[7501]ティムコ
[03月05日更新]

ティムコは戻り試す、24年11月期営業・経常2桁増益で大幅増配予想

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。24年11月期は増収、営業・経常2桁増益(当期純利益は特別利益剥落で減益)予想としている。そして配当は記念配当を加えて大幅増配予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。株価はモミ合いから上放れの動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、戻りを試す展開を期待したい。
 
■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売
 
 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。
 
 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることなどを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランドFoxfireを主力としている。
 
 23年11月期のセグメント別売上高はフィッシング事業が9億03百万円、アウトドア事業が24億79百万円、その他(不動産賃貸収入)が20百万円、セグメント別利益(全社費用等調整前営業利益)はフィッシング事業が1億16百万円、アウトドア事業が1億85百万円、その他が9百万円、全社費用等調整額が▲1億94百万円だった。
 
 全社ベースの売上高の新製品比率は59.7%、自社企画品比率は93.4%、国内自社通販売上高はFoxfire会員制度本格稼働の効果により前期比19.3%増の1億12百万円、輸出売上(フライ用品が中心)比率は3.7%、仕入の輸入比率は15.2%だった。
 
■顧客接点の強化、EC分野の拡大、海外展開を推進
 
 中期的な目標値としては、26年11月期売上高41億79百万円、営業利益2億79百万円、営業利益率6.7%、1株当たり利益(EPS)67円80銭、株主資本利益率(ROE)3.4%を掲げている。
 
 重点課題として、BRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略として顧客接点の強化、EC分野の拡大、海外への展開を推進する方針だ。
 
 顧客接点の強化では、SNSやHPなどによる情報発信の強化、会員制度の拡充、イベントやスクールなどの充実などの施策により、現在(23年11月期)約4万人の会員数を3年後に約7万人、5年後に約10万人へ拡大することを目指す。
 
 EC分野の拡大では、TIMCOホームページのリニューアル、全アイテムの自社ECスタート、グローバルECの展開などの施策により、現在(同)約7.6%のEC比率(自社+自社管理取引)を3年後に12.8%へ、さらに将来的には25%へ引き上げることを目指す。
 
 海外への展開では、フライ用品のグローバルブランド化、ルアー用品の欧米市場向け拡大、フライ用品・ルアー用品のアジア圏への展開、Foxfireのグローバル展開などの施策により、現在(同)3.7%の輸出比率を3年後に7.5%へ、さらに将来的には20%へ引き上げることを目指す。
 
■スノーピークとの共同事業も推進
 
 19年4月に資本業務提携して第1位株主となったスノーピーク<7816>との共同事業も推進している。21年11月には同社、スノーピーク、アイビック、アイビック食品の4社共同で新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市、以下C&A)を設立した。新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的として、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開する。そして23年9月にはC&Aが体験型アウトドアショップ第1号店「C&A北広島」(北海道北広島市)をオープンした。
 
 また23年4月には、複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店Foxfire白河高原を開業した。スノーピークの直営店スノーピーク白河高原とのコラボショップである。23年7月開業のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において、新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。
 
■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書
 
 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。
 
 フィッシング事業では、新製品を中心とした販売促進、販促イベントの実施、SNSプロモーションの強化、初心者向け商品の開発強化、釣り人口拡大に向けたフライフィッシングスクール&ツアーの実施などを推進する。プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。
 
 アウトドア事業では、Foxfire会員制度の本格稼働による国内自社オンライン販売の強化、セール品縮小による利益率の改善、店舗計画(新規出店、リニューアルなど)の推進、WEB・動画・SNS情報発信の強化、コラボレーションも活用したFoxfire認知度向上などを推進する。利益率改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努めている。またFoxfireのうち、釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。
 
 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。
 
■24年11月期営業・経常2桁増益で大幅増配予想
 
 24年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が23年11月期比5.0%増の35億74百万円、営業利益が15.0%増の1億33百万円、経常利益が15.9%増の1億37百万円としている。当期純利益は前期計上した特別利益(投資有価証券売却益20百万円)が剥落して23.3%減の83百万円としている。配当予想は第55期記念配当5円50銭を加えて、23年11月期比5円50銭増配の17円50銭(期末一括、普通配当12円+記念配当5円50銭)としている。予想配当性向は52.0%となる。
 
 当期純利益は前期計上の投資有価証券売却益の剥落や税金費用の増加で減益だが、拡販の推進などにより増収、営業・経常利益2桁増益予想としている。セグメント別売上高の計画は、フィッシング事業が5.5%増の9億53百万円、アウトドア事業が4.9%増の26億円、その他が2.8%増の21百万円としている。
 
 事業別の重点取り組みとして、フィッシング事業では、キャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、動画配信・SNSプロモーションを活用した販売促進を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、Foxfireブランドの認知度向上と顧客数の増加を推進するとともに、商品開発力の強化、直営店舗の事業効率化、販売チャネルの見直しなどにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。
 
 24年11月期は増収、営業・経常利益2桁増益予想としている。そして配当は記念配当を加えて大幅増配予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。
 
■株主優待制度は毎年11月末の株主対象
 
 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。
 
■株価は戻り試す
 
 株価はモミ合いから上放れの動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、戻りを試す展開を期待したい。3月4日の終値は784円、今期予想PER(会社予想のEPS33円67銭で算出)は約23倍、今期予想配当利回り(会社予想の17円50銭で算出)は約2.2%、前期実績PBR(前期実績のBPS1886円02銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約26億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
 
[01月31日更新]

ティムコはモミ合い上放れ、24年11月期営業・経常2桁増益で大幅増配予想

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。23年11月期はアウトドア事業の大幅伸長が牽引して増収・営業増益で着地した。24年11月期は増収、営業・経常利益2桁増益予想としている。そして配当は記念配当を加えて大幅増配予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。株価は上値が重くモミ合う形だが、1倍割れの低PBRも評価してモミ合いから上放れの展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることなどを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランドFoxfireを主力としている。

 23年11月期のセグメント別売上高はフィッシング事業が9億03百万円、アウトドア事業が24億79百万円、その他(不動産賃貸収入)が20百万円、セグメント別利益(全社費用等調整前営業利益)はフィッシング事業が1億16百万円、アウトドア事業が1億85百万円、その他が9百万円、全社費用等調整額が▲1億94百万円だった。

 全社ベースの売上高の新製品比率は59.7%、自社企画品比率は93.4%、国内自社通販売上高はFoxfire会員制度本格稼働の効果により前期比19.3%増の1億12百万円、輸出売上(フライ用品が中心)比率は3.7%、仕入の輸入比率は15.2%だった。

■顧客接点の強化、EC分野の拡大、海外展開を推進

 中期的な目標値としては、26年11月期売上高41億79百万円、営業利益2億79百万円、営業利益率6.7%、1株当たり利益(EPS)67円80銭、株主資本利益率(ROE)3.4%を掲げている。

 重点課題として、BRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略として顧客接点の強化、EC分野の拡大、海外への展開を推進する方針だ。

 顧客接点の強化では、SNSやHPなどによる情報発信の強化、会員制度の拡充、イベントやスクールなどの充実などの施策により、現在(23年11月期)約4万人の会員数を3年後に約7万人、5年後に約10万人へ拡大することを目指す。

 EC分野の拡大では、TIMCOホームページのリニューアル、全アイテムの自社ECスタート、グローバルECの展開などの施策により、現在(同)約7.6%のEC比率(自社+自社管理取引)を3年後に12.8%へ、さらに将来的には25%へ引き上げることを目指す。

 海外への展開では、フライ用品のグローバルブランド化、ルアー用品の欧米市場向け拡大、フライ用品・ルアー用品のアジア圏への展開、Foxfireのグローバル展開などの施策により、現在(同)3.7%の輸出比率を3年後に7.5%へ、さらに将来的には20%へ引き上げることを目指す。

■スノーピークとの共同事業も推進

 19年4月に資本業務提携して第1位株主となったスノーピーク<7816>との共同事業も推進している。21年11月には同社、スノーピーク、アイビック、アイビック食品の4社共同で新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市、以下C&A)を設立した。新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的として、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開する。そして23年9月にはC&Aが体験型アウトドアショップ第1号店「C&A北広島」(北海道北広島市)をオープンした。

 また23年4月には、複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店Foxfire白河高原を開業した。スノーピークの直営店スノーピーク白河高原とのコラボショップである。23年7月開業のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において、新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、新製品を中心とした販売促進、販促イベントの実施、SNSプロモーションの強化、初心者向け商品の開発強化、釣り人口拡大に向けたフライフィッシングスクール&ツアーの実施などを推進する。プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。

 アウトドア事業では、Foxfire会員制度の本格稼働による国内自社オンライン販売の強化、セール品縮小による利益率の改善、店舗計画(新規出店、リニューアルなど)の推進、WEB・動画・SNS情報発信の強化、コラボレーションも活用したFoxfire認知度向上などを推進する。利益率改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努めている。またFoxfireのうち、釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■24年11月期営業・経常2桁増益で大幅増配予想

 23年11月期の業績(非連結)は売上高が22年11月期比3.4%増の34億03百万円、営業利益が2.7%増の1億16百万円、経常利益が1.0%減の1億18百万円、当期純利益が13.8%減の1億08百万円だった。配当は22年11月期と同額の12円(期末一括)とした。配当性向は27.3%となる。

 計画をやや下回ったものの、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して増収・営業増益で着地した。利益面では人件費などが増加したものの、価格改定による売上総利益率改善(1.7ポイント向上)も寄与した。経常利益は営業外での為替差損益の悪化により減益、当期純利益は特別利益に投資有価証券売却益を計上したが法人税等の増加により減益だった。

 フィッシング事業は売上高が12.3%減の9億03百万円で営業利益(全社費用等調整前)が27.2%減の1億16百万円だった。コロナ禍におけるアクティビティとしての需要の反動減、価格改定に伴う買い控え、記録的な猛暑に伴う釣行回数減少などの影響により減収減益だった。

 アウトドア事業は売上高が10.7%増の24億79百万円で営業利益が48.4%増の1億85百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットや、防虫素材(スコーロン)を使用した商品、フィッシングギアなどの販売が好調だった。利益面では増収効果に加えて、滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が2.3%減の20百万円で、営業利益が修繕費の増加により31.2%減の9百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億94百万円で営業利益が10百万円、第2四半期は売上高が10億20百万円で営業利益が1億15百万円、第3四半期は売上高が7億70百万円で営業利益が13百万円の損失、第4四半期は売上高が8億18百万円で営業利益が4百万円だった。

 24年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が23年11月期比5.0%増の35億74百万円、営業利益が15.0%増の1億33百万円、経常利益が15.9%増の1億37百万円、当期純利益が23.3%減の83百万円としている。配当予想は第55期記念配当5円50銭を加えて、23年11月期比5円50銭増配の17円50銭(期末一括、普通配当12円+記念配当5円50銭)としている。予想配当性向は52.0%となる。

 当期純利益は前期計上の投資有価証券売却益の剥落や税金費用の増加で減益だが、拡販の推進などにより増収、営業・経常利益2桁増益予想としている。セグメント別売上高の計画は、フィッシング事業が5.5%増の9億53百万円、アウトドア事業が4.9%増の26億円、その他が2.8%増の21百万円としている。

 事業別の重点取り組みとして、フィッシング事業では、キャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、動画配信・SNSプロモーションを活用した販売促進を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、Foxfireブランドの認知度向上と顧客数の増加を推進するとともに、商品開発力の強化、直営店舗の事業効率化、販売チャネルの見直しなどにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。

 24年11月期は増収、営業・経常利益2桁増益予想としている。そして配当は記念配当を加えて大幅増配予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価はモミ合い上放れ

 株価は上値が重くモミ合う形だが、1倍割れの低PBRも評価してモミ合いから上放れの展開を期待したい。1月30日の終値は778円、今期予想PER(会社予想のEPS33円67銭で算出)は約23倍、今期予想配当利回り(会社予想の17円50銭で算出)は約2.2%、前期実績PBR(前期実績のBPS1886円02銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約26億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[01月12日更新]

ティムコは反発の動き、24年11月期も収益拡大基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。23年11月期は大幅営業・経常増益予想としている。アウトドア事業が伸長し、価格改定などの効果も寄与する見込みだ。さらに24年11月期も積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価はモミ合いレンジ下限から反発の動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、モミ合いから上放れの展開を期待したい。なお1月19日に23年11月期決算発表を予定している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランドFoxfireを主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げている。

 そして基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireや直営店舗Foxfire Storeの認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市、以下C&A)を設立した。そして23年9月には、C&Aによる体験型アウトドアショップ第1号店「C&A北広島」(北海道北広島市)をオープンした。

 また23年4月には、複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店Foxfire白河高原を開業した。スノーピークの直営店スノーピーク白河高原とのコラボショップである。23年7月開業のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において、新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、新製品を中心とした販売促進、販促イベントの実施、SNSプロモーションの強化、初心者向け商品の開発強化、釣り人口拡大に向けたフライフィッシングスクール&ツアーの実施などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、Foxfire会員制度の本格稼働による国内自社オンライン販売の強化、セール品縮小による利益率の改善、店舗計画(新規出店、リニューアルなど)の推進、WEB・動画・SNS情報発信の強化、コラボレーションも活用したFoxfire認知度向上などを推進する。23年4月には、スタジオジプリ作品「となりのトトロ」とのコラボレーションアイテムの販売を開始した。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireの売上については、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。またFoxfireのうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期は上振れの可能性、24年11月期も収益拡大基調

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、そして当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)で、予想配当性向は23.1%となる。

 重点施策として、フィッシング事業ではキャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、新製品投入やSNSプロモーションを活用した販売促進を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化、直営店舗の事業効率化、SNSプロモーションの強化、Foxfire会員制度の本格稼働、セール品の縮小などにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比5.2%増の25億84百万円、営業利益が43.7%増の1億12百万円、経常利益が33.7%増の1億14百万円、四半期純利益が39.0%増の1億06百万円だった。なお特別利益に投資有価証券売却益20百万円を計上した。

 フィッシング事業は苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。なお22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。

 フィッシング事業は売上高が9.2%減の7億55百万円で営業利益(全社費用等調整前)が11.5%減の1億28百万円だった。コロナ禍におけるアクティビティとしての需要が一段落し、価格改定に伴う買い控えや記録的猛暑に伴う釣行回数減少なども影響して全体的に販売が苦戦した。

 アウトドア事業は売上高が12.7%増の18億14百万円で営業利益が90.8%増の1億20百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットや、防虫素材(スコーロン)を使用した商品などの販売が好調だった。利益面では増収効果に加えて、滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が0.4%減の14百万円で営業利益が1.1%減の8百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高7億94百万円で営業利益10百万円、第2四半期は売上高10億20百万円で営業利益1億15百万円、第3四半期は売上高7億70百万円で営業利益13百万円の損失だった。

 通期予想については先行き不透明感を考慮して据え置いたが、第3四半期累計の進捗率は売上高74%、営業利益75%、経常利益75%、当期純利益83%と順調である。需要回復や価格改定(Foxfire製品の価格改定を23年8月1日出荷分より実施)などの効果を勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性がありそうだ。

 さらに、調達コスト上昇に対応して23年12月1日出荷分より一部フライ・ルアー用品の販売価格を改定(23年11月7日公表)した。24年11月期も積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は反発の動き

 株価はモミ合いレンジ下限から反発の動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、モミ合いから上放れの展開を期待したい。1月11日の終値は757円、前期推定PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約15倍、前期推定配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前々期実績PBR(前々期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[12月18日更新]

ティムコは調整一巡、23年11月期は上振れの可能性、24年11月期も収益拡大基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。23年11月期は大幅営業・経常増益予想としている。アウトドア事業が伸長して牽引する見込みだ。需要回復や価格改定などの効果を勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で24年11月期も収益拡大基調だろう。株価は反発力が鈍くモミ合いレンジだが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡してモミ合いから上放れの展開を期待したい。なお1月19日に23年11月期決算発表を予定している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランドFoxfireを主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げている。

 そして基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireや直営店舗Foxfire Storeの認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市、以下C&A)を設立した。そして23年9月には、C&Aによる体験型アウトドアショップ第1号店「C&A北広島」(北海道北広島市)をオープンした。

 また23年4月には、複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店Foxfire白河高原を開業した。スノーピークの直営店スノーピーク白河高原とのコラボショップである。23年7月開業のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において、新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、新製品を中心とした販売促進、販促イベントの実施、SNSプロモーションの強化、初心者向け商品の開発強化、釣り人口拡大に向けたフライフィッシングスクール&ツアーの実施などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、Foxfire会員制度の本格稼働による国内自社オンライン販売の強化、セール品縮小による利益率の改善、店舗計画(新規出店、リニューアルなど)の推進、WEB・動画・SNS情報発信の強化、コラボレーションも活用したFoxfire認知度向上などを推進する。23年4月には、スタジオジプリ作品「となりのトトロ」とのコラボレーションアイテムの販売を開始した。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireの売上については、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。またFoxfireのうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期は上振れの可能性、24年11月期も収益拡大基調

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、そして当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)で、予想配当性向は23.1%となる。

 重点施策として、フィッシング事業ではキャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、新製品投入やSNSプロモーションを活用した販売促進を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化、直営店舗の事業効率化、SNSプロモーションの強化、Foxfire会員制度の本格稼働、セール品の縮小などにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比5.2%増の25億84百万円、営業利益が43.7%増の1億12百万円、経常利益が33.7%増の1億14百万円、四半期純利益が39.0%増の1億06百万円だった。なお特別利益に投資有価証券売却益20百万円を計上した。

 フィッシング事業は苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。なお22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。

 フィッシング事業は売上高が9.2%減の7億55百万円で営業利益(全社費用等調整前)が11.5%減の1億28百万円だった。コロナ禍におけるアクティビティとしての需要が一段落し、価格改定に伴う買い控えや記録的猛暑に伴う釣行回数減少なども影響して全体的に販売が苦戦した。

 アウトドア事業は売上高が12.7%増の18億14百万円で営業利益が90.8%増の1億20百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットや、防虫素材(スコーロン)を使用した商品などの販売が好調だった。利益面では増収効果に加えて、滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が0.4%減の14百万円で営業利益が1.1%減の8百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高7億94百万円で営業利益10百万円、第2四半期は売上高10億20百万円で営業利益1億15百万円、第3四半期は売上高7億70百万円で営業利益13百万円の損失だった。

 通期予想については先行き不透明感を考慮して据え置いたが、第3四半期累計の進捗率は売上高74%、営業利益75%、経常利益75%、当期純利益83%と順調である。需要回復や価格改定(Foxfire製品の価格改定を8月1日出荷分より実施)などの効果を勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性がありそうだ。

 さらに、調達コスト上昇に対応して12月1日出荷分より一部フライ・ルアー用品の販売価格を改定(11月7日公表)する。積極的な事業展開で24年11月期も収益拡大基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡

 株価は反発力が鈍くモミ合いレンジだが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡してモミ合いから上放れの展開を期待したい。12月15日の終値は738円、前期推定PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約14倍、前期推定配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前々期実績PBR(前々期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[11月22日更新]

ティムコはモミ合い上放れ、23年11月期は上振れの可能性、24年11月期も収益拡大基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。23年11月期は大幅営業・経常増益予想としている。アウトドア事業が伸長して牽引する見込みだ。需要回復や価格改定などの効果を勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性がありそうだ。さらに、調達コスト上昇に対応して12月1日出荷分より一部フライ・ルアー用品の販売価格を改定する。積極的な事業展開で24年11月期も収益拡大基調だろう。株価は徐々に水準を切り上げてモミ合いから上放れの動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランドFoxfireを主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げている。

 そして基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireや直営店舗Foxfire Storeの認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市、以下C&A)を設立した。そして23年9月には、C&Aによる体験型アウトドアショップ第1号店「C&A北広島」(北海道北広島市)をオープンした。

 また23年4月には、複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店Foxfire白河高原を開業した。スノーピークの直営店スノーピーク白河高原とのコラボショップである。23年7月開業のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において、新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、新製品を中心とした販売促進、販促イベントの実施、SNSプロモーションの強化、初心者向け商品の開発強化、釣り人口拡大に向けたフライフィッシングスクール&ツアーの実施などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、Foxfire会員制度の本格稼働による国内自社オンライン販売の強化、セール品縮小による利益率の改善、店舗計画(新規出店、リニューアルなど)の推進、WEB・動画・SNS情報発信の強化、コラボレーションも活用したFoxfire認知度向上などを推進する。23年4月には、スタジオジプリ作品「となりのトトロ」とのコラボレーションアイテムの販売を開始した。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireの売上については、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。またFoxfireのうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期は上振れの可能性、24年11月期も収益拡大基調

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、そして当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)で、予想配当性向は23.1%となる。

 重点施策として、フィッシング事業ではキャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、新製品投入やSNSプロモーションを活用した販売促進を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化、直営店舗の事業効率化、SNSプロモーションの強化、Foxfire会員制度の本格稼働、セール品の縮小などにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比5.2%増の25億84百万円、営業利益が43.7%増の1億12百万円、経常利益が33.7%増の1億14百万円、四半期純利益が39.0%増の1億06百万円だった。なお特別利益に投資有価証券売却益20百万円を計上した。

 フィッシング事業は苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。なお22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。

 フィッシング事業は売上高が9.2%減の7億55百万円で営業利益(全社費用等調整前)が11.5%減の1億28百万円だった。コロナ禍におけるアクティビティとしての需要が一段落し、価格改定に伴う買い控えや記録的猛暑に伴う釣行回数減少なども影響して全体的に販売が苦戦した。

 アウトドア事業は売上高が12.7%増の18億14百万円で営業利益が90.8%増の1億20百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットや、防虫素材(スコーロン)を使用した商品などの販売が好調だった。利益面では増収効果に加えて、滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が0.4%減の14百万円で営業利益が1.1%減の8百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高7億94百万円で営業利益10百万円、第2四半期は売上高10億20百万円で営業利益1億15百万円、第3四半期は売上高7億70百万円で営業利益13百万円の損失だった。

 通期予想については先行き不透明感を考慮して据え置いたが、第3四半期累計の進捗率は売上高74%、営業利益75%、経常利益75%、当期純利益83%と順調である。需要回復や価格改定(Foxfire製品の価格改定を8月1日出荷分より実施)などの効果を勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性がありそうだ。

 さらに、調達コスト上昇に対応して12月1日出荷分より一部フライ・ルアー用品の販売価格を改定(11月7日公表)する。積極的な事業展開で24年11月期も収益拡大基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価はモミ合い上放れ

 株価は徐々に水準を切り上げてモミ合いから上放れの動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。11月21日の終値は774円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約26億円である。情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[10月26日更新]

ティムコはモミ合い煮詰まり感、23年11月期3Q累計大幅増益で通期は上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。23年11月期第3四半期累計はフィッシング事業が苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。そして通期の大幅営業・経常増益予想を据え置いた。需要回復や価格改定などの効果を勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は第3四半期累計業績を好感する場面があったが、地合い悪化も影響して買いが続かずモミ合いレンジに回帰の形となった。ただし大きく下押す動きは見られずモミ合い煮詰まり感を強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、モミ合いから上放れの展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランドFoxfireを主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げている。

 そして基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireや直営店舗Foxfire Storeの認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市、以下C&A)を設立した。そして23年9月には、C&Aによる体験型アウトドアショップ第1号店「C&A北広島」(北海道北広島市)をオープンした。

 また23年4月には、複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店Foxfire白河高原を開業した。スノーピークの直営店スノーピーク白河高原とのコラボショップである。23年7月開業のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において、新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、新製品を中心とした販売促進、販促イベントの実施、SNSプロモーションの強化、初心者向け商品の開発強化、釣り人口拡大に向けたフライフィッシングスクール&ツアーの実施などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、Foxfire会員制度の本格稼働による国内自社オンライン販売の強化、セール品縮小による利益率の改善、店舗計画(新規出店、リニューアルなど)の推進、WEB・動画・SNS情報発信の強化、コラボレーションも活用したFoxfire認知度向上などを推進する。23年4月には、スタジオジプリ作品「となりのトトロ」とのコラボレーションアイテムの販売を開始した。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireの売上については、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。またFoxfireのうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期3Q累計大幅増益で通期は上振れの可能性

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、そして当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)で、予想配当性向は23.1%となる。

 重点施策として、フィッシング事業ではキャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、新製品投入やSNSプロモーションを活用した販売促進を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化、直営店舗の事業効率化、SNSプロモーションの強化、Foxfire会員制度の本格稼働、セール品の縮小などにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比5.2%増の25億84百万円、営業利益が43.7%増の1億12百万円、経常利益が33.7%増の1億14百万円、四半期純利益が39.0%増の1億06百万円だった。なお特別利益に投資有価証券売却益20百万円を計上した。

 フィッシング事業は苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。なお22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。

 フィッシング事業は売上高が9.2%減の7億55百万円で営業利益(全社費用等調整前)が11.5%減の1億28百万円だった。コロナ禍におけるアクティビティとしての需要が一段落し、価格改定に伴う買い控えや記録的猛暑に伴う釣行回数減少なども影響して全体的に販売が苦戦した。

 アウトドア事業は売上高が12.7%増の18億14百万円で営業利益が90.8%増の1億20百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットや、防虫素材(スコーロン)を使用した商品などの販売が好調だった。利益面では増収効果に加えて、滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が0.4%減の14百万円で営業利益が1.1%減の8百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億94百万円で営業利益が10百万円、第2四半期は売上高が10億20百万円で営業利益が1億15百万円、第3四半期は売上高が7億70百万円で営業利益が13百万円の損失だった。

 通期予想については先行き不透明感を考慮して据え置いたが、第3四半期累計の進捗率は売上高74%、営業利益75%、経常利益75%、当期純利益83%と順調である。需要回復や価格改定(Foxfire製品の価格改定を8月1日出荷分より実施)などの効果を勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価はモミ合い煮詰まり感

 株価は第3四半期累計業績を好感する場面があったが、地合い悪化も影響して買いが続かずモミ合いレンジに回帰の形となった。ただし大きく下押す動きは見られずモミ合い煮詰まり感を強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、モミ合いから上放れの展開を期待したい。10月25日の終値は750円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[10月13日更新]

ティムコは23年11月期3Q累計大幅増益、通期上振れ余地

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、10月11日の取引時間終了後に23年11月期第3四半期累計業績(非連結)を発表した。フィッシング事業はやや苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。そして通期の大幅営業・経常増益予想を据え置いた。需要回復や価格改定などの効果を勘案すれば、通期会社予想に上振れ余地があり、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は急伸してモミ合いから上放れの形となった。収益改善基調に加えて、1倍割れの低PBRも評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。

■23年11月期3Q累計大幅増益、アウトドア事業が牽引

 23年11月期第3四半期累計(22年12月〜23年8月)業績(非連結)は、売上高が前年同期比5.2%増の25億84百万円、営業利益が43.7%増の1億12百万円、経常利益が33.7%増の1億14百万円、四半期純利益が39.0%増の1億06百万円だった。なお特別利益に投資有価証券売却益20百万円を計上した。

 フィッシング事業はやや苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。なお22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。

 フィッシング事業は売上高が9.2%減の7億55百万円で営業利益(全社費用等調整前)が11.5%減の1億28百万円だった。コロナ禍におけるアクティビティとしての需要が一段落し、価格改定に伴う買い控えや記録的猛暑に伴う釣行回数減少なども影響して全体的に販売が苦戦した。

 アウトドア事業は売上高が12.7%増の18億14百万円で営業利益が90.8%増の1億20百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットや、防虫素材(スコーロン)を使用した商品などの販売が好調だった。利益面では増収効果に加えて、滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が0.4%減の14百万円で営業利益が1.1%減の8百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億94百万円で営業利益が10百万円、第2四半期は売上高が10億20百万円で営業利益が1億15百万円、第3四半期は売上高が7億70百万円で営業利益が13百万円の損失だった。

 通期業績(非連結)予想は据え置いて売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)としている。

 重点施策として、フィッシング事業ではキャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、新製品投入やSNSプロモーションを活用した販売促進を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化、直営店舗の事業効率化、SNSプロモーションの強化、Foxfire会員制度の本格稼働、セール品の縮小などにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。

 先行きの不透明感を考慮して通期予想を据え置いたが、第3四半期累計の進捗率は売上高74%、営業利益75%、経常利益75%、当期純利益83%と順調である。需要回復や価格改定などの効果を勘案すれば、通期会社予想に上振れ余地があり、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価はモミ合い上放れ

 株価急伸してモミ合いから上放れの形となった。収益改善基調に加えて、1倍割れの低PBRも評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。10月11日の終値は830円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.4%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約28億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[10月06日更新]

ティムコはモミ合い上放れ、23年11月期は上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。9月30日にはスノーピーク<7816>等との4社共同による体験型アウトドアショップ第1号店「C&A北広島」(北海道北広島市)をオープンした。23年11月期はアウトドア事業の伸長が牽引して大幅営業・経常増益予想としている。需要が回復基調であり、第2四半期累計の高進捗率や、8月からのFoxfire製品の価格改定効果なども勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化の影響で反落する場面があったが、モミ合いから上放れの動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。なお10月11日に23年11月期第3四半期決算発表を予定している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランドFoxfireを主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げている。

 そして基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireや直営店舗Foxfire Storeの認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市、以下C&A)を設立した。

 23年4月には複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店Foxfire白河高原を開業した。スノーピークの直営店スノーピーク白河高原とのコラボショップであり、23年7月開業予定のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。

 また9月30日には、C&Aによる体験型アウトドアショップ第1号店「C&A北広島」(北海道北広島市)をオープンした。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、新製品を中心とした販売促進、販促イベントの実施、SNSプロモーションの強化、初心者向け商品の開発強化、釣り人口拡大に向けたフライフィッシングスクール&ツアーの実施などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、Foxfire会員制度の本格稼働による国内自社オンライン販売の強化、セール品縮小による利益率の改善、店舗計画(新規出店、リニューアルなど)の推進、WEB・動画・SNS情報発信の強化、コラボレーションも活用したFoxfire認知度向上などを推進する。23年4月には、スタジオジプリ作品「となりのトトロ」とのコラボレーションアイテムの販売を開始した。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireの売上については、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。またFoxfireのうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期大幅営業・経常増益予想、さらに上振れの可能性

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、そして当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)で、予想配当性向は23.1%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比7.4%増の18億14百万円、営業利益が82.4%増の1億25百万円、経常利益が64.9%増の1億24百万円、四半期純利益が44.9%増の98百万円だった。フィッシング事業はやや苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。なお22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。

 販路別売上高は、小売店が9.0%増の14億30百万円、卸売店が7.7%増の2億40百万円、自社通販が17.1%増の56百万円、輸出が31.9%減の62百万円だった。ターミナルを中心とした百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、自社通販ではFoxfire会員制度の本格稼働が寄与した。全体の新製品販売比率は65.7%、自社企画品販売比率は92.6%だった。

 フィッシング事業は売上高が3.5%減の5億29百万円で営業利益(全社費用等調整前)が3.6%増の98百万円だった。コロナ禍において3密を避けられるアクティビティとしての需要が一段落したことに加えて、値上げ前の駆け込み需要の反動も影響して、売上面が全体として低調だった。ただし利益面は、新製品投入や価格改定効果などで小幅ながら増益だった。

 アウトドア事業は売上高が12.8%増の12億74百万円で営業利益が85.5%増の1億17百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、冬季の気温低下も背景に防寒衣料や透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットを中心に販売が好調だった。利益面では増収効果に加えて、滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が0.4%減の10百万円で営業利益が1.8%減の5百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億94百万円で営業利益が10百万円、第2四半期は売上高が10億20百万円で営業利益が1億15百万円だった。

 通期予想は据え置いている。当期純利益は前期の繰延税金資産(法人税等調整額)計上が一巡するため小幅増益予想だが、営業利益と経常利益は大幅増益予想としている。なお7月24日付で特別利益計上を発表した。コーポレートガバナンス・コードに基づく政策保有株式の縮減および見直し、並びに財務体質の強化を図るため、保有する上場有価証券1銘柄を売却し、第3四半期の特別利益に投資有価証券売却益20百万円を計上する。

 第2四半期累計の進捗率は売上高が52.0%、営業利益が83.9%、経常利益が82.1%、当期純利益が76.6%と高水準だった。需要が回復基調であり、第2四半期累計の高進捗率や、8月からのFoxfire製品の価格改定効果(コスト高騰に対応してFoxfire製品の価格改定を8月1日出荷分より実施)なども勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価はモミ合い上放れ

 株価は地合い悪化の影響で反落する場面があったが、モミ合いから上放れの動きを強めている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。10月5日の終値は760円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[09月20日更新]

ティムコは下値切り上げ、23年11月期大幅営業・経常増益予想、さらに上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。23年11月期はアウトドア事業の伸長が牽引して大幅営業・経常増益予想としている。需要回復基調、第2四半期累計の高進捗率、さらに8月以降の価格改定効果などを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は動意づいた7月の高値圏から反落してモミ合う形だが、調整一巡して徐々に下値を切り上げている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、モミ合いから上放れの展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランドFoxfireを主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げている。

 そして基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireや直営店舗Foxfire Storeの認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市、以下C&A)を設立した。

 23年4月には複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店Foxfire白河高原を開業した。スノーピークの直営店スノーピーク白河高原とのコラボショップであり、23年7月開業予定のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。また23年秋には北海道北広島市にC&A1号店がオープン予定である。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、新製品を中心とした販売促進、販促イベントの実施、SNSプロモーションの強化、初心者向け商品の開発強化、釣り人口拡大に向けたフライフィッシングスクール&ツアーの実施などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、Foxfire会員制度の本格稼働による国内自社オンライン販売の強化、セール品縮小による利益率の改善、店舗計画(新規出店、リニューアルなど)の推進、WEB・動画・SNS情報発信の強化、コラボレーションも活用したFoxfire認知度向上などを推進する。23年4月には、スタジオジプリ作品「となりのトトロ」とのコラボレーションアイテムの販売を開始した。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireの売上については、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。またFoxfireのうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期大幅営業・経常増益予想、さらに上振れの可能性

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、そして当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)で、予想配当性向は23.1%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比7.4%増の18億14百万円、営業利益が82.4%増の1億25百万円、経常利益が64.9%増の1億24百万円、四半期純利益が44.9%増の98百万円だった。フィッシング事業はやや苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。なお22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。

 販路別売上高は、小売店が9.0%増の14億30百万円、卸売店が7.7%増の2億40百万円、自社通販が17.1%増の56百万円、輸出が31.9%減の62百万円だった。ターミナルを中心とした百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、自社通販ではFoxfire会員制度の本格稼働が寄与した。全体の新製品販売比率は65.7%、自社企画品販売比率は92.6%だった。

 フィッシング事業は売上高が3.5%減の5億29百万円で営業利益(全社費用等調整前)が3.6%増の98百万円だった。コロナ禍において3密を避けられるアクティビティとしての需要が一段落したことに加えて、値上げ前の駆け込み需要の反動も影響して、売上面が全体として低調だった。ただし利益面は、新製品投入や価格改定効果などで小幅ながら増益だった。

 アウトドア事業は売上高が12.8%増の12億74百万円で営業利益が85.5%増の1億17百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、冬季の気温低下も背景に防寒衣料や透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットを中心に販売が好調だった。利益面では増収効果に加えて、滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が0.4%減の10百万円で営業利益が1.8%減の5百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億94百万円で営業利益が10百万円、第2四半期は売上高が10億20百万円で営業利益が1億15百万円だった。

 通期予想は据え置いている。当期純利益は前期の繰延税金資産(法人税等調整額)計上が一巡するため小幅増益予想だが、営業利益と経常利益は大幅増益予想としている。なお7月24日付で特別利益計上を発表した。コーポレートガバナンス・コードに基づく政策保有株式の縮減および見直し、並びに財務体質の強化を図るため、保有する上場有価証券1銘柄を売却し、第3四半期の特別利益に投資有価証券売却益20百万円を計上する。

 第2四半期累計の進捗率は売上高が52.0%、営業利益が83.9%、経常利益が82.1%、当期純利益が76.6%と高水準だった。需要回復基調、第2四半期累計の高進捗率、さらに8月以降の価格改定(コスト高騰に対応してFoxfire製品の価格改定を8月1日出荷分より実施)効果などを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は下値切り上げ

 株価は動意づいた7月の高値圏から反落してモミ合う形だが、調整一巡して徐々に下値を切り上げている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、モミ合いから上放れの展開を期待したい。9月19日の終値は765円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約26億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[08月25日更新]

ティムコは調整一巡、23年11月期大幅営業・経常増益予想、さらに上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。23年11月期は大幅営業・経常増益予想としている。なお第3四半期の特別利益に投資有価証券売却益20百万円を計上する。需要回復、第2四半期累計の高進捗率、さらに8月以降の価格改定効果などを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は上値の重い展開だが、一方では大きく下押す動きも見られない。1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランドFoxfireを主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げている。

 そして基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireや直営店舗Foxfire Storeの認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市、以下C&A)を設立した。

 23年4月には複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店Foxfire白河高原を開業した。スノーピークの直営店スノーピーク白河高原とのコラボショップであり、23年7月開業予定のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。また23年秋には北海道北広島市にC&A1号店がオープン予定である。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、新製品を中心とした販売促進、販促イベントの実施、SNSプロモーションの強化、初心者向け商品の開発強化、釣り人口拡大に向けたフライフィッシングスクール&ツアーの実施などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、Foxfire会員制度の本格稼働による国内自社オンライン販売の強化、セール品縮小による利益率の改善、店舗計画(新規出店、リニューアルなど)の推進、WEB・動画・SNS情報発信の強化、コラボレーションも活用したFoxfire認知度向上などを推進する。23年4月には、スタジオジプリ作品「となりのトトロ」とのコラボレーションアイテムの販売を開始した。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireの売上については、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。またFoxfireのうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期大幅営業・経常増益予想、さらに上振れの可能性

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、そして当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)で、予想配当性向は23.1%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比7.4%増の18億14百万円、営業利益が82.4%増の1億25百万円、経常利益が64.9%増の1億24百万円、四半期純利益が44.9%増の98百万円だった。フィッシング事業はやや苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。なお22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。

 販路別売上高は、小売店が9.0%増の14億30百万円、卸売店が7.7%増の2億40百万円、自社通販が17.1%増の56百万円、輸出が31.9%減の62百万円だった。ターミナルを中心とした百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、自社通販ではFoxfire会員制度の本格稼働が寄与した。全体の新製品販売比率は65.7%、自社企画品販売比率は92.6%だった。

 フィッシング事業は売上高が3.5%減の5億29百万円で営業利益(全社費用等調整前)が3.6%増の98百万円だった。コロナ禍において3密を避けられるアクティビティとしての需要が一段落したことに加えて、値上げ前の駆け込み需要の反動も影響して、売上面が全体として低調だった。ただし利益面は、新製品投入や価格改定効果などで小幅ながら増益だった。

 アウトドア事業は売上高が12.8%増の12億74百万円で営業利益が85.5%増の1億17百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、冬季の気温低下も背景に防寒衣料や透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットを中心に販売が好調だった。利益面では増収効果に加えて、滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が0.4%減の10百万円で営業利益が1.8%減の5百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億94百万円で営業利益が10百万円、第2四半期は売上高が10億20百万円で営業利益が1億15百万円だった。

 通期予想は据え置いている。当期純利益は前期の繰延税金資産(法人税等調整額)計上が一巡するため小幅増益予想だが、営業利益と経常利益は大幅増益予想としている。なお7月24日付で特別利益計上を発表した。コーポレートガバナンス・コードに基づく政策保有株式の縮減および見直し、並びに財務体質の強化を図るため、保有する上場有価証券1銘柄を売却し、第3四半期の特別利益に投資有価証券売却益20百万円を計上する。

 第2四半期累計の進捗率は売上高が52.0%、営業利益が83.9%、経常利益が82.1%、当期純利益が76.6%と高水準だった。需要回復基調、第2四半期累計の高進捗率、さらに8月以降の価格改定(コスト高騰に対応してFoxfire製品の価格改定を8月1日出荷分より実施)効果などを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡

 株価は上値の重い展開だが、一方では大きく下押す動きも見られない。1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。8月24日の終値は748円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[07月24日更新]

ティムコは下値切り上げ、23年11月期2Q累計大幅増益で通期上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。なおコスト高騰に対応してFoxfire製品の価格改定を8月1日出荷分より実施する。23年11月期第2四半期累計業績(非連結)はフィッシング事業がやや苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。そして通期の大幅営業・経常増益予想を据え置いた。需要回復、第2四半期累計の高進捗率、さらに8月以降の価格改定効果などを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は買いが続かず上値の重い形だが一方では徐々に下値を切り上げている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランドFoxfireを主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げている。

 そして基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireや直営店舗Foxfire Storeの認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市、以下C&A)を設立した。

 23年4月には複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店Foxfire白河高原を開業した。スノーピークの直営店スノーピーク白河高原とのコラボショップであり、23年7月開業予定のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。また23年秋には北海道北広島市にC&A1号店がオープン予定である。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、新製品を中心とした販売促進、販促イベントの実施、SNSプロモーションの強化、初心者向け商品の開発強化、釣り人口拡大に向けたフライフィッシングスクール&ツアーの実施などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、Foxfire会員制度の本格稼働による国内自社オンライン販売の強化、セール品縮小による利益率の改善、店舗計画(新規出店、リニューアルなど)の推進、WEB・動画・SNS情報発信の強化、コラボレーションも活用したFoxfire認知度向上などを推進する。23年4月には、スタジオジプリ作品「となりのトトロ」とのコラボレーションアイテムの販売を開始した。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドFoxfireの売上については、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。またFoxfireのうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期2Q累計大幅増益で通期上振れの可能性

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、そして当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)で、予想配当性向は23.1%となる。

 当期純利益は前期の繰延税金資産(法人税等調整額)計上が一巡するため小幅増益予想だが、営業利益と経常利益は大幅増益予想としている。なお23年6月16日付で特別利益計上見込みを発表した。コーポレートガバナンス・コードに基づく政策保有株式の縮減および見直し、並びに財務体質の強化を図るため、保有する上場有価証券1銘柄を売却予定(23年6月19日〜7月31日まで)で、投資有価証券売却益17百万円(見込み)を計上するが、通期予想には織り込んでいない。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比7.4%増の18億14百万円、営業利益が82.4%増の1億25百万円、経常利益が64.9%増の1億24百万円、四半期純利益が44.9%増の98百万円だった。フィッシング事業はやや苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。なお22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。

 販路別売上高は、小売店が9.0%増の14億30百万円、卸売店が7.7%増の2億40百万円、自社通販が17.1%増の56百万円、輸出が31.9%減の62百万円だった。ターミナルを中心とした百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、自社通販ではFoxfire会員制度の本格稼働が寄与した。全体の新製品販売比率は65.7%、自社企画品販売比率は92.6%だった。

 フィッシング事業は売上高が3.5%減の5億29百万円で営業利益(全社費用等調整前)が3.6%増の98百万円だった。コロナ禍において3密を避けられるアクティビティとしての需要が一段落したことに加えて、値上げ前の駆け込み需要の反動も影響して、売上面が全体として低調だった。ただし利益面は、新製品投入や価格改定効果などで小幅ながら増益だった。

 アウトドア事業は売上高が12.8%増の12億74百万円で営業利益が85.5%増の1億17百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、冬季の気温低下も背景に防寒衣料や透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットを中心に販売が好調だった。利益面では増収効果に加えて、滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が0.4%減の10百万円で営業利益が1.8%減の5百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億94百万円で営業利益が10百万円、第2四半期は売上高が10億20百万円で営業利益が1億15百万円だった。

 通期予想は据え置いているが、第2四半期累計の進捗率は売上高が52.0%、営業利益が83.9%、経常利益が82.1%、当期純利益が76.6%と高水準だった。需要回復基調、第2四半期累計の高進捗率、さらに8月以降の価格改定効果(コスト高騰に対応してFoxfire製品の価格改定を8月1日出荷分より実施)などを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は下値切り上げ

 株価は買いが続かず上値の重い形だが一方では徐々に下値を切り上げている。1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。7月21日の終値は746円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[07月13日更新]

ティムコは23年11月期2Q累計大幅増益、通期上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は7月12日の取引時間終了後に23年11月期第2四半期累計業績(非連結)を発表した。フィッシング事業はやや苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。そして通期の大幅営業・経常増益予想を据え置いた。需要回復、価格改定効果、第2四半期累計の高進捗率などを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は急伸してモミ合いから上放れの形となった。収益改善基調に加えて、1倍割れの低PBRも評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。

■23年11月期2Q累計大幅増益、アウトドア事業が牽引

 23年11月期第2四半期累計(12月〜5月)の業績(非連結)は、売上高が前年同期比7.4%増の18億14百万円、営業利益が82.4%増の1億25百万円、経常利益が64.9%増の1億24百万円、四半期純利益が44.9%増の98百万円だった。

 フィッシング事業はやや苦戦したが、アウトドア事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。なお22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。新製品販売比率は65.7%、自社企画品販売比率は92.6%だった。

 フィッシング事業は売上高が3.5%減の5億29百万円で営業利益(全社費用等調整前)が3.6%増の98百万円だった。コロナ禍において3密を避けられるアクティビティとしての需要が一段落したため、売上面が全体として低調だった。ただし利益面は、新製品投入や価格改定効果などで小幅ながら増益だった。

 アウトドア事業は売上高が12.8%増の12億74百万円で営業利益が85.5%増の1億17百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復し、冬季の気温低下も背景に防寒衣料や透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットを中心に販売が好調だった。また、Foxfire会員制度の本格稼働により、自社通販が17.1%増収と伸長した。利益面では増収効果に加えて、滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が0.4%減の10百万円で営業利益が1.8%減の5百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億94百万円で営業利益が10百万円、第2四半期は売上高が10億20百万円で営業利益が1億15百万円だった。

 通期業績(非連結)予想は据え置いて売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。なお、コーポレートガバナンス・コードに基づく政策保有株式の縮減および見直し、並びに財務体質の強化を目的に、第3四半期に投資有価証券売却益(約17百万円見込み)を計上予定だが、業績予想には織り込んでいない。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)としている。

 重点施策として、フィッシング事業ではキャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、新製品投入やSNSプロモーションを活用した販売促進を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化、直営店舗の事業効率化、SNSプロモーションの強化、Foxfire会員制度の本格稼働、セール品の縮小などにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。

 先行きの不透明感を考慮して通期予想を据え置いたが、第2四半期累計の進捗率は売上高が52.0%、営業利益が83.9%、経常利益が82.1%、当期純利益が76.6%と高水準である。需要回復、価格改定効果、第2四半期累計の高進捗率などを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は上値試す

 株価は急伸してモミ合いから上放れの形となった。収益改善基調に加えて、1倍割れの低PBRも評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。7月12日の終値は795円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.5%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約27億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[06月20日更新]

ティムコは調整一巡、23年11月期大幅営業・経常増益予想、さらに上振れ余地

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。23年11月期は大幅営業・経常増益予想としている。なお6月16日に特別利益計上見込みを発表した。同社保有の上場有価証券1銘柄を売却予定(23年6月19日〜7月31日まで)で、投資有価証券売却益を計上する見込みとしている。経済活動や個人消費の回復に加えて、価格改定効果が期待されることを勘案すれば、会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は上値が重くモミ合いの形だが、1倍割れのPBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

 23年4月には複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店「Foxfire白河高原」を開業した。スノーピークの直営店「スノーピーク白河高原」とのコラボショップであり、23年7月開業予定のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。

 企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、プロモーション強化に向けた組織体制の見直しとプロモーション体制の強化、釣り人口拡大に向けたスクール・イベントの強化、販売網強化に向けた取り扱い強化店の拡大などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、オンライン販売の強化、ポイント会員数の増加、利益率の改善、フィッシングギアの強化などを推進する。

 オリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の売上について、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。また「Foxfire」のうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期大幅営業・経常増益予想、さらに上振れ余地

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)としている。予想配当性向は23.1%となる。

 第1四半期は売上高が前年同期比5.4%増の7億94百万円、営業利益が10百万円の黒字(前年同期は0百万円の赤字)、経常利益が10百万円(同2百万円)、四半期純利益が5百万円(同1百万円)だった。

 釣用品市場は気温低下などの影響で苦戦したが、アウトドア事業の好調が牽引し、全体として増収となり、営業利益は黒字転換、経常利益と四半期純利益は大幅増益だった。

 フィッシング事業は売上高が5.2%減の1億82百万円で営業利益(全社費用等調整前)が31.9%減の8百万円だった。コロナ禍において密を避けられるアクティビティとしての需要が一段落したため全体として低調だった。フライ用品は他の釣種に比べて需要が安定しているため堅調だが、ルアー用品は気温低下および対象魚種の釣果低下に伴う釣行減少も影響して苦戦した。

 アウトドア事業は売上高が9.3%増の6億06百万円で営業利益が40.5%増の42百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復基調となり、気温低下も追い風となって防寒衣料を中心に販売が好調だった。滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が9.2%減の5百万円で営業利益が11.6%減の3百万円だった。

 通期予想は据え置いている。当期純利益は前期の繰延税金資産(法人税等調整額)計上が一巡するため小幅増益予想だが、営業利益と経常利益は大幅増益予想としている。なお6月16日に特別利益計上見込みを発表した。同社保有の上場有価証券1銘柄を売却予定(23年6月19日〜7月31日まで)で、投資有価証券売却益17百万円(見込み)を計上するとしている。

 重点施策として、フィッシング事業ではキャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、動画配信やソーシャル・ネットワーキング・サービスなどインターネットを活用した販売促進活動を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化および顧客サービスの向上のほか、直営店舗の事業効率化や販売チャネルの見直しなどにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して総合力の向上を推進する方針だ。

 なお22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。経済活動や個人消費の回復に加えて、価格改定効果が期待されることを勘案すれば、会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡

 株価は上値が重くモミ合いの形だが、1倍割れのPBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。6月19日の終値は741円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[05月26日更新]

ティムコは調整一巡、23年11月期大幅営業・経常増益予想、さらに上振れ余地

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。23年11月期は大幅営業・経常増益予想としている。経済活動や個人消費の回復に加えて、22年12月から実施している価格改定効果が期待されることを勘案すれば、会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は上値が重くモミ合いレンジに回帰したが、1倍割れのPBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

 23年4月には複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店「Foxfire白河高原」を開業した。スノーピークの直営店「スノーピーク白河高原」とのコラボショップであり、23年7月開業予定のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。

 企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、プロモーション強化に向けた組織体制の見直しとプロモーション体制の強化、釣り人口拡大に向けたスクール・イベントの強化、販売網強化に向けた取り扱い強化店の拡大などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、オンライン販売の強化、ポイント会員数の増加、利益率の改善、フィッシングギアの強化などを推進する。

 オリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の売上について、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。また「Foxfire」のうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期大幅営業・経常増益予想、さらに上振れ余地

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)としている。予想配当性向は23.1%となる。

 第1四半期は売上高が前年同期比5.4%増の7億94百万円、営業利益が10百万円の黒字(前年同期は0百万円の赤字)、経常利益が10百万円(同2百万円)、四半期純利益が5百万円(同1百万円)だった。

 釣用品市場は気温低下などの影響で苦戦したが、アウトドア事業の好調が牽引し、全体として増収となり、営業利益は黒字転換、経常利益と四半期純利益は大幅増益だった。

 フィッシング事業は売上高が5.2%減の1億82百万円で営業利益(全社費用等調整前)が31.9%減の8百万円だった。コロナ禍において密を避けられるアクティビティとしての需要が一段落したため全体として低調だった。フライ用品は他の釣種に比べて需要が安定しているため堅調だが、ルアー用品は気温低下および対象魚種の釣果低下に伴う釣行減少も影響して苦戦した。

 アウトドア事業は売上高が9.3%増の6億06百万円で営業利益が40.5%増の42百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復基調となり、気温低下も追い風となって防寒衣料を中心に販売が好調だった。滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が9.2%減の5百万円で営業利益が11.6%減の3百万円だった。

 通期予想は据え置いている。当期純利益は前期の繰延税金資産(法人税等調整額)計上が一巡するため小幅増益予想だが、営業利益と経常利益は大幅増益予想としている。

 重点施策として、フィッシング事業ではキャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、動画配信やソーシャル・ネットワーキング・サービスなどインターネットを活用した販売促進活動を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化および顧客サービスの向上のほか、直営店舗の事業効率化や販売チャネルの見直しなどにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して総合力の向上を推進する方針だ。

 なお22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。経済活動や個人消費の回復に加えて、価格改定効果が期待されることを勘案すれば、会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡

 株価は上値が重くモミ合いレンジに回帰したが、1倍割れのPBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。5月25日の終値は741円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[04月25日更新]

ティムコは調整一巡、23年11月期大幅営業・経常増益予想

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。23年11月期第1四半期業績は、アウトドア事業の好調が牽引して営業利益は黒字転換、経常利益と四半期純利益は大幅増益だった。そして通期の大幅営業・経常増益予想を据え置いた。22年12月から実施している価格改定効果も期待され、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は第1四半期決算発表前に動意づく場面があったが、その後は買いが続かずモミ合いレンジに回帰した。ただし好業績や低PBRが評価材料であり、調整一巡して上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

 4月15日には複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店「Foxfire白河高原」を開業した。スノーピークの直営店「スノーピーク白河高原」とのコラボショップであり、23年7月開業予定のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。

 企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、プロモーション強化に向けた組織体制の見直しとプロモーション体制の強化、釣り人口拡大に向けたスクール・イベントの強化、販売網強化に向けた取り扱い強化店の拡大などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、オンライン販売の強化、ポイント会員数の増加、利益率の改善、フィッシングギアの強化などを推進する。

 オリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の売上について、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。また「Foxfire」のうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期1Q大幅増益、通期も大幅営業・経常増益予想

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)としている。予想配当性向は23.1%となる。

 第1四半期は売上高が前年同期比5.4%増の7億94百万円、営業利益が10百万円の黒字(前年同期は0百万円の赤字)、経常利益が10百万円(同2百万円)、四半期純利益が5百万円(同1百万円)だった。

 釣用品市場は気温低下などの影響で苦戦したが、アウトドア事業の好調が牽引し、全体として増収となり、営業利益は黒字転換、経常利益と四半期純利益は大幅増益だった。

 フィッシング事業は売上高が5.2%減の1億82百万円で営業利益(全社費用等調整前)が31.9%減の8百万円だった。コロナ禍において密を避けられるアクティビティとしての需要が一段落したため全体として低調だった。フライ用品は他の釣種に比べて需要が安定しているため堅調だが、ルアー用品は気温低下および対象魚種の釣果低下に伴う釣行減少も影響して苦戦した。

 アウトドア事業は売上高が9.3%増の6億06百万円で営業利益が40.5%増の42百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復基調となり、気温低下も追い風となって防寒衣料を中心に販売が好調だった。滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が9.2%減の5百万円で営業利益が11.6%減の3百万円だった。

 通期予想は据え置いている。当期純利益は前期の繰延税金資産(法人税等調整額)計上が一巡するため小幅増益予想だが、営業利益と経常利益は大幅増益予想としている。

 重点施策として、フィッシング事業ではキャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、動画配信やソーシャル・ネットワーキング・サービスなどインターネットを活用した販売促進活動を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化および顧客サービスの向上のほか、直営店舗の事業効率化や販売チャネルの見直しなどにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して総合力の向上を推進する方針だ。

 なお22年12月から実施しているフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定効果も期待され、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡

 株価は第1四半期決算発表前に動意づく場面があったが、その後は買いが続かずモミ合いレンジに回帰した。好業績や低PBRが評価材料であり、調整一巡して上値を試す展開を期待したい。4月24日の終値は754円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[04月13日更新]

ティムコは23年11月期1Q大幅増益、通期も大幅営業・経常増益予想

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は4月12日の取引時間終了後に23年11月期第1四半期業績を発表した。アウトドア事業の好調が牽引して営業利益は黒字転換、経常利益と四半期純利益は大幅増益だった。そして通期の大幅営業・経常増益予想を据え置いた。価格改定効果も期待され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は急伸してモミ合いから上放れの形となった。低PBRも評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。

■23年11月期1Q大幅増益、通期大幅営業・経常増益予想据え置き

 23年11月期第1四半期業績(非連結)は、売上高が前年同期比5.4%増の7億94百万円、営業利益が10百万円の黒字(前年同期は0百万円の赤字)、経常利益が4.4倍の10百万円、四半期純利益が4.7倍の5百万円だった。

 釣用品市場は気温低下などの影響で苦戦したが、アウトドア事業の好調が牽引し、全体として増収となり、営業利益は黒字転換、経常利益と四半期純利益は大幅増益だった。

 フィッシング事業は売上高が5.2%減の1億82百万円で営業利益(全社費用等調整前)が31.9%減の8百万円だった。コロナ禍において密を避けられるアクティビティとしての需要が一段落したため全体として低調だった。フライ用品は他の釣種に比べて需要が安定しているため堅調だが、ルアー用品は気温低下および対象魚種の釣果低下に伴う釣行減少も影響して苦戦した。

 アウトドア事業は売上高が9.3%増の6億06百万円で営業利益が40.5%増の42百万円だった。百貨店やショッピングセンターなど商業施設への客足が回復基調となり、気温低下も追い風となって防寒衣料を中心に販売が好調だった。滞留商品の値引き販売の減少も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は売上高が9.2%減の5百万円で営業利益が11.6%減の3百万円だった。

 通期業績(非連結)予想は据え置いて売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)としている。

 重点施策として、フィッシング事業ではキャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、動画配信やソーシャル・ネットワーキング・サービスなどインターネットを活用した販売促進活動を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化および顧客サービスの向上のほか、直営店舗の事業効率化や販売チャネルの見直しなどにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。

 当期純利益は前期計上の繰延税金資産が一巡するため小幅増益予想だが、営業利益と経常利益は大幅増益予想としている。22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施している。価格改定効果も期待され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は上値試す

 株価は急伸してモミ合いから上放れの形となった。低PBRも評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。4月12日の終値は853円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.4%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約28億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[04月06日更新]

ティムコは下値切り上げ、23年11月期大幅営業・経常増益予想

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。4月15日には、複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、フィッシングエリア併設直営店「Foxfire白河高原」の開業を予定している。23年11月期は大幅営業・経常増益予想としている。価格改定効果も期待され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は地合い悪化の影響で反発力の鈍い展開だが、一方では徐々に下値を切り上げている。収益改善基調や低PBRを評価して出直りを期待したい。なお4月12日に23年11月期第1四半期決算発表を予定している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

 4月15日には、複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店「Foxfire白河高原」の開業を予定している。スノーピークの直営店「スノーピーク白河高原」とのコラボショップであり、23年7月開業予定のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において、新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。

 企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、プロモーション強化に向けた組織体制の見直しとプロモーション体制の強化、釣り人口拡大に向けたスクール・イベントの強化、販売網強化に向けた取り扱い強化店の拡大などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、オンライン販売の強化、ポイント会員数の増加、利益率の改善、フィッシングギアの強化などを推進する。

 オリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の売上について、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。また「Foxfire」のうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期大幅営業・経常増益予想

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)としている。予想配当性向は23.1%となる。

 大幅営業・経常増益予想としている。なお当期純利益は前期の繰延税金資産(法人税等調整額)計上の影響が一巡して小幅増益予想としている。

 重点施策として、フィッシング事業では、キャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、SNSや動画配信などを活用したプロモーション活動を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「Foxfire」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化および顧客サービスの向上のほか、直営店舗の事業効率化や販売チャネルの見直しなどにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。

 22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、およびFoxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施しており、23年11月期は価格改定効果も期待される。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は下値切り上げ

 株価は地合い悪化の影響で反発力の鈍い展開だが、一方では徐々に下値を切り上げている。収益改善基調や低PBRを評価して出直りを期待したい。4月5日の終値は762円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[03月22日更新]

ティムコは反発の動き、23年11月期大幅営業・経常増益予想

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。4月15日には複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内にフィッシングエリア併設直営店「Foxfire白河高原」を開業予定である。23年11月期は大幅営業・経常増益予想としている。価格改定効果も期待され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は地合い悪化の影響で水準を切り下げる形となったが、調整一巡して反発の動きを強めている。収益改善基調や低PBRを評価して出直りを期待したい。なお4月12日に23年11月期第1四半期決算発表を予定している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

 4月15日には複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内に、初となるフィッシングエリア併設直営店「Foxfire白河高原」を開業予定である。スノーピークの直営店「スノーピーク白河高原」とのコラボショップであり、23年7月開業予定のスノーピーク直営キャンプフィールド「スノーピーク白河高原キャンプフィールド」において新たなアウトドアスタイル「CAMP FISHING」を提案し、イベント共同開催なども計画している。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、23年2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。

 企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、プロモーション強化に向けた組織体制の見直しとプロモーション体制の強化、釣り人口拡大に向けたスクール・イベントの強化、販売網強化に向けた取り扱い強化店の拡大などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、オンライン販売の強化、ポイント会員数の増加、利益率の改善、フィッシングギアの強化などを推進する。

 オリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の売上について、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。また「Foxfire」のうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期大幅営業・経常増益予想

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)としている。

 大幅営業・経常増益予想としている。なお当期純利益は前期の繰延税金資産(法人税等調整額)計上の影響が一巡して小幅増益予想としている。

 重点施策として、フィッシング事業では、キャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、SNSや動画配信などを活用したプロモーション活動を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「Foxfire」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化および顧客サービスの向上のほか、直営店舗の事業効率化や販売チャネルの見直しなどにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。

 22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、およびFoxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施しており、23年11月期は価格改定効果も期待される。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は反発の動き

 株価は地合い悪化の影響で水準を切り下げる形となったが、調整一巡して反発の動きを強めている。収益改善基調や低PBRを評価して出直りを期待したい。3月20日の終値は756円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[02月28日更新]

ティムコは戻り試す、23年11月期大幅営業・経常増益予想

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。23年11月期は大幅営業・経常増益予想としている。価格改定効果(22年12月から実施)も期待され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は急伸した1月の昨年来高値圏から一旦反落したが、利益確定売りが一巡して切り返しの動きを強めている。収益改善基調や低PBRを評価して戻りを試す展開を期待したい。なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

 フィッシング事業は、屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため、販売がやや低調だった。アウトドア事業は、22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に、登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、販売が好調に推移した。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■スタンダード市場上場維持基準適合に向けた計画書

 なお22年11月末時点の流通株式時価総額がスタンダード市場における上場維持基準に適合しない状況となったため、2月24日に上場維持基準適合に向けた計画書を公表した。

 企業価値の向上(時価総額の増大)に向けて業績の向上を図るため、以下の施策によって収益性の強化に取り組む。

 フィッシング事業では、プロモーション強化に向けた組織体制の見直しとプロモーション体制の強化、釣り人口拡大に向けたスクール・イベントの強化、販売網強化に向けた取り扱い強化店の拡大などを推進する。

 プロモーション活動を強化するため22年12月より組織体制を変更し、開発およびプロモーションを担う部署と営業に特化した部署に切り分けた。体制を強化し、SNSや動画などさまざまなメディアを連携したプロモーション活動を行う。組織体制変更とともに、23年11月期はルアーカテゴリーのファン数の3割増を目標とするなど、各カテゴリーに応じた計画を立案している。スクール・イベントの強化では、釣り人口拡大がユーザー数増加と収益向上につながるため、23年11月期はスクール講師を2倍に増強して受講生増加に対応する。また販売網強化に向けて23年11月期は、得意先取引店開拓により取り扱い強化店の10%以上増加を目標とする。店頭におけるイベント開催やキャンペーン企画も強化する。

 アウトドア事業では、オンライン販売の強化、ポイント会員数の増加、利益率の改善、フィッシングギアの強化などを推進する。

 オリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の売上について、ECサイトのプロモーション強化などにより、23年11月期の自社ECサイトにおける販売2割増を計画し、さらに順次EC売上比率を高めていく方針だ。ポイント会員(21年にリニューアル)数については、23年11月期に5割増加を計画し、さらにCRM強化によってサービス向上、リピート率・セット率向上につなげる方針だ。利益率の改善については、コロナ禍による商品消化率低下を解消するため割引販売を増やして対応したが、22年秋冬以降は割引販売の実施を控えて利益率改善に努める方針としている。また「Foxfire」のうち釣りに関連するアイテムを強化し、釣具店等の新たな販売チャネルも拡大する。23年11月期はフィッシングギアの売上高3割増を計画している。

 これらの施策に加えて、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化し、全社的な収益力向上に取り組むとしている。さらにIR活動をいっそう強化して、投資家や株主とのコミュニケーションを高める方針だ。なお計画期間については、23年11月期決算発表が24年1月となるため、23年11月期の業績が確定し、その評価が株価にも反映される期間を踏まえて24年11月末としている。

■23年11月期大幅営業・経常増益予想

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)としている。

 大幅営業・経常増益予想としている。なお当期純利益は前期の繰延税金資産(法人税等調整額)計上の影響が一巡して小幅増益予想としている。

 重点施策として、フィッシング事業では、キャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、SNSや動画配信などを活用したプロモーション活動を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「Foxfire」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化および顧客サービスの向上のほか、直営店舗の事業効率化や販売チャネルの見直しなどにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。

 22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施しており、23年11月期は価格改定効果も期待される。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は戻り試す

 株価は急伸した1月の昨年来高値圏から一旦反落したが、利益確定売りが一巡して切り返しの動きを強めている。収益改善基調や低PBRを評価して戻りを試す展開を期待したい。2月27日の終値は781円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.5%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約26億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月30日更新]

ティムコは利益確定売り一巡、23年11月期大幅営業・経常増益予想

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期は2桁増収で黒字転換した。フィッシング事業では屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したが、アウトドア事業が行動制限の緩和で好調に推移し、返品率改善なども寄与した。そして23年11月期は大幅営業・経常増益予想としている。価格改定効果(22年12月から実施)も期待され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は23年1月17日付の22年11月期業績予想上方修正を好感して急伸する場面があった。その後は買いが続かず反落の形となったが、利益確定売りが一巡し、収益改善基調や低PBRを評価して戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 22年11月期のセグメント別の売上高は、フィッシング事業が21年11月期比3.3%減の10億29百万円、アウトドア事業が同20.5%増の22億39百万円、その他(不動産賃貸収入)が同24.5%減の20百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)は、フィッシング事業が同4.5%減の1億60百万円、アウトドア事業が1億25百万円の黒字(21年11月期は24百万円の赤字)、その他が同33.8%減の13百万円、営業利益の全社費用等調整額が▲1億85百万円(同▲1億91百万円)だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期黒字転換、23年11月期大幅営業・経常増益予想

 22年11月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが影響軽微、22年11月28日付で売上高を下方修正、利益を上方修正、23年1月17日付で売上高、利益とも上方修正)は、売上高が21年11月期比11.5%増の32億90百万円、営業利益が1億13百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が1億19百万円の黒字(同14百万円の赤字)、そして当期純利益が1億26百万円の黒字(同9百万円の赤字)だった。配当(22年11月28日付で期末6円60銭上方修正)は、21年11月期比6円60銭増配の12円(期末一括)とした。

 2桁増収で各利益は黒字転換した。前回予想(22年11月28日付)に対して、売上高は43百万円、営業利益は25百万円、経常利益は26百万円、当期純利益は47百万円、それぞれ上回った。売上面では、フィッシング事業においては屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したが、アウトドア事業がコロナ禍に伴う行動制限の緩和で好調に推移し、特に22年11月の販売が想定によりも上振れた。営業利益と経常利益については、アウトドア事業の販売が好調に推移して返品率が改善したことに伴い、期末に売上高から控除される返品額の見積もりが想定を下回ったことも寄与した。さらに当期純利益については、繰延税金資産(法人税等調整額)▲26百万円の計上も寄与した。

 フィッシング事業は売上高が3.3%減の10億29百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が4.5%減の1億60百万円だった。屋外アクティビティとして注目された釣り需要が平常に復したため販売がやや低調だった。製品別に見ると、フライ用品は他の釣種に比べて需要が安定していたため販売が堅調だったが、ルアー用品は対象魚種の釣果低迷に伴う釣行の減少で販売が低調だった。

 アウトドア事業は売上高が20.5%増の22億39百万円、利益が1億25百万円の黒字(同24百万円の赤字)だった。22年4月以降に行動制限が発出されなかったことを背景に登山やトレッキング等の外出機会が増加し、百貨店やショッピングセンター等の商業施設の集客も回復したため、アウトドア衣料の販売が好調に推移した。期前半の冬季は気温低下で防寒衣料の販売が伸長し、期後半の夏季以降は透湿防水素材(ゴアテックス)の軽量ジャケットや防虫素材(スコーロン)を使用した商品の販売が順調に推移した。

 その他(不動産賃貸収入)は賃貸面積の縮小により、売上高が24.5%減の20百万円、利益が33.8%減の13百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億53百万円で営業利益が0百万円の赤字、第2四半期は売上高が9億36百万円で営業利益が68百万円の黒字、第3四半期は売上高が7億67百万円で営業利益が10百万円の黒字、第4四半期は売上高が8億34百万円で営業利益が35百万円の黒字だった。

 23年11月期業績(非連結)予想は売上高が22年11月期比6.1%増の34億90百万円、営業利益が31.8%増の1億49百万円、経常利益が26.7%増の1億51百万円、当期純利益が2.1%増の1億28百万円としている。配当予想は22年11月期と同額の12円(期末一括)としている。

 大幅営業・経常増益予想としている。重点施策として、フィッシング事業ではキャンプ地など他のアウトドア・アクテビティとの融合により釣り人口の拡大を促すとともに、動画配信やソーシャル・ネットワーキング・サービスなどインターネットを活用した販売促進活動を強化して収益力向上を図る。アウトドア事業では、自社アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の認知度向上と顧客数の増加を目指し、商品開発力の強化および顧客サービスの向上のほか、直営店舗の事業効率化や販売チャネルの見直しなどにより収益力向上を図る。さらに、フィッシング事業とアウトドア事業の相互の有機的連携を強化して、総合力の向上を推進する方針だ。なお当期純利益は前期の繰延税金資産(法人税等調整額)計上の影響が一巡して小幅増益予想としている。

 22年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施しており、23年11月期は価格改定効果も期待される。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は利益確定売り一巡

 株価は23年1月17日付の22年11月期業績予想上方修正を好感して急伸する場面があった。その後は買いが続かず反落の形となったが、利益確定売りが一巡し、収益改善基調や低PBRを評価して戻りを試す展開を期待したい。1月27日の終値は804円、今期予想PER(会社予想のEPS51円94銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.5%、前期実績PBR(前期実績のBPS1856円56銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約27億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月17日更新]

ティムコは戻り試す、23年11月期も収益改善基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期は黒字予想としている。コロナ禍の行動制限・外出自粛が緩和されてアウトドア事業が好調に推移している。さらに23年11月期は価格改定効果(21年12月から実施)も期待され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は地合い悪化も影響して昨年来安値を更新する場面があったが、その後は調整一巡して反発の動きを強めている。収益改善基調や低PBRを評価して戻りを試す展開を期待したい。なお1月19日に22年11月期決算発表を予定している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期黒字予想、23年11月期も収益改善基調

 22年11月期の業績予想(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし、22年11月28日付で売上高を下方修正、利益を上方修正)は、売上高が21年11月期比10.0%増の32億47百万円、営業利益が88百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が93百万円の黒字(同14百万円の赤字)、当期純利益が79百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想(22年11月28日付で期末6円60銭上方修正)は、21年11月期比6円60銭増配の12円(期末一括)としている。

 売上面は前回予想に対して66百万円下方修正した。釣りが注目された前期に比べて平常に復したため、フィッシング事業の売上がやや低調だった。ただし、コロナ禍に伴う行動制限や外出自粛の影響が緩和されたアウトドア事業が好調に推移し、前回予想に対して営業利益は33百万円、経常利益は34百万円、当期純利益は36百万円、それぞれ上回る見込みとした。

 なお第3四半期累計は売上高が前年同期比12.9%増の24億56百万円、営業利益が78百万円の黒字(前年同期は44百万円の赤字)、経常利益が85百万円の黒字(同33百万円の赤字)、四半期純利益が76百万円の黒字(同51百万円の赤字)だった。2桁増収で黒字転換した。なお収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が2百万円減少、売上原価が1百万円、販管費が3百万円減少しているが、営業利益以下への影響はなかった。

 フィッシング事業は売上高が4.8%減の8億32百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が5.3%減の1億45百万円だった。屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたことに加えて、ルアー用品における対象魚種の釣果低迷やコロナ禍による商品納期遅延発生も影響した。

 アウトドア事業は売上高が25.5%増の16億09百万円、利益が63百万円の黒字(同69百万円の赤字)だった。22年4月以降に行動制限が発出されたかったことなどでコロナ禍の影響が和らぎ、透湿防水素材の軽量ジャケットや防虫素材(スコーロン)を使用した商品の販売が順調に推移した。

 その他(不動産賃貸収入)は賃貸面積の縮小により、売上高が26.9%減の14百万円、利益が39.0%減の8百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億53百万円で営業利益が0百万円の赤字、第2四半期は売上高が9億36百万円で営業利益が68百万円の黒字、第3四半期は売上高が7億67百万円で営業利益が10百万円の黒字だった。

 22年11月期はアウトドア事業が牽引し、前回予想に対して黒字拡大予想となった。さらに21年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施しており、23年11月期は価格改定効果も期待される。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は戻り試す

 株価は地合い悪化も影響して昨年来安値を更新する場面があったが、その後は調整一巡して反発の動きを強めている。収益改善基調や低PBRを評価して戻りを試す展開を期待したい。1月16日の終値は770円、前期推定PER(会社予想のEPS31円90銭で算出)は約24倍、前期推定配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前々期実績PBR(前々期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約26億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月28日更新]

ティムコは調整一巡、23年11月期も収益改善基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期業績予想(11月28日付で利益を上方修正)は黒字拡大予想としている。コロナ禍に伴う行動制限・外出自粛影響の緩和により、アウトドア事業が好調に推移している。さらに23年11月期は通期で価格改定効果(21年12月から実施)も期待される。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は地合い悪化も影響して水準を切り下げる形となり、年初来安値を更新する場面があった。ただし収益改善基調や低PBRが評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。なお1月19日に22年11月期決算発表を予定している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期黒字拡大予想、23年11月期も収益改善基調

 22年11月期の業績予想(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし、22年11月28日付で売上高を下方修正、利益を上方修正)は、売上高が21年11月期比10.0%増の32億47百万円、営業利益が88百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が93百万円の黒字(同14百万円の赤字)、当期純利益が79百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想(22年11月28日付で期末6円60銭上方修正)は、21年11月期比6円60銭増配の12円(期末一括)としている。

 売上面は前回予想に対して66百万円下方修正した。釣りが注目された前期に比べて平常に復したため、フィッシング事業の売上がやや低調だった。ただし、コロナ禍に伴う行動制限や外出自粛の影響が緩和されたアウトドア事業が好調に推移し、前回予想に対して営業利益は33百万円、経常利益は34百万円、当期純利益は36百万円、それぞれ上回った。

 なお第3四半期累計は売上高が前年同期比12.9%増の24億56百万円、営業利益が78百万円の黒字(前年同期は44百万円の赤字)、経常利益が85百万円の黒字(同33百万円の赤字)、四半期純利益が76百万円の黒字(同51百万円の赤字)だった。2桁増収で黒字転換した。なお収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が2百万円減少、売上原価が1百万円、販管費が3百万円減少しているが、営業利益以下への影響はなかった。

 フィッシング事業は売上高が4.8%減の8億32百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が5.3%減の1億45百万円だった。屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたことに加えて、ルアー用品における対象魚種の釣果低迷やコロナ禍による商品納期遅延発生も影響した。

 アウトドア事業は売上高が25.5%増の16億09百万円、利益が63百万円の黒字(同69百万円の赤字)だった。22年4月以降に行動制限が発出されたかったことなどでコロナ禍の影響が和らぎ、透湿防水素材の軽量ジャケットや防虫素材(スコーロン)を使用した商品の販売が順調に推移した。

 その他(不動産賃貸収入)は賃貸面積の縮小により、売上高が26.9%減の14百万円、利益が39.0%減の8百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億53百万円で営業利益が0百万円の赤字、第2四半期は売上高が9億36百万円で営業利益が68百万円の黒字、第3四半期は売上高が7億67百万円で営業利益が10百万円の黒字だった。

 22年11月期はアウトドア事業が牽引して黒字拡大予想となった。さらに21年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施しており、23年11月期は通期で価格改定効果も期待される。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化も影響して水準を切り下げる形となり、年初来安値を更新する場面があった。ただし収益改善基調や低PBRが評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。12月27日の終値は718円、前期推定PER(会社予想のEPS31円90銭で算出)は約23倍、前期推定配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.7%、前々期実績PBR(前々期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約24億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月06日更新]

ティムコは戻り試す、22年11月期黒字拡大予想、23年11月期も収益改善基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期業績予想は11月28日付で利益を上方修正して黒字拡大予想とした。そして配当予想も上方修正した。コロナ禍に伴う行動制限・外出自粛影響の緩和でアウトドア事業が好調に推移して牽引した。さらに23年11月期は価格改定効果(21年12月から実施)も期待される。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は上方修正を好感して急伸する場面があった。その後は買いが続かず反落したが、収益改善基調や低PBRを評価して戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期黒字拡大予想、23年11月期も収益改善基調

 22年11月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし、11月28日付で売上高を下方、利益を上方修正)は、売上高が21年11月期比10.0%増の32億47百万円、営業利益が88百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が93百万円の黒字(同14百万円の赤字)、そして当期純利益が79百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想(11月28日付で期末6円60銭上方修正)は、21年11月期比6円60銭増配の12円(期末一括)としている。

 売上面は前回予想に対して66百万円下方修正した。釣りが注目された前期に比べて平常に復したため、フィッシング事業の売上がやや低調だった。ただし、コロナ禍に伴う行動制限や外出自粛の影響が緩和されたアウトドア事業が好調に推移し、前回予想に対して営業利益は33百万円、経常利益は34百万円、当期純利益は36百万円、それぞれ上回った。

 なお第3四半期累計は売上高が前年同期比12.9%増の24億56百万円、営業利益が78百万円の黒字(前年同期は44百万円の赤字)、経常利益が85百万円の黒字(同33百万円の赤字)、四半期純利益が76百万円の黒字(同51百万円の赤字)だった。2桁増収で黒字転換した。なお収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が2百万円減少、売上原価が1百万円、販管費が3百万円減少しているが、営業利益以下への影響はなかった。

 フィッシング事業は売上高が4.8%減の8億32百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が5.3%減の1億45百万円だった。屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたことに加えて、ルアー用品における対象魚種の釣果低迷やコロナ禍による商品納期遅延発生も影響した。

 アウトドア事業は売上高が25.5%増の16億09百万円、利益が63百万円の黒字(同69百万円の赤字)だった。22年4月以降に行動制限が発出されたかったことなどでコロナ禍の影響が和らぎ、透湿防水素材の軽量ジャケットや防虫素材(スコーロン)を使用した商品の販売が順調に推移した。

 その他(不動産賃貸収入)は賃貸面積の縮小により、売上高が26.9%減の14百万円、利益が39.0%減の8百万円だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億53百万円で営業利益が0百万円の赤字、第2四半期は売上高が9億36百万円で営業利益が68百万円の黒字、第3四半期は売上高が7億67百万円で営業利益が10百万円の黒字だった。

 22年11月期はアウトドア事業が牽引して黒字拡大予想となった。さらに21年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施しており、23年11月期は通期で価格改定効果が期待される。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は下値切り上げ

 株価は上方修正を好感して急伸する場面があった。その後は買いが続かず反落したが、収益改善基調や低PBRを評価して戻りを試す展開を期待したい。12月5日の終値は755円、前期推定PER(会社予想のEPS31円90銭で算出)は約24倍、前期推定配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.6%、前々期実績PBR(前々期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月22日更新]

ティムコはモミ合い上放れ、22年11月期黒字転換予想、さらに上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期はアウトドア事業におけるコロナ禍影響緩和などで2桁増収・黒字転換予想としている。第3四半期累計の各利益が通期予想を超過達成していることや価格改定効果などを勘案すれば、通期利益予想に上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は年初来安値圏でのモミ合いから上放れて水準を切り上げている。低PBRも評価材料であり、戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期黒字転換予想、さらに上振れの可能性

 22年11月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、そして当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 アウトドア事業におけるコロナ禍影響緩和などで2桁増収・黒字転換予想としている。ネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、社内業務見直しによる販管費コントロールなども推進し、売上および利益の拡大を図る方針としている。なお売上高の計画はフィッシング事業が2.1%増の10億87百万円、アウトドア事業が18.3%増の22億円、その他が6.2%減の26百万円としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比12.9%増の24億56百万円、営業利益が78百万円の黒字(前年同期は44百万円の赤字)、経常利益が85百万円の黒字(同33百万円の赤字)、四半期純利益が76百万円の黒字(同51百万円の赤字)だった。2桁増収で黒字転換した。なお収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が2百万円減少、売上原価が1百万円、販管費が3百万円減少しているが、営業利益以下への影響はなかった。

 フィッシング事業は売上高が4.8%減の8億32百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が5.3%減の1億45百万円だった。屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたことに加えて、ルアー用品における対象魚種の釣果低迷やコロナ禍による商品納期遅延発生も影響した。

 アウトドア事業は売上高が25.5%増の16億09百万円、利益が63百万円の黒字(同69百万円の赤字)だった。22年4月以降に行動制限が発出されたかったことなどでコロナ禍の影響が和らぎ、透湿防水素材の軽量ジャケットや防虫素材(スコーロン)を使用した商品の販売が順調に推移した。

 その他(不動産賃貸収入)は賃貸面積の縮小により、売上高が26.9%減の14百万円、利益が39.0%減の8百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億53百万円で営業利益が0百万円の赤字、第2四半期は売上高が9億36百万円で営業利益が68百万円の黒字、第3四半期は売上高が7億67百万円で営業利益が10百万円の黒字だった。

 通期予想は据え置いている。第3四半期累計の各利益は通期予想を超過達成しているが、コロナ禍の不透明感、円安による調達コストの上昇、原材料価格の高騰などを考慮している。

 ただし保守的な印象が強い。第3四半期累計の各利益が通期予想を超過達成していることや製品価格改定効果なども勘案すれば、通期利益予想に上振れの可能性がありそうだ。なお21年12月からフライ関連製品、ルアー関連製品、Foxfire関連製品(一部製品は23年2月から)の価格改定を実施する。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価はモミ合い上放れ

 株価は年初来安値圏でのモミ合いから上放れて水準を切り上げている。そして週足チャートで見ると、13週移動平均線に続いて26週移動平均線も上向きに転じてきた。低PBRも評価材料であり、戻りを試す展開を期待したい。11月21日の終値は780円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約45倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約26億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月24日更新]

ティムコは反発の動き、22年11月期3Q累計黒字転換、通期上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期第3四半期累計は2桁増収で黒字転換した。アウトドア事業において22年4月以降に行動制限が発出されたかったことなどでコロナ禍の影響が和らいだ。そして通期の2桁増収・黒字転換予想を据え置いている。第3四半期累計の各利益が通期予想を超過達成していることなどを勘案すれば、通期利益予想に上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は下値固め完了し、第3四半期累計業績も好感して反発の動きを強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期3Q累計黒字転換、通期上振れの可能性で収益改善基調

 22年11月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、そして当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 コロナ禍の影響が和らいで2桁増収・黒字転換予想としている。さらにネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。なお売上高の計画はフィッシング事業が2.1%増の10億87百万円、アウトドア事業が18.3%増の22億円、その他が6.2%減の26百万円としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比12.9%増の24億56百万円、営業利益が78百万円の黒字(前年同期は44百万円の赤字)、経常利益が85百万円の黒字(同33百万円の赤字)、四半期純利益が76百万円の黒字(同51百万円の赤字)だった。2桁増収で黒字転換した。なお収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が2百万円減少、売上原価が1百万円、販管費が3百万円減少しているが、営業利益以下への影響はなかった。

 フィッシング事業は売上高が4.8%減の8億32百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が5.3%減の1億45百万円だった。屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたことに加えて、ルアー用品における対象魚種の釣果低迷やコロナ禍による商品納期遅延発生も影響した。

 アウトドア事業は売上高が25.5%増の16億09百万円、利益が63百万円の黒字(同69百万円の赤字)だった。22年4月以降に行動制限が発出されたかったことなどでコロナ禍の影響が和らぎ、透湿防水素材の軽量ジャケットや防虫素材(スコーロン)を使用した商品の販売が順調に推移した。

 その他(不動産賃貸収入)は賃貸面積の縮小により、売上高が26.9%減の14百万円、利益が39.0%減の8百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億53百万円で営業利益が0百万円の赤字、第2四半期は売上高が9億36百万円で営業利益が68百万円の黒字、第3四半期は売上高が7億67百万円で営業利益が10百万円の黒字だった。

 通期予想は据え置いている。第3四半期累計の各利益は通期予想を超過達成しているが、コロナ禍の不透明感、円安による調達コストの上昇、原材料価格の高騰などを考慮している。

 ただし保守的な印象が強い。第3四半期累計の各利益が通期予想を超過達成していることに加えて、製品価格改定効果(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定実施)なども勘案すれば、通期利益予想に上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は反発の動き

 株価は下値固め完了し、第3四半期累計業績も好感して反発の動きを強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。10月21日の終値は758円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約44倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約25億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月13日更新]

ティムコは22年11月期3Q累計黒字転換、通期上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、10月12日の取引時間終了後に22年11月期第3四半期累計業績を発表した。2桁増収で各利益は黒字転換した。フィッシング事業では屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたが、アウトドア事業において22年4月以降に行動制限が発出されたかったことなどでコロナ禍の影響が和らいだ。そして通期の2桁増収・黒字転換予想を据え置いている。第3四半期累計の各利益は通期予想を超過達成しており、通期利益予想に上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は地合い悪化も影響して反発力の鈍い展開だが下値固め完了感を強めている。収益改善基調を評価して出直りを期待したい。

■22年11月期3Q累計黒字転換、通期上振れの可能性

 22年11月期第3四半期累計の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし)は、売上高が前年同期比12.9%増の24億56百万円、営業利益が78百万円の黒字(前年同期は44百万円の赤字)、経常利益が85百万円の黒字(同33百万円の赤字)、そして四半期純利益が76百万円の黒字(同51百万円の赤字)だった。2桁増収で各利益は黒字転換した。なお収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が2百万円減少、売上原価が1百万円、販管費が3百万円減少しているが、営業利益以下への影響はなかった。

 フィッシング事業は売上高が4.8%減の8億32百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が5.3%減の1億45百万円だった。屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたことに加えて、ルアー用品における対象魚種の釣果低迷やコロナ禍による商品納期遅延発生も影響した。

 アウトドア事業は売上高が25.5%増の16億09百万円、利益が63百万円の黒字(同69百万円の赤字)だった。22年4月以降に行動制限が発出されたかったことなどでコロナ禍の影響が和らぎ、透湿防水素材の軽量ジャケットや防虫素材(スコーロン)を使用した商品の販売が順調に推移した。

 その他(不動産賃貸収入)は賃貸面積の縮小により、売上高が26.9%減の14百万円、利益が39.0%減の8百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億53百万円で営業利益が0百万円の赤字、第2四半期は売上高が9億36百万円で営業利益が68百万円の黒字、第3四半期は売上高が7億67百万円で営業利益が10百万円だった。

 通期予想は据え置いて、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 ネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。

 第3四半期累計の各利益は通期予想を超過達成しているが、コロナ禍の不透明感、円安による調達コストの上昇、原材料価格の高騰などを勘案して通期利益予想を据え置いているが、保守的な印象が強く通期利益予想に上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は下値固め完了

 株価は地合い悪化も影響して反発力の鈍い展開だが下値固め完了感を強めている。収益改善基調を評価して出直りを期待したい。10月12日の終値は725円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約42倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約24億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[10月05日更新]

ティムコは下値固め完了、22年11月期黒字転換予想で収益改善基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期はコロナ禍の影響が和らいで2桁増収・黒字転換予想としている。第2四半期累計の利益が通期予想を超過達成していることに加えて、製品価格改定効果なども勘案すれば、通期予想は上振れの可能性が高く収益改善基調だろう。株価は地合い悪化も影響して反発力の鈍い展開だが、大きく下押すことなく下値固め完了感を強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期黒字転換予想、さらに上振れの可能性で収益改善基調

 22年11月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、そして当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 コロナ禍の影響が和らいで2桁増収・黒字転換予想としている。さらにネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。なお売上高の計画はフィッシング事業が2.1%増の10億87百万円、アウトドア事業が18.3%増の22億円、その他が6.2%減の26百万円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比12.3%増の16億89百万円、営業利益が68百万円の黒字(前年同期は25百万円の赤字)、経常利益が75百万円の黒字(同17百万円の赤字)、四半期純利益が67百万円の黒字(同35百万円の赤字)だった。大幅増収で黒字転換した。差引売上総利益率は45.3%で1.5ポイント上昇、販管費比率は41.2%で4.3ポイント低下した。収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が4百万円減少、売上原価が0百万円増加、販管費が3百万円減少しているが、営業利益以下への影響はなかった。

 フィッシング事業は、売上高が9.9%減の5億48百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が8.9%減の94百万円だった。減収減益だった。屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたことに加えて、コロナ禍の影響で新製品投入が遅れたことも影響した。なお売上高の内訳は、ルアー用品が27.2%減の1億65百万円、フライ用品が0.5%減の3億11百万円、その他フィッシング用品が4.7%増の71百万円だった。

 アウトドア事業は、売上高が28.2%増の11億29百万円、利益が63百万円の黒字(同43百万円の赤字)だった。大幅増収増益だった。消費者の外出自粛や商業施設の営業制限といったコロナ禍の影響が和らぎ、透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットや、虫の忌避効果のある防虫素材(スコーロン)を使用した商品などの販売が順調だった。

 その他(不動産賃貸収入)は賃貸面積の縮小により、売上高が23.0%減の10百万円、利益が35.7%減の5百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億53百万円で営業利益が0百万円の赤字、第2四半期は売上高が9億36百万円で営業利益が68百万円の黒字だった。

 通期予想を据え置いているが、第2四半期累計の各利益が通期予想を超過達成していることに加えて、製品価格改定効果(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定実施)なども勘案すれば、通期予想は上振れの可能性が高く収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は下値固め完了

 株価は地合い悪化も影響して反発力の鈍い展開だが、大きく下押すことなく下値固め完了感を強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。10月4日の終値は720円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約41倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.8%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約24億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月16日更新]

ティムコは下値固め完了、22年11月期黒字転換予想で収益改善基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期はコロナ禍の影響が和らいで2桁増収・黒字転換予想としている。第2四半期累計の利益が通期予想を超過達成していることや、製品価格改定効果なども勘案すれば、通期予想は上振れの可能性が高く収益改善基調だろう。株価は反発力の鈍い展開だが、一方では大きく下押す動きは見られず下値固め完了感を強めている。低PBRも評価材料であり調整一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期黒字転換予想、さらに上振れの可能性で収益改善基調

 22年11月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、そして当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 コロナ禍の影響が和らいで2桁増収・黒字転換予想としている。さらにネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。なお売上高の計画はフィッシング事業が2.1%増の10億87百万円、アウトドア事業が18.3%増の22億円、その他が6.2%減の26百万円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比12.3%増の16億89百万円、営業利益が68百万円の黒字(前年同期は25百万円の赤字)、経常利益が75百万円の黒字(同17百万円の赤字)、四半期純利益が67百万円の黒字(同35百万円の赤字)だった。大幅増収で黒字転換した。差引売上総利益率は45.3%で1.5ポイント上昇、販管費比率は41.2%で4.3ポイント低下した。収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が4百万円減少、売上原価が0百万円増加、販管費が3百万円減少しているが、営業利益以下への影響はなかった。

 フィッシング事業は、売上高が9.9%減の5億48百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が8.9%減の94百万円だった。減収減益だった。屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたことに加えて、コロナ禍の影響で新製品投入が遅れたことも影響した。なお売上高の内訳は、ルアー用品が27.2%減の1億65百万円、フライ用品が0.5%減の3億11百万円、その他フィッシング用品が4.7%増の71百万円だった。

 アウトドア事業は、売上高が28.2%増の11億29百万円、利益が63百万円の黒字(同43百万円の赤字)だった。大幅増収増益だった。消費者の外出自粛や商業施設の営業制限といったコロナ禍の影響が和らぎ、透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットや、虫の忌避効果のある防虫素材(スコーロン)を使用した商品などの販売が順調だった。

 その他(不動産賃貸収入)は賃貸面積の縮小により、売上高が23.0%減の10百万円、利益が35.7%減の5百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億53百万円で営業利益が0百万円の赤字、第2四半期は売上高が9億36百万円で営業利益が68百万円の黒字だった。

 通期予想を据え置いているが、第2四半期累計の各利益が通期予想を超過達成していることや、製品価格改定効果(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定実施)なども勘案すれば、通期予想は上振れの可能性が高く収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は下値固め完了

 株価は反発力の鈍い展開だが、一方では大きく下押す動きは見られず下値固め完了感を強めている。低PBRも評価材料であり調整一巡して出直りを期待したい。9月15日の終値は735円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約42倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約25億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月19日更新]

ティムコは調整一巡、22年11月期黒字転換予想で収益改善基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期はコロナ禍の影響が和らいで2桁増収・黒字転換予想としている。第2四半期累計の利益が通期予想を超過達成していることや、製品価格改定効果なども勘案すれば、通期予想は上振れの可能性が高く収益改善基調だろう。株価は反発力が鈍くモミ合い展開だが、大きく下押す動きは見られず下値固め完了感を強めている。調整一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期黒字転換予想、さらに上振れの可能性で収益改善基調

 22年11月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、そして当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 コロナ禍の影響が和らいで2桁増収・黒字転換予想としている。さらにネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。なお売上高の計画はフィッシング事業が2.1%増の10億87百万円、アウトドア事業が18.3%増の22億円、その他が6.2%減の26百万円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比12.3%増の16億89百万円、営業利益が68百万円の黒字(前年同期は25百万円の赤字)、経常利益が75百万円の黒字(同17百万円の赤字)、四半期純利益が67百万円の黒字(同35百万円の赤字)だった。大幅増収で黒字転換した。差引売上総利益率は45.3%で1.5ポイント上昇、販管費比率は41.2%で4.3ポイント低下した。収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が4百万円減少、売上原価が0百万円増加、販管費が3百万円減少しているが、営業利益以下への影響はなかった。

 フィッシング事業は、売上高が9.9%減の5億48百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が8.9%減の94百万円だった。減収減益だった。屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたことに加えて、コロナ禍の影響で新製品投入が遅れたことも影響した。なお売上高の内訳は、ルアー用品が27.2%減の1億65百万円、フライ用品が0.5%減の3億11百万円、その他フィッシング用品が4.7%増の71百万円だった。

 アウトドア事業は、売上高が28.2%増の11億29百万円、利益が63百万円の黒字(同43百万円の赤字)だった。大幅増収増益だった。消費者の外出自粛や商業施設の営業制限といったコロナ禍の影響が和らぎ、透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットや、虫の忌避効果のある防虫素材(スコーロン)を使用した商品などの販売が順調だった。

 その他(不動産賃貸収入)は賃貸面積の縮小により、売上高が23.0%減の10百万円、利益が35.7%減の5百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億53百万円で営業利益が0百万円の赤字、第2四半期は売上高が9億36百万円で営業利益が68百万円の黒字だった。

 通期予想を据え置いているが、第2四半期累計の各利益が通期予想を超過達成していることや、製品価格改定効果(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定実施)なども勘案すれば、通期予想は上振れの可能性が高く収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は反発力が鈍くモミ合い展開だが、大きく下押す動きは見られず下値固め完了感を強めている。調整一巡して出直りを期待したい。8月18日の終値は730円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約42倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約24億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月22日更新]

ティムコは下値固め完了、22年11月期2Q累計黒字転換して通期上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期は2桁増収で黒字転換予想としている。第2四半期累計は2桁増収で黒字転換した。アウトドア事業において消費者の外出自粛や商業施設の営業制限といったコロナ禍の影響が和らいだ。そして各利益は通期予想を超過達成している。通期予想は上振れの可能性が高く収益改善基調だろう。株価は年初来安値圏でモミ合う形だが、大きく下押すことなく推移して下値固め完了感を強めている。調整一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期黒字転換予想、2Q累計黒字転換して通期上振れの可能性

 22年11月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、そして当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 ネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。なお売上高の計画はフィッシング事業が2.1%増の10億87百万円、アウトドア事業が18.3%増の22億円、その他が6.2%減の26百万円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比12.3%増の16億89百万円、営業利益が68百万円の黒字(前年同期は25百万円の赤字)、経常利益が75百万円の黒字(同17百万円の赤字)、四半期純利益が67百万円の黒字(同35百万円の赤字)だった。大幅増収で黒字転換した。差引売上総利益率は45.3%で1.5ポイント上昇、販管費比率は41.2%で4.3ポイント低下した。収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が4百万円減少、売上原価が0百万円増加、販管費が3百万円減少しているが、営業利益以下への影響はなかった。

 フィッシング事業は、売上高が9.9%減の5億48百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が8.9%減の94百万円だった。減収減益だった。屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたことに加えて、コロナ禍の影響で新製品投入が遅れたことも影響した。なお売上高の内訳は、ルアー用品が27.2%減の1億65百万円、フライ用品が0.5%減の3億11百万円、その他フィッシング用品が4.7%増の71百万円だった。

 アウトドア事業は、売上高が28.2%増の11億29百万円、利益が63百万円の黒字(同43百万円の赤字)だった。大幅増収増益だった。消費者の外出自粛や商業施設の営業制限といったコロナ禍の影響が和らぎ、透湿防水素材(ゴアテックス)を使用した軽量ジャケットや、虫の忌避効果のある防虫素材(スコーロン)を使用した商品などの販売が順調だった。

 その他(不動産賃貸収入)は賃貸面積の縮小により、売上高が23.0%減の10百万円、利益が35.7%減の5百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億53百万円で営業利益が0百万円の赤字、第2四半期は売上高が9億36百万円で営業利益が68百万円の黒字だった。

 通期予想を据え置いているが、第2四半期累計の各利益は通期予想を超過達成している。製品価格改定効果(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定実施)なども寄与して、通期予想は上振れの可能性が高く収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は下値固め完了

 株価は年初来安値圏でモミ合う形だが、大きく下押すことなく推移して下値固め完了感を強めている。調整一巡して出直りを期待したい。7月21日の終値は738円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約43倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約25億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[07月14日更新]

ティムコは戻り試す、22年11月期2Q累計黒字転換、通期上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は7月13日の取引時間終了後に22年11月期第2四半期累計業績を発表した。大幅増収で各利益は黒字転換した。フィッシング事業では屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたが、アウトドア事業において消費者の外出自粛や商業施設の営業制限といったコロナ禍の影響が和らいだ。そして通期の2桁増収・黒字転換予想を据え置いた。第2四半期累計の各利益は通期予想を超過達成しており、通期予想に上振れの可能性がありそうだ。収益改善基調だろう。株価は調整一巡して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■22年11月期2Q累計黒字転換、通期上振れの可能性

 22年11月期第2四半期累計の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし)は、売上高が前年同期比12.3%増の16億89百万円、営業利益が68百万円の黒字(前年同期は25百万円の赤字)、経常利益が75百万円の黒字(同17百万円の赤字)、そして四半期純利益が67百万円の黒字(同35百万円の赤字)だった。大幅増収で各利益は黒字転換した。

 フィッシング事業は売上高が9.9%減の5億48百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が8.9%減の94百万円だった。減収減益だった。屋外アクティビティとして注目された釣り需要に一服感が見られたことに加えて、コロナ禍の影響で新製品投入が遅れたことも影響した。

 アウトドア事業は売上高が28.2%増の11億29百万円、利益が63百万円の黒字(同43百万円の赤字)だった。消費者の外出自粛や商業施設の営業制限といったコロナ禍の影響が和らぎ、衣料品の販売が順調に推移して大幅増収増益だった。

 その他(不動産賃貸収入)は賃貸面積の縮小により、売上高が23.0%減の10百万円、利益が35.7%減の5百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億53百万円で営業利益が0百万円の赤字、第2四半期は売上高が9億36百万円で営業利益が68百万円の黒字だった。

 通期予想は据え置いて、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 ネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。第2四半期累計の各利益は通期予想を超過達成しており、通期予想に上振れの可能性がありそうだ。収益改善基調だろう。

■株価は戻り試す

 株価は調整一巡して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。7月13日の終値は746円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約43倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約24億円である。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[07月08日更新]

ティムコは調整一巡、22年11月期黒字転換予想で収益改善基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期は黒字転換予想としている。屋外アクティビティとしての釣り関連市場の拡大、アウトドア事業におけるコロナ禍の影響緩和、製品価格改定効果などで収益改善基調だろう。株価は地合い悪化も影響して水準を切り下げる形だったが調整一巡感を強めている。下値固め完了して出直りを期待したい。なお7月13日に22年11月期第2四半期決算発表を予定している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期黒字転換予想で収益改善基調

 22年11月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、そして当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 ネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比6.4%増の7億53百万円、営業利益が0百万円の赤字(前年同期は60百万円の赤字)、経常利益が2百万円の黒字(同54百万円の赤字)、四半期純利益が1百万円の黒字(同54百万円の赤字)だった。営業利益は僅かながら赤字が残ったが、増収効果などで経常・最終黒字転換した。なお収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が12百万円減少しているが、営業利益以下への影響はなかった。

 フィッシング事業は売上高が7.8%減の1億92百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が62.3%増の12百万円だった。ルアー用品が気温低下による釣果および釣行の減少の影響を受けたため全体として減収だが、フライ用品の販売が堅調に推移し、商品在庫適正化による廉価販売比率の低下も寄与して大幅増益だった。

 アウトドア事業は売上高が12.6%増の5億54百万円、利益が30百万円の黒字(同26百万円の赤字)だった。売上面は、コロナ禍の影響が和らいで百貨店やショッピングセンター等の商業施設への客足が回復傾向となり、気温の低下などで防寒衣料の販売が順調だった。利益面は増収効果で黒字転換した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は、売上高が13.9%減の5百万円で、利益が17.1%減の4百万円だった。

 通期予想は据え置いている。3密を避けた屋外アクティビティとしての釣り関連市場の拡大、アウトドア事業におけるコロナ禍の影響緩和、製品価格改定効果(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定を実施)などで収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化も影響して水準を切り下げたが調整一巡感を強めている。下値固め完了して出直りを期待したい。7月7日の終値は728円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約42倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約24億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[06月23日更新]

ティムコは調整一巡、22年11月期黒字転換予想で収益改善基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期は黒字転換予想としている。屋外アクティビティとしての釣り関連市場の拡大、アウトドア事業におけるコロナ禍の影響緩和、製品価格改定効果などで収益改善基調だろう。株価は地合い悪化も影響して反発力が鈍く年初来安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期黒字転換予想で収益改善基調

 22年11月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、そして当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 ネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比6.4%増の7億53百万円、営業利益が0百万円の赤字(前年同期は60百万円の赤字)、経常利益が2百万円の黒字(同54百万円の赤字)、四半期純利益が1百万円の黒字(同54百万円の赤字)だった。営業利益は僅かながら赤字が残ったが、増収効果などで経常・最終黒字転換した。

 フィッシング事業は売上高が7.8%減の1億92百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が62.3%増の12百万円だった。ルアー用品が気温低下による釣果および釣行の減少の影響を受けたため全体として減収だが、フライ用品の販売が堅調に推移し、商品在庫適正化による廉価販売比率の低下も寄与して大幅増益だった。

 アウトドア事業は売上高が12.6%増の5億54百万円、利益が30百万円の黒字(同26百万円の赤字)だった。売上面は、コロナ禍の影響が和らいで百貨店やショッピングセンター等の商業施設への客足が回復傾向となり、気温の低下などで防寒衣料の販売が順調だった。利益面は増収効果で黒字転換した。

 通期予想は据え置いている。3密を避けた屋外アクティビティとしての釣り関連市場の拡大、アウトドア事業におけるコロナ禍の影響緩和、製品価格改定効果(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定を実施)などで収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化も影響して反発力が鈍く年初来安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。6月22日の終値は716円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約41倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.8%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約24億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月30日更新]

ティムコは反発の動き、22年11月期黒字転換予想で収益改善基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期は黒字転換予想としている。屋外アクティビティとしての釣り関連市場の拡大、アウトドア事業におけるコロナ禍の影響緩和、製品価格改定効果などで収益改善基調だろう。株価は地合い悪化の影響で年初来安値圏だが、調整一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期黒字転換予想で収益改善基調

 22年11月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、そして当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 ネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比6.4%増の7億53百万円、営業利益が0百万円の赤字(前年同期は60百万円の赤字)、経常利益が2百万円の黒字(同54百万円の赤字)、四半期純利益が1百万円の黒字(同54百万円の赤字)だった。営業利益は僅かながら赤字が残ったが、増収効果などで経常・最終黒字転換した。

 フィッシング事業は売上高が7.8%減の1億92百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が62.3%増の12百万円だった。ルアー用品が気温低下による釣果および釣行の減少の影響を受けたため全体として減収だが、フライ用品の販売が堅調に推移し、商品在庫適正化による廉価販売比率の低下も寄与して大幅増益だった。

 アウトドア事業は売上高が12.6%増の5億54百万円、利益が30百万円の黒字(同26百万円の赤字)だった。売上面は、コロナ禍の影響が和らいで百貨店やショッピングセンター等の商業施設への客足が回復傾向となり、気温の低下などで防寒衣料の販売が順調だった。利益面は増収効果で黒字転換した。

 通期予想は据え置いている。3密を避けた屋外アクティビティとしての釣り関連市場の拡大、アウトドア事業におけるコロナ禍の影響緩和、製品価格改定効果(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定を実施)などで収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は反発の動き

 株価は地合い悪化の影響で水準を切り下げて年初来安値圏だが、調整一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。5月27日の終値は737円、今期予想PER(会社予想EPS17円36銭で算出)は約42倍、今期予想配当利回り(会社予想5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績BPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約25億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月25日更新]

ティムコは調整一巡、22年11月期1Q経常・最終黒字転換で収益改善基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期第1四半期はフィッシング事業における廉価販売比率の減少、アウトドア事業における増収効果などで経常・最終黒字転換した。そして通期黒字転換予想を据え置いた。屋外アクティビティとしての釣り関連市場の拡大、アウトドア事業におけるコロナ禍の影響緩和、製品価格改定効果などで収益改善基調だろう。株価は戻り高値圏から一旦反落したが、低PBRも見直し材料であり、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期のセグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

■ブランド力向上、ネット販売強化、グローバル化を推進

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期1Q経常・最終黒字転換、通期黒字転換予想で収益改善基調

 22年11月期の業績(非連結、収益認識会計基準適用だが営業利益以下への影響なし)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、そして当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 ネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。

 第1四半期は売上高が前年同期比6.4%増の7億53百万円、営業利益が0百万円の赤字(前年同期は60百万円の赤字)、経常利益が2百万円の黒字(同54百万円の赤字)、四半期純利益が1百万円の黒字(同54百万円の赤字)だった。営業利益は僅かながら赤字が残ったが、増収効果などで経常・最終黒字転換した。

 フィッシング事業は売上高が7.8%減の1億92百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が62.3%増の12百万円だった。ルアー用品が気温低下による釣果および釣行の減少の影響を受けたため全体として減収だが、フライ用品の販売が堅調に推移し、商品在庫適正化による廉価販売比率の低下も寄与して大幅増益だった。

 アウトドア事業は売上高が12.6%増の5億54百万円、利益が30百万円の黒字(同26百万円の赤字)だった。売上面は、コロナ禍の影響が和らいで百貨店やショッピングセンター等の商業施設への客足が回復傾向となり、気温の低下などで防寒衣料の販売が順調だった。利益面は増収効果で黒字転換した。

 通期予想は据え置いた。3密を避けた屋外アクティビティとしての釣り関連市場の拡大、アウトドア事業におけるコロナ禍の影響緩和、製品価格改定効果(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定を実施)などで収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は戻り高値圏から一旦反落したが、大きく下押す動きは見られない。低PBRも見直し材料であり、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。4月22日の終値は780円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約45倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約26億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[04月04日更新]

ティムコは戻り試す、22年11月期収益改善基調

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期は2桁増収・黒字転換予想としている。屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大しており、収益改善基調だろう。株価は下値を順調に切り上げている。低PBRも見直し材料であり、戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、自社オリジナルブランドのアウトドア衣料ブランド「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

 中期的な重点課題としてBRAND(ブランド力を高めるための戦略強化)、NET(インターネット活用を前提とする仕組の強化)、GLOBAL(世界に通用することを目指す商品・仕組の構築)を掲げ、基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドア衣料ブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期2桁増収・黒字転換予想で収益改善基調

 22年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 ネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。

 3密を避けた屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大している。さらに製品価格改定(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定を実施)も寄与して収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は戻り試す

 株価はやや上値の重い形だが、一方では下値を順調に切り上げている。低PBRも見直し材料であり、戻りを試す展開を期待したい。4月1日の終値は819円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約47倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約27億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[03月10日更新]

ティムコは戻り試す、22年11月期は収益改善基調

 ティムコ<7501>(JQ、新市場区分スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品分野ではオリジナルブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期は2桁増収・黒字転換予想としている。屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大しており、収益改善基調だろう。株価は地合いが悪化する中でも大きく下押すことなく、下値切り上げの動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、オリジナルブランドのアウトドアクロージング「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期2桁増収・黒字転換予想で収益改善基調

 22年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 ネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。

 3密を避けた屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大している。さらに製品価格改定(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定を実施)も寄与して収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は戻り試す

 株価は地合いが悪化する中でも大きく下押すことなく、下値切り上げの動きを強めている。低PBRも見直し材料であり、戻りを試す展開を期待したい。3月9日の終値は791円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約46倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約26億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[02月22日更新]

ティムコは下値切り上げ、22年11月期黒字転換予想で収益改善基調

 ティムコ<7501>(JQ、新市場区分スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品分野ではオリジナルブランド「Foxfire」を主力としている。22年11月期は2桁増収・黒字転換予想としている。屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大しており、収益改善基調だろう。株価は地合い悪化の影響を受ける場面があったが、徐々に下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、オリジナルブランドのアウトドアクロージング「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■22年11月期2桁増収・黒字転換予想で収益改善基調

 22年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 ネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。

 3密を避けた屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大している。さらに製品価格改定(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定を実施)も寄与して収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は下値切り上げ

 株価は地合い悪化の影響を受ける場面があったが、徐々に下値を切り上げている。低PBRも見直して戻りを試す展開を期待したい。2月21日の終値は801円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約46倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約27億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[01月31日更新]

ティムコは反発の動き、22年11月期黒字転換予想で収益改善基調

 ティムコ<7501>(JQ、新市場区分スタンダード)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。21年11月期は2桁増収となり、各利益とも赤字が大幅に縮小した。22年11月期は2桁増収・黒字転換予想としている。屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大しており、収益改善基調だろう。4月4日移行予定の新市場区分についてはスタンダード市場に移行する。株価は地合いが悪化する中でも下値を切り上げて反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、オリジナルブランドのアウトドアクロージング「Foxfire」を主力としている。

 21年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が36%、アウトドア事業が63%、その他(不動産賃貸収入など)が1%、営業利益(全社費用等調整前)はフィッシング事業が102%、アウトドア事業が▲15%、その他が12%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■21年11月期は赤字縮小、22年11月期は2桁増収・黒字転換予想

 21年11月期第の業績(非連結)は、売上高が20年11月期比10.7%増の29億51百万円、営業利益が26百万円の赤字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が14百万円の赤字(同1億27百万円の赤字)、当期純利益が9百万円の赤字(同2億28百万円の赤字)だった。特別利益では投資有価証券売却益20百万円を計上、雇用調整助成金等が10百万円減少、特別損失では臨時休業による損失が28百万円減少、前期計上した減損損失57百万円が剥落した。配当は20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)とした。

 従来予想との比較(1月14日に下方修正)では、アウトドア事業の都市部の店舗における販売が新型コロナウイルス感染第5波の影響を受けたため、売上高、利益とも従来予想を下回ったが、前期(20年11月期)との比較では、フィッシング事業の好調が牽引して2桁増収となり、利益は赤字が大幅に縮小した。

 フィッシング事業は、売上高が19.5%増の10億65百万円で、営業利益(全社費用等調整前)が27.6%増の1億67百万円だった。3密を避けた屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大し、ルアー用品の新製品投入やフライ用品の輸出増加なども寄与した。

 アウトドア事業は、売上高が6.3%増の18億59百万円で、営業利益が24百万円の赤字(20年11月期は36百万円の赤字)だった。釣り関連商品の好調や直営店の増加などで増収だが、新型コロナウイルス感染第5波の影響で、アウトドア衣料を中心とした販売が都市部の店舗で苦戦した。集客低迷を補うための値引き販売、直営店舗増加に伴う運営経費の増加に加えて、セグメント費用配分方法も影響して利益が伸び悩んだ。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億07百万円で営業利益が60百万円の赤字、第2四半期は売上高が7億96百万円で営業利益が35百万円の黒字、第3四半期は売上高が6億73百万円で営業利益が19百万円の赤字、第4四半期は売上高が7億75百万円で営業利益が18百万円の黒字だった。

 22年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が21年11月期比12.3%増の33億13百万円、営業利益が55百万円の黒字(21年11月期は26百万円の赤字)、経常利益が59百万円の黒字(同14百万円の赤字)、当期純利益が43百万円の黒字(同9百万円の赤字)としている。配当予想は21年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 ネット通販の強化、宣伝販売促進の強化、フィッシング事業の更なる強化、直営店事業であるフォックスファイヤーストアの販売チャネル見直しや不採算店舗整理、さらに社内業務見直しによる販管費コントロールなどによって、売上および利益の拡大を図る方針としている。3密を避けた屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大している。さらに製品価格改定(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定を実施)も寄与して収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は反発の動き

 株価は地合いが悪化する中でも下値を切り上げて反発の動きを強めている。低PBRも評価材料であり、戻りを試す展開を期待したい。1月28日の終値は802円、今期予想PER(会社予想のEPS17円36銭で算出)は約46倍、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1809円91銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約27億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[01月04日更新]

ティムコは戻り試す、22年11月期も収益改善基調

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。21年11月期は2桁増収で黒字転換予想としている。屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大しており、22年11月期も収益改善基調だろう。株価は21年9月の昨年来高値から反落し、地合い悪化も影響して水準を切り下げる場面があったが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。なお1月19日に21年11月期決算発表を予定している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、オリジナルブランドのアウトドアクロージング「Foxfire」を主力としている。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■21年11月期黒字転換予想、22年11月期も収益改善基調

 21年11月期の業績(非連結)予想(7月13日に売上高、営業利益、経常利益を上方修正)は、売上高が20年11月期比16.5%増の31億07百万円、営業利益が26百万円の黒字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同1億27百万円の赤字)としている。当期純利益は特別損失10百万円を計上するため0百万円(同2億28百万円の赤字)としている。配当予想は据え置いて20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比18.6%増の21億76百万円、営業利益が44百万円の赤字(前年同期は1億28百万円の赤字)、経常利益が33百万円の赤字(同1億23百万円の赤字)、四半期純利益が51百万円の赤字(同1億64百万円の赤字)だった。大幅増収で赤字縮小した。なお特別損失に新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休業等損失11百万円を計上した。

 フィッシング事業は売上高が23.4%増の8億73百万円で営業利益が33.9%増の1億53百万円だった。3密を避けられる屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大し、ルアー用品の新製品投入やフライ用品のプロモーション効果なども寄与して大幅増収増益だった。

 アウトドア事業は売上高が15.8%増の12億82百万円で営業利益が69百万円の赤字(前年同期は68百万円の赤字)だった。釣り関連商品の好調や直営店の増加などで大幅増収だったが、7月以降の緊急事態宣言の影響で百貨店やショッピングセンターへの集客が伸び悩み、集客低迷を補うための値引き販売の実施や直営店舗増加に伴う運営経費で利益が伸び悩んだ。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高7億07百万円で営業利益60百万円の赤字、第2四半期は売上高7億96百万円で営業利益35百万円の黒字、第3四半期は売上高6億73百万円で営業利益19百万円の赤字だった。

 通期は、3密を避けたアクティビティとして釣りが注目されたことも背景にフィッシング事業が好調に推移し、全体として2桁増収で黒字転換予想としている。なお新型コロナウイルス感染症再拡大による緊急事態宣言に伴い、販管費に計上を見込んでいた経費の一部(直営店臨時休業等で期間中に発生した店舗スタッフ人件費、その他店舗家賃)を特別損失として計上する。また特別利益に投資有価証券売却益12百万円を計上する。

 屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大しており、さらに緊急事態宣言解除による事業環境好転や製品価格改定(21年12月からフライ関連の一部製品の価格改定を実施)も寄与して、22年11月期も収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は戻り試す

 22年4月4日移行予定の新市場区分については、上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果としてスタンダード市場適合を確認し、21年7月16日開催の取締役会においてスタンダード市場選択申請を決議した。所定のスケジュールに基づいて手続を進める。

 株価は21年9月の昨年来高値から反落し、地合い悪化も影響して水準を切り下げる場面があったが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。低PBRも見直し材料であり、戻りを試す展開を期待したい。12月30日の終値は819円、前期推定配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前々期実績PBR(前々期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約27億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月10日更新]

ティムコは反発の動き、22年11月期収益改善基調

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。21年11月期は2桁増収で黒字転換予想としている。屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大しており、22年11月期も収益改善基調だろう。なお11月24日にスノーピーク<7816>等と共同で、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズを設立している。株価は地合い悪化も影響して水準を切り下げる形だったが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、オリジナルブランドのアウトドアクロージング「Foxfire」を主力としている。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。21年11月にはスノーピーク、アイビック、アイビック食品、および同社の4社共同で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開し、新たなアウトドアカルチャーの価値創造を目的とする新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。

■21年11月期黒字転換予想、22年11月期も収益改善基調

 21年11月期の業績(非連結)予想(7月13日に売上高、営業利益、経常利益を上方修正)は、売上高が20年11月期比16.5%増の31億07百万円、営業利益が26百万円の黒字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同1億27百万円の赤字)としている。当期純利益は特別損失10百万円を計上するため0百万円(同2億28百万円の赤字)としている。配当予想は据え置いて20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比18.6%増の21億76百万円、営業利益が44百万円の赤字(前年同期は1億28百万円の赤字)、経常利益が33百万円の赤字(同1億23百万円の赤字)、四半期純利益が51百万円の赤字(同1億64百万円の赤字)だった。大幅増収で赤字縮小した。なお特別損失に新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休業等損失11百万円を計上した。

 フィッシング事業は売上高が23.4%増の8億73百万円で営業利益が33.9%増の1億53百万円だった。3密を避けられる屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大し、ルアー用品の新製品投入やフライ用品のプロモーション効果なども寄与して大幅増収増益だった。

 アウトドア事業は売上高が15.8%増の12億82百万円で営業利益が69百万円の赤字(前年同期は68百万円の赤字)だった。釣り関連商品の好調や直営店の増加などで大幅増収だったが、7月以降の緊急事態宣言の影響で百貨店やショッピングセンターへの集客が伸び悩み、集客低迷を補うための値引き販売の実施や直営店舗増加に伴う運営経費で利益が伸び悩んだ。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高7億07百万円で営業利益60百万円の赤字、第2四半期は売上高7億96百万円で営業利益35百万円の黒字、第3四半期は売上高6億73百万円で営業利益19百万円の赤字だった。

 通期は、3密を避けたアクティビティとして釣りが注目されたことも背景にフィッシング事業が好調に推移し、全体として2桁増収で黒字転換予想としている。なお新型コロナウイルス感染症再拡大による緊急事態宣言に伴い、販管費に計上を見込んでいた経費の一部(直営店臨時休業等で期間中に発生した店舗スタッフ人件費、その他店舗家賃)を特別損失として計上する。また11月8日には特別利益に投資有価証券売却益12百万円を計上すると発表している。

 屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大しており、さらに緊急事態宣言解除による事業環境好転で22年11月期も収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は反発の動き

 22年4月4日移行予定の新市場区分については、上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果としてスタンダード市場適合を確認し、21年7月16日開催の取締役会においてスタンダード市場選択申請を決議した。所定のスケジュールに基づいて手続を進める。

 株価は地合い悪化も影響して水準を切り下げる形だったが、売り一巡して反発の動きを強めている。低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。12月9日の終値は780円、前期推定配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前々期実績PBR(前々期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約26億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[11月19日更新]

ティムコは反発の動き、21年11月期黒字転換予想、22年11月期も収益改善基調

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。21年11月期は2桁増収で黒字転換予想(7月13日に上方修正)としている。また11月8日には特別利益(投資有価証券売却益)計上を発表している。屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大しており、さらに緊急事態宣言解除による事業環境好転で22年11月期も収益改善基調だろう。株価は人気化した9月の年初来高値圏から反落して水準を切り下げたが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 フィッシング用品の分野では、日本では歴史の浅いフライフィッシングのパイオニアであり、竿から衣料品に至るまで全てのフライ用品を取り扱う唯一の企業であることを特徴・強みとしている。アウトドア用品の分野では、オリジナルブランドのアウトドアクロージング「Foxfire」を主力としている。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。

■21年11月期黒字転換予想、22年11月期も収益改善基調

 21年11月期の業績(非連結)予想(7月13日に売上高、営業利益、経常利益を上方修正)は、売上高が20年11月期比16.5%増の31億07百万円、営業利益が26百万円の黒字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同1億27百万円の赤字)としている。当期純利益は特別損失10百万円を計上するため0百万円(同2億28百万円の赤字)としている。配当予想は据え置いて20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比18.6%増の21億76百万円、営業利益が44百万円の赤字(前年同期は1億28百万円の赤字)、経常利益が33百万円の赤字(同1億23百万円の赤字)、四半期純利益が51百万円の赤字(同1億64百万円の赤字)だった。大幅増収で赤字縮小した。なお特別損失に新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休業等損失11百万円を計上した。

 フィッシング事業は売上高が23.4%増の8億73百万円で営業利益が33.9%増の1億53百万円だった。3密を避けられる屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大し、ルアー用品の新製品投入やフライ用品のプロモーション効果なども寄与して大幅増収増益だった。

 アウトドア事業は売上高が15.8%増の12億82百万円で営業利益が69百万円の赤字(前年同期は68百万円の赤字)だった。釣り関連商品の好調や直営店の増加などで大幅増収だったが、7月以降の緊急事態宣言の影響で百貨店やショッピングセンターへの集客が伸び悩み、集客低迷を補うための値引き販売の実施や直営店舗増加に伴う運営経費で利益が伸び悩んだ。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高7億07百万円で営業利益60百万円の赤字、第2四半期は売上高7億96百万円で営業利益35百万円の黒字、第3四半期は売上高6億73百万円で営業利益19百万円の赤字だった。

 通期は、3密を避けたアクティビティとして釣りが注目されたことも背景にフィッシング事業が好調に推移し、全体として2桁増収で黒字転換予想としている。なお新型コロナウイルス感染症再拡大による緊急事態宣言に伴い、販管費に計上を見込んでいた経費の一部(直営店臨時休業等で期間中に発生した店舗スタッフ人件費、その他店舗家賃)を特別損失として計上する。また11月8日には特別利益に投資有価証券売却益12百万円を計上すると発表している。

 屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大しており、さらに緊急事態宣言解除による事業環境好転で22年11月期も収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は反発の動き

 22年4月4日移行予定の新市場区分については、上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果としてスタンダード市場適合を確認し、21年7月16日開催の取締役会においてスタンダード市場選択申請を決議した。所定のスケジュールに基づいて手続を進める。

 株価は人気化した9月の年初来高値圏から反落して水準を切り下げたが、売り一巡して反発の動きを強めている。低PBRも評価材料であり出直りを期待したい。11月18日の終値は752円、今期予想配当利回り(会社予想5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約25億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[10月25日更新]

ティムコは利益確定売り一巡、21年11月期3Q累計赤字縮小、通期黒字転換予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。21年11月期は2桁増収・黒字転換予想(7月13日に上方修正)としている。第3四半期累計は大幅増収で赤字縮小した。通期ベースでも収益改善を期待したい。さらに、屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大しており、事業環境が好転して22年11月期も収益改善基調だろう。株価は人気化した9月の年初来高値圏から急反落の形となったが、利益確定売り一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。

■21年11月期3Q累計は大幅増収で赤字縮小、通期は黒字転換予想

 21年11月期の業績(非連結)予想(7月13日に売上高、営業利益、経常利益を上方修正)は、売上高が20年11月期比16.5%増の31億07百万円、営業利益が26百万円の黒字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同1億27百万円の赤字)としている。当期純利益は特別損失10百万円を計上するため0百万円(同2億28百万円の赤字)としている。配当予想は据え置いて20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比18.6%増の21億76百万円、営業利益が44百万円の赤字(前年同期は1億28百万円の赤字)、経常利益が33百万円の赤字(同1億23百万円の赤字)、四半期純利益が51百万円の赤字(同1億64百万円の赤字)だった。大幅増収で赤字縮小した。なお特別損失に新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休業等損失11百万円を計上した。

 フィッシング事業は売上高が23.4%増の8億73百万円で営業利益が33.9%増の1億53百万円だった。3密を避けられる屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大し、ルアー用品の新製品投入やフライ用品のプロモーション効果なども寄与した。

 アウトドア事業は売上高が15.8%増の12億82百万円で営業利益が69百万円の赤字(前年同期は68百万円の赤字)だった。釣り関連商品の好調や直営店の増加などで増収だったが、7月以降の緊急事態宣言等の影響で百貨店やショッピングセンターへの集客が伸び悩み、集客低迷を補うための値引き販売の実施や直営店舗増加に伴う運営経費で利益が伸び悩んだ。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高7億07百万円で営業利益60百万円の赤字、第2四半期は売上高7億96百万円で営業利益35百万円の黒字、第3四半期は売上高6億73百万円で営業利益19百万円の赤字だった。

 通期は、3密を避けたアクティビティとして釣りが注目されたことも背景にフィッシング事業が好調に推移し、全体として2桁増収で黒字転換予想としている。なお新型コロナウイルス感染症再拡大による緊急事態宣言に伴い、販管費に計上を見込んでいた経費の一部(直営店臨時休業等で期間中に発生した店舗スタッフ人件費、その他店舗家賃)を特別損失として計上する。通期ベースでも収益改善を期待したい。

 さらに、屋外アクティビティとして釣り関連市場が拡大しており、事業環境が好転して22年11月期も収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は上値試す

 22年4月4日移行予定の新市場区分については、上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果としてスタンダード市場適合を確認し、21年7月16日開催の取締役会においてスタンダード市場選択を決議している。今後はスタンダード市場の申請に係る所定の手続きを進める。

 株価は人気化した9月の年初来高値圏から反落の形となったが、低PBRも見直し材料であり、利益確定売り一巡して戻りを試す展開を期待したい。10月22日の終値は804円、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約27億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[10月08日更新]

ティムコは上値試す、21年11月期2桁増収・黒字転換予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。21年11月期は2桁増収・黒字転換予想としている。コロナ禍も背景として釣りやアウトドアの関連市場が拡大している。このような事業環境も追い風として22年11月期も収益改善基調だろう。株価は急伸して07年以来の高値圏だ。低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。

■21年11月期2桁増収・黒字転換予想、収益改善基調

 21年11月期の業績(非連結)予想(7月13日に売上高、営業利益、経常利益を上方修正)は、売上高が20年11月期比16.5%増の31億07百万円、営業利益が26百万円の黒字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同1億27百万円の赤字)としている。当期純利益は特別損失10百万円を計上するため0百万円(同2億28百万円の赤字)としている。配当予想は据え置いて20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比39.9%増の15億03百万円、営業利益が25百万円の赤字(前年同期は1億06百万円の赤字)、経常利益が17百万円の赤字(同1億04百万円の赤字)、四半期純利益が35百万円の赤字(同1億57百万円の赤字)だった。大幅増収で赤字縮小した。

 フィッシング事業は48.4%増収で113.9%増益だった。コロナ禍で3密を避ける屋外アクティビティとして「釣り」関連市場が拡大し、ルアー用品の新製品が好調に推移した。アウトドア事業は35.3%増収だが赤字がやや拡大した。アウトドア人気、直営店の増加、前年の1回目の緊急事態宣言に伴う臨時休業・時短営業の反動増などで大幅増収だが、値引き販売の影響や直営店舗増加に伴う運営経費増加で利益が伸び悩んだ。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高7億07百万円で営業利益60百万円の赤字、第2四半期は売上高7億96百万円で営業利益35百万円の黒字だった。第2四半期は営業黒字に転換した。

 通期ベースでもフィッシング事業が好調に推移し、全体として2桁増収で黒字転換予想としている。なお新型コロナウイルス感染症再拡大による緊急事態宣言に伴い、販管費に計上を見込んでいた経費の一部(直営店臨時休業等で期間中に発生した店舗スタッフ人件費、その他店舗家賃)を特別損失として計上する。

 コロナ禍も背景として釣りやアウトドアの関連市場が拡大している。このような事業環境も追い風として22年11月期も収益改善基調だろう。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は上値試す

 22年4月4日に移行予定の新市場区分については、上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果としてスタンダード市場への上場維持基準適合を確認したため、21年7月16日開催の取締役会においてスタンダード市場を選択することを決議している。今後はスタンダード市場の申請に係る所定の手続きを進める。

 株価は急伸して07年以来の高値圏だ。低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。10月7日の終値は938円、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約31億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[09月17日更新]

ティムコは急動意で07年以来の高値圏、21年11月期は2桁増収・黒字転換予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。コロナ禍で3密を避ける屋外アクティビティとして「釣り」や「アウトドア」の関連市場が拡大している。このような事業環境も追い風として21年11月期は2桁増収で黒字転換予想としている。収益改善基調を期待したい。株価は急動意の形となって07年以来の高値圏まで上伸する場面があった。目先的には乱高下の可能性もあるが、低PBRも見直し材料であり、上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。

■21年11月期は2桁増収・黒字転換予想

 21年11月期の業績(非連結)予想(7月13日に売上高、営業利益、経常利益を上方修正)は、売上高が20年11月期比16.5%増の31億07百万円、営業利益が26百万円の黒字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同1億27百万円の赤字)としている。当期純利益は特別損失10百万円を計上するため0百万円(同2億28百万円の赤字)としている。配当予想は据え置いて20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比39.9%増の15億03百万円、営業利益が25百万円の赤字(前年同期は1億06百万円の赤字)、経常利益が17百万円の赤字(同1億04百万円の赤字)、四半期純利益が35百万円の赤字(同1億57百万円の赤字)だった。大幅増収で赤字縮小した。

 フィッシング事業は48.4%増収で113.9%増益だった。コロナ禍で3密を避ける屋外アクティビティとして「釣り」関連市場が拡大し、ルアー用品の新製品が好調に推移した。アウトドア事業は35.3%増収だが赤字がやや拡大した。アウトドア人気、直営店の増加、前年の1回目の緊急事態宣言に伴う臨時休業・時短営業の反動増などで大幅増収だが、値引き販売の影響や直営店舗増加に伴う運営経費増加で利益が伸び悩んだ。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高7億07百万円で営業利益60百万円の赤字、第2四半期は売上高7億96百万円で営業利益35百万円の黒字だった。第2四半期は営業黒字に転換した。

 通期ベースでもフィッシング事業が好調に推移し、全体として2桁増収で黒字転換予想としている。なお新型コロナウイルス感染症再拡大による緊急事態宣言に伴い、販管費に計上を見込んでいた経費の一部(直営店臨時休業等で期間中に発生した店舗スタッフ人件費、その他店舗家賃)を特別損失として計上する。

 コロナ過で3密を避ける屋外アクティビティとして「釣り」や「アウトドア」の関連市場が拡大している。このような事業環境も追い風として収益改善基調を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は07年以来の高値圏

 22年4月に移行予定の新市場区分については、上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果としてスタンダード市場への上場維持基準適合を確認したため、7月16日開催の取締役会においてスタンダード市場を選択することを決議した。今後はスタンダード市場の申請に係る所定の手続きを進める。

 株価は急動意の形となって07年以来の高値圏まで上伸する場面があった。目先的には乱高下の可能性もあるが、低PBRも見直し材料であり、上値を試す展開を期待したい。9月16日の終値は860円、今期予想配当利回り(会社予想5円40銭で算出)は約0.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約29億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[08月26日更新]

ティムコはモミ合い上放れの動き、21年11月期は2桁増収で黒字転換予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。3密を避ける屋外アクティビティとして「釣り」や「アウトドア」の関連市場が拡大している。21年11月期は2桁増収で黒字転換予想としている。収益改善基調を期待したい。株価は反発力が鈍くモミ合い展開だったが、調整一巡してモミ合いから上放れの動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。

■21年11月期が2桁増収で黒字転換予想

 21年11月期の業績(非連結)予想(7月13日に売上高、営業利益、経常利益を上方修正)は、売上高が20年11月期比16.5%増の31億07百万円、営業利益が26百万円の黒字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同1億27百万円の赤字)としている。当期純利益は特別損失10百万円を計上するため0百万円(同2億28百万円の赤字)としている。配当予想は据え置いて20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比39.9%増の15億03百万円、営業利益が25百万円の赤字(前年同期は1億06百万円の赤字)、経常利益が17百万円の赤字(同1億04百万円の赤字)、四半期純利益が35百万円の赤字(同1億57百万円の赤字)だった。大幅増収で赤字縮小した。

 フィッシング事業は48.4%増収で113.9%増益だった。3密を避ける屋外アクティビティとして「釣り」関連市場が拡大し、ルアー用品の新製品が好調に推移した。アウトドア事業は35.3%増収だが赤字がやや拡大した。アウトドア人気、直営店の増加、前年の1回目の緊急事態宣言に伴う臨時休業・時短営業の反動増などで大幅増収だが、値引き販売の影響や直営店舗増加に伴う運営経費で利益が伸び悩んだ。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高7億07百万円で営業利益60百万円の赤字、第2四半期は売上高7億96百万円で営業利益35百万円の黒字だった。第2四半期は営業黒字に転換した。

 通期ベースでもフィッシング事業が好調に推移し、全体として2桁増収で黒字転換予想としている。なお新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言に伴い、販管費に計上を見込んでいた経費の一部(直営店臨時休業等で期間中に発生した店舗スタッフ人件費、その他店舗家賃)を特別損失として計上する。

 3密を避ける屋外アクティビティとして「釣り」や「アウトドア」の関連市場が拡大していることも背景として、収益改善基調を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価はモミ合い上放れの動き

 22年4月に移行される新市場区分については、上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果として、スタンダード市場への上場維持基準適合を確認したため、7月16日開催の取締役会においてスタンダード市場を選択することを決議した。今後はスタンダード市場の申請に係る所定の手続きを進める。

 株価は反発力が鈍くモミ合い展開だったが、調整一巡してモミ合いから上放れの動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。8月25日の終値は737円、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約25億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[07月27日更新]

ティムコは調整一巡、21年11月期2Q黒字転換、通期黒字予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。21年11月期第2四半期累計は大幅増収で赤字縮小した。四半期ベースでは第2四半期に黒字転換した。そして通期も黒字予想としている。3密を避けられる屋外アクティビティとして「釣り」関連市場が拡大していることも背景として収益改善基調を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。

■21年11月期2Q黒字転換、通期2桁増収・黒字転換予想

 21年11月期の業績(非連結)予想(7月13日に売上高、営業利益、経常利益を上方修正)は、売上高が20年11月期比16.5%増の31億07百万円、営業利益が26百万円の黒字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同1億27百万円の赤字)としている。当期純利益は特別損失10百万円を計上するため据え置いて0百万円(同2億28百万円の赤字)としている。また配当予想は据え置いて20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比39.9%増の15億03百万円、営業利益が25百万円の赤字(前年同期は1億06百万円の赤字)、経常利益が17百万円の赤字(同1億04百万円の赤字)、四半期純利益が35百万円の赤字(同1億57百万円の赤字)だった。大幅増収で赤字縮小した。

 フィッシング事業は48.4%増収で113.9%増益だった。3密を避けられる屋外アクティビティとして「釣り」関連市場が拡大し、ルアー用品の新製品が好調に推移した。アウトドア事業は35.3%増収だが赤字がやや拡大した。アウトドア人気、直営店の増加、前年の1回目の緊急事態宣言に伴う臨時休業・時短営業の反動増などで大幅増収だが、値引き販売の影響や直営店舗増加に伴う運営経費で利益が伸び悩んだ。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高7億07百万円で営業利益60百万円の赤字、第2四半期は売上高7億96百万円で営業利益35百万円の黒字だった。第2四半期は黒字転換した。

 通期はフィッシング事業の売上が好調であり、全体として2桁増収・黒字転換予想としている。なお新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言に伴い、販管費に計上を見込んでいた経費の一部(直営店臨時休業等で期間中に発生した店舗スタッフ人件費、その他店舗家賃)を特別損失として計上する。

 3密を避けられる屋外アクティビティとして「釣り」関連市場が拡大していることも背景として収益改善基調を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 なお東京証券取引所より、22年4月に移行される新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果として、スタンダード市場への上場維持基準適合を確認したため、スタンダード市場の申請に係る所定の手続きを進める。

 株価は反発力の鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。7月26日の終値は731円、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約24億円である。
(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
http://media-ir.com/news/
[06月22日更新]

ティムコは切り返しの動き、21年11月期2桁増収・黒字転換予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。21年11月期は3密を避けるためのアウトドア人気も背景に2桁増収・黒字転換予想としている。収益改善基調を期待したい。株価は5月の直近安値圏から切り返しの動きを強めている。低PBRも見直し材料であり、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 またネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減なども推進している。

 なお19年4月にスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となっている。商品開発・販売などを共同展開する。

■21年11月期2桁増収・黒字転換予想

 21年11月期の業績(非連結)予想(期初時点では未定、4月12日公表)は、売上高が20年11月期比16.5%増の31億06百万円、営業利益が6百万円の黒字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が15百万円の黒字(同1億27百万円の赤字)、当期純利益が0百万円の黒字(同2億28百万円の赤字)としている。配当予想は20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)である。

 第1四半期は売上高が前年同期比13.8%増の7億07百万円、営業利益が60百万円の赤字(前年同期は51百万円の赤字)、経常利益が54百万円の赤字(同49百万円の赤字)、四半期純利益が54百万円の赤字(同55百万円の赤字)だった。利益面は在庫品値引き販売で売上総利益率が低下し、新規直営店舗出店に伴う経費増加も影響して前年並みの赤字だった。ただし売上面は2桁増収で回復基調となった。

 フィッシング事業は26.7%増収で702.8%増益だった。3密を避けたアクティビティとして釣りが注目され、ルアー商品は新製品、フライ用品は既存商品の販売が好調だった。アウトドア事業は9.3%増収で赤字だった。売上面は、緊急事態宣言再発出で百貨店や商業施設の集客減少の影響を受けたが、前期に新規出店した直営店の新店効果が寄与して増収だった。利益面は値引き販売や新規出店に伴う運営経費増加で赤字だった。

 通期は、アウトドア事業は主要販路である百貨店や商業施設の集客回復が見込めず厳しい事業環境だが、フィッシング事業の売上が回復基調であり、全体として2桁増収・黒字転換予想としている。3密を避けるためのアウトドア人気も背景として収益改善基調を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は切り返しの動き

 株価は5月の直近安値圏から切り返しの動きを強めている。低PBRも見直し材料であり、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。6月21日の終値は724円、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約24億円である。
(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
http://media-ir.com/news/
[05月21日更新]

ティムコは戻り試す、21年11月期黒字転換予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。21年11月期は2桁増収・黒字転換予想としている。3密を避けるためのアウトドア人気も背景として収益改善基調を期待したい。株価は地合い悪化も影響して戻り高値圏から反落したが調整一巡感を強めている。低PBRも見直して戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■21年11月期2桁増収・黒字転換予想

 21年11月期の業績(非連結)予想(期初時点では未定、4月12日公表)は、売上高が20年11月期比16.5%増の31億06百万円、営業利益が6百万円の黒字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が15百万円の黒字(同1億27百万円の赤字)、当期純利益が0百万円の黒字(同2億28百万円の赤字)としている。配当予想は20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)である。

 第1四半期は売上高が前年同期比13.8%増の7億07百万円、営業利益が60百万円の赤字(前年同期は51百万円の赤字)、経常利益が54百万円の赤字(同49百万円の赤字)、四半期純利益が54百万円の赤字(同55百万円の赤字)だった。利益面は在庫品値引き販売で売上総利益率が低下し、新規直営店舗出店に伴う経費増加も影響して前年並みの赤字だった。ただし売上面は2桁増収で回復基調となった。

 フィッシング事業は26.7%増収で702.8%増益だった。3密を避けたアクティビティとして釣りが注目され、ルアー商品は新製品、フライ用品は既存商品の販売が好調だった。アウトドア事業は9.3%増収で赤字だった。売上面は、緊急事態宣言再発出で百貨店や商業施設の集客減少の影響を受けたが、前期に新規出店した直営店の新店効果が寄与して増収だった。利益面は値引き販売や新規出店に伴う運営経費増加で赤字だった。

 通期は、アウトドア事業は主要販路である百貨店や商業施設の集客回復が見込めず厳しい事業環境だが、フィッシング事業の売上が回復基調であり、全体として2桁増収・黒字転換予想としている。

 売上拡大・利益確保策として、ネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減などを推進するとしている。3密を避けるためのアウトドア人気も背景として収益改善基調を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は戻り試す

 株価は地合い悪化も影響して戻り高値圏から反落したが調整一巡感を強めている。低PBRも見直して戻りを試す展開を期待したい。5月20日の終値は727円、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約24億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月22日更新]

ティムコは戻り試す、21年11月期1Qが2桁増収と回復基調で通期黒字転換予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。21年11月期第1四半期は新規出店による経費増加などで赤字だったが、売上高は2桁増収で回復基調となった。未定としていた通期の業績予想は2桁増収・黒字転換予想、配当予想は前期と同額とした。3密を避けるためのアウトドア人気も背景として、通期ベースで収益改善を期待したい。株価は年初来高値圏から反落の形となったが、低PBRも見直して戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■21年11月期2桁増収・黒字転換予想

 21年11月期の業績(非連結)予想(期初時点では未定、4月12日公表)は、売上高が20年11月期比16.5%増の31億06百万円、営業利益が6百万円の黒字(20年11月期は1億34百万円の赤字)、経常利益が15百万円の黒字(同1億27百万円の赤字)、当期純利益が0百万円の黒字(同2億28百万円の赤字)としている。配当予想は20年11月期と同額の5円40銭(期末一括)である。

 第1四半期は売上高が前年同期比13.8%増の7億07百万円、営業利益が60百万円の赤字(前年同期は51百万円の赤字)、経常利益が54百万円の赤字(同49百万円の赤字)、四半期純利益が54百万円の赤字(同55百万円の赤字)だった。利益面は在庫品値引き販売で売上総利益率が低下し、新規直営店舗出店に伴う経費増加も影響して前年並みの赤字だった。ただし売上面は2桁増収で回復基調となった。

 フィッシング事業は26.7%増収で702.8%増益だった。3密を避けたアクティビティとして釣りが注目され、ルアー商品は新製品、フライ用品は既存商品の販売が好調だった。アウトドア事業は9.3%増収で赤字だった。売上面は、緊急事態宣言再発出で百貨店や商業施設の集客減少の影響を受けたが、前期に新規出店した直営店の新店効果が寄与して増収だった。利益面は値引き販売や新規出店に伴う運営経費増加で赤字だった。

 通期は、アウトドア事業は主要販路である百貨店や商業施設の集客回復が見込めず厳しい事業環境だが、フィッシング事業の売上が回復基調であり、全体として2桁増収・黒字転換予想としている。

 売上拡大・利益確保策として、ネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減などを推進するとしている。3密を避けるためのアウトドア人気も背景として、通期ベースで収益改善を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は戻り試す

 株価は地合い悪化も影響して年初来高値圏から反落の形となったが、低PBRも見直して戻りを試す展開を期待したい。4月21日の終値は745円、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約25億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月23日更新]

ティムコは上値試す、アウトドア人気で21年11月期収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。21年11月期業績・配当予想は新型コロナウイルスの影響が不透明なため未定としているが、3密を避けるためのアウトドア人気も背景として売上が回復基調であり、収益改善を期待したい。株価は戻り高値圏でモミ合う形だが、低PBRも見直し材料であり、日柄調整完了して上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■アウトドア人気で21年11月期収益改善期待

 21年11月期の業績(非連結)予想および配当予想は、新型コロナウイルス感染再拡大や緊急事態宣言再発出の影響が不透明なため未定としている。

 ただし20年11月期は下期に売上回復基調となった。四半期別に見ると、第1四半期は6億22百万円(フィッシングが1億64百万円、アウトドアが4億50百万円)、第2四半期は4億52百万円(フィッシングが2億46百万円、アウトドアが2億円)、第3四半期が7億60百万円(フィッシングが2億97百万円、アウトドアが4億56百万円)、第4四半期が8億32百万円(フィッシングが1億84百万円、アウトドアが6億42百万円)だった。

 フィッシング事業は下期に前年同期比44.3%増収と急回復した。アウトドア事業も下期に前年同期比3.8%増収と回復している。事業別には季節変動要因なども影響するが、緊急事態宣言による店舗臨時休業の影響を強く受けた第2四半期をボトムとして、全体として売上回復基調である。

 21年11月期の売上拡大・利益確保策として、ネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減などを推進するとしている。3密を避けるためのアウトドア人気の高まりも背景として売上が回復基調であり、21年11月期の収益改善を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は上値試す

 株価は戻り高値圏でモミ合う形だが、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。低PBRも見直し材料であり、日柄調整完了して上値を試す展開を期待したい。3月22日の終値は771円、前期実績PBR(前期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約26億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月24日更新]

ティムコは上値試す、21年11月期収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。21年11月期業績・配当予想は新型コロナウイルスの影響が不透明なため未定としているが、アウトドア人気の高まりも背景として売上が回復基調であり、収益改善を期待したい。株価は戻り高値圏だ。低PBRも見直し材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 20年11月期セグメント別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■アウトドア人気で21年11月期収益改善期待

 21年11月期の業績(非連結)予想および配当予想は、新型コロナウイルス感染再拡大や緊急事態宣言再発出の影響が不透明なため未定としている。

 ただし20年11月期は下期に売上回復基調となった。四半期別に見ると、第1四半期は6億22百万円(フィッシングが1億64百万円、アウトドアが4億50百万円)、第2四半期は4億52百万円(フィッシングが2億46百万円、アウトドアが2億円)、第3四半期が7億60百万円(フィッシングが2億97百万円、アウトドアが4億56百万円)、第4四半期が8億32百万円(フィッシングが1億84百万円、アウトドアが6億42百万円)だった。

 フィッシング事業は下期に前年同期比44.3%増収と急回復した。アウトドア事業も下期に前年同期比3.8%増収と回復している。事業別には季節変動要因なども影響するが、緊急事態宣言による店舗臨時休業の影響を強く受けた第2四半期をボトムとして、全体として売上回復基調である。

 21年11月期の売上拡大・利益確保策として、ネット通販や宣伝販売促進の更なる強化、フィッシング事業の強化、直営店フォックスファイヤーの販売チャネル見直しや不採算店舗整理による事業効率化、社内業務見直しによる販管費コントロール・経費削減などを推進するとしている。3密を避けるためのアウトドア人気の高まりも背景として売上が回復基調であり、21年11月期の収益改善を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は上値試す

 株価は順調に下値を切り上げて戻り高値圏だ。週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だ。低PBRも見直し材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。2月22日の終値783円、前期実績PBR(前期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約26億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月28日更新]

ティムコは上値試す、アウトドア人気の高まりも背景として21年11月期収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。20年11月期は新型コロナウイルスの影響で減収・赤字だった。ただし第2四半期をボトムとして売上回復基調となり、売上高、利益とも計画を上回った。21年11月期予想は新型コロナウイルス感染再拡大の影響が不透明なため未定としているが、アウトドア人気の高まりも背景として収益改善を期待したい。株価は10月の昨年来高値に接近している。低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 20年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が33%、アウトドア事業が66%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■アウトドア人気で21年11月期収益改善期待

 20年11月期の業績(非連結)は、売上高が19年11月期比8.8%減の26億66百万円で、営業利益が1億34百万円の赤字(19年11月期は4百万円の赤字)、経常利益が1億27百万円の赤字(同1百万円の黒字)、純利益が2億28百万円の赤字(同13百万円の赤字)だった。配当は6円60銭減配の5円40銭(期末一括)とした。

 新型コロナウイルスによる店舗臨時休業の影響を受けて大幅減収・赤字だった。ただし売上高、利益とも計画を上回った。

 フィッシング事業は8.1%増収で50.0%増益だった。第2四半期(3月〜5月)に新型コロナウイルスの影響を受けたが、6月以降は屋外におけるアクティビティの活発化などで事業環境が好転し、下期に前年同期比44.3%増収と急回復した。そして通期ベースでも収益が大幅改善した。

 アウトドア事業は15.6%減収で赤字だった。下期に前年同期比3.8%増収と回復したが、新型コロナウイルスによる店舗臨時休業の影響を強く受けた第2四半期の落ち込みをカバーできなかった。

 なお全社ベースの四半期別売上高を見ると、第1四半期6億22百万円、第2四半期4億52百万円、第3四半期7億60百万円、第4四半期8億32百万円だった。緊急事態宣言による店舗臨時休業の影響を強く受けた第2四半期をボトムとして、売上回復基調である。

 21年11月期の業績(非連結)予想および配当予想は、新型コロナウイルス感染再拡大の影響が不透明なため未定としているが、3密を避けるためのアウトドア人気の高まりも背景として収益改善を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は上値試す

 株価は10月の昨年来高値に接近している。低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。1月27日の終値773円、前期実績PBR(前期実績のBPS1824円37銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約26億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月21日更新]

ティムコは上値試す、アウトドア人気で収益拡大期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。新型コロナウイルス対策で3密を避けるためアウトドア人気が高まっている。20年11月期は緊急事態宣言による店舗臨時休業の影響を受けたが、第2四半期をボトムとして売上回復基調だ。21年11月期の収益拡大を期待したい。株価は戻り高値圏だ。急伸した10月の年初来高値で上ヒゲを付ける形となったが着実に下値を切り上げている。低PBRも注目点であり、上値を試す展開を期待したい。なお1月19日に20年11月期決算発表を予定している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品(ルアーフィッシング用品、フライフィッシング用品)およびアウトドア用品(アウトドア衣料・用品)の企画・開発・販売事業を展開している。

 19年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が28%、アウトドア事業が71%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業ではフライ用品の裾野拡大やルアー用品のユーザー層拡大、アウトドア事業ではオリジナルアウトドアブランド「Foxfire」や直営店舗「Foxfire Store」の認知度向上・ユーザー層拡大に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■アウトドア人気で21年11月期収益拡大期待

 20年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年11月期比14.0%減の25億14百万円、営業利益が1億62百万円の赤字(19年11月期は4百万円の赤字)、経常利益が1億57百万円の赤字(同1百万円の黒字)、純利益が1億98百万円の赤字(同13百万円の赤字)としている。配当予想は6円60銭減配の5円40銭(期末一括)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比15.2%減の18億34百万円、営業利益が1億28百万円の赤字(前年同期は4百万円の赤字)、経常利益が1億23百万円の赤字(同0百万円の赤字)、純利益が1億64百万円の赤字(同16百万円の赤字)だった。

 新型コロナウイルスによる店舗臨時休業・営業時間短縮の影響で大幅減収となり、各利益は赤字だった。なお特別利益には雇用調整助成金16百万円、特別損失には直営店舗臨時休業に係る損失39百万円を計上した。

 第3四半期累計は減収・赤字だったが、四半期別に見ると第1四半期は売上高が6億22百万円で営業利益が51百万円の赤字、第2四半期は売上高が4億52百万円で営業利益が55百万円の赤字、第3四半期は売上高が7億60百万円で営業利益が22百万円の赤字となり、緊急事態宣言発令で大きな影響を受けた第2四半期をボトムとして回復基調である。

 フィッシング事業は、第2四半期に店舗臨時休業やプロモーションイベント自粛の影響を受けたが、第3四半期には屋外におけるアクティビティ活発化の影響で売上高が56.0%増と急増し、第3四半期累計ベースでも売上高が3.8%増、営業利益が30.6%増となった。

 アウトドア事業は第3四半期累計ベースで売上高が24.2%減、営業利益が68百万円の赤字(前年同期は80百万円の黒字)だった。第2四半期の売上が店舗臨時休業や外出自粛による登山客減少で大きく落ち込んだ影響(四半期別売上高は第1四半期4億50百万円、第2四半期2億円、第3四半期4億56百万円)を補うに至らなかった。ただし第3四半期の売上は前年比2.5%増と回復基調である。

 20年11月期は緊急事態宣言による店舗臨時休業の影響を受けたが、第2四半期をボトムとして売上回復基調である。新型コロナウイルス対策で3密を避けるためアウトドア人気が高まっている。21年11月期の収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は上値試す

 株価は戻り高値圏だ。急伸した10月の年初来高値で上ヒゲを付ける形となったが着実に下値を切り上げている。低PBRも注目点であり、上値を試す展開を期待したい。12月18日の終値787円、前期配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前々期実績PBR(前々期実績のBPS1928円86銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約26億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月28日更新]

ティムコは年初来高値更新の展開、アウトドア人気で21年11月期収益拡大期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。20年11月期は新型コロナウイルス影響で減収・赤字予想だが、第2四半期をボトムとして回復基調である。3密を避けるためのアウトドア人気も追い風として21年11月期の収益拡大を期待したい。株価は急伸して年初来高値更新の展開だ。低PBRも評価して上値を試す展開を期待したい。07年以来となる1000円台回復も視野に入りそうだ。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が28%、アウトドア事業が71%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■20年11月期が減収・赤字予想、21年11月期収益拡大期待

 20年11月期の業績(非連結)予想および配当予想(9月30日公表)は、売上高が19年11月期比14.0%減の25億14百万円、営業利益が1億62百万円の赤字(19年11月期は4百万円の赤字)、経常利益が1億57百万円の赤字(同1百万円の黒字)、純利益が1億98百万円の赤字(同13百万円の赤字)、配当が6円60銭減配の5円40銭(期末一括)としている。

 3四半期累計は、売上高が前年同期比15.2%減の18億34百万円、営業利益が1億28百万円の赤字(前年同期は4百万円の赤字)、経常利益が1億23百万円の赤字(同0百万円の赤字)、純利益が1億64百万円の赤字(同16百万円の赤字)だった。新型コロナウイルスによる店舗臨時休業・営業時間短縮の影響で大幅減収となり、各利益は赤字だった。なお特別損失に直営店舗臨時休業に係る損失39百万円を計上、特別利益に雇用調整助成金16百万円を計上した。

 第3四半期累計は減収・赤字だったが、四半期別に見ると第1四半期は売上高が6億22百万円で営業利益が51百万円の赤字、第2四半期は売上高が4億52百万円で営業利益が55百万円の赤字、第3四半期は売上高が7億60百万円で営業利益が22百万円の赤字となり、緊急事態宣言発令で大きな影響を受けた第2四半期をボトムとして回復基調である。

 フィッシング事業は、第3四半期に屋外におけるアクティビティ活発化の影響で売上高が56.0%増と急増し、第3四半期累計ベースでも売上高が3.8%増、営業利益が30.6%増と回復した。

 アウトドア事業は第3四半期累計ベースで売上高が24.2%減、営業利益が68百万円の赤字(前年同期は80百万円の黒字)だった。第2四半期の売上が店舗臨時休業や外出自粛による登山客減少で大きく落ち込んだ影響(四半期別売上高は第1四半期4億50百万円、第2四半期2億円、第3四半期4億56百万円)を補うに至らなかったが、第3四半期の売上は2.5%増で回復基調となった。

 新型コロナウイルスの影響で通期も減収・赤字予想だが、第2四半期をボトムとして回復基調である。さらに3密を避けるためのアウトドア人気も追い風として21年11月期の収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は年初来高値更新の展開

 株価は急伸して年初来高値更新の展開だ。低PBRも評価して上値を試す展開を期待したい。月足チャートで見ると底放れの動きであり、07年以来となる1000円台回復も視野に入りそうだ。10月27日の終値803円、今期予想配当利回り(会社予想5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績BPS1928円86銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約27億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月27日更新]

ティムコは急動意、アウトドア人気で21年11月期収益拡大期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。20年11月期は新型コロナウイルス影響で減収・赤字予想だが、第2四半期をボトムとして回復基調である。3密を避けるためのアウトドア人気も追い風として21年11月期の収益拡大を期待したい。株価は急動意の形となって年初来高値を更新した。月足チャートで見ると底放れの動きだ。低PBRも評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が28%、アウトドア事業が71%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■20年11月期が減収・赤字予想、21年11月期収益拡大期待

 20年11月期の業績(非連結)予想および配当予想(9月30日公表)は、売上高が19年11月期比14.0%減の25億14百万円、営業利益が1億62百万円の赤字(19年11月期は4百万円の赤字)、経常利益が1億57百万円の赤字(同1百万円の黒字)、純利益が1億98百万円の赤字(同13百万円の赤字)、配当が6円60銭減配の5円40銭(期末一括)としている。

 3四半期累計は、売上高が前年同期比15.2%減の18億34百万円、営業利益が1億28百万円の赤字(前年同期は4百万円の赤字)、経常利益が1億23百万円の赤字(同0百万円の赤字)、純利益が1億64百万円の赤字(同16百万円の赤字)だった。新型コロナウイルスによる店舗臨時休業・営業時間短縮の影響で大幅減収となり、各利益は赤字だった。なお特別損失に直営店舗臨時休業に係る損失39百万円を計上、特別利益に雇用調整助成金16百万円を計上した。

 第3四半期累計は減収・赤字だったが、四半期別に見ると第1四半期は売上高が6億22百万円で営業利益が51百万円の赤字、第2四半期は売上高が4億52百万円で営業利益が55百万円の赤字、第3四半期は売上高が7億60百万円で営業利益が22百万円の赤字となり、緊急事態宣言発令で大きな影響を受けた第2四半期をボトムとして回復基調である。

 フィッシング事業は、第3四半期に屋外におけるアクティビティ活発化の影響で売上高が56.0%増と急増し、第3四半期累計ベースでも売上高が3.8%増、営業利益が30.6%増と回復した。アウトドア事業は、第3四半期累計ベースで売上高が24.2%減、営業利益が68百万円の赤字(前年同期は80百万円の赤字)だった。第2四半期に店舗臨時休業や外出自粛による登山客減少で大きく落ち込んだため第3四半期累計ベースでも減収だが、営業赤字が縮小した。

 新型コロナウイルスの影響で通期も減収・赤字予想だが、第2四半期をボトムとして回復基調である。さらに3密を避けるためのアウトドア人気も追い風として21年11月期の収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は急動意

 株価は急動意の形となって一気に年初来高値を更新した。月足チャートで見ると底放れの動きだ。低PBRも評価材料であり、07年以来の1000円台が視野に入りそうだ。上値を試す展開を期待したい。10月26日の終値は764円、今期予想配当利回り(会社予想の5円40銭で算出)は約0.7%、前期実績PBR(前期実績のBPS1928円86銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約26億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月02日更新]

ティムコは戻り高値圏、20年11月期は下期回復期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。20年11月期業績予想は未定としている。第2四半期累計は新型コロナウイルスの影響を受けたが、3密を避けるために家族でアウトドアを楽しむ動きも広がっている。下期からの緩やかな回復を期待したい。株価は水準を切り上げて戻り高値圏だ。低PBRも注目点であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が28%、アウトドア事業が71%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■20年11月期予想は未定、下期回復期待

 20年11月期の業績(非連結)および配当予想については、新型コロナウイルスの影響で6月12日に未定に修正している。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比29.4%減の10億74百万円、営業利益が1億06百万円の赤字(前年同期は38百万円の黒字)、経常利益が1億04百万円の赤字(同41百万円の黒字)、純利益が1億57百万円の赤字(同26百万円の黒字)だった。

 新型コロナウイルスによる外出自粛、店舗臨時休業・営業時間短縮の影響で大幅減収となり、各利益は赤字だった。店舗臨時休業期間中に発生した固定費39百万円を特別損失に計上した。なおセグメント別売上はフィッシング事業が16.4%減収、アウトドア事業が36.9%減収だった。

 通期予想は未定としているが、3密を避けるために家族でアウトドアを楽しむ動きも広がっている。下期からの緩やかな回復を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は戻り高値圏

 株価は6月の年初来高値圏から一旦反落したが、素早く切り返して戻り高値圏だ。低PBRも注目点であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。9月1日の終値は704円、前期実績PBR(前期実績BPS1928円86銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約24億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月05日更新]

ティムコは調整一巡、20年11月期は下期回復期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。20年11月期予想は未定としている。第2四半期累計は新型コロナウイルスの影響を受けたが、下期には売上が緩やかに回復に向かうことを期待したい。株価は6月の年初来高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が28%、アウトドア事業が71%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■20年11月期予想は未定、下期回復期待

 20年11月期の業績(非連結)および配当予想については、新型コロナウイルスの影響で6月12日に未定に修正している。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比29.4%減の10億74百万円、営業利益が1億06百万円の赤字(前年同期は38百万円の黒字)、経常利益が1億04百万円の赤字(同41百万円の黒字)、純利益が1億57百万円の赤字(同26百万円の黒字)だった。

 新型コロナウイルスによる外出自粛、店舗臨時休業・営業時間短縮の影響で大幅減収となり、各利益は赤字だった。店舗臨時休業期間中に発生した固定費39百万円を特別損失に計上した。なおセグメント別売上はフィッシング事業が16.4%減収、アウトドア事業が36.9%減収だった。

 通期予想は未定としているが、下期には売上が緩やかに回復に向かうことを期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は6月の年初来高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。低PBRも注目点だろう。8月4日の終値は653円、前期実績PBR(前期実績のBPS1928円86銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約22億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月15日更新]

ティムコは上値試す、20年11月期2Q累計赤字だが下期回復期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。20年11月期第2四半期累計は新型コロナウイルスによる外出自粛、店舗臨時休業・営業時間短縮の影響で赤字だった。通期予想は未定としているが、下期の売上は回復に向かうだろう。収益改善を期待したい。株価は急伸した6月の年初来高値から一旦反落したが、切り返しの動きを強めている。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が28%、アウトドア事業が71%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■20年11月期予想は新型コロナウイルス影響で未定、下期回復期待

 20年11月期の業績(非連結)および配当予想については、新型コロナウイルスの影響で6月12日に未定に修正している。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比29.4%減の10億74百万円、営業利益が1億06百万円の赤字(前年同期は38百万円の黒字)、経常利益が1億04百万円の赤字(同41百万円の黒字)、純利益が1億57百万円の赤字(同26百万円の黒字)だった。

 新型コロナウイルスによる外出自粛、店舗臨時休業・営業時間短縮の影響で大幅減収(4月と5月の実績は前年比57%減収)となり、各利益は赤字だった。店舗臨時休業期間中に発生した固定費39百万円を特別損失に計上した。なおセグメント別売上はフィッシング事業が16.4%減収、アウトドア事業が36.9%減収だった。

 通期予想は未定としているが、下期の売上は徐々に回復に向かうだろう。下期以降の収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は上値試す

 株価は急伸した6月の年初来高値から一旦反落したが、切り返しの動きを強めている。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。7月14日の終値は700円、前期実績PBR(前期実績のBPS1928円86銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約23億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月01日更新]

ティムコは急伸

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。当面は新型コロナウイルスによる営業時間短縮の影響が意識されるが、中期的に収益改善を期待したい。株価は急伸して一気に年初来高値を更新している。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が28%、アウトドア事業が71%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■20年11月期増収・営業黒字予想

 20年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年11月期比10.1%増の32億21百万円、営業利益が42百万円の黒字(19年11月期は4百万円の赤字)、経常利益が48百万円の黒字(同1百万円の黒字)、純利益が30百万円の黒字(同13百万円の赤字)としている。配当予想は19年11月期と同額の12円(期末一括)である。

 第1四半期は売上高が前年同期比9.1%減の6億22百万円、営業利益が51百万円の赤字(前年同期は5百万円の赤字)、経常利益が49百万円の赤字(同3百万円の赤字)、純利益が55百万円の赤字(同14百万円の赤字)だった。暖冬や新型コロナウイルス感染症拡大などの影響で、フィッシング事業が1.2%減収、アウトドア事業が11.6%減収と低調だった。

 通期は、フィッシング事業ではブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業ではアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化、直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。当面は新型コロナウイルスによる営業時間短縮の影響が意識されるが、中期的に収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は急伸

 株価は急伸して一気に年初来高値を更新している。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。5月29日終値は739円、今期予想PER(会社予想EPS12円11銭で算出)は約61倍、今期予想配当利回り(会社予想12円で算出)は約1.6%、前期実績PBR(前期実績BPS1928円86銭で算出)は約0.4倍、時価総額は約25億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月08日更新]

ティムコは戻り高値圏

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。当面は新型コロナウイルス感染症と緊急事態宣言による経済収縮や営業時間短縮の影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益改善を期待したい。株価は急反発して戻り高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が28%、アウトドア事業が71%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■20年11月期増収・営業黒字予想

 20年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年11月期比10.1%増の32億21百万円、営業利益が42百万円の黒字(19年11月期は4百万円の赤字)、経常利益が48百万円の黒字(同1百万円の黒字)、純利益が30百万円の黒字(同13百万円の赤字)としている。配当予想は19年11月期と同額の12円(期末一括)である。

 第1四半期は売上高が前年同期比9.1%減の6億22百万円、営業利益が51百万円の赤字(前年同期は5百万円の赤字)、経常利益が49百万円の赤字(同3百万円の赤字)、純利益が55百万円の赤字(同14百万円の赤字)だった。暖冬や新型コロナウイルス感染症拡大などの影響で、フィッシング事業が1.2%減収、アウトドア事業が11.6%減収と低調だった。

 通期は、フィッシング事業ではブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業ではアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化、直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。当面は新型コロナウイルス感染症と緊急事態宣言による経済収縮や営業時間短縮の影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は戻り高値圏

 株価は急反発して戻り高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。5月7日の終値は611円、今期予想PER(会社予想EPS12円11銭で算出)は約50倍、今期予想配当利回り(会社予想12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績BPS1928円86銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月14日更新]

ティムコは戻り試す

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。20年11月期第1四半期は暖冬や新型コロナウイルス感染症拡大などの影響で赤字だったが、中期的に収益改善を期待したい。株価は3月の安値圏から急反発している。戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が28%、アウトドア事業が71%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■20年11月期増収・営業黒字予想

 20年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年11月期比10.1%増の32億21百万円、営業利益が42百万円の黒字(19年11月期は4百万円の赤字)、経常利益が48百万円の黒字(同1百万円の黒字)、純利益が30百万円の黒字(同13百万円の赤字)としている。配当予想は19年11月期と同額の12円(期末一括)である。

 第1四半期は売上高が前年同期比9.1%減の6億22百万円、営業利益が51百万円の赤字(前年同期は5百万円の赤字)、経常利益が49百万円の赤字(同3百万円の赤字)、純利益が55百万円の赤字(同14百万円の赤字)だった。暖冬や新型コロナウイルス感染症拡大などの影響で、フィッシング事業が1.2%減収、アウトドア事業が11.6%減収と低調だった。

 通期は、フィッシング事業ではブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業ではアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化、直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。中期的に収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈(詳細は会社HP参照)する。

■株価は戻り試す

 株価は3月の安値圏から急反発している。戻りを試す展開を期待したい。4月13日の終値は613円、今期予想PER(会社予想のEPS12円11銭で算出)は約51倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績のBPS1928円86銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月06日更新]

ティムコは売り一巡、20年11月期2桁増収・営業黒字予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。20年11月期2桁増収・営業黒字予想である。収益改善を期待したい。株価は地合い悪の影響で水準を切り下げたが、売り一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が28%、アウトドア事業が71%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■20年11月期2桁増収・営業黒字予想

 20年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年11月期比10.1%増の32億21百万円、営業利益が42百万円の黒字(19年11月期は4百万円の赤字)、経常利益が48百万円の黒字(同1百万円の黒字)、純利益が30百万円の黒字(同13百万円の赤字)としている。配当予想は19年11月期と同額の12円(期末一括)である。

 フィッシング事業はブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業はアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化、直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は売り一巡

 株価は地合い悪の影響で水準を切り下げたが、売り一巡して出直りを期待したい。3月5日の終値は555円、今期予想PER(会社予想EPS12円11銭で算出)は約46倍、今期予想配当利回り(会社予想12円で算出)は約2.2%、前期実績PBR(前期実績BPS1928円86銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約19億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月13日更新]

ティムコは反発の動き、20年11月期増収増益予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。20年11月期増収増益予想である。収益改善を期待したい。株価は反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が28%、アウトドア事業が71%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■20年11月期増収増益予想

 20年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年11月期比10.1%増の32億21百万円、営業利益が42百万円の黒字(19年11月期は4百万円の赤字)、経常利益が48百万円の黒字(同1百万円の黒字)、純利益が30百万円の黒字(同13百万円の赤字)としている。配当予想は19年11月期と同額の12円(期末一括)である。

 フィッシング事業はブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業はアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化、直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は反発の動き

 株価は反発の動きを強めている。出直りを期待したい。2月12日の終値は603円、今期予想PER(会社予想EPS12円11銭で算出)は約50倍、今期予想配当利回り(会社予想12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績BPS1928円86銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月20日更新]

ティムコは戻り試す、20年11月期増収増益予想で収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期は減収・営業赤字だったが、20年11月期は増収増益予想である。収益改善を期待したい。株価は直近安値圏から下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が28%、アウトドア事業が71%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■20年11月期増収増益予想で収益改善期待

 19年11月期の業績(非連結)は、売上高が18年11月期比2.4%減の29億24百万円、営業利益が4百万円の赤字(18年11月期は43百万円の黒字)、経常利益が1百万円の黒字(同50百万円の黒字)、純利益が13百万円の赤字(同31百万円の黒字)だった。配当は18年11月期と同額の12円(期末一括)である。

 売上高が計画未達となり、減収・営業赤字だった。フィッシング事業(8.5%減収、24.7%減益)はルアー用品の高単価商品が低迷し、台風等による釣り場環境悪化も影響した。アウトドア事業(0.5%増収、8.8%減益)は暖冬、春夏季の気温低下、秋季の台風など天候不順の影響で衣料品が全般的に停滞し、販管費の増加も影響した。

 20年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が19年11月期比10.1%増の32億21百万円、営業利益が42百万円の黒字(19年11月期は4百万円の赤字)、経常利益が48百万円の黒字(同1百万円の黒字)、純利益が30百万円の黒字(同13百万円の赤字)としている。配当予想は19年11月期と同額の12円(期末一括)である。

 フィッシング事業はブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業はアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化、直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は戻り試す

 株価は直近安値圏から下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。1月17日の終値は590円、今期予想PER(会社予想EPS12円11銭で算出)は約49倍、今期予想配当利回り(会社予想12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績BPS1928円86銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月11日更新]

ティムコは反発の動き、19年11月期増益予想で収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期増収増益予想である。収益改善を期待したい。株価は反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が30%、アウトドア事業が69%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■19年11月期増収増益予想

 19年11月期の非連結業績予想は、売上高が18年11月期比4.0%増の31億17百万円、営業利益が15.2%増の50百万円、経常利益が5.0%増の53百万円、純利益が12.3%増の35百万円としている。配当予想は18年11月期と同額の12円(期末一括)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比4.0%減の21億62百万円で、営業利益が4百万円の赤字(前年同期は38百万円の黒字)、経常利益が0百万円の赤字(同43百万円の黒字)、純利益が16百万円の赤字(同26百万円の黒字)だった。

 フィッシング事業(6.9%減収、20.2%減益)は高単価商品が低迷し、天候不順も影響した。アウトドア事業(2.4%減収、18.3%減益)は、暖冬や春季の気温低下など天候不順の影響で衣料品が全般的に低調だった。

 通期は、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は反発の動き

 株価は反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。12月10日の終値は577円、今期予想PER(会社予想EPS14円13銭で算出)は約41倍、今期予想配当利回り(会社予想12円で算出)は約2.1%、前期実績PBR(前期実績のBPS1945円88銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月13日更新]

ティムコは調整一巡、19年11月期収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期増収増益予想である。収益改善を期待したい。株価は8月の戻り高値圏から反落して水準を切り下げる形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が30%、アウトドア事業が69%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■19年11月期増収増益予想

 19年11月期の非連結業績予想は、売上高が18年11月期比4.0%増の31億17百万円、営業利益が15.2%増の50百万円、経常利益が5.0%増の53百万円、純利益が12.3%増の35百万円としている。配当予想は18年11月期と同額の12円(期末一括)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比4.0%減の21億62百万円で、営業利益が4百万円の赤字(前年同期は38百万円の黒字)、経常利益が0百万円の赤字(同43百万円の黒字)、純利益が16百万円の赤字(同26百万円の黒字)だった。

 フィッシング事業(6.9%減収、20.2%減益)は、高単価商品が低迷し、天候不順も影響した。アウトドア事業(2.4%減収、18.3%減益)は、暖冬や春季の気温低下など天候不順の影響で、衣料品が全般的に低調だった。

 通期は、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は調整一巡

 株価は8月の戻り高値圏から反落して水準を切り下げる形だが、調整一巡して出直りを期待したい。11月12日の終値は592円、今期予想PER(会社予想EPS14円13銭で算出)は約42倍、今期予想配当利回り(会社予想12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績BPS1945円88銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月16日更新]

ティムコは調整一巡、19年11月期収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期増収増益予想である。第3四半期累計は赤字だったが、通期ベースで収益改善を期待したい。株価は8月の戻り高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が30%、アウトドア事業が69%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■19年11月期増収増益予想

 19年11月期の非連結業績予想は、売上高が18年11月期比4.0%増の31億17百万円、営業利益が15.2%増の50百万円、経常利益が5.0%増の53百万円、純利益が12.3%増の35百万円としている。配当予想は18年11月期と同額の年間12円(期末一括)で、予想配当性向は84.9%となる。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比4.0%減の21億62百万円で、営業利益が4百万円の赤字(前年同期は38百万円の黒字)、経常利益が0百万円の赤字(同43百万円の黒字)、純利益が16百万円の赤字(同26百万円の黒字)だった。

 フィッシング事業(6.9%減収、20.2%減益)は、高単価商品が低迷し、天候不順も影響した。アウトドア事業(2.4%減収、18.3%減益)は、暖冬や春季の気温低下など天候不順の影響で、衣料品が全般的に低調だった。

 通期は、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は調整一巡

 株価は8月の戻り高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。10月15日の終値は605円、今期予想PER(会社予想EPS14円13銭で算出)は約43倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績BPS1945円88銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月03日更新]

ティムコは戻り高値圏、19年11月期収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期増収増益予想である。収益改善を期待したい。株価は戻り高値圏だ。上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が30%、アウトドア事業が69%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■19年11月期増収増益予想

 19年11月期の非連結業績予想は、売上高が18年11月期比4.0%増の31億17百万円、営業利益が15.2%増の50百万円、経常利益が5.0%増の53百万円、純利益が12.3%増の35百万円としている。配当予想は18年11月期と同額の年間12円(期末一括)で、予想配当性向は84.9%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.6%減の15億22百万円、営業利益が37.5%減の38百万円、経常利益が35.8%減の41百万円、そして純利益が42.5%減の26百万円だった。

 フィッシング事業(9.2%減収、18.6%減益)は、ルアー用品でロッド(釣竿)などの高単価商品が低調に推移し、フライ用品も3月以降の河川渇水の影響で低調だった。アウトドア事業(0.7%減収、7.9%減益)は、暖冬影響や春季の気温低下の影響で、衣料品が全般的に低調だった。

 通期は、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。通期ベースでの収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は戻り高値圏

 株価は戻り高値圏だ。上値を試す展開を期待したい。9月2日の終値は628円、今期予想PER(会社予想EPS14円13銭で算出)は約44倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約1.9%、前期実績PBR(前期実績BPS1945円88銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約21億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月08日更新]

ティムコはモミ合い上放れ、19年11月期収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期増収増益予想である。収益改善を期待したい。株価は戻り一服でモミ合い展開だが、調整一巡して上放れを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が30%、アウトドア事業が69%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■19年11月期増収増益予想

 19年11月期の非連結業績予想は、売上高が18年11月期比4.0%増の31億17百万円、営業利益が15.2%増の50百万円、経常利益が5.0%増の53百万円、純利益が12.3%増の35百万円としている。配当予想は18年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は84.9%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.6%減の15億22百万円、営業利益が37.5%減の38百万円、経常利益が35.8%減の41百万円、そして純利益が42.5%減の26百万円だった。

 フィッシング事業(9.2%減収、18.6%減益)は、ルアー用品でロッド(釣竿)などの高単価商品が低調に推移し、フライ用品も3月以降の河川渇水の影響で低調だった。アウトドア事業(0.7%減収、7.9%減益)は、暖冬影響や春季の気温低下の影響で、衣料品が全般的に低調だった。

 通期は、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。通期ベースでの収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価はモミ合い上放れ

 株価は戻り一服でモミ合い展開だが、調整一巡して上放れを期待したい。8月7日の終値は593円、今期予想PER(会社予想EPS14円13銭で算出)は約42倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績BPS1945円88銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月18日更新]

ティムコは下値切り上げ、19年11月期2Q累計減益だが通期収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期第2四半期累計は減益だったが、通期増収増益予想である。通期ベースでの収益改善を期待したい。株価は下値を切り上げている。出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が30%、アウトドア事業が69%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■19年11月期増収増益予想

 19年11月期の非連結業績予想は、売上高が18年11月期比4.0%増の31億17百万円、営業利益が15.2%増の50百万円、経常利益が5.0%増の53百万円、純利益が12.3%増の35百万円としている。配当予想は18年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は84.9%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.6%減の15億22百万円、営業利益が37.5%減の38百万円、経常利益が35.8%減の41百万円、そして純利益が42.5%減の26百万円だった。

 フィッシング事業(9.2%減収、18.6%減益)は、ルアー用品でロッド(釣竿)などの高単価商品が低調に推移し、フライ用品も3月以降の河川渇水の影響で低調だった。アウトドア事業(0.7%減収、7.9%減益)は、暖冬影響や春季の気温低下の影響で、衣料品が全般的に低調だった。

 通期は、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。通期ベースでの収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は下値切り上げ

 株価は第2四半期累計減益に対するネガティブ反応が限定的で、下値を切り上げている。出直りを期待したい。7月17日の終値は586円、今期予想PER(会社予想のEPS14円13銭で算出)は約41倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績BPS1945円88銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月13日更新]

ティムコは下値切り上げ、19年11月期増収増益予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期増収増益予想である。株価は急伸した4月の年初来高値から反落したが、一方で下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が30%、アウトドア事業が69%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■19年11月期増収増益予想

 19年11月期の非連結業績予想は、売上高が18年11月期比4.0%増の31億17百万円、営業利益が15.2%増の50百万円、経常利益が5.0%増の53百万円、純利益が12.3%増の35百万円としている。配当予想は18年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は84.9%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比2.1%減の6億84百万円、営業利益が5百万円の赤字(前年同期は2百万円の黒字)、経常利益が3百万円の赤字(同5百万円の黒字)、純利益が14百万円の赤字(同4百万円の赤字)だった。フィッシング事業は暖冬が釣行にプラスに作用し、フライ用品の新製品も寄与して堅調だったが、アウトドア事業は暖冬影響で防寒衣料が低調だった。

 フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は下値切り上げ

 株価は急伸した4月の年初来高値から反落したが、一方で下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。6月12日の終値は580円、今期予想PER(会社予想のEPS14円13銭で算出)は約41倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約2.1%、前期実績PBR(前期実績BPS1945円88銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月10日更新]

ティムコは調整一巡、19年11月期増収増益予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期増収増益予想である。なお資本業務提携したスノーピーク<7816>が第1位株主となった。株価は動意づいた4月の年初来高値から反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が30%、アウトドア事業が69%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 19年4月にはスノーピーク<7816>と資本業務提携し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■19年11月期増収増益予想

 19年11月期の非連結業績予想は、売上高が18年11月期比4.0%増の31億17百万円、営業利益が15.2%増の50百万円、経常利益が5.0%増の53百万円、純利益が12.3%増の35百万円としている。配当予想は18年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は84.9%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比2.1%減の6億84百万円、営業利益が5百万円の赤字(前年同期は2百万円の黒字)、経常利益が3百万円の赤字(同5百万円の黒字)、純利益が14百万円の赤字(同4百万円の赤字)だった。フィッシング事業は暖冬が釣行にプラスに作用し、フライ用品の新製品も寄与して堅調だったが、アウトドア事業は暖冬影響で防寒衣料が低調だった。

 フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は調整一巡

 株価は動意づいた4月の年初来高値679円から反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。5月9日16日の終値は582円、今期予想PER(会社予想のEPS14円13銭で算出)は約41倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約2.1%、前期実績PBR(前期実績BPS1945円88銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月17日更新]

ティムコは戻り試す、19年11月期増収増益予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期増収増益予想である。なお資本業務提携したスノーピーク<7816>が第1位株主となった。これを好感する形で株価は急伸する場面があった。調整を交えながら戻りを試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が30%、アウトドア事業が69%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

 なお4月10日にはスノーピーク<7816>との資本業務提携を発表し、スノーピークが第1位株主となった。商品開発・販売などを共同展開する。

■19年11月期増収増益予想

 19年11月期の非連結業績予想は、売上高が18年11月期比4.0%増の31億17百万円、営業利益が15.2%増の50百万円、経常利益が5.0%増の53百万円、純利益が12.3%増の35百万円としている。配当予想は18年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は84.9%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比2.1%減の6億84百万円、営業利益が5百万円の赤字(前年同期は2百万円の黒字)、経常利益が3百万円の赤字(同5百万円の黒字)、純利益が14百万円の赤字(同4百万円の赤字)だった。フィッシング事業は暖冬が釣行にプラスに作用し、フライ用品の新製品も寄与して堅調だったが、アウトドア事業は暖冬影響で防寒衣料が低調だった。

 フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は戻り試す

 株価はスノーピークとの資本業務提携を好感する形で4月12日に679円まで急伸する場面があった。その後は反落して乱高下の展開だ。調整を交えながら戻りを試す展開を期待したい。4月12日月16日の終値は589円、今期予想PER(会社予想のEPS14円13銭で算出)は約42倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績BPS1945円88銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月11日更新]

ティムコは下値切り上げ、19年11月期増収増益予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期増収増益予想である。株価は1月の戻り高値から反落したが、下値を着実に切り上げている。出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が30%、アウトドア事業が69%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

■19年11月期増収増益予想

 19年11月期の非連結業績予想は、売上高が18年11月期比4.0%増の31億17百万円、営業利益が15.2%増の50百万円、経常利益が5.0%増の53百万円、純利益が12.3%増の35百万円としている。配当予想は18年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は84.9%となる。

 フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は下値切り上げ

 株価は1月の戻り高値584円から反落したが、下値を着実に切り上げている。出直りを期待したい。3月8日の終値は541円、今期予想PER(会社予想のEPS14円13銭で算出)は約38倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約2.2%、前期実績PBR(前期実績のBPS1945円88銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約18億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月20日更新]

ティムコは下値切り上げ、19年11月期増収増益予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。19年11月期増収増益予想である。株価は下値を着実に切り上げている。出直りを期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が30%、アウトドア事業が69%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

■19年11月期増収増益予想

 19年11月期の非連結業績予想は、売上高が18年11月期比4.0%増の31億17百万円、営業利益が15.2%増の50百万円、経常利益が5.0%増の53百万円、純利益が12.3%増の35百万円としている。配当予想は18年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は84.9%となる。

 フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は下値切り上げ

 株価は1月中旬の決算発表の前後で乱高下し、その後は500円台半ばの小幅レンジでモミ合う展開だが、12月安値509円から下値を着実に切り上げている。出直りを期待したい。2月19日の終値は541円、今期予想PER(会社予想のEPS14円13銭で算出)は約38倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約2.2%、前期実績PBR(前期実績のBPS1945円88銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約18億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月14日更新]

ティムコは売り一巡して反発期待、18年11月期黒字化予想で19年11月期も収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期は黒字化予想である。19年11月期も収益改善を期待したい。株価は年初来安値更新の展開だが、売り一巡して反発を期待したい。0.3倍近辺の低PBRも見直し材料だ。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が31%、アウトドア事業が68%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

■18年11月期黒字化予想、19年11月期も収益改善期待

 18年11月期の非連結業績予想(7月10日に売上高を減額、利益を増額)は、売上高が17年11月期比4.9%増の30億22百万円、営業利益が49百万円の黒字(17年11月期は19百万円の赤字)、経常利益が50百万円の黒字(同16百万円の赤字)、純利益が34百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は17年11月期と同額の年間12円(期末一括)で、予想配当性向は87.4%となる。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比4.9%増の22億53百万円で、営業利益が38百万円の黒字(前年同期は6百万円の赤字)、経常利益が43百万円の黒字(同4百万円の赤字)、純利益が26百万円の黒字(同2百万円の赤字)だった。アウトドア事業が牽引して黒字化した。

 フィッシング事業は売上高が1.7%増の7億32百万円で営業利益が13.4%増の1億10百万円だった。フライ用品は市場低迷の影響で苦戦したが、ルアー用品が新製品投入や販促などの効果で堅調だった。また値下げ販売で売上総利益率が低下したが、経費削減で吸収した。

 アウトドア事業は売上高が6.6%増の14億96百万円で営業利益が49.5%増の99百万円だった。秋冬シーズンの低温傾向でジャケットなどの防寒重衣料が好調だった。売上総利益率の向上も寄与した。

 通期ベースでも、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。19年11月期も収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は売り一巡して反発期待

 株価は年初来安値更新の展開で12月13日には554円まで下押したが、売り一巡して反発を期待したい。12月13日の終値は556円、前期推定PER(会社予想EPS13円73銭で算出)は約40倍、前期推定配当利回り(会社予想年間12円で算出)は約2.2%、前々期実績PBR(前々期実績BPS1947円54銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約19億円である。0.3倍近辺の低PBRも見直し材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月07日更新]

ティムコは調整一巡、18年11月期黒字化予想で収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期は黒字化予想である。収益改善を期待したい。株価は地合い悪化も影響して年初来安値圏だが、調整一巡して反発を期待したい。0.3倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が31%、アウトドア事業が68%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

■18年11月期黒字化予想、収益改善期待

 18年11月期の非連結業績予想(7月10日に売上高を減額、利益を増額)は、売上高が17年11月期比4.9%増の30億22百万円、営業利益が49百万円の黒字(17年11月期は19百万円の赤字)、経常利益が50百万円の黒字(同16百万円の赤字)、純利益が34百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は17年11月期と同額の年間12円(期末一括)で、予想配当性向は87.4%となる。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比4.9%増の22億53百万円で、営業利益が38百万円の黒字(前年同期は6百万円の赤字)、経常利益が43百万円の黒字(同4百万円の赤字)、純利益が26百万円の黒字(同2百万円の赤字)だった。アウトドア事業が牽引して黒字化した。

 フィッシング事業は売上高が1.7%増の7億32百万円で営業利益が13.4%増の1億10百万円だった。フライ用品は市場低迷の影響で苦戦したが、ルアー用品が新製品投入や販促などの効果で堅調だった。また値下げ販売で売上総利益率が低下したが、経費削減で吸収した。

 アウトドア事業は売上高が6.6%増の14億96百万円で営業利益が49.5%増の99百万円だった。秋冬シーズンの低温傾向でジャケットなどの防寒重衣料が好調だった。売上総利益率の向上も寄与した。

 通期ベースでも、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は調整一巡して反発期待

 株価は地合い悪化も影響して11月1日に年初来安値となる576円まで下押したが、その後は切り返しの動きを強めている。調整一巡して反発を期待したい。11月6日の終値は580円、今期予想PER(会社予想EPS13円73銭で算出)は約42倍、今期予想配当利回り(会社予想年間12円で算出)は約2.1%、前期実績PBR(前期実績BPS1947円54銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約19億円である。低PBRも見直し材料だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月18日更新]

ティムコは売り一巡して反発期待、18年11月期3Q累計黒字化して通期も黒字化予想、収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期第3四半期累計は黒字化した。通期も黒字化予想である。収益改善を期待したい。株価は地合い悪化の影響で戻り高値圏から反落したが、売り一巡して反発を期待したい。0.3倍近辺の低PBRも見直し材料だ。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が31%、アウトドア事業が68%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

■18年11月期3Q累計が黒字化して通期も黒字化予想、収益改善期待

 18年11月期の非連結業績予想(7月10日に売上高を減額、利益を増額)は、売上高が17年11月期比4.9%増の30億22百万円、営業利益が49百万円の黒字(17年11月期は19百万円の赤字)、経常利益が50百万円の黒字(同16百万円の赤字)、純利益が34百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は17年11月期と同額の年間12円(期末一括)で、予想配当性向は87.4%となる。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比4.9%増の22億53百万円で、営業利益が38百万円の黒字(前年同期は6百万円の赤字)、経常利益が43百万円の黒字(同4百万円の赤字)、純利益が26百万円の黒字(同2百万円の赤字)だった。アウトドア事業が牽引して黒字化した。

 フィッシング事業は売上高が1.7%増の7億32百万円で営業利益が13.4%増の1億10百万円だった。フライ用品は市場低迷の影響で苦戦したが、ルアー用品が新製品投入や販促などの効果で堅調だった。また値下げ販売で売上総利益率が低下したが、経費削減で吸収した。

 アウトドア事業は売上高が6.6%増の14億96百万円で営業利益が49.5%増の99百万円だった。秋冬シーズンの低温傾向でジャケットなどの防寒重衣料が好調だった。売上総利益率の向上も寄与した。

 通期ベースでも、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は売り一巡して反発期待

 株価は地合い悪化の影響で戻り高値圏から反落したが、7月の年初来安値586円を割り込むことなく切り返しの動きを強めている。売り一巡して反発を期待したい。10月17日の終値は609円、今期予想PER(会社予想EPS13円73銭で算出)は約44倍、今期予想配当利回り(会社予想年間12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績BPS1947円54銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約20億円である。低PBRも見直し材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月20日更新]

ティムコは戻り歩調、18年11月期黒字化予想で収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期黒字化予想である。収益改善を期待したい。株価は乱高下した7月安値から切り返して戻り歩調だ。低PBRも見直して上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が31%、アウトドア事業が68%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

■18年11月期黒字化予想で収益改善期待

 18年11月期の非連結業績予想(7月10日に売上高を減額、利益を増額)は、売上高が17年11月期比4.9%増の30億22百万円、営業利益が49百万円の黒字(17年11月期は19百万円の赤字)、経常利益が50百万円の黒字(同16百万円の赤字)、純利益が34百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は17年11月期と同額の年間12円(期末一括)で、予想配当性向は87.4%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比7.7%増の15億78百万円、営業利益が61百万円(前年同期は8百万円)、経常利益が65百万円(同9百万円)、純利益が46百万円(同9百万円)だった。アウトドア事業が牽引して大幅増益だった。

 フィッシング事業は売上高が5.1%増の5億41百万円で営業利益が15.8%増の86百万円だった。フライ用品は市場低迷の影響で苦戦したが、ルアー用品が新製品投入効果などで堅調だった。また値下げ販売で売上総利益率が低下したが、経費削減で吸収した。

 アウトドア事業は売上高が9.2%増の10億21百万円で営業利益が86.5%増の91百万円だった。秋冬シーズンの低温傾向でジャケットなどの防寒重衣料が好調だった。売上総利益率の向上も寄与した。

 通期ベースでも、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善を期待したい。

■株主優待制度は11月末の株主対象

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は戻り歩調

 株価は乱高下した7月の年初来安値586円から徐々に水準を切り上げている。戻り歩調だ。

 9月19日の終値は615円、今期予想PER(会社予想EPS13円73銭で算出)は約45倍、今期予想配当利回り(会社予想年間12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績BPS1947円54銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約21億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。低PBRも見直して上値を試す展開を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月14日更新]

ティムコは下値固め完了、18年11月期黒字化予想で低PBRも見直し

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期は黒字化予想で収益改善が期待される。株価は乱高下の展開だったが、下値固め完了感を強めている。低PBRも見直して反発を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が31%、アウトドア事業が68%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

■18年11月期黒字化予想で収益改善期待

 18年11月期の非連結業績予想(7月10日に売上高を減額、利益を増額)は、売上高が17年11月期比4.9%増の30億22百万円、営業利益が49百万円の黒字(17年11月期は19百万円の赤字)、経常利益が50百万円の黒字(同16百万円の赤字)、純利益が34百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は17年11月期と同額の年間12円(期末一括)で、予想配当性向は87.4%である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比7.7%増の15億78百万円、営業利益が61百万円(前年同期は8百万円)、経常利益が65百万円(同9百万円)、純利益が46百万円(同9百万円)だった。アウトドア事業が牽引して大幅増益だった。

 フィッシング事業は売上高が5.1%増の5億41百万円で営業利益が15.8%増の86百万円だった。フライ用品は市場低迷の影響で苦戦したが、ルアー用品が新製品投入効果などで堅調だった。また値下げ販売で売上総利益率が低下したが、経費削減で吸収した。

 アウトドア事業は売上高が9.2%増の10億21百万円で営業利益が86.5%増の91百万円だった。秋冬シーズンの低温傾向でジャケットなどの防寒重衣料が好調だった。売上総利益率の向上も寄与した。

 通期ベースでも、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は下値固め完了、低PBRも見直して反発期待

 株価は第2四半期決算発表を機に急騰・急落して乱高下の形となったが、その後は600円近辺で推移して下値固め完了感を強めている。

 8月13日の終値は595円、今期予想PER(会社予想EPS13円73銭で算出)は約43倍、今期予想配当利回り(会社予想年間12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績BPS1947円54銭で算出)は約0.3倍、時価総額は約20億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線が下値を支える形だ。低PBRも見直して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月19日更新]

ティムコは低PBR見直し、18年11月期2Q累計大幅増益で通期も黒字化予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期第2四半期累計は大幅増益だった。通期も黒字化予想で収益改善が期待される。株価は第2四半期決算発表を機に急騰・急落して乱高下の形となったが、低PBRも見直して反発を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が31%、アウトドア事業が68%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

■18年11月期2Q累計大幅増益で通期も黒字化予想

 18年11月期の非連結業績予想(7月10日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が17年11月期比4.9%増の30億22百万円で、営業利益が49百万円の黒字(17年11月期は19百万円の赤字)、経常利益が50百万円の黒字(同16百万円の赤字)、そして純利益が34百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は17年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は87.4%である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比7.7%増の15億78百万円、営業利益が61百万円(前年同期は8百万円)、経常利益が65百万円(同9百万円)、純利益が46百万円(同9百万円)だった。アウトドア事業が牽引して大幅増益だった。

 フィッシング事業は売上高が5.1%増の5億41百万円で営業利益が15.8%増の86百万円だった。フライ用品は市場低迷の影響で苦戦したが、ルアー用品が新製品投入効果などで堅調だった。また値下げ販売で売上総利益率が低下したが、経費削減で吸収した。

 アウトドア事業は売上高が9.2%増の10億21百万円で営業利益が86.5%増の91百万円だった。秋冬シーズンの低温傾向でジャケットなどの防寒重衣料が好調だった。売上総利益率の向上も寄与した。

 通期ベースでも、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は低PBR見直して反発期待

 株価は7月12日に年初来高値となる725円まで急騰した後に一転して急落し、7月13日には年初来安値となる586円まで下押した。第2四半期決算発表を機に急騰・急落して乱高下の形となったが、低PBRも見直して反発を期待したい。

 7月18日の終値598円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS13円73銭で算出)は約44倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約2.0%、前期実績PBR(前期実績のBPS1947円54銭で算出)は約0.3倍である。時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月14日更新]

ティムコは戻り歩調、18年11月期営業黒字化予想

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期は営業黒字化予想である。収益改善が期待される。株価は下値を切り上げて戻り歩調だ。低PBRも見直して上値を試す展開を期待したい。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が31%、アウトドア事業が68%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

■18年11月期黒字化予想で収益改善期待

 18年11月期の非連結業績予想は売上高が17年11月期比5.2%増の30億33百万円で、営業利益が43百万円の黒字(17年11月期は19百万円の赤字)、経常利益が44百万円の黒字(同16百万円の赤字)、純利益が30百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は17年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は99.1%である。
 第1四半期は売上高が前年同期比14.1%増の6億98百万円で、営業利益が2百万円の黒字(前年同期は31百万円の赤字)、経常利益が5百万円の黒字(同29百万円の赤字)、純利益が4百万円の赤字(同22百万円の赤字)だった。アウトドア事業が牽引して2桁増収となり、営業黒字化した。

 フィッシング事業は売上高が5.1%減の1億66百万円で、営業利益が3百万円の赤字(同3百万円の黒字)だった。ルアー用品は堅調だったが、フライ用品が市場低迷の影響で苦戦した。値下げ販売の増加も影響して営業損益が悪化した。

 アウトドア事業は売上高が22.2%増の5億24百万円で、営業利益が3.0倍の61百万円だった。秋冬シーズンの低温傾向で防寒重衣料が好調に推移し、売上総利益率の上昇も寄与して営業損益が改善した。

 通期ベースでも、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じてFoxfire Store20%OFFお買物優待券を贈呈する。

■株価は戻り歩調、低PBRも見直し

 株価は小動きだが着実に下値を切り上げて戻り歩調だ。そして1月高値635円に接近している。

 6月13日の終値619円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS12円11銭で算出)は約51倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約1.9%、前期実績PBR(前期実績のBPS1947円54銭で算出)は約0.3倍である。時価総額は約21億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインだ。低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月02日更新]

ティムコは戻り高値圏、18年11月期営業黒字化予想で収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期は営業黒字化予想である。収益改善が期待される。株価は戻り高値圏だ。低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が31%、アウトドア事業が68%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

■18年11月期黒字化予想で収益改善期待

 18年11月期の非連結業績予想は売上高が17年11月期比5.2%増の30億33百万円で、営業利益が43百万円の黒字(17年11月期は19百万円の赤字)、経常利益が44百万円の黒字(同16百万円の赤字)、純利益が30百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は17年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は99.1%である。

 第1四半期は売上高が前年同期比14.1%増の6億98百万円で、営業利益が2百万円の黒字(前年同期は31百万円の赤字)、経常利益が5百万円の黒字(同29百万円の赤字)、純利益が4百万円の赤字(同22百万円の赤字)だった。アウトドア事業が牽引して2桁増収となり、営業黒字化した。

 フィッシング事業は売上高が5.1%減の1億66百万円で、営業利益が3百万円の赤字(同3百万円の黒字)だった。ルアー用品は堅調だったが、フライ用品が市場低迷の影響で苦戦した。値下げ販売の増加も影響して営業損益が悪化した。

 アウトドア事業は売上高が22.2%増の5億24百万円で、営業利益が3.0倍の61百万円だった。秋冬シーズンの低温傾向で防寒重衣料が好調に推移し、売上総利益率の上昇も寄与して営業損益が改善した。

 通期ベースでも、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は戻り高値圏、低PBRも見直し

 株価は戻り高値圏だ。小動きだが着実に下値を切り上げている。そして1月の高値635円に接近している。

 5月1日の終値624円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS12円11銭で算出)は約52倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約1.9%、そして前期実績PBR(前期実績BPS1947円54銭で算出)は約0.3倍である。時価総額は約21億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月12日更新]

ティムコは1月高値に接近、18年11月期1Q営業黒字化、通期も営業黒字化予想で収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。4月11日発表した18年11月期第1四半期業績は2桁増収で営業黒字化した。通期も営業黒字化予想で収益改善が期待される。株価は戻り歩調で1月高値に接近している。低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が31%、アウトドア事業が68%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

■18年11月期黒字化予想で収益改善期待

 18年11月期の非連結業績予想は売上高が17年11月期比5.2%増の30億33百万円、営業利益が43百万円の黒字(17年11月期は19百万円の赤字)、経常利益が44百万円の黒字(同16百万円の赤字)、純利益が30百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は17年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は99.1%である。

 第1四半期は売上高が前年同期比14.1%増の6億98百万円、営業利益が2百万円の黒字(前年同期は31百万円の赤字)、経常利益が5百万円の黒字(同29百万円の赤字)、純利益が4百万円の赤字(同22百万円の赤字)だった。アウトドア事業が牽引して2桁増収となり、営業黒字化した。

 フィッシング事業は売上高が5.1%減の1億66百万円で営業利益が3百万円の赤字(同3百万円の黒字)だった。ルアー用品は新製品投入で堅調だったが、フライ用品が市場低迷の影響で苦戦した。利益面では値下げ販売増加も影響した。アウトドア事業は売上高が22.2%増の5億24百万円で営業利益が3.0倍の61百万円だった。秋冬シーズンの低温傾向で防寒重衣料が好調だった。利益面では売上総利益率の上昇も寄与した。

 通期ベースでも、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は1月高値に接近、低PBRも見直し

 株価は戻り歩調で4月11日には630円まで上伸した。そして1月高値635円に接近している。

 4月11日の終値629円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS12円11銭で算出)は約52倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は約1.9%、前期実績PBR(前期実績BPS1947円54銭で算出)は約0.3倍である。時価総額は約21億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月07日更新]

ティムコは下値切り上げて戻り歩調、18年11月期黒字化予想で低PBR

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。18年11月期は黒字化予想で収益改善が期待される。株価は下値を切り上げて戻り歩調だ。0.3倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。なお4月11日に第1四半期決算発表を予定している。
 
■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売
 
 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が31%、アウトドア事業が68%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。
 
 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。
 
■18年11月期黒字化予想で収益改善期待
 
 18年11月期の非連結業績予想は売上高が17年11月期比5.2%増の30億33百万円、営業利益が43百万円の黒字(17年11月期は19百万円の赤字)、経常利益が44百万円の黒字(同16百万円の赤字)、純利益が30百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は17年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は99.1%である。
 
 フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善が期待される。
 
■株主優待制度は毎年11月末に実施
 
 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。
 
■株価は下値切り上げて戻り歩調、低PBRも見直し
 
 株価は下値を切り上げて戻り歩調だ。1月23日の戻り高値635円から地合い悪化も影響して反落したが、590円近辺から切り返している。
 
 3月6日の終値606円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS12円11銭で算出)は約50倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.0%近辺、そして前期実績PBR(前期実績BPS1947円54銭で算出)は0.3倍近辺である。時価総額は約20億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。0.3倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月08日更新]

ティムコは戻り歩調、18年11月期黒字化予想で低PBRも見直し

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期は赤字だったが、18年11月期は黒字化予想である。収益改善が期待される。株価は戻り歩調だ。低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。
 
■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売
 
 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が31%、アウトドア事業が68%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。
 
 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。
 
■17年11月期は赤字
 
 17年11月期の業績(非連結)は、売上高が16年11月期比1.9%増の28億80百万円、営業利益が19百万円の赤字(16年11月期は20百万円の赤字)、経常利益が16百万円の赤字(同11百万円の赤字)、純利益が23百万円の赤字(同23百万円の赤字)だった。配当は16年11月期と同額の年間12円(期末一括)とした。
 
 積極的な営業で売上高と売上総利益は増加したが、販売強化に伴う販管費の増加で赤字が残った。差引売上総利益率は45.2%で0.6ポイント上昇、販管費比率は45.9%で0.6ポイント上昇した。
 
 フィッシング事業は売上高が1.3%減の8億82百万円で、営業利益(連結調整前)が14.6%減の89百万円だった。ルアー用品は新製品投入で堅調だったが、フライ用品が天候不順や市場低迷の影響で苦戦し、新製品発売に先行した販売促進費の増加も影響した。アウトドア事業は売上高が3.3%増の19億65百万円で、営業利益が17.5%増の1億06百万円だった。防虫衣料「スコーロン」製品の販売に注力し、9月以降の気温低下で防寒重衣料好調だった。その他は売上高が0.7%増の32百万円で営業利益が1.6%増の24百万円だった。
 
■18年11月期黒字化予想で収益改善期待
 
 18年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が17年11月期比5.2%増の30億33百万円、営業利益が43百万円の黒字(17年11月期は19百万円の赤字)、経常利益が44百万円の黒字(同16百万円の赤字)、純利益が30百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は17年11月期と同額の年間12円(期末一括)としている。
 
 フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においてはアウトドア衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善が期待される。
 
■株主優待制度は毎年11月末に実施
 
 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。
 
■株価は戻り歩調、低PBRも見直し
 
 株価は戻り歩調だ。1月23日には戻り高値となる635円まで上伸し、17年6月の昨年来高値675円に接近している。その後は地合い悪化の影響を受けたが一時的だろう。た。
 
 2月6日の終値601円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS12円11銭で算出)は約50倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.0%近辺、そして前期実績PBR(前期実績BPS1947円54銭で算出)は0.3倍近辺である。時価総額は約20億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。0.3倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月11日更新]

ティムコは戻り歩調、17年11月期黒字化予想で18年11月期も収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期は黒字化予想である。そして18年11月期も収益改善が期待される。株価は戻り歩調だ。0.3倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。
 
■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売
 
 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。
 
 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。
 
■17年11月期黒字化予想で18年11月期も収益改善期待
 
 前期(17年11月期)非連結業績予想(7月7日に減額修正)は、売上高が前々期(16年11月期)比1.4%増の28億68百万円で、営業利益が23百万円の黒字(前々期は20百万円の赤字)、経常利益が23百万円の黒字(同11百万円の赤字)、純利益が16百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は前々期と同額の年間12円(期末一括)で、予想配当性向は185.8%となる。
 
 第3四半期累計は売上高が前年同期比0.9%増収で、営業利益、経常利益、純利益とも赤字が縮小した。差引売上総利益率は46.3%で1.2ポイント上昇、販管費比率は46.6%で0.4ポイント上昇した。
 
 フィッシング事業は売上高が0.1%増の7億20百万円で、営業利益(連結調整前)が4.3%減の97百万円だった。フライ用品が天候不順や市場低迷の影響で苦戦したが、ルアー用品が新製品投入で堅調だった。利益面では新製品発売に先行した販売促進費の増加が影響した。アウトドア事業は売上高が1.3%増の14億03百万円で、営業利益が56.4%増の66百万円だった。防虫衣料「スコーロン」製品の販売に注力し、売上総利益率向上も寄与した。その他は売上高が0.8%増の24百万円で営業利益が1.8%増の18百万円だった。
 
 通期ベースでも、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においては衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。売上総利益率が改善傾向であり、今期(18年11月期)も収益改善が期待される。
 
■株主優待制度は毎年11月末に実施
 
 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。
 
■株価は戻り歩調、低PBRも見直し
 
 株価は戻り歩調だ。1月10日には607円まで上伸した。そして17年10月の戻り高値611円に接近している。
 
 1月10日の終値606円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS6円46銭で算出)は94倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.0%近辺、前々期実績PBR(前々期実績のBPS1965円77銭で算出)は0.3倍近辺である。時価総額は約20億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。0.3倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月19日更新]

ティムコは戻り歩調、17年11月期黒字化予想で低PBRも見直し

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期は黒字化予想である。株価は下値を切り上げて戻り歩調だ。0.3倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。
 
■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売
 
 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。
 
 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。
 
■17年11月期黒字化予想で収益改善期待
 
 今期(17年11月期)の非連結業績予想(7月7日に減額修正)は、売上高が前期(16年11月期)比1.4%増の28億68百万円、営業利益が23百万円の黒字(前期は20百万円の赤字)、経常利益が23百万円の黒字(同11百万円の赤字)、純利益が16百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は185.8%となる。
 
 第3四半期累計は売上高が前年同期比0.9%増収で、営業利益、経常利益、純利益とも赤字が縮小した。差引売上総利益率は46.3%で1.2ポイント上昇、販管費比率は46.6%で0.4ポイント上昇した。
 
 フィッシング事業は売上高が0.1%増の7億20百万円で、営業利益(連結調整前)が4.3%減の97百万円だった。フライ用品が天候不順や市場低迷の影響で苦戦したが、ルアー用品が新製品投入で堅調だった。利益面では新製品発売に先行した販売促進費の増加が影響した。アウトドア事業は売上高が1.3%増の14億03百万円で、営業利益が56.4%増の66百万円だった。防虫衣料「スコーロン」製品の販売に注力し、売上総利益率向上も寄与した。その他は売上高が0.8%増の24百万円で営業利益が1.8%増の18百万円だった。
 
 通期ベースでも、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においては衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。売上総利益率が改善傾向であり、通期ベースで収益改善を期待したい。
 
■株主優待制度は毎年11月末に実施
 
 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。
 
■株価は下値切り上げて戻り歩調、低PBRも見直し
 
 株価は10月の戻り高値圏から一旦反落したが、徐々に下値を切り上げて戻り歩調だ。
 
 12月18日の終値579円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS6円46銭で算出)は90倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、前期実績PBR(前期実績BPS1965円77銭で算出)は0.3倍近辺である。時価総額は約19億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。0.3倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月09日更新]

ティムコはモミ合い上放れて戻り歩調、17年11月期黒字化予想で低PBRも見直し材料
 
 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期は黒字化予想である。株価はモミ合いから上放れて戻り歩調だ。0.3倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。
 
■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売
 
 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。
 
 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。
 
■17年11月期黒字化予想で収益改善期待
 
 今期(17年11月期)の非連結業績予想(7月7日に減額修正)は、売上高が前期(16年11月期)比1.4%増の28億68百万円、営業利益が23百万円の黒字(前期は20百万円の赤字)、経常利益が23百万円の黒字(同11百万円の赤字)、純利益が16百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は185.8%となる。
 
 第3四半期累計(12〜8月)は売上高が前年同期比0.9%増収となり、営業利益が6百万円の赤字(前年同期は22百万円の赤字)、経常利益が4百万円の赤字(同16百万円の赤字)、純利益が2百万円の赤字(同18百万円の赤字)だった。
 
 差引売上総利益は3.5%増加し、差引売上総利益率は46.3%で1.2ポイント上昇した。販管費は1.8%増加し、販管費比率は46.6%で0.4ポイント上昇した。
 
 フィッシング事業は売上高が0.1%増の7億20百万円で、営業利益(連結調整前)が4.3%減の97百万円だった。売上面ではフライ用品が天候不順や市場低迷の影響を受けて苦戦したが、ルアー用品が新製品投入効果などで堅調だった。利益面では新製品発売に先行した販売促進費の増加が影響した。アウトドア事業は売上高が1.3%増の14億03百万円で、営業利益が56.4%増の66百万円だった。売上面では防虫衣料「スコーロン」製品の販売に注力し、利益面では売上総利益率の向上も寄与した。その他は売上高が0.8%増の24百万円で営業利益が1.8%増の18百万円だった。
 
 通期ベースでも、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においては衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。売上総利益率が改善傾向であり、通期ベースで収益改善を期待したい。
 
■株主優待制度は毎年11月末に実施
 
 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。
 
■株価はモミ合い上放れて戻り歩調、低PBRも見直し
 
 株価は520円〜540円近辺でのモミ合いから上放れ、徐々に水準を切り上げて戻り歩調だ。
 
 11月8日の終値583円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS6円46銭で算出)は90倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS1965円77銭で算出)は0.3倍近辺である。時価総額は約19億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。0.3倍近辺の低PBRも見直し材料であり、戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月13日更新]

ティムコは戻り歩調、17年11月期3Q累計赤字縮小で通期黒字化予想              
 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期第3四半期累計は赤字が縮小した。そして通期は黒字化予想である。株価は戻り歩調だ。0.3倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。
 
■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売
 
 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。
 
 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。
 
■17年11月期3Q累計は赤字縮小、通期は黒字化予想で収益改善期待
 
 10月11日発表した今期(17年11月期)第3四半期累計(12〜8月)の非連結業績は、売上高が前年同期比0.9%増の21億48百万円、営業利益が6百万円の赤字(前年同期は22百万円の赤字)、経常利益が4百万円の赤字(同16百万円の赤字)、純利益が2百万円の赤字(同18百万円の赤字)だった。
 
 差引売上総利益は3.5%増加し、差引売上総利益率は46.3%で1.2ポイント上昇した。販管費は1.8%増加し、販管費比率は46.6%で0.4ポイント上昇した。
 
 フィッシング事業は売上高が0.1%増の7億20百万円で、営業利益(連結調整前)が4.3%減の97百万円だった。売上面ではフライ用品が天候不順や市場低迷の影響を受けて苦戦したが、ルアー用品が新製品投入効果などで堅調だった。利益面では新製品発売に先行した販売促進費の増加が影響した。アウトドア事業は売上高が1.3%増の14億03百万円で、営業利益が56.4%増の66百万円だった。売上面では防虫衣料「スコーロン」製品の販売に注力し、利益面では売上総利益率の向上も寄与した。その他は売上高が0.8%増の24百万円で営業利益が1.8%増の18百万円だった。
 
■17年11月期通期は黒字化予想で収益改善期待
 
 今期(17年11月期)通期の非連結業績予想(7月7日に減額修正)は、売上高が前期(16年11月期)比1.4%増の28億68百万円、営業利益が23百万円の黒字(前期は20百万円の赤字)、経常利益が23百万円の黒字(同11百万円の赤字)、純利益が16百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は185.8%となる。
 
 フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においては衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。売上総利益率が改善傾向であり、通期ベースで収益改善を期待したい。
 
■株主優待制度は毎年11月末に実施
 
 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。
 
■株価は戻り歩調、低PBRも見直し
 
 株価は520円〜540円近辺でのモミ合いから上放れて戻り歩調だ。10月11日には573円まで上伸した。
 
 10月12日の終値557円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS6円46銭で算出)は86倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、前期実績PBR(前期実績BPS1965円77銭で算出)は0.3倍近辺である。時価総額は約19億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。0.3倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月20日更新]

ティムコは17年11月期黒字化予想、低PBRも見直し  
 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期は黒字化予想である。株価はモミ合いの形だが、0.3倍近辺の低PBRも見直す展開が期待される。
 
■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売
 
 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。
 
 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。
 
■17年11月期黒字化予想で収益改善期待
 
 今期(17年11月期)の非連結業績予想(7月7日に減額修正)は売上高が前期(16年11月期)比1.4%増の28億68百万円、営業利益が23百万円の黒字(前期は20百万円の赤字)、経常利益が23百万円の黒字(同11百万円の赤字)、純利益が16百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は185.8%となる。
 
 フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においては衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。売上総利益率が改善傾向であり、通期ベースで収益改善を期待したい。
 
■株主優待制度は毎年11月末に実施
 
 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。
 
■株価はモミ合いだが低PBRも見直し
 
 株価は6月の年初来高値675円から反落して520円〜540円近辺でモミ合う形だ。ただし調整一巡感を強めている。
 
 9月19日の終値536円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS6円46銭で算出)は83倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS1965円77銭で算出)は0.3倍近辺である。時価総額は約18億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。0.3倍近辺の低PBRも見直す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月22日更新]

ティムコは17年11月期黒字化予想、低PBRも見直し  
 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期は黒字化予想である。株価はモミ合いの形だが、0.3倍近辺の低PBRを見直して水準切り上げが期待される。
 
■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売
 
 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。
 
 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。
 
■17年11月期通期予想を減額だが、黒字化予想で収益改善期待
 
 今期(17年11月期)通期の非連結業績予想(7月7日に減額修正)は、売上高が前期(16年11月期)比1.4%増の28億68百万円、営業利益が23百万円の黒字(前期は20百万円の赤字)、経常利益が23百万円の黒字(同11百万円の赤字)、純利益が16百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は185.8%となる。
 
 フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においては衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。売上総利益率が改善傾向であり、通期ベースで収益改善を期待したい。
 
■株主優待制度は毎年11月末に実施
 
 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。
 
■株価は低PBRを見直して水準切り上げ期待
 
 株価は6月19日に年初来高値675円まで急伸する場面があったが、その後は反落して520円〜540円近辺でモミ合う形だ。ただし動意前の400円台まで下押すことなく下値切り上げの動きを強めている。
 
 8月21日の終値527円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS6円46銭で算出)は82倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.3%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS1965円77銭で算出)は0.3倍近辺である。時価総額は約18億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。0.3倍近辺の低PBRも見直して水準切り上げが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月26日更新]

ティムコは17年11月期減額だが黒字化予想維持、低PBR見直して水準切り上げ期待

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期業績予想を減額修正したが、黒字化予想を維持している。株価は0.3倍近辺の低PBRを見直して、水準切り上げの展開が期待される。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。

■17年11月期第2四半期累計は営業減益だが売上総利益率改善

 今期(17年11月期)第2四半期累計(12月〜5月)の非連結業績は売上高が前年同期比0.8%減の14億66百万円、営業利益が同31.1%減の8百万円、経常利益が同45.8%減の9百万円、純利益が同2.3%増の9百万円だった。売上高、利益とも計画を下回り営業減益だった。

 差引売上総利益は同3.1%増加し、差引売上総利益率は46.6%で同1.7ポイント上昇した。販管費は同3.7%増加し、販管費比率は46.1%で同2.0ポイント上昇した。純利益は特別利益に保険事業譲渡益を計上して増益だった。

 セグメント別にみると、フィッシング事業は売上高が同2.7%減の5億14百万円で営業利益が同18.2%減の74百万円、アウトドア事業は売上高が同0.3%増の9億35百万円で営業利益が同47.7%増の48百万円だった。フィッシング事業では、ルアー用品は新製品投入効果で増収だったが、フライ用品が天候不順や市場低迷の影響で苦戦した。アウトドア事業は市場低迷の影響を受けたが、マークダウン(割引販売)等の店頭販売促進策や防虫衣料「スコーロン」の拡販などで増収増益だった。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期6億12百万円、第2四半期8億54百万円、営業利益は31百万円の赤字、39百万円の黒字だった。営業損益は改善基調だ。

■17年11月期通期予想を減額だが、黒字化予想で収益改善期待

 今期(17年11月期)通期の非連結業績予想(7月7日に減額修正)は、売上高が前期(16年11月期)比1.4%増の28億68百万円、営業利益が23百万円の黒字(前期は20百万円の赤字)、経常利益が23百万円の黒字(同11百万円の赤字)、純利益が16百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は185.8%となる。第2四半期累計が計画を下回ったため通期予想を減額修正したが、黒字化予想を維持した。

 基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においては衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。収益改善を期待したい。売上総利益率が改善傾向であり、通期ベースでの収益改善を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は低PBRを見直して水準切り上げ期待

 株価は5月下旬に動意づいて6月19日には675円円まで急伸した。その後は旧反落したが、動意前の400円台まで下押すことなく下値切り上げの動きを強めている。

 7月21日の終値531円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS6円46銭で算出)は82倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.3%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS1965円77銭で算出)は0.3倍近辺である。時価総額は約18億円である。

 週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。0.3倍近辺の低PBRを見直して水準切り上げの展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月15日更新]

ティムコは動意づいて安値圏モミ合いから上放れ、17年11月期収益改善期待で低PBR見直し

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月黒字化予想で収益改善が期待される。株価は動意づいて安値圏モミ合いから上放れた。PBRは依然として0.3倍近辺と割安感の強い水準であり、戻りを試す展開が期待される。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store」の収益力向上に取り組んでいる。
■17年11月期は黒字予想で収益改善期待

 今期(17年11月期)通期の非連結業績予想(1月19日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比6.8%増の30億20百万円、営業利益が38百万円の黒字(前期は20百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同11百万円の赤字)、純利益が23百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は129.2%となる。

 第1四半期(12月〜2月)が赤字となり、通期でも引き続き厳しい事業環境を想定しているが、基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においては衣料ブランド「Foxfire」の商品力強化や直営店舗「Foxfire Store」の収益性向上に努めるとしている。

 店舗オペレーションの効率化や販管費の圧縮などの効果も寄与して収益改善を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は動意づいて安値圏モミ合いから上放れ、低PBRを見直し

 株価の動きを見ると、安値圏490円〜500円近辺でモミ合う展開だったが、5月下旬に動意づいて6月2日の531円まで上伸した。その後一旦反落したが、再動意の形となって6月14日には561円まで急伸した。低PBRを見直す動きのようだ。

 6月14日の終値554円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円29銭で算出)は60倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS1965円77銭で算出)は0.3倍近辺である。時価総額は約19億円である。

 週足チャートで見ると長い陽線を立ててモミ合いから上放れた。そして13週移動平均線と26週移動平均線がいずれも上向きに転じて先高感を強めている。基調転換した形だ。PBRは依然として0.3倍近辺と割安感の強い水準であり、戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月18日更新]

ティムコは下値固め完了感、17年11月期収益改善期待で低PBR見直し

 ティムコ<7501>(JQ)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月黒字化予想で収益改善が期待される。株価は下値固めが完了感を強めている。0.2倍近辺の低PBRも見直し材料となりそうだ。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

■17年11月期は黒字予想で収益改善期待

 今期(17年11月期)通期の非連結業績予想(1月19日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比6.8%増の30億20百万円、営業利益が38百万円の黒字(前期は20百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同11百万円の赤字)、純利益が23百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は129.2%となる。

 第1四半期(12月〜2月)が赤字となり、通期でも引き続き厳しい事業環境を想定しているが、基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においては衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努めるとしている。

 店舗オペレーションの効率化や販管費の圧縮などの効果も寄与して収益改善を期待したい。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は、毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は下値固め完了して0.2倍近辺の低PBRも見直し

 株価の動きを見ると、4月の直近安値圏480円近辺から切り返して下値固め完了感を強めている。

 5月16日の終値491円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円29銭で算出)は53倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.4%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS1965円77銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を回復した。下値固めが完了し、0.2倍近辺の低PBRも見直し材料となりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月21日更新]

ティムコは17年11月期第1四半期赤字だが通期黒字化予想で収益改善期待、低PBRも見直し

 ティムコ<7501>(JQ)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期第1四半期は赤字だったが、通期は黒字化予想で収益改善が期待される。株価は安値圏モミ合いだが、0.2倍近辺の低PBRも見直して反発展開が期待される。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%である。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

■16年11月期は赤字

 四半期別の業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期6億31百万円、第2四半期7億62百万円、第3四半期6億75百万円、第4四半期7億69百万円、営業利益が31百万円の赤字、33百万円の黒字、14百万円の赤字、35百万円の黒字だった。16年11月期は売上高が6億63百万円、8億14百万円、6億52百万円、6億99百万円、営業利益が27百万円の赤字、38百万円の黒字、33百万円の赤字、2百万円の黒字だった。

 16年11月期の非連結業績は、売上高が15年11月期比0.3%減の28億28百万円、営業利益が20百万円の赤字(前々期は23百万円の黒字)、経常利益が11百万円の赤字(同30百万円の黒字)、純利益が23百万円の赤字(同14億83百万円の赤字)だった。

 売上高、利益とも計画を下回った。個人消費の低迷、夏季以降の台風や豪雨の発生、渇水や週末毎の悪天候などの条件が重なり、特に衣類販売が第4四半期に大幅に落ち込んだ。利益面では値下げ販売による粗利益率の低下や広告宣伝費の増加も影響した。

 差引売上総利益は同3.0%減少し、差引売上総利益率は44.6%で同1.2ポイント低下した。販管費は同0.4%増加し、販管費比率は45.3%で同0.3ポイント上昇した。自己資本比率は84.6%で同1.8ポイント上昇した。特別損失では前々期計上の減損損失13億96百万円が一巡した。配当は前々期と同額の年間12円(期末一括)とした。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同0.1%減の8億94百万円で営業利益が同1.3%減の1億04百万円だった。前々期に発生したルアー用品の仕入遅延を改善し、フライ用品の新製品投入などを推進したが、第3四半期以降に販売が落ち込んだ。

 アウトドア事業は、売上高が同0.5%減の19億02百万円で、営業利益が同31.4%減の90百万円だった。防虫素材「スコーロン」を使用した衣料品の販売強化で春夏物商戦は堅調だが、秋冬物商戦が始まる第4四半期の販売が大幅に落ち込んだ。暖冬対策による早期値引き販売の実施や広告宣伝費の増加も影響した。その他は売上高が同5.6%増の32百万円で、営業利益が同9.0%増の24百万円だった。

■17年11月期第1四半期は赤字

 4月12日発表した今期(17年11月期)第1四半期(12月〜2月)の非連結業績は、売上高が前年同期比7.6%減の6億12百万円、営業利益が31百万円の赤字(前年同期は27百万円の赤字)、経常利益が29百万円の赤字(同24百万円の赤字)、純利益が22百万円の赤字(同21百万円の赤字)だった。市場低迷の影響で減収となり、各利益は赤字だった。

 差引売上総利益は同0.1%増加し、差引売上総利益率は47.1%で同3.6ポイント上昇した。販管費は同1.2%増加し、販管費比率は52.2%で同4.5ポイント上昇した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同11.2%減の1億74百万円で営業利益が同80.2%減の3百万円だった。主力商品の発売時期を釣りシーズン開始の3月以降に設定したため2桁減収となり、新製品発売に先行して販売促進費が増加した。

 アウトドア事業は、売上高が同6.2%減の4億29百万円だが、営業利益が同86.5%増の20百万円だった。シーズン初期の暖冬傾向で減収だが、セール品の割引率が低くなった効果で増益だった。その他は売上高が同1.7%増の8百万円で営業利益が同2.6%増の6百万円だった。

■17年11月期は黒字予想で収益改善期待

 今期(17年11月期)の非連結業績予想(1月19日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比6.8%増の30億20百万円、営業利益が38百万円の黒字(前期は20百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同11百万円の赤字)、純利益が23百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は129.2%となる。

 アウトドア関連産業においても引き続き厳しい事業環境を想定するが、基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においては衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努めるとしている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は0.2倍近辺の低PBRも見直して反発期待

 株価の動きを見ると、上値が重く安値圏モミ合い展開だが、大きく下押す動きも見られない。

 4月20日の終値482円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円29銭で算出)は52倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.5%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS1965円77銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、52週移動平均線がサポートラインの形だ。0.2倍近辺の低PBRも見直して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月16日更新]

ティムコは17年11月期黒字化予想で収益改善期待、0.2倍近辺の低PBRも見直し材料

 ティムコ<7501>(JQ)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。17年11月期は黒字化予想で収益改善が期待される。株価は上値が重くモミ合い展開だが、一方では徐々に下値を切り上げて煮詰まり感も強めている。0.2倍近辺の低PBRも見直し材料として戻りを試す展開が期待される。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%である。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

■16年11月期は赤字

 四半期別の業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期6億31百万円、第2四半期7億62百万円、第3四半期6億75百万円、第4四半期7億69百万円、営業利益が31百万円の赤字、33百万円の黒字、14百万円の赤字、35百万円の黒字だった。16年11月期は売上高が6億63百万円、8億14百万円、6億52百万円、6億99百万円、営業利益が27百万円の赤字、38百万円の黒字、33百万円の赤字、2百万円の黒字だった。

 16年11月期の非連結業績は、売上高が15年11月期比0.3%減の28億28百万円、営業利益が20百万円の赤字(前々期は23百万円の黒字)、経常利益が11百万円の赤字(同30百万円の黒字)、純利益が23百万円の赤字(同14億83百万円の赤字)だった。

 売上高、利益とも計画を下回った。個人消費の低迷、夏季以降の台風や豪雨の発生、渇水や週末毎の悪天候などの条件が重なり、特に衣類販売が第4四半期に大幅に落ち込んだ。利益面では値下げ販売による粗利益率の低下や広告宣伝費の増加も影響した。

 差引売上総利益は同3.0%減少し、差引売上総利益率は44.6%で同1.2ポイント低下した。販管費は同0.4%増加し、販管費比率は45.3%で同0.3ポイント上昇した。自己資本比率は84.6%で同1.8ポイント上昇した。特別損失では前々期計上の減損損失13億96百万円が一巡した。配当は前々期と同額の年間12円(期末一括)とした。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同0.1%減の8億94百万円で営業利益が同1.3%減の1億04百万円だった。前々期に発生したルアー用品の仕入遅延を改善し、フライ用品の新製品投入などを推進したが、第3四半期以降に販売が落ち込んだ。

 アウトドア事業は、売上高が同0.5%減の19億02百万円で、営業利益が同31.4%減の90百万円だった。防虫素材「スコーロン」を使用した衣料品の販売強化で春夏物商戦は堅調だが、秋冬物商戦が始まる第4四半期の販売が大幅に落ち込んだ。暖冬対策による早期値引き販売の実施や広告宣伝費の増加も影響した。その他は売上高が同5.6%増の32百万円で、営業利益が同9.0%増の24百万円だった。

■17年11月期は黒字予想で収益改善期待

 今期(17年11月期)の非連結業績予想(1月19日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比6.8%増の30億20百万円、営業利益が38百万円の黒字(前期は20百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同11百万円の赤字)、純利益が23百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は129.2%となる。

 アウトドア関連産業においても引き続き厳しい事業環境を想定するが、基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においては衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努めるとしている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価はモミ合い煮詰まり感、0.2倍近辺の低PBRも見直し材料

 株価の動きを見ると、上値が重くモミ合い展開だが、一方では徐々に下値を切り上げて煮詰まり感も強めている。

 3月15日の終値488円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円29銭で算出)は53倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.5%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS1965円77銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって徐々に下値を切り上げている。0.2倍近辺の低PBRも見直し材料として戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月20日更新]

ティムコは16年11月期赤字だが17年11月期黒字化予想、低PBRも見直し

 ティムコ<7501>(JQ)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。1月19日発表の16年11月期非連結業績は赤字だが、17年11月期は大幅増益予想である。1月18日の減額修正に対する株価のネガティブ反応は限定的で、19日の終値は前日比プラス圏だった。0.2倍近辺の低PBRも見直し材料であり、17年11月期の収益改善期待で戻りを試す展開となりそうだ。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%である。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

■15年11月期は減損損失計上で最終赤字

 四半期別業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期6億31百万円、第2四半期7億62百万円、第3四半期6億75百万円、第4四半期7億69百万円、営業利益が31百万円の赤字、33百万円の黒字、14百万円の赤字、35百万円の黒字だった。

 15年11月期は消費マインド低迷、商品納期遅延発生、在庫商品値引き販売などで減収減益だった。差引売上総利益率は45.8%で14年11月期比0.2ポイント上昇、販管費比率は45.0%で同0.2ポイント上昇した。特別損失に土地・建物等の有形固定資産等について減損損失を計上したため純利益は赤字だった。自己資本比率は82.8%で同3.7ポイント低下した。

■16年11月期は計画を下回り赤字

 1月19日発表した前期(16年11月期)の非連結業績(1月18日に減額修正)は、売上高が前々期(15年11月期)比0.3%減の28億28百万円、営業利益が20百万円の赤字(前々期は23百万円の黒字)、経常利益が11百万円の赤字(同30百万円の黒字)、純利益が23百万円の赤字(同14億83百万円の赤字)だった。

 売上高、利益とも計画を下回った。個人消費の低迷、夏季以降の台風や豪雨の発生、渇水や週末毎の悪天候などの条件が重なり、特に衣類販売が第4四半期に大幅に落ち込んだ。利益面では値下げ販売による粗利益率の低下や広告宣伝費の増加も影響した。

 差引売上総利益は同3.0%減少し、差引売上総利益率は44.6%で同1.2ポイント低下した。販管費は同0.4%増加し、販管費比率は45.3%で同0.3ポイント上昇した。自己資本比率は84.6%で同1.8ポイント上昇した。特別損失では前々期計上の減損損失13億96百万円が一巡した。配当は前々期と同額の年間12円(期末一括)とした。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同0.1%減の8億94百万円で営業利益が同1.3%減の1億04百万円だった。前々期に発生したルアー用品の仕入遅延を改善し、フライ用品の新製品投入などを推進したが、第3四半期以降に販売が落ち込んだ。アウトドア事業は売上高が同0.5%減の19億02百万円で営業利益が同31.4%減の90百万円だった。防虫素材「スコーロン」を使用した衣料品の販売強化で春夏物商戦は堅調だったが、秋冬物商戦が始まる第4四半期の販売が大幅に落ち込んだ。また暖冬対策による早期値引き販売の実施や広告宣伝費の増加も影響した。その他は売上高が同5.6%増の32百万円で営業利益が同9.0%増の24百万円だった。

 なお四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期6億63百万円、第2四半期8億14百万円、第3四半期6億52百万円、第4四半期6億99百万円、営業利益は27百万円の赤字、38百万円の黒字、33百万円の赤字、2百万円の黒字だった。

■17年11月期は黒字予想で収益改善期待

 今期(17年11月期)の非連結業績予想(1月19日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比6.8%増の30億20百万円、営業利益が38百万円の黒字(前期は20百万円の赤字)、経常利益が38百万円の黒字(同11百万円の赤字)、純利益が23百万円の黒字(同23百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は129.2%となる。

 アウトドア関連産業においても引き続き厳しい事業環境を想定するが、基本戦略として規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、フィッシング事業においてはブランド力強化とネット活用による収益性向上、アウトドア事業においては衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努めるとしている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は17年11月期の収益改善期待で戻り試す、低PBRも見直し

 株価の動きを見ると、1月18日の16年11月期減額修正に対するネガティブ反応は限定的で、19日の終値は前日比プラス圏だった。そして徐々に下値を切り上げている。

 1月19日の終値491円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円29銭で算出)は53倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.4%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS1965円77銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって徐々に下値を切り上げている。そして26週移動平均線も上向きに転じて先高感を強めている。0.2倍近辺の低PBRも見直し材料であり、17年11月期の収益改善期待で戻りを試す展開となりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月12日更新]

ティムコは17年11月期の収益改善期待で低PBRも見直し

 ティムコ<7501>(JQ)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期は大幅増益予想である。そして17年11月期も収益改善基調が期待される。株価は11月の戻り高値から反落したが下値切り上げの動きを強めている。0.2倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。15年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

 なお12月1日には、為替の変動等に伴って12月1日からフライ関連の一部製品の価格改定(値下げ)を実施すると発表した。約8%の値下げとなる。

■15年11月期は売上総利益率上昇

 四半期別業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期6億31百万円、第2四半期7億62百万円、第3四半期6億75百万円、第4四半期7億69百万円、営業利益が31百万円の赤字、33百万円の黒字、14百万円の赤字、35百万円の黒字だった。

 15年11月期は消費マインド低迷、商品納期遅延発生、在庫商品値引き販売などで減収減益だった。差引売上総利益率は45.8%で14年11月期比0.2ポイント上昇、販管費比率は45.0%で同0.2ポイント上昇した。特別損失に土地・建物等の有形固定資産等について減損損失を計上したため純利益は赤字だった。自己資本比率は82.8%で同3.7ポイント低下した。

■16年11月期第3四半期累計は最終赤字が縮小

 今期(16年11月期)第3四半期累計(12〜8月)の非連結業績は、売上高が前年同期比2.9%増の21億29百万円、営業利益が22百万円の赤字(前年同期は12百万円の赤字)、経常利益が16百万円の赤字(同7百万円の赤字)、純利益が18百万円の赤字(同23百万円の赤字)だった。

 個人消費の低迷、夏季の渇水や記録的台風など天候不順の影響、衣料品の販売強化を目的とした広告宣伝費の増加、事業税率上昇による租税公課の増加などで赤字だが、営業活動強化で増収となり、最終赤字は縮小した。差引売上総利益は同0.5%増加したが、差引売上総利益率は45.1%で同1.1ポイント低下した。販管費は同1.4%増加したが、販管費比率は46.2%で同0.7ポイント低下した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同0.7%増の7億19百万円で営業利益が同8.1%増の1億01百万円だった。ルアー用品の仕入遅延改善、フライ用品の新製品投入、経費削減などで損益が改善した。アウトドア事業は売上高が同4.1%増の13億85百万円で営業利益が同25.6%減の42百万円だった。防虫素材「スコーロン」を使用した衣料品の販売強化で増収だったが、暖冬対策による冬物商品の値引き販売、広告宣伝費の増加で損益が悪化した。その他は売上高が同6.4%増の24百万円で営業利益が同10.4%増の17百万円だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期6億63百万円、第2四半期8億14百万円、第3四半期6億52百万円、営業利益は27百万円の赤字、38百万円の黒字、33百万円の赤字だった。

■16年11月期通期は大幅増益予想、17年11月期も収益改善基調期待

 前期(16年11月期)の非連結業績予想(7月8日に減額修正)は、売上高が前々期(15年11月期)比3.3%増の29億30百万円、営業利益が同42.9%増の34百万円、経常利益が同31.2%増の40百万円、純利益が20百万円の黒字(前期は14億83百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は148.5%となる。

 基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努める方針としている。

 差引売上総利益率は同0.3ポイント低下の45.5%、販管費比率は同0.6ポイント低下の44.4%、事業別売上高はフィッシング事業が同1.6%減の8億80百万円、アウトドア事業が同5.6%増の20億20百万円、その他が同1.2%減の30百万円の計画としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して今期(17年11月期)は一段の収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は下値切り上げて戻り試す

 株価の動きを見ると、11月10日の戻り高値514円から反落したが、その後も下値切り上げの動きを強めている。

 12月9日の終値484円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS8円08銭で算出)は60倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.5%近辺、前々期実績PBR(前々期実績のBPS1989円07銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。0.2倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月04日更新]

ティムコは基調転換して戻り試す、低PBRや11月末の配当・株主優待も注目点

 ティムコ<7501>(JQ)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期第3四半期累計は最終赤字が縮小し、通期は大幅増益予想である。株価は水準切り上げの動きを強めている。0.2倍近辺の低PBRや11月末の配当・株主優待も注目点であり、基調転換して戻りを試す展開が期待される。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。15年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

■15年11月期は売上総利益率上昇

 四半期別業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期6億31百万円、第2四半期7億62百万円、第3四半期6億75百万円、第4四半期7億69百万円、営業利益が31百万円の赤字、33百万円の黒字、14百万円の赤字、35百万円の黒字だった。

 15年11月期は消費マインド低迷、商品納期遅延発生、在庫商品値引き販売などで減収減益だった。差引売上総利益率は45.8%で14年11月期比0.2ポイント上昇、販管費比率は45.0%で同0.2ポイント上昇した。特別損失に土地・建物等の有形固定資産等について減損損失を計上したため純利益は赤字だった。自己資本比率は82.8%で同3.7ポイント低下した。

■16年11月期第3四半期累計は最終赤字が縮小

 今期(16年11月期)第3四半期累計(12〜8月)の非連結業績は、売上高が前年同期比2.9%増の21億29百万円、営業利益が22百万円の赤字(前年同期は12百万円の赤字)、経常利益が16百万円の赤字(同7百万円の赤字)、純利益が18百万円の赤字(同23百万円の赤字)だった。

 個人消費の低迷、夏季の渇水や記録的台風など天候不順の影響、衣料品の販売強化を目的とした広告宣伝費の増加、事業税率上昇による租税公課の増加などで赤字だが、営業活動強化で増収となり、最終赤字は縮小した。差引売上総利益は同0.5%増加したが、差引売上総利益率は45.1%で同1.1ポイント低下した。販管費は同1.4%増加したが、販管費比率は46.2%で同0.7ポイント低下した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同0.7%増の7億19百万円で営業利益が同8.1%増の1億01百万円だった。ルアー用品の仕入遅延改善、フライ用品の新製品投入、経費削減などで損益が改善した。アウトドア事業は売上高が同4.1%増の13億85百万円で営業利益が同25.6%減の42百万円だった。防虫素材「スコーロン」を使用した衣料品の販売強化で増収だったが、暖冬対策による冬物商品の値引き販売、広告宣伝費の増加で損益が悪化した。その他は売上高が同6.4%増の24百万円で営業利益が同10.4%増の17百万円だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期6億63百万円、第2四半期8億14百万円、第3四半期6億52百万円、営業利益は27百万円の赤字、38百万円の黒字、33百万円の赤字だった。

■16年11月期通期は大幅増益予想、17年11月期も収益改善期待

 今期(16年11月期)通期の非連結業績予想(7月8日に減額修正)については売上高が前期(15年11月期)比3.3%増の29億30百万円、営業利益が同42.9%増の34百万円、経常利益が同31.2%増の40百万円、純利益が20百万円の黒字(前期は14億83百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は148.5%となる。

 基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努める方針としている。

 差引売上総利益率は同0.3ポイント低下の45.5%、販管費比率は同0.6ポイント低下の44.4%、事業別売上高はフィッシング事業が同1.6%減の8億80百万円、アウトドア事業が同5.6%増の20億20百万円、その他が同1.2%減の30百万円の計画としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して来期(17年11月期)は一段の収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は基調転換して戻り試す

 株価の動きを見ると、6月の直近安値450円から7月安値451円、8月安値464円、9月安値466円、10月安値470円と徐々に下値を切り上げている。一方の上値は、3月の戻り高値493円を突破して、11月1日に495円まで上伸した。

 11月2日の終値486円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS8円08銭で算出)は60倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.5%近辺、前期実績PBR(前期実績BPS1989円07銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線が26週移動平均線を上抜き、さらに13週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。基調転換を確認した形だ。0.2倍近辺の低PBRや11月末の配当・株主優待も注目点であり、基調転換して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月14日更新]

ティムコは16年11月期第3四半期累計の最終赤字縮小、低PBRを見直し

 ティムコ<7501>(JQ)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。10月12日発表した16年11月期第3四半期累計の非連結業績は最終赤字が縮小した。通期予想は据え置いて大幅増益予想としている。株価は徐々に下値を切り上げている。0.2倍近辺の低PBRを見直して戻りを試す展開が期待される。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。15年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

■15年11月期は売上総利益率上昇

 四半期別業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期6億31百万円、第2四半期7億62百万円、第3四半期6億75百万円、第4四半期7億69百万円、営業利益が31百万円の赤字、33百万円の黒字、14百万円の赤字、35百万円の黒字だった。

 15年11月期は消費マインド低迷、商品納期遅延発生、在庫商品値引き販売などで減収減益だった。差引売上総利益率は45.8%で14年11月期比0.2ポイント上昇、販管費比率は45.0%で同0.2ポイント上昇した。特別損失に土地・建物等の有形固定資産等について減損損失を計上したため純利益は赤字だった。自己資本比率は82.8%で同3.7ポイント低下した。

■16年11月期第3四半期累計は最終赤字が縮小

 10月12日発表した今期(16年11月期)第3四半期累計(12〜8月)の非連結業績は、売上高が前年同期比2.9%増の21億29百万円、営業利益が22百万円の赤字(前年同期は12百万円の赤字)、経常利益が16百万円の赤字(同7百万円の赤字)、純利益が18百万円の赤字(同23百万円の赤字)だった。

 個人消費の低迷、夏季の渇水や記録的台風など天候不順の影響、衣料品の販売強化を目的とした広告宣伝費の増加、事業税率上昇による租税公課の増加などで赤字だが、営業活動強化で増収となり、最終赤字は縮小した。差引売上総利益は同0.5%増加したが、差引売上総利益率は45.1%で同1.1ポイント低下した。販管費は同1.4%増加したが、販管費比率は46.2%で同0.7ポイント低下した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同0.7%増の7億19百万円で営業利益が同8.1%増の1億01百万円だった。ルアー用品の仕入遅延改善、フライ用品の新製品投入、経費削減などで損益が改善した。アウトドア事業は売上高が同4.1%増の13億85百万円で営業利益が同25.6%減の42百万円だった。防虫素材「スコーロン」を使用した衣料品の販売強化で増収だったが、暖冬対策による冬物商品の値引き販売、広告宣伝費の増加で損益が悪化した。その他は売上高が同6.4%増の24百万円で営業利益が同10.4%増の17百万円だった。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期6億63百万円、第2四半期8億14百万円、第3四半期6億52百万円、営業利益は27百万円の赤字、38百万円の黒字、33百万円の赤字だった。

■16年11月期通期は大幅増益予想、17年11月期も収益改善期待

 今期(16年11月期)通期の非連結業績予想は、前回予想(7月8日に減額修正)を据え置いて、売上高が前期(15年11月期)比3.3%増の29億30百万円、営業利益が同42.9%増の34百万円、経常利益が同31.2%増の40百万円、純利益が20百万円の黒字(前期は14億83百万円の赤字)としている。大幅増益予想である。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は148.5%となる。

 基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努める方針としている。

 差引売上総利益率は同0.3ポイント低下の45.5%、販管費比率は同0.6ポイント低下の44.4%、事業別売上高はフィッシング事業が同1.6%減の8億80百万円、アウトドア事業が同5.6%増の20億20百万円、その他が同1.2%減の30百万円の計画としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して来期(17年11月期)は一段の収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は徐々に下値を切り上げ、低PBRも見直して戻り試す

 株価の動きを見ると、6月の直近安値450円から7月安値451円、8月安値464円、9月安値466円と徐々に下値を切り上げている。10月13日の終値は前日比5円(1.04%)安の475円だった。16年11月期第3四半期累計の非連結業績に対する反応は限定的のようだ。

 10月13日の終値475円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS8円08銭で算出)は59倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.5%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS1989円07銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。さらに13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いた。基調転換する動きだ。0.2倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月13日更新]

ティムコは基調転換して戻り試す、17年11月期の収益改善期待で低PBRも見直し

 ティムコ<7501>(JQ)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期は大幅増益予想で、17年11月期は一段の収益改善が期待される。株価は上昇基調へ転換する動きだ。0.2倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。なお10月12日に第3四半期累計業績発表を予定している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。15年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

■15年11月期は売上総利益率上昇

 四半期別業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期6億31百万円、第2四半期7億62百万円、第3四半期6億75百万円、第4四半期7億69百万円、営業利益が31百万円の赤字、33百万円の黒字、14百万円の赤字、35百万円の黒字だった。

 15年11月期は消費マインド低迷、商品納期遅延発生、在庫商品値引き販売などで減収減益だった。差引売上総利益率は45.8%で14年11月期比0.2ポイント上昇、販管費比率は45.0%で同0.2ポイント上昇した。特別損失に土地・建物等の有形固定資産等について減損損失を計上したため純利益は赤字だった。自己資本比率は82.8%で同3.7ポイント低下した。

■16年11月期第2四半期累計は計画未達だが収益改善

 今期(16年11月期)第2四半期累計(12〜5月)の非連結業績は売上高が前年同期比6.0%増の14億77百万円、営業利益が同4.4倍の11百万円、経常利益が同2.4倍の17百万円、純利益が8百万円(前年同期は9百万円の赤字)だった。

 個人消費低迷や値下げ販売などで売上高、利益とも計画を下回ったが、前年同期との比較では増収増益となり収益が改善した。差引売上総利益は同1.5%増加したが、差引売上総利益率は44.9%で同2.0ポイント低下した。販管費は同0.1%増にとどまり、販管費比率は44.1%で同2.6ポイント低下した。営業外では為替差益が増加(前期1百万円、今期2百万円)した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同6.0%増の5億28百万円、営業利益が同28.2%増の91百万円だった。ルアー用品の仕入遅延を改善し、フライ用品の新製品投入も寄与した。アウトドア事業は売上高が同6.0%増の9億32百万円、営業利益が同19.9%減の33百万円だった。冬物商品の早期値下げ販売や店舗固定費増加が影響した。その他は売上高が同7.2%増の16百万円、営業利益が同12.7%増の10百万円だった。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期6億63百万円、第2四半期8億14百万円、営業利益は27百万円の赤字、38百万円の黒字だった。

■16年11月期通期は大幅増益予想、17年11月期も収益改善期待

 今期(16年11月期)通期の非連結業績予想(7月8日に減額修正)については、売上高が前期(15年11月期)比3.3%増の29億30百万円で、営業利益が同42.9%増の34百万円、経常利益が同31.2%増の40百万円、純利益が20百万円(前期は14億83百万円の赤字)の大幅増益予想である。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は148.5%となる。

 基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努める方針としている。

 差引売上総利益率は同0.3ポイント低下の45.5%、販管費比率は同0.6ポイント低下の44.4%、事業別売上高はフィッシング事業が同1.6%減の8億80百万円、アウトドア事業が同5.6%増の20億20百万円、その他が同1.2%減の30百万円の計画としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して来期(17年11月期)は一段の収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は上昇基調へ転換して戻り試す

 株価の動きを見ると、6月の直近安値450円から徐々に下値を切り上げて、上昇基調への転換の動きを強めている。

 9月9日の終値477円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS8円08銭で算出)は59倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.5%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS1989円07銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が下値を支える形となって26週移動平均線突破の動きを強めている。上昇基調への転換を確認する動きだ。0.2倍近辺の低PBRも見直して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月18日更新]

ティムコは下値切り上げて上昇基調へ転換の動き、17年11月期の収益改善期待

 ティムコ<7501>(JQ)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期の業績予想を減額修正したが、15年11月期比では大幅増益予想である。そして17年11月期は一段の収益改善が期待される。株価は下値を切り上げて上昇基調へ転換の動きを強めている。16年11月期減額修正を織り込み、0.2倍近辺の低PBRも見直して戻り歩調だろう。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。15年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

■15年11月期は減収減益だが売上総利益率は上昇

 四半期別業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期6億31百万円、第2四半期7億62百万円、第3四半期6億75百万円、第4四半期7億69百万円、営業利益が31百万円の赤字、33百万円の黒字、14百万円の赤字、35百万円の黒字だった。

 15年11月期は消費マインド低迷、商品納期遅延発生、在庫商品値引き販売などで減収減益だった。差引売上総利益率は45.8%で14年11月期比0.2ポイント上昇、販管費比率は45.0%で同0.2ポイント上昇した。特別損失に土地・建物等の有形固定資産等について減損損失を計上したため純利益は赤字だった。自己資本比率は82.8%で同3.7ポイント低下した。

■16年11月期第2四半期累計は計画未達だが収益改善

 今期(16年11月期)第2四半期累計の非連結業績(7月8日に減額修正)は売上高が前年同期比6.0%増の14億77百万円、営業利益が同4.4倍の11百万円、経常利益が同2.4倍の17百万円、純利益が8百万円(前年同期は9百万円の赤字)だった。

 個人消費低迷や値下げ販売などで売上高、利益とも計画を下回ったが、前年同期との比較では増収増益となり収益が改善した。差引売上総利益は同1.5%増加したが、差引売上総利益率は44.9%で同2.0ポイント低下した。販管費は同0.1%増にとどまり、販管費比率は44.1%で同2.6ポイント低下した。営業外では為替差益が増加(前期1百万円、今期2百万円)した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同6.0%増の5億28百万円、営業利益が同28.2%増の91百万円だった。ルアー用品の仕入遅延を改善し、フライ用品の新製品投入も寄与した。アウトドア事業は売上高が同6.0%増の9億32百万円、営業利益が同19.9%減の33百万円だった。冬物商品の早期値下げ販売や店舗固定費増加が影響した。その他は売上高が同7.2%増の16百万円、営業利益が同12.7%増の10百万円だった。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期6億63百万円、第2四半期8億14百万円、営業利益は27百万円の赤字、38百万円の黒字だった。

■16年11月期通期を減額修正だが前期比では大幅増益予想

 今期(16年11月期)通期の非連結業績予想について7月8日に減額修正したが、売上高は前期(15年11月期)比3.3%増の29億30百万円で、営業利益は同42.9%増の34百万円、経常利益は同31.2%増の40百万円、純利益は20百万円(前期は14億83百万円の赤字)の大幅増益予想である。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は148.5%となる。

 基本戦略としては、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努める方針としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して来期(17年11月期)は一段の収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は下値切り上げて上昇基調へ転換の動き

 株価の動きを見ると、7月29日に485円、8月2日に482円まで上伸する場面があった。その後一旦反落したが、6月の直近安値450円から徐々に下値を切り上げる動きだ。

 8月17日の終値473円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS8円08銭で算出)は59倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.5%近辺、前期実績PBR(前期実績BPS1989円07銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 日足チャートで見ると上向きに転じた25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線を突破し、続いて26週移動平均線突破の動きを強めている。上昇基調への転換を確認する動きだ。16年11月期減額修正を織り込み、0.2倍近辺の低PBRも見直して戻り歩調だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月25日更新]

ティムコは16年11月期減額修正したがネガティブ反応限定的で下値切り上げ

 ティムコ<7501>(JQS)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期業績予想を減額修正したが、株価のネガティブ反応は限定的で下値を切り上げている。0.2倍近辺の低PBRも見直して戻り歩調だろう。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。15年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が32%、アウトドア事業が67%、その他(不動産賃貸収入など)が1%だった。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

■15年11月期は減収減益だが売上総利益率は上昇

 四半期別業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期6億31百万円、第2四半期7億62百万円、第3四半期6億75百万円、第4四半期7億69百万円、営業利益が31百万円の赤字、33百万円の黒字、14百万円の赤字、35百万円の黒字だった。

 15年11月期は消費マインド低迷、商品納期遅延発生、在庫商品値引き販売などで減収減益だった。差引売上総利益率は45.8%で14年11月期比0.2ポイント上昇、販管費比率は45.0%で同0.2ポイント上昇した。特別損失に土地・建物等の有形固定資産等について減損損失を計上したため純利益は赤字だった。自己資本比率は82.8%で同3.7ポイント低下した。

■16年11月期第2四半期累計は計画未達だが収益改善

 7月14日発表した今期(16年11月期)第2四半期累計の非連結業績(7月8日に減額修正)は、売上高が前年同期比6.0%増の14億77百万円、営業利益が同4.4倍の11百万円、経常利益が同2.4倍の17百万円、純利益が8百万円(前年同期9百万円の赤字)だった。

 個人消費低迷や値下げ販売などで売上高、利益とも計画を下回ったが、前年同期との比較では増収増益となり収益が改善した。差引売上総利益は同1.5%増加したが、差引売上総利益率は44.9%で同2.0ポイント低下した。販管費は同0.1%増にとどまり、販管費比率は44.1%で同2.6ポイント低下した。営業外では為替差益が増加(前期1百万円、今期2百万円)した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同6.0%増の5億28百万円、営業利益が同28.2%増の91百万円だった。ルアー用品の仕入遅延を改善し、フライ用品の新製品投入も寄与した。アウトドア事業は売上高が同6.0%増の9億32百万円、営業利益が同19.9%減の33百万円だった。冬物商品の早期値下げ販売や店舗固定費増加が影響した。その他は売上高が同7.2%増の16百万円、営業利益が同12.7%増の10百万円だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期6億63百万円、第2四半期8億14百万円、営業利益は27百万円の赤字、38百万円の黒字だった。

■16年11月期通期を減額修正だが前期比では増収増益予想

 今期(16年11月期)通期の非連結業績予想について7月8日に減額修正を発表した。前回予想(1月19日公表)に対して売上高を50百万円、営業利益を15百万円、経常利益を12百万円、純利益を21百万円減額し、修正後は売上高が前期(15年11月期)比3.3%増の29億30百万円、営業利益が同42.9%増の34百万円、経常利益が同31.2%増の40百万円、純利益が20百万円(前期は14億83百万円の赤字)とした。

 第2四半期累計業績を勘案して通期予想も減額修正したが、前期との比較では増収増益予想である。配当予想は据え置いて前期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は148.5%となる。

 基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努める方針としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して収益改善基調が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は減額修正に対するネガティブ反応限定的で下値切り上げ

 株価の動きを見ると、16年11月期減額修正に対するネガティブ反応は限定的で、6月27日の直近安値450円を割り込むことなく、下値を切り上げている。

 7月22日の終値462円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS8円08銭で算出)は57倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.6%近辺、前期実績PBR(前期実績BPS1989円07銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約15億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、日足チャートで見ると25日移動平均線を突破した。0.2倍近辺の低PBRも見直して戻り歩調だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月20日更新]

ティムコは水準切り下げたが、低PBRや16年11月期収益改善基調を見直し

 ティムコ<7501>(JQS)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。16年11月期は大幅増益予想である。株価は地合い悪化も影響して水準を切り下げたが、0.2倍近辺の低PBRや収益改善基調を見直す動きが期待される。なお7月13日に第2四半期累計の業績発表を予定している。

■フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。15年11月期の事業別売上高構成比はフィッシング事業が31.5%、アウトドア事業が67.4%、その他(不動産賃貸収入など)が1.1%だった。

 オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

■15年11月期は減損損失計上

 15年11月期は消費マインド低迷、商品納期遅延発生、在庫商品値引き販売などで減収減益だった。差引売上総利益率は45.8%で14年11月期比0.2ポイント上昇、販管費比率は45.0%で同0.2ポイント上昇した。特別損失に本社および商品センター等の土地・建物等の有形固定資産等について減損損失13億96百万円を計上したため純利益は赤字だった。自己資本比率は82.8%で同3.7ポイント低下した。

 四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)6億31百万円、第2四半期(3月〜5月)7億62百万円、第3四半期(6月〜8月)6億75百万円、第4四半期(9月〜11月)7億69百万円、営業利益は第1四半期31百万円の赤字、第2四半期33百万円、第3四半期14百万円の赤字、第4四半期35百万円だった。

■16年11月期第1四半期は増収で赤字縮小

 今期(16年11月期)第1四半期(12月〜2月)の非連結業績は、売上高が前年同期比5.0%増の6億63百万円、営業利益が27百万円の赤字(前年同期は31百万円の赤字)、経常利益が24百万円の赤字(同30百万円の赤字)、純利益が21百万円の赤字(同24百万円の赤字)だった。

 個人消費低迷などで厳しい事業環境だったが、積極的な営業活動で増収となり、各利益とも赤字が縮小した。差引売上総利益は同1.0%増加し、差引売上総利益率は43.5%で同1.7ポイント低下した。販管費は同0.3%減少し、販管費比率は47.7%で同2.5ポイント低下した。営業外では為替差益が増加(前期0百万円計上、今期1百万円計上)した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同2.7%増の1億96百万円、営業利益が同4.2倍の16百万円だった。ルアー用品の仕入遅延を改善し、フライ用品の新製品投入も寄与して増収となった。利益面では経費削減も寄与した。アウトドア事業は売上高が同6.0%増の4億58百万円だが、営業利益が同43.3%減の10百万円だった。暖冬の影響で冬物商品の早期マークダウン(値引き販売)を行ったため大幅減益だった。その他は売上高が同9.8%増の7百万円、営業利益が同4.4%増の6百万円だった。

■16年11月期通期は大幅増益予想で収益改善基調

 今期(16年11月期)通期の非連結業績予想(1月19日公表)は、売上高が前期(15年11月期)比5.0%増の29億80百万円、営業利益が同2.1倍の49百万円、経常利益が同70.6%増の52百万円、純利益が41百万円(前期は14億83百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は72.5%となる。

 基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努める方針としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して収益改善基調が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は水準を切り下げたが収益改善基調を見直し

 株価の動きを見ると、地合い悪化も影響して480円近辺でのモミ合いから下放れの形となり水準を切り下げた。6月17日の終値460円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS16円56銭で算出)は27〜28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.6%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS1989円07銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約15億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形となってモミ合い下放れたが、安値圏の下ヒゲで調整一巡感を強めている。0.2倍近辺の低PBRや収益改善基調を見直す動きが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月11日更新]

ティムコは調整一巡してモミ合い上放れ、16年11月期収益改善基調

 ティムコ<7501>(JQS)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売事業を展開している。16年11月期第1四半期は赤字が縮小した。通期ベースでも収益改善基調が期待される。0.2倍近辺の低PBRも注目され、株価は調整が一巡してモミ合い上放れの展開だろう。

■フィッシング用品とアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品とアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開し、当社オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

■15年11月期は減損損失計上

 15年11月期は消費マインド低迷、商品納期遅延発生、在庫商品値引き販売などで減収減益だった。差引売上総利益率は45.8%で14年11月期比0.2ポイント上昇、販管費比率は45.0%で同0.2ポイント上昇した。特別損失に本社および商品センター等の土地・建物等の有形固定資産等について減損損失13億96百万円を計上したため純利益は赤字だった。自己資本比率は82.8%で同3.7ポイント低下した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同8.1%減の8億94百万円、営業利益が同12.1%減の1億06百万円、アウトドア事業は売上高が同1.3%減の19億12百万円、営業利益が同0.1%減の1億31百万円、その他(不動産賃貸収入など)は売上高が同55.9%増の30百万円、営業利益が同55.0%増の22百万円だった。

 四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)6億31百万円、第2四半期(3月〜5月)7億62百万円、第3四半期(6月〜8月)6億75百万円、第4四半期(9月〜11月)7億69百万円、営業利益は第1四半期31百万円の赤字、第2四半期33百万円、第3四半期14百万円の赤字、第4四半期35百万円だった。

■16年11月期第1四半期は増収で営業赤字縮小

 今期(16年11月期)第1四半期(12月〜2月)の非連結業績は、売上高が前年同期比5.0%増の6億63百万円、営業利益が27百万円の赤字(前年同期は31百万円の赤字)、経常利益が24百万円の赤字(同30百万円の赤字)、純利益が21百万円の赤字(同24百万円の赤字)だった。

 個人消費低迷で厳しい事業環境だったが、積極的な営業活動で増収となり、赤字が縮小した。差引売上総利益は1.0%増加した。差引売上総利益率は43.5%で同1.7ポイント低下、販管費比率は47.7%で同2.5ポイント低下した。営業外では為替差益が増加(前期0百万円計上、今期1百万円計上)した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同2.7%増の1億96百万円、営業利益が同4.2倍の16百万円だった。ルアー用品の仕入遅延を改善し、フライ用品の新製品投入も寄与して増収となった。利益面では経費削減も寄与した。アウトドア事業は売上高が同6.0%増の4億58百万円だが、営業利益が同43.3%減の10百万円だった。暖冬の影響で冬物商品の早期マークダウン(値引き販売)を行ったため大幅減益だった。その他は売上高が同9.8%増の7百万円、営業利益が同4.4%増の6百万円だった。

■16年11月期通期は増収増益予想で収益改善基調

 今期(16年11月期)通期の非連結業績予想(1月19日公表)は、売上高が前期(15年11月期)比5.0%増の29億80百万円、営業利益が同2.1倍の49百万円、経常利益が同70.6%増の52百万円、純利益が41百万円(前期は14億83百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は72.5%となる。

 基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努める方針としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度は毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は、100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は調整一巡してモミ合い上放れ

 株価の動きを見ると、470円〜490円近辺でのモミ合い展開だが、徐々に下値を切り上げている。調整が一巡したようだ。

 5月10日の終値482円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS16円56銭で算出)は29〜30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.5%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS1989円07銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を突破した。そして13週移動平均線が上向きに転じて下値を支える形となった。0.2倍近辺の低PBRも注目され、調整が一巡してモミ合い上放れの展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月28日更新]

ティムコは調整一巡感、16年11月期増収増益予想で0.2倍近辺の低PBRも注目

 ティムコ<7501>(JQS)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売事業を展開している。16年11月期は増収増益予想で収益改善基調が期待される。株価は2月安値から切り返して調整一巡感を強めている。0.2倍近辺の低PBRも注目される。出直り展開だろう。なお4月12日に第1四半期(12月〜2月)の業績発表を予定している。

■フィッシング用品とアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品とアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開している。そして当社オリジナルアウトドア衣料ブランドである「Foxfire(フォックスファイヤー)」の商品力強化や、直営店舗「Foxfire Store(フォックスファイヤーストア)」の収益力向上に取り組んでいる。

 20年東京夏季五輪開催に向けて、登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりも期待される。

■15年11月期は減収減益で減損損失も計上

 前期(15年11月期)の非連結業績は、前々期(14年11月期)比3.2%減収、同5.8%営業減益、同15.5%経常減益、純利益が14億83百万円の赤字(前々期は8百万円の黒字)だった。配当は前々期と同額の年間12円(期末一括)だった。

 消費マインド低迷の長期化、商品納期遅延の発生、在庫商品の値引き販売などで減収減益だった。差引売上総利益率は45.8%で同0.2ポイント上昇、販管費比率は45.0%で同0.2ポイント上昇した。営業外収益では為替差益が減少(前々期は5百万円計上、前期は2百万円計上)した。また特別損失に、本社および商品センター等の土地・建物等の有形固定資産等について減損損失13億96百万円を計上したため、純利益は赤字だった。なお自己資本比率は82.8%で同3.7ポイント低下した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同8.1%減の8億94百万円、営業利益が同12.1%減の1億06百万円だった。フライ用品は堅調だったが、ルアー用品が仕入計画の遅延や取引先小売店での販売低調で苦戦し、円安に伴う輸入商品の原価上昇や在庫品の値下げ販売も影響した。

 アウトドア事業は売上高が同1.3%減の19億12百万円、営業利益が同0.1%減の1億31百万円だった。防虫素材「スコーロン」を使用した衣料品の販売強化で春夏物衣料が堅調だったが、富士登山ブームが沈静化し、暖冬の影響で防寒商品の販売が苦戦した。

 その他(不動産賃貸収入など)は売上高が同55.9%増の30百万円、営業利益が同55.0%増の22百万円だった。賃貸面積の増床が寄与した。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)6億31百万円、第2四半期(3月〜5月)7億62百万円、第3四半期(6月〜8月)6億75百万円、第4四半期(9月〜11月)7億69百万円、営業利益は第1四半期31百万円の赤字、第2四半期33百万円、第3四半期14百万円の赤字、第4四半期35百万円だった。

■16年11月期は増収増益予想で収益改善期待

 今期(16年11月期)の非連結業績予想(1月19日公表)については、売上高が前期(15年11月期)比5.0%増の29億80百万円、営業利益が同2.1倍の49百万円、経常利益が同70.6%増の52百万円、純利益が41百万円(前期は14億83百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)で、予想配当性向は72.5%となる。

 基本戦略としては規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努める方針としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して収益改善が期待される。

■株主優待制度は毎年11月末に実施

 株主優待制度については毎年11月30日現在の株主を対象として実施している。優待内容は100株以上〜1000株未満保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券1枚、1000株以上保有株主に対してFoxfire Store20%OFFお買物優待券2枚贈呈する。株主優待券利用対象店舗は直営店(会社ホームページを参照)となる。

■株価は調整一巡感、低PBRを見直し

 株価の動きを見ると、2月12日の昨年来安値446円から切り返し、3月以降は概ね470円〜490円近辺で推移している。調整が一巡したようだ。

 3月25日の終値488円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS16円56銭で算出)は29〜30倍近辺で、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.5%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS1989円07銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約16億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を突破し、25日移動平均線が上向きに転じている。週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。16年11月期は収益改善が期待され、0.2倍近辺の低PBRも注目される。調整が一巡して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月21日更新]

ティムコは16年11月期の収益改善期待、0.2倍近辺の低PBRも見直し
 ティムコ<7501>(JQS)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売事業を展開している。株価は年初来安値圏だが、11月期末の配当権利落ちに全般地合い悪化の影響も受けた形であり、売られ過ぎ感を強めている。16年11月期の収益改善が期待され、0.2倍近辺の低PBRを見直して反発のタイミングだろう。

■フィッシング用品とアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品とアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。

 20年東京夏季五輪開催に向けて、登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりも期待される。

■15年11月期増益予想、16年11月期も収益改善期待

 前期(15年11月期)の非連結業績予(7月8日に減額修正)は、売上高が前々期比3.1%減の28億40百万円、営業利益が同46.5%増の37百万円、経常利益が同10.8%増の40百万円、純利益が同47.9%増の12百万円としている。配当予想(1月16日公表)は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は281.7%となる。

 第3四半期累計(12月〜8月)は、売上高が前年同期比3.2%減の20億68百万円、営業利益が12百万円の赤字(前年同期は19百万円の赤字)、経常利益が7百万円の赤字(同12百万円の赤字)、純利益が23百万円の赤字(同21百万円の赤字)だった。消費増税後の消費マインド低迷の長期化などで減収だったが、営業赤字は縮小した。

 セグメント別(連結調整前)動向を見ると、フィッシング事業は売上高が同9.9%減の7億15百万円で、営業利益が同14.7%減の93百万円だった。フライ用品は堅調だったが、ルアー用品が仕入計画の遅延や取引先小売店での販売低調で苦戦し、円安に伴う輸入商品の原価上昇や在庫品値下げ販売も影響した。

 アウトドア事業は売上高が同0.0%増の13億31百万円で、営業利益が同27.4%増の56百万円だった。富士登山ブームが沈静化したが、防虫素材「スコーロン」を使用した衣料品の販売強化で春夏物衣料が堅調だった。

 その他(不動産賃貸収入など)は売上高が同72.8%増の22百万円、営業利益が同79.3%増の16百万円だった。賃貸面積の増床が寄与した。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)6億31百万円、第2四半期(3月〜5月)7億62百万円、第3四半期(6月〜8月)6億75百万円、営業利益は第1四半期31百万円の赤字、第2四半期33百万円、第3四半期14百万円の赤字だった。

 通期ベースでも、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化などで、着実な収益向上に努める方針としている。そして今期(16年11月期)は店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して収益改善基調が期待される。

■株価は年初来安値圏だが売られ過ぎ感

 株価の動きを見ると、戻り高値圏560円〜570円近辺でのモミ合いから下放れの展開となった。12月18日には年初来安値となる521円まで下押す場面があった。11月期末の配当権利落ちに全般地合い悪化の影響も受けたようだ。ただし売られ過ぎ感を強めている。

 12月18日の終値522円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円26銭で算出)は123倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.3%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約17億円である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線が戻りを押さえる形となって反落し、13週移動平均線を割り込んで年初来安値を更新した。ただし16年11月期の収益改善が期待され、0.2倍近辺の低PBRを見直して反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月24日更新]

ティムコは15年11月期収益改善、0.2倍近辺の低PBRも評価材料

 ティムコ<7501>(JQS)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売事業を展開している。株価は調整が一巡して戻り歩調だ。15年11月期の収益改善や0.2倍近辺の低PBRを評価材料として出直り展開だろう。

■フィッシング用品とアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品とアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。

 20年東京夏季五輪開催に向けて、登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりも期待される。

■15年11月期第3四半期累計の営業赤字縮小、通期増益予想で収益改善基調

 今期(15年11月期)の非連結業績予想は、前回予想(7月8日に減額修正)を据え置いて売上高が前期比3.1%減の28億40百万円、営業利益が同46.5%増の37百万円、経常利益が同10.8%増の40百万円、純利益が同47.9%増の12百万円としている。配当予想(1月16日公表)は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は281.7%となる。

 第3四半期累計(12月〜8月)は、売上高が前年同期比3.2%減の20億68百万円、営業利益が12百万円の赤字(前年同期は19百万円の赤字)、経常利益が7百万円の赤字(同12百万円の赤字)、純利益が23百万円の赤字(同21百万円の赤字)だった。消費増税後の消費マインド低迷の長期化などで減収だったが、営業赤字は縮小した。

 セグメント別(連結調整前)動向を見ると、フィッシング事業は売上高が同9.9%減の7億15百万円で、営業利益が同14.7%減の93百万円だった。フライ用品は堅調だったが、ルアー用品が仕入計画の遅延や取引先小売店での販売低調で苦戦し、円安に伴う輸入商品の原価上昇や在庫品値下げ販売も影響した。

 アウトドア事業は売上高が同0.0%増の13億31百万円で、営業利益が同27.4%増の56百万円だった。富士登山ブームが沈静化したが、防虫素材「スコーロン」を使用した衣料品の販売強化で春夏物衣料が堅調だった。

 その他(不動産賃貸収入など)は売上高が同72.8%増の22百万円、営業利益が同79.3%増の16百万円だった。賃貸面積の増床が寄与した。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)6億31百万円、第2四半期(3月〜5月)7億62百万円、第3四半期(6月〜8月)6億75百万円、営業利益は第1四半期31百万円の赤字、第2四半期33百万円、第3四半期14百万円の赤字だった。

 通期ベースでも、規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化などで、着実な収益向上に努める方針としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して収益改善基調が期待される。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価の動きを見ると、10月6日と14日の年初来安値540円から反発して10月下旬に570円台まで戻した。その後は一旦反落したが、調整一巡して戻り歩調に変化はないだろう。

 11月20日の終値555円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円26銭で算出)は130倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.2倍近辺である。時価総額は約19億円である。

 週足チャートで見ると、一旦は26週移動平均線が戻りを押さえる形となったが、13週移動平均線を維持して強基調に転換する動きだ。15年11月期の収益改善や0.2倍近辺の低PBRを評価材料として出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月22日更新]

ティムコは年初来安値から反発、15年11月期収益改善基調で低PBRも評価材料

 ティムコ[7501](JQS)はフィッシング用品およびアウトドア用品の企画・販売事業を展開している。株価は10月6日と14日につけた年初来安値から反発している。15年11月期第3四半期累計(12月〜8月)は営業赤字が縮小して収益改善基調だ。0.2倍近辺の低PBRも評価材料として出直り展開だろう。

■フィッシング用品とアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品とアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。

 20年東京夏季五輪開催に向けて、登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりも期待される。

■15年11月期第3四半期累計は営業赤字縮小、収益改善基調

 10月9日に発表した今期(15年11月期)第3四半期累計(12月〜8月)の非連結業績は、売上高が前年同期比3.2%減の20億68百万円、営業利益が12百万円の赤字(前年同期は19百万円の赤字)、経常利益が7百万円の赤字(同12百万円の赤字)、純利益が23百万円の赤字(同21百万円の赤字)だった。消費増税後の消費マインド低迷の長期化などで減収だったが、営業赤字は縮小した。

 セグメント別(全社費用等調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同9.9%減の7億15百万円、営業利益が同14.7%減の93百万円だった。フライ用品は堅調だったが、ルアー用品が仕入計画の遅延や取引先小売店での販売低調で苦戦し、円安に伴う輸入商品の原価上昇や在庫品値下げ販売も影響した。

 アウトドア事業は、売上高が同0.0%増の13億31百万円、営業利益が同27.4%増の56百万円だった。富士登山ブームが沈静化したが、防虫素材「スコーロン」を使用した衣料品の販売強化で春夏物衣料が堅調だった。

 その他(不動産賃貸収入など)は売上高が同72.8%増の22百万円、営業利益が同79.3%増の16百万円だった。賃貸面積の増床が寄与した。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)6億31百万円、第2四半期(3月〜5月)7億62百万円、第3四半期(6月〜8月)6億75百万円、営業利益は第1四半期31百万円の赤字、第2四半期33百万円、第3四半期14百万円の赤字だった。

 通期の非連結業績予想は前回予想(7月8日に減額修正)を据え置いて売上高が前期比3.1%減の28億40百万円、営業利益が同46.5%増の37百万円、経常利益が同10.8%増の40百万円、純利益が同47.9%増の12百万円としている。配当予想(1月16日公表)は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は281.7%となる。

 規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化などで、着実な収益向上に努める方針としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与する。会社予想を減額修正して増益幅が縮小するが、通期ベースでの収益改善基調が期待される。

■株価は年初来安値から反発

 株価の動きを見ると、悪地合いも影響して水準を切り下げたが、10月6日と14日の年初来安値540円から反発の動きを強めている。10月21日には570円まで上伸する場面があった。調整が一巡したようだ。

 10月21日の終値556円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円26銭で算出)は131倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.2倍近辺である。なお時価総額は約19億円である。

 日足チャートで見ると一気に25日移動平均線を突破した。また週足チャートで見ても13週移動平均線突破の動きを強めている。14年の安値圏540円近辺に到達して下値支持線を確認した形だろう。15年11月期収益改善基調であり、0.2倍近辺の低PBRも評価材料として出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月24日更新]

ティムコは15年11月期収益改善基調、0.2倍近辺の低PBRも見直し材料

 ティムコ[7501](JQS)はフィッシング用品とアウトドア用品の企画・販売事業を展開している。株価は悪地合いの影響で水準を切り下げたが、15年11月期は収益改善基調であり、0.2倍近辺の低PBRも見直し材料だ。下値支持線から反発展開だろう。

■フィッシング用品とアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品とアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。

 20年東京夏季五輪開催に向けて、登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりも期待される。

■15年11月期予想減額で増益幅縮小だが、収益改善基調

 今期(15年11月期)の非連結業績予想(7月8日に減額修正)は、売上高が前期比3.1%減の28億40百万円、営業利益が同46.5%増の37百万円、経常利益が同10.8%増の40百万円、純利益が同47.9%増の12百万円としている。配当予想(1月16日公表)は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は281.7%となる。

 第2四半期累計(12月〜5月)は売上高が前年同期比7.7%減の13億93百万円、営業利益が同80.8%減の2百万円、経常利益が同62.9%減の7百万円、そして純利益が9百万円の赤字(前年同期は5百万円の利益)だった。消費増税前駆け込み需要の反動、消費増税後の消費マインド低迷の長期化などで計画を下回った。

 セグメント別(全社費用等調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同11.9%減の4億99百万円、営業利益が同18.9%減の71百万円だった。ルアー用品の取引先小売店での販売が低調だった。在庫品値下げ販売も影響した。

 アウトドア事業は、売上高が同5.9%減の8億79百万円、営業利益が同6.3%減の41百万円だった。春夏物衣料が堅調に立ち上がったが、消費増税前駆け込み需要の反動減を補うに至らなかった。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)6億31百万円、第2四半期(3月〜5月)7億62百万円、営業利益は第1四半期31百万円の赤字、第2四半期33百万円だった。収益はやや低水準だが、第2四半期の営業損益は改善基調となった。

 規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化などで、着実な収益向上に努める方針としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与する。会社予想を減額修正して増益幅が縮小するが、通期ベースでの収益改善基調が期待される。

■株価は悪地合いの売り一巡、下値支持線から反発

 株価の動きを見ると、悪地合いの影響を受けて570円〜580円近辺の小幅レンジでのモミ合い展開から下放れ、9月7日には年初来安値となる549円まで調整する場面があった。ただしその後は550円台で推移して下げ渋る動きだ。悪地合いに伴う売りが一巡したようだ。

 9月18日の終値552円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円26銭で算出)は130倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.2倍近辺である。なお時価総額は約18億円である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線と52週移動平均線を割り込んで調整局面だが、14年の安値圏540円〜550円近辺が下値支持線となりそうだ。15年11月期は収益改善基調であり、0.2倍近辺の低PBRも見直し材料だ。下値支持線から反発展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月28日更新]

ティムコは地合い悪化の売り一巡感、低PBRも見直して切り返し

 ティムコ[7501](JQS)はフィッシング用品とアウトドア用品の企画・販売事業を展開している。株価は地合い悪化で急落する場面があったが、売り一巡感を強めている。15年11月期は収益改善基調が期待され、0.2倍近辺の低PBRも見直して切り返す展開だろう。

■フィッシング用品とアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品とアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。

 20年東京夏季五輪開催に向けて、登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりも期待される。

■15年11月期は営業損益改善基調

 今期(15年11月期)の非連結業績予想(7月8日に減額修正)は、売上高が前期比3.1%減の28億40百万円、営業利益が同46.5%増の37百万円、経常利益が同10.8%増の40百万円、純利益が同47.9%増の12百万円としている。配当予想(1月16日公表)は前期と同額の年間12円(期末一括)で予想配当性向は281.7%となる。

 第2四半期累計(12月〜5月)は売上高が前年同期比7.7%減の13億93百万円、営業利益が同80.8%減の2百万円、経常利益が同62.9%減の7百万円、そして純利益が9百万円の赤字(前年同期は5百万円の利益)だった。消費増税前の駆け込み需要の反動、消費増税後の消費マインド低迷の長期化などで計画を下回った。

 セグメント別(全社費用等調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同11.9%減の4億99百万円、営業利益が同18.9%減の71百万円だった。ルアー用品の取引先小売店での販売が低調で、在庫品値下げ販売も影響した。

 アウトドア事業は春夏物衣料が堅調に立ち上がったが、消費増税前の駆け込み需要の反動を補うに至らず、売上高が同5.9%減の8億79百万円、営業利益が同6.3%減の41百万円だった。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)6億31百万円、第2四半期(3月〜5月)7億62百万円で、営業利益は第1四半期31百万円の赤字、第2四半期33百万円だった。収益はやや低水準だが、第2四半期の営業損益は改善基調となった。

 規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化などで、着実な収益向上に努める方針としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して、通期ベースで収益改善基調が期待される。

■株価はモミ合い上放れ期待

 株価の動きを見ると、580円近辺の小幅レンジでモミ合う展開だったが、足元の地合い悪化の影響を受けて8月25日に551円まで下押す場面があった。ただし27日には564円まで戻した。地合い悪化による売りが一巡したようだ。

 8月27日の終値563円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円26銭で算出)は132倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.2倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んでモミ合い下放れの形となったが、地合い悪化による売り一巡感を強めている。15年11月期は収益改善基調が期待され、0.2倍近辺の低PBRも見直して切り返す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月31日更新]

ティムコは15年11月期業績予想減額に対する反応限定的、低PBRを評価

 ティムコ<7501>(JQS)はフィッシング用品とアウトドア用品の企画・販売事業を展開している。株価は570円〜580円近辺でモミ合う展開だ。年初来高値圏580円台からやや水準を切り下げたが、15年11月期業績予想減額修正に対するネガティブ反応は限定的のようだ。0.2倍近辺の低PBRを評価してモミ合い上放れ展開が期待される。

■フィッシング用品とアウトドア用品の企画・販売

 フィッシング用品とアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。20年東京夏季五輪開催に向けて、登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりも追い風となる。

■15年11月期業績予想を減額したが、第2四半期は営業損益改善

 7月8日に今期(15年11月期)の第2四半期累計および通期の非連結業績予想を減額修正した。

 そして7月10日発表の第2四半期累計(12月〜5月)非連結業績は、売上高が前年同期比7.7%減の13億93百万円、営業利益が同80.8%減の2百万円、経常利益が同62.9%減の7百万円、純利益が9百万円の赤字(前年同期は5百万円の利益)だった。消費増税前の駆け込み需要の反動、消費増税後の消費マインド低迷の長期化などで計画を下回った。

 セグメント別(全社費用等調整前)に見ると、フィッシング事業は売上高が同11.9%減の4億99百万円、営業利益が同18.9%減の71百万円だった。ルアー用品の取引先小売店での販売が低調で、在庫品値下げ販売も影響した。

 アウトドア事業は春夏物衣料が堅調に立ち上がったが、消費増税前の駆け込み需要の反動を補うに至らず、売上高が同5.9%減の8億79百万円、営業利益が同6.3%減の41百万円だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)6億31百万円、第2四半期(3月〜5月)7億62百万円で、営業利益は第1四半期31百万円の赤字、第2四半期33百万円だった。第2四半期の営業損益は改善基調だ。

 通期(15年11月期)の非連結業績予想(7月8日に減額修正)は、売上高が前期比3.1%減の28億40百万円、営業利益が同46.5%増の37百万円、経常利益が同10.8%増の40百万円、純利益が同47.9%増の12百万円としている。第2四半期累計の計画未達分を減額修正した形だが、増益を確保する見込みだ。

 なお配当予想は前回予想(1月16日公表)を据え置いて、前期と同額の年間12円(期末一括)としている。予想配当性向は281.7%となる。

 規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化などで、着実な収益向上に努める方針としている。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して収益改善が期待される。

■株価はモミ合い上放れ期待

 株価の動きを見ると、概ね570円〜580円近辺でモミ合う展開だ。5月〜6月の年初来高値圏580円台でのモミ合いからやや水準を切り下げたが、15年11月期の非連結業績予想減額修正に対するネガティブ反応は限定的のようだ。

 7月30日の終値577円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円26銭で算出)は135倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.2倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が上値を押さえる形となったが、一方では26週移動平均線が下値をサポートしている。0.2倍近辺の低PBRを評価してモミ合い上放れ展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月09日更新]

ティムコは年初来高値圏、収益改善基調や0.2倍近辺の低PBRを評価
 ティムコ<7501>(JQS)はフィッシング用品やアウトドア用品の企画・販売事業を展開している。株価は年初来高値圏の動きで8日は588円まで上伸した。収益改善基調や0.2倍近辺の低PBRを評価して、14年1月と9月の600円を試す展開だろう。

 フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。20年東京夏季五輪開催に向けて、登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりも追い風となる。

 今期(15年11月期)の非連結業績予想(1月16日公表)は、売上高が前期比2.4%増の30億円、営業利益が同2.8倍の70百万円、経常利益が同2.0倍の73百万円、純利益が同4.9倍の40百万円、配当予想が前期と同額の年間12円(期末一括)としている。

 第1四半期(12月〜1月)は、売上高が前年同期比5.9%減の6億31百万円で、営業利益が31百万円の赤字(前年同期は34百万円の赤字)、経常利益が30百万円の赤字(同30百万円の赤字)、純利益が24百万円の赤字(同23百万円の赤字)だった。

 消費増税前駆け込み需要の反動影響や天候不順の影響などでフィッシング事業、アウトドア事業とも減収となり、輸入商品の原価上昇や在庫品の値下げ販売もマイナス要因だったが、経費削減効果などで営業赤字幅が縮小した。

 通期ベースでは、アウトドア事業で消費増税前駆け込み需要の反動影響が一巡して、衣料・アクセサリーが堅調に推移する見込みだ。またフィッシング事業では天候不順の影響が一巡する。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して増収増益見通しだ。

 規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化などで、着実な収益向上に努める方針としている。ルアー関連の一部製品の価格改定(値上げ)も寄与して収益改善基調が期待される。

 株価の動きを見ると、やや小動きだが水準切り上げの展開が続いている。6月8日は588円まで上伸し、4月28日と30日に付けた年初来高値588円に面合わせとなった。年初来高値圏の動きだ。収益改善基調を評価する流れに変化はないだろう。

 6月8日の終値584円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS14円19銭で算出)は41倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.2倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だ。収益改善基調や0.2倍近辺の低PBRを評価して、14年1月と9月の600円を試す展開だろう。これを突破すれば13年11月の629円が視野に入る。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月14日更新]

ティムコは収益改善基調を評価して続伸、低PBRにも注目

 ティムコ[7501](JQS)はフィッシング用品やアウトドア用品の企画・販売事業を展開している。株価は4月の年初来高値588円から利益確定売りで一旦反落したが、収益改善基調を評価して続伸展開だろう。0.2倍近辺の低PBRも注目点だ。14年1月と9月と600円は射程圏であり、13年11月の629円も視野に入る。

 フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売事業を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。20年東京夏季五輪開催に向けて、登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりも追い風だろう。

 今期(15年11月期)の非連結業績予想は前回予想(1月16日公表)を据え置いて、売上高が前期比2.4%増の30億円、営業利益が同2.8倍の70百万円、経常利益が同2.0倍の73百万円、純利益が同4.9倍の40百万円、配当予想が前期と同額の年間12円(期末一括)としている。

 第1四半期(12月〜1月)は、売上高が前年同期比5.9%減の6億31百万円、営業利益が31百万円の赤字(前年同期は34百万円の赤字)、経常利益が30百万円の赤字(同30百万円の赤字)、純利益が24百万円の赤字(同23百万円の赤字)だった。

 消費増税前駆け込み需要の反動影響や天候不順の影響などでフィッシング事業、アウトドア事業とも減収となり、輸入商品の原価上昇や在庫品の値下げ販売もマイナス要因だったが、経費削減効果などで営業赤字幅が縮小した。

 通期ベースでは、アウトドア事業で消費増税前駆け込み需要の反動影響が一巡して、衣料・アクセサリーが堅調に推移する見込みだ。またフィッシング事業では天候不順の影響が一巡する。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して増収増益見通しだ。

 規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化などで、着実な収益向上に努める方針としている。ルアー関連の一部製品の価格改定(値上げ)も寄与して収益改善基調が期待される。

 株価の動きを見ると、14年12月の直近安値545円から反発し、やや小動きだが水準を切り上げて戻り歩調の展開だ。4月28日と30日には588円まで上伸した。その後は利益確定売りで一旦反落したが大きく下押す動きは見られない。収益改善基調を評価する流れに変化はないだろう。

 5月13日の終値583円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS14円19銭で算出)は41倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.2倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。収益改善基調を評価して続伸展開だろう。0.2倍近辺の低PBRも注目点だ。14年1月と9月と600円は射程圏であり、さらに13年11月の629円も視野に入る。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月14日更新]

ティムコは水準切り上げ、収益改善基調を評価して上値試す

 フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ[7501](JQS)は、4月10日に15年11月期第1四半期(12月〜1月)業績を発表し、営業赤字幅が縮小した。株価は戻り歩調の展開で580円近辺まで水準を切り上げてきた。収益改善基調を評価して上値を試す展開だろう。14年1月と9月と600円、さらに13年11月の629円も視野に入る。

 フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。20年東京夏季五輪開催に向けて、登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりが追い風だろう。

 4月10日に発表した今期(15年11月期)第1四半期(12月〜1月)の業績(非連結)は、売上高が前年同期比5.9%減の6億31百万円、営業利益が31百万円の赤字(前年同期は34百万円の赤字)、経常利益が30百万円の赤字(同30百万円の赤字)、純利益が24百万円の赤字(同23百万円の赤字)だった。

 消費増税前駆け込み需要の反動影響などで減収となり、輸入商品の原価上昇や在庫品の値下げ販売もマイナス要因だったが、経費削減効果などで営業赤字幅が縮小した。セグメント別売上はフィッシング事業が同12.1%減収、アウトドア事業が3.8%減収だった。

 通期の業績(非連結)見通しは前回予想(1月16日公表)を据え置いて、売上高が前期比2.4%増の30億円、営業利益が同2.8倍の70百万円、経常利益が同2.0倍の73百万円、純利益が同4.9倍の40百万円、配当予想が前期と同額の年間12円(期末一括)としている。

 フィッシング事業は天候不順の影響が一巡し、アウトドア事業は消費増税前駆け込み需要の反動影響が一巡して衣料・アクセサリーが堅調に推移する。防虫機能を備えた「スコーロン」製品などの好調も期待される。店舗オペレーション効率化や販管費圧縮などの効果も寄与して増収増益見通しだ。

 規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化などで、着実な収益向上に努める方針としている。ルアー関連の一部製品について3月1日出荷分から価格改定(値上げ)を実施していることも収益改善に繋がるだろう。14年11月期の営業黒字化に続いて、15年11月期も収益改善基調が期待される。

 株価の動きを見ると、14年12月の直近安値545円から反発し、やや小動きだが水準を切り上げて戻り歩調の展開だ。4月7日と13日には580円まで上伸した。収益改善基調を評価する動きだろう。

 4月13日の終値580円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS14円19銭で算出)は41倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.2倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなった。強基調への転換を確認した形であり、収益改善基調を評価して上値を試す展開だろう。14年1月と9月の600円、さらに13年11月の629円も視野に入る。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月23日更新]

ティムコは低PBRや収益改善基調を評価して戻り歩調

 フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ[7501](JQS)の株価が戻り歩調の展開だ。やや小動きだが足元では570円台まで戻している。0.2倍近辺の低PBRや収益改善基調を評価して、13年5月と14年1月の600円を試す展開だろう。

 フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。20年東京夏季五輪開催に向けて、登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりが追い風だろう。

 今期(15年11月期)の業績(非連結)見通し(1月16日公表)は、売上高が前期比2.4%増の30億円、営業利益が同2.8倍の70百万円、経常利益が同2.0倍の73百万円、純利益が同4.9倍の40百万円、配当予想が前期と同額の年間12円(期末一括)としている。

 フィッシング事業は天候不順の影響が一巡し、アウトドア事業は衣料・アクセサリーが堅調に推移する。防虫機能を備えた「スコーロン」製品の好調も期待される。店舗オペレーションの効率化も寄与して増収増益見通しだ。ルアー関連の一部製品について、3月1日出荷分から価格改定(値上げ)を実施していることも収益改善に繋がるだろう。

 規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化などで、着実な収益の向上に努める方針としている。前期(14年11月期)の黒字化に続いて収益は改善基調だろう。

 株価の動きを見ると、14年12月の直近安値545円から反発後は水準を切り上げて戻り歩調の展開だ。やや小動きだが足元では570円台まで戻している。収益改善基調を評価する動きだろう。

 3月20日の終値574円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS14円19銭で算出)は40倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.2倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると26週移動平均線を突破し、13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いた。強基調に転換した形だ。0.2倍近辺の低PBRや収益改善基調を評価して、13年5月と14年1月の600円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月23日更新]

ティムコは水準切り上げの動き、低PBRや収益改善基調を評価して出直り

 フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ[7501](JQS)の株価は、14年12月の直近安値545円から反発し、足元は終値で560円台まで上伸して水準切り上げの動きを強めています。0.2倍近辺の低PBRや収益改善基調を評価して出直りの動きが本格化しそうです。

 フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいます。20年東京夏季五輪開催に向けて、登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりが追い風となるでしょう。

 今期(15年11月期)の業績(非連結)見通し(1月16日公表)は、売上高が前期比2.4%増の30億円、営業利益が同2.8倍の70百万円、経常利益が同2.0倍の73百万円、純利益が同4.9倍の40百万円、配当予想が前期と同額の年間12円(期末一括)としています。

 規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化などで、着実な収益の向上に努める方針としています。アウトドア事業では衣料・アクセサリーが堅調に推移し、防虫機能を備えた「スコーロン」製品の好調も期待されます。フィッシング事業では天候不順の影響一巡が期待されます。

 なお2月2日には、ルアー関連の一部製品について3月1日出荷分から価格改定(値上げ)を実施すると発表しています。円安の進行や原材料価格の上昇に対応したもので、収益改善に繋がることが期待されます。

 株価の動きを見ると、14年12月の直近安値545円から反発し、やや小動きですが、足元は終値で560円台まで上伸して水準切り上げの動きを強めています。下値固めが完了したようです。

 2月20日の終値565円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS14円19銭で算出)は40倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.2倍近辺です。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートして下値を切り上げ、週足チャートで見ると26週移動平均線を突破しました。強基調に転換した可能性があり、0.2倍近辺の低PBRや収益改善基調を評価して出直りの動きが本格化しそうです。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月30日更新]

ティムコはレンジ下限から反発、収益改善基調を評価して出直り

 フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ[7501](JQS)の株価は、14年9月高値600円から反落して調整局面だったが、12月17日の直近安値545円から下値切り上げの動きを強めている。ボックスレンジ下限から反発して強基調に転換したようだ。収益改善基調を評価して出直り展開だろう。0.2倍近辺の低PBRも評価材料だ。

 フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。20年東京夏季五輪開催に向けて登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりが追い風だ。

 1月16日に発表した前期(14年11月期)の業績(非連結)(1月15日に売上高を増額、利益を減額修正)は、売上高が前々期比2.6%増の29億30百万円、営業利益が25百万円(前々期は11百万円の赤字)、経常利益が36百万円(同2百万円の赤字)、純利益が8百万円(同16百万円の赤字)だった。配当予想は前々期と同額の年間12円(期末一括)とした。

 円安による仕入原価の上昇、一部在庫品の値下げ販売の影響などで利益は計画を下回ったが、販促強化などの効果で計画を上回る増収となり、営業損益が改善して黒字化した。差引売上総利益率は45.6%で同0.9ポイント低下したが、売上高販管費比率は44.7%で同2.3ポイント低下した。

 セグメント別売上高はフィッシング事業が同0.2%減の9億73百万円、アウトドア事業が同3.7%増の19億38百万円、その他が同42.6%増の19百万円だった。フィッシング事業は天候不順も影響して苦戦したが、アウトドア事業では、防寒・防水機能を特長とする衣料・アクセサリーが堅調に推移し、防虫機能を備えた「スコーロン」製品も注目されたようだ。

 今期(15年11月期)の業績(非連結)見通し(1月16日公表)は、売上高が前期比2.4%増の30億円、営業利益が同2.8倍の70百万円、経常利益が同2.0倍の73百万円、純利益が同4.9倍の40百万円、配当予想が前期と同額の年間12円(期末一括)としている。

 規模の拡大よりも内容の充実に重点を置き、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化などで、着実な収益の向上に努める方針としている。収益は改善基調だろう。

 株価の動きを見ると、14年9月高値600円から反落して調整局面だったが、12月17日の直近安値545円から反発して下値切り上げの動きを強めている。540円〜600円近辺のボックスレンジ下限に到達して調整が一巡したようだ。

 1月29の終値558円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS14円19銭で算出)は39倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.2倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートして下値を切り上げている。また週足チャートで見ると13週移動平均線を突破し、さらに26週移動平均線突破の動きを強めている。ボックスレンジ下限から反発して強基調に転換したようだ。収益改善基調を評価して出直り展開だろう。0.2倍近辺の低PBRも評価材料だ。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月19日更新]
ティムコの14年11月期業績は4期ぶりに黒字転換、株価の反発に期待 ■今期は増収大幅増益を見込む

ティムコ<7501>(JQS)の株価は安値圏でモミ合う展開だが、12月17日の直近安値545円から徐々に下値切り上げの動きを強めている。そのような状況の中で、1月16日に発表された14年11月期業績は4期ぶりに黒字転換したことから株価の反発が期待できる。

前期14年11月期業績は、売上高29億30百万円(前年同期比2.6%増)、営業利益25百万円(前年同期△11百万円)、経常利益36百万円(同△02百万円)、純利益08百万円(同△16百万円)と増収増益で黒字転換となった。11年、12年、13年と3期連続の赤字であったが、4期ぶりに黒字転換となった。

同社の事業は、フィッシング事業、アウトドア事業を展開している。

フィッシング事業では、年初の寒波、梅雨明け以降の天候不順等の影響があったものの、ルアー用品、フライ用品共に、新製品を早期に投入し営業活動に努めた。その結果、売上高9億73百万円(前年同期比0.2%減)、セグメント利益1億20百万円(同7.0%増)と減収ながら増益となった。

アウトドア事業は、防寒、防水機能を特長とする衣料やアクセサリーに安定した動きがみられた。夏季シーズンでは、防虫機能を備えた「スコーン」製品の売上が伸びた。売上高は19億38百万円(同3.7%増)、セグメント利益1億31百万円(同6.4%増)と増収増益。

その他の事業として、損害保険代理業の手数料収入、不動産賃貸収入で、売上高19百万円(同42.6%増)、セグメント利益14百万円(同69.1%増)と大幅増収増益であった。

今期については、規模の拡大より、内容の充実に重点を置き、着実な収益向上に努める方針。15年12月期業績予想は、売上高30億円(前期比2.4%増)、営業利益70百万円(同177.2%増)、経常利益73百万円(同102.3%増)、純利益40百万円(同392.9%増)と増収大幅増益を見込む。

1月16日の終値552円を指標面で見ると、今期推定PER(会社予想のEPS14円19銭で算出)は38.9倍近辺、今期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.17%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS2350円51銭で算出)は0.23倍近辺である。

4期ぶりの黒字転換に加え、今期は大幅増益を見込むことから株価の反発が予想される。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月06日更新]
ティムコはレンジ下限に到達して調整一巡、0.2倍台の低PBRも支援材料に切り返し局面

 フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ[7501](JQS)の株価は安値圏でモミ合う展開だが、12月17日の直近安値545円から徐々に下値切り上げの動きを強めている。540円〜600円近辺のボックスレンジ下限に到達して調整が一巡したようだ。0.2倍台の低PBRも支援材料であり、収益改善期待でレンジ下限から切り返し局面だろう。

 フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。20年東京夏季五輪開催に向けて登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりが追い風だ。

 前期(14年11月期)の業績(非連結)見通しは前回予想(1月17日公表)を据え置いて売上高が前々期比1.2%増の28億90百万円、営業利益が42百万円の黒字(前々期は11百万円の赤字)、経常利益が43百万円の黒字(同2百万円の赤字)、純利益が28百万円の黒字(同16百万円の赤字)、配当予想が前々期と同額の年間12円(期末一括)としている。

 第3四半期累計(12月〜8月)は前年同期比3.0%増収となり、営業利益、経常利益、純利益とも赤字幅が縮小した。新製品投入など積極的な営業活動の成果で増収となり、利益面では円安進行による輸入コスト上昇や一部在庫品の値下げ販売の影響があったが、増収効果などで吸収した。アウトドア事業では防虫機能を備えた「スコーロン」製品が注目されたようだ。通期ベースでも増収効果で黒字化が期待され、今期(15年11月期)に向けて収益は改善基調だろう。

 株価の動きを見ると、安値圏550円近辺でモミ合う展開だが、14年8月安値529円水準まで下押すことなく、12月17日の直近安値545円から徐々に下値切り上げの動きを強めている。概ね540円〜600円近辺のボックスレンジ下限に到達して調整が一巡したようだ。

 1月5日の終値554円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS9円95銭で算出)は56倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、そして前々期実績PBR(前々期実績のBPS2358円41銭で算出)は0.2倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、大勢は540円〜600円近辺でのボックス展開で、レンジ下限に到達した形だ。また日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線突破の動きを強めている。0.2倍台の低PBRも支援材料であり、収益改善期待でレンジ下限から切り返し局面だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月05日更新]
ティムコはレンジ下限から切り返し局面、収益改善期待に0.2倍台の低PBRも支援材料

 フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ[7501](JQS)の株価は、9月高値600円から11月26日の547円まで長整したが、540円〜600円近辺のボックスレンジ下限に到達した形だ。0.2倍台の低PBRも支援材料であり、収益改善期待でレンジ下限から切り返し局面だろう。

 フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。20年東京夏季五輪開催に向けて登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりが追い風だ。

 前期(14年11月期)の業績(非連結)見通しは、前回予想(1月17日公表)を据え置いて売上高が前々期比1.2%増の28億90百万円、営業利益が42百万円の黒字(前期は11百万円の赤字)、経常利益が43百万円の黒字(同2百万円の赤字)、純利益が28百万円の黒字(同16百万円の赤字)、配当予想が前々期と同額の年間12円(期末一括)としている。

 第3四半期累計(12月〜8月)は前年同期比3.0%増収となり、営業利益、経常利益、純利益とも赤字幅が縮小した。全体として消費増税や天候不順の影響などで厳しい事業環境だったが、新製品投入など積極的な営業活動の成果で増収となり、利益面では円安進行による輸入コスト上昇や一部在庫品の値下げ販売の影響があったが、増収効果などで吸収した。アウトドア事業では防虫機能を備えた「スコーロン」製品が注目されたようだ。通期ベースでも増収効果で黒字化が期待される。収益は改善基調だろう。

 株価の動きを見ると、9月高値600円から反落して11月26日の547円まで調整したが、概ね540円〜600円近辺のボックスレンジ下限に到達して調整の最終局面だろう。

 12月3日の終値551円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS9円95銭で算出)は55倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、そして前々期実績PBR(前々期実績のBPS2358円41銭で算出)は0.2倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、大勢は540円〜600円近辺でのボックス展開であり、レンジ下限に到達した形だ。0.2倍台の低PBRも支援材料であり、収益改善期待でレンジ下限から切り返し局面だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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