールエンジニアリングの設立と、大規模な工事を請け負うことができる特定建設業(電気工事業、管工事業)の許可取得を発表した。新会社設立に伴ってエスプールエコロジーが行っていた業務についても新会社に順次移管する。

 15年5月には、エスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定し、このうちの約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。今回の受注を皮切りに、確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■販売促進支援分野は収益性向上目指す

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)では、ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約し、事業拡大と収益性向上を目指す。

 また15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。当社の各種アウトソーシングノウハウとフルキャストの全国規模での採用力を組み合わせることで競争力のあるサービスを提供し、大規模アウトソーシング案件の受注に向けて営業協力を開始する。調査・キャンペーン業務、セールスプロモーション業務の分野を中心に初年度10社の受注を目指すとしている。

■15年11月期は先行投資負担だが、16年11月期は成長軌道へ回帰

 今期(15年11月期)の連結業績予想(7月2日に売上高を増額、利益を減額修正)は、売上高が前期比13.8%増の75億18百万円、営業利益が同27.2%減の1億50百万円、経常利益が同26.8%減の1億40百万円、そして純利益が同59.7%減の66百万円としている。配当予想(1月14日公表)は前期と同額の年間10円(期末一括)としている。予想配当性向は45.0%となる。

 東京電力のスマートメーター設置業務を15年7月開始することも寄与して2桁増収だが、スマートメーター設置業務の本格的な利益貢献は16年11月期となり、15年11月期は業務開始前に発生する人件費、採用費、教育訓練費、拠点整備に係る費用負担が先行する。スマートメーター設置業務以外の新事業についても、計画を前倒しして人員補強などの先行投資を実施するため2桁減益予想だ。なお本社移転費用を特別損失で41百万円計上する。

 セグメント別(連結調整前)計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同30.8%増の35億38百万円、営業利益が同3.0%減の2億72百万円、人材ソリューション事業の売上高が同2.9%増の40億94百万円、営業利益が同3.4%増の3億20百万円としている。

 第3四半期累計(12月〜8月)は、売上高が前年同期比8.0%増の52億38百万円、営業利益が59百万円の赤字(前年同期は1億55百万円の黒字)、経常利益が66百万円の赤字(同1億47百万円の黒字)、純利益が1億24百万円の赤字(同1億21百万円の黒字)だった。

 ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングサービスはインバウンド需要やネット通販市場の拡大を背景として、また人材ソリューション事業のコールセンター業務は人材不足を背景として、いずれも好調に推移した。ビジネスソリューション事業の障がい者雇用支援サービスは第3農園が完成し、新規企業への農園設備の販売および障がい者の採用支援業務が順調に増加した。

 ただしビジネスソリューション事業のフィールドマーケティングサービスにおいて、15年7月業務開始のスマートメーター設置業務に係る先行準備費用(約200名の採用・研修費、業務開始前の人件費負担、14ヶ所の事務所開設費および工具購入費など約1億50百万円の先行支出)の発生、さらに本社移転に係る費用36百万円の特別損失計上などで、各利益は赤字となった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同8.9%増の21億37百万円、営業利益が同90.4%減の18百万円、人材ソリューション事業は売上高が同5.9%増の31億29百万円、営業利益が同6.5%増の2億55百万円だった。スマートメーター設置業務については、開始当初は安全性を最優先として伸長に業務を遂行しているため、第3四半期(6月〜8月)には採算ベースに至っていないようだ。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)16億61百万円、第2四半期(3月〜5月)17億77百万円、第3四半期(6月〜8月)18億円、営業利益は第1四半期22百万円の赤字、第2四半期53百万円、第3四半期90百万円の赤字だった。 

 15年11月期は先行費用負担で減益予想だが、ロジスティクス関連は拡大基調であり、16年11月期はスマートメーター設置業務が収益化し、改正労働者派遣法も追い風となって成長軌道への回帰が期待される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月に発表した新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。

 社会貢献性・成長性の高い分野での事業展開、ニッチな分野・参入障壁の高い分野での事業展開を推進し、経営目標値は営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調だろう。

■株価は下値固め完了、16年11月期の成長軌道回帰期待

 株価の動きを見ると、8月安値685円、9月安値692円、そして10月安値700円と徐々に下値を切り上げている。15年11月期減益予想の織り込みが完了し、8月下旬〜10月中旬の安値圏700円近辺で下値固めが完了したようだ。

 11月25日の終値871円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS22円21銭で算出)は39〜40倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS251円66銭で算出)は3.5倍近辺である。時価総額は約26億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を突破して上伸した。そして25日移動平均線が上向きに転じてサポートラインとなった。また週足チャートで見ると13週移動平均線を突破した。強基調へ転換する動きだ。15年11月期は先行費用負担で減益予想だが、16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。改正労働者派遣法も追い風であり、出直りの動きを強めそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月29日更新]

エスプールは改正労働者派遣法も追い風で16年11月期は成長軌道へ回帰

 エスプール<2471>(JQS)はロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなどを中心に人材サービス事業を展開している。15年11月期はスマートメーター設置業務の先行費用負担だが、16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。改正労働者派遣法も追い風だ。株価は15年11月期減益予想を織り込んで下値固め完了感を強めている。出直り展開だろう。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなどの人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

■ロジスティクス分野はネット通販市場拡大が追い風

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスで新規顧客獲得を推進している。ネット通販市場の拡大やインバウンド需要の増加を背景として物流センターの稼働率は高水準である。

■障がい者雇用支援サービスを拡大

 障がい者雇用支援サービスは障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。また15年4月には知的障がい者の雇用を促進するため、年内に「わーくはぴねす農園」を3ヶ所増設すると発表した。

 15年2月には就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表している。千葉校開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

■電力会社のスマートメーター関連業務を育成

 フィールドマーケティングサービスでは、新規分野として電力会社が推進するスマートメーター関連業務を育成する。14年9月に子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務を開始した。

 15年3月には子会社エスプールエンジニアリングの設立と、大規模な工事を請け負うことができる特定建設業(電気工事業、管工事業)の許可取得を発表した。新会社設立に伴ってエスプールエコロジーが行っていた業務についても新会社に順次移管する。

 15年5月には、エスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定し、このうちの約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。今回の受注を皮切りに、確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■販売促進支援分野は収益性向上目指す

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)では、ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約し、事業拡大と収益性向上を目指す。

 また15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。当社の各種アウトソーシングノウハウとフルキャストの全国規模での採用力を組み合わせることで競争力のあるサービスを提供し、大規模アウトソーシング案件の受注に向けて営業協力を開始する。調査・キャンペーン業務、セールスプロモーション業務の分野を中心に初年度10社の受注を目指すとしている。

■15年11月期は先行投資負担だが、16年11月期は成長軌道へ回帰

 今期(15年11月期)第3四半期累計(12月〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比8.0%増の52億38百万円だが、営業利益が59百万円の赤字(前年同期は1億55百万円の黒字)、経常利益が66百万円の赤字(同1億47百万円の黒字)、純利益が1億24百万円の赤字(同1億21百万円の黒字)だった。

 ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングサービスはインバウンド需要やネット通販市場の拡大を背景として、また人材ソリューション事業のコールセンター業務は人材不足を背景として、いずれも好調に推移した。ビジネスソリューション事業の障がい者雇用支援サービスは第3農園が完成し、新規企業への農園設備の販売および障がい者の採用支援業務が順調に増加した。

 ただしビジネスソリューション事業のフィールドマーケティングサービスにおいて、15年7月業務開始のスマートメーター設置業務に係る先行準備費用(約200名の採用・研修費、業務開始前の人件費負担、14ヶ所の事務所開設費および工具購入費など約1億50百万円の先行支出)の発生、さらに本社移転に係る費用36百万円の特別損失計上などで、各利益は赤字となった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同8.9%増の21億37百万円、営業利益が同90.4%減の18百万円、人材ソリューション事業は売上高が同5.9%増の31億29百万円、営業利益が同6.5%増の2億55百万円だった。スマートメーター設置業務については、開始当初は安全性を最優先として伸長に業務を遂行しているため、第3四半期(6月〜8月)には採算ベースに至っていないようだ。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)16億61百万円、第2四半期(3月〜5月)17億77百万円、第3四半期(6月〜8月)18億円、営業利益は第1四半期22百万円の赤字、第2四半期53百万円、第3四半期90百万円の赤字だった。 

 通期の連結業績予想は、前回予想(7月2日に売上高を増額、利益を減額修正)を据え置いて、売上高が前期比13.8%増の75億18百万円、営業利益が同27.2%減の1億50百万円、経常利益が同26.8%減の1億40百万円、純利益が同59.7%減の66百万円としている。配当予想は前回予想(1月14日公表)を据え置いて、前期と同額の年間10円(期末一括)としている。予想配当性向は45.0%となる。

 東京電力のスマートメーター設置業務を15年7月開始するため売上高を増額修正したが、スマートメーター設置業務の本格的な利益貢献は16年11月期となり、15年11月期は業務開始前に発生する人件費、採用費、教育訓練費、拠点整備に係る費用負担が先行する。スマートメーター設置業務以外の新事業についても、計画を前倒しして人員補強などの先行投資を実施するため各利益を減額修正した。なお本社移転費用を特別損失で41百万円計上する。

 修正後のセグメント別(全社費用等調整前)計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同30.8%増の35億38百万円、営業利益が同3.0%減の2億72百万円、人材ソリューション事業の売上高が同2.9%増の40億94百万円、営業利益が同3.4%増の3億20百万円としている。

 15年11月期は先行費用負担で減益予想だが、ロジスティクス関連は拡大基調であり、16年11月期はスマートメーター設置業務が収益化し、改正労働者派遣法も追い風となって成長軌道への回帰が期待される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月に発表した新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。

 社会貢献性・成長性の高い分野での事業展開、ニッチな分野・参入障壁の高い分野での事業展開を推進し、経営目標値は営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調だろう。

■株価は下値固め完了、16年11月期の成長軌道回帰期待で出直り

 株価の動きを見ると、安値圏700円〜900円近辺のレンジで推移している。ただし8月の年初来安値685円まで下押すことなく下値固め完了感を強めている。15年11月期減益予想の織り込みも完了しているようだ。

 10月28日の終値812円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS22円21銭で算出)は36〜37倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS251円66銭で算出)は3.2倍近辺である。なお時価総額は約24億円である。

 週足チャートで見ると700円近辺で下値固めが完了し、13週移動平均線突破の動きを強めている。15年11月期は先行費用負担だが、16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。改正労働者派遣法も追い風だ。出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月24日更新]

エスプールは16年11月期は成長軌道へ回帰、改正労働者派遣法も追い風

 エスプール[2471](JQS)はロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなどを中心に人材サービス事業を展開している。15年11月期は先行投資負担だが、スマートメーター設置業務が収益化する16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。9月30日施行の改正労働者派遣法も追い風となりそうだ。株価は下値を確認して出直り展開だろう。なお10月5日に第3四半期累計(12月〜8月)の業績発表を予定している。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなどの人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

■ロジスティクス分野はネット通販市場拡大が追い風

 ロジスティクスアウトソーシングサービスはネット通販市場拡大も追い風として、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスで新規顧客獲得を推進している。

■障がい者雇用支援サービスを拡大

 障がい者雇用支援サービスは障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。また15年4月には知的障がい者の雇用を促進するため、年内に「わーくはぴねす農園」を3ヶ所増設すると発表した。

 15年2月には就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表している。千葉校開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

■電力会社のスマートメーター関連業務を育成

 フィールドマーケティングサービスでは、新規分野として電力会社が推進するスマートメーター関連業務を育成する。14年9月に子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務を開始した。

 15年3月には子会社エスプールエンジニアリングの設立と、大規模な工事を請け負うことができる特定建設業(電気工事業、管工事業)の許可取得を発表した。新会社設立に伴ってエスプールエコロジーが行っていた業務についても新会社に順次移管する。

 15年5月には、エスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定し、このうちの約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)を受注した。今回の受注を皮切りに、確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■販売促進支援分野は収益性向上目指す

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)では、ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約し、事業拡大と収益性向上を目指す。

 また15年6月にはフルキャストホールディングス<4848>と業務提携した。当社の各種アウトソーシングノウハウとフルキャストの全国規模での採用力を組み合わせることで競争力のあるサービスを提供し、大規模アウトソーシング案件の受注に向けて営業協力を開始する。調査・キャンペーン業務、セールスプロモーション業務の分野を中心に初年度10社の受注を目指すとしている。

■15年11月期は先行投資負担だが、16年11月期は成長軌道へ回帰

 今期(15年11月期)の連結業績予想(7月2日に売上高を増額、利益を減額修正)は、売上高が前期比13.8%増の75億18百万円、営業利益が同27.2%減の1億50百万円、経常利益が同26.8%減の1億40百万円、純利益が同59.7%減の66百万円としている。配当予想(1月14日公表)は前期と同額の年間10円(期末一括)で予想配当性向は45.0%となる。

 東京電力のスマートメーター設置業務を15年7月開始するため売上高を増額修正したが、スマートメーター設置業務の本格的な利益貢献は16年11月期となり、15年11月期は業務開始前に発生する人件費、採用費、教育訓練費、拠点整備に係る費用負担が先行する。スマートメーター設置業務以外の新事業についても、計画を前倒しして人員補強などの先行投資を実施するため各利益を減額修正した。なお本社移転費用を特別損失で41百万円計上する。

 修正後のセグメント別(全社費用等調整前)計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同30.8%増の35億38百万円、営業利益が同3.0%減の2億72百万円、人材ソリューション事業の売上高が同2.9%増の40億94百万円、営業利益が同3.4%増の3億20百万円としている。

 なお第2四半期累計(12月〜5月)は、売上高が前年同期比6.2%増の34億38百万円で、営業利益が同74.3%減の31百万円、経常利益が同76.8%減の27百万円、純利益が14百万円の赤字(前年同期は99百万円の利益)だった。

 人材ソリューション事業のコールセンター業務、ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングサービスが順調に推移したが、障がい者雇用支援サービスにおける新農園開設遅れ、15年7月業務開始するスマートメーター設置業務に係る先行費用の発生、本社移転費用28百万円の特別損失計上で、売上高・利益とも計画を下回った。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)16億61百万円、第2四半期(3月〜5月)17億77百万円、営業利益は第1四半期22百万円の赤字、第2四半期53百万円だった。 

 15年11月期は先行投資負担で減益予想だが、ロジスティクス関連は拡大基調であり、スマートメーター設置業務が収益化する16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。また9月30日施行の改正労働者派遣法も追い風となりそうだ。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月に発表した新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。

 社会貢献性・成長性の高い分野での事業展開、ニッチな分野・参入障壁の高い分野での事業展開を推進し、経営目標値は営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調だろう。

■株価は下値を確認して出直り

 株価の動きを見ると、悪地合いの影響で900円台でのモミ合いから下放れた。そして8月25日に年初来安値685円、9月8日に692円まで調整した。ただし足元では800円近辺まで戻している。悪地合いに伴う売りは一巡したようだ。

 9月18日の終値821円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS22円21銭で算出)は37倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS251円66銭で算出)は3.3倍近辺である。なお時価総額は約25億円である。

 週足チャートで見ると窓を開けてモミ合いから下放れたが、安値圏700円近辺の長い下ヒゲで下値を確認した形だろう。15年11月期は先行投資負担だが、16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。改正労働者派遣法も追い風であり、下値を確認して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月01日更新]

エスプールは地合い悪化の売り一巡して切り返し、16年11月期は成長軌道へ回帰

 人材サービスのエスプール [2471] (JQS)はロジスティクス、障がい者雇用支援、スマートメーター、コールセンター業務などを中心に人材サービス事業を展開している。株価は地合い悪化の影響で急落したが、売り一巡して切り返しの動きを強めている。15年11月期は先行投資負担だが、16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。出直り展開だろう。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなどの人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

■ロジスティクス分野はネット通販市場拡大が追い風

 ロジスティクスアウトソーシングサービスはネット通販市場の拡大も追い風として、子会社エスプールロジスティクスがECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスで新規顧客獲得を推進している。

■障がい者雇用支援サービスを拡大

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。また15年4月には、知的障がい者の雇用を促進するため、年内に「わーくはぴねす農園」を3ヶ所増設すると発表した。

 15年2月には就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表している。千葉校開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

■電力会社のスマートメーター関連業務を育成

 フィールドマーケティングサービスでは、新規分野として電力会社が推進するスマートメーター関連業務を育成する。14年9月に子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務の事業拡大を推進している。

 また15年3月には子会社エスプールエンジニアリングの設立と、大規模な工事を請け負うことができる特定建設業(電気工事業、管工事業)の許可取得を発表した。新会社設立に伴ってエスプールエコロジーが行っていた業務についても新会社に順次移管する。

 15年5月には、エスプールエンジニアリングが東京電力 <9501> からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定し、このうちの約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)の受注が決定した。今回の受注を皮切りに、確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■販売促進支援分野は収益性向上目指す

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)では、ファミリーマート <8028> のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務などの販売促進支援業務を集約し、事業拡大と収益性向上を目指す。

 なお15年6月にはフルキャストホールディングス <4848> と業務提携した。当社の各種アウトソーシングノウハウとフルキャストの全国規模での採用力を組み合わせることで競争力のあるサービスを提供し、大規模アウトソーシング案件の受注に向けて営業協力を開始する。調査・キャンペーン業務、セールスプロモーション業務の分野を中心に初年度10社の受注を目指すとしている。

■15年11月期は先行投資負担だが、16年11月期は成長軌道へ回帰

 今期(15年11月期)の連結業績予想(7月2日に売上高を増額、利益を減額修正)は、売上高が前期比13.8%増の75億18百万円、営業利益が同27.2%減の1億50百万円、経常利益が同26.8%減の1億40百万円、純利益が同59.7%減の66百万円としている。

 なお本社移転費用の特別損失について通期で41百万円計上する。配当予想については前回予想(1月14日公表)を据え置いて前期と同額の年間10円(期末一括)としている。予想配当性向は45.0%となる。

 スマートメーター設置業務を15年7月開始するため売上高を増額修正したが、スマートメーター設置業務の本格的な利益貢献は16年11月期となり、15年11月期は業務開始前に発生する人件費、採用費、教育訓練費、拠点整備に係る費用負担が先行する。スマートメーター設置業務以外の新事業についても、計画を前倒しして人員補強などの先行投資を実施するため、各利益を減額修正した。

 修正後のセグメント別(全社費用等調整前)計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同30.8%増の35億38百万円、営業利益が同3.0%減の2億72百万円、人材ソリューション事業の売上高が同2.9%増の40億94百万円、営業利益が同3.4%増の3億20百万円としている。

 なお第2四半期累計(12月〜5月)は、売上高が前年同期比6.2%増の34億38百万円で、営業利益が同74.3%減の31百万円、経常利益が同76.8%減の27百万円、そして純利益が14百万円の赤字(前年同期は99百万円の利益)だった。

 人材ソリューション事業のコールセンター業務、ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングサービスが順調に推移したが、障がい者雇用支援サービスにおける新農園の開設遅れ、15年7月業務開始するスマートメーター設置業務に係る先行費用の発生、本社移転費用28百万円の特別損失計上で、売上高・利益とも計画を下回った。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)16億61百万円、第2四半期(3月〜5月)17億77百万円、営業利益は第1四半期22百万円の赤字、第2四半期53百万円だった。 

 15年11月期は先行投資負担で減益予想だが、ロジスティクス関連は拡大基調であり、スマートメーター設置業務が収益化する16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月に発表した新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。

 社会貢献性・成長性の高い分野での事業展開、ニッチな分野・参入障壁の高い分野での事業展開を推進し、経営目標値は営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調だろう。

■株価は地合い悪化の売り一巡して切り返し

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響を受けて900円台でのモミ合いから下放れて8月25日の年初来安値685円まで急落した。ただし28日には864円まで切り返している。地合い悪化の売りが一巡したようだ。

 8月28日の終値854円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS22円21銭で算出)は38〜39倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS251円66銭で算出)は3.4倍近辺である。

 週足チャートで見るとモミ合い下放れたが、急落時の長い下ヒゲで売り一巡感を強めている。15年11月期は先行投資負担だが、16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月31日更新]

エスプールは15年11月期は先行投資負担だが、16年11月期は成長軌道へ回帰

 人材サービスのエスプール<2471>(JQS)はロジスティクス、障がい者雇用支援、スマートメーター、コールセンター業務などを中心に人材サービス事業を展開している。株価は地合い悪化も影響して7月9日に849円まで下押す場面があったが、その後は切り返しの動きを強めている。15年11月期業績予想減額修正を嫌気した売りは一巡したようだ。15年11月期は先行投資負担が影響するが、16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。水準切り上げの展開だろう。

■ロジスティクス、障がい者雇用支援、コールセンターなどの人材サービス事業

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

■ロジスティクス分野はネット通販市場拡大が追い風

 ロジスティクスアウトソーシングサービスはネット通販市場拡大が追い風であり、子会社エスプールロジスティクスが、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスで新規顧客獲得を推進している。

■障がい者雇用支援サービスを拡大

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。また15年4月には、知的障がい者の雇用を促進するため、年内に「わーくはぴねす農園」を3ヶ所増設すると発表した。

 15年2月には就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表している。千葉校開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

■新規分野で電力会社のスマートメーター関連業務を育成

 フィールドマーケティングサービスでは、新規分野として電力会社が推進するスマートメーター関連業務を育成する。14年9月に子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務の事業拡大を推進している。

 また15年3月には子会社エスプールエンジニアリングの設立と、大規模な工事を請け負うことができる特定建設業(電気工事業、管工事業)の許可取得を発表した。新会社設立に伴ってエスプールエコロジーが行っていた業務についても新会社に順次移管する。

 15年5月には、エスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定し、このうちの約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)の受注が決定した。今回の受注を皮切りに、確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

■販売促進支援分野は収益性向上目指す

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)では、ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 また14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務など、複数の事業部や子会社で提供していた販売促進支援業務を集約して、事業拡大と収益性向上を目指す戦略だ。

 6月22日にはフルキャストホールディングス<4848>との業務提携を発表した。大規模アウトソーシング案件の受注に向けて営業協力を開始することに合意した。当社の各種アウトソーシングノウハウとフルキャストの全国規模での採用力を組み合わせることで競争力のあるサービスを提供し、調査・キャンペーン業務、セールスプロモーション業務の分野を中心に初年度10社の受注を目指すとしている。

■先行投資負担で15年11月期業績予想を減額、16年11月期は成長軌道

 今期(15年11月期)第2四半期累計(12月〜5月)の連結業績は、売上高が前年同期比6.2%増の34億38百万円、営業利益が同74.3%減の31百万円、経常利益が同76.8%減の27百万円、純利益が14百万円の赤字(前年同期は99百万円の利益)だった。

 人材ソリューション事業のコールセンター業務、ビジネスソリューション事業のロジスティクスアウトソーシングサービスが順調に推移したが、障がい者雇用支援サービスにおける新農園の開設遅れ、15年7月業務開始するスマートメーター設置業務に係る先行費用の発生、本社移転費用28百万円の特別損失計上で、売上高・利益とも計画を下回った。

 なおセグメント別(全社費用等調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は売上高が同6.4%増の14億03百万円、営業利益が同29.3%減の87百万円、人材ソリューション事業は売上高が同4.1%増の20億54百万円、営業利益が同5.1%減の1億61百万円だった。

 また四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)16億61百万円、第2四半期(3月〜5月)17億77百万円、営業利益は第1四半期22百万円の赤字、第2四半期53百万円だった。

 通期の連結業績予想は7月2日に売上高を増額、利益を減額修正して、売上高が前期比13.8%増の75億18百万円、営業利益が同27.2%減の1億50百万円、経常利益が同26.8%減の1億40百万円、そして純利益が同59.7%減の66百万円とした。

 スマートメーター設置業務を15年7月開始するため売上高を増額修正したが、スマートメーター設置業務の本格的な利益貢献は16年11月期となり、15年11月期は業務開始前に発生する人件費、採用費、教育訓練費、拠点整備に係る費用負担が先行する。

 またスマートメーター設置業務以外の新事業についても、計画を前倒しして人員補強などの先行投資を実施するため、各利益を減額修正した。本社移転費用の特別損失について通期では41百万円計上する予定だ。

 なお配当予想は前回予想を据え置いて前期と同額の年間10円(期末一括)としている。予想配当性向は16.6%となる。

 修正後のセグメント別(全社費用等調整前)計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同30.8%増の35億38百万円、営業利益が同3.0%減の2億72百万円、人材ソリューション事業の売上高が同2.9%増の40億94百万円、営業利益が同3.4%増の3億20百万円としている。

 15年11月期は先行投資負担で減額修正・減益予想となったが、ロジスティクス関連は拡大基調であり、スマートメーター設置業務が収益化する16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。

■中期経営計画で「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」目指す

 15年1月に発表した新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。

 社会貢献性・成長性の高い分野での事業展開、ニッチな分野・参入障壁の高い分野での事業展開を推進し、経営目標値は営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。高付加価値サービスが牽引して中期的に収益拡大基調だろう。

■株価は15年11月期減額を嫌気した売り一巡

 株価の動きを見ると、5月の年初来高値1350円、そして6月の戻り高値1195円から反落して水準を切り下げる展開だ。全般地合い悪化も影響して7月9日に849円まで下押す場面があった。ただしその後は切り返しの動きを強めている。15年11月期業績予想減額修正を嫌気した売りは一巡したようだ。

 7月30日の終値946円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS22円21銭で算出)は43倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS251円66銭で算出)は3.8倍近辺である。

 週足チャートで見ると上値を切り下げ、13週移動平均線と26週移動平均線を挟んでモミ合う展開だが、下値も限定的のようだ。15年11月期は先行投資負担が影響するが、16年11月期は成長軌道への回帰が期待される。水準切り上げの展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月18日更新]

エスプールは自律調整一巡して切り返し、15年11月期増収増益予想を評価

 人材サービスのエスプール[2471](JQS)はロジスティクス、障がい者雇用支援、スマートメーター、販売促進分野を中心に人材サービス事業を展開している。株価は急伸した5月の年初来高値1350円から反落したが、自律調整が一巡して1000円近辺から切り返す動きだ。15年11月期の増収増益予想を評価して5月高値を目指す展開だろう。なお7月2日に第2四半期(12月〜5月)の業績発表を予定している。

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスはネット通販市場拡大が追い風であり、子会社エスプールロジスティクスが、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスで新規顧客獲得を推進している。

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。子会社エスプールプラスが運営する企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。また15年4月には、知的障がい者の雇用を促進するため、年内に「わーくはぴねす農園」を3ヶ所増設すると発表した。

 15年2月には就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表している。千葉校開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

 フィールドマーケティングサービスでは、電力会社が推進するスマートメーター関連業務を拡大する。14年9月に子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務の事業拡大を推進している。

 また15年3月には子会社エスプールエンジニアリングの設立と、大規模な工事を請け負うことができる特定建設業(電気工事業、管工事業)の許可取得を発表した。新会社設立に伴ってエスプールエコロジーが行っていた業務についても新会社に順次移管する。

 15年5月には、エスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注した。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定し、このうちの約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)の受注が決定した。今回の受注を皮切りに、確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)では、ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 なお14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立している。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務など、複数の事業部や子会社で提供していた販売促進支援業務を集約して、事業拡大と収益性向上を目指す戦略だ。

 今期(15年11月期)の連結業績予想(1月14日公表)は売上高が前期比10.5%増の73億円、営業利益が同9.4%増の2億26百万円、経常利益が同11.8%増の2億14百万円、純利益が同9.6%増の1億81百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(期末一括)で予想配当性向は16.6%となる。

 セグメント別の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が28.2%増の34億68百万円、営業利益が46.1%増の4億10百万円、人材ソリューション事業の売上高が0.5%増の40億円、営業利益が17.8%減の2億55百万円としている。なお人材ソリューション事業からビジネスソリューション事業への業務移管(セグメント組替)の影響は売上高で約2億40百万円としている。

 第1四半期(12月〜2月)は前年同期比11.5%増収だったが、営業利益が22百万円の赤字(前年同期は17百万円の黒字)、経常利益が24百万円の赤字(同14百万円の黒字)、純利益が27百万円の赤字(同10百万円の黒字)だった。

 業容拡大や新規事業強化に向けた人件費増加で営業赤字だった。障がい者雇用支援サービスにおける第3農園の開園遅れも影響した。ただしロジスティクスアウトソーシングサービスを中心に好調に推移して増収だった。セグメント別(内部取引・全社費用等調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は12.2%増収、50.4%営業増益、人材ソリューション事業は9.4%増収、21.6%営業減益だった。

 通期ベースで見ると、ロジスティクスアウトソーシングサービスは訪日外国人旅行客によるインバウンド消費増加やネット通販市場拡大が追い風であり、障がい者雇用支援サービス、スマートメーター関連業務、コールセンター業務などの主力事業が順調に拡大する。スタッフ採用難や人件費増加などを吸収して通期ベースでは好業績が期待される。

 なお東京電力から受注したスマートメーター設置業務が15年11月期連結業績に与える影響は現在集計中としている。本業務を開始するにあたり、事務所の開設や備品の準備など初期投資が発生する見込みとしている。

 15年1月に発表した新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性・成長性の高い分野での事業展開、ニッチな分野・参入障壁の高い分野での事業展開を推進し、経営目標値は営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持としている。高付加価値サービスが牽引して収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、スマートメーター設置業務受注を好感し、900円近辺から5月の年初来高値1350円まで急伸した。その後は利益確定売りで反落したが急伸前の水準まで下押すことなく、1000円近辺から切り返す動きだ。自律調整が一巡したようだ。

 6月17日の終値1070円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円37銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS251円66銭で算出)は4.3倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を素早く回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線が下値を支える形となって切り返している。そして13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて強基調に転換する動きのようだ。15年11月期の増収増益予想を評価して5月の年初来高値1350円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月25日更新]

エスプールじゃ急伸した5月高値から反落したが調整一巡、15年11月期増収増益予想を再評価

 人材サービスのエスプール[2471](JQS)は、ロジスティクス、障がい者雇用支援、販売促進などの分野を中心に人材サービス事業を展開している。株価はスマートメーター設置業務受注を好感した5月12日の年初来高値1350円から反落したが、1000円近辺で値幅調整一巡感を強めている。15年11月期の増収増益予想を再評価して水準切り上げの展開だろう。

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスはネット通販市場拡大が追い風であり、子会社エスプールロジスティクスが、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスで新規顧客獲得を推進している。

 障がい者雇用支援サービスは障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートする。子会社エスプールプラスが運営する企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱だ。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月新設の千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設した。

 15年2月には就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表した。今回の事業所開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

 また4月24日には、知的障がい者の雇用を促進するため、年内に「わーくはぴねす農園」を3ヶ所増設すると発表した。

 フィールドマーケティングサービスでは、電力会社が推進するスマートメーター関連業務が拡大している。14年9月に子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務の事業拡大を推進している。

 15年3月には子会社エスプールエンジニアリングの設立と、大規模な工事を請け負うことができる特定建設業(電気工事業、管工事業)の許可取得を発表した。新会社設立に伴ってエスプールエコロジーが行っていた業務についても新会社に順次移管する方針だ。

 さらに5月8日には、子会社エスプールエンジニアリングが東京電力<9501>からスマートメーター設置業務を受注したと発表している。東京電力は20年度までに約2700万台のスマートメーター設置を予定し、このうちの約540万台分の入札で約24億円分の業務(工事履行期間15年7月1日〜17年3月20日)の受注が決定した。今回の受注を皮切りに、確実に実績を積み上げて全国各地域での受注を目指す。

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)では、ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 なお14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立している。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務など、複数の事業部や子会社で提供していた販売促進支援業務を集約して、事業拡大と収益性向上を目指す戦略だ。

 今期(15年11月期)の連結業績予想(1月14日公表)は売上高が前期比10.5%増の73億円、営業利益が同9.4%増の2億26百万円、経常利益が同11.8%増の2億14百万円、純利益が同9.6%増の1億81百万円、配当予想が前期と同額の年間10円(期末一括)としている。

 セグメント別の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が28.2%増の34億68百万円、営業利益が46.1%増の4億10百万円、人材ソリューション事業の売上高が0.5%増の40億円、営業利益が17.8%減の2億55百万円としている。なお人材ソリューション事業からビジネスソリューション事業への業務移管(セグメント組替)の影響は売上高で約2億40百万円としている。

 第1四半期(12月〜2月)は前年同期比11.5%増収だったが、営業利益が22百万円の赤字(前年同期は17百万円の黒字)、経常利益が24百万円の赤字(同14百万円の黒字)、純利益が27百万円の赤字(同10百万円の黒字)だった。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスや人材派遣サービスなどを中心に好調で増収だったが、業容拡大や新規事業強化に向けた人員増に伴う人件費増加で営業赤字だった。障がい者雇用支援サービスにおける第3農園の開園遅れも影響した。セグメント別(内部取引・全社費用等調整前)に見るとビジネスソリューション事業は12.2%増収、50.4%営業増益、人材ソリューション事業は9.4%増収、21.6%営業減益だった。

 ただし、ロジスティクスアウトソーシングサービスは訪日外国人旅行客によるインバウンド消費増加やネット通販市場拡大が追い風であり、障がい者雇用支援サービス、スマートメーター関連業務、コールセンター業務などの主力事業が順調に拡大する。スタッフ採用難や人件費増加などを吸収して通期ベースでは好業績が期待される。

 なお東京電力から受注したスマートメーター設置業務が15年11月期連結業績に与える影響は現在集計中としている。本業務を開始するにあたり、事務所の開設や備品の準備など初期投資が発生する見込みとしている。

 15年1月に発表した新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性・成長性の高い分野での事業展開、ニッチな分野・参入障壁の高い分野での事業展開を推進し、経営目標値は営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持とした。高付加価値サービスが牽引して収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、スマートメーター設置業務受注を好感して5月12日の年初来高値1350円まで急伸したが、過熱感を強めて急反落した。ただし急騰前の900円近辺まで戻ることなく、1000円近辺で値幅調整一巡感を強めている。

 5月22日の終値1020円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円37銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS251円66銭で算出)は4.1倍近辺である。

 日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインとなりそうだ。また週足チャートで見ると26週移動平均線を一気に突破して強基調に転換した可能性があるだろう。15年11月期の増収増益予想を再評価して水準切り上げの展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月15日更新]

エスプールは売り一巡、15年11月期増収増益見通しを再評価

 人材サービスのエスプール [2471] (JQS)の株価は、第1四半期の営業赤字で水準を切り下げたが、売りが一巡して反発の動きを強めている。15年11月期の増収増益見通しを再評価してボックスレンジ下限から切り返し局面だろう。

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスはネット通販市場拡大が追い風であり、子会社エスプールロジスティクスが、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスで新規顧客獲得を推進している。

 障がい者雇用支援サービスは障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートする。企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱だ。子会社エスプールプラスが運営する千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月に新設した千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設し、15年後半にも複数の農園の開設を計画している。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 また15年2月には、子会社エスプールプラスが就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を開設すると発表した。今回の事業所開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

 フィールドマーケティングサービスでは、電力会社が推進するスマートメーター関連業務が拡大している。14年9月に子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務の事業拡大を推進している。

 さらに3月30日には子会社エスプールエンジニアリングの設立(2月2日付)と、大規模な工事を請け負うことができる特定建設業(電気工事業、管工事業)の許可取得を発表した。新会社設立に伴ってエスプールエコロジーが行っていた業務についても新会社に順次移管する方針だ。

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)では、ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 なお14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立している。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務など、複数の事業部や子会社で提供していた販売促進支援業務を集約して、事業拡大と収益性向上を目指す戦略だ。

 4月2日に発表した今期(15年11月期)第1四半期(12月〜2月)の連結業績は、売上高が前年同期比11.5%増の16億61百万円、営業利益が22百万円の赤字(前年同期は17百万円の黒字)、経常利益が24百万円の赤字(同14百万円の黒字)、そして純利益が27百万円の赤字(同10百万円の黒字)だった。

 売上面ではロジスティクスアウトソーシングサービスや人材派遣サービスなどを中心に好調だったが、主力事業の業容拡大や新規事業の強化に向けた人員増に伴う人件費増加で営業赤字だった。障がい者雇用支援サービスにおける第3農園の開園遅れも影響したようだ。セグメント別(内部取引・全社費用等調整前)に見るとビジネスソリューション事業は12.2%増収、50.4%営業増益、人材ソリューション事業は9.4%増収、21.6%営業減益だった。

 通期の連結業績見通しは前回予想(1月14日公表)を据え置いて売上高が前期比10.5%増の73億円、営業利益が同9.4%増の2億26百万円、経常利益が同11.8%増の2億14百万円、そして純利益が同9.6%増の1億81百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(期末一括)としている。

 セグメント別の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が28.2%増の34億68百万円、営業利益が46.1%増の4億10百万円、人材ソリューション事業の売上高が0.5%増の40億円、営業利益が17.8%減の2億55百万円としている。なお人材ソリューション事業からビジネスソリューション事業への業務移管(セグメント組替)の影響は売上高で約2億40百万円としている。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスは訪日外国人旅行客によるインバウンド消費増加やネット通販市場拡大が追い風であり、障がい者雇用支援サービス、スマートメーター関連業務、コールセンター業務などの主力事業が順調に拡大する。スタッフ採用難や人件費増加などを織り込んで保守的な見通しとしているが増額余地があるだろう。

 15年1月に発表した新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げている。社会貢献性・成長性の高い分野での事業展開、ニッチな分野・参入障壁の高い分野での事業展開を推進し、経営目標値は営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持とした。高付加価値サービスが牽引して収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、第1四半期の営業赤字で水準を切り下げた。4月10日には年初来安値となる826円まで調整する場面があった。ただしその後は反発の動きを強めている。14日には882円まで戻す場面があった。目先的な売りが一巡したようだ。

 4月14日の終値876円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円37銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.2%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS251円66銭で算出)は3.5倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、800円〜1200円近辺のボックスレンジ下限に到達した形だ。目先的な売りが一巡し、15年11月期の増収増益見通しを再評価してボックスレンジ下限から切り返し局面だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月04日更新]

エスプールは調整一巡して水準切り上げ、15年11月期業績見通しに増額余地

 人材サービスのエスプール[2471](JQS)の株価は、1月中旬〜2月上旬の直近安値圏900円近辺での調整が一巡して水準切り上げの動きを強めている。今期(15年11月期)業績の保守的な会社見通しを嫌気した売りが一巡したようだ。今期業績見通しに増額余地があり、収益拡大基調を評価してボックス上放れの展開が期待される。なお4月2日に第1四半期(12月〜2月)の業績発表を予定している。

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスはネット通販市場拡大が追い風であり、子会社エスプールロジスティクスが、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスで新規顧客獲得を推進している。

 障がい者雇用支援サービスは、障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートしている。企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。子会社エスプールプラスが運営する千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月に新設した千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。15年2月には第3農園となる山武農園を開設し、15年後半にも複数の農園の開設を計画している。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 2月4日には、子会社アスプールプラスが就労移行支援事業所「障がい者就職塾」千葉校を千葉県千葉市に開設すると発表した。今回の事業所開設で「障がい者就職塾」のネットワークは5拠点となる。これまで4年間で約150名の知的障がい者が就職し、退職率が1%未満という高い定着率を誇っている。

 フィールドマーケティングサービスでは、電力会社が推進するスマートメーター関連業務の拡大を推進している。14年9月にはフィールドマーケティングサービスを展開する子会社エスプールエコロジーが、一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務の事業拡大を推進している。

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)では、ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 なお14年11月には、販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務など、複数の事業部や子会社で提供していた販売促進支援業務を集約して、事業拡大と収益性向上を目指す戦略だ。

 今期(15年11月期)の連結業績見通し(1月14日公表)は売上高が前期比10.5%増の73億円、営業利益が同9.4%増の2億26百万円、経常利益が同11.8%増の2億14百万円、純利益が同9.6%増の1億81百万円、配当予想が前期と同額の年間10円(期末一括)としている。

 セグメント別(内部取引および全社費用等調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同28.2%増の34億68百万円、営業利益が同46.1%増の4億10百万円、そして人材ソリューション事業の売上高が同0.5%増の40億円、営業利益が同17.8%減の2億55百万円としている。なお人材ソリューション事業からビジネスソリューション事業への業務移管(セグメント組替)の影響は売上高で約2億40百万円としている。

 ロジスティクスアウトソーシングサービス、障がい者雇用支援サービス、スマートメーター関連業務、コールセンター業務などの主力事業が順調に拡大する。増収増益で売上高と営業利益は過去最高を更新する見通しだ。スタッフ採用難を織り込んで保守的な見通しとしているが、増額余地があるだろう。

 15年1月に発表した新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」では、中期ビジョンとして「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げた。社会貢献性・成長性の高い分野での事業展開、ニッチな分野・参入障壁の高い分野での事業展開を推進し、経営目標値は営業利益率5%の早期達成と20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROE最低5%堅持とした。高付加価値サービスが牽引して収益拡大基調が期待される。

 株価の動きを見ると、1月中旬〜2月上旬の直近安値圏900円近辺での調整が一巡し、徐々に水準切り上げの動きを強めている。2月中旬には1000円台を回復する場面があった。今期業績の保守的な会社見通しを嫌気した目先的な売りが一巡し、今期の増収増益見通しを評価する動きだろう。

 3月3日の終値949円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円37銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.1%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS251円66銭で算出)は3.8倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を挟むレンジでボックス展開の形だが、日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインの形となった。今期業績見通しに増額余地があり、収益拡大基調を評価してボックス上放れの展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月29日更新]

エスプールは今期増額の可能性が高く見直し買い

 人材サービスのエスプール[2471](JQS)の株価は、1月14日の決算発表後に水準を切り下げて、1月23日と26日に870円まで調整する場面があった。今期(15年11月期)の保守的な会社見通しが嫌気されているようだ。ただし28日は929円まで戻して目先的な売りの一巡感を強めている。今期業績見通しは増額の可能性が高いだけに、見直し買いの動きが強まるだろう。

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービスなど)、人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣など)を展開している。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスはネット通販市場拡大が追い風であり、子会社エスプールロジスティクスが、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行サービスで新規顧客獲得を推進している。

 障がい者雇用支援サービスは障がい者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートするもので、企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。子会社エスプールプラスが運営する千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月に新設した千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」も完売した。また15年2月には第3農園となる山武農園が開設予定で、15年後半にも複数の農園の開設を計画している。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 フィールドマーケティングサービスでは、電力会社が推進するスマートメーター関連業務が拡大している。14年9月にはフィールドマーケティングサービスを展開する子会社エスプールエコロジーが、一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務の事業拡大を推進している。

 人材ソリューション事業(子会社エスプールヒューマンソリューションズ)では、ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。

 14年11月には販売促進支援業務に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、販売イベントブースの運営業務など、複数の事業部や子会社で提供していた販売促進支援業務を集約して事業拡大と収益性向上を目指す戦略だ。

 1月14日に発表した前期(14年11月期)の連結業績(1月8日に増額修正)は、売上高が前々期比23.1%増の66億04百万円、営業利益が同3.1倍の2億07百万円、経常利益が同3.9倍の1億91百万円、純利益が同3.7倍の1億65百万円だった。配当予想(10月2日に6期ぶりの復配を発表)は年間10円(期末一括)とした。主力事業が順調に拡大して計画を上回る増収増益だった。

 セグメント別(内部取引および全社費用等調整前)に見ると、ビジネスソリューション事業は障がい者雇用支援サービスへの企業の参画が想定以上となって売上高が同24.1%増の27億04百万円、営業利益が同53.9%増の2億80百万円、人材ソリューション事業はコールセンター業務と携帯電話販売業務が順調に拡大して売上高が同20.3%増の39億80百万円、営業利益が同23.2%増の3億10百万円だった。

 今期(15年11月期)の連結業績見通し(1月14日公表)は売上高が前期比10.5%増の73億円、営業利益が同9.4%増の2億26百万円、経常利益が同11.8%増の2億14百万円、純利益が同9.6%増の1億81百万円、配当予想が前期と同額の年間10円(期末一括)としている。

 セグメント別(内部取引および全社費用等調整前)の計画は、ビジネスソリューション事業の売上高が同28.2%増の34億68百万円、営業利益が同46.1%増の4億10百万円、そして人材ソリューション事業の売上高が同0.5%増の40億円、営業利益が同17.8%減の2億55百万円としている。なお人材ソリューション事業からビジネスソリューション事業への業務移管の影響は売上高で約2億40百万円としている。

 ロジスティクスアウトソーシングサービス、障がい者雇用支援サービス、スマートメーター関連業務、コールセンター業務などの主力事業が順調に拡大して増収増益見通しであり、売上高と営業利益は過去最高を更新する。またスタッフ採用難を織り込んで保守的な見通しとしているが、増額の可能性が高いだろう。

 1月14日には新中期経営計画「Next2020−変化への挑戦」を発表した。中期ビジョンに「NO.1アウトソーシング・プロバイダー」を掲げ、社会貢献性・成長性の高い分野での事業展開、ニッチな分野・参入障壁の高い分野での事業展開を推進する。そして経営目標値には、営業利益率5%の早期達成、20年度までに業界最高水準10%の達成、安定的かつ継続的な配当の実施、ROEの最低5%の堅持を掲げた。高付加価値サービスが牽引して収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、前期業績増額修正を好感して1月8日に1153円まで急伸する場面があったが、買いが続かず1月14日の前期決算発表後は水準を切り下げた。1月23日と26日には870円まで調整する場面があった。今期の保守的な会社見通しが嫌気されているようだ。ただし28日は929円まで戻して目先的な売りの一巡感を強めている。

 1月28日の終値929円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円37銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.1%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS251円66銭で算出)は3.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると、大勢として800円〜1200円近辺でのボックス展開だが、徐々に下値を切り上げている。そして足元では一旦割り込んだ26週移動平均線突破の動きを強めている。今期業績見通しは増額の可能性が高いだけに、見直し買いの動きが強まるだろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月24日更新]
エスプールは好業績見通しを評価してボックス上放れ

 人材サービスのエスプール<2471>(JQS)の株価は、大勢800円〜1200円近辺でのボックス展開だが、10月中旬の800円近辺を直近ボトムとして下値を切り上げる形だ。前期(14年11月期)業績増額の可能性や、今期(15年11月期)増収増益見通しを評価してボックス上放れの展開だろう。なお1月14日に前期決算発表を予定している。

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障害者雇用支援サービス・農園運営、フィールド調査アウトソーシング、マーチャンダイジング)、人材ソリューション事業(コールセンター業務、携帯電話・スマートフォン販売支援業務など人材に係わるサービス)を展開している。

 障害者雇用支援サービスは、障害者雇用促進法に基づいて大企業の障害者雇用をサポートするもので、企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月には千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」を新設した。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスはネット通販市場拡大が追い風であり、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行で新規顧客獲得を推進している。フィールド調査アウトソーシングでは電力会社が推進するスマートメーター関連業務が拡大している。14年9月には子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得し、移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務の事業拡大を推進している。

 人材ソリューション事業では、ファミリーマート<8028>のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立し、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化している。コールセンター業務、携帯電話・スマートフォン販売支援業務に続く収益柱に育成する方針だ。

 14年11月には販売促進支援サービス提供に特化した子会社エスプールセールスサポートを設立した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、ウォーターサーバーなどの販売イベントブースの運営業務など、複数の事業部や子会社で提供していた販売促進支援業務を集約してサービスの付加価値向上、事業拡大、収益性向上を目指す戦略だ。

 前期(14年11月期)の連結業績見通し(1月15日公表)は、売上高が前々期比11.8%増の60億円、営業利益が同2.3倍の1億50百万円、経常利益が同2.8倍の1億37百万円、純利益が同2.6倍の1億17百万円としている。配当予想(10月2日に6期ぶりの復配を発表)は年間10円(期末一括)としている。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスにおける新規顧客獲得、つくばECセンターの本格稼動と生産性改善、障害者雇用支援サービスにおける茂原ファーム開設、フィールドマーケティングの黒字化、スマートメーター関連業務の拡大などが寄与して大幅増収増益見通しだ。通期見通しに対する第3四半期累計(12月〜8月)進捗率は売上高が80.8%、営業利益が103.3%、経常利益が107.3%、純利益が103.4%である。通期の会社見通しは増額が濃厚だろう。

 さらに今期(15年11月期)も、ロジスティクスアウトソーシングサービス、障害者雇用支援サービス、スマートメーター関連業務などの好調が牽引して増収増益が予想される。中期経営計画では目標値として16年11月期売上高100億円、営業利益5億円を掲げている。成長分野での積極的な拡大戦略を推進する方針であり、高付加価値サービスの拡大が牽引して収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、1200円近辺では上値が重くなり、12月以降は概ね1000円近辺で推移している。ただし10月中旬の800円近辺を直近ボトムとして下値を切り上げる形だ。

 12月22日の終値1000円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS41円76銭で算出)は23〜24倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期第3四半期累計実績の連結BPS204円36銭で算出)は4.9倍近辺である。

 週足チャートで見ると大勢として800円〜1200円近辺でのボックス展開だが、13週移動平均線がサポートラインとなって徐々に下値を切り上げている。前期業績増額の可能性や今期の増収増益見通しを評価してボックス上放れの展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月25日更新]
エスプールは目先的な売り一巡して切り返しのタイミング、14年11月期好業績見通しを再評価

 人材サービスのエスプール[2471](JQS)の株価は、10月の直近安値786円から切り返して11月12日に1180円まで上伸する場面があった。1200円近辺ではやや上値が重くなるが下値は切り上げている。今期(14年11月期)業績増額の可能性や来期(15年11月期)の好業績見通しを評価して1月の年初来高値1349円を目指す展開だろう。

 ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援サービス・農園運営、フィールド調査アウトソーシング、マーチャンダイジング)、人材ソリューション事業(コールセンター業務、携帯電話・スマートフォン販売支援業務など人材に係わるサービス)を展開している。なお除染業務は14年3月末で撤退した。

 障がい者雇用支援サービスは障害者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートするもので、企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。千葉県市原市「わーくはぴねす農園 市原ファーム」では23社の企業がサービスを利用し、14年6月には千葉県長南町「わーくはぴねす農園 茂原ファーム」を新設した。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大する方針だ。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスはネット通販市場の拡大が追い風であり、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行で新規顧客獲得を推進している。フィールド調査アウトソーシングでは電力会社が推進するスマートメーター関連業務が拡大している。14年9月には子会社エスプールエコロジーが一般建設業(電気工事業、電気通信工事業)の許可を取得した。移動通信キャリアの通信・ネットワーク機器の設置業務、電力計のスマートメーター化に関連したサポート業務の事業拡大を推進する。

 また人材ソリューション事業では、コンビニエンスストア向けストアスタッフサービスを強化する。ファミリーマート <8028> のFC店舗向けに人材提供を一括で行う「人材サポートセンター」を設立することでファミリーマートと合意した。コールセンター業務、携帯電話・スマートフォン販売支援業務に続く収益柱に育成する方針だ。

 11月18日には販売促進支援サービス提供に特化した子会社エスプールセールスサポートの設立を発表した。マーチャンダイジング業務、クレジットカードなどの会員獲得業務、ウォーターサーバーなどの販売イベントブースの運営業務など、複数の事業部や子会社で提供していた販売促進支援業務を集約してサービスの付加価値向上、事業拡大、収益性向上を目指すとしている。

 今期(14年11月期)の連結業績見通しは前回予想(1月15日公表)を据え置いて売上高が前期比11.8%増の60億円、営業利益が同2.3倍の1億50百万円、経常利益が同2.8倍の1億37百万円、純利益が同2.6倍の1億17百万円としている。配当予想は10月2日に6期ぶりの復配を発表して年間10円(期末一括)としている。

 ロジスティクスアウトソーシングサービスにおける新規顧客獲得、つくばECセンターの本格稼動と生産性改善、障がい者雇用支援サービスにおける第2農園(茂原ファーム)開設、フィールドマーケティングの黒字化、スマートメーター関連業務の拡大、人材ソリューション事業における携帯電話販売支援業務およびコールセンター業務の好調、受注単価の上昇などが寄与して大幅増収増益見通しだ。

 第3四半期累計(12月〜8月)は前年同期比22.6%増収、同2.8倍営業増益、同3.3倍経常増益、同3.5倍最終増益だった。ビジネスソリューション事業で障がい者雇用支援サービスの第2農園への参画企業が想定以上のペースで増加し、スマートメーター関連業務も大幅に増加した。そして通期見通しに対する進捗率は売上高が80.8%、営業利益が103.3%、経常利益が107.3%、純利益が103.4%で、利益は通期見通しを超過達成している。通期の会社見通しを据え置いているが増額は濃厚だろう。

 来期(15年11月期)もロジスティクスアウトソーシングサービス、障がい者雇用支援サービス、スマートメーター関連業務などが牽引して好業績が期待される。中期経営計画では目標値として16年11月期売上高100億円、営業利益5億円を掲げている。成長分野での積極的な拡大戦略を推進する方針であり、高付加価値サービスの拡大が牽引して収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、10月15日と16日の直近安値786円から切り返し、11月12日に1180円まで上伸する場面があった。1200円近辺では上値が重くなるが下値は切り上げている。なお10月9日発表の株式立会外分売は10月20日に実施(分売株式数11万株、分売値段800円)した。

 11月21日の終値1029円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円76銭で算出)は24〜25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(今期第3四半期累計実績の連結BPS204円36銭で算出)は5.0倍近辺である。

 週足チャートで見ると、1200円近辺ではやや上値が重くなるが、26週移動平均線を回復して800円〜1000円近辺のボックスレンジから上放れの動きを強めている。今期業績増額の可能性や来期の好業績見通しを評価して1月の年初来高値1349円を目指す展開だろう。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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