[5162]朝日ラバー
[10月04日更新]

朝日ラバーは下値固め完了して戻り歩調、19年3月期2桁営業増益予想

 朝日ラバー<5162>(JQ)は、シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。19年3月期は受注増加に生産効率化も寄与して2桁営業増益予想である。株価は下値固め完了して戻り歩調だ。出直りを期待したい。なお11月9日に第2四半期決算発表を予定している。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連、卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品などの工業用ゴム事業、およびディスポーザブル用ゴム製品などの医療・衛生用ゴム事業を展開している。

 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。
 18年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業84.5%、医療・衛生用ゴム事業15.5%、分野別売上構成比は車載・照明43.9%、医療・ライフサイエンス15.8%、その他39.4%である。

 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。事業分野を車載・照明、医療・ライフサイエンス、その他(卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品など)に再編し、新たな付加価値の創造や、ゴム技術を生かした機構部品の創造を推進している。

 技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。

 18年7月には、プラズマ気流制御電極開発事業が平成30年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択された。18年8月には、原案作成から参画してきた「照明器具用白色シリコーンインキ塗膜」に関するJIS規格が制定された。

■19年3月期2桁営業増益予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比3.4%増の77億89百万円、営業利益が12.6%増の6億32百万円、経常利益が6.4%増の6億27百万円、純利益が0.3%増の4億61百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は19.6%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比8.8%増の19億43百万円で、営業利益が14.7%増の1億66百万円、経常利益が17.6%増の1億79百万円、純利益が18.1%増の1億24百万円だった。

 医療・衛生用ゴム事業は18年3月期の採血用・薬液混注用ゴム栓の新旧製品入れ替えの反動で13.0%減収だったが、工業用ゴム事業が13.4%増収と大幅伸長した。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」の海外向け、自動車用精密ゴム製品、認証・認識ビジネスに対応するRFIDタグ用ゴム製品が好調だった。原価低減も寄与して2桁営業増益だった。

 通期のセグメント別売上高の計画は工業用ゴム事業が5.7%増の67億27百万円、医療・衛生用ゴム事業が9.1%減の10億62百万円、分野別売上高の計画は車載・照明が1.3%増の34億16百万円、医療・ライフサイエンスが9.8%減の10億73百万円、その他が11.1%増の33億円としている。

 自動車関連、卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品の受注が増加し、生産場所の移設完了や生産効率化の推進で利益率も改善する。営業利益率は中期計画目標値(20年3月期8%以上)を前倒しで達成する見込みだ。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高24.9%、営業利益26.3%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は下値固め完了して戻り歩調

 株価は年初来安値圏1000円近辺で下値固め完了して戻り歩調だ。9月27日には1165円まで上伸する場面があった。

 10月3日の終値は1103円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS102円18銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS958円48銭で算出)は約1.2倍、時価総額は約51億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を突破し、続いて26週移動平均線突破の動きを強めている。基調転換して出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月05日更新]

朝日ラバーは下値固め完了して出直り期待、19年3月期2桁営業増益予想

 朝日ラバー<5162>(JQ)は、シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。19年3月期は受注増加に生産効率化も寄与して2桁営業増益予想である。株価は下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連、卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品などの工業用ゴム事業、およびディスポーザブル用ゴム製品などの医療・衛生用ゴム事業を展開している。

 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。

 18年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業84.5%、医療・衛生用ゴム事業15.5%、分野別売上構成比は車載・照明43.9%、医療・ライフサイエンス15.8%、その他39.4%である。

 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。事業分野を車載・照明、医療・ライフサイエンス、その他(卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品など)に再編し、新たな付加価値の創造や、ゴム技術を生かした機構部品の創造を推進している。

 技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。

 18年7月には、プラズマ気流制御電極開発事業が平成30年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択された。18年8月には、原案作成から参画してきた「照明器具用白色シリコーンインキ塗膜」に関するJIS規格が制定された。

■19年3月期2桁営業増益予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比3.4%増の77億89百万円、営業利益が12.6%増の6億32百万円、経常利益が6.4%増の6億27百万円、純利益が0.3%増の4億61百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は19.6%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比8.8%増の19億43百万円で、営業利益が14.7%増の1億66百万円、経常利益が17.6%増の1億79百万円、純利益が18.1%増の1億24百万円だった。

 医療・衛生用ゴム事業は18年3月期の採血用・薬液混注用ゴム栓の新旧製品入れ替えの反動で13.0%減収だったが、工業用ゴム事業が13.4%増収と大幅伸長した。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」の海外向け、自動車用精密ゴム製品、認証・認識ビジネスに対応するRFIDタグ用ゴム製品が好調だった。原価低減も寄与して2桁営業増益だった。

 通期のセグメント別売上高の計画は工業用ゴム事業が5.7%増の67億27百万円、医療・衛生用ゴム事業が9.1%減の10億62百万円、分野別売上高の計画は車載・照明が1.3%増の34億16百万円、医療・ライフサイエンスが9.8%減の10億73百万円、その他が11.1%増の33億円としている。

 自動車関連、卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品の受注が増加し、生産場所の移設完了や生産効率化の推進で利益率も改善する。営業利益率は中期計画目標値(20年3月期8%以上)を前倒しで達成する見込みだ。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高24.9%、営業利益26.3%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は下値固め完了して出直り期待

 株価は年初来安値圏1000円近辺でモミ合う形だが、7月安値1001円を割り込むことなく下値固め完了感を強めている。

 9月4日の終値は1087円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS102円18銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS958円48銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約50億円である。

 週足チャートで見ると1000円近辺が下値支持線となり、13週移動平均線突破の動きを強めている。下値固め完了して出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月09日更新]

朝日ラバーは調整一巡して出直り期待、19年3月期1Q順調で通期も2桁営業増益予想

 朝日ラバー<5162>(JQ)は、シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。19年3月期第1四半期は2桁営業増益と順調だった。通期も2桁営業増益予想である。株価は年初来安値圏だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連、卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品などの工業用ゴム事業、およびディスポーザブル用ゴム製品などの医療・衛生用ゴム事業を展開している。

 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。

 18年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業84.5%、医療・衛生用ゴム事業15.5%、分野別売上構成比は車載・照明43.9%、医療・ライフサイエンス15.8%、その他39.4%である。

 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。事業分野を車載・照明、医療・ライフサイエンス、その他(卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品など)に再編し、新たな付加価値の創造や、ゴム技術を生かした機構部品の創造を推進している。

 技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。

■19年3月期1Q順調で通期も2桁営業増益予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比3.4%増の77億89百万円、営業利益が12.6%増の6億32百万円、経常利益が6.4%増の6億27百万円、純利益が0.3%増の4億61百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は19.6%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比8.8%増の19億43百万円で、営業利益が14.7%増の1億66百万円、経常利益が17.6%増の1億79百万円、純利益が18.1%増の1億24百万円だった。

 医療・衛生用ゴム事業は18年3月期の採血用・薬液混注用ゴム栓の新旧製品入れ替えの反動で13.0%減収だったが、工業用ゴム事業が13.4%増収と大幅伸長した。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」の海外向け、自動車用精密ゴム製品、認証・認識ビジネスに対応するRFIDタグ用ゴム製品が好調だった。原価低減も寄与して2桁営業増益だった。

 通期のセグメント別売上高の計画は工業用ゴム事業が5.7%増の67億27百万円、医療・衛生用ゴム事業が9.1%減の10億62百万円、分野別売上高の計画は車載・照明が1.3%増の34億16百万円、医療・ライフサイエンスが9.8%減の10億73百万円、その他が11.1%増の33億円としている。

 自動車関連、卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品の受注が増加し、生産場所の移設完了や生産効率化の推進で利益率も改善する。営業利益率は中期計画目標値(20年3月期8%以上)を前倒しで達成する見込みだ。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高24.9%、営業利益26.3%と順調である。好業績が期待される。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は年初来安値圏だが、7月6日の年初来安値1001円を割り込むことなく切り返しの動きを強めている。

 8月8日の終値は1062円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS102円18銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS958円48銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約49億円である。

 週足チャートで見ると1000円近辺が下値支持線となりそうだ。調整一巡して出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月6日更新]

朝日ラバーは売られ過ぎ感、19年3月期増収・2桁営業増益予想

 朝日ラバー<5162>(JQ)は、シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。19年3月期増収・2桁営業増益予想、そして連続最高益更新予想である。株価は地合い悪化の影響で年初来安値更新の展開となったが売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連、卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品などの工業用ゴム事業、およびディスポーザブル用ゴム製品などの医療・衛生用ゴム事業を展開している。

 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。

 18年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業84.5%、医療・衛生用ゴム事業15.5%、分野別売上構成比は車載・照明43.9%、医療・ライフサイエンス15.8%、その他39.4%である。

 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。事業分野を車載・照明、医療・ライフサイエンス、その他(卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品など)に再編し、新たな付加価値の創造や、ゴム技術を生かした機構部品の創造を推進している。

 技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。

■19年3月期増収・2桁営業増益予想

 19年3月期連結業績予想は売上高が18年3月期比3.4%増の77億89百万円、営業利益が12.6%増の6億32百万円、経常利益が6.4%増の6億27百万円、純利益が0.3%増の4億61百万円としている。増収・2桁営業増益予想、そして連続最高益更新予想である。

 セグメント別売上高の計画は工業用ゴム事業が5.7%増の67億27百万円、医療・衛生用ゴム事業が9.1%減の10億62百万円、分野別売上高の計画は車載・照明が1.3%増の34億16百万円、医療・ライフサイエンスが9.8%減の10億73百万円、その他が11.1%増の33億円としている。

 自動車関連、卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品の受注が増加し、生産場所の移設完了や生産効率化の推進で利益率も改善する。営業利益率は中期計画目標値(20年3月期8%以上)を前倒しで達成する見込みだ。

 配当予想は18年3月期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は19.6%となる。

■株価は売られ過ぎ感

 株価は地合い悪化の影響で年初来安値更新の展開となり、7月5日には1040円まで下押した。

 7月5日の終値1045円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS102円18銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS958円48銭で算出)は約1.1倍である。時価総額は約48億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が10%以上に拡大して売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月11日更新]

朝日ラバーは煮詰まり感、19年3月期増収・2桁営業増益予想

 朝日ラバー<5162>(JQ)は、シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。19年3月期増収・2桁営業増益予想、そして連続最高益更新予想である。株価は三角保ち合いの形だが煮詰まり感を強めている。上放れを期待したい。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連、卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品などの工業用ゴム事業、およびディスポーザブル用ゴム製品などの医療・衛生用ゴム事業を展開している。

 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。

 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。事業分野を車載・照明、医療・ライフサイエンス、その他(卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品など)に再編し、新たな付加価値の創造や、ゴム技術を生かした機構部品の創造を推進している。

 技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。

 18年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業84.5%、医療・衛生用ゴム事業15.5%、分野別売上構成比は車載・照明43.9%、医療・ライフサイエンス15.8%、その他39.4%である。

■19年3月期増収・2桁営業増益予想

 19年3月期連結業績予想は売上高が18年3月期比3.4%増の77億89百万円、営業利益が12.6%増の6億32百万円、経常利益が6.4%増の6億27百万円、純利益が0.3%増の4億61百万円としている。増収・2桁営業増益予想、そして連続最高益更新予想である。

 セグメント別売上高の計画は工業用ゴム事業が5.7%増の67億27百万円、医療・衛生用ゴム事業が9.1%減の10億62百万円、分野別売上高の計画は車載・照明が1.3%増の34億16百万円、医療・ライフサイエンスが9.8%減の10億73百万円、その他が11.1%増の33億円としている。

 自動車関連、卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品の受注が増加し、生産場所の移設完了や生産効率化の推進で利益率も改善する。営業利益率は中期計画目標値(20年3月期8%以上)を前倒しで達成する見込みだ。

 なお配当予想は18年3月期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は19.6%となる。

■株価は煮詰まり感

 株価は上値を切り下げる一方で、下値を切り上げる三角保ち合いの形だが、煮詰まり感を強めている。

 6月8日の終値1249円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS102円18銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は約1.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS958円48銭で算出)は約1.3倍である。時価総額は約58億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が上向きに転じた。上放れを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月10日更新]

朝日ラバーは18年3月期業績・配当予想を増額修正

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。5月9日に18年3月期業績・配当予想の増額修正を発表した。19年3月期も収益拡大が期待される。株価は反発の動きとなりそうだ。なお5月14日に18年3月期決算発表を予定している。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%だった。

 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。

■18年3月期業績・配当予想を増額修正、19年3月期も収益拡大期待

 5月9日に18年3月期連結業績予想および配当予想の増額修正を発表した。業績予想は2回目の増額修正である。

 修正後の18年3月期連結業績予想は売上高が17年3月期比15.7%増の75億34百万円、営業利益が18.1%増の5億61百万円、経常利益が20.2%増の5億89百万円、純利益が34.6%増の4億59百万円とした。配当予想は期末4円増額して年間20円(第2四半期末6円、期末14円)とした。17年3月期との比較でも4円増配となる。配当性向は19.6%となる。

 自動車関連「ASA COLOR LED」受注が海外向けを中心に好調に推移している。研究開発強化や基幹システム入替など事業基盤強化に向けた費用の増加を、増収効果や生産性向上効果で吸収し、補助金収入や税金費用の減少も寄与する。19年3月期も収益拡大が期待される。

■株価は反発期待

 株価は26週移動平均線を割り込んで戻りの鈍い展開だったが、業績・配当予想の増額修正を好感して反発の動きとなりそうだ。

 5月9日の終値1215円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS101円98銭で算出)は約12倍、前期推定配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は約1.6%、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS880円48銭で算出)は約1.4倍である。時価総額は約56億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月04日更新]

朝日ラバーは戻り高値圏、18年3月期2桁営業増益予想で19年3月期も収益拡大期待

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期2桁営業増益予想で再増額余地がありそうだ。そして19年3月期も収益拡大が期待される。株価は調整一巡して戻り高値圏だ。上値を試す展開が期待される。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%だった。

 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。

■18年3月期2桁営業増益予想、19年3月期も収益拡大期待

 18年3月期連結業績予想(11月8日に増額修正)は、売上高が17年3月期比12.4%増の73億21百万円、営業利益が13.3%増の5億39百万円、経常利益が8.7%増の5億33百万円、純利益が9.0%増の3億72百万円としている。

 自動車関連「ASA COLOR LED」などが好調に推移し、研究開発強化や基幹システム入替など事業基盤強化に向けた費用の増加を、増収効果や生産性向上効果で吸収する。配当予想は17年3月期と同額の年間16円(第2四半期末6円、期末10円)としている。予想配当性向は19.4%となる。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比16.7%増の55億55百万円、営業利益が22.4%増の4億35百万円、経常利益が18.5%増の4億54百万円、純利益が13.5%増の3億15百万円だった。

 医療・衛生用ゴム事業がやや低調だったが、主力の工業用ゴム事業で、自動車内装照明用「ASA COLOR LED」の受注が中国向け中心に好調で想定を上回った。スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーや、RFIDタグ用ゴム製品の受注も好調だった。売上総利益率は25.8%で1.3ポイント低下したが、販管費比率は17.9%で1.7ポイント低下した。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が21.6%増の46億01百万円で、営業利益が45.2%増の5億20百万円、医療・衛生用ゴム事業は売上高が3.6%減の8億93百万円で、営業利益が24.5%減の1億46百万円だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.9%、営業利益が80.7%、経常利益が85.2%、純利益が84.7%と高水準である。通期会社予想に再増額余地がありそうだ。そして19年3月期も収益拡大が期待される。

■株価は調整一巡して戻り高値圏

 株価は直近安値圏1100円台で調整一巡して反発している。4月3日には戻り高値となる1363円まで上伸した。

 4月3日の終値1332円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想連結EPS82円56銭で算出)は約16倍、前期推定配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は約1.2%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS880円48銭で算出)は約1.5倍である。時価総額は約62億円である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線と13週移動平均線を一気に回復して先高観を強めている。上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月12日更新]

朝日ラバーは売り一巡して出直り期待、18年3月期2桁営業増益予想で再増額余地
 
 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期2桁営業増益予想で再増額余地がありそうだ。株価は戻り高値圏から反落したが、売り一巡して出直りが期待される。
 
■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力
 
 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%だった。
 
 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。
 
 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。
 
■18年3月期2桁営業増益予想で再増額余地
 
 18年3月期の連結業績予想(11月8日に増額修正)は、売上高が17年3月期比12.4%増の73億21百万円、営業利益が13.3%増の5億39百万円、経常利益が8.7%増の5億33百万円、純利益が9.0%増の3億72百万円としている。
 
 自動車関連「ASA COLOR LED」などが好調に推移し、研究開発強化や基幹システム入替など事業基盤強化に向けた費用の増加を、増収効果や生産性向上効果で吸収する。配当予想は17年3月期と同額の年間16円(第2四半期末6円、期末10円)としている。予想配当性向は19.4%となる。
 
 第3四半期累計は、売上高が前年同期比16.7%増の55億55百万円、営業利益が22.4%増の4億35百万円、経常利益が18.5%増の4億54百万円、純利益が13.5%増の3億15百万円だった。
 
 医療・衛生用ゴム事業がやや低調だったが、主力の工業用ゴム事業で、自動車内装照明用「ASA COLOR LED」の受注が中国向け中心に好調で想定を上回った。スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーや、RFIDタグ用ゴム製品の受注も好調だった。売上総利益率は25.8%で1.3ポイント低下したが、販管費比率は17.9%で1.7ポイント低下した。
 
 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が21.6%増の46億01百万円で、営業利益が45.2%増の5億20百万円、医療・衛生用ゴム事業は売上高が3.6%減の8億93百万円で、営業利益が24.5%減の1億46百万円だった。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.9%、営業利益が80.7%、経常利益が85.2%、純利益が84.7%と高水準である。通期会社予想に再増額余地がありそうだ。
 
■株価は売り一巡感
 
 株価は戻り高値圏1300円近辺から反落したが、直近安値圏1100円近辺から切り返して売り一巡感を強めている。
 
 3月9日の終値1202円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS82円56銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS880円48銭で算出)は1.4倍近辺である。時価総額は約56億円である。
 
 週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。売り一巡して出直りが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月23日更新]

朝日ラバーは戻り高値圏、18年3月期3Q累計高進捗で通期予想に再増額余地

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期第3四半期累計は2桁増収増益だった。高進捗で通期予想に再増額余地がありそうだ。株価は地合い悪化の影響を受ける場面があったが、切り返して戻り高値圏だ。上値を試す展開が期待される。
 
■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力
 
 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%だった。
 
 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。
 
 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。
 
■18年3月期3Q累計2桁増収増益、高進捗で通期予想に再増額余地
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(11月8日に増額修正)は、売上高が前期(17年3月期)比12.4%増の73億21百万円、営業利益が13.3%増の5億39百万円、経常利益が8.7%増の5億33百万円、純利益が9.0%増の3億72百万円としている。
 
 自動車関連「ASA COLOR LED」などが好調に推移し、研究開発の強化や基幹システムの入れ替えなど事業基盤強化に向けた費用の増加を、増収効果や生産性向上効果で吸収する。配当予想は前期と同額の年間16円(第2四半期末6円、期末10円)としている。予想配当性向は19.4%となる。
 
 第3四半期累計は、売上高が前年同期比16.7%増の55億55百万円、営業利益が22.4%増の4億35百万円、経常利益が18.5%増の4億54百万円、純利益が13.5%増の3億15百万円だった。
 
 医療・衛生用ゴム事業がやや低調だったが、主力の工業用ゴム事業で、自動車内装照明用「ASA COLOR LED」の受注が中国向け中心に好調で想定を上回った。スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーや、RFIDタグ用ゴム製品の受注も好調だった。売上総利益率は25.8%で1.3ポイント低下したが、販管費比率は17.9%で1.7ポイント低下した。
 
 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が21.6%増の46億01百万円で、営業利益が45.2%増の5億20百万円、医療・衛生用ゴム事業は売上高が3.6%減の8億93百万円で、営業利益が24.5%減の1億46百万円だった。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.9%、営業利益が80.7%、経常利益が85.2%、純利益が84.7%と高水準である。通期会社予想に再増額余地がありそうだ。
 
■株価は地合い悪化の売りが一巡して戻り高値圏
 
 株価は戻り高値圏1400円近辺から地合い悪化の影響で反落したが、直近安値圏1100円台から切り返している。そして2月21日には1332円まで戻した。
 
 2月22日の終値1280円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS82円56銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS880円48銭で算出)は1.5倍近辺である。時価総額は約59億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなった。上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月16日更新]

朝日ラバーは昨年来高値に接近、18年3月期増益予想で再増額余地
 
 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期は増収増益予想だ。さらに再増額余地がありそうだ。株価は17年11月の昨年来高値に接近している。上値を試す展開が期待される。なお2月7日に第3四半期決算発表を予定している。
 
■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力
 
 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%だった。
 
 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。
 
 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。
 
■18年3月期増収増益予想、さらに再増額余地
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(11月8日に増額修正)は、売上高が前期(17年3月期)比12.4%増の73億21百万円、営業利益が13.3%増の5億39百万円、経常利益が8.7%増の5億33百万円、純利益が9.0%増の3億72百万円としている。
 
 自動車関連「ASA COLOR LED」などが好調に推移し、研究開発の強化や基幹システムの入れ替えなど事業基盤強化に向けた費用の増加を、増収効果や生産性向上効果で吸収する。配当予想は前期と同額の年間16円(第2四半期末6円、期末10円)としている。予想配当性向は19.4%となる。
 
 第2四半期累計は、売上高が前年同期比17.0%増の36億08百万円、営業利益が38.3%増の2億69百万円、経常利益が46.2%増の2億82百万円、純利益が24.2%増の1億83百万円だった。計画超の大幅増収増益だった。
 
 工業用ゴム事業における自動車関連の「ASA COLOR LED」の受注が中国向け中心に好調に推移し、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーの受注も増加した。増収効果や生産性向上効果で大幅増益だった。売上総利益率は25.8%で1.0ポイント低下したが、販管費比率は18.3%で2.2ポイント低下した。
 
 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が20.6%増の30億16百万円で営業利益が52.6%増の3億22百万円、医療・衛生用ゴム事業が1.8%増の5億92百万円で営業利益が19.6%減の97百万円だった。
 
 なお中期成長事業分野別の売上高は、車載・照明が15.7%増の15億37百万円、医療・ライフサイエンスが2.4%増の6億02百万円、その他が25.9%増の14億67百万円だった。その他ではRFIDタグ用ゴム製品と自動車向けゴム製品が好調だった。
 
 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.3%、営業利益が49.9%、経常利益が52.9%、純利益が49.2%である。自動車関連の需要が高水準であり、通期会社予想に再増額余地がありそうだ。
 
■株価は昨年来高値に接近
 
 株価は直近安値圏1100円近辺から下値を切り上げて1300円台を回復した。そして17年11月の昨年来高値1480円に接近している。
 
 1月15日の終値1326円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS82円56銭で算出)は16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS880円48銭で算出)は1.5倍近辺である。時価総額は約61億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月22日更新]

朝日ラバーは下値切り上げて戻り歩調、18年3月期増益予想で再増額余地
 
 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期は増額して増益予想だ。さらに再増額余地がありそうだ。株価は11月の年初来高値から反落したが、下値を切り上げて戻り歩調だ。
 
■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力
 
 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%だった。
 
 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。
 
 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。
 
■18年3月期は増額して増益予想、さらに再増額余地
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(11月8日に増額修正)は、売上高が前期(17年3月期)比12.4%増の73億21百万円、営業利益が13.3%増の5億39百万円、経常利益が8.7%増の5億33百万円、純利益が9.0%増の3億72百万円としている。減益予想から一転して増益予想とした。
 
 自動車関連「ASA COLOR LED」などが好調に推移し、研究開発の強化や基幹システムの入れ替えなど事業基盤強化に向けた費用の増加を、増収効果や生産性向上効果で吸収する。配当予想は前期と同額の年間16円(第2四半期末6円、期末10円)としている。予想配当性向は19.4%となる。
 
 第2四半期累計は、売上高が前年同期比17.0%増の36億08百万円、営業利益が38.3%増の2億69百万円、経常利益が46.2%増の2億82百万円、純利益が24.2%増の1億83百万円だった。計画超の大幅増収増益だった。
 
 工業用ゴム事業における自動車関連の「ASA COLOR LED」の受注が中国向け中心に好調に推移し、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーの受注も増加した。増収効果や生産性向上効果で大幅増益だった。売上総利益率は25.8%で1.0ポイント低下したが、販管費比率は18.3%で2.2ポイント低下した。
 
 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が20.6%増の30億16百万円で営業利益が52.6%増の3億22百万円、医療・衛生用ゴム事業が1.8%増の5億92百万円で営業利益が19.6%減の97百万円だった。
 
 なお中期成長事業分野別の売上高は、車載・照明が15.7%増の15億37百万円、医療・ライフサイエンスが2.4%増の6億02百万円、その他が25.9%増の14億67百万円だった。その他ではRFIDタグ用ゴム製品と自動車向けゴム製品が好調だった。
 
 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.3%、営業利益が49.9%、経常利益が52.9%、純利益が49.2%である。自動車関連の需要が高水準であり、通期会社予想に再増額余地がありそうだ。
 
■株価は下値切り上げて戻り歩調
 
 株価は11月8日の年初来高値1480円から反落したが、その後も徐々に下値を切り上げている。戻り歩調だ。
 
 12月21日の終値1226円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS82円56銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS880円48銭で算出)は1.4倍近辺である。時価総額は約57億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月27日更新]

朝日ラバーは年初来高値圏、18年3月期増額して一転増益予想、さらに再増額余地

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期第2四半期累計は計画超の増収増益だった。通期予想も増額し、減益予想から一転して増益予想とした。さらに再増額余地がありそうだ。株価は年初来高値圏だ。上値を試す展開が期待される。
 
■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力
 
 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%だった。
 
 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。
 
 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。
 
■18年3月期2Q累計は計画超の大幅増収増益
 
 11月9日発表した今期(18年3月期)第2四半期累計の連結業績(11月8日に増額修正)は、売上高が前年同期比17.0%増の36億08百万円、営業利益が38.3%増の2億69百万円、経常利益が46.2%増の2億82百万円、純利益が24.2%増の1億83百万円だった。計画超の大幅増収増益だった。
 
 工業用ゴム事業における自動車関連の「ASA COLOR LED」の受注が中国向け中心に好調に推移し、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーの受注も増加した。増収効果や生産性向上効果で大幅増益だった。売上総利益率は25.8%で1.0ポイント低下したが、販管費比率は18.3%で2.2ポイント低下した。
 
 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が20.6%増の30億16百万円で営業利益が52.6%増の3億22百万円、医療・衛生用ゴム事業が1.8%増の5億92百万円で営業利益が19.6%減の97百万円だった。
 
 なお中期成長事業分野別の売上高は、車載・照明が15.7%増の15億37百万円、医療・ライフサイエンスが2.4%増の6億02百万円、その他が25.9%増の14億67百万円だった。その他ではRFIDタグ用ゴム製品と自動車向けゴム製品が好調だった。
 
■18年3月期は増額して一転増益予想、さらに再増額余地
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想も11月8日に増額修正した。売上高は5億12百万円増額して前期(17年3月期)比12.4%増の73億21百万円、営業利益は76百万円増額して13.3%増の5億39百万円、経常利益は95百万円増額して8.7%増の5億33百万円、純利益は65百万円増額して9.0%増の3億72百万円とした。減益予想から一転して増益予想となった。
 
 自動車関連「ASA COLOR LED」などが好調に推移し、研究開発の強化や基幹システムの入れ替えなど事業基盤強化に向けた費用の増加を、増収効果や生産性向上効果で吸収する。配当予想は据え置いて前期と同額の年間16円(第2四半期末6円、期末10円)としている。予想配当性向は19.4%となる。
 
 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.3%、営業利益が49.9%、経常利益が52.9%、純利益が49.2%である。自動車関連の需要が高水準であり、通期会社予想に再増額余地がありそうだ。
 
■株価は年初来高値圏
 
 株価は11月8日に年初来高値1480円まで上伸した。利益確定売りで一旦反落したが、1100円近辺から切り返している。
 
 11月24日の終値1291円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS82円56銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS880円48銭で算出)は1.5倍近辺である。時価総額は約60億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月03日更新]

朝日ラバーは年初来高値更新の展開、18年3月期減益予想だが増額の可能性
 
 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期減益予想だが増額の可能性が高いだろう。株価は年初来高値更新の展開だ。上値を試す展開が期待される。
 
■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力
 
 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%だった。
 
 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。
 
 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。
 
■18年3月期減益予想だが増額の可能性
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比4.6%増の68億09百万円、営業利益が2.7%減の4億63百万円、経常利益が10.7%減の4億38百万円、純利益が10.1%減の3億07百万円としている。配当予想は前期と同額の年間16円(第2四半期末6円、期末10円)で、予想配当性向は23.4%となる。
 
 自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移し、RFIDタグ用ゴム製品も増加して増収だが、研究開発の強化や基幹システムの入れ替えなど事業基盤強化に向けた費用の増加で減益予想としている。
 
 ただし第1四半期(4〜6月)は売上高が前年同期比23.6%増収、営業利益が76.3%増益、経常利益が2.1倍増益、純利益が85.2%増益だった。自動車関連製品が好調に推移して大幅増収増益だった。そして通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が26.2%、営業利益が31.3%、経常利益が34.7%、純利益が34.2%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。
 
■株価は年初来高値更新の展開
 
 株価は9月28日に1255円まで上伸した。3月高値1150円を突破して年初来高値更新の展開だ。
 
 9月29日の終値1236円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS68円28銭で算出)は18〜19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS880円48銭で算出)は1.4倍近辺である。時価総額は約57億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。そして26週移動平均線も上向きに転じて先高感を強めている。上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月07日更新]

朝日ラバーは3月の年初来高値に接近、18年3月期減益予想だが1Q大幅増益で通期増額の可能性

  朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期第1四半期は自動車関連が好調に推移して大幅増収増益だった。通期は減益予想だが増額の可能性が高いだろう。株価は3月の年初来高値に接近している。上値を試す展開が期待され、1100円台のフシを突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。
 
■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力
 
 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%だった。
 
 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。
 
 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。
 
■18年3月期減益予想だが1Q大幅増収増益で通期増額の可能性
 
 今期(18年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比23.6%増収で、営業利益が76.3%増益、経常利益が2.1倍増益、純利益が85.2%増益だった。自動車関連製品が好調に推移して大幅増収増益だった。
 
 通期の連結業績予想については前回予想(5月11日公表)を据え置いて、売上高が前期(17年3月期)比4.6%増の68億09百万円、営業利益が2.7%減の4億63百万円、経常利益が10.7%減の4億38百万円、純利益が10.1%減の3億07百万円としている。配当予想は前期と同額の年間16円(第2四半期末6円、期末10円)で、予想配当性向は23.4%となる。
 
 自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移し、RFIDタグ用ゴム製品も増加して増収だが、研究開発の強化や基幹システムの入れ替えなど事業基盤強化に向けた費用の増加で減益予想としている。
 
 ただし通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が26.2%、営業利益が31.3%、経常利益が34.7%、純利益が34.2%と高水準である。通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。
 
■株価は3月の年初来高値に接近、フシ突破すれば上げ足速める可能性
 
 株価は8月30日の1142円まで上伸して3月の年初来高値1150円に接近している。
 
 9月6日の終値1104円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS68円28銭で算出)は16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS880円48銭で算出)は1.3倍近辺である。時価総額は約51億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高感を強めている。上値を試す展開が期待され、1100円台のフシを突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月10日更新]

朝日ラバーは18年3月期1Q大幅増収増益、通期減益予想だが増額の可能性

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期第1四半期は自動車関連が好調に推移して大幅増収増益だった。通期は減益予想だが、第1四半期の進捗率が高水準であり、増額の可能性が高いだろう。株価は調整一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
 
■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力
 
 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%だった。
 
 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。
 
 ポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスは、分子接着技術を活用した製品である。マイクロ流体デバイスの生産能力増強、ライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市・白河工場の隣接地に白河第二工場が17年2月竣工予定した。
 
■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始
 
 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。
 
 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。
 
■プラズマ気流制御電極技術も開発
 
 シリコーンゴムの高い耐候性、柔軟性、耐電圧性を生かして、独自の分子接着・接合技術により、金属電極と強固に接合させることでプラズマ気流を発生させ、空気の流れを制御できる電極の開発を進めている。
 
 17年5月には「風車用プラズマ気流制御用電極の特性評価」事業が平成28年度に続き、平成29年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択されたと発表している。
 
■簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステムの共同開発開始
 
 17年6月にはミツフジ(京都府)および埼玉大学と共同で、呼吸波形を計測できるウェアラブルシャツとの組み合わせにより、簡易的に睡眠ポリグラフ(PSG)検査が可能な着衣型ウェアラブルシステムの開発を開始した。この共同開発は平成29年度埼玉県新技術・製品化開発費補助金事業に採択された。
 
 睡眠時無呼吸症候群(SAS)対策として、症状を自覚していない潜在患者数が多いためPSG検査の早期受診が奨励されている。呼吸波形を計測できるウェアラブルシャツとの組み合わせにより、簡易的にSASをスクリーニングできる製品の開発を目指す。
 
■18年3月期第1四半期は大幅増収増益
 
 8月7日発表した今期(18年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比23.6%増の17億86百万円、営業利益が76.3%増の1億45百万円、経常利益が2.1倍の1億52百万円、純利益が85.2%増の1億05百万円だった。
 
 自動車関連製品が好調に推移して大幅増収増益だった。売上総利益は17.5%増加したが、売上総利益率は26.1%で1.4ポイント低下した。販管費は2.1%増加にとどまり、販管費比率は18.0%で3.7ポイント低下した。
 
 工業用ゴム事業は売上高が26.7%増の14億74百万円で営業利益(連結調整前)が51.4%増の1億42百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が海外向けを中心に好調に推移した。スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーは新製品投入効果で増収となり、RFIDタグ用ゴム製品も好調だった。医療・衛生用ゴム事業は売上高が10.6%増の3億12百万円で営業利益が21.4%増の74百万円だった。採血用・薬液混注用ゴム栓の新機種が好調だった。
 
■18年3月期通期減益予想だが増額の可能性
 
 今期(18年3月期)通期連結業績予想(5月11日公表)は売上高が前期(17年3月期)比4.6%増の68億09百万円、営業利益が2.7%減の4億63百万円、経常利益が10.7%減の4億38百万円、純利益が10.1%減の3億07百万円としている。
 
 配当予想は前期と同額の年間16円(第2四半期末6円、期末10円)で、予想配当性向は23.4%となる。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。
 
 自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移し、RFIDタグ用ゴム製品も増加して増収だが、研究開発の強化や基幹システムの入れ替えなど事業基盤強化に向けた費用の増加で減益予想としている。
 
 ただし通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が26.2%、営業利益が31.3%、経常利益が34.7%、純利益が34.2%と高水準である。通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。
 
■中期経営計画で20年3月期営業利益率8%以上目指す
 
 20年3月期を見据えた長期ビジョン「AR−2020VISION」を14年策定し、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。
 
 そして17年3月、第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」を発表し、経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げた。
 
 事業分野別売上高は、車載・照明(自動車内装照明用「ASA COLOR LED」、透明部材、販社材料)30〜35億円、医療・ライフサイエンス(採血用・薬液混注用ゴム栓、プレフィルドシリンジ用ガスケット、マイクロ流体デバイス)13〜15億円、その他(RFIDタグ用ゴム製品、自動車向けスイッチ用ラバー、卓球ラケット用ラバー)27〜30億円としている。
 
 車載・照明では、自動車内装照明用「ASA COLOR LED」などの独自製品を展開し、培った技術を照明全般に広げて市場を開拓する。医療・ライフサイエンスでは、ディスポーザブルのゴム製品と診断医療や解析分野に貢献するマイクロ流体デバイスの開発を進める。その他分野ではゴムの可能性を追求し、独自のコア技術と複合させた付加価値を持つ機構製品を提供する。
 
■株価は調整一巡、好業績評価して上値試す
 
 株価はやや上値の重い展開だが、8月2日の直近安値854円から切り返し、8月7日には第1四半期業績を好感して985円まで急伸する場面があった。
 
 8月9日の終値959円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS68円28銭で算出)は14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS880円48銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約43億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

[08月08日更新]

朝日ラバーの第1四半期は大幅増収増益、株価は一時108円高の985円を付ける

■ASA COLOR LEDをはじめとした自動車関連製品の受注が海外向けを中心に好調に推移

 朝日ラバー<5162>(JQS)は7日、第1四半期業績を発表した。発表時間が12時30分で、しかも大幅増収増益だったことから、株価は出来高を伴い急騰し、一時は108円高の985円を付け、終値は56円高の933円で引けた。

 18年3月期第1四半期連結業績は、売上高17億86百万円(前年同期比23.6%増)、営業利益1億45百万円(同76.3%増)、経常利益1億52百万円(同109.9%増)、純利益1億05百万円(同85.2%増)であった。

 ASA COLOR LEDをはじめとした自動車関連製品の受注が海外向けを中心に好調に推移したことに加え、卓球ラケット用ラバーの新製品の投入により販売が増加したこと等から工業用ゴム事業が大幅増収増益になったことが主な要因。

 第1四半期が大幅増収増益であったものの、通期業績予想は当初予想を据え置いている。

 ちなみに、第2四半期業績予想に対する進捗率は売上高52.4%(前年同期46.9%)、営業利益55.3%(同42.2%)、経常利益63.3%(同37.3%)、純利益63.6%(同38.1%)と今期の進捗率が高い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月26日更新]

朝日ラバーは18年3月期減益予想だが上振れ余地

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期減益予想だが、自動車関連製品が好調に推移して上振れ余地がありそうだ。株価は調整一巡して反発展開が期待される。なお8月7日に第1四半期決算発表を予定している。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」では、経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げている。事業分野別売上高は、車載・照明(自動車内装照明用「ASA COLOR LED」、透明部材、販社材料)30〜35億円、医療・ライフサイエンス(採血用・薬液混注用ゴム栓、プレフィルドシリンジ用ガスケット、マイクロ流体デバイス)13〜15億円、その他(RFIDタグ用ゴム製品、自動車向けスイッチ用ラバー、卓球ラケット用ラバー)27〜30億円としている。

■18年3月期減益予想だが上振れ余地

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比4.6%増の68億09百万円、営業利益が同2.7%減の4億63百万円、経常利益が同10.7%減の4億38百万円、純利益が同10.1%減の3億07百万円としている。

 自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移し、RFIDタグ用ゴム製品も増加して増収だが、研究開発の強化や基幹システムの入れ替えなど事業基盤強化に向けた費用の増加で減益予想としている。ただし保守的な印象が強く、上振れ余地がありそうだ。

■株価は調整一巡して反発期待

 株価は上値の重い展開だが大きく下押す動きも見られない。そして調整一巡感を強めている。

 7月21日の終値892円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS68円28銭で算出)は13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS880円48銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約41億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、調整一巡して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月28日更新]

朝日ラバーは調整一巡感、18年3月期減益予想だが上振れ余地

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期減益予想だが、自動車関連製品が好調に推移して上振れ余地がありそうだ。中期計画では20年3月期営業利益率8%以上を目指している。また6月20日には簡易的に睡眠ポリグラフ(PSG)検査が可能な着衣型ウェアラブルシステムの開発開始を発表している。株価は調整一巡感を強めている。戻りを試す展開が期待される。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%である。

 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。
 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスは、分子接着技術を活用した製品で14年10月量産開始した。マイクロ流体デバイスの生産能力増強、ライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市・白河工場の隣接地に白河第二工場が17年2月竣工予定した。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■プラズマ気流制御電極技術も開発

 シリコーンゴムの高い耐候性、柔軟性、耐電圧性を生かして、独自の分子接着・接合技術により、金属電極と強固に接合させることでプラズマ気流を発生させ、空気の流れを制御できる電極の開発を進めている。

 17年5月には「風車用プラズマ気流制御用電極の特性評価」事業が平成28年度に続き、平成29年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択されたと発表している。

■簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステムの共同開発開始

 6月20日には、ミツフジ(京都府)および埼玉大学と共同で、呼吸波形を計測できるウェアラブルシャツとの組み合わせにより、簡易的に睡眠ポリグラフ(PSG)検査が可能な着衣型ウェアラブルシステムの開発を開始したと発表している。この共同開発は平成29年度埼玉県新技術・製品化開発費補助金事業に採択された。

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)対策として、症状を自覚していない潜在患者数が多いためPSG検査の早期受診が奨励されている。呼吸波形を計測できるウェアラブルシャツとの組み合わせにより、簡易的にSASをスクリーニングできる製品の開発を目指す。

■17年3月期は大幅増益

 前期(17年3月期)連結業績は売上高が前々期(16年3月期)比8.9%増の65億11百万円、営業利益が同2.0倍の4億75百万円、経常利益が同2.1倍の4億90百万円、純利益が同2.6倍の3億41百万円だった。

 自動車関連製品が好調に推移し、原価低減効果も寄与して大幅増益だった。売上総利益は同20.5%増加し、売上総利益率は26.7%で同2.6ポイント上昇した。販管費は同4.8%増加したが、販管費比率は19.4%で同0.7ポイント低下した。

 特別利益では補助金収入6億92百万円を計上し、特別損失では固定資産圧縮損6億74百万円を計上した。ROEは9.2%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は39.0%で同1.1ポイント低下した。配当は同3円増配の年間16円(第2四半期末3円、期末13円)とした。配当性向は21.0%である。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同9.5%増の53億08百万円で、営業利益(連結調整前)が同52.0%増の4億86百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移し、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品も増加した。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が同6.8%増の12億02百万円で、営業利益が同91.8%増の2億46百万円だった。採血用・薬液混注用ゴム栓が好調に推移した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期14億46百万円、第2四半期16億37百万円、第3四半期16億76百万円、第4四半期17億52百万円、営業利益は82百万円、1億12百万円、1億61百万円、1億20百万円だった。

■18年3月期減益予想だが上振れ余地

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比4.6%増の68億09百万円、営業利益が同2.7%減の4億63百万円、経常利益が同10.7%減の4億38百万円、純利益が同10.1%減の3億07百万円としている。

 配当予想は前期と同額の年間16円(第2四半期末6円、期末10円)で、予想配当性向は23.4%となる。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

 自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移し、RFIDタグ用ゴム製品も増加して増収だが、研究開発の強化や基幹システムの入れ替えなど事業基盤強化に向けた費用の増加で減益予想としている。ただし保守的な印象が強く、上振れ余地がありそうだ。

■中期経営計画で20年3月期営業利益率8%以上目指す

 20年3月期を見据えた長期ビジョン「AR−2020VISION」を14年策定し、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。

 そして17年3月、第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」を発表し、経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げた。

 事業分野別売上高は、車載・照明(自動車内装照明用「ASA COLOR LED」、透明部材、販社材料)30〜35億円、医療・ライフサイエンス(採血用・薬液混注用ゴム栓、プレフィルドシリンジ用ガスケット、マイクロ流体デバイス)13〜15億円、その他(RFIDタグ用ゴム製品、自動車向けスイッチ用ラバー、卓球ラケット用ラバー)27〜30億円としている。

 車載・照明では、自動車内装照明用「ASA COLOR LED」などの独自製品を展開し、培った技術を照明全般に広げて市場を開拓する。医療・ライフサイエンスでは、ディスポーザブルのゴム製品と診断医療や解析分野に貢献するマイクロ流体デバイスの開発を進める。その他分野ではゴムの可能性を追求し、独自のコア技術と複合させた付加価値を持つ機構製品を提供する。

■株価は調整一巡して戻り試す

 株価の動きを見ると、やや上値の重い展開だが、徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。

 6月26日の終値959円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS68円28銭で算出)は14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS880円48銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約44億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月26日更新]

朝日ラバーは調整一巡して戻り試す、18年3月期減益予想だが上振れ余地

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。18年3月期減益予想だが、自動車関連製品が好調に推移して上振れ余地がありそうだ。中期計画では20年3月期営業利益率8%以上を目指している。株価は調整一巡して戻りを試す展開が期待される。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%である。

 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。
 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスは、分子接着技術を活用した製品で14年10月量産開始した。マイクロ流体デバイスの生産能力増強、ライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市・白河工場の隣接地に白河第二工場が17年2月竣工予定した。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■プラズマ気流制御電極技術も開発

 16年10月には、国立研究開発法人産業技術総合研究所の福島再生可能エネルギー研究所から支援を受けていた「風車用プラズマ気流制御用電極の特性評価」事業について、平成28年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択されたと発表している。事業期間は16年10月〜17年3月で、補助金額は約3百万円としている。

■17年3月期は大幅増益

 5月11日発表した前期(17年3月期)の連結業績は売上高が前々期(16年3月期)比8.9%増の65億11百万円、営業利益が同2.0倍の4億75百万円、経常利益が同2.1倍の4億90百万円、純利益が同2.6倍の3億41百万円だった。

 自動車関連製品が好調に推移し、原価低減効果も寄与して大幅増益だった。売上総利益は同20.5%増加し、売上総利益率は26.7%で同2.6ポイント上昇した。販管費は同4.8%増加したが、販管費比率は19.4%で同0.7ポイント低下した。特別利益では補助金収入6億92百万円を計上し、特別損失では固定資産圧縮損6億74百万円を計上した。ROEは9.2%で同5.5ポイント上昇、自己資本比率は39.0%で同1.1ポイント低下した。配当は前々期比3円増配の年間16円(第2四半期末3円、期末13円)とした。配当性向は21.0%である。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同9.5%増の53億08百万円で、営業利益(連結調整前)が同52.0%増の4億86百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移し、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバー、RFIDタグ用ゴム製品も増加した。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が同6.8%増の12億02百万円で、営業利益が同91.8%増の2億46百万円だった。採血用・薬液混注用ゴム栓が好調に推移した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期14億46百万円、第2四半期16億37百万円、第3四半期16億76百万円、第4四半期17億52百万円、営業利益は82百万円、1億12百万円、1億61百万円、1億20百万円だった。

■18年3月期減益予想だが上振れ余地

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比4.6%増の68億09百万円、営業利益が同2.7%減の4億63百万円、経常利益が同10.7%減の4億38百万円、純利益が同10.1%減の3億07百万円としている。

 配当予想は前期と同額の年間16円(第2四半期末6円、期末10円)で、予想配当性向は23.4%となる。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

 自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移し、RFIDタグ用ゴム製品も増加して増収だが、研究開発の強化や基幹システムの入れ替えなど事業基盤強化に向けた費用の増加で減益予想としている。ただし保守的な印象が強く、上振れ余地がありそうだ。

■中期経営計画で20年3月期営業利益率8%以上目指す

 20年3月期を見据えた長期ビジョン「AR−2020VISION」を14年策定し、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。

 そして17年3月、第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」を発表し、経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げた。

 事業分野別売上高は、車載・照明(自動車内装照明用「ASA COLOR LED」、透明部材、販社材料)30〜35億円、医療・ライフサイエンス(採血用・薬液混注用ゴム栓、プレフィルドシリンジ用ガスケット、マイクロ流体デバイス)13〜15億円、その他(RFIDタグ用ゴム製品、自動車向けスイッチ用ラバー、卓球ラケット用ラバー)27〜30億円としている。

 車載・照明では、自動車内装照明用「ASA COLOR LED」などの独自製品を展開し、培った技術を照明全般に広げて市場を開拓する。医療・ライフサイエンスでは、ディスポーザブルのゴム製品と診断医療や解析分野に貢献するマイクロ流体デバイスの開発を進める。その他分野ではゴムの可能性を追求し、独自のコア技術と複合させた付加価値を持つ機構製品を提供する。

■株価は調整一巡して戻り試す

 株価の動きを見ると、18年3月期減益予想を嫌気する形で戻り高値圏1100円近辺から反落したが、4月の800円割れ水準まで下押すことなく、切り返しの動きを強めている。

 5月25日の終値960円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS68円28銭で算出)は14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS880円48銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約44億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線に続いて13週移動平均線突破の動きを強めている。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月24日更新]

朝日ラバーは中期計画で20年3月期営業利益率8%以上目指す、RFIDタグ関連も注目材料

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。自動車関連製品が好調に推移して17年3月期大幅増益予想である。18年3月期も収益拡大が期待される。中期計画では20年3月期営業利益率8%以上を目指している。株価は3月の年初来高値から一旦反落したが、コンビニ用RFIDタグ関連を材料視して急反発している。自律調整が一巡して上値を試す展開が期待される。なお5月11日に17年3月期決算発表を予定している。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連で、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 16年3月期セグメント別売上構成比は工業用ゴム事業81%、医療・衛生用ゴム事業19%、営業利益(連結調整前)構成比は工業用ゴム事業71%、医療・衛生用ゴム事業29%、分野別売上構成比は自動車分野63%、医療分野18%、ライフサイエンス分野7%、その他13%、地域別売上構成比は国内84%、海外16%だった。

■マイクロ流体デバイスの新工場竣工

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月量産開始した。分子接着技術を活用した製品である。

 マイクロ流体デバイスの生産能力増強、およびライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市・白河工場の隣接地に白河第二工場が17年2月竣工予定した。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■プラズマ気流制御電極技術も開発

 16年10月には、国立研究開発法人産業技術総合研究所の福島再生可能エネルギー研究所から支援を受けていた「風車用プラズマ気流制御用電極の特性評価」事業について、平成28年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択されたと発表している。事業期間は16年10月〜17年3月で、補助金額は約3百万円としている。

■特殊要因一巡して営業損益改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期14億85百万円、第2四半期15億40百万円、第3四半期15億21百万円、第4四半期15億13百万円、営業利益は55百万円、1億01百万円、50百万円の赤字、8百万円、16年3月期は売上高が13億96百万円、15億02百万円、14億72百万円、16億06百万円、営業利益が26百万円、49百万円、46百万円、1億16百万円だった。

 16年3月期は役員退職慰労引当金繰入額が一巡して大幅営業増益・経常増益だった。売上総利益は15年3月期比8.2%減少し、売上総利益率は24.1%で同1.8ポイント低下した。販管費は同17.3%減少し、販管費比率は20.1%で同3.9ポイント低下した。ROEは3.7%で同5.9ポイント低下、自己資本比率は40.1%で同0.8ポイント上昇した。配当性向は44.6%だった。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同0.9%減の48億50百万円で営業利益(連結調整前)が同27.0%減の3億20百万円、医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.3%減の11億26百万円で営業利益が同1.3%増の1億28百万円だった。

 分野別売上高は、自動車分野が同7.2%増の37億40百万円、医療分野が同2.4%減の10億95百万円、ライフサイエンス分野が同1.6%増の3億95百万円、その他が同29.7%減の7億44百万円だった。主要製品の売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同8.7%増の23億03百万円、卓球用ラケットカバーが同6.6%減の3億16百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同2.4%減の10億95百万円、RFIDタグ用ゴム製品が同54.4%減の3億04百万円だった。

■17年3月期第3四半期累計は大幅増益

 前期(17年3月期)第3四半期累計(4〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比8.9%増の47億59百万円、営業利益が同2.9倍の3億55百万円、経常利益が同3.2倍の3億83百万円、純利益が同3.2倍の2億78百万円だった。

 自動車関連製品が好調に推移し、原価低減効果も寄与して大幅増益だった。売上総利益は同25.3%増加し、売上総利益率は27.1%で同3.5ポイント上昇した。販管費は同2.8%増加したが、販管費比率は19.6%で同1.2ポイント低下した。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同7.6%増の38億32百万円で、営業利益(連結調整前)が同79.7%増の3億58百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移し、RFIDタグ用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーも増加した。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が同14.7%増の9億27百万円で、営業利益が同2.3倍の1億93百万円だった。プレフィルドシリンジガスケットや採血用・薬液混注用ゴム栓が好調に推移した。

 なお四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期14億46百万円、第2四半期16億37百万円、第3四半期16億76百万円、営業利益は82百万円、1億12百万円、1億61百万円だった。

■17年3月期大幅増益予想、18年3月期も収益拡大期待

 前期(17年3月期)通期の連結業績予想(2月7日に2回目の増額修正)については、売上高が前々期(16年3月期)比8.3%増の64億73百万円で、営業利益が同89.6%増の4億51百万円、経常利益が同97.3%増の4億65百万円、純利益が同2.5倍の3億23百万円としている。

 自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移する。利益面では生産性向上への取り組み効果も寄与する。配当は前々期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)で、配当性向は18.1%となる。

 なお白河第二工場竣工に伴い、福島県「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として特別利益に補助金収入6億57百万円、特別損失に固定資産圧縮損6億44百万円を計上する予定だ。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が73.5%、営業利益が78.7%、経常利益が82.4%、純利益が86.1%である。通期ベースでも好業績が期待される。3回目の増額余地もありそうだ。そして今期(18年3月期)も収益拡大が期待される。

■中期経営計画で20年3月期営業利益率8%以上目指す

 20年3月期を見据えた長期ビジョンの「AR−2020VISION」を14年に策定し、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。

 そして17年3月、第12次三カ年中期経営計画「V−2計画」を発表し、経営目標値に20年3月期売上高70〜80億円、営業利益率8%以上を掲げた。

 事業分野別売上高は、車載・照明(自動車内装照明用「ASA COLOR LED」、透明部材、販社材料)30〜35億円、医療・ライフサイエンス(採血用・薬液混注用ゴム栓、プレフィルドシリンジ用ガスケット、マイクロ流体デバイス)13〜15億円、その他(RFIDタグ用ゴム製品、自動車向けスイッチ用ラバー、卓球ラケット用ラバー)27〜30億円としている。

 車載・照明では、色と光のコントロール技術を駆使した自動車内装照明用「ASA COLOR LED」などの独自製品で市場と顧客の要望に応え、培った技術を照明全般に視点を広げて市場を開拓する。

 医療・ライフサイエンスでは、ディスポーザブルのゴム製品と診断医療や解析分野に貢献するマイクロ流体デバイスの開発を進める。その他分野ではゴムの可能性を追求し、独自のコア技術と複合させた付加価値を持つ機構製品を提供する。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価の動きを見ると、3月の年初来高値1150円から利益確定売りで一旦反落したが、4月13日の789円から急反発している。コンビニ用RFIDタグ関連を材料視して4月19日には1088円まで急伸する場面があった。自律調整が一巡したようだ。

 4月21日の終値981円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS71円89銭で算出)は13〜14倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.3%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS792円79銭で算出)は1.2倍近辺である。なお時価総額は約45億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から急反発してサポートラインを確認した形だ。自律調整が一巡して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月06日更新]

朝日ラバーは戻り歩調で昨年来高値に接近、17年3月期大幅増益予想で3回目の増額余地

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期は自動車関連製品が好調に推移して大幅増益予想である。3回目の増額余地もありそうだ。株価は戻り歩調で昨年来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連で、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 16年3月期セグメント別売上構成比は工業用ゴム事業81%、医療・衛生用ゴム事業19%、営業利益(連結調整前)構成比は工業用ゴム事業71%、医療・衛生用ゴム事業29%、分野別売上構成比は自動車分野63%、医療分野18%、ライフサイエンス分野7%、その他13%、地域別売上構成比は国内84%、海外16%だった。

■マイクロ流体デバイスの新工場を着工

 NEC <6701> のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。分子接着技術を活用した製品である。

 マイクロ流体デバイスの生産能力増強、およびライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市・白河工場の隣接地に16年6月、新工場を着工(白河第二工場、総投資額約11億60百万円、17年2月竣工予定)した。

 なお新工場建設および初期導入の生産設備投資は、福島県「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働後に受領する。これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■プラズマ気流制御電極技術も開発

 16年10月には、国立研究開発法人産業技術総合研究所の福島再生可能エネルギー研究所から支援を受けていた「風車用プラズマ気流制御用電極の特性評価」事業について、平成28年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択されたと発表している。事業期間は16年10月〜17年3月で、補助金額は約3百万円としている。

■特殊要因一巡して営業損益改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期14億85百万円、第2四半期15億40百万円、第3四半期15億21百万円、第4四半期15億13百万円、営業利益は55百万円、1億01百万円、50百万円の赤字、8百万円、16年3月期は売上高が13億96百万円、15億02百万円、14億72百万円、16億06百万円、営業利益が26百万円、49百万円、46百万円、1億16百万円だった。

 16年3月期は役員退職慰労引当金繰入額が一巡して大幅営業増益・経常増益だった。売上総利益は15年3月期比8.2%減少し、売上総利益率は24.1%で同1.8ポイント低下した。販管費は同17.3%減少し、販管費比率は20.1%で同3.9ポイント低下した。ROEは3.7%で同5.9ポイント低下、自己資本比率は40.1%で同0.8ポイント上昇した。配当性向は44.6%だった。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同0.9%減の48億50百万円で営業利益(連結調整前)が同27.0%減の3億20百万円、医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.3%減の11億26百万円で営業利益が同1.3%増の1億28百万円だった。

 分野別売上高は、自動車分野が同7.2%増の37億40百万円、医療分野が同2.4%減の10億95百万円、ライフサイエンス分野が同1.6%増の3億95百万円、その他が同29.7%減の7億44百万円だった。主要製品の売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同8.7%増の23億03百万円、卓球用ラケットカバーが同6.6%減の3億16百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同2.4%減の10億95百万円、RFIDタグ用ゴム製品が同54.4%減の3億04百万円だった。

■17年3月期第3四半期累計は大幅増益

 今期(17年3月期)第3四半期累計(4〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比8.9%増の47億59百万円、営業利益が同2.9倍の3億55百万円、経常利益が同3.2倍の3億83百万円、純利益が同3.2倍の2億78百万円だった。

 自動車関連製品が好調に推移し、原価低減効果も寄与して大幅増益だった。売上総利益は同25.3%増加し、売上総利益率は27.1%で同3.5ポイント上昇した。販管費は同2.8%増加したが、販管費比率は19.6%で同1.2ポイント低下した。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同7.6%増の38億32百万円で、営業利益(連結調整前)が同79.7%増の3億58百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移し、RFIDタグ用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーも増加した。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が同14.7%増の9億27百万円で、営業利益が同2.3倍の1億93百万円だった。プレフィルドシリンジガスケットや採血用・薬液混注用ゴム栓が好調に推移した。

 なお四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期14億46百万円、第2四半期16億37百万円、第3四半期16億76百万円、営業利益は82百万円、1億12百万円、1億61百万円だった。

■17年3月期通期は大幅増益予想、3回目の増額余地

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(2月7日に2回目の増額修正)については、売上高が前期(16年3月期)比8.3%増の64億73百万円、営業利益が同89.6%増の4億51百万円、経常利益が同97.3%増の4億65百万円、純利益が同2.5倍の3億23百万円としている。

 自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移する。利益面では生産性向上への取り組み効果も寄与する。配当予想は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)で、予想配当性向は18.1%となる。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が73.5%、営業利益が78.7%、経常利益が82.4%、純利益が86.1%である。通期ベースでも好業績が期待され、3回目の増額余地もありそうだ。

■中期経営計画で新市場・新分野への事業展開を推進

 16年2月に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。

 事業環境等も勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を、従来の売上高80億円(自動車37億円、医療13億円、ライフサイエンス16億50百万円、その他13億50百万円)で営業利益8億円から、売上高62億円(自動車36億円、医療11億円、ライフサイエンス4億円、その他10億円)で営業利益2億70百万円とした。マイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工を延期し、16年6月着工予定・17年2月竣工予定とした。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■株価は戻り歩調で昨年来高値に接近

 株価の動きを見ると、戻り歩調で2月22日に1133円まで上伸し、16年1月の昨年来高値1205円に接近している。

 3月3日の終値1052円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS71円89銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS792円79銭で算出)は1.3倍近辺である。時価総額は約49億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月08更新]

朝日ラバーは17年3月期第3四半期累計大幅増益、通期予想を2回目の増額修正

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。2月7日の取引時間中に発表した17年3月期第3四半期累計連結業績が大幅増益で、通期予想を増額修正した。2回目の増額修正である。これを好感して株価は急伸した。上値を試す展開が期待される。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連で、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 16年3月期セグメント別売上構成比は工業用ゴム事業81%、医療・衛生用ゴム事業19%、営業利益(連結調整前)構成比は工業用ゴム事業71%、医療・衛生用ゴム事業29%、分野別売上構成比は自動車分野63%、医療分野18%、ライフサイエンス分野7%、その他13%、地域別売上構成比は国内84%、海外16%だった。

■マイクロ流体デバイスの新工場を着工

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。分子接着技術を活用した製品である。

 マイクロ流体デバイスの生産能力増強、およびライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市・白河工場の隣接地に新工場(白河第二工場)を16年6月着工した。総投資額は約11億60百万円で、17年2月竣工予定である。

 なお新工場建設および初期導入の生産設備投資は、福島県「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働後に受領する。これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■プラズマ気流制御電極技術も開発

 16年10月には、国立研究開発法人産業技術総合研究所の福島再生可能エネルギー研究所から支援を受けていた「風車用プラズマ気流制御用電極の特性評価」事業について、平成28年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択されたと発表している。事業期間は16年10月〜17年3月で、補助金額は約3百万円としている。

■特殊要因一巡して営業損益改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期14億85百万円、第2四半期15億40百万円、第3四半期15億21百万円、第4四半期15億13百万円、営業利益は55百万円、1億01百万円、50百万円の赤字、8百万円、16年3月期は売上高が13億96百万円、15億02百万円、14億72百万円、16億06百万円、営業利益が26百万円、49百万円、46百万円、1億16百万円だった。

 16年3月期は役員退職慰労引当金繰入額が一巡して大幅営業増益・経常増益だった。売上総利益は15年3月期比8.2%減少し、売上総利益率は24.1%で同1.8ポイント低下した。販管費は同17.3%減少し、販管費比率は20.1%で同3.9ポイント低下した。ROEは3.7%で同5.9ポイント低下、自己資本比率は40.1%で同0.8ポイント上昇した。配当性向は44.6%だった。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同0.9%減の48億50百万円で営業利益(連結調整前)が同27.0%減の3億20百万円、医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.3%減の11億26百万円で営業利益が同1.3%増の1億28百万円だった。

 分野別売上高は、自動車分野が同7.2%増の37億40百万円、医療分野が同2.4%減の10億95百万円、ライフサイエンス分野が同1.6%増の3億95百万円、その他が同29.7%減の7億44百万円だった。主要製品の売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同8.7%増の23億03百万円、卓球用ラケットカバーが同6.6%減の3億16百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同2.4%減の10億95百万円、RFIDタグ用ゴム製品が同54.4%減の3億04百万円だった。

■17年3月期第3四半期累計は大幅増益

 2月7日発表した今期(17年3月期)第3四半期累計(4〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比8.9%増の47億59百万円、営業利益が同2.9倍の3億55百万円、経常利益が同3.2倍の3億83百万円、純利益が同3.2倍の2億78百万円だった。

 自動車関連製品が好調に推移し、原価低減効果も寄与して大幅増益だった。売上総利益は同25.3%増加し、売上総利益率は27.1%で同3.5ポイント上昇した。販管費は同2.8%増加したが、販管費比率は19.6%で同1.2ポイント低下した。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同7.6%増の38億32百万円で、営業利益(連結調整前)が同79.7%増の3億58百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移し、RFIDタグ用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーも増加した。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が同14.7%増の9億27百万円で、営業利益が同2.3倍の1億93百万円だった。プレフィルドシリンジガスケットや採血用・薬液混注用ゴム栓が好調に推移した。

 なお四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期14億46百万円、第2四半期16億37百万円、第3四半期16億76百万円、営業利益は82百万円、1億12百万円、1億61百万円だった。

■17年3月期通期予想を2回目の増額修正

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想については2月7日に増額修正した。前回予想(11月4日に増額修正)に対して、売上高を1億68百万円増額して前期(16年3月期)比8.3%増の64億73百万円、営業利益を47百万円増額して同89.6%増の4億51百万円、経常利益を76百万円増額して同97.3%増の4億65百万円、純利益を45百万円増額して同2.5倍の3億23百万円とした。2回目の増額修正である。

 引き続き自動車内装照明用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調に推移する。利益面では生産性向上への取り組み効果も寄与する。配当予想は据え置いて前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)としている。予想配当性向は18.1%となる。

 修正後の通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が73.5%、営業利益が78.7%、経常利益が82.4%、純利益が86.1%である。通期ベースでも好業績が期待され、3回目の増額余地もありそうだ。

■中期経営計画で新市場・新分野への事業展開を推進

 16年2月に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。

 事業環境等も勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を、従来の売上高80億円(自動車37億円、医療13億円、ライフサイエンス16億50百万円、その他13億50百万円)で営業利益8億円から、売上高62億円(自動車36億円、医療11億円、ライフサイエンス4億円、その他10億円)で営業利益2億70百万円とした。マイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工を延期し、16年6月着工予定・17年2月竣工予定とした。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■株価は好業績を評価して上値試す

 株価の動きを見ると、増額修正を好感して7日はストップ高水準となる1058円まで急伸した。そして16年11月の戻り高値1024円を突破した。

 2月7日の終値1058円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS71円89銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS792円79銭で算出)は1.3倍近辺である。時価総額は約49億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月06日更新]

朝日ラバーは自律調整一巡して戻り試す、17年3月期大幅増益で経常最高益更新予想

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。1月18日〜20日開催「第9回ライトテックEXPO」に出展する。17年3月期大幅増益予想で経常利益は過去最高更新見込みである。株価は11月の戻り高値から反落したが自律調整一巡感を強めている。好業績を評価して戻りを試す展開が期待される。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連で、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 16年3月期セグメント別売上構成比は工業用ゴム事業81%、医療・衛生用ゴム事業19%、営業利益(連結調整前)構成比は工業用ゴム事業71%、医療・衛生用ゴム事業29%、分野別売上構成比は自動車分野63%、医療分野18%、ライフサイエンス分野7%、その他13%、地域別売上構成比は国内84%、海外16%だった。

 なお1月18日〜20日開催(東京ビッグサイト)の「第9回ライトテックEXPO」に出展する。

■マイクロ流体デバイスの新工場を着工

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。分子接着技術を活用した製品である。

 マイクロ流体デバイスの生産能力増強、およびライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市・白河工場の隣接地に新工場(白河第二工場)を16年6月着工した。総投資額は約11億60百万円で、17年2月竣工予定である。

 なお新工場建設および初期導入の生産設備投資は、福島県「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働後に受領する。これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■プラズマ気流制御電極技術も開発

 16年10月には、国立研究開発法人産業技術総合研究所の福島再生可能エネルギー研究所から支援を受けていた「風車用プラズマ気流制御用電極の特性評価」事業について、平成28年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択されたと発表している。

 事業期間は16年10月から17年3月までで、補助金額は約3百万円としている。

■特殊要因一巡して営業損益改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期14億85百万円、第2四半期15億40百万円、第3四半期15億21百万円、第4四半期15億13百万円、営業利益は55百万円、1億01百万円、50百万円の赤字、8百万円、16年3月期は売上高が13億96百万円、15億02百万円、14億72百万円、16億06百万円、営業利益が26百万円、49百万円、46百万円、1億16百万円だった。

 16年3月期は役員退職慰労引当金繰入額が一巡して大幅営業増益・経常増益だった。売上総利益は15年3月期比8.2%減少し、売上総利益率は24.1%で同1.8ポイント低下した。販管費は同17.3%減少し、販管費比率は20.1%で同3.9ポイント低下した。ROEは3.7%で同5.9ポイント低下、自己資本比率は40.1%で同0.8ポイント上昇した。配当性向は44.6%だった。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同0.9%減の48億50百万円で営業利益(連結調整前)が同27.0%減の3億20百万円、医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.3%減の11億26百万円で営業利益が同1.3%増の1億28百万円だった。

 分野別売上高は、自動車分野が同7.2%増の37億40百万円、医療分野が同2.4%減の10億95百万円、ライフサイエンス分野が同1.6%増の3億95百万円、その他が同29.7%減の7億44百万円だった。主要製品の売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同8.7%増の23億03百万円、卓球用ラケットカバーが同6.6%減の3億16百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同2.4%減の10億95百万円、RFIDタグ用ゴム製品が同54.4%減の3億04百万円だった。

■17年3月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 今期(17年3月期)第2四半期累計(4〜9月)の連結業績は売上高が前年同期比6.4%増の30億83百万円、営業利益が同2.6倍の1億94百万円、経常利益が同2.9倍の1億93百万円、純利益が同3.2倍の1億47百万円だった。自動車用ゴム製品が好調に推移し、生産性向上も寄与して計画超の大幅増益だった。売上高、各利益とも第2四半期累計として過去最高だった。

 売上総利益は同20.3%増加し、売上総利益率は26.8%で同3.1ポイント上昇した。販管費は同3.4%増加したが、販管費比率は20.5%で同0.6ポイント低下した。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同5.6%増の25億01百万円で、営業利益(連結調整前)が同56.2%増の2億11百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が好調に推移し、RFID用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーも増加した。医療・衛生用ゴム事業は売上高が同9.9%増の5億81百万円で、営業利益が同2.5倍の1億20百万円だった。採血用・薬液混注用ゴム栓の受注が増加し、生産性向上も顕著だった。

 なお事業分野別売上高は、自動車分野が同6.0%増の19億25百万円、医療分野が同10.4%増の5億68百万円、ライフサイエンス分野が同2.1%減の1億77百万円、その他分野が同6.6%増の4億12百万円だった。主要製品売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同9.0%増の12億27百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同10.4%増の5億68百万円、卓球ラケット用ラバーが同20.9%増の1億67百万円、RFID用ゴム製品が同5.0%増の1億76百万円だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期14億46百万円、第2四半期16億37百万円、営業利益は82百万円、1億12百万円だった。

■17年3月期通期も大幅増益予想

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(11月4日に増額修正)は、売上高が前期(16年3月期)比5.5%増の63億05百万円、営業利益が同69.9%増の4億04百万円、経常利益が同65.0%増の3億89百万円、そして純利益が同2.1倍の2億78百万円としている。経常利益は過去最高の見込みだ。配当予想は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)としている。予想配当性向は21.0%となる。

 引き続き自動車内装照明用「ASA COLOR LED」やRFIDタグ用ゴム製品が好調に推移する。医療・衛生用ゴム事業も採血用・薬液混注用ゴム栓の受注が増加している。利益面では生産性向上への取り組み効果も寄与する。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.9%、営業利益が48.0%、経常利益が49.6%、純利益が52.9%と順調な水準である。通期ベースでも好業績が期待される。

■中期経営計画で新市場・新分野への事業展開を推進

 16年2月に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。

 事業環境等も勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を、従来の売上高80億円(自動車37億円、医療13億円、ライフサイエンス16億50百万円、その他13億50百万円)で営業利益8億円から、売上高62億円(自動車36億円、医療11億円、ライフサイエンス4億円、その他10億円)で営業利益2億70百万円とした。マイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工を延期し、16年6月着工予定・17年2月竣工予定とした。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■株価は自律調整一巡して戻り試す

 株価の動きを見ると、11月30日の戻り高値1024円から反落したが、直近安値圏800円近辺から切り返しの動きを強めている。自律調整が一巡したようだ。

 1月5日の終値881円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS61円96銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS792円79銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約41億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。自律調整が一巡し、好業績を評価して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月13日更新]

朝日ラバーは基調転換して戻り歩調、17年3月期大幅増益予想

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期大幅増益予想で経常利益は過去最高更新見込みである。株価は基調転換して戻り歩調だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連で、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 16年3月期セグメント別売上構成比は工業用ゴム事業81%、医療・衛生用ゴム事業19%、営業利益(連結調整前)構成比は工業用ゴム事業71%、医療・衛生用ゴム事業29%、分野別売上構成比は自動車分野63%、医療分野18%、ライフサイエンス分野7%、その他13%、地域別売上構成比は国内84%、海外16%だった。

■マイクロ流体デバイスの新工場を着工

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。分子接着技術を活用した製品である。

 マイクロ流体デバイスの生産能力増強、およびライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市・白河工場の隣接地に新工場(白河第二工場)を16年6月着工した。総投資額は約11億60百万円で、17年2月竣工予定である。

 なお新工場建設および初期導入の生産設備投資は、福島県「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働後に受領する。これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■プラズマ気流制御電極技術も開発

 16年10月には、国立研究開発法人産業技術総合研究所の福島再生可能エネルギー研究所から支援を受けていた「風車用プラズマ気流制御用電極の特性評価」事業について、平成28年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択されたと発表している。

 事業期間は16年10月から17年3月までで、補助金額は約3百万円としている。

■特殊要因一巡して営業損益改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期14億85百万円、第2四半期15億40百万円、第3四半期15億21百万円、第4四半期15億13百万円、営業利益は55百万円、1億01百万円、50百万円の赤字、8百万円、16年3月期は売上高が13億96百万円、15億02百万円、14億72百万円、16億06百万円、営業利益が26百万円、49百万円、46百万円、1億16百万円だった。

 16年3月期は役員退職慰労引当金繰入額が一巡して大幅営業増益・経常増益だった。売上総利益は15年3月期比8.2%減少し、売上総利益率は24.1%で同1.8ポイント低下した。販管費は同17.3%減少し、販管費比率は20.1%で同3.9ポイント低下した。ROEは3.7%で同5.9ポイント低下、自己資本比率は40.1%で同0.8ポイント上昇した。配当性向は44.6%だった。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同0.9%減の48億50百万円で営業利益(連結調整前)が同27.0%減の3億20百万円、医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.3%減の11億26百万円で営業利益が同1.3%増の1億28百万円だった。

 分野別売上高は、自動車分野が同7.2%増の37億40百万円、医療分野が同2.4%減の10億95百万円、ライフサイエンス分野が同1.6%増の3億95百万円、その他が同29.7%減の7億44百万円だった。主要製品の売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同8.7%増の23億03百万円、卓球用ラケットカバーが同6.6%減の3億16百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同2.4%減の10億95百万円、RFIDタグ用ゴム製品が同54.4%減の3億04百万円だった。

■17年3月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 今期(17年3月期)第2四半期累計(4〜9月)の連結業績は売上高が前年同期比6.4%増の30億83百万円、営業利益が同2.6倍の1億94百万円、経常利益が同2.9倍の1億93百万円、純利益が同3.2倍の1億47百万円だった。自動車用ゴム製品が好調に推移し、生産性向上も寄与して計画超の大幅増益だった。売上高、各利益とも第2四半期累計として過去最高だった。

 売上総利益は同20.3%増加し、売上総利益率は26.8%で同3.1ポイント上昇した。販管費は同3.4%増加したが、販管費比率は20.5%で同0.6ポイント低下した。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同5.6%増の25億01百万円で、営業利益(連結調整前)が同56.2%増の2億11百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が好調に推移し、RFID用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーも増加した。医療・衛生用ゴム事業は売上高が同9.9%増の5億81百万円で、営業利益が同2.5倍の1億20百万円だった。採血用・薬液混注用ゴム栓の受注が増加し、生産性向上も顕著だった。

 なお事業分野別売上高は、自動車分野が同6.0%増の19億25百万円、医療分野が同10.4%増の5億68百万円、ライフサイエンス分野が同2.1%減の1億77百万円、その他分野が同6.6%増の4億12百万円だった。主要製品売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同9.0%増の12億27百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同10.4%増の5億68百万円、卓球ラケット用ラバーが同20.9%増の1億67百万円、RFID用ゴム製品が同5.0%増の1億76百万円だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期14億46百万円、第2四半期16億37百万円、営業利益は82百万円、1億12百万円だった。

■17年3月期通期も大幅増益予想

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(11月4日に増額修正)は、売上高が前期(16年3月期)比5.5%増の63億05百万円、営業利益が同69.9%増の4億04百万円、経常利益が同65.0%増の3億89百万円、そして純利益が同2.1倍の2億78百万円としている。経常利益は過去最高の見込みだ。配当予想は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)としている。予想配当性向は21.0%となる。

 引き続き自動車内装照明用「ASA COLOR LED」やRFIDタグ用ゴム製品が好調に推移する。医療・衛生用ゴム事業も採血用・薬液混注用ゴム栓の受注が増加している。利益面では生産性向上への取り組み効果も寄与する。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.9%、営業利益が48.0%、経常利益が49.6%、純利益が52.9%と順調な水準である。通期ベースでも好業績が期待される。

■中期経営計画で新市場・新分野への事業展開を推進

 16年2月に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。

 事業環境等も勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を、従来の売上高80億円(自動車37億円、医療13億円、ライフサイエンス16億50百万円、その他13億50百万円)で営業利益8億円から、売上高62億円(自動車36億円、医療11億円、ライフサイエンス4億円、その他10億円)で営業利益2億70百万円とした。マイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工を延期し、16年6月着工予定・17年2月竣工予定とした。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■株価は基調転換して戻り歩調

 株価の動きを見ると、安値圏500円台でのモミ合いから上放れ、基調転換して戻り歩調だ。11月30日には戻り高値となる1024円まで上伸した。その後は利益確定売りで一旦反落したが、自律調整の範囲だろう。

 12月12日の終値883円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS61円96銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS792円79銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約41億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月07日更新]

朝日ラバーは17年3月期業績予想を増額修正、基調転換して戻り試す

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。11月4日の取引時間中に17年3月期第2四半期累計および通期連結業績予想の増額修正を発表した。これを好感して4日の株価はストップ高で取引を終了した。基調転換して戻りを試す展開となりそうだ。なお8日に第2四半期累計業績発表を予定している。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連で、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 16年3月期セグメント別売上構成比は工業用ゴム事業81%、医療・衛生用ゴム事業19%、営業利益(連結調整前)構成比は工業用ゴム事業71%、医療・衛生用ゴム事業29%、分野別売上構成比は自動車分野63%、医療分野18%、ライフサイエンス分野7%、その他13%、地域別売上構成比は国内84%、海外16%だった。

■マイクロ流体デバイスの新工場を着工

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。分子接着技術を活用した製品である。

 マイクロ流体デバイスの生産能力増強、およびライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市・白河工場の隣接地に新工場(白河第二工場)を16年6月着工した。総投資額は約11億60百万円で、17年2月竣工予定である。

 なお新工場建設および初期導入の生産設備投資は、福島県「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働後に受領する。これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■プラズマ気流制御電極技術も開発

 10月25日には、国立研究開発法人産業技術総合研究所の福島再生可能エネルギー研究所から支援を受けていた「風車用プラズマ気流制御用電極の特性評価」事業について、平成28年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択されたと発表している。

 事業期間は16年10月から17年3月までで、補助金額は約3百万円としている。

■特殊要因一巡して営業損益改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期14億85百万円、第2四半期15億40百万円、第3四半期15億21百万円、第4四半期15億13百万円、営業利益は55百万円、1億01百万円、50百万円の赤字、8百万円、16年3月期は売上高が13億96百万円、15億02百万円、14億72百万円、16億06百万円、営業利益が26百万円、49百万円、46百万円、1億16百万円だった。

 16年3月期は役員退職慰労引当金繰入額が一巡して大幅営業増益・経常増益だった。売上総利益は15年3月期比8.2%減少し、売上総利益率は24.1%で同1.8ポイント低下した。販管費は同17.3%減少し、販管費比率は20.1%で同3.9ポイント低下した。ROEは3.7%で同5.9ポイント低下、自己資本比率は40.1%で同0.8ポイント上昇した。配当性向は44.6%だった。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同0.9%減の48億50百万円で営業利益(連結調整前)が同27.0%減の3億20百万円、医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.3%減の11億26百万円で営業利益が同1.3%増の1億28百万円だった。

 分野別売上高は、自動車分野が同7.2%増の37億40百万円、医療分野が同2.4%減の10億95百万円、ライフサイエンス分野が同1.6%増の3億95百万円、その他が同29.7%減の7億44百万円だった。主要製品の売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同8.7%増の23億03百万円、卓球用ラケットカバーが同6.6%減の3億16百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同2.4%減の10億95百万円、RFIDタグ用ゴム製品が同54.4%減の3億04百万円だった。

■17年3月期第1四半期は大幅増益

 今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.6%減の14億46百万円、営業利益が同3.1倍の82百万円、経常利益が同2.4倍の72百万円、純利益が同2.3倍の56百万円だった。売上総利益は同18.3%増加し、売上総利益率は27.5%で同3.5ポイント上昇した。販管費は同1.8%増加したが、販管費比率は21.7%で同0.4ポイント低下した。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同3.7%増の11億63百万円、営業利益(連結調整前)が同59.9%増の94百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が好調に推移し、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーの受注も増加した。医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.2%増の2億82百万円、営業利益が同3.0倍の61百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケット、採血用・薬液混注用ゴム栓が堅調だった。

■17年3月期第2四半期累計と通期予想を増額修正

 11月4日に今期(17年3月期)第2四半期累計(4〜9月)および通期連結業績予想の増額修正を発表した。利益は大幅増額修正で、増収増益幅が拡大する見込みだ。工業用ゴム事業では自動車内装照明用「ASA COLOR LED」やRFIDタグ用ゴム製品の受注が海外向けを中心に好調で、医療・衛生用ゴム事業でも採血用・薬液混注用ゴム栓の受注が増加している。利益面では生産性向上への取り組み効果も寄与する。

 第2四半期累計の連結業績予想は前回予想(5月12日公表)に対して、売上高を83百万円増額して前年同期比6.4%増の30億83百万円、営業利益を76百万円増額して同2.6倍の1億94百万円、経常利益を93百万円増額して同3.0倍の1億93百万円、純利益を79百万円増額して同3.2倍の1億47百万円とした。

 通期の連結業績予想は前回予想(5月12日公表)に対して、売上高を1億05百万円増額して前期(16年3月期)比5.5%増の63億05百万円、営業利益を1億33百万円増額して同70.5%増の4億04百万円、経常利益を1億59百万円増額して同65.5%増の3億89百万円、そして純利益を1億24百万円増額して同2.1倍の2億78百万円とした。収益改善基調だ。なお配当予想は据え置いて前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)としている。予想配当性向は21.0%となる。

■中期経営計画で新市場・新分野への事業展開を推進

 16年2月に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。

 事業環境等も勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を、従来の売上高80億円(自動車37億円、医療13億円、ライフサイエンス16億50百万円、その他13億50百万円)で営業利益8億円から、売上高62億円(自動車36億円、医療11億円、ライフサイエンス4億円、その他10億円)で営業利益2億70百万円とした。マイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工を延期し、16年6月着工予定・17年2月竣工予定とした。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■株価は基調転換して戻り試す

 株価の動きを見ると安値圏500円台でのモミ合いから水準を切り上げて上放れの形となり、さらに11月4日には取引時間中に発表した17年3月期連結業績予想を好感し、ストップ高の760円で取引を終了した。

 11月4日の終値760円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS61円96銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS792円79銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約35億円である。

 日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインの形となった。週足チャートで見ると戻りを押さえていた26週移動平均線を突破し、さらに13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高感を強めている。基調転換して戻りを試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月17日更新]

朝日ラバーは下値固め完了してモミ合い上放れの動き、17年3月期営業増益予想

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期営業増益予想で上振れ余地がありそうだ。株価は安値圏でモミ合う形だったが、下値固めが完了してモミ合い上放れの動きを強めている。なお11月8日に第2四半期累計業績発表を予定している。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連で、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 16年3月期セグメント別売上構成比は工業用ゴム事業81%、医療・衛生用ゴム事業19%、営業利益(連結調整前)構成比は工業用ゴム事業71%、医療・衛生用ゴム事業29%、分野別売上構成比は自動車分野63%、医療分野18%、ライフサイエンス分野7%、その他13%、地域別売上構成比は国内84%、海外16%だった。

■マイクロ流体デバイスの新工場を着工

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。分子接着技術を活用した製品である。

 マイクロ流体デバイスの生産能力増強、およびライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市・白河工場の隣接地に新工場(白河第二工場)を16年6月着工した。総投資額は約11億60百万円で、17年2月竣工予定である。

 なお新工場建設および初期導入の生産設備投資は、福島県「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働後に受領する。これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■特殊要因一巡して営業損益改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期14億85百万円、第2四半期15億40百万円、第3四半期15億21百万円、第4四半期15億13百万円、営業利益は55百万円、1億01百万円、50百万円の赤字、8百万円、16年3月期は売上高が13億96百万円、15億02百万円、14億72百万円、16億06百万円、営業利益が26百万円、49百万円、46百万円、1億16百万円だった。

 16年3月期は工業用ゴム事業、医療・衛生用ゴム事業とも減収で、純利益は受取保険金が一巡して減益だったが、役員退職慰労引当金繰入額が一巡して大幅営業増益・経常増益だった。売上総利益は15年3月期比8.2%減少し、売上総利益率は24.1%で同1.8ポイント低下した。販管費は同17.3%減少し、販管費比率は20.1%で同3.9ポイント低下した。ROEは3.7%で同5.9ポイント低下、自己資本比率は40.1%で同0.8ポイント上昇した。配当性向は44.6%だった。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同0.9%減の48億50百万円で営業利益(連結調整前)が同27.0%減の3億20百万円、医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.3%減の11億26百万円で営業利益が同1.3%増の1億28百万円だった。

 分野別売上高は、自動車分野が同7.2%増の37億40百万円、医療分野が同2.4%減の10億95百万円、ライフサイエンス分野が同1.6%増の3億95百万円、その他が同29.7%減の7億44百万円だった。主要製品の売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同8.7%増の23億03百万円、卓球用ラケットカバーが同6.6%減の3億16百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同2.4%減の10億95百万円、RFIDタグ用ゴム製品が同54.4%減の3億04百万円だった。

■17年3月期第1四半期は大幅増益

 今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.6%減の14億46百万円、営業利益が同3.1倍の82百万円、経常利益が同2.4倍の72百万円、純利益が同2.3倍の56百万円だった。原価低減も寄与して営業損益が大幅改善した。

 売上総利益は同18.3%増加し、売上総利益率は27.5%で同3.5ポイント上昇した。販管費は同1.8%増加したが、販管費比率は21.7%で同0.4ポイント低下した。営業外収益では為替差損益が悪化(前期は差益3百万円、今期は差損11百万円)した。特別利益では補助金収入が減少(前期72百万円、今期16百万円)したが、特別損失では固定資産圧縮損が減少(前期67百万円、今期14百万円)した。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同3.7%増の11億63百万円、営業利益(連結調整前)が同59.9%増の94百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が好調に推移し、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーの受注も増加した。医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.2%増の2億82百万円、営業利益が同3.0倍の61百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケット、採血用・薬液混注用ゴム栓が堅調だった。

■17年3月期通期も営業増益予想で上振れ余地、収益改善基調

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期(16年3月期)比3.7%増の62億円、営業利益が同14.0%増の2億71百万円、経常利益が同2.4%減の2億30百万円、純利益が同17.0%増の1億54百万円としている。配当予想は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)で予想配当性向は37.8%となる。

 セグメント別売上高の計画は、工業用ゴム事業が同3.7%増の50億32百万円、医療・衛生用ゴム事業が同3.7%増の11億68百万円、分野別売上高の計画は、自動車が同3.0%減の36億28百万円、医療が同3.6%増の11億35百万円、ライフサイエンスが同3.2%増の4億08百万円、その他が同38.1%増の10億28百万円としている。

 前期低調だったRFIDタグ用ゴム製品、卓球用ラケットカバー、さらに白色レジスト材などのシリコーン応用製品の受注が増加する見込みである。売上総利益率は同0.5ポイント上昇の24.6%を想定している。通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高23.3%、営業利益30.3%、経常利益31.3%、純利益36.4%と高水準である。通期上振れ余地があり、収益改善基調が期待される。

■中期経営計画を見直し

 16年2月に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。

 事業環境等も勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を、従来の売上高80億円(自動車37億円、医療13億円、ライフサイエンス16億50百万円、その他13億50百万円)で営業利益8億円から、売上高62億円(自動車36億円、医療11億円、ライフサイエンス4億円、その他10億円)で営業利益2億70百万円とした。マイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工を延期し、16年6月着工予定・17年2月竣工予定とした。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■株価は下値固め完了してモミ合い上放れの動き

 株価の動きを見ると安値圏520円〜550円近辺でモミ合う形だったが、下値固めが完了してモミ合い上放れの動きを強めている。9月26日には639円まで急伸する場面があった。

 10月14日の終値579円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円44銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は2.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS792円79銭で算出)は0.7倍近辺である。時価総額は約27億円である。

 週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線と26週移動平均線を突破した。戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月20日更新]

朝日ラバーは下値固め完了して反発期待、17年3月期営業増益予想

 朝日ラバー<5162>(JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期営業増益予想で上振れ余地がありそうだ。収益改善基調が期待される。株価は年初来安値圏でモミ合う形だが、下値固めが完了して反発展開が期待される。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連で、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 16年3月期セグメント別売上構成比は工業用ゴム事業81%、医療・衛生用ゴム事業19%、営業利益(連結調整前)構成比は工業用ゴム事業71%、医療・衛生用ゴム事業29%、分野別売上構成比は自動車分野63%、医療分野18%、ライフサイエンス分野7%、その他13%、地域別売上構成比は国内84%、海外16%だった。

■マイクロ流体デバイスの新工場(第2白河工場)を着工

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。分子接着技術を活用した製品である。

 マイクロ流体デバイスの生産能力増強、およびライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市の白河工場の隣接地に新工場(白河第二工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円で16年6月着工した。17年2月竣工予定である。

 なお新工場建設および初期導入の生産設備投資は、福島県「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働後に受領する。これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■特殊要因一巡して営業損益改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期14億85百万円、第2四半期15億40百万円、第3四半期15億21百万円、第4四半期15億13百万円、営業利益は55百万円、1億01百万円、50百万円の赤字、8百万円、16年3月期は売上高が13億96百万円、15億02百万円、14億72百万円、16億06百万円、営業利益が26百万円、49百万円、46百万円、1億16百万円だった。

 16年3月期は工業用ゴム事業、医療・衛生用ゴム事業とも減収となり、純利益は15年3月期の特別利益に計上した受取保険金が一巡して減益だが、15年3月期の販管費に計上した役員退職慰労引当金繰入額が一巡して大幅営業増益・経常増益だった。売上総利益は15年3月期比8.2%減少し、売上総利益率は24.1%で同1.8ポイント低下した。販管費は同17.3%減少し、販管費比率は20.1%で同3.9ポイント低下した。ROEは3.7%で同5.9ポイント低下、自己資本比率は40.1%で同0.8ポイント上昇した。配当性向は44.6%だった。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同0.9%減の48億50百万円、営業利益(連結調整前)が同27.0%減の3億20百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が好調だったが、RFIDタグ用ゴム製品の海外向けが、新タイプへの切り替えに伴う顧客側の在庫調整が長引いたため大幅減少した。なお3月から新タイプの量産がスタートした。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.3%減の11億26百万円、営業利益が同1.3%増の1億28百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケットが好調だが、採血用・薬液混注用ゴム栓は新機種切り替えに伴う受注調整のため減少した。

 分野別売上高は、自動車分野が同7.2%増の37億40百万円、医療分野が同2.4%減の10億95百万円、ライフサイエンス分野が同1.6%増の3億95百万円、その他が同29.7%減の7億44百万円で、その他はRFIDタグ用ゴム製品が大幅減少した。主要製品の売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同8.7%増の23億03百万円、卓球用ラケットカバーが同6.6%減の3億16百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同2.4%減の10億95百万円、RFIDタグ用ゴム製品が同54.4%減の3億04百万円だった。

■17年3月期第1四半期は大幅増益

 今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は売上高が前年同期比3.6%減の14億46百万円、営業利益が同3.1倍の82百万円、経常利益が同2.4倍の72百万円、純利益が同2.3倍の56百万円だった。原価低減も寄与して営業損益が大幅改善した。

 売上総利益は同18.3%増加し、売上総利益率は27.5%で同3.5ポイント上昇した。販管費は同1.8%増加したが、販管費比率は21.7%で同0.4ポイント低下した。営業外収益では為替差損益が悪化(前期は差益3百万円、今期は差損11百万円)した。特別利益では補助金収入が減少(前期72百万円、今期16百万円)したが、特別損失では固定資産圧縮損が減少(前期67百万円、今期14百万円)した。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同3.7%増の11億63百万円、営業利益(連結調整前)が同59.9%増の94百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が好調に推移し、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーの受注も増加した。医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.2%増の2億82百万円、営業利益が同3.0倍の61百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケット、採血用・薬液混注用ゴム栓が堅調だった。

■17年3月期通期も営業増益予想で上振れ余地、収益改善基調

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期(16年3月期)比3.7%増の62億円、営業利益が同14.0%増の2億71百万円、経常利益が同2.4%減の2億30百万円、純利益が同17.0%増の1億54百万円としている。配当予想は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)で予想配当性向は37.8%となる。

 セグメント別売上高の計画は、工業用ゴム事業が同3.7%増の50億32百万円、医療・衛生用ゴム事業が同3.7%増の11億68百万円、分野別売上高の計画は、自動車が同3.0%減の36億28百万円、医療が同3.6%増の11億35百万円、ライフサイエンスが同3.2%増の4億08百万円、その他が同38.1%増の10億28百万円としている。

 前期低調だったRFIDタグ用ゴム製品、卓球用ラケットカバー、さらに白色レジスト材などのシリコーン応用製品の受注が増加する見込みである。売上総利益率は同0.5ポイント上昇の24.6%を想定している。通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高23.3%、営業利益30.3%、経常利益31.3%、純利益36.4%と高水準である。通期上振れ余地があり、収益改善基調が期待される。

■中期経営計画を見直し

 16年2月に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。

 事業環境等も勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を、従来の売上高80億円(自動車37億円、医療13億円、ライフサイエンス16億50百万円、その他13億50百万円)で営業利益8億円から、売上高62億円(自動車36億円、医療11億円、ライフサイエンス4億円、その他10億円)で営業利益2億70百万円とした。マイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工を延期し、16年6月着工予定・17年2月竣工予定とした。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■株価は下値固め完了して反発期待

 株価の動きを見ると安値圏500円台でのモミ合い展開だ。ただし6月の年初来安値491円まで下押す動きは見られず下値固め完了感を強めている。

 9月15日の終値546円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円44銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS792円79銭で算出)は0.7倍近辺である。時価総額は約25億円である。

 週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線突破の動きを強めている。下値固めが完了して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月24日更新]

朝日ラバーは下値固め完了感、17年3月期営業増益予想で上振れ余地

 朝日ラバー<5162>(JQS)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期第1四半期は大幅増益となり、通期も営業増益予想である。そして通期上振れ余地があり、収益改善基調が期待される。株価は年初来安値圏でモミ合う展開だが、下値固め完了感を強めて反発のタイミングだろう。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連で、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 16年3月期セグメント別売上構成比は工業用ゴム事業81%、医療・衛生用ゴム事業19%、営業利益(連結調整前)構成比は工業用ゴム事業71%、医療・衛生用ゴム事業29%、分野別売上構成比は自動車分野63%、医療分野18%、ライフサイエンス分野7%、その他13%、地域別売上構成比は国内84%、海外16%だった。

■マイクロ流体デバイスの新工場(第2白河工場)を着工

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。分子接着技術を活用した製品である。

 マイクロ流体デバイスの生産能力増強、およびライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市の白河工場の隣接地に新工場(第2白河工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円で16年6月着工した。17年2月竣工予定である。

 なお新工場建設および初期導入の生産設備投資は、福島県「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働後に受領する。これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■16年3月期は販管費の特殊要因が一巡して営業損益改善

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期14億85百万円、第2四半期15億40百万円、第3四半期15億21百万円、第4四半期15億13百万円、営業利益は55百万円、1億01百万円、50百万円の赤字、8百万円、16年3月期は売上高が13億96百万円、15億02百万円、14億72百万円、16億06百万円、営業利益が26百万円、49百万円、46百万円、1億16百万円だった。

 16年3月期は工業用ゴム事業、医療・衛生用ゴム事業とも減収となり、純利益は15年3月期の特別利益に計上した受取保険金が一巡して減益だが、15年3月期の販管費に計上した役員退職慰労引当金繰入額が一巡して大幅営業増益・経常増益だった。売上総利益は15年3月期比8.2%減少し、売上総利益率は24.1%で同1.8ポイント低下した。販管費は同17.3%減少し、販管費比率は20.1%で同3.9ポイント低下した。ROEは3.7%で同5.9ポイント低下、自己資本比率は40.1%で同0.8ポイント上昇した。配当性向は44.6%だった。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同0.9%減の48億50百万円、営業利益(連結調整前)が同27.0%減の3億20百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が好調だったが、RFIDタグ用ゴム製品の海外向けが、新タイプへの切り替えに伴う顧客側の在庫調整が長引いたため大幅減少した。なお3月から新タイプの量産がスタートした。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.3%減の11億26百万円、営業利益が同1.3%増の1億28百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケットが好調だが、採血用・薬液混注用ゴム栓は新機種切り替えに伴う受注調整のため減少した。

 分野別売上高は、自動車分野が同7.2%増の37億40百万円、医療分野が同2.4%減の10億95百万円、ライフサイエンス分野が同1.6%増の3億95百万円、その他が同29.7%減の7億44百万円で、その他はRFIDタグ用ゴム製品が大幅減少した。主要製品の売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同8.7%増の23億03百万円、卓球用ラケットカバーが同6.6%減の3億16百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同2.4%減の10億95百万円、RFIDタグ用ゴム製品が同54.4%減の3億04百万円だった。

■17年3月期第1四半期は大幅増益

 8月5日発表した今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は売上高が前年同期比3.6%減の14億46百万円、営業利益が同3.1倍の82百万円、経常利益が同2.4倍の72百万円、純利益が同2.3倍の56百万円だった。工業用ゴム事業、医療・衛生用ゴム事業とも順調に伸長し、原価低減も寄与して営業損益が改善した。

 売上総利益は同18.3%増加し、売上総利益率は27.5%で同3.5ポイント上昇した。販管費は同1.8%増加したが、販管費比率は21.7%で同0.4ポイント低下した。営業外収益では為替差損益が悪化(前期は差益3百万円、今期は差損11百万円)した。特別利益では補助金収入が減少(前期72百万円、今期16百万円)したが、特別損失では固定資産圧縮損が減少(前期67百万円、今期14百万円)した。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同3.7%増の11億63百万円、営業利益(連結調整前)が同59.9%増の94百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が好調に推移し、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバーの受注も増加した。医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.2%増の2億82百万円、営業利益が同3.0倍の61百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケット、採血用・薬液混注用ゴム栓が堅調だった。

■17年3月期通期も営業増益予想で上振れ余地、収益改善基調

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想については、前回予想(5月12日公表)を据え置いて、売上高が前期(16年3月期)比3.7%増の62億円、営業利益が同14.0%増の2億71百万円、経常利益が同2.4%減の2億30百万円、純利益が同17.0%増の1億54百万円としている。配当予想は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)で予想配当性向は37.8%となる。

 セグメント別売上高の計画は、工業用ゴム事業が同3.7%増の50億32百万円、医療・衛生用ゴム事業が同3.7%増の11億68百万円、分野別売上高の計画は、自動車が同3.0%減の36億28百万円、医療が同3.6%増の11億35百万円、ライフサイエンスが同3.2%増の4億08百万円、その他が同38.1%増の10億28百万円としている。

 前期低調だったRFIDタグ用ゴム製品、卓球用ラケットカバー、さらに白色レジスト材などのシリコーン応用製品の受注が増加する見込みである。売上総利益率は同0.5ポイント上昇の24.6%を想定している。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が23.3%、営業利益が30.3%、経常利益が31.3%、純利益が36.4%と高水準である。通期上振れ余地があり、収益改善基調が期待される。

■中期経営計画を見直し

 16年2月に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。

 事業環境等も勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を、従来の売上高80億円(自動車37億円、医療13億円、ライフサイエンス16億50百万円、その他13億50百万円)で営業利益8億円から、売上高62億円(自動車36億円、医療11億円、ライフサイエンス4億円、その他10億円)で営業利益2億70百万円とした。マイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工を延期し、16年6月着工予定・17年2月竣工予定とした。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■株価は下値固め完了感強めて反発のタイミング

 株価の動きを見ると、反発力が鈍く安値圏500円台で推移している。第1四半期の大幅増益を好感する動きも限定的だった。一方で6月の年初来安値491円まで下押す動きは見られず、下値固め完了感も強めている。

 8月23日の終値533円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円44銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS792円79銭で算出)は0.7倍近辺である。時価総額は約25億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、下値固め完了感を強めて反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月28日更新]

朝日ラバーは下値固め完了して出直り、17年3月期営業増益予想

 朝日ラバー<5162>(JQS)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期営業増益予想である。株価は下値固めが完了して出直り展開だろう。なお8月5日に第1四半期業績発表を予定している。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連で、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 16年3月期セグメント別売上構成比は工業用ゴム事業81%、医療・衛生用ゴム事業19%、営業利益(連結調整前)構成比は工業用ゴム事業71%、医療・衛生用ゴム事業29%、分野別売上構成比は自動車分野63%、医療分野18%、ライフサイエンス分野7%、その他13%、地域別売上構成比は国内84%、海外16%だった。

■マイクロ流体デバイスの新工場(第2白河工場)を着工

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。分子接着技術を活用した製品である。

 マイクロ流体デバイスの生産能力増強、およびライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市の白河工場の隣接地に新工場(第2白河工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円で16年6月着工した。17年2月竣工予定である。

 なお新工場建設および初期導入の生産設備投資は、福島県「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働後に受領する。これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省「平成27年度革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■16年3月期は販管費の特殊要因が一巡

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期14億85百万円、第2四半期15億40百万円、第3四半期15億21百万円、第4四半期15億13百万円、営業利益は55百万円、1億01百万円、50百万円の赤字、8百万円、16年3月期は売上高が13億96百万円、15億02百万円、14億72百万円、16億06百万円、営業利益が26百万円、49百万円、46百万円、1億16百万円だった。

 16年3月期は工業用ゴム事業、医療・衛生用ゴム事業とも減収となり、純利益は15年3月期の特別利益に計上した受取保険金が一巡して減益だが、15年3月期の販管費に計上した役員退職慰労引当金繰入額が一巡して大幅営業増益・経常増益だった。売上総利益は15年3月期比8.2%減少し、売上総利益率は24.1%で同1.8ポイント低下した。販管費は同17.3%減少し、販管費比率は20.1%で同3.9ポイント低下した。ROEは3.7%で同5.9ポイント低下、自己資本比率は40.1%で同0.8ポイント上昇した。配当性向は44.6%だった。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同0.9%減の48億50百万円、営業利益(連結調整前)が同27.0%減の3億20百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が好調だったが、RFIDタグ用ゴム製品の海外向けが、新タイプへの切り替えに伴う顧客側の在庫調整が長引いたため大幅減少した。なお3月から新タイプの量産がスタートした。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が同3.3%減の11億26百万円、営業利益が同1.3%増の1億28百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケットが好調だが、採血用・薬液混注用ゴム栓は新機種切り替えに伴う受注調整のため減少した。

 分野別売上高は、自動車分野が同7.2%増の37億40百万円、医療分野が同2.4%減の10億95百万円、ライフサイエンス分野が同1.6%増の3億95百万円、その他が同29.7%減の7億44百万円で、その他はRFIDタグ用ゴム製品が大幅減少した。主要製品の売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同8.7%増の23億03百万円、卓球用ラケットカバーが同6.6%減の3億16百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同2.4%減の10億95百万円、RFIDタグ用ゴム製品が同54.4%減の3億04百万円だった。

■17年3月期営業増益予想

 今期(17年3月期)連結業績予想(5月12日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比3.7%増の62億円、営業利益が同14.0%増の2億71百万円、経常利益が同2.4%減の2億30百万円、純利益が同17.0%増の1億54百万円としている。配当予想は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)で予想配当性向は37.7%となる。

 セグメント別売上高の計画は、工業用ゴム事業が同3.7%増の50億32百万円、医療・衛生用ゴム事業が同3.7%増の11億68百万円、分野別売上高の計画は、自動車が同3.0%減の36億28百万円、医療が同3.6%増の11億35百万円、ライフサイエンスが同3.2%増の4億08百万円、その他が同38.1%増の10億28百万円としている。

 前期低調だったRFIDタグ用ゴム製品、卓球用ラケットカバー、さらに白色レジスト材などのシリコーン応用製品の受注が増加する見込みである。売上総利益率は同0.5ポイント上昇の24.6%を想定している。

■中期経営計画を見直し

 16年2月に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。

 事業環境等も勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を、従来の売上高80億円(自動車37億円、医療13億円、ライフサイエンス16億50百万円、その他13億50百万円)で営業利益8億円から、売上高62億円(自動車36億円、医療11億円、ライフサイエンス4億円、その他10億円)で営業利益2億70百万円とした。マイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工を延期し、16年6月着工予定・17年2月竣工予定とした。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■株価は下値固め完了して出直り

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で6月24日に年初来安値491円まで下押したが、その後は500円台で推移して下値固め完了感を強めている。

 7月27日の終値553円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円44銭で算出)は16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS792円79銭で算出)は0.7倍近辺である。時価総額は約26億円である。

 週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線突破の動きを強めている。下値固めが完了して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月12日更新]

朝日ラバーは調整一巡して反発期待、17年3月期営業増益予想で収益改善基調

 朝日ラバー<5162>(JQS)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップやRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期営業増益予想で収益改善基調である。株価は安値圏だが調整一巡して反発が期待される。なお8月5日に第1四半期の業績発表を予定している。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連で、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 16年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業が81.2%、医療・衛生用ゴム事業が18.8%で、営業利益(連結調整前)構成比は工業用ゴム事業が71.4%、医療・衛生用ゴム事業が28.6%だった。分野別売上構成比は自動車分野が62.6%、医療分野が18.3%、ライフサイエンス分野が6.6%、その他が12.5%だった。地域別売上構成比は国内84.0%、海外16.0%(アジア13.7%、北米2.1%、欧州0.2%)だった。

■マイクロ流体デバイスの新工場(第2白河工場)を着工

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。分子接着技術を活用した製品である。

 マイクロ流体デバイスの生産能力増強、およびライフサイエンス分野や医療分野における新製品開発推進のため、福島県白河市の白河工場の隣接地に新工場(第2白河工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円で16年6月着工した。17年2月竣工予定である。

 なお新工場建設および初期導入の生産設備投資は、福島県の「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働後に受領する。これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月には埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始すると発表した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省の「平成27年度 革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として申請し、補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間、補助金額は3年間で9750万円の予定としている。

■15年3月期の営業損益悪化は一過性の特殊要因が影響

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期14億85百万円、第2四半期15億40百万円、第3四半期15億21百万円、第4四半期15億13百万円、営業利益は55百万円、1億01百万円、50百万円の赤字、8百万円だった。16年3月期は売上高が13億96百万円、15億02百万円、14億72百万円、16億06百万円、営業利益が26百万円、49百万円、46百万円、1億16百万円だった。

 15年3月期の販管費に計上した役員退職慰労引当金繰入額計上が一巡して営業損益は改善基調である。なお16年3月期の売上総利益は同8.2%減少し、売上総利益率は24.1%で同1.8ポイント低下した。販管費は同17.3%減少し、販管費比率は20.1%で同3.9ポイント低下した。特別利益では15年3月期計上した受取保険金3億12百万円が一巡した。ROEは3.7%で同5.9ポイント低下、自己資本比率は40.1%で同0.8ポイント上昇した。配当性向は44.6%だった。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

■16年3月期は販管費の特殊要因が一巡して大幅営業増益

 16年3月期連結業績は、15年3月期比1.4%減収、同2.1倍営業増益、同92.8%経常増益、同60.0%最終減益だった。工業用ゴム事業、医療・衛生用ゴム事業とも減収となり、純利益は15年3月期の特別利益に計上した受取保険金が一巡して減益だったが、15年3月期の販管費に計上した取締役2名の役員退職慰労引当金繰入額が一巡して大幅営業増益・経常増益だった。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同0.9%減の48億50百万円、営業利益(連結調整前)が同27.0%減の3億20百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が好調だったが、機能製品であるRFIDタグ用ゴム製品の海外向けが、新タイプへの切り替えに伴う顧客側の在庫調整が長引いたため大幅減少した。なお3月から新タイプの量産がスタートした。

 医療・衛生用ゴム事業は、売上高が同3.3%減の11億26百万円、営業利益が同1.3%増の1億28百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケットが好調だったが、採血用・薬液混注用ゴム栓は新機種への切り替えに伴う受注調整のため減少した。

 分野別売上高は、自動車分野が同7.2%増の37億40百万円、医療分野が同2.4%減の10億95百万円、ライフサイエンス分野が同1.6%増の3億95百万円、その他が同29.7%減の7億44百万円で、その他はRFIDタグ用ゴム製品が大幅減少した。主要製品の売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同8.7%増の23億03百万円、卓球用ラケットカバーが同6.6%減の3億16百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同2.4%減の10億95百万円、RFIDタグ用ゴム製品が同54.4%減の3億04百万円だった。

■17年3月期営業増益予想で収益改善基調期待

 今期(17年3月期)連結業績予想(5月12日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比3.7%増の62億円、営業利益が同14.0%増の2億71百万円、経常利益が同2.4%減の2億30百万円、純利益が同17.0%増の1億54百万円としている。配当予想は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)で予想配当性向は37.7%となる。

 セグメント別売上高の計画は、工業用ゴム事業が同3.7%増の50億32百万円、医療・衛生用ゴム事業が同3.7%増の11億68百万円、分野別売上高の計画は、自動車が同3.0%減の36億28百万円、医療が同3.6%増の11億35百万円、ライフサイエンスが同3.2%増の4億08百万円、その他が同38.1%増の10億28百万円としている。

 前期低調だったRFIDタグ用ゴム製品、卓球用ラケットカバー、さらに白色レジスト材などのシリコーン応用製品の受注が増加する見込みである。売上総利益率は同0.5ポイント上昇の24.6%を想定している。収益改善基調だろう。

■中期経営計画を見直し

 16年2月に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。

 事業環境等も勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を、従来の売上高80億円(自動車37億円、医療13億円、ライフサイエンス16億50百万円、その他13億50百万円)で営業利益8億円から、売上高62億円(自動車36億円、医療11億円、ライフサイエンス4億円、その他10億円)で営業利益2億70百万円とした。マイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工を延期し、16年6月着工予定・17年2月竣工予定とした。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■株価は安値圏だが調整一巡して反発期待

 株価の動きを見ると、地合い悪化も影響して6月24日の年初来安値491円まで下押した。その後は500円台前半の水準で推移している。

 7月7日の終値531円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円44銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS792円79銭で算出)は0.7倍近辺である。時価総額は約25億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、指標面に割安感もあり、調整一巡して反発が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月09日更新]

朝日ラバーは17年3月期営業増益予想で収益改善基調期待

 朝日ラバー<5162>(JQS)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップやRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。16年3月期は販管費における特殊要因が一巡して大幅営業増益だった。そして17年3月期も営業増益予想で収益改善基調が期待される。株価は安値圏でモミ合う展開だが、下値固めが完了して反発のタイミングだろう。

■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装照明関連で、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 16年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業が81.2%、医療・衛生用ゴム事業が18.8%で、営業利益(連結調整前)構成比は工業用ゴム事業が71.4%、医療・衛生用ゴム事業が28.6%だった。分野別売上構成比は自動車分野が62.6%、医療分野が18.3%、ライフサイエンス分野が6.6%、その他が12.5%だった。地域別売上構成比は国内84.0%、海外16.0%(アジア13.7%、北米2.1%、欧州0.2%)だった。

■シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強み

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みである。新製品では、分子接着技術を活用した機能製品のRFIDタグ用ゴム製品の増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

■マイクロ流体デバイスの新工場(第2白河工場)着工・竣工延期

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談中である。

 15年8月に「新工場の建設および補助金収入による特別利益および特別損失の計上のお知らせ」を発表した。マイクロ流体デバイスの17年3月期以降の受注状況を踏まえて生産能力を増強するため、またライフサイエンス分野や体外診断用途などの医療分野における新製品開発を行うため、福島県白河市の工業団地「工業の森・新白河」内に所有している当社白河工場の隣接地に新工場(第2白河工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円である。

 なお建設スケジュールについては16年2月に変更を発表した。受注状況および今後の事業環境を勘案した結果、15年9月着工予定・16年春竣工予定としていたスケジュールを、16年6月着工予定・17年2月竣工予定に延期した。

 新工場建設および初期導入の生産設備投資は、マイクロ流体デバイスに関する事業として、福島県の「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働実績後に受領する。なお建設スケジュール変更に伴って福島県に事業計画の変更を申請し、16年3月に承認された。これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月には埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始すると発表した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省の「平成27年度 革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として申請し、補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間(予定)で、補助金額は3年間で9750万円(予定)としている。

■15年3月期の営業損益悪化は一過性要因も影響

 15年3月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円、第4四半期(1月〜3月)15億13百万円、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字、第4四半期8百万円だった。

 売上面は概ね順調に推移したが、プロダクトミックス悪化や役員退職慰労引当金繰入額計上で期後半の営業損益が悪化した。なお15年3月期のROEは9.6%で14年3月期比4.4ポイント上昇、自己資本比率は39.3%で同1.3ポイント上昇した。配当性向は18.0%だった。利益配分については、株主資本の充実と長期的な収益力の維持・向上、業績に裏付けられた安定的な配当の継続を原則としている。

■16年3月期は減収だが、販管費における特殊要因が一巡して大幅営業増益

 前期(16年3月期)連結業績は、売上高が前々期(15年3月期)比1.4%減の59億76百万円と減収だが、営業利益が同2.1倍の2億37百万円、経常利益が同92.8%増の2億35百万円、そして純利益が同60.0%減の1億31百万円だった。工業用ゴム事業、医療・衛生用ゴム事業とも減収だったが、前々期の販管費に計上した取締役2名の役員退職慰労引当金繰入額が一巡して大幅営業増益・経常増益だった。純利益は前々期の特別利益に計上した受取保険金が一巡して減益だった。

 売上総利益は同8.2%減少し、売上総利益率は24.1%で同1.8ポイント低下した。販管費は同17.3%減少し、販管費比率は20.1%で同3.9ポイント低下した。特別利益では補助金収入が増加(前々期58百万円計上、前期1億02百万円計上)したが、前々期計上の受取保険金3億12百万円が一巡した。特別損失では固定資産圧縮損が増加(前々期56百万円計上、前期90百万円計上)し、減損損失30百万円を計上した。ROEは3.7%で同5.9ポイント低下、自己資本比率は40.1%で同0.8ポイント上昇した。配当は前々期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)とした。配当性向は44.6%である。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同0.9%減の48億50百万円、営業利益(連結調整前)が同27.0%減の3億20百万円だった。自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が好調だったが、機能製品であるRFIDタグ用ゴム製品の海外向けが、新タイプへの切り替えに伴う顧客側の在庫調整が長引いたため大幅減少した。なお3月から新タイプの量産がスタートした。

 医療・衛生用ゴム事業は、売上高が同3.3%減の11億26百万円、営業利益が同1.3%増の1億28百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケットが好調だったが、採血用・薬液混注用ゴム栓は新機種への切り替えに伴う受注調整のため減少した。

 分野別売上高は、自動車分野が同7.2%増の37億40百万円、医療分野が同2.4%減の10億95百万円、ライフサイエンス分野が同1.6%増の3億95百万円、その他が同29.7%減の7億44百万円で、その他はRFIDタグ用ゴム製品が大幅減少した。主要製品の売上高は自動車内装照明用「ASA COLOR LED」が同8.7%増の23億03百万円、卓球用ラケットカバーが同6.6%減の3億16百万円、ディスポーザブル用ゴム製品が同2.4%減の10億95百万円、RFIDタグ用ゴム製品が同54.4%減の3億04百万円だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)13億96百万円、第2四半期(7月〜9月)15億02百万円、第3四半期(10月〜12月)14億72百万円、営業利益は第1四半期26百万円、第2四半期49百万円、第3四半期46百万円だった。

■17年3月期営業増益予想で収益改善基調期待

 今期(17年3月期)連結業績予想(5月12日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比3.7%増の62億円、営業利益が同14.0%増の2億71百万円、経常利益が同2.4%減の2億30百万円、純利益が同17.0%増の1億54百万円としている。配当予想は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)で、予想配当性向は37.7%となる。

 セグメント別売上高の計画は、工業用ゴム事業が同3.7%増の50億32百万円、医療・衛生用ゴム事業が同3.7%増の11億68百万円、分野別売上高の計画は、自動車が同3.0%減の36億28百万円、医療が同3.6%増の11億35百万円、ライフサイエンスが同3.2%増の4億08百万円、その他が同38.1%増の10億28百万円としている。

 前期低調だったRFIDタグ用ゴム製品、卓球用ラケットカバー、さらに白色レジスト材などのシリコーン応用製品の受注が増加する見込みである。売上総利益率は同0.5ポイント上昇の24.6%を想定し、営業増益予想である。収益改善基調が期待される。

■中期経営計画を見直して17年3月期営業利益8億円目標

 16年2月に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、売上比率を高く設定していた主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。

 事業環境等も勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を、従来の売上高80億円(自動車37億円、医療13億円、ライフサイエンス16億50百万円、その他13億50百万円)で営業利益8億円から、売上高62億円(自動車36億円、医療11億円、ライフサイエンス4億円、その他10億円)で営業利益2億70百万円とした。マイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工を延期し、16年6月着工予定・17年2月竣工予定とした。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。そして中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■従業員持株ESOP信託を導入

 15年7月に従業員インセンティブプラン「従業員持株ESOP信託」導入を発表し、15年11月に詳細を発表した。朝日ラバー従業員持株会に加入する従業員のうち一定の要件を充足する者を受益者とする信託を設定し、当該信託は今後5年間にわたり当社持株会が取得すると見込まれる数の当社株式を予め定める期間中に取得(取得株式の総額77百万円、取得期間15年11月19日〜15年12月22日)した。その後、当該信託は当社株式を毎月一定日に当社持株会に売却する。

 また3月22日には監査等委員会設置会社への移行を発表した。6月下旬開催予定の第46回定時株主総会での承認を前提とする。

■株価は安値圏モミ合いだが、下値固め完了して反発のタイミング

 株価の動きを見ると、安値圏600円近辺でモミ合う展開だが、4月安値575円を割り込むことなく、下値固め完了感を強めている。

 6月8日の終値606円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円44銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS792円79銭で算出)は0.8倍近辺である。時価総額は約28億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。下値固めが完了して反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月18日更新]

朝日ラバーは16年3月期減額だが大幅増益予想、17年3月期も収益改善基調期待

 朝日ラバー<5162>(JQS)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、車載用LED照明光源カラーキャップやRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。16年3月期業績予想を減額したが大幅増益予想であり、17年3月期も収益基調が期待される。株価は年初来安値圏だが15年8月安値を割り込むことなく、下値固めが完了して出直り展開だろう。

■車載用小型電球・LED照明の光源カラーキャップが主力

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用の「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

■シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強み

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みである。新製品では、分子接着技術を活用した機能製品のRFIDタグ用ゴム製品の増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

■マイクロ流体デバイスの新工場(第2白河工場)着工・竣工延期

 またNEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談中である。

 15年8月に「新工場の建設および補助金収入による特別利益および特別損失の計上のお知らせ」を発表した。マイクロ流体デバイスの17年3月期以降の受注状況を踏まえて生産能力を増強するため、またライフサイエンス分野や体外診断用途などの医療分野における新製品開発を行うため、福島県白河市の工業団地「工業の森・新白河」内に所有している当社白河工場の隣接地に新工場(第2白河工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円である。

 なお建設スケジュールについては16年2月に変更を発表した。受注状況および今後の事業環境を勘案した結果、15年9月着工予定・16年春竣工予定としていたスケジュールを、16年6月着工予定・17年2月竣工予定に延期した。

 新工場建設および初期導入の生産設備投資は、マイクロ流体デバイスに関する事業として、福島県の「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働実績後に受領する。なお建設スケジュール変更に伴って福島県に事業計画の変更を申請し、3月31日に承認された。

 これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。現時点では確定した交付金額および交付時期が未定だが、確定次第速やかに公表するとしている。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月には埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始すると発表した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省の「平成27年度 革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として申請し、補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間(予定)で、補助金額は3年間で9750万円(予定)としている。

■15年3月期の営業損益悪化は一過性要因も影響

 15年3月期の四半期別業績の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円、第4四半期(1月〜3月)15億13百万円、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字、第4四半期8百万円だった。

 売上面は概ね順調に推移したが、プロダクトミックスの悪化や役員退職慰労引当金繰入額の計上で期後半の営業損益が悪化した。なお15年3月期のROEは9.6%で14年3月期比4.4ポイント上昇、自己資本比率は39.3%で同1.3ポイント上昇した。配当性向は18.0%だった。

■16年3月期第3四半期累計は営業増益

 前期(16年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.9%減の43億70百万円、営業利益が同13.8%増の1億21百万円、経常利益が同3.5%増の1億21百万円、純利益が同48.9%減の86百万円だった。

 工業用ゴム事業、医療・衛生用ゴム事業とも減収だったが、前期に発生した医療・衛生用ゴム事業一部製品の品質管理に係るコストが一巡して営業増益だった。売上総利益は同10.7%減少した。売上総利益率は23.6%で同1.8ポイント低下した。販管費は同13.1%減少した。販管費比率は20.8%で同2.2ポイント低下した。特別利益では前期計上の受取保険金1億14百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同2.9%減の35億62百万円、営業利益(連結調整前)が同44.6%減の1億99百万円だった。自動車用「ASA COLOR LED」は、第1四半期まで自動車メーカーの生産調整の影響を受けたが、第2四半期以降は海外向けが増加した。機能製品であるRFID用ゴム製品は、海外向けで新機種対応の受注調整が続いて大幅減少した。スポーツ用ゴム製品である卓球ラケット用ラバーは、第2四半期までの顧客側の在庫調整の影響で減少したが、第3四半期から回復傾向のようだ。マイクロ流体デバイス関連の受注は微増だった。

 医療・衛生用ゴム事業は、売上高が同8.0%減の8億08百万円、営業利益が同47.6%増の83百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケット、採血用・薬液混注用ゴム栓を販売している一部顧客における生産調整の影響で減収だったが、前年同期に発生した一部製品の品質管理に係るコストが一巡して大幅増益だった。

 なお四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)13億96百万円、第2四半期(7月〜9月)15億02百万円、第3四半期(10月〜12月)14億72百万円、営業利益は第1四半期26百万円、第2四半期49百万円、第3四半期46百万円だった。

■16年3月期大幅営業増益予想、17年3月期も収益改善基調期待

 前期(16年3月期)通期の連結業績予想(2月8日に減額修正)は、売上高が前々期(15年3月期)比3.1%減の58億70百万円、営業利益が同74.4%増の2億円、経常利益が同63.6%増の2億円、純利益が同57.4%減の1億40百万円としている。

 減額要因は、工業用ゴム事業において自動車用「ASA COLOR LED」の受注が前回予測時点に比べて減少していること、RFID用ゴム製品の受注回復が遅れていること、さらにマイクロ流体デバイスの受注が減少していることとしている。売上高を減額したが、前期発生した医療・衛生用ゴム事業一部製品の品質管理に係るコストが一巡して営業増益予想だ。純利益は前々期計上の特別利益(受取保険金)が一巡して減益予想だ。

 配当予想(5月12日公表)は前々期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)としている。予想配当性向は41.5%となる。

 修正後の通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.5%、営業利益が60.5%、経常利益が60.5%、純利益が61.4%である。16年3月期は顧客側の生産調整・在庫調整の影響を受けたが、大幅増益予想である。そして17年3月期も収益改善基調が期待される。

■中期経営計画を見直し17年3月期営業利益8億円目標

 2月23日に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。

 ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、売上比率を高く設定していた主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。さらに今後に事業環境を勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を従来の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円について、売上高60〜65億円とし、営業利益については精査中とした。マイクロ流体デバイスの売上目標は17年3月期1億円以上とした。なおマイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工予定を延期した。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。そして中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■従業員持株ESOP信託を導入

 15年7月に従業員インセンティブプラン「従業員持株ESOP信託」導入を発表し、15年11月に詳細を発表している。朝日ラバー従業員持株会に加入する従業員のうち一定の要件を充足する者を受益者とする信託を設定し、当該信託は今後5年間にわたり当社持株会が取得すると見込まれる数の当社株式を予め定める期間中に取得(取得株式の総額77百万円、取得期間15年11月19日〜15年12月22日)する。その後、当該信託は当社株式を毎月一定日に当社持株会に売却する。

 また3月22日には監査等委員会設置会社への移行を発表した。6月下旬開催予定の第46回定時株主総会での承認を前提とする。

■株価は下値固め完了して出直り

 株価の動きを見ると、年初来安値圏600円〜700円近辺でモミ合う展開だ。ただし下値固め完了感を強めている。4月8日に575円まで調整する場面があったが素早く切り返した。そして12日には699円まで急伸する場面があった。

 4月15日の終値656円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS31円35銭で算出)は20〜21倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は2.0%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS794円03銭で算出)は0.8倍近辺である。時価総額は約30億円である。

 週足チャートで見ると、15年8月安値562円を割り込むことなく、13週移動平均線突破の動きを強めている。下値固めが完了して出直り展開だろう。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月21日更新]

朝日ラバーは16年3月期と中期計画の減額を嫌気したが下値固め完了感、PBR1倍割れ

 朝日ラバー<5162>(JQS)は分子接着・接合技術をコア技術として、車載用LED照明光源カラーキャップやRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。株価は16年3月期業績予想や中期計画の減額を嫌気して安値圏だが、15年8月の昨年来安値を割り込むことなく下値固め完了感を強めている。0.8倍近辺の低PBRに割安感があり、反発のタイミングだろう。

■車載用小型電球・LED照明の光源カラーキャップが主力

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用の「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

■シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強み

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みである。新製品では、分子接着技術を活用した機能製品のRFIDタグ用ゴム製品の増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

■マイクロ流体デバイスの新工場(第2白河工場)着工・竣工延期

 またNEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談中である。

 15年8月25日に「新工場の建設および補助金収入による特別利益および特別損失の計上のお知らせ」を発表した。マイクロ流体デバイスの17年3月期以降の受注状況を踏まえて生産能力を増強するため、またライフサイエンス分野や体外診断用途などの医療分野における新製品開発を行うため、福島県白河市の工業団地「工業の森・新白河」内に所有している当社白河工場の隣接地に、新工場(第2白河工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円、15年9月着工予定、16年春竣工予定(2月23日にスケジュール変更を発表)である。

 新工場建設および初期導入の生産設備投資は、マイクロ流体デバイスに関する事業として、福島県の平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働実績後に受領する。

 これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。現時点では確定した交付金額および交付時期が未定だが、確定次第速やかに公表するとしている。

 なお2月23日に「新工場の建設および補助金収入による特別利益および特別損失発生のお知らせ」の一部変更を発表した。受注状況および今後の事業環境を勘案した結果、15年9月着工予定・16年春竣工予定としていたスケジュールを、16年6月着工予定・17年2月竣工予定に延期した。福島県の平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金の補助対象事業として採択・交付決定されているが、福島県に事業年度の変更手続きを申請中としている。また16年3月期の業績予想に対する影響はないとしている。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月には埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始すると発表した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省の「平成27年度 革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として申請し、補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間(予定)で、補助金額は3年間で9750万円(予定)としている。

■15年3月期の営業損益悪化は一過性要因も影響

 15年3月期の四半期別業績の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円、第4四半期(1月〜3月)15億13百万円、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字、第4四半期8百万円だった。

 売上面は概ね順調に推移したが、プロダクトミックスの悪化や役員退職慰労引当金繰入額の計上で期後半の営業損益が悪化した。なお15年3月期のROEは9.6%で14年3月期比4.4ポイント上昇、自己資本比率は39.3%で同1.3ポイント上昇した。配当性向は18.0%だった。

■16年3月期第3四半期累計は営業増益

 今期(16年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.9%減の43億70百万円、営業利益が同13.8%増の1億21百万円、経常利益が同3.5%増の1億21百万円、純利益が同48.9%減の86百万円だった。

 工業用ゴム事業、医療・衛生用ゴム事業とも減収だったが、前期に発生した医療・衛生用ゴム事業一部製品の品質管理に係るコストが一巡して営業増益だった。売上総利益は同10.7%減少した。売上総利益率は23.6%で同1.8ポイント低下した。販管費は同13.1%減少した。販管費比率は20.8%で同2.2ポイント低下した。特別利益では前期計上の受取保険金1億14百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業は売上高が同2.9%減の35億62百万円、営業利益(連結調整前)が同44.6%減の1億99百万円だった。自動車用「ASA COLOR LED」は、第1四半期まで自動車メーカーの生産調整の影響を受けたが、第2四半期以降は海外向けが増加した。機能製品であるRFID用ゴム製品は、海外向けで新機種対応の受注調整が続いて大幅減少した。スポーツ用ゴム製品である卓球ラケット用ラバーは、第2四半期までの顧客側の在庫調整の影響で減少したが、第3四半期から回復傾向のようだ。マイクロ流体デバイス関連の受注は微増だった。

 医療・衛生用ゴム事業は、売上高が同8.0%減の8億08百万円、営業利益が同47.6%増の83百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケット、採血用・薬液混注用ゴム栓を販売している一部顧客における生産調整の影響で減収だったが、前年同期に発生した一部製品の品質管理に係るコストが一巡して大幅増益だった。

 なお四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)13億96百万円、第2四半期(7月〜9月)15億02百万円、第3四半期(10月〜12月)14億72百万円、営業利益は第1四半期26百万円、第2四半期49百万円、第3四半期46百万円だった。

■16年3月期業績予想は2回目の減額修正だが、修正後も大幅営業増益

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想については2月8日に減額修正を発表した。前回予想(11月9日に減額修正)に対して売上高を2億40百万円、営業利益を91百万円、経常利益を77百万円、純利益を48百万円減額した。

 減額要因は、工業用ゴム事業において自動車用「ASA COLOR LED」の受注が前回予測時点に比べて減少していること、RFID用ゴム製品の受注回復が遅れていること、さらにマイクロ流体デバイスの受注が減少していることとしている。

 修正後の今期(16年3月期)通期の連結業績予想は、売上高が前期比3.1%減の58億70百万円、営業利益が同74.4%増の2億円、経常利益が同63.6%増の2億円、純利益が同57.4%減の1億40百万円としている。売上高を減額したが、前期発生した医療・衛生用ゴム事業一部製品の品質管理に係るコストが一巡して営業増益予想だ。純利益は前期計上の特別利益(受取保険金)が一巡して減益予想だ。

 配当予想(5月12日公表)は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)としている。予想配当性向は41.5%となる。

 修正後の通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.5%、営業利益が60.5%、経常利益が60.5%、純利益が61.4%である。16年3月期は顧客側の生産調整・在庫調整の影響を受けたが、17年3月期の需要回復に期待したい。

■中期経営計画を見直し17年3月期営業利益8億円目標

 2月23日に第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)(14年5月策定、15年3月期〜17年3月期)の見直しを発表した。

 ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度17年3月期売上高目標を12.5億円としていたが、売上比率を高く設定していた主力案件の受注が計画を大幅に下回る見込みとなったことや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みとなった。さらに今後に事業環境を勘案した結果、17年3月期の経営目標数値を従来の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円について、売上高60〜65億円とし、営業利益については精査中とした。マイクロ流体デバイスの売上目標は17年3月期1億円以上とした。なおマイクロ流体デバイスを生産する新工場についても着工・竣工予定を延期した。

 なお20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」と位置付けている。そして中期経営方針については、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

■従業員持株ESOP信託を導入

 なお15年7月に従業員インセンティブプラン「従業員持株ESOP信託」導入を発表し、15年11月に詳細を発表している。朝日ラバー従業員持株会に加入する従業員のうち一定の要件を充足する者を受益者とする信託を設定し、当該信託は今後5年間にわたり当社持株会が取得すると見込まれる数の当社株式を予め定める期間中に取得(取得株式の総額77百万円、取得期間15年11月19日〜15年12月22日)する。その後、当該信託は当社株式を毎月一定日に当社持株会に売却する。

■株価は下値固め完了感

 株価の動き(15年12月16日付で貸借銘柄)を見ると、地合い悪化に16年3月期業績予想および中期計画の減額修正も嫌気して安値圏だ。2月24日には595円まで下押した。ただし15年8月の昨年来安値562円を割り込むことなく、その後は600円台で推移して下値固め完了感を強めている。

 3月18日の終値637円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS31円35銭で算出)は20〜21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は2.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS794円03銭で算出)は0.8倍近辺である。時価総額は約29億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線突破の動きを強めている。0.8倍近辺の低PBRに割安感があり、反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月28日更新]

朝日ラバーは16年3月期大幅営業増益予想、マイクロ流体デバイスの拡大も期待

 朝日ラバー<5162>(JQS)は分子接着・接合技術をコア技術として、車載用LED照明光源カラーキャップやRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。そして新規分野のマイクロ流体デバイスの拡大も期待される。16年3月期大幅営業増益予想で収益改善基調だ。株価は1月中旬に地合い悪化の影響を受ける場面があったが、15年8月の昨年来安値まで下押すことなく、調整が一巡して切り返しの動きを強めている。15年12月の戻り高値を目指す展開だろう。

■車載用小型電球・LED照明の光源カラーキャップが主力

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用の「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

■シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強み

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みである。新製品では、分子接着技術を活用した機能製品のRFIDタグ用ゴム製品の増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

■マイクロ流体デバイスの生産能力増強で新工場(第2白河工場)建設

 またNEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。

 そして15年8月に新工場の建設、補助金収入による特別利益および特別損失の計上を発表した。マイクロ流体デバイスの17年3月期以降の受注状況を踏まえて生産能力を増強するため、またライフサイエンス分野や体外診断用途などの医療分野における新製品開発を行うため、福島県白河市の工業団地「工業の森・新白河」内に所有している当社白河工場の隣接地に、新工場(第2白河工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円、15年9月着工予定、16年春竣工予定である。

 新工場建設および初期導入の生産設備投資は、マイクロ流体デバイスに関する事業として、福島県の平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働実績後に受領する。

 これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。現時点では確定した交付金額および交付時期が未定だが、確定次第速やかに公表するとしている。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月には埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始すると発表した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 この共同開発は経済産業省の「平成27年度 革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として申請し、補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間(予定)で、補助金額は3年間で9750万円(予定)としている。

■15年3月期の営業損益悪化は一過性要因も影響

 15年3月期の四半期別業績の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円、第4四半期(1月〜3月)15億13百万円、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字、第4四半期8百万円だった。

 売上面は概ね順調に推移したが、プロダクトミックスの悪化や役員退職慰労引当金繰入額の計上で期後半の営業損益が悪化した。なお15年3月期のROEは9.6%で14年3月期比4.4ポイント上昇、自己資本比率は39.3%で同1.3ポイント上昇した。配当性向は18.0%だった。

■16年3月期第2四半期累計は減益だが修正値を上回る着地

 今期(16年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.2%減の28億98百万円で、営業利益が同51.7%減の75百万円、経常利益が同60.4%減の65百万円、純利益が同55.7%減の46百万円だった。減収減益だったが8月7日の修正値(売上高を減額、利益を増額)をやや上回る着地だった。

 RFID用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療用ゴム製品の受注が減少して減収減益だった。利益面では、マイクロ流体デバイス増産に向けたコスト増加が想定を下回り、前年同期に発生した一部製品の品質管理に係るコストも一巡したが、減収で売上総利益が同11.0%減少した。なお売上総利益率は23.7%で同1.8ポイント低下、販管費比率は21.1%で同0.8ポイント上昇した。

 セグメント別動向を見ると、工業用ゴム事業は売上高が同2.3%減の23億68百万円、営業利益(連結調整前)が同48.7%減の1億35百万円だった。第1四半期まで自動車メーカーの生産調整の影響を受けた自動車用「ASA COLOR LED」は第2四半期に海外向けが増加したが、RFID用ゴム製品は海外向けで新機種対応の受注調整が続いた。卓球ラケット用ラバーも顧客在庫調整が続いた。利益面では来期(17年3月期)に予定しているマイクロ流体デバイス関連の増産に向けたコスト負担も影響した。

 医療・衛生用ゴム事業は、売上高が同11.9%減の5億29百万円、営業利益が同37.3%増の48百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケット、採血用・薬液混注用ゴム栓を販売している一部顧客における生産調整の影響で減収だった。ただし利益面では、前年同期に発生した一部製品の品質管理に係るコストが一巡して大幅増益だった。

 なお四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)13億96百万円、第2四半期(7月〜9月)15億02百万円、営業利益は第1四半期26百万円、第2四半期49百万円だった。

■16年3月期業績予想を減額修正したが大幅営業増益予想

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想(11月9日に減額修正)は、売上高が前期比0.8%増の61億10百万円、営業利益が同2.5倍の2億91百万円、経常利益が同2.3倍の2億77百万円、純利益が同42.9%減の1億88百万円としている。

 セグメント別売上高の計画は工業用ゴム事業が同2.1%増の49億97百万円、医療・衛生用ゴム事業が同4.5%減の11億13百万円としている。自動車用「ASA COLOR LED」の伸び悩みなどで期初計画を減額修正したが、利益面で大幅営業増益予想であることに変わりはない。なお純利益は特別利益が一巡して減益予想だ。

 配当予想(5月12日公表)は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)としている。予想配当性向は31.5%となる。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.4%、営業利益が25.8%、経常利益が23.5%、純利益が24.5%である。利益の進捗率が低水準のため再減額に注意が必要となるが、期後半の増収効果、プロダクトミックス改善効果、コスト低減効果などで挽回を期待したい。

■中期経営計画で17年3月期営業利益8億円目標

 14年5月に発表した第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としている。

 中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

 そして第1ステージ「V−1計画」の目標数値として、17年3月期の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としている。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調が期待される。

■従業員持株ESOP信託を導入

 なお15年7月に従業員インセンティブプラン「従業員持株ESOP信託」導入を発表した。

 そして15年11月に詳細を発表した。朝日ラバー従業員持株会に加入する従業員のうち一定の要件を充足する者を受益者とする信託を設定し、当該信託は今後5年間にわたり当社持株会が取得すると見込まれる数の当社株式を予め定める期間中に取得(取得株式総額77百万円、取得期間15年11月19日〜15年12月22日)する。その後、当該信託は当社株式を毎月一定日に当社持株会に売却する。

■株価は調整一巡して切り返し

 株価の動き(15年12月16日付で貸借銘柄)を見ると、12月16日の戻り高値1357円から利益確定売りで反落し、さらに地合い悪化の影響を受けて1月18日に886円まで調整する場面があった。しかし15年8月の昨年来安値562円、15年9月の714円、15年11月の745円まで下押すことなく切り返しの動きを強めている。調整が一巡したようだ。

 1月27日の終値1018円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円34銭で算出)は24〜25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS794円03銭で算出)は1.3倍近辺である。時価総額は約47億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返した。サポートラインを確認した形だ。また日足チャートで見ると25日移動平均線突破の動きを強めている。12月16日の戻り高値1357円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月04日更新]

朝日ラバーは16年3月期大幅営業増益予想、マイクロ流体デバイスも拡大

 朝日ラバー<5162>(JQS)は分子接着・接合技術をコア技術として、車載用LED照明光源カラーキャップやRFIDタグ用ゴム製品などを展開し、マイクロ流体デバイスなども拡大している。16年3月期は大幅営業増益予想で収益改善基調である。株価は12月の戻り高値から一旦反落したが戻り歩調に変化はないだろう。

■車載用小型電球・LED照明の光源カラーキャップが主力

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用の「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

■シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強み

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みである。新製品では、分子接着技術を活用した機能製品のRFIDタグ用ゴム製品の増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

■マイクロ流体デバイスの生産能力増強で新工場(第2白河工場)建設

 またNEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。

 そして15年8月に新工場の建設、補助金収入による特別利益および特別損失の計上を発表した。マイクロ流体デバイスの17年3月期以降の受注状況を踏まえて生産能力を増強するため、またライフサイエンス分野や体外診断用途などの医療分野における新製品開発を行うため、福島県白河市の工業団地「工業の森・新白河」内に所有している当社白河工場の隣接地に、新工場(第2白河工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円、15年9月着工予定、16年春竣工予定である。

 新工場建設および初期導入の生産設備投資は、マイクロ流体デバイスに関する事業として、福島県の平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働実績後に受領する。

 これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。現時点では確定した交付金額および交付時期が未定だが、確定次第速やかに公表するとしている。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 さらに15年9月には埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始すると発表した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 なお、この共同開発は経済産業省の「平成27年度 革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として申請し、補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間(予定)で、補助金額は3年間で9750万円(予定)としている。

■15年3月期の営業損益悪化は一過性要因も影響

 15年3月期の四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円、第4四半期(1月〜3月)15億13百万円で、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字、第4四半期8百万円だった。

 売上面は概ね順調に推移したが、プロダクトミックスの悪化や役員退職慰労引当金繰入額の計上で期後半の営業損益が悪化したようだ。15年3月期のROEは14年3月期比4.4ポイント上昇して9.6%、自己資本比率は同1.3ポイント上昇して39.3%、配当性向は18.0%だった。

■16年3月期第2四半期累計は減益だが修正値を上回る着地

 今期(16年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.2%減の28億98百万円で、営業利益が同51.7%減の75百万円、経常利益が同60.4%減の65百万円、純利益が同55.7%減の46百万円だった。減収減益だったが8月7日の修正値(売上高を減額、利益を増額)をやや上回る着地だった。

 RFID用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療用ゴム製品の受注が減少して減収減益だった。利益面では、マイクロ流体デバイス増産に向けたコスト増加が想定を下回り、前年同期に発生した一部製品の品質管理に係るコストも一巡したが、減収で売上総利益が同11.0%減少した。なお売上総利益率は23.7%で同1.8ポイント低下、販管費比率は21.1%で同0.8ポイント上昇した。

 セグメント別動向を見ると、工業用ゴム事業は売上高が同2.3%減の23億68百万円、営業利益(連結調整前)が同48.7%減の1億35百万円だった。第1四半期まで自動車メーカーの生産調整の影響を受けた自動車用「ASA COLOR LED」は第2四半期に海外向けが増加したが、RFID用ゴム製品は海外向けで新機種対応の受注調整が続いた。卓球ラケット用ラバーも顧客在庫調整が続いた。利益面では来期(17年3月期)に予定しているマイクロ流体デバイス関連の増産に向けたコスト負担も影響した。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が同11.9%減の5億29百万円、営業利益が同37.3%増の48百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケットおよび採血用・薬液混注用ゴム栓を販売している一部顧客における生産調整の影響で減収だった。ただし利益面では、前年同期に発生した一部製品の品質管理に係るコストが一巡して大幅増益だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)13億96百万円、第2四半期(7月〜9月)15億02百万円、営業利益は第1四半期26百万円、第2四半期49百万円だった。

■16年3月期業績予想を減額修正だが大幅営業増益予想

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想(11月9日に減額修正)は、売上高が前期比0.8%増の61億10百万円、営業利益が同2.5倍の2億91百万円、経常利益が同2.3倍の2億77百万円、純利益が同42.9%減の1億88百万円としている。

 セグメント別売上高の計画は工業用ゴム事業が同2.1%増の49億97百万円、医療・衛生用ゴム事業が同4.5%減の11億13百万円としている。自動車用「ASA COLOR LED」の伸び悩みなどで期初計画を減額修正したが、利益面で大幅営業増益予想であることに変わりはない。なお純利益は特別利益が一巡して減益予想だ。

 配当予想(5月12日公表)は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)としている。予想配当性向は31.5%となる。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.4%、営業利益が25.8%、経常利益が23.5%、純利益が24.5%である。利益の進捗率が低水準のため再減額に注意が必要となるが、期後半の増収効果、プロダクトミックス改善効果、コスト低減効果などで挽回を期待したい。

■中期経営計画で17年3月期営業利益8億円目標

 14年5月に発表した第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としている。

 中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

 そして第1ステージ「V−1計画」の目標数値として、17年3月期の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としている。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調が期待される。

■従業員持株ESOP信託を導入

 なお15年7月に従業員インセンティブプラン「従業員持株ESOP信託」導入を発表した。

 詳細については11月10日に発表した。朝日ラバー従業員持株会に加入する従業員のうち一定の要件を充足する者を受益者とする信託を設定し、当該信託は今後5年間にわたり当社持株会が取得すると見込まれる数の当社株式を予め定める期間中に取得する。その後、当該信託は当社株式を毎月一定日に当社持株会に売却する。

 取得株式総額は77百万円、取得期間は15年11月19日〜15年12月22日(予定)で、取得方法は取引所市場より取得(ToSTNeT含む)とした。

■株価は戻り歩調に変化なし

 株価の動き(15年12月16日付で貸借銘柄)を見ると、動意づいた12月16日の戻り高値1357円から利益確定売りで一旦反落したが、10月〜11月の直近安値圏800円近辺まで下押すことなく、1000円近辺から切り返す動きだ。戻り歩調に変化はないだろう。

 12月30日の終値1105円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円34銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS794円03銭で算出)は1.4倍近辺である。時価総額は約51億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜くゴールデンクロスを形成した。そして先高感を強めて13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。戻り歩調に変化はなく、12月16日の戻り高値1357円を突破すれば上げ足に弾みがつきそうだ。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月10日更新]

朝日ラバーはモミ合い上放れて9月の戻り高値に接近、16年3月期大幅営業増益予想

 朝日ラバー<5162>(JQS)は、分子接着・接合技術をコア技術として、車載用LED照明光源カラーキャップやRFIDタグ用ゴム製品などを展開し、マイクロ流体デバイスなども拡大している。16年3月期業績予想を減額修正したが、大幅営業増益予想で収益改善基調に変化はない。株価はモミ合い上放れて9月の戻り高値に接近している。これを突破すれば出直りの動きに弾みがつきそうだ。

■車載用小型電球・LED照明の光源カラーキャップが主力

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用の「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

■分子接着技術をベースに新製品開発

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みだ。新製品では、分子接着技術を活用した機能製品のRFIDタグ用ゴム製品の増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

■マイクロ流体デバイスの生産能力増強で新工場(第2白河工場)建設

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。

 そして15年8月に新工場の建設、補助金収入による特別利益および特別損失の計上を発表した。マイクロ流体デバイスの17年3月期以降の受注状況を踏まえて生産能力を増強するため、またライフサイエンス分野や体外診断用途などの医療分野における新製品開発を行うため、福島県白河市の工業団地「工業の森・新白河」内に所有している当社白河工場の隣接地に、新工場(第2白河工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円、15年9月着工予定、16年春竣工予定である。

 新工場建設および初期導入の生産設備投資は、マイクロ流体デバイスに関する事業として、福島県の平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働実績後に受領する。

 これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。現時点では確定した交付金額および交付時期が未定だが、確定次第速やかに公表するとしている。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月には埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始すると発表した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 なお、この共同開発は経済産業省の「平成27年度 革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として申請し、補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間(予定)で、補助金額は3年間で9750万円(予定)としている。

■15年3月期の営業損益悪化は一過性要因も影響

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円、第4四半期(1月〜3月)15億13百万円、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字、第4四半期8百万円だった。

 売上面は概ね順調に推移したが、プロダクトミックスの悪化や役員退職慰労引当金繰入額の計上で期後半の営業損益が悪化したようだ。また15年3月期のROEは14年3月期比4.4ポイント上昇して9.6%、自己資本比率は同1.3ポイント上昇して39.3%、配当性向は18.0%だった。

■16年3月期第2四半期累計は減益だが修正値を上回る着地

 今期(16年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.2%減の28億98百万円で、営業利益が同51.7%減の75百万円、経常利益が同60.4%減の65百万円、純利益が同55.7%減の46百万円だった。減収減益だったが8月7日の修正値(売上高を減額、利益を増額)をやや上回る着地だった。

 RFID用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療用ゴム製品の受注が減少して減収減益だった。利益面では、マイクロ流体デバイス増産に向けたコスト増加が想定を下回り、前年同期に発生した一部製品の品質管理に係るコストも一巡したが、減収で売上総利益が同11.0%減少した。なお売上総利益率は23.7%で同1.8ポイント低下、販管費比率は21.1%で同0.8ポイント上昇した。

 セグメント別動向を見ると、工業用ゴム事業は売上高が同2.3%減の23億68百万円、営業利益(連結調整前)が同48.7%減の1億35百万円だった。第1四半期まで自動車メーカーの生産調整の影響を受けた自動車用「ASA COLOR LED」は第2四半期に海外向けが増加したが、RFID用ゴム製品は海外向けで新機種対応の受注調整が続いた。卓球ラケット用ラバーも顧客在庫調整が続いた。利益面では来期(17年3月期)に予定しているマイクロ流体デバイス関連の増産に向けたコスト負担も影響した。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が同11.9%減の5億29百万円、営業利益が同37.3%増の48百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケットおよび採血用・薬液混注用ゴム栓を販売している一部顧客における生産調整の影響で減収だった。ただし利益面では、前年同期に発生した一部製品の品質管理に係るコストが一巡して大幅増益だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)13億96百万円、第2四半期(7月〜9月)15億02百万円、営業利益は第1四半期26百万円、第2四半期49百万円だった。

■16年3月期業績予想を減額修正だが大幅営業増益予想

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想(11月9日に減額修正)は、売上高が前期比0.8%増の61億10百万円で、営業利益が同2.5倍の2億91百万円、経常利益が同2.3倍の2億77百万円、純利益が同42.9%減の1億88百万円としている。

 セグメント別売上高の計画は工業用ゴム事業が同2.1%増の49億97百万円、医療・衛生用ゴム事業が同4.5%減の11億13百万円としている。自動車用「ASA COLOR LED」の伸び悩みなどで期初計画を減額修正したが、利益面で大幅営業増益予想であることに変わりはない。なお純利益は特別利益が一巡して減益予想だ。

 配当予想については前回予想(5月12日公表)を据え置いて、前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)としている。予想配当性向は31.5%となる。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.4%、営業利益が25.8%、経常利益が23.5%、純利益が24.5%である。利益の進捗率が低水準のため再減額に注意が必要となるが、期後半の増収効果、プロダクトミックス改善効果、コスト低減効果などで挽回を期待したい。

■中期経営計画で17年3月期営業利益8億円目標

 14年5月発表の第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としている。

 中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

 そして第1ステージ「V−1計画」の目標数値として、17年3月期の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としている。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調が期待される。

■従業員持株ESOP信託を導入

 なお15年7月1日発表の従業員インセンティブプラン「従業員持株ESOP信託」の導入について、11月10日に詳細を発表した。

 朝日ラバー従業員持株会に加入する従業員のうち一定の要件を充足する者を受益者とする信託を設定し、当該信託は今後5年間にわたり当社持株会が取得すると見込まれる数の当社株式を予め定める期間中に取得する。その後、当該信託は当社株式を毎月一定日に当社持株会に売却する。取得株式総額は77百万円、取得期間は15年11月19日〜15年12月22日(予定)で、取得方法は取引所市場より取得(ToSTNeT含む)とした。

■株価はモミ合い上放れの動き

 株価の動きを見ると、11月中旬に動意づいて800円近辺でのモミ合いから上放れの展開となった。そして11月27日には1225円、12月9日には1198円まで急伸する場面があり、9月の戻り高値1234円に接近している。16年3月期業績予想の減額修正がアク抜け感に繋がり、従業員持株ESOP信託導入が自社株買いの思惑に繋がった可能性がありそうだ。

 12月9日の終値1119円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円34銭で算出)は27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS794円03銭で算出)は1.4倍近辺である。なお時価総額は約52億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破した。そして13週移動平均線が26週移動平均線を上抜くゴールデンクロスが接近して先高感を強めている。9月の戻り高値1234円を突破すれば出直りの動きに弾みがつきそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月25日更新]

朝日ラバーは16年3月期業績減額修正だが安値圏モミ合いから上放れて急伸

 朝日ラバー<5162>(JQS)は、車載用LED照明光源カラーキャップやRFIDタグ用ゴム製品などを展開し、マイクロ流体デバイスの量産も本格化している。株価は11月中旬に動意づき安値圏モミ合いから上放れて急伸している。16年3月期業績予想の減額修正がアク抜け感に繋がったか、従業員持株ESOP信託導入が自社株買いの思惑に繋がった可能性がありそうだ。強基調に転換して出直りの動きが本格化しそうだ。

■車載用小型電球・LED照明の光源カラーキャップが主力

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用の「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

■分子接着技術をベースに新製品開発

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みだ。新製品では、分子接着技術を活用した機能製品のRFIDタグ用ゴム製品の増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

■マイクロ流体デバイスの生産能力増強で新工場(第2白河工場)建設

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。

 そして15年8月に新工場の建設、補助金収入による特別利益および特別損失の計上を発表した。マイクロ流体デバイスの17年3月期以降の受注状況を踏まえて生産能力を増強するため、またライフサイエンス分野や体外診断用途などの医療分野における新製品開発を行うため、福島県白河市の工業団地「工業の森・新白河」内に所有している当社白河工場の隣接地に、新工場(第2白河工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円、15年9月着工予定、16年春竣工予定である。

 新工場建設および初期導入の生産設備投資は、マイクロ流体デバイスに関する事業として、福島県の平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働実績後に受領する。

 これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。現時点では確定した交付金額および交付時期が未定だが、確定次第速やかに公表するとしている。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月には埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始すると発表した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 なお、この共同開発は経済産業省の「平成27年度 革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として申請し、補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間(予定)で、補助金額は3年間で9750万円(予定)としている。

■15年3月期の営業損益悪化は一過性要因も影響

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円、第4四半期(1月〜3月)15億13百万円、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字、第4四半期8百万円だった。

 売上面は概ね順調に推移したが、プロダクトミックスの悪化や役員退職慰労引当金繰入額の計上で期後半の営業損益が悪化したようだ。また15年3月期のROEは14年3月期比4.4ポイント上昇して9.6%、自己資本比率は同1.3ポイント上昇して39.3%、配当性向は18.0%だった。

■16年3月期業績予想を減額修正だが大幅営業増益予想は変わらず

 11月10日発表の今期(16年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.2%減の28億98百万円、営業利益が同51.7%減の75百万円、経常利益が同60.4%減の65百万円、純利益が同55.7%減の46百万円だった。減収減益だったが、8月7日の修正値(売上高を減額、利益を増額)をやや上回った。

 自動車用「ASA COLOR LED」やRFID用ゴム製品などが顧客の在庫調整の影響を受けたことを主因として減収減益だった。マイクロ流体デバイスの増産に向けたコスト増加が想定を下回り、前年同期に発生した一部製品の品質管理に係るコストも一巡したが、減収で売上総利益が同11.0%減少した。なお売上総利益率は23.7%で同1.8ポイント低下、販管費比率は21.1%で同0.8ポイント上昇した。

 セグメント別動向を見ると、工業用ゴム事業は売上高が同2.3%減の23億68百万円、営業利益(連結調整前)が同48.7%減の1億35百万円だった。第1四半期まで自動車メーカーの生産調整の影響を受けた自動車用「ASA COLOR LED」は第2四半期に海外向けが増加したが、RFID用ゴム製品は海外向けで新機種対応の受注調整が続いた。卓球ラケット用ラバーも顧客在庫調整が続いた。利益面では来期(17年3月期)に予定しているマイクロ流体デバイス関連の増産に向けたコスト負担も影響した。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が同11.9%減の5億29百万円、営業利益が同37.3%増の48百万円だった。プレフィルドシリンジ用ガスケットおよび採血用・薬液混注用ゴム栓を販売している一部顧客における生産調整の影響で減収だった。ただし利益面では、前年同期に発生した一部製品の品質管理に係るコストが一巡して大幅増益だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)13億96百万円、第2四半期(7月〜9月)15億02百万円、営業利益は第1四半期26百万円、第2四半期49百万円だった。

 通期の連結業績予想については11月9日に減額修正を発表した。前回予想(5月12日公表)に対して売上高は4億30百万円減額して前期比0.8%増の61億10百万円、営業利益は39百万円減額して同2.5倍の2億91百万円、経常利益は23百万円減額して同2.3倍の2億77百万円、純利益は2百万円減額して同42.9%減の1億88百万円とした。

 自動車用「ASA COLOR LED」の受注が計画を下回り、RFIDタグ用ゴム製品は新機種対応で受注調整が続いているため計画を下回る。ただし大幅営業増益予想であることに変わりはない。なお純利益は特別利益が一巡して減益予想だ。

 配当予想については前回予想(5月12日公表)を据え置いて、前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)としている。予想配当性向は31.5%となる。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.4%、営業利益が25.8%、経常利益が23.5%、純利益が24.5%である。利益の進捗率が低水準のため再減額に注意が必要となるが、期後半の増収効果、プロダクトミックス改善効果、コスト低減効果などで挽回を期待したい。

■中期経営計画で17年3月期営業利益8億円目標

 14年5月発表の第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としている。

 中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

 そして第1ステージ「V−1計画」の目標数値として、17年3月期の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としている。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調が期待される。

■従業員持株ESOP信託を導入

 なお15年7月1日発表の従業員インセンティブプラン「従業員持株ESOP信託」の導入について、11月10日に詳細を発表した。

 朝日ラバー従業員持株会に加入する従業員のうち一定の要件を充足する者を受益者とする信託を設定し、当該信託は今後5年間にわたり当社持株会が取得すると見込まれる数の当社株式を予め定める期間中に取得する。その後、当該信託は当社株式を毎月一定日に当社持株会に売却する。

 そして取得株式の総額は77百万円、取得期間は15年11月19日〜15年12月22日(予定)で、取得方法は取引所市場より取得(ToSTNeT含む)とした。

■株価は安値圏モミ合いから上放れて急伸

 株価の動きを見ると、11月中旬に動意づいて安値圏700円台でのモミ合いから上放れの展開となった。そして11月24日は1027円まで急伸する場面があった。16年3月期業績予想の減額修正がアク抜け感に繋がったか、従業員持株ESOP信託導入が自社株買いの思惑に繋がった可能性がありそうだ。

 11月24日の終値1015円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円34銭で算出)は24〜25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS794円03銭で算出)は1.3倍近辺である。時価総額は約47億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破した。安値圏モミ合いから上放れ、抵抗線を突破して強基調に転換した形だ。出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月27日更新]

朝日ラバーは下値固め完了感、16年3月期収益改善基調

 朝日ラバー<5162>(JQS)は自動車内装照明用ゴム製品などを展開している。株価は急伸した9月の戻り高値から反落して調整局面だが、8月の年初来安値まで下押す動きは見られず下値固め完了感を強めている。マイクロ流体デバイス関連に加えて、見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始に期待感が高まる。16年3月期収益改善基調も評価して出直り展開だろう。

■車載用小型電球・LED照明の光源カラーキャップが主力

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用の「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みだ。新製品では分子接着技術を活用した機能製品RFIDタグ用ゴムの増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

■マイクロ流体デバイスの生産能力増強で新工場(第2白河工場)建設

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。

 そして15年8月に新工場の建設、補助金収入による特別利益および特別損失の計上を発表した。マイクロ流体デバイスの17年3月期以降の受注状況を踏まえて生産能力を増強するため、またライフサイエンス分野や体外診断用途などの医療分野における新製品開発を行うため、福島県白河市の工業団地「工業の森・新白河」内に所有している当社白河工場の隣接地に、新工場(第2白河工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円、15年9月着工予定、16年春竣工予定である。

 新工場建設および初期導入の生産設備投資は、マイクロ流体デバイスに関する事業として、福島県の平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働実績後に受領する。

 これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。現時点では確定した交付金額および交付時期が未定だが、確定次第速やかに公表するとしている。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 15年9月には埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始すると発表した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 なお、この共同開発は経済産業省の「平成27年度 革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として申請し、補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間(予定)で、補助金額は3年間で9750万円(予定)としている。

■15年3月期の営業損益悪化は一過性要因も影響

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円、第4四半期(1月〜3月)15億13百万円、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字、第4四半期8百万円だった。

 売上面は概ね順調に推移したが、プロダクトミックスの悪化や役員退職慰労引当金繰入額の計上で期後半の営業損益が悪化したようだ。また15年3月期の配当性向は18.0%だった。ROEは14年3月期比4.4ポイント上昇して9.6%、自己資本比率は同1.3ポイント上昇して39.3%だった。

■16年3月期は大幅営業増益予想で収益改善基調

 今期(16年3月期)の連結業績予想については、8月7日に第2四半期累計(4月〜9月)の修正(売上高を減額、利益を増額)を発表した。

 修正後の第2四半期累計予想は売上高が前年同期比4.8%減の28億80百万円、営業利益が同61.8%減の60百万円、経常利益が同66.3%減の56百万円、純利益が同58.9%減の43百万円としている。

 売上面では、車載用LED照明光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が自動車メーカーの生産調整の影響、RFID用ゴム製品が顧客の在庫調整の影響を受けて計画を下回るようだ。ただしマイクロ流体デバイスの増産に向けたコスト増加が想定を下回り、中国子会社の収益が想定を上回ることも寄与して各利益を増額修正した。第2四半期累計の利益予想は減益幅が縮小する見込みだ。

 通期の連結業績予想は前回予想(5月12日公表)を据え置いて、売上高が前期比7.9%増の65億40百万円、営業利益が同2.9倍の3億30百万円、経常利益が同2.5倍の3億円、純利益が特別利益の一巡で同42.2%減の1億90百万円としている。配当予想は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)で予想配当性向は31.1%となる。

 売上面では、期前半は得意先における品質総点検による新車販売の後ろ倒し影響、在庫調整ならびに新規製品への切り替え時期が重なるため、自動車関連製品、機能製品、医療製品とも伸び悩むが、期後半には自動車関連製品の「ASA COLOR LED」やマイクロTAS事業の開発製品の販売が増加する見込みとしている。

 第1四半期(4月〜6月)は売上高が前年同期比6.0%減の13億96百万円で、営業利益が同52.2%減の26百万円、経常利益が同47.2%減の30百万円、純利益が同31.6%減の24百万円だった。自動車メーカーなど顧客の生産・在庫調整の影響で減収減益だった。

 セグメント別動向を見ると、工業用ゴム事業は売上高が同5.2%減の11億22百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同57.5%減の59百万円だった。マイクロ流体デバイス関連の増産に向けたコスト負担も影響した。医療・衛生用ゴム事業は売上高が同9.4%減の2億73百万円、営業利益が同5.1倍の20百万円だった。一部製品における品質管理に係るコストが一巡して大幅増益だった。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が21.4%、営業利益が7.9%、経常利益が10.0%、純利益が12.6%と低水準だったが、利益面では期後半の増収効果やプロダクトミックス改善効果に加えて、役員退職慰労引当金繰入額計上という特殊要因一巡も寄与する。通期ベースでは増収増益基調だろう。

■中期経営計画で17年3月期営業利益8億円目標

 14年5月発表の第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としている。

 中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

 そして第1ステージ「V−1計画」の目標数値として、17年3月期の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としている。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は下値固め完了感

 株価の動きを見ると、急伸した9月1日の戻り高値1234円から反落して調整局面だが、8月25日の年初来安値562円まで下押す動きは見られず、10月以降は概ね800円近辺で推移して下値固め完了感を強めている。

 10月26日の終値812円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円78銭で算出)は19〜20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS794円03銭で算出)は1.0倍近辺である。なお時価総額は約38億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、8月の年初来安値圏まで下押す動きは見られない。下値固めは完了しているようだ。マイクロ流体デバイス関連に加えて、見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始に期待感が高まる。16年3月期収益改善基調も評価して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月29日更新]

朝日ラバーは調整一巡して急反発、16年3月期収益改善基調

 朝日ラバー[5162](JQS)は自動車内装照明用ゴム製品などを展開している。28日の株価は前日比140円高の864円まで急反発した。8月末急伸後の調整が一巡して切り返す動きだ。マイクロ流体デバイス関連や、見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始に期待感が強く、16年3月期収益改善基調も評価して続伸展開だろう。

■車載用小型電球・LED照明の光源カラーキャップが主力

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用の「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みだ。新製品では分子接着技術を活用した機能製品RFIDタグ用ゴムの増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

■マイクロ流体デバイスの生産能力増強で新工場(第2白河工場)建設

 NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。

 そして15年8月に新工場の建設、補助金収入による特別利益および特別損失の計上を発表した。マイクロ流体デバイスの17年3月期以降の受注状況を踏まえて生産能力を増強するため、またライフサイエンス分野や体外診断用途などの医療分野における新製品開発を行うため、福島県白河市の工業団地「工業の森・新白河」内に所有している当社白河工場の隣接地に、新工場(第2白河工場)を建設する。総投資額は約11億60百万円、15年9月着工予定、16年春竣工予定である。

 新工場建設および初期導入の生産設備投資は、マイクロ流体デバイスに関する事業として、福島県の平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金の補助対象事業として採択・交付決定された。交付金額は最大7億50百万円で設備稼働実績後に受領する。

 これによって補助金収入を特別利益に計上し、補助金のうち固定資産取得に該当する分について圧縮記帳処理を行い、固定資産圧縮損として特別損失を計上する。現時点では確定した交付金額および交付時期が未定だが、確定次第速やかに公表するとしている。

■見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始

 9月10日には埼玉大学と連携して、色のバラつきが少なく視認性に優れ、疲労低減性のある自動車内装照明用LEDの蛍光体層の共同開発を開始すると発表した。LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づいて運転者にとって見やすく疲れにくい照明の開発を目指す。

 なお、この共同開発は経済産業省の「平成27年度 革新的ものづくり産業創出連携促進事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)」として申請し、補助金の採択を受けた。事業期間は15年度から3年間(予定)で、補助金額は3年間で9750万円(予定)としている。

■16年3月期は大幅営業増益予想で収益改善基調

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円、第4四半期(1月〜3月)15億13百万円、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字、第4四半期8百万円だった。

 売上面は概ね順調に推移したが、プロダクトミックスの悪化や役員退職慰労引当金繰入額の計上で期後半の営業損益が悪化したようだ。また15年3月期の配当性向は18.0%だった。ROEは14年3月期比4.4ポイント上昇して9.6%、自己資本比率は同1.3ポイント上昇して39.3%だった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想については、8月7日に第2四半期累計(4月〜9月)の修正(売上高を減額、利益を増額)を発表した。修正後の第2四半期累計予想は売上高が前年同期比4.8%減の28億80百万円、営業利益が同61.8%減の60百万円、経常利益が同66.3%減の56百万円、純利益が同58.9%減の43百万円である。

 売上面では、車載用LED照明光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が自動車メーカーの生産調整の影響、RFID用ゴム製品が顧客の在庫調整の影響を受けて計画を下回るようだ。ただしマイクロ流体デバイスの増産に向けたコスト増加が想定を下回り、中国子会社の収益が想定を上回ることも寄与して各利益を増額修正した。利益は減益幅が縮小する予想となった。

 通期の連結業績予想は前回予想(5月12日公表)を据え置いて、売上高が前期比7.9%増の65億40百万円、営業利益が同2.9倍の3億30百万円、経常利益が同2.5倍の3億円、純利益が特別利益の一巡で同42.2%減の1億90百万円としている。配当予想は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)で予想配当性向は31.1%となる。

 売上面では、期前半は得意先における品質総点検による新車販売の後ろ倒し影響、在庫調整ならびに新規製品への切り替え時期が重なるため、自動車関連製品、機能製品、医療製品とも伸び悩むが、期後半には自動車関連製品の「ASA COLOR LED」やマイクロTAS事業の開発製品の販売が増加する見込みとしている。

 第1四半期(4月〜6月)は売上高が前年同期比6.0%減の13億96百万円で、営業利益が同52.2%減の26百万円、経常利益が同47.2%減の30百万円、純利益が同31.6%減の24百万円だった。自動車メーカーなど顧客の生産・在庫調整の影響で減収減益だった。

 セグメント別動向を見ると、工業用ゴム事業は売上高が同5.2%減の11億22百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同57.5%減の59百万円だった。マイクロ流体デバイス関連の増産に向けたコスト負担も影響した。医療・衛生用ゴム事業は売上高が同9.4%減の2億73百万円、営業利益が同5.1倍の20百万円だった。一部製品における品質管理に係るコストが一巡して大幅増益だった。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が21.4%、営業利益が7.9%、経常利益が10.0%、純利益が12.6%と低水準だが、利益面では期後半の増収効果やプロダクトミックス改善効果に加えて、役員退職慰労引当金繰入額計上という特殊要因一巡も寄与する。通期ベースでは増収増益基調だろう。

■中期経営計画で17年3月期営業利益8億円目標

 14年5月発表の第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としている。

 中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

 そして第1ステージ「V−1計画」の目標数値として、17年3月期の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としている。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調が期待される。

■株価は8月末急伸後の調整が一巡して急反発

 株価の動きを見るとやや乱高下する展開だ。地合い悪化も影響した8月25日の年初来安値562円から、新工場建設を好感して9月1日の1234円まで急伸した。その後は利益確定売りで水準を切り下げたが、9月28日は前日比140円(19.34%)高の864円まで急反発した。8月末急伸後の調整が一巡して切り返す動きだ。

 9月28日の終値840円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円78銭で算出)は20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS794円03銭で算出)は1.1倍近辺である。なお時価総額は約39億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、また週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。抵抗線を突破して強基調に転換する動きのようだ。マイクロ流体デバイス関連や、見やすく疲れにくい自動車内装照明の開発開始に期待感が強く、16年3月期収益改善基調も評価して続伸展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月24日更新]

朝日ラバーは下値固め完了感、16年3月期の大幅営業増益予想を評価して切り返し

 朝日ラバー[5162](JQS)は自動車内装照明用ゴム製品などを展開している。株価は年初来安値圏でモミ合う展開だが、4月安値を割り込むことなく推移して下値固め完了感を強めている。16年3月期の大幅営業増益予想を評価して切り返し展開が期待される。

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用の「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みだ。新製品では分子接着技術を活用した機能製品RFIDタグ用ゴムの増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

 またNEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円、第4四半期(1月〜3月)15億13百万円、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字、第4四半期8百万円だった。

 売上面は概ね順調に推移したが、プロダクトミックスの悪化や役員退職慰労引当金繰入額の計上で期後半の営業損益が悪化した。15年3月期の配当性向は18.0%、ROEは14年3月期比4.4ポイント上昇して9.6%、自己資本比率は同1.3ポイント上昇して39.3%だった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期比7.9%増の65億40百万円、営業利益が同2.9倍の3億30百万円、経常利益が同2.5倍の3億円、純利益が同42.2%減の1億90百万円としている。配当予想は前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)で予想配当性向は31.1%となる。

 売上面では、期前半は得意先における品質総点検による新車販売の後ろ倒し影響、在庫調整ならびに新規製品への切り替え時期が重なるため、自動車関連製品、機能製品、医療製品とも伸び悩むが、期後半には自動車関連製品の「ASA COLOR LED」や、マイクロTAS事業の開発製品の販売が増加する見込みとしている。

 利益面では、増収効果やプロダクトミックス改善効果に加えて、役員退職慰労引当金繰入額計上という特殊要因も一巡して、営業利益と経常利益は大幅増益見込みだ。純利益は特別利益の一巡で減益見込みとしている。

 14年5月発表の第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としている。

 中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

 そして第1ステージ「V−1計画」の目標数値として、17年3月期の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としている。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調が期待される。

 株価の動きを見ると、調整局面が続いて年初来安値圏でモミ合う展開だが、4月の直近安値1010円を割り込むことなく推移して下値固め完了感を強めている。

 6月23日の終値1064円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円78銭で算出)は25〜26倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS794円03銭で算出)は1.3倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、13週移動平均線が下向きから横向きに転じてきた。下値固めが完了して調整の最終局面だろう。16年3月期の大幅営業増益予想を評価して切り返し展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月27日更新]

朝日ラバーは調整の最終局面、16年3月期の大幅営業増益予想を評価して切り返し

 朝日ラバー<5162>(JQS)は自動車内装照明用ゴム製品などを展開している。株価は上値を切り下げて調整局面だが、4月の直近安値に接近して調整の最終局面だろう。16年3月期の大幅営業増益予想を評価して切り返し展開が期待される。

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用の「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みだ。新製品では分子接着技術を活用した機能製品RFIDタグ用ゴムの増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

 またNEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。

 5月12日に発表した前期(15年3月期)の連結業績は、売上高が前々期比6.7%増の60億59百万円、営業利益が同59.9%減の1億14百万円、経常利益が同58.7%減の1億22百万円、純利益が同2.0倍の3億28百万円だった。

 配当予想については同5円増配の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)とした。配当性向は18.0%となる。ROEは同4.4ポイント上昇して9.6%、自己資本比率は同1.3ポイント上昇して39.3%となった。

 売上面では、工業用ゴム事業で海外向けの自動車関連製品、海外向けのRFIDタグ用ゴム製品、医療・衛生用ゴム事業でプレフィルドシリンジ用ガスケット、採血用・薬液混注用ゴム栓などが好調に推移して増収だった。

 利益面では、プロダクトミックスの悪化や役員退職慰労引当金繰入額の計上で営業減益、経常減益だった。純利益については特別利益に受取保険金を計上し、役員退職慰労金に対する繰延税金資産計上に伴う税金費用の減少も寄与して大幅増益だった。

 セグメント別動向を見ると、工業用ゴム事業は売上高が同8.4%増の48億94百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同1.3%減の4億38百万円、医療・衛生用ゴム事業は売上高が同0.2%増の11億65百万円、営業利益が同53.6%増の1億26百万円だった。

 また四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円、第4四半期(1月〜3月)15億13百万円、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字、第4四半期8百万円だった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期比7.9%増の65億40百万円、営業利益が同2.9倍の3億30百万円、経常利益が同2.5倍の3億円、純利益が同42.2%減の1億90百万円、配当予想が前期と同額の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)としている。

 売上面では、期前半は得意先における品質総点検による新車販売の後ろ倒し影響、在庫調整ならびに新規製品への切り替え時期が重なるため、自動車関連製品、機能製品、医療製品とも伸び悩むが、期後半には自動車関連製品の「ASA COLOR LED」や、マイクロTAS事業の開発製品の販売が増加する見込みとしている。

 利益面では、増収効果やプロダクトミックス改善効果に加えて、役員退職慰労引当金繰入額計上という特殊要因も一巡して、営業利益と経常利益は大幅増益見込みだ。純利益は特別利益の一巡で減益見込みとしている。

 14年5月発表の第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としている。

 中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。

 そして第1ステージ「V−1計画」の目標数値として、17年3月期の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としている。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調が期待される。

 株価の動きを見ると4月の戻り高値1365円から反落した。上値を切り下げて調整局面が続いている。ただし4月の直近安値1010円まで下押す動きは見られず調整一巡感を強めている。

 5月26日の終値1078円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円78銭で算出)は25〜26倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS794円03銭で算出)は1.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だ。ただし4月の直近安値1010円に接近して調整の最終局面だろう。16年3月期の大幅営業増益予想を評価して切り返し展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月28日更新]

朝日ラバーは底打ち確認、16年3月期の営業損益改善期待で反発

 朝日ラバー[5162](JQS)は自動車内装照明用ゴム製品などを展開している。株価は4月6日の1010円をボトムとして切り返しの動きを強めている。14日には15年3月期配当予想の増額修正を好感して1365円まで上伸する場面があった。底打ちを確認し、16年3月期の営業損益改善期待で反発展開だろう。

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

 自動車内装関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用の「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みだ。新製品では分子接着技術を活用した機能製品RFIDタグ用ゴムの増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

 またNEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。

 4月13日に前期(15年3月期)連結業績と配当予想の修正を発表した。前回予想(2月6日に営業利益と経常利益を減額、純利益を増額修正)に対して、売上高は40百万円増額して前期比7.3%増の60億90百万円、営業利益は31百万円減額して同64.7%減の1億01百万円、経常利益は15百万円減額して同53.0%減の1億39百万円、純利益は99百万円増額して同95.6%増の3億13百万円とした。

 配当予想は前回予想(5月13日公表)に対して期末5円を増額し、前期比5円増配の年間13円(第2四半期末3円、期末10円)とした。

 売上面では、自動車関連製品のスイッチ用ゴム製品および機能製品のRFIDタグ用ゴム製品が顧客側の在庫調整の影響を受けたが、工業用ゴム事業において自動車関連の「ASA COLOR LED」が好調に推移したようだ。

 営業利益と経常利益については、プロダクトミックスの悪化や役員退職慰労引当金繰入額の計上が影響する。純利益については特別利益に受取保険金を計上し、役員退職慰労金に対する繰延税金資産計上に伴う税金費用の減少も寄与する。

 第3四半期累計(4月〜12月)までの四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字である。

 今期(16年3月期)については車載用「ASA COLOR LED」が引き続き好調に推移し、プロダクトミックスの改善も期待される。さらに役員退職慰労引当金繰入額計上という特殊要因一巡も寄与して、営業損益は改善基調だろう。

 14年5月発表の第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としている。

 中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。第1ステージ「V−1計画」の目標数値には17年3月期の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としている。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調が期待される。

 株価の動きを見ると軟調展開が続いたが、4月6日の1010円をボトムとして切り返しの動きを強めている。14日には15年3月期配当予想の増額修正を好感して1365円まで上伸する場面があった。その後は戻り一服の形だが6日の安値水準まで下押す動きは見られない。

 4月27日の終値1179円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS68円83銭で算出)は17倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.1%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS705円77銭で算出)は1.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。4月6日の1010円で底打ちした可能性があり、16年3月期の営業損益改善期待で反発展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月30日更新]

朝日ラバーは調整の最終局面、16年3月期の営業損益改善期待で反発のタイミング

  車載照明用ゴム製品の朝日ラバー[5162] (JQS)の株価は、軟調展開が続いて3月27日には1045円まで調整した。ただし14年9月の上場来高値3435円、14年11月の戻り高値3400円から3分の1水準まで下落して調整のほぼ最終局面だ。16年3月期の営業損益改善期待で反発のタイミングだろう。

  自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。

  自動車関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

  シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みだ。新製品では分子接着技術を活用した機能製品RFIDタグ用ゴムの増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。

  またNEC <6701> のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。

  今期(15年3月期)の連結業績見通し(2月6日に営業利益と経常利益を減額、純利益を増額)は、売上高が前期比6.6%増の60億50百万円、営業利益が同53.9%減の1億32百万円、経常利益が同48.0%減の1億54百万円、純利益が同33.0%増の2億14百万円としている。配当予想(5月13日公表)は前期と同額の年間8円(第2四半期末3円、期末5円)としている。

  売上面では、自動車関連製品のスイッチ用ゴム製品および機能製品のRFIDタグ用ゴム製品が顧客側の在庫調整の影響で計画を下回る見通しだが、工業用ゴム事業において自動車関連製品の「ASA COLOR LED」が計画を上回る見通しだ。

  営業利益と経常利益については、プロダクトミックスの悪化、役員退職慰労引当金繰入額の計上が影響する。純利益については受取保険金1億14百万円の特別利益計上、役員退職慰労金に対する繰延税金資産計上に伴う税金費用の減少が寄与する。

  第3四半期累計(4月〜12月)は前年同期比8.4%増収、同55.5%営業減益、同54.9%経常減益、同16.9%最終増益だった。プロダクトミックスの悪化、役員退職慰労引当金繰入額の計上などで営業減益、経常減益となり、受取保険金の特別利益計上で最終増益だった。

  なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)14億85百万円、第2四半期(7月〜9月)15億40百万円、第3四半期(10月〜12月)15億21百万円で、営業利益は第1四半期55百万円、第2四半期1億01百万円、第3四半期50百万円の赤字である。

  通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.1%、営業利益が80.3%、経常利益が76.0%、純利益が79.0%である。通期利益上振れの可能性もあるだろう。

  売上面では車載用の「ASA COLOR LED」が好調に推移しており、来期(16年3月期)は役員退職慰労引当金繰入額計上という特殊要因が一巡して営業損益改善が期待される。

  14年5月発表の第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としている。

  中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。第1ステージ「V−1計画」の目標数値には17年3月期の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としている。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調が期待される。

  株価の動きを見ると、水準を切り下げて軟調展開が続いている。3月27日には1045円まで調整した。ただしマイクロ流体デバイスを材料視した14年9月の上場来高値3435円、14年11月の戻り高値3400円から3分の1水準まで下落して調整のほぼ最終局面だ。

  3月27日の終値1071円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円05銭で算出)は22〜23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は0.8%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS705円77銭で算出)は1.5倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線が戻りを押さえる形だ。また週足チャートで見ると52週移動平均線割れ水準まで下落した。ただし調整のほぼ最終局面であり、16年3月期の営業損益改善期待で反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月26日更新]

朝日ラバーは今期営業減益を織り込み、16年3月期の営業損益改善期待で反発

 車載照明用ゴム製品の朝日ラバー[5162](JQS)の株価は、2月6日の今期(15年3月期)営業利益減額修正を嫌気して16日の1210円まで下押しましたが、25日は終値で1300円台に戻しました。今期の営業減益を織り込み、来期(16年3月期)の営業損益改善期待で反発局面となりそうです。

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開しています。

 自動車関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品です。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大しています。

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みです。新製品では分子接着技術を活用した機能製品RFIDタグ用ゴムの増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始しました。

 またNEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始しました。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようです。

 2月10日発表の今期(15年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比8.4%増の45億46百万円、営業利益が同55.5%減の1億06百万円、経常利益が同54.9%減の1億17百万円、純利益が同16.9%増の1億69百万円となりました。

 セグメント別売上高は、工業用ゴム事業が同10.0%増の36億67百万円、医療・衛生用ゴム事業が同2.4%増の8億79百万円と概ね好調に推移しましたが、プロダクトミックスの悪化、役員退職慰労引当金繰入額の計上などで営業減益、経常減益となり、受取保険金の特別利益計上で最終増益となりました。

 通期の連結業績見通しは2月6日に、営業利益と経常利益を減額修正、純利益を増額修正しました。修正後の連結業績見通しは前回予想(11月10日に増額修正)に対して、売上高を据え置いて前期比6.6%増の60億50百万円、営業利益を1億68百万円減額して同53.9%減の1億32百万円、経常利益を1億46百万円減額して同48.0%減の1億54百万円、純利益を34百万円増額して同33.0%増の2億14百万円としました。

 配当予想は前回予想(5月13日公表)を据え置いて、前期と同額の年間8円(第2四半期末3円、期末5円)としています。

 売上面では、工業用ゴム事業において自動車関連製品の「ASA COLOR LED」が計画を上回る見通しですが、自動車関連製品のスイッチ用ゴム製品および機能製品のRFIDタグ用ゴム製品が顧客側の在庫調整の影響で計画を下回る見通しです。

 営業利益と経常利益については、プロダクトミックスの悪化に加えて、役員退職慰労引当金繰入額1億07百万円を販管費に計上するため前回予想を下回る見通しです。純利益については、受取保険金1億14百万円の特別利益計上や、役員退職慰労金に対する繰延税金資産計上に伴う税金費用の減少で前回予想を上回る見通しです。

 なお通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.1%、営業利益が80.3%、経常利益が76.0%、純利益が79.0%です。売上面では車載用の「ASA COLOR LED」が好調に推移しており、来期(16年3月期)は役員退職慰労引当金繰入額計上という特殊要因が一巡して営業損益の改善が期待されます。

 14年5月発表の第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としています。

 中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としています。第1ステージ「V−1計画」の目標数値には17年3月期の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としています。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調が期待されます。

 株価の動きを見ると、14年11月の戻り高値3400円から反落して調整局面となり、2月6日の今期営業利益減額修正を嫌気して16日の1210円まで下押しましたが、その後は下げ止まり感を強めています。25日は終値で1300円台に戻しました。

 2月25日の終値1305円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円05銭で算出)は27〜28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は0.6%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS705円77銭で算出)は1.8倍近辺です。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面ですが、52週移動平均線近辺で下げ止まり感を強めています。調整のほぼ最終局面のようです。今期の営業減益を織り込み、来期の営業損益改善期待で反発局面となりそうです。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月22日更新]

朝日ラバーは調整一巡、今期再増額の可能性も評価して高値圏目指す

 車載照明用ゴム製品の朝日ラバー[5162](JQS)の株価は、14年11月戻り高値3400円から反落して調整局面だったが、1月13日の直近安値1504円から切り返しの動きを強めている。20日は前日比149円高の1934円まで上伸する場面があった。調整が一巡したようだ。今期(15年3月期)業績再増額の可能性も評価して高値圏を目指す展開だろう。

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開し、自動車関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」を主力製品としている。

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みである。車載用「ASA COLOR LED」は従来の高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 新製品では分子接着技術を活用した機能製品RFIDタグ用ゴムの増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産を開始した。またNEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産を開始した。マイクロ流体デバイスは分子接着技術を活用した製品で、NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。

 今期(15年3月期)の連結業績見通し(11月10日に増額修正)は、売上高が前期比6.6%増の60億50百万円、営業利益が同4.8%増の3億円、経常利益が同1.3%増の3億円、純利益が同11.8増の1億80百万円としている。配当予想(5月13日公表)は前期と同額の年間8円(第2四半期末3円、期末5円)としている。

 第2四半期累計(4月〜9月)は前年同期比9.8%増収、同31.6%営業増益、同37.9%経常増益、同35.0%最終増益だった。車載用「ASA COLOR LED」などの自動車関連、および機能製品のRFIDタグ用ゴム製品が好調だった。医療・衛生用ゴム事業の一部製品の品質管理に係るコスト増加は第1四半期(4月〜6月)で一巡した。

 通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.0%、営業利益が52.0%、経常利益が55.3%、純利益が57.8%である。会社見通しは第3四半期(10月〜12月)以降に自動車関連が在庫調整の影響で減速としているが、原価低減効果なども寄与して通期見通しには再増額の可能性があるだろう。

 14年5月発表の第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としている。

 中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備としている。そして第1ステージ「V−1計画」の目標数値には17年3月期の売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としている。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、14年11月の戻り高値3400円から反落して調整局面だったが、14年10月安値1401円を割り込まず、1月13日の直近安値1504円から切り返しの動きを強めている。19日には前日比300円(19.43%)高の1844円、20日には前日比149円(8.35%)高の1934円まで上伸する場面があった。調整がほぼ一巡したようだ。

 1月20日の終値1798円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS39円58銭で算出)は45倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は0.4%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS705円77銭で算出)は2.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を突破した。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形だ。今期業績見通し再増額の可能性も評価して高値圏を目指す展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

[12月22日更新]
朝日ラバーは調整一巡して切り返し局面、15年3月期再増額の可能性も評価

 車載照明用ゴム製品の朝日ラバー<5162>(JQS)の株価は、11月4日の戻り高値3400円から反落して12月17日の1575円まで調整した。マイクロ流体デバイスで人気化した8月下旬以降は乱高下する展開だが、10月17日の直近安値1401円を割り込むことなく調整一巡感を強めている。今期(15年3月期)業績見通し再増額の可能性も評価して切り返し展開だろう。

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開し、自動車関連の車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」を主力製品としている。

 シリコーンゴムや分子接着技術をベースにした製品開発力が強みである。車載用「ASA COLOR LED」は従来の高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。

 新製品では分子接着技術を活用した機能製品RFIDタグ用ゴムの増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産を開始した。NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスについては14年10月に量産開始した。分子接着技術を活用した製品でNEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。

 今期(15年3月期)の連結業績見通しについては11月10日に増額修正して、売上高が前期比6.6%増の60億50百万円、営業利益が同4.8%増の3億円、経常利益が同1.3%増の3億円、純利益が同11.8増の1億80百万円としている。減益見通しから一転して増益見通しとなった。配当予想は前回予想(5月13日公表)を据え置いて前期と同額の年間8円(第2四半期末3円、期末5円)としている。

 車載用「ASA COLOR LED」などの自動車関連、および機能製品のRFIDタグ用ゴム製品の受注が海外向けを中心に増加し、売上高が期初計画を上回るようだ。また利益面では増収効果で減価償却費の増加などを吸収して増益見通しとなった。修正後のセグメント別売上高の計画は、工業用ゴム事業が同8.8%増の49億13百万円、医療・衛生用ゴム事業が同2.2%減の11億37百万円としている。

 第2四半期累計(4月〜9月)は前年同期比9.8%増収、同31.6%営業増益、同37.9%経常増益、同35.0%最終増益だった。工業用ゴム事業が同10.6%増収、医療・衛生用ゴム事業が同6.9%増収と好調に推移して売上高、利益とも計画を上回った。医療・衛生用ゴム事業の一部製品の品質管理に係るコスト増加は第1四半期(4月〜6月)で一巡した。

 通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.0%、営業利益が52.0%、経常利益が55.3%、純利益が57.8%である。会社見通しでは第3四半期(10月〜12月)以降に自動車関連が在庫調整の影響で減速としているが、原価低減効果なども寄与して通期見通しには再増額の可能性があるだろう。

 14年5月発表の第11次3ヵ年中期経営計画(V−1計画)では、20年3月期を見据えた長期ビジョンを「AR−2020VISION」として、前半3ヵ年(15年3月期〜17年3月期)を第1ステージ「V−1計画」、後半3ヵ年(18年3月期〜20年3月期)を第2ステージ「V−2計画」としている。

 そして中期経営方針は、既存事業の質・量の継続的成長(国内事業は質的成長、海外事業は量的成長)、新市場・新分野への事業展開、20年に向けた事業基盤の強化・整備として、第1ステージ「V−1計画」の目標数値には17年3月期売上高80億円(自動車分野37億円、医療分野13億円、ライフサイエンス分野16億50百万円、その他13億50百万円)、営業利益8億円を掲げ、設備投資計画は3期間累計で24億50百万円としている。成長分野への積極投資で中期的に収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、11月4日の戻り高値3400円から反落して12月17日の1575円まで調整した。マイクロ流体デバイスで人気化した8月下旬以降は乱高下する展開だが、10月17日の直近安値1401円を割り込むことなく調整一巡感を強めている。

 12月19日の終値1753円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS39円58銭で算出)は44倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は0.5%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS705円77銭で算出)は2.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が20%を超えて売られ過ぎ感を強めている。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下ヒゲを付けた。サポートラインを確認した形だろう。今期業績見通し再増額の可能性も評価して切り返し展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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