[6309]巴工業

[01月18日更新]

巴工業は調整一巡して戻り試す、18年10月期微減益予想だが保守的

 巴工業<6309>(東1)は、遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などの化学工業製品販売事業を展開している。18年10月期は微減益予想だが保守的だろう。株価は調整一巡して戻りを試す展開が期待される。1倍割れの低PBRも見直し材料だろう。
 
■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開
 
 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。
 
 17年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業25%、化学工業製品販売事業75%、営業利益構成比は機械製造販売事業24%、化学工業製品販売事業76%だった。また地域別売上構成比は日本79%、アジア17%、その他4%だった。
 
 収益面では、機械製造販売事業が設備投資関連のため、第2四半期(2月〜4月)および第4四半期(8月〜10月)の構成比が高くなりやすい特性がある。
 
■18年10月期微減益予想だが保守的
 
 今期(18年10月期)連結業績予想(12月7日公表)は、売上高が前期(17年10月期)比4.2%増の428億円、営業利益が4.5%減の21億円、経常利益が5.4%減の21億円、純利益が4.9%減の14億30百万円としている。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は31.4%となる。
 
 セグメント別の計画は、機械製造販売事業の売上高が12.0%増の114億70百万円で営業利益が4.1%増の5億50百万円、化学工業製品販売事業の売上高が1.6%増の313億30百万円で営業利益が7.2%減の15億50百万円としている。
 
 機械製造販売事業、化学工業製品販売事業とも堅調に推移して増収だが、化学工業製品販売事業における電子材料分野の減収や化成品分野の商材一部消失の影響で、各利益は微減益予想としている。ただし保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。
 
■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈
 
 株主優待制度は毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。
 
■株価は調整一巡して戻り試す
 
 株価は06年来高値圏2300円近辺から反落して上値を切り下げたが、2100円近辺で推移して調整一巡感を強めている。
 
 1月17日の終値2106円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS143円31銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2706円72銭で算出)は0.8倍近辺である。時価総額は約222億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。1倍割れの低PBRも見直し材料だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
 

[12月18日更新]

巴工業は自律調整一巡感、18年10月期微減益予想だが保守的

 巴工業<6309>(東1)は、遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などの化学工業製品販売事業を展開している。17年10月期は堅調に推移して2桁増益だった。18年10月期は微減益予想だが保守的だろう。株価は06年来高値圏から反落したが自律調整一巡感を強めている。低PBRも見直し材料だろう。
 
■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開
 
 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。
 
 17年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業25%、化学工業製品販売事業75%、営業利益構成比は機械製造販売事業24%、化学工業製品販売事業76%だった。また地域別売上構成比は日本79%、アジア17%、その他4%だった。
 
 収益面では、機械製造販売事業が設備投資関連のため、第2四半期(2月〜4月)および第4四半期(8月〜10月)の構成比が高くなりやすい特性がある。
 
■17年10月期は増収・2桁増益
 
 12月7日発表した前期(17年10月期)の連結業績(9月19日に増額修正)は、売上高が前々期(16年10月期)比4.9%増の410億93百万円となり、営業利益が11.6%増の21億98百万円、経常利益が24.7%増の22億19百万円、純利益が55.1%増の15億03百万円だった。
 
 機械製造販売事業、化学工業製品販売事業とも概ね堅調に推移した。売上総利益率は21.6%で0.5ポイント上昇、販管費比率は16.3%で0.2ポイント上昇した。また営業外では為替差損益が改善し、特別損失では減損損失が一巡した。配当は前々期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)とした。配当性向は29.9%である。ROEは5.8%で2.0ポイント上昇、自己資本比率は73.8%で1.4ポイント上昇した。
 
 セグメント別に見ると、機械製造販売事業は売上高が0.6%増の102億41百万円で、営業利益が31.0%増の5億28百万円だった。海外向け機械、部品・修理が伸長し、収益性向上も寄与した。化学工業製品販売事業は売上高が6.4%増の308億51百万円で、営業利益が6.6%増の16億70百万円だった。工業材料分野の住宅・建設用途向け材料、電子材料分野の半導体製造用途向け搬送用商材が伸長し、深?コンバウンド事業の回復も寄与した。
 
■18年10月期微減益予想だが保守的
 
 今期(18年10月期)連結業績予想(12月7日公表)は、売上高が前期(17年10月期)比4.2%増の428億円、営業利益が4.5%減の21億円、経常利益が5.4%減の21億円、純利益が4.9%減の14億30百万円としている。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で、予想配当性向は31.4%となる。
 
 機械製造販売事業、化学工業製品販売事業とも堅調に推移して増収だが、化学工業製品販売事業における電子材料分野の減収や化成品分野の商材一部消失の影響で、各利益は微減益予想としている。ただし保守的だろう。
 
 なおセグメント別の計画は、機械製造販売事業の売上高が12.0%増の114億70百万円で営業利益が4.1%増の5億50百万円、化学工業製品販売事業の売上高が1.6%増の313億30百万円で営業利益が7.2%減の15億50百万円としている。
 
■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈
 
 株主優待制度は毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。
 
■株価は自律調整一巡感
 
 株価は06年来高値圏2300円近辺から反落し、18年10月期微減益予想を嫌気する場面もあったが、その後は2100円近辺で推移して自律調整一巡感を強めている。
 
 12月15日の終値2087円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS143円31銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2706円72銭で算出)は0.8倍近辺である。時価総額は約220億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線が接近してサポートラインとなりそうだ。低PBRも見直し材料だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
 [11月06日更新]

巴工業は目先的な過熱感解消して上値試す、18年10月期も収益拡大期待
 
 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などの化学工業製品販売事業を展開している。17年10月期は増額修正して増収増益予想となった。18年10月期も収益拡大が期待される。株価は06年来の高値圏から一旦反落したが、目先的な過熱感が解消して上値を試す展開が期待される。
 
■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開
 
 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。
 
 16年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業26%、化学工業製品販売事業74%、地域別売上構成比は日本82%、アジア14%、その他5%だった。収益面では機械製造販売事業が設備投資関連のため、第2四半期(2月〜4月)および第4四半期(8月〜10月)の構成比が高くなりやすい特性がある。
 
■17年10月期増収増益予想、18年10月期も収益拡大期待
 
 前期(17年10月期)連結業績予想(9月19日に増額修正)は売上高が前々期(16年10月期)比4.1%増の408億円、営業利益が9.6%増の21億60百万円、経常利益が22.5%増の21億80百万円、純利益が56.0%増の15億10百万円としている。配当予想は前々期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で予想配当性向は29.7%である。
 
 機械製造販売事業において海外向け大型案件の販売が寄与する。化学工業製品販売事業においても、工業材料分野の住宅・建設用途向け材料、電子材料分野の半導体製造用途向け商材が伸長する。今期(18年10月期)も収益拡大が期待される。
 
■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈
 
 株主優待制度は毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。
 
■株価は目先的な過熱感解消して上値試す
 
 株価は06年来高値圏2300円近辺から一旦反落した。10月末の配当・株主優待の権利落ちも影響したようだ。ただし自律調整の範囲だろう。
 
 11月2日の終値2161円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS151円33銭で算出)は14〜15倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.1%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS2522円81銭で算出)は0.9倍近辺である。時価総額は約228億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
 [10月06日更新]

巴工業は06年来高値圏、17年10月期増額して増収増益予想、18年10月期も収益拡大期待  
 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などの化学工業製品販売事業を主力としている。17年10月期は増額修正して増収増益予想となった。18年10月期も収益拡大が期待される。株価は急伸して06年来の高値圏だ。上値を試す展開が期待される。
 
■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開
 
 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。
 
 16年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業26%、化学工業製品販売事業74%、地域別売上構成比は日本82%、アジア14%、その他5%だった。収益面では機械製造販売事業が設備投資関連のため、第2四半期(2月〜4月)および第4四半期(8月〜10月)の構成比が高くなりやすい特性がある。
 
■17年10月期増額して増収増益予想、18年10月期も収益拡大期待
 
 今期(17年10月期)の連結業績予想については9月19日に売上高を4億円、営業利益を3億70百万円、経常利益を4億円、純利益を3億30百万円、それぞれ増額修正し、売上高が前期(16年10月期)比4.1%増の408億円、営業利益が9.6%増の21億60百万円、経常利益が22.5%増の21億80百万円、純利益が56.0%増の15億10百万円とした。配当予想は据え置いて前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は29.7%となる。
 
 機械製造販売事業において海外向け大型案件の販売が確実視できるようになり、化学工業製品販売事業においても、工業材料分野の住宅・建設用途向け材料、電子材料分野の半導体製造用途向け商材が伸長する見込みだ。そして来期(18年10月期)も収益拡大が期待される。
 
■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈
 
 株主優待制度は毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。
 
■株価は06年来高値圏
 
 株価は増額修正を好感して9月20日に2312円まで急伸した。13年2月高値2130円を一気に突破して06年来の高値圏だ。その後は利益確定売りが優勢になる場面もあったが、2000円近辺から素早く切り返している。
 
 10月5日の終値2157円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS151円33銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS2522円81銭で算出)は0.9倍近辺である。なお時価総額は約227億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線、26週移動平均線とも上向きとなった。上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月04日更新]

巴工業は3月の年初来高値に接近、17年10月期3Q累計大幅増益で通期予想に増額余地  
 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などの化学工業製品販売事業を主力としている。17年10月期第3四半期累計は大幅増益だった。通期は営業減益予想だが増額余地がありそうだ。株価は戻り高値圏でのモミ合いから上放れて3月の年初来高値に接近している。上値を試す展開が期待される。
 
■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開
 
 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。15年12月タイにおける商社活動を目的として子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。
 
 16年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業26%、化学工業製品販売事業74%、地域別売上構成比は日本82%、アジア14%、その他5%だった。収益面では機械製造販売事業が設備投資関連のため、第2四半期(2月〜4月)および第4四半期(8月〜10月)の構成比が高くなりやすい特性がある。
 
■17年10月期3Q累計は大幅増益
 
 8月31日発表の今期(17年10月期)第3四半期累計(11〜7月)連結業績は、売上高が前年同期比3.6%増の293億93百万円、営業利益が21.9%増の13億30百万円、経常利益が46.4%増の13億32百万円、そして純利益が95.4%増の8億63百万円だった。
 
 機械製造販売事業、化学工業製品販売事業とも好調に推移して大幅増益だった。売上総利益は9.6%増加し、売上総利益率は21.1%で1.1ポイント上昇した。販管費は6.6%増加し、販管費比率は16.6%で0.5ポイント上昇した。営業外では為替差損が減少(前期2億13百万円、今期12百万円)した。特別損失では前期計上の減損損失1億02百万円が一巡した。
 
 セグメント別に見ると、機械製造販売事業は売上高が1.1%増の65億66百万円で、営業利益が58万円の黒字(前年同期は1億28百万円の赤字)だった。海外向け部品・修理の増収効果、国内民需向けの収益性向上が寄与して黒字化した。
 
 化学工業製品販売事業は売上高が4.3%増の228億26百万円で、営業利益が4.2%増の12億71百万円だった。工業材料分野の住宅・建設用途向け材料、電子材料分野の半導体製造用途向け搬送用トレイなどが伸長し、深?コンパウンド事業が回復傾向となった。
 
 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期84億87百万円、第2四半期111億12百万円、第3四半期97億94百万円で、営業利益は77百万円、9億90百万円、2億63百万円だった。
 
■17年10月期通期営業減益予想だが増額余地
 
 今期(17年10月期)通期の連結業績予想(4月20日に売上高を減額、利益を据え置き)は、売上高が前期(16年10月期)比3.1%増の404億円、営業利益が9.1%減の17億90百万円、経常利益が横ばいの17億80百万円、純利益が21.8%増の11億80百万円としている。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で、予想配当性向は38.1%となる。
 
 化学工業製品販売事業は収益性の良い商材の販売が伸長するが、機械製造販売事業は売上減少に伴って利益減少が見込まれ、営業減益予想としている。営業外での為替差損および特別損益は見込んでいない。
 
 ただし会社予想には保守的な印象が強い。通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が72.8%、営業利益が74.3%、経常利益が74.8%、純利益が73.1%である。機械製造販売事業が設備投資関連で、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい特性を考慮すれば、通期会社予想に増額余地がありそうだ。
 
■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈
 
 株主優待制度は毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。
 
■株価はモミ合い上放れて3月の年初来高値に接近
 
 株価は戻り高値圏1000円〜1050円近辺でのモミ合いから上放れて、9月1日には1923円まで上伸する場面があった。そして3月の年初来高値1974円に接近している。
 
 9月1日の終値1896円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS118円25銭で算出)は16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS2522円81銭で算出)は0.8倍近辺である。なお時価総額は約200億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線が上向きに転じ、さらに26週移動平均線を上抜いた。日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月03日更新]

巴工業は調整一巡感、17年10月期通期予想に増額余地で低PBRも見直し生化学工業
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 巴工業 <6309> は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などの化学工業製品販売事業を主力としている。17年10月期営業減益予想だが、第2四半期累計が大幅増益だったことを考慮すれば、通期予想に増額余地がありそうだ。株価は戻り高値圏でモミ合う形だが調整一巡感を強めている。低PBRも見直して3月の年初来高値を試す展開が期待される。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。

■17年10月期通期営業減益予想だが増額余地

 今期(17年10月期)通期の連結業績予想(4月20日に売上高を減額、利益を据え置き)は、売上高が前期(16年10月期)比3.1%増の404億円、営業利益が9.1%減の17億90百万円、経常利益が横ばいの17億80百万円、純利益が21.8%増の11億80百万円としている。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で、予想配当性向は38.1%となる。

 化学工業製品販売事業は収益性の良い商材の販売が伸長するが、機械製造販売事業は売上減少に伴って利益減少が見込まれ、営業減益予想としている。営業外での為替差損および特別損益は見込んでいない。

 ただし第2四半期累計(11月〜4月)は前年同期比1.3%減収、16.2%営業増益、32.8%経常増益、32.1%最終増益だった。そして通期会社予想に対する進捗率は売上高が48.5%、営業利益が59.6%、経常利益が58.8%、純利益が56.6%と高水準である。通期会社予想には保守的な印象が強く、増額余地がありそうだ。

■株価は低PBRも見直して3月の年初来高値試す

 株価は戻り高値圏1800円台でモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。

 8月2日の終値1820円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS118円25銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2522円81銭で算出)は0.7倍近辺である。なお時価総額は約192億円である。

 週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線が下値を支える形となり、26週移動平均線突破の動きを強めている。0.7倍近辺の低PBRも見直して3月の年初来高値1974円を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月08日更新]

巴工業は3月の年初来高値試す、17年10月期第2四半期累計が大幅増益で通期予想に増額余地

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などの化学工業製品販売事業を主力としている。17年10月期第2四半期累計は大幅増益だった。通期は営業減益予想だが増額余地がありそうだ。株価は0.7倍近辺の低PBRも見直して3月の年初来高値を試す展開が期待される。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深せんではコンパウンド加工事業も展開している。15年12月タイにおける商社活動を目的として子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

 16年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業26%、化学工業製品販売事業74%、地域別売上構成比は日本82%、アジア14%、その他5%である。収益面では機械製造販売事業が設備投資関連のため、第2四半期(2月〜4月)および第4四半期(8月〜10月)の構成比が高くなりやすい特性がある。
■17年10月期第2四半期累計は大幅増益

 6月2日発表した今期(17年10月期)第2四半期累計(11月〜4月)連結業績(4月20日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前年同期比1.3%減の195億99百万円、営業利益が同16.2%増の10億67百万円、経常利益が同32.8%増の10億46百万円、純利益が同32.1%増の6億68百万円だった。

 機械製造販売事業、化学工業製品販売事業とも販売が伸び悩んだため減収だが、機械製造販売事業において採算性が良化し、化学工業製品販売事業においても収益性の良い商材の販売が伸長して大幅増益だった。売上総利益は同8.2%増加し、売上総利益率は22.0%で同1.9ポイント上昇した。販管費は同5.9%増加し、販管費比率は16.6%で同1.2ポイント上昇した。営業外では為替差損が減少(前期1億44百万円、今期16百万円)した。

 セグメント別に見ると、機械製造販売事業は売上高が同3.8%減の48億10百万円で営業利益が同2.2倍の2億58百万円だった。国内官需向け機械・装置・工事・部品・修理、国内民需向け機械・工事の減少で減収だったが、利益面では海外向け部品・修理の増収効果、国内民需向けの収益性向上が寄与して大幅増益だった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同0.4%減の147億88百万円で営業利益が同0.9%増の8億08百万円だった。売上面では国内合成樹脂分野の樹脂材料、化成品分野の紫外線硬化樹脂や難燃材、機能材料分野の半導体製造装置向けセラミックス製品が減少して微減収だったが、利益面では収益性の良い商材の構成比率が高い工業材料分野の増収効果で微増益だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期84億87百万円、第2四半期111億12百万円、営業利益は77百万円、9億90百万円だった。

■17年10月期通期営業減益予想だが増額余地

 今期(17年10月期)通期の連結業績予想(4月20日に売上高を減額、利益を据え置き)は、売上高が前期(16年10月期)比3.1%増の404億円、営業利益が同9.1%減の17億90百万円、経常利益が同横ばいの17億80百万円、純利益が同21.8%増の11億80百万円としている。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は38.1%となる。

 化学工業製品販売事業は収益性の良い商材の販売が伸長するが、機械製造販売事業は売上減少に伴って利益減少が見込まれ、営業減益予想としている。営業外での為替差損および特別損益は見込んでいない。

 ただし会社予想には保守的な印象が強い。通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.5%、営業利益が59.6%、経常利益が58.8%、純利益が56.6%と高水準である。通期会社予想に増額余地がありそうだ。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度は毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は調整一巡して3月高値目指す、低PBRも見直し材料

 株価の動きを見ると、第2四半期累計の大幅増益を好感し、1800円近辺でのモミ合いから上放れの動きを強めている。6月5日には1839円まで上伸した。

 6月7日の終値1837円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS118円25銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2522円81銭で算出)は0.7倍近辺である。なお時価総額は約193億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。0.7倍近辺の低PBRも見直して3月の年初来高値1974円を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月01日更新]

巴工業は調整一巡して3月高値目指す、17年10月期通期の利益予想にも増額余地

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業薬品を主力としている。4月20日に17年10月期第2四半期累計の利益予想の増額修正を発表している。通期の利益予想は据え置いたが増額余地がありそうだ。株価は調整が一巡し、0.7倍近辺の低PBRも見直して3月の年初来高値を目指す展開が期待される。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。16年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業が26%、化学工業製品販売事業が74%、地域別売上構成比は日本が82%、アジアが14%、その他が5%である。

 15年12月にはタイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

■売上総利益率は改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年10月期は売上高が第1四半期95億72百万円、第2四半期105億14百万円、第3四半期88億37百万円、第4四半期104億31百万円、営業利益が2億87百万円、6億47百万円、2億54百万円の赤字、7億07百万円で、16年10月期は売上高が89億12百万円、109億35百万円、85億26百万円、108億07百万円、営業利益が1億09百万円、8億09百万円、1億73百万円、8億79百万円だった。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。

 16年10月期連結業績は、15年10月期比0.4%減収、42.0%営業増益、4.5%経常増益、5.8%最終減益だった。海外向け機械販売や香港拠点における樹脂販売などの伸び悩みで売上高は計画を下回ったが、化学工業製品販売事業の収益改善が牽引して営業利益は計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同5.9%増加し、売上総利益率は21.1%で同1.2ポイント上昇した。販管費は同1.9%減少し、販管費比率は16.1%で同0.2ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前々期は差益2億57百万円、前期は差損2億23百万円)した。ROEは3.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は72.4%で同1.0ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)とした。配当性向は46.3%である。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同7.9%増の101億78百万円、営業利益が同45.5%増の4億03百万円だった。売上面では国内官需向けが全般的に好調だった。国内民需向け機械、装置・工事、海外向け装置・工事も増加した。利益面では、一部在庫の減損処理で売上総利益率が前々期並みだったが、販管費が減少して大幅営業増益だった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.1%減の290億02百万円、営業利益が同41.1%増の15億66百万円だった。電子材料分野のワイヤ・ボンディング装置と半導体製造向け搬送用トレイ、国内合成樹脂分野、および香港拠点の樹脂・製品などが低調で減収だが、利益面では工業材料分野における収益性の高い商材、および機能材料分野の伸長が寄与して大幅営業増益だった。

■17年10月期第1四半期は営業減益・最終赤字だが計画水準

 今期(17年10月期)第1四半期(11月〜1月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.8%減の84億87百万円、営業利益が同28.6%減の77百万円、経常利益が同47.2%減の59百万円、純利益が1百万円の赤字(前年同期は29百万円の黒字)だった。

 機械製造販売事業の減収を主因に営業減益だったが、概ね計画水準のようだ。売上総利益は同2.7%増加し、売上総利益率は19.7%で同1.4ポイント上昇した。販管費は同4.9%増加し、販管費比率は18.8%で同1.7ポイント上昇した。営業外費用では為替差損が増加(前期10百万円、今期26百万円)した。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同6.8%減の12億18百万円で営業利益が3億10百万円の赤字(前年同期は2億77百万円の赤字)だった。国内官需向け部品・修理が繰り延べの等の影響を受け、中国向け砥粒回収装置の販売が無かった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同4.4%減の72億68百万円で営業利益が同0.6%増の3億88百万円だった。売上面では工業材料分野の住宅・建設用途向け材料、電子材料分野の半導体部品搬送用部材が堅調に推移し、深?コンバウンド事業も回復傾向だが、国内合成樹脂分野の樹脂材料、化成品分野の紫外線硬化樹脂や難燃材、機能材料分野の半導体製造装置向けセラミックス製品が減少した。利益面では収益性の良い商材の構成比率が高い工業材料分野の販売の伸びが寄与した。

■17年10月期第2四半期累計の利益予想を増額修正

 今期(17年10月期)第2四半期累計(11月〜4月)の連結業績予想について、4月20日に修正を発表した。前回予想(12月7日公表)に対して、売上高は11億20百万円減額して前年同期比0.1%減の196億50百万円としたが、営業利益は4億30百万円増額して同20.9%増の11億10百万円、経常利益は4億円増額して同36.9%増の10億80百万円、純利益は2億80百万円増額して同40.6%増の7億10百万円とした。

 機械製造販売事業、化学工業製品販売事業とも販売が伸び悩んだため売上高を減額修正したが、機械製造販売事業において採算性が良化し、化学工業製品販売事業においても収益性の良い商材の販売が伸長したため、利益を増額修正した。減益予想から一転して増益予想となった。

■17年10月期通期利益予想は据え置きだが増額余地

 今期(17年10月期)通期の連結業績予想については、前回予想(12月7日公表)に対して、4月20日に売上高を13億円減額したが利益予想は据え置いた。修正後は売上高が前期(16年10月期)比3.1%増の404億円、営業利益が同9.1%減の17億90百万円、経常利益が同横ばいの17億80百万円、純利益が同21.8%増の11億80百万円としている。

 機械製造販売事業において売上減少に伴って利益減少が見込まれるが、化学工業製品販売事業における収益性の良い商材の販売伸長でカバーする見込みとしている。営業外での為替差損および特別損益を見込んでいない。配当予想はも据え置いて前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は38.1%となる。

 修正後の通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.6%、営業利益が62.0%、経常利益が60.7%、純利益が60.2%となる。通期利益予想にも増額余地がありそうだ。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は調整一巡して3月高値目指す、低PBRも見直し材料

 株価の動きを見ると、3月の年初来高値1974円から反落し、さらに地合い悪化も影響して水準を切り下げたが、1700円台で下げ渋る動きだ。

 4月28日の終値1788円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS118円25銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2522円81銭で算出)は0.7倍近辺である。なお時価総額は約188億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。サポートラインを確認した形だろう。調整が一巡し、0.7倍近辺の低PBRも見直して3月の年初来高値を目指す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月18日更新]

巴工業は調整一巡して反発期待、0.7倍近辺の低PBRも見直し

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業薬品を主力としている。17年10月期は第1四半期が営業減益・最終赤字だったが、通期は最終増益予想で挽回が期待される。株価は調整一巡し、0.7倍近辺の低PBRも見直して反発展開が期待される。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。16年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業が26%、化学工業製品販売事業が74%、地域別売上構成比は日本が82%、アジアが14%、その他が5%である。

 15年12月にはタイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

■売上総利益率は改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年10月期は売上高が第1四半期95億72百万円、第2四半期105億14百万円、第3四半期88億37百万円、第4四半期104億31百万円、営業利益が2億87百万円、6億47百万円、2億54百万円の赤字、7億07百万円で、16年10月期は売上高が89億12百万円、109億35百万円、85億26百万円、108億07百万円、営業利益が1億09百万円、8億09百万円、1億73百万円、8億79百万円だった。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。

 16年10月期連結業績は、15年10月期比0.4%減収、42.0%営業増益、4.5%経常増益、5.8%最終減益だった。海外向け機械販売や香港拠点における樹脂販売などの伸び悩みで売上高は計画を下回ったが、化学工業製品販売事業の収益改善が牽引して営業利益は計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同5.9%増加し、売上総利益率は21.1%で同1.2ポイント上昇した。販管費は同1.9%減少し、販管費比率は16.1%で同0.2ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前々期は差益2億57百万円、前期は差損2億23百万円)した。ROEは3.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は72.4%で同1.0ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)とした。配当性向は46.3%である。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同7.9%増の101億78百万円、営業利益が同45.5%増の4億03百万円だった。売上面では国内官需向けが全般的に好調だった。国内民需向け機械、装置・工事、海外向け装置・工事も増加した。利益面では、一部在庫の減損処理で売上総利益率が前々期並みだったが、販管費が減少して大幅営業増益だった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.1%減の290億02百万円、営業利益が同41.1%増の15億66百万円だった。電子材料分野のワイヤ・ボンディング装置と半導体製造向け搬送用トレイ、国内合成樹脂分野、および香港拠点の樹脂・製品などが低調で減収だが、利益面では工業材料分野における収益性の高い商材、および機能材料分野の伸長が寄与して大幅営業増益だった。

■17年10月期第1四半期は営業減益・最終赤字だが計画水準

 今期(17年10月期)第1四半期(11月〜1月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.8%減の84億87百万円、営業利益が同28.6%減の77百万円、経常利益が同47.2%減の59百万円、純利益が1百万円の赤字(前年同期は29百万円の黒字)だった。

 機械製造販売事業の減収を主因に営業減益だったが、概ね計画水準のようだ。売上総利益は同2.7%増加し、売上総利益率は19.7%で同1.4ポイント上昇した。販管費は同4.9%増加し、販管費比率は18.8%で同1.7ポイント上昇した。営業外費用では為替差損が増加(前期10百万円、今期26百万円)した。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同6.8%減の12億18百万円で営業利益が3億10百万円の赤字(前年同期は2億77百万円の赤字)だった。国内官需向け部品・修理が繰り延べの等の影響を受け、中国向け砥粒回収装置の販売が無かった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同4.4%減の72億68百万円で営業利益が同0.6%増の3億88百万円だった。売上面では工業材料分野の住宅・建設用途向け材料、電子材料分野の半導体部品搬送用部材が堅調に推移し、深?コンバウンド事業も回復傾向だが、国内合成樹脂分野の樹脂材料、化成品分野の紫外線硬化樹脂や難燃材、機能材料分野の半導体製造装置向けセラミックス製品が減少した。利益面では収益性の良い商材の構成比率が高い工業材料分野の販売の伸びが寄与した。

■17年10月期は営業減益予想だが上振れ余地

 今期(17年10月期)通期の連結業績予想(12月7日公表)は、売上高が前期(16年10月期)比6.4%増の417億円、営業利益が同9.1%減の17億90百万円、経常利益が同横ばいの17億80百万円、そして純利益が同21.8%増の11億80百万円としている。営業外での為替差損および特別損益を見込んでいない。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で予想配当性向は38.1%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業の売上高が同7.1%増の109億円、営業利益が同0.4%増の4億百05万円としている。売上面では、国内官需向けで大型案件を見込めないが、中国やアジアなどの海外向けと国内民需向けが好調に推移する。利益面では販管費の増加で営業利益が小幅増にとどまる見込みとしている。

 また化学工業製品販売事業は、売上高が同6.2%増の308億円、営業利益が同11.6%減の13億85百万円としている。国内の機能材料分野の半導体製造用装置や香港拠点の樹脂・製品の販売増加、および中国・深?コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内の販管費増加で減益見込みとしている。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が20.4%、営業利益が4.3%、経常利益が3.3%である。低水準の形だが、機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。第2四半期以降の挽回が期待される。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は低PBRも見直して反発期待

 株価の動きを見ると、第1四半期業績を嫌気する形で昨年来高値圏1900円台から反落し、さらに地合い悪化も影響して水準を切り下げた。ただし1700円台で下げ渋る動きだ。目先的な売りが一巡したようだ。

 4月17日の終値1769円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS118円25銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2522円81銭で算出)は0.7倍近辺である。なお時価総額は約186億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。サポートラインを確認した形だろう。調整一巡し、0.7倍近辺の低PBRも見直して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月21日更新]

巴工業は17年10月期第1四半期業績発表後の目先的な売り一巡して戻り試す

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業薬品を主力としている。17年10月期第1四半期営業減益で通期予想に対する進捗率は低水準の形だが、第2四半期および第4四半期の構成比が高い収益構造であり挽回が期待される。株価は第1四半期業績の発表後、昨年来高値圏から反落したが、低PBRも見直し材料であり、目先的な売りが一巡して戻りを試す展開が期待される。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。16年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業が26%、化学工業製品販売事業が74%、地域別売上構成比は日本が82%、アジアが14%、その他が5%である。

 15年12月にはタイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

■売上総利益率は改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年10月期は売上高が第1四半期95億72百万円、第2四半期105億14百万円、第3四半期88億37百万円、第4四半期104億31百万円、営業利益が2億87百万円、6億47百万円、2億54百万円の赤字、7億07百万円で、16年10月期は売上高が89億12百万円、109億35百万円、85億26百万円、108億07百万円、営業利益が1億09百万円、8億09百万円、1億73百万円、8億79百万円だった。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。

 16年10月期連結業績は、15年10月期比0.4%減収、42.0%営業増益、4.5%経常増益、5.8%最終減益だった。海外向け機械販売や香港拠点における樹脂販売などの伸び悩みで売上高は計画を下回ったが、化学工業製品販売事業の収益改善が牽引して営業利益は計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同5.9%増加し、売上総利益率は21.1%で同1.2ポイント上昇した。販管費は同1.9%減少し、販管費比率は16.1%で同0.2ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前々期は差益2億57百万円、前期は差損2億23百万円)した。ROEは3.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は72.4%で同1.0ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)とした。配当性向は46.3%である。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同7.9%増の101億78百万円、営業利益が同45.5%増の4億03百万円だった。売上面では国内官需向けが全般的に好調だった。国内民需向け機械、装置・工事、海外向け装置・工事も増加した。利益面では、一部在庫の減損処理で売上総利益率が前々期並みだったが、販管費が減少して大幅営業増益だった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.1%減の290億02百万円、営業利益が同41.1%増の15億66百万円だった。電子材料分野のワイヤ・ボンディング装置と半導体製造向け搬送用トレイ、国内合成樹脂分野、および香港拠点の樹脂・製品などが低調で減収だが、利益面では工業材料分野における収益性の高い商材、および機能材料分野の伸長が寄与して大幅営業増益だった。

■17年10月期第1四半期は営業減益だが計画水準

 3月1日発表した今期(17年10月期)第1四半期(11月〜1月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.8%減の84億87百万円、営業利益が同28.6%減の77百万円、経常利益が同47.2%減の59百万円、純利益が1百万円の赤字(前年同期は29百万円の黒字)だった。

 機械製造販売事業の減収を主因に営業減益だったが、概ね計画水準のようだ。売上総利益は同2.7%増加し、売上総利益率は19.7%で同1.4ポイント上昇した。販管費は同4.9%増加し、販管費比率は18.8%で同1.7ポイント上昇した。営業外費用では為替差損が増加(前期10百万円、今期26百万円)した。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同6.8%減の12億18百万円で営業利益が3億10百万円の赤字(前年同期は2億77百万円の赤字)だった。国内官需向け部品・修理が繰り延べの等の影響を受け、中国向け砥粒回収装置の販売が無かった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同4.4%減の72億68百万円で営業利益が同0.6%増の3億88百万円だった。売上面では工業材料分野の住宅・建設用途向け材料、電子材料分野の半導体部品搬送用部材が堅調に推移し、深?コンバウンド事業も回復傾向だが、国内合成樹脂分野の樹脂材料、化成品分野の紫外線硬化樹脂や難燃材、機能材料分野の半導体製造装置向けセラミックス製品が減少した。利益面では収益性の良い商材の構成比率が高い工業材料分野の販売の伸びが寄与した。

■17年10月期は営業減益予想だが上振れ余地

 今期(17年10月期)通期の連結業績予想は前回予想(12月7日公表)を据え置いて、売上高が前期(16年10月期)比6.4%増の417億円、営業利益が同9.1%減の17億90百万円、経常利益が同横ばいの17億80百万円、純利益が同21.8%増の11億80百万円としている。営業外での為替差損および特別損益を見込んでいない。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で予想配当性向は38.1%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業の売上高が同7.1%増の109億円、営業利益が同0.4%増の4億百05万円としている。売上面では、国内官需向けで大型案件を見込めないが、中国やアジアなどの海外向けと国内民需向けが好調に推移する。利益面では販管費の増加で営業利益が小幅増にとどまる見込みとしている。

 また化学工業製品販売事業は、売上高が同6.2%増の308億円、営業利益が同11.6%減の13億85百万円としている。国内の機能材料分野の半導体製造用装置や香港拠点の樹脂・製品の販売増加、および中国・深?コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内の販管費増加で減益見込みとしている。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が20.4%、営業利益が4.3%、経常利益が3.3%である。低水準の形だが、機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。第2四半期以降の挽回が期待される。

■中期経営計画の16年10月期目標未達だが、次期計画での収益改善策期待

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げていた。

 油井関連市況の悪化や中国の景気減速など、事業環境の変化で目標未達となったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は目先的売りが一巡して戻り試す

 株価の動きを見ると、第1四半期業績の発表後、昨年来高値圏1900円台から反落した。ただし1800円近辺で下げ渋る動きだ。目先的な売りが一巡したようだ。

 3月17日の終値1814円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS118円25銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS2522円81銭で算出)は0.7倍近辺である。なお時価総額は約191億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。サポートラインを確認した形だろう。0.7倍近辺の低PBRも見直し材料であり、目先的な売りが一巡して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月09更新]

巴工業は昨年来高値圏で堅調、17年10月期営業減益予想だが上振れ余地

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業薬品を主力としている。17年10月期営業減益予想だが、保守的な印象も強く上振れ余地がありそうだ。株価は昨年来来高値圏で堅調だ。0.8倍近辺の低PBRも見直し材料であり、目先的な過熱感が解消して上値を試す展開が期待される。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。16年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業が26%、化学工業製品販売事業が74%、地域別売上構成比は日本が82%、アジアが14%、その他が5%である。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。15年12月にはタイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

■売上総利益率は改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年10月期は売上高が第1四半期95億72百万円、第2四半期105億14百万円、第3四半期88億37百万円、第4四半期104億31百万円、営業利益が2億87百万円、6億47百万円、2億54百万円の赤字、7億07百万円だった。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。

 15年10月期は機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だったが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益だった。

 15年10月期の売上総利益率は19.9%で14年10月期比1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が増加した。特別利益では負ののれん発生益が一巡した。特別損失では減損損失を計上した。ROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

■16年10月期は計画超の大幅営業増益

 16年10月期の連結業績は、売上高が15年10月期比0.4%減の391億80百万円、営業利益が同42.0%増の19億70百万円、経常利益が同4.5%増の17億80百万円、純利益が同5.8%減の9億68百万円だった。海外向け機械販売や香港拠点における樹脂販売などの伸び悩みで売上高は計画を下回ったが、化学工業製品販売事業の収益改善が牽引して営業利益は計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同5.9%増加し、売上総利益率は21.1%で同1.2ポイント上昇した。販管費は同1.9%減少し、販管費比率は16.1%で同0.2ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前々期は差益2億57百万円、前期は差損2億23百万円)した。ROEは3.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は72.4%で同1.0ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)とした。配当性向は46.3%である。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同7.9%増の101億78百万円、営業利益が同45.5%増の4億03百万円だった。売上面では国内官需向けが全般的に好調だった。国内民需向け機械、装置・工事、海外向け装置・工事も増加した。利益面では、一部在庫の減損処理で売上総利益率が前々期並みだったが、販管費が減少して大幅営業増益だった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.1%減の290億02百万円、営業利益が同41.1%増の15億66百万円だった。電子材料分野のワイヤ・ボンディング装置と半導体製造向け搬送用トレイ、国内合成樹脂分野、および香港拠点の樹脂・製品などが低調で減収だが、利益面では工業材料分野における収益性の高い商材、および機能材料分野の伸長が寄与して大幅営業増益だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期89億12百万円、第2四半期109億35百万円、第3四半期85億26百万円、第4四半期108億07百万円、営業利益は1億09百万円、8億09百万円、1億73百万円、8億79百万円だった。

■17年10月期は営業減益予想だが上振れ余地

 今期(17年10月期)連結業績予想(12月7日公表)は売上高が前期(16年10月期)比6.4%増の417億円、営業利益が同9.1%減の17億90百万円、経常利益が同横ばいの17億80百万円、純利益が同21.8%増の11億80百万円としている。営業外での為替差損および特別損益を見込んでいない。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で予想配当性向は38.1%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業の売上高が同7.1%増の109億円、営業利益が同0.4%増の4億百05万円としている。売上面では、国内官需向けで大型案件を見込めないが、中国やアジアなどの海外向けと国内民需向けが好調に推移する。利益面では販管費の増加で営業利益が小幅増にとどまる見込みとしている。

 また化学工業製品販売事業は、売上高が同6.2%増の308億円、営業利益が同11.6%減の13億85百万円としている。国内の機能材料分野の半導体製造用装置や香港拠点の樹脂・製品の販売増加、および中国・深?コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内の販管費増加で減益見込みとしている。

 ただし会社予想には保守的な印象も強い。上振れ余地がありそうだ。

■中期経営計画の16年10月期目標未達だが、次期計画での収益改善策期待

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げていた。

 油井関連市況の悪化や中国の景気減速など、事業環境の変化で目標未達となったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は昨年来高値圏で堅調、目先的な過熱感解消して上値試す

 株価の動きを見ると、昨年来高値更新の展開となって1月19日の1950円まで上伸した。その後は目先的な過熱感を強めて上げ一服の形だが、1900円近辺で堅調に推移している。

 2月8日の終値1908円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS118円25銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS2522円81銭で算出)は0.8倍近辺である。なお時価総額は約201億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線、26週移動平均線、52週移動平均線がいずれも上向きに転じて先高感を強めている。また日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。0.8倍近辺の低PBRも見直し材料であり、目先的な過熱感が解消して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月19日更新]

巴工業は昨年来高値更新の展開、17年10月期営業減益予想だが上振れ余地

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業薬品を主力としている。17年10月期営業減益予想だが、保守的な印象も強く上振れ余地があるだろう。株価は昨年来来高値更新の展開だ。0.7倍近辺の低PBRも見直し材料であり、目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深せんではコンパウンド加工事業も展開している。16年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業が26%、化学工業製品販売事業が74%、地域別売上構成比は日本が82%、アジアが14%、その他が5%である。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。15年12月にはタイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

 なお17年1月開催の第87回定時株主総会において承認されることを条件に、監査等委員会設置会社に移行する。

■売上総利益率は改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年10月期は売上高が第1四半期95億72百万円、第2四半期105億14百万円、第3四半期88億37百万円、第4四半期104億31百万円、営業利益が2億87百万円、6億47百万円、2億54百万円の赤字、7億07百万円だった。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。

 15年10月期は機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だったが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益だった。

 15年10月期の売上総利益率は19.9%で14年10月期比1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が増加した。特別利益では負ののれん発生益が一巡した。特別損失では減損損失を計上した。ROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

■16年10月期は計画超の大幅営業増益

 前期(16年10月期)の連結業績(12月2日に売上高を26億20百万円減額、営業利益を6億50百万円増額、経常利益を4億50百万円増額、純利益を3億円増額修正)は、売上高が前々期(15年10月期)比0.4%減の391億80百万円で、営業利益が同42.0%増の19億70百万円、経常利益が同4.5%増の17億80百万円、純利益が同5.8%減の9億68百万円だった。

 海外向け機械販売や香港拠点における樹脂販売などの伸び悩みで売上高は計画を下回ったが、化学工業製品販売事業の収益改善が牽引して営業利益は計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同5.9%増加し、売上総利益率は21.1%で同1.2ポイント上昇した。販管費は同1.9%減少し、販管費比率は16.1%で同0.2ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前々期は差益2億57百万円、前期は差損2億23百万円)した。ROEは3.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は72.4%で同1.0ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)とした。配当性向は46.3%である。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同7.9%増の101億78百万円、営業利益が同45.5%増の4億03百万円だった。売上面では国内官需向けが全般的に好調だった。国内民需向け機械、装置・工事、海外向け装置・工事も増加した。利益面では、一部在庫の減損処理で売上総利益率が前々期並みだったが、販管費が減少して大幅営業増益だった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.1%減の290億02百万円、営業利益が同41.1%増の15億66百万円だった。電子材料分野のワイヤ・ボンディング装置と半導体製造向け搬送用トレイ、国内合成樹脂分野、および香港拠点の樹脂・製品などが低調で減収だが、利益面では工業材料分野における収益性の高い商材、および機能材料分野の伸長が寄与して大幅営業増益だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期89億12百万円、第2四半期109億35百万円、第3四半期85億26百万円、第4四半期108億07百万円、営業利益は1億09百万円、8億09百万円、1億73百万円、8億79百万円だった。

■17年10月期は営業減益予想だが上振れ余地

 今期(17年10月期)連結業績予想(12月7日公表)は売上高が前期(16年10月期)比6.4%増の417億円、営業利益が同9.1%減の17億90百万円、経常利益が同横ばいの17億80百万円、純利益が同21.8%増の11億80百万円としている。なお営業外での為替差損および特別損益を見込んでいない。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で予想配当性向は38.1%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業の売上高が同7.1%増の109億円、営業利益が同0.4%増の4億百05万円としている。売上面では、国内官需向けで大型案件を見込めないが、中国やアジアなどの海外向けと国内民需向けが好調に推移する。利益面では販管費の増加で営業利益が小幅増にとどまる見込みとしている。

 また化学工業製品販売事業は、売上高が同6.2%増の308億円、営業利益が同11.6%減の13億85百万円としている。国内の機能材料分野の半導体製造用装置や香港拠点の樹脂・製品の販売増加、および中国・深せんコンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内の販管費増加で減益見込みとしている。

 ただし会社予想には保守的な印象も強い。上振れ余地がありそうだ。

■中期経営計画の16年10月期目標未達だが、次期計画での収益改善策期待

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げていた。

 油井関連市況の悪化や中国の景気減速など、事業環境の変化で目標未達となったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は昨年来高値更新の展開、低PBRも見直し材料で上値試す

 株価の動きを見ると、昨年来高値更新の展開となって1月18日には1835円まで上伸した。

 1月18日の終値1835円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS118円25銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS2522円81銭で算出)は0.7倍近辺である。なお時価総額は約193億円である。

 週足チャートで見ると1600円近辺のフシを突破して上げ足を速めた形だ。そして13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。0.7倍近辺の低PBRも見直し材料であり、目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月21日更新]

巴工業は1月の年初来高値に接近、フシ突破すれば上げ足速める可能性

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業薬品を主力としている。16年10月期は化学工業製品販売事業の収益改善が牽引して計画超の大幅営業増益だった。17年10月期は営業減益予想だが、保守的な印象も強く上振れ余地があるだろう。株価は1月の年初来高値に接近している。上値を試す展開だろう。0.6倍近辺の低PBRも見直し材料であり、1600円近辺のフシを突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。15年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業が24%、化学工業製品販売事業が76%だった。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。15年12月にはタイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

 なお17年1月開催予定の第87回定時株主総会において承認されることを条件に、監査等委員会設置会社に移行する。

■売上総利益率は改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年10月期は売上高が第1四半期95億72百万円、第2四半期105億14百万円、第3四半期88億37百万円、第4四半期104億31百万円、営業利益が2億87百万円、6億47百万円、2億54百万円の赤字、7億07百万円だった。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。

 15年10月期は機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だったが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益だった。

 15年10月期の売上総利益率は19.9%で14年10月期比1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が増加した。特別利益では負ののれん発生益が一巡した。特別損失では減損損失を計上した。ROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

■16年10月期は計画超の大幅営業増益

 12月7日発表した前期(16年10月期)の連結業績(12月2日に売上高を26億20百万円減額、営業利益を6億50百万円増額、経常利益を4億50百万円増額、純利益を3億円増額修正)は、売上高が前々期(15年10月期)比0.4%減の391億80百万円で、営業利益が同42.0%増の19億70百万円、経常利益が同4.5%増の17億80百万円、純利益が同5.8%減の9億68百万円だった。

 海外向け機械販売や香港拠点における樹脂販売などの伸び悩みで売上高は計画を下回ったが、化学工業製品販売事業の収益改善が牽引して営業利益は計画超の大幅増益だった。

 売上総利益は同5.9%増加し、売上総利益率は21.1%で同1.2ポイント上昇した。販管費は同1.9%減少し、販管費比率は16.1%で同0.2ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前々期は差益2億57百万円、前期は差損2億23百万円)した。ROEは3.8%で同0.4ポイント低下、自己資本比率は72.4%で同1.0ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)とした。配当性向は46.3%である。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同7.9%増の101億78百万円、営業利益が同45.5%増の4億03百万円だった。売上面では国内官需向けが全般的に好調だった。国内民需向け機械、装置・工事、海外向け装置・工事も増加した。利益面では、一部在庫の減損処理で売上総利益率が前々期並みだったが、販管費が減少して大幅営業増益だった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.1%減の290億02百万円、営業利益が同41.1%増の15億66百万円だった。電子材料分野のワイヤ・ボンディング装置と半導体製造向け搬送用トレイ、国内合成樹脂分野、および香港拠点の樹脂・製品などが低調で減収だが、利益面では工業材料分野における収益性の高い商材、および機能材料分野の伸長が寄与して大幅営業増益だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期89億12百万円、第2四半期109億35百万円、第3四半期85億26百万円、第4四半期108億07百万円、営業利益は1億09百万円、8億09百万円、1億73百万円、8億79百万円だった。

■17年10月期は営業減益予想だが上振れ余地

 今期(17年10月期)連結業績予想(12月7日公表)は売上高が前期(16年10月期)比6.4%増の417億円、営業利益が同9.1%減の17億90百万円、経常利益が同横ばいの17億80百万円、純利益が同21.8%増の11億80百万円としている。なお営業外での為替差損および特別損益を見込んでいない。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で予想配当性向は38.1%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業の売上高が同7.1%増の109億円、営業利益が同0.4%増の4億百05万円としている。売上面では、国内官需向けで大型案件を見込めないが、中国やアジアなどの海外向けと国内民需向けが好調に推移する。利益面では販管費の増加で営業利益が小幅増にとどまる見込みとしている。

 また化学工業製品販売事業は、売上高が同6.2%増の308億円、営業利益が同11.6%減の13億85百万円としている。国内の機能材料分野の半導体製造用装置や香港拠点の樹脂・製品の販売増加、および中国・深?コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内の販管費増加で減益見込みとしている。

 ただし会社予想には保守的な印象も強い。上振れ余地がありそうだ。

■中期経営計画の16年10月期目標未達だが、次期計画での収益改善策期待

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げていた。

 油井関連市況の悪化や中国の景気減速など、事業環境の変化で目標未達となったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は年初来高値に接近、低PBRも見直し

 株価の動きを見ると戻り高値圏1580円近辺で推移している。そして1月の年初来高値1598円に接近している。10月の戻り高値圏1600円近辺から反落したが、地合い悪化が影響した直近安値11月9日1480円から切り返す動きだ。

 12月20日の終値1585円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS118円25銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS2522円81銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約167億円である。

 週足チャートで見ると1600円近辺がフシの形だが、26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。上値を試す展開だろう。0.6倍近辺の低PBRも見直し材料であり、1600円近辺のフシを突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月24日更新]

巴工業は緩やかな上昇チャネル継続して戻り試す、17年10月期収益拡大期待

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業薬品を主力としている。16年10月期は化学工業製品販売事業の収益改善が牽引し、営業利益予想に増額余地がありそうだ。そして17年10月期も収益拡大が期待される。株価は10月の戻り高値圏から反落したが、切り返しの動きを強めている。緩やかな上昇チャネルを継続し、0.6倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。15年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業が24%、化学工業製品販売事業が76%だった。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。15年12月にはタイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

 なお17年1月開催予定の第87回定時株主総会において承認されることを条件に、監査等委員会設置会社に移行する。

■売上総利益率は改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年10月期は売上高が第1四半期95億72百万円、第2四半期105億14百万円、第3四半期88億37百万円、第4四半期104億31百万円、営業利益が2億87百万円、6億47百万円、2億54百万円の赤字、7億07百万円だった。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。

 15年10月期は機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だったが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益だった。

 15年10月期の売上総利益率は19.9%で14年10月期比1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が増加した。特別利益では負ののれん発生益が一巡した。特別損失では減損損失を計上した。ROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

■16年10月期第3四半期累計は大幅営業増益

 前期(16年10月期)第3四半期累計(11〜7月)連結業績は、売上高が前年同期比1.9%減の283億73百万円、営業利益が同60.3%増の10億91百万円、経常利益が同10.5%減の9億10百万円、純利益が同43.0%減の4億41百万円だった。経常利益は為替差損益悪化、純利益は特別利益一巡および減損損失計上で減益だが、化学工業製品販売事業の収益改善が牽引して営業利益は大幅増益だった。

 売上総利益は同2.1%増加し、売上総利益率は20.0%で同0.8ポイント上昇した。販管費は同6.1%減少し、販管費比率は16.1%で同0.7ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益2億88百万円、今期は差損2億13百万円)した。特別利益では前期計上の固定資産売却益27百万円および投資有価証券売却益58百万円が一巡した。特別損失では減損損失1億02百万円を計上した。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同1.5%増の64億95百万円、営業利益が1億28百万円の赤字(前年同期は99百万円の赤字)だった。売上面では北米油井向け機械、部品・修理が減少したが、国内官需向け機械、装置・工事、部品・修理、民需向け機械、装置・工事が堅調だった。利益面では収益性の高い北米油井向けの減少、一部滞留部品在庫の減損処理が影響した。

 化学工業製品販売事業は売上高が同2.9%減の218億77百万円、営業利益が同56.3%増の12億19百万円だった。電子材料分野、香港拠点の樹脂原料・製品、国内合成樹脂分野などが低調だったが、収益性の高い商材の構成比率が高い工業材料分野および機能材料分野の伸長が寄与して営業損益が大幅改善した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期89億12百万円、第2四半期109億35百万円、第3四半期85億26百万円、営業利益は1億09百万円、8億09百万円、1億73百万円だった。

■16年10月期通期は増収減益予想だが営業利益増額余地

 前期(16年10月期)通期の連結業績予想(12月9日公表)は売上高が前々期(15年10月期)比6.2%増の418億円、営業利益が同4.9%減の13億20百万円、経常利益が同21.9%減の13億30百万円、純利益が同35.8%減の6億60百万円としている。配当予想は前々期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で予想配当性向は68.0%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業の売上高が同16.3%増の109億70百万円、営業利益が同11.9%増の3億10百万円としている。海外では北南米油井向け販売が減少するが、アジア市場での建て直しを図る。国内では官需向け低動力型遠心分離機の拡販を推進するとともに、化学・食品・医薬業界を中心とする民需向けの販売増を見込んでいる。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.0%増の308億30百万円、営業利益が同9.0%減の10億10百万円としている。国内の機能材料分野の黒鉛製品や香港の樹脂原料・製品の販売伸長、中国・深?コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内および中国・深?コンパウンド事業における販管費増加の影響で減益見込みとしている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が67.9%、営業利益が82.7%、経常利益が68.4%、純利益が66.8%で、営業利益進捗率が高水準である。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造であることも考慮すれば、通期営業利益予想に増額余地があるだろう。そして今期(17年10月期)も収益拡大が期待される。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。油井関連市況の悪化や中国の景気減速など、事業環境の変化で16年10月期目標達成は難しくなったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は戻り高値圏から反落したが切り返す動き、低PBRも見直し

 株価の動きを見ると、10月の戻り高値圏1600円近辺から反落したが、地合い悪化が影響した直近安値11月9日1480円から切り返す動きだ。

 11月22日の終値1523円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS66円14銭で算出)は23倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.0%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS2525円47銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約160億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。サポートラインを確認した形で緩やかな上昇チャネルを継続している。0.6倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月27日更新]

巴工業は1月の年初来高値に接近、0.6倍近辺の低PBRも注目点で上値試す

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業薬品を主力としている。16年10月期は化学工業製品販売事業の収益改善が牽引し、営業利益予想に増額余地がありそうだ。17年10月期も収益拡大が期待される。株価は1月の年初来高値に接近している。0.6倍近辺の低PBRも注目点となって上値を試す展開だろう。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。15年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業が24%、化学工業製品販売事業が76%だった。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。15年12月にはタイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

 なお17年1月開催予定の第87回定時株主総会において承認されることを条件に、監査等委員会設置会社に移行する。

■売上総利益率は改善基調

 四半期別の業績推移を見ると、15年10月期は売上高が第1四半期95億72百万円、第2四半期105億14百万円、第3四半期88億37百万円、第4四半期104億31百万円、営業利益が2億87百万円、6億47百万円、2億54百万円の赤字、7億07百万円だった。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。

 15年10月期は機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だったが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益だった。

 15年10月期の売上総利益率は19.9%で14年10月期比1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が増加した。特別利益では負ののれん発生益が一巡した。特別損失では減損損失を計上した。ROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

■16年10月期第3四半期累計は大幅営業増益

 今期(16年10月期)第3四半期累計(11〜7月)連結業績は、売上高が前年同期比1.9%減の283億73百万円、営業利益が同60.3%増の10億91百万円、経常利益が同10.5%減の9億10百万円、純利益が同43.0%減の4億41百万円だった。経常利益は為替差損益悪化、純利益は特別利益一巡および減損損失計上で減益だが、化学工業製品販売事業の収益改善が牽引して営業利益は大幅増益だった。

 売上総利益は同2.1%増加し、売上総利益率は20.0%で同0.8ポイント上昇した。販管費は同6.1%減少し、販管費比率は16.1%で同0.7ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益2億88百万円、今期は差損2億13百万円)した。特別利益では前期計上の固定資産売却益27百万円および投資有価証券売却益58百万円が一巡した。特別損失では減損損失1億02百万円を計上した。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同1.5%増の64億95百万円、営業利益が1億28百万円の赤字(前年同期は99百万円の赤字)だった。売上面では北米油井向け機械、部品・修理が減少したが、国内官需向け機械、装置・工事、部品・修理、民需向け機械、装置・工事が堅調だった。利益面では収益性の高い北米油井向けの減少、一部滞留部品在庫の減損処理が影響した。

 化学工業製品販売事業は売上高が同2.9%減の218億77百万円、営業利益が同56.3%増の12億19百万円だった。電子材料分野、香港拠点の樹脂原料・製品、国内合成樹脂分野などが低調だったが、収益性の高い商材の構成比率が高い工業材料分野および機能材料分野の伸長が寄与して営業損益が大幅改善した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期89億12百万円、第2四半期109億35百万円、第3四半期85億26百万円、営業利益は1億09百万円、8億09百万円、1億73百万円だった。

■16年10月期通期は増収減益予想だが、営業利益増額余地

 今期(16年10月期)通期の連結業績予想(12月9日公表)は、売上高が前期(15年10月期)比6.2%増の418億円、営業利益が同4.9%減の13億20百万円、経常利益が同21.9%減の13億30百万円、純利益が同35.8%減の6億60百万円としている。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で予想配当性向は68.0%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業の売上高が同16.3%増の109億70百万円、営業利益が同11.9%増の3億10百万円としている。海外では北南米油井向け販売が減少するが、アジア市場での建て直しを図る。国内では官需向け低動力型遠心分離機の拡販を推進するとともに、化学・食品・医薬業界を中心とする民需向けの販売増を見込んでいる。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.0%増の308億30百万円、営業利益が同9.0%減の10億10百万円としている。国内の機能材料分野の黒鉛製品や香港の樹脂原料・製品の販売伸長、中国・深?コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内および中国・深?コンパウンド事業における販管費増加の影響で減益見込みとしている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が67.9%、営業利益が82.7%、経常利益が68.4%、純利益が66.8%で、営業利益進捗率が高水準である。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造であることも考慮すれば、通期営業利益予想に増額余地があるだろう。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。油井関連市況の悪化や中国の景気減速など、事業環境の変化で16年10月期目標達成は難しくなったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は戻り歩調で年初来高値に接近、低PBRも注目点で上値試す

 株価の動きを見ると、戻り歩調の展開で10月6日と24日に1595円まで上伸し、1月の年初来高値1598円に接近している。

 10月26日の終値1562円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS66円14銭で算出)は23〜24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2525円47銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約165億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。緩やかな上昇トレンドの形だ。戻り歩調に変化はなく0.6倍近辺の低PBRも注目点となって上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月01日更新]

巴工業の16年10月期第3四半期累計は大幅営業増益、高進捗率で通期営業利益増額余地

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業薬品を主力としている。8月31日発表した16年10月期第3四半期累計連結業績は大幅営業増益だった。通期予想を据え置いたが、第3四半期累計の進捗率が高水準であり、通期営業利益増額余地がありそうだ。株価は7月の戻り高値圏から一旦反落したが、8月中旬の直近安値圏から切り返している。戻り歩調に変化はなく、0.6倍近辺の低PBRも見直して1月の年初来高値1598円を目指す展開だろう。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。15年12月にはタイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

 なお15年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業が24%、化学工業製品販売事業が76%だった。

 なお8月26日、監査等委員会設置会社に移行する方針を発表した。17年1月開催予定の第87回定時株主総会において承認されることを条件に実施する。

■15年10月期は売上総利益率改善

 四半期別の業績推移を見ると、15年10月期は売上高が第1四半期95億72百万円、第2四半期105億14百万円、第3四半期88億37百万円、第4四半期104億31百万円、営業利益が2億87百万円、6億47百万円、2億54百万円の赤字、7億07百万円だった。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。

 15年10月期は機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だったが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益だった。

 15年10月期の売上総利益率は19.9%で14年10月期比1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が増加した。特別利益では負ののれん発生益が一巡した。特別損失では減損損失を計上した。ROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

■16年10月期第3四半期累計は大幅営業増益

 8月31日発表した今期(16年10月期)第3四半期累計(11〜7月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.9%減の283億73百万円となり、営業利益が同60.3%増の10億91百万円、経常利益が同10.5%減の9億10百万円、純利益が同43.0%減の4億41百万円だった。経常利益は為替差損益悪化、純利益は特別利益一巡および減損損失計上で減益だが、化学工業製品販売事業の収益改善が牽引して営業利益は大幅増益だった。

 売上総利益は同2.1%増加し、売上総利益率は20.0%で同0.8ポイント上昇した。販管費は同6.1%減少し、販管費比率は16.1%で同0.7ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益2億88百万円、今期は差損2億13百万円)した。特別利益では前期計上の固定資産売却益27百万円および投資有価証券売却益58百万円が一巡した。特別損失では減損損失1億02百万円を計上した。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同1.5%増の64億95百万円、営業利益が1億28百万円の赤字(前年同期は99百万円の赤字)だった。売上面では北米油井向け機械、部品・修理が減少したが、国内官需向け機械、装置・工事、部品・修理、民需向け機械、装置・工事が堅調だった。利益面では収益性の高い北米油井向けの減少、一部滞留部品在庫の減損処理が影響した。

 化学工業製品販売事業は売上高が同2.9%減の218億77百万円、営業利益が同56.3%増の12億19百万円だった。電子材料分野、香港拠点の樹脂原料・製品、国内合成樹脂分野などが低調だったが、収益性の高い商材の構成比率が高い工業材料分野および機能材料分野の伸長が寄与して営業損益が大幅改善した。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期89億12百万円、第2四半期109億35百万円、第3四半期85億26百万円、営業利益は1億09百万円、8億09百万円、1億73百万円だった。

■16年10月期通期は増収減益予想だが、営業利益増額余地

 今期(16年10月期)通期の連結業績予想は前回予想(12月9日公表)を据え置いて、売上高が前期(15年10月期)比6.2%増の418億円、営業利益が同4.9%減の13億20百万円、経常利益が同21.9%減の13億30百万円、純利益が同35.8%減の6億60百万円としている。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で予想配当性向は68.0%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業の売上高が同16.3%増の109億70百万円、営業利益が同11.9%増の3億10百万円としている。海外では北南米油井向け販売が減少するが、アジア市場での建て直しを図る。国内では官需向け低動力型遠心分離機の拡販を推進するとともに、化学・食品・医薬業界を中心とする民需向けの販売増を見込んでいる。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.0%増の308億30百万円、営業利益が同9.0%減の10億10百万円としている。国内の機能材料分野の黒鉛製品や香港の樹脂原料・製品の販売伸長、中国・深?コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内および中国・深?コンパウンド事業における販管費増加の影響で減益見込みとしている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が67.9%、営業利益が82.7%、経常利益が68.4%、純利益が66.8%で、営業利益進捗率が高水準である。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造であることも考慮すれば、通期営業利益予想に増額余地があるだろう。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。油井関連市況の悪化や中国の景気減速など、事業環境の変化で16年10月期目標達成は難しくなったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は戻り歩調に変化なく1月の年初来高値目指す

 株価の動きを見ると、7月の戻り高値1576円から一旦反落したが、8月中旬の直近安値圏1450円台から切り返している。8月31日には1535円まで上伸した。

 8月31日の終値1520円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS66円14銭で算出)は23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.0%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2525円47銭で算出)は0.6倍近辺である。なお時価総額は約160億円である。

 週足チャートで見ると一旦割り込んだ13週移動平均線と26週移動平均線を素早く回復した。戻り歩調に変化はないようだ。0.6倍近辺の低PBRも見直して1月の年初来高値1598円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月03日更新]

巴工業は戻り歩調で年初来高値目指す、16年10月期減益予想だが増額余地

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業薬品を主力としている。16年10月期減益予想だが、第2四半期累計の利益進捗率が高水準だったため、通期利益予想に増額余地があるだろう。株価は6月の直近安値圏から切り返して戻り歩調だ。指標面の割安感も見直して1月の年初来高値を目指す展開だろう。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。15年12月にはタイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

 なお15年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業が24%、化学工業製品販売事業が76%だった。

■15年10月期は売上総利益率改善

 四半期別の業績推移を見ると、15年10月期は売上高が第1四半期95億72百万円、第2四半期105億14百万円、第3四半期88億37百万円、第4四半期104億31百万円、営業利益が2億87百万円、6億47百万円、2億54百万円の赤字、7億07百万円だった。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。

 15年10月期は機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だったが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益だった。

 15年10月期の売上総利益率は19.9%で14年10月期比1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が増加した。特別利益では負ののれん発生益が一巡した。特別損失では減損損失を計上した。ROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

■16年10月期第2四半期は減収減益だが、利益は計画に対して上振れ

 今期(16年10月期)第2四半期累計(11〜4月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.2%減の198億47百万円、営業利益が同1.7%減の9億18百万円、経常利益が同32.0%減の7億89百万円、純利益が同45.2%減の5億05百万円だった。

 前年同期との比較では減収減益だった。ただし期初計画との比較(5月30日に売上高を減額、利益を増額修正)で見ると売上高は7億53百万円下回ったものの、営業利益は2億08百万円、経常利益は79百万円、純利益は1億55百万円、各々上振れて減益幅が縮小した。化学工業製品販売事業において収益性の高い分野の増収効果と販管費減少が寄与した。

 売上総利益は同5.0%減少し、売上総利益率は20.1%で同0.8ポイント低下した。販管費は6.0%減少し、販管費比率は15.5%で同0.7ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益1億97百万円、今期は差損1億44百万円)した。特別利益では前期計上の固定資産売却益27百万円および投資有価証券売却益58百万円が一巡した。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同1.3%減の50億02百万円、営業利益が同72.1%減の1億17百万円だった。国内官需向けの機械、装置・工事、部品・修理、民需向けの機械が堅調だったが、北米油井向け機械、部品・修理が減少した。利益面では一部在庫の減損処理も影響した。化学工業製品販売事業は売上高が同1.1%減の148億45百万円、営業利益が同56.1%増の8億01百万円だった。収益性の高い商材の構成比率が高い工業材料分野および機能材料分野の伸長が寄与した。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期89億12百万円、第2四半期109億35百万円、営業利益は1億09百万円、8億09百万円だった。

■16年10月期通期は増収減益予想

 今期(16年10月期)通期の連結業績予想(12月9日公表)は、売上高が前期(15年10月期)比6.2%増の418億円、営業利益が同4.9%減の13億20百万円、経常利益が同21.9%減の13億30百万円、純利益が同35.8%減の6億60百万円としている。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で予想配当性向は68.0%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業の売上高が同16.3%増の109億70百万円、営業利益が同11.9%増の3億10百万円としている。海外では北南米油井向け販売が減少するが、アジア市場での建て直しを図る。国内では官需向け低動力型遠心分離機の拡販を推進するとともに、化学・食品・医薬業界を中心とする民需向けの販売増を見込んでいる。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.0%増の308億30百万円、営業利益が同9.0%減の10億10百万円としている。国内の機能材料分野の黒鉛製品や香港の樹脂原料・製品の販売伸長、中国・深?コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内および中国・深?コンパウンド事業における販管費増加の影響で減益見込みとしている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.5%、営業利益が69.6%、経常利益が59.3%、純利益が76.5%で、利益進捗率が高水準である。原油価格上昇が追い風で、通期利益予想に増額余地があるだろう。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。油井関連市況の悪化や中国の景気減速など、事業環境の変化で16年10月期目標達成は難しくなったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は戻り歩調で1月の年初来高値目指す

 株価の動きを見ると、6月の直近安値1383円から切り返して戻り歩調だ。7月22日には1576円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが自律調整の範囲だろう。

 8月2日の終値1526円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS66円14銭で算出)は23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.0%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2525円47銭で算出)は0.6倍近辺である。なお時価総額は約161億円である。

 週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。予想配当利回り3%近辺や実績PBR0.6倍近辺という指標面の割安感も見直して、1月の年初来高値1598円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月13日更新]

巴工業は出直り本格化の可能性、16年10月期減益予想だが増額余地

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業製品を主力として、中国ではコンパウンド加工事業も展開している。16年10月期減益予想だが、第2四半期累計の利益進捗率が高水準であり、通期利益予想にも増額余地があるだろう。株価は地合い悪化の影響で反落する場面があったが切り返しの動きを強めている。指標面の割安感は強く、出直りの動きが本格化しそうだ。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深W3ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。15年12月にはタイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

 なお15年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業が24%、化学工業製品販売事業が76%だった。

■15年10月期は売上総利益率改善

 四半期別の業績推移を見ると、15年10月期は売上高が第1四半期95億72百万円、第2四半期105億14百万円、第3四半期88億37百万円、第4四半期104億31百万円、営業利益が2億87百万円、6億47百万円、2億54百万円の赤字、7億07百万円だった。機械製造販売事業は設備投資関連のため、第2四半期および第4四半期の構成比が高くなりやすい収益構造である。

 15年10月期は機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だったが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益だった。

 15年10月期の売上総利益率は19.9%で14年10月期比1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が増加した。特別利益では負ののれん発生益が一巡した。特別損失では減損損失を計上した。ROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

■16年10月期第2四半期は減収減益だが、利益は計画に対して上振れ

 今期(16年10月期)第2四半期累計(11〜4月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.2%減の198億47百万円、営業利益が同1.7%減の9億18百万円、経常利益が同32.0%減の7億89百万円、純利益が同45.2%減の5億05百万円だった。

 期初計画との比較(5月30日に売上高を減額、利益を増額修正)で見ると、売上高は7億53百万円下回ったが、営業利益は2億08百万円、経常利益は79百万円、純利益は1億55百万円上振れて減益幅が縮小した。化学工業製品販売事業において収益性の高い分野の増収効果と販管費減少が寄与した。

 売上総利益は同5.0%減少し、売上総利益率は20.1%で同0.8ポイント低下した。販管費は6.0%減少し、販管費比率は15.5%で同0.7ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益1億97百万円、今期は差損1億44百万円)した。特別利益では前期計上の固定資産売却益27百万円および投資有価証券売却益58百万円が一巡した。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同1.3%減の50億02百万円、営業利益が同72.1%減の1億17百万円だった。国内官需向けの機械、装置・工事、部品・修理、民需向けの機械が堅調だったが、北米油井向け機械、部品・修理が減少した。利益面では一部在庫の減損処理も影響した。化学工業製品販売事業は売上高が同1.1%減の148億45百万円、営業利益が同56.1%増の8億01百万円だった。収益性の高い商材の構成比率が高い工業材料分野および機能材料分野の伸長が寄与した。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期89億12百万円、第2四半期109億35百万円、営業利益は第1四半期1億09百万円、第2四半期8億09百万円だった。

■16年10月期通期は増収減益予想

 今期(16年10月期)通期の連結業績予想は前回予想(12月9日公表)を据え置いて、売上高が前期(15年10月期)比6.2%増の418億円、営業利益が同4.9%減の13億20百万円、経常利益が同21.9%減の13億30百万円、純利益が同35.8%減の6億60百万円としている。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は68.0%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業の売上高が同16.3%増の109億70百万円、営業利益が同11.9%増の3億10百万円としている。海外では北南米油井向け販売が減少するが、アジア市場での建て直しを図る。国内では官需向け低動力型遠心分離機の拡販を推進するとともに、化学・食品・医薬業界を中心とする民需向けの販売増を見込んでいる。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.0%増の308億30百万円、営業利益が同9.0%減の10億10百万円としている。国内の機能材料分野の黒鉛製品や香港の樹脂原料・製品の販売伸長、中国・深W3コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内および中国・深W3コンパウンド事業における販管費増加の影響で減益見込みとしている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.5%、営業利益が69.6%、経常利益が59.3%、純利益が76.5%で、利益進捗率が高水準である。原油価格上昇が追い風で、通期利益予想にも増額余地があるだろう。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。油井関連市況の悪化や中国の景気減速など、事業環境の変化で16年10月期目標達成は難しくなったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は出直り本格化の可能性

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で6月24日に1383円まで調整する場面があったが、2月の年初来安値1328円を割り込むことなく切り返しの動きを強めている。

 7月8日の終値1465円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS66円14銭で算出)は22〜23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2525円47銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約154億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を回復した。予想配当利回り3%近辺や実績PBR0.6倍近辺と指標面の割安感は強い。52週移動平均線を突破すれば出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月22日更新]

巴工業は下値切り上げて出直り、16年10月期利益予想に増額余地

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業製品を主力として、中国ではコンパウンド加工事業も展開している。16年10月期第2四半期累計は減収減益だが、利益は計画を上振れた。原油価格上昇が追い風で通期利益予想にも増額余地がありそうだ。株価は安値圏でモミ合う形だが徐々に下値を切り上げている。指標面の割安感も強く出直り展開だろう。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深W3ではコンパウンド加工事業も展開している。15年10月期のセグメント別売上高構成比は機械製造販売事業が24%、化学工業製品販売事業が76%だった。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

 15年12月にはタイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)を設立した。

■15年10月期は売上総利益率改善

 15年10月期は機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だったが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益、経常増益だった。純利益は負ののれん発生益が一巡して減益だった。

 15年10月期の売上総利益率は19.9%で14年10月期比1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では受取配当金が減少したが、為替差益が増加した。特別利益では投資有価証券売却益を計上したが、14年10月期計上の負ののれん発生益が一巡した。特別損失では減損損失を計上した。ROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(11〜1月)95億72百万円、第2四半期(2〜4月)105億14百万円、第3四半期(5〜7月)88億37百万円、第4四半期(8〜10月)104億31百万円で、営業利益は第1四半期2億87百万円、第2四半期6億47百万円、第3四半期2億54百万円の赤字、第4四半期7億07百万円だった。第3四半期は売上減速で営業損益が悪化した。

■16年10月期第2四半期は減収減益だが、利益は計画に対して上振れ

 今期(16年10月期)第2四半期累計(11〜4月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.2%減の198億47百万円、営業利益が同1.7%減の9億18百万円、経常利益が同32.0%減の7億89百万円、純利益が同45.2%減の5億05百万円だった。

 期初計画との比較(5月30日に売上高を減額、利益を増額修正)で見ると、売上高は7億53百万円下回ったが、営業利益は2億08百万円、経常利益は79百万円、純利益は1億55百万円上振れて減益幅が縮小した。化学工業製品販売事業において収益性の高い分野の増収効果と販管費減少が寄与した。

 売上総利益は同5.0%減少し、売上総利益率は20.1%で同0.8ポイント低下した。販管費は6.0%減少し、販管費比率は15.5%で同0.7ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益1億97百万円、今期は差損1億44百万円)した。特別利益では前期計上の固定資産売却益27百万円および投資有価証券売却益58百万円が一巡した。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同1.3%減の50億02百万円、営業利益が同72.1%減の1億17百万円だった。国内官需向けの機械、装置・工事、部品・修理、民需向けの機械が堅調だったが、北米油井向け機械、部品・修理が減少した。利益面では一部在庫の減損処理も影響した。化学工業製品販売事業は売上高が同1.1%減の148億45百万円、営業利益が同56.1%増の8億01百万円だった。収益性の高い商材の構成比率が高い工業材料分野および機能材料分野の伸長が寄与した。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期89億12百万円、第2四半期109億35百万円、営業利益は第1四半期1億09百万円、第2四半期8億09百万円だった。

■16年10月期通期は増収減益予想

 今期(16年10月期)通期の連結業績予想は前回予想(12月9日公表)を据え置いて、売上高が前期(15年10月期)比6.2%増の418億円、営業利益が同4.9%減の13億20百万円、経常利益が同21.9%減の13億30百万円、純利益が同35.8%減の6億60百万円としている。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は68.0%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業の売上高が同16.3%増の109億70百万円、営業利益が同11.9%増の3億10百万円としている。海外では北南米油井向け販売が減少するが、アジア市場での建て直しを図る。国内では官需向け低動力型遠心分離機の拡販を推進するとともに、化学・食品・医薬業界を中心とする民需向けの販売増を見込んでいる。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.0%増の308億30百万円、営業利益が同9.0%減の10億10百万円としている。国内の機能材料分野の黒鉛製品や香港の樹脂原料・製品の販売伸長、中国・深W3コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内および中国・深W3コンパウンド事業における販管費増加の影響で減益見込みとしている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.5%、営業利益が69.6%、経常利益が59.3%、純利益が76.5%で、利益進捗率が高水準である。原油価格上昇が追い風で通期利益予想にも増額余地がありそうだ。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。油井関連市況の悪化や中国の景気減速など、事業環境の変化で16年10月期目標達成は難しくなったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は下値切り上げ、割安感強く出直り

 株価の動きを見ると、安値圏1500円近辺でモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。そしてモミ合い煮詰まり感も強めている。

 6月21日の終値1486円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS66円14銭で算出)は22〜23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2525円47銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約157億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。予想配当利回り3%近辺や実績PBR0.6倍近辺と指標面の割安感も強い。出直り展開だろう。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月17日更新]

巴工業は指標面の割安感を見直し、原油価格上昇も追い風

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業製品を主力として、中国ではコンパウンド加工事業も展開している。16年10月期は油井関連市況の悪化や中国の景気減速などで減益予想としているが、原油価格上昇が追い風となりそうだ。株価は16年10月期減益予想の織り込みが完了し、予想配当利回り3%近辺や実績PBR0.6倍近辺という指標面の割安感を見直す動きが本格化しそうだ。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深W3ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

 15年12月には、タイにおける商社活動を目的として、100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)の設立を発表した。

■15年10月期は減収、営業増益、経常増益、最終減益

 15年10月期は機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だったが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益、経常増益だった。純利益は負ののれん発生益が一巡して減益だった。

 15年10月期の売上総利益率は19.9%で14年10月期比1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では受取配当金が減少したが、為替差益が増加した。特別利益では投資有価証券売却益を計上したが、14年10月期計上の負ののれん発生益が一巡した。特別損失では減損損失を計上した。ROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

 セグメント別にみると、機械製造販売事業は売上高が同7.6%減の94億28百万円、営業利益が同75.6%増の2億77百万円だった。収益性の高い部品・修理の販売伸長で営業損益が改善した。化学工業製品販売事業は売上高が同1.9%減の299億25百万円、営業利益が同0.5%減の11億10百万円だった。国内合成樹脂分野の販売減少に、中国・深W3のコンパウンド事業の販売数量減少による採算悪化も影響した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期(11月〜1月)95億72百万円、第2四半期(2月〜4月)105億14百万円、第3四半期(5月〜7月)88億37百万円、第4四半期(8月〜10月)104億31百万円、営業利益は第1四半期2億87百万円、第2四半期6億47百万円、第3四半期2億54百万円の赤字、第4四半期7億07百万円だった。第3四半期は売上減速に伴って営業損益が悪化した。

■16年10月期第1四半期は減収減益

 今期(16年10月期)第1四半期(11〜1月)連結業績は、売上高が前年同期比6.9%減の89億12百万円、営業利益が同62.0%減の1億09百万円、経常利益が同76.8%減の1億11百万円、純利益が同92.4%減の29百万円だった。化学工業製品販売事業は増益だったが、機械製造販売事業の大幅減収を主因として減収減益だった。

 売上総利益は同15.8%減少し、売上総利益率は18.3%で同2.0ポイント低下した。販管費は7.8%減少し、販管費比率は17.1%で同0.2ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益1億68百万円計上、今期は差損10百万円計上)した。特別利益では前期計上の固定資産売却益15百万円が一巡した。

 セグメント別動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同32.9%減の13億07百万円、営業利益が2億77百万円の赤字(前年同期は56百万円の黒字)だった。中国向け装置・工事が伸長したが、北米油井向け機械の販売が減少し、国内官需向けの部品・修理も伸び悩んだ。化学工業製品販売事業は売上高が同0.2%減の76億04百万円、営業利益が同67.6%増の3億86百万円だった。収益性の高い商材の構成比率が高い工業材料分野、機能材料分野の伸長が寄与した。

■16年10月期通期は増収減益予想

 今期(16年10月期)通期の連結業績予想(12月9日公表)は、売上高が前期(15年10月期)比6.2%増の418億円、営業利益が同4.9%減の13億20百万円、経常利益が同21.9%減の13億30百万円、純利益が同35.8%減の6億60百万円としている。為替差益や特別損益を見込まず増収減益予想だ。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は68.0%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業の売上高が同16.3%増の109億70百万円、営業利益が同11.9%増の3億10百万円としている。海外では北南米油井向け販売が減少するが、アジア市場での建て直しを図る。国内では官需向け低動力型遠心分離機の拡販を推進するとともに、化学・食品・医薬業界を中心とする民需向けの販売増を見込んでいる。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.0%増の308億30百万円、営業利益が同9.0%減の10億10百万円としている。国内の機能材料分野の黒鉛製品や香港の樹脂原料・製品の販売伸長、中国・深W3コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内および中国・深W3コンパウンド事業における販管費増加の影響で減益見込みとしている。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が21.3%、営業利益が8.3%、経常利益が8.4%、純利益が4.4%である。低水準の形だが、原油価格上昇が追い風となって第2四半期以降の挽回に期待したい。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期の売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

 油井関連市況の急速な悪化や中国の景気減速など、事業環境が急速に悪化して、16年10月期の目標達成は難しくなったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容はワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は指標面の割安感を見直し

 株価の動きを見ると、4月21日の戻り高値1548円から一旦反落したが、直近安値圏1400円近辺から切り返している。16年10月期減益予想の織り込みは完了しているだろう。

 5月16日の終値1476円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS66円14銭で算出)は22〜23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2525円47銭で算出)は0.6倍近辺である。なお時価総額は約155億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。そして13週移動平均線が上向きに転じてきた。16年10月期減益予想の織り込みが完了して出直る動きのようだ。予想配当利回り3%近辺や実績PBR0.6倍近辺という指標面の割安感を見直す動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月18日更新]

巴工業の出直りの動きが本格化、指標面に割安感

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業製品を主力として、中国ではコンパウンド加工事業も展開している。16年10月期は油井関連市況の悪化や中国の景気減速などで減益予想である。ただし株価は出直りの動きが本格化している。16年10月期減益予想の織り込みが完了し、3%近辺の予想配当利回りや0.6倍近辺の低PBRという指標面の割安感を見直す動きだろう。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深W3ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

 15年12月には100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)の設立を発表した。タイにおける商社活動を目的として16年4月頃の営業開始を予定している。

■15年10月期は減収、営業増益、経常増益、最終減益

 15年10月期は、機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だったが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益、経常増益だった。純利益は負ののれん発生益が一巡して減益だった。

 売上総利益率は19.9%で14年10月期比1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では受取配当金が減少したが、為替差益が増加した。特別利益では投資有価証券売却益を計上したが、14年10月期計上の負ののれん発生益が一巡した。特別損失では減損損失を計上した。ROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

 セグメント別にみると、機械製造販売事業は売上高が同7.6%減の94億28百万円で、営業利益が同75.6%増の2億77百万円だった。収益性の高い部品・修理の販売伸長で営業損益が改善した。化学工業製品販売事業は売上高が同1.9%減の299億25百万円、営業利益が同0.5%減の11億10百万円だった。国内合成樹脂分野の販売減少に、中国・深W3のコンパウンド事業の販売数量減少による採算悪化も影響した。

 四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(11月〜1月)95億72百万円、第2四半期(2月〜4月)105億14百万円、第3四半期(5月〜7月)88億37百万円、第4四半期(8月〜10月)104億31百万円で、営業利益は第1四半期2億87百万円、第2四半期6億47百万円、第3四半期2億54百万円の赤字、第4四半期7億07百万円だった。第3四半期は売上減速に伴って営業損益が悪化した。

■16年10月期第1四半期は減収減益

 今期(16年10月期)第1四半期(11〜1月)の連結業績は、売上高が前年同期比6.9%減の89億12百万円、営業利益が同62.0%減の1億09百万円、経常利益が同76.8%減の1億11百万円、純利益が同92.4%減の29百万円だった。化学工業製品販売事業は増益だったが、機械製造販売事業の大幅減収を主因として減収減益だった。

 売上総利益は同15.8%減少し、売上総利益率は18.3%で同2.0ポイント低下した。販管費は7.8%減少し、販管費比率は17.1%で同0.2ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益1億68百万円計上、今期は差損10百万円計上)した。特別利益では前期計上の固定資産売却益15百万円が一巡した。

 セグメント別にみると、機械製造販売事業は売上高が同32.9%減の13億07百万円、営業利益が2億77百万円の赤字(前年同期は56百万円の黒字)だった。中国向け装置・工事が伸長したが、北米油井向け機械の販売が減少し、国内官需向けの部品・修理も伸び悩んだ。化学工業製品販売事業は売上高が同0.2%減の76億04百万円、営業利益が同67.6%増の3億86百万円だった。収益性の高い商材の構成比率が高い工業材料分野、機能材料分野の伸長が寄与した。

■16年10月期は増収減益予想

 今期(16年10月期)通期の連結業績予想(12月9日公表)については、売上高が前期(15年10月期)比6.2%増の418億円だが、営業利益が同4.9%減の13億20百万円、経常利益が同21.9%減の13億30百万円、純利益が同35.8%減の6億60百万円としている。為替差益や特別損益を見込まず増収減益予想だ。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は68.0%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業は売上高が同16.3%増の109億70百万円、営業利益が同11.9%増の3億10百万円としている。海外では北南米油井向け販売が減少するが、アジア市場での建て直しを図る。国内では官需向け低動力型遠心分離機の拡販を推進するとともに、化学・食品・医薬業界を中心とする民需向けの販売増を見込んでいる。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.0%増の308億30百万円、営業利益が同9.0%減の10億10百万円としている。国内の機能材料分野の黒鉛製品や香港の樹脂原料・製品の販売伸長、中国・深W3コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内および中国・深W3コンパウンド事業における販管費増加の影響で減益見込みとしている。

 なお通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が21.3%、営業利益が8.3%、経常利益が8.4%、純利益が4.4%である。低水準の形だが第2四半期以降の挽回に期待したい。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期の売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

 油井関連市況の急速な悪化や中国の景気減速など、事業環境が急速に悪化して16年10月期の目標達成は難しくなったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は出直りの動きが本格化、16年10月期減益予想の織り込みが完了

 株価の動きを見ると、2月安値1328円から切り返して出直りの動きが本格化している。4月15日には1509円まで上伸した。16年10月期減益予想の織り込みが完了して戻り歩調の展開だ。

 4月15日の終値1503円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS66円14銭で算出)は22〜23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2525円47銭で算出)は0.6倍近辺である。なお時価総額は約158億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を突破し、さらに26週移動平均線突破の動きを強めている。16年10月期減益予想の織り込みが完了し、3%近辺の予想配当利回りや0.6倍近辺の低PBRという指標面の割安感を見直す動きだろう。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月30日更新]

巴工業は16年10月期減益予想の織り込み完了して戻り歩調、指標面に割安感

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業製品を主力として、中国ではコンパウンド加工事業も展開している。16年10月期は油井関連市況の悪化や中国の景気減速などで減益予想だが、株価は2月の安値圏から切り返している。16年10月期減益予想の織り込みが完了したようだ。3%近辺の予想配当利回りや0.6倍近辺の低PBRと指標面の割安感は強い。戻り歩調の展開だろう。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深W3ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

 15年12月には100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)の設立を発表した。タイにおける商社活動を目的として16年4月頃の営業開始を予定している。

■15年10月期は減収、営業増益、経常増益、最終減益

 15年10月期連結業績は、14年10月期比3.3%減収、8.9%営業増益、4.5%経常増益、6.7%最終減益だった。機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益、経常増益だった。純利益は負ののれん発生益が一巡して減益だった。

 売上総利益率は19.9%で14年10月期比1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では受取配当金が減少(14年10月期は1億22百万円計上、15年10月期は26百万円計上)したが、為替差益が増加(14年10月期は1億78百万円計上、15年10月期は2億57百万円計上)した。特別利益では投資有価証券売却益58百万円を計上したが、14年10月期計上の負ののれん発生益1億45百万円が一巡した。特別損失では減損損失1億20百万円を計上した。なおROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

 セグメント別にみると、機械製造販売事業は売上高が同7.6%減の94億28百万円で、営業利益が同75.6%増の2億77百万円だった。収益性の高い部品・修理の販売伸長で営業損益が改善した。化学工業製品販売事業は売上高が同1.9%減の299億25百万円、営業利益が同0.5%減の11億10百万円だった。国内合成樹脂分野の販売減少に、中国・深W3のコンパウンド事業の販売数量減少による採算悪化も影響した。

 なお四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(11月〜1月)95億72百万円、第2四半期(2月〜4月)105億14百万円、第3四半期(5月〜7月)88億37百万円、第4四半期(8月〜10月)104億31百万円、営業利益は第1四半期2億87百万円、第2四半期6億47百万円、第3四半期2億54百万円の赤字、第4四半期7億07百万円だった。第3四半期は売上減速に伴って営業損益が悪化した。

■16年10月期第1四半期は減収減益

 今期(16年10月期)第1四半期(11〜1月)の連結業績は、売上高が前年同期比6.9%減の89億12百万円、営業利益が同62.0%減の1億09百万円、経常利益が同76.8%減の1億11百万円、純利益が同92.4%減の29百万円だった。化学工業製品販売事業は増益だったが、機械製造販売事業の大幅減収を主因として減収減益だった。

 売上総利益は同15.8%減少し、売上総利益率は18.3%で同2.0ポイント低下した。販管費は7.8%減少し、販管費比率は17.1%で同0.2ポイント低下した。営業外では為替差損益が悪化(前期は差益1億68百万円計上、今期は差損10百万円計上)した。特別利益では前期計上の固定資産売却益15百万円が一巡した。

 セグメント別にみると、機械製造販売事業は売上高が同32.9%減の13億07百万円、営業利益が2億77百万円の赤字(前年同期は56百万円の黒字)だった。中国向け装置・工事が伸長したが、北米油井向け機械の販売が減少し、国内官需向けの部品・修理も伸び悩んだ。化学工業製品販売事業は売上高が同0.2%減の76億04百万円、営業利益が同67.6%増の3億86百万円だった。収益性の高い商材の構成比率が高い工業材料分野、機能材料分野の伸長が寄与した。

■16年10月期は増収減益予想

 今期(16年10月期)通期の連結業績予想は前回予想(12月9日公表)を据え置いて、売上高が前期(15年10月期)比6.2%増の418億円、営業利益が同4.9%減の13億20百万円、経常利益が同21.9%減の13億30百万円、純利益が同35.8%減の6億60百万円としている。為替差益や特別損益を見込まず増収減益予想だ。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は68.0%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業は売上高が同16.3%増の109億70百万円、営業利益が同11.9%増の3億10百万円としている。海外では北南米油井向け販売が減少するが、アジア市場での建て直しを図る。国内では官需向け低動力型遠心分離機の拡販を推進するとともに、化学・食品・医薬業界を中心とする民需向けの販売増を見込んでいる。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.0%増の308億30百万円、営業利益が同9.0%減の10億10百万円としている。国内の機能材料分野の黒鉛製品や香港の樹脂原料・製品の販売伸長、中国・深W3コンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内および中国・深W3コンパウンド事業における販管費増加の影響で減益見込みとしている。

 なお通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が21.3%、営業利益が8.3%、経常利益が8.4%、純利益が4.4%である。低水準の形だが第2四半期以降の挽回に期待したい。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期の売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

 油井関連市況の急速な悪化や中国の景気減速など、事業環境が急速に悪化して16年10月期の目標達成は難しくなったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待制度は10月末に実施、ワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は16年10月期減益予想の織り込みが完了して戻り歩調

 株価の動きを見ると、2月の昨年来安値1328円から切り返している。3月23日には1501円まで上伸した。16年10月期減益予想の織り込みが完了して戻り歩調の展開だ。

 3月29日の終値1487円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS66円14銭で算出)は22〜23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2525円47銭で算出)は0.6倍近辺である。なお時価総額は約157億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を突破し、25日移動平均線が上向きに転じている。また週足チャートで見ると13週移動平均線を突破し、続いて26週移動平均線突破の動きを強めている。3%近辺の予想配当利回りや0.6倍近辺の低PBRと指標面の割安感は強い。戻り歩調の展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月26日更新]

巴工業は16年10月期減益予想だが指標面に割安感

 巴工業 <6309> は遠心分離機械や化学工業製品を主力としている。油井関連市況の悪化や中国の景気減速など事業環境が急速に悪化して16年10月期減益予想だが、3%近辺の配当利回りや0.6倍近辺の低PBRと指標面の割安感は強い。株価は地合い悪化も影響して昨年来安値圏だが、調整が一巡して出直り展開だろう。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深せんではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

 15年12月には100%出資子会社TOMOE Trading(Thailand)の設立を発表した。タイにおける商社活動を目的として16年4月頃の営業開始を予定している。

■15年10月期は減収、営業増益、経常増益、最終減益

 15年10月期連結業績は、売上高が14年10月期比3.3%減の393億54百万円で、営業利益が同8.9%増の13億87百万円、経常利益が同4.5%増の17億03百万円、純利益が同6.7%減の10億28百万円だった。

 機械製造販売事業における機械および装置・工事の販売減少、化学工業製品販売事業における国内合成樹脂分野の販売減少などで減収だったが、機械製造販売事業における収益性の高い部品・修理の販売伸長などで営業増益だった。

 売上総利益率は19.9%で同1.1ポイント上昇、販管費比率は16.3%で同0.7ポイント上昇した。営業外収益では受取配当金が同96百万円減少したが、為替差益が同79百万円増加した。特別利益では投資有価証券売却益58百万円を計上したが、14年10月期経常の負ののれん発生益1億45百万円が一巡した。特別損失では減損損失1億20百万円を計上した。ROEは4.2%で同0.5ポイント低下、自己資本比率は73.4%で同2.6ポイント上昇した。配当性向は43.7%だった。

 セグメント別にみると、機械製造販売事業は売上高が同7.6%減の94億28百万円で、営業利益が同75.6%増の2億77百万円だった。収益性の高い部品・修理の販売伸長で営業損益が改善した。化学工業製品販売事業は売上高が同1.9%減の299億25百万円、営業利益が同0.5%減の11億10百万円だった。国内合成樹脂分野の販売減少に、中国・深せんのコンパウンド事業の販売数量減少による採算悪化も影響した。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(11月〜1月)95億72百万円、第2四半期(2月〜4月)105億14百万円、第3四半期(5月〜7月)88億37百万円、第4四半期(8月〜10月)104億31百万円で、営業利益は第1四半期2億87百万円、第2四半期6億47百万円、第3四半期2億54百万円の赤字、第4四半期7億07百万円だった。第3四半期は売上減速に伴って営業損益が悪化した。

■16年10月期増収減益予想

 今期(16年10月期)通期の連結業績予想(12月9日公表)は、売上高が前期比6.2%増の418億円、営業利益が同4.9%減の13億20百万円、経常利益が同21.9%減の13億30百万円、純利益が同35.8%減の6億60百万円としている。為替差益や特別損益を見込まず増収減益予想だ。配当予想は前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は68.0%となる。

 セグメント別には、機械製造販売事業は売上高が同16.3%増の109億70百万円、営業利益が同11.9%増の3億10百万円としている。海外では北南米油井向け販売が減少するが、アジア市場での建て直しを図る。国内では官需向け低動力型遠心分離機の拡販を推進するとともに、化学・食品・医薬業界を中心とする民需向けの販売増を見込んでいる。

 化学工業製品販売事業は売上高が同3.0%増の308億30百万円、営業利益が同9.0%減の10億10百万円としている。国内の機能材料分野の黒鉛製品や香港の樹脂原料・製品の販売伸長、中国・深せんコンパウンド事業の業績回復を見込むが、国内および中国・深せんコンパウンド事業における販管費増加の影響で減益見込みとしている。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月策定の中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月の期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

 油井関連市況の急速な悪化や中国の景気減速など、事業環境が急速に悪化して16年10月期の目標達成は難しくなったが、次期中期経営計画では収益改善策を期待したい。

■株主優待はワインを贈呈

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は地合い悪化の影響を受けたが調整一巡

 株価の動きを見ると、地合い悪化も影響して水準を切り下げ、1月21日には昨年来安値となる1410円まで調整した。ただし13年9月と10月の安値1405円に接近して調整の最終局面だろう。

 1月25日の終値1443円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS66円14銭で算出)は21〜22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2525円47銭で算出)は0.6倍近辺である。なお時価総額は約152億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、安値圏の下ヒゲで調整一巡感を強めている。3%近辺の配当利回りや0.6倍近辺の低PBRと指標面の割安感は強い。調整が一巡して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月27日更新]

巴工業は16年10月期収益改善期待、低PBRも注目点

 巴工業 <6309> は遠心分離機械や化学工業製品を主力としている。株価は年初来安値圏でモミ合う展開だが、8月安値を割り込むことなく調整一巡感を強めている。15年10月期業績予想下振れ懸念の織り込みが完了し、16年10月期の収益改善期待で反発のタイミングだろう。2%台後半の配当利回りや0.6倍近辺の低PBRという指標面の割安感も注目点だ。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

■15年10月期は最終減益予想だが、16年10月期の収益改善期待

 前期(15年10月期)の連結業績予想(5月29日に減額修正)は売上高が前々期比0.8%減の403億70百万円、営業利益が同0.5%増の12億80百万円、経常利益が同7.9%減の15億円、純利益が同6.6%減の10億30百万円としている。

 北米におけるシェールオイル・ガス開発投資が急速に減速し、機械製造販売事業が期初計画に比べて大幅に減少する。化学工業製品販売事業については、中国・深?のコンパウンド加工事業において新規顧客向け量産化が遅れているため売上高は計画を下回るが、営業利益は計画水準を維持する見込みとしている。

 配当予想(12月11日公表)は、前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は43.6%となる。

 第3四半期累計(11月〜7月)は前年同期比1.3%減収、同12.0%営業減益、同0.8%経常増益、同5.8%最終増益だった。機械製造販売、化学工業製品販売とも減収だった。売上総利益率は19.2%で同0.4ポイント上昇したが、販管費比率は16.8%で同0.7ポイント上昇して営業減益だった。なお経常利益は営業外収益での為替差益、純利益は特別利益での投資有価証券売却益、法定実効税率引き下げに伴う繰延税金資産・負債の再評価による税金費用減少が寄与して増益だった。

 セグメント別にみると、機械製造販売事業は売上高が同1.3%減の64億01百万円で、営業利益が99百万円の赤字(前年同期は1億01百万円の赤字)だった。収益性の高い海外向け案件が寄与して営業赤字がやや縮小した。化学工業製品販売事業は売上高が同1.3%減の225億22百万円、営業利益が同10.8%減の7億80百万円だった。中国・深?のコンパウンド加工事業の減収による採算悪化も影響した。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(11月〜1月)95億72百万円、第2四半期(2月〜4月)105億14百万円、第3四半期(5月〜7月)88億37百万円、営業利益は第1四半期2億87百万円、第2四半期6億47百万円、第3四半期2億54百万円の赤字だった。第3四半期は売上減速に伴って営業損益が悪化した。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が71.7%、営業利益が53.1%、経常利益が67.7%、純利益が75.3%である。営業利益の進捗率が低水準であり、期後半の機械販売の減速を考慮すれば下振れに注意が必要となりそうだ。ただし今期(16年10月期)は収益改善が期待される。

 なお15年10月期業績予想の減額修正を真摯に受け止め、経営責任を明確にするため、役員報酬の減額(関係取締役の役員報酬月額を3%〜10%の範囲で減額、対象期間は15年6月から10月まで)を実施した。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月に策定した中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

■株価は調整一巡感、16年10月期の収益改善期待で反発のタイミング

 なお株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

 株価の動きを見ると、8月〜9月の年初来安値圏1500円近辺から一旦反発したが、10月期末の配当・株主優待権利落ちで反落し、11月以降は再び年初来安値圏でモミ合う展開だ。ただし8月の年初来安値1460円まで下押すことなく調整一巡感を強めている。

 11月26日の終値1550円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS103円22銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2399円53銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約163億円である。

 週足チャートで見ると再び13週移動平均線を割り込んだが、年初来安値圏1500円近辺が下値支持線の形だ。15年10月期業績予想下振れ懸念の織り込みが完了し、16年10月期の収益改善期待で反発のタイミングだろう。2%台後半の配当利回りや0.6倍近辺の低PBRという指標面の割安感も注目点だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月25日更新]

巴工業は8月安値で底打ち、低PBRや10月末の株主優待を見直し

 巴工業[6309](東1)は遠心分離機械や化学工業製品を主力としている。株価は8月の年初来安値で底打ちした可能性がありそうだ。15年10月期業期予想の下振れ懸念を織り込んで、2%台後半の配当利回り、0.6倍近辺の低PBR、そして10月末の株主優待を見直す動きが本格化しそうだ。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

■15年10月期第3四半期累計は営業減益、16年10月期の収益改善期待

 9月2日発表の今期(15年10月期)第3四半期累計(11月〜7月)連結業績は、売上高が前年同期比1.3%減の289億23百万円、営業利益が同12.0%減の6億80百万円、経常利益が同0.8%増の10億16百万円、純利益が同5.8%増の7億75百万円だった。

 機械製造販売事業、化学工業製品販売事業とも減収だった。そして売上総利益率は19.2%で同0.4ポイント上昇したが、販管費比率は16.8%で同0.7ポイント上昇して営業減益だった。経常利益は営業外収益での為替差益、純利益は特別利益での投資有価証券売却益や、法定実効税率引き下げに伴う繰延税金資産・負債の再評価による税金費用減少が寄与した。

 セグメント別にみると、機械製造販売事業は売上高が同1.3%減の64億01百万円で、営業利益が99百万円の赤字(前年同期は1億01百万円の赤字)だった。売上面では国内民需が堅調だったが、国内官公需および海外が減少した。利益面では収益性の高い海外向け案件が寄与して営業赤字がやや縮小した。

 化学工業製品販売事業は売上高が同1.3%減の225億22百万円、営業利益が同10.8%減の7億80百万円だった。売上面では工業材料分野のアルミニウム合金用添加剤、電子材料分野の半導体製造用途向け搬送用トレイなどが堅調だったが、国内で合成樹脂分野や化成品分野が減少した。利益面では中国・深?のコンパウンド加工事業の減収による採算悪化も影響した。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(11月〜1月)95億72百万円、第2四半期(2月〜4月)105億14百万円、第3四半期(5月〜7月)88億37百万円、営業利益は第1四半期2億87百万円、第2四半期6億47百万円、第3四半期2億54百万円の赤字だった。第3四半期の売上減速に伴って営業損益が悪化した。

 通期の連結業績予想は前回予想(5月29日に減額修正)を据え置いて売上高が前期比0.8%減の403億70百万円、営業利益が同0.5%増の12億80百万円、経常利益が同7.9%減の15億円、純利益が同6.6%減の10億30百万円としている。

 北米におけるシェールオイル・ガス開発投資が急速に減速し、機械製造販売事業が期初計画に比べて大幅に減少する。化学工業製品販売事業については、中国・深?のコンパウンド加工事業において新規顧客向け量産化が遅れているため売上高は計画を下回るが、営業利益は計画水準を維持する見込みとしている。

 配当予想(12月11日公表)は、前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は43.6%となる。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が71.7%、営業利益が53.1%、経常利益が67.7%、純利益が75.3%である。期後半の機械販売の減速を考慮すれば下振れに注意が必要となりそうだ。ただし来期(16年10月期)は収益改善が期待される。

 なお15年10月期業績予想の減額修正を真摯に受け止め、経営責任を明確にするため、役員報酬の減額(関係取締役の役員報酬月額を3%〜10%の範囲で減額、対象期間は15年6月から10月まで)を実施している。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月に策定した中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

■株価は8月安値で底打ちの可能性

 なお株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

 株価の動きを見ると、第3四半期累計の営業減益を嫌気して反落したが、悪地合いが影響した8月25日の年初来安値1460円まで下押すことなく切り返しの動きを強めている。15年10月期業期予想の下振れ懸念を織り込んで底打ちした可能性がありそうだ。

 9月24日の終値1558円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS103円22銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2399円53銭で算出)は0.6倍近辺である。なお時価総額は約164億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえて調整局面だが、8月の年初来安値で長い下ヒゲをつけた。底打ちを確認した形だ。また日足チャートで見ると25日移動平均線突破の動きを強めている。15年10月期業績予想の下振れ懸念を織り込んで、2%台後半の配当利回り、06倍近辺の低PBR、そして10月期末の株主優待を見直す動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月20日更新]

巴工業は下値固め完了して切り返し、0.7倍近辺の低PBRに見直し余地

 巴工業[6309](東1)は遠心分離機械や化学工業製品を主力としている。株価は下値固めが完了して切り返しの動きを強めている。2%台後半の配当利回りや0.7倍近辺の低PBRに見直し余地があり、出直りの動きが本格化しそうだ。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

■15年10月期は営業利益横ばい予想

 今期(15年10月期)の連結業績予想(5月29日に減額修正)は、売上高が前期比0.8%減の403億70百万円、営業利益が同0.5%増の12億80百万円、経常利益が同7.9%減の15億円、純利益が同6.6%減の10億30百万円としている。

 北米の油井関連市況が急激に悪化しているため、機械製造販売が期初計画に比べて大幅に減少する見込みだ。化学工業製品販売については、中国・深?のコンパウンド事業に係る新規顧客向け量産化が遅れているため売上高は計画を下回るが、営業利益は計画水準を維持する見込みとしている。

 配当予想(12月11日公表)は、前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は43.6%となる。

 第2四半期累計(11月〜4月)は前年同期比0.6%増収、同10.5%営業増益、同13.4%経常増益、同19.2%最終増益だった。売上高と営業利益は概ね計画水準だった。経常利益は円安進行に伴って営業外収益での為替差益が想定を上回り、純利益は特別利益での投資有価証券売却益の計上、法定実効税率引き下げに伴う繰延税金資産・負債の再評価による税金費用減少も寄与して計画を上回った。

 セグメント別に見ると、機械製造販売事業は売上高が同0.7%増の50億70百万円、営業利益が同40.9%増の4億21百万円だった。収益性の高い北米を中心とした海外向けの好調で大幅増益だった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同0.6%増の150億16百万円、営業利益が同6.2%減の5億13百万円だった。工業材料分野のアルミニウム合金向け添加剤や電子材料分野の半導体製造搬送用トレイなどが堅調だったが、中国・深?のコンパウンド事業の販売数量減少などで減益だった。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(11月〜1月)95億72百万円、第2四半期(2月〜4月)105億14百万円、営業利益は第1四半期2億87百万円、第2四半期6億47百万円だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.8%、営業利益が73.0%、経常利益が77.4%、純利益が89.6%である。期後半は機械販売が大幅に減少する見込みだが、円安進行メリットも期待されるだけに、純利益は修正計画を上回る可能性もあるだろう。

 なお15年10月期業績予想の減額修正を真摯に受け止め、経営責任を明確にするため、役員報酬の減額(関係取締役の役員報酬月額を3%〜10%の範囲で減額、対象期間は15年6月から10月まで)を実施する。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月に策定した中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

■株価は下値固め完了して切り返し、低PBRに見直し余地

 なお株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏1800円台から反落して調整局面が続いたが、7月9日の年初来安値1596円、そして7月28日の1605円をボトムとして切り返しの動きを強めている。8月19日には1695円まで上伸した。15年10月期減額修正に対する失望売りが一巡して下値固めが完了したようだ。

 8月19日の終値1687円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS103円22銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2399円53銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、そして週足チャートで見ると13週移動平均線を突破した。戻りを押さえていた抵抗線を突破して強基調に転換する動きだろう。2%台後半の配当利回りや0.7倍近辺の低PBRに見直し余地があり、出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月31日更新]

巴工業は調整の最終局面、0.7倍近辺の低PBRに見直し余地

 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業製品を主力としている。株価は地合い悪化も影響して7月9日に年初来安値となる1596円まで調整した。その後も反発力の鈍い展開だ。ただし13年〜14年のボックスレンジに回帰して調整の最終局面だろう。2%台後半の配当利回りや0.7倍近辺の低PBRに見直し余地があり、反発展開が期待される。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

■15年10月期は営業利益横ばい予想

 今期(15年10月期)の連結業績予想(5月29日に減額修正)は、売上高が前期比0.8%減の403億70百万円、営業利益が同0.5%増の12億80百万円、経常利益が同7.9%減の15億円、純利益が同6.6%減の10億30百万円としている。

 機械製造販売事業において、北米の油井関連市況の急激な悪化を背景に、機械販売が期初計画に比べて大幅に減少する見込みだ。なお化学工業製品販売事業において、中国・深?のコンパウンド事業に係る新規顧客向け量産化が遅れているため売上高は計画を下回るが、営業利益は計画水準を維持する見込みとしている。

 配当予想(12月11日公表)は、前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は43.6%となる。

 第2四半期累計(11月〜4月)は前年同期比0.6%増収、同10.5%営業増益、同13.4%経常増益、同19.2%最終増益だった。売上高と営業利益は概ね計画水準だった。経常利益は円安進行に伴って営業外収益での為替差益が想定を上回り、純利益は特別利益での投資有価証券売却益の計上、法定実効税率引き下げに伴う繰延税金資産・負債の再評価による税金費用減少も寄与して計画を上回った。

 セグメント別に見ると、機械製造販売事業は売上高が同0.7%増の50億70百万円、営業利益が同40.9%増の4億21百万円だった。国内向け装置・工事・部品・修理が減少したが、収益性の高い北米を中心とした海外向けの好調で大幅増益だった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同0.6%増の150億16百万円、営業利益が同6.2%減の5億13百万円だった。工業材料分野のアルミニウム合金向け添加剤や電子材料分野の半導体製造搬送用トレイなどが堅調だったが、中国・深?のコンパウンド事業の販売数量減少などで減益だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(11月〜1月)95億72百万円、第2四半期(2月〜4月)105億14百万円、営業利益は第1四半期2億87百万円、第2四半期6億47百万円だった。

 そして通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高49.8%、営業利益73.0%、経常利益77.4%、純利益89.6%である。期後半は機械販売が大幅に減少する見込みだが、円安進行メリットも期待され、最終利益は修正計画を上回る可能性もあるだろう。

 なお15年10月期業績予想の減額修正を真摯に受け止め、経営責任を明確にするため、役員報酬の減額(関係取締役の役員報酬月額を3%〜10%の範囲で減額、対象期間は15年6月から10月まで)を実施する。

■中期経営計画で16年10月期ROE6.3%目標

 13年12月に策定した中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

■株価は調整の最終局面

 なお株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏1800円台から反落して調整局面が続いている。全般地合い悪化も影響して7月9日には年初来安値となる1596円まで調整した。その後も反発力の鈍い展開だ。

 7月30日の終値1623円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS103円22銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2399円53銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形となって水準を切り下げた。ただし13年〜14年のボックスレンジに回帰して調整の最終局面だろう。2%台後半の配当利回りや0.7倍近辺の低PBRに見直し余地があり、反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月15日更新]

巴工業は15年10月期減額修正による売り一巡、高配当利回りと低PBRに見直し余地
 巴工業<6309>(東1)は遠心分離機械や化学工業製品を主力としている。株価は15年10月期業績の減額修正で1600円台に水準を切り下げたが、1月の年初来安値を割り込むことなく売り一巡感を強めている。2%台後半の配当利回りや0.7倍近辺の低PBRに見直し余地があり、反発展開が期待される。

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

 6月3日発表の今期(15年10月期)第2四半期累計(11月〜4月)連結業績(5月29日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前年同期比0.6%増の200億86百万円、営業利益が同10.5%増の9億34百万円、経常利益が同13.4%増の11億61百万円、純利益が同19.2%増の9億23百万円だった。

 営業利益は概ね計画水準だったが、円安進行に伴って営業外収益での為替差益が想定を上回り、特別利益での投資有価証券売却益の計上、さらに法定実効税率引き下げに伴う繰延税金資産・負債の再評価による税金費用の減少も寄与した。

 セグメント別に見ると、機械製造販売事業は売上高が同0.7%増の50億70百万円、営業利益が同40.9%増の4億21百万円だった。国内向け装置・工事・部品・修理が減少したが、収益性の高い北米を中心とした海外向けの好調で大幅増益だった。

 化学工業製品販売事業は売上高が同0.6%増の150億16百万円、営業利益が同6.2%減の5億13百万円だった。工業材料分野のアルミニウム合金向け添加剤や電子材料分野の半導体製造搬送用トレイなどが堅調だったが、中国・深?のコンパウンド事業の販売数量減少などで減益だった。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(11月〜1月)95億72百万円、第2四半期(2月〜4月)105億14百万円、営業利益は第1四半期2億87百万円、第2四半期6億47百万円だった。

 通期の連結業績予想については5月29日に売上高と利益を減額修正した。前回予想(12月11日公表)に対して売上高は23億30百万円減額して前期比0.8%減の403億70百万円、営業利益は5億50百万円減額して同0.5%増の12億80百万円、経常利益は3億50百万円減額して同7.9%減の15億円、純利益は1億20百万円減額して同6.6%減の10億30百万円とした。

 機械製造販売事業において、北米の油井関連市況の急激な悪化を背景に機械販売が大幅に減少する見込みだ。なお化学工業製品販売事業において、中国・深?のコンパウンド事業に係る新規顧客向け量産化が遅れているため売上高は計画を下回るが、営業利益は計画水準を維持する見込みとしている。

 配当予想については前回予想(12月11日公表)を据え置いて前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。予想配当性向は43.6%となる。

 なお15年10月期業績予想の減額修正を真摯に受け止め、経営責任を明確にするため、役員報酬の減額(関係取締役の役員報酬月額を3%〜10%の範囲で減額、対象期間は15年6月から10月まで)を実施する。

 通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.8%、営業利益が73.0%、経常利益が77.4%、純利益が89.6%である。機械販売が大幅に減少する見込みだが、円安進行メリットも期待され、最終利益は修正計画を上回る可能性があるだろう。

 13年12月に策定した中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

 なお株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

 株価の動きを見ると、4月の戻り高値圏1800円台から1700円台に反落し、さらに15年10月期業績の減額修正で1600円台に水準を切り下げた。ただし1月の年初来安値1660円を割り込むことなく売り一巡感を強めている。ネガティブ反応は限定的のようだ。

 6月14日の終値1689円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS103円22銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2399円53銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形となり、窓を開けて26週移動平均線と52週移動平均線を割り込んだ。ただし1月の年初来安値1660円を割り込むことなく、安値圏で下ヒゲを付けて売り一巡感を強めている。2%台後半の配当利回りや0.7倍近辺の低PBRに見直し余地があり、反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月19日更新]

巴工業は15年10月期営業損益改善と低PBRに見直し余地

 巴工業[6309](東1)は遠心分離機械や化学工業製品を主力としている。株価は戻り高値圏から反落したが下値切り上げトレンドは継続している。15年10月期は営業損益改善基調であり、0.7倍近辺の低PBRにも見直し余地があるだろう。

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

 今期(15年10月期)の連結業績見通し(12月11日公表)は売上高が前期比4.9%増の427億円、営業利益が同43.7%増の18億30百万円、経常利益が同13.5%増の18億50百万円、純利益が同4.3%増の11億50百万円、配当予想が前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。

 注文キャンセルによる棚卸資産評価損計上などで前期低調だった機械製造販売事業の営業損益が大幅に改善する。セグメント別の計画を見ると、機械製造販売事業は北南米地域での拡販などで売上高が同8.5%増の110億70百万円、営業利益が同4.1倍の6億50百万円、化学工業製品販売事業は新規市場や新規商材の開拓などで売上高が同3.7%増の316億30百万円、営業利益が同5.8%増の11億80百万円としている。

 第1四半期(11月〜1月)は前年同期比5.1%増収、同2.4倍営業増益、同69.2%経常増益、同45.5%最終増益だった。化学工業製品販売事業は中国・深?のコンパウンド事業の販売数量減少などで同0.8%増収と伸び悩んだが、機械製造販売事業は北米向けの好調が牽引して同26.2%増収となり営業損益が大幅に改善した。営業外での為替差益計上も寄与した。

 通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が22.4%、営業利益が15.7%、経常利益が26.0%、純利益が33.3%だった。設備投資関連は第2四半期(2月〜4月)と第4四半期(8月〜10月)の構成比が高い収益構造を考慮すれば順調な水準だろう。円安メリットも期待される。

 13年12月に策定した中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。

 重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

 なお株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏1800円近辺でのモミ合いから下放れの形で反落したが、3月急騰前の水準1700円近辺で下げ渋る動きだ。目先的な利益確定売りが一巡したようだ。

 5月18日の終値1730円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS115円25銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2399円53銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだが、26週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。そして下値切り上げトレンドは継続している。15年10月期は営業損益改善基調であり、0.7倍近辺の低PBRにも見直し余地があるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月16日更新]

巴工業は戻り歩調、15年10月期の営業損益改善を評価して上値試す

 遠心分離機械や化学工業製品の巴工業[6309](東1)の株価は、第1四半期業績を好感した3月の戻り高値1890円から一旦反落したが、下値を切り上げて戻り歩調の展開だ。15年10月期の営業損益改善や0.7倍近辺の低PBRを評価して上値を試す展開だろう。

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

 今期(15年10月期)の連結業績見通し(12月11日公表)は売上高が前期比4.9%増の427億円、営業利益が同43.7%増の18億30百万円、経常利益が同13.5%増の18億50百万円、純利益が同4.3%増の11億50百万円、配当予想が前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。

 注文キャンセルによる棚卸資産評価損計上などで前期低調だった機械製造販売事業の営業損益が大幅改善する見通しだ。セグメント別の計画を見ると、機械製造販売事業は北南米地域での拡販などで売上高が同8.5%増の110億70百万円、営業利益が同4.1倍の6億50百万円、化学工業製品販売事業は新規市場や新規商材の開拓などで売上高が同3.7%増の316億30百万円、営業利益が同5.8%増の11億80百万円としている。

 第1四半期(11月〜1月)は前年同期比5.1%増収、同2.4倍営業増益、同69.2%経常増益、同45.5%最終増益だった。化学工業製品販売事業は中国・深?のコンパウンド事業の販売数量減少などで同0.8%増収と伸び悩み営業減益だったが、機械製造販売事業は北米向けの好調が牽引して同26.2%増収となり営業黒字化した。営業外での為替差益計上も寄与した。

 通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が22.4%、営業利益が15.7%、経常利益が26.0%、純利益が33.3%だった。設備投資関連は第2四半期(2月〜4月)と第4四半期(8月〜10月)の構成比が高い収益構造を考慮すれば順調な水準だろう。円安進行メリットも寄与して通期増額の可能性がありそうだ。

 13年12月に策定した中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

 株価の動きを見ると、第1四半期業績を好感した3月の戻り高値1890円から一旦反落したが、1月の直近安値1660円をボトムとして下値切り上げの動きが継続している。戻り歩調の展開だ。

 4月15日の終値1805円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS115円25銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.5%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS2399円53銭で算出)は0.8倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調に転換したようだ。15年10月期の営業損益改善や0.7倍近辺の低PBRを評価して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月25日更新]

巴工業は15年10月期の営業損益改善や低PBRを評価して水準切り上げ

 遠心分離機械や化学工業製品の巴工業[6309](東1)の株価は、4日の第1四半期(11月〜1月)業績発表後に乱高下したが、足元では目先的な売りが一巡して出直りの動きを強めている。15年10月期の営業損益改善見通しや0.7倍近辺の低PBRを評価して水準切り上げの展開だろう。

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国・深?ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受け、両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めている。

 3月4日に発表した今期(15年10月期)第1四半期(11月〜1月)の連結業績は、売上高が前年同期比5.1%増の95億72百万円、営業利益が同2.4倍の2億87百万円、経常利益が同69.2%増の4億81百万円、純利益が同45.5%増の3億83百万円だった。北米向け機械販売の好調が牽引し、営業外での為替差益計上も寄与して大幅増益だった。

 セグメント別の動向を見ると、機械製造販売事業は売上高が同26.2%増の19億48百万円で、営業利益が56百万円(前年同期は1億37百万円の赤字)だった。国内民需向け機械が減少したが、北米を中心に海外向け機械が好調に推移した。化学工業製品販売事業は売上高が同0.8%増の76億23百万円、営業利益が同10.4%減の2億30百万円だった。合成樹脂分野と化成品分野の減収、中国・深?のコンパウンド事業の販売数量減少などで減益だった。

 通期の連結業績見通しは前回予想(12月11日公表)を据え置いて売上高が前期比4.9%増の427億円、営業利益が同43.7%増の18億30百万円、経常利益が同13.5%増の18億50百万円、純利益が同4.3%増の11億50百万円、配当予想が前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。注文キャンセルによる棚卸資産評価損計上などで前期低調だった機械製造販売事業の営業損益が大幅に回復する見通しだ。

 セグメント別の計画を見ると、機械製造販売事業は北南米地域での拡販が牽引して売上高が同8.5%増の110億70百万円、営業利益が同4.1倍の6億50百万円、化学工業製品販売事業は新規市場・商材開拓などで売上高が同3.7%増の316億30百万円、営業利益が同5.8%増の11億80百万円としている。

 通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が22.4%、営業利益が15.7%、経常利益が26.0%、純利益が33.3%である。設備投資関連は第2四半期(2月〜4月)と第4四半期(8月〜10月)の構成比が高い収益構造を考慮すれば順調な水準と言えるだろう。円安進行メリットも寄与して経常利益と純利益は増額の可能性がありそうだ。

 13年12月に策定した中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

 株主優待制度については、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

 株価の動きを見ると、第1四半期の大幅増益を好感して3月5日に1890円まで急伸する場面があったが、利益確定売りなどで急反落した。ただし足元では目先的な売りが一巡して水準切り上げの動きを強めている。

 3月24日の終値1775円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS115円25銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.5%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS2399円53銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。強基調に転換した形であり、15年10月期の営業損益改善見通しや0.7倍近辺の低PBRを評価して水準切り上げの展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月27日更新]

巴工業は15年10月期の営業損益改善や低PBRを評価してモミ合い上放れ

 化学機械メーカーの巴工業[6309](東1)の株価は、1700円を挟むレンジでモミ合う展開ですが、2月26日には1732円まで上伸してモミ合い上放れの動きを強めています。今期(15年10月期)の営業損益改善見通しや0.7倍近辺の低PBRを評価して、モミ合い上放れの展開が期待されます。

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱として、中国ではコンパウンド加工事業も展開しています。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受けました。両社との資本・業務提携を解消して当社主導で収益立て直しを進めています。

 なお2月6日に、当社機械製造販売事業の「南部スラッジプラント前処理機械設備改良・補修工事」が、東京都下水道局から「平成26年度東京都下水道局安全管理優秀現場」として表彰を受けたと発表しています。

 今期(15年10月期)の連結業績見通し(12月11日公表)は、売上高が前期比4.9%増の427億円、営業利益が同43.7%増の18億30百万円、経常利益が同13.5%増の18億50百万円、純利益が同4.3%増の11億50百万円、配当予想が前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としています。注文キャンセルによる棚卸資産評価損計上などで前期低調だった機械製造販売事業の営業損益が大幅に回復する見通しです。

 セグメント別の計画を見ると、機械製造販売事業は売上高が同8.5%増の110億70百万円、営業利益が同4.1倍の6億50百万円としています。国内では遠心分離機械の大型案件が減少しますが、北南米地域での拡販を見込んでいます。化学工業製品販売事業は売上高が同3.7%増の316億30百万円、営業利益が同5.8%増の11億80百万円としています。新規市場・商材開拓による海外売上の拡大や、中国コンパウンド事業の収益回復を見込んでいます。

 13年12月に策定した中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げています。重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針です。

 株主優待制度については、13年は4月30日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施しましたが、14年からは毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈しています。

 株価の動きを見ると、概ね1700円を挟むレンジでモミ合う展開です。1月28日に直近安値となる1660円を付ける場面がありましたが、足元では水準切り上げの動きを強めています。そして2月26日には1732円まで上伸してモミ合い上放れの動きを強めています。

 2月26日の終値1728円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS115円25銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.6%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS2399円53銭で算出)は0.7倍近辺です。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸し、週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線を突破しました。今期の営業損益改善見通しや0.7倍近辺の低PBRを評価してモミ合い上放れの展開が期待されます。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月29日更新]

巴工業は低PBRも評価材料で調整の最終局面、今期の営業損益改善を見直し

 化学機械メーカーの巴工業[6309](東1)の株価は、安値圏1700円近辺でモミ合う展開だ。1月28日には直近安値となる1660円まで下押す場面があった。ただし0.7倍近辺の低PBRも評価材料であり、調整の最終局面だろう。今期(15年10月期)の営業損益改善を見直す動きが強まりそうだ。

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱としている。中国ではコンパウンド加工事業も展開している。

 13年11月には、中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受けた。両社との資本・業務提携を解消し、当社主導で収益立て直しを進めている。

 今期(15年10月期)の連結業績見通し(12月11日公表)は売上高が前期比4.9%増の427億円、営業利益が同43.7%増の18億30百万円、経常利益が同13.5%増の18億50百万円、純利益が同4.3%増の11億50百万円、配当予想が前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。注文キャンセルによる棚卸資産評価損計上などで前期低調だった機械製造販売事業の営業損益が回復する。

 機械製造販売事業は売上高が同8.5%増の110億70百万円、営業利益が同4.1倍の6億50百万円の計画だ。国内では遠心分離機械の大型案件が減少するが、北南米地域での拡販を見込んでいる。化学工業製品販売事業は売上高が同3.7%増の316億30百万円、営業利益が同5.8%増の11億80百万円の計画だ。新規市場・商材開拓による海外売上の拡大や、中国コンパウンド事業の収益回復を見込んでいる。

 13年12月に策定した中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

 株主優待制度については、13年は4月30日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施したが、14年からは毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈している。

 株価の動きを見ると、12月24日に1770円まで上伸する場面があったが、買いが続かず安値圏1700円近辺でモミ合う展開だ。1月28日には直近安値となる1660円まで下押す場面があった。調整局面のようだ。

 1月28日の終値1678円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS115円25銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.7%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS2399円53銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形となり、52週移動平均線を割り込んだ。ただし0.7倍近辺の低PBRも評価材料であり、13年秋〜14年夏のボックスレンジに回帰して調整の最終局面だろう。今期の営業損益改善を見直す動きが強まりそうだ。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月24日更新]
巴工業はモミ合い上放れの動き、今期の営業損益改善や低PBRを評価して出直り
 化学機械メーカーの巴工業<6309>(東1)の株価は、9月の年初来高値1950円から反落し、11月以降は1700円近辺でモミ合う展開だ。ただし12月22日には1735円まで上伸してモミ合い上放れの動きを強めている。低PBRも評価材料であり、今期(15年10月期)の営業損益改善を評価して出直り展開だろう。

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱としている。中国ではコンパウンド加工事業も展開し、13年11月には中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受けた。両社との資本・業務提携を解消し、当社主導で収益を立て直す方針だ。

 12月11日に発表した前期(14年10月期)連結業績は売上高が前々期比6.6%増の407億14百万円、営業利益が同16.0%減の12億73百万円、経常利益が同3.0%減の16億29百万円、純利益が同31.1%増の11億03百万円だった。純利益は中国コンパウンド事業の完全子会社化に伴う負ののれん発生益計上が寄与して増益だった。配当予想は前々期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)とした。

 セグメント別に見ると、機械製造販売事業は同9.5%増収だったが、海外の低収益案件が売上計上されたことや、海外向け機械販売において注文のキャンセルに係る棚卸資産評価損を売上原価に計上したため同70.1%営業減益だった。化学工業製品販売事業は比較的利益率の高い商材が好調で同5.7%増収、同12.8営業増益だった。

 今期(15年10月期)の連結業績見通し(12月11日公表)は売上高が前期比4.9%増の427億円、営業利益が同43.7%増の18億30百万円、経常利益が同13.5%増の18億50百万円、純利益が同4.3%増の11億50百万円、配当予想が前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。

 セグメント別に見ると、機械製造販売事業は売上高が同8.5%増の110億70百万円、営業利益が同4.1倍の6億50百万円としている。国内で遠心分離機械の大型案件が減少するが、北南米地域での拡販を見込んでいる。化学工業製品販売事業は売上高が同3.7%増の316億30百万円、営業利益が同5.8%増の11億80百万円としている。新規市場・商材開拓による海外売上の拡大や、中国コンパウンド事業の収益回復を見込んでいる。

 13年12月に策定した中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

 株主優待制度については、13年は4月30日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施したが、14年からは毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈している。

 株価の動きを見ると、9月の年初来高値1950円から反落し、11月以降は概ね1700円近辺でモミ合う展開だ。ただし12月22日には1735円まで上伸してモミ合い上放れの動きを強めている。

 12月22日の終値1733円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS115円25銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.6%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS2399円53銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線がサポートラインとなり、26週移動平均線および13週移動平均線突破の動きを強めている。低PBRも評価材料であり、今期の営業損益改善を評価して出直り展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月25日更新]
巴工業は14年10月期減額修正による調整のほぼ最終局面、低PBRも支援材料で反発のタイミング

 化学機械メーカーの巴工業[6309](東1)の株価は、9月29日の年初来高値1950円から反落し、10月16日発表の前期(14年10月期)減額修正で10月17日の1685円まで調整した。その後も反発力が鈍く11月18日には1674円まで調整した。ただし以前の1600円〜1700円近辺のボックスレンジに到達して調整のほぼ最終局面であり、低PBRも支援材料として反発のタイミングだろう。

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱としている。中国ではコンパウンド加工事業も展開し、13年11月には中国の連結子会社・星科工程塑料に対するテクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受けた。両社との資本・業務提携を解消し、当社主導で収益を立て直す方針だ。

 前期(14年10月期)連結業績見通し(8月28日に売上高、営業利益、経常利益を減額修正)について10月16日に2回目の減額修正を発表した。前回予想に対して売上高は6億円減額して前期比5.6%増の403億円、営業利益は3億30百万円減額して同14.2%減の13億円、経常利益は2億20百万円減額して同3.6%減の16億20百万円、純利益は1億70百万円減額して同22.5%増の10億30百万円とした。

 東南アジア向け機械販売の注文がキャンセルになる可能性が高まり、保守的な見地から約3億円の棚卸資産評価損を売上原価に計上することにした。純利益は中国のコンパウンド事業の完全子会社化に伴う負ののれん発生益計上が寄与して増益を確保する見通しだ。なお配当予想は前回予想(13年12月12日公表)を据え置いて前期と同額の年間45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)としている。

 前期は機械製造販売事業がやや低調だったが、化学工業製品販売事業は化成品分野の紫外線硬化樹脂、機能材料分野の半導体製造用セラミック製品など、比較的利益率の高い商材を中心に堅調のようだ。今期(15年10月期)については、機械製造販売事業の需要も回復基調となって好業績が期待されるだろう。

 13年12月に策定した中期経営計画「Target2016」では、経営目標値として16年10月期売上高475億円、営業利益25億80百万円、経常利益26億円、純利益16億円、ROE6.3%、ROA4.4%を掲げている。重点戦略としては、北米市場、南米市場、東南アジア市場を中心とする海外売上高の拡大に加えて、機械事業ではエネルギー分野への参入、化学品事業では二次電池やパワー半導体向け商材の開拓に取り組む方針だ。

 株主優待制度については、13年は4月30日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施したが、14年からは毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対してワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈している。

 株価の動きを見ると、9月29日の年初来高値1950円から反落し、10月16日の前期2回目の減額修正で10月17日の1685円まで調整した。その後も反発力の鈍い展開で11月18日には1674円まで調整した。ただし以前の概ね1600円〜1700円のボックスレンジに到達して調整のほぼ最終局面だろう。

 11月21日の終値1680円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS103円22銭で算出)は16〜17倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.7%近辺、前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS2340円34銭で算出)は0.7倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、52週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。低PBRも支援材料として反発のタイミングだろう。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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