[6433]ヒーハイスト精工
[02月28日更新]

ヒーハイストは反発の動き、24年3月期赤字予想だが25年3月期収益回復期待

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期(2月9日付で下方修正)は赤字予想としている。主力の直動機器は堅調だが、全体として需要低迷が想定以上に長期化していることに加えて、設備増強に伴う減価償却費の増加、原材料価格や物流費などの高止まりなども影響する見込みだ。ただし四半期別に見ると営業赤字が縮小傾向であり、中長期的には直動機器の需要拡大が予想される。積極的な事業展開で25年3月期の収益回復を期待したい。株価は下方修正を嫌気する場面があったが、その後は売り一巡して反発の動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーで、20年7月に商号をヒーハイスト精工から現在のヒーハイストに変更した。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、工作機械や半導体製造装置などに使用されるリニアボールブッシュや球面軸受けなどの直動機器、レース用部品や試作部品の受託加工などの精密部品加工、液晶製造装置向けなどのユニット製品を展開している。直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進し、23年5月には埼玉工場の新工場A棟が稼働開始した。

 23年3月期の品目別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 中期的に目標とする経営指標としては営業利益率10%以上、ROE8%以上、自己資本比率70%以上、配当性向20〜30%を掲げている。

 中期経営計画(毎期更新するローリング方式)では、24年3月期の計画として売上高24億56百万円、売上総利益5億16百万円、売上総利益率21.0%、営業利益15百万円、営業利益率0.6%、そして27年3月期の計画として売上高30億44百万円、売上総利益8億69百万円、売上総利益率28.6%、営業利益3億83百万円、営業利益率12.6%を掲げている。

 品目別売上高の計画は、24年3月期の直動機器16億47百万円、精密部品加工5億50百万円、ユニット製品2億59百万円、27年3月期の直動機器21億44百万円、精密部品加工6億円、ユニット製品3億円としている。

 基本戦略としては、17年および21年の直動機器の需要増加に対して生産が追いつかず機会損失が発生した教訓を踏まえ、21年〜24年は減価償却を大きく上回る設備増強を実施し、トップライン(売上高)の向上を図っている。

 事業別成長戦略としては、直動機器についてはスマート生産プロジェクトによる安定生産・原価低減、市場シェアの低い形番の生産増強によるシェア拡大、新製品(LMHB)の原価低減と販売数増加、システム化による納期対応強化、設備投資ピークアウト・減価償却費減少やコスト削減による利益率向上などを推進する。精密部品加工についてはホンダグループのモータースポーツ参戦のレース用部品供給継続によって収益を確保する。ユニット製品については仕様標準化による設計効率化、新製品NAF HWシリーズの拡販・ラインナップ拡充、海外市場への展開などを推進する。

 23年11月には、内閣府・中小企業庁並びに埼玉県などが推進する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し、パートナーシップ構築宣言を公表した。23年12月には本社・埼玉工場のA棟建屋等に太陽光発電設備を設置した。

■資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応

 なお、23年3月末時点において流通株式時価総額がスタンダード市場の上場維持基準に適合しない状況となったため、23年6月27日付で上場維持基準適合に向けた計画書を作成・開示した。

 25年3月末までを計画期間として、中期経営計画で掲げた基本戦略および事業別成長戦略の着実な実行によって業績の向上を図るとともに、ESG経営、株主還元、IR活動も強化して企業価値の向上(株価上昇による時価総額向上)を図り、上場維持基準の適合を目指す方針としている。

 23年12月には「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について、改善に向けた方針を決議・公表している。引き続き中期経営計画で掲げた重点施策の着実な遂行による業績の拡大、ROEの向上、生産・人的資本など成長投資の継続、株主還元の強化、IR活動の充実などを推進して企業価値の向上を目指すとしている。

■24年3月期赤字予想だが25年3月期収益回復期待

 24年3月期の連結業績予想(2月9日付で下方修正)は、売上高が23年3月期比7.5%減の22億71百万円、営業利益が1億63百万円の損失(23年3月期は5百万円の損失)、経常利益が1億60百万円の損失(同3百万円の利益)、親会社株主帰属当期純利益が1億17百万円の損失(同2百万円の損失)としている。なお配当予想については、23年3月期と同額の1円(期末一括)を据え置いたが、従来予想の普通配当1円を上場20周年記念配当1円に変更した。

 需要低迷が想定以上に長期化しているため、前回予想に対して売上高を1億85百万円、営業利益を1億79百万円、経常利益を1億76百万円、親会社株主帰属当期純利益を1億24百万円、それぞれ下方修正した。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比0.4%減の17億69百万円、営業利益が99百万円の損失(前年同期は0百万円の損失)、経常利益が95百万円の損失(同9百万円の利益)、親会社株主帰属四半期純利益が69百万円の損失(同1百万円の利益)だった。

 主力の直動機器は増収だったが、全体として需要低迷が想定以上に長期化していることに加えて、設備増強に伴う減価償却費の増加、原材料価格や物流費などの高止まりにより各利益は赤字だった。部門別売上高は、直動機器が生産力強化とタイムリーな納品対応により12.2%増の12億43百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で26.2%減の3億80百万円、ユニット製品が設備投資関連の需要回復遅れで4.1%減の1億45百万円だった。

 なお全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億07百万円で営業利益が64百万円の損失、第2四半期は売上高が6億19百万円で営業利益が32百万円の損失、第3四半期は売上高が6億43百万円で営業利益が3百万円の損失だった。営業赤字が縮小傾向となっている。

 24年3月期は下方修正して赤字予想となったが、四半期別に見ると営業赤字が縮小傾向であり、中長期的には直動機器の需要拡大が予想される。積極的な事業展開で25年3月期の収益回復を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は下方修正を嫌気する場面があったが、その後は売り一巡して反発の動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。2月27日の終値は266円、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約17億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[02月06日更新]

ヒーハイストはモミ合い上放れの動き、24年3月期営業黒字転換予想

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期は営業黒字転換予想としている。自動化関連の需要拡大に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は上値の重い形だが、一方では徐々に水準を切り上げて安値圏でのモミ合いから上放れの動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、戻りを試す展開を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーで、20年7月に商号をヒーハイスト精工から現在のヒーハイストに変更した。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、工作機械や半導体製造装置などに使用されるリニアボールブッシュや球面軸受けなどの直動機器、レース用部品や試作部品の受託加工などの精密部品加工、液晶製造装置向けなどのユニット製品を展開している。直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進し、23年5月には埼玉工場の新工場A棟が稼働開始した。

 23年3月期の品目別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 中期的に目標とする経営指標としては営業利益率10%以上、ROE8%以上、自己資本比率70%以上、配当性向20〜30%を掲げている。

 中期経営計画(毎期更新するローリング方式)では、24年3月期の計画として売上高24億56百万円、売上総利益5億16百万円、売上総利益率21.0%、営業利益15百万円、営業利益率0.6%、そして27年3月期の計画として売上高30億44百万円、売上総利益8億69百万円、売上総利益率28.6%、営業利益3億83百万円、営業利益率12.6%を掲げている。

 品目別売上高の計画は、24年3月期の直動機器16億47百万円、精密部品加工5億50百万円、ユニット製品2億59百万円、27年3月期の直動機器21億44百万円、精密部品加工6億円、ユニット製品3億円としている。

 基本戦略としては、17年および21年の直動機器の需要増加に対して生産が追いつかず機会損失が発生した教訓を踏まえ、21年〜24年は減価償却を大きく上回る設備増強を実施し、トップライン(売上高)の向上を図っている。

 事業別成長戦略としては、直動機器についてはスマート生産プロジェクトによる安定生産・原価低減、市場シェアの低い形番の生産増強によるシェア拡大、新製品(LMHB)の原価低減と販売数増加、システム化による納期対応強化、設備投資ピークアウト・減価償却費減少やコスト削減による利益率向上などを推進する。精密部品加工についてはホンダグループのモータースポーツ参戦のレース用部品供給継続によって収益を確保する。ユニット製品については仕様標準化による設計効率化、新製品NAF HWシリーズの拡販・ラインナップ拡充、海外市場への展開などを推進する。

 23年11月には、内閣府・中小企業庁並びに埼玉県などが推進する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し、パートナーシップ構築宣言を公表した。23年12月には本社・埼玉工場のA棟建屋等に太陽光発電設備を設置した。

■資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応

 なお、23年3月末時点において流通株式時価総額がスタンダード市場の上場維持基準に適合しない状況となったため、23年6月27日付で上場維持基準適合に向けた計画書を作成・開示した。

 25年3月末までを計画期間として、中期経営計画で掲げた基本戦略および事業別成長戦略の着実な実行によって業績の向上を図るとともに、ESG経営、株主還元、IR活動も強化して企業価値の向上(株価上昇による時価総額向上)を図り、上場維持基準の適合を目指す方針としている。

 23年12月には「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について、改善に向けた方針を決議・公表している。引き続き中期経営計画で掲げた重点施策の着実な遂行による業績の拡大、ROEの向上、生産・人的資本など成長投資の継続、株主還元の強化、IR活動の充実などを推進して企業価値の向上を目指すとしている。

■24年3月期営業黒字転換予想

 24年3月期の連結業績予想は、売上高が23年3月期比1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円(23年3月期は5百万円の損失)、経常利益が15百万円(同3百万円)、親会社株主帰属当期純利益が6百万円(同2百万円の損失)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.9%減の11億26百万円、営業利益が96百万円の損失(前年同期は8百万円の損失)、経常利益が92百万円の損失(同0百万円の損失)、親会社株主帰属四半期純利益が64百万円の損失(同5百万円の損失)だった。

 全体としての需要回復遅れやレース用部品の減少などで減収となり、設備増強に伴う減価償却費の増加、原材料価格や物流費などの増加により各利益は赤字拡大した。部門別売上高は直動機器が3.8%増の8億26百万円、精密部品加工が27.6%減の2億05百万円、ユニット製品が2.9%増の94百万円だった。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高5億07百万円で営業利益64百万円の損失、第2四半期は売上高6億19百万円で営業利益32百万円の損失だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の見込みとしている。23年4月に新工場棟(埼玉工場A棟)が完成したことを受けて、自動化関連の需要拡大に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価はモミ合い上放れの動き

 株価は上値の重い形だが、一方では徐々に水準を切り上げて安値圏でのモミ合いから上放れの動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、戻りを試す展開を期待したい。2月5日の終値は262円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約259倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約17億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[01月15日更新]

ヒーハイストは下値固め完了、24年3月期営業黒字転換予想

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期は営業黒字転換予想としている。自動化関連の需要拡大に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は上値が重くモミ合う形だが下値固め完了感を強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーで、20年7月に商号をヒーハイスト精工から現在のヒーハイストに変更した。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、工作機械や半導体製造装置などに使用されるリニアボールブッシュや球面軸受けなどの直動機器、レース用部品や試作部品の受託加工などの精密部品加工、液晶製造装置向けなどのユニット製品を展開している。直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進し、23年5月には埼玉工場の新工場A棟が稼働開始した。

 23年3月期の品目別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 中期的に目標とする経営指標としては営業利益率10%以上、ROE8%以上、自己資本比率70%以上、配当性向20〜30%を掲げている。

 中期経営計画(毎期更新するローリング方式)では、24年3月期の計画として売上高24億56百万円、売上総利益5億16百万円、売上総利益率21.0%、営業利益15百万円、営業利益率0.6%、そして27年3月期の計画として売上高30億44百万円、売上総利益8億69百万円、売上総利益率28.6%、営業利益3億83百万円、営業利益率12.6%を掲げている。

 品目別売上高の計画は、24年3月期の直動機器16億47百万円、精密部品加工5億50百万円、ユニット製品2億59百万円、27年3月期の直動機器21億44百万円、精密部品加工6億円、ユニット製品3億円としている。

 基本戦略としては、17年および21年の直動機器の需要増加に対して生産が追いつかず機会損失が発生した教訓を踏まえ、21年〜24年は減価償却を大きく上回る設備増強を実施し、トップライン(売上高)の向上を図っている。

 事業別成長戦略としては、直動機器についてはスマート生産プロジェクトによる安定生産・原価低減、市場シェアの低い形番の生産増強によるシェア拡大、新製品(LMHB)の原価低減と販売数増加、システム化による納期対応強化、設備投資ピークアウト・減価償却費減少やコスト削減による利益率向上などを推進する。精密部品加工についてはホンダグループのモータースポーツ参戦のレース用部品供給継続によって収益を確保する。ユニット製品については仕様標準化による設計効率化、新製品NAF HWシリーズの拡販・ラインナップ拡充、海外市場への展開などを推進する。

 23年11月には、内閣府・中小企業庁並びに埼玉県などが推進する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し、パートナーシップ構築宣言を公表した。23年12月には本社・埼玉工場のA棟建屋等に太陽光発電設備を設置した。

■資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応

 なお、23年3月末時点において流通株式時価総額がスタンダード市場の上場維持基準に適合しない状況となったため、23年6月27日付で上場維持基準適合に向けた計画書を作成・開示した。

 25年3月末までを計画期間として、中期経営計画で掲げた基本戦略および事業別成長戦略の着実な実行によって業績の向上を図るとともに、ESG経営、株主還元、IR活動も強化して企業価値の向上(株価上昇による時価総額向上)を図り、上場維持基準の適合を目指す方針としている。

 さらに「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について、23年12月12日付で改善に向けた方針を決議・公表している。引き続き中期経営計画で掲げた重点施策の着実な遂行による業績の拡大、ROEの向上、生産・人的資本など成長投資の継続、株主還元の強化、IR活動の充実などを推進して企業価値の向上を目指すとしている。

■24年3月期営業黒字転換予想

 24年3月期の連結業績予想は、売上高が23年3月期比1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円の黒字(23年3月期は5百万円の損失)、経常利益が317.7%増の15百万円、親会社株主帰属当期純利益が6百万円の黒字(同2百万円の損失)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.9%減の11億26百万円、営業利益が96百万円の損失(前年同期は8百万円の損失)、経常利益が92百万円の損失(同0百万円の損失)、親会社株主帰属四半期純利益が64百万円の損失(同5百万円の損失)だった。

 全体としての需要回復遅れやレース用部品の減少などで減収となり、設備増強に伴う減価償却費の増加、原材料価格や物流費などの増加により各利益は赤字拡大した。部門別売上高は直動機器が3.8%増の8億26百万円、精密部品加工が27.6%減の2億05百万円、ユニット製品が2.9%増の94百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高5億07百万円で営業利益64百万円の損失、第2四半期は売上高6億19百万円で営業利益32百万円の損失だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の見込みとしている。23年4月に新工場棟(埼玉工場A棟)が完成したことを受けて、自動化関連の需要拡大に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は下値固め完了

 株価は上値が重くモミ合う形だが下値固め完了感を強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。1月12日の終値は256円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約253倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約16億円である。情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[12月21日更新]

ヒーハイストは調整一巡、24年3月期営業黒字転換予想

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。なお12月12日には「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について、改善に向けた方針を決議・公表している。24年3月期は営業黒字転換予想としている。自動化関連の需要拡大に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーで、20年7月に商号をヒーハイスト精工から現在のヒーハイストに変更した。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、工作機械や半導体製造装置などに使用されるリニアボールブッシュや球面軸受けなどの直動機器、レース用部品や試作部品の受託加工などの精密部品加工、液晶製造装置向けなどのユニット製品を展開している。直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進し、23年5月には埼玉工場の新工場A棟が稼働開始した。

 23年3月期の品目別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 中期的に目標とする経営指標としては営業利益率10%以上、ROE8%以上、自己資本比率70%以上、配当性向20〜30%を掲げている。

 中期経営計画(毎期更新するローリング方式)では、24年3月期の計画として売上高24億56百万円、売上総利益5億16百万円、売上総利益率21.0%、営業利益15百万円、営業利益率0.6%、そして27年3月期の計画として売上高30億44百万円、売上総利益8億69百万円、売上総利益率28.6%、営業利益3億83百万円、営業利益率12.6%を掲げている。

 品目別売上高の計画は、24年3月期の直動機器16億47百万円、精密部品加工5億50百万円、ユニット製品2億59百万円、27年3月期の直動機器21億44百万円、精密部品加工6億円、ユニット製品3億円としている。

 基本戦略としては、17年および21年の直動機器の需要増加に対して生産が追いつかず機会損失が発生した教訓を踏まえ、21年〜24年は減価償却を大きく上回る設備増強を実施し、トップライン(売上高)の向上を図っている。

 事業別成長戦略としては、直動機器についてはスマート生産プロジェクトによる安定生産・原価低減、市場シェアの低い形番の生産増強によるシェア拡大、新製品(LMHB)の原価低減と販売数増加、システム化による納期対応強化、設備投資ピークアウト・減価償却費減少やコスト削減による利益率向上などを推進する。精密部品加工についてはホンダグループのモータースポーツ参戦のレース用部品供給継続によって収益を確保する。ユニット製品については仕様標準化による設計効率化、新製品NAF HWシリーズの拡販・ラインナップ拡充、海外市場への展開などを推進する。

 23年11月には、内閣府・中小企業庁並びに埼玉県などが推進する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し、パートナーシップ構築宣言を公表した。23年12月には本社・埼玉工場のA棟建屋等に太陽光発電設備を設置した。

■上場維持基準適合に向けた計画書

 なお、23年3月末時点において流通株式時価総額がスタンダード市場の上場維持基準に適合しない状況となったため、23年6月27日付で上場維持基準適合に向けた計画書を作成・開示した。

 25年3月末までを計画期間として、中期経営計画で掲げた基本戦略および事業別成長戦略の着実な実行によって業績の向上を図るとともに、ESG経営、株主還元、IR活動も強化して企業価値の向上(株価上昇による時価総額向上)を図り、上場維持基準の適合を目指す方針としている。

 12月12日には「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について、改善に向けた方針を決議・公表している。引き続き中期経営計画で掲げた重点施策の着実な遂行による業績の拡大、ROEの向上、生産・人的資本など成長投資の継続、株主還元の強化、IR活動の充実などを推進して企業価値の向上を目指すとしている。

■24年3月期営業黒字転換予想

 24年3月期の連結業績予想は、売上高が23年3月期比1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円の黒字(23年3月期は5百万円の損失)、経常利益が317.7%増の15百万円、親会社株主帰属当期純利益が6百万円の黒字(同2百万円の損失)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.9%減の11億26百万円、営業利益が96百万円の損失(前年同期は8百万円の損失)、経常利益が92百万円の損失(同0百万円の損失)、親会社株主帰属四半期純利益が64百万円の損失(同5百万円の損失)だった。

 全体としての需要回復遅れやレース用部品の減少などで減収となり、設備増強に伴う減価償却費の増加、原材料価格や物流費などの増加により各利益は赤字拡大した。部門別売上高は直動機器が3.8%増の8億26百万円、精密部品加工が27.6%減の2億05百万円、ユニット製品が2.9%増の94百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高5億07百万円で営業利益64百万円の損失、第2四半期は売上高6億19百万円で営業利益32百万円の損失だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の見込みとしている。23年4月に新工場棟(埼玉工場A棟)が完成したことを受けて、自動化関連の需要拡大に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。12月20日の終値は251円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約249倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約16億円である。情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[11月30日更新]

ヒーハイストはモミ合い上放れの動き、24年3月期2Q累計赤字拡大だが通期営業黒字転換予想

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期第2四半期累計は需要回復遅れやレース用部品の減少などで減収となり、設備増強に伴う減価償却費の増加、原材料価格や物流費などの増加により各利益は赤字拡大した。ただし通期の営業黒字転換予想を据え置いた。自動化関連の需要拡大に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は安値圏でのモミ合いから上放れの動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーで、20年7月に商号をヒーハイスト精工から現在のヒーハイストに変更した。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、工作機械や半導体製造装置などに使用されるリニアボールブッシュや球面軸受けなどの直動機器、レース用部品や試作部品の受託加工などの精密部品加工、液晶製造装置向けなどのユニット製品を展開している。直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進し、23年5月には埼玉工場の新工場A棟が稼働開始した。

 23年3月期の品目別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 中期的に目標とする経営指標としては営業利益率10%以上、ROE8%以上、自己資本比率70%以上、配当性向20〜30%を掲げている。

 中期経営計画(毎期更新するローリング方式)では、24年3月期の計画として売上高24億56百万円、売上総利益5億16百万円、売上総利益率21.0%、営業利益15百万円、営業利益率0.6%、そして27年3月期の計画として売上高30億44百万円、売上総利益8億69百万円、売上総利益率28.6%、営業利益3億83百万円、営業利益率12.6%を掲げている。

 品目別売上高の計画は、24年3月期の直動機器16億47百万円、精密部品加工5億50百万円、ユニット製品2億59百万円、27年3月期の直動機器21億44百万円、精密部品加工6億円、ユニット製品3億円としている。

 基本戦略としては、17年および21年の直動機器の需要増加に対して生産が追いつかず機会損失が発生した教訓を踏まえ、21年〜24年は減価償却を大きく上回る設備増強を実施し、トップライン(売上高)の向上を図っている。

 事業別成長戦略としては、直動機器についてはスマート生産プロジェクトによる安定生産・原価低減、市場シェアの低い形番の生産増強によるシェア拡大、新製品(LMHB)の原価低減と販売数増加、システム化による納期対応強化、設備投資ピークアウト・減価償却費減少やコスト削減による利益率向上などを推進する。精密部品加工についてはホンダグループのモータースポーツ参戦のレース用部品供給継続によって収益を確保する。ユニット製品については仕様標準化による設計効率化、新製品NAF HWシリーズの拡販・ラインナップ拡充、海外市場への展開などを推進する。

 なお11月7日には、内閣府・中小企業庁並びに埼玉県などが推進する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し、パートナーシップ構築宣言を公表した。

■上場維持基準適合に向けた計画書

 なお、23年3月末時点において流通株式時価総額がスタンダード市場の上場維持基準に適合しない状況となったため、23年6月27日付で上場維持基準適合に向けた計画書を作成・開示した。

 25年3月末までを計画期間として、中期経営計画で掲げた基本戦略および事業別成長戦略の着実な実行によって業績の向上を図るとともに、ESG経営、株主還元、IR活動も強化して企業価値の向上(株価上昇による時価総額向上)を図り、上場維持基準の適合を目指す方針としている。

■24年3月期2Q累計赤字拡大だが通期営業黒字転換予想

 24年3月期の連結業績予想は、売上高が23年3月期比1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円の黒字(23年3月期は5百万円の損失)、経常利益が317.7%増の15百万円、親会社株主帰属当期純利益が6百万円の黒字(同2百万円の損失)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.9%減の11億26百万円、営業利益が96百万円の損失(前年同期は8百万円の損失)、経常利益が92百万円の損失(同0百万円の損失)、親会社株主帰属四半期純利益が64百万円の損失(同5百万円の損失)だった。

 全体としての需要回復遅れやレース用部品の減少などで減収となり、設備増強に伴う減価償却費の増加、原材料価格や物流費などの増加により各利益は赤字拡大した。部門別売上高は直動機器が3.8%増の8億26百万円、精密部品加工が27.6%減の2億05百万円、ユニット製品が2.9%増の94百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高5億07百万円で営業利益64百万円の損失、第2四半期は売上高6億19百万円で営業利益32百万円の損失だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の見込みとしている。23年4月に新工場棟(埼玉工場A棟)が完成したことを受けて、自動化関連の需要拡大に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価はモミ合い上放れの動き

 株価は安値圏でのモミ合いから上放れの動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。11月29日の終値は269円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約266倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約17億円である。情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[11月06日更新]

ヒーハイストは調整一巡、24年3月期は収益改善基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期は営業黒字転換予想としている。自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は安値圏でモミ合う形だが、地合い悪化の状況でも大きく下押すことなく推移して調整一巡感を強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーで、20年7月に商号をヒーハイスト精工から現在のヒーハイストに変更した。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、工作機械や半導体製造装置などに使用されるリニアボールブッシュや球面軸受けなどの直動機器、レース用部品や試作部品の受託加工などの精密部品加工、液晶製造装置向けなどのユニット製品を展開している。直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進し、23年5月には埼玉工場の新工場A棟が稼働開始した。

 23年3月期の品目別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 中期的に目標とする経営指標としては営業利益率10%以上、ROE8%以上、自己資本比率70%以上、配当性向20〜30%を掲げている。

 中期経営計画(毎期更新するローリング方式)では、24年3月期の計画として売上高24億56百万円、売上総利益5億16百万円、売上総利益率21.0%、営業利益15百万円、営業利益率0.6%、そして27年3月期の計画として売上高30億44百万円、売上総利益8億69百万円、売上総利益率28.6%、営業利益3億83百万円、営業利益率12.6%を掲げている。

 品目別売上高の計画は、24年3月期の直動機器16億47百万円、精密部品加工5億50百万円、ユニット製品2億59百万円、27年3月期の直動機器21億44百万円、精密部品加工6億円、ユニット製品3億円としている。

 基本戦略としては、17年および21年の直動機器の需要増加に対して生産が追いつかず機会損失が発生した教訓を踏まえ、21年〜24年は減価償却を大きく上回る設備増強を実施し、トップライン(売上高)の向上を図っている。

 事業別成長戦略としては、直動機器についてはスマート生産プロジェクトによる安定生産・原価低減、市場シェアの低い形番の生産増強によるシェア拡大、新製品(LMHB)の原価低減と販売数増加、システム化による納期対応強化、設備投資ピークアウト・減価償却費減少やコスト削減による利益率向上などを推進する。精密部品加工についてはホンダグループのモータースポーツ参戦のレース用部品供給継続によって収益を確保する。ユニット製品については仕様標準化による設計効率化、新製品NAF HWシリーズの拡販・ラインナップ拡充、海外市場への展開などを推進する。

■上場維持基準適合に向けた計画書

 なお、23年3月末時点において流通株式時価総額がスタンダード市場の上場維持基準に適合しない状況となったため、23年6月27日付で上場維持基準適合に向けた計画書を作成・開示した。

 25年3月末までを計画期間として、中期経営計画で掲げた基本戦略および事業別成長戦略の着実な実行によって業績の向上を図るとともに、ESG経営、株主還元、IR活動も強化して企業価値の向上(株価上昇による時価総額向上)を図り、上場維持基準の適合を目指す方針としている。

■24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 24年3月期の連結業績予想は、売上高が23年3月期比1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円の黒字(23年3月期は5百万円の損失)、経常利益が317.7%増の15百万円、親会社株主帰属当期純利益が6百万円の黒字(同2百万円の損失)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比10.4%減の5億07百万円、営業利益が64百万円の損失(前年同期は7百万円の損失)、経常利益が62百万円の損失(同0百万円の損失)、親会社株主帰属四半期純利益が42百万円の損失(同2百万円の損失)だった。

 精密部品加工においてレース用部品の出荷が第2四半期にずれ込んだため減収・赤字拡大だった。部門別売上高は直動機器が3.3%増の4億11百万円、精密部品加工が55.4%減の57百万円、ユニット製品が1.4%減の38百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の見込みとしている。23年4月に新工場棟(埼玉工場A棟)が完成したことを受けて、自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的に直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は安値圏でモミ合う形だが、地合い悪化の状況でも大きく下押すことなく推移して調整一巡感を強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。11月2日の終値は252円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約250倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約16億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月17日更新]

ヒーハイストは調整一巡、24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期は営業黒字転換予想としている。自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は動意づいた9月の年初来高値圏から反落してモミ合う形だが、地合い悪化の状況でも大きく下押すことなく推移して調整一巡感を強めている。1倍割れの低PBRも評価して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーで、20年7月に商号をヒーハイスト精工から現在のヒーハイストに変更した。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、工作機械や半導体製造装置などに使用されるリニアボールブッシュや球面軸受けなどの直動機器、レース用部品や試作部品の受託加工などの精密部品加工、液晶製造装置向けなどのユニット製品を展開している。直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進し、23年5月には埼玉工場の新工場A棟が稼働開始した。

 23年3月期の品目別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 中期的に目標とする経営指標としては営業利益率10%以上、ROE8%以上、自己資本比率70%以上、配当性向20〜30%を掲げている。

 中期経営計画(毎期更新するローリング方式)では、24年3月期の計画として売上高24億56百万円、売上総利益5億16百万円、売上総利益率21.0%、営業利益15百万円、営業利益率0.6%、そして27年3月期の計画として売上高30億44百万円、売上総利益8億69百万円、売上総利益率28.6%、営業利益3億83百万円、営業利益率12.6%を掲げている。

 品目別売上高の計画は、24年3月期の直動機器16億47百万円、精密部品加工5億50百万円、ユニット製品2億59百万円、27年3月期の直動機器21億44百万円、精密部品加工6億円、ユニット製品3億円としている。

 基本戦略としては、17年および21年の直動機器の需要増加に対して生産が追いつかず機会損失が発生した教訓を踏まえ、21年〜24年は減価償却を大きく上回る設備増強を実施し、トップライン(売上高)の向上を図っている。

 事業別成長戦略としては、直動機器についてはスマート生産プロジェクトによる安定生産・原価低減、市場シェアの低い形番の生産増強によるシェア拡大、新製品(LMHB)の原価低減と販売数増加、システム化による納期対応強化、設備投資ピークアウト・減価償却費減少やコスト削減による利益率向上などを推進する。精密部品加工についてはホンダグループのモータースポーツ参戦のレース用部品供給継続によって収益を確保する。ユニット製品については仕様標準化による設計効率化、新製品NAF HWシリーズの拡販・ラインナップ拡充、海外市場への展開などを推進する。

■上場維持基準適合に向けた計画書

 なお、23年3月末時点において流通株式時価総額がスタンダード市場の上場維持基準に適合しない状況となったため、23年6月27日付で上場維持基準適合に向けた計画書を作成・開示した。

 25年3月末までを計画期間として、中期経営計画で掲げた基本戦略および事業別成長戦略の着実な実行によって業績の向上を図るとともに、ESG経営、株主還元、IR活動も強化して企業価値の向上(株価上昇による時価総額向上)を図り、上場維持基準の適合を目指す方針としている。

■24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 24年3月期連結業績予想は、売上高が23年3月期比%1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円の黒字(23年3月期は5百万円の損失)、経常利益が317.7%増の15百万円、親会社株主帰属当期純利益が6百万円の黒字(同2百万円の損失)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比10.4%減の5億07百万円、営業利益が64百万円の損失(前年同期は7百万円の損失)、経常利益が62百万円の損失(同0百万円の損失)、親会社株主帰属四半期純利益が42百万円の損失(同2百万円の損失)だった。

 精密部品加工においてレース用部品の出荷が第2四半期にずれ込んだため減収・赤字拡大だった。部門別売上高は直動機器が3.3%増の4億11百万円、精密部品加工が55.4%減の57百万円、ユニット製品が1.4%減の38百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の見込みとしている。23年4月に新工場棟(埼玉工場A棟)が完成したことを受けて、自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的に直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は動意づいた9月の年初来高値圏から反落してモミ合う形だが、地合い悪化の状況でも大きく下押すことなく推移して調整一巡感を強めている。1倍割れの低PBRも評価して出直りを期待したい。10月16日の終値は254円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約251倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約16億円である。情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[09月28日更新]

ヒーハイストは切り返しの動き、24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期は営業黒字転換予想としている。自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は動意づく場面があったが、買いが続かず反落した。ただし8月の年初来安値圏まで下押すことなく切り返しの動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーで、20年7月に商号をヒーハイスト精工から現在のヒーハイストに変更した。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、工作機械や半導体製造装置などに使用されるリニアボールブッシュや球面軸受けなどの直動機器、レース用部品や試作部品の受託加工などの精密部品加工、液晶製造装置向けなどのユニット製品を展開している。直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進し、23年5月には埼玉工場の新工場A棟が稼働開始した。

 23年3月期の品目別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 中期的に目標とする経営指標としては営業利益率10%以上、ROE8%以上、自己資本比率70%以上、配当性向20〜30%を掲げている。

 中期経営計画(毎期更新するローリング方式)では、24年3月期の計画として売上高24億56百万円、売上総利益5億16百万円、売上総利益率21.0%、営業利益15百万円、営業利益率0.6%、そして27年3月期の計画として売上高30億44百万円、売上総利益8億69百万円、売上総利益率28.6%、営業利益3億83百万円、営業利益率12.6%を掲げている。

 品目別売上高の計画は、24年3月期の直動機器16億47百万円、精密部品加工5億50百万円、ユニット製品2億59百万円、27年3月期の直動機器21億44百万円、精密部品加工6億円、ユニット製品3億円としている。

 基本戦略としては、17年および21年の直動機器の需要増加に対して生産が追いつかず機会損失が発生した教訓を踏まえ、21年〜24年は減価償却を大きく上回る設備増強を実施し、トップライン(売上高)の向上を図っている。

 事業別成長戦略としては、直動機器についてはスマート生産プロジェクトによる安定生産・原価低減、市場シェアの低い形番の生産増強によるシェア拡大、新製品(LMHB)の原価低減と販売数増加、システム化による納期対応強化、設備投資ピークアウト・減価償却費減少やコスト削減による利益率向上などを推進する。精密部品加工についてはホンダグループのモータースポーツ参戦のレース用部品供給継続によって収益を確保する。ユニット製品については仕様標準化による設計効率化、新製品NAF HWシリーズの拡販・ラインナップ拡充、海外市場への展開などを推進する。

■上場維持基準適合に向けた計画書

 なお、23年3月末時点において流通株式時価総額がスタンダード市場の上場維持基準に適合しない状況となったため、23年6月27日付で上場維持基準適合に向けた計画書を作成・開示した。

 25年3月末までを計画期間として、中期経営計画で掲げた基本戦略および事業別成長戦略の着実な実行によって業績の向上を図るとともに、ESG経営、株主還元、IR活動も強化して企業価値の向上(株価上昇による時価総額向上)を図り、上場維持基準の適合を目指す方針としている。

■24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 24年3月期連結業績予想は、売上高が23年3月期比%1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円の黒字(23年3月期は5百万円の損失)、経常利益が317.7%増の15百万円、親会社株主帰属当期純利益が6百万円の黒字(同2百万円の損失)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比10.4%減の5億07百万円、営業利益が64百万円の損失(前年同期は7百万円の損失)、経常利益が62百万円の損失(同0百万円の損失)、親会社株主帰属四半期純利益が42百万円の損失(同2百万円の損失)だった。

 精密部品加工においてレース用部品の出荷が第2四半期にずれ込んだため減収・赤字拡大だった。部門別売上高は直動機器が3.3%増の4億11百万円、精密部品加工が55.4%減の57百万円、ユニット製品が1.4%減の38百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の見込みとしている。23年4月に新工場棟(埼玉工場A棟)が完成したことを受けて、自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的に直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は切り返しの動き

 株価は動意づく場面があったが、買いが続かず安値圏に回帰した。ただし8月の年初来安値圏まで下押すことなく切り返しの動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価して出直りを期待したい。9月27日の終値は253円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約250倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約16億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[09月07日更新]

ヒーハイストは急動意、24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。なお、9月7日21時45分放送のテレビ埼玉「彩の国 就活天国!!」内のコーナー「埼玉の目玉企業発見!」にて同社が紹介される。24年3月期は営業黒字転換予想としている。自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的に直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は急動意の展開となった。半導体関連銘柄として注目されたようだ。1倍割れの低PBRも支援材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
 
■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー
 
 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーで、20年7月に商号をヒーハイスト精工から現在のヒーハイストに変更した。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。
 
 独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、工作機械や半導体製造装置などに使用されるリニアボールブッシュや球面軸受けなどの直動機器、レース用部品や試作部品の受託加工などの精密部品加工、液晶製造装置向けなどのユニット製品を展開している。直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進し、23年5月には埼玉工場の新工場A棟が稼働開始した。
 
 23年3月期の品目別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。
 
■生産能力向上と採算性向上を推進
 
 中期的に目標とする経営指標としては営業利益率10%以上、ROE8%以上、自己資本比率70%以上、配当性向20〜30%を掲げている。
 
 中期経営計画(毎期更新するローリング方式)では、24年3月期の計画として売上高24億56百万円、売上総利益5億16百万円、売上総利益率21.0%、営業利益15百万円、営業利益率0.6%、そして27年3月期の計画として売上高30億44百万円、売上総利益8億69百万円、売上総利益率28.6%、営業利益3億83百万円、営業利益率12.6%を掲げている。
 
 品目別売上高の計画は、24年3月期の直動機器16億47百万円、精密部品加工5億50百万円、ユニット製品2億59百万円、27年3月期の直動機器21億44百万円、精密部品加工6億円、ユニット製品3億円としている。
 
 基本戦略としては、17年および21年の直動機器の需要増加に対して生産が追いつかず機会損失が発生した教訓を踏まえ、21年〜24年は減価償却を大きく上回る設備増強を実施し、トップライン(売上高)の向上を図っている。
 
 事業別成長戦略としては、直動機器についてはスマート生産プロジェクトによる安定生産・原価低減、市場シェアの低い形番の生産増強によるシェア拡大、新製品(LMHB)の原価低減と販売数増加、システム化による納期対応強化、設備投資ピークアウト・減価償却費減少やコスト削減による利益率向上などを推進する。精密部品加工についてはホンダグループのモータースポーツ参戦のレース用部品供給継続によって収益を確保する。ユニット製品については仕様標準化による設計効率化、新製品NAF HWシリーズの拡販・ラインナップ拡充、海外市場への展開などを推進する。
 
■上場維持基準適合に向けた計画書
 
 なお、23年3月末時点において流通株式時価総額がスタンダード市場の上場維持基準に適合しない状況となったため、23年6月27日付で上場維持基準適合に向けた計画書を作成・開示した。
 
 25年3月末までを計画期間として、中期経営計画で掲げた基本戦略および事業別成長戦略の着実な実行によって業績の向上を図るとともに、ESG経営、株主還元、IR活動も強化して企業価値の向上(株価上昇による時価総額向上)を図り、上場維持基準の適合を目指す方針としている。
 
■24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調
 
 24年3月期連結業績予想は、売上高が23年3月期比%1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円の黒字(23年3月期は5百万円の損失)、経常利益が317.7%増の15百万円、親会社株主帰属当期純利益が6百万円の黒字(同2百万円の損失)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。
 
 第1四半期は売上高が前年同期比10.4%減の5億07百万円、営業利益が64百万円の損失(前年同期は7百万円の損失)、経常利益が62百万円の損失(同0百万円の損失)、親会社株主帰属四半期純利益が42百万円の損失(同2百万円の損失)だった。
 
 精密部品加工においてレース用部品の出荷が第2四半期にずれ込んだため減収・赤字拡大だった。部門別売上高は直動機器が3.3%増の4億11百万円、精密部品加工が55.4%減の57百万円、ユニット製品が1.4%減の38百万円だった。
 
 通期の連結業績予想は据え置いて、増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の見込みとしている。23年4月に新工場棟(埼玉工場A棟)が完成したことを受けて、自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的に直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。
 
■株価は急動意
 
 株価は急動意の展開となり、一気に年初来高値を更新した。半導体関連銘柄として注目されたようだ。1倍割れの低PBRも支援材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。9月6日の終値は316円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約313倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.6倍、そして時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR

[08月25日更新]

ヒーハイストは調整一巡、24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。成長戦略として直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期第1四半期は精密部品加工においてレース用部品の出荷が第2四半期にずれ込んだため減収・赤字拡大だったが、通期は営業黒字転換予想としている。自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は地合い悪化も影響して年初来安値を更新したが、1倍割れの低PBRも支援材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーで、20年7月に商号をヒーハイスト精工から現在のヒーハイストに変更した。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、リニアボールブッシュや球面軸受けなどの直動機器、レース用部品や試作部品の受託加工などの精密部品加工、液晶製造装置向けなどのユニット製品を展開している。直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進し、23年5月には埼玉工場の新工場A棟が稼働開始した。

 23年3月期の品目別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 中期的に目標とする経営指標としては営業利益率10%以上、ROE8%以上、自己資本比率70%以上、配当性向20〜30%を掲げている。

 中期経営計画(毎期更新するローリング方式)では、24年3月期の計画として売上高24億56百万円、売上総利益5億16百万円、売上総利益率21.0%、営業利益15百万円、営業利益率0.6%、そして27年3月期の計画として売上高30億44百万円、売上総利益8億69百万円、売上総利益率28.6%、営業利益3億83百万円、営業利益率12.6%を掲げている。

 品目別売上高の計画は、24年3月期の直動機器16億47百万円、精密部品加工5億50百万円、ユニット製品2億59百万円、27年3月期の直動機器21億44百万円、精密部品加工6億円、ユニット製品3億円としている。

 基本戦略としては、17年および21年の直動機器の需要増加に対して生産が追いつかず機会損失が発生した教訓を踏まえ、21年〜24年は減価償却を大きく上回る設備増強を実施し、トップライン(売上高)の向上を図っている。

 事業別成長戦略としては、直動機器についてはスマート生産プロジェクトによる安定生産・原価低減、市場シェアの低い形番の生産増強によるシェア拡大、新製品(LMHB)の原価低減と販売数増加、システム化による納期対応強化、設備投資ピークアウト・減価償却費減少やコスト削減による利益率向上などを推進する。精密部品加工についてはホンダグループのモータースポーツ参戦のレース用部品供給継続によって収益を確保する。ユニット製品については仕様標準化による設計効率化、新製品NAF HWシリーズの拡販・ラインナップ拡充、海外市場への展開などを推進する。

■上場維持基準適合に向けた計画書

 なお、23年3月末時点において流通株式時価総額がスタンダード市場の上場維持基準に適合しない状況となったため、23年6月27日付で上場維持基準適合に向けた計画書を作成・開示した。

 25年3月末までを計画期間として、中期経営計画で掲げた基本戦略および事業別成長戦略の着実な実行によって業績の向上を図るとともに、ESG経営、株主還元、IR活動も強化して企業価値の向上(株価上昇による時価総額向上)を図り、上場維持基準の適合を目指す方針としている。

■24年3月期1Q赤字拡大だが、通期営業黒字転換予想で収益改善基調

 24年3月期連結業績予想は、売上高が23年3月期比%1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円の黒字(23年3月期は5百万円の損失)、経常利益が317.7%増の15百万円、親会社株主帰属当期純利益が6百万円の黒字(同2百万円の損失)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比10.4%減の5億07百万円、営業利益が64百万円の損失(前年同期は7百万円の損失)、経常利益が62百万円の損失(同0百万円の損失)、親会社株主帰属四半期純利益が42百万円の損失(同2百万円の損失)だった。

 精密部品加工においてレース用部品の出荷が第2四半期にずれ込んだため減収・赤字拡大だった。部門別売上高は直動機器が3.3%増の4億11百万円、精密部品加工が55.4%減の57百万円、ユニット製品が1.4%減の38百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の見込みとしている。23年4月に新工場棟(埼玉工場A棟)が完成したことを受けて、自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化も影響して年初来安値を更新したが、1倍割れの低PBRも支援材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。8月24日の終値は234円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約232倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約15億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[07月24日更新]

ヒーハイストは調整一巡、24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。成長戦略として直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期は増収・営業黒字転換予想としている。埼玉工場の新工場A棟が23年5月に稼働したことを受けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的に直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが、一方では大きく下押す動きも見られない。1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーで、20年7月に商号をヒーハイスト精工から現在のヒーハイストに変更した。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、リニアボールブッシュや球面軸受けなどの直動機器、レース用部品や試作部品の受託加工などの精密部品加工、液晶製造装置向けなどのユニット製品を展開している。直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進し、23年5月には埼玉工場の新工場A棟が稼働開始した。

 23年3月期の品目別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 中期的に目標とする経営指標としては営業利益率10%以上、ROE8%以上、自己資本比率70%以上、配当性向20〜30%を掲げている。

 中期経営計画(毎期更新するローリング方式)では、24年3月期の計画として売上高24億56百万円、売上総利益5億16百万円、売上総利益率21.0%、営業利益15百万円、営業利益率0.6%、そして27年3月期の計画として売上高30億44百万円、売上総利益8億69百万円、売上総利益率28.6%、営業利益3億83百万円、営業利益率12.6%を掲げている。

 品目別売上高の計画は、24年3月期の直動機器16億47百万円、精密部品加工5億50百万円、ユニット製品2億59百万円、27年3月期の直動機器21億44百万円、精密部品加工6億円、ユニット製品3億円としている。

 基本戦略としては、17年および21年の直動機器の需要増加に対して生産が追いつかず機会損失が発生した教訓を踏まえ、21年〜24年は減価償却を大きく上回る設備増強を実施し、トップライン(売上高)の向上を図っている。

 事業別成長戦略としては、直動機器についてはスマート生産プロジェクトによる安定生産・原価低減、市場シェアの低い形番の生産増強によるシェア拡大、新製品(LMHB)の原価低減と販売数増加、システム化による納期対応強化、設備投資ピークアウト・減価償却費減少やコスト削減による利益率向上などを推進する。精密部品加工についてはホンダグループのモータースポーツ参戦のレース用部品供給継続によって収益を確保する。ユニット製品については仕様標準化による設計効率化、新製品NAF HWシリーズの拡販・ラインナップ拡充、海外市場への展開などを推進する。

■上場維持基準適合に向けた計画書

 なお、23年3月末時点において流通株式時価総額がスタンダード市場の上場維持基準に適合しない状況となったため、23年6月27日付で上場維持基準適合に向けた計画書を作成・開示した。

 25年3月末までを計画期間として、中期経営計画で掲げた基本戦略および事業別成長戦略の着実な実行によって業績の向上を図るとともに、ESG経営、株主還元、IR活動も強化して企業価値の向上(株価上昇による時価総額向上)を図り、上場維持基準の適合を目指す方針としている。

■24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 24年3月期連結業績予想は、売上高が23年3月期比%1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円の黒字(23年3月期は5百万円の赤字)、経常利益が317.7%増の15百万円、親会社株主帰属当期純利益が6百万円の黒字(同2百万円の赤字)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の予想としている。埼玉工場の新工場A棟が23年5月に稼働したことを受けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的に直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は安値圏でモミ合う形だが大きく下押す動きも見られない。1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。7月21日の終値は247円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約245倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約16億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[06月22日更新]

ヒーハイストは底放れの動き、24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。成長戦略として直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。23年5月には埼玉工場内の新工場A棟が稼働開始した。24年3月期は増収・営業黒字転換予想としている。埼玉工場内の新工場A棟が完成したことを受けて、自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は徐々に下値を切り上げて底放れの動きを強めている。1倍割れのPBRも評価材料であり、出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 23年3月期の部門別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 成長戦略として直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。23年5月には埼玉工場内の新工場A棟が稼働開始した。自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。

■24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 24年3月期連結業績予想は、売上高が23年3月期比%1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円の黒字(23年3月期は5百万円の赤字)、経常利益が317.7%増の15百万円、親会社株主帰属当期純利益が6百万円の黒字(同2百万円の赤字)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の予想としている。埼玉工場内の新工場A棟が完成したことを受けて、自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は底放れの動き

 株価は徐々に下値を切り上げて底放れの動きを強めている。1倍割れのPBRも評価材料であり、出直りを期待したい。6月21日の終値は260円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約257倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約16億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[05月26日更新]

ヒーハイストは急伸して底放れ、24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。成長戦略として直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。23年5月には埼玉工場内の新工場A棟が稼働開始した。23年3月期は受注減少や原材料価格・物流費上昇で減収・営業赤字だったが、24年3月期は増収・営業黒字転換予想としている。埼玉工場内の新工場A棟が完成したことを受けて、自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は急伸して底放れの動きとなった。ホンダの自動車レースF1復帰を材料視したようだ。1倍割れのPBRも評価材料であり、出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 23年3月期の部門別売上高は、直動機器が22年3月期比12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 成長戦略として直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。23年5月には埼玉工場内の新工場A棟が稼働開始した。自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。

■23年3月期営業赤字、24年3月期は営業黒字転換予想

 23年3月期の連結業績は売上高が22年3月期比12.0%減の24億14百万円、営業利益が5百万円の赤字(22年3月期は2億28百万円の黒字)、経常利益が98.6%減の3百万円、親会社株主帰属当期純利益が2百万円の赤字(同2億17百万円の黒字)だった。配当は22年3月期比3円減配の1円(期末一括)とした。

 計画をやや下回り、営業赤字、経常大幅減益、最終赤字で着地した。産業用機械全体および中国市場での受注が減少し、原材料価格や物流費の上昇なども影響した。部門別売上高は、直動機器が12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億66百万円で営業利益が7百万円の赤字、第2四半期は売上高が6億06百万円で営業利益が1百万円の赤字、第3四半期は売上高が6億04百万円で営業利益が8百万円の黒字、第4四半期は売上高が6億38百万円で営業利益が5百万円の赤字だった。

 24年3月期連結業績予想は、売上高が23年3月期比%1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円の黒字(23年3月期は5百万円の赤字)、経常利益が317.7%増の15百万円、親会社株主帰属当期純利益が6百万円の黒字(同2百万円の赤字)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の予想としている。埼玉工場内の新工場A棟が完成したことを受けて、自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は急伸して底放れ

 株価は急伸して底放れの動きとなった。ホンダの自動車レースF1復帰を材料視したようだ。1倍割れのPBRも評価材料であり、出直りを期待したい。5月25日の終値は262円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約259倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約17億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[05月18日更新]

ヒーハイストは24年3月期営業黒字転換予想

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は5月15日の取引時間終了後に23年3月期連結業績を発表した。計画をやや下回り、営業赤字、経常大幅減益、最終赤字で着地した。産業用機械全体および中国市場での受注が減少し、原材料価格や物流費の上昇なども影響した。24年3月期は増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の予想としている。23年4月に新工場棟(埼玉工場A棟)が完成したことを受けて、自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想される。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は安値圏でモミ合う展開だが煮詰まり感を強めている。24年3月期予想に対する反応は限定的だったが、PBR1倍割れも支援材料であり、下値固め完了して出直りを期待したい。

■23年3月期営業赤字、24年3月期は営業黒字転換予想

 23年3月期の連結業績は売上高が22年3月期比12.0%減の24億14百万円、営業利益が5百万円の赤字(22年3月期は2億28百万円の黒字)、経常利益が98.6%減の3百万円、親会社株主帰属当期純利益が2百万円の赤字(同2億17百万円の黒字)だった。配当は22年3月期比3円減配の1円(期末一括)とした。

 計画をやや下回り、営業赤字、経常大幅減益、最終赤字で着地した。産業用機械全体および中国市場での受注が減少し、原材料価格や物流費の上昇なども影響した。部門別売上高は、直動機器が12.5%減の15億25百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で14.5%減の6億74百万円、ユニット製品がリピート需要の増加などで2.0%増の2億13百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億66百万円で営業利益が7百万円の赤字、第2四半期は売上高が6億06百万円で営業利益が1百万円の赤字、第3四半期は売上高が6億04百万円で営業利益が8百万円の黒字、第4四半期は売上高が6億38百万円で営業利益が5百万円の赤字だった。

 24年3月期連結業績予想は、売上高が23年3月期比%1.8%増の24億56百万円、営業利益が15百万円の黒字(23年3月期は5百万円の赤字)、経常利益が317.7%増の15百万円、親会社株主帰属当期純利益が6百万円の黒字(同2百万円の赤字)としている。配当予想は23年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 増収、営業黒字転換、経常大幅増益、最終黒字転換の予想としている。23年4月に新工場棟(埼玉工場A棟)が完成したことを受けて、自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想される。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は下値固め完了

 株価は安値圏でモミ合う展開だが煮詰まり感を強めている。24年3月期予想に対する反応は限定的だったが、PBR1倍割れも支援材料であり、下値固め完了して出直りを期待したい。5月17日の終値は241円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円01銭で算出)は約239倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS515円74銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約15億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[04月26日更新]

ヒーハイストは下値固め完了、24年3月期収益改善基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。成長戦略として「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。23年3月期は中国ロックダウン影響による販売減少や原材料調達遅延による生産高減少などで減収減益予想としている。ただし中長期的には直動機器の需要拡大が予想されるため、スマート生産プロジェクトの一環として埼玉工場敷地内に無人工場棟を新設する。積極的な事業展開で24年3月期は収益改善基調だろう。株価は安値圏の小幅レンジでモミ合う形だが、下値固め完了して煮詰まり感を強めている。低PBRも評価して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月にはスマート生産プロジェクトの一環として、直動機器の増産を目的に埼玉工場の敷地内に無人工場棟を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工、23年3月完成予定としている。

■23年3月期減益予想だが24年3月期収益改善基調

 23年3月期連結業績予想(22年11月11日付で下方修正)は売上高が22年3月期比10.0%減の24億67百万円、営業利益が97.4%減の6百万円、経常利益が95.2%減の12百万円、親会社株主帰属当期純利益が98.8%減の2百万円としている。配当予想(11月11日付で期末1円下方修正)は22年3月期比3円減配の1円(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比13.5%減の17億76百万円、営業利益が0百万円の赤字(前年同期は2億18百万円の黒字)、経常利益が95.7%減の9百万円、親会社株主帰属四半期純利益が99.3%減の1百万円だった。

 中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格上昇、光熱費・物流費上昇などで減収減益だった。部門別売上高は、直動機器が中国ロックダウン影響などで15.5%減の11億08百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で11.6%減の5億15百万円、ユニット製品が中国市場での受注停滞や販売先の設備投資延期などで4.3%減の1億52百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億66百万円で営業利益が7百万円の赤字、第2四半期は売上高が6億06百万円で営業利益が1百万円の赤字、第3四半期は売上高が6億04百万円で営業利益が8百万円の黒字だった。

 通期の連結業績予想は据え置いている。中国ロックダウン影響や原材料調達遅延などで減収減益予想としている。ただし中長期的には直動機器の需要拡大が予想されるため、スマート生産プロジェクトの一環として埼玉工場敷地内に無人工場棟を新設する。積極的な事業展開で24年3月期は収益改善基調だろう。

■株価は下値固め完了

 株価は安値圏の小幅レンジでモミ合う形だが、下値固め完了して煮詰まり感を強めている。低PBRも評価して出直りを期待したい。4月25日の終値は245円、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS44銭で算出)は約557倍、前期推定配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約15億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[04月04日更新]

ヒーハイストはモミ合い上放れの動き、24年3月期収益改善期待

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。成長戦略として「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。23年3月期は中国ロックダウン影響による販売減少や原材料調達遅延による生産高減少などで減収減益予想としている。ただし中長期的には直動機器の需要拡大が予想されるため、スマート生産プロジェクトの一環として埼玉工場敷地内に無人工場棟を新設する。積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。株価は安値圏の小幅レンジでモミ合う形だったが、水準を切り上げてモミ合いから上放れの動きを強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月にはスマート生産プロジェクトの一環として、直動機器の増産を目的に埼玉工場の敷地内に無人工場棟を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工、23年3月完成予定としている。

■23年3月期減益予想だが24年3月期収益改善期待

 23年3月期連結業績予想(22年11月11日付で下方修正)は売上高が22年3月期比10.0%減の24億67百万円、営業利益が97.4%減の6百万円、経常利益が95.2%減の12百万円、親会社株主帰属当期純利益が98.8%減の2百万円としている。配当予想(11月11日付で期末1円下方修正)は22年3月期比3円減配の1円(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比13.5%減の17億76百万円、営業利益が0百万円の赤字(前年同期は2億18百万円の黒字)、経常利益が95.7%減の9百万円、親会社株主帰属四半期純利益が99.3%減の1百万円だった。

 中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格上昇、光熱費・物流費上昇などで減収減益だった。部門別売上高は、直動機器が中国ロックダウン影響などで15.5%減の11億08百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で11.6%減の5億15百万円、ユニット製品が中国市場での受注停滞や販売先の設備投資延期などで4.3%減の1億52百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億66百万円で営業利益が7百万円の赤字、第2四半期は売上高が6億06百万円で営業利益が1百万円の赤字、第3四半期は売上高が6億04百万円で営業利益が8百万円の黒字だった。

 通期の連結業績予想は据え置いている。中国ロックダウン影響や原材料調達遅延などで減収減益予想としている。ただし中長期的には直動機器の需要拡大が予想されるため、スマート生産プロジェクトの一環として埼玉工場敷地内に無人工場棟を新設する。積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。

■株価はモミ合い上放れの動き

 株価は安値圏の小幅レンジでモミ合う形だったが、水準を切り上げてモミ合いから上放れの動きを強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。4月3日の終値は249円、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS44銭で算出)は約566倍、前期推定配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約16億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[03月15日更新]

ヒーハイストはモミ合い煮詰まり感、23年3月期減益予想だが24年3月期収益改善期待

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。成長戦略として「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。23年3月期は中国ロックダウン影響による販売減少や原材料調達遅延による生産高減少などで減収減益予想としている。ただし中長期的には直動機器の需要拡大が予想されるため、スマート生産プロジェクトの一環として埼玉工場敷地内に無人工場棟を新設する。積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。株価は昨年来安値圏の小幅レンジでモミ合う形だが、地合いが悪化する中でも大きく下押す動きは見られない。そして煮詰まり感を強めている。23年3月期減収減益予想を織り込み済みであり、調整一巡してモミ合いから上放れの展開を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月にはスマート生産プロジェクトの一環として、直動機器の増産を目的に埼玉工場の敷地内に無人工場棟を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工、23年3月完成予定としている。

■23年3月期減益予想だが24年3月期収益改善期待

 23年3月期連結業績予想(22年11月11日付で下方修正)は売上高が22年3月期比10.0%減の24億67百万円、営業利益が97.4%減の6百万円、経常利益が95.2%減の12百万円、親会社株主帰属当期純利益が98.8%減の2百万円としている。配当予想(11月11日付で期末1円下方修正)は22年3月期比3円減配の1円(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比13.5%減の17億76百万円、営業利益が0百万円の赤字(前年同期は2億18百万円の黒字)、経常利益が95.7%減の9百万円、親会社株主帰属四半期純利益が99.3%減の1百万円だった。

 中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格上昇、光熱費・物流費上昇などで減収減益だった。部門別売上高は、直動機器が中国ロックダウン影響などで15.5%減の11億08百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で11.6%減の5億15百万円、ユニット製品が中国市場での受注停滞や販売先の設備投資延期などで4.3%減の1億52百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億66百万円で営業利益が7百万円の赤字、第2四半期は売上高が6億06百万円で営業利益が1百万円の赤字、第3四半期は売上高が6億04百万円で営業利益が8百万円の黒字だった。

 通期の連結業績予想は据え置いている。中国ロックダウン影響や原材料調達遅延などで減収減益予想としている。ただし中長期的には直動機器の需要拡大が予想されるため、スマート生産プロジェクトの一環として埼玉工場敷地内に無人工場棟を新設する。積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。

■株価はモミ合い煮詰まり感

 株価は昨年来安値圏の小幅レンジでモミ合う形だが、地合いが悪化する中でも大きく下押す動きは見られない。そして煮詰まり感を強めている。23年3月期減収減益予想を織り込み済みであり、調整一巡してモミ合いから上放れの展開を期待したい。3月14日の終値は242円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS44銭で算出)は約550倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約15億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[02月13日更新]

ヒーハイストは23年3月期3Q累計減収減益、通期減収減益予想据え置き

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は2月10日の取引時間終了後に23年3月期第3四半期累計連結業績を発表した。中国ロックダウン影響による販売減少や原材料調達遅延による生産高減少などで減収減益だった。そして通期予想を据え置いて減収減益予想としている。ただし、中長期的には直動機器の需要拡大が予想されるため「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資として、埼玉工場敷地内に「無人工場棟」を新設する方針だ。積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。株価は反発力が鈍く昨年来安値圏でモミ合う形だ。23年3月期減収減益予想を織り込み済みであり、第3四半期累計業績に対するネガティブ反応は限定的だろう。調整一巡して出直りを期待したい。

■23年3月期3Q累計減収減益、通期減収減益予想据え置き

 23年3月期第3四半期累計の連結業績は売上高が前年同期比13.5%減の17億76百万円、営業利益が0百万円の赤字(前年同期は2億18百万円の黒字)、経常利益が95.7%減の9百万円、親会社株主帰属四半期純利益が99.3%減の1百万円だった。

 中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格上昇、光熱費・物流費上昇などで減収減益だった。部門別売上高は、直動機器が中国ロックダウン影響などで15.5%減の11億08百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で11.6%減の5億15百万円、ユニット製品が中国市場での受注停滞や販売先の設備投資延期などで4.3%減の1億52百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億66百万円で営業利益が7百万円の赤字、第2四半期は売上高が6億06百万円で営業利益が1百万円の赤字、第3四半期は売上高が6億04百万円で営業利益が8百万円の黒字だった。

 通期の連結業績予想(22年11月11日付で売上高、利益とも下方修正)については据え置いて、売上高が22年3月期比10.0%減の24億67百万円、営業利益が97.4%減の6百万円、経常利益が95.2%減の12百万円、親会社株主帰属当期純利益が98.8%減の2百万円としている。配当予想(22年11月11日付で期末1円下方修正)も据え置いて、22年3月期比3円減配の1円(期末一括)としている。

 23年3月期は中国ロックダウン影響や原材料調達遅延などで減収減益予想だが、中長期的には直動機器の需要拡大が予想されるため「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資として、埼玉工場敷地内に「無人工場棟」を新設する方針だ。積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は反発力が鈍く昨年来安値圏でモミ合う形だ。23年3月期減収減益予想を織り込み済みであり、第3四半期累計業績に対するネガティブ反応は限定的だろう。調整一巡して出直りを期待したい。2月10日の終値は245円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS44銭で算出)は約557倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約15億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[01月26日更新]

ヒーハイストは下値固め完了、23年3月期減益予想だが24年3月期収益改善期待

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。成長戦略として「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。23年3月期は中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格高騰の影響などで減収減益予想としている。ただし積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。株価は地合い悪化も影響して昨年来安値圏の小幅レンジでモミ合う形だが、大きく下押す動きも見られず下値固め完了感を強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月には「スマート生産プロジェクト」の一環として、直動機器の増産を目的として埼玉工場の敷地内に「無人工場棟」を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工予定、23年3月完成予定としている。

■23年3月期減益予想だが24年3月期収益改善期待

 23年3月期連結業績予想(22年11月11日付で下方修正)は売上高が22年3月期比10.0%減の24億67百万円、営業利益が97.4%減の6百万円、経常利益が95.2%減の12百万円、親会社株主帰属当期純利益が98.8%減の2百万円としている。配当予想(11月11日付で期末1円下方修正)は22年3月期比3円減配の1円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比16.3%減の11億72百万円、営業利益が8百万円の赤字(前年同期は1億79百万円の黒字)、経常利益が0百万円の赤字(同1億78百万円の黒字)、親会社株主帰属四半期純利益が5百万円の赤字(同1億27百万円の黒字)だった。

 中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格や光熱費・物流費の高騰の影響などで計画を下回り赤字着地した。部門別売上高は、直動機器が中国ロックダウン影響などで10.0%減の7億96百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で30.3%減の2億84百万円、ユニット製品は中国市場での受注停滞や販売先の設備投資延期などで14.3%減の92百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億66百万円で営業利益が7百万円の赤字、第2四半期は売上高が6億06百万円で営業利益が1百万円の赤字だった。

 通期連結業績予想については、期初予想に対して売上高を2億40百万円、営業利益を99百万円、経常利益を92百万円、親会社株主帰属当期純利益を72百万円、それぞれ下方修正した。中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格高騰の影響などで減収減益予想としている。さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資も考慮している。ただし積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は地合い悪化も影響して昨年来安値圏の小幅レンジでモミ合う形だが、大きく下押す動きも見られず下値固め完了感を強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。1月25日の終値は244円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS44銭で算出)は約555倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約15億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月06日更新]

ヒーハイストは下値切り上げ、23年3月期減収減益予想だが24年3月期収益改善期待

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。成長戦略として「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。23年3月期は中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格高騰の影響などで減収減益予想としている。ただし積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。株価は地合い悪化も影響して反発力の鈍い展開だが、22年9月の昨年来安値圏から徐々に下値を切り上げて底固め完了感を強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月には「スマート生産プロジェクト」の一環として、直動機器の増産を目的として埼玉工場の敷地内に「無人工場棟」を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工予定、23年3月完成予定としている。

■23年3月期減収減益予想だが24年3月期収益改善期待

 23年3月期連結業績予想(22年11月11日付で下方修正)は売上高が22年3月期比10.0%減の24億67百万円、営業利益が97.4%減の6百万円、経常利益が95.2%減の12百万円、親会社株主帰属当期純利益が98.8%減の2百万円としている。配当予想(11月11日付で期末1円下方修正)は22年3月期比3円減配の1円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比16.3%減の11億72百万円、営業利益が8百万円の赤字(前年同期は1億79百万円の黒字)、経常利益が0百万円の赤字(同1億78百万円の黒字)、親会社株主帰属四半期純利益が5百万円の赤字(同1億27百万円の黒字)だった。

 中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格や光熱費・物流費の高騰の影響などで計画を下回り赤字着地した。部門別売上高は、直動機器が中国ロックダウン影響などで10.0%減の7億96百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で30.3%減の2億84百万円、ユニット製品は中国市場での受注停滞や販売先の設備投資延期などで14.3%減の92百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億66百万円で営業利益が7百万円の赤字、第2四半期は売上高が6億06百万円で営業利益が1百万円の赤字だった。

 通期連結業績予想については、期初予想に対して売上高を2億40百万円、営業利益を99百万円、経常利益を92百万円、親会社株主帰属当期純利益を72百万円、それぞれ下方修正した。中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格高騰の影響などで減収減益予想としている。さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資も考慮している。ただし積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価は地合い悪化も影響して反発力の鈍い展開だが、22年9月の昨年来安値圏から徐々に下値を切り上げて底固め完了感を強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。1月5日の終値は243円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS44銭で算出)は約552倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約15億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月16日更新]

ヒーハイストは底固め完了、23年3月期減収減益予想だが24年3月期収益改善期待

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。そして「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資を積極推進している。23年3月期の業績予想(11月11日付で下方修正)は、中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格高騰の影響などで減収減益予想としている。ただし積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。株価は安値圏で軟調展開だが、9月の年初来安値を割り込まずに推移して底固め完了感を強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月には「スマート生産プロジェクト」の一環として、直動機器の増産を目的として埼玉工場の敷地内に「無人工場棟」を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工予定、23年3月完成予定としている。

■23年3月期減収減益予想だが24年3月期収益改善期待

 23年3月期の連結業績予想(11月11日付で下方修正)は、売上高が22年3月期比10.0%減の24億67百万円、営業利益が97.4%減の6百万円、経常利益が95.2%減の12百万円、親会社株主帰属当期純利益が98.8%減の2百万円としている。配当予想(11月11日付で期末1円下方修正)は22年3月期比3円減配の1円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比16.3%減の11億72百万円、営業利益が8百万円の赤字(前年同期は1億79百万円の黒字)、経常利益が0百万円の赤字(同1億78百万円の黒字)、親会社株主帰属四半期純利益が5百万円の赤字(同1億27百万円の黒字)だった。

 中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格や光熱費・物流費の高騰の影響などで計画を下回り赤字着地した。部門別売上高は、直動機器が中国ロックダウン影響などで10.0%減の7億96百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で30.3%減の2億84百万円、ユニット製品は中国市場での受注停滞や販売先の設備投資延期などで14.3%減の92百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億66百万円で営業利益が7百万円の赤字、第2四半期は売上高が6億06百万円で営業利益が1百万円の赤字だった。

 通期連結業績予想については、期初予想に対して売上高を2億40百万円、営業利益を99百万円、経常利益を92百万円、親会社株主帰属当期純利益を72百万円、それぞれ下方修正した。中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少、原材料価格高騰の影響などで減収減益予想としている。さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資も考慮している。ただし積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は底固め完了

 株価は安値圏で軟調展開だが、9月の年初来安値を割り込まずに推移して底固め完了感を強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。12月15日の終値は242円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS44銭で算出)は約550倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約15億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月28日更新]

ヒーハイストは調整一巡、23年3月期予想を下方修正だが24年3月期収益改善期待

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。そして「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資を積極推進している。23年3月期第2四半期累計は中国ロックダウン影響による販売減少、原材料調達遅延による生産高減少などで計画を下回り赤字着地した。そして通期の連結業績予想および配当予想を下方修正した。積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。株価は年初来安値圏でやや軟調だが、低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月には「スマート生産プロジェクト」の一環として、直動機器の増産を目的として埼玉工場の敷地内に「無人工場棟」を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工予定、23年3月完成予定としている。

■23年3月期予想を下方修正だが24年3月期収益改善期待

 23年3月期の連結業績予想(11月11日付で下方修正)は、売上高が22年3月期比10.0%減の24億67百万円、営業利益が97.4%減の6百万円、経常利益が95.2%減の12百万円、親会社株主帰属当期純利益が98.8%減の2百万円としている。配当予想(11月11日付で期末1円下方修正)は22年3月期比3円減配の1円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比16.3%減の11億72百万円、営業利益が8百万円の赤字(前年同期は1億79百万円の黒字)、経常利益が0百万円の赤字(同1億78百万円の黒字)、親会社株主帰属四半期純利益が5百万円の赤字(同1億27百万円の黒字)だった。

 中国ロックダウン影響による販売減少、原材料価格上昇、光熱費・物流費上昇、原材料調達遅延による生産高減少などで計画を下回り赤字着地した。部門別売上高は、直動機器が中国ロックダウン影響などで10.0%減の7億96百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で30.3%減の2億84百万円、ユニット製品は中国市場での受注停滞や販売先の設備投資延期などで14.3%減の92百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億66百万円で営業利益が7百万円の赤字、第2四半期は売上高が6億06百万円で営業利益が1百万円の赤字だった。

 通期連結業績予想については、中国ロックダウン影響や原材料調達遅延により、期初予想に対して売上高を2億40百万円、営業利益を99百万円、経常利益を92百万円、親会社株主帰属当期純利益を72百万円、それぞれ下方修正した。さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資も考慮している。積極的な事業展開で24年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は年初来安値圏でやや軟調だが、低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。11月25日の終値は239円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS44銭で算出)は約543倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約15億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月26日更新]

ヒーハイストは反発の動き、23年3月期減益予想だが上振れ余地

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。23年3月期は原材料価格高騰、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資の影響を考慮して減益予想としている。ただし主力の直動機器の需要は半導体業界向けを中心に高水準であり、物流停滞影響も緩和方向である。会社予想は保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化も影響して年初来安値を更新する場面があったが、その後は売り一巡して反発の動きを強めている。低PBRも評価して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月には「スマート生産プロジェクト」の一環として、直動機器の増産を目的として埼玉工場の敷地内に「無人工場棟」を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工予定、23年3月完成予定としている。

■23年3月期減益予想だが上振れ余地

 23年3月期の連結業績予想は、売上高が22年3月期比1.3%減の27億07百万円、営業利益が53.7%減の1億05百万円、経常利益が59.6%減の1億04百万円、親会社株主帰属当期純利益が65.7%減の75百万円としている。配当予想は22年3月期比2円減配の2円(期末一括)としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比20.2%減の5億66百万円、営業利益が7百万円の赤字(前年同期は1億13百万円の黒字)、経常利益が0百万円の赤字(同1億20百万円の黒字)、親会社株主帰属四半期純利益が2百万円の赤字(同87百万円の黒字)だった。

 中国のロックダウンによる物流停滞の影響などで減収となり、各利益は減価償却費の増加なども影響して赤字だった。部門別売上高は、直動機器が中国のロックダウンによる物流停滞の影響などで8.5%減の3億98百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で42.6%減の1億28百万円、ユニット製品は調達面の制約の影響などで21.9%減の39百万円だった。

 通期予想は据え置いている。製品構成の変化、原材料価格や物流費の高騰、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資の影響を考慮して減益予想としている。ただし主力の直動機器の需要は半導体業界向けを中心に高水準であり、物流停滞影響も緩和方向である。会社予想は保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は地合い悪化も影響して年初来安値を更新する場面があったが、その後は売り一巡して反発の動きを強めている。低PBRも評価して出直りを期待したい。10月25日の終値は243円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円16銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約15億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月07日更新]

ヒーハイストは調整一巡、23年3月期減益予想だが上振れ余地

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。23年3月期は原材料価格高騰、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資の影響を考慮して減益予想としている。ただし主力の直動機器の需要は半導体業界向けを中心に高水準であり、物流停滞影響も緩和方向である。会社予想は保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化も影響して年初来安値を更新したが、大きく下押す動きも見られない。低PBRも見直し材料であり調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月には「スマート生産プロジェクト」の一環として、直動機器の増産を目的として埼玉工場の敷地内に「無人工場棟」を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工予定、23年3月完成予定としている。

■23年3月期減益予想だが上振れ余地

 23年3月期の連結業績予想は、売上高が22年3月期比1.3%減の27億07百万円、営業利益が53.7%減の1億05百万円、経常利益が59.6%減の1億04百万円、親会社株主帰属当期純利益が65.7%減の75百万円としている。配当予想は22年3月期比2円減配の2円(期末一括)としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比20.2%減の5億66百万円、営業利益が7百万円の赤字(前年同期は1億13百万円の黒字)、経常利益が0百万円の赤字(同1億20百万円の黒字)、親会社株主帰属四半期純利益が2百万円の赤字(同87百万円の黒字)だった。

 中国のロックダウンによる物流停滞の影響などで減収となり、各利益は減価償却費の増加なども影響して赤字だった。部門別売上高は、直動機器が中国のロックダウンによる物流停滞の影響などで8.5%減の3億98百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で42.6%減の1億28百万円、ユニット製品は調達面の制約の影響などで21.9%減の39百万円だった。

 通期予想は据え置いている。製品構成の変化、原材料価格や物流費の高騰、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資の影響を考慮して減益予想としている。ただし主力の直動機器の需要は半導体業界向けを中心に高水準であり、物流停滞影響も緩和方向である。会社予想は保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化も影響して年初来安値を更新したが、大きく下押す動きも見られない。低PBRも見直し材料であり調整一巡して出直りを期待したい。10月6日の終値は240円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円16銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約15億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月20日更新]

ヒーハイストは調整一巡、23年3月期減益予想だが上振れ余地

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。23年3月期は原材料価格高騰、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資の影響を考慮して減益予想としている。ただし主力の直動機器の需要は半導体業界向けを中心に高水準であり、物流停滞影響も緩和方向である。会社予想は保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は年初来安値圏でやや軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月には「スマート生産プロジェクト」の一環として、直動機器の増産を目的として埼玉工場の敷地内に「無人工場棟」を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工予定、23年3月完成予定としている。

■23年3月期減益予想だが上振れ余地

 23年3月期の連結業績予想は、売上高が22年3月期比1.3%減の27億07百万円、営業利益が53.7%減の1億05百万円、経常利益が59.6%減の1億04百万円、親会社株主帰属当期純利益が65.7%減の75百万円としている。配当予想は22年3月期比2円減配の2円(期末一括)としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比20.2%減の5億66百万円、営業利益が7百万円の赤字(前年同期は1億13百万円の黒字)、経常利益が0百万円の赤字(同1億20百万円の黒字)、親会社株主帰属四半期純利益が2百万円の赤字(同87百万円の黒字)だった。

 中国のロックダウンによる物流停滞の影響などで減収となり、各利益は減価償却費の増加なども影響して赤字だった。部門別売上高は、直動機器が中国のロックダウンによる物流停滞の影響などで8.5%減の3億98百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で42.6%減の1億28百万円、ユニット製品は調達面の制約の影響などで21.9%減の39百万円だった。

 通期予想は据え置いている。製品構成の変化、原材料価格や物流費の高騰、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資の影響を考慮して減益予想としている。ただし主力の直動機器の需要は半導体業界向けを中心に高水準であり、物流停滞影響も緩和方向である。会社予想は保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は年初来安値圏でやや軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。9月16日の終値は248円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円16銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約16億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月23日更新]

ヒーハイストは下値固め完了、23年3月期1Q減益だが需要高水準で通期上振れ余地

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。23年3月期第1四半期は中国のロックダウンによる物流停滞の影響や減価償却費の増加などで赤字だった。通期は原材料価格の高騰、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資の影響を考慮して減益予想としている。ただし主力の直動機器の需要は半導体業界向けを中心に高水準であり、物流停滞影響も緩和方向である。会社予想は保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は年初来安値圏でモミ合う形だが売り一巡して下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月には「スマート生産プロジェクト」の一環として、直動機器の増産を目的として埼玉工場の敷地内に「無人工場棟」を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工予定、23年3月完成予定としている。

■23年3月期1Q減益だが需要高水準、通期減益予想だが上振れ余地

 23年3月期の連結業績予想は、売上高が22年3月期比1.3%減の27億07百万円、営業利益が53.7%減の1億05百万円、経常利益が59.6%減の1億04百万円、親会社株主帰属当期純利益が65.7%減の75百万円としている。配当予想は22年3月期比2円減配の2円(期末一括)としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比20.2%減の5億66百万円、営業利益が7百万円の赤字(前年同期は1億13百万円の黒字)、経常利益が0百万円の赤字(同1億20百万円の黒字)、親会社株主帰属四半期純利益が2百万円の赤字(同87百万円の黒字)だった。

 中国のロックダウンによる物流停滞の影響などで減収となり、各利益は減価償却費の増加なども影響して赤字だった。部門別売上高は、直動機器が中国のロックダウンによる物流停滞の影響などで8.5%減の3億98百万円、精密部品加工がレース用部品の減少で42.6%減の1億28百万円、ユニット製品は調達面の制約の影響などで21.9%減の39百万円だった。

 通期予想は据え置いている。製品構成の変化、原材料価格や物流費の高騰、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資の影響を考慮して減益予想としている。ただし主力の直動機器の需要は半導体業界向けを中心に高水準であり、物流停滞影響も緩和方向である。会社予想は保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は年初来安値圏でモミ合う形だが売り一巡して下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。8月22日の終値は264円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円16銭で算出)は約22倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約17億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月21日更新]

ヒーハイストは下値固め完了、23年3月期減益予想だが上振れ余地

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。23年3月期は「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資の影響を考慮して減益予想としている。ただし保守的な印象が強く会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は年初来安値圏でモミ合う形だが下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月には「スマート生産プロジェクト」の一環として、直動機器の増産を目的として埼玉工場の敷地内に「無人工場棟」を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工予定、23年3月完成予定としている。

■23年3月期減益予想だが保守的

 23年3月期の連結業績予想は、売上高が22年3月期比1.3%減の27億07百万円、営業利益が53.7%減の1億05百万円、経常利益が59.6%減の1億04百万円、親会社株主帰属当期純利益が65.7%減の75百万円としている。配当予想は22年3月期比2円減配の2円(期末一括)としている。

 製品構成変化、原材料価格や物流費の高騰、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資の影響を考慮して減益予想としている。ただし保守的な印象が強く会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は年初来安値圏でモミ合う形だが下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。7月20日の終値は263円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円16銭で算出)は約22倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約17億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[06月30日更新]

ヒーハイストは下値固め完了、23年3月期減益予想だが保守的

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。23年3月期は製品構成変化、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資などの影響を考慮して減益予想としている。ただし保守的だろう。会社予想には上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化も影響して年初来安値圏だが、売り一巡して下値固め完了感を強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月には「スマート生産プロジェクト」の一環として、直動機器の増産を目的として埼玉工場の敷地内に「無人工場棟」を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工予定、23年3月完成予定としている。

■23年3月期減益予想だが保守的

 23年3月期の連結業績予想は、売上高が22年3月期比1.3%減の27億07百万円、営業利益が53.7%減の1億05百万円、経常利益が59.6%減の1億04百万円、親会社株主帰属当期純利益が65.7%減の75百万円としている。配当予想は22年3月期比2円減配の2円(期末一括)としている。

 製品構成変化、原材料価格や物流費の高騰、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資といった成長投資などの影響を考慮して減益予想としている。ただし保守的だろう。会社予想には上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は地合い悪化も影響して年初来安値圏でモミ合う形だが、売り一巡して下値固め完了感を強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。6月29日の終値は271円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円16銭で算出)は約22倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.7%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約17億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[06月13日更新]

ヒーハイストは下値固め完了、23年3月期減益予想だが保守的

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。23年3月期は原材料価格や物流費の高騰、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資など成長投資などの影響を考慮して減益予想としているようだが、保守的だろう。上振れを期待したい。株価は23年3月期減益予想を嫌気して3月の年初来安値に接近する場面があったが、その後は売り一巡して下値固め完了感を強めている。低PBRも評価材料として出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 22年3月期の製品別売上構成比は直動機器67%、精密部品加工29%、ユニット製品4%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

 22年5月には「スマート生産プロジェクト」の一環として、直動機器の増産を目的として埼玉工場の敷地内に「無人工場棟」を建設すると発表した。投資金額は約2億円(生産設備、移動費用を含まない)で、22年10月着工予定、23年3月完成予定としている。

■23年3月期減益予想だが保守的

 22年3月期連結業績(収益認識会計基準適用だが損益への影響なし)は、売上高が21年3月期比21.9%増の27億42百万円、営業利益が2.6倍の2億28百万円、経常利益が2.8倍の2億58百万円、親会社株主帰属当期純利益が5.2倍の2億17百万円だった。配当は21年3月期比3円増配の4円(期末一括、普通配当3円+創立60周年記念配当1円)とした。

 大幅増収増益だった。主力の直動機器の需要がコロナ禍から回復基調となり、半導体業界向けを中心に好調だった。部門別売上高は、直動機器が半導体関連を中心とする需要増加で47.5%増の18億37百万円、精密部品加工がレース用部品を中心に増加して4.9%増の7億88百万円だった。ユニット製品は設備投資需要低迷で53.9%減の1億15百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億09百万円で営業利益が1億13百万円、第2四半期は売上高が6億90百万円で営業利益が66百万円、第3四半期は売上高が6億55百万円で営業利益が39百万円、第4四半期は売上高が6億88百万円で営業利益が10百万円だった。

 23年3月期の連結業績予想は、売上高が22年3月期比1.3%減の27億07百万円、営業利益が53.7%減の1億05百万円、経常利益が59.6%減の1億04百万円、親会社株主帰属当期純利益が65.7%減の75百万円としている。配当予想は22年3月期比2円減配の2円(期末一括)としている。

 原材料価格や物流費の高騰、さらに「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資など成長投資などの影響を考慮して減益予想としているようだが、保守的だろう。上振れを期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は23年3月期減益予想を嫌気して3月の年初来安値に接近する場面があったが、その後は売り一巡して下値固め完了感を強めている。低PBRも評価材料として出直りを期待したい。6月10日の終値は277円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円16銭で算出)は約23倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.7%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS517円09銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約17億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[05月16日更新]

ヒーハイストは23年3月期減益予想だが保守的

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は5月13日の取引時間終了後に22年3月期連結業績を発表した。大幅増収増益だった。主力の直動機器の需要がコロナ禍から回復基調となり、半導体業界向けを中心に好調だった。23年3月期は不透明感、原材料価格高騰、成長投資などの影響を考慮して減益予想としているようだが、保守的だろう。上振れを期待したい。株価は3月の年初来安値圏から切り返したが、その後は地合い悪化も影響してモミ合う展開だ。目先的には23年3月期減益予想を嫌気する可能性もあるが、下値限定的だろう。

■22年3月期大幅増収増益、23年3月期減益予想だが保守的

 22年3月期連結業績(収益認識会計基準適用だが損益への影響なし)は、売上高が21年3月期比21.9%増の27億42百万円、営業利益が2.6倍の2億28百万円、経常利益が2.8倍の2億58百万円、そして親会社株主帰属当期純利益が5.2倍の2億17百万円だった。配当(3月11日に期末3円上方修正)は21年3月期比3円増配の4円(期末一括、普通配当3円+創立60周年記念配当1円)とした。

 大幅増収増益だった。主力の直動機器の需要がコロナ禍から回復基調となり、半導体業界向けを中心に好調だった。部門別売上高は、直動機器が半導体関連を中心とする需要増加で47.5%増の18億37百万円、精密部品加工がレース用部品を中心に増加して4.9%増の7億88百万円だった。ユニット製品は設備投資需要低迷で53.9%減の1億15百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億09百万円で営業利益が1億13百万円、第2四半期は売上高が6億90百万円で営業利益が66百万円、第3四半期は売上高が6億55百万円で営業利益が39百万円、第4四半期は売上高が6億88百万円で営業利益が10百万円だった。

 23年3月期の連結業績予想は、売上高が22年3月期比1.3%減の27億07百万円、営業利益が53.7%減の1億05百万円、経常利益が59.6%減の1億04百万円、親会社株主帰属当期純利益が65.7%減の75百万円としている。配当予想は22年3月期比2円減配の2円(期末一括)としている。

 不透明感、原材料価格高騰、成長投資などの影響を考慮して減益予想としているようだが、保守的だろう。上振れを期待したい。

■株価は下値眼底的

 株価は3月の年初来安値圏から切り返したが、その後は地合い悪化も影響してモミ合う展開だ。目先的には23年3月期減益予想を嫌気する可能性もあるが、下値限定的だろう。5月13日の終値は295円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円16銭で算出)は約24倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.7%、そして時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[05月10日更新]

ヒーハイストは調整一巡、23年3月期収益拡大基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。22年3月期は半導体関連を中心とする需要拡大で大幅増収増益予想としている。さらに23年3月期も積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化も影響して戻り一服の形だが、一方では大きく下押す動きも見られない。低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

■22年3月期大幅増収増益・増配予想、23年3月期も収益拡大基調

 22年3月期の連結業績予想(収益認識会計基準適用だが損益への影響なし、21年8月10日に上方修正)は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想(3月11日に期末3円上方修正)は、21年3月期比3円増配の4円(期末一括、普通配当3円+創立60周年記念配当1円)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比37.7%増の20億54百万円で、営業利益が2億18百万円の黒字(前年同期は24百万円の赤字)、経常利益が2億26百万円の黒字(同20百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億56百万円の黒字(同15百万円の赤字)だった。

 需要が回復基調となり、大幅増収で各利益は黒字転換した。部門別売上高は、直動機器が半導体関連を中心とする需要増加で69.7%増の13億84百万円、精密部品加工がレース用部品を中心に増加して24.2%増の5億82百万円だった。ユニット製品は設備投資需要低迷で57.8%減の87百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億09百万円で営業利益が1億13百万円、第2四半期は売上高が6億90百万円で営業利益が66百万円、第3四半期は売上高が6億55百万円で営業利益が39百万円だった。

 不透明感を考慮して通期予想を据え置いているが、第3四半期累計の進捗率は売上高が78.3%、営業利益が88.6%、経常利益が92.2%、親会社株主帰属当期純利益が85.2%と順調だった。半導体関連を中心とする需要拡大で再上振れ余地がありそうだ。さらに23年3月期も積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化も影響して戻り一服の形だが、一方では大きく下押す動きも見られない。低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。5月9日の終値は298円、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約10倍、前期推定配当利回り(会社予想の4円で算出)は約1.3%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約19億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[04月12日更新]

ヒーハイストは底打ち、23年3月期収益拡大基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。22年3月期は半導体関連を中心とする需要拡大で大幅増収増益予想としている。さらに23年3月期も積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は3月の年初来安値圏から急反発して底打ち感を強めている。その後は地合い悪化の影響で戻り一服の形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

■22年3月期大幅増収増益・増配予想、23年3月期も収益拡大基調

 22年3月期の連結業績予想(収益認識会計基準適用だが損益への影響なし、21年8月10日に上方修正)は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想(3月11日に期末3円上方修正)は、21年3月期比3円増配の4円(期末一括、普通配当3円+創立60周年記念配当1円)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比37.7%増の20億54百万円で、営業利益が2億18百万円の黒字(前年同期は24百万円の赤字)、経常利益が2億26百万円の黒字(同20百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億56百万円の黒字(同15百万円の赤字)だった。

 需要が回復基調となり、大幅増収で各利益は黒字転換した。部門別売上高は、直動機器が半導体関連を中心とする需要増加で69.7%増の13億84百万円、精密部品加工がレース用部品を中心に増加して24.2%増の5億82百万円だった。ユニット製品は設備投資需要低迷で57.8%減の87百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億09百万円で営業利益が1億13百万円、第2四半期は売上高が6億90百万円で営業利益が66百万円、第3四半期は売上高が6億55百万円で営業利益が39百万円だった。

 不透明感を考慮して通期予想を据え置いているが、第3四半期累計の進捗率は売上高が78.3%、営業利益が88.6%、経常利益が92.2%、親会社株主帰属当期純利益が85.2%と順調だった。半導体関連を中心とする需要拡大で再上振れ余地がありそうだ。さらに23年3月期も積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は底打ち

 株価は3月の年初来安値圏から急反発して底打ち感を強めている。その後は地合い悪化の影響で戻り一服の形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。4月11日の終値は300円、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約10倍、前期推定配当利回り(会社予想の4円で算出)は約1.3%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約19億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[03月17日更新]

ヒーハイストは急反発、22年3月期大幅増収増益・増配予想

 ヒーハイスト<6433>(JQ、新市場区分スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。22年3月期は需要回復基調で大幅増収増益予想としている。半導体関連を中心とする需要拡大で再上振れ余地がありそうだ。収益拡大基調を期待したい。なお3月11日に配当予想を上方修正して前期比大幅増配予想としている。株価は地合い悪化の影響で昨年来安値を更新する展開だったが、配当予想の上方修正を好感して急反発している。基調転換して戻りを試す展開を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

■22年3月期大幅増収増益・増配予想

 22年3月期の連結業績予想(収益認識会計基準適用だが損益への影響なし、21年8月10日に上方修正)は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。

 配当予想は3月11日付で期末3円上方修正して、21年3月期比3円増配の4円(期末一括、普通配当3円+創立60周年記念配当1円)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比37.7%増の20億54百万円で、営業利益が2億18百万円の黒字(前年同期は24百万円の赤字)、経常利益が2億26百万円の黒字(同20百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億56百万円の黒字(同15百万円の赤字)だった。

 全体として需要が回復基調となり、大幅増収で各利益は黒字転換した。部門別売上高は、直動機器が半導体関連を中心とする需要増加で69.7%増の13億84百万円、精密部品加工がレース用部品を中心に増加して24.2%増の5億82百万円だった。ユニット製品は設備投資需要低迷で57.8%減の87百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億09百万円で営業利益が1億13百万円、第2四半期は売上高が6億90百万円で営業利益が66百万円、第3四半期は売上高が6億55百万円で営業利益が39百万円だった。

 不透明感を考慮して通期予想を据え置いているが、第3四半期累計の進捗率は売上高が78.3%、営業利益が88.6%、経常利益が92.2%、親会社株主帰属当期純利益が85.2%と順調だった。半導体関連を中心とする需要拡大で再上振れ余地がありそうだ。収益拡大基調を期待したい。

■株価は急反発

 株価は地合い悪化の影響で昨年来安値を更新する展開だったが、配当予想の上方修正を好感して急反発している。基調転換して戻りを試す展開を期待したい。3月16日の終値は312円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の4円で算出)は約1.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[02月28日更新]

ヒーハイストは調整一巡、22年3月期大幅増益予想で3Q累計順調

 ヒーハイスト<6433>(JQ、新市場区分スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。22年3月期は需要回復基調で大幅増収増益予想としている。第3四半期累計は大幅増収・黒字転換と順調だった。通期予想を据え置いたが、半導体関連を中心とする需要拡大で再上振れ余地がありそうだ。通期ベースでも収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化の影響で昨年来安値を更新する軟調展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

■22年3月期3Q累計大幅増収・黒字転換、通期大幅増益予想

 22年3月期の連結業績予想(収益認識会計基準適用だが損益への影響なし、21年8月10日に上方修正)は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想は21年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比37.7%増の20億54百万円で、営業利益が2億18百万円の黒字(前年同期は24百万円の赤字)、経常利益が2億26百万円の黒字(同20百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億56百万円の黒字(同15百万円の赤字)だった。

 全体として需要が回復基調となり、大幅増収で各利益は黒字転換した。部門別売上高は、直動機器が半導体関連を中心とする需要増加で69.7%増の13億84百万円、精密部品加工がレース用部品を中心に増加して24.2%増の5億82百万円だった。ユニット製品は設備投資需要低迷で57.8%減の87百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億09百万円で営業利益が1億13百万円、第2四半期は売上高が6億90百万円で営業利益が66百万円、第3四半期は売上高が6億55百万円で営業利益が39百万円だった。

 不透明感を考慮して通期予想を据え置いているが、第3四半期累計の進捗率は売上高が78.3%、営業利益が88.6%、経常利益が92.2%、親会社株主帰属当期純利益が85.2%と順調だった。半導体関連を中心とする需要拡大で再上振れ余地がありそうだ。通期ベースでも収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は地合い悪化の影響で昨年来安値を更新する軟調展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。2月25日の終値は257円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約16億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[02月15日更新]

ヒーハイストは22年3月期3Q累計大幅増収・黒字転換、通期大幅増益予想

 ヒーハイスト<6433>(JQ、新市場区分スタンダード)は2月14日の取引時間終了後に22年3月期第3四半期累計連結業績を発表した。需要が回復基調となり、大幅増収で各利益は黒字転換した。通期大幅増益予想を据え置いた。通期ベースでも収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化の影響で昨年来安値を更新する展開だったが、1月の安値圏から反発の動きを強めている。好業績を評価して出直りを期待したい。

■22年3月期3Q累計大幅増収・黒字転換、通期大幅増益予想据え置き

 22年3月期第3四半期累計の連結業績(収益認識会計基準適用だが損益への影響なし)は、売上高が前年同期比37.7%増の20億54百万円で、営業利益が2億18百万円の黒字(前年同期は24百万円の赤字)、経常利益が2億26百万円の黒字(同20百万円の赤字)、そして親会社株主帰属四半期純利益が1億56百万円の黒字(同15百万円の赤字)だった。

 全体として需要が回復基調となり、大幅増収で各利益は黒字転換した。部門別売上高は、直動機器が半導体関連を中心とする需要増加で69.7%増の13億84百万円、精密部品加工がレース用部品を中心に増加して24.2%増の5億82百万円だった。ユニット製品は設備投資需要低迷で57.8%減の87百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億09百万円で営業利益が1億13百万円、第2四半期は売上高が6億90百万円で営業利益が66百万円、第3四半期は売上高が6億55百万円で営業利益が39百万円だった。

 通期の連結業績予想(21年8月10日付で売上高、利益とも上方修正)は据え置いて、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想も据え置いて21年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第3四半期累計の進捗率は売上高が78.3%、営業利益が88.6%、経常利益が92.2%、親会社株主帰属当期純利益が85.2%と順調だった。通期ベースでも収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は地合い悪化の影響で昨年来安値を更新する展開だったが、1月の安値圏から反発の動きを強めている。好業績を評価して出直りを期待したい。2月14日の終値は340円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約11倍、時価総額は約21億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[02月03日更新]

ヒーハイストは反発の動き、22年3月期は半導体関連の需要拡大で再上振れ余地

 ヒーハイスト<6433>(JQ、新市場区分スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。22年3月期は需要回復基調で大幅増収増益予想としている。半導体関連を中心とする需要拡大で通期予想に再上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化の影響で水準を切り下げる軟調展開だったが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月にはESG経営の一環として、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

■22年3月期大幅増収増益予想、さらに再上振れ余地

 22年3月期の連結業績予想(収益認識基準適用だが損益への影響なし、8月10日に上方修正)は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想は21年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比56.5%増の13億99百万円、営業利益が1億79百万円の黒字(前年同期は88百万円の赤字)、経常利益が1億78百万円の黒字(同87百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億27百万円の黒字(同61百万円の赤字)だった。全体として需要が回復基調となり、大幅増収で各利益は黒字転換した。

 部門別売上高は、直動機器が半導体関連を中心とする引き合いの増加で78.4%増の9億31百万円、精密部品加工がレース用部品を中心に増加して61.9%増の4億07百万円、ユニット製品が設備投資需要の低迷で49.8%減の60百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億09百万円で営業利益が1億13百万円、第2四半期は売上高が6億90百万円で営業利益が66百万円だった。

 不透明感を考慮して通期予想を据え置いたが、第2四半期累計の進捗率は売上高が53.4%、営業利益が72.8%、経常利益が72.7%、親会社株主帰属当期純利益が69.4%と高水準だった。半導体関連を中心とする需要拡大で通期予想に再上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は地合い悪化の影響で水準を切り下げる軟調展開だったが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。2月2日の終値は326円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約21億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[01月18日更新]

ヒーハイストは調整一巡、22年3月期は需要回復基調で再上振れの可能性

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。22年3月期は需要回復基調で大幅増収増益予想としている。第2四半期累計の進捗率が高水準であり、通期予想は再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。なお22年4月4日からの新市場区分についてはスタンダード市場に移行する。株価は上値を切り下げる形となって軟調展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 21年10月には、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。21年11月には、川越市と川越商工会議所が認定・表彰する「川越ものづくりブランドKOEDO E―PRO」において、クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージおよび超精密XYθステージが令和3年度大賞を受賞した。

■22年3月期大幅増収増益予想、さらに再上振れの可能性

 22年3月期の連結業績予想(収益認識基準適用だが損益への影響なし、8月10日に上方修正)は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想は21年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比56.5%増の13億99百万円、営業利益が1億79百万円の黒字(前年同期は88百万円の赤字)、経常利益が1億78百万円の黒字(同87百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億27百万円の黒字(同61百万円の赤字)だった。

 全体として需要が回復基調となり、大幅増収で各利益は黒字転換した。概ね従来予想(8月10日に売上高、利益とも上方修正)水準で着地した。

 部門別売上高は、直動機器が半導体関連を中心とする引き合いの増加で78.4%増の9億31百万円、精密部品加工がレース用部品を中心に増加して61.9%増の4億07百万円、ユニット製品が設備投資需要の低迷で49.8%減の60百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億09百万円で営業利益が1億13百万円、第2四半期は売上高が6億90百万円で営業利益が66百万円だった。

 通期予想を据え置いたが、第2四半期累計の進捗率は売上高が53.4%、営業利益が72.8%、経常利益が72.7%、親会社株主帰属当期純利益が69.4%と高水準だった。需要回復基調を勘案すれば再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は下値固め完了

 なお22年4月4日移行予定の新市場区分については、1月11日に、スタンダード市場に移行することとなったとリリースしている。

 株価は上値を切り下げる形となって軟調展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。1月17日の終値は339円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約21億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月17日更新]

ヒーハイストは下値固め完了、22年3月期は需要回復基調で再上振れの可能性

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。22年3月期は需要回復基調で大幅増収増益予想としている。第2四半期累計の進捗率が高水準であり、通期予想は再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化も影響して上値を切り下げたが、一方では下値固め完了感を強めている。調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 なお21年10月には、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。

■22年3月期大幅増収増益予想、さらに再上振れの可能性

 22年3月期の連結業績予想(収益認識基準適用だが損益への影響なし、8月10日に上方修正)は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想は21年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比56.5%増の13億99百万円、営業利益が1億79百万円の黒字(前年同期は88百万円の赤字)、経常利益が1億78百万円の黒字(同87百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億27百万円の黒字(同61百万円の赤字)だった。

 全体として需要が回復基調となり、大幅増収で各利益は黒字転換した。概ね従来予想(8月10日に売上高、利益とも上方修正)水準で着地した。

 部門別売上高は、直動機器が半導体関連を中心とする引き合いの増加で78.4%増の9億31百万円、精密部品加工がレース用部品を中心に増加して61.9%増の4億07百万円、ユニット製品が設備投資需要の低迷で49.8%減の60百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億09百万円で営業利益が1億13百万円、第2四半期は売上高が6億90百万円で営業利益が66百万円だった。

 通期予想を据え置いたが、第2四半期累計の進捗率は売上高が53.4%、営業利益が72.8%、経常利益が72.7%、親会社株主帰属当期純利益が69.4%と高水準だった。需要回復基調を勘案すれば再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は地合い悪化も影響して上値を切り下げたが、一方では下値固め完了感を強めている。調整一巡して出直りを期待したい。12月16日の終値は377円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約13倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.8倍、時価総額は約24億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[11月30日更新]

ヒーハイストは調整一巡、22年3月期は再上振れの可能性

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。22年3月期第2四半期累計は需要が回復基調となり、大幅増収で各利益は黒字転換した。通期予想を据え置いたが再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は上値を切り下げる形でやや軟調な展開となったが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 なお21年10月には、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛すると発表している。花火は秋田市内で11月毎週土曜日に打ち上げられる予定だ。

■22年3月期2Q累計大幅増収・黒字転換で通期は再上振れの可能性

 22年3月期の連結業績予想((収益認識基準適用だが損益への影響なし、8月10日に上方修正)は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想は21年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比56.5%増の13億99百万円、営業利益が1億79百万円の黒字(前年同期は88百万円の赤字)、経常利益が1億78百万円の黒字(同87百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億27百万円の黒字(同61百万円の赤字)だった。

 全体として需要が回復基調となり、大幅増収で各利益は黒字転換した。概ね前回予想(8月10日に売上高、利益とも上方修正)水準で着地した。

 部門別売上高は、直動機器が半導体関連を中心とする引き合いの増加で78.4%増の9億31百万円、精密部品加工がレース用部品を中心に増加して61.9%増の4億07百万円、ユニット製品が設備投資需要の低迷で49.8%減の60百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億09百万円で営業利益が1億13百万円、第2四半期は売上高が6億90百万円で営業利益が66百万円だった。

 通期予想を据え置いたが、第2四半期累計の進捗率は売上高が53.4%、営業利益が72.8%、経常利益が72.7%、親会社株主帰属当期純利益が69.4%と順調だった。需要回復基調を勘案すれば再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は上値を切り下げる形でやや軟調な展開となったが、調整一巡して出直りを期待したい。11月29日の終値は390円で、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約13倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.8倍、時価総額は約25億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[11月04日更新]

ヒーハイストは戻り試す、22年3月期は再上振れの可能性

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。なお秋田県の大学生有志が進めている「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛した。22年3月期は半導体関連やレース用部品を中心に需要が回復して大幅増収増益予想としている。さらに再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は反発の動きを強めている。基調転換を確認した形であり、戻りを試す展開を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 なお21年10月には、秋田県の大学生有志(国際教養大学、秋田大学、秋田県立大学の3大学)が進めている花火打ち上げプロジェクト「輝け!僕らの秋田ゆめ花火プロジェクト」に協賛すると発表している。花火は秋田市内で11月毎週土曜日に打ち上げられる予定だ。

■22年3月期大幅増収増益予想、さらに再上振れの可能性

 22年3月期の連結業績予想(8月10日に上方修正)は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想は21年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比50.0%増の7億09百万円、営業利益が1億13百万円の黒字(前年同期は20百万円の赤字)、経常利益が1億20百万円の黒字(同22百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が87百万円の黒字(同21百万円の赤字)だった。

 全体として需要回復で大幅増収となり、増収効果で黒字転換した。売上高は主力の直動機器が半導体関連を中心とする需要増加で64.7%増の4億57百万円、精密部品加工がレース用部品の増加で58.4%増の2億24百万円だった。ユニット製品は設備投資需要の低迷で48.2%減の28百万円だった。

 需要が回復基調となって第1四半期が想定を上回ったため、第2四半期累計および通期の予想を上方修正した。なお修正後の第2四半期累計の予想は、売上高が前年同期比52.7%増の13億66百万円、営業利益が1億74百万円の黒字(前年同期は88百万円の赤字)、経常利益が1億75百万円の黒字(同87百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億34百万円の黒字(同61百万円の赤字)としている。

 修正後の通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が27.0%、営業利益が45.9%である。引き続き保守的な印象が強い。需要が回復基調であり、通期予想に再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は反発の動きを強めている。週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。基調転換を確認した形であり、戻りを試す展開を期待したい。11月2日の終値は451円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約28億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月19日更新]

ヒーハイストは反発の動き、22年3月期は再上振れの可能性

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。22年3月期は半導体関連やレース関連を中心に需要が回復して大幅増収増益予想としている。需要が回復基調であり、さらに再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は上値を切り下げる形でやや軟調だったが、調整一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

■22年3月期大幅増収増益予想、さらに再上振れの可能性

 22年3月期の連結業績予想(8月10日に上方修正)は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想は21年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比50.0%増の7億09百万円、営業利益が1億13百万円の黒字(前年同期は20百万円の赤字)、経常利益が1億20百万円の黒字(同22百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が87百万円の黒字(同21百万円の赤字)だった。

 全体として需要回復で大幅増収となり、増収効果で黒字転換した。売上高は主力の直動機器が半導体関連を中心とする引き合い増加で64.7%増の4億57百万円、精密部品加工がレース用部品の増加で58.4%増の2億24百万円だった。ユニット製品は設備投資需要の低迷で48.2%減の28百万円だった。

 需要が回復基調となって第1四半期が想定を上回ったため、第2四半期累計および通期の予想を上方修正した。なお修正後の第2四半期累計の予想は、売上高が前年同期比52.7%増の13億66百万円、営業利益が1億74百万円の黒字(前年同期は88百万円の赤字)、経常利益が1億75百万円の黒字(同87百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億34百万円の黒字(同61百万円の赤字)としている。

 修正後の通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が27.0%、営業利益が45.9%である。引き続き保守的な印象が強い。需要が回復基調であり、通期予想に再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価上値を切り下げる形でやや軟調だったが、調整一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。10月18日の終値は422円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約27億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[09月24日更新]

ヒーハイストは調整一巡、22年3月期は再上振れの可能性

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。22年3月期は需要が回復して大幅増収増益予想(8月10日に上方修正)としている。さらに再上振れの可能性もありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は5月の年初来高値圏から反落して上値を切り下げる形だが調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

■22年3月期大幅増収増益予想、さらに再上振れの可能性

 22年3月期の連結業績予想(8月10日に上方修正)は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想は21年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比50.0%増の7億09百万円、営業利益が1億13百万円の黒字(前年同期は20百万円の赤字)、経常利益が1億20百万円の黒字(同22百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が87百万円の黒字(同21百万円の赤字)だった。

 全体として需要回復で大幅増収となり、増収効果で黒字転換した。売上高は主力の直動機器が半導体関連を中心とする引き合い増加で64.7%増の4億57百万円、精密部品加工がレース用部品の増加で58.4%増の2億24百万円だった。ユニット製品は設備投資需要の低迷で48.2%減の28百万円だった。

 需要が回復基調となって第1四半期が想定を上回ったため、第2四半期累計および通期の予想を上方修正した。なお修正後の第2四半期累計の予想は、売上高が前年同期比52.7%増の13億66百万円、営業利益が1億74百万円の黒字(前年同期は88百万円の赤字)、経常利益が1億75百万円の黒字(同87百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億34百万円の黒字(同61百万円の赤字)としている。

 修正後の通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が27.0%、営業利益が45.9%となる。需要が回復基調であり、通期予想に再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は5月の年初来高値圏から反落して上値を切り下げる形だが調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。9月22日の終値は410円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.8倍、時価総額は約26億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月19日更新]

ヒーハイストは戻り試す、22年3月期は再上振れの可能性

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。22年3月期1四半期は需要回復して大幅増収となり黒字転換した。そして第2四半期累計および通期予想を上方修正した。さらに再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は5月の年初来高値圏から反落してモミ合う形だったが、上方修正を評価して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

■22年3月期1Q黒字転換して通期上方修正、さらに再上振れの可能性

 22年3月期の連結業績予想(8月10日に上方修正)は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想は据え置いて21年3月期と同額の1円(期末一括)としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比50.0%増の7億09百万円、営業利益が1億13百万円(前年同期は20百万円の赤字)、経常利益が1億20百万円(同22百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が87百万円(同21百万円の赤字)だった。

 全体として需要回復で大幅増収となり、増収効果で黒字転換した。売上高は主力の直動機器が半導体関連を中心とする引き合い増加で64.7%増の4億57百万円、精密部品加工がレース用部品の増加で58.4%増の2億24百万円だった。ユニット製品は設備投資需要の低迷で48.2%減の28百万円だった。

 需要が回復基調となり、第1四半期が想定を上回ったため、第2四半期累計および通期予想を上方修正した。なお修正後の第2四半期累計予想は、売上高が前年同期比52.7%増の13億66百万円、営業利益が1億74百万円(前年同期は88百万円の赤字)、経常利益が1億75百万円(同87百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億34百万円(同61百万円の赤字)としている。

 修正後の通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が27.0%、営業利益が45.9%となる。需要が回復基調であり、通期予想に再上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は5月の年初来高値圏から反落してモミ合う形だったが、上方修正を評価して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。8月18日の終値は466円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約1.0倍、時価総額は約29億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[08月11日更新]

ヒーハイストは22年3月期1Q黒字転換、通期予想を上方修正、さらに再上振れの可能性

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は8月10日の取引時間終了後に22年3月期第1四半期連結業績を発表した。需要回復して大幅増収となり黒字転換した。そして第2四半期累計および通期予想を上方修正した。さらに再上振れの可能性もありそうだ。収益拡大を期待したい。株価はモミ合い展開だが、上方修正を好感して上放れを期待したい。

■22年3月期1Q大幅増収で黒字転換、通期予想を上方修正

 22年3月期第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比50.0%増の7億09百万円で、営業利益が1億13百万円(前年同期は20百万円の赤字)、経常利益が1億20百万円(同22百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が87百万円(同21百万円の赤字)だった。

 全体として需要回復で大幅増収となり、増収効果で各利益は黒字転換した。主力の直動機器は半導体関連を中心に引き合いが増加して64.7%増収、精密部品加工はレース用部品を中心に58.4%増収だった。ユニット製品は設備投資需要の低迷で48.2%減収だった。

 需要回復基調のため第2四半期累計および通期予想を上方修正した。修正後の通期連結業績予想は、売上高が21年3月期比16.6%増の26億22百万円、営業利益が2.8倍の2億46百万円、経常利益が2.6倍の2億45百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.4倍の1億83百万円としている。配当予想は据え置いて21年3月期と同額の1円(期末一括)である。

 第2四半期以降も需要の増加が見込まれるとしている。さらに再上振れの可能性もありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価はモミ合い上放れ期待

 株価は5月の年初来高値圏から反落してモミ合い展開だが、通期予想上方修正を好感してモミ合い上放れを期待したい。8月10日の終値は442円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS29円83銭で算出)は約15倍、時価総額は約28億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[07月16日更新]

ヒーハイストは調整一巡感、22年3月期は需要回復基調で増収増益予想

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。22年3月期は需要回復基調で増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価は5月の年初来高値圏から反落してモミ合う形だったが調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

■22年3月期増収増益予想

 22年3月期の連結業績予想は、売上高が21年3月期比3.1%増の23億19百万円、営業利益が15.9%増の1億02百万円、経常利益が6.2%増の99百万円、親会社株主帰属当期純利益が65.7%増の69百万円としている。配当予想は21年3月期と同額の1円(期末一括)である。

 新型コロナウイルスの影響による不透明感を考慮しながらも、需要が回復基調で増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡感

 株価は5月の年初来高値圏から反落してモミ合う形だったが調整一巡感を強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。出直りを期待したい。7月15日の終値は448円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS11円27銭で算出)は約40倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約28億円である。
(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
http://media-ir.com/news/
[06月22日更新]

ヒーハイストは利益確定売り一巡、22年3月期増収増益予想

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。22年3月期は需要回復基調で増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価は5月の年初来高値圏から急反落して上値を切り下げたが、利益確定売り一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

■22年3月期増収増益予想

 22年3月期の連結業績予想は、売上高が21年3月期比3.1%増の23億19百万円、営業利益が15.9%増の1億02百万円、経常利益が6.2%増の99百万円、親会社株主帰属当期純利益が65.7%増の69百万円としている。配当予想は21年3月期と同額の1円(期末一括)である。

 新型コロナウイルスの影響による不透明感を考慮しながらも、需要が回復基調で増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。

■株価は利益確定売り一巡

 株価は5月の年初来高値圏から急反落して上値を切り下げたが、利益確定売り一巡して出直りを期待したい。6月21日の終値は425円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS11円27銭で算出)は約38倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約27億円である。
(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
http://media-ir.com/news/
[05月25日更新]

ヒーハイストは年初来高値更新の展開、22年3月期増収増益予想

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響を受けたが、需要が回復基調となり、従来の赤字予想から一転して黒字で着地した。そして22年3月期は増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価は急伸して年初来高値更新の展開だ。増収増益予想に加えて、ホンダのF1モナコGP優勝も支援材料となったようだ。目先的にはやや過熱感だが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 21年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品11%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

■21年3月期は上振れ着地で黒字転換、22年3月期増収増益予想

 21年3月期の連結業績は、売上高が20年3月期比3.0%減の22億48百万円で、営業利益が88百万円の黒字(20年3月期は21百万円の赤字)、経常利益が93百万円の黒字(同25百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が41百万円の黒字(同3億42百万円の赤字)だった。配当は復配で1円(期末一括)とした。

 期前半は新型コロナウイルスの影響を受けたが、第3四半期以降に需要が回復基調となり、従来予想に対して売上高が4億11百万円、営業利益が88百万円、経常利益が93百万円、当期純利益が41百万円、それぞれ上振れて着地(5月13日に上方修正)した。

 なお直動機器は0.3%増収(第3四半期以降は27.0%増収)、精密部品加工は6.6%減収(同48.1%増収)、ユニット製品は7.9%減収(同3.6%減収)だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高4億73百万円で営業利益20百万円の赤字、第2四半期は売上高4億21百万円で営業利益68百万円の赤字、第3四半期は売上高5億97百万円で営業利益64百万円の黒字、第4四半期は売上高7億57百万円で営業利益1億12百万円の黒字だった。

 22年3月期の連結業績予想は、売上高が21年3月期比3.1%増の23億19百万円、営業利益が15.9%増の1億02百万円、経常利益が6.2%増の99百万円、親会社株主帰属当期純利益が65.7%増の69百万円としている。配当予想は21年3月期と同額の1円(期末一括)である。

 新型コロナウイルスの影響による不透明感を考慮しながらも、需要が回復基調で増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。

■株価は年初来高値更新の展開

 株価は急伸して年初来高値更新の展開だ。増収増益予想に加えて、ホンダのF1モナコGP優勝も支援材料となったようだ。目先的にはやや過熱感だが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。5月24日の終値は558円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS11円27銭で算出)は約50倍、今期予想配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS487円61銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約35億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月27日更新]

ヒーハイストは上値試す、22年3月期収益拡大期待

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収・赤字予想だが、需要が回復基調であり、上振れの可能性がありそうだ。さらに22年3月期の収益拡大も期待したい。株価は急伸して年初来高値を更新する場面があった。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

■21年3月期は上振れ余地、22年3月期収益拡大期待

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、8月11日に公表)は、売上高が20年3月期比20.8%減の18億37百万円で、営業利益が86百万円の赤字(20年3月期は21百万円の赤字)、経常利益が89百万円の赤字(同25百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が94百万円の赤字(同3億42百万円の赤字)としている。配当予想は未定としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比16.8%減の14億91百万円で、営業利益が24百万円の赤字(前年同期は11百万円の黒字)、経常利益が20百万円の赤字(同2百万円の黒字)、四半期純利益が15百万円の赤字(同2百万円の赤字)だった。

 累計ベースでは新型コロナウイルスの影響で需要が急減して減収・赤字だった。直動機器は全般的な設備投資の低迷で14.5%減収、精密部品加工は世界的なレーススケジュール調整によるレース用部品の生産停止で26.4%減収だった。ユニット製品は中国の液晶製造装置向けが回復して2.3%増収だった。

 ただし四半期別に見ると、第1四半期は売上高4億73百万円で営業利益20百万円の赤字、第2四半期は売上高4億21百万円で営業利益68百万円の赤字、第3四半期は売上高5億97百万円で営業利益64百万円の黒字だった。

 第3四半期は売上が急回復(直動機器が4.2%増収、精密部品加工が27.9%増収、ユニット製品が32.9%増収)して、営業利益が黒字転換した。

 通期減収・赤字予想を据え置いたが、第3四半期に売上が急回復して営業黒字に転換していることを勘案すれば、通期予想は上振れの可能性がありそうだ。さらに22年3月期の収益拡大も期待したい。

■株価は上値試す

 株価は急伸して年初来高値を更新する場面があった。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。4月26日の終値は471円、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS480円62銭で算出)は約1.0倍、時価総額は約30億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月02日更新]

ヒーハイストは戻り試す、22年3月期収益拡大期待

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収・赤字予想だが、需要が回復基調で第3四半期には営業黒字化している。通期予想は上振れの可能性がありそうだ。さらに22年3月期の収益拡大も期待したい。株価はやや乱高下の形だが、急伸した12月高値に接近している。戻りを試す展開を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

■21年3月期は3Q黒字転換して通期上振れ余地

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、8月11日に公表)は、売上高が20年3月期比20.8%減の18億37百万円で、営業利益が86百万円の赤字(20年3月期は21百万円の赤字)、経常利益が89百万円の赤字(同25百万円の赤字)、当期純利益が94百万円の赤字(同3億42百万円の赤字)としている。配当予想は未定としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比16.8%減の14億91百万円で、営業利益が24百万円の赤字(前年同期は11百万円の黒字)、経常利益が20百万円の赤字(同2百万円の黒字)、四半期純利益が15百万円の赤字(同2百万円の赤字)だった。

 累計ベースでは新型コロナウイルスの影響で需要が急減して減収・赤字だった。直動機器は全般的な設備投資の低迷で14.5%減収、精密部品加工は世界的なレーススケジュール調整によるレース用部品の生産停止で26.4%減収だった。ユニット製品は中国の液晶製造装置向けが回復して2.3%増収だった。

 ただし四半期別に見ると、第1四半期は売上高4億73百万円で営業利益20百万円の赤字、第2四半期は売上高4億21百万円で営業利益68百万円の赤字、第3四半期は売上高5億97百万円で営業利益64百万円の黒字だった。

 第3四半期は売上が急回復(直動機器が4.2%増収、精密部品加工が27.9%増収、ユニット製品が32.9%増収)して、営業利益が黒字転換した。

 通期減収・赤字予想を据え置いたが、第3四半期に売上が急回復して営業黒字に転換していることを勘案すれば、通期予想は上振れの可能性がありそうだ。さらに22年3月期の収益拡大も期待したい。

■株価は戻り試す

 株価はやや乱高下の形だが、急伸した12月高値に接近している。戻りを試す展開を期待したい。4月1日の終値は395円、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS480円62銭で算出)は約0.8倍、時価総額は約25億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月11日更新]

ヒーハイストは戻り試す、21年3月期上振れ余地

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収・赤字予想だが、第3四半期に売上が急回復して営業黒字に転換していることを勘案すれば、通期上振れ余地がありそうだ。株価は乱高下の形だが下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 2月12日には組織変更を発表した。製品および生産に関して改善を進め、生産性向上を目的として21年4月1日付で生産技術部を新設する。技術部は設計開発業務の体制強化を図る方針だ。

■21年3月期は3Q黒字転換して通期上振れ余地

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、8月11日に公表)は、売上高が20年3月期比20.8%減の18億37百万円で、営業利益が86百万円の赤字(20年3月期は21百万円の赤字)、経常利益が89百万円の赤字(同25百万円の赤字)、当期純利益が94百万円の赤字(同3億42百万円の赤字)としている。配当予想は未定としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比16.8%減の14億91百万円で、営業利益が24百万円の赤字(前年同期は11百万円の黒字)、経常利益が20百万円の赤字(同2百万円の黒字)、四半期純利益が15百万円の赤字(同2百万円の赤字)だった。

 累計ベースでは新型コロナウイルスの影響で需要が急減して減収・赤字だった。直動機器は全般的な設備投資の低迷で14.5%減収、精密部品加工は世界的なレーススケジュール調整によるレース用部品の生産停止で26.4%減収だった。ユニット製品は中国の液晶製造装置向けが回復して2.3%増収だった。

 ただし四半期別に見ると、第1四半期は売上高4億73百万円で営業利益20百万円の赤字、第2四半期は売上高4億21百万円で営業利益68百万円の赤字、第3四半期は売上高5億97百万円で営業利益64百万円の黒字だった。

 第3四半期は売上が急回復(直動機器が4.2%増収、精密部品加工が27.9%増収、ユニット製品が32.9%増収)して、営業利益が黒字転換した。

 通期の減収・赤字予想を据え置いたが、第3四半期に売上が急回復して営業黒字に転換していることを勘案すれば、通期上振れ余地がありそうだ。収益改善基調を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は乱高下の形だが下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。3月10日の終値は355円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS480円62銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約22億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月19日更新]

ヒーハイストは21年3月期3Q黒字転換して通期上振れ余地

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。21年3月期第3四半期累計は新型コロナウイルスの影響で減収・赤字だった。ただし第3四半期は売上が急回復して営業利益が黒字転換した。通期減収・赤字予想を据え置いたが、第3四半期に営業黒字転換したことを勘案すれば、通期上振れ余地がありそうだ。株価は12月上旬に動意づいてやや乱高下の形となったが、収益改善基調を評価して上値を試す展開を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■生産能力向上と採算性向上を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を推進している。

 2月12日には組織変更を発表した。製品および生産に関して改善を進め、生産性向上を目的として21年4月1日付で生産技術部を新設する。技術部は設計開発業務の体制強化を図る方針だ。

■21年3月期は新型コロナ影響だが、3Q黒字転換して通期上振れ余地

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、8月11日に公表)は、売上高が20年3月期比20.8%減の18億37百万円で、営業利益が86百万円の赤字(20年3月期は21百万円の赤字)、経常利益が89百万円の赤字(同25百万円の赤字)、当期純利益が94百万円の赤字(同3億42百万円の赤字)としている。配当予想は未定としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比16.8%減の14億91百万円で、営業利益が24百万円の赤字(前年同期は11百万円の黒字)、経常利益が20百万円の赤字(同2百万円の黒字)、四半期純利益が15百万円の赤字(同2百万円の赤字)だった。

 累計ベースでは新型コロナウイルスの影響で需要が急減して減収・赤字だった。直動機器は全般的な設備投資の低迷で14.5%減収、精密部品加工は世界的なレーススケジュール調整によるレース用部品の生産停止で26.4%減収だった。ユニット製品は中国の液晶製造装置向けが回復して2.3%増収だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高4億73百万円で営業利益20百万円の赤字、第2四半期は売上高4億21百万円で営業利益68百万円の赤字、第3四半期は売上高5億97百万円で営業利益64百万円の黒字だった。

 第3四半期は売上が急回復(直動機器が4.2%増収、精密部品加工が27.9%増収、ユニット製品が32.9%増収)して、営業利益が黒字転換した。

 通期減収・赤字予想を据え置いたが、第3四半期に売上急回復・営業黒字転換したことを勘案すれば、通期上振れ余地がありそうだ。収益改善基調を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は12月上旬に動意づいてやや乱高下の形となったが、収益改善基調を評価して上値を試す展開を期待したい。2月18日の終値は339円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS480円62銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約21億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月12日更新]

ヒーハイストは上値試す、21年3月期は後半回復期待

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収・赤字予想だが、後半の需要回復を期待したい。株価は12月上旬に動意づき、その後は急騰・急落の展開となったが、日々公表銘柄指定解除を受けて反発の動きを強めている。上値を試す展開を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■21年3月期は新型コロナ影響だが後半需要回復期待

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、8月11日に公表)は、売上高が20年3月期比20.8%減の18億37百万円で、営業利益が86百万円の赤字(20年3月期は21百万円の赤字)、経常利益が89百万円の赤字(同25百万円の赤字)、純利益が94百万円の赤字(同3億42百万円の赤字)としている。配当予想は未定としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比29.9%減の8億94百万円、営業利益が88百万円の赤字(前年同期は49百万円の黒字)、経常利益が87百万円の赤字(同45百万円の黒字)、純利益が61百万円の赤字(同31百万円の黒字)だった。新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で需要が急減して大幅減収・赤字だった。

 主力の直動機器は全般的な産業用機械の設備投資低迷で22.3%減収、精密部品加工は世界的なレーススケジュールの調整によるレース用部品の生産停止期間が発生して46.1%減収、ユニット製品は12.1%減収だった。なお四半期別の売上高を見ると第1四半期は4億73百万円、第2四半期は4億21百万円だった。

 通期も大幅減収・赤字予想としている。ただし下期(売上高9億43百万円、営業利益2百万円の黒字の計画)は小幅ながら営業黒字見込みとしている。当面は新型コロナウイルス感染再拡大の影響が意識されるが、後半の需要回復を期待したい。

■株価は上値試す

 株価はEV関連の中小型株物色の流れが波及して12月上旬に動意づき、その後は急騰・急落の展開となったが、日々公表銘柄指定解除を受けて反発の動きを強めている。上値を試す展開を期待したい。1月8日の終値は343円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS480円62銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約22億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月08日更新]

ヒーハイストは急動意、21年3月期は新型コロナ影響だが後半需要回復期待

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で大幅減収・赤字予想としている。ただし下期は小幅ながら営業黒字見込みとしている。後半の需要回復を期待したい。株価は動意づいて急伸している。EV関連のテーマ性で機械・自動車関連の低位中小型株を物色する流れが波及したようだ。戻りを試す展開を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■21年3月期は新型コロナ影響だが後半需要回復期待

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、8月11日に公表)は、売上高が20年3月期比20.8%減の18億37百万円で、営業利益が86百万円の赤字(20年3月期は21百万円の赤字)、経常利益が89百万円の赤字(同25百万円の赤字)、純利益が94百万円の赤字(同3億42百万円の赤字)としている。配当予想は未定としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比29.9%減の8億94百万円、営業利益が88百万円の赤字(前年同期は49百万円の黒字)、経常利益が87百万円の赤字(同45百万円の黒字)、純利益が61百万円の赤字(同31百万円の黒字)だった。新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で需要が急減して大幅減収・赤字だった。

 主力の直動機器は全般的な産業用機械の設備投資低迷で22.3%減収、精密部品加工は世界的なレーススケジュールの調整によるレース用部品の生産停止期間が発生して46.1%減収、ユニット製品は12.1%減収だった。なお四半期別の売上高を見ると第1四半期は4億73百万円、第2四半期は4億21百万円だった。

 通期も大幅減収・赤字予想としている。ただし下期(売上高9億43百万円、営業利益2百万円の黒字の計画)は小幅ながら営業黒字見込みとしている。当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響を受けるが、後半の需要回復を期待したい。

■株価は急動意

 株価は動意づいて急伸している。EV関連のテーマ性で機械・自動車関連の低位中小型株を物色する流れが波及したようだ。戻りを試す展開を期待したい。12月7日の終値は315円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS480円62銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月25日更新]

ヒーハイストは調整一巡、21年3月期は新型コロナ影響だが後半需要回復期待

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。21年3月期第2四半期累計は新型コロナウイルスの影響で需要が急減して大幅減収・赤字だった。通期も大幅減収・赤字予想としている。ただし下期は小幅ながら営業黒字見込みとしている。後半の需要回復を期待したい。株価は小動きでモミ合い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■21年3月期は新型コロナ影響だが後半需要回復期待

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、8月11日に公表)は、売上高が20年3月期比20.8%減の18億37百万円で、営業利益が86百万円の赤字(20年3月期は21百万円の赤字)、経常利益が89百万円の赤字(同25百万円の赤字)、純利益が94百万円の赤字(同3億42百万円の赤字)としている。配当予想は未定としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比29.9%減の8億94百万円、営業利益が88百万円の赤字(前年同期は49百万円の黒字)、経常利益が87百万円の赤字(同45百万円の黒字)、純利益が61百万円の赤字(同31百万円の黒字)だった。新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で需要が急減して大幅減収・赤字だった。

 主力の直動機器は全般的な産業用機械の設備投資低迷で22.3%減収、精密部品加工は世界的なレーススケジュールの調整によるレース用部品の生産停止期間が発生して46.1%減収、ユニット製品は12.1%減収だった。なお四半期別の売上高を見ると第1四半期は4億73百万円、第2四半期は4億21百万円だった。

 通期も大幅減収・赤字予想としている。ただし下期(売上高9億43百万円、営業利益2百万円の黒字の計画)は小幅ながら営業黒字見込みとしている。当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響を受けるが、後半の需要回復を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は小動きでモミ合い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。低PBRも評価材料だろう。11月24日の終値は224円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS480円62銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約14億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月23日更新]

ヒーハイストはモミ合い煮詰まり感、21年3月期は後半回復期待

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。21年3月期は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で大幅減収・赤字予想としているが、後半の需要回復を期待したい。株価は小動きでモミ合い展開だが煮詰まり感を強めている。調整一巡してモミ合いから上放れを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■21年3月期は新型コロナ影響で大幅減収・赤字予想だが後半回復期待

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、8月11日に公表)は、売上高が20年3月期比20.8%減の18億37百万円で、営業利益が86百万円の赤字(20年3月期は21百万円の赤字)、経常利益が89百万円の赤字(同25百万円の赤字)、純利益が94百万円の赤字(同3億42百万円の赤字)としている。配当予想は未定としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比31.6%減の4億73百万円で、営業利益が20百万円の赤字(前年同期は65百万円の黒字)、経常利益が22百万円の赤字(同64百万円の黒字)、純利益が21百万円の赤字(同44百万円の黒字)だった。新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で需要が急減して大幅減収・赤字だった。直動機器は産業用機械の設備投資低迷の影響で18.8%減収、精密部品加工は主要レースの開催延期の影響で50.9%減収、ユニット製品は11.5%減収だった。

 通期も大幅減収・赤字予想としている。ただし下期は赤字幅が縮小する見込みだ。当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響を受けるが、後半の需要回復を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は小動きでモミ合い展開だが煮詰まり感を強めている。低PBRも評価材料だろう。調整一巡してモミ合いから上放れを期待したい。10月22日の終値は228円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS480円62銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約14億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月28日更新]

ヒーハイストは調整一巡、21年3月期は後半からの需要回復期待

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。21年3月期は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で大幅減収・赤字予想としている。後半からの緩やかな需要回復を期待したい。株価は上値が重くモミ合い展開だが煮詰まり感を強めてきた。調整一巡して上放れを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。独自の球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■21年3月期は後半からの需要回復期待

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、8月11日に公表)は、売上高が20年3月期比20.8%減の18億37百万円で、営業利益が86百万円の赤字(20年3月期は21百万円の赤字)、経常利益が89百万円の赤字(同25百万円の赤字)、純利益が94百万円の赤字(同3億42百万円の赤字)としている。配当予想は未定としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比31.6%減の4億73百万円で、営業利益が20百万円の赤字(前年同期は65百万円の黒字)、経常利益が22百万円の赤字(同64百万円の黒字)、純利益が21百万円の赤字(同44百万円の黒字)だった。新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で需要が急減して大幅減収・赤字だった。直動機器は産業用機械の設備投資低迷の影響で18.8%減収、精密部品加工は主要レースの開催延期の影響で50.9%減収、ユニット製品は11.5%減収だった。

 通期も大幅減収・赤字予想としている。ただし下期は赤字縮小の見込みだ。当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響を受けるが、後半からの緩やかな需要回復を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は上値が重くモミ合い展開だが煮詰まり感を強めてきた。調整一巡して上放れを期待したい。9月25日の終値は229円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS480円62銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約14億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月25日更新]

ヒーハイストは新型コロナ影響で21年3月期赤字予想だが下値固め完了

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。21年3月期は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で大幅減収・赤字予想としている。期後半からの緩やかな回復を期待したい。株価は安値圏だが、赤字予想に対するネガティブ反応が限定的で下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■21年3月期は新型コロナウイルス影響で赤字予想

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定としていたが8月11日に公表)は、売上高が20年3月期比20.8%減の18億37百万円、営業利益が86百万円の赤字(20年3月期は21百万円の赤字)、経常利益が89百万円の赤字(同25百万円の赤字)、そして純利益が94百万円の赤字(同3億42百万円の赤字)としている。なお配当予想は引き続き未定としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比31.6%減の4億73百万円で、営業利益が20百万円の赤字(前年同期は65百万円の黒字)、経常利益が22百万円の赤字(同64百万円の黒字)、純利益が21百万円の赤字(同44百万円の黒字)だった。新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で需要が急減して大幅減収・赤字だった。直動機器は産業用機械の設備投資低迷の影響で18.8%減収、精密部品加工は主要レースの開催延期の影響で50.9%減収、ユニット製品は11.5%減収だった。

 通期も新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で大幅減収・赤字予想とした。ただし下期は赤字縮小の見込みとしている。当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響を受けるが、期後半からの緩やかな回復を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は安値圏だが、赤字予想に対するネガティブ反応が限定的で下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。8月24日の終値は218円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS480円62銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約14億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月09日更新]

ヒーハイストは反発の動き

 ヒーハイスト<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。21年3月期予想は未定としている。当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は戻り一服の形となったが、反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 20年7月1日付で商号をヒーハイスト精工からヒーハイストに変更した。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■21年3月期予想は新型コロナウイルス影響で未定

 21年3月期の連結業績・配当予想は未定としている。当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は戻り一服の形となったが、反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。7月8日の終値は246円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS480円62銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約16億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月16日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。21年3月期の連結業績・配当予想は未定としている。当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。なお20年7月1日付で商号をヒーハイストに変更する。株価は戻り一服の形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。なお20年7月1日付で商号をヒーハイストに変更予定である。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■21年3月期予想は新型コロナウイルス影響で未定

 21年3月期の連結業績・配当予想は未定としている。当面は新型コロナウイルスの影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は戻り一服の形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。6月15日の終値は212円、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS480円62銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約13億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月26日更新]

ヒーハイスト精工は下値切り上げ

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。21年3月期連結業績・配当予想は未定としている。当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響を受けるが、中期的に収益拡大を期待したい。なお20年7月1日付で商号をヒーハイストに変更する。株価は下値を切り上げて反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。なお20年7月1日付で商号をヒーハイストに変更予定である。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 20年3月期の製品別売上構成比は直動機器54%、精密部品加工35%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■21年3月期予想は新型コロナウイルス影響で未定

 20年3月期の連結業績は、売上高が19年3月期比15.7%減の23億19百万円で、営業利益が21百万円の赤字(19年3月期は1億77百万円の黒字)、経常利益が25百万円の赤字(同1億77百万円の黒字)、純利益が3億42百万円の赤字(同1億11百万円の黒字)だった。配当は無配とした。

 需要低迷で減収減益だった。主力の直動機器は設備投資需要の減少で23.2%減収、精密部品加工は顧客の調整局面の影響で5.1%減収、ユニット製品は中国向けの減少で4.3%減収と低調だった。純利益は特別損失に減損損失3億55百万円を計上したことも影響した。

 21年3月期連結業績・配当予想は未定としている。当面は新型コロナウイルスによる経済収縮の影響を受けるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価は下値を切り上げて反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。5月25日の終値は244円、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS480円62銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約15億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月17日更新]

ヒーハイスト精工は反発の動き

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。当面は新型コロナウイルス感染症拡大による経済収縮の影響が懸念材料となるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は下値を切り上げて反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 19年3月期の製品別売上構成比は直動機器59%、精密部品加工31%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■20年3月期赤字予想

 20年3月期連結業績予想(11月11日に下方修正、2月10日に2回目の下方修正)は、売上高が19年3月期比15.9%減の23億13百万円、営業利益が3百万円の赤字(19年3月期は1億77百万円の黒字)、経常利益が11百万円の赤字(同1億77百万円の黒字)、純利益が18百万円の赤字(同1億11百万円の黒字)としている。配当予想(11月11日に期末2円下方修正、2月10日に期末1円下方修正)は3円減配の1円(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比14.4%減の17億92百万円、営業利益が93.5%減の11百万円だった。主力の直動機器が産業用機械業界向けの需要減少で25.2%減収となり、全体として大幅減収減益だった。なお精密部品加工は1.0%増収、ユニット製品は6.4%増収と堅調だった。

 当面は新型コロナウイルス感染症拡大による経済収縮の影響が懸念材料となるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は下値を切り上げて反発の動きを強めている。出直りを期待したい。4月16日の終値は231円、前期推定配当利回り(会社予想の1円で算出)は約0.4%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS534円58銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約15億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月27日更新]

ヒーハイスト精工は売り一巡、21年3月期収益回復期待

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。20年3月期は赤字予想で、新型コロナウイルス感染拡大の影響も懸念されるが、21年3月期の収益回復を期待したい。株価は地合い悪化も影響して昨年来安値を更新したが、売り一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 19年3月期の製品別売上構成比は直動機器59%、精密部品加工31%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■20年3月期赤字予想だが21年3月期収益回復期待

 20年3月期連結業績予想(11月11日に下方修正、2月10日に2回目の下方修正)は、売上高が19年3月期比15.9%減の23億13百万円、営業利益が3百万円の赤字(19年3月期は1億77百万円の黒字)、経常利益が11百万円の赤字(同1億77百万円の黒字)、純利益が18百万円の赤字(同1億11百万円の黒字)としている。配当予想(11月11日に期末2円下方修正、2月10日に期末1円下方修正)は3円減配の1円(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比14.4%減の17億92百万円、営業利益が93.5%減の11百万円、経常利益が98.5%減の2百万円、純利益が2百万円の赤字だった。主力の需要減速で大幅減収減益だった。主力の直動機器が産業用機械業界向けの需要減少で25.2%減収となり、減価償却費や修繕費の増加も影響し、全体として大幅減収減益だった。なお精密部品加工は1.0%増収、ユニット製品は6.4%増収と堅調だった。

 20年3月期は赤字予想で、新型コロナウイルス感染拡大の影響も懸念されるが、21年3月期の収益回復を期待したい。

■株価は売り一巡

 株価は地合い悪化も影響して昨年来安値を更新したが、売り一巡して出直りを期待したい。3月26日の終値は186円、今期予想配当利回り(会社予想1円で算出)は約0.5%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS534円58銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約12億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月18日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡、21年3月期収益回復期待

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。20年3月期は下方修正して赤字予想となったが、21年3月期の収益回復を期待したい。株価は安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して反発を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 19年3月期の製品別売上構成比は直動機器59%、精密部品加工31%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■20年3月期赤字予想だが21年3月期収益回復期待

 20年3月期連結業績予想(11月11日に下方修正、2月10日に2回目の下方修正)は、売上高が19年3月期比15.9%減の23億13百万円、営業利益が3百万円の赤字(19年3月期は1億77百万円の黒字)、経常利益が11百万円の赤字(同1億77百万円の黒字)、純利益が18百万円の赤字(同1億11百万円の黒字)としている。配当予想(11月11日に期末2円下方修正、2月10日に期末1円下方修正)は3円減配の1円(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比14.4%減の17億92百万円、営業利益が93.5%減の11百万円、経常利益が98.5%減の2百万円、純利益が2百万円の赤字だった。主力の需要減速で大幅減収減益だった。主力の直動機器が産業用機械業界向けの需要減少で25.2%減収となり、減価償却費や修繕費の増加も影響し、全体として大幅減収減益だった。なお精密部品加工は1.0%増収、ユニット製品は6.4%増収と堅調だった。

 20年3月期は下方修正して赤字予想となったが、21年3月期の収益回復を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して反発を期待したい。2月17日の終値は295円、今期予想配当利回り(会社予想1円で算出)は約0.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS534円58銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月20日更新]

ヒーハイスト精工は反発の動き、21年3月期収益改善期待

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。20年3月期は需要回復遅れで減収減益予想だが、21年3月期の収益改善を期待したい。株価は安値圏モミ合いから反発の動きを強めている。下値固め完了して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 19年3月期の製品別売上構成比は直動機器59%、精密部品加工31%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■20年3月期減収減益予想だが21年3月期収益改善期待

 20年3月期の連結業績予想(11月11日に下方修正)は、売上高が19年3月期比10.9%減の24億51百万円、営業利益が42.3%減の1億02百万円、経常利益が44.3%減の98百万円、純利益が41.2%減の65百万円としている。配当予想(11月11日に期末2円下方修正)は2円減配の2円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比8.3%減の12億76百万円、営業利益が60.5%減の49百万円、経常利益が62.7%減の45百万円、そして純利益が61.3%減の31百万円だった。

 精密部品加工はレース用部品の好調で21.2%増収、ユニット製品は液晶パネル貼り合わせ製造向けの拡販で35.0%増収だが、主力の直動機器が産業用機械業界向けの需要減少で25.8%減収だった。材料価格の上昇、外注加工費の増加、減価償却費の増加、新製品立ち上げに伴うコスト増加なども影響して大幅減益だった。

 通期も産業用機械業界向けの需要回復遅れで減収減益予想だが、21年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は安値圏モミ合いから反発の動きを強めている。下値固め完了して出直りを期待したい。1月17日の終値は340円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS10円43銭で算出)は約33倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS534円58銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約21億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月13日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡、21年3月期収益改善期待

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。20年3月期は需要回復遅れで減収減益予想だが、21年3月期の収益改善を期待したい。株価は急伸した11月の年初来高値から反落して乱高下の形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 19年3月期の製品別売上構成比は直動機器59%、精密部品加工31%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■20年3月期減収減益予想だが21年3月期収益改善期待

 20年3月期の連結業績予想(11月11日に下方修正)は、売上高が19年3月期比10.9%減の24億51百万円、営業利益が42.3%減の1億02百万円、経常利益が44.3%減の98百万円、純利益が41.2%減の65百万円としている。配当予想(11月11日に期末2円下方修正)は2円減配の2円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比8.3%減の12億76百万円、営業利益が60.5%減の49百万円、経常利益が62.7%減の45百万円、そして純利益が61.3%減の31百万円だった。

 精密部品加工はレース用部品の好調で21.2%増収、ユニット製品は液晶パネル貼り合わせ製造向けの拡販で35.0%増収だが、主力の直動機器が産業用機械業界向けの需要減少で25.8%減収だった。材料価格の上昇、外注加工費の増加、減価償却費の増加、新製品立ち上げに伴うコスト増加なども影響して大幅減益だった。

 通期も産業用機械業界向けの需要回復遅れで減収減益予想だが、21年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は急伸した11月の年初来高値から反落して乱高下の形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。12月12日の終値は317円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS10円43銭で算出)は約30倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS534円58銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月21日更新]

ヒーハイスト精工は21年3月期の収益改善期待

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。20年3月期は需要回復遅れで減収減益予想となったが、21年3月期の収益改善を期待したい。株価は急伸・急落と乱高下の形となったが、目先的な売買が一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 19年3月期の製品別売上構成比は直動機器59%、精密部品加工31%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■20年3月期は減収減益予想だが21年3月期の収益改善期待

 20年3月期の連結業績予想(11月11日に下方修正)は、売上高が19年3月期比10.9%減の24億51百万円、営業利益が42.3%減の1億02百万円、経常利益が44.3%減の98百万円、純利益が41.2%減の65百万円としている。配当予想(11月11日に期末2円下方修正)は2円減配の4円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比8.3%減の12億76百万円、営業利益が60.5%減の49百万円、経常利益が62.7%減の45百万円、そして純利益が61.3%減の31百万円だった。

 精密部品加工はレース用部品の好調で21.2%増収、ユニット製品は液晶パネル貼り合わせ製造向けの拡販で35.0%増収だが、主力の直動機器が産業用機械業界向けの需要減少で25.8%減収だった。減収に加えて、材料価格の上昇、外注加工費の増加、減価償却費の増加、新製品立ち上げに伴うコスト増加なども影響して大幅減益だった。

 通期も産業用機械業界向けの需要回復遅れで減収減益予想となったが、21年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は目先的な売買一巡

 株価は急伸・急落と乱高下の形となったが、目先的な売買が一巡して出直りを期待したい。11月20日の終値は323円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS10円43銭で算出)は約31倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS534円58銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月11日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。20年3月期は営業利益横ばい予想としている。収益改善を期待したい。株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 19年3月期の製品別売上構成比は直動機器59%、精密部品加工31%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■20年3月期営業利益横ばい予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比5.3%減の26億03百万円、営業利益が0.5%増の1億78百万円、経常利益が0.7%増の1億78百万円、純利益が3.6%増の1億15百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)としている。予想配当性向は21.7%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比10.6%減の6億91百万円となり、営業利益が24.2%減の65百万円、経常利益が24.0%減の64百万円、そして純利益が20.7%減の44百万円だった。

 精密部品加工はレース用部品の好調で36.5%増収と伸長したが、主力の直動機器が産業用機械業界の需要落ち込みで31.5%減収、ユニット製品が中国向け需要減速で2.7%減収だった。

 通期も需要減速で減収、営業利益横ばい予想だが、第1四半期の進捗率は売上高が26.5%、営業利益が36.5%と順調である。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。10月10日の終値は298円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS18円44銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS534円58銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月18日更新]

ヒーハイスト精工は下値固め完了

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。20年3月期は営業利益横ばい予想としている。第1四半期の進捗率が順調であり、通期ベースで収益改善を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 19年3月期の製品別売上構成比は直動機器59%、精密部品加工31%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■20年3月期営業利益横ばい予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比5.3%減の26億03百万円、営業利益が0.5%増の1億78百万円、経常利益が0.7%増の1億78百万円、純利益が3.6%増の1億15百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)としている。予想配当性向は21.7%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比10.6%減の6億91百万円となり、営業利益が24.2%減の65百万円、経常利益が24.0%減の64百万円、そして純利益が20.7%減の44百万円だった。

 精密部品加工はレース用部品の好調で36.5%増収と伸長したが、主力の直動機器が産業用機械業界の需要落ち込みで31.5%減収、ユニット製品が中国向け需要減速で2.7%減収だった。

 通期も需要減速で減収、営業利益横ばい予想だが、第1四半期の進捗率は売上高が26.5%、営業利益が36.5%と順調である。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は反発力の鈍い展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。9月17日の終値は299円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS18円44銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS534円58銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月22日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡、20年3月期営業利益横ばい予想

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。20年3月期は営業利益横ばい予想としている。第1四半期は減益だったが、進捗率は順調である。通期ベースで収益改善を期待したい。株価は安値圏に回帰したが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 19年3月期の製品別売上構成比は直動機器59%、精密部品加工31%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■20年3月期営業利益横ばい予想、1Q進捗率順調

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比5.3%減の26億03百万円、営業利益が0.5%増の1億78百万円、経常利益が0.7%増の1億78百万円、純利益が3.6%増の1億15百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)としている。予想配当性向は21.7%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比10.6%減の6億91百万円となり、営業利益が24.2%減の65百万円、経常利益が24.0%減の64百万円、そして純利益が20.7%減の44百万円だった。

 精密部品加工はレース用部品の好調で36.5%増収と伸長したが、主力の直動機器が産業用機械業界の需要落ち込みで31.5%減収、ユニット製品が中国向け需要減速で2.7%減収だった。

 通期も需要減速で減収、営業利益横ばい予想だが、第1四半期の進捗率は売上高が26.5%、営業利益が36.5%と順調である。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は安値圏に回帰したが、調整一巡して出直りを期待したい。8月21日の終値は298円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS18円44銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS534円58銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月18日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡、20年3月期営業利益横ばい予想

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。20年3月期は営業利益横ばい予想としている。株価はホンダのF1オーストリアGP優勝を材料視して乱高下の展開となったが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 19年3月期の製品別売上構成比は直動機器59%、精密部品加工31%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■20年3月期営業利益横ばい予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比5.3%減の26億03百万円、営業利益が0.5%増の1億78百万円、経常利益が0.7%増の1億78百万円、純利益が3.6%増の1億15百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)としている。予想配当性向は21.7%となる。収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価はホンダのF1オーストリアGP優勝を材料視して乱高下の展開となったが、調整一巡して出直りを期待したい。7月17日の終値は318円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS18円44銭で算出)は約17倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS534円58銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月27日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡期待、20年3月期営業利益横ばい予想

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。20年3月期は営業利益横ばい予想としている。株価は反発力が鈍く安値圏だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 19年3月期の製品別売上構成比は直動機器59%、精密部品加工31%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■20年3月期営業利益横ばい予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比5.3%減の26億03百万円、営業利益が0.5%増の1億78百万円、経常利益が0.7%増の1億78百万円、純利益が3.6%増の1億15百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)としている。予想配当性向は21.7%となる。収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡期待

 株価は反発力が鈍く安値圏だが、調整一巡して出直りを期待したい。6月26日の終値は271円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS18円44銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.5%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS534円58銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約17億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月21日更新]

ヒーハイスト精工は20年3月期営業利益横ばい予想だが調整一巡期待

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。19年3月期は半導体業界向けが減速して減益での着地となった。そして20年3月期は営業利益横ばい予想としている。株価は上値の重い展開だが、調整一巡して反発を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 19年3月期の製品別売上構成比は直動機器59%、精密部品加工31%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期減益、20年3月期営業利益横ばい予想

 19年3月期の連結業績は、売上高が18年3月期比4.8%増の27億50百万円、営業利益が21.0%減の1億77百万円、経常利益が24.5%減の1億77百万円、純利益が32.7%減の1億11百万円だった。配当は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)とした。配当性向は22.5%となる。

 売上高は精密部品加工とユニット製品が順調に推移してほぼ計画水準の増収だが、各利益は計画を下回り、減益での着地となった。主力の直動機器が半導体業界向けの減少で微減収となり、品質管理や納期対応の厳格化に伴う人件費や外注費の増加も影響した。製品別売上は直動機器が0.7%減収、精密部品加工がレース用部品の短納期対応で16.2%増収、ユニット製品が国内向けの増販で7.4%増収だった。

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比5.3%減の26億03百万円、営業利益が0.5%増の1億78百万円、経常利益が0.7%増の1億78百万円、純利益が3.6%増の1億15百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)としている。予想配当性向は21.7%となる。収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡期待

 株価は上値の重い展開だが、調整一巡して反発を期待したい。5月20日の終値は299円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS18円44銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS534円58銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月10日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡、19年3月期営業・経常増益予想で20年3月期も収益拡大期待

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。19年3月期営業・経常増益予想である。20年3月期も収益拡大を期待したい。株価は戻り高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 18年3月期の製品別売上構成比は直動機器62%、精密部品加工28%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期営業・経常増益予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.0%増の27億56百万円、営業利益が3.7%増の2億33百万円、経常利益が1.0%増の2億37百万円、純利益が3.9%減の1億59百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)で予想配当性向は15.6%となる。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比6.0%増の20億94百万円、営業利益が22.0%減の1億71百万円、経常利益が22.5%減の1億69百万円、純利益が25.4%減の1億11百万円だった。

 直動機器や精密部品加工が順調に推移して増収だが、品質管理や納期対応の厳格化で人件費や製造コストが増加して減益だった。製品別売上は、主力の直動機器が産業用機械向けや民生向けの拡販で7.9%増収、精密部品加工がレース用部品の短納期対応で7.8%増収、ユニット製品が中国の液晶市場向けの調整で9.6%減収だった。

 第3四半期累計は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高76.0%、営業利益73.4%と順調である。通期ベースで好業績を期待したい。そして20年3月期も収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は戻り高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。4月9日の終値は319円、前期推定連結PER(会社予想連結EPS25円70銭で算出)は約12倍、前期推定配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.3%、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS523円09銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月13日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡して出直り期待、19年3月期営業・経常増益予想

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。19年3月期営業・経常増益予想である。株価は戻り一服の形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 18年3月期の製品別売上構成比は直動機器62%、精密部品加工28%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期営業・経常増益予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.0%増の27億56百万円、営業利益が3.7%増の2億33百万円、経常利益が1.0%増の2億37百万円、純利益が3.9%減の1億59百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)で予想配当性向は15.6%となる。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比6.0%増の20億94百万円、営業利益が22.0%減の1億71百万円、経常利益が22.5%減の1億69百万円、純利益が25.4%減の1億11百万円だった。

 直動機器や精密部品加工が順調に推移して増収だが、品質管理や納期対応の厳格化で人件費や製造コストが増加して減益だった。製品別売上は、主力の直動機器が産業用機械向けや民生向けの拡販で7.9%増収、精密部品加工がレース用部品の短納期対応で7.8%増収、ユニット製品が中国の液晶市場向けの調整で9.6%減収だった。

 第3四半期累計は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高76.0%、営業利益73.4%と順調である。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は戻り一服の形だが、調整一巡して出直りを期待したい。3月12日の終値は347円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS25円70銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS523円09銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約22億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月19日更新]

ヒーハイスト精工は出直り期待、19年3月期営業増益予想、3Q累計減益だが進捗率順調

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。19年3月期営業増益予想である。第3四半期累計は営業減益だが、進捗率が順調であり、通期ベースで好業績を期待したい。株価は戻り一服の形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 18年3月期の製品別売上構成比は直動機器62%、精密部品加工28%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期営業増益予想、3Q累計減益だが進捗率順調

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.0%増の27億56百万円、営業利益が3.7%増の2億33百万円、経常利益が1.0%増の2億37百万円、純利益が3.9%減の1億59百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)で予想配当性向は15.6%となる。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比6.0%増の20億94百万円、営業利益が22.0%減の1億71百万円、経常利益が22.5%減の1億69百万円、純利益が25.4%減の1億11百万円だった。

 直動機器や精密部品加工が順調に推移して増収だが、品質管理や納期対応の厳格化で人件費や製造コストが増加して減益だった。製品別売上は、主力の直動機器が産業用機械向けや民生向けの拡販で7.9%増収、精密部品加工がレース用部品の短納期対応で7.8%増収、ユニット製品が中国の液晶市場向けの調整で9.6%減収だった。

 第3四半期累計は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高76.0%、営業利益73.4%と順調である。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は出直り期待

 株価は12月安値211円から急反発した。その後は戻り一服の形だが、調整一巡して出直りを期待したい。2月18日の終値は371円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS25円70銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.1%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS523円09銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約23億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月16日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡して出直り期待、19年3月期利益横ばい予想だが上振れ余地

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として精密部品加工なども展開している。19年3月期利益横ばい予想だが、第2四半期累計の進捗率は順調だった。通期予想に上振れ余地がありそうだ。株価は地合い悪の影響で水準を切り下げたが、調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 18年3月期の製品別売上構成比は直動機器62%、精密部品加工28%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期利益横ばい予想だが上振れ余地

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.0%増の27億56百万円、営業利益が3.7%増の2億33百万円、経常利益が1.0%増の2億37百万円、純利益が3.9%減の1億59百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)で予想配当性向は15.6%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.5%増の13億92百万円、営業利益が29.9%減の1億24百万円、経常利益が30.0%減の1億22百万円、純利益が32.7%減の81百万円だった。売上原価率が上昇して減益だった。製品別売上は、主力の直動機器が産業用機械向けや民生向けの拡販で16.5%増収、精密部品加工がレース用部品の調整で7.7%減収、ユニット製品が中国の液晶市場向けの調整で32.7%減収だった。

 第2四半期累計は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高50.5%、営業利益が53.2%と順調である。通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は地合い悪の影響で水準を切り下げたが、12月25日の昨年来安値211円から切り返して調整一巡感を強めている。1月15日には272円まで上伸した。出直りを期待したい。1月15日の終値は267円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS25円70銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.5%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS523円09銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約17億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月13日更新]

ヒーハイスト精工は売られ過ぎ感、19年3月期利益横ばい予想だが2Q累計進捗率順調

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工なども展開している。19年3月期利益横ばい予想だが、第2四半期累計の進捗率は順調だった。株価は年初来安値圏だが売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 18年3月期の製品別売上構成比は直動機器62%、精密部品加工28%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期利益横ばい予想だが2Q累計進捗率順調

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.0%増の27億56百万円、営業利益が3.7%増の2億33百万円、経常利益が1.0%増の2億37百万円、純利益が3.9%減の1億59百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)で予想配当性向は15.6%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.5%増の13億92百万円、営業利益が29.9%減の1億24百万円、経常利益が30.0%減の1億22百万円、純利益が32.7%減の81百万円だった。売上原価率が上昇して減益だった。製品別売上は、主力の直動機器が産業用機械向けや民生向けの拡販で16.5%増収、精密部品加工がレース用部品の調整で7.7%減収、ユニット製品が中国の液晶市場向けの調整で32.7%減収だった。

 第2四半期累計は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高50.5%、営業利益が53.2%と順調である。通期ベースで増益を期待したい。

■株価は売られ過ぎ感

 株価は軟調展開で12月11日に年初来安値287円まで下押す場面があった。ただし25日移動平均線に対するマイナス乖離率が約15%まで拡大して売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。12月12日の終値は299円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円70銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS523円09銭で算出)は約0.6倍、時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月15日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡して反発期待、19年3月期2Q累計減益だが進捗率順調

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。直動機器を主力として、精密部品加工なども展開している。19年3月期は利益横ばい予想である。第2四半期累計は減益だが、進捗率は順調だった。株価は安値圏だが、調整一巡して反発を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 18年3月期の製品別売上構成比は直動機器62%、精密部品加工28%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期利益横ばい予想、2Q累計減益だが進捗率順調

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.0%増の27億56百万円、営業利益が3.7%増の2億33百万円、経常利益が1.0%増の2億37百万円、純利益が3.9%減の1億59百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)で予想配当性向は15.6%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.5%増の13億92百万円、営業利益が29.9%減の1億24百万円、経常利益が30.0%減の1億22百万円、純利益が32.7%減の81百万円だった。売上原価率が上昇して減益だった。製品別売上は、主力の直動機器が産業用機械向けや民生向けの拡販で16.5%増収、精密部品加工がレース用部品の調整で7.7%減収、ユニット製品が中国の液晶市場向けの調整で32.7%減収だった。

 第2四半期累計は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高が50.5%、営業利益が53.2%と順調である。通期ベースでは増益を期待したい。

■株価は調整一巡して反発期待

 株価は10月30日に年初来安値329円まで下押す場面があったが、その後は切り返しの動きを強めている。11月14日の終値は369円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS25円70銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.1%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS523円09銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約23億円である。調整一巡して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月19日更新]

ヒーハイスト精工は下値固め完了感、19年3月期利益横ばい予想だがやや保守的

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。19年3月期は利益横ばい予想だがやや保守的だろう。株価は下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 18年3月期の製品別売上構成比は直動機器62%、精密部品加工28%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期利益横ばい予想だがやや保守的

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.0%増の27億56百万円、営業利益が3.7%増の2億33百万円、経常利益が1.0%増の2億37百万円、純利益が3.9%減の1億59百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)で予想配当性向は15.6%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比3.7%増の7億73百万円だが、営業利益が41.0%減の86百万円、経常利益が41.9%減の84百万円、そして純利益が45.1%減の55百万円だった。売上原価率が上昇して減益だった。

 製品別売上は、主力の直動機器が産業用機械向け拡販などで35.2%増収と好調だったが、精密部品加工がレース用部品でのスケジュール調整の影響で11.4%減収、ユニット製品が中国の液晶メーカーにおける需要調整の影響で54.5%減収だった。

 第1四半期は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高28.0%、営業利益36.9%と順調である。通期は利益横ばい予想としているがやや保守的だろう。高水準の設備投資需要を背景として主力の直動機器中心に需要拡大が期待される。

■株価は下値固め完了感

 株価は地合い悪化も影響して安値圏の400円近辺まで下押したが、7月の年初来安値358円を割り込むことなく推移して下値固め完了感を強めている。10月18日の終値は406円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円70銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS523円09銭で算出)は約0.8倍、時価総額は約26億円である。出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月25日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡感、19年3月期利益横ばい予想だがやや保守的

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。19年3月期は利益横ばい予想だがやや保守的だろう。株価は調整一巡感を強めている。低PBRも見直して反発を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 18年3月期の製品別売上構成比は直動機器62%、精密部品加工28%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期利益横ばい予想だがやや保守的

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.0%増の27億56百万円、営業利益が3.7%増の2億33百万円、経常利益が1.0%増の2億37百万円、純利益が3.9%減の1億59百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)で予想配当性向は15.6%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比3.7%増の7億73百万円だが、営業利益が41.0%減の86百万円、経常利益が41.9%減の84百万円、そして純利益が45.1%減の55百万円だった。売上原価率が上昇して減益だった。

 製品別売上は、主力の直動機器が産業用機械向け拡販などで35.2%増収と好調だったが、精密部品加工がレース用部品でのスケジュール調整の影響で11.4%減収、ユニット製品が中国の液晶メーカーにおける需要調整の影響で54.5%減収だった。

 第1四半期は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高28.0%、営業利益36.9%と順調である。通期は利益横ばい予想としているがやや保守的だろう。高水準の設備投資需要を背景として主力の直動機器中心に需要拡大が期待される。

■株価は調整一巡感

 株価は安値圏でモミ合う形だが、7月の年初来安値358円まで下押すことなく調整一巡感を強めている。

 9月21日の終値は425円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円70銭で算出)は約17倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約0.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS523円09銭で算出)は約0.8倍、時価総額は約27億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、1倍割れの低PBRも見直して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月20日更新]

ヒーハイスト精工は売り一巡感、19年3月期1Q減益だが進捗率順調、通期予想は保守的

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。19年3月期は利益横ばい予想だが保守的だろう。第1四半期は減益だったが通期予想に対する進捗率は順調である。株価は第1四半期業績を嫌気する形で急反落したが、7月安値まで下押すことなく売り一巡感を強めている。低PBRも見直して反発を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 18年3月期の製品別売上構成比は直動機器62%、精密部品加工28%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期1Q減益だが進捗率順調、通期予想は保守的

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.0%増の27億56百万円、営業利益が3.7%増の2億33百万円、経常利益が1.0%増の2億37百万円、純利益が3.9%減の1億59百万円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)で、予想配当性向は15.6%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比3.7%増の7億73百万円だが、営業利益が41.0%増の86百万円、経常利益が41.9%減の84百万円、そして純利益が45.1%減の55百万円だった。売上原価率が上昇して減益だった。

 製品別売上は、主力の直動機器が産業用機械向け拡販などで35.2%増収と好調だったが、精密部品加工がレース用部品でのスケジュール調整の影響で11.4%減収、ユニット製品が中国の液晶メーカーにおける需要調整の影響で54.5%減収だった。

 第1四半期は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高28.0%、営業利益36.9%と順調である。通期は利益横ばい予想としているが保守的だろう。高水準の設備投資需要を背景として主力の直動機器中心に需要拡大が期待される。上振れ余地があるだろう。

■株価は売り一巡感

 株価は第1四半期業績を嫌気する形で戻り高値圏500円台から急反落した。ただし7月の年初来安値358円まで下押すことなく、400円近辺で売り一巡感を強めている。

 8月17日の終値は401円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円70銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS523円09銭で算出)は約0.8倍、時価総額は約25億円である。1倍割れの低PBRも見直して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月3日更新]

ヒーハイスト精工は売られ過ぎ感、19年3月期利益横ばい予想だが保守的

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。19年3月期利益横ばい予想だが保守的だろう。株価は水準を切り下げたが売られ過ぎ感を強めている。1倍割れの低PBRも見直して反発を期待したい。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 18年3月期の製品別売上構成比は直動機器62%、精密部品加工28%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期利益横ばい予想だが保守的

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.0%増の27億56百万円、営業利益が3.7%増の2億33百万円、経常利益が1.0%増の2億37百万円、純利益が3.9%減の1億59百万円としている。

 利益横ばい予想としているが保守的だろう。高水準の設備投資需要を背景に、直動機器やユニット製品とも需要拡大が期待される。上振れ余地があるだろう。なお配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)で、予想配当性向は15.6%となる。

■株価は売られ過ぎ感

 株価は水準を切り下げている。7月2日には年初来安値となる417円まで下押した。ただし売られ過ぎ感を強めている。

 7月2日の終値420円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS25円70銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約1.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS523円09銭で算出)は約0.8倍である。時価総額は約26億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が14%程度まで拡大して売られ過ぎ感を強めている。1倍割れの低PBRも見直して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月06日更新]

ヒーハイスト精工は売られ過ぎ感、19年3月期利益横ばい予想だが保守的

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。19年3月期利益横ばい予想だが保守的だろう。株価は水準を切り下げたが売られ過ぎ感を強めている。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 18年3月期の製品別売上構成比は直動機器62%、精密部品加工28%、ユニット製品10%である。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■19年3月期利益横ばい予想だが保守的

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.0%増の27億56百万円、営業利益が3.7%増の2億33百万円、経常利益が1.0%増の2億37百万円、純利益が3.9%減の1億59百万円としている。

 利益横ばい予想としているが保守的だろう。高水準の設備投資需要を背景に、直動機器やユニット製品とも需要拡大が期待され、上振れ余地があるだろう。なお配当予想は18年3月期と同額の年間4円(期末一括)で、予想配当性向は15.6%となる。

■株価は売られ過ぎ感

 株価は600円〜700円近辺でのモミ合いから下放れの形となり、水準を切り下げている。6月5日には498円まで下押した。ただし売られ過ぎ感を強めている。

 6月5日の終値501円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS25円70銭で算出)は約19倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約0.8%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS523円09銭で算出)は約1.0倍である。時価総額は約31億円である。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線に対するマイナス乖離率が15%程度まで拡大して売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月10日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡して戻り歩調、18年3月期大幅増収増益予想で19年3月期も収益拡大期待

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。18年3月期大幅増収増益予想で19年3月期も収益拡大が期待される。株価は調整一巡して戻り歩調だ。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 17年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■18年3月期大幅増収増益予想、19年3月期も収益拡大期待

 18年3月期連結業績予想(10月30日に増額修正)は、売上高が17年3月期比15.0%増の25億31百万円、営業利益が76.9%増の2億57百万円、経常利益が91.2%増の2億55百万円、純利益が83.8%増の1億54百万円としている。配当予想(10月30日に増額修正)は2円増配の年間4円(期末一括)としている。予想配当性向は16.1%となる。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比38.5%増の19億75百万円、営業利益が2.4倍の2億19百万円、経常利益が2.9倍の2億19百万円、そして純利益が2.8倍の1億50百万円だった。

 直動機器、精密部品加工、ユニット製品とも需要が大幅伸長した。製品別の売上高は、直動機器が産業用機械向けの好調などで35.9%増の11億80百万円、精密部品加工がレース用部品の好調で32.6%増の5億84百万円、ユニット製品が液晶製造装置向けなどの好調で79.8%増の2億10百万円だった。売上総利益率は29.7%で0.6ポイント上昇、販管費比率は18.6%で4.2ポイント低下した。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が78.0%、営業利益が85.2%、経常利益が85.9%、純利益が97.4%と高水準である。通期会社予想は再増額の可能性が高いだろう。そして19年3月期も収益拡大が期待される。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価は直近安値圏600円近辺から切り返している。調整一巡して戻り歩調だ。

 5月9日の終値668円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想連結EPS24円80銭で算出)は約27倍、前期推定配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約0.6%、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS497円75銭で算出)は約1.3倍である。時価総額は約42億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月10日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡感、18年3月期大幅増収増益予想で19年3月期も収益拡大期待

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。18年3月期は大幅増収増益予想で再増額の可能性が高いだろう。そして19年3月期も収益拡大が期待される。株価は調整一巡感を強めている。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 17年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■18年3月期大幅増収増益予想、19年3月期も収益拡大期待

 18年3月期連結業績予想(10月30日に増額修正)は、売上高が17年3月期比15.0%増の25億31百万円、営業利益が76.9%増の2億57百万円、経常利益が91.2%増の2億55百万円、純利益が83.8%増の1億54百万円としている。配当予想(10月30日に増額修正)は2円増配の年間4円(期末一括)としている。予想配当性向は16.1%となる。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比38.5%増の19億75百万円、営業利益が2.4倍の2億19百万円、経常利益が2.9倍の2億19百万円、そして純利益が2.8倍の1億50百万円だった。

 直動機器、精密部品加工、ユニット製品とも需要が大幅伸長した。製品別の売上高は、直動機器が産業用機械向けの好調などで35.9%増の11億80百万円、精密部品加工がレース用部品の好調で32.6%増の5億84百万円、ユニット製品が液晶製造装置向けなどの好調で79.8%増の2億10百万円だった。売上総利益率は29.7%で0.6ポイント上昇、販管費比率は18.6%で4.2ポイント低下した。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が78.0%、営業利益が85.2%、経常利益が85.9%、純利益が97.4%と高水準である。通期会社予想は再増額の可能性が高いだろう。そして19年3月期も収益拡大が期待される。

■株価は調整一巡感

 株価は1月高値989円から反落して上値を切り下げる形となったが、600円近辺で調整一巡感を強めている。

 4月9日の終値608円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想連結EPS24円80銭で算出)は約25倍、前期推定配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は約0.7%、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS497円75銭で算出)は約1.2倍である。時価総額は約38億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、600円近辺が下値支持線となりそうだ。調整一巡して反発が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月13日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡して出直り期待、18年3月期大幅増収増益・増配予想で再増額の可能性

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。18年3月期は大幅増収増益・増配予想である。そして再増額の可能性が高いだろう。株価は1月の高値圏から反落して上値を切り下げたが、調整一巡感を強めている。好業績を再評価して出直りが期待される。
 
■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー
 
 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。
 
 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。
 
 17年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。
 
 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。
 
■18年3月期大幅増収増益・増配予想で再増額の可能性
 
 18年3月期連結業績予想(10月30日に増額修正)は、売上高が17年3月期比15.0%増の25億31百万円、営業利益が76.9%増の2億57百万円、経常利益が91.2%増の2億55百万円、純利益が83.8%増の1億54百万円としている。配当予想(10月30日に増額修正)は2円増配の年間4円(期末一括)としている。予想配当性向は16.1%となる。
 
 第3四半期累計は売上高が前年同期比38.5%増の19億75百万円、営業利益が2.4倍の2億19百万円、経常利益が2.9倍の2億19百万円、そして純利益が2.8倍の1億50百万円だった。
 
 直動機器、精密部品加工、ユニット製品とも需要が大幅伸長した。製品別の売上高は、直動機器が産業用機械向けの好調などで35.9%増の11億80百万円、精密部品加工がレース用部品の好調で32.6%増の5億84百万円、ユニット製品が液晶製造装置向けなどの好調で79.8%増の2億10百万円だった。売上総利益率は29.7%で0.6ポイント上昇、販管費比率は18.6%で4.2ポイント低下した。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が78.0%、営業利益が85.2%、経常利益が85.9%、純利益が97.4%と高水準である。通期会社予想は再増額の可能性が高いだろう。
 
■株価は調整一巡して出直り期待
 
 株価は1月高値989円から反落して上値を切り下げる形となったが、700円近辺で推移して調整一巡感を強めている。
 
 3月12日の終値731円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS24円80銭で算出)は29〜30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は0.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS497円75銭で算出)は1.5倍近辺である。時価総額は約46億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。好業績を再評価して出直りが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月23日更新]

ヒーハイスト精工は地合い悪化の売りが一巡して上値試す、18年3月期3Q累計大幅増益で通期予想は再増額の可能性

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力として、小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。18年3月期第3四半期累計は大幅増収増益だった。通期も大幅増収増益・増配予想である。そして再増額の可能性が高いだろう。株価は1月の04年来高値圏から反落したが、地合い悪化の売りが一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
 
■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー
 
 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。
 
 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。
 
 17年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。
 
 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。
 
■18年3月期3Q累計大幅増収増益、通期予想は再増額の可能性
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(10月30日に増額修正)は、売上高が前期(17年3月期)比15.0%増の25億31百万円、営業利益が76.9%増の2億57百万円、経常利益が91.2%増の2億55百万円、純利益が83.8%増の1億54百万円としている。配当予想(10月30日に増額修正)は2円増配の年間4円(期末一括)としている。予想配当性向は16.1%となる。
 
 第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比38.5%増の19億75百万円、営業利益が2.4倍の2億19百万円、経常利益が2.9倍の2億19百万円、純利益が2.8倍の1億50百万円だった。
 
 直動機器、精密部品加工、ユニット製品とも需要が大幅伸長した。製品別の売上高は、直動機器が産業用機械向けの好調などで35.9%増の11億80百万円、精密部品加工がレース用部品の好調で32.6%増の5億84百万円、ユニット製品が液晶製造装置向けなどの好調で79.8%増の2億10百万円だった。売上総利益率は29.7%で0.6ポイント上昇、販管費比率は18.6%で4.2ポイント低下した。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が78.0%、営業利益が85.2%、経常利益が85.9%、純利益が97.4%と高水準である。通期会社予想は再増額の可能性が高いだろう。
 
■株価は地合い悪化の売り一巡して上値試す
 
 株価は1月23日に04年来高値となる989円まで上伸した。その後は一旦反落したが、2月14日の直近安値664円から切り返し、地合い悪化の売り一巡感を強めている。
 
 2月22日の終値801円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS24円80銭で算出)は32〜33倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は0.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS497円75銭で算出)は1.6倍近辺である。時価総額は約50億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。地合い悪化の売りが一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月11日更新]

ヒーハイスト精工は10月の昨年来高値に接近、18年3月期大幅増収増益・増配予想で再増額の可能性
 
 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力として、小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。18年3月期大幅増収増益・増配予想である。さらに再増額の可能性が高いだろう。株価は戻り歩調で17年10月の昨年来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
 
■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー
 
 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。
 
 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。
 
 17年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。
 
 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。
 
■18年3月期大幅増収増益・増配予想、さらに再増額の可能性
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(10月30日に増額修正)は、売上高が前期(17年3月期)比15.0%増の25億31百万円、営業利益が76.9%増の2億57百万円、経常利益が91.2%増の2億55百万円、純利益が83.8%増の1億54百万円としている。配当予想(10月30日に増額修正)は2円増配の年間4円(期末一括)で、予想配当性向は16.1%となる。
 
 第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比52.1%増の13億46百万円、営業利益が3.9倍の1億77百万円、経常利益が5.3倍の1億75百万円、純利益が4.7倍の1億20百万円だった。
 
 直動機器、精密部品加工、ユニット製品とも需要が大幅伸長し、計画を大幅に上回った。製品別売上高は、直動機器が産業用機械向けの好調で36.2%増の7億77百万円、精密部品加工がレース用部品の好調で60.7%増の4億17百万円、ユニット製品が液晶製造装置向けの好調で2.8倍の1億51百万円だった。売上総利益率は30.6%で0.9ポイント上昇、販管費比率は17.5%で7.2ポイント低下した。
 
 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が53.2%、営業利益が68.9%、経常利益が68.6%、純利益が77.9%と高水準である。通期会社予想は再増額の可能性が高いだろう。
 
■株価は17年10月の昨年来高値に接近
 
 株価は調整一巡して戻り歩調だ。1月10日には695円まで上伸し、04年来となる17年10月の昨年来高値758円に接近している。
 
 1月10日の終値692円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円80銭で算出)は28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は0.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS497円75銭で算出)は1.4倍近辺である。時価総額は約43億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線を回復して先高感を強めている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月15日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡して戻り歩調、18年3月期大幅増収増益・増配予想で再増額の可能性

ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力として、小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。18年3月期大幅増収増益・増配予想である。さらに再増額の可能性が高いだろう。株価は04年来高値圏から反落したが、調整一巡して戻り歩調だ。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 17年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■18年3月期大幅増収増益・増配予想、さらに再増額の可能性

 今期(18年3月期)の連結業績予想(10月30日に増額修正)は、売上高が前期(17年3月期)比15.0%増の25億31百万円、営業利益が76.9%増の2億57百万円、経常利益が91.2%増の2億55百万円、純利益が83.8%増の1億54百万円としている。配当予想(10月30日に増額修正)は2円増配の年間4円(期末一括)で、予想配当性向は16.1%となる。

 第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比52.1%増の13億46百万円、営業利益が3.9倍の1億77百万円、経常利益が5.3倍の1億75百万円、純利益が4.7倍の1億20百万円だった。

 直動機器、精密部品加工、ユニット製品とも需要が大幅伸長し、計画を大幅に上回った。製品別売上高は、直動機器が産業用機械向けの好調で36.2%増の7億77百万円、精密部品加工がレース用部品の好調で60.7%増の4億17百万円、ユニット製品が液晶製造装置向けの好調で2.8倍の1億51百万円だった。売上総利益率は30.6%で0.9ポイント上昇、販管費比率は17.5%で7.2ポイント低下した。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が53.2%、営業利益が68.9%、経常利益が68.6%、純利益が77.9%と高水準である。通期会社予想は再増額の可能性が高いだろう。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価は04年来高値となる10月30日758円から反落したが、11月15日の直近安値454円から切り返している。調整一巡して戻り歩調だ。

 12月14日の終値578円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円80銭で算出)は23〜24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は0.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS497円75銭で算出)は1.2倍近辺である。時価総額は約36億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線回復の動きを強めている。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月27日更新]

ヒーハイスト精工は調整一巡、18年3月期増額して大幅増益・増配予想、さらに再増額の可能性
 
 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力として、小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。18年3月期第2四半期が計画超の大幅増収増益となり、通期業績予想および配当予想を増額修正している。そして通期予想は再増額の可能性が高いだろう。株価は04年来の高値圏から一旦反落したが、調整一巡して上値を試す展開が期待される。
 
■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー
 
 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。
 
 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。
 
 17年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。
 
 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。
 
■18年3月期2Q累計は計画超の大幅増収増益
 
 11月13日発表した今期(18年3月期)第2四半期累計(4〜9月)の連結業績(10月30日に増額修正)は、売上高が前年同期比52.1%増の13億46百万円で、営業利益が3.9倍の1億77百万円、経常利益が5.3倍の1億75百万円、純利益が4.7倍の1億20百万円だった。
 
 直動機器、精密部品加工、ユニット製品とも需要が大幅伸長し、計画を大幅に上回った。製品別売上高は、直動機器が産業用機械向けの好調で36.2%増の7億77百万円、精密部品加工がレース用部品の好調で60.7%増の4億17百万円、ユニット製品が液晶製造装置向けの好調で2.8倍の1億51百万円だった。売上総利益率は30.6%で0.9ポイント上昇、販管費比率は17.5%で7.2ポイント低下した。
 
■18年3月期業績・配当予想を増額修正、さらに再増額の可能性
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想と配当予想を10月30日に増額修正した。売上高は4億92百万円増額して前期(17年3月期)比15.0%増の25億31百万円、営業利益は1億02百万円増額して76.9%増の2億57百万円、経常利益は1億03百万円増額して91.2%増の2億55百万円、純利益は67百万円増額して83.8%増の1億54百万円とした。配当予想は期末2円増額して年間4円(期末一括)とした。予想配当性向は16.1%で、前期比2円増配となる。
 
 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が53.2%、営業利益が68.9%、経常利益が68.6%、純利益が77.9%と高水準である。通期会社予想は再増額の可能性が高いだろう。
 
■株価は04年来高値圏、調整一巡して上値試す
 
 株価は、04年来高値となる10月30日758円から利益確定売りで一旦反落したが、11月15日の直近安値454円から切り返し、11月22日には561円まで戻した。調整が一巡したようだ。
 
 11月22日の終値557円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円80銭で算出)は22〜23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は0.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS497円75銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約35億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだが、26週移動平均線が接近してサポートラインとなりそうだ。調整一巡して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月20日更新]

ヒーハイスト精工は過熱感解消、18年3月期予想は増額の可能性     
 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。18年3月期は第1四半期で通期利益予想をほぼ達成している。通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は06年来の高値圏だ。過熱感が解消し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
 
■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー
 
 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。
 
 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。
 
 17年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。
 
 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。
 
■18年3月期予想は増額の可能性で収益改善基調
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月15日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比7.4%減の20億39百万円、営業利益が6.8%増の1億55百万円、経常利益が13.5%増の1億51百万円、純利益が3.9%増の87百万円としている。配当予想は前期と同額の年間2円(期末一括)としている。予想配当性向は14.3%となる。
 
 第1四半期(4〜6月)は売上高が前年同期比68.5%増収、営業利益が5.4倍増益、経常利益が6.4倍増益、純利益が6.7倍増益だった。直動機器、精密部品加工、ユニット製品とも需要が大幅伸長し、増収効果で大幅増益だった。
 
 製品別売上高は、直動機器が産業用機械業界向けなどの好調で29.2%増の3億69百万円、精密部品加工がレース用部品の需要大幅増加で82.5%増の2億38百万円、ユニット製品が液晶製造装置向けの需要大幅増加で5.3倍の1億37百万円だった。
 
 売上総利益は91.1%増加し、売上総利益率は34.5%で4.1ポイント上昇した。販管費は3.3%増加にとどまり、販管費比率は14.9%で9.4ポイント低下した。
 
 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高36.5%、営業利益94.2%、経常利益96.0%、純利益116.1%で、利益は通期予想をほぼ達成している。先行不透明感が強いとして通期予想を据え置いたが、増額の可能性が高いだろう。そして収益改善基調が期待される。
 
■株価は06年来高値圏、過熱感解消して上値試す
 
 株価(17年10月1日付で単元株式数を1000株から100株に変更)は、第1四半期業績を好感して10月3日の672円まで上伸した。06年来の高値圏だ。
 
 10月18日の終値584円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS14円02銭で算出)は42倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2円で算出)は0.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS497円75銭で算出)は1.2倍近辺である。時価総額は約36億円である。
 
 日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して過熱感が解消した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。過熱感が解消し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR) 
[09月27日更新]

ヒーハイスト精工は過熱感解消して上値試す、18年3月期予想は増額の可能性

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。18年3月期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は06年来の高値圏だ。過熱感が解消して上値を試す展開が期待される。なお17年10月1日付で単元株式数を1000株から100株に変更する。
 
■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー
 
 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。
 
 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。
 
 17年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。
 
 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。
 
■18年3月期1Qは大幅増収増益
 
 今期(18年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は売上高が前年同期比68.5%増の7億45百万円、営業利益が5.4倍の1億46百万円、経常利益が6.4倍の1億45百万円、純利益が6.7倍の1億01百万円だった。直動機器、精密部品加工、ユニット製品とも需要が大幅伸長し、増収効果で大幅増益だった。
 
 製品別売上高は、直動機器が産業用機械業界向けなどの好調で29.2%増の3億69百万円、精密部品加工がレース用部品の需要大幅増加で82.5%増の2億38百万円、ユニット製品が液晶製造装置向けの需要大幅増加で5.3倍の1億37百万円だった。
 
 売上総利益は91.1%増加し、売上総利益率は34.5%で4.1ポイント上昇した。販管費は3.3%増加にとどまり、販管費比率は14.9%で9.4ポイント低下した。
 
■18年3月期通期は増額の可能性、収益改善基調期待
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月15日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比7.4%減の20億39百万円、営業利益が6.8%増の1億55百万円、経常利益が13.5%増の1億51百万円、純利益が3.9%増の87百万円としている。配当予想は前期と同額の年間2円(期末一括)としている。予想配当性向は14.3%となる。
 
 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高36.5%、営業利益94.2%、経常利益96.0%、純利益116.1%で利益は通期予想をほぼ達成している。先行不透明感が強いとして通期予想を据え置いたが、増額の可能性が高いだろう。そして収益改善基調が期待される。
 
■株価は急伸して06年来高値圏、過熱感解消して上値試す
 
 株価は第1四半期業績を好感して250円〜300円近辺でのモミ合いから上放れの形となり、9月4日の635円まで上伸した。06年来の高値圏だ。その後は利益確定売りが優勢になったが、大きく下押すことなく500円〜600円近辺で推移している。
 
 9月26日の終値533円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS14円02銭で算出)は38倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2円で算出)は0.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS497円75銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約33億円である。
 
 日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。週足チャートで見ると13週移動平均線、26週移動平均線、52週移動平均線がいずれも上向いて先高感を強めている。上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月29日更新]

ヒーハイスト精工は急伸して06年来高値圏、18年3月期1Q大幅増収増益で通期予想は増額の可能性 
 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。18年3月期第1四半期は大幅増収増益だった。通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は急伸して06年来の高値圏だ。目先的な過熱感を冷ましながら上値を試す展開が期待される。なお17年10月1日付で単元株式数を1000株から100株に変更する。
 
■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー
 
 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。
 
 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。
 
 17年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品12%だった。主要販売先はTHK<6481>および本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。
 
■18年3月期1Qは大幅増収増益
 
 今期(18年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は売上高が前年同期比68.5%増の7億45百万円、営業利益が5.4倍の1億46百万円、経常利益が6.4倍の1億45百万円、純利益が6.7倍の1億01百万円だった。直動機器、精密部品加工、ユニット製品とも需要が大幅伸長し、増収効果で大幅増益だった。
 
 製品別売上高は、直動機器が産業用機械業界向けなどの好調で29.2%増の3億69百万円、精密部品加工がレース用部品の需要大幅増加で82.5%増の2億38百万円、ユニット製品が液晶製造装置向けの需要大幅増加で5.3倍の1億37百万円だった。
 
 売上総利益は91.1%増加し、売上総利益率は34.5%で4.1ポイント上昇した。販管費は3.3%増加にとどまり、販管費比率は14.9%で9.4ポイント低下した。
 
■18年3月期通期は増額の可能性、収益改善基調期待
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月15日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比7.4%減の20億39百万円、営業利益が6.8%増の1億55百万円、経常利益が13.5%増の1億51百万円、純利益が3.9%増の87百万円としている。配当予想は前期と同額の年間2円(期末一括)としている。予想配当性向は14.3%となる。
 
 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高36.5%、営業利益94.2%、経常利益96.0%、純利益116.1%で利益は通期予想をほぼ達成している。先行不透明感が強いとして通期予想を据え置いたが、増額の可能性が高いだろう。そして収益改善基調が期待される。
 
■リニアボールブッシュの競争力強化・拡販を推進
 
 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。
 
■株価は急伸して06年来高値圏、目先的な過熱感冷ましながら上値試す
 
 株価は第1四半期業績を好感して急伸している。8月22日には560円まで上伸した。06年来の高値圏だ。
 
 8月27日の終値487円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS14円02銭で算出)は34〜35倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2円で算出)は0.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS497円75銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約30億円である。
 
 週足チャートで見ると窓を開けて急伸し、高値圏で上ヒゲを付けた。目先的には過熱感の強い形だが、13週移動平均線、26週移動平均線、52週移動平均線がいずれも上向きとなって先高感を強めている。目先的な過熱感を冷ましながら上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月07日更新]

ヒーハイスト精工は18年3月期増益予想で低PBR

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。18年3月期増益予想で、収益改善基調である。株価は戻り高値圏でモミ合う形だが、0.5倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。なお17年10月1日付で単元株式数を1000株から100株に変更する。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。主要販売先はTHK<6481>、本田技研工業<7267>である。

 リニアボールブッシュは機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている

■18年3月期増益予想で収益改善基調

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月15日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比7.4%減の20億39百万円、営業利益が同6.8%増の1億55百万円、経常利益が同13.5%増の1億51百万円、純利益が同3.9%増の87百万円としている。配当予想は前期と同額の年間2円(期末一括)としている。予想配当性向は14.3%となる。

 先行不透明感が強いとして、前期大幅伸長した精密部品加工およびユニット製品の反動減も警戒しているようだが、会社予想には保守的な印象も強い。収益改善基調が期待される。

■株価はモミ合いだが低PBRも見直して上値試す

 株価の動きを見ると、戻り高値圏250円近辺でモミ合う形だが、煮詰まり感も強めている。

 7月6日の終値249円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS14円02銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2円で算出)は0.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS497円75銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。0.5倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月21日更新]

ヒーハイスト精工は戻り高値圏、18年3月期増益予想で0.5倍近辺の低PBRも見直し

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。18年3月期増益予想で、収益改善基調である。株価は戻り高値圏だ。自律調整が一巡し、0.5倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。なお17年10月1日付で単元株式数を1000株から100株に変更する。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 17年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品12%である。主要販売先はTHK<6481>、本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■17年3月期は計画超の大幅増益

 前期(17年3月期)連結業績は売上高が前々期(16年3月期)比35.2%増の22億01百万円、営業利益が同2.2倍の1億45百万円、経常利益が同2.4倍の1億33百万円、純利益が同2.6倍の84百万円だった。

 計画に対して売上高は5億33百万円、営業利益は58百万円、経常利益は50百万円、純利益は28百万円上回り、計画超の大幅増益だった。直動機器が好調に推移し、精密部品加工およびユニット製品も伸長した。

 製品別売上高は、直動機器が同15.6%増の12億18百万円、精密部品加工が同60.0%増の7億25百万円、ユニット製品が同2.1倍の2億57百万円だった。

 売上総利益は同25.9%増加したが、売上総利益率は27.3%で同2.0ポイント低下した。また販管費は同11.0%増加したが、販管費比率は20.7%で同4.5ポイント低下した。特別損失では固定資産除却損24百万円を計上した。

 ROEは2.7%で同1.6ポイント上昇、自己資本比率は68.5%で同5.5ポイント低下した。配当(4月27日に期末1円増額修正)は同1円増配の年間2円(期末一括)とした。配当性向は14.8%である。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期4億42百万円、第2四半期4億42百万円、第3四半期5億42百万円、第4四半期7億75百万円、営業利益は27百万円、17百万円、47百万円、54百万円だった。

■18年3月期も増益予想で収益改善基調

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月15日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比7.4%減の20億39百万円、営業利益が同6.8%増の1億55百万円、経常利益が同13.5%増の1億51百万円、純利益が同3.9%増の87百万円としている。配当予想は前期と同額の年間2円(期末一括)としている。予想配当性向は14.3%となる。

 先行不透明感が強いとして、前期大幅伸長した精密部品加工およびユニット製品の反動減も警戒しているようだが、会社予想には保守的な印象も強い。収益改善基調が期待される。

■リニアボールブッシュの競争力強化・拡販を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■株価は戻り高値圏、低PBRも見直して上値試す

 株価の動きを見ると戻り高値圏250円〜260円近辺で推移している。6月12日には戻り高値となる271円まで上伸する場面があった。

 6月19日の終値250円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS14円02銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2円で算出)は0.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS497円75銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。自律調整が一巡し、0.5倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月25日更新]

ヒーハイスト精工は18年3月期増益予想、低PBRも見直し

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力として、小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。17年3月期は計画超の大幅増益だった。そして18年3月期も増益予想である。収益改善基調だ。株価は低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。なお17年10月1日付で単元株式数を1000株から100株に変更する。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 17年3月期の製品別売上構成比は直動機器55%、精密部品加工33%、ユニット製品12%である。主要販売先はTHK<6481>、本田技研工業<7267>である。収益面では産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい特性もある。

■17年3月期は計画超の大幅増益

 5月15日発表した前期(17年3月期)連結業績(4月27日に増額修正)は、売上高が前々期(16年3月期)比35.2%増の22億01百万円で、営業利益が同2.2倍の1億45百万円、経常利益が同2.4倍の1億33百万円、純利益が同2.6倍の84百万円だった。

 計画に対して売上高は5億33百万円、営業利益は58百万円、経常利益は50百万円、純利益は28百万円上回り、計画超の大幅増益だった。直動機器が好調に推移し、精密部品加工およびユニット製品も伸長した。

 製品別の売上高は、直動機器が同15.6%増の12億18百万円、精密部品加工が同60.0%増の7億25百万円、ユニット製品が同2.1倍の2億57百万円だった。

 売上総利益は同25.9%増加したが、売上総利益率は27.3%で同2.0ポイント低下した。また販管費は同11.0%増加したが、販管費比率は20.7%で同4.5ポイント低下した。営業外費用では為替差損が減少(前々期13百万円、前期7百万円)した。特別損失では固定資産除却損24百万円を計上した。

 ROEは2.7%で同1.6ポイント上昇、自己資本比率は68.5%で同5.5ポイント低下した。配当(4月27日に期末1円増額修正)は同1円増配の年間2円(期末一括)とした。配当性向は14.8%である。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期4億42百万円、第2四半期4億42百万円、第3四半期5億42百万円、第4四半期7億75百万円、営業利益は27百万円、17百万円、47百万円、54百万円だった。

■18年3月期も増益予想で収益改善基調

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月15日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比7.4%減の20億39百万円、営業利益が同6.8%増の1億55百万円、経常利益が同13.5%増の1億51百万円、純利益が同3.9%増の87百万円としている。配当予想は前期と同額の年間2円(期末一括)としている。予想配当性向は14.3%となる。

 先行不透明感が強いとして、前期大幅伸長した精密部品加工およびユニット製品の反動減も警戒しているようだが、会社予想には保守的な印象も強い。収益改善基調が期待される。

■リニアボールブッシュの競争力強化・拡販を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■株価は下値切り上げる展開、低PBRも見直し

 株価の動きを見ると、前期(17年3月期)業績・配当予想増額修正を好感した4月28日の年初来高値275円から反落したが、大きく下押す動きは見られない。下値を切り上げる形だ。

 5月24日の終値245円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS14円02銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2円で算出)は0.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS497円75銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約15億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月26日更新]

ヒーハイスト精工は17年3月期大幅増益予想で18年3月期も収益改善基調期待

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力としている。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。17年3月期大幅増益予想で、18年3月期も収益改善基調が期待される。株価は自律調整が一巡し、収益改善基調を評価して戻りを試す展開が期待される。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料だ。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 16年3月期の製品別売上構成比は直動機器65%、精密部品加工28%、ユニット製品7%で、主要販売先の売上構成比はTHK<6481>54%、本田技研工業<726>21%である。

■産業用機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向が影響する収益特性

 四半期別の業績推移を見ると、16年3月期の売上高は第1四半期4億16百万円、第2四半期3億82百万円、第3四半期4億38百万円、第4四半期3億92百万円、営業利益は21百万円、2百万円、47百万円、3百万円の赤字だった。産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい収益特性もある。

 16年3月期連結業績は15年3月期比15.3%増収となり、営業利益は黒字化、経常利益は2.2倍増益、純利益は4.7倍増益となった。増収効果や生産性向上・原価低減効果などで営業黒字化した。直動機器は4.5%増収、精密部品加工はレース用部品の好調で54.3%増収、ユニット製品は9.9%増収だった。

 なお売上総利益は同15.1%増加したが、売上総利益率は29.3%で同横ばいだった。販管費は同1.6%減少し、販管費比率は25.2%で同4.3ポイント低下した。ROEは1.1%で同0.9ポイント上昇、自己資本比率は74.0%で同2.4ポイント上昇した。配当は7期ぶりの復配で年間1円(期末一括)とした。配当性向は19.1%だった。

■17年3月期第3四半期累計は大幅増収増益

 前期(17年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比15.3%増の14億26百万円、営業利益が同29.3%増の91百万円、経常利益が同32.7%増の76百万円、純利益が同58.8%増の53百万円だった。

 主力の直動機器が堅調に推移し、レース用部品精密加工や液晶製造装置向けユニット製品の大幅伸長も寄与して2桁増収となり、増収効果や生産性向上・原価低減効果で大幅増益だった。製品別売上高は直動機器が同6.1%増の8億68百万円、精密部品加工が同37.1%増の4億41百万円、ユニット製品が同20.8%増の1億16百万円だった。

 売上総利益は同10.2%増加したが、売上総利益率は29.1%で同1.4ポイント低下した。また販管費は同5.8%増加したが、販管費比率は22.8%で同2.0ポイント低下した。営業外費用では為替差損が増加(前期8百万円、今期12百万円)した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期4億42百万円、第2四半期4億42百万円、第3四半期5億42百万円、営業利益は27百万円、17百万円、47百万円だった。

■17年3月期大幅増益予想で18年3月期も収益改善基調

 前期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月13日公表)は売上高が前々期(16年3月期)比2.4%増の16億67百万円で、営業利益が同30.4%増の87百万円、経常利益が同50.0%増の83百万円、そして純利益が同74.0%増の56百万円としている。配当は前々期と同額の年間1円(期末一括)で配当性向は11.0%となる。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が85.5%、営業利益が104.6%、経常利益が91.6%、純利益が94.6%と高水準である。通期会社予想に増額余地がありそうだ。そして今期(18年3月期)も収益改善基調が期待される。

■リニアボールブッシュの競争力強化・拡販を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■株価は自律調整一巡して戻り試す、低PBRも見直し

 株価の動きを見ると、240円〜250円近辺の年初来高値圏から地合い悪化も影響して反落したが、4月17日の直近安値213円から切り返しの動きを強めている。自律調整が一巡したようだ。

 4月25日の終値228円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS9円11銭で算出)は25倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は0.4%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS485円45銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約14億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。自律調整が一巡し、収益改善基調を評価して戻りを試す展開が期待される。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月03日更新]

ヒーハイスト精工は17年3月期大幅増益予想で増額余地、18年3月期も収益改善基調期待

 ヒーハイスト精工<6433>(JQ)は直動機器を主力として、小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。17年3月期大幅増益予想で増額余地がありそうだ。そして18年3月期も収益改善基調が期待される。株価は下値固めが完了して戻り歩調だ。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料であり、収益改善基調を評価して戻りを試す展開が期待される。

■小径リニアボールブッシュの世界トップメーカー

 球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術として、直動機器(リニアボールブッシュや球面軸受けなど)、精密部品加工(レース用部品や試作部品の受託加工など)、ユニット製品(液晶製造装置向けなど)を展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。

 主力のリニアボールブッシュは、機械装置の稼働部に用いられる部品で、金属と金属の接触面を鋼球が転がりながら移動することで摩擦による影響を低減し、機械装置の寿命を延ばす役割を担っている。

 16年3月期の製品別売上構成比は直動機器65%、精密部品加工28%、ユニット製品7%で、主要販売先の売上構成比はTHK<6481>54%、本田技研工業<7267>21%である。

■産業用機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向が影響する収益特性

 四半期別の業績推移を見ると、16年3月期の売上高は第1四半期4億16百万円、第2四半期3億82百万円、第3四半期4億38百万円、第4四半期3億92百万円、営業利益は21百万円、2百万円、47百万円、3百万円の赤字だった。産業機械・電子部品・自動車関連の設備投資動向の影響を受けやすく、設備投資関連のため四半期業績が変動しやすい収益特性もある。

 16年3月期連結業績は15年3月期比15.3%増収となり、営業利益は黒字化、経常利益は2.2倍増益、純利益は4.7倍増益となった。増収効果や生産性向上・原価低減効果などで営業黒字化した。直動機器は4.5%増収、精密部品加工はレース用部品の好調で54.3%増収、ユニット製品は9.9%増収だった。

 なお売上総利益は同15.1%増加したが、売上総利益率は29.3%で同横ばいだった。販管費は同1.6%減少し、販管費比率は25.2%で同4.3ポイント低下した。ROEは1.1%で同0.9ポイント上昇、自己資本比率は74.0%で同2.4ポイント上昇した。配当は7期ぶりの復配で年間1円(期末一括)とした。配当性向は19.1%だった。

■17年3月期第3四半期累計は大幅増収増益

 今期(17年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比15.3%増の14億26百万円、営業利益が同29.3%増の91百万円、経常利益が同32.7%増の76百万円、純利益が同58.8%増の53百万円だった。

 主力の直動機器が堅調に推移し、レース用部品精密加工や液晶製造装置向けユニット製品の大幅伸長も寄与して2桁増収となり、増収効果や生産性向上・原価低減効果で大幅増益だった。製品別売上高は直動機器が同6.1%増の8億68百万円、精密部品加工が同37.1%増の4億41百万円、ユニット製品が同20.8%増の1億16百万円だった。

 売上総利益は同10.2%増加したが、売上総利益率は29.1%で同1.4ポイント低下した。また販管費は同5.8%増加したが、販管費比率は22.8%で同2.0ポイント低下した。営業外費用では為替差損が増加(前期8百万円、今期12百万円)した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期4億42百万円、第2四半期4億42百万円、第3四半期5億42百万円、営業利益は27百万円、17百万円、47百万円だった。

■17年3月期通期も大幅増益予想で増額余地、18年3月期も収益改善基調

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月13日公表)は、売上高が前期(16年3月期)比2.4%増の16億67百万円で、営業利益が同30.4%増の87百万円、経常利益が同50.0%増の83百万円、そして純利益が同74.0%増の56百万円としている。配当予想は前期と同額の年間1円(期末一括)で予想配当性向は11.0%となる。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が85.5%、営業利益が104.6%、経常利益が91.6%、純利益が94.6%と高水準である。通期会社予想に増額余地がありそうだ。そして来期(18年3月期)も収益改善基調が期待される。

■リニアボールブッシュの競争力強化・拡販を推進

 収益力向上および経営基盤強化に向けた重点方針として、生産能力向上とコストダウンによる採算性向上、QCDの徹底追求による顧客対応力の強化、顧客ニーズに適合した応用製品の開発と販売、主力製品リニアボールブッシュの競争力強化による拡販、提案型技術営業による新規顧客開拓、海外販売網の構築・強化、従業員の上昇志向と能力の向上を掲げている。

■株価は下値固め完了して戻り歩調

 株価の動きを見ると、安値圏160円〜180円近辺で下値固めが完了して戻り歩調だ。2月には265円まで上伸し、急伸した16年10月の戻り高値276円に接近する場面があった。

 3月30日の終値245円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS9円11銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は0.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS485円45銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約15億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺がサポートラインの形だ。0.5倍近辺の低PBRも見直し材料であり、収益改善基調を評価して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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