[4963]星光PMC
[10月10日更新]

星光PMCは下値固め完了感、CNF複合材料の商業生産本格化期待

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。18年12月期は原材料価格上昇で減益予想だが、CNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。株価は下値固め完了感を強めている。反発を期待したい。

■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。17年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業63%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、植物由来の軽量・高強度の次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、水性インキ用コア・シェル・エマルション、アミドエーテル系溶剤、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野における新規開発品戦略を推進している。
 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。

■CNF複合材料の商業生産本格化期待

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 18年1月には、竜ヶ崎工場にあるCNF実証生産設備(パイロットプラント)の生産能力増強工事が完了し、CNF複合材料「STARCEL」ブランドでの商業生産・製品出荷を開始した。

 18年6月には世界初のCNF強化樹脂応用製品の商品化を発表した。CNF複合材料「STARCEL」がアシックス<7936>の高機能ランニングシューズ製品のミッドソール部材の原材料の一部に採用された。また18年8月には2例目となるランニングシューズへの採用を発表した。商業生産の本格化を期待したい。

 銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■18年12月期減益予想

 18年12月期の連結業績予想は、売上高が17年12月期比3.3%増の259億20百万円、営業利益が9.9%減の20億円、経常利益が13.6%減の21億30百万円、純利益が19.5%減の16億10百万円としている。

 拡販を推進して増収だが、原材料価格上昇、人件費や償却費の増加で減益予想としている。配当予想は設立50周年記念配当2円を加えて、3円増配の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)としている。予想配当性向は30.1%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比6.6%増の125億64百万円、営業利益が3.4%減の9億52百万円、経常利益が9.3%減の10億08百万円、純利益が14.2%減の7億75百万円だった。製紙用薬品事業における差別化商品拡販などで増収だったが、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業における原材料価格上昇などで減益だった。

 製紙用薬品は売上高が13.4%増の83億16百万円で営業利益が5.3%増の7億77百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が2.5%増の25億79百万円で営業利益が9.1%減の1億22百万円、化成品は主力製品の輸出減少により売上高が13.8%減の16億67百万円で営業利益が30.5%減の2億10百万円だった。

 通期のセグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が4.8%増の166億75百万円で営業利益が3.9%減の15億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が1.6%減の52億92百万円で営業利益が21.2%減の3億12百万円、化成品の売上高が4.2%増の39億53百万円で営業利益が7.0%減の4億63百万円としている。

 第2四半期累計の進捗率は売上高48.5%、営業利益47.6%と概ね順調である。通期上振れを期待したい。またCNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。

■株価は下値固め完了感

 株価は安値圏1000円台でモミ合う形だが、7月の年初来安値978円を割り込むことなく推移して下値固め完了感を強めている。

 10月9日の終値は1053円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS53円10銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は約1.5%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS776円56銭で算出)は約1.4倍、時価総額は約324億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を突破した。反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月21日更新]

星光PMCは調整一巡感、CNF複合材料の商業生産本格化期待

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。18年12月期第2四半期累計は原材料価格上昇で減益だった。通期も減益予想だが、CNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが、7月の年初来安値を割り込むことなく調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。17年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業63%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、植物由来の軽量・高強度の次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、水性インキ用コア・シェル・エマルション、アミドエーテル系溶剤、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野における新規開発品戦略を推進している。
 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。

■CNF複合材料の商業生産本格化期待

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 18年1月には、竜ヶ崎工場にあるCNF実証生産設備(パイロットプラント)の生産能力増強工事が完了し、CNF複合材料「STARCEL」ブランドでの商業生産・製品出荷を開始した。

 18年6月には世界初のCNF強化樹脂応用製品の商品化を発表した。CNF複合材料「STARCEL」がアシックス<7936>の高機能ランニングシューズ製品のミッドソール部材の原材料の一部に採用された。また8月17日には2例目となるランニングシューズへの採用を発表している。商業生産の本格化を期待したい。

 銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■18年12月期2Q累計減益で通期も減益予想

 18年12月期の連結業績予想は、売上高が17年12月期比3.3%増の259億20百万円、営業利益が9.9%減の20億円、経常利益が13.6%減の21億30百万円、純利益が19.5%減の16億10百万円としている。

 拡販を推進して増収だが、原材料価格上昇、人件費や償却費等の増加で減益予想としている。配当予想は設立50周年記念配当2円を加えて年間16円(第2四半期末8円、期末8円)としている。17年12月期比3円増配で予想配当性向は30.1%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比6.6%増の125億64百万円、営業利益が3.4%減の9億52百万円、経常利益が9.3%減の10億08百万円、純利益が14.2%減の7億75百万円だった。製紙用薬品事業における差別化商品拡販などで増収だったが、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業における原材料価格上昇などで減益だった。

 製紙用薬品は売上高が13.4%増の83億16百万円で営業利益が5.3%増の7億77百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が2.5%増の25億79百万円で営業利益が9.1%減の1億22百万円、化成品は主力製品の輸出減少により売上高が13.8%減の16億67百万円で営業利益が30.5%減の2億10百万円だった。

 通期のセグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が4.8%増の166億75百万円で営業利益が3.9%減の15億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が1.6%減の52億92百万円で営業利益が21.2%減の3億12百万円、化成品の売上高が4.2%増の39億53百万円で営業利益が7.0%減の4億63百万円としている。

 第2四半期累計の進捗率は売上高48.5%、営業利益47.6%と概ね順調である。通期上振れを期待したい。またCNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。

■株価は調整一巡感

 株価は反発力の鈍い展開だが、7月の年初来安値978円を割り込むことなく調整一巡感を強めている。

 8月20日の終値は1029円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS53円10銭で算出)は約19倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は約1.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS776円56銭で算出)は約1.3倍、時価総額は約316億円である。

 週足チャートで見ると1000円近辺が下値支持線の形だ。調整一巡して出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月05日更新]

星光PMCは売られ過ぎ感、18年12月期減益予想だがCNF複合材料の商業生産本格化期待

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。18年12月期減益予想だがCNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。株価は地合い悪化の影響で年初来安値圏だが売られ過ぎ感を強めている。売り一巡して反発を期待したい。

■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。17年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業63%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、植物由来の軽量・高強度の次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、水性インキ用コア・シェル・エマルション、アミドエーテル系溶剤、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野における新規開発品戦略を推進している。17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業を持分法適用関連会社化した。

 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。

■CNF複合材料の商業生産本格化期待

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 18年1月には、竜ヶ崎工場にあるCNF実証生産設備(パイロットプラント)の生産能力増強工事が完了し、CNF複合材料「STARCEL」ブランドでの商業生産・製品出荷を開始した。

 18年6月には世界初のCNF強化樹脂応用製品の商品化を発表した。CNF複合材料「STARCEL」がアシックス<7936>の高機能ランニングシューズ製品のミッドソール部材の原材料の一部に採用された。商業生産の本格化を期待したい。

 また銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■18年12月期減益予想だがCNF複合材料の商業生産本格化期待

 18年12月期の連結業績予想は、売上高が17年12月期比3.3%増の259億20百万円、営業利益が9.9%減の20億円、経常利益が13.6%減の21億30百万円、純利益が19.5%減の16億10百万円としている。国内・海外で拡販を推進して増収予想だが、原材料価格上昇、人件費や償却費等の増加で減益予想としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比5.2%増の61億65百万円で、営業利益が4.9%減の5億81百万円、経常利益が14.5%減の5億89百万円、純利益が14.2%減の4億67百万円だった。原材料価格上昇などで減益だった。売上総利益率は27.2%で2.0ポイント低下、販管費比率は17.8%で1.0ポイント低下した。営業外では持分用投資利益が減少した。

 製紙用薬品は売上高が9.6%増の40億27百万円で営業利益が4.6%減の4億13百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が3.8%増の12億83百万円で営業利益が8.9%減の99百万円、化成品は主力製品の輸出減少で売上高が9.8%減の8億54百万円で営業利益が13.3%減の1億43百万円だった。

 通期のセグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が4.8%増の166億75百万円で営業利益が3.9%減の15億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が1.6%減の52億92百万円で営業利益が21.2%減の3億12百万円、化成品の売上高が4.2%増の39億53百万円で営業利益が7.0%減の4億63百万円としている。
 
 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高23.8%、営業利益29.1%、経常利益27.7%、純利益29.0%と順調である。通期上振れを期待したい。またCNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。配当予想は設立50周年記念配当2円を加えて年間16円(第2四半期末8円、期末8円)としている。17年12月期比3円増配で予想配当性向は30.1%となる。

■株価は売られ過ぎ感

 株価は地合い悪化の影響で水準を切り下げている。7月4日には年初来安値となる980円まで下押した。ただし売られ過ぎ感を強めている。

 7月4日の終値997円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS53円10銭で算出)は約19倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は約1.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS776円56銭で算出)は約1.3倍である。時価総額は約307億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が拡大して売られ過ぎ感を強めている。売り一巡して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月11日更新]

星光PMCは調整一巡感、18年12月期減益予想だがCNF複合材料の商業生産本格化期待

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。6月1日には世界初のCNF強化樹脂応用製品の商品化を発表している。18年12月期減益予想だが、CNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。株価は戻り高値圏から反落したが調整一巡感を強めている。

■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。17年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業63%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、植物由来の軽量・高強度の次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、水性インキ用コア・シェル・エマルション、アミドエーテル系溶剤、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野における新規開発品戦略を推進している。17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業を持分法適用関連会社化した。

 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。

■CNF複合材料の商業生産本格化期待

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 18年1月には、竜ヶ崎工場にあるCNF実証生産設備(パイロットプラント)の生産能力増強工事が完了し、CNF複合材料「STARCEL」ブランドでの商業生産・製品出荷を開始した。商業生産の本格化を期待したい。

 6月1日には世界初のCNF強化樹脂応用製品の商品化を発表した。CNF複合材料「STARCEL」がアシックス<7936>の高機能ランニングシューズ製品のミッドソール部材の原材料の一部に採用された。

 銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■18年12月期減益予想だがCNF複合材料の商業生産本格化期待

 18年12月期の連結業績予想は、売上高が17年12月期比3.3%増の259億20百万円、営業利益が9.9%減の20億円、経常利益が13.6%減の21億30百万円、純利益が19.5%減の16億10百万円としている。国内・海外で拡販を推進して増収予想だが、原材料価格上昇、人件費や償却費等の増加で減益予想としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比5.2%増の61億65百万円で、営業利益が4.9%減の5億81百万円、経常利益が14.5%減の5億89百万円、純利益が14.2%減の4億67百万円だった。原材料価格上昇などで減益だった。売上総利益率は27.2%で2.0ポイント低下、販管費比率は17.8%で1.0ポイント低下した。営業外では持分用投資利益が減少した。

 製紙用薬品は売上高が9.6%増の40億27百万円で営業利益が4.6%減の4億13百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が3.8%増の12億83百万円で営業利益が8.9%減の99百万円、化成品は主力製品の輸出減少で売上高が9.8%減の8億54百万円で営業利益が13.3%減の1億43百万円だった。

 通期のセグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が4.8%増の166億75百万円で営業利益が3.9%減の15億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が1.6%減の52億92百万円で営業利益が21.2%減の3億12百万円、化成品の売上高が4.2%増の39億53百万円で営業利益が7.0%減の4億63百万円としている。
 
 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高23.8%、営業利益29.1%、経常利益27.7%、純利益29.0%と順調である。通期上振れを期待したい。またCNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。配当予想は設立50周年記念配当2円を加えて年間16円(第2四半期末8円、期末8円)としている。17年12月期比3円増配で予想配当性向は30.1%となる。

■株価は調整一巡感

 株価は戻り高値圏1200円台から反落したが、大きく下押すことなく調整一巡感を強めている。

 6月8日の終値1140円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS53円10銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は約1.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS776円56銭で算出)は約1.5倍である。時価総額は約350億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、調整一巡して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月10日更新]

星光PMCは戻り高値圏、CNF複合材料の商業生産本格化期待

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。18年12月期減益予想だが、CNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。株価は戻り高値圏だ。

■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。17年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業63%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、植物由来の軽量・高強度の次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、水性インキ用コア・シェル・エマルション、アミドエーテル系溶剤、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野における新規開発品戦略を推進している。17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業を持分法適用関連会社化した。

 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。

■CNF複合材料の商業生産本格化期待

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 18年1月には、竜ヶ崎工場にあるCNF実証生産設備(パイロットプラント)の生産能力増強工事が完了し、「STARCEL」ブランドでCNF複合材料の商業生産・製品出荷を開始した。商業生産の本格化を期待したい。

 銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■18年12月期減益予想だがCNF複合材料の商業生産本格化期待

 18年12月期の連結業績予想は、売上高が17年12月期比3.3%増の259億20百万円、営業利益が9.9%減の20億円、経常利益が13.6%減の21億30百万円、純利益が19.5%減の16億10百万円としている。国内・海外で拡販を推進して増収予想だが、原材料価格上昇、人件費や償却費等の増加で減益予想としている。CNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。

 セグメント別の計画は、製紙用薬品は売上高が4.8%増の166億75百万円で営業利益が3.9%減の15億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が1.6%減の52億92百万円で営業利益が21.2%減の3億12百万円、化成品は売上高が4.2%増の39億53百万円で営業利益が7.0%減の4億63百万円としている。

 配当予想は設立50周年記念配当2円を加えて年間16円(第2四半期末8円、期末8円)としている。17年12月期比3円増配で、予想配当性向は30.1%となる。

■株価は戻り高値圏

 株価は3月の直近安値1004円から切り返し、4月26日に1265円まで上伸した。水準を切り上げて戻り高値圏だ。

 5月9日の終値1232円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS53円10銭で算出)は約23倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は約1.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS776円56銭で算出)は約1.6倍である。時価総額は約379億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。急伸した1月高値1443円を目指す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月10日更新]

星光PMCは戻り歩調、18年12月期減益予想だがCNF複合材料の商業生産本格化期待

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。18年1月にはCNF複合材料の商業生産・製品出荷を開始した。18年12月期は減益予想だが、CNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。株価は調整一巡して戻り歩調だ。

■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。17年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業63%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、植物由来の軽量・高強度の次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、水性インキ用コア・シェル・エマルション、アミドエーテル系溶剤、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野における新規開発品戦略を推進している。17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業を持分法適用関連会社化した。

 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。

■CNF複合材料の商業生産本格化期待

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 18年1月には、竜ヶ崎工場にあるCNF実証生産設備(パイロットプラント)の生産能力増強工事が完了し、「STARCEL」ブランドでCNF複合材料の商業生産・製品出荷を開始した。商業生産の本格化を期待したい。

 銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■18年12月期減益予想だがCNF複合材料の商業生産本格化期待

 18年12月期の連結業績予想は、売上高が17年12月期比3.3%増の259億20百万円、営業利益が9.9%減の20億円、経常利益が13.6%減の21億30百万円、純利益が19.5%減の16億10百万円としている。国内・海外で拡販を推進して増収予想だが、原材料価格上昇、人件費や償却費等の増加で減益予想としている。CNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。

 セグメント別の計画は、製紙用薬品は売上高が4.8%増の166億75百万円で営業利益が3.9%減の15億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が1.6%減の52億92百万円で営業利益が21.2%減の3億12百万円、化成品は売上高が4.2%増の39億53百万円で営業利益が7.0%減の4億63百万円としている。

 配当予想は設立50周年記念配当2円を加えて年間16円(第2四半期末8円、期末8円)としている。17年12月期比3円増配で、予想配当性向は30.1%となる。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価は3月26日の直近安値1004円から切り返し、4月9日には1179円まで上伸した。調整一巡して戻り歩調だ。

 4月9日の終値1173円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS53円10銭で算出)は約22倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は約1.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS776円56銭で算出)は約1.5倍である。時価総額は約361億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月20日更新]

星光PMCは調整一巡感、CNF複合材料の商業生産本格化期待

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。18年1月にはCNF複合材料の商業生産・製品出荷を開始した。18年12月期は減益予想だが、CNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。株価は戻りの鈍い展開だが、調整一巡感を強めている。
 
■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開
 
 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。17年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業63%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。
 
 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、植物由来の軽量・高強度の次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、水性インキ用コア・シェル・エマルション、アミドエーテル系溶剤、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野における新規開発品戦略を推進している。17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業を持分法適用関連会社化した。
 
 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。
 
■CNF複合材料の商業生産本格化期待
 
 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。
 
 18年1月には、竜ヶ崎工場にあるCNF実証生産設備(パイロットプラント)の生産能力増強工事が完了し、「STARCEL」ブランドでCNF複合材料の商業生産・製品出荷を開始した。商業生産の本格化を期待したい。
 
 銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。
 
■18年12月期減益予想だがCNF複合材料の商業生産本格化期待
 
 18年12月期の連結業績予想は、売上高が17年12月期比3.3%増の259億20百万円、営業利益が9.9%減の20億円、経常利益が13.6%減の21億30百万円、純利益が19.5%減の16億10百万円としている。国内・海外で拡販を推進して増収予想だが、原材料価格上昇、人件費や償却費等の増加で減益予想としている。CNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。
 
 セグメント別の計画は、製紙用薬品は売上高が4.8%増の166億75百万円で営業利益が3.9%減の15億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が1.6%減の52億92百万円で営業利益が21.2%減の3億12百万円、化成品は売上高が4.2%増の39億53百万円で営業利益が7.0%減の4億63百万円としている。
 
 配当予想は設立50周年記念配当2円を加えて年間16円(第2四半期末8円、期末8円)としている。17年12月期比3円増配で、予想配当性向は30.1%となる。
 
■株価は調整一巡感
 
 株価は戻りの鈍い展開で安値圏だが、2月の直近安値1014円を割り込むことなく調整一巡感を強めている。
 
 3月19日の終値1095円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS53円10銭で算出)は20〜21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS776円56銭で算出)は1.4倍近辺である。時価総額は約337億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、2月安値水準まで下押す動きは見られない。調整一巡して反発が期待される。( 情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

[3月02日更新]

星光PMCは調整一巡感、18年12月期減益予想だがCNF複合材料の商業生産本格化期待
 
 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。18年12月期は減益予想だが、CNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。株価は調整一巡感を強めている。
 
■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開
 
 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。17年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業63%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。
 
 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、植物由来の軽量・高強度の次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、水性インキ用コア・シェル・エマルション、アミドエーテル系溶剤、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野における新規開発品戦略を推進している。また17年3月には、台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業を持分法適用関連会社化した。
 
 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。
 
■CNF複合材料の商業生産開始
 
 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。
 
 18年1月1には、竜ヶ崎工場にあるCNF実証生産設備(パイロットプラント)の生産能力増強工事が完了し、「STARCEL」ブランドでCNF複合材料の商業生産・製品出荷を開始した。
 
 銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。
 
■18年12月期減益予想だがCNF複合材料の商業生産本格化期待
 
 17年12月期連結業績は、売上高が16年12月期比3.0%増の250億86百万円、営業利益が3.5%減の22億20百万円、経常利益が6.5%増の24億64百万円、純利益が11.4%増の19億99百万円だった。配当は1円増配の年間13円(第2四半期末6円、期末7円)とした。配当性向は19.7%である。
 
 国内・海外とも製紙用薬品が堅調に推移して増収だったが、原料価格上昇の影響で営業減益だった。ただし計画に対して営業利益は減益幅が縮小した。売上総利益率は26.8%で0.9ポイント低下、販管費比率は17.9%で0.4ポイント低下した。経常利益と純利益は、持分法投資利益の計上や為替差損益の改善で、減益予想から一転して増益での着地となった。
 
 製紙用薬品は売上高が2.8%増の159億12百万円で営業利益が12.4%減の16億59百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が4.1%増の53億79百万円で営業利益が27.7%増の3億96百万円、化成品は売上高が2.7%増の37億94百万円で営業利益が0.2%増の4億98百万円だった。
 
 18年12月期の連結業績予想は、売上高が17年12月期比3.3%増の259億20百万円、営業利益が9.9%減の20億円、経常利益が13.6%減の21億30百万円、純利益が19.5%減の16億10百万円としている。国内・海外で拡販を推進して増収予想だが、原材料価格上昇、人件費や償却費等の増加で減益予想としている。CNF複合材料の商業生産本格化を期待したい。
 
 セグメント別の計画は、製紙用薬品は売上高が4.8%増の166億75百万円で営業利益が3.9%減の15億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が1.6%減の52億92百万円で営業利益が21.2%減の3億12百万円、化成品は売上高が4.2%増の39億53百万円で営業利益が7.0%減の4億63百万円としている。
 
 配当は設立50周年記念配当2円を加えて年間16円(第2四半期末8円、期末8円)とした。17年12月期比3円増配で、予想配当性向は30.1%となる。
 
■株価は調整一巡感
 
 株価はCNF複合材料商業生産開始を材料視した1月16日高値1443円から急反落したが、2月14日の直近安値1014円から切り返して調整一巡感を強めている。
 
 3月1日の終値1136円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS53円10銭で算出)は21〜22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS776円56銭で算出)は1.5倍近辺である。時価総額は約349億円である。
 
 週足チャートで見ると安値圏の下ヒゲで調整一巡感を強めている。出直りが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR) [1月19日更新]

星光PMCは急動意、CNF商業生産開始も寄与して18年12月期収益改善期待
 
 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。17年12月期減益予想だが、18年12月期はCNF複合材料の商業生産開始も寄与して収益改善が期待される。株価はCNF商業生産開始を好感して急動意の形となった。ボックス上放れを期待したい。
 
■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開
 
 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。16年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。
 
 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業を持分法適用関連会社化した。
 
 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。
 
■CNF複合材料の商業生産開始
 
 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。
 
 そして1月16日には、竜ヶ崎工場にあるCNF実証生産設備(パイロットプラント)の生産能力増強工事が完了し、「STARCEL」ブランドでCNF複合材料の商業生産・製品出荷を開始したと発表している。
 
 銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。
 
■17年12月期減益予想だが増額余地、18年12月期の収益改善期待
 
 前期(17年12月期)の連結業績予想(8月8日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前々期(16年12月期)比0.5%減の242億30百万円、営業利益が13.1%減の20億円、経常利益が5.8%減の21億80百万円、純利益が3.0%減の17億40百万円、配当予想は前々期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。
 
 第3四半期累計は売上高が前年同期比0.3%増の182億24百万円、営業利益が12.8%減の15億39百万円、経常利益が3.3%増の17億22百万円、純利益が1.5%増の13億86百万円だった。
 
 売上の伸び悩みや原料価格上昇などで営業減益だった。売上総利益率は27.0%で0.7ポイント低下、販管費比率は18.5%で0.5ポイント上昇した。ただし営業外での為替差損益の改善や台湾新綜工業の株式取得に伴う持分法投資利益計上が寄与して、経常利益と純利益は増益だった。
 
 製紙用薬品は売上高が0.1%減の115億35百万円で営業利益が18.5%減の11億86百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が1.4%減の38億11百万円で営業利益が12.8%減の2億13百万円、化成品は売上高が4.1%増の28億78百万円で営業利益が13.7%増の4億17百万円だった。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.2%、営業利益が77.0%、経常利益が79.0%、純利益が79.7%である。通期会社予想に増額余地がありそうだ。そして今期(18年12月期)はCNF複合材料の商業生産開始も寄与して収益改善が期待される。
 
■株価は急動意、ボックスレンジ上放れ期待
 
 株価は1100円〜1300円近辺でのボックス展開だったが、CNF複合材料商業生産開始を好感して急動意の形となった。レンジ下限の1100円台から1月16日には昨年来高値となる1443円まで急伸した。
 
 1月18日の終値1321円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS57円38銭で算出)は23倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は0.9%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS713円14銭で算出)は1.9倍近辺である。時価総額は約406億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。乱高下で上ヒゲをつけたが、ボックスレンジ上放れを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月22日更新]

星光PMCは17年12月期減益予想だが18年12月期収益改善期待

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。17年12月期減益予想だが増額余地がありそうだ。そして18年12月期は収益改善を期待したい。株価はボックス展開だがレンジ下限から反発を期待したい。
 
■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開
 
 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。16年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。
 
 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業を持分法適用関連会社化した。
 
 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。
 
 銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。
 
 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。
 
■17年12月期減益予想だが増額余地、18年12月期の収益改善期待
 
 今期(17年12月期)の連結業績予想(8月8日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前期(16年12月期)比0.5%減の242億30百万円、営業利益が13.1%減の20億円、経常利益が5.8%減の21億80百万円、純利益が3.0%減の17億40百万円、配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。
 
 第3四半期累計は売上高が前年同期比0.3%増の182億24百万円、営業利益が12.8%減の15億39百万円、経常利益が3.3%増の17億22百万円、純利益が1.5%増の13億86百万円だった。
 
 売上の伸び悩みや原料価格上昇などで営業減益だった。売上総利益率は27.0%で0.7ポイント低下、販管費比率は18.5%で0.5ポイント上昇した。ただし営業外での為替差損益の改善や台湾新綜工業の株式取得に伴う持分法投資利益計上が寄与して、経常利益と純利益は増益だった。
 
 製紙用薬品は売上高が0.1%減の115億35百万円で営業利益が18.5%減の11億86百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が1.4%減の38億11百万円で営業利益が12.8%減の2億13百万円、化成品は売上高が4.1%増の28億78百万円で営業利益が13.7%増の4億17百万円だった。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.2%、営業利益が77.0%、経常利益が79.0%、純利益が79.7%である。通期会社予想に増額余地がありそうだ。そして来期(18年12月期)の収益改善を期待したい。
 
■株価はボックスレンジ下限から反発期待
 
 株価は1100円〜1300円円近辺でボックス展開だ。12月21日は1120円まで調整してレンジ下限に接近した。
 
 12月21日の終値1127円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS57円38銭で算出)は19〜20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS713円14銭で算出)は1.6倍近辺である。時価総額は約346億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、1100円近辺のレンジ下限から反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月28日更新]

星光PMCは調整一巡感、17年12月期減益予想だが増額余地、18年12月期は収益改善期待
 
 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。17年12月期減益予想だが増額余地がありそうだ。そして18年12月期は収益改善が期待される。株価は戻りの鈍い展開だが調整一巡感を強めている。
 
■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開
 
 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。16年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。
 
 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業を持分法適用関連会社化した。
 
 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。
 
 銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。
 
 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。
 
■17年12月期3Q累計は営業減益、経常・最終増益
 
 今期(17年12月期)第3四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比0.3%増の182億24百万円、営業利益が12.8%減の15億39百万円、経常利益が3.3%増の17億22百万円、純利益が1.5%増の13億86百万円だった。
 
 製紙用薬品事業と印刷インキ用・記録材料用樹脂事業の伸び悩みで微増収にとどまり、原料価格上昇も影響して営業減益だった。売上総利益率は27.0%で0.7ポイント低下、販管費比率は18.5%で0.5ポイント上昇した。ただし営業外での為替差損益の改善や台湾新綜工業の株式取得に伴う持分法投資利益計上が寄与して、経常利益と純利益は増益だった。
 
 製紙用薬品は売上高が0.1%減の115億35百万円で営業利益が18.5%減の11億86百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が1.4%減の38億11百万円で営業利益が12.8%減の2億13百万円、化成品は売上高が4.1%増の28億78百万円で営業利益が13.7%増の4億17百万円だった。
 
■17年12月期減益予想だが増額余地、18年12月期は収益改善期待
 
 今期(17年12月期)の連結業績予想(8月8日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前期(16年12月期)比0.5%減の242億30百万円、営業利益が13.1%減の20億円、経常利益が5.8%減の21億80百万円、純利益が3.0%減の17億40百万円、配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.2%、営業利益が77.0%、経常利益が79.0%、純利益が79.7%である。通期会社予想に増額余地がありそうだ。そして来期(18年12月期)は収益改善が期待される。
 
■株価は調整一巡感
 
 株価は戻りが鈍く1200円近辺でモミ合う展開だ。ただし大きく下押すことなく調整一巡感を強めている。
 
 11月27日の終値1201円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS57円38銭で算出)は20〜21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS713円14銭で算出)は1.7倍近辺である。時価総額は約369億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、1100円近辺が下値支持線の形だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
 [10月16日更新]

星光PMCは調整一巡感、17年12月期減益予想だが18年12月期収益改善期待      
 星光PMC <4963> は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。17年12月期減益予想だが利益を増額している。そして18年12月期は収益改善が期待される。株価は調整一巡感を強めている。
 
■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開
 
 DIC <4631> の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。16年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。
 
 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業を持分法適用関連会社化した。
 
 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。
 
 銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。
 
 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。
 
■17年12月期減益予想だが18年12月期は収益改善期待
 
 今期(17年12月期)の連結業績予想(8月8日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前期(16年12月期)比0.5%減の242億30百万円、営業利益が13.1%減の20億円、経常利益が5.8%減の21億80百万円、純利益が3.0%減の17億40百万円、配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。
 
 第2四半期累計(1〜6月)は、売上高が前年同期比1.9%減収で、営業利益が8.3%減益、経常利益が13.0%増益、純利益が10.1%増益だった。国内外の販売苦戦で売上数量が減少して売上高が計画を下回り、人件費などの増加で営業減益だった。ただし化成品事業が堅調に推移し、製品販売構成の高付加価値化進展、台湾新綜工業の株式取得に伴う持分法投資利益計上、投資有価証券売却益計上などで、期初計画に対して各利益は上振れて着地した。
 
 今期(17年12月期)は減益予想だが、来期(18年12月期)は収益改善が期待される。
 
■株価は調整一巡感
 
 株価は8月の直近安値1118円から徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。
 
 10月13日の終値1194円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS57円38銭で算出)は20〜21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS713円14銭で算出)は1.7倍近辺である。時価総額は約367億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。調整一巡して反発が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月24日更新]

星光PMCは調整一巡感、17年12月期減益予想だが18年12月期は収益改善期待

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。17年12月期減益予想だが利益を増額している。そして18年12月期は収益改善が期待される。株価は調整一巡感を強めている。
 
■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開
 
 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。また17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業を持分法適用関連会社化した。16年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。
 
 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。
 
 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。
 
 銀ナノワイヤーは、直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。
 
 新中期経営計画「CS VISION−2」では目標数値に、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上を掲げている。
 
■17年12月期減益予想だが18年12月期は収益改善期待
 
 今期(17年12月期)の連結業績予想(8月8日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前期(16年12月期)比0.5%減の242億30百万円、営業利益が13.1%減の20億円、経常利益が5.8%減の21億80百万円、純利益が3.0%減の17億40百万円、配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。
 
 第2四半期累計(1〜6月)の連結業績は売上高が前年同期比1.9%減収、営業利益が8.3%減益、経常利益が13.0%増益、純利益が10.1%増益だった。国内外の販売苦戦で売上数量が減少して売上高が計画を下回り、人件費などの増加で営業減益だった。ただし化成品事業が堅調に推移し、製品販売構成の高付加価値化進展、台湾新綜工業の株式取得に伴う持分法投資利益計上、投資有価証券売却益計上などで、期初計画に対して各利益は上振れて着地した。
 
 今期(17年12月期)は減益予想だが、来期(18年12月期)は収益改善が期待される。
 
■株価は調整一巡感
 
 株価は戻り高値圏1300円台から反落して水準を切り下げたが、安値圏1100円台で調整一巡感を強めている。
 
 9月21日の終値1200円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS57円38銭で算出)は20〜21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS713円14銭で算出)は1.7倍近辺である。時価総額は約369億円である。
 
 週足チャートで見ると1100円〜1400円近辺でボックス展開の形だ。調整一巡して反発が期待される(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月24日更新]

星光PMCは調整一巡して戻り試す、17年12月期2Q累計営業減益だが計画超、通期利益予想も増額修正  
 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。17年12月期第2四半期累計は営業減益だが計画超だった。そして通期利益予想も増額修正した。株価は調整一巡して戻りを試す展開が期待される。
 
■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開
 
 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。17年3月台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業の株式を取得して持分法適用関連会社化した。
 
 中期成長に向けて高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。
 
 16年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%だった。利益配分については経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。
 
■次世代素材CNFの事業化推進
 
 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。
 
 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。
 
 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。
 
■17年12月期2Q累計は営業減益だが計画超
 
 今期(17年12月期)第2四半期累計(1月〜6月)の連結業績(7月31日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前年同期比1.9%減の117億87百万円、営業利益が8.3%減の9億86百万円、経常利益が13.0%増の11億11百万円、純利益が10.1%増の9億03百万円だった。
 
 国内外の販売苦戦で売上数量が2.3%減少して売上高が計画を下回る1.9%減収となり、人件費を中心とした製造経費や販管費の増加で営業減益だった。ただし化成品事業が堅調に推移し、製品販売構成の高付加価値化進展、台湾新綜工業の株式取得に伴う持分法投資利益計上、投資有価証券売却益計上などで、期初計画に対して営業利益は1億67百万円、経常利益は2億61百万円、純利益は2億47百万円、それぞれ上回った。
 
 売上総利益は1.5%減少したが、売上総利益率は27.3%で0.1ポイント上昇した。販管費は1.8%増加し、販管費比率は18.9%で0.7ポイント上昇した。為替レートは1ドル=113円、ナフサ価格は4万400円(前年同期は為替1ドル=113円、ナフサ価格3万3000円)だった。また営業外収益では持分法投資利益1億円を計上し、営業外費用では為替差損が減少(前期1億72百万円、今期24百万円)した。特別利益では投資有価証券売却益77百万円を計上した。
 
 製紙用薬品は売上高が2.8%減の73億36百万円で営業利益(連結調整前)が17.0%減の7億38百万円だった。競争激化や販売価格下落で減収減益だった。印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が3.6%減の25億16百万円で営業利益が2.2%増の1億34百万円だった。需要減少で減収だが、製品販売構成の高付加価値化進展で増益だった。化成品事業は売上高が4.2%増の19億34百万円で営業利益が19.0%増の3億02百万円だった。主力製品の輸出が順調だった。
 
 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期58億58百万円、第2四半期59億29百万円、営業利益は6億11百万円、3億75百万円だった。
 
■17年12月期は原料価格上昇で減益予想だが増額の可能性
 
 今期(17年12月期)通期の連結業績予想は、8月8日に売上高を減額、利益を増額修正した。前回予想(2月13日公表)に対して、売上高は4億40百万円減額して前期(16年12月期)比0.5%減の242億30百万円、営業利益は1億円増額して13.1%減の20億円、経常利益は2億20百万円増額して5.8%減の21億80百万円、純利益は2億10百万円増額して3.0%減の17億40百万円とした。配当予想は据え置いて前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。予想配当性向は20.9%となる。
 
 売上数量が減少して売上高が計画を下回り、人件費を中心とした製造経費や販管費の増加で営業減益だが、化成品事業が堅調に推移し、製品販売構成の高付加価値化進展、台湾新綜工業の株式取得に伴う持分法投資利益計上、投資有価証券売却益計上も寄与して各利益が期初計画を上回る見込みだ。
 
 なお下期の為替レートは1ドル=114円、ナフサ価格は3万6000円(16年12月期通期実績は為替1ドル=109円、ナフサ価格3万2800円)を想定している。また営業利益3億01百万円減益分析は、増益要因が売上数量差+構成差64百万円、減益要因が製品原料価格差+コスト差1億80百万円、製造経費増加92百万円、販管費増加93百万円としている。
 
 セグメント別には、製紙用薬品の売上高が1.3%減の152億85百万円で営業利益(連結調整前)が12.5%減の16億58百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が1.0%減の51億20百万円で営業利益が25.2%減の2億32百万円、化成品事業の売上高が3.6%増の38億25百万円で営業利益が2.4%増の5億08百万円としている。
 
 修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.6%、営業利益が49.3%、経常利益が51.0%、純利益が51.9%と概ね順調な水準である。
 
■中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す
 
 新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進している。
 
 経営目標数値には、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げている。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。
 
 事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円で営業利益が17億円、樹脂事業の売上高が58億66百万円で営業利益が4億78百万円、化成品事業の売上高が40億円で営業利益が4億48百万円としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。
 
■株価は調整一巡して戻り試す
 
 株価は戻り高値圏1300円台から反落して水準を切り下げたが、1100円近辺から切り返して調整一巡感を強めている。
 
 8月23日の終値1185円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS57円38銭で算出)は20〜21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS713円14銭で算出)は1.7倍近辺である。時価総額は約364億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、1100円近辺が下値支持線の形だ。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月28日更新]

星光PMCは戻り歩調で3月の年初来高値試す、17年12月期予想は増額の可能性

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。17年12月期は原料価格上昇で減益予想だが、増額の可能性がありそうだ。株価は徐々に水準を切り上げて戻り歩調だ。3月の年初来高値を試す展開が期待される。

■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業社の株式32%を取得して持分法適用関連会社化した。

 中期成長に向けて高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

 16年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%である。利益配分については経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■17年12月期第1四半期は大幅増益

 今期(17年12月期)第1四半期(1月〜3月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.5%減の58億58百万円、営業利益が同22.9%増の6億11百万円、経常利益が同38.4%増の6億88百万円、純利益が同17.1%増の5億45百万円だった。

 販売価格下落で減収だが、国内外におけるコスト削減・合理化効果、プロダクトミックス改善効果などで大幅増益だった。売上総利益は同8.4%増加し、売上総利益率は29.2%で同2.7ポイント上昇した。販管費は同1.7%増加し、販管費比率は18.8%で同0.6ポイント上昇した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同0.5%減の36億74百万円で営業利益(連結調整前)が同5.8%増の4億33百万円だった。需要伸び悩みや販売価格下落で減収だが、国内外におけるコスト削減・合理化効果で増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同4.9%減の12億36百万円で営業利益が同2.8倍の1億09百万円だった。記録材料用樹脂は増収だが、印刷インキ用樹脂が減収だった。利益面では、国内販売のプロダクトミックス改善効果やコスト削減・合理化効果が寄与して、大幅増益だった。

 化成品事業は売上高が同1.0%減の9億47百万円で営業利益が同11.4%増の1億65百万円だった。輸出売上が減少したが、コスト削減・合理化効果で増益だった。

■17年12月期は原料価格上昇で減益予想だが増額の可能性

 今期(17年12月期)連結業績予想(2月13日公表)は売上高が前期(16年12月期)比1.3%増の246億70百万円、営業利益が同17.4%減の19億円、経常利益が同15.3%減の19億60百万円、純利益が同14.7%減の15億30百万円としている。配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は23.8%となる。

 販売数量増加で増収だが、原料価格上昇や経費増加などで減益予想としている。為替レートは1ドル=115円、ナフサ価格は4万2000円(16年12月期実績は為替1ドル=109円、ナフサ価格3万2800円)を前提としている。営業利益増減分析は、増益要因が拡販による売上増加4億20百万円、減益要因がコストアップ3億45百万円、製造経費増加1億33百万円、研究開発費など販管費増加3億43百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が同2.7%増の159億01百万円で営業利益(連結調整前)が同4.3%減の18億13百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が同1.7%減の50億82百万円で営業利益が同54.5%減の1億41百万円、化成品事業の売上高が同0.1%減の36億87百万円で営業利益が同18.0%減の4億07百万円としている。

 第1四半期の進捗率は、第2四半期累予想に対して売上高が49.0%、営業利益が74.5%、経常利益が80.9%、純利益が82.6%、通期予想に対して売上高が23.7%、営業利益が32.2%、経常利益が35.1%、純利益が35.6%と高水準である。下期偏重の期初計画であることも考慮すれば、第2四半期累計・通期予想とも増額の可能性がありそうだ。

■中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進している。

 経営目標数値には、会社設立50周年の18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げている。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。

 事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円で営業利益が17億円、樹脂事業の売上高が58億66百万円で営業利益が4億78百万円、化成品事業の売上高が40億円で営業利益が4億48百万円としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は戻り歩調で3月の年初来高値を試す

 株価の動きを見ると4月の直近安値1129円から徐々に水準を切り上げている。戻り歩調だ。

 6月26日の終値1269円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円46銭で算出)は25〜26倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は0.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS713円14銭で算出)は1.8倍近辺である。時価総額は約390億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。3月の年初来高値1415円を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月26日更新]

星光PMCは調整一巡して戻り試す、17年12月期第1四半期増益で通期予想は増額の可能性

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。17年12月期第1四半期は大幅増益だった。通期は原料価格上昇で減益予想だが、増額の可能性が高いだろう。株価は3月の年初来高値から急反落したが、調整一巡して戻りを試す展開が期待される。

■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業社の株式32%を取得して持分法適用関連会社化した。

 中期成長に向けて高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。
 16年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21%、化成品事業15%である。利益配分については経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■17年12月期第1四半期は大幅増益

 5月12日発表した今期(17年12月期)第1四半期(1月〜3月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.5%減の58億58百万円、営業利益が同22.9%増の6億11百万円、経常利益が同38.4%増の6億88百万円、そして純利益が同17.1%増の5億45百万円だった。

 販売価格下落で減収だったが、国内外におけるコスト削減・合理化効果、プロダクトミックス改善効果などで大幅増益だった。売上総利益は同8.4%増加し、売上総利益率は29.2%で同2.7ポイント上昇した。販管費は同1.7%増加し、販管費比率は18.8%で同0.6ポイント上昇した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同0.5%減の36億74百万円で営業利益(連結調整前)が同5.8%増の4億33百万円だった。需要伸び悩みや販売価格下落で減収だが、国内外におけるコスト削減・合理化効果で増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同4.9%減の12億36百万円で営業利益が同2.8倍の1億09百万円だった。記録材料用樹脂は増収だが、印刷インキ用樹脂が減収だった。利益面では、国内販売のプロダクトミックス改善効果やコスト削減・合理化効果が寄与して、大幅増益だった。

 化成品事業は売上高が同1.0%減の9億47百万円で営業利益が同11.4%増の1億65百万円だった。輸出売上が減少したが、コスト削減・合理化効果で増益だった。

■17年12月期は原料価格上昇で減益予想だが増額の可能性

 今期(17年12月期)連結業績予想(2月13日公表)は売上高が前期(16年12月期)比1.3%増の246億70百万円、営業利益が同17.4%減の19億円、経常利益が同15.3%減の19億60百万円、純利益が同14.7%減の15億30百万円としている。配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は23.8%となる。

 販売数量増加で増収だが、原料価格上昇、経費増加などで減益予想としている。為替レートは1ドル=115円、ナフサ価格は4万2000円(16年12月期実績は為替1ドル=109円、ナフサ価格3万2800円)を前提としている。営業利益増減分析は、増益要因が拡販による売上増加4億20百万円、減益要因がコストアップ3億45百万円、製造経費増加1億33百万円、研究開発費など販管費増加3億43百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が同2.7%増の159億01百万円で営業利益(連結調整前)が同4.3%減の18億13百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が同1.7%減の50億82百万円で営業利益が同54.5%減の1億41百万円、化成品事業の売上高が同0.1%減の36億87百万円で営業利益が同18.0%減の4億07百万円としている。

 第1四半期の進捗率は、第2四半期累予想に対して売上高が49.0%、営業利益が74.5%、経常利益が80.9%、純利益が82.6%、通期予想に対して売上高が23.7%、営業利益が32.2%、経常利益が35.1%、純利益が35.6%と高水準である。下期偏重の期初計画であることも考慮すれば、第2四半期累計・通期予想とも増額の可能性が高いだろう。

■中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進している。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円、営業利益22億円、営業利益率8%以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げている。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。

 事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円で営業利益が17億円、樹脂事業の売上高が58億66百万円で営業利益が4億78百万円、化成品事業の売上高が40億円で営業利益が4億48百万円としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は調整一巡して戻り試す

 株価の動きを見ると、3月の年初来高値1415円から急反落したが、1100円台で徐々に下値を切り上げている。調整が一巡したようだ。

 5月25日の終値1232円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円46銭で算出)は24〜25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS713円14銭で算出)は1.7倍近辺である。時価総額は約379億円である。

  週足チャートで見ると26週移動平均線と13週移動平均線を回復した。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月18日更新]

星光PMCは3月高値から急反落したが売り一巡、17年12月期減益予想だが保守的

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。17年12月期は原料価格上昇で減益予想だが、保守的な印象が強く増額余地がありそうだ。株価はCNF配合樹脂ペレットの商業生産開始との一部報道を好感した3月の年初来高値から急反落したが、利益確定売りが一巡して反発展開が期待される。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。16年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業が64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業が21%、化成品事業が15%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

 17年3月には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業社の株式32%を取得して持分法適用関連会社化した。各々が保有する強みを融合し、両社の地域・領域両面での事業拡大に向けた相互協力関係を構築していくとしている。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 四半期別業績推移を見ると、15年12月期は売上高が第1四半期60億25百万円、第2四半期60億75百万円、第3四半期62億51百万円、第4四半期62億18百万円、営業利益が2億45百万円、3億79百万円、2億92百万円、4億02百万円、16年12月期は売上高が59億49百万円、60億63百万円、61億66百万円、61億68百万円、営業利益が4億97百万円、5億79百万円、6億89百万円、5億36百万円だった。営業損益は改善基調である。

 16年12月期連結業績は売上高が15年12月期比0.9%減の243億46百万円、営業利益が同74.5%増の23億01百万円、経常利益が同73.3%増の23億14百万円、純利益が同67.2%増の17億94百万円だった。製紙業界や印刷インキ業界の需要が総じて伸び悩み、販売価格低下も影響して減収だったが、販売数量増加、国内外におけるコスト削減・合理化、化成品事業および中国事業の製紙用薬品が順調に推移して、計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同17.2%増加し、売上総利益率は27.7%で同4.2ポイント上昇した。販管費は同0.2%増加し、販管費比率は18.3%で同0.2ポイント上昇した。営業外費用では為替差損が増加した。営業利益増減分析は、増益要因が拡販による売上増加3億51百万円、コスト削減7億75百万円、減益要因が製造経費増加71百万円、販管費増加が72百万円としている。

 特別利益では前々期計上の国庫補助金2億54百万円および固定資産受贈益97百万円が一巡したが、KJケミカルズの株式追加取得(100%子会社化)に伴う負ののれん発生益77百万円、および投資有価証券売却益29百万円を計上した。特別損失では固定資産圧縮損1億67百万円が一巡した。

 ROEは8.6%で同3.2ポイント上昇した。自己資本比率は71.8%で同2.1ポイント上昇した。配当は15年12月期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)とした。配当性向は20.3%である。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同2.1%減の154億84百万円で営業利益(連結調整前)が同46.5%増の18億95百万円だった。需要が伸び悩み、販売価格低下も影響したが、コスト削減・合理化や中国事業の順調推移などで大幅増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同3.6%減の51億69百万円で営業利益が同2.1倍の3億10百万円だった。印刷インキ国内生産が同0.3%減少し、オフセットインキ用樹脂および記録材料用樹脂が減収だったが、水性インキ用樹脂が増収となり、コスト削減・合理化で増益だった。

 化成品事業は売上高が同9.1%増の36億92百万円で営業利益が同54.4%増の4億96百万円だった。主力製品の輸出が好調に推移し、コスト削減・合理化効果も寄与した。

■17年12月期は原料価格上昇で減益予想だが保守的な印象

 今期(17年12月期)連結業績予想(2月13日公表)は売上高が前期(16年12月期)比1.3%増の246億70百万円、営業利益が同17.4%減の19億円、経常利益が同15.3%減の19億60百万円、そして純利益が同14.7%減の15億30百万円としている。配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は23.8%となる。

 販売数量増加で増収だが、原料価格上昇、経費増加などで減益予想としている。為替レートは1ドル=115円、ナフサ価格は4万2000円(16年12月期実績は為替1ドル=109円、ナフサ価格3万2800円)を前提としている。営業利益増減分析は、増益要因が拡販による売上増加4億20百万円、減益要因がコストアップ3億45百万円、製造経費増加1億33百万円、研究開発費などの販管費増加3億43百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が同2.7%増の159億01百万円で営業利益(連結調整前)が同4.3%減の18億13百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が同1.7%減の50億82百万円で営業利益が同54.5%減の1億41百万円、化成品事業の売上高が同0.1%減の36億87百万円で営業利益が同18.0%減の4億07百万円としている。

 原料価格上昇などで減益予想としたが、保守的な印象が強く増額余地がありそうだ。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定の新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進する。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げている。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。

 なお事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)で営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)で営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)で営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は利益確定売りが一巡して反発期待

 株価の動きを見ると、CNF配合樹脂ペレットの商業生産開始との一部報道を好感した3月の年初来高値1415円から、地合い悪化も影響して急反落した。ただし1100円台で下げ渋る動きだ。利益確定売りが一巡したようだ。

 4月17日の終値1164円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS50円46銭で算出)は23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS713円14銭で算出)は1.6倍近辺である。時価総額は約358億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、52週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。サポートラインを確認した形だろう。利益確定売りが一巡して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月22日更新]

星光PMCは戻り高値突破してボックス上放れ期待、17年12月期減益予想だが保守的

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。17年12月期は原料価格上昇で減益予想だが、保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。3月15日には台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーを持分法適用関連会社化した。株価はCNF配合樹脂ペレットの商業生産開始との一部報道を好感して動意づく形となった。戻り高値を突破してボックス上放れの展開が期待される。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。16年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業が64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業が21%、化成品事業が15%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

 なお3月15日には、台湾のアクリル系工業用粘接着材メーカーである新綜工業社(16年12月期売上高は日本円で約15億円)の株式32%を取得して、持分法適用関連会社化したと発表している。各々が保有する強みを融合し、両社の地域・領域両面での事業拡大に向けた相互協力関係を構築していくとしている。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 四半期別の推移を見ると、14年12月期は売上高が第1四半期53億36百万円、第2四半期61億68百万円、第3四半期60億64百万円、第4四半期64億02百万円、営業利益が1億40百万円、17百万円の赤字、77百万円、1億19百万円で、15年12月期は売上高が60億25百万円、60億75百万円、62億51百万円、62億18百万円、営業利益が2億45百万円、3億79百万円、2億92百万円、4億02百万円だった。営業損益は14年12月期第2四半期をボトムとして改善基調である。

 15年12月期の売上総利益率は23.5%で14年12月期比4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。なお営業利益増減分析は、増益要因が原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円、減益要因が単体ベース売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 またROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。配当性向は33.9%だった。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

■16年12月期は計画超の大幅増益

 前期(16年12月期)連結業績は売上高が前々期(15年12月期)比0.9%減の243億46百万円、営業利益が同74.5%増の23億01百万円、経常利益が同73.3%増の23億14百万円、純利益が同67.2%増の17億94百万円だった。

 製紙業界や印刷インキ業界の需要が総じて伸び悩み、販売価格低下も影響して減収だったが、販売数量増加、国内外におけるコスト削減・合理化、化成品事業および中国事業の製紙用薬品が順調に推移して、計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同17.2%増加し、売上総利益率は27.7%で同4.2ポイント上昇した。販管費は同0.2%増加し、販管費比率は18.3%で同0.2ポイント上昇した。営業外費用では為替差損が増加した。営業利益増減分析は、増益要因が拡販による売上増加3億51百万円、コスト削減7億75百万円、減益要因が製造経費増加71百万円、販管費増加が72百万円としている。

 特別利益では前々期計上の国庫補助金2億54百万円および固定資産受贈益97百万円が一巡したが、KJケミカルズの株式追加取得(100%子会社化)に伴う負ののれん発生益77百万円、および投資有価証券売却益29百万円を計上した。特別損失では固定資産圧縮損1億67百万円が一巡した。

 ROEは8.6%で同3.2ポイント上昇した。自己資本比率は71.8%で同2.1ポイント上昇した。配当は前々期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)でとした。配当性向は20.3%である。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同2.1%減の154億84百万円で営業利益(連結調整前)が同46.5%増の18億95百万円だった。需要が伸び悩み、販売価格低下も影響したが、コスト削減・合理化や中国事業の順調推移などで大幅増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同3.6%減の51億69百万円で営業利益が同2.1倍の3億10百万円だった。印刷インキ国内生産が同0.3%減少し、オフセットインキ用樹脂および記録材料用樹脂が減収だったが、水性インキ用樹脂が増収となり、コスト削減・合理化で増益だった。

 化成品事業は売上高が同9.1%増の36億92百万円で営業利益が同54.4%増の4億96百万円だった。主力製品の輸出が好調に推移し、コスト削減・合理化効果も寄与した。

 なお四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期59億49百万円、第2四半期60億63百万円、第3四半期61億66百万円、第4四半期61億68百万円、営業利益は4億97百万円、5億79百万円、6億89百万円、5億36百万円だった。

■17年12月期は原料価格上昇で減益予想だが保守的な印象

 今期(17年12月期)連結業績予想(2月13日公表)は売上高が前期(16年12月期)比1.3%増の246億70百万円、営業利益が同17.4%減の19億円、経常利益が同15.3%減の19億60百万円、そして純利益が同14.7%減の15億30百万円としている。配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は23.8%となる。

 販売数量増加で増収だが、原料価格上昇、経費増加などで減益予想としている。為替レートは1ドル=115円、ナフサ価格は4万2000円(16年12月期実績は為替1ドル=109円、ナフサ価格3万2800円)を前提としている。営業利益増減分析は、増益要因が拡販による売上増加4億20百万円、減益要因がコストアップ3億45百万円、製造経費増加1億33百万円、研究開発費などの販管費増加3億43百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が同2.7%増の159億01百万円で営業利益(連結調整前)が同4.3%減の18億13百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が同1.7%減の50億82百万円で営業利益が同54.5%減の1億41百万円、化成品事業の売上高が同0.1%減の36億87百万円で営業利益が同18.0%減の4億07百万円としている。

 原料価格上昇などで減益予想としたが、保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定の新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進する。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げている。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。

 なお事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)で営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)で営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)で営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は戻り高値を突破してボックス上放れ期待

 株価の動きを見ると、大勢として1000円〜1300円近辺でのボックス展開だったが、CNF配合樹脂ペレットの商業生産開始との一部報道を好感して動意づく形となった。そして3月10日に前日比244円(22.12%)高の1347円まで急伸する場面があり、16年4月の戻り高値1315円を突破した。

 3月21日の終値1265円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS50円46銭で算出)は25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は0.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS713円14銭で算出)は1.8倍近辺である。時価総額は約389億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を回復した。1300円近辺のフシを突破してボックス上放れの展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月28日更新]

星光PMCは17年12月期が原料価格上昇で減益予想だが保守的な印象

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。17年12月期は原料価格上昇などで減益予想としたが、保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。株価は目先的な売りが一巡して反発展開が期待される。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。16年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業が64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業が21%、化成品事業が15%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 四半期別の推移を見ると、14年12月期は売上高が第1四半期53億36百万円、第2四半期61億68百万円、第3四半期60億64百万円、第4四半期64億02百万円、営業利益が1億40百万円、17百万円の赤字、77百万円、1億19百万円で、15年12月期は売上高が60億25百万円、60億75百万円、62億51百万円、62億18百万円、営業利益が2億45百万円、3億79百万円、2億92百万円、4億02百万円だった。営業損益は14年12月期第2四半期をボトムとして改善基調である。

 15年12月期の売上総利益率は23.5%で14年12月期比4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。なお営業利益増減分析は、増益要因が原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円、減益要因が単体ベース売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 またROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。配当性向は33.9%だった。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

■16年12月期は計画超の大幅増益

 2月13日発表した前期(16年12月期)連結業績は売上高が前々期(15年12月期)比0.9%減の243億46百万円、営業利益が同74.5%増の23億01百万円、経常利益が同73.3%増の23億14百万円、純利益が同67.2%増の17億94百万円だった。

 製紙業界や印刷インキ業界の需要が総じて伸び悩み、販売価格低下も影響して減収だったが、販売数量増加、国内外におけるコスト削減・合理化、化成品事業および中国事業の製紙用薬品が順調に推移して、計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同17.2%増加し、売上総利益率は27.7%で同4.2ポイント上昇した。販管費は同0.2%増加し、販管費比率は18.3%で同0.2ポイント上昇した。営業外費用では為替差損が増加した。営業利益増減分析は、増益要因が拡販による売上増加3億51百万円、コスト削減7億75百万円、減益要因が製造経費増加71百万円、販管費増加が72百万円としている。

 特別利益では前々期計上の国庫補助金2億54百万円および固定資産受贈益97百万円が一巡したが、KJケミカルズの株式追加取得(100%子会社化)に伴う負ののれん発生益77百万円、および投資有価証券売却益29百万円を計上した。特別損失では固定資産圧縮損1億67百万円が一巡した。

 ROEは8.6%で同3.2ポイント上昇した。自己資本比率は71.8%で同2.1ポイント上昇した。配当は前々期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)でとした。配当性向は20.3%である。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同2.1%減の154億84百万円で営業利益(連結調整前)が同46.5%増の18億95百万円だった。需要が伸び悩み、販売価格低下も影響したが、コスト削減・合理化や中国事業の順調推移などで大幅増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同3.6%減の51億69百万円で営業利益が同2.1倍の3億10百万円だった。印刷インキ国内生産が同0.3%減少し、オフセットインキ用樹脂および記録材料用樹脂が減収だったが、水性インキ用樹脂が増収となり、コスト削減・合理化で増益だった。

 化成品事業は売上高が同9.1%増の36億92百万円で営業利益が同54.4%増の4億96百万円だった。主力製品の輸出が好調に推移し、コスト削減・合理化効果も寄与した。

 なお四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期59億49百万円、第2四半期60億63百万円、第3四半期61億66百万円、第4四半期61億68百万円、営業利益は4億97百万円、5億79百万円、6億89百万円、5億36百万円だった。

■17年12月期は減益予想

 今期(17年12月期)連結業績予想(2月13日公表)は売上高が前期(16年12月期)比1.3%増の246億70百万円、営業利益が同17.4%減の19億円、経常利益が同15.3%減の19億60百万円、純利益が同14.7%減の15億30百万円としている。配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は23.8%となる。

 販売数量増加で増収だが、原料価格上昇、経費増加などで減益予想としている。為替レートは1ドル=115円、ナフサ価格は4万2000円(16年12月期実績は為替1ドル=109円、ナフサ価格3万2800円)を前提としている。営業利益増減分析は、増益要因が拡販による売上増加4億20百万円、減益要因がコストアップ3億45百万円、製造経費増加1億33百万円、研究開発費などの販管費増加3億43百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が同2.7%増の159億01百万円で営業利益(連結調整前)が同4.3%減の18億13百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が同1.7%減の50億82百万円で営業利益が同54.5%減の1億41百万円、化成品事業の売上高が同0.1%減の36億87百万円で営業利益が同18.0%減の4億07百万円としている。

 原料価格上昇などで減益予想としたが、保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定の新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進する。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げている。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。

 なお事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)で営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)で営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)で営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は目先的な売りが一巡して反発期待

 株価の動きを見ると、17年12月期減益予想を嫌気する形で反落した。ただし目先的な売り一巡感を強めている。

 2月24日の終値1114円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS50円46銭で算出)は22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS713円14銭で算出)は1.6倍近辺である。時価総額は約342億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、目先的な売りが一巡して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月17日更新]

星光PMCは自律調整一巡して上値試す、17年12月期も収益拡大期待

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。16年12月期大幅増益予想で、利益再増額の可能性が高いだろう。そして17年12月期も収益拡大が期待される。株価は自律調整が一巡して上値を試す展開が期待される。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。15年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業が64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業が22%、化成品事業14%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 四半期別の推移を見ると、14年12月期は売上高が第1四半期53億36百万円、第2四半期61億68百万円、第3四半期60億64百万円、第4四半期64億02百万円、営業利益が1億40百万円、17百万円の赤字、77百万円、1億19百万円で、15年12月期は売上高が60億25百万円、60億75百万円、62億51百万円、62億18百万円、営業利益が2億45百万円、3億79百万円、2億92百万円、4億02百万円だった。営業損益は14年12月期第2四半期をボトムとして改善基調である。

 15年12月期の売上総利益率は23.5%で14年12月期比4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。なお営業利益増減分析は、増益要因が原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円、減益要因が単体ベース売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 またROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。配当性向は33.9%だった。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

■16年12月期第3四半期累計は大幅増益

 前期(16年12月期)第3四半期累計(1〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比0.9%減の181億78百万円だが、営業利益が同92.6%増の17億65百万円、経常利益が同76.7%増の16億67百万円、純利益が同68.3%増の13億65百万円だった。製紙業界や印刷インキ業界の需要が総じて伸び悩み、販売価格低下も影響して減収だったが、国内外におけるコスト削減・合理化、化成品事業および中国事業の製紙用薬品が順調に推移して大幅増益だった。

 売上総利益は同19.6%増加し、売上総利益率は27.7%で同4.8ポイント上昇した。販管費は同0.7%減少したが、販管費比率は18.0%で同0.1ポイント上昇した。また営業外では為替差損が増加(前期24百万円、今期1億89百万円)した。特別利益では前期計上の国庫補助金2億54百万円が一巡したが、KJケミカルズの株式追加取得(100%子会社化)に伴う負ののれん発生益77百万円を計上した。特別損失では固定資産圧縮損1億67百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同1.7%減の115億46百万円で営業利益(連結調整前)が同65.2%増の14億55百万円だった。需要が伸び悩み、販売価格低下も影響したが、コスト削減・合理化や中国事業の順調推移などで大幅増益だった。印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同3.9%減の38億65百万円で営業利益が同64.8%増の2億45百万円だった。水性インキ用樹脂は増収だが、オフセットインキ用樹脂および記録材料用樹脂が減収だったが、コスト削減・合理化で増益だった。化成品事業は売上高が同7.0%増の27億66百万円で営業利益が同62.3%増の3億67百万円だった。主力製品の輸出が好調に推移し、コスト削減・合理化効果も寄与した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期59億49百万円、第2四半期60億63百万円、第3四半期61億66百万円、営業利益は4億97百万円、5億79百万円、6億89百万円だった。

■16年12月期通期予想は再増額の可能性

 前期(16年12月期)通期連結業績予想(8月8日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前々期(15年12月期)比2.0%減の240億90百万円だが、営業利益が同48.7%増の19億60百万円、経常利益が同41.5%増の18億90百万円、純利益が同39.8%増の15億円としている。配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は24.3%となる。

 原料価格低下に伴って製品価格が低下するため減収だが、国内外におけるコスト削減・合理化、中国事業や化成品事業の順調推移などで大幅増益予想だ。為替レートは1ドル=103円、ナフサ価格は3万5000円を前提としている。営業利益増減(6億42百万円増益)分析は、増益要因が差別化製品投入による売上増加3億60百万円、コスト削減・合理化効果5億円、製造経費減少70百万円、減益要因が製品構成差2億24百万円、販管費増加17百万円、その他47百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が同2.2%減の154億70百万円で営業利益(連結調整前)が同38.7%増の17億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が同4.3%減の51億30百万円で営業利益が同41.6%増の2億11百万円、化成品事業の売上高が同3.1%増の34億90百万円で営業利益が同19.0%増の3億82百万円としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.5%、営業利益が90.1%、経常利益が88.2%、純利益が91.0%と高水準である。通期利益予想は再増額の可能性が高いだろう。そして今期(17年12月期)も収益拡大が期待される。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定の新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進する。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げた。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。

 なお事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)で営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)で営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)で営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価の動きを見ると、16年12月の戻り高値1294円から一旦反落したが切り返しの動きを強めている。1月16日には1248円まで上伸した。自律調整が一巡したようだ。

 1月16日の終値1248円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS49円47銭で算出)は25〜26倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS665円09銭で算出)は1.9倍近辺である。時価総額は約384億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって戻り歩調だ。自律調整が一巡して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月29日更新]

星光PMCは16年12月期第3四半期累計大幅増益で通期利益再増額の可能性

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。16年12月期第3四半期累計が大幅増益となり、通期も大幅増益予想である。そして再増額の可能性が高いだろう。株価は調整一巡して戻りを試す展開が期待される。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。15年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業が64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業が22%、化成品事業14%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 四半期別の推移を見ると、14年12月期は売上高が第1四半期53億36百万円、第2四半期61億68百万円、第3四半期60億64百万円、第4四半期64億02百万円、営業利益が1億40百万円、17百万円の赤字、77百万円、1億19百万円で、15年12月期は売上高が60億25百万円、60億75百万円、62億51百万円、62億18百万円、営業利益が2億45百万円、3億79百万円、2億92百万円、4億02百万円だった。営業損益は14年12月期第2四半期をボトムとして改善基調である。

 15年12月期の売上総利益率は23.5%で14年12月期比4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。なお営業利益増減分析は、増益要因が原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円、減益要因が単体ベース売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 またROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。配当性向は33.9%だった。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

■16年12月期第3四半期累計は大幅増益

 11月11日発表した今期(16年12月期)第3四半期累計(1〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比0.9%減の181億78百万円だが、営業利益が同92.6%増の17億65百万円、経常利益が同76.7%増の16億67百万円、純利益が同68.3%増の13億65百万円だった。製紙業界や印刷インキ業界の需要が総じて伸び悩み、販売価格低下も影響して減収だったが、国内外におけるコスト削減・合理化、化成品事業および中国事業の製紙用薬品が順調に推移して大幅増益だった。

 売上総利益は同19.6%増加し、売上総利益率は27.7%で同4.8ポイント上昇した。販管費は同0.7%減少したが、販管費比率は18.0%で同0.1ポイント上昇した。また営業外では為替差損が増加(前期24百万円、今期1億89百万円)した。特別利益では前期計上の国庫補助金2億54百万円が一巡したが、KJケミカルズの株式追加取得(100%子会社化)に伴う負ののれん発生益77百万円を計上した。特別損失では固定資産圧縮損1億67百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同1.7%減の115億46百万円で営業利益(連結調整前)が同65.2%増の14億55百万円だった。需要が伸び悩み、販売価格低下も影響したが、コスト削減・合理化や中国事業の順調推移などで大幅増益だった。印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同3.9%減の38億65百万円で営業利益が同64.8%増の2億45百万円だった。水性インキ用樹脂は増収だが、オフセットインキ用樹脂および記録材料用樹脂が減収だったが、コスト削減・合理化で増益だった。化成品事業は売上高が同7.0%増の27億66百万円で営業利益が同62.3%増の3億67百万円だった。主力製品の輸出が好調に推移し、コスト削減・合理化効果も寄与した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期59億49百万円、第2四半期60億63百万円、第3四半期61億66百万円、営業利益は4億97百万円、5億79百万円、6億89百万円だった。

■16年12月期通期予想は再増額の可能性

 今期(16年12月期)通期の連結業績予想(8月8日に売上高を7億40百万円減額、営業利益を5億円増額、経常利益を3億70百万円増額、純利益を3億70百万円増額)は、売上高が前期(15年12月期)比2.0%減の240億90百万円で、営業利益が同48.7%増の19億60百万円、経常利益が同41.5%増の18億90百万円、純利益が同39.8%増の15億円としている。配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は24.3%となる。

 原料価格低下に伴って製品価格が低下するため減収だが、国内外におけるコスト削減・合理化、中国事業や化成品事業の順調推移などで大幅増益予想だ。為替レートは1ドル=103円、ナフサ価格は3万5000円を前提としている。営業利益増減(6億42百万円増益)分析は、増益要因が差別化製品投入による売上増加3億60百万円、コスト削減・合理化効果5億円、製造経費減少70百万円、減益要因が製品構成差2億24百万円、販管費増加17百万円、その他47百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が同2.2%減の154億70百万円で営業利益(連結調整前)が同38.7%増の17億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が同4.3%減の51億30百万円で営業利益が同41.6%増の2億11百万円、化成品事業の売上高が同3.1%増の34億90百万円で営業利益が同19.0%増の3億82百万円としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.5%、営業利益が90.1%、経常利益が88.2%、純利益が91.0%と高水準である。通期利益予想は再増額の可能性が高いだろう。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定の新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進する。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げた。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。

 なお事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)で営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)で営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)で営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は調整一巡して戻り試す

 株価の動きを見ると、急伸した11月1日の戻り高値1250円から一旦反落して、11月9日に1015円まで調整する場面があった。ただし素早く切り返している。11月25日には1204円まで上伸して戻り高値圏だ。

 11月28日の終値1237円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円47銭で算出)は25.0倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は0.97%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS665円09銭で算出)は1.78倍である。時価総額は約363億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込む場面で下ヒゲをつけ、13週移動平均線を素早く回復した。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月26日更新]

星光PMCは自律調整一巡して反発期待、16年12月期大幅増益予想

 星光PMC <4963> は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。16年12月期大幅増益予想で、再増額余地もありそうだ。株価は9月の戻り高値圏から一旦反落したが、自律調整一巡して反発が期待される。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC <4631> の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。15年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業が64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業が22%、化成品事業14%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 四半期別の推移を見ると、14年12月期は売上高が第1四半期53億36百万円、第2四半期61億68百万円、第3四半期60億64百万円、第4四半期64億02百万円、営業利益が1億40百万円、17百万円の赤字、77百万円、1億19百万円で、15年12月期は売上高が60億25百万円、60億75百万円、62億51百万円、62億18百万円、営業利益が2億45百万円、3億79百万円、2億92百万円、4億02百万円だった。営業損益は14年12月期第2四半期をボトムとして改善基調である。

 15年12月期の売上総利益率は23.5%で同4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。営業利益増減分析は、増益要因が原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円、減益要因が単体ベース売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 なおROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。配当性向は33.9%だった。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

■16年12月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 今期(16年12月期)第2四半期累計(1〜6月)連結業績(7月29日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前年同期比0.7%減の120億12百万円、営業利益が同72.2%増の10億76百万円、経常利益が同44.8%増の9億83百万円、純利益が同54.2%増の8億20百万円だった。製紙業界の需要が伸び悩んだため売上高は計画を下回り減収だった。数量は同7%増加したが、製品価格下落が影響した。しかし国内外におけるコスト削減・合理化、中国事業の順調推移、化成品事業の好調などで計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同16.6%増加し、売上総利益率は27.2%で同4.0ポイント上昇した。販管費は同0.7%増加し、販管費比率は18.3%で同0.3ポイント上昇した。営業利益増減(4億52百万円増益)分析は、増益要因が差別化製品投入による売上増加1億91百万円、コスト削減・合理化効果3億85百万円、製造経費減少39百万円、減益要因が製品構成差98百万円、販管費増加17百万円、その他48百万円としている。

 営業外では為替差損益が悪化(前期は差益18百万円、今期は差損1億72百万円)した。特別利益では国庫補助金2億54百万円が一巡したが、KJケミカルズの株式追加取得(100%子会社化)に伴う負ののれん発生益77百万円を計上した。特別損失では固定資産圧縮損1億67百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同1.2%減の75億46百万円で営業利益(連結調整前)が同73.3%増の8億90百万円だった。需要が伸び悩んだが、国内外におけるコスト削減・合理化や中国事業の順調推移などで大幅増益だった。印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同3.1%減の26億09百万円で営業利益が同9.7%増の1億31百万円だった。オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂、記録材料用樹脂が減収だったが、コスト削減・合理化で増益だった。化成品事業は売上高が同4.8%増の18億56百万円で営業利益が同16.0%増の2億54百万円だった。主力製品の輸出が好調に推移し、コスト削減・合理化効果も寄与した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期59億49百万円、第2四半期60億63百万円、営業利益は4億97百万円、5億79百万円だった。

■16年12月期通期の利益予想を増額修正

 今期(16年12月期)通期の連結業績予想(8月8日に売上高を7億40百万円減額、営業利益を5億円増額、経常利益を3億70百万円増額、純利益を3億70百万円増額)は、売上高が前期(15年12月期)比2.0%減の240億90百万円で、営業利益が同48.7%増の19億60百万円、経常利益が同41.5%増の18億90百万円、純利益が同39.8%増の15億円としている。配当予想は据え置いて前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。予想配当性向は24.3%となる。

 売上高は同6.4%増だが、原料価格下落に伴って製品価格が下落するため、期初計画を下回る見込みだ。しかし国内外におけるコスト削減・合理化、中国事業の順調推移、化成品事業の好調などで利益が期初計画を上回る見込みだ。為替は1ドル=103円、ナフサ価格は3万5000円を前提としている。営業利益増減(6億42百万円増益)分析は、増益要因が差別化製品投入による売上増加3億60百万円、コスト削減・合理化効果5億円、製造経費減少70百万円、減益要因が製品構成差2億24百万円、販管費増加17百万円、その他47百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が同2.2%減の154億70百万円で営業利益(連結調整前)が同38.7%増の17億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が同4.3%減の51億30百万円で営業利益が同41.6%増の2億11百万円、化成品事業の売上高が同3.1%増の34億90百万円で営業利益が同19.0%増の3億82百万円としている。

 修正後の通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高49.9%、営業利益54.9%、経常利益52.0%、純利益54.7%と高水準である。通期会社予想に再増額余地もありそうだ。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定の新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進する。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げた。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。

 なお事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)で営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)で営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)で営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は自律調整一巡して反発期待

 株価の動きを見ると、9月の戻り高値圏1200円近辺から反落した。ただし大きく下押す動きは見られず1100円台で推移している。自律調整の範囲だろう。

 10月25日の終値1104円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円47銭で算出)は22〜23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS665円09銭で算出)は1.7倍近辺である。時価総額は約339億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。また13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高感を強めている。自律調整一巡して反発が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月27日更新]

星光PMCは戻り歩調に変化なく1月の年初来高値目指す、16年12月期大幅増益予想

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。16年12月期大幅増益予想で、再増額余地もありそうだ。株価は戻り歩調に変化なく、1月の年初来高値を目指す展開だろう。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。15年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業が64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業が22%、化成品事業14%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 四半期別の推移を見ると、14年12月期は売上高が第1四半期53億36百万円、第2四半期61億68百万円、第3四半期60億64百万円、第4四半期64億02百万円、営業利益が1億40百万円、17百万円の赤字、77百万円、1億19百万円で、15年12月期は売上高が60億25百万円、60億75百万円、62億51百万円、62億18百万円、営業利益が2億45百万円、3億79百万円、2億92百万円、4億02百万円だった。営業損益は14年12月期第2四半期をボトムとして改善基調である。

 15年12月期の売上総利益率は23.5%で同4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。営業利益増減分析は、増益要因が原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円、減益要因が単体ベース売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 なおROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。配当性向は33.9%だった。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

■16年12月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 今期(16年12月期)第2四半期累計(1〜6月)連結業績(7月29日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前年同期比0.7%減の120億12百万円、営業利益が同72.2%増の10億76百万円、経常利益が同44.8%増の9億83百万円、純利益が同54.2%増の8億20百万円だった。製紙業界の需要が伸び悩んだため売上高は計画を下回り減収だった。数量は同7%増加したが、製品価格下落が影響した。しかし国内外におけるコスト削減・合理化、中国事業の順調推移、化成品事業の好調などで計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同16.6%増加し、売上総利益率は27.2%で同4.0ポイント上昇した。販管費は同0.7%増加し、販管費比率は18.3%で同0.3ポイント上昇した。営業利益増減(4億52百万円増益)分析は、増益要因が差別化製品投入による売上増加1億91百万円、コスト削減・合理化効果3億85百万円、製造経費減少39百万円、減益要因が製品構成差98百万円、販管費増加17百万円、その他48百万円としている。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益18百万円、今期は差損1億72百万円)した。特別利益では国庫補助金2億54百万円が一巡したが、KJケミカルズの株式追加取得(100%子会社化)に伴う負ののれん発生益77百万円を計上した。特別損失では固定資産圧縮損1億67百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同1.2%減の75億46百万円で営業利益(連結調整前)が同73.3%増の8億90百万円だった。需要が伸び悩んだが、国内外におけるコスト削減・合理化や中国事業の順調推移などで大幅増益だった。印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同3.1%減の26億09百万円で営業利益が同9.7%増の1億31百万円だった。オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂、記録材料用樹脂が減収だったが、コスト削減・合理化で増益だった。化成品事業は売上高が同4.8%増の18億56百万円で営業利益が同16.0%増の2億54百万円だった。主力製品の輸出が好調に推移し、コスト削減・合理化効果も寄与した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期59億49百万円、第2四半期60億63百万円、営業利益は4億97百万円、5億79百万円だった。

■16年12月期通期の利益予想を増額修正

 今期(16年12月期)通期の連結業績予想(8月8日に売上高を7億40百万円減額、営業利益を5億円増額、経常利益を3億70百万円増額、純利益を3億70百万円増額)は、売上高が前期(15年12月期)比2.0%減の240億90百万円で、営業利益が同48.7%増の19億60百万円、経常利益が同41.5%増の18億90百万円、純利益が同39.8%増の15億円としている。配当予想は据え置いて前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。予想配当性向は24.3%となる。

 売上高は同6.4%増だが、原料価格下落に伴って製品価格が下落するため、期初計画を下回る見込みだ。しかし国内外におけるコスト削減・合理化、中国事業の順調推移、化成品事業の好調などで利益が期初計画を上回る見込みだ。為替は1ドル=103円、ナフサ価格は3万5000円を前提としている。営業利益増減(6億42百万円増益)分析は、増益要因が差別化製品投入による売上増加3億60百万円、コスト削減・合理化効果5億円、製造経費減少70百万円、減益要因が製品構成差2億24百万円、販管費増加17百万円、その他47百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が同2.2%減の154億70百万円で営業利益(連結調整前)が同38.7%増の17億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が同4.3%減の51億30百万円で営業利益が同41.6%増の2億11百万円、化成品事業の売上高が同3.1%増の34億90百万円で営業利益が同19.0%増の3億82百万円としている。

 修正後の通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高49.9%、営業利益54.9%、経常利益52.0%、純利益54.7%と高水準である。通期会社予想に再増額余地もありそうだ。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定の新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進する。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げた。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。

 なお事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)で営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)で営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)で営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は戻り歩調に変化なく1月の年初来高値目指す

 株価の動きを見ると、9月1日の戻り高値1188円から一旦反落したが、素早く切り返しの動きを強めている。23日には1180円まで上伸して1日の戻り高値に接近した。戻り歩調に変化はないようだ。

 9月23日の終値1177円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円47銭で算出)は23〜24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS665円09銭で算出)は1.8倍近辺である。なお時価総額は約362億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形だ。また週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。戻り歩調に変化はなく、1月の年初来高値1577円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月01日更新]

星光PMCは戻り歩調で1月の年初来高値目指す、16年12月期利益増額して大幅増益予想

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。16年12月期は第2四半期累計が計画超の大幅増益となり、通期利益も増額修正して大幅増益予想である。そして再増額余地もありそうだ。株価は好業績を評価して戻り歩調だ。1月の年初来高値を目指す展開だろう。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。15年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業が64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業が22%、化成品事業14%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 四半期別の推移を見ると、14年12月期は売上高が第1四半期53億36百万円、第2四半期61億68百万円、第3四半期60億64百万円、第4四半期64億02百万円、営業利益が1億40百万円、17百万円の赤字、77百万円、1億19百万円で、15年12月期は売上高が60億25百万円、60億75百万円、62億51百万円、62億18百万円、営業利益が2億45百万円、3億79百万円、2億92百万円、4億02百万円だった。営業損益は14年12月期第2四半期をボトムとして改善基調である。

 15年12月期の売上総利益率は23.5%で同4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。営業利益増減分析は、増益要因が原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円、減益要因が単体ベース売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 なおROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。配当性向は33.9%だった。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

■16年12月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 今期(16年12月期)第2四半期累計(1〜6月)連結業績(7月29日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前年同期比0.7%減の120億12百万円、営業利益が同72.2%増の10億76百万円、経常利益が同44.8%増の9億83百万円、純利益が同54.2%増の8億20百万円だった。製紙業界の需要が伸び悩んだため売上高は計画を下回り減収だった。数量は同7%増加したが、製品価格下落が影響した。しかし国内外におけるコスト削減・合理化、中国事業の順調推移、化成品事業の好調などで計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同16.6%増加し、売上総利益率は27.2%で同4.0ポイント上昇した。販管費は同0.7%増加し、販管費比率は18.3%で同0.3ポイント上昇した。営業利益増減(4億52百万円増益)分析は、増益要因が差別化製品投入による売上増加1億91百万円、コスト削減・合理化効果3億85百万円、製造経費減少39百万円、減益要因が製品構成差98百万円、販管費増加17百万円、その他48百万円としている。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益18百万円、今期は差損1億72百万円)した。特別利益では国庫補助金2億54百万円が一巡したが、KJケミカルズの株式追加取得(100%子会社化)に伴う負ののれん発生益77百万円を計上した。特別損失では固定資産圧縮損1億67百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同1.2%減の75億46百万円で営業利益(連結調整前)が同73.3%増の8億90百万円だった。需要が伸び悩んだが、国内外におけるコスト削減・合理化や中国事業の順調推移などで大幅増益だった。印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同3.1%減の26億09百万円で営業利益が同9.7%増の1億31百万円だった。オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂、記録材料用樹脂が減収だったが、コスト削減・合理化で増益だった。化成品事業は売上高が同4.8%増の18億56百万円で営業利益が同16.0%増の2億54百万円だった。主力製品の輸出が好調に推移し、コスト削減・合理化効果も寄与した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期59億49百万円、第2四半期60億63百万円、営業利益は4億97百万円、5億79百万円だった。

■16年12月期通期の利益予想を増額修正

 今期(16年12月期)通期連結業績予想(8月8日に修正、売上高を7億40百万円減額、営業利益を5億円増額、経常利益を3億70百万円増額、純利益を3億70百万円増額)は、売上高が前期(15年12月期)比2.0%減の240億90百万円、営業利益が同48.7%増の19億60百万円、経常利益が同41.5%増の18億90百万円、純利益が同39.8%増の15億円としている。配当予想は据え置いて前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。予想配当性向は24.3%となる。

 売上高は同6.4%増だが原料価格下落に伴って製品価格が下落し、売上高は計画を下回る見込みとなった。しかし国内外におけるコスト削減・合理化、中国事業の順調推移、化成品事業の好調などで利益が期初計画を上回る見込みだ。為替は1ドル=103円、ナフサ価格は3万5000円を前提としている。なお営業利益増減(6億42百万円増益)分析は、増益要因が差別化製品投入による売上増加3億60百万円、コスト削減・合理化効果5億円、製造経費減少70百万円、減益要因が製品構成差2億24百万円、販管費増加17百万円、その他47百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品の売上高が同2.2%減の154億70百万円で営業利益(連結調整前)が同38.7%増の17億94百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂の売上高が同4.3%減の51億30百万円で営業利益が同41.6%増の2億11百万円、化成品事業の売上高が同3.1%増の34億90百万円で営業利益が同19.0%増の3億82百万円としている。

 修正後の通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高49.9%、営業利益54.9%、経常利益52.0%、純利益54.7%と高水準である。通期会社予想に再増額余地もありそうだ。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定の新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進する。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げた。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。

 なお事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)で営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)で営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)で営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は戻り歩調で1月の年初来高値目指す

 株価の動きを見ると、6月の直近安値884円から切り返し、好業績を評価して戻り歩調だ。8月29日には1170円まで上伸した。

 8月31日の終値1154円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円47銭で算出)は23〜24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS665円09銭で算出)は1.7倍近辺である。なお時価総額は約355億円である。

 日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。強基調への転換を確認した形だ。1月の年初来高値を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月10日更新]

星光PMCは16年12月期第2四半期累計は計画超の大幅増益、通期利益予想も増額修正

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。8月8日発表した16年12月期第2四半期累計は計画超の大幅増益となり、通期利益予想も増額修正した。株価は調整が一巡し、増額修正を好感して出直りの動きが本格化しそうだ。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。15年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業が64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業が22%、化成品事業14%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 四半期別の推移を見ると、14年12月期は売上高が第1四半期53億36百万円、第2四半期61億68百万円、第3四半期60億64百万円、第4四半期64億02百万円、営業利益が1億40百万円、17百万円の赤字、77百万円、1億19百万円で、15年12月期は売上高が60億25百万円、60億75百万円、62億51百万円、62億18百万円、営業利益が2億45百万円、3億79百万円、2億92百万円、4億02百万円だった。営業損益は14年12月期第2四半期をボトムとして改善基調である。

 15年12月期の売上総利益率は23.5%で同4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。営業利益増減分析は、増益要因が原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円、減益要因が単体ベース売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 なおROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。配当性向は33.9%だった。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

■16年12月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 8月8日発表した今期(16年12月期)第2四半期累計(1〜6月)の連結業績(7月29日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前年同期比0.7%減の120億12百万円、営業利益が同72.2%増の10億76百万円、経常利益が同44.8%増の9億83百万円、純利益が同54.2%増の8億20百万円だった。製紙業界の需要が伸び悩んだため売上高は計画を下回り減収だったが、高付加価値製品の拡販、国内外におけるコスト削減・合理化、中国事業の順調推移、化成品事業の好調などで計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同16.6%増加し、売上総利益率は27.2%で同4.0ポイント上昇した。販管費は同0.7%増加し、販管費比率は18.3%で同0.3ポイント上昇した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益18百万円、今期は差損1億72百万円)した。特別利益では国庫補助金2億54百万円が一巡したが、特別損失では固定資産圧縮損1億67百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同1.2%減の75億46百万円で営業利益(連結調整前)が同73.3%増の8億90百万円だった。需要が伸び悩んだが、国内外におけるコスト削減・合理化や中国事業の順調推移などで大幅増益だった。印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同3.1%減の26億09百万円で営業利益が同9.7%増の1億31百万円だった。オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂、記録材料用樹脂が減収だったが、コスト削減・合理化で増益だった。化成品事業は売上高が同4.8%増の18億56百万円で営業利益が同16.0%増の2億54百万円だった。主力製品の輸出が好調に推移し、コスト削減・合理化効果も寄与した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期59億49百万円、第2四半期60億63百万円、営業利益は4億97百万円、5億79百万円だった。

■16年12月期通期の利益予想を増額修正

 今期(16年12月期)通期の連結業績予想は8月8日に修正を発表した。前回予想(2月10日公表)に対して、売上高を7億40百万円減額したが、営業利益を5億円、経常利益を3億70百万円、純利益を3億70百万円増額し、売上高が前期(15年12月期)比2.0%減の240億90百万円、営業利益が同48.7%増の19億60百万円、経常利益が同41.5%増の18億90百万円、そして純利益が同39.8%増の15億円とした。配当予想は据え置いて前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。予想配当性向は24.3%となる。

 売上高は計画を下回るが、高付加価値製品の拡販、国内外におけるコスト削減・合理化、中国事業の順調推移、化成品事業の好調などで利益が期初計画を上回る見込みだ。修正後の通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高49.9%、営業利益54.9%、経常利益52.0%、純利益54.7%と高水準である。通期会社予想に再増額余地があるだろう。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定の新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進する。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げた。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。

 なお事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)で営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)で営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)で営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は出直りの動き本格化期待

 株価の動きを見ると、6月の直近安値884円から切り返したが、やや反発力が鈍く1000円〜1100円近辺でモミ合う形だ。ただし調整一巡感も強めている。

 8月8日の終値1028円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円47銭で算出)は20〜21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS665円09銭で算出)は1.5倍近辺である。時価総額は約316億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。調整一巡し、増額修正を好感して出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月20日更新]

星光PMCは調整一巡して出直り、16年12月期は製品構成改善で増収増益予想

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。16年12月期は製品構成改善が寄与して増収増益予想である。株価は地合い悪化の影響を受けたが、調整一巡して出直り展開だろう。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。15年12月期の売上高構成比は製紙用薬品事業が64%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業が22%、化成品事業14%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)CNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 四半期別の推移を見ると、14年12月期は売上高が第1四半期53億36百万円、第2四半期61億68百万円、第3四半期60億64百万円、第4四半期64億02百万円、営業利益が1億40百万円、17百万円の赤字、77百万円、1億19百万円で、15年12月期は売上高が60億25百万円、60億75百万円、62億51百万円、62億18百万円、営業利益が2億45百万円、3億79百万円、2億92百万円、4億02百万円だった。営業損益は14年12月期第2四半期をボトムとして改善基調である。

 15年12月期の売上総利益率は23.5%で同4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。営業利益増減分析は、増益要因が原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円、減益要因が単体ベース売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 なおROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。配当性向は33.9%だった。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

■16年12月期第1四半期は大幅増益

 今期(16年12月期)第1四半期の連結業績は前年同期比1.3%減収だが、同2.0倍営業増益、同91.7%経常増益、同78.3%最終増益だった。製紙業界の需要が伸び悩んだため減収だが、高付加価値製品の拡販、国内外におけるコスト削減効果などで大幅増益だった。

 売上総利益は同19.9%増加し、売上総利益率は26.5%で同4.7ポイント上昇した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は18.2%で同0.4ポイント上昇した。特別利益では子会社株式追加取得による負ののれん発生益77百万円を計上したが、国庫補助金2億54百万円が一巡した。特別損失では固定資産圧縮損1億67百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同1.3%減の36億92百万円で営業利益(連結調整前)が同81.8%増の4億10百万円だった。需要が伸び悩んだが、国内外におけるコスト削減効果などで大幅増益だった。印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同7.0%減の12億99百万円で営業利益が同33.4%減の39百万円だった。オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂、記録材料用樹脂が減収だった。化成品事業は売上高が同8.0%増の9億57百万円で営業利益が同86.3%増の1億48百万円だった。国内外で主力製品が好調に推移し、コスト削減効果も寄与した。

■16年12月期第2四半期累計の利益予想を増額修正

 今期(16年12月期)第2四半期累計の連結業績予想(5月12日に利益を増額修正)は、売上高が前年同期比0.3%減の120億70百万円だが、営業利益が同29.6%増の8億10百万円、経常利益が同22.2%増の8億30百万円、純利益が同33.4%増の7億10百万円としている。化成品事業が順調に推移し、国内外におけるコスト削減効果、子会社株式追加取得による負ののれん発生益計上も寄与する。

■16年12月期通期も増収増益予想

 今期(16年12月期)通期の連結業績予想は前回予想(2月10日公表)を据え置き、売上高が前期(15年12月期)比1.1%増の248億30百万円、営業利益が同10.7%増の14億60百万円、経常利益が同13.8%増の15億20百万円、純利益が同5.3%増の11億30百万円としている。配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は32.2%となる。

 事業環境が厳しく全体として微増収だが、製品構成改善などで2桁営業増益予想としている。想定為替レートは1ドル=123円、ナフサ価格は4万3000円で、減価償却費は同0.1%増の10億05百万円、設備投資は同90.7%増の16億25百万円、研究開発費は同8.6%増の17億80百万円の計画としている。

 営業利益増減分析計画は、増益要因が単体ベース売上数量増加1億80百万円、製品・原料価格バランス79百万円、製品ポートフォリオ改善1億61百万円、コスト削減1億円、中国子会社の収益改善35百万円、減益要因が製造経費増加2億15百万円、販売費増加1億96百万円、その他化成品事業2百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品事業の売上高が同2.3%増の161億80百万円で営業利益(連結調整前)が同18.8%増の15億36百万円、樹脂事業の売上高が同3.4%減の51億79百万円で営業利益が同45.0%減の82百万円、化成品事業の売上高が同2.6%増の34億72百万円で営業利益が同0.6%減の3億19百万円としている。

 なお通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.0%、営業利益が34.1%、経常利益が32.7%、純利益が41.2%と高水準である。通期会社予想に増額余地がありそうだ。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定の新中期経営計画「CS VISION−2」では具体的戦略として、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)を推進する。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げた。M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索する。

 なお事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)で営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)で営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)で営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は調整一巡して出直り

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で6月24日に884円まで調整する場面があったが、2月の年初来安値815円を割り込むことなく切り返しの動きを強めている。

 7月15日の終値1010円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS37円27銭で算出)は27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS665円09銭で算出)は1.5倍近辺である。時価総額は約311億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、直近安値圏の下ヒゲで調整一巡感を強めている。出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月27日更新]

星光PMCは地合い悪化で急落だが売られ過ぎ感、16年12月期増収増益予想

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など新分野開拓を推進している。製品構成改善などで16年12月期増収増益予想である。株価は地合い悪化の影響で急落したが売られ過ぎ感を強めている。市場が落ち着けば戻りを試す展開だろう。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。15年12月期売上高構成比は製紙用薬品事業64.4%、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業21.8%、化成品事業13.8%だった。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 当社は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 四半期別業績推移を見ると、14年12月期の売上高は第1四半期53億36百万円、第2四半期61億68百万円、第3四半期60億64百万円、第4四半期64億02百万円で、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円だった。

 15年12月期の売上高は第1四半期60億25百万円、第2四半期60億75百万円、第3四半期62億51百万円、第4四半期62億18百万円、営業利益は第1四半期2億45百万円、第2四半期3億79百万円、第3四半期2億92百万円、第4四半期4億02百万円だった。営業損益は14年12月期第2四半期をボトムとして改善基調である。

 15年12月期の売上総利益率は23.5%で同4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。営業利益増減分析は、増益要因が原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円、減益要因が単体ベース売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 なおROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。配当性向は33.9%だった。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

■16年12月期第1四半期は大幅増益

 今期(16年12月期)第1四半期連結業績は、前年同期比1.3%減収だが、同2.0倍営業増益、同91.7%経常増益、同78.3%最終増益だった。製紙業界の需要が伸び悩んだため減収だが、高付加価値製品の拡販、国内外におけるコスト削減・合理化などの効果で大幅増益だった。

 売上総利益は同19.9%増加し、売上総利益率は26.5%で同4.7ポイント上昇した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は18.2%で同0.4ポイント上昇した。特別利益では子会社株式追加取得による負ののれん発生益77百万円を計上したが、国庫補助金2億54百万円が一巡した。また特別損失では固定資産圧縮損1億67百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同1.3%減の36億92百万円で営業利益(連結調整前)が同81.8%増の4億10百万円だった。需要が伸び悩んで減収だったが、国内外におけるコスト削減・合理化などで大幅増益だった。印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同7.0%減の12億99百万円で営業利益が同33.4%減の39百万円だった。オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂、記録材料用樹脂が減収だった。化成品事業は売上高が同8.0%増の9億57百万円で営業利益が同86.3%増の1億48百万円だった。国内外で主力製品が好調に推移し、コスト削減・合理化も寄与して大幅増益だった。

■16年12月期第2四半期累計の利益予想を増額修正

 今期(16年12月期)第2四半期累計の連結業績予想(5月12日に利益を増額修正)については、売上高が前年同期比0.3%減の120億70百万円だが、営業利益が同29.6%増の8億10百万円、経常利益が同22.2%増の8億30百万円、純利益が同33.4%増の7億10百万円としている。化成品事業が順調に推移し、国内外におけるコスト削減・合理化などの効果、子会社株式追加取得による負ののれん発生益計上も寄与する。

■16年12月期通期も増収増益予想

 今期(16年12月期)通期の連結業績予想は前回予想(2月10日公表)を据え置き、売上高が前期(15年12月期)比1.1%増の248億30百万円、営業利益が同10.7%増の14億60百万円、経常利益が同13.8%増の15億20百万円、純利益が同5.3%増の11億30百万円としている。配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は32.2%となる。

 事業環境が厳しく全体の売上高は微増収だが、製品構成改善や中国事業の拡販などで2桁営業増益予想としている。想定為替レートは1ドル=123円、ナフサ価格は4万3000円で、減価償却費は同0.1%増の10億05百万円、設備投資は同90.7%増の16億25百万円、研究開発費は同8.6%増の17億80百万円の計画としている。

 営業利益増減分析計画は、増益要因が単体ベース売上数量増加1億80百万円、製品・原料価格バランス79百万円、製品ポートフォリオ改善1億61百万円、コスト削減1億円、中国子会社の収益改善35百万円、減益要因が製造経費増加2億15百万円、販売費増加1億96百万円、その他化成品事業2百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品事業の売上高が同2.3%増の161億80百万円で営業利益(連結調整前)が同18.8%増の15億36百万円、樹脂事業の売上高が同3.4%減の51億79百万円で営業利益が同45.0%減の82百万円、化成品事業の売上高が同2.6%増の34億72百万円で営業利益が同0.6%減の3億19百万円としている。

 なお通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.0%、営業利益が34.1%、経常利益が32.7%、純利益が41.2%と高水準である。増額余地がありそうだ。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定の新中期経営計画「CS VISION−2」(16年12月期〜18年12月期)では、基本方針を「環境変化に左右されない強固な国内事業基盤を構築して成長の礎とし、その基盤の上に、新規事業立ち上げによる事業の多角化と、アジアを中心としたグローバルな事業展開を通じて、持続的な成長を遂げる企業グループを目指す」としている。

 具体的戦略としては、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)としている。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げている。さらにM&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索するとしている。

 なお事業別(連結調整前)目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)で営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)で営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)で営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は地合い悪化で急落したが売られ過ぎ感

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で戻り高値圏1200円近辺から反落した。6月24日には884円まで急落する場面があった。ただし終値では939円まで戻している。

 6月24日の終値939円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS37円27銭で算出)は25〜26倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS665円09銭で算出)は1.4倍近辺である。時価総額は約289億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が10%を超えて売られ過ぎ感を強めている。市場が落ち着けば戻りを試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月25日更新]

星光PMCは16年12月期第2四半期累計の利益を増額、通期も増額余地

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。16年12月期第2四半期累計の利益予想を増額修正した。製品構成の高収益化などで通期も増額余地があるだろう。新中期経営計画では18年12月期の営業利益率8%以上を目標としている。次世代素材CNFの事業化も期待される。株価は戻り高値圏で推移している。16年1月高値を目指す流れに変化はないだろう。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 当社は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、14年12月期の売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円だった。

 また15年12月期の売上高は第1四半期60億25百万円、第2四半期60億75百万円、第3四半期62億51百万円、第4四半期62億18百万円、営業利益は第1四半期2億45百万円、第2四半期3億79百万円、第3四半期2億92百万円、第4四半期4億02百万円だった。営業損益は14年12月期第2四半期をボトムとして改善基調である。

 15年12月期の売上総利益率は23.5%で同4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。減価償却費は同12.3%減の10億60百万円、設備投資は同22.3%減の8億38百万円、研究開発費は同1.0%減の16億39百万円だった。

 営業利益の増減分析によると、増益要因は原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円、減益要因は単体ベースの売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 特別利益ではKJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん発生益が一巡したが、次世代素材CNF開発で経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、パイロットプラント完成に伴う国庫補助金を計上した。特別損失ではパイロットプラントに係る固定資産圧縮損を計上したが、減損損失が一巡した。なおROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。配当性向は33.9%だった。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同2.3%増の158億21百万円で営業利益(連結調整前)が同67.1%増の12億93百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同9.9%減の53億63百万円で営業利益が同2.4倍の1億49百万円、化成品事業は売上高が33億84百万円(前々期は第2四半期から連結して25億58百万円)で営業利益が3億21百万円(同92百万円の赤字)だった。

■16年12月期第1四半期は大幅増益

 5月12日発表した今期(16年12月期)第1四半期(1月〜3月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.3%減の59億49百万円だが、営業利益が同2.0倍の4億97百万円、経常利益が同91.7%増の4億97百万円、そして純利益が同78.3%増の4億65百万円だった。

 主要販売先である製紙業界の需要が伸び悩んだため微減収だったが、化成品事業が順調に推移し、高付加価値製品の拡販、国内外におけるコスト削減・合理化などの効果で大幅増益だった。売上総利益は同19.9%増加し、売上総利益率は26.5%で同4.7ポイント上昇した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は18.2%で同0.4ポイント上昇した。

 営業外収益では受取保険金38百万円を計上した。営業外費用では為替差損が増加(前期0百万円計上、今期57百万円計上)した。特別利益では子会社株式追加取得による負ののれん発生益77百万円を計上したが、国庫補助金2億54百万円が一巡した。特別損失では固定資産圧縮損1億67百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同1.3%減の36億92百万円で営業利益(連結調整前)が同81.8%増の4億10百万円だった。需要が伸び悩んで減収だったが、国内外におけるコスト削減・合理化などで大幅増益だった。印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同7.0%減の12億99百万円で営業利益が同33.4%減の39百万円だった。オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂、記録材料用樹脂が減収だった。化成品事業は売上高が同8.0%増の9億57百万円で営業利益が同86.3%増の1億48百万円だった。国内外で主力製品が好調に推移し、コスト削減・合理化も寄与して大幅増益だった。

■16年12月期第2四半期累計の利益予想を増額修正

 5月12日に今期(16年12月期)第2四半期累計利益予想を増額修正した。化成品事業が順調に推移し、国内外におけるコスト削減・合理化などの効果、子会社株式追加取得による負ののれん発生益計上も寄与する。

 前回予想(2月10日公表)に対して、営業利益を2億10百万円、経常利益を2億円、純利益を2億50百万円増額した。修正後は売上高が前年同期比0.3%減の120億70百万円、営業利益が同29.6%増の8億10百万円、経常利益が同22.2%増の8億30百万円、純利益が同33.4%増の7億10百万円とした。

■16年12月期通期も増収増益予想で増額余地

 今期(16年12月期)通期の連結業績予想は前回予想(2月10日公表)を据え置き、売上高が前期(15年12月期)比1.1%増の248億30百万円、営業利益が同10.7%増の14億60百万円、経常利益が同13.8%増の15億20百万円、純利益が同5.3%増の11億30百万円としている。

 配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は32.2%となる。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

 事業環境が厳しく全体の売上高は微増収予想だが、製品販売構成の高収益化や中国事業の拡販などで2桁営業増益予想としている。想定為替レートは1ドル=123円、ナフサ価格は4万3000円、減価償却費は同0.1%増の10億05百万円、設備投資は同90.7%増の16億25百万円、研究開発費は同8.6%増の17億80百万円の計画としている。

 営業利益増減分析計画は、増益要因が単体ベース売上数量増加1億80百万円、製品・原料価格バランス79百万円、製品ポートフォリオ改善1億61百万円、コスト削減1億円、中国子会社の収益改善35百万円、減益要因が製造経費増加2億15百万円、販売費増加1億96百万円、その他化成品事業2百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品事業の売上高が同2.3%増の161億80百万円で営業利益(連結調整前)が同18.8%増の15億36百万円、樹脂事業の売上高が同3.4%減の51億79百万円で営業利益が同45.0%減の82百万円、化成品事業の売上高が同2.6%増の34億72百万円で営業利益が同0.6%減の3億19百万円としている。

 製紙用薬品事業では、国内における紙・板紙の需要が伸び悩む中、差別化されたソリューション提供による顧客との関係強化、高機能製品による新規商権獲得などで販売拡大を目指す。海外では製品ポートフォリオの拡充などで既存製造設備の稼働率向上を目指す。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂事業では、市場変化に対応した製品ポートフォリオの抜本的見直しと、生産体制効率化によって収益基盤を再構築するとともに、海外における印刷インキ水性化ニーズに応える樹脂の開発・販売を推進する。化成品事業では、競争優位のモノマー・オリゴマーの拡販で事業基盤を強化するとしている。

 なお通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.0%、営業利益が34.1%、経常利益が32.7%、純利益が41.2%と高水準である。通期会社予想も増額余地があるだろう。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定した新中期経営計画「CS VISION−2」(16年12月期〜18年12月期)では、基本方針を「環境変化に左右されない強固な国内事業基盤を構築して成長の礎とし、その基盤の上に、新規事業立ち上げによる事業の多角化と、アジアを中心としたグローバルな事業展開を通じて、持続的な成長を遂げる企業グループを目指す」としている。

 具体的戦略としては、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)としている。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げている。さらにM&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索するとしている。

 なお事業別(連結調整前)目標値については、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)で営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)で営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)で営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は戻り高値圏

 株価の動きを見ると、3月以降は概ね戻り高値圏1100円〜1300円近辺で推移している。

 5月24日の終値1120円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS37円27銭で算出)は30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.1%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS665円09銭で算出)は1.7倍近辺である。なお時価総額は約375億円である。

 週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインの形となった。次世代素材CNFも注目テーマであり、16年1月高値1577円を目指す流れに変化はないだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月08日更新]

星光PMCは戻り高値圏で堅調、16年12月期増収増益予想

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。16年12月期は製品販売構成の高収益化などで増収増益予想である。そして新中期経営計画では18年12月期の営業利益率8%以上を目標としている。次世代素材CNFの事業化も期待される。株価は戻り高値圏で堅調な動きだ。16年1月高値を目指す流れに変化はないだろう。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースを、ナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 当社は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。また14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーについては14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 14年12月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円だった。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調となった。

■15年12月期は大幅増益で営業損益改善

 前期(15年12月期)は前々期(14年12月期)比2.5%増収、4.1倍営業増益、2.6倍経常増益で、純利益は10億72百万円の黒字(前々期は18百万円の赤字)だった。

 売上面では製紙用薬品事業が堅調に推移し、化成品事業のKJケミカルズの増収も寄与した。利益面ではロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消、コスト削減の進展、化成品事業および中国事業の収益改善などが寄与した。減価償却費は同12.3%減の10億60百万円、設備投資は同22.3%減の8億38百万円、研究開発費は同1.0%減の16億39百万円だった。

 売上総利益率は23.5%で同4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。営業利益増減分析によると、増益要因は原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円で、減益要因は単体ベースの売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 営業外では為替差損益が悪化(前々期は差益1億10百万円計上、前期は差損59百万円計上)した。特別利益では前々期計上したKJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん発生益3億70百万円が一巡したが、次世代素材CNFの開発で経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、パイロットプラント完成に伴って交付された国庫補助金2億54百万円を計上した。また固定資産受贈益97百万円を計上した。特別損失ではパイロットプラントに係る固定資産圧縮損1億67百万円を計上したが、前々期計上した減損損失7億05百万円が一巡した。

 ROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。配当性向は33.9%だった。

 セグメント別の動向を見ると、製紙用薬品は売上高が同2.3%増の158億21百万円、営業利益(連結調整前)が同67.1%増の12億93百万円だった。15年1月〜12月の紙・板紙の国内生産は前年比1.0%減少したが、国内市場および中国市場での差別化商品の拡販、コスト削減・合理化の進展、中国事業の収益改善などで増収増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂は売上高が同9.9%減の53億63百万円、営業利益が同2.4倍の1億49百万円だった。15年1月〜12月の印刷インキの国内生産が同2.3%減少し、オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂、記録材料用樹脂の売上も減少したが、コスト削減・合理化の進展で営業損益が大幅に改善した。化成品事業は、売上高が33億84百万円(前々期は第2四半期から連結して25億58百万円)で、営業利益が3億21百万円(同92百万円の赤字)だった。

 なお四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)60億25百万円、第2四半期(4月〜6月)60億75百万円、第3四半期(7月〜9月)62億51百万円、第4四半期(10月〜12月)62億18百万円、営業利益は第1四半期2億45百万円、第2四半期3億79百万円、第3四半期2億92百万円、第4四半期4億02百万円だった。営業損益は改善基調である。

■16年12月期も増収増益予想

 今期(16年12月期)通期の連結業績予想(2月10日公表)は、売上高が前期(15年12月期)比1.1%増の248億30百万円、営業利益が同10.7%増の14億60百万円、経常利益が同13.8%増の15億20百万円、そして純利益が同5.3%増の11億30百万円としている。

 配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は32.2%となる。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

 国内樹脂の事業環境が厳しく、全体の売上高は微増収予想だが、製品販売構成の高収益化や中国事業の拡販などで2桁営業増益の予想としている。なお想定の為替レートは1ドル=123円、ナフサ価格は4万3000円、減価償却費は同0.1%増の10億05百万円、設備投資は同90.7%増の16億25百万円、研究開発費は同8.6%増の17億80百万円の計画としている。

 営業利益増減分析計画は、増益要因が単体ベース売上数量増加1億80百万円、製品・原料価格バランス79百万円、製品ポートフォリオ改善1億61百万円、コスト削減1億円、中国子会社の収益改善35百万円、減益要因が製造経費増加2億15百万円、販売費増加1億96百万円、その他化成品事業2百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品事業の売上高が同2.3%増の161億80百万円、営業利益(連結調整前)が同18.8%増の15億36百万円、樹脂事業の売上高が同3.4%減の51億79百万円、営業利益が同45.0%減の82百万円、化成品事業の売上高が同2.6%増の34億72百万円、営業利益が同0.6%減の3億19百万円としている。

 製紙用薬品事業では、国内における紙・板紙の需要が伸び悩む中、差別化されたソリューション提供による顧客との関係強化、高機能製品による新規商権獲得などで販売拡大を目指す。海外では製品ポートフォリオの拡充などで既存製造設備の稼働率向上を目指す。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂事業では、市場変化に対応した製品ポートフォリオの抜本的見直しと、生産体制効率化によって収益基盤を再構築するとともに、海外における印刷インキ水性化ニーズに応える樹脂の開発・販売を推進する。また化成品事業では、競争優位のモノマー・オリゴマーの拡販で事業基盤を強化するとしている。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 16年2月策定した新中期経営計画「CS VISION−2」(16年12月期〜18年12月期)では、基本方針を「環境変化に左右されない強固な国内事業基盤を構築して成長の礎とし、その基盤の上に、新規事業立ち上げによる事業の多角化と、アジアを中心としたグローバルな事業展開を通じて、持続的な成長を遂げる企業グループを目指す」としている。

 具体的戦略としては、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)としている。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期の売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げている。さらに、M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索するとしている。

 事業別(連結調整前)の目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)、営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)、営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)、営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。なお樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は戻り高値圏で堅調

 株価の動きを見ると、2月安値815円から切り返し、3月22日に1305円、4月1日には1315円まで上伸した。戻り高値圏で堅調な動きだ。

 4月7日の終値1222円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS37円27銭で算出)は32〜33倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS665円09銭で算出)は1.8倍近辺である。時価総額は約376億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形となった。強基調への転換を確認した形だ。次世代素材CNFも注目テーマとなって16年1月高値1577円を目指す流れに変化はないだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月18日更新]

星光PMCは下落幅の半値戻しを達成して1月高値目指す、16年12月期増収増益予想

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。16年12月期増収増益予想で、2月10日に発表した新中期経営計画では18年12月期の営業利益率8%以上を目標としている。次世代素材CNFの事業化も期待される。株価は戻り歩調の展開だ。そして1月高値から急反落したが、2月安値までの下落幅の半値戻しを達成した。1月高値を目指す展開だろう。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースを、ナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 当社は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。また14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 14年12月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円だった。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調だ。

■15年12月期は大幅増益で営業損益改善

 前期(15年12月期)の連結業績は、前々期(14年12月期)との比較で売上高が2.5%増の245億69百万円、営業利益が4.1倍の13億18百万円、経常利益が2.6倍の13億35百万円、純利益が10億72百万円(前々期は18百万円の赤字)だった。計画(8月5日に売上高を減額、利益を増額)を上回る大幅増益だった。

 売上面では製紙用薬品事業が堅調に推移し、化成品事業のKJケミカルズの増収も寄与した。利益面ではロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消、コスト削減の進展、化成品事業および中国事業の収益改善などが寄与した。なお減価償却費は同12.3%減の10億60百万円、設備投資は同22.3%減の8億38百万円、研究開発費は同1.0%減の16億39百万円だった。

 売上総利益率は23.5%で同4.2ポイント上昇、販管費比率は18.1%で同0.1ポイント上昇した。なお営業利益増減分析によると、増益要因は原材料価格上昇に対する製品価格是正によるギャップ解消4億60百万円、製造経費減少1億20百万円、販管費減少80百万円、中国子会社の収益改善3億42百万円、化成品事業の収益改善4億14百万円、その他14百万円で、減益要因は単体ベースの売上減少1億72百万円、製品構成差2億39百万円、新規事業開発費の増加21百万円としている。

 営業外では為替差損益が悪化(前々期は差益1億10百万円計上、前期は差損59百万円計上)した。特別利益では前々期計上したKJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん発生益3億70百万円が一巡したが、次世代素材CNFの開発で経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、パイロットプラント完成に伴って交付された国庫補助金2億54百万円を計上した。また固定資産受贈益97百万円を計上した。特別損失ではパイロットプラントに係る固定資産圧縮損1億67百万円を計上したが、前々期計上した減損損失7億05百万円が一巡した。

 配当予想は前々期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)とした。配当性向は33.9%となる。なおROEは5.4%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は69.7%で同1.8ポイント上昇した。

 セグメント別の動向を見ると、製紙用薬品は売上高が同2.3%増の158億21百万円、営業利益(連結調整前)が同67.1%増の12億93百万円だった。15年1月〜12月の紙・板紙の国内生産は前年比1.0%減少したが、国内市場および中国市場での差別化商品の拡販、コスト削減・合理化の進展、中国事業の収益改善などで増収増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂は、売上高が同9.9%減の53億63百万円、営業利益が同2.4倍の1億49百万円だった。15年1月〜12月の印刷インキの国内生産が同2.3%減少し、オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂、記録材料用樹脂の売上も減少した。しかしコスト削減・合理化の進展で営業損益が大幅に改善した。

 化成品事業は、売上高が33億84百万円(前々期は第2四半期から連結して25億58百万円)で、営業利益が3億21百万円(同92百万円の赤字)だった。

 なお四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)60億25百万円、第2四半期(4月〜6月)60億75百万円、第3四半期(7月〜9月)62億51百万円、第4四半期(10月〜12月)62億18百万円、営業利益は第1四半期2億45百万円、第2四半期3億79百万円、第3四半期2億92百万円、第4四半期4億02百万円だった。営業損益は改善基調である。

■16年12月期も増収増益予想

 今期(16年12月期)通期の連結業績予想(2月10日公表)は、売上高が前期(15年12月期)比1.1%増の248億30百万円、営業利益が同10.7%増の14億60百万円、経常利益が同13.8%増の15億20百万円、そして純利益が同5.3%増の11億30百万円としている。

 配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は32.2%となる。利益配分については、経営環境、業績、将来の事業展開および配当性向・配当利回り等を総合的に勘案し、適切な配当水準を維持しつつ、利益還元を行うことを基本方針としている。

 国内樹脂の事業環境が厳しく、全体の売上高は微増収予想だが、製品販売構成の高収益化や中国事業の拡販などで2桁営業増益の予想としている。なお想定の為替レートは1ドル=123円、ナフサ価格は4万3000円、減価償却費は同0.1%増の10億05百万円、設備投資は同90.7%増の16億25百万円、研究開発費は同8.6%増の17億80百万円の計画としている。

 営業利益増減分析計画は、増益要因が単体ベース売上数量増加1億80百万円、製品・原料価格バランス79百万円、製品ポートフォリオ改善1億61百万円、コスト削減1億円、中国子会社の収益改善35百万円、減益要因が製造経費増加2億15百万円、販売費増加1億96百万円、その他化成品事業2百万円としている。

 セグメント別計画は、製紙用薬品事業の売上高が同2.3%増の161億80百万円、営業利益(連結調整前)が同18.8%増の15億36百万円、樹脂事業の売上高が同3.4%減の51億79百万円、営業利益が同45.0%減の82百万円、化成品事業の売上高が同2.6%増の34億72百万円、営業利益が同0.6%減の3億19百万円としている。

 製紙用薬品事業では、国内における紙・板紙の需要が伸び悩む中、差別化されたソリューション提供による顧客との関係強化、高機能製品による新規商権獲得などで販売拡大を目指す。海外では製品ポートフォリオの拡充などで既存製造設備の稼働率向上を目指す。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂事業では、市場変化に対応した製品ポートフォリオの抜本的見直しと、生産体制効率化によって収益基盤を再構築するとともに、海外における印刷インキ水性化ニーズに応える樹脂の開発・販売を推進する。また化成品事業では、競争優位のモノマー・オリゴマーの拡販で事業基盤を強化するとしている。

■新中期経営計画で18年12月期営業利益率8%以上を目指す

 2月10日に16年12月期〜18年12月期の新中期経営計画「CS VISION−2」を発表した。基本方針は「環境変化に左右されない強固な国内事業基盤を構築して成長の礎とし、その基盤の上に、新規事業立ち上げによる事業の多角化と、アジアを中心としたグローバルな事業展開を通じて、持続的な成長を遂げる企業グループを目指す」としている。

 具体的戦略としては、国内事業基盤の強化(製紙用薬品事業における高性能新規製品投入、樹脂事業における製品ポートフォリオ見直し、化成品事業における機能性モノマー・オリゴマー提供)、海外事業展開の加速(製紙用薬品事業における製品ポートフォリオ拡充、樹脂事業における印刷インキ水性化ニーズ捕捉、海外人材の育成・採用強化)、新規開発事業テーマの事業化(セルロースナノファイバーや銀ナノワイヤーなどの事業化)、事業領域拡大のための新規事業の探索・事業化(グループの強みを活かした新規事業参入機会の探索)、外部資源の活用(他社との業務・資本提携やM&Aの積極活用)、自ら変化・挑戦・成長する企業風土の醸成(チャレンジ精神に溢れる企業集団)としている。

 経営目標数値としては、会社設立50周年にあたる18年12月期の売上高272億円(15年12月期比10.7%増)、営業利益22億円(同66.9%増)、営業利益率8%(同2.6ポイント上昇)以上、参考指標として海外売上高57億73百万円、海外売上高比率21.2%、ROE7.7%を掲げている。さらに、M&Aを実行して事業規模の拡大を図るため、適切な財務戦略に基づく資金枠を設定し、積極的に案件を探索するとしている。

 事業別(連結調整前)の目標値は、製紙用薬品事業の売上高が173億34百万円(15年12月期比9.6%増)、営業利益が17億円(同31.5%増)、樹脂事業の売上高が58億66百万円(同9.4%増)、営業利益が4億78百万円(同3.2倍)、化成品事業の売上高が40億円(同18.2%増)、営業利益が4億48百万円(同39.6%増)としている。樹脂事業には新規開発事業を含んでいる。

■株価は下落幅の半値戻しを達成

 株価の動きを見ると、1月高値1577円から急反落したが、2月安値815円から切り返して戻り歩調の展開だ。3月16日は1215円まで上伸した。そして1月高値1577円から2月安値815円の下落幅762円に対して半値戻し(1196円)を達成した。

 3月16日の終値1212円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS37円27銭で算出)は32〜33倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS665円09銭で算出)は1.8倍近辺である。なお時価総額は約373億円である。

 週足チャートで見ると、安値圏から急反発して13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破した。下落幅の半値戻しも達成して強基調に転換した形だ。次世代素材CNFも注目テーマとなって1月高値を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月12日更新]

星光PMCの15年12月期連結営業利益は前期比4倍超

■製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂ともに大幅増益、加えて化成品が通年で寄与

 10日に発表された製紙用薬品の星光PMC<4963>(東1)の15年12月期連結業績は、増収大幅増益であった。製紙用薬品、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業ともに大幅増益となったことに加え、化成品事業が通年で業績に寄与した。その結果、営業利益は前期比4倍超となる。

 15年12月期連結業績は、売上高245億69百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益13億18百万円(同312.1%増)、経常利益13億35百万円(同156.2%増)、純利益10億72百万円(前年同期△18百万円)と増収大幅増益で最終利益は黒字転換となった。

 セグメント別の業績を見ると、主力の製紙用薬品事業は、国内市場、中国市場における差別化商品の売上増加に努めたことで、売上高は、158億21百万円(前年同期比2.3%増)、セグメント利益は12億93百万円(同67.1%増)となった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂事業では、オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂及び記録材料用樹脂の売上高がそれぞれ減少した。その結果、売上高は、53億63百万円(同9.9%減)となったが、利益面では、コスト削減・合理化により、セグメント利益は1億49百万円(同138.0%増)と減収ながら大幅増益。

 化成品事業の業績は、売上高33億84百万円、セグメント利益は3億21百万円(前年同期△92百万円)と黒字転換。

 今期16年12月期連結業績予想は、売上高248億30百万円(前期比1.1%増)、営業利益14億60百万円(同10.7%増)、経常利益15億20百万円(同13.8%増)、純利益11億30百万円(同5.3%増)を見込む。

 10日の株価は、株式市場の地合いが悪いこともあって、前日比47円安の963円と4桁を割り込んでいる。しかし、好業績に加え、CNF(セルロースナノファイバー)、銀ナノワイヤー等の材料があることから、投資家の関心は高いものと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月03日更新]

星光PMCは16年12月期も収益改善基調、次世代素材CNFも注目テーマ

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。15年12月期は大幅増益予想であり、16年12月期も収益改善基調が期待される。株価は1月12日の昨年来高値から急反落したが、次世代素材CNFも注目テーマとなって反発展開だろう。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、そして次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進する方針だ。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースを、ナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 当社は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。また14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 14年12月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円だった。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調だ。

■15年12月期第3四半期累計は大幅増益

 前期(15年12月期)第3四半期累計(1月〜9月)連結業績は、売上高が前年同期比4.5%増の183億51百万円、営業利益が同4.6倍の9億16百万円、経常利益が同3.2倍の9億43百万円、純利益が8億11百万円(前年同期は1億46百万円の赤字)だった。

 高付加価値商品の拡販、コスト削減・合理化の進展、中国事業の収支改善などで大幅増益だった。なお売上総利益率は23.0%で同3.6ポイント上昇、販管費比率は17.8%で同0.3ポイント低下した。

 営業外では為替差損24百万円を計上(前年同期は為替差益21百万円を計上)して為替差損益が悪化した。特別利益ではKJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん発生益3億70百万円が一巡したが、次世代素材CNFの開発で経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、パイロットプラント完成に伴って交付された国庫補助金2億54百万円を計上した。特別損失ではパイロットプラントに係る固定資産圧縮損1億67百万円を計上したが、減損損失6億99百万円が一巡した。

 セグメント別動向を見ると、製紙用薬品は売上高が同3.2%増の117億41百万円、営業利益(連結調整前)が同66.7%増の8億80百万円だった。紙・板紙の国内生産は同2%減少したが、国内市場および中国市場での差別化商品の拡販、コスト削減・合理化の進展、中国事業の収支改善などで増収増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂は、売上高が同10.6%減の40億23百万円、営業利益が同5.4倍の1億48百万円だった。印刷インキの国内生産が同3%減少し、オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂の売上も減少した。しかしコスト削減・合理化の進展で営業損益が大幅に改善した。

 化成品は、売上高が25億85百万円(前年同期は第2四半期から連結して16億88百万円)で、営業利益が2億26百万円(同47百万円の赤字)だった。

 なお四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)60億25百万円、第2四半期(4月〜6月)60億75百万円、第3四半期(7月〜9月)62億51百万円、営業利益は第1四半期2億45百万円、第2四半期3億79百万円、第3四半期2億92百万円だった。

■15年12月期大幅増益予想、16年12月期も収益改善基調

 前期(15年12月期)通期の連結業績予想(8月5日に売上高を減額、利益を増額)は、売上高が前々期比2.8%増の246億30百万円、営業利益が同3.8倍の12億円、経常利益が同2.5倍の12億80百万円、そして純利益が9億80百万円(前期は18百万円の赤字)としている。配当予想(2月12日公表)は前々期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は37.1%となる。

 売上面では国内需要が低調のようだが、高付加価値製品の拡販、プロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正のタイムラグ解消、コスト削減や合理化の進展、KJケミカルズ(化成品事業)の通期連結、KJケミカルズにおける減価償却費の減少、中国事業の収益改善などで大幅増益予想だ。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.5%、営業利益が76.3%、経常利益が73.7%、純利益が82.8%と概ね順調な水準である。15年12月期大幅増益予想で、16年12月期も収益改善基調が期待される。

■株価は昨年来高値から急反落したが調整一巡

 株価の動きを見ると、1月12日の昨年来高値1577円から地合い悪化も影響して急反落し、1月21日の981円まで調整した。その後は1000円台でモミ合う展開だが、徐々に下値を切り上げている。調整が一巡したようだ。

 2月2日の終値1069円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS32円32銭で算出)は33倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.1%近辺、そして前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS656円90銭で算出)は1.6倍近辺である。なお時価総額は約329億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が10%程度と売られ過ぎ感の強い水準だ。また週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を一気に割り込んだが、52週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。サポートラインを確認したようだ。15年12月期大幅増益予想であり、16年12月期も収益改善基調が期待される。次世代素材CNFも注目テーマとなって反発展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月04日更新]

星光PMCは年初来高値圏で堅調、次世代素材CNFも注目テーマ

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。15年12月期大幅増益予想で、16年12月期も収益改善基調が期待される。次世代素材CNFも注目テーマだ。株価はボックスレンジから上放れて年初来高値圏で堅調に推移している。14年3月の上場来高値1978円を目指す展開だろう。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、そして次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進する方針だ。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースを、ナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 当社は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。また14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

 なお1月27日〜29日開催(東京ビッグサイト)「新機能材料展2016」に、子会社KJケミカルズとともに、アクリル系固定樹脂、アクリル系エマルション、セルロースナノファイバー、機能性モノマー「アクリルアミド誘導体」、UV硬化性ウレタンオリゴマー「Quick Cure」を出展する。

■営業損益改善基調

 なお14年12月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円だった。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調だ。

■15年12月期第3四半期累計は大幅増益

 前期(15年12月期)第3四半期累計(1月〜9月)連結業績は、売上高が前年同期比4.5%増の183億51百万円、営業利益が同4.6倍の9億16百万円、経常利益が同3.2倍の9億43百万円、純利益が8億11百万円(前年同期は1億46百万円の赤字)だった。

 高付加価値商品の拡販、コスト削減・合理化の進展、中国事業の収支改善などで大幅増益だった。なお売上総利益率は23.0%で同3.6ポイント上昇、販管費比率は17.8%で同0.3ポイント低下した。

 営業外では為替差損24百万円を計上(前年同期は為替差益21百万円を計上)して為替差損益が悪化した。特別利益ではKJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん発生益3億70百万円が一巡したが、次世代素材CNFの開発で経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、パイロットプラント完成に伴って交付された国庫補助金2億54百万円を計上した。特別損失ではパイロットプラントに係る固定資産圧縮損1億67百万円を計上したが、減損損失6億99百万円が一巡した。

 セグメント別動向を見ると、製紙用薬品は売上高が同3.2%増の117億41百万円、営業利益(連結調整前)が同66.7%増の8億80百万円だった。紙・板紙の国内生産は同2%減少したが、国内市場および中国市場での差別化商品の拡販、コスト削減・合理化の進展、中国事業の収支改善などで増収増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂は、売上高が同10.6%減の40億23百万円、営業利益が同5.4倍の1億48百万円だった。印刷インキの国内生産が同3%減少し、オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂の売上も減少した。しかしコスト削減・合理化の進展で営業損益が大幅に改善した。

 化成品は、売上高が25億85百万円(前年同期は第2四半期から連結して16億88百万円)で、営業利益が2億26百万円(同47百万円の赤字)だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)60億25百万円、第2四半期(4月〜6月)60億75百万円、第3四半期(7月〜9月)62億51百万円、営業利益は第1四半期2億45百万円、第2四半期3億79百万円、第3四半期2億92百万円だった。

■15年12月期大幅増益予想、16年12月期も収益改善基調

 前期(15年12月期)通期の連結業績予想(8月5日に売上高を減額、利益を増額)は、売上高が前々期比2.8%増の246億30百万円、営業利益が同3.8倍の12億円、経常利益が同2.5倍の12億80百万円、そして純利益が9億80百万円(前期は18百万円の赤字)としている。配当予想(2月12日公表)は前々期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は37.1%となる。

 売上面では国内需要が低調のようだが、高付加価値製品の拡販、プロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正のタイムラグ解消、コスト削減や合理化の進展、KJケミカルズ(化成品事業)の通期連結、KJケミカルズにおける減価償却費の減少、中国事業の収益改善などで大幅増益予想だ。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.5%、営業利益が76.3%、経常利益が73.7%、純利益が82.8%と順調な水準である。15年12月期大幅増益予想で、16年12月期も収益改善基調が期待される。

■株価はボックスレンジから上放れて年初来高値圏で推移

 株価の動きを見ると、11月30日の年初来高値1290円まで上伸し、その後も年初来高値圏で堅調に推移している。900円〜1200円近辺のボックスレンジから上放れた形だ。

 12月30日の終値1255円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS32円32銭で算出)は38〜39倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS656円90銭で算出)は1.9倍近辺である。時価総額は約386億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって徐々に水準を切り上げている。そして26週移動平均線も上向きに転じた。ボックスレンジから上放れて強基調への転換を確認した形だ。15年12月期大幅増益予想で、16年12月期も収益改善基調が期待される。次世代素材CNFも注目テーマだ。14年3月の上場来高値1978円を目指す展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月09日更新]

星光PMCは年初来高値更新してボックスレンジ上放れ、次世代素材CNFに注目

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。株価は年初来高値を更新してボックスレンジから上放れる動きだ。15年12月期大幅増益予想で次世代素材CNFが注目される。14年3月の上場来高値1978円を目指す展開だろう。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、そして次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進する方針だ。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースを、ナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 当社は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。そして14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調

 なお14年12月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円だった。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調だ。

■15年12月期第3四半期累計は大幅増益

 今期(15年12月期)第3四半期累計(1月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.5%増の183億51百万円、営業利益が同4.6倍の9億16百万円、経常利益が同3.2倍の9億43百万円、純利益が8億11百万円(前年同期は1億46百万円の赤字)だった。

 高付加価値商品の拡販、コスト削減・合理化の進展、中国事業の収支改善などで大幅増益だった。売上総利益率は23.0%で同3.6ポイント上昇、販管費比率は17.8%で同0.3ポイント低下した。

 営業外では為替差損24百万円を計上(前年同期は為替差益21百万円を計上)して為替差損益が悪化した。特別利益ではKJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん発生益3億70百万円が一巡したが、次世代素材CNFの開発で経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、パイロットプラント完成に伴って交付された国庫補助金2億54百万円を計上した。特別損失ではパイロットプラントに係る固定資産圧縮損1億67百万円を計上したが、減損損失6億99百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同3.2%増の117億41百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同66.7%増の8億80百万円だった。紙・板紙の国内生産が同2%減少する中でも、国内市場および中国市場での差別化商品の拡販、コスト削減・合理化の進展、中国事業の収支改善などで増収増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂は、売上高が同10.6%減の40億23百万円、営業利益が同5.4倍の1億48百万円だった。印刷インキの国内生産が同3%減少し、オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂の売上も減少したが、コスト削減・合理化の進展で営業損益が大幅に改善した。

 化成品は、売上高が25億85百万円(前年同期は第2四半期から連結して16億88百万円)で、営業利益が2億26百万円(同47百万円の赤字)だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)60億25百万円、第2四半期(4月〜6月)60億75百万円、第3四半期(7月〜9月)62億51百万円、営業利益は第1四半期2億45百万円、第2四半期3億79百万円、第3四半期2億92百万円だった。

■15年12月期大幅増益予想で収益改善基調

 今期(15年12月期)通期の連結業績予想は、前回予想(8月5日に売上高を減額、利益を増額)を据え置いて、売上高が前期比2.8%増の246億30百万円、営業利益が同3.8倍の12億円、経常利益が同2.5倍の12億80百万円、純利益が9億80百万円(前期は18百万円の赤字)としている。配当予想(2月12日公表)は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は37.1%となる。

 売上面では国内需要が低調のようだが、高付加価値製品の拡販、プロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正のタイムラグ解消、コスト削減や合理化の進展、KJケミカルズ(化成品事業)の通期連結、KJケミカルズにおける減価償却費の減少、中国事業の収益改善などで大幅増益予想だ。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.5%、営業利益が76.3%、経常利益が73.7%、純利益が82.8%と順調な水準である。通期ベースでも収益改善基調だろう。

■株価は年初来高値更新してボックスレンジから上放れの動き

 株価の動きを見ると、第3四半期累計業績を好感する形で11月30日の年初来高値1290円まで上伸した。その後は利益確定売りで一旦反落したが、概ね900円〜1200円近辺のボックスレンジから上放れの動きを強めている。

 12月8日の終値1181円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円32銭で算出)は36〜37倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS656円90銭で算出)は1.8倍近辺である。時価総額は約363億円である。

 週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。強基調に転換してボックスレンジから上放れる動きだ。15年12月期大幅増益予想で次世代素材CNFが注目される。14年3月の上場来高値1978円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月16日更新]

星光PMCは年初来高値に接近、第3四半期累計は大幅増益

 星光PMC<4963>(東1)は製紙用薬品事業、樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。11月10日に発表した第3四半期累計(1月〜9月)連結業績は大幅増益だった。株価は8月の年初来高値に接近している。次世代素材CNFや15年12月期大幅増益予想を評価して上値を試す展開だろう。

■製紙用薬品、印刷インキ・記録材料用樹脂、および化成品を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、そして次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進する方針だ。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースを、ナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 当社は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。そして14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■営業損益改善基調15年12月期大幅増益予想

 なお14年12月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円だった。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調だ。

■15年12月期第3四半期累計は大幅増益、収益改善基調

 11月10日に発表した今期(15年12月期)第3四半期累計(1月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.5%増の183億51百万円、営業利益が同4.6倍の9億16百万円、経常利益が同3.2倍の9億43百万円、純利益が8億11百万円(前年同期は1億46百万円の赤字)だった。

 高付加価値商品の拡販、コスト削減・合理化の進展、中国事業の収支改善などで大幅増益だった。売上総利益率は23.0%で同3.6ポイント上昇、販管費比率は17.8%で同0.3ポイント低下した。

 営業外では為替差損24百万円を計上(前年同期は為替差益21百万円を計上)して為替差損益が悪化した。特別利益ではKJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん発生益3億70百万円が一巡したが、次世代素材CNFの開発で経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、パイロットプラント完成に伴って交付された国庫補助金2億54百万円を計上した。特別損失ではパイロットプラントに係る固定資産圧縮損1億67百万円を計上したが、減損損失6億99百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、製紙用薬品は売上高が同3.2%増の117億41百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同66.7%増の8億80百万円だった。紙・板紙の国内生産が同2%減少する中でも、国内市場および中国市場での差別化商品の拡販、コスト削減・合理化の進展、中国事業の収支改善などで増収増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂は、売上高が同10.6%減の40億23百万円、営業利益が同5.4倍の1億48百万円だった。印刷インキの国内生産が同3%減少し、オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂の売上も減少したが、コスト削減・合理化の進展で営業損益が大幅に改善した。

 化成品は、売上高が25億85百万円(前年同期は第2四半期から連結して16億88百万円)で、営業利益が2億26百万円(同47百万円の赤字)だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)60億25百万円、第2四半期(4月〜6月)60億75百万円、第3四半期(7月〜9月)62億51百万円、営業利益は第1四半期2億45百万円、第2四半期3億79百万円、第3四半期2億92百万円だった。

 通期の連結業績予想は前回予想(8月5日に売上高を減額、利益を増額)を据え置いて、売上高が前期比2.8%増の246億30百万円、営業利益が同3.8倍の12億円、経常利益が同2.5倍の12億80百万円、純利益が9億80百万円(前期は18百万円の赤字)としている。配当予想(2月12日公表)は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は37.1%となる。

 国内需要が低調なため売上高は期初計画を下回る見込みとなったが、高付加価値製品の拡販、プロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正のタイムラグ解消、コスト削減や合理化の進展、KJケミカルズ(化成品事業)の通期連結、KJケミカルズにおける減価償却費の減少、中国事業の収益改善などで大幅増益予想だ。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.5%、営業利益が76.3%、経常利益が73.7%、純利益が82.8%と順調な水準である。通期ベースでも収益改善基調だろう。

■株価は下値を切り上げて8月の年初来高値に接近

 株価の動きを見ると、やや乱高下する場面もあるが着実に下値を切り上げて8月21日の年初来高値1187円に接近している。11月13日は1135円まで上伸した。

 11月13日の終値1122円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円32銭で算出)は34〜35倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS656円90銭で算出)は1.7倍近辺である。時価総額は約345億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって下値を着実に切り上げている。強基調の形であり、次世代素材CNFや15年12月期大幅増益予想を評価して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月24日更新]

星光PMCは悪地合いの影響限定的、次世代素材CNFや15年12月大幅増益を評価

 星光PMC[4963](東1)は製紙用薬品事業、樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。株価は乱高下する場面があったが、下値を切り上げる展開で悪地合いの影響は限定的のようだ。次世代素材CNFや15年12月期大幅増益を評価して8月の年初来高値1187円を試す展開だろう。

■製紙用薬品事業、印刷インキ・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、そして次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進する。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースを、ナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。そして14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■15年12月期大幅増益予想

 なお14年12月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円だった。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調だ。

 今期(15年12月期)の連結業績予想(8月5日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前期比2.8%増の246億30百万円、営業利益が同3.8倍の12億円、経常利益が同2.5倍の12億80百万円、純利益が9億80百万円(前期は18百万円の赤字)としている。配当予想(2月12日公表)は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は37.1%となる。

 国内需要が低調なため売上高は計画を下回るが、高付加価値製品の拡販、プロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正のタイムラグ解消、コスト削減・合理化の進展、KJケミカルズ(化成品事業)の通期連結、KJケミカルズにおける減価償却費の減少、中国事業の収益改善などで大幅増益予想だ。

 第2四半期累計(1月〜6月)は、売上高が前年同期比5.2%増の121億円、営業利益が同5.0倍の6億24百万円、経常利益が同5.5倍の6億79百万円、純利益が5億32百万円(前年同期は2億65百万円の赤字)だった。コスト削減・合理化の進展、中国事業の収支改善、化成品事業の収益拡大などで大幅増益だった。売上原価率は76.9%で同3.9ポイント低下した。営業外では為替差損益が改善した。

 特別利益では、KJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん発生益3億70百万円が一巡したが、次世代素材CNFの開発で経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、パイロットプラント完成に伴って交付された国庫補助金2億54百万円を計上した。特別損失では、パイロットプラントに係る固定資産圧縮損1億67百万円を計上したが、減損損失6億99百万円が一巡した。

 製紙用薬品事業は売上高が同1.4%増の76億36百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同59.1%増の5億13百万円だった。紙・板紙の国内生産が同2%減少する中でも差別化商品の拡販、コスト削減・合理化の進展、中国事業の収支改善で増収増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂事業は売上高が同13.4%減の26億93百万円、営業利益が同8.5倍の1億19百万円だった。印刷インキの国内生産が同3%減少し、オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂の売上も減少したが、コスト削減・合理化の進展で営業損益が大幅に改善した。

 化成品事業は、売上高が17億71百万円(前年同期は第2四半期から連結して8億63百万円)、営業利益が2億19百万円(同34百万円の赤字)だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)60億25百万円、第2四半期(4月〜6月)60億75百万円、営業利益は第1四半期2億45百万円、第2四半期3億79百万円だった。営業損益は改善基調だ。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.1%、営業利益が52.0%、経常利益が53.1%、純利益が54.3%と順調な水準である。通期ベースでも収益改善基調だろう。

■株価は悪地合いの影響限定的で下値切り上げ

 株価の動きを見ると、次世代素材CNFを材料視して急伸した8月21日の年初来高値1187円から、利益確定売りや悪地合いの影響で乱高下する場面があったが、総じて下値を切り上げる展開だ。そして9月15日には1135円まで急伸して年初来高値に接近する場面もあった。悪地合いの影響は限定的のようだ。

 9月18日の終値1017円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円32銭で算出)は31〜32倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS656円90銭で算出)は1.5倍近辺である。なお時価総額は約313億円である。

 週足チャートで見ると一旦割り込んだ26週移動平均線を素早く回復する動きだ。また7月の年初来安値850円をボトムとして、8月安値880円、9月安値940円と下値を切り上げている。次世代素材CNFや15年12月期大幅増益を評価して8月の年初来高値1187円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月24日更新]

星光PMCはCNFを材料視して年初来高値更新、15年12月期利益増額も評価

 星光PMC[4963](東1)は製紙用薬品事業、樹脂事業、化成品事業を展開し、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。株価はCNFに関する報道を材料視して急伸し、8月21日には年初来高値1187円まで上伸した。目先的にはやや過熱感もあるが、15年12月期の利益予想増額修正も評価して続伸展開だろう。

■製紙用薬品事業、印刷インキ・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、そして次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進する。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースを、ナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。そして14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■15年12月期業績予想を増額修正

 なお14年12月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円だった。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調だ。

 8月5日に発表した今期(15年12月期)第2四半期累計(1月〜6月)の連結業績(5月11日および7月31日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前年同期比5.2%増の121億円、営業利益が同5.0倍の6億24百万円、経常利益が同5.5倍の6億79百万円、純利益が5億32百万円(前年同期は2億65百万円の赤字)だった。

 コスト削減・合理化の進展、中国事業の収支改善、化成品事業の収益拡大などで利益は計画を大幅に上回った。売上原価率は76.9%で同3.9ポイント低下した。営業外では為替差損益が改善した。

 特別利益では、KJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん発生益3億70百万円が一巡したが、次世代素材CNFの開発で経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、パイロットプラント完成に伴って交付された国庫補助金2億54百万円を計上した。特別損失では、パイロットプラントに係る固定資産圧縮損1億67百万円を計上したが、減損損失6億99百万円が一巡した。

 セグメント別動向を見ると、製紙用薬品事業は売上高が同1.4%増の76億36百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同59.1%増の5億13百万円だった。紙・板紙の国内生産が同2%減少する中でも差別化商品の拡販、コスト削減・合理化の進展、中国事業の収支改善で増収増益だった。

 印刷インキ用・記録材料用樹脂事業は売上高が同13.4%減の26億93百万円、営業利益が同8.5倍の1億19百万円だった。印刷インキの国内生産が同3%減少する中で、オフセットインキ用樹脂、水性インキ用樹脂の売上が減少したが、コスト削減・合理化の進展で営業損益が大幅に改善した。

 化成品事業は、売上高が17億71百万円(前年同期は第2四半期から連結して8億63百万円)、営業利益が2億19百万円(同34百万円の赤字)だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)60億25百万円、第2四半期(4月〜6月)60億75百万円、営業利益は第1四半期2億45百万円、第2四半期3億79百万円だった。営業損益は改善基調だ。

 通期の連結業績予想については8月5日に売上高を減額、利益を増額修正した。前回予想(2月12日公表)に対して売上高は17億20百万円減額して前期比2.8%増の246億30百万円、営業利益は2億円増額して同3.8倍の12億円、経常利益は2億20百万円増額して同2.5倍の12億80百万円、純利益は1億50百万円増額して9億80百万円(前期は18百万円の赤字)とした。

 配当予想は前回予想(2月12日公表)を据え置いて前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。予想配当性向は37.1%となる。

 国内需要が低調なため売上高は計画を下回るが、高付加価値製品の拡販、プロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正のタイムラグ解消、コスト削減・合理化の進展、KJケミカルズ(化成品事業)の通期連結、KJケミカルズにおける減価償却費の減少、中国事業の収益改善などが寄与して大幅増益見込みだ。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.1%、営業利益が52.0%、経常利益が53.1%、純利益が54.3%と順調な水準である。通期ベースでも収益改善基調だろう。

■株価はCNFを材料視して年初来高値更新

 株価の動きを見ると、7月以降は安値圏900円〜1000円近辺でモミ合う展開だったが、8月中旬にCNFに関する報道が相次いだことを材料視して急伸した。8月21日には5月の1148円を突破して1187円まで上伸した。年初来高値更新の展開だ。

 8月21日の終値1147円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円32銭で算出)は35〜36倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS656円90銭で算出)は1.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると大陽線を立てて13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破した。強基調に転換したようだ。25日移動平均線に対するプラス乖離率が18%程度まで拡大して目先的には過熱感もあるが、15年12月期の利益予想増額修正も評価して続伸展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月23日更新]

星光PMCは調整一巡して切り返し、15年12月期の収益改善基調や増額含みを評価

 星光PMC<4963>(東1)は、製紙用薬品事業や樹脂事業を主力として、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。株価は全般地合い悪化も影響した7月9日の年初来安値850円から切り返して950円近辺まで戻している。調整が一巡したようだ。15年12月期の収益改善基調や増額含みを評価して戻り歩調の展開だろう。

■製紙用薬品事業や印刷インキ・記録材料用樹脂事業などを展開

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。

 高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、そして次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進する。

■次世代素材CNFの事業化推進

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースを、ナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。そして14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

■15年12月期業績の会社予想は増額含み

 なお14年12月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円だった。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調だ。

 今期(15年12月期)の連結業績予想(2月12日公表)は売上高が前期比9.9%増の263億50百万円、営業利益が同3.1倍の10億円、経常利益が同2.0倍の10億60百万円、純利益が8億30百万円(前期は18百万円の赤字)としている。前提として為替は1米ドル=115円、ナフサ価格は6万3000円としている。配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)で予想配当性向は43.9%となる。

 需要回復に伴う数量の増加、高付加価値製品の拡販、プロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正のタイムラグ解消、KJケミカルズの通期連結、KJケミカルズにおける減価償却費の減少、中国事業の収益改善などが寄与して大幅増益見込みだ。収益は改善基調である。なお前期の特別利益に計上したKJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん益が一巡し、特別損失に計上した中国事業に係る固定資産減損損失も一巡する。

 事業別の計画を見ると、製紙用薬品事業は拡販とコスト削減効果などで売上高が同8.1%増の167億10百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同46.9%増の11億37百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業は拡販と製品価格是正のタイムラグ解消などで売上高が同3.6%増の61億64百万円、営業利益が同3.2倍の1億98百万円、化成品事業は売上高が34億76百万円(前期9ヶ月連結は25億58百万円)、減価償却負担減少などで営業利益が1億75百万円(同92百万円の赤字)としている。

 第1四半期(1月〜3月)は前年同期比12.9%増収、同73.9%営業増益、同86.3%経常増益、同5.5倍最終増益で、通期予想に対する進捗率は売上高が22.9%、営業利益が24.5%、経常利益が24.4%、純利益が31.3%と概ね順調な水準だった。

 売上面では、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業の需要が低調だったが、KJケミカルズの連結(化成品事業)も寄与して大幅増収だった。利益面ではコスト削減・合理化の進展、中国事業の収益改善などで営業損益が改善基調だ。

 また次世代素材CNFの開発で経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、パイロットプラント完成に伴って交付された国庫補助金2億54百万円を特別利益に、パイロットプラントに係る固定資産圧縮損1億67百万円を特別損失に計上した。

 なお5月11日に第2四半期累計(1月〜6月)連結業績予想の修正(売上高を減額、利益を増額)を発表している。売上高は3億20百万円減額して前年同期比7.2%増の123億30百万円、営業利益は1億60百万円増額して同3.5倍の4億30百万円、経常利益は1億70百万円増額して同3.8倍の4億70百万円、純利益は1億50百万円増額して4億20百万円(前年同期は2億65百万円の赤字)とした。コスト削減などの効果が想定以上のようだ。通期予想も増額含みだろう。

■株価は直近安値から切り返して調整一巡

 株価の動きを見ると、5月の年初来高値1148円から反落して調整局面のようだ。ただし全般地合い悪化も影響した7月9日の年初来安値850円から切り返して950円近辺まで戻している。調整が一巡したようだ。

 7月22日の終値946円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS27円37銭で算出)は34〜35倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS656円90銭で算出)は1.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、14年10月安値864円と15年7月安値850円が下値支持線の形となったようだ。15年12月期の収益改善基調や増額含みを評価して戻り歩調の展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月03日更新]

星光PMCは年初来高値圏で堅調、15年12月期の収益改善基調や増額含みを評価

 星光PMC[4963](東1)は、製紙用薬品事業や樹脂事業を主力として、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。株価は年初来高値圏で堅調に推移している。15年12月期の収益改善基調や増額含みを評価して水準切り上げの展開だろう。

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 高付加価値製品の拡販に加えて、中国・東南アジア市場への積極展開、そして次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースを、ナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。そして14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

 なお前期(14年12月期)の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円だった。営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円だった。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調だ。

 5月11日に発表した今期(15年12月期)第1四半期(1月〜3月)の連結業績は、売上高が前年同期比12.9%増の60億25百万円、営業利益が同73.9%増の2億45百万円、経常利益が同86.3%増の2億59百万円、純利益が同5.5倍の2億60百万円だった。

 売上面では、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業の需要が低調だったが、KJケミカルズの連結(化成品事業)も寄与して大幅増収だった。利益面ではコスト削減・合理化の進展、中国事業の収益改善などで営業損益が改善基調だ。

 なお次世代素材CNFの開発で経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、パイロットプラント完成に伴って交付された国庫補助金2億54百万円を特別利益に、パイロットプラントに係る固定資産圧縮損1億67百万円を特別損失に計上した。

 セグメント別動向を見ると、製紙用薬品事業は売上高が同1.0%増の37億42百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同23.9%増の2億25百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業は売上高が同14.3%減の13億97百万円、営業利益が同63.2%増の58百万円、化成品事業は売上高が8億86百万円、営業利益が79百万円だった。

 なお5月11日に、第2四半期累計(1月〜6月)連結業績予想の修正(売上高を減額、利益を増額)を発表した。売上高は3億20百万円減額して前年同期比7.2%増の123億30百万円、営業利益は1億60百万円増額して同3.5倍の4億30百万円、経常利益は1億70百万円増額して同3.8倍の4億70百万円、純利益は1億50百万円増額して4億20百万円(前年同期は2億65百万円の赤字)とした。コスト削減などの効果が想定以上のようだ。

 通期の連結業績予想については前回予想(2月12日公表)を据え置いて売上高が前期比9.9%増の263億50百万円、営業利益が同3.1倍の10億円、経常利益が同2.0倍の10億60百万円、純利益が8億30百万円(前期は18百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。前提として為替は1米ドル=115円、ナフサ価格は6万3000円としている。

 需要回復に伴う数量の増加、高付加価値製品の拡販、プロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正のタイムラグ解消、KJケミカルズの通期連結、KJケミカルズにおける減価償却費の減少、中国事業の収益改善などが寄与して大幅増益見込みだ。収益は改善基調である。なお前期の特別利益に計上したKJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん益が一巡し、特別損失に計上した中国事業に係る固定資産減損損失も一巡する。

 事業別の計画を見ると、製紙用薬品事業は拡販とコスト削減効果などで売上高が同8.1%増の167億10百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同46.9%増の11億37百万円、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業は拡販と製品価格是正のタイムラグ解消などで売上高が同3.6%増の61億64百万円、営業利益が同3.2倍の1億98百万円、化成品事業は売上高が34億76百万円(前期9ヶ月連結は25億58百万円)、減価償却負担減少などで営業利益が1億75百万円(同92百万円の赤字)としている。

 なお通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が22.9%、営業利益が24.5%、経常利益が24.4%、純利益が31.3%と概ね順調な水準である。通期会社予想を据え置いたが、コスト削減効果などが想定以上となって第2四半期累計の利益を増額したことを考慮すれば、通期予想も増額含みだろう。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。高付加価値製品の拡販、中国事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、さらに次世代素材CNFや銀ナノワイヤーの事業化も寄与して中期的に収益拡大が期待される。

 株価の動きを見ると、900円〜1000円近辺のモミ合いから上放れて、5月12日の年初来高値1148円まで上伸した。その後も高値圏1100円近辺で堅調に推移している。14年3月高値1978円に向けて戻り歩調の展開だ。

 6月2日の終値1119円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS27円37銭で算出)は41倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS656円90銭で算出)は1.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線も上向きに転じた。強基調への転換を確認した形だ。15年12月期の収益改善基調や増額含みを評価して水準切り上げの展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月08日更新]

星光PMCは下値固め完了して戻り歩調、15年12月期の収益改善を評価

 星光PMC[4963](東1)は、製紙用薬品事業や樹脂事業を主力として、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。株価は下値固めが完了し、強基調に転換して戻り歩調の展開となった。15年12月期の収益改善を評価して出直りの動きが本格化しそうだ。

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 高付加価値製品の拡販に加えて、中国・東南アジア市場への積極展開、そして次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースを、ナノサイズまで細かくほぐすことによって得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることで、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。そして14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備が完成し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

 今期(15年12月期)の連結業績予想(2月12日公表)は売上高が前期比9.9%増の263億50百万円、営業利益が同3.1倍の10億円、経常利益が同2.0倍の10億60百万円、純利益が8億30百万円(前期は18百万円の赤字)で、配当予想が前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。前提として為替は1米ドル=115円、ナフサ価格は6万3000円としている。

 なお4月30日に特別利益と特別損失の発生を発表したが業績予想に織り込み済みとしている。次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)の開発で経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、パイロットプラント完成に伴って15年3月に交付された補助金2億66百万円を特別利益に計上し、パイロットプラントに係る固定資産圧縮損1億67百万円を特別損失に計上する。

 15年12月期は需要回復に伴う数量の増加、高付加価値製品の拡販とプロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正のタイムラグ解消、KJケミカルズの通期連結とKJケミカルズにおける減価償却費の減少、海外事業の収益改善などが寄与して、新規事業開発関連のコスト増加などを吸収する見通しだ。なお前期の特別利益に計上したKJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん益が一巡し、特別損失に計上した中国事業に係る固定資産減損損失も一巡する。

 事業別の計画を見ると、製紙用薬品事業は拡販とコスト削減効果などで売上高が同8.1%増の167億10百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同46.9%増の11億37百万円、樹脂事業は拡販と製品価格是正のタイムラグ解消などで売上高が同3.6%増の61億64百万円、営業利益が同3.2倍の1億98百万円、化成品事業(KJケミカルズ)は減価償却負担減少などで売上高が34億76百万円(前期9ヶ月連結は25億58百万円)、営業利益が1億75百万円(同92百万円の赤字)としている。

 なお前期(14年12月期)を四半期別に見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円である。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調だ。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。高付加価値製品の拡販、中国における製紙用薬品事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、さらに次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)や銀ナノワイヤーの事業化も寄与して中期的に収益拡大が期待される。

 株価の動きを見ると、900円〜1000円近辺でのモミ合いから上放れの展開となり、4月30日には1097円まで上伸した。下値固めが完了して戻り歩調の展開だ。

 5月7日の終値1053円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS27円37銭で算出)は38倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS656円90銭で算出)は1.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなって上伸している。強基調への転換を確認した形だ。15年12月期の収益改善を評価して出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月03日更新]

星光PMCはモミ合い煮詰まり感、15年12月期の収益改善を評価して上放れ

 製紙用薬品の星光PMC[4963](東1)の株価は、安値圏の900円近辺でモミ合う展開だが、下値固めが完了して煮詰まり感を強めている。15年12月期の収益改善基調を評価してモミ合い上放れの展開だろう。

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開している。

 高付加価値製品の拡販に加えて、中国・東南アジア市場への積極展開、そして次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースを、ナノサイズまで細かくほぐすことにより得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴がある。樹脂の補強材として機能させることにより、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。そして14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備の建設工事が完了し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始している。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成し、ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

 3月27日には、4月8日〜10日に東京ビックサイトで開催される「第6回高機能フィルム展」に出展すると発表した。銀ナノワイヤー、UV硬化型光学用粘着剤などを出展する。

 今期(15年12月期)の連結業績見通し(2月12日公表)は、売上高が前期比9.9%増の263億50百万円、営業利益が同3.1倍の10億円、経常利益が同2.0倍の10億60百万円、純利益が8億30百万円(前期は18百万円の赤字)で、配当予想が前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。前提として為替は1米ドル=115円、ナフサ価格は6万3000円としている。

 売上面では需要回復に伴う数量の増加、高付加価値商品の拡販、KJケミカルズの通期連結、利益面ではプロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正のタイムラグ解消、KJケミカルズにおける減価償却費の減少、海外事業の収益改善などが寄与して、新規事業開発関連のコスト増加などを吸収する見通しだ。なお前期の特別利益に計上したKJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん益が一巡し、特別損失に計上した中国事業に係る固定資産減損損失も一巡する。

 事業別の計画を見ると、製紙用薬品事業は拡販とコスト削減効果などで売上高が同8.1%増の167億10百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同46.9%増の11億37百万円、樹脂事業は拡販と製品価格是正のタイムラグ解消などで売上高が同3.6%増の61億64百万円、営業利益が同3.2倍の1億98百万円、化成品事業(KJケミカルズ)は減価償却負担減少などで売上高が34億76百万円(前期9ヶ月連結は25億58百万円)、営業利益が1億75百万円(同92百万円の赤字)としている。

 前期(14年12月期)の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円である。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調であり、15年12月期の収益改善が期待される。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。高付加価値製品の拡販、中国における製紙用薬品事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、さらに次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)や銀ナノワイヤーの事業化も寄与して中期的な収益拡大が期待される。

 株価の動きを見ると、上値は重いが下値も堅く、900円〜980円近辺の小幅レンジでモミ合う展開が続いている。下値固めは完了しているようだ。そしてモミ合い煮詰まり感も強めている。

 4月2日の終値947円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS27円37銭で算出)は34〜35倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.3%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS656円90銭で算出)は1.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が下値を支える形となり、26週移動平均線も突破した。900円近辺で下値固めが完了したようだ。15年12月期の収益改善基調を評価してモミ合い上放れの展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月03日更新]

星光PMCはモミ合い上放れの動き、15年12月期の収益改善を評価して出直り本格化

 製紙用薬品の星光PMC[4963](東1)の株価は、900円近辺で下値固めが完了してモミ合い上放れの動きを強めています。2月27日と3月2日には980円まで上値を伸ばしました。今期(15年12月期)の収益改善を評価して出直りの動きが本格化しそうです。次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)のテーマ性にも変化はないでしょう。

 DIC<4631>の連結子会社で、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、および化成品事業(14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化)を展開しています。

 高付加価値製品の拡販に加えて、中国・東南アジア市場への積極展開、そして次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進しています。

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことにより得られる繊維です。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴を持ち、樹脂の補強材として機能させることにより、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されています。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択されました。14年6月には産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画しました。14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備の建設工事が完了し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始しました。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始しました。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させて透明導電性電極を形成します。ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されています。

 2月12日に発表した前期(14年12月期)連結業績は、売上高が239億70百万円、営業利益が3億19百万円、経常利益が5億21百万円、純利益が18百万円の赤字となりました。前々期は13年4月〜12月の9ヶ月決算のため単純比較はできませんが、前年同期間(13年1月〜12月)との比較では11.5%増収、65.3%営業減益、59.4%経常減益で、純利益は赤字転落の形となりました。配当予想は前々期(9カ月決算で9円)と実質的に同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としました。

 KJケミカルズの新規連結が寄与して増収となりましたが、樹脂事業を中心に売上数量が減少して売上高が計画を下回り、原料価格高騰に対する製品価格是正のタイムラグ、減価償却費や研究開発費の増加なども影響して、営業利益が実質的に大幅減益となりました。営業外収益では為替の円安進行に伴う外貨建て資産に係る為替差益、特別利益ではKJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん益を計上しましたが、中国事業に係る固定資産減損損失計上も影響して最終赤字となりました。

 ただし四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(1月〜3月)53億36百万円、第2四半期(4月〜6月)61億68百万円、第3四半期(7月〜9月)60億64百万円、第4四半期(10月〜12月)64億02百万円で、営業利益は第1四半期1億40百万円、第2四半期17百万円の赤字、第3四半期77百万円、第4四半期1億19百万円です。営業損益は第2四半期をボトムとして改善基調となりました。

 今期(15年12月期)の連結業績見通し(2月12日公表)は、売上高が前期比9.9%増の263億50百万円、営業利益が同3.1倍の10億円、経常利益が同2.0倍の10億60百万円、純利益が8億30百万円(前期は18百万円の赤字)で、配当予想が前期と同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としています。

 売上面では需要回復に伴う売上数量の増加、高付加価値商品の拡販、KJケミカルズの通期連結、利益面ではプロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正のタイムラグ解消、KJケミカルズにおける減価償却費の減少、そして海外事業の収益改善などが寄与して、新規事業開発関連のコスト増加などを吸収する見通しです。なお前提として為替は1米ドル=115円、ナフサ価格は6万3000円としています。

 事業別の計画を見ると、製紙用薬品事業は拡販とコスト削減効果などで売上高が同8.1%増の167億10百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同46.9%増の11億37百万円、樹脂事業は拡販と製品価格是正のタイムラグ解消などで売上高が同3.6%増の61億64百万円、営業利益が同3.2倍の1億98百万円、化成品事業(KJケミカルズ)は減価償却負担減少などで売上高が34億76百万円(前期9ヶ月連結は25億58百万円)、営業利益が1億75百万円(同92百万円の赤字)としています。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げています。中国における製紙用薬品事業の再構築、東南アジア市場への積極展開、さらに次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)や銀ナノワイヤーの事業化も寄与して中期的な収益拡大が期待されます。

 株価の動きを見ると、900円近辺で下値固めが完了し、水準を切り上げてモミ合いから上放れの動きを強めています。2月27日と3月2日には980円まで上値を伸ばしました。今期収益改善見通しを評価する動きのようです。

 3月2日の終値975円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS27円37銭で算出)は35〜36倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.2%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS656円90銭で算出)は1.5倍近辺です。

 週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて、戻りを押さえていた26週移動平均線を突破しました。900円近辺で下値固めが完了してトレンドが好転する形です。今期収益改善を評価して出直りの動きが本格化しそうです。次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)のテーマ性にも変化はないでしょう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月05日更新]

星光PMCの14年12月期業績修正に対する反応は限定的、今期の収益改善期待で下値支持線から反発のタイミング

 製紙用薬品の星光PMC[4963](東1)は、1月30日に前期(14年12月期)業績の修正を発表し、売上高と営業利益を減額、経常利益と純利益を増額した。修正に対する株価のネガティブ反応は限定的のようだ。調整局面が続いたが、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)のテーマ性に変化はなく、今期(15年12月期)の収益改善期待で下値支持線から反発のタイミングだろう。

 DIC<4631>の子会社で製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業を展開している。高付加価値商品の拡販、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。さらに事業領域拡大に向けて14年4月には、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化した。

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことにより得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴を持ち、樹脂の補強材として機能させることにより、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月にはナノセルロースの開発・事業化を促進するため、産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。そして14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備の建設工事が完了し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始した。

 銀ナノワイヤーは14年9月からサンプル出荷を本格開始した。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させたもので、透明導電性電極を形成する。ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

 1月30日に前期(14年12月期)連結業績見通しを修正した。前回予想(7月31日に減額修正)に対して、売上高は3億01百万円減額して239億69百万円、営業利益は74百万円減額して3億26百万円としたが、経常利益は85百万円増額して5億25百万円、純利益は41百万円増額して19百万円の赤字とした。

 国内外で製紙用薬品の売上高が計画を下回り、営業利益も減額した。ただし為替の円安進行に伴って外貨建て資産に係る為替差益が発生したため、経常利益と純利益を増額した。配当予想は前回予想(2月12日公表)を据え置いて前々期(9カ月決算で9円)と実質的に同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。

 今期(15年12月期)は、売上面では製紙用薬品の需要回復、高付加価値商品の拡販、KJケミカルズの通期連結、利益面ではプロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正の浸透、KJケミカルズの減価償却費減少などで収益改善が期待される。原油価格下落も追い風だ。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)や銀ナノワイヤーの事業化も寄与して中期的な収益拡大が期待される。

 株価の動きを見ると上値を切り下げて調整局面が続いている。しかし14年10月安値864円まで下押す動きは見られず、900円近辺が下値支持線の形だ。前期業績の修正に対するネガティブ反応も限定的のようだ。調整の最終局面だろう。

 2月4日の終値915円を指標面で見ると、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.3%近辺、前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS663円98銭で算出)は1.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形で上値を切り下げたが、900円近辺が下値支持線となって13週移動平均線突破の動きを強めている。調整局面が続いたが、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)のテーマ性に変化はなく、今期(15年12月期)の収益改善期待で下値支持線から反発のタイミングだろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月14日更新]

星光PMCは下値固め完了感、次世代素材CNFへの期待感で反発のタイミング

 製紙用薬品の星光PMC[4963](東1)の株価は調整局面が続いているが、10月安値864円まで下押す動きは見られず、900円近辺で下値固め完了感を強めている。調整の最終局面であり、今期(15年12月期)の収益改善や次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)事業化に対する期待感で反発のタイミングだろう。

 DIC<4631>の子会社で製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業を展開している。高付加価値商品の拡販、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。さらに事業領域拡大に向けて14年4月には、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化した。

 次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことにより得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴を持ち、樹脂の補強材として機能させることにより、自動車用樹脂の強度・寸法安定性向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月には経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月にはナノセルロースの研究開発、事業化、標準化を促進するため、産官学連携型のコンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画している。そして14年11月には、竜ヶ崎工場におけるCNFの実証生産設備(パイロットプラント)建設工事完了と、本格的な変性CNFサンプルの提供開始を発表した。

 また14年11月には、銀ナノワイヤー製造設備建設が7月に完了し、9月から本格的なサンプル出荷を開始したと発表している。直径がナノサイズ、長さがミクロンサイズの繊維状の銀を溶液中に分散させたもので、透明導電性電極を形成する。ウェアラブル端末や大型ディスプレイへの利用が期待されている。

 1月7日には、1月14日〜16日に開催される「第16回電子部品・材料EXPO」に次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤー)、光学弾性樹脂(OCA)、ダイシングテープ用UV硬化型光学用粘着剤(剥がせる接着剤)などを出展すると発表した。

 前期(14年12月期)の連結業績見通し(7月31日に減額修正)は売上高が242億70百万円、営業利益が4億円、経常利益が4億40百万円、純利益が60百万円の赤字としている。9カ月決算だった前々期との単純比較はできないが、前年同期間(13年1月〜12月)との比較で見ると12.9%増収、56.7%営業減益、65.7%経常減益で、純利益は9億16百万円悪化となる。配当予想(2月12日公表)は前々期(9カ月決算で9円)と実質的に同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。

 ロジンなど原材料価格上昇と製品価格への転嫁遅れ、プロダクトミックスの悪化、研究開発費の増加、中国事業の収益悪化などで営業減益となり、営業外での為替差損益の悪化、中国事業に係る固定資産減損損失計上も影響して最終赤字の見通しだ。

 ただし今期(15年12月期)については、製紙用薬品の販売数量増加、KJケミカルズの通期連結、原材料価格上昇に対する製品価格是正の浸透、プロダクトミックスの改善、KJケミカルズの減価償却費減少、中国事業の損益改善本格化、営業外損益や特別損益の改善などで収益改善が期待される。原油価格下落も追い風だろう。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。CNFや銀ナノワイヤーの事業化も寄与して収益拡大が期待される。

 株価の動きを見ると、上値を切り下げて調整局面が続いている。しかし10月安値864円まで下押す動きは見られず、900円近辺で下値固め完了感を強めている。調整の最終局面だろう。

 1月9日の終値915円を指標面で見ると、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.3%近辺、前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS663円98銭で算出)は1.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を挟んでモミ合う形だが、週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線突破の動きを強めている。調整のほぼ最終局面であり、下値固めが完了して反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月15日更新]

シンプロメンテは下値固め完了して出直り

 飲食店などに店舗設備・機器メンテナンスサービスを提供するシンプロメンテ[6086](東マ)の株価は、10月下旬の直近安値圏1000円割れ水準から反発して11月上旬に1100円台を回復する場面があった。その後は1000円〜1050円近辺でモミ合う展開だが、3月の上場来安値940円まで下押す動きは見られない。下値固めが完了して出直り展開だろう。

 大手飲食・小売チェーンを主要顧客として、店舗における内外装および各種設備・機器(厨房機器、給排水・衛生設備、空調・給排気・ダクト設備、電機設備、照明機器、ガス設備、看板、自動ドア・ガラス・鍵・シャッターなど)の不具合を解決するメンテナンスサービスを提供している。

 事業区分としては、ワンストップメンテナンスサービスとメンテナンスアウトソーシングサービスを展開している。ワンストップメンテナンスサービスでは、各種設備・機器の突発的なトラブル発生時に対応する緊急メンテナンスサービスを主力として、各種設備・機器の点検・整備・洗浄・清掃を定期的に行う予防メンテナンスサービスも提供している。メンテナンスアウトソーシングサービスは、当社のメンテナンス体制を厨房機器メーカーにOEM的に提供することで、メーカーのメンテナンス業務のサポートを行っている。

 全国の店舗から24時間365日、修理・メンテナンスの依頼を受け付け、依頼の種類・地域・内容などに応じて全国の協力業者(メンテキーパー)から適切な業者を選定・手配し、店舗の設備・機器等の不具合を解決するサービスが特徴だ。前期(14年2月期)末時点の顧客店舗数は前々期比8.4%増の2万8507店舗、メンテキーパー数は同5.1%増の4831社となった。

 今期(15年2月期)の業績(非連結)見通しについては、前回予想(4月11日公表)を据え置いて売上高が前期比14.3%増の42億円、営業利益が同19.1%増の2億20百万円、経常利益が同23.3%増の2億20百万円、純利益が同20.3%増の1億24百万円、配当予想が前期から記念配当5円を落として年間10円(期末一括)としている。

 第2四半期累計(3月〜8月)は外注・材料費など原価の高騰、長期的な受注増加を見据えた人員確保に伴う販管費の増加などで前年同期比32.5%営業減益、同32.5%経常減益、同30.8%最終減益だった。しかし緊急メンテナンスサービスでの新規顧客開拓、既存顧客との取引量拡大、夏場のエアコン機器メンテナンス依頼件数の増加などで同18.1%増収と大幅増収だった。

 通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が53.5%、営業利益が32.3%、経常利益が32.3%、純利益が33.9%である。利益進捗率が低水準だが、売上高の進捗率は順調だ。売上面では緊急メンテナンスサービスでのサービスエリア拡大、新規顧客開拓、既存顧客との取引量拡大などで飲食店向けを中心に依頼件数が順調に増加する。増収効果で人件費増加などを吸収し、下期の利益挽回が期待される。

 中期成長に向けた重点戦略として新規顧客開拓によるシェア拡大を目指している。ワンストップメンテナンスサービスでは外食業界以外の小売、理美容、教育、医療・介護、宿泊・娯楽などの業界にも新規顧客開拓を推進する。メンテナンスアウトソーシングサービスでは、サービスをOEM的に提供する企業の増加を目指すとともに、個人経営店舗向けの提供も視野に入れてシェア拡大を図る方針だ。

 外食業界や小売業界などでは、店舗の老朽化や人手不足の深刻化、店舗の衛生環境改善や従業員の労働環境改善に対する意識の高まりも背景として、メンテナンス業務のアウトソーシング化が一段と進展することが予想される。新規サービス開発なども寄与して中期的に収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、10月下旬の直近安値圏1000円割れ水準から反発して11月上旬に1100円台を回復する場面があった。その後は1000円〜1050円近辺でモミ合う展開だが、3月の上場来安値940円まで下押す動きは見られず下値固め完了感を強めている。

 12月12日の終値1050円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS71円87銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.0%近辺、前期実績PBR(前期実績BPS454円80銭で算出)は2.3倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形となったが、1000円近辺が下値支持線のようだ。下値固めが完了して出直り展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月06日更新]

星光PMCは調整一巡して反発のタイミング、今期収益改善期待星光PMCは調整一巡して反発のタイミング、今期収益改善期待

 製紙用薬品の星光PMC<4963>(東1)の株価は、全般地合い悪化も影響して1000円〜1200円近辺のモミ合いから下放れの形となり、8月安値938円を割り込んで10月17日には864円まで調整した。ただしその後は900円台に戻して下げ渋り感を強めている。調整のほぼ最終局面であり、来期(15年12月期)の収益改善期待で反発のタイミングだろう。

 DIC<4631>の子会社で製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業を展開している。高付加価値・差別化商品の市場投入・拡販、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤ)、光学弾性樹脂(OCA)など成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。さらに事業領域拡大に向けて14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化した。

 次世代素材CNFは自動車用樹脂の強度・寸法安定性向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待され、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指している。13年2月には経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、補助金を活用して竜ヶ崎工場にパイロットプラントを設置した。また14年6月にはナノセルロースの研究開発、事業化、標準化を促進するため、産官学連携型のコンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画している。

 今期(14年12月期)の連結業績見通し(7月31日に減額修正)は売上高が242億70百万円、営業利益が4億円、経常利益が4億40百万円、純利益が60百万円の赤字としている。決算期変更で9カ月決算だった前期との単純比較はできないが、前年同期間(13年1月〜12月)との比較で見ると12.9%増収、56.7%営業減益、65.7%経常減益で、純利益は9億16百万円悪化となる。配当予想については前回予想(2月12日公表)を据え置いて前期(年間9円)と実質的に同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)としている。

 製紙用薬品の販売数量増加やKJケミカルズの新規連結などで増収見通しであり、KJケミカルズ子会社化に伴う負ののれん発生益3億70百万円も寄与するが、ロジンなど原材料価格上昇と製品価格への転嫁遅れ、プロダクトミックスの悪化、新規開発経費の負担増、中国事業の収益悪化などで営業減益となり、営業外での為替差損益の悪化、中国事業に係る固定資産減損損失計上も影響して最終赤字の見通しだ。

 ただし第3四半期(7月〜9月)以降は、原材料価格上昇に対応した製品価格是正、中国事業の収益改善策の効果発現などが寄与する。四半期ベースで見ると今期第2四半期(4月〜6月)をボトムとして収益改善基調となり、来期(15年12月期)はプロダクトミックス改善、KJケミカルズの減価償却費減少、中国事業の収益改善本格化、営業外損益や特別損益の改善も寄与して好業績が期待される。

 中期経営目標としては18年12月期売上高350億円(既存事業245億円、海外事業70億円、新規事業35億円)、営業利益35億円、売上高営業利益率10%を掲げている。

 株価の動きを見ると、全般地合い悪化も影響して1000円〜1200円近辺のモミ合いから下放れの形となり、8月の安値938円を割り込んで10月17日には864円まで調整した。ただしその後は900円台に戻して下げ渋り感を強めている。調整のほぼ最終局面だろう。

 10月29日の終値917円を指標面で見ると、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.3%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS663円98銭で算出)は1.4倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、調整のほぼ最終局面であり、来期の収益改善期待で反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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