[5956]トーソー
[03月07日更新]

トーソーはボックスレンジから上放れ、23年3月期減益予想だが24年3月期改善基調

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。23年3月期は原材料価格高騰の影響や販売促進関連費用の増加などで減益予想としている。ただし売上面は新設住宅着工戸数が減少する厳しい状況でも概ね順調に推移し、第3四半期の営業損益は改善基調だった。24年3月期は製品価格改定効果やコストダウン効果などで収益改善基調を期待したい。株価はボックスレンジから上放れて水準を切り上げている。低PBRも評価材料だろう。23年3月期減益予想を織り込み済みであり、基調転換して自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。また22年10月にはカーテンレール「モノ16」が2022年度グッドデザイン賞を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期減益予想だが24年3月期改善基調

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比1.6%増の155億28百万円、営業利益が36.5%減の3億69百万円、経常利益が34.0%減の4億07百万円、親会社株主帰属四半期純利益が38.4%減の2億41百万円だった。

 売上面は、新設住宅着工戸数が減少する厳しい状況でも増収だった。住宅分野の販売が減少したが、非住宅分野、海外、福祉用品の販売が増加し、カーテンレールの価格改定も寄与した。利益面は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減を推進したが、原材料価格高騰の影響で売上総利益率が低下(40.9%で1.8ポイント低下)し、さらに新製品発表や展示会の開催に伴う販売促進関連費用の増加をカバーできず減益だった。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が1.3%増の151億90百万円でセグメント利益が36.7%減の3億57百万円、その他(福祉用品など)は売上高が13.3%増の3億37百万円でセグメント利益が28.8%減の11百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億46百万円、営業利益が43百万円、第2四半期は売上高が53億19百万円で営業利益が1億25百万円、第3四半期は売上高が53億63百万円で営業利益が2億01百万円だった。営業損益は改善基調である。

 通期の連結業績予想は据え置いている。原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。第3四半期累計の進捗率は売上高72.2%、営業利益61.5%、経常利益64.6%、親会社株主帰属当期純利益57.4%と低水準の形だが、住宅関連市場で第4四半期の構成比が高い季節特性があり、四半期別の営業損益が改善基調であることを勘案すれば通期会社予想の達成は可能だろう。

 さらに24年3月期は、カーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで収益改善基調を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価はボックスから上放れ

 株価はボックスレンジから上放れて水準を切り上げている。週足チャートで見ると26週移動平均線も上向きに転じてきた。低PBRも評価材料だろう。23年3月期減益予想を織り込み済みであり、基調転換して自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。3月6日の終値は516円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約52億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[02月21日更新]

トーソーは下値切り上げ、原材料価格高騰で23年3月期減益予想だが24年3月期改善基調

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。23年3月期第3四半期累計は、原材料価格高騰の影響や販売促進関連費用の増加などで減益だったが、新設住宅着工戸数が減少する厳しい状況でも非住宅分野や海外などの拡販、カーテンレールの価格改定などで増収だった。通期も原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただし、製品価格改定効果やコストダウン効果などで24年3月期の収益改善基調を期待したい。株価は上値が重く小幅レンジでモミ合う形だが、一方では徐々に下値を切り上げている。23年3月期減益予想を織り込み済みであり、調整一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。また22年10月にはカーテンレール「モノ16」が2022年度グッドデザイン賞を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期は原材料価格高騰で減益予想だが24年3月期改善基調

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比1.6%増の155億28百万円、営業利益が36.5%減の3億69百万円、経常利益が34.0%減の4億07百万円、親会社株主帰属四半期純利益が38.4%減の2億41百万円だった。

 売上面は、新設住宅着工戸数が減少する厳しい状況でも増収だった。住宅分野の販売が減少したが、非住宅分野、海外、福祉用品の販売が増加し、カーテンレールの価格改定も寄与した。利益面は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減を推進したが、原材料価格高騰の影響で売上総利益率が低下(40.9%で1.8ポイント低下)し、さらに新製品発表や展示会の開催に伴う販売促進関連費用の増加をカバーできず減益だった。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が1.3%増の151億90百万円でセグメント利益が36.7%減の3億57百万円、その他(福祉用品など)は売上高が13.3%増の3億37百万円でセグメント利益が28.8%減の11百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億46百万円、営業利益が43百万円、第2四半期は売上高が53億19百万円で営業利益が1億25百万円、第3四半期は売上高が53億63百万円で営業利益が2億01百万円だった。営業損益は改善基調である。

 通期の連結業績予想は据え置いている。原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。第3四半期累計の進捗率は売上高72.2%、営業利益61.5%、経常利益64.6%、親会社株主帰属当期純利益57.4%と低水準の形だが、住宅関連市場で第4四半期の構成比が高い季節特性があり、四半期別の営業損益が改善基調であることを勘案すれば通期会社予想の達成は可能だろう。さらにカーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)や、コストダウン効果などで24年3月期の収益改善基調を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は下値切り上げ

 株価は上値が重く小幅レンジでモミ合う形だが、一方では徐々に下値を切り上げている。23年3月期減益予想を織り込み済みであり、低PBRも評価材料だろう。調整一巡して出直りを期待したい。2月20日の終値は502円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月20日更新]

トーソーはモミ合い煮詰まり感、23年3月期減益予想だが下期改善基調

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。1月17日にはカンテレ・フジテレビ系列の連続ドラマ「罠の戦争」に美術協力したとリリースしている。23年3月期は原材料価格高騰の影響や販促費の増加などで減益予想としているが、製品価格改定効果やコストダウン効果などで下期の収益改善基調が期待できるだろう。株価は小幅レンジでモミ合う形だ。地合い悪化も影響して上値が重いが、一方では22年5月の昨年来安値まで下押すことなく推移して煮詰まり感を強めている。23年3月期減益予想の織り込みは完了している形であり、低PBRも評価して出直りを期待したい。なお2月3日に23年3月期第3四半期決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。また22年10月にはカーテンレール「モノ16」が2022年度グッドデザイン賞を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期は原材料価格高騰で減益予想だが下期改善基調

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比2.2%増の101億65百万円、営業利益が28.6%減の1億68百万円、経常利益が22.0%減の1億99百万円、親会社株主帰属四半期純利益が32.6%減の1億04百万円だった。

 売上面は、新設住宅着工戸数が減少する厳しい状況でも増収を確保した。住宅市場での販売が減少したが、非住宅分野、海外、福祉用品の販売が増加した。利益面は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減を推進したが、原材料価格高騰の影響や販促費の増加などで減益だった。売上総利益率は41.4%で1.2ポイント低下した。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が2.0%増の99億45百万円でセグメント利益が27.7%減の1億62百万円、その他(福祉用品など)は売上高が13.0%増の2億20百万円でセグメント利益が48.4%減の5百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億46百万円、営業利益が43百万円、第2四半期は売上高が53億19百万円で営業利益が1億25百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いている。原材料価格高騰の影響や販促費の増加などを考慮して減益予想としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は低水準の形だが、住宅関連市場の影響で第4四半期の構成比が高い季節特性があり、カーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで下期の収益改善基調が期待できるだろう。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価はモミ合い煮詰まり感

 株価は小幅レンジでモミ合う形だ。地合い悪化も影響して上値が重いが、一方では22年5月の昨年来安値まで下押すことなく推移して煮詰まり感を強めている。23年3月期減益予想の織り込みは完了している形であり、低PBRも評価して出直りを期待したい。1月19日の終値は500円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月30日更新]

トーソーは下値固め完了、23年3月期は原材料価格高騰で減益予想だが下期改善基調期待

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。23年3月期は原材料価格高騰の影響や販促費の増加などで減益予想としている。ただし製品価格改定効果やコストダウン効果などで下期の収益改善基調が期待できるだろう。株価は地合い悪化の影響で反発力の鈍い展開だが、一方では5月の年初来安値を割り込むことなく推移して下値固め完了感を強めている。23年3月期減益予想の織り込みは完了している形であり、低PBRも評価して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。また22年10月にはカーテンレール「モノ16」が2022年度グッドデザイン賞を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期は原材料価格高騰で減益予想だが下期改善基調期待

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比2.2%増の101億65百万円、営業利益が28.6%減の1億68百万円、経常利益が22.0%減の1億99百万円、親会社株主帰属四半期純利益が32.6%減の1億04百万円だった。

 売上面は、新設住宅着工戸数が減少する厳しい状況でも増収を確保した。住宅市場での販売が減少したが、非住宅分野、海外、福祉用品の販売が増加した。利益面は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減を推進したが、原材料価格高騰の影響や販促費の増加などで減益だった。売上総利益率は41.4%で1.2ポイント低下した。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が2.0%増の99億45百万円でセグメント利益が27.7%減の1億62百万円、その他(福祉用品など)は売上高が13.0%増の2億20百万円でセグメント利益が48.4%減の5百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億46百万円、営業利益が43百万円、第2四半期は売上高が53億19百万円で営業利益が1億25百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、原材料価格高騰の影響や販促費の増加などを考慮して減益予想としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は低水準の形だが、住宅関連市場の影響で第4四半期の構成比が高い季節特性があり、カーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで下期の収益改善基調が期待できるだろう。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は下値固め完了

 株価は地合い悪化の影響で反発力の鈍い展開だが、一方では5月の年初来安値を割り込むことなく推移して下値固め完了感を強めている。23年3月期減益予想の織り込みは完了している形であり、低PBRも評価して出直りを期待したい。12月29日の終値は492円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約49億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月14日更新]

トーソーは下値切り上げ、23年3月期は原材料価格高騰で減益予想だが下期改善期待

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。23年3月期は原材料価格高騰の影響や販促費の増加などで減益予想としている。ただし製品価格改定効果やコストダウン効果などで下期の収益改善を期待したい。株価は上値が重くモミ合う形だが、一方では徐々に下値を切り上げている。23年3月期減益予想の織り込みは完了しているようだ。低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。また22年10月にはカーテンレール「モノ16」が2022年度グッドデザイン賞を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期は原材料価格高騰で減益予想だが下期改善期待

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比2.2%増の101億65百万円、営業利益が28.6%減の1億68百万円、経常利益が22.0%減の1億99百万円、親会社株主帰属四半期純利益が32.6%減の1億04百万円だった。

 売上面は、新設住宅着工戸数が減少する厳しい状況でも増収を確保した。住宅市場での販売が減少したが、非住宅分野、海外、福祉用品の販売が増加した。利益面は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減を推進したが、原材料価格高騰の影響や販促費の増加などで減益だった。売上総利益率は41.4%で1.2ポイント低下した。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が2.0%増の99億45百万円でセグメント利益が27.7%減の1億62百万円、その他(福祉用品など)は売上高が13.0%増の2億20百万円でセグメント利益が48.4%減の5百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億46百万円、営業利益が43百万円、第2四半期は売上高が53億19百万円で営業利益が1億25百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、原材料価格高騰の影響や販促費の増加などを考慮して減益予想としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は低水準の形だが、住宅関連市場の影響で第4四半期の構成比が高い季節特性があり、カーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで下期の収益改善を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は下値切り上げ

 株価は上値が重くモミ合う形だが、一方では徐々に下値を切り上げている。23年3月期減益予想の織り込みは完了しているようだ。低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。12月13日の終値は496円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月25日更新]

トーソーは調整一巡、原材料価格高騰で23年3月期2Q累計減益、通期も減益予想

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。23年3月期第2四半期累計は新設住宅着工戸数が減少する厳しい状況でも増収を確保したが、原材料価格高騰の影響や販促関連費用の増加などで減益だった。そして通期も原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただし製品価格改定効果やコストダウン効果などで下期の収益改善を期待したい。株価は反発力が鈍く上値を切り下げる形となったが、低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。また22年10月にはカーテンレール「モノ16」が2022年度グッドデザイン賞を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期2Q累計減益、通期減益予想据え置き

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比2.2%増の101億65百万円、営業利益が28.6%減の1億68百万円、経常利益が22.0%減の1億99百万円、親会社株主帰属四半期純利益が32.6%減の1億04百万円だった。

 売上面は、新設住宅着工戸数が減少する厳しい状況でも増収を確保した。住宅市場での販売が減少したが、非住宅分野、海外、福祉用品の販売が増加した。利益面は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減を推進したが、原材料価格高騰の影響や販促関連費用の増加などで減益だった。売上総利益率は41.4%で1.2ポイント低下した。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が2.0%増の99億45百万円でセグメント利益が27.7%減の1億62百万円、その他(福祉用品など)は売上高が13.0%増の2億20百万円でセグメント利益が48.4%減の5百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億46百万円、営業利益が43百万円、第2四半期は売上高が53億19百万円で営業利益が1億25百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は低水準の形だが、住宅関連市場の影響で第4四半期の構成比が高い季節特性があり、カーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで下期の収益改善を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡

 株価は反発力が鈍く上値を切り下げる形となったが、低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。11月24日の終値は490円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約49億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月02日更新]

トーソーは原材料価格高騰で23年3月期2Q累計減益、通期減益予想据え置き

 トーソー<5956>(東証スタンダード)は11月1日の取引時間中に23年3月期第2四半期累計連結業績を発表した。売上面は新設住宅着工戸数が減少する厳しい状況でも増収を確保したが、原材料価格高騰の影響や販促関連費用の増加などで減益だった。そして通期予想を据え置いた。原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。製品価格改定効果やコストダウン効果などで下期の収益改善を期待したい。株価は地合い悪化も影響して反発力の鈍い展開だ。ただし第2四半期累計業績に対するネガティブ反応は限定的だった。23年3月期減益予想を織り込み済みであり、調整一巡して出直りを期待したい。低PBRも見直し材料だろう。

■23年3月期2Q累計減益、通期減益予想据え置き

 23年3月期第2四半期累計の連結業績は売上高が前年同期比2.2%増の101億65百万円、営業利益が28.6%減の1億68百万円、経常利益が22.0%減の1億99百万円、親会社株主帰属四半期純利益が32.6%減の1億04百万円だった。

 売上面は、新設住宅着工戸数が減少する厳しい状況でも増収を確保した。住宅市場での販売が減少したが、非住宅分野、海外、福祉用品の販売が増加した。利益面は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減を推進したが、原材料価格高騰の影響や販促関連費用の増加などで減益だった。なお売上総利益率は41.4%で1.2ポイント低下した。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が2.0%増の99億45百万円でセグメント利益が27.7%減の1億62百万円、その他(福祉用品など)は売上高が13.0%増の2億20百万円でセグメント利益が48.4%減の5百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億46百万円、営業利益が43百万円、第2四半期は売上高が53億19百万円で営業利益が1億25百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。第2四半期累計の進捗率は低水準の形だが、住宅関連市場の影響で第4四半期の構成比が高い季節特性がある。製品価格改定効果やコストダウン効果などで下期の収益改善を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は地合い悪化も影響して反発力の鈍い展開だ。ただし第2四半期累計業績に対するネガティブ反応は限定的だった。23年3月期減益予想を織り込み済みであり、調整一巡して出直りを期待したい。低PBRも見直し材料だろう。11月1日の終値は491円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約49億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[10月26日更新]

トーソーは調整一巡、23年3月期減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。なお10月26日〜28日開催の日本最大級の国際インテリア見本市「第41回JAPANTEX2022」および「Japan Home & Building 2022」に出展する。23年3月期は原材料価格高騰の影響や営業活動費用の増加などを考慮して減益予想としている。ただし価格改定効果やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化も影響して上値を切り下げる形だが調整一巡感を強めている。低PBRも評価して出直りを期待したい。なお11月1日に23年3月期第2四半期決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。また22年10月にはカーテンレール「モノ16」が2022年度グッドデザイン賞を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期減益予想だが上振れ余地

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比0.0%増の48億46百万円で、営業利益が51.6%減の43百万円、経常利益が37.7%減の65百万円、親会社株主帰属四半期純利益が55.7%減の27百万円だった。

 売上高は前年並みを確保した。宿泊施設を中心に非住宅分野が伸び悩んだが、住宅市場が前年並みで推移し、海外販売や福祉用具販売の売上増加も寄与した。営業利益は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減を推進したが、原材料価格高騰の影響に加えて、新製品発売や展示会開催など販売促進・営業活動関連費用の増加をカバーできず減益だった。売上総利益率は42.7%で0.3ポイント低下、販管費比率は41.8%で0.7ポイント上昇した。

 セグメント別に見ると室内装飾関連事業は売上高が0.3%減の47億26百万円でセグメント利益が58.3%減の34百万円、その他(福祉用品など)は売上高が16.8%増の1億19百万円でセグメント利益が35.6%増の8百万円だった。

 通期予想は据え置いている。拡販などで増収を見込むが、原材料価格高騰の影響や営業活動費用の増加などを考慮して減益予想としている。ただしカーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化も影響して上値を切り下げる形だが調整一巡感を強めている。低PBRも評価して出直りを期待したい。10月25日の終値は495円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月05日更新]

トーソーは反発の動き、23年3月期減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。なお10月26日〜28日開催の日本最大級の国際インテリア見本市「第41回JAPANTEX2022」に出展する。23年3月期は原材料価格高騰の影響や営業活動費用の増加などを考慮して減益予想としている。ただし価格改定効果やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化も影響して5月の年初来安値に接近する場面があったが、調整一巡して反発の動きを強めている。低PBRも評価して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期1Q減益、通期も減益予想だが上振れ余地

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比0.0%増の48億46百万円で、営業利益が51.6%減の43百万円、経常利益が37.7%減の65百万円、親会社株主帰属四半期純利益が55.7%減の27百万円だった。

 売上高は前年並みを確保した。宿泊施設を中心に非住宅分野が伸び悩んだが、住宅市場が前年並みで推移し、海外販売や福祉用具販売の売上増加も寄与した。営業利益は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減を推進したが、原材料価格高騰の影響に加えて、新製品発売や展示会開催など販売促進・営業活動関連費用の増加をカバーできず減益だった。売上総利益率は42.7%で0.3ポイント低下、販管費比率は41.8%で0.7ポイント上昇した。

 セグメント別に見ると室内装飾関連事業は売上高が0.3%減の47億26百万円でセグメント利益が58.3%減の34百万円、その他(福祉用品など)は売上高が16.8%増の1億19百万円でセグメント利益が35.6%増の8百万円だった。

 通期予想は据え置いている。拡販などで増収を見込むが、原材料価格高騰の影響や営業活動費用の増加などを考慮して減益予想としている。ただしカーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は反発の動き

 株価は地合い悪化も影響して5月の年初来安値に接近する場面があったが、調整一巡して反発の動きを強めている。低PBRも評価して出直りを期待したい。10月4日の終値は495円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月16日更新]

トーソーは調整一巡、23年3月期減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。23年3月期は原材料価格高騰の影響や営業活動費用の増加などを考慮して減益予想としている。ただし価格改定効果やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は戻り一服となって反発力の鈍い展開だが、一方では大きく下押す動きも見られない。低PBRも評価材料であり調整一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期1Q減益、通期も減益予想だが上振れ余地

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比0.0%増の48億46百万円で、営業利益が51.6%減の43百万円、経常利益が37.7%減の65百万円、親会社株主帰属四半期純利益が55.7%減の27百万円だった。

 売上高は前年並みを確保した。宿泊施設を中心に非住宅分野が伸び悩んだが、住宅市場が前年並みで推移し、海外販売や福祉用具販売の売上増加も寄与した。営業利益は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減を推進したが、原材料価格高騰の影響に加えて、新製品発売や展示会開催など販売促進・営業活動関連費用の増加をカバーできず減益だった。売上総利益率は42.7%で0.3ポイント低下、販管費比率は41.8%で0.7ポイント上昇した。

 セグメント別に見ると室内装飾関連事業は売上高が0.3%減の47億26百万円でセグメント利益が58.3%減の34百万円、その他(福祉用品など)は売上高が16.8%増の1億19百万円でセグメント利益が35.6%増の8百万円だった。

 通期予想は据え置いている。拡販などで増収を見込むが、原材料価格高騰の影響や営業活動費用の増加などを考慮して減益予想としている。ただしカーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡

 株価は戻り一服となって反発力の鈍い展開だが、一方では大きく下押す動きも見られない。低PBRも評価材料であり調整一巡して出直りを期待したい。9月15日の終値は503円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月24日更新]

トーソーは戻り試す、23年3月期は原材料価格高騰で減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。23年3月期第1四半期は原材料価格高騰の影響や営業活動費用の増加などで減益だった。そして通期も原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただし価格改定効果やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は上げ一服の形だが着実に下値を切り上げている。調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期1Q減益、通期も減益予想だが上振れ余地

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比0.0%増の48億46百万円で、営業利益が51.6%減の43百万円、経常利益が37.7%減の65百万円、親会社株主帰属四半期純利益が55.7%減の27百万円だった。

 売上高は前年並みを確保した。宿泊施設を中心に非住宅分野が伸び悩んだが、住宅市場が前年並みで推移し、海外販売や福祉用具販売の売上増加も寄与した。営業利益は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減を推進したが、原材料価格高騰の影響に加えて、新製品発売や展示会開催など販売促進・営業活動関連費用の増加をカバーできず減益だった。売上総利益率は42.7%で0.3ポイント低下、販管費比率は41.8%で0.7ポイント上昇した。

 セグメント別に見ると室内装飾関連事業は売上高が0.3%減の47億26百万円でセグメント利益が58.3%減の34百万円、その他(福祉用品など)は売上高が16.8%増の1億19百万円でセグメント利益が35.6%増の8百万円だった。

 通期予想は据え置いている。拡販などで増収を見込むが、原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただし保守的だろう。カーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は戻り試す

 株価は上げ一服の形だが着実に下値を切り上げている。調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。8月23日の終値は503円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月27日更新]

トーソーは戻り試す、23年3月期減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。23年3月期は原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただし保守的だろう。価格改定効果やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は上げ一服の形となったが着実に下値を切り上げている。低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら戻りを試す展開を期待したい。なお8月1日に23年3月期第1四半期決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期減益予想だが上振れ余地

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 拡販などで増収を見込むが、原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただし保守的だろう。カーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は戻り試す

 株価は上げ一服の形となったが着実に下値を切り上げている。週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線突破の動きを強めている。低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら戻りを試す展開を期待したい。7月26日の終値は506円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約51億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月12日更新]

トーソーは戻り試す、23年3月期減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。7月7日にはフジテレビ系列の連続ドラマ「テッパチ!」へ美術協力したとリリースしている。23年3月期は原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただし価格改定効果やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は5月の年初来安値圏から反発して徐々に下値を切り上げている。低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら戻りを試す展開を期待したい。なお8月1日に23年3月期第1四半期決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期減益予想だが上振れ余地

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 拡販などで増収を見込むが、原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただしカーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は戻り試す

 株価は5月の年初来安値圏から反発して徐々に下値を切り上げている。低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら戻りを試す展開を期待したい。7月11日の終値は496円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月24日更新]

トーソーは戻り試す、23年3月期減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。23年3月期は原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただし価格改定効果やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益改善を期待したい。株価は5月の年初来安値圏から急反発して水準を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■23年3月期減益予想だが上振れ余地

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 拡販などで増収を見込むが、原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただしカーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(22年7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益改善を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は戻り試す

 株価は5月の年初来安値圏から急反発して水準を切り上げている。週足チャートで見ると13週移動平均線を突破した。基調転換を確認した形だろう。戻りを試す展開を期待したい。6月23日の終値は509円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約51億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[06月02日更新]

トーソーは反発の動き、23年3月期減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期は原材料価格高騰も影響して減益だったが、コストダウン効果などで利益は上振れて着地した。23年3月期も原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただし価格改定効果やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。収益改善を期待したい。株価は5月の年初来安値圏から切り返して反発の動きを強めている。底打ちして出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約45%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 22年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%で、セグメント利益(営業利益)構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が44%、ブラインド類が45%、間仕切類が1%、その他が10%だった。販売先別売上構成比は専門店・工事店(住宅メーカー、工務店納入業者、インテリア専門店、家具店、内装工事業者等)が80%、大型小売業(ホームセンター・GMS等)が6%、海外販売が3%、その他が11%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、コアビジネスにおける「TOSO」特有の新しい企業価値創造・新たな付加価値提案、成長戦略への重点投資による事業領域拡大、持続的な企業成長を実現するための強固な経営基盤の再整備を推進する。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■22年3月期減益だが上振れ着地、23年3月期減益予想だが上振れ余地

 22年3月期の連結業績(収益認識会計基準適用だが損益への影響軽微)は、売上高が21年3月期比2.6%減の208億61百万円、営業利益が28.5%減の7億85百万円、経常利益が27.7%減の8億25百万円、親会社株主帰属当期純利益が29.2%減の5億31百万円だった。収益認識基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が46百万円減少、販管費が34百万円減少、営業利益が11百万円減少している。配当は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)とした。

 コロナ禍の影響で非住宅分野を中心に売上が伸び悩み、原材料価格高騰なども影響して減益だった。ただしコストダウン効果などで各利益は上振れて着地した。セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が3.0%減の204億66百万円で営業利益が29.4%減の7億69百万円だった。その他は売上高が26.6%増の3億94百万円で営業利益が2.1倍の16百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億44百万円で営業利益が90百万円、第2四半期は売上高が51億03百万円で営業利益が1億45百万円、第3四半期は売上高が53億41百万円で営業利益が3億47百万円、第4四半期は売上高が55億73百万円で営業利益が2億03百万円だった。

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 拡販などで増収を見込むが、原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただしカーテンレールおよび関連部品の価格改定効果(7月4日受注分から実施)やコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。収益改善を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として、保有株式数および継続保有期間に応じて実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は反発の動き

 株価は5月の年初来安値圏から切り返して反発の動きを強めている。底打ちして出直りを期待したい。6月1日の終値は486円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約49億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[05月13日更新]

トーソーは23年3月期減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東証スタンダード)は5月12日の取引時間中に22年3月期連結業績を発表した。非住宅分野を中心に売上が伸び悩み、原材料価格高騰なども影響して減益だった。ただしコストダウン効果などで各利益は上振れて着地した。23年3月期も原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただしコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。収益改善を期待したい。株価は決算発表を受けて急落の形となり、年初来安値を更新した。ただし売られ過ぎ感を強めている。目先的な売りが一巡して出直りを期待したい。

■22年3月期減益、23年3月期も減益予想だが上振れ余地

 22年3月期の連結業績(収益認識会計基準適用だが損益への影響軽微)は、売上高が21年3月期比2.6%減の208億61百万円、営業利益が28.5%減の7億85百万円、経常利益が27.7%減の8億25百万円、親会社株主帰属当期純利益が29.2%減の5億31百万円だった。

 収益認識基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が46百万円減少、販管費が34百万円減少、営業利益が11百万円減少している。配当は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)とした。

 コロナ禍の影響で非住宅分野を中心に売上が伸び悩み、原材料価格高騰なども影響して減益だった。ただしコストダウン効果などで各利益は上振れて着地した。セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が3.0%減の204億66百万円で営業利益が29.4%減の7億69百万円だった。その他は売上高が26.6%増の3億94百万円で営業利益が2.1倍の16百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億44百万円で営業利益が90百万円、第2四半期は売上高が51億03百万円で営業利益が1億45百万円、第3四半期は売上高が53億41百万円で営業利益が3億47百万円、第4四半期は売上高が55億73百万円で営業利益が2億03百万円だった。

 23年3月期の連結業績予想は売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。ただしコストダウン効果などで上振れ余地がありそうだ。収益改善を期待したい。

■株価は売られ過ぎ感

 株価は決算発表を受けて急落の形となり、年初来安値を更新した。ただし売られ過ぎ感を強めている。目先的な売りが一巡して出直りを期待したい。5月12日の終値は471円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約10倍、そして時価総額は約47億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[04月25日更新]

トーソーは調整一巡、23年3月期収益拡大基調

 トーソー<5956>(東証スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕や高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期はコロナ禍による不透明感や世界的な原材料価格高騰などを考慮して減益予想としているが、第3四半期累計の利益進捗率が順調だった。さらに23年3月期は積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化も影響して徐々に上値を切り下げる形だが、一方では大きく下押す動きは見られず下値も限定的だ。調整一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約50%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類43%、ブラインド類46%、間仕切類・他11%だった。

 販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

 なお22年4月には、ESGやSDGsへの取り組みとしてサステナビリティ方針を策定するとともに、ホームページに「サステナビリティ」ページを開設した。

■22年3月期減益予想だが3Q累計順調、23年3月期は収益拡大基調

 22年3月期連結業績予想(収益認識会計基準適用で前期比増減率は非記載、損益への影響は軽微)は、売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。収益認識基準適用前の21年3月期実績との単純比較で見ると、売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比1.6%減の152億88百万円、営業利益が23.6%減の5億82百万円、経常利益が21.5%減の6億17百万円、親会社株主帰属四半期純利益が25.0%減の3億91百万円だった。収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が27百万円減少、販管費が18百万円減少、営業利益が9百万円減少している。経常利益、税金等調整前四半期純利益への影響はなかった。

 住宅分野や海外販売で持ち直しの動きが見られたが、コロナ禍の影響などで宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少し、原材料価格高騰も影響して減益だった。セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が2.2%減の149億89百万円で営業利益が25.7%減の5億65百万円だった。非住宅分野を中心に売上が伸び悩み、営業費用の増加も影響した。その他は売上高が34.6%増の2億98百万円で営業利益が16百万円(前年同期は0百万円)だった。販売活動強化で増収だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億44百万円で営業利益が90百万円、第2四半期は売上高が51億03百万円で営業利益が1億45百万円、第3四半期は売上高が53億41百万円で営業利益が3億47百万円だった。

 通期予想は据え置いて、コロナ禍による不透明感や世界的な原材料価格高騰などを考慮して減益予想としている。ただし通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が70.5%、営業利益が80.8%、経常利益が84.5%、親会社株主帰属当期純利益が83.2%で利益進捗率が順調だった。さらに23年3月期は積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化も影響して徐々に上値を切り下げる形だが、一方では大きく下押す動きは見られず下値も限定的だ。調整一巡して出直りを期待したい。4月22日の終値は507円、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、前期推定配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約51億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[03月29日更新]

トーソーは調整一巡、22年3月期上振れ余地

 トーソー<5956>(東2、新市場区分スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。中期成長戦略は「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期はコロナ禍による不透明感や世界的な原材料価格高騰などを考慮して減益予想としている。ただし第3四半期累計の利益進捗率が順調であり、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。株価は地合い悪化の影響で反発力が鈍く徐々に上値を切り下げる形だが、一方では下値も限定的だ。調整一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約50%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類43%、ブラインド類46%、間仕切類・他11%だった。

 販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

■22年3月期減益予想だが上振れ余地

 22年3月期連結業績予想(収益認識会計基準適用で前期比増減率は非記載、損益への影響は軽微)は、売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。収益認識基準適用前の21年3月期実績との単純比較で見ると、売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比1.6%減の152億88百万円、営業利益が23.6%減の5億82百万円、経常利益が21.5%減の6億17百万円、親会社株主帰属四半期純利益が25.0%減の3億91百万円だった。収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が27百万円減少、販管費が18百万円減少、営業利益が9百万円減少している。経常利益、税金等調整前四半期純利益への影響はなかった。

 住宅分野や海外販売で持ち直しの動きが見られたが、コロナ禍の影響などで宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少し、原材料価格高騰も影響して減益だった。セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が2.2%減の149億89百万円で営業利益が25.7%減の5億65百万円だった。非住宅分野を中心に売上が伸び悩み、営業費用の増加も影響した。その他は売上高が34.6%増の2億98百万円で営業利益が16百万円(前年同期は0百万円)だった。販売活動強化で増収だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億44百万円で営業利益が90百万円、第2四半期は売上高が51億03百万円で営業利益が1億45百万円、第3四半期は売上高が53億41百万円で営業利益が3億47百万円だった。

 通期予想は据え置いて、コロナ禍による不透明感や世界的な原材料価格高騰などを考慮して減益予想としている。ただし通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が70.5%、営業利益が80.8%、経常利益が84.5%、親会社株主帰属当期純利益が83.2%で、利益進捗率が順調だった。利益進捗率が順調であり、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化の影響で反発力が鈍く徐々に上値を切り下げる形だが、一方では下値も限定的だ。調整一巡して出直りを期待したい。3月28日の終値は517円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約52億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[03月08日更新]

トーソーは調整一巡、22年3月期上振れ余地

 トーソー<5956>(東2、新市場区分スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。中期成長戦略は「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期はコロナ禍による不透明感や世界的な原材料価格高騰などを考慮して減益予想としている。ただし第3四半期累計の利益進捗率が順調であり、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。株価は地合い悪化も影響して徐々に上値を切り下げる形だが、一方では大きく下押す動きは見られない。下値は限定的だ。低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約50%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類43%、ブラインド類46%、間仕切類・他11%だった。

 販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

■22年3月期減益予想だが上振れ余地

 22年3月期連結業績予想(収益認識会計基準適用で前期比増減率は非記載、損益への影響は軽微)は、売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。収益認識基準適用前の21年3月期実績との単純比較で見ると、売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比1.6%減の152億88百万円、営業利益が23.6%減の5億82百万円、経常利益が21.5%減の6億17百万円、親会社株主帰属四半期純利益が25.0%減の3億91百万円だった。収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が27百万円減少、販管費が18百万円減少、営業利益が9百万円減少している。経常利益、税金等調整前四半期純利益への影響はなかった。

 住宅分野や海外販売で持ち直しの動きが見られたが、コロナ禍の影響などで宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少し、原材料価格高騰も影響して減益だった。セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が2.2%減の149億89百万円で営業利益が25.7%減の5億65百万円だった。非住宅分野を中心に売上が伸び悩み、営業費用の増加も影響した。その他は売上高が34.6%増の2億98百万円で営業利益が16百万円(前年同期は0百万円)だった。販売活動強化で増収だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億44百万円で営業利益が90百万円、第2四半期は売上高が51億03百万円で営業利益が1億45百万円、第3四半期は売上高が53億41百万円で営業利益が3億47百万円だった。

 通期予想は据え置いて、コロナ禍による不透明感や世界的な原材料価格高騰などを考慮して減益予想としている。ただし通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が70.5%、営業利益が80.8%、経常利益が84.5%、親会社株主帰属当期純利益が83.2%で、利益進捗率が順調だった。利益進捗率が順調であり、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化も影響して徐々に上値を切り下げる形だが、一方では大きく下押す動きは見られない。下値は限定的だ。低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。3月7日の終値は523円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約52億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[02月18日更新]

トーソーは煮詰まり感、22年3月期3Q累計減益だが通期利益予想に対する進捗率順調

 トーソー<5956>(東2、新市場区分スタンダード)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。中期成長戦略は「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期はコロナ禍による不透明感や世界的な原材料価格高騰などを考慮して減益予想としている。第3四半期累計は原材料価格高騰も影響して減益だった。ただし利益進捗率は順調であり、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。株価は小幅レンジでモミ合う展開が続いているが煮詰まり感を強めている。低PER・PBRも評価材料であり、モミ合いから上放れの展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約50%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類43%、ブラインド類46%、間仕切類・他11%だった。

 販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

■22年3月期3Q累計減益だが通期利益予想に対する進捗率順調

 22年3月期連結業績予想(収益認識会計基準適用で前期比増減率は非記載、損益への影響は軽微)は、売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。収益認識基準適用前の21年3月期実績との単純比較で見ると売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比1.6%減の152億88百万円、営業利益が23.6%減の5億82百万円、経常利益が21.5%減の6億17百万円、親会社株主帰属四半期純利益が25.0%減の3億91百万円だった。収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が27百万円減少、販管費が18百万円減少、営業利益が9百万円減少している。経常利益、税金等調整前四半期純利益への影響はなかった。

 住宅分野や海外販売で持ち直しの動きが見られたが、コロナ禍の影響などで宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少し、原材料価格高騰も影響して減益だった。セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が2.2%減の149億89百万円で営業利益が25.7%減の5億65百万円だった。非住宅分野を中心に売上が伸び悩み、営業費用の増加も影響した。その他は売上高が34.6%増の2億98百万円で営業利益が16百万円(前年同期は0百万円)だった。販売活動強化で増収だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億44百万円で営業利益が90百万円、第2四半期は売上高が51億03百万円で営業利益が1億45百万円、第3四半期は売上高が53億41百万円で営業利益が3億47百万円だった。

 通期予想は据え置いている。コロナ禍による不透明感などを考慮して減益予想としているが、第3四半期累計の進捗率は売上高が70.5%、営業利益が80.8%、経常利益が84.5%、親会社株主帰属当期純利益が83.2%となり、利益進捗率が順調だった。通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は煮詰まり感

 株価は小幅レンジでのモミ合い展開が続いているが煮詰まり感を強めている。低PBRも評価材料であり、モミ合いから上放れの展開を期待したい。2月17日の終値は527円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約53億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[02月04日更新]

トーソーは22年3月期3Q累計減益だが進捗率順調

 トーソー<5956>(東2、新市場区分スタンダード)は2月3日の取引時間中に22年3月期第3四半期累計連結業績を発表した。住宅分野や海外販売で持ち直しの動きが見られたが、コロナ禍の影響などで宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少し、原材料価格高騰も影響して減益だった。通期予想は据え置いた。第3四半期累計の利益進捗率は順調であり、通期利益予想に上振れの可能性がありそうだ。株価は小幅レンジでモミ合う形だ。第3四半期累計減益に対するネガティブ反応も限定的だった。調整一巡して出直りを期待したい。

■22年3月期3Q累計減益だが通期予想に対する進捗率順調

 22年3月期第3四半期累計の連結業績(収益認識基準適用だが影響軽微)は、売上高が前年同期比1.6%減の152億88百万円、営業利益が23.6%減の5億82百万円、経常利益が21.5%減の6億17百万円、親会社株主帰属四半期純利益が25.0%減の3億91百万円だった。なお収益認識基準適用の影響額として、売上高が27百万円減少、販管費が18百万円減少、営業利益が9百万円減少した。

 住宅分野や海外販売で持ち直しの動きが見られたが、コロナ禍の影響などで宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少し、原材料価格高騰も影響して減益だった。セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が2.2%減の149億89百万円で営業利益が25.7%減の5億65百万円だった。非住宅分野を中心に売上が伸び悩み、営業費用の増加も影響した。その他は売上高が34.6%増の2億98百万円で営業利益が16百万円(前年同期は0百万円)だった。販売活動強化で増収だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億44百万円で営業利益が90百万円、第2四半期は売上高が51億03百万円で営業利益が1億45百万円、第3四半期は売上高が53億41百万円で営業利益が3億47百万円だった。

 通期の連結業績予想(収益認識基準適用のため前期比増減率は非記載、損益への影響は軽微)は据え置いて、売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。21年3月期実績値(収益認識基準適用前)との単純比較で、売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、親会社株主帰属当期純利益は37.3%減益となる。配当予想も据え置いて21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 コロナ禍による不透明感などを考慮して減益予想としているが、第3四半期累計の進捗率は売上高が70.5%、営業利益が80.8%、経常利益が84.5%、親会社株主帰属当期純利益が83.2%となり、利益進捗率が順調だった。通期利益予想に上振れの可能性がありそうだ。

■株価は3Q累計減益に対するネガティブ反応限定的

 株価は小幅レンジでモミ合う形だ。第3四半期累計減益に対するネガティブ反応も限定的だった。調整一巡して出直りを期待したい。2月3日の終値は520円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、時価総額は約52億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[01月05日更新]

トーソーは調整一巡感を強める、モミ合いから上放れの展開に期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレール類やインテリアブラインド類の大手である。中期成長戦略は「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期はコロナ禍による不透明感や世界的な原材料価格高騰などを考慮して減益予想としているが、後半の挽回を期待したい。株価は小幅レンジでモミ合う形だが調整一巡感を強めている。低PER・PBRも評価材料であり、モミ合いから上放れの展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約50%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類43%、ブラインド類46%、間仕切類・他11%だった。

 販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

■22年3月期はコロナ禍の影響などで減益予想だが後半挽回期待

 22年3月期連結業績予想(収益認識基準適用で前期比増減率は非記載、損益への影響は軽微)は、売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。収益認識基準適用前の21年3月期実績との単純比較で見ると売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比1.0%減の99億47百万円、営業利益が25.9%減の2億35百万円、経常利益が23.5%減の2億55百万円、親会社株主帰属四半期純利益が26.8%減の1億55百万円だった。なお収益認識基準適用で売上高は17百万円減少、営業利益は4百万円減少した。

 住宅分野は持ち直しの動きが見られたが、コロナ禍の影響で宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少して微減収となり、原材料価格高騰や営業費用増加なども影響して減益だった。売上総利益率は0.4ポイント低下して42.6%だった。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が1.6%減の97億51百万円で営業利益が30.1%減の2億25百万円だった。宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少し、全体として売上が伸び悩み、原材料価格高騰や営業費用増加も影響して減益だった。その他は売上高が45.1%増の1億95百万円で営業利益が10百万円(前年同期は4百万円の損失)だった。小売店の営業再開などでステッキやシルバーカーなどの歩行支援用品の売上が増加した。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億44百万円で営業利益が90百万円、第2四半期は売上高が51億03百万円で営業利益が1億45百万円だった。

 通期予想は据え置いている。住宅市場の持ち直しなどで増収だが、コロナ禍による不透明感や世界的な原材料価格高騰などを考慮して減益予想としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高45.8%、営業利益32.6%、経常利益34.9%、親会社株主帰属当期純利益33.0%と低水準の形だが、後半の挽回を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は調整一巡

 株価は小幅レンジでモミ合う形だが調整一巡感を強めている。低PER・PBRも評価材料であり、モミ合いから上放れの展開を期待したい。1月4日の終値は530円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約53億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[12月07日更新]

トーソーはモミ合い上放れ、22年3月期減益予想だが後半挽回期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。成長戦略は「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期はコロナ禍による不透明感や世界的な原材料価格高騰などを考慮して減益予想としているが、後半の挽回を期待したい。株価は地合いが悪化する中でも下値を切り上げて、モミ合いから上放れの動きを強めている。低PBRも評価して上値を試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約50%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類43%、ブラインド類46%、間仕切類・他11%だった。

 販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

■22年3月期はコロナ禍の影響などで減益予想だが後半挽回期待

 22年3月期連結業績予想(収益認識基準適用で前期比増減率は非記載、損益への影響は軽微)は、売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。収益認識基準適用前の21年3月期実績との単純比較で見ると売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比1.0%減の99億47百万円、営業利益が25.9%減の2億35百万円、経常利益が23.5%減の2億55百万円、親会社株主帰属四半期純利益が26.8%減の1億55百万円だった。なお収益認識基準適用で売上高は17百万円減少、営業利益は4百万円減少した。

 住宅分野は持ち直しの動きが見られたが、コロナ禍の影響で宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少して微減収となり、原材料価格高騰や営業費用増加なども影響して減益だった。売上総利益率は0.4ポイント低下して42.6%だった。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が1.6%減の97億51百万円で営業利益が30.1%減の2億25百万円だった。宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少し、全体として売上が伸び悩み、原材料価格高騰や営業費用増加も影響して減益だった。その他は売上高が45.1%増の1億95百万円で営業利益が10百万円(前年同期は4百万円の損失)だった。小売店の営業再開などでステッキやシルバーカーなどの歩行支援用品の売上が増加した。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億44百万円で営業利益が90百万円、第2四半期は売上高が51億03百万円で営業利益が1億45百万円だった。

 通期予想は据え置いた。住宅市場の持ち直しなども背景として増収だが、コロナ禍による不透明感や世界的な原材料価格高騰などを考慮して減益予想としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高45.8%、営業利益32.6%、経常利益34.9%、親会社株主帰属当期純利益33.0%と低水準の形だが、後半の挽回を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価はモミ合い上放れ

 株価は小動きだが、地合いが悪化する中でも下値を切り上げて、モミ合いから上放れの動きを強めている。低PBRも評価して上値を試す展開を期待したい。12月6日の終値は544円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約54億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[11月22日更新]

トーソーは反発の動き、22年3月期減益予想だが後半挽回期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。成長戦略は「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期第2四半期累計は、コロナ禍の影響で宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少し、原材料価格高騰も影響して減益だった。通期の減益予想は据え置いた。後半の挽回を期待したい。株価は上値を切り下げる形だったが、調整一巡して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレール類やインテリアブラインド類の大手で、国内市場シェアは、カーテンレール類(国内市場規模約220億円)が約50%、ブラインド類(同約670億円)が約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類43%、ブラインド類46%、間仕切類・他11%だった。

 販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

■22年3月期2Q累計は原材料価格高騰などで減益、通期予想据え置き

 22年3月期連結業績予想(収益認識基準適用で前期比増減率は非記載)は、売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。収益認識基準適用前の21年3月期実績との単純比較で見ると売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比1.0%減の99億47百万円、営業利益が25.9%減の2億35百万円、経常利益が23.5%減の2億55百万円、親会社株主帰属四半期純利益が26.8%減の1億55百万円だった。なお収益認識基準適用で売上高は17百万円減少、営業利益は4百万円減少した。

 住宅分野は持ち直しの動きが見られたが、コロナ禍の影響で宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少して微減収となり、原材料価格高騰や営業費用増加なども影響して減益だった。売上総利益率は0.4ポイント低下して42.6%だった。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が1.6%減の97億51百万円で営業利益が30.1%減の2億25百万円だった。宿泊施設を中心に非住宅分野の需要が減少し、全体として売上が伸び悩み、原材料価格高騰や営業費用増加も影響して減益だった。その他は売上高が45.1%増の1億95百万円で営業利益が10百万円(前年同期は4百万円の損失)だった。小売店の営業再開などでステッキやシルバーカーなどの歩行支援用品の売上が増加した。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が48億44百万円で営業利益が90百万円、第2四半期は売上高が51億03百万円で営業利益が1億45百万円だった。

 通期予想は据え置いた。住宅市場の持ち直しなども背景として増収だが、コロナ禍による不透明感や世界的な原材料価格高騰などを考慮して減益予想としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高45.8%、営業利益32.6%、経常利益34.9%、親会社株主帰属当期純利益33.0%と低水準の形だが、後半の挽回を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は反発の動き

 株価は徐々に上値を切り下げる形でやや軟調だったが、調整一巡して反発の動きを強めている。低PBRも見直して戻りを試す展開を期待したい。11月19日の終値は537円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約54億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[10月27日更新]

トーソーは下値切り上げ、22年3月期減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。成長戦略は「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期は新型コロナ影響などを考慮して減益予想としているが、需要が回復基調であり上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は戻り高値圏でモミ合う形だが、一方では下値を切り上げている。低PBRも見直し材料であり、調整一巡して上値を試す展開を期待したい。なお11月1日に22年3月期第2四半期決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 ローマンシェード「クリエティ ループレス」はループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。21年9月には第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞、21年10月には2021年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞した。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類43%、ブラインド類46%、間仕切類・他11%だった。

 販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

■22年3月期減益予想だが需要回復基調で上振れ余地

 22年3月期の連結業績予想(収益認識に関する企業会計基準第29号を適用するため前期比増減率は非記載)は売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、そして親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。21年3月期実績値との単純比較で見ると売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第1四半期は、売上高が前年同期比1.3%増の48億44百万円だが、営業利益が42.2%減の90百万円、経常利益が36.0%減の1億05百万円、親会社株主帰属四半期純利益が39.9%減の61百万円だった。なお収益認識に関する企業会計基準第29号適用で売上高は6百万円、営業利益は2百万円減少した。

 住宅市場の持ち直しなども背景として増収だが、世界的な原材料価格高騰や営業活動再開に伴う営業費用増加などで減益だった。売上総利益率は0.7ポイント低下した。セグメント別には、室内装飾関連事業は売上高が0.5%増の47億43百万円だが営業利益が48.3%減の83百万円、その他は売上高が62.3%増の1億円で営業利益が6百万円の黒字(前年同期は6百万円の赤字)だった。

 通期予想は据え置いて、新型コロナ影響による不透明感などを考慮して減益予想としている。第1四半期の進捗率は低水準だが、需要が回復基調であり、通期予想に上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は調整一巡

 株価は戻り高値圏でモミ合う形だが、一方では下値を切り上げている。低PBRも見直し材料であり、調整一巡して上値を試す展開を期待したい。10月26日の終値は540円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約54億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[10月08日更新]

トーソーは上値試す、22年3月期減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。成長戦略は「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期は新型コロナ影響などを考慮して減益予想としているが、需要が回復基調であり上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化も影響して戻り高値圏でモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。調整一巡して上値を試す展開を期待したい。なお11月1日に22年3月期第2四半期決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が43%、ブラインド類が46%、間仕切類・他が11%、販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

 21年9月には、ローマンシェード「クリエティ ループラス」が、第15回キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)において、奨励賞およびキッズデザイン協議会会長賞を受賞した。ループ状の操作チェーンやコードがなく、優れたデザイン性も併せ持つ安心安全のチャイルドセーフティ製品である。

■22年3月期減益予想だが需要回復基調で上振れ余地

 22年3月期の連結業績予想(収益認識に関する企業会計基準第29号を適用するため前期比増減率は非記載)は売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、そして親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。21年3月期実績値との単純比較で見ると、売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第1四半期は、売上高が前年同期比1.3%増の48億44百万円だが、営業利益が42.2%減の90百万円、経常利益が36.0%減の1億05百万円、親会社株主帰属四半期純利益が39.9%減の61百万円だった。なお収益認識に関する企業会計基準第29号適用で売上高は6百万円、営業利益は2百万円減少した。

 住宅市場の持ち直しなども背景として増収だが、世界的な原材料価格高騰や営業活動再開に伴う営業費用増加などで減益だった。売上総利益率は0.7ポイント低下した。セグメント別には、室内装飾関連事業は売上高が0.5%増の47億43百万円だが営業利益が48.3%減の83百万円、その他は売上高が62.3%増の1億円で営業利益が6百万円の黒字(前年同期は6百万円の赤字)だった。

 通期予想は据え置いて、新型コロナ影響による不透明感などを考慮して減益予想としている。第1四半期の進捗率は低水準だが、需要が回復基調であり、通期予想に上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は上値試す

 株価は地合い悪化も影響して戻り高値圏でモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。調整一巡して上値を試す展開を期待したい。10月7日の終値は538円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約54億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[09月16日更新]

トーソーは反発の動き、22年3月期減益予想だが需要回復基調で上振れ期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。成長戦略は「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期は新型コロナ影響などを考慮して減益予想としているが、需要が回復基調であり上振れを期待したい。株価は調整一巡して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が43%、ブラインド類が46%、間仕切類・他が11%、販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

 20年10月には、遮像性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーン「マイテックシリーズ プライベートスクリーン」が、公益財団法人日本デザイン振興会の2020年度グッドデザイン賞を受賞した。前年のカーテンロール「シエロシリーズ」に続いて2年連続の受賞だった。

■22年3月期減益予想だが需要回復基調で上振れ期待

 22年3月期の連結業績予想(収益認識に関する企業会計基準第29号を適用するため前期比増減率は非記載)は売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、そして親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。21年3月期実績値との単純比較で見ると、売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第1四半期は、売上高が前年同期比1.3%増の48億44百万円だが、営業利益が42.2%減の90百万円、経常利益が36.0%減の1億05百万円、親会社株主帰属四半期純利益が39.9%減の61百万円だった。なお収益認識に関する企業会計基準第29号適用で売上高は6百万円、営業利益は2百万円減少した。

 住宅市場の持ち直しなども背景として増収だが、世界的な原材料価格高騰や営業活動再開に伴う営業費用増加などで減益だった。売上総利益率は0.7ポイント低下した。セグメント別には、室内装飾関連事業は売上高が0.5%増の47億43百万円だが営業利益が48.3%減の83百万円、その他は売上高が62.3%増の1億円で営業利益が6百万円の黒字(前年同期は6百万円の赤字)だった。

 通期予想は据え置いて、新型コロナ影響による不透明感などを考慮して減益予想としている。第1四半期の進捗率は低水準だが、需要が回復基調であり上振れを期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は反発の動き

 株価は3月の年初来高値圏から反落してモミ合う形だったが、調整一巡して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。9月15日の終値は547円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約55億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月24日更新]

トーソーは反発の動き、22年3月期1Q減益だが後半挽回期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期第1四半期は住宅市場持ち直しなどで増収だが、原材料価格高騰や営業活動再開に伴う営業費用増加などで減益だった。通期は新型コロナ影響などを考慮して減益予想としているが、需要が回復基調であり後半の挽回を期待したい。株価は調整一巡して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が43%、ブラインド類が46%、間仕切類・他が11%、販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

 20年10月には、遮像性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーン「マイテックシリーズ プライベートスクリーン」が、公益財団法人日本デザイン振興会の2020年度グッドデザイン賞を受賞した。前年のカーテンロール「シエロシリーズ」に続いて2年連続の受賞だった。

■22年3月期1Qは原材料価格高騰で減益、通期予想据え置き

 22年3月期の連結業績(収益認識に関する企業会計基準第29号を適用するため前期比増減率は非記載)予想は、売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、そして親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。21年3月期実績値との単純比較で見ると、売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比1.3%増の48億44百万円だが、営業利益が42.2%減の90百万円、経常利益が36.0%減の1億05百万円、親会社株主帰属四半期純利益が39.9%減の61百万円だった。なお収益認識に関する企業会計基準第29号適用で売上高は6百万円、営業利益は2百万円減少した。

 住宅市場の持ち直しなども背景として増収だが、世界的な原材料価格高騰や営業活動再開に伴う営業費用増加などで減益だった。売上総利益率は0.7ポイント低下した。セグメント別には、室内装飾関連事業は売上高が0.5%増の47億43百万円だが営業利益が48.3%減の83百万円、その他は売上高が62.3%増の1億円で営業利益が6百万円の黒字(前年同期は6百万円の赤字)だった。

 通期予想は据え置いた。新型コロナ影響による不透明感などを考慮して減益予想としている。第1四半期の進捗率は低水準だが、需要が回復基調であり後半の挽回を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は反発の動き

 株価は調整一巡して反発の動きを強めている。低PBRも見直して戻りを試す展開を期待したい。8月23日の終値は534円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約53億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[07月16日更新]

トーソーは調整一巡、22年3月期減益予想だが保守的

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値製品拡販などを推進している。22年3月期は新型コロナウイルスの影響などを考慮して減益予想としているが保守的だろう。上振れを期待したい。株価は年初来高値圏でのモミ合いから下放れの形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。なお8月2日に22年3月期第1四半期の決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が43%、ブラインド類が46%、間仕切類・他が11%、販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品拡販などを推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

 20年10月には、遮像性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーン「マイテックシリーズ プライベートスクリーン」が、公益財団法人日本デザイン振興会の2020年度グッドデザイン賞を受賞した。前年のカーテンロール「シエロシリーズ」に続いて2年連続の受賞だった。

■22年3月期減益予想だが保守的

 22年3月期の連結業績予想は売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、そして親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。収益認識に関する企業会計基準第29号を適用するため前期比増減率は非記載だが、21年3月期実績値との単純比較で見ると、売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 新型コロナウイルスの影響などを考慮して減益予想としているが保守的だろう。新型コロナウイルスの影響が和らいで需要が緩やかに回復基調であり、上振れを期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は調整一巡

 株価は年初来高値圏でのモミ合いから下放れの形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。低PBRも見直し材料だろう。7月15日の終値は519円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約52億円である。
(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
http://media-ir.com/news/
[06月16日更新]

トーソーは上値試す、22年3月期減益予想だが保守的

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値製品の拡販などを推進している。22年3月期は新型コロナウイルスの影響などを考慮して減益予想としているが保守的だろう。上振れを期待したい。株価は年初来高値圏でモミ合う形だが、日柄調整完了して上値を試す展開を期待したい。低PBRも見直し材料だろう。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が43%、ブラインド類が46%、間仕切類・他が11%、販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品の拡販を推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

 20年10月には、遮像性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーン「マイテックシリーズ プライベートスクリーン」が、公益財団法人日本デザイン振興会の2020年度グッドデザイン賞を受賞した。前年のカーテンロール「シエロシリーズ」に続いて2年連続の受賞だった。

■22年3月期減益予想だが保守的

 22年3月期の連結業績予想は売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、そして親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。収益認識に関する企業会計基準第29号を適用するため前期比増減率は非記載だが、21年3月期実績値との単純比較で見ると、売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 新型コロナウイルスの影響などを考慮して減益予想としているが保守的だろう。需要が回復基調であり、上振れを期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は上値試す

 株価は年初来高値圏でモミ合う形だが、日柄調整完了して上値を試す展開を期待したい。低PBRも見直し材料だろう。6月15日の終値は549円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約55億円である。
(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
http://media-ir.com/news/
[05月27日更新]

トーソーは上値試す、22年3月期減益予想だが保守的

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値製品の拡販などを推進している。21年3月期は新型コロナ影響などで減収だが、各利益は原価低減効果で従来の減益予想から一転して大幅増益で着地した。22年3月期は減益予想としているが保守的だろう。上振れを期待したい。株価は年初来高値圏でモミ合う形だが、低PBRも見直して上値を試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 21年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%、営業利益構成比は室内装飾関連事業が99%、その他が1%だった。室内装飾関連事業の商品別売上構成比はカーテンレール類が43%、ブラインド類が46%、間仕切類・他が11%、販路別売上構成比はインテリア専門店・工事店が72%、ホームセンターなどの大型小売業が14%、海外販売が2%、その他(メーカーへの資材販売など)が12%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付で吸収合併した。経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品の拡販を推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値(新型コロナウイルスの影響を勘案して最終年度を26年度に変更)に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 そして第2フェーズ(20年度〜23年度)目標値を23年度売上高240億円、ROE6%以上としている。住宅分野の停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、用途開発、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

 20年10月には、遮像性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーン「マイテックシリーズ プライベートスクリーン」が、公益財団法人日本デザイン振興会の2020年度グッドデザイン賞を受賞した。前年のカーテンロール「シエロシリーズ」に続いて2年連続の受賞だった。

■21年3月期は大幅増益で着地、22年3月期は減益予想だが保守的

 21年3月期の連結業績は、売上高が20年3月期比5.6%減の214億21百万円、営業利益が21.9%増の10億97百万円、経常利益が29.0%増の11億40百万円、親会社株主帰属当期純利益が28.8%増の7億50百万円だった。配当は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)とした。

 新型コロナ影響などで減収だが、各利益は原価低減効果(資材歩留まり改善や生産性向上など)や、固定費削減効果などで従来の減益予想から一転して大幅増益で着地した。室内装飾関連事業は5.5%減収だが22.3%増益、その他は12.3%減収で18.2%減益だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が47億80百万円で営業利益が1億55百万円、第2四半期は売上高が52億68百万円で営業利益が1億62百万円、第3四半期は売上高が54億93百万円で営業利益が4億45百万円、第4四半期は売上高が58億80百万円で営業利益3億35百万円だった。

 22年3月期の連結業績予想(収益認識に関する企業会計基準第29号を適用するため前期比増減率は非記載)は売上高が217億円、営業利益が7億20百万円、経常利益が7億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が4億70百万円としている。21年3月期実績値との単純比較では売上高は1.3%増収、営業利益は34.4%減益、経常利益は36.0%減益、当期純利益は37.3%減益となる。配当予想は21年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 新型コロナウイルスの影響などを考慮して減益予想としているが保守的だろう。需要が回復基調であり、上振れを期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は上値試す

 株価は年初来高値圏でモミ合う形だが、低PBRも見直して上値を試す展開を期待したい。5月26日の終値は555円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円67銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1411円12銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約56億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月02日更新]

トーソーは上値試す、21年3月期利益予想は上振れ濃厚

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値製品の拡販や、省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップを推進している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響を考慮して減収減益予想としているが、第3四半期累計時点で利益が通期予想を超過達成している。通期利益予想は上振れが濃厚だろう。さらに22年3月期の収益拡大も期待したい。株価は年初来高値圏だ。低PBRも見直し材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。20年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付(予定)で吸収合併し、経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品の拡販を推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 20年10月には、遮像性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーン「マイテックシリーズ プライベートスクリーン」が、公益財団法人日本デザイン振興会の2020年度グッドデザイン賞を受賞した。前年のカーテンロール「シエロシリーズ」に続いて2年連続の受賞だった。

■21年3月期利益予想は上振れ濃厚

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、当期純利益が19.4%減の4億70百万円としている。配当予想は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 住宅分野での停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、海外事業、新規領域)を推進する方針としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比6.2%減の155億41百万円、営業利益が26.5%増の7億62百万円、経常利益が26.9%増の7億86百万円、四半期純利益が23.1%増の5億22百万円だった。

 新型コロナウイルスによる経済収縮、前年の消費増税前駆け込み需要の反動などで新設住宅着工戸数が減少し、売上面では全体として減収だった。ただし利益面は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減効果で売上総利益率が1.2ポイント上昇し、展示会中止や営業活動自粛などによって販管費が6.5減少したため大幅増益だった。セグメント別には、室内装飾関連事業は6.0%減収だが27.6%増益、その他事業は18.7%減収で83.7%減益だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高47億80百万円で営業利益1億55百万円、第2四半期は売上高52億68百万円で営業利益1億62百万円、第3四半期は売上高54億93百万円で営業利益4億45百万円だった。売上が回復傾向であり、第3四半期には営業損益が大幅改善した。

 新型コロナウイルスの影響を考慮して通期減収減益予想を据え置いているが、第3四半期累計時点で利益が通期予想を超過達成している。通期利益予想は上振れが濃厚だろう。さらに22年3月期の収益拡大も期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は上値試す

 株価は年初来高値圏だ。低PBRも見直し材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。4月1日の終値は555円、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS50円38銭で算出)は約11倍、前期推定配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.8%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS1317円05銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約56億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月11日更新]

トーソーは上値試す、21年3月期利益予想は上振れ濃厚

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値製品の拡販や、省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップを推進している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響の不透明感を考慮して減収減益予想としているが、第3四半期累計の利益が通期の利益予想を超過達成していることを勘案すれば、通期利益予想は上振れが濃厚だろう。株価は昨年来高値更新の展開だ。低PBRも見直し材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。20年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。なお100%子会社のトーソー流通サービスを21年4月1日付(予定)で吸収合併し、経営効率化を推進する。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品の拡販を推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値製品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新製品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 20年10月には、遮像性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーン「マイテックシリーズ プライベートスクリーン」が、公益財団法人日本デザイン振興会の2020年度グッドデザイン賞を受賞した。前年のカーテンロール「シエロシリーズ」に続いて2年連続の受賞だった。

■21年3月期3Q累計大幅増益、通期利益予想は上振れ濃厚

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、当期純利益が19.4%減の4億70百万円としている。配当予想は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 住宅分野での停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、海外事業、新規領域)を推進する方針としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比6.2%減の155億41百万円、営業利益が26.5%増の7億62百万円、経常利益が26.9%増の7億86百万円、四半期純利益が23.1%増の5億22百万円だった。

 新型コロナウイルスによる経済収縮、前年の消費増税前駆け込み需要の反動などで新設住宅着工戸数が減少し、売上面では全体として減収だった。ただし利益面は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減効果で売上総利益率が1.2ポイント上昇し、展示会中止や営業活動自粛などによって販管費が6.5減少したため大幅増益だった。セグメント別には、室内装飾関連事業は6.0%減収だが27.6%増益、その他事業は18.7%減収で83.7%減益だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高47億80百万円で営業利益1億55百万円、第2四半期は売上高52億68百万円で営業利益1億62百万円、第3四半期は売上高54億93百万円で営業利益4億45百万円だった。売上が回復傾向であり、第3四半期には営業損益が大幅改善した。

 緊急事態宣言再発出など新型コロナウイルスの影響の不透明感を考慮して、21年3月期通期の減収減益予想を据え置いているが、第3四半期累計の利益が通期の利益予想を超過達成していることを勘案すれば、通期利益予想は上振れが濃厚だろう。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は上値試す

 株価は昨年来高値更新の展開だ。低PBRも見直し材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。3月10日の終値は550円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円38銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1317円05銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約55億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月12日更新]

トーソーは上値試す、21年3月期3Q累計大幅増益で通期利益上振れ濃厚

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。21年3月期第3四半期累計は新型コロナウイルスの影響で減収だったが、利益は原価低減効果などで大幅増益となり、通期利益予想を超過達成した。通期減収減益予想を据え置いたが、利益上振れが濃厚だろう。株価はモミ合いから上放れて昨年来高値を更新した。低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。20年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品の拡販を推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 20年10月には、遮像性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーン「マイテックシリーズ プライベートスクリーン」が、公益財団法人日本デザイン振興会の2020年度グッドデザイン賞を受賞した。前年のカーテンロール「シエロシリーズ」に続いて2年連続の受賞だった。

■21年3月期3Q累計大幅増益、通期予想据え置きだが利益上振れ濃厚

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、当期純利益が19.4%減の4億70百万円としている。配当予想は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比6.2%減の155億41百万円、営業利益が26.5%増の7億62百万円、経常利益が26.9%増の7億86百万円、四半期純利益が23.1%増の5億22百万円だった。

 新型コロナウイルスによる経済収縮、前年の消費増税前駆け込み需要の反動などで新設住宅着工戸数が減少し、売上面では全体として減収だった。ただし利益面は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減効果で売上総利益率が1.2ポイント上昇し、展示会中止や営業活動自粛などによって販管費が6.5減少したため大幅増益だった。セグメント別には、室内装飾関連事業は6.0%減収だが27.6%増益、その他事業は18.7%減収で83.7%減益だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が47億80百万円で営業利益が1億55百万円、第2四半期は売上高が52億68百万円で営業利益が1億62百万円、第3四半期は売上高が54億93百万円で営業利益が4億45百万円だった。売上が回復傾向であり、第3四半期には営業損益が大幅改善した。

 緊急事態宣言再発出の影響などを考慮して通期の減収減益予想を据え置いたが、第3四半期累計時点で通期利益予想を超過達成している。また住宅分野での停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、海外事業、新規領域)を推進する方針としている。通期利益予想は上振れが濃厚だろう。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は上値試す

 株価はモミ合いから上放れて昨年来高値を更新した。低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。2月10日の終値は530円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円38銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1317円05銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約53億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月07日更新]

トーソーは調整一巡感、21年3月期減収減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想としているが、需要が回復傾向であり、上振れ余地がありそうだ。株価は上値が重く小幅レンジでモミ合う形だが、調整一巡感を強めている。低PBRも評価して出直りを期待したい。なお2月3日に第3四半期決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。20年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品の拡販を推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 20年10月には、遮像性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーン「マイテックシリーズ プライベートスクリーン」が、公益財団法人日本デザイン振興会の2020年度グッドデザイン賞を受賞した。前年のカーテンロール「シエロシリーズ」に続いて2年連続の受賞だった。

■21年3月期は新型コロナ影響で減収減益予想だが上振れ余地

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、純利益が19.4%減の4億70百万円としている。配当予想は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比9.5%減の100億48百万円、営業利益が9.2%減の3億17百万円、経常利益が7.1%減の3億34百万円、純利益が19.2%減の2億12百万円だった。

 新型コロナウイルスによる経済収縮の影響や、前年の消費増税前駆け込み需要の反動などで減収減益だった。室内装飾関連事業は9.1%減収で6.0%減益、その他は29.0%減収で赤字だった。

 ただし資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減効果で売上総利益率が1.3ポイント改善し、展示会中止や営業活動自粛などで販管費も減少した。また四半期別に見ると、第1四半期は売上高が47億80百万円で営業利益が1億55百万円だったが、第2四半期は売上高が52億68百万円で営業利益が1億62百万円だった。売上が回復傾向で、営業利益も増加した。

 通期は据え置いて減収減益予想としているが、住宅分野での停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、海外事業、新規領域)を推進する方針としている。需要が回復傾向であり、通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は調整一巡

 株価は上値が重く小幅レンジでモミ合う形だが、調整一巡感を強めている。低PBRも評価して出直りを期待したい。1月6日の終値は498円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円38銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1317円05銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月03日更新]

トーソーはモミ合い上放れ期待、21年3月期上振れ余地

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想としているが、需要が回復傾向であり、上振れ余地がありそうだ。株価は戻り高値圏の小幅レンジでモミ合う展開だが煮詰まり感を強めている。低PBRも評価してモミ合い上放れを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。20年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品の拡販を推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 20年10月には、遮像性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーン「マイテックシリーズ プライベートスクリーン」が、公益財団法人日本デザイン振興会の2020年度グッドデザイン賞を受賞した。前年のカーテンロール「シエロシリーズ」に続いて2年連続の受賞となる。

■21年3月期減収減益予想だが上振れ余地

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、純利益が19.4%減の4億70百万円としている。配当予想は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比9.5%減の100億48百万円、営業利益が9.2%減の3億17百万円、経常利益が7.1%減の3億34百万円、純利益が19.2%減の2億12百万円だった。

 新型コロナウイルスによる経済収縮の影響や、前年の消費増税前駆け込み需要の反動などで減収減益だった。室内装飾関連事業は9.1%減収で6.0%減益、その他は29.0%減収で赤字だった。

 ただし資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減効果で売上総利益率が1.3ポイント改善し、展示会中止や営業活動自粛などで販管費も減少した。また四半期別に見ると、第1四半期は売上高が47億80百万円で営業利益が1億55百万円だったが、第2四半期は売上高が52億68百万円で営業利益が1億62百万円だった。売上が回復傾向で、営業利益も増加した。

 通期は据え置いて減収減益予想としているが、住宅分野での停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、海外事業、新規領域)を推進する方針としている。需要が回復傾向であり、通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価はモミ合い上放れ期待

 株価は戻り高値圏の小幅レンジでモミ合う展開だが煮詰まり感を強めている。低PBRも評価してモミ合い上放れを期待したい。12月2日の終値は503円で、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円38銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1317円05銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月17日更新]

トーソーは戻り試す、21年3月期減収減益予想だが需要回復傾向で上振れ余地

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。21年3月期第2四半期累計は新型コロナウイルスの影響で減収減益だった。通期予想は据え置いて減収減益予想としているが、需要が回復傾向であり、通期上振れ余地がありそうだ。株価は小幅レンジでモミ合う形だが煮詰まり感を強めている。低PBRも注目点であり、モミ合い上放れて戻りを試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。20年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品の拡販を推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 20年10月には、遮像性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーン「マイテックシリーズ プライベートスクリーン」が、公益財団法人日本デザイン振興会の2020年度グッドデザイン賞を受賞した。前年のカーテンロール「シエロシリーズ」に続いて2年連続の受賞となる。

■21年3月期減収減益予想だが上振れ余地

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、純利益が19.4%減の4億70百万円としている。配当予想は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比9.5%減の100億48百万円、営業利益が9.2%減の3億17百万円、経常利益が7.1%減の3億34百万円、純利益が19.2%減の2億12百万円だった。

 新型コロナウイルスによる経済収縮の影響や、前年の消費増税前駆け込み需要の反動などで減収減益だった。室内装飾関連事業は9.1%減収で6.0%減益、その他は29.0%減収で赤字だった。

 ただし資材ロス低減や生産工程見直しなど原価低減効果で売上総利益率が1.3ポイント改善し、展示会中止や営業活動自粛などで販管費も減少した。また四半期別に見ると、第1四半期は売上高が47億80百万円で営業利益1億55百万円だが、第2四半期は売上高が52億68百万円で営業利益が1億62百万円と改善傾向だ。

 通期は据え置いて減収減益予想としているが、住宅分野での停滞を補うため、高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、海外事業、新規領域)を推進する方針としている。需要が回復傾向であり、通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は戻り試す

 株価は小幅レンジでモミ合う形だが煮詰まり感を強めている。低PBRも注目点であり、モミ合い上放れて戻りを試す展開を期待したい。11月16日の終値は499円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円38銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1317円05銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月06日更新]

トーソーはモミ合い煮詰まり感、21年3月期上振れの可能性

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想だが、第1四半期の営業損益が大幅改善した。さらに後半の需要回復も考慮すれば、通期上振れの可能性がありそうだ。株価は小幅レンジでモミ合う形だが煮詰まり感を強めてきた。低PBRも注目点であり、モミ合い上放れを期待したい。なお10月29日に第2四半期決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。20年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品の拡販を推進

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 10月2日には、遮像性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーン「マイテックシリーズ プライベートスクリーン」が、公益財団法人日本デザイン振興会の2020年度グッドデザイン賞を受賞したと発表している。前年のカーテンロール「シエロシリーズ」に続いて2年連続の受賞となる。

■21年3月期減収減益予想だが上振れの可能性

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、純利益が19.4%減の4億70百万円としている。配当予想は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第1四半期は、売上高が前年同期比5.2%減の47億80百万円、営業利益が1億55百万円の黒字(前年同期は72百万円の赤字)、経常利益が1億64百万円の黒字(同64百万円の赤字)、純利益が1億01百万円の黒字(同17百万円の赤字)だった。

 室内装飾関連事業は4.6%減収、その他は34.2%減収だった。新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で減収だった。ただし資材ロス削減や生産工程見直しなどの原価低減効果、展示会中止や営業活動自粛などによる販管費抑制効果で営業損益が大幅改善して黒字化した。

 通期は新型コロナウイルスの影響で厳しい事業環境が続くため減収減益予想としている。ただし住宅分野での停滞を補うため、さらなる高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。

 当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、第1四半期の営業損益が大幅改善した。さらに後半の需要回復も考慮すれば、通期上振れの可能性がありそうだ。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価はモミ合い煮詰まり感

 株価は小幅レンジでモミ合う展開が続いているが、煮詰まり感を強めてきた。低PBRも注目点であり、モミ合い上放れを期待したい。10月5日の終値は502円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円38銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1317円05銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月09日更新]

トーソーは下値切り上げ、21年3月期減収減益予想だが上振れ期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想としているが、第1四半期の営業損益が大幅改善したことや、期後半の緩やかな需要回復を考慮すれば、通期上振れ期待が高まる。株価は小動きでモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。低PBRも注目点であり、モミ合い上放れを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。20年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■高付加価値製品の拡販を推進

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を推進している。

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

■21年3月期減収減益予想だが上振れ期待

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、純利益が19.4%減の4億70百万円としている。配当予想は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第1四半期は売上高が前年同期比5.2%減の47億80百万円、営業利益が1億55百万円の黒字(前年同期は72百万円の赤字)、経常利益が1億64百万円の黒字(同64百万円の赤字)、純利益が1億01百万円の黒字(同17百万円の赤字)だった。

 室内装飾関連事業は4.6%減収、その他は34.2%減収だった。新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で減収だった。ただし資材ロス削減や生産工程見直しなどの原価低減効果、展示会中止や営業活動自粛などによる販管費抑制効果で営業損益が大幅改善して黒字化した。

 通期は新型コロナウイルスの影響で厳しい事業環境が続くため減収減益予想としている。ただし住宅分野での停滞を補うため、さらなる高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、第1四半期の営業損益が大幅改善したことや、期後半の緩やかな需要回復を考慮すれば、通期上振れ期待が高まる。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は下値切り上げ

 株価は小動きでモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。低PBRも注目点であり、モミ合い上放れを期待したい。9月8日の終値は501円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円38銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1317円05銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月19日更新]

トーソーは戻り試す、21年3月期1Q営業黒字化で通期上振れ期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。21年3月期は減収減益予想としている。当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、第1四半期は原価低減や販管費抑制で営業損益が大幅改善して黒字化した。期後半の経済活動の緩やかな回復を考慮すれば、通期上振れ期待が高まる。株価は小動きだが徐々に水準を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。20年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。

 生産は国内、インドネシア、中国で行い、国内外からの仕入品とともに、主に住宅市場向けに代理店等を通じて販売している。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、住宅分野での深耕、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 2016年度にスタートした10年間の経営ビジョン「Vision2025」では、目標値に売上高270億円、自己資本当期純利益率(ROE)8%以上を掲げている。

■21年3月期減収減益予想だが、1Q営業黒字化で通期上振れ期待

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、純利益が19.4%減の4億70百万円としている。配当予想は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第1四半期は売上高が前年同期比5.2%減の47億80百万円、営業利益が1億55百万円の黒字(前年同期は72百万円の赤字)、経常利益が1億64百万円の黒字(同64百万円の赤字)、純利益が1億01百万円の黒字(同17百万円の赤字)だった。

 室内装飾関連事業は4.6%減収、その他は34.2%減収だった。新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で減収だった。ただし資材ロス削減や生産工程見直しなどの原価低減効果、展示会中止や営業活動自粛などによる販管費抑制効果で営業損益が大幅改善して黒字化した。

 通期も厳しい事業環境が続くが、住宅分野での停滞を補うため、さらなる高収益体質への転換に向けた取り組みとあわせて、一層の成長戦略(非住宅分野、海外事業、新規領域)を推進する方針だ。当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、第4四半期の構成比が高い特性や、期後半の経済活動の緩やかな回復を考慮すれば、通期上振れ期待が高まる。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は戻り試す

 株価は小動きだが徐々に水準を切り上げている。月足チャートで見ると抵抗線となっていた24ヶ月移動平均線突破の動きを強めている。低PBRも注目点であり、戻りを試す展開を期待したい。8月18日の終値は490円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS50円38銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1317円05銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約49億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月01日更新]

トーソーは上値試す

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。21年3月期は減収減益予想としている。当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は小動きだが着実に水準を切り上げて戻り高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。20年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■21年3月期減収減益予想

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、純利益が19.4%減の4億70百万円としている。配当予想は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 厳しい事業環境が続くが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組む方針としている。当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年3月末の株主対象

 株主優待制度は毎年3月末時点の株主を対象として実施している。なお20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容に変更(詳細は会社HP参照)した。

■株価は上値試す

 株価は小動きだが着実に水準を切り上げて戻り高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。6月30日の終値は497円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS50円38銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1317円05銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約50億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月05日更新]

トーソーは戻り試す

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。6月3日には飛沫感染予防にも有効な防炎機能付ビニールカーテンの販売開始をリリースしている。21年3月期は減収減益予想としている。当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は小動きだが、4月の安値圏から着実に下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。20年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■21年3月期減収減益予想

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、純利益が19.4%減の4億70百万円としている。配当予想は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 厳しい事業環境が続くが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組む方針としている。当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更し、20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とした。

■株価は戻り試す

 株価は小動きだが、4月の安値圏から着実に下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。6月4日の終値は465円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円38銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1317円05銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約47億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月15日更新]

トーソーは戻り試す

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。21年3月期は減収減益予想としている。当面は新型コロナウイルスの影響が懸念材料となるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は4月の安値圏から急反発している。戻りを試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。20年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、その他が2%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■21年3月期減益予想

 20年3月期連結業績は、売上高が19年3月期比0.2%増の226億87百万円、営業利益が30.9%増の9億円、経常利益が26.1%増の8億84百万円、純利益が31.0%増の5億83百万円だった。配当は19年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)とした。

 事業環境が厳しく売上の伸びは小幅だが、原価低減活動や生産性向上への取り組みの効果で利益は計画を大幅に上回り、減益予想から一転して大幅増益で着地した。

 21年3月期連結業績予想は売上高が20年3月期比3.0%減の220億円、営業利益が22.3%減の7億円、経常利益が19.7%減の7億10百万円、純利益が19.4%減の4億70百万円としている。配当予想は20年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 厳しい事業環境が続くが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組む方針としている。当面は新型コロナウイルスの影響が懸念材料となるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更し、20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とした。

■株価は戻り試す

 株価は4月の安値圏から急反発している。戻りを試す展開を期待したい。5月14日の終値は463円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円38銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1317円05銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約46億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月09日更新]

トーソーは売り一巡

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。なお新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言で、東京、大阪、名古屋の各ショールームを臨時休館する。当面は影響に注意が必要となるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化で年初来安値を更新する場面があったが、売り一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。19年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、介護関連用品等その他事業が2%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■20年3月期減益予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.7%増の228億円、営業利益が12.8%減の6億円、経常利益が13.0%減の6億10百万円、純利益が10.1%減の4億円としている。配当予想は19年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比1.1%増の165億70百万円、営業利益が2.4倍の6億02百万円、経常利益が2.3倍の6億19百万円、そして純利益が2.9倍の4億24百万円だった。売上の伸びは小幅だが、資材歩留まり改善や生産工程見直しなどの原価低減効果で、売上総利益率が2.1ポイント改善して大幅増益だった。

 通期は事業環境が厳しく減益予想だが、第3四半期累計の利益は通期予想を超過達成した。通期上振れの可能性がありそうだ。なお新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言で、東京、大阪、名古屋の各ショールームを臨時休館する。当面は影響に注意が必要となるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とする。

■株価は売り一巡

 株価は地合い悪化で年初来安値を更新する場面があったが、売り一巡して出直りを期待したい。4月8日の終値は406円、前期推定連結PER(会社予想連結EPS40円61銭で算出)は約10倍、前期推定配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.5%、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS1223円39銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約41億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月04日更新]

トーソーは反発の動き、20年3月期上振れの可能性

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。20年3月期減益予想だが、第3四半期累計が大幅増益となり、通期上振れの可能性が高いだろう。株価は地合い悪で急落したが、反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。19年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、介護関連用品等その他事業が2%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■20年3月期上振れの可能性

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.7%増の228億円、営業利益が12.8%減の6億円、経常利益が13.0%減の6億10百万円、純利益が10.1%減の4億円としている。配当予想は19年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比1.1%増の165億70百万円、営業利益が2.4倍の6億02百万円、経常利益が2.3倍の6億19百万円、そして純利益が2.9倍の4億24百万円だった。売上の伸びは小幅だが、資材歩留まり改善や生産工程見直しなどの原価低減効果で、売上総利益率が2.1ポイント改善して大幅増益だった。

 通期は事業環境が厳しく減益予想としているが、第3四半期累計の利益は通期予想を超過達成している。通期上振れの可能性が高いだろう。

■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とする。

■株価は反発の動き

 株価は地合い悪で急落したが、反発の動きを強めている。出直りを期待したい。3月3日の終値は482円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS40円61銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想10円で算出)は約2.1%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1223円39銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約48億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月05日更新]

トーソーは調整一巡、20年3月期3Q累計大幅増益で通期上振れの可能性

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。20年3月期減益予想だが、第3四半期累計は原価低減効果などで大幅増益となり、通期利益予想を超過達成している。通期上振れの可能性が高いだろう。株価は上値の重い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。19年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、介護関連用品等その他事業が2%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■20年3月期3Q累計大幅増益で通期上振れの可能性

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.7%増の228億円、営業利益が12.8%減の6億円、経常利益が13.0%減の6億10百万円、純利益が10.1%減の4億円としている。配当予想は19年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比1.1%増の165億70百万円、営業利益が2.4倍の6億02百万円、経常利益が2.3倍の6億19百万円、そして純利益が2.9倍の4億24百万円だった。売上の伸びは小幅にとどまったが、資材歩留まり改善や生産工程見直しなどの原価低減効果で、売上総利益率が2.1ポイント改善して大幅増益だった。

 通期は事業環境が厳しく減益予想としているが、第3四半期累計の利益は通期予想を超過達成している。通期上振れの可能性が高いだろう。

■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とする。

■株価は調整一巡

 株価は上値の重い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。2月4日の終値は506円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS40円61銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1223円39銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約51億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月07日更新]

トーソーは調整一巡、20年3月期減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力として、介護用品事業も展開している。20年3月期減益予想だが、上振れ余地がありそうだ。収益改善を期待したい。株価は戻り一服の形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。19年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、介護関連用品等その他事業が2%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■20年3月期減益予想だが上振れ余地

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.7%増の228億円、営業利益が12.8%減の6億円、経常利益が13.0%減の6億10百万円、純利益が10.1%減の4億円としている。配当予想は19年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.5%増の111億円となり、営業利益が4.2倍の3億49百万円、経常利益が3.4倍の3億59百万円、そして純利益が5.2倍の2億63百万円だった。住宅分野における消費増税前の受注増、非住宅分野におけるホテルや商業施設の需要獲得、資材歩留まり改善や生産工程見直しによる売上総利益率上昇などで大幅増益だった。

 通期は事業環境が厳しく減益予想としているが、第2四半期累計の進捗率は売上高48.7%、営業利益58.2%と順調だった。通期上振れ余地がありそうだ。収益改善を期待したい。

■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とする。

■株価は調整一巡

 株価は戻り一服の形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。1月6日の終値は505円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS40円61銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1223円39銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約51億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月04日更新]

トーソーは戻り試す、20年3月期減益予想だが上振れ余地

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。20年3月期減益予想だが、第2四半期累計が大幅増益であり、通期上振れ余地がありそうだ。収益改善を期待したい。株価は安値圏モミ合いから上放れた。戻りを試す展開を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。19年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、介護関連用品等その他事業が2%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■20年3月期減益予想だが上振れ余地

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.7%増の228億円、営業利益が12.8%減の6億円、経常利益が13.0%減の6億10百万円、純利益が10.1%減の4億円としている。配当予想は19年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.5%増の111億円となり、営業利益が4.2倍の3億49百万円、経常利益が3.4倍の3億59百万円、そして純利益が5.2倍の2億63百万円だった。住宅分野における消費増税前の受注増、非住宅分野におけるホテルや商業施設の需要獲得、資材歩留まり改善や生産工程見直しによる売上総利益率上昇などで大幅増益だった。

 通期は事業環境が厳しく減益予想としているが、第2四半期累計の進捗率は売上高48.7%、営業利益58.2%と順調だった。通期上振れ余地がありそうだ。収益改善を期待したい。

■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とする。

■株価は戻り試す

 株価は安値圏モミ合いから上放れた。戻りを試す展開を期待したい。12月3日の終値は498円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS40円61銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1223円39銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約50億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月05日更新]

トーソーは反発の動き、20年3月期2Q累計大幅増益で通期も収益改善期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。20年3月期第2四半期累計は大幅増益だった。通期減益予想だが収益改善を期待したい。株価は反発の動きを強めている。下値固め完了して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。19年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、介護関連用品等その他事業が2%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■20年3月期2Q累計大幅増益で通期も収益改善期待

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.7%増の228億円、営業利益が12.8%減の6億円、経常利益が13.0%減の6億10百万円、純利益が10.1%減の4億円としている。配当予想は19年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)で、予想配当性向は24.6%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.5%増の111億円となり、営業利益が4.2倍の3億49百万円、経常利益が3.4倍の3億59百万円、そして純利益が5.2倍の2億63百万円だった。住宅分野における消費増税前の受注増、非住宅分野におけるホテルや商業施設の需要獲得、資材歩留まり改善や生産工程見直しによる売上総利益率上昇などで大幅増益だった。

 通期は事業環境が厳しく減益予想としているが、第2四半期累計の進捗率は売上高48.7%、営業利益58.2%と順調だった。通期も収益改善を期待したい。

■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とする。

■株価は反発の動き

 株価は反発の動きを強めている。下値固め完了して出直りを期待したい。11月1日の終値は465円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS40円61銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1223円39銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約47億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月07日更新]

トーソーは調整一巡

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。20年3月期は減益予想である。第1四半期は赤字が縮小した。通期ベースで収益改善を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。なお10月31日に第2四半期決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。19年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、介護関連用品等その他事業が2%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■20年3月期減益予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.7%増の228億円、営業利益が12.8%減の6億円、経常利益が13.0%減の6億10百万円、純利益が10.1%減の4億円としている。配当予想は19年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で、予想配当性向は24.6%となる。

 第1四半期は売上高が前年同期比1.6%増の50億40百万円、営業利益が72百万円の赤字(前年同期は81百万円の赤字)、経常利益が64百万円の赤字(同72百万円の赤字)、純利益が17百万円の赤字(同54百万円の赤字)だった。

 通期は事業環境が厳しく減益予想としているが、第1四半期は小幅ながら増収となり、原価低減による売上総利益率改善も寄与して赤字が縮小した。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とする。

■株価は調整一巡

 株価は反発力の鈍い展開だが調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。10月4日の終値は454円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS40円61銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想年間10円で算出)は約2.2%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1223円39銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月06日更新]

トーソーは調整一巡、20年3月期減益予想だが1Q赤字縮小

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。20年3月期減益予想だが、第1四半期は赤字が縮小した。通期収益改善を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。19年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、介護関連用品等その他事業が2%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■20年3月期減益予想だがやや保守的、1Qは赤字縮小

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.7%増の228億円、営業利益が12.8%減の6億円、経常利益が13.0%減の6億10百万円、純利益が10.1%減の4億円としている。配当予想は19年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で、予想配当性向は24.6%となる。

 第1四半期は売上高が前年同期比1.6%増の50億40百万円、営業利益が72百万円の赤字(前年同期は81百万円の赤字)、経常利益が64百万円の赤字(同72百万円の赤字)、純利益が17百万円の赤字(同54百万円の赤字)だった。

 通期は事業環境が厳しく減益予想としているが、第1四半期は小幅ながら増収となり、原価低減による売上総利益率改善も寄与して赤字が縮小した。通期ベースでも収益改善を期待したい。

■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とする。

■株価は調整一巡

 株価は反発力の鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。9月5日の終値は448円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS40円61銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約2.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1223円39銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月02日更新]

トーソーは下値切り上げ、20年3月期減益予想だが1Qは赤字縮小

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。20年3月期減益予想だが、第1四半期は赤字が縮小した。通期ベースでも収益改善を期待したい。株価は20年3月期減益予想の織り込みが完了し、5月の年初来安値から反発して下値を切り上げている。出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。19年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、介護関連用品等その他事業が2%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■20年3月期減益予想だがやや保守的、1Qは赤字縮小

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.7%増の228億円、営業利益が12.8%減の6億円、経常利益が13.0%減の6億10百万円、純利益が10.1%減の4億円としている。配当予想は19年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で、予想配当性向は24.6%となる。

 第1四半期は売上高が前年同期比1.6%増の50億40百万円、営業利益が72百万円の赤字(前年同期は81百万円の赤字)、経常利益が64百万円の赤字(同72百万円の赤字)、純利益が17百万円の赤字(同54百万円の赤字)だった。

 通期は事業環境が厳しく減益予想としているが、第1四半期は小幅ながら増収となり、原価低減による売上総利益率改善も寄与して赤字が縮小した。通期ベースでも収益改善を期待したい。

■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とする。

■株価は下値切り上げ

 株価は20年3月期減益予想の織り込みが完了し、5月の年初来安値415円から反発して下値を切り上げている。出直りを期待したい。8月1日の終値は464円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS40円61銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約2.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1223円39銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約46億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月04日更新]

トーソーは反発の動き、20年3月期減益予想だがやや保守的

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。20年3月期減益予想だが、やや保守的だろう。株価は反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。なお7月31日に第1四半期決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。19年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、介護関連用品等その他事業が2%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■20年3月期減益予想だがやや保守的

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.7%増の228億円、営業利益が12.8%減の6億円、経常利益が13.0%減の6億10百万円、純利益が10.1%減の4億円としている。配当予想は19年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.6%となる。

 引き続き事業環境が厳しく減益予想としているが、やや保守的だろう。収益改善を期待したい。
 
■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とする。

■株価は反発の動き

 株価は反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。7月3日の終値は459円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS40円61銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約2.2%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1223円39銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約46億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月18日更新]

トーソーは売り一巡、20年3月期減益予想だがやや保守的

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。20年3月期減益予想だが、やや保守的だろう。株価は年初来安値圏だが売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。19年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、介護関連用品等その他事業が2%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■20年3月期減益予想だがやや保守的

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.7%増の228億円、営業利益が12.8%減の6億円、経常利益が13.0%減の6億10百万円、純利益が10.1%減の4億円としている。配当予想は19年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.6%となる。

 引き続き事業環境が厳しく減益予想としているが、やや保守的だろう。収益改善を期待したい。
 
■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP参照)とする。

■株価は売り一巡

 株価は年初来安値圏だが売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。6月17日の終値は428円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS40円61銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約2.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1223円39銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約43億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月27日更新]

トーソーは20年3月期減益予想だが売り一巡

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。19年3月期は減益だった。そして20年3月期も減益予想だが、やや保守的だろう。株価は年初来安値圏だが、売り一巡感を強めている。反発を期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。19年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98%、介護関連用品等その他事業が2%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■20年3月期減益予想

 19年3月期連結業績は、売上高が18年3月期比0.8%増の226億51百万円、営業利益が13.5%減の6億88百万円、経常利益が13.0%減の7億01百万円、純利益が12.3%減の4億45百万円だった。配当は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で、配当性向は22.1%となる。

 主力の住宅分野で新設住宅着工戸数がやや持ち直したが、非住宅向け建築着工床面積が減少し、原材料価格や物流コストの上昇も影響して減益だった。室内装飾関連事業は0.6%増収だが12.9%減益、その他事業は12.0%増収だが37.3%減益だった。

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.7%増の228億円、営業利益が12.8%減の6億円、経常利益が13.0%減の6億10百万円、純利益が10.1%減の4億円としている。配当予想は19年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.6%となる。

 引き続き事業環境が厳しく減益予想としているが、やや保守的だろう。収益改善を期待したい。
 
■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。19年3月31日基準は従来どおりの保有株式数による優待内容だが、20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP)とする。

■株価は売り一巡感

 株価は5月16日に442円まで下押して年初来安値圏だが、その後は売り一巡感を強めている。反発を期待したい。5月24日の終値は452円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS40円61銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約2.2%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1223円39銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月03日更新]

トーソーは出直り期待、19年3月期減益予想だが20年3月期収益改善期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。19年3月期減益予想だが、20年3月期の収益改善を期待したい。株価は3月の戻り高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。18年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■19年3月期減益予想だが20年3月期収益改善期待

 19年3月期連結業績予想は売上高が18年3月期比1.5%増の228億円、営業利益が9.5%減の7億20百万円、経常利益が9.5%減の7億30百万円、純利益が7.4%減の4億70百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は21.9%となる。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比0.5%増の163億91百万円、営業利益が52.8%減の2億51百万円、経常利益が50.7%減の2億66百万円、純利益が56.6%減の1億47百万円だった。主力の住宅分野で新設住宅着工戸数が低調に推移し、原材料価格や物流コストの上昇も影響して大幅減益だった。セグメント別には、室内装飾関連事業が0.4%増収で53.2%減益、その他事業が8.4%増収で42.6%減益だった。

 通期ベースでも原材料価格・物流コストの上昇などで減益予想である。ただし営業利益の四半期別推移を見ると第1四半期81百万円の赤字、第2四半期1億65百万円の黒字、第3四半期1億67百万円の黒字と改善傾向である。20年3月期の収益改善を期待したい。
 
■株主優待制度を一部変更

 株主優待制度は一部変更した。19年3月31日基準は従来どおりの保有株式数による優待内容だが、20年3月31日基準から保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP)とする。

■株価は出直り期待

 株価は3月の戻り高値圏560円近辺からから反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。4月2日の終値は520円、前期推定連結PER(会社予想連結EPS45円72銭で算出)は約11倍、前期推定配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約1.9%、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS1133円26銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約52億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月05日更新]

トーソーは戻り歩調、19年3月期減益予想だが20年3月期収益改善期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。19年3月期減益予想だが、20年3月期の収益改善を期待したい。株価は地合い悪が影響した12月の安値から切り返して戻り歩調だ。出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。18年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■19年3月期減益予想、20年3月期収益改善期待

 19年3月期連結業績予想は売上高が18年3月期比1.5%増の228億円、営業利益が9.5%減の7億20百万円、経常利益が9.5%減の7億30百万円、純利益が7.4%減の4億70百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は21.9%となる。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比0.5%増の163億91百万円、営業利益が52.8%減の2億51百万円、経常利益が50.7%減の2億66百万円、純利益が56.6%減の1億47百万円だった。主力の住宅分野で新設住宅着工戸数が低調に推移し、原材料価格や物流コストの上昇も影響して大幅減益だった。セグメント別には、室内装飾関連事業が0.4%増収で53.2%減益、その他事業が8.4%増収で42.6%減益だった。

 通期ベースでも原材料価格・物流コストの上昇などで減益予想である。営業利益の四半期別推移を見ると第1四半期81百万円の赤字、第2四半期1億65百万円の黒字、第3四半期1億67百万円の黒字と改善傾向である。20年3月期の収益改善を期待したい。
 
■株主優待制度を一部変更

 なお株主優待制度を一部変更する。19年3月31日基準は従来どおりの保有株式数による優待内容だが、20年3月31日基準から、保有株式数および継続保有期間に応じた優待内容(詳細は会社HP)とする。

■株価は戻り歩調

 株価は地合い悪が影響した12月の安値444円から切り返して戻り歩調だ。2月1日には543円まで上伸した。出直りを期待したい。2月4日の終値は539円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS45円72銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1133円26銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約54億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月11日更新]

トーソーは売り一巡して出直り期待、19年3月期減益予想だが20年3月期収益改善期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。19年3月期減益予想だが、20年3月期の収益改善を期待したい。株価は地合い悪の影響で昨年来安値圏だが、売り一巡して出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。18年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■19年3月期減益予想、20年3月期収益改善期待

 19年3月期連結業績予想は売上高が18年3月期比1.5%増の228億円、営業利益が9.5%減の7億20百万円、経常利益が9.5%減の7億30百万円、純利益が7.4%減の4億70百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は21.9%となる。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比0.2%減の107億22百万円、営業利益が72.7%減の84百万円、経常利益が66.0%減の1億06百万円、純利益が73.3%減の50百万円だった。

 成長戦略で注力している非住宅分野、新規分野、海外事業は拡大したが、主力の住宅分野で新設住宅着工戸数が低調に推移したため、全体として微減収となり、原材料価格や物流コストの上昇も影響して大幅減益だった。セグメント別には室内装飾関連事業が0.5%減収・75.3%減益、その他事業が13.2%増収・18.1%減益だった。

 通期ベースでも原材料価格・物流コストの上昇などで減益予想としている。20年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は売り一巡して出直り期待

 株価は地合い悪の影響で昨年来安値圏だが、12月26日の444円から反発の動きを強めている。1月10日には512円まで上伸した。売り一巡して出直りを期待したい。1月10日の終値は511円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS45円72銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1133円26銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約51億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月07日更新]

トーソーは下値切り上げて出直り期待、19年3月期減益予想の織り込み完了

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。株価は19年3月期減益予想の織り込みが完了して11月の年初来安値から反発し、さらに自己株式消却(11月30日付で100万株)も好感して下値を切り上げている。出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。18年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■19年3月期減益予想

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.5%増の228億円だが、営業利益が9.5%減の7億20百万円、経常利益が9.5%減の7億30百万円、純利益が7.4%減の4億70百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比0.2%減の107億22百万円、営業利益が72.7%減の84百万円、経常利益が66.0%減の1億06百万円、純利益が73.3%減の50百万円だった。

 成長戦略で注力している非住宅分野、新規分野、海外事業は拡大したが、主力の住宅分野で新設住宅着工戸数が低調に推移したため、全体として微減収となり、原材料価格や物流コストの上昇も影響して大幅減益だった。セグメント別には室内装飾関連事業が0.5%減収・75.3%減益、その他事業が13.2%増収・18.1%減益だった。

 通期も原材料価格・物流コストの上昇などで減益予想としている。配当予想は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は21.9%となる。

■株価は下値切り上げて出直り期待

 株価は19年3月期減益予想の織り込みが完了して11月5日の年初来安値499円から反発し、さらに11月12日発表の自己株式消却(11月30日付で100万株)も好感して下値を切り上げている。そして11月28日には600円まで急伸する場面があった。

 12月6日の終値は559円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS45円72銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1133円26銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約56億円である。出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月05日更新]

トーソーは売り一巡して反発期待、19年3月期2Q累計大幅減益で通期も減益予想だが織り込み済み

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。株価は年初来安値圏だが、売り一巡して反発を期待したい。19年3月期第2四半期累計が大幅減益で、通期も減益予想だが、織り込み済みだろう。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。18年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■19年3月期2Q累計大幅減益で通期も減益予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.5%増の228億円、営業利益が9.5%減の7億20百万円、経常利益が9.5%減の7億30百万円、純利益が7.4%減の4億70百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比0.2%減の107億22百万円、営業利益が72.7%減の84百万円、経常利益が66.0%減の1億06百万円、純利益が73.3%減の50百万円だった。

 成長戦略で注力している非住宅分野、新規分野、海外事業は拡大したが、主力の住宅分野で新設住宅着工戸数が低調に推移したため、全体として微減収となり、原材料価格や物流コストの上昇も影響して大幅減益だった。セグメント別には室内装飾関連事業が0.5%減収・75.3%減益、その他事業が13.2%増収・18.1%減益だった。

 通期も原材料価格・物流コストの上昇などで減益予想としている。配当予想は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は21.9%となる。

■株価は売り一巡して反発期待

 株価は年初来安値圏で10月30日に503円まで下押したが、第2四半期累計の大幅減益に対するネガティブ反応は限定的だ。通期減益予想も織り込み済みだろう。売り一巡して反発を期待したい。

 11月2日の終値は506円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS45円72銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1133円26銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約56億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月16日更新]

トーソーは19年3月期減益予想を織り込んで下値固め完了感

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。株価は19年3月期減益予想を織り込んで下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。18年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。
■19年3月期減益予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.5%増の228億円、営業利益が9.5%減の7億20百万円、経常利益が9.5%減の7億30百万円、純利益が7.4%減の4億70百万円としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比2.0%減の49億62百万円、営業利益が81百万円の赤字(前年同期は43百万円の赤字)、経常利益が72百万円の赤字(同40百万円の赤字)、純利益が54百万円の赤字(同39百万円の赤字)だった。

 非住宅分野や海外事業が拡大したが、住宅関連市場の停滞の影響で微減収となり、原材料価格や物流コストの上昇も影響して各利益は赤字が拡大した。室内装飾関連事業は2.3%減収、その他事業は14.1%増収だった。

 通期も原材料・物流コストの上昇などで減益予想としている。配当予想は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は21.9%となる。

■株価は下値固め完了感

 株価は安値圏だが、6月の年初来安値518円を割り込むことなく、19年3月期減益予想を織り込んで下値固め完了感を強めている。

 10月15日の終値は532円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS45円72銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1133円26銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約59億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。下値固め完了して出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月03日更新]

トーソーは19年3月期減益予想の織り込み完了して反発の動き

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。株価は反発の動きを強めている。19年3月期減益予想の織り込みが完了したようだ。出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。18年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■19年3月期減益予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.5%増の228億円、営業利益が9.5%減の7億20百万円、経常利益が9.5%減の7億30百万円、純利益が7.4%減の4億70百万円としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比2.0%減の49億62百万円、営業利益が81百万円の赤字(前年同期は43百万円の赤字)、経常利益が72百万円の赤字(同40百万円の赤字)、純利益が54百万円の赤字(同39百万円の赤字)だった。

 非住宅分野や海外事業が拡大したが、住宅関連市場の停滞の影響で微減収となり、原材料価格や物流コストの上昇も影響して各利益は赤字が拡大した。室内装飾関連事業は2.3%減収、その他事業は14.1%増収だった。

 通期も原材料・物流コストの上昇などで減益予想としている。配当予想は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は21.9%となる。

■株価は反発の動き

 株価は安値圏だが、6月の518円を割り込むことなく、直近安値520円近辺から反発の動きを強めている。19年3月期減益予想の織り込みが完了したようだ。

 8月31の終値は552円で、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS45円72銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1133円26銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約61億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を突破した。出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月02日更新]

トーソーは下値固め完了感、19年3月期1Q赤字拡大だが反応限定的

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。19年3月期第1四半期は赤字が拡大した。通期も減益予想である。ただし株価のネガティブ反応は限定的で下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。18年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■19年3月期1Qは赤字拡大、通期も減益予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.5%増の228億円、営業利益が9.5%減の7億20百万円、経常利益が9.5%減の7億30百万円、純利益が7.4%減の4億70百万円としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比2.0%減の49億62百万円、営業利益が81百万円の赤字(前年同期は43百万円の赤字)、経常利益が72百万円の赤字(同40百万円の赤字)、純利益が54百万円の赤字(同39百万円の赤字)だった。

 非住宅分野や海外事業が拡大したが、住宅関連市場の停滞の影響で微減収となり、原材料価格や物流コストの上昇も影響して各利益は赤字が拡大した。なお室内装飾関連事業は2.3%減収、その他事業は14.1%増収だった。

 通期も原材料・物流コストの上昇などで減益予想としている。配当予想は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は21.9%となる。

■株価は下値固め完了感、低PBRも見直し

 株価は地合い悪化の影響で戻り高値圏600円近辺から反落し、安値圏530円〜550円近辺で推移している。ただし第1四半期業績に対するネガティブ反応は限定的で、下値固め完了感を強めている。

 8月1日の終値535円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS45円72銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1133円26銭で算出)は約0.5倍である。時価総額は約59億円である。

 週足チャートで見ると6月安値を割り込むことなく徐々に下値を切り上げている。出直りを期待したい。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月11日更新]

トーソーは売り一巡して出直り期待、19年3月期減益予想だがやや保守的

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。19年3月期減益予想だがやや保守的だろう。株価は地合い悪化の影響で反落したが、売り一巡して出直りを期待したい。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料だ。なお7月31日に第1四半期決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。18年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■19年3月期減益予想だがやや保守的

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.5%増の228億円、営業利益が9.5%減の7億20百万円、経常利益が9.5%減の7億30百万円、純利益が7.4%減の4億70百万円としている。

 原材料・物流コストの上昇などで減益予想だが、やや保守的だろう。なお配当予想は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は21.9%となる。

■株価は売り一巡して出直り期待、低PBRも見直し

 株価は地合い悪化の影響で戻り高値圏600円近辺から反落したが、6月4日の年初来安値518円を割り込むことなく切り返して売り一巡感を強めている。

 7月10日の終値541円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS45円72銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1133円26銭で算出)は約0.5倍である。時価総額は約60億円である。

 週足チャートで見ると安値圏の下ヒゲで売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月14日更新]

トーソーは売り一巡して出直り、19年3月期減益予想だがやや保守的

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。19年3月期減益予想だがやや保守的だろう。株価は売り一巡して出直りの動きを強めている。低PBRも見直し材料だろう。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。18年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■19年3月期減益予想だがやや保守的

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.5%増の228億円、営業利益が9.5%減の7億20百万円、経常利益が9.5%減の7億30百万円、純利益が7.4%減の4億70百万円としている。

 原材料・物流コストの上昇などで減益予想だが、やや保守的だろう。なお配当予想は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は21.9%となる。

■株価は売り一巡して出直り、低PBRも見直し

 株価は売り一巡して出直りの動きを強めている。6月4日の安値518円から切り返し、6月13日には555円まで上伸した。

 6月13日の終値554円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS45円72銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1133円26銭で算出)は約0.5倍である。時価総額は約61億円である。

 週足チャートで見ると安値圏の下ヒゲで底打ち感を強めている。低PBRも見直し材料だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月17日更新]

トーソーは売り一巡して反発期待、19年3月期減益予想だがやや保守的

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。18年3月期は減益だったが、各利益とも計画を上回った。19年3月期も減益予想だが、やや保守的だろう。株価は19年3月期減益予想を嫌気する形で水準を切り下げたが、売り一巡して反発を期待したい。低PBRも見直し材料だろう。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。18年3月期のセグメント別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■18年3月期減益だが計画上回る、19年3月期減益予想だが保守的

 18年3月期連結業績は、売上高が17年3月期比0.0%減の224億71百万円、営業利益が21.0%減の7億95百万円、経常利益が19.3%減の8億06百万円、純利益が27.8%減の5億07百万円だった。

 展示会・イベント開催などの営業強化策を推進したが、住宅市場の低迷などで売上高が計画を下回り、原材料・物流コストの上昇も影響して減益だった。ただし原価低減活動などで各利益は計画を上回った。売上総利益率は41.0%で0.7ポイント低下、販管費比率は37.5%で0.2ポイント低下した。特別利益では厚生年金基金解散損失引当金戻入額と子会社清算益が一巡した。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が0.0%減の221億36百万円で営業利益が21.1%減の7億75百万円、その他は売上高が0.6%増の3億35百万円で営業利益が19.7%減の20百万円だった。

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.5%減の228億円、営業利益が9.5%減の7億20百万円、経常利益が9.5%減の7億30百万円、純利益が7.4%減の4億70百万円としている。原材料・物流コストの上昇などで減益予想だが、やや保守的だろう。

 18年3月期の配当は17年3月期比2円減配の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)とした。19年3月期の配当予想は18年3月期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で、予想配当性向は21.9%となる。

■株価は売り一巡感、低PBRも見直し

 株価は19年3月期減益予想を嫌気する形で水準を切り下げた。ただし580円近辺で売り一巡感を強めている。

 5月16日の終値584円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS45円72銭で算出)は約13倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は約1.7%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1133円26銭で算出)は約0.5倍である。時価総額は約64億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。低PBRも見直して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月03日更新]

トーソーは売られ過ぎ感、18年3月期予想に上振れ余地で19年3月期の収益改善期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。18年3月期減益予想だが上振れ余地がありそうだ。また19年3月期の収益改善を期待したい。株価は戻り高値圏から急反落したが売られ過ぎ感を強めている。低PBRも見直し材料だろう。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。17年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%(カーテンレール類が約47%、ブラインド類が約42%、間仕切類が約2%、その他が約8%)で、介護関連用品などのその他事業が1.5%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■18年3月期減益予想だが上振れ余地

 18年3月期連結業績予想は、売上高が17年3月期比2.3%増の230億円、営業利益が29.5%減の7億10百万円、経常利益が30.0%減の7億円、純利益が38.8%減の4億30百万円としている。配当予想は、前期から特別配当2円を落として年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.3%となる。

 高付加価値型新製品の提案やプロモーション活動を積極的に推進し、原価低減活動も推進するが、新設住宅着工戸数の減少を見込み、大幅増益だった前期の反動などで減益予想としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比0.3%増の163億06百万円、営業利益が0.4%減の5億33百万円、経常利益が1.6%増の5億41百万円、純利益が10.4%減の3億40百万円だった。売上総利益率は41.2%で0.5ポイント低下、販管費比率は37.9%で0.5ポイント低下した。純利益は前期計上した厚生年金基金解散損失引当金戻入額の剥落が影響した。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が0.3%増の160億48百万円で営業利益が2.1%減の5億14百万円、その他は売上高が1.9%増の2億57百万円で営業利益が84.8%増の19百万円だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が70.9%、営業利益が75.1%、経常利益が77.3%、純利益が79.1%と順調である。第4四半期の構成比が高い特性を考慮すれば通期予想に上振れ余地がありそうだ。また19年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は売られ過ぎ感、低PBRも見直し

 株価は戻り高値圏の680円近辺から急反落し、4月2日には603円まで調整した。ただし売られ過ぎ感を強めている。

 4月2日の終値604円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS41円07銭で算出)は14〜15倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.7%近辺、そして前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS1109円29銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約66億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が10%程度に拡大して売られ過ぎ感を強めている。また週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。低PBRも見直して反発が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月07日更新]

トーソーは戻り歩調、18年3月期予想に上振れ余地、低PBRも見直し

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。18年3月期減益予想だが上振れ余地がありそうだ。株価は地合い悪化の売りが一巡して戻り歩調だ。低PBRも見直し材料だろう。
 
■カーテンレール・インテリアブラインドの大手
 
 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。
 
 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。17年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%(カーテンレール類が約47%、ブラインド類が約42%、間仕切類が約2%、その他が約8%)で、介護関連用品などのその他事業が1.5%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。
 
 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。
 
■18年3月期減益予想だが上振れ余地
 
 18年3月期連結業績予想は、売上高が17年3月期比2.3%増の230億円、営業利益が29.5%減の7億10百万円、経常利益が30.0%減の7億円、純利益が38.8%減の4億30百万円としている。配当予想は、前期から特別配当2円を落として年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.3%となる。
 
 高付加価値型新製品の提案やプロモーション活動を積極的に推進し、原価低減活動も推進するが、新設住宅着工戸数の減少を見込み、大幅増益だった前期の反動などで減益予想としている。
 
 第3四半期累計は、売上高が前年同期比0.3%増の163億06百万円、営業利益が0.4%減の5億33百万円、経常利益が1.6%増の5億41百万円、純利益が10.4%減の3億40百万円だった。
 
 概ね横ばいだった。売上総利益率は41.2%で0.5ポイント低下、販管費比率は37.9%で0.5ポイント低下した。純利益は前期計上した厚生年金基金解散損失引当金戻入額の剥落が影響した。
 
 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が0.3%増の160億48百万円で営業利益が2.1%減の5億14百万円、その他は売上高が1.9%増の2億57百万円で営業利益が84.8%増の19百万円だった。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が70.9%、営業利益が75.1%、経常利益が77.3%、純利益が79.1%と順調である。第4四半期の構成比が高い特性を考慮すれば通期予想に上振れ余地がありそうだ。
 
■株価は地合い悪化の売りが一巡して戻り歩調、低PBRも見直し
 
 株価は98年来となる1月高値720円から地合い悪化で反落したが、2月6日の直近安値570円から切り返して660円近辺まで上伸している。地合い悪化の売りが一巡して戻り歩調だ。
 
 3月6日の終値653円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS41円07銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.5%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1109円29銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約72億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月11日更新]

トーソーは98年来高値圏、18年3月期減益予想だが上振れ余地、PBRは依然として1倍割れ

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。18年3月期は減益予想だが上振れ余地がありそうだ。株価は98年来の高値圏だ。PBRは依然として1倍割れ水準であり、上値を試す展開が期待される。なお1月31日に第3四半期決算発表を予定している。
 
■カーテンレール・インテリアブラインドの大手
 
 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。
 
 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。17年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%(カーテンレール類が約47%、ブラインド類が約42%、間仕切類が約2%、その他が約8%)で、介護関連用品などのその他事業が1.5%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期(1〜3月)の構成比が高い特性がある。
 
 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。
 
■18年3月期減益予想だが上振れ余地
 
 今期(18年3月期)連結業績予想(5月15日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.3%増の230億円、営業利益が29.5%減の7億10百万円、経常利益が30.0%減の7億円、純利益が38.8%減の4億30百万円としている。配当予想は前期から特別配当2円を落として年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.3%となる。
 
 高付加価値型新製品の提案やプロモーション活動を積極的に推進し、原価低減活動も推進するが、新設住宅着工戸数の減少を見込み、大幅増益だった前期の反動などで減益予想としている。
 
 第2四半期累計は売上高が前年同期比0.8%減の107億48百万円、営業利益が3.7%増の3億09百万円、経常利益が10.0%増の3億13百万円、純利益が14.7%減の1億89百万円だった。販管費抑制効果が寄与した。売上総利益率は40.9%で0.1ポイント低下、販管費比率は38.0%で0.2ポイント低下した。純利益は前期計上した厚生年金基金解散損失引当金戻入額の剥落が影響した。
 
 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が46.7%、営業利益が43.5%、経常利益が44.7%、純利益が44.0%である。第4四半期の構成比が高い特性を考慮すれば通期予想に上振れ余地がありそうだ。
 
■株価は98年来高値圏、依然としてPBR1倍割れ
 
 株価は水準を切り上げて12月27日に642円まで上伸した。06年1月600円を突破して98年来の高値圏だ。
 
 1月10日の終値630円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS41円07銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.6%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1109円29銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約69億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。PBRは依然として1倍割れ水準であり、上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月06日更新]

トーソーは戻り高値圏、18年3月期予想に上振れ余地、低PBRも見直し
 
 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。18年3月期営業大幅減益予想だが、第2四半期累計が営業増益だったことを考慮すれば、通期予想に上振れ余地がありそうだ。株価は戻り高値圏だ。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料として上値を試す展開が期待される。
 
■カーテンレール・インテリアブラインドの大手
 
 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。
 
 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。17年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%(カーテンレール類が約47%、ブラインド類が約42%、間仕切類が約2%、その他が約8%)で、介護関連用品などのその他事業が1.5%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期(1〜3月)の構成比が高い特性がある。
 
 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。
 
■18年3月期減益予想だが上振れ余地
 
 今期(18年3月期)連結業績予想(5月15日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.3%増の230億円、営業利益が29.5%減の7億10百万円、経常利益が30.0%減の7億円、純利益が38.8%減の4億30百万円としている。配当予想は前期から特別配当2円を落として年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.3%となる。
 
 高付加価値型新製品の提案やプロモーション活動を積極的に推進し、原価低減活動も推進するが、新設住宅着工戸数の減少を見込み、大幅増益だった前期の反動などで減益予想としている。
 
 第2四半期累計は、売上高が前年同期比0.8%減の107億48百万円だが、営業利益が3.7%増の3億09百万円だった。販管費抑制効果が寄与した。売上総利益率は40.9%で0.1ポイント低下、販管費比率は38.0%で0.2ポイント低下した。経常利益は10.0%増の3億13百万円だった。純利益は前期計上した厚生年金基金解散損失引当金戻入額66百万円が剥落して14.7%減の1億89百万円だった。
 
 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が46.7%、営業利益が43.5%、経常利益が44.7%、純利益が44.0%である。第4四半期の構成比が高い特性を考慮すれば通期予想に上振れ余地がありそうだ。
 
■株価は戻り高値圏、低PBRも見直して上値試す
 
 株価は戻り高値圏で堅調だ。11月24日には588円まで上伸して7月の年初来高値600円に接近している。
 
 12月5日の終値582円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS41円07銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.7%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1109円29銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約64億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料として上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月06日更新]

トーソーは戻り歩調、18年3月期2Q累計営業増益で通期予想に上振れ余地  
 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。18年3月期第2四半期累計は営業増益だった。通期は減益予想だが上振れ余地がありそうだ。株価は下値を切り上げて戻り歩調だ。低PBRも見直し材料だろう。
 
■カーテンレール・インテリアブラインドの大手
 
 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。
 
 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。17年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%(カーテンレール類が約47%、ブラインド類が約42%、間仕切類が約2%、その他が約8%)で、介護関連用品などのその他事業が1.5%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期(1〜3月)の構成比が高い特性がある。
 
 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。
 
 
■18年3月期2Q累計は営業増益
 
 10月31日発表した今期(18年3月期)第2四半期累計(4〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比0.8%減の107億48百万円、営業利益が3.7%増の3億09百万円、経常利益が10.0%増の3億13百万円、純利益が14.7%減の1億89百万円だった。
 
 販管費抑制効果などで営業増益だった。売上総利益は0.9%減少し、売上総利益率は40.9%で0.1ポイント低下した。販管費は1.3%減少し、販管費比率は38.0%で0.2ポイント低下した。特別利益では前期計上の厚生年金基金解散損失引当金戻入額66百万円が剥落した。
 
■18年3月期減益予想だが上振れ余地
 
 今期(18年3月期)連結業績予想(5月15日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.3%増の230億円、営業利益が29.5%減の7億10百万円、経常利益が30.0%減の7億円、純利益が38.8%減の4億30百万円としている。配当予想は前期から特別配当2円を落として年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.3%となる。
 
 高付加価値型新製品の提案やプロモーション活動を積極的に推進し、原価低減活動も推進するが、新設住宅着工戸数の減少を見込み、大幅増益だった前期の反動などで減益予想としている。
 
 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が46.7%、営業利益が43.5%、経常利益が44.7%、純利益が44.0%である。第4四半期の構成比が高い特性を考慮すれば通期予想に上振れ余地がありそうだ。
 
■株価は調整一巡して戻り歩調、低PBRも見直し
 
 株価は8月の直近安値530円から徐々に下値を切り上げている。調整一巡して戻り歩調だ。
 
 11月2日の終値556円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS41円07銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.8%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1109円29銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約66億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月06日更新]

トーソーは調整一巡感、18年3月期減益予想だが保守的で低PBRも見直し

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。18年3月期は大幅増益だった前期の反動で減益予想だが、保守的な印象が強い。株価は7月の年初来高値から反落したが調整一巡感を強めている。低PBRも見直し材料だろう。なお10月31日に第2四半期決算発表を予定している。
 
■カーテンレール・インテリアブラインドの大手
 
 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。
 
 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。17年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%(カーテンレール類が約47%、ブラインド類が約42%、間仕切類が約2%、その他が約8%)で、介護関連用品などのその他事業が1.5%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。
 
 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。
 
■18年3月期減益予想だが保守的
 
 今期(18年3月期)連結業績予想(5月15日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.3%増の230億円、営業利益が29.5%減の7億10百万円、経常利益が30.0%減の7億円、純利益が38.8%減の4億30百万円としている。配当予想は前期から特別配当2円を落として年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.3%となる。
 
 第1四半期(4〜6月)は、積極的な営業活動で売上高が前年同期比1.1%増収だが、人手不足を背景とする物流費の上昇、新製品発売に伴う広告宣伝費の増加などが影響して営業利益、経常利益、純利益はいずれも赤字だった。
 
 通期も、高付加価値型新製品の提案やプロモーション活動を積極的に推進し、原価低減活動も推進するが、新設住宅着工戸数の減少を見込み、大幅増益だった前期の反動などで減益予想としている。ただし保守的な印象が強い。
 
■株価は調整一巡感、低PBRも見直し
 
 株価は動意づいた7月の年初来高値600円から急反落したが、8月の直近安値圏530円台から切り返して調整一巡感を強めている。
 
 10月5日の終値557円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS41円07銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.8%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1109円29銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約66億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月11日更新]

トーソーは18年3月期減益予想だが保守的、低PBRも見直し

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。18年3月期は大幅増益だった前期の反動などで減益予想だが、保守的な印象が強い。株価は年初来高値圏から急反落したが、低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。
 
■カーテンレール・インテリアブラインドの大手
 
 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。
 
 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。17年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%(カーテンレール類が約47%、ブラインド類が約42%、間仕切類が約2%、その他が約8%)で、介護関連用品などのその他事業が1.5%だった。収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。
 
 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。
 
■18年3月期減益予想だが保守的
 
 今期(18年3月期)連結業績予想(5月15日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.3%増の230億円、営業利益が29.5%減の7億10百万円、経常利益が30.0%減の7億円、純利益が38.8%減の4億30百万円としている。配当予想は前期から特別配当2円を落として年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.3%となる。
 
 第1四半期(4〜6月)は、積極的な営業活動で売上高が前年同期比1.1%増収だが、人手不足を背景とする物流費の上昇、新製品発売に伴う広告宣伝費の増加などが影響して営業利益、経常利益、純利益はいずれも赤字だった。
 
 通期も、高付加価値型新製品の提案やプロモーション活動を積極的に推進し、原価低減活動も推進するが、新設住宅着工戸数の減少を見込み、大幅増益だった前期の反動などで減益予想としている。ただし保守的な印象が強い。
 
■株価は目先的な売り一巡、低PBRも見直し
 
 株価は急伸した7月27日の年初来高値600円から急反落したが、530円台から切り返しの動きを強めている。目先的な売りが一巡したようだ。
 
 9月7日の終値545円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS41円07銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.8%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1109円29銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約65億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月09日更新]

トーソーは目先的な売り一巡、18年3月期1Q赤字で通期も減益予想だが保守的、低PBRも見直し

トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。18年3月期第1四半期が赤字となり、通期も大幅増益だった前期の反動で減益予想だが保守的な印象が強い。株価は年初来高値更新直後に急反落したが、目先的な売りが一巡し、低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。
 
■カーテンレール・インテリアブラインドの大手
 
カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。
 
室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。17年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%(カーテンレール類が約47%、ブラインド類が約42%、間仕切類が約2%、その他が約8%)で、介護関連用品などのその他事業が1.5%だった。
 
室内装飾関連事業の販売先別売上構成比は専門店・工事店が約72%、大型小売業が約11%、海外販売が約2%、その他(メーカーへの資材販売など)が約15%だった。
 
収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。利益還元は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。
 
■高付加価値商品の拡販を推進
 
中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。
 
■18年3月期1Qは広告宣伝費増加などで赤字
 
7月31日発表した今期(18年3月期)第1四半期(4月〜6月)連結業績は、売上高が前年同期比1.1%増の50億64百万円だが、営業利益が43百万円の赤字(前年同期は27百万円の黒字)、経常利益が40百万円の赤字(同17百万円の黒字)、純利益が39百万円の赤字(同0百万円の黒字)だった。
 
積極的な営業活動で増収だったが、人手不足を背景とする物流費の上昇、新製品発売に伴う広告宣伝費の増加などが影響して赤字だった。売上総利益は0.7%増加したが、売上総利益率は41.1%で0.1ポイント低下した。販管費は4.2%増加し、販管費比率は42.0%で1.3ポイント上昇した。
 
室内装飾関連事業は売上高が1.0%増の49億68百万円で営業利益が53百万円の赤字(同20百万円の黒字)だった。新製品展示会など積極的な営業活動で増収だったが、物流費や広告宣伝費の増加が影響した。その他事業は売上高が4.4%増の95百万円で営業利益が31.0%増の10百万円だった。ステッキを中心とした介護関連用品の販売活動を強化した。
 
■18年3月期通期減益予想だが保守的
 
今期(18年3月期)連結業績予想(5月15日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.3%増の230億円、営業利益が29.5%減の7億10百万円、経常利益が30.0%減の7億円、純利益が38.8%減の4億30百万円としている。配当予想は前期から特別配当2円を落として年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.3%となる。
 
高付加価値型新製品の提案やプロモーション活動を積極的に推進し、原価低減活動も推進するが、新設住宅着工戸数の減少を見込み、大幅増益だった前期の反動などで減益予想としている。ただし保守的な印象が強い。
 
■株主優待制度は3月期末に実施
 
株主優待制度は毎年3月31日現在で、1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。
 
■株価は目先的な売り一巡、低PBRも見直して上値試す
 
株価は510円〜520円近辺でのモミ合いから上放れ、7月27日の年初来高値600円まで急伸したが、直後に第1四半期赤字を嫌気する形で急反落した。ただし540円近辺で売り一巡感を強めている。
 
8月8日の終値546円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS41円07銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.8%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1109円29銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約65億円である。
 
週足チャートで見ると大陰線を引いたが、13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高感を強めている。目先的な売りが一巡し、低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月14日更新]

トーソーは戻り歩調、18年3月期減益予想だが保守的、低PBRも見直し

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。18年3月期は大幅増益だった前期の反動で減益予想だが保守的な印象も強い。株価は徐々に水準を切り上げて戻り歩調だ。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。なお7月31日に第1四半期決算発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■18年3月期減益予想だが保守的な印象

 今期(18年3月期)連結業績予想(5月15日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.3%増の230億円、営業利益が同29.5%減の7億10百万円、経常利益が同30.0%減の7億円、純利益が同38.8%減の4億30百万円としている。配当予想は前期から特別配当2円を落として年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.3%となる。

 高付加価値型新製品の提案やプロモーション活動を積極的に推進し、原価低減活動も推進するが、新設住宅着工戸数の減少を見込み、大幅増益だった前期の反動などで減益予想としている。ただし保守的な印象も強い。

■株価は戻り歩調、低PBRも見直し

 株価の動きを見ると、小動きだが4月の直近安値501円から徐々に水準を切り上げている。7月10日には524円まで上伸した。

 7月12日の終値523円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円07銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1109円29銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約62億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月26日更新]

トーソーは調整一巡して戻り試す、18年3月期減益予想だが保守的、低PBRも見直し

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。18年3月期は大幅増益だった前期の反動で減益予想だが保守的な印象も強い。株価は4月の直近安値圏から徐々に水準を切り上げている。調整が一巡し、0.5倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。17年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業が98.5%(カーテンレール類が約47%、ブラインド類が約42%、間仕切類が約2%、その他が約8%)で、介護関連用品などのその他事業が1.5%である。
 また室内装飾関連事業の販売先別売上構成比は専門店・工事店が約72%、大型小売業が約11%、海外販売が約2%、その他(メーカーへの資材販売など)が約15%である。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。利益還元は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。

■高付加価値商品の拡販を推進

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■17年3月期は大幅増益

 前期(17年3月期)の連結業績は売上高が前々期(16年3月期)比1.7%増の224億79百万円、営業利益が同69.5%増の10億07百万円、経常利益が同71.0%増の9億99百万円、純利益が同2.3倍の7億02百万円だった。

 新設住宅着工戸数の緩やかな増加が継続し、新製品発売、原価低減、販売関連費用抑制などが寄与して大幅増益だった。売上総利益は同3.4%増加し、売上総利益率は41.7%で同0.7ポイント上昇した。販管費は同1.3%減少し、販管費比率は37.3%で同1.1ポイント低下した。特別利益では厚生年金基金解散損失引当金戻入額66百万円を計上し、特別損失では前々期計上した災害による損失1億13百万円が一巡した。

 ROEは6.3%で同3.5ポイント上昇、自己資本比率は54.1%で同2.0ポイント上昇した。配当は同2円増配の年間12円(第2四半期末5円、期末7円=普通配当5円+特別配当2円)とした。配当性向は17.9%である。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同1.7%増の221億46百万円で営業利益が同67.9%増の9億82百万円だった。住宅市場の持ち直しに加えて、発売50周年を迎えた機能性カーテンレール「エリート」の新色追加、ロールスクリーンやバーチカルブラインドの新シリーズ発売、展示会やイベントの開催など、積極的な営業活動を展開し、ブラインド類の販売が好調だった。その他事業は売上高が同0.7%減の3億33百万円で営業利益が同2.8倍の24百万円だった。不採算品の見直しが寄与した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期50億10百万円、第2四半期58億23百万円、第3四半期54億18百万円、第4四半期62億28百万円、営業利益は27百万円、2億71百万円、2億37百万円、4億72百万円だった。

■18年3月期減益予想だが保守的な印象

 今期(18年3月期)連結業績予想(5月15日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.3%増の230億円、営業利益が同29.5%減の7億10百万円、経常利益が同30.0%減の7億円、純利益が同38.8%減の4億30百万円としている。配当予想は前期から特別配当2円を落として年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.3%となる。

 高付加価値型新製品の提案やプロモーション活動を積極的に推進し、原価低減活動も推進するが、新設住宅着工戸数の減少を見込み、大幅増益だった前期の反動などで減益予想としている。ただし保守的な印象も強い。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度は毎年3月31日現在で、1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は調整一巡、低PBRも見直して戻り試す

 株価の動きを見ると4月の直近安値圏500円から徐々に水準を切り上げている。調整が一巡したようだ。

 6月23日の終値518円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円07銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1109円29銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約62億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。調整が一巡し、0.5倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月31日更新]

トーソーは調整一巡感、18年3月期減益予想だが低PBRを見直し

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。18年3月期は減益予想だが保守的な印象も強い。株価は4月の直近安値圏から切り返して調整一巡感を強めている。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料だ。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手で、国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業(カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類)を主力として、介護用品事業(ステッキなど)も展開している。17年3月期の事業別売上高構成比は、室内装飾関連事業が98.5%(構成比はカーテンレール類が約47%、ブラインド類が約42%、間仕切類が約2%)で、介護用品事業が1.5%だった。
 また室内装飾関連事業の販売先別売上構成比は専門店・工事店が約72%、大型小売業が約11%、海外販売が約2%、その他(メーカーへの資材販売など)が約15%である。

 収益面では、新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い特性がある。利益還元は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。

■高付加価値商品の拡販を推進

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

■17年3月期は大幅増益

 5月15日発表した前期(17年3月期)連結業績は売上高が前々期(16年3月期)比1.7%増の224億79百万円、営業利益が同69.5%増の10億07百万円、経常利益が同71.0%増の9億99百万円、純利益が同2.3倍の7億02百万円だった。

 新設住宅着工戸数の緩やかな増加が継続し、新製品発売、原価低減、販売関連費用抑制などが寄与して大幅増益だった。売上総利益は同3.4%増加し、売上総利益率は41.7%で同0.7ポイント上昇した。販管費は同1.3%減少し、販管費比率は37.3%で同1.1ポイント低下した。特別利益では厚生年金基金解散損失引当金戻入額66百万円を計上し、特別損失では前々期計上した災害による損失1億13百万円が一巡した。

 ROEは6.3%で同3.5ポイント上昇、自己資本比率は54.1%で同2.0ポイント上昇した。配当は同2円増配の年間12円(第2四半期末5円、期末7円=普通配当5円+特別配当2円)とした。配当性向は17.9%である。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同1.7%増の221億46百万円で営業利益が同67.9%増の9億82百万円だった。住宅市場の持ち直しに加えて、発売50周年を迎えた機能性カーテンレール「エリート」の新色追加、ロールスクリーンやバーチカルブラインドの新シリーズ発売、展示会やイベントの開催など、積極的な営業活動を展開し、ブラインド類の販売が好調だった。その他事業は売上高が同0.7%減の3億33百万円で営業利益が同2.8倍の24百万円だった。不採算品の見直しが寄与した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期50億10百万円、第2四半期58億23百万円、第3四半期54億18百万円、第4四半期62億28百万円、営業利益は27百万円、2億71百万円、2億37百万円、4億72百万円だった。

■18年3月期減益予想だが保守的な印象

 今期(18年3月期)連結業績予想(5月15日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.3%増の230億円、営業利益が同29.5%減の7億10百万円、経常利益が同30.0%減の7億円、純利益が同38.8%減の4億30百万円としている。配当予想は前期から特別配当2円を落として年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は24.3%となる。

 高付加価値型新製品の提案やプロモーション活動を積極的に推進し、原価低減活動も推進するが、新設住宅着工戸数の減少を見込み、大幅増益だった前期の反動などで減益予想としている。ただし保守的な印象も強い。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度は毎年3月31日現在で、1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は調整一巡感、低PBRも見直し

 株価の動きを見ると、4月の直近安値圏500円近辺から切り返して調整一巡感を強めている。

 5月29日の終値514円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円07銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1109円29銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約61億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月06日更新]

トーソーは期末権利落ちの売り一巡、18年3月期収益拡大期待で低PBRも見直し

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。17年3月期は原価低減効果などで大幅増益予想である。18年3月期も収益拡大が期待される。株価は期末配当および株主優待の権利落ちも影響して3月の年初来高値圏から急反落したが、売り一巡感を強めている。0.5倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業を主力としてステッキなど介護用品事業も展開し、16年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業98%、介護用品事業2%だった。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直して当社からの直接取引とする。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期53億10百万円、第2四半期55億38百万円、第3四半期53億38百万円、第4四半期62億81百万円、営業利益が9百万円、2億25百万円、1億04百万円、4億67百万円、16年3月期は売上高が48億93百万円、54億73百万円、54億57百万円、62億89百万円で、営業利益が1億69百万円の赤字、2億21百万円、1億76百万円、3億66百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。16年3月期は住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、15年9月の関東・東北豪雨(台風18号)による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害なども影響して15年3月期比減収減益だった。

 売上総利益は同1.5%減少したが、売上総利益率は41.1%で同横ばいだった。販管費は同0.6%増加し、販管費比率は38.4%で同0.9ポイント上昇した。特別利益では退職給付制度改定益を計上したが、投資有価証券売却益および事業譲渡益が一巡した。特別損失では減損損失および災害損失を計上したが、厚生年金基金解散損失引当繰入額が一巡した。

 なおROEは2.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は52.1%で同0.4ポイント低下した。配当性向は33.6%だった。利益還元は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同1.7%減の217億76百万円、営業利益が同26.2%減の5億85百万円、その他事業は売上高が同8.3%増の3億35百万円、営業利益が8百万円の黒字(前々期は6百万円の赤字)だった。

■17年3月期第3四半期累計は大幅増益

 前期(17年3月期)第3四半期累計(4〜12月)連結業績は、売上高が前年同期比2.7%増の162億51百万円、営業利益が同2.3倍の5億35百万円、経常利益が同2.3倍の5億33百万円、純利益が同3.6倍の3億80百万円だった。

 新製品投入、展示会開催などの営業強化策、原価低減などが寄与して大幅増益だった。売上総利益は同4.0%増加し、売上総利益率は41.7%で同0.5ポイント上昇した。販管費は同0.8%減少し、販管費比率は38.4%で同1.3ポイント低下した。特別利益では厚生年金基金解散損失引当金戻入額66百万円を計上し、特別損失では前期計上した災害による損失1億13百万円が一巡した。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同2.8%増の159億98百万円で営業利益が同2.4倍の5億24百万円だった。発売50周年を迎えた機能性カーテンレール「エリート」の新色追加、ロールスクリーンやバーチカルブラインドの新シリーズ発売、展示会やイベントの開催など積極的な営業活動を展開した。その他事業は売上高が同1.3%減の2億52百万円、営業利益が同2.2倍の10百万円だった。不採算品の見直しが寄与した。

 なお四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期50億10百万円、第2四半期58億23百万円、第3四半期54億18百万円、営業利益は27百万円、2億71百万円、2億37百万円だった。

■17年3月期大幅増益予想で収益改善基調、18年3月期も収益拡大期待

 前期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月11日公表)は売上高が前々期(16年3月期)比4.0%増の230億円、営業利益が同51.5%増の9億円、経常利益が同50.5%増の8億80百万円、そして純利益が同76.1%増の5億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は19.1%となる。

 住宅関連市場は本格回復に至っていないが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組み、宿泊・医療・福祉施設といった非住宅領域への拡販を推進する。原価低減や総費用低減の徹底も寄与して大幅増益予想である。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高70.7%、営業利益59.4%、経常利益60.6%、純利益69.1%でやや低水準の形だが、第4四半期の構成比が高い収益構造のためネガティブ要因とはならない。通期でも好業績が期待されル。収益改善基調だろう。そして今期(18年3月期)も収益拡大が期待される。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度は毎年3月31日現在、1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は売り一巡、低PBRも見直して戻り試す

 株価の動きを見ると、3月17日の年初来高値570円から反落し、さらに3月期末配当および株主優待の権利落ちも影響して3月29日の509円まで急落した。その後は510円近辺で下げ渋り、売り一巡感を強めている。

 4月5日の終値513円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS52円35銭で算出)は9〜10倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.9%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS1036円23銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約61億円である。

 週足チャートで見ると大陰線を引いたが、26週移動平均線近辺で下げ渋り、サポートラインを確認した形だ。期末権利落ちの売りが一巡し、0.5倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月06日更新]

トーソーは昨年来高値更新の展開、17年3月期大幅増益予想で低PBRも見直し

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。17年3月期は原価低減効果などで大幅増益予想である。収益は改善基調だ。株価は自己株式取得も好感して昨年来高値更新の展開となった。0.5倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。06年高値も視野に入りそうだ。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 室内装飾関連事業を主力としてステッキなど介護用品事業も展開し、16年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業98%、介護用品事業2%だった。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直して当社からの直接取引とする。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期53億10百万円、第2四半期55億38百万円、第3四半期53億38百万円、第4四半期62億81百万円、営業利益が9百万円、2億25百万円、1億04百万円、4億67百万円、16年3月期は売上高が48億93百万円、54億73百万円、54億57百万円、62億89百万円で、営業利益が1億69百万円の赤字、2億21百万円、1億76百万円、3億66百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。16年3月期は住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、15年9月の関東・東北豪雨(台風18号)による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害なども影響して15年3月期比減収減益だった。

 売上総利益は同1.5%減少したが、売上総利益率は41.1%で同横ばいだった。販管費は同0.6%増加し、販管費比率は38.4%で同0.9ポイント上昇した。特別利益では退職給付制度改定益を計上したが、投資有価証券売却益および事業譲渡益が一巡した。特別損失では減損損失および災害損失を計上したが、厚生年金基金解散損失引当繰入額が一巡した。

 なおROEは2.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は52.1%で同0.4ポイント低下した。配当性向は33.6%だった。利益還元は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同1.7%減の217億76百万円、営業利益が同26.2%減の5億85百万円、その他事業は売上高が同8.3%増の3億35百万円、営業利益が8百万円の黒字(前々期は6百万円の赤字)だった。

■17年3月期第3四半期累計は大幅増益

 今期(17年3月期)第3四半期累計(4〜12月)連結業績は、売上高が前年同期比2.7%増の162億51百万円、営業利益が同2.3倍の5億35百万円、経常利益が同2.3倍の5億33百万円、純利益が同3.6倍の3億80百万円だった。

 新製品投入、展示会開催などの営業強化策、原価低減などが寄与して大幅増益だった。売上総利益は同4.0%増加し、売上総利益率は41.7%で同0.5ポイント上昇した。販管費は同0.8%減少し、販管費比率は38.4%で同1.3ポイント低下した。特別利益では厚生年金基金解散損失引当金戻入額66百万円を計上し、特別損失では前期計上した災害による損失1億13百万円が一巡した。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同2.8%増の159億98百万円で営業利益が同2.4倍の5億24百万円だった。発売50周年を迎えた機能性カーテンレール「エリート」の新色追加、ロールスクリーンやバーチカルブラインドの新シリーズ発売、展示会やイベントの開催など積極的な営業活動を展開した。その他事業は売上高が同1.3%減の2億52百万円、営業利益が同2.2倍の10百万円だった。不採算品の見直しが寄与した。

 なお四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期50億10百万円、第2四半期58億23百万円、第3四半期54億18百万円、営業利益は27百万円、2億71百万円、2億37百万円だった。

■17年3月期通期も大幅増益予想で収益改善基調

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の230億円、営業利益が同51.5%増の9億円、経常利益が同50.5%増の8億80百万円、そして純利益が同76.1%増の5億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は19.1%となる。

 住宅関連市場は本格回復に至っていないが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組み、宿泊・医療・福祉施設といった非住宅領域への拡販を推進する。原価低減や総費用低減の徹底も寄与して大幅増益予想である。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高70.7%、営業利益59.4%、経常利益60.6%、純利益69.1%でやや低水準の形だが、第4四半期の構成比が高い収益構造のためネガティブ要因とはならない。通期でも好業績が期待されル。収益改善基調だろう。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度は毎年3月31日現在、1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は昨年来高値更新の展開で06年高値も視野

 なお2月13日に自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)によって自己株式22万4900株を取得(取得価格516円)した。

 株価の動きを見ると、自己株式取得も好感して昨年来高値更新の展開となった。そして3月2日と3日には539円まで上伸し、15年3月高値551円に接近している。

 3月3日の終値536円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円35銭で算出)は10〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1036円23銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約64億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。0.5倍近辺の低PBRなど、指標面の割安感も見直して上値を試す展開が期待される。15年3月高値551円を突破すれば06年高値600円が視野に入りそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月02日更新]

トーソーは17年3月期第3四半期累計大幅増益、通期も大幅増益予想で収益改善基調

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。1月31日発表した17年3月期第3四半期累計連結業績は大幅増益だった。通期も原価低減効果などで大幅増益予想であり、収益は改善基調だ。株価は基調転換して戻り歩調である。指標面の割安感も見直して上値を試す展開が期待される。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。室内装飾関連事業を主力としてステッキなど介護用品事業も展開している。16年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業98%、介護用品事業2%だった。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直して当社からの直接取引とする。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期53億10百万円、第2四半期55億38百万円、第3四半期53億38百万円、第4四半期62億81百万円、営業利益が9百万円、2億25百万円、1億04百万円、4億67百万円、16年3月期は売上高が48億93百万円、54億73百万円、54億57百万円、62億89百万円で、営業利益が1億69百万円の赤字、2億21百万円、1億76百万円、3億66百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。16年3月期は住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、15年9月の関東・東北豪雨(台風18号)による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害なども影響して15年3月期比減収減益だった。

 売上総利益は同1.5%減少したが、売上総利益率は41.1%で同横ばいだった。販管費は同0.6%増加し、販管費比率は38.4%で同0.9ポイント上昇した。特別利益では退職給付制度改定益を計上したが、投資有価証券売却益および事業譲渡益が一巡した。特別損失では減損損失および災害損失を計上したが、厚生年金基金解散損失引当繰入額が一巡した。

 なおROEは2.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は52.1%で同0.4ポイント低下した。配当性向は33.6%だった。利益還元は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同1.7%減の217億76百万円、営業利益が同26.2%減の5億85百万円、その他事業は売上高が同8.3%増の3億35百万円、営業利益が8百万円の黒字(前々期は6百万円の赤字)だった。

■17年3月期第3四半期累計は大幅増益

 1月31日発表した今期(17年3月期)第3四半期累計(4〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.7%増の162億51百万円、営業利益が同2.3倍の5億35百万円、経常利益が同2.3倍の5億33百万円、純利益が同3.6倍の3億80百万円だった。

 新製品投入、展示会開催などの営業強化策、原価低減などが寄与して大幅増益だった。売上総利益は同4.0%増加し、売上総利益率は41.7%で同0.5ポイント上昇した。販管費は同0.8%減少し、販管費比率は38.4%で同1.3ポイント低下した。特別利益では厚生年金基金解散損失引当金戻入額66百万円を計上し、特別損失では前期計上した災害による損失1億13百万円が一巡した。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同2.8%増の159億98百万円で営業利益が同2.4倍の5億24百万円だった。発売50周年を迎えた機能性カーテンレール「エリート」の新色追加、ロールスクリーンやバーチカルブラインドの新シリーズ発売、展示会やイベントの開催など積極的な営業活動を展開した。その他事業は売上高が同1.3%減の2億52百万円、営業利益が同2.2倍の10百万円だった。不採算品の見直しが寄与した。

 なお四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期50億10百万円、第2四半期58億23百万円、第3四半期54億18百万円、営業利益は27百万円、2億71百万円、2億37百万円だった。

■17年3月期通期も大幅増益予想で収益改善基調

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想は、前回予想(5月11日公表)を据え置いて、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の230億円、営業利益が同51.5%増の9億円、経常利益が同50.5%増の8億80百万円、そして純利益が同76.1%増の5億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は19.1%となる。

 住宅関連市場は本格回復に至っていないが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組み、宿泊・医療・福祉施設といった非住宅領域への拡販を推進する。原価低減や総費用低減の徹底も寄与して大幅増益予想である。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高70.7%、営業利益59.4%、経常利益60.6%、純利益69.1%でやや低水準の形だが、第4四半期の構成比が高い収益構造のためネガティブ要因とはならない。通期でも好業績が期待されル。収益改善基調だろう。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度は毎年3月31日現在、1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は戻り歩調、第3四半期累計大幅増益も好感

 株価の動きを見ると、基調転換して戻り歩調だ。そして1月31日には第3四半期累計の大幅増益を好感して前日比19円高の525円まで上伸する場面があった。収益改善基調を評価する流れに変化はないだろう。

 2月1日の終値511円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円35銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1036円23銭で算出)は0.5倍近辺である。なお時価総額は約61億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。また26週移動平均線が52週移動平均線を上抜いて基調転換を確認した。0.5倍近辺の低PBRなど、指標面の割安感も見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月16日更新]

トーソーは下値切り上げて戻り歩調、17年3月期大幅増益予想で収益改善基調

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。17年3月期は原価低減効果などで大幅増益予想である。収益は改善基調だ。株価は下値を切り上げて戻り歩調だ。基調転換を確認した形であり、0.5倍近辺の低PBRなど指標面の割安感も見直して上値を試す展開が期待される。なお1月31日に第3四半期累計の業績発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。室内装飾関連事業を主力としてステッキなど介護用品事業も展開している。16年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業98%、介護用品事業2%だった。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直して当社からの直接取引とする。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期53億10百万円、第2四半期55億38百万円、第3四半期53億38百万円、第4四半期62億81百万円、営業利益が9百万円、2億25百万円、1億04百万円、4億67百万円、16年3月期は売上高が48億93百万円、54億73百万円、54億57百万円、62億89百万円で、営業利益が1億69百万円の赤字、2億21百万円、1億76百万円、3億66百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。16年3月期は住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、15年9月の関東・東北豪雨(台風18号)による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害なども影響して15年3月期比減収減益だった。

 売上総利益は同1.5%減少したが、売上総利益率は41.1%で同横ばいだった。販管費は同0.6%増加し、販管費比率は38.4%で同0.9ポイント上昇した。特別利益では退職給付制度改定益を計上したが、投資有価証券売却益および事業譲渡益が一巡した。特別損失では減損損失および災害損失を計上したが、厚生年金基金解散損失引当繰入額が一巡した。

 なおROEは2.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は52.1%で同0.4ポイント低下した。配当性向は33.6%だった。利益還元は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同1.7%減の217億76百万円、営業利益が同26.2%減の5億85百万円、その他事業は売上高が同8.3%増の3億35百万円、営業利益が8百万円の黒字(前々期は6百万円の赤字)だった。

■17年3月期第2四半期累計は大幅増益

 今期(17年3月期)第2四半期累計(4〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.5%増の108億33百万円、営業利益が同5.7倍の2億98百万円、経常利益が同5.6倍の2億85百万円、純利益が2億22百万円の黒字(前年同期は68百万円の赤字)だった。新製品投入、展示会開催などの営業強化策、原価低減などが寄与して大幅増益だった。

 売上総利益は同5.3%増加し、売上総利益率は41.0%で同0.3ポイント上昇した。販管費は同0.5%減少し、販管費比率は38.2%で同2.0ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期差益5百万円、今期差損15百万円)した。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同4.7%増の106億60百万円、営業利益が同6.1倍の2億88百万円だった。機能性カーテンレール「エリート」に焦点を当てた展示会の開催、リフォーム市場や非住宅市場への販路拡大など、積極的な営業活動を展開した。その他事業は売上高が同4.0%減の1億73百万円、営業利益が同93.5%増の9百万円だった。不採算品の見直しが寄与した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期50億10百万円、第2四半期58億23百万円、営業利益は27百万円、2億71百万円だった。

■17年3月期通期も大幅増益予想で収益改善基調

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の230億円、営業利益が同51.5%増の9億円、経常利益が同50.5%増の8億80百万円、そして純利益が同76.1%増の5億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は19.1%となる。

 住宅関連市場は本格回復に至っていないが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組み、宿泊・医療・福祉施設といった非住宅領域への拡販を推進する。原価低減や総費用低減の徹底も寄与して大幅増益予想である。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高47.1%、営業利益33.1%、経常利益32.4%、純利益40.4%である。低水準の形だが第4四半期の構成比が高い収益構造のためネガティブ要因とはならない。通期でも好業績が期待され、収益改善基調だろう。

 なお10月18日に特別利益計上を発表している。東京都家具厚生年金基金の解散承認と厚生年金基金解散時負担額の決定に伴い、15年3月期第2四半期に計上した厚生年金基金解散損失引当金を取り崩し、確定額との差額66百万円を厚生年金基金解散損失引当金戻入額として特別利益に計上する。17年3月期業績予想に与える影響は精査中としている。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度は毎年3月31日現在、1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は下値を切り上げて戻り歩調

 株価の動きを見ると、16年7月安値圏450円台をボトムとして下値を切り上げている。戻り歩調だ。収益改善基調を評価する流れに変化はないだろう。

 1月13日の終値498円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円35銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1036円23銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約59億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。また26週移動平均線も52週移動平均線を上抜いて基調転換を確認した形だ。0.5倍近辺の低PBRなど指標面の割安感も見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月22日更新]

トーソーは17年3月期第2四半期累計大幅増益、収益改善基調評価して年初来高値更新

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。17年3月期第2四半期累計が大幅増益となり、通期も大幅増益予想である。株価は収益改善基調を評価して年初来高値を更新した。0.5倍近辺の低PBRなど指標面の割安感も評価して上値を試す展開だろう。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。室内装飾関連事業を主力としてステッキなど介護用品事業も展開している。16年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業98%、介護用品事業2%だった。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直して当社からの直接取引とする。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期53億10百万円、第2四半期55億38百万円、第3四半期53億38百万円、第4四半期62億81百万円、営業利益が9百万円、2億25百万円、1億04百万円、4億67百万円、16年3月期は売上高が48億93百万円、54億73百万円、54億57百万円、62億89百万円で、営業利益が1億69百万円の赤字、2億21百万円、1億76百万円、3億66百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。16年3月期は住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、15年9月の関東・東北豪雨(台風18号)による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害なども影響して15年3月期比減収減益だった。

 売上総利益は同1.5%減少したが、売上総利益率は41.1%で同横ばいだった。販管費は同0.6%増加し、販管費比率は38.4%で同0.9ポイント上昇した。特別利益では退職給付制度改定益を計上したが、投資有価証券売却益および事業譲渡益が一巡した。特別損失では減損損失および災害損失を計上したが、厚生年金基金解散損失引当繰入額が一巡した。

 なおROEは2.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は52.1%で同0.4ポイント低下した。配当性向は33.6%だった。利益還元は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同1.7%減の217億76百万円、営業利益が同26.2%減の5億85百万円、その他事業は売上高が同8.3%増の3億35百万円、営業利益が8百万円の黒字(前々期は6百万円の赤字)だった。

■17年3月期第2四半期累計は大幅増益

 今期(17年3月期)第2四半期累計(4〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.5%増の108億33百万円、営業利益が同5.7倍の2億98百万円、経常利益が同5.6倍の2億85百万円、純利益が2億22百万円の黒字(前年同期は68百万円の赤字)だった。新製品投入、展示会開催などの営業強化策、原価低減などが寄与して大幅増益だった。

 売上総利益は同5.3%増加し、売上総利益率は41.0%で同0.3ポイント上昇した。販管費は同0.5%減少し、販管費比率は38.2%で同2.0ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期差益5百万円、今期差損15百万円)した。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同4.7%増の106億60百万円、営業利益が同6.1倍の2億88百万円だった。機能性カーテンレール「エリート」に焦点を当てた展示会の開催、リフォーム市場や非住宅市場への販路拡大など、積極的な営業活動を展開した。その他事業は売上高が同4.0%減の1億73百万円、営業利益が同93.5%増の9百万円だった。不採算品の見直しが寄与した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期50億10百万円、第2四半期58億23百万円、営業利益は27百万円、2億71百万円だった。

■17年3月期通期も大幅増益予想で収益改善基調

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想は、前回予想(5月11日公表)を据え置いて、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の230億円、営業利益が同51.5%増の9億円、経常利益が同50.5%増の8億80百万円、そして純利益が同76.1%増の5億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は19.1%となる。

 住宅関連市場は本格回復に至っていないが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組み、宿泊・医療・福祉施設といった非住宅領域への拡販を推進する。原価低減や総費用低減の徹底も寄与して大幅増益予想である。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高47.1%、営業利益33.1%、経常利益32.4%、純利益40.4%である。低水準の形だが第4四半期の構成比が高い収益構造のためネガティブ要因とはならない。通期でも好業績が期待され、収益改善基調だろう。

 なお10月18日に特別利益計上を発表している。東京都家具厚生年金基金の解散承認と厚生年金基金解散時負担額の決定に伴い、15年3月期第2四半期に計上した厚生年金基金解散損失引当金を取り崩し、確定額との差額66百万円を厚生年金基金解散損失引当金戻入額として特別利益に計上する。17年3月期業績予想に与える影響は精査中としている。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度は毎年3月31日現在、1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は収益改善基調評価して年初来高値更新

 株価の動きを見ると、11月7日に510円まで急伸する場面があり、3月高値502円を突破して年初来高値を更新した。収益改善基調を評価する動きだろう。

 11月18日の終値493円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円35銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1036円23銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約59億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、26週移動平均線も上向きに転じて上昇トレンドへの転換を確認した形だ。0.5倍近辺の低PBRなど指標面の割安感も評価して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月24日更新]

トーソーは収益改善基調や割安感を評価して戻り歩調に変化なし

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。17年3月期大幅増益予想である。また10月18日には特別利益計上も発表している。株価は9月の戻り高値圏から一旦反落したが、収益改善基調や指標面の割安感を評価して戻り歩調に変化はないだろう。なお10月31日に第2四半期累計業績発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。室内装飾関連事業を主力としてステッキなど介護用品事業も展開している。16年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業98%、介護用品事業2%だった。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直して当社からの直接取引とする。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期53億10百万円、第2四半期55億38百万円、第3四半期53億38百万円、第4四半期62億81百万円、営業利益が9百万円、2億25百万円、1億04百万円、4億67百万円、16年3月期は売上高が48億93百万円、54億73百万円、54億57百万円、62億89百万円で、営業利益が1億69百万円の赤字、2億21百万円、1億76百万円、3億66百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。16年3月期は住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、15年9月の関東・東北豪雨(台風18号)による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害なども影響して15年3月期比減収減益だった。

 売上総利益は同1.5%減少したが、売上総利益率は41.1%で同横ばいだった。販管費は同0.6%増加し、販管費比率は38.4%で同0.9ポイント上昇した。特別利益では退職給付制度改定益を計上したが、投資有価証券売却益および事業譲渡益が一巡した。特別損失では減損損失および災害損失を計上したが、厚生年金基金解散損失引当繰入額が一巡した。

 なおROEは2.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は52.1%で同0.4ポイント低下した。配当性向は33.6%だった。利益還元は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同1.7%減の217億76百万円、営業利益が同26.2%減の5億85百万円、その他事業は売上高が同8.3%増の3億35百万円、営業利益が8百万円の黒字(前々期は6百万円の赤字)だった。

■17年3月期第1四半期は黒字化

 今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は売上高が前年同期比2.4%増の50億10百万円、営業利益が27百万円の黒字(前年同期は1億69百万円の赤字)、経常利益が17百万円の黒字(同1億65百万円の赤字)、純利益が0百万円の黒字(同1億05百万円の赤字)だった。

 売上総利益は同6.5%増加し、売上総利益率は41.3%で同1.6ポイント上昇した。販管費は同3.4%減少し、販管費比率は40.7%で同2.4ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益5百万円、今期は差損15百万円)した。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同2.4%増の49億18百万円、営業利益が20百万円の黒字(同1億76百万円の赤字)だった。カーテンレール新製品を中心とした展示会開催、リフォーム市場や非住宅市場への販路拡大など積極的な営業活動を展開した。その他事業は売上高が同2.2%増の91百万円、営業利益が同23.6%増の7百万円だった。ステッキを中心とした介護関連用品の販売活動を強化した。

■17年3月期通期は大幅増益予想で収益改善基調

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の230億円、営業利益が同51.5%増の9億円、経常利益が同50.5%増の8億80百万円、そして純利益が同76.1%増の5億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は19.1%となる。

 住宅関連市場は本格回復に至っていないが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組み、宿泊・医療・福祉施設といった非住宅領域への拡販を推進する。原価低減や総費用低減の徹底も寄与して大幅増益予想である。収益は改善基調だろう。

 なお10月18日に特別利益計上を発表している。東京都家具厚生年金基金の解散承認と厚生年金基金解散時負担額の決定に伴い、15年3月期第2四半期に計上した厚生年金基金解散損失引当金を取り崩し、確定額との差額66百万円を厚生年金基金解散損失引当金戻入額として特別利益に計上する。17年3月期業績予想に与える影響は精査中としている。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度は毎年3月31日現在、1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は収益改善基調や割安感を評価して戻り歩調に変化なし

 株価の動きを見ると、9月の戻り高値圏480円台から一旦反落したが大きく下押す動きは見られない。自律調整の範囲だろう。

 10月21日の終値477円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円35銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1036円23銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約57億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高感を強めている。基調転換を確認した形であり、収益改善基調や指標面の割安感を評価して戻り歩調に変化はないだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月05日更新]

トーソーは下値固め完了して収益改善基調や割安感を見直し

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。17年3月期大幅増益予想である。株価は7月の年初来安値から切り返している。下値固めが完了し、収益改善基調や指標面の割安感を見直す動きを強めそうだ。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。室内装飾関連事業を主力としてステッキなど介護用品事業も展開している。16年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業98%、介護用品事業2%だった。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直して当社からの直接取引とする。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期53億10百万円、第2四半期55億38百万円、第3四半期53億38百万円、第4四半期62億81百万円、営業利益が9百万円、2億25百万円、1億04百万円、4億67百万円、16年3月期は売上高が48億93百万円、54億73百万円、54億57百万円、62億89百万円で、営業利益が1億69百万円の赤字、2億21百万円、1億76百万円、3億66百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。16年3月期は住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、15年9月の関東・東北豪雨(台風18号)による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害なども影響して減収減益だった。

 売上総利益は同1.5%減少したが、売上総利益率は41.1%で同横ばいだった。販管費は同0.6%増加し、販管費比率は38.4%で同0.9ポイント上昇した。特別利益では退職給付制度改定益を計上したが、投資有価証券売却益および事業譲渡益が一巡した。特別損失では減損損失および災害損失を計上したが、厚生年金基金解散損失引当繰入額が一巡した。

 なおROEは2.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は52.1%で同0.4ポイント低下した。配当性向は33.6%だった。利益還元は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は住宅市場の回復遅れや水害による販売機会喪失などで、売上高が同1.7%減の217億76百万円、営業利益が同26.2%減の5億85百万円だった。その他事業はステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化などで、売上高が同8.3%増の3億35百万円、営業利益が8百万円の黒字(前々期は6百万円の赤字)だった。

■17年3月期第1四半期は黒字化

 今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は売上高が前年同期比2.4%増の50億10百万円、営業利益が27百万円の黒字(前年同期は1億69百万円の赤字)、経常利益が17百万円の黒字(同1億65百万円の赤字)、純利益が0百万円の黒字(同1億05百万円の赤字)だった。

 売上総利益は同6.5%増加し、売上総利益率は41.3%で同1.6ポイント上昇した。販管費は同3.4%減少し、販管費比率は40.7%で同2.4ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益5百万円、今期は差損15百万円)した。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同2.4%増の49億18百万円、営業利益が20百万円の黒字(同1億76百万円の赤字)だった。カーテンレール新製品を中心とした展示会開催、リフォーム市場や非住宅市場への販路拡大など積極的な営業活動を展開した。その他事業は売上高が同2.2%増の91百万円、営業利益が同23.6%増の7百万円だった。ステッキを中心とした介護関連用品の販売活動を強化した。

■17年3月期通期は大幅増益予想で収益改善基調

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の230億円、営業利益が同51.5%増の9億円、経常利益が同50.5%増の8億80百万円、そして純利益が同76.1%増の5億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は19.1%となる。

 住宅関連市場は本格回復に至っていないが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組み、宿泊・医療・福祉施設といった非住宅領域への拡販を推進する。原価低減や総費用低減の徹底も寄与して大幅増益予想である。収益は改善基調だろう。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度は毎年3月31日現在、1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は下値固め完了して収益改善基調や指標面の割安感を見直し

 株価の動きを見ると、7月の年初来安値456円から切り返している。小動きだが9月1日と2日には472円まで上伸した。下値固めが完了したようだ。

 9月2日の終値472円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS52円35銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1036円23銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約56億円である。

 日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。下値固めが完了し、収益改善基調や指標面の割安感を見直す動きを強めそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月03日更新]

トーソーは17年3月期第1四半期黒字化、収益改善基調や割安感を見直し

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。7月29日発表の17年3月期第1四半期連結業績は黒字化した。そして通期も大幅増益予想である。株価は年初来安値圏だが下値固め完了感を強めている。収益改善基調や指標面の割安感を見直す動きとなりそうだ。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。室内装飾関連事業を主力としてステッキなど介護用品事業も展開している。16年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業98%、介護用品事業2%だった。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直して当社からの直接取引とする。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期53億10百万円、第2四半期55億38百万円、第3四半期53億38百万円、第4四半期62億81百万円、営業利益が9百万円、2億25百万円、1億04百万円、4億67百万円、16年3月期は売上高が48億93百万円、54億73百万円、54億57百万円、62億89百万円で、営業利益が1億69百万円の赤字、2億21百万円、1億76百万円、3億66百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。16年3月期は住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、15年9月の関東・東北豪雨(台風18号)による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害なども影響して減収減益だった。

 売上総利益は同1.5%減少したが、売上総利益率は41.1%で同横ばいだった。販管費は同0.6%増加し、販管費比率は38.4%で同0.9ポイント上昇した。特別利益では退職給付制度改定益を計上したが、投資有価証券売却益および事業譲渡益が一巡した。特別損失では減損損失および災害損失を計上したが、厚生年金基金解散損失引当繰入額が一巡した。

 なおROEは2.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は52.1%で同0.4ポイント低下した。配当性向は33.6%だった。利益還元は安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は住宅市場の回復遅れや水害による販売機会喪失などで、売上高が同1.7%減の217億76百万円、営業利益が同26.2%減の5億85百万円だった。その他事業はステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化などで、売上高が同8.3%増の3億35百万円、営業利益が8百万円の黒字(前々期は6百万円の赤字)だった。

■17年3月期第1四半期は黒字化

 7月29日発表した今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は売上高が前年同期比2.4%増の50億10百万円で、営業利益が27百万円の黒字(前年同期は1億69百万円の赤字)、経常利益が17百万円の黒字(同1億65百万円の赤字)、純利益が0百万円の黒字(同1億05百万円の赤字)だった。

 売上総利益は同6.5%増加し、売上総利益率は41.3%で同1.6ポイント上昇した。販管費は同3.4%減少し、販管費比率は40.7%で同2.4ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益5百万円、今期は差損15百万円)した。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は売上高が同2.4%増の49億18百万円、営業利益が20百万円の黒字(同1億76百万円の赤字)だった。カーテンレール新製品を中心とした展示会開催、リフォーム市場や非住宅市場への販路拡大など積極的な営業活動を展開した。その他事業は売上高が同2.2%増の91百万円、営業利益が同23.6%増の7百万円だった。ステッキを中心とした介護関連用品の販売活動を強化した。

■17年3月期通期は大幅増益予想で収益改善基調

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想は前回予想(5月11日公表)を据え置いて、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の230億円で、営業利益が同51.5%増の9億円、経常利益が同50.5%増の8億80百万円、そして純利益が同76.1%増の5億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は19.1%となる。

 住宅関連市場は本格回復に至っていないが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組み、宿泊・医療・福祉施設といった非住宅領域への拡販を推進する。原価低減や総費用低減の徹底も寄与して大幅増益予想である。収益は改善基調だろう。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度は毎年3月31日現在、1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は下値固め完了して収益改善基調や指標面の割安感を見直し

 株価の動きを見ると、年初来安値圏460円〜470円でモミ合う展開だが、下値固め完了感を強めている。

 8月2日の終値465円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS52円35銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1036円23銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約55億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだが、460円近辺が下値支持線の形だ。下値固めが完了して収益改善基調や指標面の割安感を見直す動きとなりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月13日更新]

トーソーは17年3月期大幅増益予想で収益改善基調

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手で、室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開している。17年3月期大幅増益予想で収益改善基調である。株価は地合い悪化も影響して年初来安値圏だが指標面に割安感があり、調整一巡して反発が期待される。なお7月29日に第1四半期の業績発表を予定している。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。室内装飾関連事業を主力としてステッキなど介護用品事業も展開している。16年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業98%、介護用品事業2%だった。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直して当社からの直接取引とする。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期53億10百万円、第2四半期55億38百万円、第3四半期53億38百万円、第4四半期62億81百万円、営業利益が9百万円、2億25百万円、1億04百万円、4億67百万円、16年3月期は売上高が48億93百万円、54億73百万円、54億57百万円、62億89百万円で、営業利益が1億69百万円の赤字、2億21百万円、1億76百万円、3億66百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアルなど住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。16年3月期は住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、15年9月の関東・東北豪雨(台風18号)による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害なども影響して減収減益だった。

 売上総利益は同1.5%減少したが、売上総利益率は41.1%で同横ばいだった。販管費は同0.6%増加し、販管費比率は38.4%で同0.9ポイント上昇した。特別利益では退職給付制度改定益を計上したが、投資有価証券売却益および事業譲渡益が一巡した。特別損失では減損損失および災害損失を計上したが、厚生年金基金解散損失引当繰入額が一巡した。

 なおROEは2.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は52.1%で同0.4ポイント低下した。配当性向は33.6%だった。利益還元については、効率的な業務運営による収益力の向上、財務体質の強化を図りながら、安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は住宅市場の回復遅れや水害による販売機会喪失などで、売上高が同1.7%減の217億76百万円、営業利益が同26.2%減の5億85百万円だった。その他事業はステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化などで、売上高が同8.3%増の3億35百万円、営業利益が8百万円の黒字(前々期は6百万円の赤字)だった。

■17年3月期は大幅増益予想で収益改善基調

 今期(17年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の230億円で、営業利益が同51.5%増の9億円、経常利益が同50.5%増の8億80百万円、純利益が同76.1%増の5億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は19.1%となる。

 住宅関連市場は本格回復に至っていないが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組み、宿泊・医療・福祉施設といった非住宅領域への拡販を推進する。原価低減や総費用低減の徹底も寄与して大幅増益予想である。収益は改善基調だろう。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度を実施して積極還元姿勢を示している。毎年3月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は調整一巡して反発期待、指標面に割安感

 株価の動きを見ると、地合い悪化も影響して7月6日に463円まで調整し、1月の年初来安値に並んだ。

 7月8日の終値465円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS52円35銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1036円23銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約55億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線に続いて13週移動平均線も割り込んだが、460円近辺が下値支持線の形だ。指標面に割安感があり、調整一巡して反発が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月22日更新]

トーソーは下値固め完了して戻り試す、17年3月期大幅増益予想で収益改善基調

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力に介護用品事業も展開し、中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値商品拡販などの施策を強化している。17年3月期は大幅増益予想で収益改善基調である。指標面に割安感があり、株価は下値固めが完了して戻りを試す展開だろう。

■カーテンレール・インテリアブラインドの大手

 カーテンレールやインテリアブラインドの大手である。室内装飾関連事業を主力としてステッキなど介護用品事業も展開している。16年3月期の事業別売上高構成比は室内装飾関連事業98%、介護用品事業2%だった。なお国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインドが約15%である。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 円安に伴う原材料価格上昇に対応して、15年7月6日受注分からカーテンレールおよび関連部品の価格改定を実施し、15年10月5日受注分からデザインブラインドおよび関連部品の価格改定を実施した。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直して当社からの直接取引とする。清算結了は16年6月予定としている。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 15年3月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、第4四半期(1月〜3月)62億81百万円で、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円、第4四半期4億67百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアル需要など住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。15年3月期の売上総利益率は41.0%で14年3月期比0.5ポイント低下、販管費比率は37.5%で同0.3ポイント上昇、ROEは3.2%で同1.2ポイント上昇、自己資本比率は52.7%で同3.0ポイント上昇した。

 配当性向は30.4%だった。利益還元については、効率的な業務運営による収益力の向上、財務体質の強化を図りながら、安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行うとしている。

■16年3月期は住宅市場回復遅れで減収減益

 前期(16年3月期)連結業績は、売上高が前々期(15年3月期)比1.6%減の221億12百万円、営業利益が同24.5%減の5億94百万円、経常利益が同25.4%減の5億84百万円、純利益が同9.5%減の3億12百万円だった。住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、15年9月の関東・東北豪雨(台風18号)による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害なども影響して減収減益だった。

 売上総利益は同1.5%減少したが、売上総利益率は41.1%で同横ばいだった。販管費は同0.6%増加し、販管費比率は38.4%で同0.9ポイント上昇した。特別利益では退職給付制度改定益49百万円を計上したが、前々期計上の投資有価証券売却益15百万円および事業譲渡益39百万円が一巡した。特別損失では減損損失19百万円、および災害損失1億13百万円を計上したが、前々期計上の厚生年金基金解散損失引当繰入額1億89百万円が一巡した。

 なおROEは2.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は52.1%で同0.4ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で配当性向は33.6%だった。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は住宅市場の回復遅れや水害による販売機会喪失などで、売上高が同1.7%減の217億76百万円、営業利益が同26.2%減の5億85百万円だった。その他事業はステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化などで、売上高が同8.3%増の3億35百万円、営業利益が8百万円の黒字(前々期は6百万円の赤字)だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)48億93百万円、第2四半期(7月〜9月)54億73百万円、第3四半期(10月〜12月)54億57百万円、第4四半期(1月〜3月)62億89百万円で、営業利益は第1四半期1億69百万円の赤字、第2四半期2億21百万円、第3四半期1億76百万円、第4四半期3億66百万円だった。

■17年3月期は大幅増益予想で収益改善基調

 今期(17年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の230億円で、営業利益が同51.5%増の9億円、経常利益が同50.5%増の8億80百万円、純利益が同76.1%増の5億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は19.1%となる。

 住宅関連市場は本格回復に至っていないが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組み、宿泊・医療・福祉施設といった非住宅領域への拡販を推進する。原価低減や総費用低減の徹底も寄与して大幅増益予想である。収益は改善基調だろう。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度を実施して積極還元姿勢を示している。毎年3月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は下値固め完了して戻り試す

 株価の動きを見ると、安値圏470円〜480円近辺でのモミ合いから上放れの動きを強めている。下値固めが完了したようだ。

 6月21日の終値483円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円35銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1036円23銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約57億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線も突破した。指標面に割安感があり、下値固めが完了して戻りを試す展開だろう。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月31日更新]

トーソーは下値固め完了、17年3月期は大幅増益予想で収益改善基調

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレール類・ブラインド類の大手で、室内装飾関連事業を主力としてステッキなど介護用品事業も展開している。中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品拡販などの施策を強化している。16年3月期は住宅市場の回復遅れなどで減益だったが、17年3月期は大幅増益予想で収益改善基調である。株価は安値圏でモミ合う形だが、1桁台の予想PERや0.5倍近辺の低PBRに割安感があり、下値固めが完了して出直り展開だろう。

■カーテンレール類・ブラインド類の大手

 カーテンレール類やブラインド類の大手である。室内装飾関連事業を主力としてステッキなど介護用品事業も展開している。なお国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインド類が約15%である。

 中期成長戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 円安に伴う原材料価格上昇に対応して、15年7月6日受注分からカーテンレールおよび関連部品の価格改定を実施し、15年10月5日受注分からデザインブラインドおよび関連部品の価格改定を実施した。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直し、当社からの直接取引とする。清算結了は16年6月予定としている。

 また5月16日には監査等委員会設置会社への移行を発表した。6月28日開催予定の第76回定時株主総会において承認されることを条件とする。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 15年3月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、第4四半期(1月〜3月)62億81百万円で、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円、第4四半期4億67百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアル需要など住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。15年3月期の売上総利益率は41.0%で14年3月期比0.5ポイント低下、販管費比率は37.5%で同0.3ポイント上昇、ROEは3.2%で同1.2ポイント上昇、自己資本比率は52.7%で同3.0ポイント上昇した。

 配当性向は30.4%だった。利益還元については、効率的な業務運営による収益力の向上、財務体質の強化を図りながら、安定的な配当の継続を重視しつつ、業績および今後の設備投資計画、配当性向等を総合的に勘案した利益配分を行いたいとしている。

■16年3月期は住宅市場回復遅れの影響などで減収減益

 5月11日発表した前期(16年3月期)の連結業績は、売上高が前々期(15年3月期)比1.6%減の221億12百万円で、営業利益が同24.5%減の5億94百万円、経常利益が同25.4%減の5億84百万円、純利益が同9.5%減の3億12百万円だった。

 住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、15年9月の関東・東北豪雨(台風18号)による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害なども影響して減収・減益だった。

 売上総利益は同1.5%減少したが、売上総利益率は41.1%で同横ばいだった。販管費は同0.6%増加し、販管費比率は38.4%で同0.9ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が減少(前々期12百万円計上、前期7百万円計上)した。特別利益では退職給付制度改定益49百万円を計上したが、前々期計上の投資有価証券売却益15百万円、および事業譲渡益39百万円が一巡した。特別損失では減損損失19百万円、および災害損失1億13百万円を計上したが、前々期計上の厚生年金基金解散損失引当繰入額1億89百万円が一巡した。

 なおROEは2.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は52.1%で同0.4ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で、配当性向は33.6%だった。

 セグメント別の動向を見ると、室内装飾関連事業は住宅市場の回復遅れや水害による販売機会喪失などで、売上高が同1.7%減の217億76百万円、営業利益が同26.2%減の5億85百万円だった。その他事業はステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化などで、売上高が同8.3%増の3億35百万円、営業利益が8百万円の黒字(前々期は6百万円の赤字)だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)48億93百万円、第2四半期(7月〜9月)54億73百万円、第3四半期(10月〜12月)54億57百万円、第4四半期(1月〜3月)62億89百万円で、営業利益は第1四半期1億69百万円の赤字、第2四半期2億21百万円、第3四半期1億76百万円、第4四半期3億66百万円だった。

■17年3月期は大幅増益予想で収益改善基調

 今期(17年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の230億円で、営業利益が同51.5%増の9億円、経常利益が同50.5%増の8億80百万円、純利益が同76.1%増の5億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で、予想配当性向は19.1%となる。

 住宅関連市場は本格回復に至っていないが、新製品開発力や市場対応力の強化に取り組み、宿泊・医療・福祉施設といった非住宅領域への拡販を推進する。さらに原価低減や総費用低減の徹底を図ることで大幅増益予想としている。収益は改善基調だろう。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度を実施して積極還元姿勢を示している。毎年3月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は安値圏だが下値固め完了感

 株価の動きを見ると、安値圏470円〜480円近辺でモミ合う形だが、1月の年初来安値463円まで下押すことなく、下値固め完了感を強めている。

 5月27日の終値471円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円35銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.1%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1036円23銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約56億円である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、460円〜470円近辺が支持線となって下値固め完了感も強めている。1桁台の予想PERや0.5倍近辺の低PBRに割安感があり、下値固めが完了して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月18日更新]

トーソーは16年3月期減益予想だが、17年3月期は収益改善期待

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレール類・ブラインド類の大手である。中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値商品拡販などの施策を強化している。16年3月期は住宅市場の回復遅れなどで減益予想だが、17年3月期は収益改善が期待される。株価は安値圏だが0.4倍近辺の低PBRも注目点であり、調整が一巡して出直り展開だろう。なお5月11日に16年3月期決算発表を予定している。

■カーテンレール類・ブラインド類の大手

 カーテンレール類やブラインド類の大手である。室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。なお国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインド類が約15%である。

 中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 円安に伴う原材料価格上昇に対応して、15年7月6日受注分からカーテンレールおよび関連部品の価格改定を実施し、15年10月5日受注分からデザインブラインドおよび関連部品の価格改定を実施した。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直し、当社からの直接取引とする。清算結了は16年6月予定としている。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 15年3月期の四半期別業績の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、第4四半期(1月〜3月)62億81百万円で、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円、第4四半期4億67百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアル需要など住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。15年3月期の売上総利益率は41.0%で14年3月期比0.5ポイント低下、販管費比率は37.5%で同0.3ポイント上昇、ROEは3.2%で同1.2ポイント上昇、自己資本比率は52.7%で同3.0ポイント上昇した。配当性向は30.4%だった。

■16年3月期第3四半期累計は営業減益だが、純利益は増益

 前期(16年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.2%減の158億23百万円、営業利益が同29.8%減の2億28百万円、経常利益が同29.8%減の2億28百万円だった。純利益は法人税等の減少も寄与して同85.5%増の1億05百万円だった。

 住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、台風18号の影響による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害などで減収、営業減益、経常減益だった。売上総利益率は41.2%で同0.1ポイント上昇、販管費比率は39.8%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が減少(前期は16百万円計上、今期は9百万円計上)した。特別損失では災害による損失1億13百万円を計上したが、前期計上の厚生年金基金解散損失引当繰入額1億89百万円が一巡した。

 セグメント別の動向を見ると、室内装飾関連事業は住宅市場の回復遅れや水害による販売機会喪失などで、売上高が同2.5%減の155億67百万円、営業利益が同32.3%減の2億23百万円だった。その他事業はステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化で、売上高が同13.4%増の2億56百万円、営業利益が4百万円の黒字(前年同期は5百万円の赤字)だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)48億93百万円、第2四半期(7月〜9月)54億73百万円、第3四半期(10月〜12月)54億57百万円、営業利益は第1四半期1億69百万円の赤字、第2四半期2億21百万円、第3四半期1億76百万円だった。

■16年3月期減益予想だが、17年3月期は収益改善期待

 前期(16年3月期)通期の連結業績予想(10月30日に減額修正)は、売上高が前々期(15年3月期)比2.4%増の230億円、営業利益が同10.6%減の7億20百万円、経常利益が同10.7%減の7億円、純利益が同13.1%減の3億円としている。

 住宅関連市場の本格回復の遅れや円安による輸入原材料価格の上昇などで減益予想だ。配当予想(5月12日公表)は前々期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は35.0%となる。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が68.8%、営業利益が31.7%、経常利益が32.6%、純利益が35.0と低水準である。住宅関連市場の本格回復が遅れているため、第4四半期の構成比が高い収益構造を考慮しても通期下振れに注意が必要となるが、来期(17年3月期)は収益改善が期待される。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度を実施して積極還元姿勢を示している。毎年3月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は安値圏だが調整一巡感

 株価の動きを見ると、3月28日の戻り高値(年初来高値)502円から反落して安値圏だが、1月安値463円まで下押すことなく、470円〜480円近辺で調整一巡感を強めている。

 4月15日の終値471円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS28円56銭で算出)は16〜17倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.1%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS1091円41銭で算出)は0.4倍近辺である。なお時価総額は約56億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだが、460円〜470円近辺が下値支持線の形だ。0.4倍近辺の低PBRも注目点であり、調整が一巡して出直り展開だろう。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月24日更新]

トーソーは調整一巡して戻り歩調、低PBRや3月期末の株主優待にも注目

 トーソー <5956> (東2)はカーテンレール類・ブラインド類の大手である。中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値商品拡販などの施策を強化している。株価は調整が一巡して戻り歩調の展開だ。16年3月期減益予想の織り込みが完了したようだ。0.5倍近辺の低PBRや3月期末の株主優待も注目点となる。17年3月期の収益改善期待で出直りの動きが本格化しそうだ。

■カーテンレール類・ブラインド類の大手

 カーテンレール類やブラインド類の大手である。室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。なお国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインド類が約15%である。

 中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 円安に伴う原材料価格上昇に対応して、15年7月6日受注分からカーテンレールおよび関連部品の価格改定を実施し、15年10月5日受注分からデザインブラインドおよび関連部品の価格改定を実施した。

 なお16年1月には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直し、当社からの直接取引とする。清算結了は16年6月予定としている。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 15年3月期の四半期別業績の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、第4四半期(1月〜3月)62億81百万円で、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円、第4四半期4億67百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアル需要など住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。15年3月期の売上総利益率は41.0%で14年3月期比0.5ポイント低下、販管費比率は37.5%で同0.3ポイント上昇、ROEは3.2%で同1.2ポイント上昇、自己資本比率は52.7%で同3.0ポイント上昇した。配当性向は30.4%だった。

■16年3月期第3四半期累計は営業減益だが、純利益は増益

 今期(16年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.2%減の158億23百万円、営業利益が同29.8%減の2億28百万円、経常利益が同29.8%減の2億28百万円だった。純利益は法人税等の減少も寄与して同85.5%増の1億05百万円だった。

 住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、台風18号の影響による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害などで減収、営業減益、経常減益だった。売上総利益率は41.2%で同0.1ポイント上昇、販管費比率は39.8%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が減少(前期は16百万円計上、今期は9百万円計上)した。特別損失では災害による損失1億13百万円を計上したが、前期計上の厚生年金基金解散損失引当繰入額1億89百万円が一巡した。

 セグメント別の動向を見ると、室内装飾関連事業は住宅市場の回復遅れや水害による販売機会喪失などで、売上高が同2.5%減の155億67百万円、営業利益が同32.3%減の2億23百万円だった。その他事業はステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化で、売上高が同13.4%増の2億56百万円、営業利益が4百万円の黒字(前年同期は5百万円の赤字)だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)48億93百万円、第2四半期(7月〜9月)54億73百万円、第3四半期(10月〜12月)54億57百万円、営業利益は第1四半期1億69百万円の赤字、第2四半期2億21百万円、第3四半期1億76百万円だった。

■16年3月期通期は減益予想だが、17年3月期は収益改善期待

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想(10月30日に減額修正)は、売上高が前期(15年3月期)比2.4%増の230億円、営業利益が同10.6%減の7億20百万円、経常利益が同10.7%減の7億円、純利益が同13.1%減の3億円としている。

 住宅関連市場の本格回復の遅れや、円安による輸入原材料価格の上昇などで減益予想だ。配当予想(5月12日公表)は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は35.0%となる。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が68.8%、営業利益が31.7%、経常利益が32.6%、純利益が35.0と低水準である。住宅関連市場の本格回復が遅れているため、第4四半期の構成比が高い収益構造を考慮しても通期下振れに注意が必要となるが、来期(17年3月期)は収益改善が期待される。

■株主優待制度は3月期末に実施

 株主優待制度を実施して積極還元姿勢を示している。毎年3月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は16年3月期減益予想の織り込みが完了して戻り歩調

 株価の動きを見ると、2月12日の直近安値465円から切り返して戻り歩調の展開だ。3月23日には495円まで上伸した。16年3月期減益予想の織り込みが完了したようだ。

 3月23日の終値494円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS28円56銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1091円41銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約59億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を突破し、25日移動平均線が上向きに転じた。また週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線も突破した。強基調に転換した形だ。0.5倍近辺の低PBRや3月期末の株主優待も注目点となる。17年3月期の収益改善期待で出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月10日更新]

トーソーは16年3月期減益予想の織り込み完了、0.4倍近辺の低PBRに注目

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレール類・ブラインド類の大手である。中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として高付加価値商品拡販などの施策を強化している。9日の株価は地合い悪の中でも前日比プラスを確保した。1月の直近安値や15年9月の昨年来安値を割り込むことなく切り返す動きだ。16年3月期第3四半期累計は営業減益だったが、通期減益予想の織り込みが完了して底打ちしたようだ。0.4倍近辺の低PBRも注目点となって出直り展開だろう。

■カーテンレール類・ブラインド類の大手

 カーテンレール類やブラインド類の大手である。室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。なお国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインド類が約15%である。

 中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 円安に伴う原材料価格上昇に対応して、15年7月6日受注分からカーテンレールおよび関連部品の価格改定を実施し、15年10月5日受注分からデザインブラインドおよび関連部品の価格改定を実施した。

 なお1月15日には、フランスの子会社トーソー・ヨーロッパを解散して清算すると発表した。欧州市場の販売戦略を見直し、当社からの直接取引とする。清算結了は16年6月予定としている。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 15年3月期の四半期別業績の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、第4四半期(1月〜3月)62億81百万円で、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円、第4四半期4億67百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアル需要など住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。15年3月期の売上総利益率は41.0%で14年3月期比0.5ポイント低下、販管費比率は37.5%で同0.3ポイント上昇、ROEは3.2%で同1.2ポイント上昇、自己資本比率は52.7%で同3.0ポイント上昇した。配当性向は30.4%だった。

■16年3月期第3四半期累計は営業減益だが、純利益は増益

 1月29日に発表した今期(16年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.2%減の158億23百万円となり、営業利益が同29.8%減の2億28百万円、経常利益が同29.8%減の2億28百万円だったが、純利益は同85.5%増の1億05百万円だった。

 住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇、台風18号の影響による鬼怒川決壊に伴う協力工場の一部生産設備および資材(当社資産)の冠水被害などで減収、営業減益、経常減益だった。売上総利益率は41.2%で同0.1ポイント上昇、販管費比率は39.8%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が減少(前期は16百万円計上、今期は9百万円計上)した。特別損失では災害による損失1億13百万円を計上したが、前期計上の厚生年金基金解散損失引当繰入額1億89百万円が一巡した。さらに法人前等の減少も寄与して純利益は大幅増益だった。

 セグメント別の動向を見ると、室内装飾関連事業は住宅市場の回復遅れや水害による販売機会喪失などで、売上高が同2.5%減の155億67百万円、営業利益が同32.3%減の2億23百万円だった。その他事業はステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化で、売上高が同13.4%増の2億56百万円、営業利益が4百万円の黒字(前年同期は5百万円の赤字)だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)48億93百万円、第2四半期(7月〜9月)54億73百万円、第3四半期(10月〜12月)54億57百万円、営業利益は第1四半期1億69百万円の赤字、第2四半期2億21百万円、第3四半期1億76百万円だった。

■16年3月期通期は減益予想だが、17年3月期は収益改善期待

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想は前回予想(10月30日に減額修正)を据え置いて、売上高が前期比2.4%増の230億円、営業利益が同10.6%減の7億20百万円、経常利益が同10.7%減の7億円、純利益が同13.1%減の3億円としている。

 住宅関連市場の本格回復の遅れや、円安による輸入原材料価格の上昇などで減益予想だ。配当予想は前回予想(5月12日公表)を据え置いて前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は35.0%となる。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が68.8%、営業利益が31.7%、経常利益が32.6%、純利益が35.0と低水準である。住宅関連市場の本格回復が遅れているため、第4四半期の構成比が高い収益構造を考慮しても通期下振れに注意が必要となるが、来期(17年3月期)は収益改善が期待される。

■株主優待で積極還元姿勢

 株主優待制度を実施して積極還元姿勢を示している。毎年3月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上保有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。優待品はギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等の中から1点を選択する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は16年3月期減益予想の織り込み完了して底打ち

 株価の動きを見ると、2月9日の株価は地合い悪の中でも前日比3円高とプラスを確保した。そして1月の直近安値463円や15年9月の昨年来安値460円を割り込むことなく切り返す動きだ。16年3月期第3四半期累計は営業減益だったが、通期減益予想の織り込みが完了したようだ。

 2月9日の終値483円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS28円56銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.1%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1091円41銭で算出)は0.4倍近辺である。なお時価総額は約57億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえているが、直近安値圏で三尊底の形となった。16年3月期減益予想の織り込みが完了して底打ちしたようだ。0.4倍近辺の低PBRも注目点となって出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月15日更新]

トーソーの0.5倍近辺の低PBRを見直し

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレール類・ブラインド類の大手である。中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品拡販などの施策を強化している。株価は16年3月期業績予想の減額修正を嫌気する場面があったが、9月の年初来安値水準まで下押すことなく切り返している。調整が一巡したようだ。16年3月期減益予想の織り込みが完了し、0.5倍近辺の低PBRを見直す動きが強まりそうだ。

■カーテンレール類・ブラインド類の大手

 カーテンレール類やブラインド類の大手である。室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインド類が約15%である。

 中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などの施策を強化している。

 なお円安に伴う原材料価格上昇に対応して、15年7月6日受注分からカーテンレールおよび関連部品の価格改定を実施し、15年10月5日受注分からデザインブラインドおよび関連部品の価格改定を実施した。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、第4四半期(1月〜3月)62億81百万円、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円、第4四半期4億67百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアル需要など住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。また15年3月期のROEは14年3月期比1.2ポイント上昇して3.2%、自己資本比率は同3.0ポイント上昇して52.7%、配当性向は30.4%だった。

■16年3月期第2四半期累計は最終赤字、台風18号の影響で特別損失計上

 今期(16年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.4%減の103億66百万円、営業利益が同76.6%減の52百万円、経常利益が同77.1%減の51百万円、純利益が68百万円の赤字(前年同期は6百万円の黒字)だった。

 住宅関連市場が本格回復に至らず、円安に伴う輸入原材料価格上昇も影響した。さらに台風18号の影響による鬼怒川決壊で協力工場の一部の生産設備および資材(当社資産)が冠水する被害を受けたことも影響して減収減益、最終赤字となった。売上総利益率は同0.1ポイント低下して40.7%、販管費比率は同1.5ポイント上昇して40.2%となった。特別損失に災害による損失1億13百万円を計上した。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は消費増税後の落ち込みからの回復遅れや水害による販売機会喪失などで、売上高が同4.7%減の101億86百万円、営業利益が同79.0%減の47百万円だった。その他事業はステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化で売上高が同12.6%増の1億80百万円、営業利益が5百万円の黒字(前年同期は0百万円の赤字)だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)48億93百万円、第2四半期(7月〜9月)54億73百万円、営業利益は第1四半期1億69百万円の赤字、第2四半期2億21百万円だった。第2四半期は第1四半期との比較で増収増益だった。

■16年3月期は増収・減益予想だが下期の挽回期待

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想(10月30日に減額修正)は、売上高が前期比2.4%増の230億円と増収だが、営業利益が同10.6%減の7億20百万円、経常利益が同10.7%減の7億円、そして純利益が同13.1%減の3億円としている。

 住宅関連市場の本格回復の遅れ、円安による輸入原材料価格の上昇などに加えて、台風18号に伴う災害損失1億13百万円計上も影響する。配当予想は前回予想(5月12日公表)を据え置いて前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は35.0%となる。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が45.1%、営業利益が7.2%、経常利益が7.3%と低水準である。ただし第2四半期は第1四半期との比較で増収増益だった。製品価格改定効果も寄与して第3四半期(10月〜12月)以降の挽回が期待される。

■株主優待で積極還元姿勢

 株主優待制度を実施して積極還元姿勢を示している。毎年3月31日現在で1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環として、インドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

■株価は調整一巡して切り返し

 株価の動きを見ると、16年3月期業績予想の減額修正を嫌気する場面があったが、9月の年初来安値水準まで下押すことなく切り返している。調整が一巡したようだ。

 12月14日の終値497円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS28円56銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1091円41銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約59億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。16年3月期減益予想の織り込みが完了し、0.5倍近辺の低PBRを見直す動きが強まりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月24日更新]

トーソーは16年3月期減額で水準切り下げたが、PBR0.4倍近辺まで低下

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレール類・ブラインド類の大手である。16年3月期業績予想減額修正を嫌気して株価は水準を切り下げたが、実績PBRが0.4倍近辺まで低下して売られ過ぎ感も強めている。16年3月期業績予想減額修正の織り込みが完了して反発のタイミングだろう。

■カーテンレール類・ブラインド類の大手

 カーテンレール類やブラインド類の大手である。室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。国内市場シェアはカーテンレールが約50%、ブラインド類が約15%である。

 中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、インテリアトレンドに合わせた特長ある商品や省エネ・節電対応など新商品開発のスピードアップ、コスト競争力の強化、ホテルや商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、大型物件の獲得や新興国の消費需要取り込みによる海外売上高の拡大、新規領域としての介護用品事業の拡大などを掲げている。

 なお円安に伴う原材料価格上昇に対応して、15年7月6日受注分からカーテンレールおよび関連部品の価格改定を実施した。また10月5日受注分からデザインブラインドおよび関連部品の価格改定を実施した。

■住宅関連市場の影響受ける収益構造

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、第4四半期(1月〜3月)62億81百万円、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円、第4四半期4億67百万円だった。

 新設住宅着工件数やリニューアル需要など住宅関連市場の影響を受け、第4四半期の構成比が高い収益構造である。また15年3月期のROEは14年3月期比1.2ポイント上昇して3.2%、自己資本比率は同3.0ポイント上昇して52.7%、配当性向は30.4%だった。

■16年3月期業績予想を減額、台風18号の影響で特別損失計上

 今期(16年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.4%減の103億66百万円、営業利益が同76.6%減の52百万円、経常利益が同77.1%減の51百万円、純利益が68百万円の赤字(前年同期は6百万円の黒字)だった。

 住宅関連市場が本格回復に至らず、台風18号の影響による鬼怒川決壊で協力工場の一部の生産設備および資材(当社資産)が冠水する被害を受けたことも影響して減収減益、最終赤字となった。売上総利益率は同0.1ポイント低下して40.7%、販管費比率は同1.5ポイント上昇して40.2%となった。なお特別損失に災害による損失1億13百万円を計上した。

 セグメント別動向を見ると、室内装飾関連事業は消費増税後の落ち込みからの回復遅れや水害による販売機会喪失などで、売上高が同4.7%減の101億86百万円、営業利益が同79.0%減の47百万円だった。その他事業はステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化で売上高が同12.6%増の1億80百万円、営業利益が5百万円の黒字(前年同期は0百万円の赤字)だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)48億93百万円、第2四半期(7月〜9月)54億73百万円、営業利益は第1四半期1億69百万円の赤字、第2四半期2億21百万円だった。

 通期の連結業績予想については10月30日に減額修正した。前回予想(5月12日公表)に対して、売上高が5億円減額して前期比2.4%増の230億円、営業利益が1億80百万円減額して同10.6%減の7億20百万円、経常利益が1億80百万円減額して同10.7%減の7億円、純利益が2億円減額して同13.1%減の3億円とした。増益予想から一転して減益予想となった。

 配当予想は前回予想(5月12日公表)を据え置いて前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。予想配当性向は35.0%となる。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が45.1%、営業利益が7.2%、経常利益が7.3%と低水準である。ただし第2四半期は第1四半期との比較で増収増益であり、製品価格改定効果も寄与して第3四半期(10月〜12月)以降の挽回を期待したい。

■株価は水準を切り下げたがPBR0.4倍近辺で売られ過ぎ感

 株主優待は毎年3月31日現在の株主に対して実施し、1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環としてインドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

 株価の動きを見ると、立会外分売を嫌気した9月の年初来安値460円から一旦は反発したが、16年3月期業績予想の減額修正も嫌気して再び水準を切り下げる展開だ。11月17日と20日には477円まで調整する場面があった。ただし売られ過ぎ感も強めている。

 11月20日の終値487円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS28円56銭で算出)は17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1091円41銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約58億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形となって水準を切り下げたが、実績PBRが0.4倍近辺まで低下して売られ過ぎ感も強めている。16年3月期業績予想減額修正の織り込みが完了して反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月08日更新]

トーソーはモミ合い煮詰まり感、0.5倍近辺の低PBRも見直し

 トーソー[5956](東2)はカーテンレール・ブラインド類の大手である。株価は9月に急落する場面があったが素早く切り返し、その後はモミ合い煮詰まり感を強めている。16年3月期は収益改善基調であり、0.5倍近辺の低PBRも見直してモミ合い上放れの展開が期待される。なお10月30日に第2四半期累計(4月〜9月)の業績発表を予定している。

■カーテンレール・ブラインド類の大手

 カーテンレールやブラインド類の大手である。室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。

 中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、新商品開発のスピードアップ、ホテル・商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、海外売上高の拡大、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大などを掲げている。

 なお円安に伴う原材料価格上昇に対応して、15年7月6日受注分からカーテンレールおよび関連部品の価格改定を実施した。また10月5日受注分からデザインブラインドおよび関連部品の価格改定を実施すると発表している。

■営業利益改善基調

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、第4四半期(1月〜3月)62億81百万円、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円、第4四半期4億67百万円だった。営業利益は改善基調だ。

 また15年3月期の配当性向は30.4%だった。ROEは14年3月期比1.2ポイント上昇して3.2%、自己資本比率は同3.0ポイント上昇して52.7%となった。

■16年3月期収益改善基調

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期比4.6%増の235億円、営業利益が同11.8%増の9億円、経常利益が同12.2%増の8億80百万円、純利益が同44.9%増の5億円としている。

 15年3月期は住宅関連市場における消費増税の反動影響が長期化して減収営業減益だったが、16年3月期は消費増税の影響一巡、営業強化、高付加価値製品の拡販、製品価格改定などの効果で増収営業増益予想だ。

 また純利益は前期計上した厚生年金基金解散損失引当金繰入額の一巡も寄与して大幅増益予想である。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は21.0%となる。

 なお9月10日の大雨による鬼怒川の決壊で当社生産場所の一部が冠水し、受注生産品の一部について一時的に受注を停止したが、基幹工場であるつくば工場および水海道工場については、被害はないとしている。

 第1四半期(4月〜6月)は、売上高が前年同期比7.9%減の48億93百万円で、営業利益が1億69百万円の赤字(前年同期は0百万円)、経常利益が1億65百万円の赤字(同6百万円の赤字)、純利益が1億05百万円の赤字(同3百万円の赤字)だった。

 セグメント別売上高は、室内装飾関連事業が消費増税後の落ち込みからの回復遅れで同8.2%減の48億03百万円、その他事業がステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化で同13.4%増の89百万円だった。

 第1四半期は減収で営業赤字だったが、通期ベースでは高付加価値製品の拡販や製品価格改定などの効果が期待され、継続的なコスト削減や生産性向上策の効果も寄与して収益改善基調だろう。

■株価はモミ合い煮詰まり感

 株主優待は毎年3月31日現在の株主に対して実施し、1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環としてインドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

 株価の動きを見ると、立会外分売発表を嫌気して急落した9月7日の年初来安値460円から、立会外分売中止発表を好感して急反発し、急落前の500円〜520円近辺のモミ合いレンジに回帰した。

 10月7日の終値507円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円59銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1091円41銭で算出)は0.5倍近辺である。なお時価総額は約60億円である。

 週足チャートで見ると急落局面の長い下ヒゲ陽線で反発した。その後は13週移動平均線と26週移動平均線が上値を押さえる形だが、下押す動きも見られずモミ合い煮詰まり感を強めている。16年3月期は収益改善基調であり、0.5倍近辺の低PBRも見直してモミ合い上放れの展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月14日更新]

トーソーは立会外分売中止で急反発、0.5倍近辺の低PBRも見直し

 トーソー[5956](東2)はカーテンレール・ブラインド類の大手である。株価は9月7日に年初来安値460円まで急落したが、10日の立会外分売中止発表も好感する形で11日の509円まで急反発した。16年3月期は収益改善基調であり、0.5倍近辺の低PBRも見直す動きを強めそうだ。

■カーテンレール・ブラインド類の大手

 カーテンレールやブラインド類の大手である。室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。

 中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、新商品開発のスピードアップ、ホテル・商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、海外売上高の拡大、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大などを掲げている。

 なお円安に伴う原材料価格上昇に対応して、15年7月6日受注分からカーテンレールおよび関連部品の価格改定を実施した。また10月5日受注分からデザインブラインドおよび関連部品の価格改定を実施すると発表した。

■16年3月期は収益改善基調

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、第4四半期(1月〜3月)62億81百万円、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円、第4四半期4億67百万円だった。

 また15年3月期の配当性向は30.4%だった。ROEは14年3月期比1.2ポイント上昇して3.2%、自己資本比率は同3.0ポイント上昇して52.7%となった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期比4.6%増の235億円、営業利益が同11.8%増の9億円、経常利益が同12.2%増の8億80百万円、純利益が同44.9%増の5億円としている。純利益は前期計上した厚生年金基金解散損失引当金繰入額の一巡も寄与する。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で、予想配当性向は21.0%となる。

 15年3月期は住宅関連市場における消費増税の反動影響が長期化して減収営業減益だったが、16年3月期は消費増税の影響一巡、営業強化、高付加価値製品の拡販、製品価格改定などの効果で増収営業増益予想だ。

 第1四半期(4月〜6月)は、売上高が前年同期比7.9%減の48億93百万円で、営業利益が1億69百万円の赤字(前年同期は0百万円)、経常利益が1億65百万円の赤字(同6百万円の赤字)、純利益が1億05百万円の赤字(同3百万円の赤字)だった。

 セグメント別売上高は、室内装飾関連事業が消費増税後の落ち込みからの回復遅れで同8.2%減の48億03百万円、その他事業がステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化で同13.4%増の89百万円だった。

 第1四半期は減収で営業赤字だったが、通期ベースでは高付加価値製品の拡販や製品価格改定などの効果が期待され、継続的なコスト削減や生産性向上策の効果も寄与して収益改善基調だろう。

■株価は立会外分売中止も好感して急反発

 株主優待は毎年3月31日現在の株主に対して実施し、1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環としてインドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

 なお9月4日に、当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を目的として、株式の立会外分売(分売予定株式数8万株)を発表したが、9月10日に立会外分売の中止を発表した。

 株価の動きを見ると、悪地合いの影響で500円〜530円近辺のボックスレンジ下限に水準を切り下げ、さらに9月4日の立会外分売発表を嫌気する形で7日の年初来安値460円まで急落した。ただし11日には509円まで切り返してモミ合いレンジに回帰した。10日の立会外分売中止発表も好感したようだ。

 9月11日の終値509円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円59銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1091円41銭で算出)は0.5倍近辺である。なお時価総額は約61億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込み、500円〜530円近辺のボックスレンジから下放れの形となったが、急落場面は下ヒゲ陽線となって売り一巡感を強めている。また日足チャートで見ると急反発して25日移動平均線突破の動きを強めている。16年3月期は収益改善基調であり、0.5倍近辺の低PBRも見直す動きを強めそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月14日更新]

トーソーは第1四半期赤字を嫌気した売り一巡、0.5倍近辺の低PBRに見直し余地

 トーソー[5956](東2)はカーテンレール・ブラインド類の大手である。株価は第1四半期(4月〜6月)が赤字となったことで、戻り高値535円から505円まで急落したが、その後は切り返しの動きを強めている。500円近辺が下値支持線の形だ。0.5倍近辺の低PBRに見直し余地があり、第1四半期の赤字を嫌気した売りが一巡して下値支持線から切り返し展開だろう。

■カーテンレール・ブラインド類の大手

 カーテンレールやブラインド類の大手で、室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。

 中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、新商品開発のスピードアップ、ホテル・商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、海外売上高の拡大、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大などを掲げている。

 なお円安に伴う原材料価格上昇に対応して、15年7月6日受注分からカーテンレールおよび関連部品の価格改定を実施した。

■第1四半期は赤字だが、16年3月期通期は増収増益予想

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、第4四半期(1月〜3月)62億81百万円、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円、第4四半期4億67百万円だった。

 また15年3月期の配当性向は30.4%だった。ROEは14年3月期比1.2ポイント上昇して3.2%、自己資本比率は同3.0ポイント上昇して52.7%となった。

 7月31日に発表した今期(16年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.9%増の48億93百万円で、営業利益が1億69百万円の赤字(前年同期は0百万円)、経常利益が1億65百万円の赤字(同6百万円の赤字)、純利益が1億05百万円の赤字(同3百万円の赤字)だった。

 セグメント別の売上動向を見ると、室内装飾関連事業は消費増税後の落ち込みからの回復が遅れて同8.2%減の48億03百万円、その他事業はステッキを中心とした介護関連用品の販売活動強化で同13.4%増の89百万円だった。

 通期の連結業績予想は前回予想(5月12日公表)を据え置いて、売上高が前期比4.6%増の235億円、営業利益が同11.8%増の9億円、経常利益が同12.2%増の8億80百万円、純利益が同44.9%増の5億円としている。純利益は前期計上した厚生年金基金解散損失引当金繰入額の一巡も寄与する。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は21.0%となる。

 15年3月期は住宅関連市場における消費増税の反動影響が長期化して減収営業減益だったが、16年3月期は消費増税の影響一巡、営業強化、高付加価値製品の拡販、製品価格改定などの効果で増収営業増益予想だ。継続的なコスト削減や生産性向上策も寄与する。収益は改善基調だろう。

■株価は調整一巡してモミ合い上放れの動き

 株主優待は毎年3月31日現在の株主に対して実施し、1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環としてインドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

 株価の動きを見ると、7月31日の取引時間中に発表した第1四半期の赤字で戻り高値535円から505円まで急落した。ただしその後は切り返しの動きを強めている。売りが一巡したようだ。

 8月13日の終値512円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円59銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1091円41銭で算出)は0.5倍近辺である。

 週足チャートで見ると500円〜530円近辺でボックス展開のようだ。上値は重いが下値も500円近辺が支持線の形だ。0.5倍近辺の低PBRに見直し余地があり、第1四半期の赤字による売りが一巡して下値支持線から切り返し展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月21日更新]

トーソーは調整一巡してモミ合い上放れ、0.5倍近辺の低PBRに見直し余地

 トーソー<5956>(東2)はカーテンレール・ブラインド類の大手である。株価は500円〜520円近辺でモミ合う展開だが、7月17日は523円まで上伸してモミ合い上放れの動きを強めている。日柄調整が一巡したようだ。0.5倍近辺の低PBRにも見直し余地があり、16年3月期の収益改善基調を評価して3月の年初来高値551円を目指す展開だろう。なお7月31日に第1四半期(4月〜6月)の業績発表を予定している。

■カーテンレール・ブラインド類の大手

 カーテンレールやブラインド類の大手で、室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。

 中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、新商品開発のスピードアップ、ホテル・商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、海外売上高の拡大、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大などを掲げている。

 なお円安に伴う原材料価格上昇に対応して、15年7月6日受注分からカーテンレールおよび関連部品の価格改定を実施した。

■16年3月期は増収増益予想

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、第4四半期(1月〜3月)62億81百万円、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円、第4四半期4億67百万円だった。

 15年3月期の配当性向は30.4%で、ROEは14年3月期比1.2ポイント上昇して3.2%、自己資本比率は同3.0ポイント上昇して52.7%となった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期比4.6%増の235億円、営業利益が同11.8%増の9億円、経常利益が同12.2%増の8億80百万円、純利益が同44.9%増の5億円としている。純利益は前期計上した厚生年金基金解散損失引当金繰入額の一巡も寄与する。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で予想配当性向は21.0%となる。

 15年3月期は住宅関連市場における消費増税の反動影響が長期化して減収営業減益だったが、16年3月期は消費増税の影響一巡、営業強化、高付加価値製品の拡販、製品価格改定などの効果で増収営業増益予想だ。継続的なコスト削減や生産性向上策も寄与する。収益は改善基調だろう。

■株価は調整一巡してモミ合い上放れの動き

 株主優待は毎年3月31日現在の株主に対して実施し、1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環としてインドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

 株価の動きを見ると、3月の年初来高値551円から反落し、年初来安値圏の500円〜520円近辺の小幅レンジでモミ合う展開だったが、7月17日は523円まで上伸してモミ合い上放れの動きを強めている。日柄調整が一巡したようだ。

 7月17日の終値523円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円59銭で算出)は11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1091円41銭で算出)は0.5倍近辺である。

 週足チャートで見ると地合い悪化の影響で割り込んだ26週移動平均線を回復した。13週移動平均線がサポートラインの形となった。0.5倍近辺の低PBRにも見直し余地があり、16年3月期の収益改善基調を評価して3月高値を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月08日更新]

トーソーは16年3月期は収益改善基調、0.5倍近辺の低PBRも評価
 トーソー<5956>(東2)はカーテンレール・ブラインド類の大手である。株価は500円台前半の小幅レンジでモミ合う展開だが、調整一巡感を強めている。0.5倍近辺の低PBRも評価材料であり、16年3月期の収益改善基調を評価して反発展開だろう。

 カーテンレールやブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。

 中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、高付加価値商品の拡販、新商品開発のスピードアップ、ホテル・商業施設など非住宅分野における需要の取り込み、海外売上高の拡大、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大などを掲げている。

 5月12日に発表した前期(15年3月期)の連結業績は、売上高が前々期比6.1%減の224億67百万円、営業利益が同22.0%減の8億05百万円、経常利益が同22.4%減の7億84百万円、純利益が同73.2%増の3億45百万円だった。

 配当予想は前々期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で、配当性向は30.4%となる。ROEは同1.2ポイント上昇して3.2%、自己資本比率は同3.0ポイント上昇して52.7%となった。

 住宅関連市場における消費増税の反動影響が長期化して減収減益だった。ただし各利益は10月31日の減額修正値を上回り、営業利益と経常利益は減益幅が縮小、純利益は増益幅が拡大した。継続的なコスト削減や生産性向上策が寄与した。

 純利益は大幅増益だった。特別損失に厚生年金基金解散損失引当金繰入額1億89百万円を計上したが、特別利益に投資有価証券売却益や事業譲渡益を計上し、前々期の特別損失に計上した希望退職特別加算金や貸倒引当金繰入額の一巡も寄与した。

 セグメント別に見ると、室内装飾関連事業は売上高が同6.1%減の221億57百万円、営業利益が同21.5%減の8億11百万円、その他は売上高が同4.1%減の3億10百万円、営業利益が6百万円の赤字(前々期は1百万円の赤字)だった。

 15年2月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、第4四半期(1月〜3月)62億81百万円、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円、第4四半期4億67百万円だった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期比4.6%増の235億円、営業利益が同11.8%増の9億円、経常利益が同12.2%増の8億80百万円、純利益が同44.9%増の5億円としている。配当予想は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で、予想配当性向は21.0%となる。

 消費増税の影響一巡、営業強化、高付加価値製品の拡販、製品価格改定などの効果で増収増益予想だ。純利益は前期計上した厚生年金基金解散損失引当金繰入額の一巡も寄与する。なお円安に伴う原材料価格上昇に対応して、15年7月6日受注分からカーテンレールおよび関連部品の価格改定を実施する。収益は改善基調だろう。

 株主優待は毎年3月31日現在の株主に対して実施し、1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環としてインドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

 株価の動きを見ると、5月11日発表の前期利益増額修正を好感する場面があったが、買いが続かず500円台前半の小幅レンジでモミ合う展開だ。ただし500円台を割り込むことなく推移して調整一巡感を強めている。

 6月5日の終値506円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円59銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1091円41銭で算出)は0.5倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、52週移動平均線がサポートラインとなって下げ渋る形だ。0.5倍近辺の低PBRも評価材料であり、16年3月期の収益改善基調を評価して反発展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月07日更新]

トーソーは16年3月期の収益改善期待で切り返しのタイミング

 トーソー[5956](東2)はカーテンレールやブラインド類の大手である。株価は3月高値から反落して調整局面だが、16年3月期の収益改善期待で切り返しのタイミングだろう。なお5月12日に15年3月期の決算発表を予定している。

 カーテンレールやブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、非住宅分野の大型案件獲得、海外での大型案件獲得、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大などを掲げている。

 前期(15年3月期)の連結業績見通し(10月31日に減額修正)は売上高が前々期比4.7%減の228億円、営業利益が同38.0%減の6億40百万円、経常利益が同38.6%減の6億20百万円、純利益が同30.5%増の2億60百万円で、純利益は東京都家具厚生年金基金の特例解散決議に伴う特別損失1億89百万円計上も影響する。配当予想(5月8日公表)は前々期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第3四半期累計(4月〜12月)は、住宅関連市場における消費増税の反動影響が長期化して減収減益だった。ただし四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円である。消費増税の反動影響は概ね一巡しているようだ。

 今期(16年3月期)は消費増税の反動影響一巡、営業強化や高付加価値製品の拡販、製造コスト上昇や配送コスト上昇に対応した製品値上げ浸透などの効果で収益改善が期待される。

 株主優待は毎年3月31日現在の株主に対して実施し、1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環としてインドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

 株価の動き(3月6日から貸借銘柄)を見ると、3月高値551円から反落して調整局面となった。4月22日には500円まで下押す場面があった。ただし売られ過ぎ感を強めて500円近辺では下げ渋る動きだ。

 5月1日の終値504円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS24円92銭で算出)は20倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS975円99銭で算出)は0.5倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、52週移動平均線がサポートラインとなって下げ渋る形だ。0.5倍近辺の低PBRも評価材料であり、16年3月期の収益改善期待で切り返しのタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月06日更新]

トーソーは16年3月期の収益改善期待で上値試す

 カーテンレールやブラインド類のトーソー[5956](東2)の株価は、13年5月の549円突破後に3月期末の配当権利落ちも影響して一旦反落したが、510円近辺で下げ渋る動きだ。0.5倍近辺の低PBRも評価材料であり、16年3月期の収益改善期待で上値を試す展開だろう。06年の600円も視野に入りそうだ。

 カーテンレールやブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、非住宅分野の大型案件獲得、海外での大型案件獲得、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大などを掲げている。

 前期(15年3月期)の連結業績見通し(10月31日に減額修正)は売上高が前々期比4.7%減の228億円、営業利益が同38.0%減の6億40百万円、経常利益が同38.6%減の6億20百万円、純利益が同30.5%増の2億60百万円で、配当予想(5月8日公表)は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第3四半期累計(4月〜12月)は、住宅関連市場における消費増税の反動影響が長期化して前年同期比5.0%減収、37.7%営業減益、38.6%経常減益、42.7%最終減益だった。純利益は東京都家具厚生年金基金の特例解散決議に伴う特別損失1億89百万円計上も影響した。

 ただし四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円である。消費増税の反動影響は概ね一巡しているようだ。

 通期ベースでは消費増税の反動影響で減収・営業減益見通しだが、製造コストや配送コストの上昇に対応して、インテリアブラインドおよび関連製品について14年12月15日受注分から製品価格改定(値上げ)を実施している。このため第4四半期(1月〜3月)以降の採算改善が期待される。

 さらに今期(16年3月期)は消費増税の反動影響一巡、営業強化や高付加価値製品の拡販、値上げ浸透などの効果で収益改善が期待される。

 株主優待は毎年3月31日現在の株主に対して実施し、1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環としてインドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

 株価の動き(3月6日から貸借銘柄)を見ると徐々に水準を切り上げ、3月23日と24日に551円まで上伸して13年5月の549円を突破した。その後は3月期末の配当権利落ちも影響して一旦反落したが、510円近辺で下げ渋る動きだ。16年3月期の収益改善を期待する流れに変化はないだろう。

 4月3日の終値513円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS24円92銭で算出)は20〜21倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS975円99銭で算出)は0.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んだが、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下げ渋る動きだ。0.5倍近辺の低PBRも評価材料であり、16年3月期の収益改善期待で上値を試す展開だろう。06年1月と2月の600円も視野に入りそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月05日更新]

トーソーは昨年来高値更新、16年3月期の収益改善期待で13年5月高値試す

 カーテンレールやブラインド類のトーソー[5956](東2)の株価は、2月26日に535円まで上伸して昨年来高値を更新した。今期(15年3月期)の減収営業減益見通しは織り込み済みであり、来期(16年3月期)の収益改善期待で13年5月高値549円を試す展開だろう。0.5倍近辺の低PBRも評価材料だ。

 カーテンレールやブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、非住宅分野の大型案件獲得、海外での大型案件獲得、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大などを掲げている。

 今期(15年3月期)の連結業績見通しについては、前回予想(10月31日に減額修正)を据え置いて売上高が前期比4.7%減の228億円、営業利益が同38.0%減の6億40百万円、経常利益が同38.6%減の6億20百万円、純利益が同30.5%増の2億60百万円、そして配当予想(5月8日公表)は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第3四半期累計(4月〜12月)は、住宅関連市場における消費増税前駆け込み需要反動減の影響が長期化して前年同期比5.0%減収、同37.7%営業減益、同38.6%経常減益、同42.7%最終減益だった。純利益は東京都家具厚生年金基金の特例解散決議に伴う特別損失1億89百万円計上も影響した。

 通期ベースでも消費増税の影響が長期化して減収、営業減益見通しだ。ただし四半期別にみると、売上高は第1四半期(4月〜6月)53億10百万円、第2四半期(7月〜9月)55億38百万円、第3四半期(10月〜12月)53億38百万円、営業利益は第1四半期9百万円、第2四半期2億25百万円、第3四半期1億04百万円となる。消費増税の影響は概ね一巡しているようだ。

 そして製造コストや配送コストの上昇に対応して、インテリアブラインドおよび関連製品について、12月15日受注分から製品価格改定(値上げ)を実施しているため、第4四半期(1月〜3月)以降の採算改善が期待される。来期(16年3月期)は、消費増税の影響一巡、営業強化、高付加価値製品の拡販、値上げ浸透などの効果で収益改善が期待されるだろう。

 株主優待は毎年3月31日現在の株主に対して実施し、1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環としてインドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

 なお2月27日には、新たに貸借銘柄に選定されたと発表した。3月6日から貸借銘柄となる。

 株価の動きを見ると、2月26日に535円まで上伸して昨年来高値を更新した。その後も高値圏で堅調に推移している。第3四半期累計業績に対するネガティブ反応は限定的であり、今期の減収営業減益見通しは織り込み済みのようだ。

 3月4日の終値527円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円92銭で算出)は21〜22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.9%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS975円99銭で算出)は0.5倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げ、530円近辺のフシ突破の動きを強めている。0.5倍近辺の低PBRも評価材料であり、来期の収益改善期待で13年5月高値549円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月10日更新]

トーソーは高値圏で堅調、16年3月期の収益改善期待で上値試す

 カーテンレールやブラインド類のトーソー[5956](東2)は1月30日に第3四半期累計(4月〜12月)連結業績を発表した。減収減益だったが株価は高値圏で堅調に推移している。今期(15年3月期)の減収営業減益見通しは織り込み済みであり、来期(16年3月期)の収益改善期待で上値を試す展開だろう。0.5倍近辺の低PBRも評価材料だ。

 カーテンレールやブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、非住宅分野の大型案件獲得、海外での大型案件獲得、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大などを掲げている。

 1月30日発表の今期(15年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比5.0%減の161億86百万円、営業利益が同37.7%減の3億38百万円、経常利益が同38.6%減の3億25百万円、純利益が同42.7%減の57百万円だった。

 住宅関連市場における消費増税前駆け込み需要の反動減の影響が長期化して減収減益だった。セグメント別売上高は、室内装飾関連事業が同5.0%減の159億60百万円、その他事業が同8.2%減の2億26百万円だった。純利益については、東京都家具厚生年金基金の特例解散決議に伴って、特別損失1億89百万円を計上したことも影響した。

 通期の連結業績見通しは、前回予想(10月31日に減額修正)を据え置いて売上高が前期比4.7%減の228億円、営業利益が同38.0%減の6億40百万円、経常利益が同38.6%減の6億20百万円、そして純利益が同30.5%増の2億60百万円としている。配当予想(5月8日公表)は前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 消費増税の影響が長期化して減収、営業減益見通しだ。しかし製造コストおよび配送コストの上昇に対応して、インテリアブラインドおよび関連製品について12月15日受注分から製品価格改定を実施している。来期(16年3月期)は消費増税の影響一巡、営業強化、高付加価値製品の拡販、値上げ浸透などの効果で収益改善が期待される。

 株主優待は毎年3月31日現在の株主に対して実施し、1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環としてインドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

 株価の動きを見ると、1月8日の戻り高値526円から利益確定売りで一旦反落したが、大きく下押す動きは見られず高値圏510円近辺で堅調に推移している。第3四半期累計の減収減益に対する反応も限定的だ。今期の減収営業減益見通しは織り込み済みであり、来期の収益改善を期待する動きだろう。

 2月9日の終値517円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円92銭で算出)は20〜21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.9%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS975円99銭で算出)は0.5倍近辺である。

 週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなって徐々に下値を切り上げている。0.5倍近辺の低PBRも評価材料であり、来期の収益改善期待で上値を試す展開だろう。530円近辺のフシを突破すれば13年5月高値549円が視野に入る。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月24日更新]
トーソーは10月の年初来高値に接近、下期以降の収益改善期待で上値試す、低PBRも評価材料

 カーテンレールやブラインド類のトーソー<5956>(東2)の株価は、11月5日の直近安値469円から反発して水準を切り上げ、12月22日には525円まで上値を伸ばして10月の年初来高値530円に接近した。今期(15年3月期)の営業減益見通しを織り込んで下期以降の収益改善を期待する動きのようだ。0.5倍近辺の低PBRも評価材料として上値を試す展開だろう。

 カーテンレールやブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、非住宅分野の大型案件獲得、海外での大型案件獲得、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大などを掲げている。

 今期(15年3月期)の連結業績見通しについては10月31日に減額修正し、売上高が前期比4.7%減の228億円、営業利益が同38.0%減の6億40百万円、経常利益が同38.6%減の6億20百万円、そして純利益が同30.5%増の2億60百万円としている。配当予想は前回予想(5月8日公表)を据え置いて前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 第2四半期累計(4月〜9月)は前年同期比1.6%減収、同9.7%営業減益、同7.9%経常減益、同94.0%最終減益だった。消費増税前駆け込み需要の反動減が影響して減収減益だった。純利益は厚生年金基金の特例解散に伴う特別損失計上も影響した。

 消費増税の影響が長期化しているため通期見通しも減額修正した。ただし製造コストおよび配送コストの上昇に対応して、インテリアブラインドおよび関連製品について12月15日受注分から製品価格改定を実施している。営業強化、高付加価値製品の拡販、値上げ浸透による収益改善が期待される。

 株主優待は毎年3月31日現在の株主に対して実施し、1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環としてインドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

 株価の動きを見ると、11月5日の直近安値469円から反発して水準切り上げの動きを強めている。そして12月22日には525円まで上値を伸ばして10月の年初来高値530円に接近した。今期の営業減益見通しを織り込んで下期以降の収益改善を期待する動きのようだ。

 12月22日の終値519円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円92銭で算出)は20〜21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.9%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS975円99銭で算出)は0.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインとなった。また週足チャートで見ると26週移動平均線と13週移動平均線を一気に突破して上伸した。強基調に転換したようだ。0.5倍近辺の低PBRも評価材料として上値を試す展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月26日更新]
トーソーは今期営業減益を織り込み下期以降の収益改善期待で反発局面

 カーテンレールやブラインド類のトーソー[5956](東2)の株価は、10月高値530円から反落して11月5日に469円まで調整した。10月31日の今期(15年3月期)減額修正も影響したようだ。ただし11月5日の直近安値から切り返しの動きを強めている。今期の営業減益見通しを織り込んで下期以降の収益改善を期待する動きのようだ。調整が一巡して反発局面だろう。低PBRも支援材料だ。

 カーテンレールやブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなど介護用品事業も展開している。中期戦略では「窓辺の総合インテリアメーカー」として、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、非住宅分野の大型案件獲得、海外での大型案件獲得、インドネシア生産子会社の機能拡大、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大などを掲げている。

 今期(15年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.6%減の108億48百万円、営業利益が同9.7%減の2億34百万円、経常利益が同7.9%減の2億23百万円、そして純利益が同94.0%減の6百万円だった。消費増税前駆け込み需要の反動減の影響などで減収減益だった。純利益は厚生年金基金の特例解散に伴う特別損失計上(9月24日公表)も影響した。

 通期の連結業績見通しについて10月31日に減額修正した。前回予想(5月8日公表)に対して売上高は17億円減額して前期比4.7%減の228億円、営業利益は5億10百万円減額して同38.0%減の6億40百万円、経常利益は4億80百万円減額して同38.6%減の6億20百万円、純利益は3億40百万円減額して同30.5%増の2億60百万円とした。配当予想は前回予想(5月8日公表)を据え置いて前期と同額の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 消費増税の影響が長期化しているため売上高、利益とも減額修正した。ただし営業強化や高付加価値製品の拡販に加えて、製造コストおよび配送コストの上昇に対応して、インテリアブラインドおよび関連製品について12月15日受注分から製品価格改定を実施するため、値上げ浸透による収益改善が期待される。

 株主優待は毎年3月31日現在の株主に対して実施し、1単元(100株)以上所有株主に対して1000円相当の優待品、10単元(1000株)以上所有株主に対して3000円相当の優待品を贈呈する。また環境保全活動の一環としてインドネシア共和国における「植林活動への寄付」も設けている。

 株価の動きを見ると、10月1日高値530円から反落して10月17日に472円、そして11月5日に469円まで調整した。10月31日の今期減額修正も影響したようだ。ただし11月5日の直近安値から切り返しの動きを強めている。今期の営業減益見通しを織り込んで下期以降の収益改善を期待する動きのようだ。

 11月25日の終値491円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円92銭で算出)は19〜20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS975円99銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、日足チャートで見ると25日移動平均線を突破した。調整が一巡して反発局面だろう。低PBRも支援材料だ。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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