[7837]アールシーコア
[03月30日更新]

アールシーコアは反発の動き、受注好調で23年3月期収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ、新市場区分スタンダード)は自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開し、成長に向けた新規事業として「走るログ小屋 IMAGO」や分譲地開発「FuMoTo」を推進している。22年3月期はウッドショック(木材価格高騰)などの影響で赤字が拡大する見込みだが、受注が好調であり、原価改善なども寄与して23年3月期の収益改善を期待したい。株価は地合い悪化も影響して昨年来安値圏だが、調整一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 <「住む」より「楽しむ」>をスローガンとして暮らし文化の創造を目指し、自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。21年9月には東京・代官山「BESS MAGMA」の文化発信基地としての新たな取り組みで、学生有志と共同で新卒採用向けプロモーションビデオを制作した。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

■収益構造改革を推進

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。目標値は23年3月期の売上高200億円、営業利益率5%としている。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

 成長に向けた新規事業として、ログ小屋を車体に乗せた「走るログ小屋 IMAGO」や、分譲地開発「FuMoTo」を推進している。

 21年10月に車輪付きログ小屋商品の可動式トレーラーハウス「走るログ小屋 IMAGO」を発売した。23年3月期に1000台の販売を目指す方針だ。22年1月には福岡県那珂川市と長野県小諸市で、自然を感じながら新たなコミュニティをつくる分譲地「FuMoTo」の住人募集を開始した。22年2月はムラサキスポーツと業務提携し、コラボレーションとして「IMAGO」ムラサキスポーツ特別仕様車を発表した。

■22年3月期赤字拡大予想だが、受注好調で23年3月期収益改善期待

 22年3月期の連結業績予想(収益認識会計基準適用だが損益への影響軽微、木材価格高騰の影響で21年11月12日に利益を下方修正、2月28日に利益を2回目の下方修正)は、売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が3億70百万円の赤字(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が4億40百万円の赤字(同3億57百万円の赤字)、そして親会社株主帰属当期純利益が4億円の赤字(同5億34百万円の赤字)としている。

 配当予想(21年11月12日に期末10円下方修正、2月28日に期末10円下方修正)は、21年3月期比5円減配の15円(第2四半期末15円、期末0円)としている。

 なお第3四半期累計は、売上高が前年同期比1.0%増の119億77百万円で、営業利益が3億99百万円の赤字(前年同期は3億11百万円の赤字)、経常利益が4億24百万円の赤字(同3億36百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が2億91百万円の赤字(同3億49百万円の赤字)だった。なお収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が18百万円増加、営業損失、経常損失、税金等調整前純損失がそれぞれ7百万円減少している。影響軽微である。

 コロナ過の影響などで小幅増収にとどまり、さらにウッドショック(木材供給不足や相場上昇)なども影響して、営業利益と経常利益の赤字が拡大した。直販部門は売上高(セグメント間取引調整前)が7.2%増の40億07百万円でセグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が5.0%減の3億71百万円、販社部門は売上高が6.1%減の53億15百万円で利益が53.9%減の1億23百万円、BESSパートナーズは売上高が13.8%増の46億10百万円で利益が70百万円の黒字(前年同期は33百万円の赤字)だった。

 ただし営業システム改善効果、21年4月に名称変更してリニューアルオープンした東京・代官山の旗艦店「BESS MAGMA」によるブランド発信強化などで、グループ全体の契約(受注)高は15.7%増の115億26百万円(内訳は直販部門が20.7%増の34億51百万円、販社部門が4.4%減の30億01百万円、BESSパートナーズが27.9%増の50億74百万円)と好調に推移した。全社ベースの期末契約(受注)残高は127億82百万円となった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が38億48百万円で営業利益が89百万円の赤字、第2四半期は売上高が43億75百万円で営業利益が25百万円の黒字、第3四半期は売上高が37億54百万円で営業利益が3億35百万円の赤字だった。

 通期の受注棟数は47%増の1070棟、受注高は27%増の173億円の計画としている。ウッドショック対策としては、契約精度向上などによる早期着工推進で売上回転率向上を目指すほか、材種見直しや調達ルート複数化などによる原価改善、販売価格の改定や対販社(FC)取引条件の改定などを推進する方針だ。22年3月期はウッドショック(木材価格高騰)などの影響で赤字が拡大する見込みだが、受注が好調であり、原価改善なども寄与して23年3月期の収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は反発の動き

 株価は地合い悪化も影響して昨年来安値圏だが、調整一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。3月29日の終値は727円、今期予想配当利回り(会社予想の15円で算出)は約2.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約33億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[03月14日更新]

アールシーコアは売り一巡、受注好調で23年3月期収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ、新市場区分スタンダード)は自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開し、成長に向けた新規事業として「走るログ小屋 IMAGO」や分譲地開発「FuMoTo」を推進している。22年3月期はウッドショック(木材価格高騰)などの影響で赤字が拡大する見込みとなったが、受注が好調であり、原価改善なども寄与して23年3月期の収益改善を期待したい。株価は22年3月期予想下方修正や地合い悪化で昨年来安値圏だが、売り一巡して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 <「住む」より「楽しむ」>をスローガンとして暮らし文化の創造を目指し、自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。21年9月には東京・代官山「BESS MAGMA」の文化発信基地としての新たな取り組みで、学生有志と共同で新卒採用向けプロモーションビデオを制作した。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

■収益構造改革を推進

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。目標値は23年3月期の売上高200億円、営業利益率5%としている。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

 成長に向けた新規事業として、ログ小屋を車体に乗せた「走るログ小屋 IMAGO」や、分譲地開発「FuMoTo」を推進している。

 21年10月に車輪付きログ小屋商品の可動式トレーラーハウス「走るログ小屋 IMAGO」を発売した。23年3月期に1000台の販売を目指す方針だ。22年1月には福岡県那珂川市と長野県小諸市で、自然を感じながら新たなコミュニティをつくる分譲地「FuMoTo」の住人募集を開始した。22年2月はムラサキスポーツと業務提携し、コラボレーションとして「IMAGO」ムラサキスポーツ特別仕様車を発表した。

■22年3月期赤字拡大予想だが、受注好調で23年3月期収益改善期待

 22年3月期の連結業績予想(収益認識会計基準適用だが損益への影響軽微、木材価格高騰の影響で21年11月12日に利益を下方修正、2月28日に利益を2回目の下方修正)は、売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が3億70百万円の赤字(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が4億40百万円の赤字(同3億57百万円の赤字)、そして親会社株主帰属当期純利益が4億円の赤字(同5億34百万円の赤字)としている。

 配当予想(21年11月12日に期末10円下方修正、2月28日に期末10円下方修正)は、21年3月期比5円減配の15円(第2四半期末15円、期末0円)としている。

 なお第3四半期累計は、売上高が前年同期比1.0%増の119億77百万円で、営業利益が3億99百万円の赤字(前年同期は3億11百万円の赤字)、経常利益が4億24百万円の赤字(同3億36百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が2億91百万円の赤字(同3億49百万円の赤字)だった。なお収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が18百万円増加、営業損失、経常損失、税金等調整前純損失がそれぞれ7百万円減少している。影響軽微である。

 コロナ過の影響などで小幅増収にとどまり、さらにウッドショック(木材供給不足や相場上昇)なども影響して、営業利益と経常利益の赤字が拡大した。直販部門は売上高(セグメント間取引調整前)が7.2%増の40億07百万円でセグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が5.0%減の3億71百万円、販社部門は売上高が6.1%減の53億15百万円で利益が53.9%減の1億23百万円、BESSパートナーズは売上高が13.8%増の46億10百万円で利益が70百万円の黒字(前年同期は33百万円の赤字)だった。

 ただし営業システム改善効果、21年4月に名称変更してリニューアルオープンした東京・代官山の旗艦店「BESS MAGMA」によるブランド発信強化などで、グループ全体の契約(受注)高は15.7%増の115億26百万円(内訳は直販部門が20.7%増の34億51百万円、販社部門が4.4%減の30億01百万円、BESSパートナーズが27.9%増の50億74百万円)と好調に推移した。全社ベースの期末契約(受注)残高は127億82百万円となった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が38億48百万円で営業利益が89百万円の赤字、第2四半期は売上高が43億75百万円で営業利益が25百万円の黒字、第3四半期は売上高が37億54百万円で営業利益が3億35百万円の赤字だった。

 通期の受注棟数は47%増の1070棟、受注高は27%増の173億円の計画としている。ウッドショック対策としては、契約精度向上などによる早期着工推進で売上回転率向上を目指すほか、材種見直しや調達ルート複数化などによる原価改善、販売価格の改定や対販社(FC)取引条件の改定などを推進する方針だ。22年3月期はウッドショック(木材価格高騰)などの影響で赤字が拡大する見込みとなったが、受注が好調であり、原価改善なども寄与して23年3月期の収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は売り一巡

 株価は22年3月期予想下方修正や地合い悪化で昨年来安値圏だが、売り一巡して出直りを期待したい。3月11日の終値は704円、今期予想配当利回り(会社予想の15円で算出)は約2.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.0倍、時価総額は約32億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[02月18日更新]

アールシーコアは下値固め完了、受注好調で22年3月期通期黒字転換予想

 アールシーコア<7837>(JQ、新市場区分スタンダード)は自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開し、成長に向けた新規事業として「走るログ小屋 IMAGO」や分譲地開発「FuMoTo」を推進している。22年3月期第3四半期累計はウッドショックなども影響して営業・経常赤字が拡大したが、受注が好調に推移しているため通期の黒字転換予想を据え置いている。収益改善基調を期待したい。株価は地合い悪化も影響して昨年来安値圏だが、下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 <「住む」より「楽しむ」>をスローガンとして暮らし文化の創造を目指し、自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。21年9月には東京・代官山「BESS MAGMA」の文化発信基地としての新たな取り組みで、学生有志と共同で新卒採用向けプロモーションビデオを制作した。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

■収益構造改革を推進

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。目標値は23年3月期の売上高200億円、営業利益率5%としている。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

 成長に向けた新規事業として、ログ小屋を車体に乗せた「走るログ小屋 IMAGO」や、分譲地開発「FuMoTo」を推進している。

 21年10月に車輪付きログ小屋商品の可動式トレーラーハウス「走るログ小屋 IMAGO」を発売した。23年3月期に1000台の販売を目指す方針だ。22年1月には福岡県那珂川市と長野県小諸市で、自然を感じながら新たなコミュニティをつくる分譲地「FuMoTo」の住人募集を開始した。2月3日はムラサキスポーツと業務提携し、コラボレーションとして「IMAGO」ムラサキスポーツ特別仕様車を発表した。

■22年3月期3Q累計営業・経常赤字だが通期黒字転換予想

 22年3月期の連結業績予想(収益認識会計基準適用だが損益への影響軽微、木材価格高騰の影響で21年11月12日に利益を下方修正)は、売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が80百万円の黒字(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が30百万円の黒字(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が30百万円の黒字(同5億34百万円の赤字)としている。

 配当予想(11月12日に期末10円下方修正)は21年3月期比5円増配の25円(第2四半期末15円、期末10円)としている。配当予想を従来予想から大幅に下方修正したため、内規に基づいて当期の役員賞与は不支給とした。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比1.0%増の119億77百万円、営業利益が3億99百万円の赤字(前年同期は3億11百万円の赤字)、経常利益が4億24百万円の赤字(同3億36百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が2億91百万円の赤字(同3億49百万円の赤字)だった。なお収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が18百万円増加、営業損失、経常損失、税金等調整前純損失がそれぞれ7百万円減少している。影響軽微である。

 コロナ過の影響などで小幅増収にとどまり、さらにウッドショック(木材供給不足や相場上昇)なども影響して、営業利益と経常利益の赤字が拡大した。直販部門は売上高(セグメント間取引調整前)が7.2%増の40億07百万円でセグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が5.0%減の3億71百万円、販社部門は売上高が6.1%減の53億15百万円で利益が53.9%減の1億23百万円、BESSパートナーズは売上高が13.8%増の46億10百万円で利益が70百万円の黒字(前年同期は33百万円の赤字)だった。

 ただし営業システム改善効果、21年4月に名称変更してリニューアルオープンした東京・代官山の旗艦店「BESS MAGMA」によるブランド発信強化などで、グループ全体の契約(受注)高は15.7%増の115億26百万円(内訳は直販部門が20.7%増の34億51百万円、販社部門が4.4%減の30億01百万円、BESSパートナーズが27.9%増の50億74百万円)と好調に推移した。全社ベースの期末契約(受注)残高は127億82百万円となった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が38億48百万円で営業利益が89百万円の赤字、第2四半期は売上高が43億75百万円で営業利益が25百万円の黒字、第3四半期は売上高が37億54百万円で営業利益が3億35百万円の赤字だった。

 コロナ禍やウッドショックの影響で不透明感が強いが、第3四半期累計の受注が好調に推移しているため通期の黒字転換予想を据え置いている。受注棟数は47%増の1070棟、受注高は27%増の173億円の計画としている。ウッドショック対策としては、契約精度向上などによる早期着工推進で売上回転率の向上を目指すほか、材種の見直しや調達ルートの複数化などによるコストアップ抑制、販売価格の改定や対販社(FC)取引条件の改定などを推進する方針だ。収益改善基調を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は下値固め完了

 株価は地合い悪化も影響して昨年来安値圏だが、下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。2月17日の終値は734円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS7円15銭で算出)は約103倍、今期予想配当利回り(会社予想の25円で算出)は約3.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約33億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[01月07日更新]

アールシーコアは反発の動き、新規事業「FuMoTo」の住人募集開始

 アールシーコア<7837>(JQ)は自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開し、成長に向けた新規事業として「梺ぐらし開発」や「新IMAGO事業」を推進している。22年1月には福岡県那珂川市と長野県小諸市で、新たなコミュニティ分譲地「FuMoTo(フモト)」の住人募集を開始する。22年3月期は黒字転換予想としている。受注棟数はコロナ禍以前の水準に回復しているため、23年3月期も収益改善基調だろう。株価は地合い悪化の影響を受けた21年12月の直近安値圏から切り返して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 <「住む」より「楽しむ」>をスローガンとして暮らし文化の創造を目指し、自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。21年9月には東京・代官山「BESS MAGMA」の文化発信基地としての新たな取り組みで、学生有志と共同で新卒採用向けプロモーションビデオを制作した。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

■収益構造改革を推進

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。なお目標値についてはコロナ禍による事業環境の変化を考慮し、23年3月期の売上高を従来の240億円から200億円に、営業利益率を8%から5%に変更した。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

 成長に向けた新規事業では、ディベロップメント事業として「梺ぐらし」開発を進めている。22年1月には福岡県那珂川市と長野県小諸市で、自然を感じながら新たなコミュニティをつくる分譲地「FuMoTo」の住人募集を開始する。

 また新IMAGO事業として、21年10月から車輪付きログ小屋商品の可動式トレーラーハウス「走るログ小屋 IMAGO」を発売した。23年3月期に1000台の販売を目指す方針だ。

■22年3月期黒字維転換予想

 22年3月期連結業績予想(収益認識基準適用だが損益への影響軽微、木材価格高騰の影響で11月12日に利益を下方修正)は、売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が80百万円(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が30百万円(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が30百万円(同5億34百万円の赤字)としている。

 配当予想(11月12日に期末10円下方修正)は21年3月期比5円増配の25円(第2四半期末15円、期末10円)としている。配当予想を従来予想から大幅に下方修正したため、内規に基づいて当期の役員賞与は不支給とする。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比7.9%増の82億23百万円、営業利益が64百万円の赤字(前年同期は3億79百万円の赤字)、経常利益が81百万円の赤字(同3億92百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が21百万円の赤字(同3億31百万円の赤字)だった。なお収益認識基準適用で売上高が9百万円増加、利益が2百万円増加したが影響軽微だった。

 営業システム改善効果、21年4月に名称変更してリニューアルオープンした東京・代官山の旗艦店「BESS MAGAMA」によるブランド発信強化などで、受注が増加(全社ベース受注高は14%増の84億54百万円、期末受注残高は132億80百万円)し、BESSパートナーズ(BP社)における業務効率改善効果も寄与して赤字縮小した。全国のLOGWAY(展示場)への来場者数はコロナ禍の影響で前年同期比4%減だったが、受注棟数は452棟(前年同期比で21%増、一昨年同期比で2%増)となり、コロナ禍以前の水準に回復した。

 セグメント別(調整前)に見ると、直販部門は期首受注残高の順調な売上進捗により、売上高が15.1%増の27億10百万円で営業利益が44.5%増の3億08百万円だった。受注金額は8.2%増の24億36百万円だった。

 販社部門は売上高が3.4%減の36億05百万円だが、前期の貸倒引当金計上の反動増で営業利益が3.4倍の2億34百万円だった。受注金額は4.0%増の21億49百万円だった。

 BP社は事業効率性の高い経営への体質改善により、売上高が23.1%増の32億19百万円となり、営業利益は1億20百万円(前年同期は30百万円の赤字)と黒字転換した。受注金額は23.8%増の38億68百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が38億48百万円で営業利益が89百万円の赤字、第2四半期は売上高が43億75百万円で営業利益が25百万円の黒字だった。

 通期予想は売上高を据え置いたが、利益を下方修正した。受注は回復基調だが、木材の価格高騰・調達難(ウッドショック)による部材納期・工期の長期化が利益を圧迫する見込みだ。

 東京・代官山「BESS MAGAMA」を中心に、LOGWAY(展示場)における体感型単独展示場の強みを活かして受注強化を推進する。受注棟数は47%増の1070棟、受注高は27%増の173億円の計画としている。ウッドショック対策としては、契約精度向上などによる早期着工推進で売上回転率の向上を目指すほか、材種の見直しや調達ルートの複数化などによるコストアップ抑制、販売価格の改定や対販社(FC)取引条件の改定などを推進する方針だ。

 22年3月期利益予想を下方修正したが、前期比では黒字転換予想としている。受注棟数はコロナ禍以前の水準に回復しているため、23年3月期も収益改善基調だろう。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は反発の動き

 22年4月4日移行予定の新市場区分については、新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果でスタンダード市場適合を確認し、21年11月12日開催の取締役会においてスタンダード市場選択申請を決議した。所定のスケジュールに従って手続を進める。

 株価は地合い悪化の影響を受けた21年12月の直近安値圏から切り返して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。1月6日の終値は775円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS7円15銭で算出)は約108倍、今期予想配当利回り(会社予想の25円で算出)は約3.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約35億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[12月17日更新]

アールシーコアは調整一巡、23年3月期収益改善基調

 アールシーコア<7837>(JQ)は、自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開している。さらに成長に向けた新規事業として「梺ぐらし開発」や新IMAGO事業を推進している。22年3月期は木材の価格高騰・調達難(ウッドショック)の影響を受けるが、前期比では黒字転換の見込みとしている。受注棟数はコロナ禍以前の水準に回復しているため、23年3月期も収益改善基調だろう。株価は地合い悪化の影響で水準を切り下げたが調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 <「住む」より「楽しむ」>をスローガンとして暮らし文化の創造を目指し、自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。21年9月には東京・代官山「BESS MAGMA」の文化発信基地としての新たな取り組みで、学生有志と共同で新卒採用向けプロモーションビデオを制作した。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

■収益構造改革を推進

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。なお目標値についてはコロナ禍による事業環境の変化を考慮し、23年3月期の売上高を従来の240億円から200億円に、営業利益率を8%から5%に変更した。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

 成長に向けた新規事業としては、19年から「梺ぐらし開発」としてFuMoTo事業用地や梺ぐらし用地の取得を進めている。また新IMAGO事業として、21年10月から車輪付きログ小屋商品の可動式トレーラーハウス「走るログ小屋 IMAGO」を発売した。23年3月期には1000台の販売を目指す方針だ。

■22年3月期利益・配当を下方修正だが黒字維転換予想

 22年3月期連結業績予想(収益認識基準適用だが影響軽微、木材価格高騰の影響で11月12日に利益を下方修正)は、売上高が21年3月期比4.5%増の165億円で、営業利益が80百万円(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が30百万円(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が30百万円(同5億34百万円の赤字)としている。

 配当予想(11月12日に期末10円下方修正)は21年3月期比5円増配の25円(第2四半期末15円、期末10円)としている。配当予想を従来予想から大幅に下方修正したため、内規に基づいて当期の役員賞与は不支給とする。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比7.9%増の82億23百万円、営業利益が64百万円の赤字(前年同期は3億79百万円の赤字)、経常利益が81百万円の赤字(同3億92百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が21百万円の赤字(同3億31百万円の赤字)だった。なお収益認識基準適用で売上高が9百万円増加、利益が2百万円増加したが影響軽微だった。

 営業システム改善効果、21年4月に名称変更してリニューアルオープンした東京・代官山の旗艦店「BESS MAGAMA」によるブランド発信強化などで、受注が増加(全社ベース受注高は14%増の84億54百万円、期末受注残高は132億80百万円)し、BESSパートナーズ(BP社)における業務効率改善効果も寄与して赤字縮小した。全国のLOGWAY(展示場)への来場者数はコロナ禍の影響で前年同期比4%減だったが、受注棟数は452棟(前年同期比で21%増、一昨年同期比で2%増)となり、コロナ禍以前の水準に回復した。

 セグメント別(調整前)に見ると、直販部門は期首受注残高の順調な売上進捗により、売上高が15.1%増の27億10百万円で営業利益が44.5%増の3億08百万円だった。受注金額は8.2%増の24億36百万円だった。

 販社部門は売上高が3.4%減の36億05百万円だが、前期の貸倒引当金計上の反動増で営業利益が3.4倍の2億34百万円だった。受注金額は4.0%増の21億49百万円だった。

 BP社は事業効率性の高い経営への体質改善により、売上高が23.1%増の32億19百万円となり、営業利益は1億20百万円(前年同期は30百万円の赤字)と黒字転換した。受注金額は23.8%増の38億68百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が38億48百万円で営業利益が89百万円の赤字、第2四半期は売上高が43億75百万円で営業利益が25百万円の黒字だった。

 通期予想は売上高を据え置いたが、利益を下方修正した。受注は回復基調だが、木材の価格高騰・調達難(ウッドショック)による部材納期・工期の長期化が利益を圧迫する見込みだ。

 東京・代官山「BESS MAGAMA」を中心に、LOGWAY(展示場)における体感型単独展示場の強みを活かして受注強化を推進する。受注棟数は47%増の1070棟、受注高は27%増の173億円の計画としている。ウッドショック対策としては、契約精度向上などによる早期着工推進で売上回転率の向上を目指すほか、材種の見直しや調達ルートの複数化などによるコストアップ抑制、販売価格の改定や対販社(FC)取引条件の改定などを推進する方針だ。

 22年3月期利益予想を下方修正したが、前期比では黒字転換(21年3月期は赤字)の見込みとしている。受注棟数はコロナ禍以前の水準に回復しているため、23年3月期も収益改善基調だろう。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡感

 22年4月4日移行予定の新市場区分については、新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果でスタンダード市場適合を確認し、21年11月12日開催の取締役会においてスタンダード市場選択申請を決議した。所定のスケジュールに従って手続を進める。

 株価は地合い悪化の影響で水準を切り下げたが調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。12月16日の終値は764円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS7円15銭で算出)は約107倍、今期予想配当利回り(会社予想の25円で算出)は約3.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約35億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[11月26日更新]

アールシーコアは調整一巡、23年3月期収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)は、自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開している。22年3月期は原材料価格高騰の影響で利益・配当予想を下方修正したが、前期比では黒字転換を維持する見込みだ。受注棟数はコロナ禍以前の水準に回復しているため、23年3月期の収益改善を期待したい。株価はモミ合いから下放れの形となって水準を切り下げたが、調整一巡して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 <「住む」より「楽しむ」>をスローガンとして暮らし文化の創造を目指し、自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。21年9月には東京・代官山「BESS MAGMA」の文化発信基地としての新たな取り組みで、学生有志と共同で新卒採用向けプロモーションビデオを制作した。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

■収益構造改革を推進

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。なお目標値についてはコロナ禍による事業環境の変化を考慮し、23年3月期の売上高を従来の240億円から200億円に、営業利益率を8%から5%に変更した。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

 成長に向けた新規事業としては、19年から「梺ぐらし開発」としてFuMoTo事業用地や梺ぐらし用地の取得を進めている。また新IMAGO事業として、21年10月から車輪付きログ小屋商品の可動式トレーラーハウス「走るログ小屋 IMAGO」を発売した。23年3月期には1000台の販売を目指す方針だ。

■22年3月期2Q累計赤字縮小、通期利益・配当を下方修正だが黒字維持

 22年3月期連結業績予想(収益認識基準適用だが影響軽微、木材価格高騰の影響で11月12日に利益を下方修正)は、売上高が21年3月期比4.5%増の165億円で、営業利益が80百万円(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が30百万円(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が30百万円(同5億34百万円の赤字)としている。

 配当予想(11月12日に期末10円下方修正)は21年3月期比5円増配の25円(第2四半期末15円、期末10円)としている。配当予想を従来予想から大幅に下方修正したため、内規に基づいて当期の役員賞与は不支給とする。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比7.9%増の82億23百万円、営業利益が64百万円の赤字(前年同期は3億79百万円の赤字)、経常利益が81百万円の赤字(同3億92百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が21百万円の赤字(同3億31百万円の赤字)だった。なお収益認識基準適用で売上高が9百万円増加、利益が2百万円増加したが影響軽微だった。

 営業システム改善効果、21年4月に名称変更してリニューアルオープンした東京・代官山の旗艦店「BESS MAGAMA」によるブランド発信強化などで、受注が増加(全社ベース受注高は14%増の84億54百万円、期末受注残高は132億80百万円)し、BESSパートナーズ(BP社)における業務効率改善効果も寄与して赤字縮小した。全国のLOGWAY(展示場)への来場者数はコロナ禍の影響で前年同期比4%減だったが、受注棟数は452棟(前年同期比で21%増、一昨年同期比で2%増)となり、コロナ禍以前の水準に回復した。

 セグメント別(調整前)に見ると、直販部門は期首受注残高の順調な売上進捗により、売上高が15.1%増の27億10百万円で営業利益が44.5%増の3億08百万円だった。受注金額は8.2%増の24億36百万円だった。

 販社部門は売上高が3.4%減の36億05百万円だが、前期の貸倒引当金計上の反動増で営業利益が3.4倍の2億34百万円だった。受注金額は4.0%増の21億49百万円だった。

 BP社は事業効率性の高い経営への体質改善により、売上高が23.1%増の32億19百万円となり、営業利益は1億20百万円(前年同期は30百万円の赤字)と黒字転換した。受注金額は23.8%増の38億68百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が38億48百万円で営業利益が89百万円の赤字、第2四半期は売上高が43億75百万円で営業利益が25百万円の黒字だった。

 通期予想は売上高を据え置いたが、利益を下方修正した。受注は回復基調だが、木材の価格高騰・調達難(ウッドショック)による部材納期・工期の長期化が利益を圧迫する見込みだ。ただし黒字転換(21年3月期は赤字)を維持する見込みだ。

 東京・代官山「BESS MAGAMA」を中心に、LOGWAY(展示場)における体感型単独展示場の強みを活かして受注強化を推進する。受注棟数は47%増の1070棟、受注高は27%増の173億円の計画としている。ウッドショック対策としては、契約精度向上などによる早期着工推進で売上回転率の向上を目指すほか、材種の見直しや調達ルートの複数化などによるコストアップ抑制、販売価格の改定や対販社(FC)取引条件の改定などを推進する方針だ。

 22年3月期利益予想を下方修正したが、受注棟数はコロナ禍以前の水準に回復しているため、23年3月期の収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡

 22年4月4日移行予定の新市場区分については、新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果でスタンダード市場適合を確認し、21年11月12日開催の取締役会においてスタンダード市場選択申請を決議した。所定のスケジュールに従って手続を進める。

 株価はモミ合いから下放れの形となって水準を切り下げたが、調整一巡して出直りを期待したい。11月25日の終値は807円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS7円15銭で算出)は約113倍、今期予想配当利回り(会社予想の25円で算出)は約3.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.2倍、時価総額は約37億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[11月15日更新]

アールシーコアは原材料価格高騰で22年3月期利益予想を下方修正

 アールシーコア<7837>(JQ)は11月12日の取引時間終了後に22年3月期第2四半期累計連結業績を発表した。受注増加や業務効率改善などで赤字縮小したが、原材料価格高騰の影響で通期の利益・配当予想を下方修正した。ただし黒字転換(21年3月期は赤字)を維持する見込みだ。受注棟数はコロナ禍以前の水準に回復しているため23年3月期の収益拡大を期待したい。新市場区分に関してはスタンダード市場選択を発表した。株価は目先的には下方修正を嫌気する動きが優勢になりそうだが下値限定的だろう。

■22年3月期2Q累計赤字縮小、通期利益・配当を下方修正だが黒字維持

 22年3月期第2四半期累計の連結業績(収益認識基準適用)は、売上高が前年同期比7.9%増の82億23百万円、営業利益が64百万円の赤字(前年同期は3億79百万円の赤字)、経常利益が81百万円の赤字(同3億92百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が21百万円の赤字(同3億31百万円の赤字)だった。なお収益認識基準適用で売上高が9百万円増加、利益が2百万円増加したが影響軽微だった。

 営業システム改善効果で受注が増加(全社ベース受注金額は前年同期比13.6%増の84億54百万円、期末受注残高は132億80百万円)し、BESSパートナーズ(BP社)における業務効率改善効果も寄与して赤字縮小した。全国のLOGWAY(展示場)への来場者数は前年同期比で4%減だったが、受注棟数は前年同期比で21%増、一昨年同期比で2%増となり、コロナ禍以前の水準に回復した。

 セグメント別(調整前)に見ると、直販部門は期首受注残高の順調な売上進捗により、売上高が15.1%増の27億10百万円で営業利益が44.5%増の3億08百万円だった。受注金額は8.2%増の24億36百万円だった。

 販社部門は売上高が3.4%減の36億05百万円だが、前期の貸倒引当金計上の反動増で営業利益が3.4倍の2億34百万円だった。受注金額は4.0%増の21億49百万円だった。

 BP社は事業効率性の高い経営への体質改善により、売上高が23.1%増の32億19百万円となり、営業利益は1億20百万円(前年同期は30百万円の赤字)と黒字転換した。受注金額は23.8%増の38億68百万円だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が38億48百万円で営業利益が89百万円の赤字、第2四半期は売上高が43億75百万円で営業利益が25百万円の黒字だった。

 通期は利益・配当予想を下方修正した。受注が順調なため売上高は従来予想を据え置いたが、利益は木材を中心とする原材料価格高騰の影響を受ける見込みとなり、従来予想に対して営業利益を2億20百万円、経常利益を2億35百万円、親会社株主帰属当期純利益を1億70百万円、それぞれ下方修正した。

 修正後の通期連結業績予想は、売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が80百万円(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が30百万円(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が30百万円(同5億34百万円の赤字)とした。

 配当予想は期末10円下方修正して25円(第2四半期末15円、期末10円)とした。21年3月期比では5円増配となる。なお配当予想を従来予想から大幅に下方修正したため、内規に基づいて当期の役員賞与は不支給とする。

 原材料価格高騰の影響で通期利益予想を下方修正したが、黒字転換(21年3月期は赤字)を維持する見込みだ。受注棟数はコロナ禍以前の水準に回復しているため、23年3月期の収益拡大を期待したい。

■株価は下値限定的

 株価はモミ合い展開だが徐々に下値を切り上げている。目先的には下方修正を嫌気する動きが優勢になりそうだが下値限定的だろう。11月12日の終値は843円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS7円15銭で算出)は約118倍、時価総額は約38億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR
[10月29日更新]

アールシーコアは下値切り上げ、22年3月期収益改善基調

 アールシーコア<7837>(JQ)は、自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開している。成長に向けた新規事業として車輪付きログ小屋商品の可動式トレーラーハウス「走るログ小屋 IMAGO」も新発売した。22年3月期は受注が回復し、早期着工を推進して増収・黒字化予想としている。収益改善基調を期待したい。株価はモミ合い展開の形だが下値を徐々に切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 <「住む」より「楽しむ」>をスローガンとして暮らし文化の創造を目指し、自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。21年9月には東京・代官山「BESS MAGMA」の文化発信基地としての新たな取り組みで、学生有志と共同で新卒採用向けプロモーションビデオを制作した。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

■収益構造改革を推進

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。目標値については新型コロナウイルスによる事業環境の変化を考慮し、23年3月期の売上高を従来の240億円から200億円に、営業利益率を8%から5%に変更した。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

 さらに成長に向けた新規事業として、車輪付きログ小屋商品の可動式トレーラーハウス「走るログ小屋 IMAGO」を10月16日から新発売した。

■22年3月期黒字化予想で収益改善基調

 22年3月期連結業績予想は売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が3億円の黒字(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が2億65百万円の黒字(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が2億円の黒字(同5億34百万円の赤字)としている。配当予想は15円増配の35円(第2四半期末15円、期末20円)としている。

 21年4月に名称変更してリニューアルオープンした東京・代官山の旗艦店「BESS MAGAMA」を中心に、LOGWAY(展示場)における体感型単独展示場の強みを活かして受注強化を推進する。受注棟数は47%増の1070棟、契約高は27%増の173億円の計画としている。さらに契約精度向上などによる早期着工推進、売上総利益率の改善なども寄与して黒字化予想としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比22.8%増の38億48百万円、営業利益が89百万円の赤字(前年同期は4億21百万円の赤字)、経常利益が99百万円の赤字(同4億26百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が17百万円の赤字(同3億25百万円の赤字)だった。

 受注強化や着工平準化促進などの効果で大幅増収となり、赤字縮小した。直販部門は20.3%増収で34.9%増益、販社部門は18.6%増収で黒字転換、BESSパートナーズは36.9%増収で黒字転換した。なお全社ベースの受注(契約)高は20.2%増の30億39百万円、受注残高は120億19百万円となった。

 ウッドショックによる木材調達コストの上昇などで不透明感もあるが、受注が好調であり、通期ベースでも収益改善基調を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は戻り試す

 株価はモミ合い展開の形だが下値を徐々に切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。10月28日の終値は856円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円80銭で算出)は約18倍、今期予想配当利回り(会社予想35円で算出)は約4.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.3倍、時価総額は約39億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[10月07日更新]

アールシーコアは戻り試す、22年3月期黒字化予想で収益改善基調

 アールシーコア<7837>(JQ)は、自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開している。成長に向けた新規事業となる車輪付きログ小屋商品(可動式トレーラーハウス、2モデル)を10月16日から新発売する。22年3月期は受注が回復し、早期着工を推進して増収・黒字化予想としている。収益改善基調を期待したい。株価は順調に下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 <「住む」より「楽しむ」>をスローガンとして暮らし文化の創造を目指し、自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。21年9月には東京・代官山「BESS MAGMA」の文化発信基地としての新たな取り組みで、学生有志と共同で新卒採用向けプロモーションビデオを制作した。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

■収益構造改革を推進

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。目標値については新型コロナウイルスによる事業環境の変化を考慮し、23年3月期の売上高を従来の240億円から200億円に、営業利益率を8%から5%に変更した。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

 なお成長に向けた新規事業として、車輪付きログ小屋商品(可動式トレーラーハウス、2モデル)を10月16日から新発売する。

■22年3月期黒字化予想で収益改善基調

 22年3月期連結業績予想は売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が3億円の黒字(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が2億65百万円の黒字(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が2億円の黒字(同5億34百万円の赤字)としている。配当予想は15円増配の35円(第2四半期末15円、期末20円)としている。

 21年4月に名称変更してリニューアルオープンした東京・代官山の旗艦店「BESS MAGAMA」を中心に、LOGWAY(展示場)における体感型単独展示場の強みを活かして受注強化を推進する。受注棟数は47%増の1070棟、契約高は27%増の173億円の計画としている。さらに契約精度向上などによる早期着工推進、売上総利益率の改善なども寄与して黒字化予想としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比22.8%増の38億48百万円、営業利益が89百万円の赤字(前年同期は4億21百万円の赤字)、経常利益が99百万円の赤字(同4億26百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が17百万円の赤字(同3億25百万円の赤字)だった。

 受注強化や着工平準化促進などの効果で大幅増収となり、赤字縮小した。直販部門は20.3%増収で34.9%増益、販社部門は18.6%増収で黒字転換、BESSパートナーズは36.9%増収で黒字転換した。なお全社ベースの受注(契約)高は20.2%増の30億39百万円、受注残高は120億19百万円となった。

 ウッドショックによる木材調達コストの上昇がリスク要因となるが、受注が好調であり、通期ベースでも収益改善基調を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は戻り試す

 株価は順調に下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。10月6日の終値は846円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円80銭で算出)は約18倍、今期予想配当利回り(会社予想35円で算出)は約4.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.2倍、時価総額は約38億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[09月22日更新]

アールシーコアは上値試す、22年3月期黒字化予想で収益改善基調

 アールシーコア<7837>(JQ)は、自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開している。21年4月リニューアルオープンした東京・代官山「BESS MAGMA」の文化発信基地としての新たな取り組みで、9月17日には学生有志と共同で新卒採用向けプロモーションビデオを制作したと発表している。22年3月期は受注が回復し、早期着工を推進して増収・黒字化予想としている。収益改善基調を期待したい。株価は戻り一服の形だがモミ合いから上放れの動きを強めている。調整一巡して上値を試す展開を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 <「住む」より「楽しむ」>をスローガンとして暮らし文化の創造を目指し、自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。9月17日には東京・代官山「BESS MAGMA」の文化発信基地としての新たな取り組みで、学生有志と共同で新卒採用向けプロモーションビデオを制作したと発表している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

■収益構造改革を推進

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。目標値については新型コロナウイルスによる事業環境の変化を考慮し、23年3月期の売上高を従来の240億円から200億円に、営業利益率を8%から5%に変更した。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

■22年3月期黒字化予想で収益改善基調

 22年3月期連結業績予想は売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が3億円の黒字(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が2億65百万円の黒字(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が2億円の黒字(同5億34百万円の赤字)としている。配当予想は15円増配の35円(第2四半期末15円、期末20円)としている。

 21年4月に名称変更してリニューアルオープンした東京・代官山の旗艦店「BESS MAGAMA」を中心に、LOGWAY(展示場)における体感型単独展示場の強みを活かして受注強化を推進する。受注棟数は47%増の1070棟、契約高は27%増の173億円の計画としている。さらに契約精度向上などによる早期着工推進、売上総利益率の改善なども寄与して黒字化予想としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比22.8%増の38億48百万円、営業利益が89百万円の赤字(前年同期は4億21百万円の赤字)、経常利益が99百万円の赤字(同4億26百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が17百万円の赤字(同3億25百万円の赤字)だった。

 受注強化や着工平準化促進などの効果で大幅増収となり、赤字縮小した。直販部門は20.3%増収で34.9%増益、販社部門は18.6%増収で黒字転換、BESSパートナーズは36.9%増収で黒字転換した。なお全社ベースの受注(契約)高は20.2%増の30億39百万円、受注残高は120億19百万円となった。

 ウッドショックによる木材調達コストの上昇がリスク要因となるが、受注が好調であり、通期ベースでも収益改善基調を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は上値試す

 株価は戻り一服の形だがモミ合いから上放れの動きを強めている。調整一巡して上値を試す展開を期待したい。9月21日の終値は845円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円80銭で算出)は約18倍、今期予想配当利回り(会社予想35円で算出)は約4.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.2倍、時価総額は約38億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[08月19日更新]

アールシーコアは調整一巡、22年3月期1Q赤字縮小、通期黒字化予想で収益改善基調

 アールシーコア<7837>(JQ)は、自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開している。22年3月期は受注が回復し、早期着工を推進して増収・黒字化予想としている。第1四半期は受注強化や着工平準化促進などの効果で大幅増収となり、赤字縮小した。そして通期黒字化予想を据え置いた。受注が好調であり、通期ベースでも収益改善基調を期待したい。株価はやや上値が重くモミ合いだが、調整一巡感を強めている。収益改善を評価して戻りを試す展開を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

■収益構造改革を推進

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。目標値については新型コロナウイルスによる事業環境の変化を考慮し、23年3月期の売上高を従来の240億円から200億円に、営業利益率を8%から5%に変更した。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

■22年3月期1Q大幅増収で赤字縮小、通期黒字化予想据え置き

 22年3月期連結業績予想は売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が3億円の黒字(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が2億65百万円の黒字(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が2億円の黒字(同5億34百万円の赤字)としている。配当予想は15円増配の35円(第2四半期末15円、期末20円)としている。

 大規模改修を機に改称した東京・代官山の旗艦店「BESS MAGAMA(従来のBESSスクエアを21年4月にリニューアルオープンして名称変更)」の営業再開を中心に、LOGWAY(展示場)における体感型単独展示場の強みを活かして受注強化を推進する。受注棟数の計画は47%増の1070棟、契約高の計画は27%増の173億円としている。さらに契約精度向上などによる早期着工推進、売上総利益率の改善なども寄与して黒字化予想としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比22.8%増の38億48百万円、営業利益が89百万円の赤字(前年同期は4億21百万円の赤字)、経常利益が99百万円の赤字(同4億26百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が17百万円の赤字(同3億25百万円の赤字)だった。

 受注強化や着工平準化促進などの効果で大幅増収となり、赤字縮小した。直販部門は20.3%増収で34.9%増益、販社部門は18.6%増収で黒字転換、BESSパートナーズは36.9%増収で黒字転換した。なお全社ベースの受注(契約)高は20.2%増の30億39百万円、受注残高は120億19百万円となった。

 ウッドショックによる木材調達コストの上昇がリスク要因となるが、受注が好調であり、通期ベースでも収益改善基調を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡

 株価はやや上値が重くモミ合いだが、調整一巡感を強めている。収益改善を評価して戻りを試す展開を期待したい。8月18日の終値は812円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円80銭で算出)は約17倍、今期予想配当利回り(会社予想の35円で算出)は約4.3%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.2倍、時価総額は約37億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR
[07月21日更新]

アールシーコアは戻り試す、22年3月期増収・黒字化予想

 アールシーコア<7837>(JQ)は、自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開している。7月20日には「BESS」事業35周年を記念した「梺(ふもと)ぐらし」を応援する特別モデルの発売を発表した。22年3月期は受注が回復し、早期着工を推進して増収・黒字化予想としている。収益改善を期待したい。株価は上げ一服となってモミ合う形だが徐々に下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

■収益構造改革を推進

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。目標値については新型コロナウイルスによる事業環境の変化を考慮し、23年3月期の売上高を従来の240億円から200億円に、営業利益率を8%から5%に変更した。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

■22年3月期増収・黒字化予想

 22年3月期連結業績予想は売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が3億円の黒字(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が2億65百万円の黒字(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が2億円の黒字(同5億34百万円の赤字)としている。配当予想は15円増配の35円(第2四半期末15円、期末20円)としている。

 大規模改修を機に改称した東京・代官山の旗艦店「BESS MAGAMA」の営業再開を発火点として受注増を目指す。受注棟数の計画は47%増の1070棟、契約高の計画は27%増の173億円としている。さらに契約精度向上などによる早期着工推進、売上総利益率の改善なども寄与して黒字化予想としている。収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は戻り試す

 株価は上げ一服となってモミ合う形だが徐々に下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。7月20日の終値は824円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円80銭で算出)は約17倍、今期予想配当利回り(会社予想の35円で算出)は約4.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.2倍、時価総額は約37億円である。
(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
http://media-ir.com/news/
[06月24日更新]

アールシーコアは戻り試す、22年3月期増収・黒字化予想

 アールシーコア<7837>(JQ)は、自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開している。22年3月期は受注が回復し、早期着工を推進して増収・黒字化予想としている。収益改善を期待したい。株価は黒字化予想を好感して急伸した5月の年初来高値圏から反落したが、素早く切り返しの動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。目標値については新型コロナウイルスによる事業環境の変化を考慮し、23年3月期の売上高を従来の240億円から200億円に、営業利益率を8%から5%に変更した。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

■22年3月期増収・黒字化予想

 22年3月期連結業績予想は売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が3億円の黒字(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が2億65百万円の黒字(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が2億円の黒字(同5億34百万円の赤字)としている。配当予想は15円増配の35円(第2四半期末15円、期末20円)としている。

 大規模改修を機に改称した東京・代官山の旗艦店「BESS MAGAMA」の営業再開を発火点として受注増を目指す。受注棟数の計画は47%増の1070棟、契約高の計画は27%増の173億円としている。さらに契約精度向上などによる早期着工推進、売上総利益率の改善なども寄与して黒字化予想としている。収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は戻り試す

 株価は黒字化予想を好感して急伸した5月の年初来高値圏から一旦反落したが、素早く切り返しの動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。6月23日の終値は835円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円80銭で算出)は約17倍、今期予想配当利回り(会社予想の35円で算出)は約4.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.2倍、時価総額は約38億円である。
(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
http://media-ir.com/news/
[05月25日更新]

アールシーコアは急伸、22年3月期黒字化予想

 アールシーコア<7837>(JQ)は、自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響などで減収・赤字だったが、従来予想に対して営業・経常利益は上振れ着地した。22年3月期は増収・黒字化予想としている。収益改善を期待したい。株価は黒字化予想を好感して急伸している。上値を試す展開を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 21年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が31%、販社部門が33%、BP社が35%、営業利益構成比は直販部門が56%、販社部門が42%、BP社が2%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月に東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。目標値については新型コロナウイルスによる事業環境の変化を考慮し、23年3月期の売上高を従来の240億円から200億円に、営業利益率を8%から5%に変更した。

 21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

■21年3月期赤字だが営業・経常利益は上振れ、22年3月期黒字化予想

 21年3月期連結業績は、売上高が20年3月期比10.4%減の157億90百万円、営業利益が2億52百万円の赤字(20年3月期は70百万円の黒字)、経常利益が3億57百万円の赤字(同74百万円の黒字)、親会社株主帰属当期純利益が5億34百万円の赤字(同23百万円の黒字)だった。配当は30円減配の20円(第2四半期末10円、期末10円)とした。

 新型コロナウイルスの影響などで減収・赤字だったが、従来予想に対して営業・経常利益は上振れ着地した。販管費として計上予定だった点検費用引当金繰入額96百万円を特別損失として計上したことに加えて、経費抑制で販管費が想定を下回った。

 直販部門は2.9%減収だが54.8%増益だった。着工スケジュール長期化で減収だが、部材キットおよび施工に関する粗利益率が改善した。販社部門は25.0%減収で63.7%減益だった。着工スケジュール長期化に加えて、受注減少によるロイヤリティ収入減少も影響した。BESSパートナーズは17.0%増収で黒字化した。拠点増加が寄与した。全社ベースの受注(契約)高は東京都・代官山「BESSスクエア」リニューアルのための一時閉鎖の影響で18.7%減少した。

 なお四半期別の営業利益は第1四半期が4億21百万円の赤字、第2四半期が42百万円の黒字、第3四半期が68百万円の黒字、第4四半期が59百万円の黒字だった。

 22年3月期連結業績予想は売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が3億円の黒字(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が2億65百万円の黒字(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が2億円の黒字(同5億34百万円の赤字)としている。配当予想は15円増配の35円(第2四半期末15円、期末20円)としている。

 大規模改修を機に改称した旗艦店「BESS MAGAMA」の営業再開を発火点として受注増を目指す。さらに粗利益率改善も寄与して黒字化予想としている。収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は急伸

 株価は黒字化予想を好感して急伸している。年初来高値を更新する場面もあった。基調転換して上値を試す展開を期待したい。5月24日の終値は824円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円80銭で算出)は約17倍、今期予想配当利回り(会社予想の35円で算出)は約4.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS682円85銭で算出)は約1.2倍、時価総額は約37億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月20日更新]

アールシーコアは22年3月期黒字化予想、戻りを試す展開へ

 アールシーコア <7837> (JQ)は5が18日の取引時間終了後に21年3月期連結業績を発表した。新型コロナウイルスの影響などで減収・赤字だったが、従来予想に対して営業・経常利益は上振れ着地した。22年3月期は増収・黒字化予想としている。収益改善を期待したい。株価は底打ちして下値を切り上げている。黒字化予想を評価して戻りを試す展開を期待したい。

■21年3月期赤字だが営業・経常利益は上振れ、22年3月期黒字化予想

21年3月期連結業績は、売上高が20年3月期比10.4%減の157億90百万円、営業利益が2億52百万円の赤字(20年3月期は70百万円の黒字)、経常利益が3億57百万円の赤字(同74百万円の黒字)、親会社株主帰属当期純利益が5億34百万円の赤字(同23百万円の黒字)だった。配当は30円減配の20円(第2四半期末10円、期末10円)とした。

新型コロナウイルスの影響などで減収・赤字だったが、従来予想に対して営業・経常利益は上振れ着地した。販管費として計上予定だった点検費用引当金繰入額96百万円を特別損失として計上したことに加えて、経費抑制で販管費が想定を下回った。

直販部門は2.9%減収だが54.8%増益だった。着工スケジュール長期化で減収だが、部材キットおよび施工に関する粗利益率が改善した。販社部門は25.0%減収で63.7%減益だった。着工スケジュール長期化に加えて、受注減少によるロイヤリティ収入減少も影響した。BESSパートナーズは17.0%増収で黒字化した。拠点増加が寄与した。全社ベースの受注(契約)高は東京都・代官山「BESSスクエア」リニューアルのための一時閉鎖の影響で18.7%減少した。

なお四半期別の営業利益は第1四半期が4億21百万円の赤字、第2四半期が42百万円の黒字、第3四半期が68百万円の黒字、第4四半期が59百万円の黒字だった。

22年3月期連結業績予想は売上高が21年3月期比4.5%増の165億円、営業利益が3億円の黒字(21年3月期は2億52百万円の赤字)、経常利益が2億65百万円の黒字(同3億57百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が2億円の黒字(同5億34百万円の赤字)としている。配当予想は15円増配の35円(第2四半期末15円、期末20円)としている。

大規模改修を機に改称した旗艦店「BESS MAGAMA」の営業再開を発火点として受注増を目指す。さらに粗利益率改善も寄与して黒字化予想としている。収益改善を期待したい。

■株価は戻り試す

株価は底打ちして下値を切り上げている。22年3月期黒字化予想を評価して戻りを試す展開を期待したい。5月18日の終値は786円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円80銭で算出)は約16倍、そして時価総額は約35億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月27日更新]

アールシーコアは下値切り上げ、22年3月期収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)は、自然材をふんだんに使ったログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響などで赤字予想だが、従来予想に比べて赤字幅が縮小する見込みだ。受注残の積み上げやコストダウン効果で22年3月期の収益改善を期待したい。株価は下値切り上げの動きを強めている。底固めが完了したようだ。戻りを試す展開を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 20年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が26%、販社部門が50%、BP社が24%、営業利益構成比は直販部門が26%、販社部門が83%、BP社が▲9%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 20年3月期末時点で展示場41拠点を展開し、東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお21年4月には東京・代官山のLOGWAY旗艦店を「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンした。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。

 なお21年3月には、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

■21年3月期は新型コロナ影響だが、22年3月期収益改善期待

 21年3月期連結業績予想(7月31日公表、3月12日に利益を上方修正)は、売上高が20年3月期比9.7%減の159億円、営業利益が4億円の赤字(20年3月期は70百万円の黒字)、経常利益が5億円の赤字(同74百万円の黒字)、親会社株主帰属当期純利益が4億40百万円の赤字(同23百万円の黒字)としている。配当予想は30円減配の20円(第2四半期末10円、期末10円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比5.6%減の118億60百万円、営業利益が3億11百万円の赤字(前年同期は1億99百万円の赤字)、経常利益が3億36百万円の赤字(同2億04百万円の赤字)、四半期純利益が3億49百万円の赤字(同2億23百万円の赤字)だった。新型コロナウイルスの影響などで前年比営業赤字拡大した。

 直販部門は0.2%増収で64.2%増益だった。受注は27.4%減少したが、期初受注残の売上進捗が順調だった。販社部門は21.0%減収で63.6%減益だった。新型コロナウイルスの影響などで受注が21.5%減少し、着工スケジュール長期化も影響した。BESSパートナーズは35.2%増収だった。19年1月から引き継いだ6拠点が売上増加に寄与した。直近に引き継いだ3拠点は運営経費が先行しているが、全体として赤字縮小した。受注は16.3%増加した。

 合計受注高は、東京都・代官山のBESS スクエアを改修工事で一時閉鎖(21年4月リニューアルオープン予定)したことも影響して、11.1%減の99億65百万円となった。期末受注残高は127億51百万円となった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高31億33百万円で営業利益4億21百万円の赤字、第2四半期は売上高44億90百万円で営業利益42百万円の黒字、第3四半期は売上高42億37百万円で営業利益68百万円の黒字だった。第2四半期と第3四半期は小幅ながら営業黒字に回復した。

 通期も新型コロナウイルスの影響などで赤字予想だが、従来予想に比べて赤字幅が縮小する見込みだ。コスト面で、WEB活用による営業効率の改善、人件費の圧縮など費用削減効果が寄与する。

 さらに早期着工推進による売上回転率の向上、生産〜流通のトータルコストダウンによる売上総利益率の改善、BP社拠点の収益性改善などを強化する方針だ。受注残の積み上げやコストダウン効果で22年3月期の収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は下値切り上げ

 株価は下値切り上げの動きを強めている。底固めが完了したようだ。出直りを期待したい。4月26日の終値は760円、前期推定配当利回り(会社予想の20円で算出)は約2.6%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS840円75銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約34億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月08日更新]

アールシーコアは22年3月期収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。なお東京・代官山のLOGWAY旗艦店を4月10日にリニューアルオープンする。21年3月期は新型コロナウイルスの影響などで赤字予想だが、従来予想に比べて赤字幅が縮小する見込みだ。受注残の積み上げやコストダウン効果で22年3月期の収益改善を期待したい。株価は反発力が鈍く安値圏だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 20年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が26%、販社部門が50%、BP社が24%、営業利益構成比は直販部門が26%、販社部門が83%、BP社が▲9%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 20年3月期末時点で展示場41拠点を展開し、東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。なお東京・代官山のLOGWAY旗艦店を4月10日に「BESS MAGMA LOGWAY、NIPPON」としてリニューアルオープンする。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。

 なお3月31日に、運転資金および設備投資(東京・代官山のBESS本店リニューアル)への充当を目的として、シンジケーション方式によるコミットメントライン契約およびタームローン契約を締結した。

■21年3月期は新型コロナ影響だが、22年3月期収益改善期待

 21年3月期連結業績予想(7月31日公表、3月12日に利益を上方修正)は、売上高が20年3月期比9.7%減の159億円、営業利益が4億円の赤字(20年3月期は70百万円の黒字)、経常利益が5億円の赤字(同74百万円の黒字)、純利益が4億40百万円の赤字(同23百万円の黒字)としている。配当予想は30円減配の20円(第2四半期末10円、期末10円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比5.6%減の118億60百万円、営業利益が3億11百万円の赤字(前年同期は1億99百万円の赤字)、経常利益が3億36百万円の赤字(同2億04百万円の赤字)、四半期純利益が3億49百万円の赤字(同2億23百万円の赤字)だった。新型コロナウイルスの影響などで前年比営業赤字拡大した。

 直販部門は0.2%増収で64.2%増益だった。受注は27.4%減少したが、期初受注残の売上進捗が順調だった。販社部門は21.0%減収で63.6%減益だった。新型コロナウイルスの影響などで受注が21.5%減少し、着工スケジュール長期化も影響した。BESSパートナーズは35.2%増収だった。19年1月から引き継いだ6拠点が売上増加に寄与した。直近に引き継いだ3拠点は運営経費が先行しているが、全体として赤字縮小した。受注は16.3%増加した。

 合計受注高は、東京都・代官山のBESS スクエアを改修工事で一時閉鎖(21年4月リニューアルオープン予定)したことも影響して、11.1%減の99億65百万円となった。期末受注残高は127億51百万円となった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高31億33百万円で営業利益4億21百万円の赤字、第2四半期は売上高44億90百万円で営業利益42百万円の黒字、第3四半期は売上高42億37百万円で営業利益68百万円の黒字だった。第2四半期と第3四半期は小幅ながら営業黒字に回復した。

 通期も新型コロナウイルスの影響などで赤字予想だが、従来予想に比べて赤字幅が縮小する見込みだ。コスト面で、WEB活用による営業効率の改善、人件費の圧縮など費用削減効果が寄与する。

 さらに早期着工推進による売上回転率の向上、生産〜流通のトータルコストダウンによる売上総利益率の改善、BP社拠点の収益性改善などを強化する方針だ。受注残の積み上げやコストダウン効果で22年3月期の収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡

 株価は反発力が鈍く安値圏だが、調整一巡して出直りを期待したい。4月7日の終値は732円、前期推定配当利回り(会社予想の20円で算出)は約2.7%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS840円75銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約33億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月10日更新]

アールシーコアは下値固め完了、22年3月期収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響などで赤字予想だが、第2四半期と第3四半期は小幅ながら営業黒字に転換している。受注残の積み上げやコストダウン効果で22年3月期の収益改善を期待したい。株価は20年8月の昨年来安値に接近する場面があったが、その後は売り一巡して下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 20年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が26%、販社部門が50%、BP社が24%、営業利益構成比は直販部門が26%、販社部門が83%、BP社が▲9%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 20年3月期末時点で展示場41拠点を展開し、東京都・代官山のBESS スクエア、神奈川・藤沢市のBESS 藤沢、東京都・昭島市のLOGWAY BESS多摩の3ヶ所を直営拠点としている。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進している。

■21年3月期は新型コロナ影響だが、22年3月期収益改善期待

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、7月31日に公表)は、売上高が20年3月期比9.7%減の159億円、営業利益が6億40百万円の赤字(20年3月期は70百万円の赤字)、経常利益が6億90百万円の赤字(同74百万円の黒字)、純利益が6億円の赤字(同23百万円の黒字)としている。受注棟数は18%減の812棟、受注高は12%減の147億円の計画である。配当予想は30円減配の20円(第2四半期末10円、期末10円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比5.6%減の118億60百万円、営業利益が3億11百万円の赤字(前年同期は1億99百万円の赤字)、経常利益が3億36百万円の赤字(同2億04百万円の赤字)、四半期純利益が3億49百万円の赤字(同2億23百万円の赤字)だった。新型コロナウイルスの影響などで前年比営業赤字拡大した。

 直販部門は0.2%増収で64.2%増益だった。受注は27.4%減少したが、期初受注残の売上進捗が順調だった。販社部門は21.0%減収で63.6%減益だった。新型コロナウイルスの影響などで受注が21.5%減少し、着工スケジュール長期化も影響した。BESSパートナーズは35.2%増収だった。19年1月から引き継いだ6拠点が売上増加に寄与した。直近に引き継いだ3拠点は運営経費が先行しているが、全体として赤字縮小した。受注は16.3%増加した。

 合計受注高は、東京都・代官山のBESS スクエアを改修工事で一時閉鎖(21年4月リニューアルオープン予定)したことも影響して、11.1%減の99億65百万円となった。期末受注残高は127億51百万円となった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高31億33百万円で営業利益4億21百万円の赤字、第2四半期は売上高44億90百万円で営業利益42百万円の黒字、第3四半期は売上高42億37百万円で営業利益68百万円の黒字だった。第2四半期と第3四半期は小幅ながら営業黒字に回復した。

 通期も新型コロナウイルスの影響などで赤字予想だが、第2四半期と第3四半期は小幅ながら営業黒字に転換している。また下期は22年3月期収益回復に向けて受注残の積み上げを図る方針だ。さらに早期着工推進による売上回転率の向上、生産〜流通のトータルコストダウンによる売上総利益率の改善、BP社拠点の収益性改善などを強化するとしている。受注残の積み上げやコストダウン効果で22年3月期の収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は下値固め完了

 株価は20年8月の昨年来安値に接近する場面があったが、その後は売り一巡して下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。3月9日の終値は719円、今期予想配当利回り(会社予想の20円で算出)は約2.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS840円75銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約32億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月18日更新]

アールシーコアは下値固め完了、22年3月期収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。21年3月期第3四半期累計は、新型コロナウイルスの影響などで前年比営業赤字拡大した。ただし第2四半期と第3四半期は小幅ながら営業黒字だった。下期は受注残の積み上げを強化するとしている。さらにトータルコストダウンによる売上総利益率の改善も推進する。22年3月期の収益改善を期待したい。株価は昨年来安値に接近したが、売り一巡して下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 20年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が26%、販社部門が50%、BP社が24%、営業利益構成比は直販部門が26%、販社部門が83%、BP社が▲9%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 20年3月期末の展示場は41拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進する。

■21年3月期は新型コロナ影響だが、22年3月期収益改善期待

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、7月31日に公表)は、売上高が20年3月期比9.7%減の159億円、営業利益が6億40百万円の赤字(20年3月期は70百万円の赤字)、経常利益が6億90百万円の赤字(同74百万円の黒字)、純利益が6億円の赤字(同23百万円の黒字)としている。受注棟数は18%減の812棟、受注高は12%減の147億円の計画である。配当予想は30円減配の20円(第2四半期末10円、期末10円)である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比5.6%減の118億60百万円、営業利益が3億11百万円の赤字(前年同期は1億99百万円の赤字)、経常利益が3億36百万円の赤字(同2億04百万円の赤字)、四半期純利益が3億49百万円の赤字(同2億23百万円の赤字)だった。新型コロナウイルスの影響などで前年比営業赤字拡大した。

 直販部門は0.2%増収で64.2%増益だった。受注は27.4%減少したが、期初受注残の売上進捗が順調だった。販社部門は21.0%減収で63.6%減益だった。新型コロナウイルスの影響などで受注が21.5%減少し、着工スケジュールも長期化した。BESSパートナーズは35.2%増収だった。19年1月から引き継いだ6拠点が売上増加に寄与した。直近に引き継いだ3拠点は運営経費が先行しているが、全体として赤字縮小した。受注は16.3%増加した。

 合計受注高は、東京都・代官山BESSスクエアが改修工事で一時閉鎖(21年4月リニューアルオープン予定)となっていることも影響して、11.1%減の99億65百万円となった。期末受注残高は127億51百万円となった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高31億33百万円で営業利益4億21百万円の赤字、第2四半期は売上高44億90百万円で営業利益42百万円の黒字、第3四半期は売上高42億37百万円で営業利益68百万円の黒字だった。第2四半期と第3四半期は小幅ながら営業黒字に回復した。

 通期も新型コロナウイルスの影響などで赤字予想だが、第2四半期と第3四半期は小幅ながら営業黒字転換している。また下期は22年3月期収益回復に向けて受注残の積み上げを図る方針だ。さらに早期着工推進による売上回転率の向上、生産〜流通のトータルコストダウンによる売上総利益率の改善、BP社拠点の収益性改善などを強化するとしている。22年3月期の収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として実施(詳細は会社HP参照)している。

■株価は下値固め完了

 株価は昨年来安値に接近してモミ合う展開だが、売り一巡して下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。2月17日の終値は714円、今期予想配当利回り(会社予想の20円で算出)は約2.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS840円75銭で算出)は約0.8倍、時価総額は約32億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月20日更新]

アールシーコアは下値固め完了、21年3月期は新型コロナ影響だが受注回復基調

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。21年3月期は新型コロナウイルスによる営業活動制限の影響で赤字予想だが、受注が回復基調である。また下期は22年3月期の収益回復に向けて受注残の積み上げを強化するとしている。中期的に収益拡大を期待したい。株価は急落して昨年来安値に接近する場面があったが、売り一巡して下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 20年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が26%、販社部門が50%、BP社が24%、営業利益構成比は直販部門が26%、販社部門が83%、BP社が▲9%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 20年3月期末の展示場は41拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進する。

■21年3月期は新型コロナ影響で赤字予想だが受注回復基調

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、7月31日に公表)は、売上高が20年3月期比9.7%減の159億円、営業利益が6億40百万円の赤字(20年3月期は70百万円の赤字)、経常利益が6億90百万円の赤字(同74百万円の黒字)、純利益が6億円の赤字(同23百万円の黒字)としている。受注棟数は18%減の812棟、受注高は12%減の147億円の計画としている。配当予想は30円減配の20円(第2四半期末10円、期末10円)である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比6.5%減の76億23百万円、営業利益が3億79百万円の赤字(前年同期は2億92百万円の赤字)、経常利益が3億92百万円の赤字(同2億84百万円の赤字)、純利益が3億31百万円の赤字(同3億12百万円の赤字)だった。全社ベースの受注棟数は15%減の375棟、受注高は1%増の74億円だった。

 全国のLOGWAY(展示場)の来場制限を設けるなど、新型コロナウイルスによる営業活動制限の影響で販社部門の受注棟数が減少し、顧客打ち合わせ遅延などで工事着工にも影響が出た。

 販社部門の受注棟数減少でロイヤリティ収入が減少し、着工遅延で部材キット売上が減少した。利益面では一部販社への貸倒引当金計上、子会社の拠点増加や代官山改修などの先行投資も影響した。直販部門は売上進捗が比較的順調で増益となり、BESSパートナーズは拠点増加で赤字縮小したが、販社部門が着工スケジュール長期化で大幅減益だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高31億33百万円で営業利益4億21百万円の赤字、第2四半期は売上高44億90百万円で営業利益42百万円の黒字だった。第2四半期は小幅ながら営業黒字だった。また受注棟数も第1四半期の123棟(前年比28%減)に対して、第2四半期は252棟(同7%減)と持ち直した。第2四半期は代官山改修の影響を除くと概ね前年並みに回復した。

 21年3月期は新型コロナウイルスによる営業活動制限の影響で赤字予想だが、受注が回復基調であり、下期は22年3月期収益回復に向けて受注残の積み上げを図る方針だ。さらに早期着工推進による売上回転率の向上、生産〜流通のトータルコストダウンによる売上総利益率の改善、BP社拠点の収益性改善などを強化するとしている。中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)した。また20年7月には優待内容の一部追加など拡充を発表している。

■株価は下値固め完了

 株価は急落して昨年来安値に接近する場面があったが、売り一巡して下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。1月19日の終値は704円、今期予想配当利回り(会社予想の20円で算出)は約2.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS840円75銭で算出)は約0.8倍、時価総額は約32億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月23日更新]

アールシーコアは反発の動き、21年3月期は新型コロナ影響だが受注回復

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。21年3月期は新型コロナウイルスによる営業活動制限の影響で赤字予想だが、受注が回復傾向であり、下期は22年3月期の収益回復に向けて受注残の積み上げを強化するとしている。受注回復して中期的に収益拡大を期待したい。株価は急落してモミ合いから下放れの形となったが、8月の年初来安値を割り込まずに反発の動きを強めている。売り一巡して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 20年3月期セグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が26%、販社部門が50%、BP社が24%、営業利益構成比は直販部門が26%、販社部門が83%、BP社が▲9%だった。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 20年3月期末の展示場は41拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進する。

■21年3月期は新型コロナ影響で赤字予想だが受注回復

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、7月31日に公表)は、売上高が20年3月期比9.7%減の159億円、営業利益が6億40百万円の赤字(20年3月期は70百万円の赤字)、経常利益が6億90百万円の赤字(同74百万円の黒字)、純利益が6億円の赤字(同23百万円の黒字)としている。受注棟数は18%減の812棟、受注高は12%減の147億円の計画としている。配当予想は30円減配の20円(第2四半期末10円、期末10円)である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比6.5%減の76億23百万円、営業利益が3億79百万円の赤字(前年同期は2億92百万円の赤字)、経常利益が3億92百万円の赤字(同2億84百万円の赤字)、純利益が3億31百万円の赤字(同3億12百万円の赤字)だった。全社ベースの受注棟数は15%減の375棟、受注高は1%増の74億円だった。

 全国のLOGWAY(展示場)の来場制限を設けるなど、新型コロナウイルスによる営業活動制限の影響で販社部門の受注棟数が減少し、顧客打ち合わせ遅延などで工事着工にも影響が出た。

 販社部門の受注棟数減少でロイヤリティ収入が減少し、着工遅延で部材キット売上が減少した。利益面では一部販社への貸倒引当金計上、子会社の拠点増加や代官山改修などの先行投資も影響した。直販部門は売上進捗が比較的順調で増益となり、BESSパートナーズは拠点増加で赤字縮小したが、販社部門が着工スケジュール長期化で大幅減益だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高31億33百万円で営業利益4億21百万円の赤字、第2四半期は売上高44億90百万円で営業利益42百万円の黒字だった。第2四半期は小幅ながら営業黒字だった。また受注棟数も第1四半期の123棟(前年比28%減)に対して、第2四半期は252棟(同7%減)と持ち直した。第2四半期は代官山改修の影響を除くと概ね前年並みに回復した。

 21年3月期は新型コロナウイルスによる営業活動制限の影響で赤字予想だが、受注が回復傾向であり、下期は22年3月期収益回復に向けて受注残の積み上げを図る方針だ。さらに早期着工推進による売上回転率の向上、生産〜流通のトータルコストダウンによる売上総利益率の改善、BP社拠点の収益性改善などを強化するとしている。受注回復して中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)した。また20年7月には優待内容の一部追加など拡充を発表している。

■株価は反発の動き

 株価は急落してモミ合いから下放れの形となったが、8月の年初来安値を割り込まずに反発の動きを強めている。売り一巡して出直りを期待したい。12月22日の終値は728円、今期予想配当利回り(会社予想の20円で算出)は約2.7%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS840円75銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約33億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月14日更新]

アールシーコアは調整一巡、21年3月期赤字予想だが後半回復期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。21年3月期は新型コロナウイルスによる営業活動制限の影響で赤字予想だが、一方では、新型コロナウイルスを避けるための地方移住などで、ログハウス住宅・別荘の需要が高まる可能性もありそうだ。後半の回復を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが、21年3月期赤字予想の織り込みを完了しているだろう。調整一巡して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。20年3月期のセグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が26%、販社部門が50%、BP社が24%、営業利益構成比は直販部門が26%、販社部門が83%、BP社が▲9%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 20年3月期末の展示場は41拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進する。

■21年3月期は新型コロナ影響で赤字予想だが後半回復期待

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定、7月31日に公表)は、売上高が20年3月期比9.7%減の159億円、営業利益が6億40百万円の赤字(20年3月期は70百万円の赤字)、経常利益が6億90百万円の赤字(同74百万円の黒字)、純利益が6億円の赤字(同23百万円の黒字)としている。配当予想は30円減配の20円(第2四半期末10円、期末10円)である。

 全国のLOGWAY(展示場)の来場制限を設けるなど、新型コロナウイルスによる営業活動制限の影響で、受注高が減少(第1四半期は6.4%減の25億27百万円)している。また営業活動制限の影響は期末まで解消されず、今後の新規来場者数が前年に比べて60%〜70%程度、受注高が80%〜90%程度で推移すると想定している。

 第1四半期は、売上高が前年同期比3.8%増の31億33百万円、営業利益が4億21百万円の赤字(前年同期は4億81百万円の赤字)、経常利益が4億26百万円の赤字(同4億94百万円の赤字)、純利益が3億25百万円の赤字(同4億37百万円の赤字)だった。受注残の消化で増収となり、赤字幅が縮小した。

 当面は新型コロナウイルスによるマイナス影響が意識されるが、一方では新型コロナウイルスを避けるための地方移住などで、ログハウス住宅・別荘の需要が高まる可能性もありそうだ。後半の回復を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)した。また20年7月には優待内容の一部追加など拡充を発表している。

■株価は調整一巡

 株価は反発力の鈍い展開だが、21年3月期赤字予想の織り込みを完了しているだろう。調整一巡して出直りを期待したい。10月13日の終値は815円、今期予想配当利回り(会社予想の20円で算出)は約2.5%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS840円75銭で算出)は約1.0倍、そして時価総額は約37億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月11日更新]

アールシーコアは反発の動き、21年3月期赤字予想の織り込み完了

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。21年3月期は新型コロナウイルスによる営業活動制限の影響で赤字予想だが、一方では、新型コロナウイルスを避けるための地方移住などで、ログハウス住宅・別荘の需要が高まる可能性もありそうだ。中期的に収益拡大を期待したい。株価は8月の年初来安値から反発の動きを強めている。21年3月期赤字予想の織り込み完了して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。20年3月期のセグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が26%、販社部門が50%、BP社が24%、営業利益構成比は直販部門が26%、販社部門が83%、BP社が▲9%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 20年3月期末の展示場は41拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進する。

■21年3月期は新型コロナウイルス影響で赤字予想

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定としていたが7月31日に公表)は、売上高が20年3月期比9.7%減の159億円、営業利益が6億40百万円の赤字(20年3月期は70百万円の赤字)、経常利益が6億90百万円の赤字(同74百万円の黒字)、純利益が6億円の赤字(同23百万円の黒字)としている。配当予想は30円減配の20円(第2四半期末10円、期末10円)である。

 全国のLOGWAY(展示場)の来場制限を設けるなど、新型コロナウイルスによる営業活動制限の影響で、受注高が減少(第1四半期は6.4%減の25億27百万円)している。また営業活動制限の影響は期末まで解消されず、今後の新規来場者数が前年に比べて60%〜70%程度、受注高が80%〜90%程度で推移すると想定している。

 第1四半期は、売上高が前年同期比3.8%増の31億33百万円、営業利益が4億21百万円の赤字(前年同期は4億81百万円の赤字)、経常利益が4億26百万円の赤字(同4億94百万円の赤字)、純利益が3億25百万円の赤字(同4億37百万円の赤字)だった。受注残の消化で増収となり、赤字幅が縮小した。

 当面は新型コロナウイルスによるマイナス影響が意識されるが、一方では新型コロナウイルスを避けるための地方移住などで、ログハウス住宅・別荘の需要が高まる可能性もありそうだ。中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)した。なお20年7月には優待内容の一部追加など拡充を発表している。

■株価は反発の動き、21年3月期赤字予想の織り込み完了

 株価は8月の年初来安値から反発の動きを強めている。21年3月期赤字予想の織り込み完了して出直りを期待したい。9月10日の終値は842円、今期予想配当利回り(会社予想の20円で算出)は約2.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS840円75銭で算出)は約1.0倍、時価総額は約38億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月19日更新]

アールシーコアは反発の動き、21年3月期赤字予想の織り込み完了

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。21年3月期は新型コロナウイルス感染拡大のための営業活動制限の影響で赤字予想としたが、中期的には新型コロナウイルスを避けるための地方移住などで、ログハウス住宅・別荘の需要が高まる可能性もありそうだ。中期的に収益拡大を期待したい。株価は年初来安値を更新する場面があったが、素早く反発の動きを強めている。赤字予想の織り込み完了して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。20年3月期のセグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が26%、販社部門が50%、BP社が24%、営業利益構成比は直販部門が26%、販社部門が83%、BP社が▲9%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 20年3月期末の展示場は41拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げている。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進する。

■21年3月期は新型コロナウイルス影響で赤字予想

 21年3月期の連結業績予想(期初時点では未定としていたが7月31日に公表)は、売上高が20年3月期比9.7%減の159億円、営業利益が6億40百万円の赤字(20年3月期は70百万円の赤字)、経常利益が6億90百万円の赤字(同74百万円の黒字)、純利益が6億円の赤字(同23百万円の黒字)とした。なお配当予想は30円減配の20円(第2四半期末10円、期末10円)とした。

 全国のLOGWAY(展示場)の来場制限を設けるなど、新型コロナウイルス感染拡大のための営業活動制限の影響で受注高が減少(第1四半期は6.4%減の25億27百万円)している。また営業活動制限の影響は期末まで解消されず、今後の新規来場者数が前年に比べて60%〜70%程度、受注高が80%〜90%程度で推移すると想定した。

 なお第1四半期は、売上高が前年同期比3.8%増の31億33百万円、営業利益が4億21百万円の赤字(前年同期は4億81百万円の赤字)、経常利益が4億26百万円の赤字(同4億94百万円の赤字)、純利益が3億25百万円の赤字(同4億37百万円の赤字)だった。受注残の消化で増収となり、赤字幅が縮小した。

 当面は新型コロナウイルスによるマイナス影響が意識されるが、中期的には新型コロナウイルスを避けるための地方移住などで、ログハウス住宅・別荘の需要が高まる可能性もありそうだ。中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)した。なお7月31日には優待内容の一部追加など拡充を発表している。

■株価は反発の動き、赤字予想の織り込み完了

 株価は年初来安値を更新する場面があったが、素早く反発の動きを強めている。赤字予想の織り込み完了して出直りを期待したい。8月18日の終値は808円、今期予想配当利回り(会社予想の20円で算出)は約2.5%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS840円75銭で算出)は約1.0倍、時価総額は約36億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月13日更新]

アールシーコアは下値切り上げ、地方移住でログハウス需要期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。21年3月期予想は新型コロナウイルスの影響を考慮して未定としている。当面は経済収縮の影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。新型コロナウイルスを避けるための地方移住に伴い、ログハウス住宅・別荘の需要が高まる可能性もありそうだ。株価はやや小動きだが、徐々に下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。なお7月31日に第1四半期決算発表を予定している。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。20年3月期のセグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が26%、販社部門が50%、BP社が24%、営業利益構成比は直販部門が26%、販社部門が83%、BP社が▲9%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 20年3月期末の展示場は41拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げた。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進する。

■21年3月期予想は新型コロナウイルス影響で未定

 21年3月期連結業績・配当予想は新型コロナウイルスの影響を考慮して未定としている。当面は経済収縮の影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。新型コロナウイルスを避けるための地方移住で、ログハウス住宅・別荘の需要が高まる可能性もありそうだ。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)した。

■株価は下値切り上げ

 株価はやや小動きだが、徐々に下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。7月10日の終値は872円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS840円75銭で算出)は約1.0倍、時価総額は約39億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月19日更新]

アールシーコアは反発の動き

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。21年3月期予想は新型コロナウイルスの影響を考慮して未定としている。当面は経済収縮の影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は下値固め完了して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。20年3月期のセグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が26%、販社部門が50%、BP社が24%、営業利益構成比は直販部門が26%、販社部門が83%、BP社が▲9%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 20年3月期末の展示場は41拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 新中期経営計画ではスローガンに「曲がり真直ぐ、BESSの道」を掲げた。また重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を推進する。

■21年3月期予想は新型コロナウイルス影響で未定

 21年3月期連結業績・配当予想は新型コロナウイルスの影響を考慮して未定としている。当面は経済収縮の影響が意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)した。

■株価は反発の動き

 株価は下値固め完了して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。6月18日の終値は839円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS840円75銭で算出)は約1.0倍、時価総額は約38億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月28日更新]

アールシーコアは下値固め完了

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。21年3月期連結業績・配当予想は新型コロナウイルスの影響で未定としている。当面は経済収縮の影響に注意が必要となるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は下値固め完了感を強めている。売り一巡して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。20年3月期のセグメント別(調整前)売上構成比は直販部門が26%、販社部門が50%、BP社が24%、営業利益構成比は直販部門が26%、販社部門が83%、BP社が▲9%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 19年3月期末の展示場は41拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期成長に向けた重点施策としては、LOGWAY戦略のベストサイクル追求、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」の本格化、ブランドパートナー型FC制度の確立、長寿企業を目指す収益構造改革を掲げている。

■21年3月期予想は新型コロナウイルス影響で未定

 20年3月期連結業績は、売上高が19年3月期比42.1%増の176億14百万円で、営業利益が70百万円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が74百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が23百万円の黒字(同5億41百万円の赤字)だった。配当は19年3月期と同額の50円(第2四半期末25円、期末25円)とした。

 前期オープンしたBESS多摩などが受注・売上に寄与して大幅増収だった。利益面では山火事に起因するカナダ材調達難による部品納品遅延、BESS事業とは無関係の事業によって経営難に陥った販社6拠点に対するBP社の経費負担、生産革新初期におけるコスト増、材料費・外注費の高騰などを増収効果で吸収して黒字化した。

 21年3月期連結業績・配当予想は新型コロナウイルスの影響で未定としている。当面は経済収縮の影響に注意が必要となるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)した。

■株価は下値固め完了

 株価は下値固め完了感を強めている。売り一巡して出直りを期待したい。5月27日の終値は834円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS840円75銭で算出)は約1.0倍、時価総額は約38億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月09日更新]

アールシーコアは売り一巡

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。当面は新型コロナウイルス感染拡大の影響に注意必要となるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化で年初来安値を更新する場面があったが、売り一巡して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。19年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が32%、販社部門が52%、BP社が17%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 19年3月期末の展示場は45拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■20年3月期黒字予想

 20年3月期連結業績予想(1月31日に下方修正)は、売上高が19年3月期比41.2%増の175億円、営業利益が1億円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が80百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が30百万円の黒字(同5億41百万円の赤字)としている。配当予想は19年3月期と同額の50円(第2四半期末25円、期末25円)である。

 山火事に起因するカナダ材調達難による部品納品遅延が収束して大幅増収だが、BESSパートナーズが元地区販社から運営を継承した拠点における体制整備が遅れ、物流費の高騰なども影響して業績予想を下方修正した。ただし黒字は確保する見込みだ。

 なお第3四半期累計は、売上高が前年同期比46.2%増の125億59百万円、営業利益が1億99百万円の赤字(前年同期は7億80百万円の赤字)、経常利益が2億04百万円の赤字(同7億80百万円の赤字)、純利益が2億23百万円の赤字(同5億36百万円の赤字)だった。増収効果で赤字が縮小した。受注高は16.0%増の112億04百万円、受注残高は133億33百万円だった。

 当面は新型コロナウイルス感染拡大の影響に注意必要となるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)した。

■株価は売り一巡

 株価は地合い悪化で年初来安値を更新する場面があったが、売り一巡して出直りを期待したい。4月8日の終値は750円、前期推定連結PER(会社予想連結EPS7円12銭で算出)は約105倍、前期推定配当利回り(会社予想50円で算出)は約6.7%、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS900円81銭で算出)は約0.8倍、時価総額は約34億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月02日更新]

アールシーコアは下げ渋りの動き、21年3月期収益拡大期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。20年3月期予想を下方修正したが、21年3月期の収益拡大を期待したい。株価は地合い悪も影響して昨年来安値圏だが、下げ渋りの動きを強めている。売り一巡して反発を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。19年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が32%、販社部門が52%、BP社が17%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 19年3月期末の展示場は45拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■20年3月期予想を下方修正だが、21年3月期の収益拡大期待

 20年3月期連結業績予想(1月31日に下方修正)は、売上高が19年3月期比41.2%増の175億円、営業利益が1億円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が80百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が30百万円の黒字(同5億41百万円の赤字)としている。配当予想は19年3月期と同額の50円(第2四半期末25円、期末25円)である。

 山火事に起因するカナダ材調達難による部品納品遅延が収束して大幅増収だが、BESSパートナーズが元地区販社から運営を継承した拠点における体制整備が遅れ、物流費の高騰なども影響して業績予想を下方修正した。ただし黒字は確保する見込みだ。

 なお第3四半期累計は、売上高が前年同期比46.2%増の125億59百万円、営業利益が1億99百万円の赤字(前年同期は7億80百万円の赤字)、経常利益が2億04百万円の赤字(同7億80百万円の赤字)、純利益が2億23百万円の赤字(同5億36百万円の赤字)だった。増収効果で赤字が縮小した。受注高は16.0%増の112億04百万円、受注残高は133億33百万円だった。

 通期予想を下方修正したが、21年3月期の収益拡大を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)する。

■株価は下げ渋りの動き

 株価は地合い悪も影響して昨年来安値圏だが、下げ渋りの動きを強めている。売り一巡して反発を期待したい。2月28日の終値は948円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS7円12銭で算出)は約133倍、今期予想配当利回り(会社予想の50円で算出)は約5.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS900円81銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約43億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月07日更新]

アールシーコアは売り一巡、21年3月期収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。一過性要因が影響して20年3月期の業績予想を下方修正したが、21年3月期の収益改善を期待したい。株価は下方修正を嫌気する場面があったが、売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。19年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が32%、販社部門が52%、BP社が17%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 19年3月期末の展示場は45拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■20年3月期予想を下方修正だが、21年3月期の収益改善期待

 20年3月期連結業績予想(1月31日に下方修正)は、売上高が19年3月期比41.2%増の175億円、営業利益が1億円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が80百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が30百万円の黒字(同5億41百万円の赤字)としている。配当予想は19年3月期と同額の50円(第2四半期末25円、期末25円)である。

 一昨年から発生した一過性要因(カナダ山火事の影響によるカナダ材調達難)による部品納品遅延が収束して大幅増収だが、BESSパートナーズが元地区販社から運営を継承した拠点における体制整備が遅れ、物流費の高騰なども影響して業績予想を下方修正した。ただし黒字は確保する見込みだ。

 なお第3四半期累計は、売上高が前年同期比46.2%増の125億59百万円、営業利益が1億99百万円の赤字(前年同期は7億80百万円の赤字)、経常利益が2億04百万円の赤字(同7億80百万円の赤字)、純利益が2億23百万円の赤字(同5億36百万円の赤字)だった。増収効果で赤字が縮小した。受注高は16.0%増の112億04百万円、受注残高は133億33百万円だった。

 通期予想を下方修正したが、生産革新(BH生産システム)効果も寄与して21年3月期の収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)する。

■株価は売り一巡

 株価は下方修正を嫌気する場面があったが、売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。2月6日の終値は1004円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS7円12銭で算出)は約141倍、今期予想配当利回り(会社予想の50円で算出)は約5.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS900円81銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月10日更新]

アールシーコアは下値切り上げ、20年3月期黒字化予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。20年3月期は一過性要因が一巡し、生産革新効果も寄与して黒字化予想である。収益改善を期待したい。株価は小動きだが徐々に下値を切り上げている。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。19年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が32%、販社部門が52%、BP社が17%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 19年3月期末の展示場は45拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に直営の「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■20年3月期黒字化予想

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比53.3%増の190億円、営業利益が3億30百万円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が2億80百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が2億円の黒字(同5億41百万円の赤字)としている。配当予想は19年3月期と同額の50円(第2四半期末25円、期末25円)である。

 19年3月期の一過性要因(カナダ山火事の影響によるカナダ材調達難、一部販社経営難に伴う工事・拠点承継に係る費用発生、LOGWAY BESS多摩オープンに伴う費用先行)が一巡し、高水準の期首受注残高(19年3月末時点で18年3月期末比56.3%増の139億60百万円)や、生産革新(BH生産システム)効果などにより、黒字化予想である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比38.7%増の81億52百万円、営業利益が2億12百万円の赤字(前年同期は3億50百万円の赤字)、経常利益が2億05百万円の赤字(同3億51百万円の赤字)、純利益が2億57百万円の赤字(同2億16百万円の赤字)だった。受注高は9.4%増の73億99百万円、受注残高は136億88百万円だった。

 売上高は、直販部門において前年オープンしたBESS多摩も寄与して大幅増収だった。営業利益は、前期からのカナダ材調達難に伴う納品遅れ、経営難の販社からBP社が承継した6拠点の運営経費先行負担などで赤字だったが、前年比では増収効果で赤字が縮小した。また営業利益を四半期別に見ると、第1四半期が4億11百万円の赤字だったのに対して、第2四半期は1億99百万円の黒字となった。収益改善が進展している。

 通期は一過性要因が一巡し、生産革新効果も寄与して黒字化予想である。第2四半期累計は営業赤字が残ったが、期初時点で上期は拠点増の費用負担が発生し、下期から収益回復の見込みとしている。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)する。

■株価は下値切り上げ

 株価は小動きだが徐々に下値を切り上げている。出直りを期待したい。1月9日の終値は1008円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS47円48銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の50円で算出)は約5.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS900円81銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月06日更新]

アールシーコアは調整一巡、20年3月期黒字化予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。20年3月期は一過性要因が一巡し、生産革新効果も寄与して黒字化予想である。収益改善を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが、徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。19年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が32%、販社部門が52%、BP社が17%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 19年3月期末の展示場は45拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。19年秋には福岡地区(福岡県)に新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■20年3月期黒字化予想

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比53.3%増の190億円、営業利益が3億30百万円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が2億80百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が2億円の黒字(同5億41百万円の赤字)としている。配当予想は19年3月期と同額の50円(第2四半期末25円、期末25円)である。

 19年3月期の一過性要因(カナダ山火事の影響によるカナダ材調達難、一部販社経営難に伴う工事・拠点承継に係る費用発生、LOGWAY BESS多摩オープンに伴う費用先行)が一巡し、高水準の期首受注残高(19年3月末時点で18年3月期末比56.3%増の139億60百万円)や、生産革新(BH生産システム)効果などにより、黒字化予想である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比38.7%増の81億52百万円、営業利益が2億12百万円の赤字(前年同期は3億50百万円の赤字)、経常利益が2億05百万円の赤字(同3億51百万円の赤字)、純利益が2億57百万円の赤字(同2億16百万円の赤字)だった。受注高は9.4%増の73億99百万円、受注残高は136億88百万円だった。

 売上高は、直販部門において前年オープンしたBESS多摩も寄与して大幅増収だった。営業利益は、前期からのカナダ材調達難に伴う納品遅れ、経営難の販社からBP社が承継した6拠点の運営経費先行負担などで赤字だったが、前年比では増収効果で赤字が縮小した。また営業利益を四半期別に見ると、第1四半期が4億11百万円の赤字だったのに対して、第2四半期は1億99百万円の黒字となった。収益改善が進展している。

 通期は一過性要因が一巡し、生産革新効果も寄与して黒字化予想である。第2四半期累計は営業赤字が残ったが、期初時点で上期は拠点増の費用負担が発生し、下期から収益回復の見込みとしている。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は反発力の鈍い展開だが、徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。12月5日の終値は998円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円48銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の50円で算出)は約5.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS900円81銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月15日更新]

アールシーコアは調整一巡、20年3月期2Q累計営業赤字縮小、通期黒字化予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。20年3月期第2四半期累計は営業赤字が縮小した。また四半期別に見ると第2四半期は営業黒字化した。通期は一過性要因が一巡し、生産革新効果も寄与して黒字化予想である。収益改善の進展を期待したい。株価は安値圏モミ合いだが徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。19年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が32%、販社部門が52%、BP社が17%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 19年3月期末の展示場は45拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。19年秋には福岡地区(福岡県)に新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■20年3月期2Q累計営業赤字縮小、通期黒字化予想

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比53.3%増の190億円、営業利益が3億30百万円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が2億80百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が2億円の黒字(同5億41百万円の赤字)としている。配当予想は19年3月期と同額の50円(第2四半期末25円、期末25円)である。

 19年3月期の一過性要因(カナダ山火事の影響によるカナダ材調達難、一部販社経営難に伴う工事・拠点承継に係る費用発生、LOGWAY BESS多摩オープンに伴う費用先行)が一巡し、高水準の期首受注残高(19年3月末時点で18年3月期末比56.3%増の139億60百万円)や、生産革新(BH生産システム)の効果などにより、黒字化予想である。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比38.7%増の81億52百万円、営業利益が2億12百万円の赤字(前年同期は3億50百万円の赤字)、経常利益が2億05百万円の赤字(同3億51百万円の赤字)、純利益が2億57百万円の赤字(同2億16百万円の赤字)だった。受注高は9.4%増の73億99百万円、受注残高は136億88百万円だった。

 売上高は、直販部門において前年オープンしたBESS多摩も寄与して大幅増収だった。営業利益は、前期からのカナダ材調達難に伴う納品遅れ、経営難の販社からBP社が承継した6拠点の運営経費先行負担などで赤字だったが、前年比では増収効果で赤字が縮小した。なお営業利益を四半期別に見ると、第1四半期の4億11百万円の赤字に対して、第2四半期は1億99百万円の黒字となった。収益改善が進展している。

 通期は一過性要因が一巡し、生産革新効果も寄与して黒字化予想である。第2四半期累計は営業赤字が残ったが、期初時点で上期は拠点増の費用負担が発生し、下期から収益回復の見込みとしている。通期ベースでも収益改善の進展を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は安値圏モミ合いだが徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。11月14日の終値は1000円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円48銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の50円で算出)は約5.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS900円81銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月07日更新]

アールシーコアは調整一巡、20年3月期黒字化予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。20年3月期は一過性要因が一巡し、高水準の受注残高や生産革新の効果も寄与して黒字化予想である。収益改善を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが、徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。19年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が32%、販社部門が52%、BP社が17%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 19年3月期末の展示場は45拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。19年秋には福岡地区(福岡県)に新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■20年3月期黒字化予想

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比53.3%増の190億円、営業利益が3億30百万円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が2億80百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が2億円の黒字(同5億41百万円の赤字)としている。配当予想は19年3月期と同額の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)で、予想配当性向は105.2%となる。

 19年3月期の一過性要因(カナダ山火事の影響によるカナダ材調達難、一部販社経営難に伴う工事・拠点承継に係る費用発生、LOGWAY BESS多摩オープンに伴う費用先行)が一巡し、高水準の期首受注残高(19年3月末時点で18年3月期末比56.3%増の139億60百万円)や、生産革新(BH生産システム)の効果などにより、黒字化予想である。

 第1四半期は売上高が前年同期比14.6%増の30億18百万円、営業利益が4億11百万円の赤字(前年同期は3億68百万円の赤字)、経常利益が4億24百万円の赤字(同3億86百万円の赤字)、純利益が3億88百万円の赤字(同2億85百万円の赤字)だった。

 直販部門において前年オープンしたBESS多摩も寄与して2桁増収だが、工期長期化による売上進捗の遅れ、BP社における経営難の販社から承継した6拠点の運営に係る先行費用負担などで赤字が拡大した。

 ただし期初時点で、上期は拠点増の費用負担が発生するが、下期から収益回復の見込みとしている。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は反発力の鈍い展開だが、徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。10月4日の終値は989円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS47円48銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約5.1%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS900円81銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月09日更新]

アールシーコアは調整一巡、20年3月期黒字化予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。20年3月期は一過性要因が一巡し、高水準の受注残高や生産革新の効果も寄与して黒字化予想である。収益改善を期待したい。株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う展開だが、下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。19年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が32%、販社部門が52%、BP社が17%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 19年3月期末の展示場は45拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。19年秋には福岡地区(福岡県)に新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■20年3月期黒字化予想

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比53.3%増の190億円、営業利益が3億30百万円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が2億80百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が2億円の黒字(同5億41百万円の赤字)としている。配当予想は19年3月期と同額の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)で、予想配当性向は105.2%となる。

 19年3月期の一過性要因(カナダ山火事の影響によるカナダ材調達難、一部販社経営難に伴う工事・拠点承継に係る費用発生、LOGWAY BESS多摩オープンに伴う費用先行)が一巡し、高水準の期首受注残高(19年3月末時点で18年3月期末比56.3%増の139億60百万円)や、生産革新(BH生産システム)の効果などにより、黒字化予想である。

 第1四半期は売上高が前年同期比14.6%増の30億18百万円、営業利益が4億11百万円の赤字(前年同期は3億68百万円の赤字)、経常利益が4億24百万円の赤字(同3億86百万円の赤字)、純利益が3億88百万円の赤字(同2億85百万円の赤字)だった。

 直販部門において前年オープンしたBESS多摩も寄与して2桁増収だが、工期長期化による売上進捗の遅れ、BP社における経営難の販社から承継した6拠点の運営に係る先行費用負担などで赤字が拡大した。

 ただし期初時点で、上期は拠点増の費用負担が発生するが、下期から収益回復の見込みとしている。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)する。

■株価は調整一巡

 株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う展開だが、下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。9月6日の終値は1008円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS47円48銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約5.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS900円81銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月06日更新]

アールシーコアは下値固め完了、20年3月期1Q赤字だが通期黒字化予想で収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。20年3月期は一過性要因が一巡し、高水準の受注残高や生産革新の効果も寄与して黒字化予想である。第1四半期は赤字だが、通期ベースで収益改善を期待したい。株価は反発力が鈍く安値圏だが、下値固め完了して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。19年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が32%、販社部門が52%、BP社が17%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 19年3月期末の展示場は45拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。19年秋には福岡地区(福岡県)に新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■20年3月期1Q赤字だが、通期黒字化予想で収益改善期待

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比53.3%増の190億円、営業利益が3億30百万円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が2億80百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が2億円の黒字(同5億41百万円の赤字)としている。配当予想は19年3月期と同額の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。予想配当性向は105.2%となる。

 19年3月期の一過性要因(カナダ山火事の影響によるカナダ材調達難、一部販社経営難に伴う工事・拠点承継に係る費用発生、LOGWAY BESS多摩オープンに伴う費用先行)が一巡し、高水準の期首受注残高(19年3月末時点で18年3月期末比56.3%増の139億60百万円)や、生産革新(BH生産システム)の効果などにより、黒字化予想である。

 第1四半期は売上高が前年同期比14.6%増の30億18百万円、営業利益が4億11百万円の赤字(前年同期は3億68百万円の赤字)、経常利益が4億24百万円の赤字(同3億86百万円の赤字)、純利益が3億88百万円の赤字(同2億85百万円の赤字)だった。

 直販部門において前年オープンしたBESS多摩も寄与して2桁増収だが、工期長期化による売上進捗の遅れ、BP社における経営難の販社から承継した6拠点の運営に係る先行費用負担などで赤字が拡大した。

 ただし期初時点で、上期は拠点増の費用負担が発生するが、下期から収益回復の見込みとしている。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。なお株主優待制度(毎年3月末および9月末時点の株主対象)については、優待内容を一部変更(BESS住宅新築工事割引の廃止を20年3月末基準日から適用。詳細は会社HP参照)する。

■株価は下値固め完了

 株価は反発力が鈍く安値圏だが、大きく下押す動きも見られない。下値固め完了して出直りを期待したい。8月5日の終値は991円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円48銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約5.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS900円81銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月08日更新]

アールシーコアは下値固め完了、20年3月期黒字化予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。20年3月期は一過性要因が一巡し、高水準の受注残高や生産革新の効果も寄与して黒字化予想である。収益改善を期待したい。株価は反発の動きを強めている。下値固め完了して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。19年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が32%、販社部門が52%、BP社が17%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 19年3月期末の展示場は45拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。19年秋には福岡地区(福岡県)に新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■20年3月期黒字化予想

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比53.3%増の190億円、営業利益が3億30百万円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が2億80百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が2億円の黒字(同5億41百万円の赤字)としている。配当予想は19年3月期と同額の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。予想配当性向は105.2%となる。

 19年3月期の一過性要因(カナダ山火事の影響によるカナダ材調達難、一部販社経営難に伴う工事・拠点承継に係る費用発生、LOGWAY BESS多摩オープンに伴う費用先行)が一巡し、高水準の期首受注残高(19年3月末時点で18年3月期末比56.3%増の139億60百万円)や、生産革新(BH生産システム)の効果などにより、黒字化予想である。

 なお上期は拠点増の費用負担が発生するが、下期から収益回復するとしている。中期経営計画の目標値を下回るが、収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として、年2回実施している。

■株価は下値固め完了

 株価は反発の動きを強めている。下値固め完了して出直りを期待したい。7月5日の終値は1015円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円48銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約4.9%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS900円81銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約46億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月17日更新]

アールシーコアは売り一巡、20年3月期黒字化予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。20年3月期は一過性要因が一巡し、高水準の受注残高や生産革新の効果も寄与して黒字化予想である。収益改善を期待したい。株価は年初来安値圏だが売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。19年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が32%、販社部門が52%、BP社が17%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は45拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。19年秋には福岡地区(福岡県)に新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。なお生産革新のBH生産システムは19年3月期下期から施工が本格化する見込みだ。

■20年3月期黒字化予想

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比53.3%増の190億円、営業利益が3億30百万円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が2億80百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が2億円の黒字(同5億41百万円の赤字)としている。配当予想は19年3月期と同額の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。予想配当性向は105.2%となる。

 19年3月期の一過性要因(カナダ山火事の影響によるカナダ材調達難、一部販社経営難に伴う工事・拠点承継に係る費用発生、LOGWAY BESS多摩オープンに伴う費用先行)が一巡し、高水準の期首受注残高(19年3月末時点で18年3月期末比56.3%増の139億60百万円)や、生産革新の効果も寄与して黒字化予想である。

 なお上期は拠点増の費用負担が発生するが、下期から収益回復するとしている。中期経営計画の目標値を下回るが、収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として、年2回実施している。

■株価は売り一巡

 株価は年初来安値圏だが、18年12月安値920円を割り込むことなく推移して売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。6月14日の終値は979円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円48銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約5.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS900円81銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約44億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月23日更新]

アールシーコアは調整一巡、20年3月期黒字化予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。19年3月期はカナダで発生した自然災害の影響などで赤字だったが、20年3月期は一過性要因が一巡し、高水準の受注残高や生産革新の効果も寄与して黒字化予想である。収益改善を期待したい。株価は水準を切り下げたが、調整一巡して反発を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。19年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が32%、販社部門が52%、BP社が17%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は45拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。19年秋には福岡地区(福岡県)に新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。なお生産革新のBH生産システムは19年3月期下期から施工が本格化する見込みだ。

■20年3月期黒字化予想

 19年3月期連結業績は、売上高が18年3月期比8.0%減の123億97百万円、営業利益が6億35百万円の赤字(18年3月期は4億45百万円の黒字)、経常利益が6億80百万円の赤字(同4億55百万円の黒字)、純利益が5億41百万円の赤字(同3億64百万円の黒字)だった。配当は2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)とした。連続増配である。

 17年にカナダ西海岸で発生した大規模な山火事や水害等の自然災害に端を発した原木供給の減少、米国や中国における旺盛な木材需要の影響で、カントリーログに必要な大口径の良質なカナダ材の確保が困難となり、顧客や販社に対する部材の納品が遅延した。このため売上高が計画を下回り減収だった。直販部門は8.0%減収、販社部門は4.4%減収、BP社が3.7%減収だった。

 利益面では、減収に伴う売上総利益の減少、BESS多摩オープン先行投資の発生に加えて、大規模販社がBESS事業とは無関係の事業の不振で経営難に陥ったことによりBP社が既存契約・工事。拠点運営を承継したことに伴う費用の発生が影響して赤字だった。
 
 ただし、新規拠点オープン効果などで全国「LOGWAY」拠点への新規来場者数は14.0%増加、再来場者数は7.8%増加し、契約(受注)高はBH生産システムによる部材取り扱い拡大なども寄与して過去最高(19.1%増の161億69百万円)となった。期末契約(受注)残高は56.3%増の139億60百万円となった。

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比53.3%増の190億円、営業利益が3億30百万円の黒字(19年3月期は6億35百万円の赤字)、経常利益が2億80百万円の黒字(同6億80百万円の赤字)、純利益が2億円の黒字(同5億41百万円の赤字)としている。配当予想は19年3月期と同額の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。予想配当性向は105.2%となる。

 19年3月期の一過性要因(カナダ山火事の影響、一部販社経営難による運営承継に係る費用発生の影響)が一巡し、高水準の期首受注残高(19年3月末時点で18年3月期末比56.3%増の139億60百万円)や、生産革新の効果も寄与して黒字化予想である。中期経営計画の目標値を下回るが、収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として、年2回実施している。

■株価は調整一巡

 株価は水準を切り下げたが18年12月安値まで下押す動きは見られない。調整一巡して反発を期待したい。5月22日の終値は991円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS47円48銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約5.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS900円81銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月02日更新]

アールシーコアは出直り期待、19年3月期赤字予想だが20年3月期収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。19年3月期はカナダで発生した自然災害の影響などで赤字予想だが、生産革新など先行投資の効果も寄与して20年3月期の収益改善を期待したい。株価は3月の直近戻り高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」も新規オープンした。19年には千葉県・木更津地区、福岡県・福岡地区で新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。なお生産革新のBH生産システムは19年3月期下期から施工が本格化する見込みだ。

■19年3月期赤字予想だが20年3月期収益改善期待

 19年3月期の連結業績予想(11月13日に下方修正、1月31日に2回目の下方修正)は、売上高が18年3月期比5.0%減の128億円、営業利益が5億80百万円の赤字(18年3月期は4億45百万円の黒字)、経常利益が6億円の赤字(同4億55百万円の黒字)、純利益が5億円の赤字(同3億64百万円の黒字)としている。特別利益には有価証券売却益を計上予定である。配当予想は2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配である。

 17年にカナダ西海岸で発生した大規模な山火事や水害等の自然災害に端を発した原木供給の減少、米国や中国における旺盛な木材需要の影響で、カントリーログに必要な大口径の良質なカナダ材の確保が困難となり、顧客や販社に対する部材の納品が遅延した。このため売上高が計画を下回る。

 利益面では、減収に伴う売上総利益の減少、拠点来場促進のための広告宣伝費・販促費の増加、BH生産システム稼働などの先行投資に加えて、経営難に陥った販社の一部拠点について連結子会社BESSパートナーズが運営することになったため、損失発生見込額を第3四半期に計上した。運営費用も増加する。

 なお第3四半期累計は、売上高が前年同期比9.4%減の85億87百万円、営業利益が7億80百万円の赤字(前年同期は84百万円の黒字)、経常利益が7億80百万円の赤字(同1億01百万円の黒字)、純利益が5億36百万円の赤字(同96百万円の黒字)だった。業績先行指標となる全国展示場への新規来場者数は8.1%増加し、再来場者数は6.1%増加した。また契約(受注)高は3.8%増の96億59百万円、契約残高は107億70百万円となった。

 19年3月期赤字予想だが受注は順調である。20年3月期は営業強化や生産革新など先行投資の効果で収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として、年2回実施している。

■株価は出直り期待

 株価は3月6日の直近戻り高値1094円から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。4月1日の終値は1006円、前期推定配当利回り(会社予想年間50円で算出)は約5.0%、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS1095円44銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約45億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月01日更新]

アールシーコアは反発の動き、19年3月期赤字予想だが20年3月期収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。19年3月期はカナダで発生した自然災害の影響などで赤字予想だが、生産革新など先行投資の効果も寄与して20年3月期の収益改善を期待したい。株価は安値圏から反発の動きを強めている。19年3月期赤字予想の織り込みが完了して出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」も新規オープンした。19年には千葉県・木更津地区、福岡県・福岡地区で新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。なお生産革新のBH生産システムは19年3月期下期から施工が本格化する見込みだ。

■19年3月期赤字予想、20年3月期収益改善期待

 19年3月期の連結業績予想(11月13日に下方修正、1月31日に2回目の下方修正)は、売上高が18年3月期比5.0%減の128億円、営業利益が5億80百万円の赤字(18年3月期は4億45百万円の黒字)、経常利益が6億円の赤字(同4億55百万円の黒字)、純利益が5億円の赤字(同3億64百万円の黒字)としている。特別利益には有価証券売却益を計上予定である。配当予想は据え置いて2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配である。

 17年にカナダ西海岸で発生した大規模な山火事や水害等の自然災害に端を発した原木供給の減少、米国や中国における旺盛な木材需要の影響で、カントリーログに必要な大口径の良質なカナダ材の確保が困難となり、顧客や販社に対する部材の納品が遅延した。このため売上高が計画を下回る。

 利益面では、減収に伴う売上総利益の減少、拠点来場促進のための広告宣伝費・販促費の増加、BH生産システム稼働などの先行投資に加えて、経営難に陥った販社の一部拠点について連結子会社BESSパートナーズが運営することになったため、損失発生見込額を第3四半期に計上した。運営費用も増加する。

 なお第3四半期累計は、売上高が前年同期比9.4%減の85億87百万円、営業利益が7億80百万円の赤字(前年同期は84百万円の黒字)、経常利益が7億80百万円の赤字(同1億01百万円の黒字)、純利益が5億36百万円の赤字(同96百万円の黒字)だった。業績先行指標となる全国展示場への新規来場者数は8.1%増加し、再来場者数は6.1%増加した。また契約(受注)高は3.8%増の96億59百万円、契約残高は107億70百万円となった。

 19年3月期は赤字予想となったが、受注は順調である。20年3月期は営業強化や生産革新など先行投資の効果で収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として、年2回実施している。

■株価は反発の動き

 株価は直近安値圏950円近辺から反発の動きを強めている。2月27日と28日には1086円まで上伸した。19年3月期赤字予想の織り込みが完了して出直りを期待したい。2月28日の終値は1041円、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約4.8%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1095円44銭で算出)は約1.0倍、時価総額は約47億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月06日更新]

アールシーコアは調整一巡期待、19年3月期は下方修正して赤字予想だがネガティブ反応限定的

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。19年3月期はカナダで発生した自然災害の影響などで下方修正(1月31日)して赤字予想だが、生産革新など先行投資の成果も寄与して20年3月期の収益改善を期待したい。株価は安値圏だが下方修正に対するネガティブ反応は限定的のようだ。調整一巡を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」も新規オープンした。19年には千葉県・木更津地区、福岡県・福岡地区で新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。なお生産革新のBH生産システムは19年3月期下期から施工が本格化する見込みだ。

■19年3月期下方修正して赤字予想、20年3月期収益改善期待

 19年3月期の連結業績予想(11月13日に下方修正、1月31日に2回目の下方修正)は、売上高が18年3月期比5.0%減の128億円、営業利益が5億80百万円の赤字(18年3月期は4億45百万円の黒字)、経常利益が6億円の赤字(同4億55百万円の黒字)、純利益が5億円の赤字(同3億64百万円の黒字)としている。なお特別利益には有価証券売却益を計上予定である。なお配当予想は据え置いて2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配である。

 17年にカナダ西海岸で発生した大規模な山火事や水害等の自然災害に端を発した原木供給の減少、米国や中国における旺盛な木材需要の影響で、カントリーログに必要な大口径の良質なカナダ材の確保が困難となり、顧客や販社に対する部材の納品が遅延した。このため売上高が計画を下回る。

 利益は赤字見込みとなった。減収に伴う売上総利益の減少、拠点来場促進のための広告宣伝費・販促費の増加、BH生産システム稼働などの先行投資に加えて、経営難に陥った販社の一部拠点について連結子会社BESSパートナーズが運営することになったため、損失発生見込額を第3四半期に計上し、さらに増加する運営費用も織り込んだ。

 なお第2四半期累計は、売上高が前年同期比9.4%減の85億87百万円、営業利益が7億80百万円の赤字(前年同期は84百万円の黒字)、経常利益が7億80百万円の赤字(同1億01百万円の黒字)、純利益が5億36百万円の赤字(同96百万円の黒字)だった。業績先行指標となる全国展示場への新規来場者数は8.1%増加し、再来場者数は6.1%増加した。また契約(受注)高は3.8%増の96億59百万円、契約残高は107億70百万円となった。

 19年3月期は下方修正して赤字予想となったが、受注は順調である。20年3月期は営業強化や生産革新など先行投資の成果で収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として、年2回実施している。

■株価は調整一巡期待

 株価は安値圏だが12月安値920円まで下押すことなく推移している。下方修正に対するネガティブ反応は限定的のようだ。調整一巡を期待したい。2月5日の終値は980円、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約5.1%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1095円44銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約44億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月10日更新]

アールシーコアは調整一巡感、19年3月期減益予想だが20年3月期収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。19年3月期はカナダの山火事影響による部材納期遅延などで減益予想だが、受注は順調である。生産革新など先行投資の成果も寄与して20年3月期の収益改善を期待したい。株価は地合い悪の影響を受ける場面があったが調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」も新規オープンした。19年には千葉県・木更津地区、福岡県・福岡地区で新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。なお生産革新のBH生産システムは19年3月期下期から施工が本格化する見込みだ。

■19年3月期減益予想、20年3月期収益改善期待

 19年3月期連結業績予想(11月13日に下方修正)は、売上高が18年3月期比2.4%増の138億円と増収だが、営業利益が88.8%減の50百万円、経常利益が89.0%減の50百万円、純利益が64.3%減の1億30百万円としている。なお特別利益には有価証券売却益を計上予定であるる。配当予想は2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配で予想配当性向は161.9%となる。

 17年にカナダ西海岸で発生した大規模な山火事等の自然災害によって、カントリーログに必要な大口径の良材の確保が困難となり、顧客や販社に対する部材の納品が遅延しているため売上高が期初計画を下回り、さらにBH生産システム稼働などの先行投資も影響して大幅減益予想である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比8.3%減の58億79百万円、営業利益が3億52百万円の赤字(前年同期は1億14百万円の黒字)、経常利益が3億51百万円の赤字(同1億28百万円の黒字)、純利益が2億16百万円の赤字(同1億14百万円の黒字)だった。

 部材納期遅延で減収となり、人件費やシステム開発費など先行投資負担も影響して赤字だった。ただし業績先行指標となる全国展示場への新規来場者数は6.4%増加し、再来場者数は6.4%増加した。また契約(受注)高は6.1%増の67億65百万円、契約残高は過去最高の103億96百万円となった。

 19年3月期は部材納期遅延が影響して減益予想だが、受注は順調である。20年3月期は営業強化や生産革新など先行投資の成果で収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として、年2回実施している。

■株価は調整一巡感

 株価は地合い悪の影響で12月25日に昨年来安値となる920円まで下押す場面があったが、その後は1000円台に戻して調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。1月9日の終値は1040円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円90銭で算出)は約34倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約4.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1095円44銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約47億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月12日更新]

アールシーコアは下値切り上げ、19年3月期減益予想の織り込み完了

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウス「BESS」を販売している。19年3月期はカナダの山火事影響による部材納期遅延などで減益予想だが、受注は順調である。生産革新など先行投資の成果も寄与して20年3月期の収益改善を期待したい。株価は11月の年初来安値から徐々に下値を切り上げている。19年3月期減益予想の織り込みが完了したようだ。出直りを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」も新規オープンした。19年には千葉県・木更津地区、福岡県・福岡地区で新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略にBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。なお生産革新のBH生産システムは19年3月期下期から施工が本格化する見込みだ。

■19年3月期減益予想、20年3月期収益改善期待

 19年3月期連結業績予想(11月13日に下方修正)は、売上高が18年3月期比2.4%増の138億円と増収だが、営業利益が88.8%減の50百万円、経常利益が89.0%減の50百万円、純利益が64.3%減の1億30百万円としている。なお特別利益に有価証券売却益計上を予定している。配当予想は2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配で予想配当性向は161.9%となる。

 17年にカナダ西海岸で発生した大規模な山火事等の自然災害によって、カントリーログに必要な大口径の良材の確保が困難となり、顧客や販社に対する部材の納品が遅延しているため売上高が期初計画を下回り、さらにBH生産システム稼働などの先行投資も影響して大幅減益予想である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比8.3%減の58億79百万円、営業利益が3億52百万円の赤字(前年同期は1億14百万円の黒字)、経常利益が3億51百万円の赤字(同1億28百万円の黒字)、純利益が2億16百万円の赤字(同1億14百万円の黒字)だった。

 部材納期遅延で減収となり、人件費やシステム開発費など先行投資負担も影響して赤字だった。ただし業績先行指標となる全国展示場への新規来場者数は6.4%増加し、再来場者数は6.4%増加した。また契約(受注)高は6.1%増の67億65百万円で、契約残高は過去最高の103億96百万円となった。

 19年3月期は部材納期遅延が影響して減益予想だが、受注は順調である。20年3月期は営業強化や生産革新など先行投資の成果で収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として、年2回実施している。

■株価は減益予想の織り込み完了して下値切り上げ

 株価は11月の年初来安値999円から徐々に下値を切り上げている。19年3月期減益予想の織り込みが完了したようだ。12月11日の終値は1032円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円90銭で算出)は約33倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約4.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1095円44銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約47億円である。出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月20日更新]

アールシーコアは売り一巡して高配当利回りを見直し、19年3月期減益予想だが20年3月期の収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。19年3月期はカナダの山火事影響による部材納期遅延などで下方修正して減益予想となったが、受注は順調に推移しており、20年3月期の収益改善を期待したい。株価は下方修正を嫌気して急落したが売り一巡感を強めている。高配当利回りを見直して反発を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」も新規オープンした。19年には千葉県・木更津地区、福岡県・福岡地区で新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■19年3月期は下方修正して減益予想、20年3月期の収益改善期待

 19年3月期の連結業績予想は、11月13日に下方修正して、売上高が18年3月期比2.4%増の138億円、営業利益が88.8%減の50百万円、経常利益が89.0%減の50百万円、純利益が64.3%減の1億30百万円とした。配当予想は据え置いて、2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配で予想配当性向は161.9%となる。

 17年にカナダ西海岸で発生した大規模な山火事等の自然災害によって、主力商品であるカントリーログに必要な大口径の良材の確保が困難となり、顧客や販社に対する部材の納品が大幅に遅延する事態が発生しているため、売上高が計画を下回る。さらにBH生産システム稼働などの先行投資を実施していることも影響して、各利益とも計画を下回り、大幅減益となる見込みだ。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比8.3%減の58億79百万円、営業利益が3億52百万円の赤字(前年同期は1億14百万円の黒字)、経常利益が3億51百万円の赤字(同1億28百万円の黒字)、純利益が2億16百万円の赤字(同1億14百万円の黒字)だった。

 昨年発生したカナダの山火事の影響による部材納期遅延で減収となり、人件費やシステム開発費など先行投資負担も影響して赤字だった。ただし業績先行指標となる全国展示場への新規来場者数は6.4%増加し、再来場者数は6.4%増加した。また契約(受注)高は6.1%増の67億65百万円、契約残高は103億96百万円となった。

 19年3月期はカナダの山火事影響による部材納期遅延などで下方修正して減益予想となったが、受注は順調に推移しており、20年3月期は営業強化や生産革新など先行投資の成果で収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として、年2回実施している。

■株価は売り一巡して高配当利回りを見直し

 株価は下方修正を嫌気して急落したが1000円近辺で売り一巡感を強めている。11月19日の終値は1003円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS30円90銭で算出)は約32倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約5.0%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1095円44銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約45億円である。5%近辺の高配当利回りを見直して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月15日更新]

アールシーコアは反発期待、19年3月期大幅営業増益・連続増配予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。19年3月期大幅営業増益・連続増配予想である。収益改善を期待したい。株価は地合い悪化の影響でモミ合い下放れの展開となったが、4%台の高配当利回りも見直して反発を期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」もオープンした。18年秋には千葉県木更津地区、19年春には福岡県で新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。
 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■19年3月期大幅営業増益・連続増配予想

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比18.7%増の160億円、営業利益が34.7%増の6億円、経常利益が18.6%増の5億40百万円、純利益が4.4%増の3億80百万円で、契約棟数は20.7%増の1300棟、契約高(受注高)は32.6%増の180億円としている。配当予想は2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配で予想配当性向は55.3%となる。

 第1四半期は売上高が前年同期比8.0%減の26億32百万円、営業利益が3億69百万円の赤字(前年同期は65百万円の赤字)、経常利益が3億86百万円の赤字(同59百万円の赤字)、純利益が2億85百万円の赤字(同40百万円の赤字)だった。

 建設工期の長期化傾向、昨年発生したカナダの山火事の影響によるカナダ材の部材納期遅延などで減収となり、人件費やシステム開発費など先行投資負担も影響して赤字が拡大した。ただし業績先行指標となる全国展示場への新規来場者数は7.4%増加、再来場者数は6.5%増加し、契約(受注)高は3.8%増加した。

 第1四半期は赤字が拡大したが、通期ベースでは大幅営業増益予想である。重点施策として、商品の整理と各シリーズを擬人化した愛称の導入、顧客とのマッチングの強化、18年4月オープンした新展示場「LOGWAY BESS多摩」の早期収益貢献のための営業・施工体制強化、販社との方針・施策共有の強化、工期短縮への継続取り組みなどを推進する。営業強化や生産革新など先行投資の成果で収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として、年2回実施している。

■株価は反発期待

 株価は1200円台でのモミ合いから下放れの展開となったが、地合い悪化が影響したようだ。10月12日の終値は1170円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS90円36銭で算出)は約13倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約4.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1095円44銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約53億円である。4%台の高配当利回りも見直して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月06日更新]

アールシーコアはモミ合い煮詰まり感、19年3月期大幅営業増益・連続増配予想
 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。19年3月期は大幅営業増益・連続増配予想である。収益改善を期待したい。株価は上値の重い展開だが下値も限定的で、モミ合い煮詰まり感を強めている。4%近辺の高配当利回りも見直して上放れを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」もオープンした。18年秋には千葉県木更津地区、19年春には福岡県で新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。なお18年5月に、三菱UFJ銀行をアレンジャーとする総額20億円のコミットメントライン契約を締結した。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■19年3月期大幅営業増益・連続増配予想

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比18.7%増の160億円、営業利益が34.7%増の6億円、経常利益が18.6%増の5億40百万円、純利益が4.4%増の3億80百万円で、契約棟数は20.7%増の1300棟、契約高(受注高)は32.6%増の180億円としている。配当予想は2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配で予想配当性向は55.3%となる。

 第1四半期は売上高が前年同期比8.0%減の26億32百万円、営業利益が3億69百万円の赤字(前年同期は65百万円の赤字)、経常利益が3億86百万円の赤字(同59百万円の赤字)、純利益が2億85百万円の赤字(同40百万円の赤字)だった。

 建設工期の長期化傾向、昨年発生したカナダの山火事の影響によるカナダ材の部材納期遅延などで減収となり、人件費やシステム開発費など先行投資負担も影響して赤字が拡大した。ただし業績先行指標となる全国展示場への新規来場者数は7.4%増加、再来場者数は6.5%増加し、契約(受注)高は3.8%増加した。

 第1四半期は赤字が拡大したが、通期ベースでは大幅営業増益予想である。重点施策として、商品の整理と各シリーズを擬人化した愛称の導入、顧客とのマッチングの強化、18年4月オープンした新展示場「LOGWAY BESS多摩」の早期収益貢献のための営業・施工体制強化、販社との方針・施策共有の強化、工期短縮への継続取り組みなどを推進する。営業強化や生産革新など先行投資の成果で収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末の株主対象

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末および9月末時点の株主を対象として、年2回実施している。

■株価はモミ合い煮詰まり感

 株価は上値の重い展開だが下値も限定的だ。戻り高値圏1200円〜1250円近辺の小幅レンジでモミ合う展開だが、煮詰まり感を強めている。

 9月5日の終値は1217円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS90円36銭で算出)は約13倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約4.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1095円44銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約55億円である。4%近辺の高配当利回りも見直して上放れを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月03日更新]

アールシーコアは19年3月期1Q赤字拡大だがネガティブ反応限定的、通期は大幅営業増益・連続増配予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。19年3月期第1四半期は減収で赤字が拡大したが、通期は大幅営業増益・連続増配予想である。収益改善を期待したい。株価は第1四半期業績に対するネガティブ反応が限定的で、モミ合い煮詰まり感を強めている。4%近辺の高配当利回りも見直して上放れを期待したい。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月からは単独展示場の呼称を「LOGWAY」に変更し、東京都昭島市に「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」もオープンした。18年秋には千葉県木更津地区、19年春には福岡県で新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。なお18年5月に、三菱UFJ銀行をアレンジャーとする総額20億円のコミットメントライン契約を締結した。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■19年3月期1Q赤字拡大だが、通期は大幅営業増益・連続増配予想

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比18.7%増の160億円、営業利益が34.7%増の6億円、経常利益が18.6%増の5億40百万円、純利益が4.4%増の3億80百万円で、契約棟数は20.7%増の1300棟、契約高(受注高)は32.6%増の180億円としている。配当予想は2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配で予想配当性向は55.3%となる。

 第1四半期は売上高が前年同期比8.0%減の26億32百万円、営業利益が3億69百万円の赤字(前年同期は65百万円の赤字)、経常利益が3億86百万円の赤字(同59百万円の赤字)、純利益が2億85百万円の赤字(同40百万円の赤字)だった。

 建設工期の長期化傾向、昨年発生したカナダの山火事の影響によるカナダ材の部材納期遅延などで減収となり、人件費やシステム開発費など先行投資負担も影響して赤字が拡大した。ただし業績先行指標となる全国展示場への新規来場者数は7.4%増加、再来場者数は6.5%増加し、契約(受注)高は3.8%増加した。

 第1四半期は赤字が拡大したが、通期ベースでは大幅営業増益予想である。重点施策として、商品の整理と各シリーズを擬人化した愛称の導入、顧客とのマッチングの強化、18年4月オープンした新展示場「LOGWAY BESS多摩」の早期収益貢献のための営業・施工体制強化、販社との方針・施策共有の強化、工期短縮への継続取り組みなどを推進する。営業強化や生産革新など先行投資の成果で収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。

■株価はモミ合い煮詰まり感

 株価は戻り高値圏1200円〜1250円近辺の小幅レンジでモミ合う展開だが、煮詰まり感を強めている。第1四半期業績に対するネガティブ反応は限定的だ。

 8月2日の終値は1230円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS90円36銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約4.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1095円44銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約55億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線が下値を支えている。4%近辺の高配当利回りも見直して上放れを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月6日更新]

アールシーコアは煮詰まり感、19年3月期大幅営業増益・連続増配予想で配当利回り4%近辺

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。19年3月期は大幅営業増益・連続増配予想である。収益改善を期待したい。株価は戻り高値圏でモミ合う展開だが煮詰まり感を強めている。4%近辺の高配当利回りも見直して上放れを期待したい。なお7月27日に第1四半期決算発表を予定している。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月には東京都昭島市に新展示場「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点で、呼称を新たにする単独展示場「LOGWAY」第1号である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」もオープンした。18年秋には千葉県木更津地区、19年春には福岡県で新規オープンを予定している。
 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。なお18年5月に、三菱UFJ銀行をアレンジャーとする総額20億円のコミットメントライン契約を締結した。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■19年3月期大幅営業増益・連続増配予想

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比18.7%増の160億円、営業利益が34.7%増の6億円、経常利益が18.6%増の5億40百万円、純利益が4.4%増の3億80百万円で、契約棟数は20.7%増の1300棟、契約高(受注高)は32.6%増の180億円としている。

 重点施策として、商品の整理と各シリーズを擬人化した愛称の導入、顧客とのマッチングの強化、18年4月オープンした新展示場「LOGWAY BESS多摩」の早期収益貢献のための営業・施工体制強化、販社との方針・施策共有の強化、工期短縮への継続取り組みなどを推進する。営業強化や生産革新など先行投資の成果で収益改善を期待したい。

 配当予想は18年3月期比2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配で予想配当性向は55.3%となる。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。

■株価はモミ合い煮詰まり感

 株価は戻り高値圏の1200円〜1250円近辺でモミ合う展開だが煮詰まり感を強めている。地合い悪化の影響は限定的のようだ。

 7月5日の終値1220円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS90円36銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約4.1%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1095円44銭で算出)は約1.1倍である。時価総額は約55億円である。

 週足チャートで見ると1200円近辺が下値支持線だ。4%近辺の高配当利回りも見直して上放れを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月15日更新]

アールシーコアは調整一巡感、19年3月期大幅営業増益・連続増配予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。19年3月期は大幅営業増益・連続増配予想である。収益改善を期待したい。株価は調整一巡感を強めている。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月には東京都昭島市に新展示場「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点で、呼称を新たにする単独展示場「LOGWAY」第1号である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」もオープンした。18年秋には千葉県木更津地区、19年春には福岡県で新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。なお18年5月に、三菱UFJ銀行をアレンジャーとする総額20億円のコミットメントライン契約を締結した。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■19年3月期大幅営業増益・連続増配予想

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比18.7%増の160億円、営業利益が34.7%増の6億円、経常利益が18.6%増の5億40百万円、純利益が4.4%増の3億80百万円で、契約棟数は20.7%増の1300棟、契約高(受注高)は32.6%増の180億円としている。

 重点施策として、商品の整理と各シリーズを擬人化した愛称の導入、顧客とのマッチングの強化、18年4月オープンした新展示場「LOGWAY BESS多摩」の早期収益貢献のための営業・施工体制強化、販社との方針・施策共有の強化、工期短縮への継続取り組みなどを推進する。営業強化や生産革新など先行投資の成果で収益改善を期待したい。

 なお119年3月期の配当予想は、18年3月期比2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配で予想配当性向は55.3%となる。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。

■株価は調整一巡感

 株価はやや戻りの鈍い展開だが、大きく下押すことなく調整一巡感を強めている。

 6月14日の終値1215円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS90円36銭で算出)は約13倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約4.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1095円44銭で算出)は約1.1倍である。時価総額は約55億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月16日更新]

アールシーコアは調整一巡して戻り歩調、19年3月期大幅営業増益予想で収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期は先行投資負担などで営業減益だったが、19年3月期は大幅営業増益予想である。収益改善を期待したい。株価は調整一巡して戻り歩調だ。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。18年3月期のセグメント別売上構成比は直販部門が31%、販社部門が53%、BP社が16%である。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 18年3月期末の展示場は42拠点である。18年4月には東京都昭島市に新展示場「LOGWAY BESS多摩」をオープンした。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点で、呼称を新たにする単独展示場「LOGWAY」第1号である。また岡山県倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」もオープンした。18年秋には千葉県木更津地区、19年春には福岡県で新規オープンを予定している。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。なお四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■18年3月期営業減益、19年3月期は大幅営業増益予想で収益改善期待

 18年3月期の連結業績は、売上高が17年3月期比4.5%増の134億79百万円だが、営業利益が33.2%減の4億45百万円、経常利益が33.0%減の4億55百万円、純利益が4.9%減の3億64百万円だった。受注高は10.5%増の135億72百万円(過去最高の1077棟)で、期末受注残高は89億31百万円となった。

 直販部門での期首の豊富な受注残高を背景に増収で過去最高の売上高だったが、建設工期および販社部門での部材納期の長期化傾向も影響して売上高が計画を下回り、営業促進策実施による売上総利益率の低下、展示場来場数促進のための広告宣伝費および販促費の増加、BESS多摩オープンに向けた営業人員等の拡充に伴う人件費の増加、中期経営計画達成に向けた先行投資などで大幅営業減益だった。

 セグメント別売上高は直販部門が14.2%増、販社部門が7.2%減、BP社が40.9%増だった。受注高は直販部門が1.9%増、販社部門が11.7%増、BP社が26.1%増だった。売上総利益率は32.4%で0.4ポイント低下、販管費比率は29.1%で1.5ポイント上昇した。また特別利益では投資有価証券売却益79百万円を計上し、特別損失では関係会社売却損1億15百万円が一巡した。

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比18.7%増の160億円、営業利益が34.7%増の6億円、経常利益が18.6%増の5億40百万円、純利益が4.4%増の3億80百万円としている。営業強化や生産革新など先行投資の成果で収益改善を期待したい。

 なお18年3月期の配当は、17年3月期比1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)とした。また19年3月期の配当予想は、18年3月期比2円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。連続増配で予想配当性向は55.3%となる。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価は3月の戻り高値圏から反落したが、1200円近辺で調整一巡して戻り歩調だ。

 5月15日の終値1233円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS90円36銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は約4.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1095円44銭で算出)は約1.1倍である。時価総額は約56億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月06日更新]

アールシーコアは調整一巡感、18年3月期営業減益予想だが19年3月期の収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期は費用増加で営業減益予想だが、19年3月期の収益改善を期待したい。株価は戻り高値圏から反落したが調整一巡感を強めている。なお5月11日に18年3月期決算発表を予定している。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 17年3月期セグメント別売上構成比(連結調整前)は直販部門27%、販社部門61%、BP社11%、北米部門(16年7月カナダの連結子会社を売却して連結除外)1%だった。
 
 4月14日には東京都昭島市に新展示場「LOGWAY BESS多摩」をオープンする。東京・代官山「BESS スクエア」および神奈川・藤沢市「BESS 藤沢」に続く3ヶ所目の直営拠点となる。また呼称を新たにする単独展示場「LOGWAY」第1号となる。この後4月28日に岡山県・倉敷市に「LOGWAY BESS倉敷」もオープン予定である。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。なお四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■18年3月期営業減益予想だが19年3月期収益改善期待

 18年3月期連結業績予想(11月10日に営業利益と経常利益を減額)は、売上高が17年3月期比10.1%増の142億円、営業利益が9.9%減の6億円、経常利益が13.1%減の5億90百万円、純利益が20.2%増の4億60百万円としている。配当予想は1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は43.9%となる。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比0.9%減の94億77百万円、営業利益が81.3%減の84百万円、経常利益が77.9%減の1億01百万円、純利益が57.9%減の96百万円だった。

 直販部門での建設工期および販社部門での部材納期の長期化傾向、営業促進策実施による売上総利益率の低下、展示場来場数促進のための広告宣伝費および販促費の増加、BESS多摩オープンに向けた人員増に伴う人件費の増加、中期経営計画達成に向けた人材強化や施策実行に係る費用の増加などで減収減益だった。契約(受注)高は13.0%増の93億02百万円と伸長し、期末契約残高は83億33百万円となった。

 セグメント別売上高は直販部門が7.8%増収、販社部門が7.9%減収、BP社が33.6%増収だった。売上総利益率は32.1%で0.4ポイント低下、販管費比率は31.3%で3.5ポイント上昇した。特別利益では投資有価証券売却益55百万円を計上し、特別損失では関係会社売却損1億15百万円が一巡した。

 通期ベースの売上高は契約残高の売上化で上期の遅れを取り戻すが、BESS多摩オープンに向けた費用、生産革新に向けた費用など一時的な原価増加で営業・経常減益予想である。純利益については有価証券売却による特別利益計上を見込んでいる。

 18年3月期は一時的な原価増加などで営業減益予想だが、19年3月期の収益改善を期待したい。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。

■株価は調整一巡感

 株価は戻り高値圏から反落したが、2月安値を割り込むことなく調整一巡感を強めている。

 4月5日の終値1213円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS109円38銭で算出)は約11倍、前期推定配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は約4.0%、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS1073円82銭で算出)は約1.1倍である。時価総額は約55億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月08日更新]

アールシーコアは戻り高値圏で堅調、18年3月期営業減益予想だが19年3月期の収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期営業減益予想だが、19年3月期の収益改善が期待される。株価は戻り高値圏で堅調だ。3%台後半の高配当利回りも見直して上値を試す展開が期待される。
 
■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売
 
 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。
 
 17年3月期セグメント別売上構成比(連結調整前)は直販部門27%、販社部門61%、BP社11%、北米部門(16年7月カナダの連結子会社を売却して連結除外)1%だった。収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。なお四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。
 
 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。
 
■18年3月期営業減益予想だが19年3月期の収益拡大期待
 
 18年3月期連結業績予想(11月10日に営業利益と経常利益を減額修正)は、売上高が17年3月期比10.1%増の142億円で、営業利益が9.9%減の6億円、経常利益が13.1%減の5億90百万円、純利益が20.2%増の4億60百万円としている。配当予想は1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は43.9%となる。
 
 第3四半期累計は、売上高が前年同期比0.9%減の94億77百万円、営業利益が81.3%減の84百万円、経常利益が77.9%減の1億01百万円、純利益が57.9%減の96百万円だった。
 
 直販部門での建設工期および販社部門での部材納期の長期化傾向、営業促進策実施による売上総利益率の低下、展示場来場数促進のための広告宣伝費および販促費の増加、BESS多摩オープンに向けた人員増に伴う人件費の増加、中期経営計画達成に向けた人材強化や施策実行に係る費用の増加などで減収減益だった。契約(受注)高は13.0%増の93億02百万円と伸長し、期末契約残高は83億33百万円となった。
 
 セグメント別売上高は直販部門が7.8%増収、販社部門が7.9%減収、BP社が33.6%増収だった。売上総利益率は32.1%で0.4ポイント低下、販管費比率は31.3%で3.5ポイント上昇した。特別利益では投資有価証券売却益55百万円を計上し、特別損失では関係会社売却損1億15百万円が一巡した。
 
 通期ベースの売上高は契約残高の売上化で上期の遅れを取り戻すが、19年春に予定しているBESS多摩オープンに向けた費用、生産革新に向けた費用など一時的な原価増加で営業・経常減益予想である。純利益については有価証券売却による特別利益計上を見込んでいる。
 
 18年3月期は一時的な原価増加などで営業減益予想だが、19年3月期は収益改善が期待される。
 
■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施
 
 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。
 
■株価は戻り高値圏で堅調
 
 株価は戻り高値圏で堅調に推移している。地合い悪化の影響は限定的だ。18年3月期営業減益予想の織り込みは完了しているようだ。
 
 3月7日の終値1257円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS109円38銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は3.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1073円82銭で算出)は1.2倍近辺である。時価総額は約57億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線を回復している。3%台後半の高配当利回りも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月13日更新]

アールシーコアは戻り高値圏、18年3月期3Q累計大幅減益で通期も営業減益予想だが織り込み済み

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期第3四半期累計は大幅減益だった。通期も一時的な原価増加などで営業減益予想である。ただし株価は織り込み済みで戻り高値圏だ。3%台後半の高配当利回りも見直して上値を試す展開が期待される。
 
■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売
 
 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。
 
 17年3月期セグメント別売上構成比(連結調整前)は直販部門27%、販社部門61%、BP社11%、北米部門(16年7月カナダの連結子会社を売却して連結除外)1%だった。収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。なお四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。
 
 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。
 
■18年3月期3Q累計は大幅減益
 
 1月31日発表した今期(18年3月期)第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比0.9%減の94億77百万円、営業利益が81.3%減の84百万円、経常利益が77.9%減の1億01百万円、純利益が57.9%減の96百万円だった。
 
 直販部門での建設工期および販社部門での部材納期の長期化傾向、営業促進策実施による売上総利益率の低下、展示場来場数促進のための広告宣伝費および販促費の増加、BESS多摩オープンに向けた人員増に伴う人件費の増加、中期経営計画達成に向けた人材強化や施策実行に係る費用の増加などで減収減益だった。契約(受注)高は13.0%増の93億02百万円と伸長し、期末契約残高は83億33百万円となった。
 
 セグメント別売上高は直販部門が7.8%増収、販社部門が7.9%減収、BP社が33.6%増収だった。売上総利益率は32.1%で0.4ポイント低下、販管費比率は31.3%で3.5ポイント上昇した。特別利益では投資有価証券売却益55百万円を計上し、特別損失では関係会社売却損1億15百万円が一巡した。
 
■18年3月期営業減益予想だが19年3月期の収益拡大期待
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(11月10日に営業利益と経常利益を減額修正)は、売上高が前期(17年3月期)比10.1%増の142億円、営業利益が9.9%減の6億円、経常利益が13.1%減の5億90百万円、純利益が20.2%増の4億60百万円としている。配当予想は、1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は44.3%となる。
 
 通期ベースの売上高は契約残高の売上化で上期の遅れを取り戻すが、19年春に予定しているBESS多摩オープンに向けた費用、生産革新に向けた費用など一時的な原価増加で営業・経常減益予想である。純利益については有価証券売却による特別利益計上を見込んでいる。
 
 今期(18年3月期)は一時的な原価増加などで営業減益予想だが、来期(19年3月期)は収益改善を期待したい。
 
■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施
 
 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。
 
■株価は戻り高値圏、18年3月期営業減益予想を織り込み済み
 
 株価は1月29日に1271円まで上伸し、17年11月の昨年来高値1283円に接近した。その後は地合い悪化の影響を受ける場面もあったが、戻り高値圏で堅調に推移している。18年3月期営業減益予想の織り込みは完了しているようだ。
 
 2月9日の終値1239円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS108円29銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は3.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1073円82銭で算出)は1.2倍近辺である。時価総額は約56億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。3%台後半の高配当利回りも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月09日更新]

アールシーコアは11月の昨年来高値に接近、18年3月期営業減益予想だが19年3月期の収益拡大期待

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期は一時的な原価増加で営業減益予想だが、19年3月期は収益拡大が期待される。株価は17年11月の昨年来高値に接近している。3%台後半の高配当利回りも見直し材料だ。なお1月31日に第3四半期決算発表を予定している。
 
■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売
 
 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。
 
 17年3月期セグメント別売上構成比(連結調整前)は直販部門27%、販社部門61%、BP社11%、北米部門(16年7月カナダの連結子会社を売却して連結除外)1%だった。収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。なお四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。
 
 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。
 
■18年3月期営業減益予想だが19年3月期の収益拡大期待
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(11月10日に営業利益と経常利益を減額修正)は、売上高が前期(17年3月期)比10.1%増の142億円、営業利益が9.9%減の6億円、経常利益が13.1%減の5億90百万円、純利益が20.2%増の4億60百万円としている。配当予想は、1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は44.3%となる。
 
 第2四半期累計は売上高が前年同期比1.9%減の64億13百万円、営業利益が70.7%減の1億14百万円、経常利益が66.4%減の1億28百万円、純利益が38.1%減の1億14百万円だった。建設工期および部材納期の長期化傾向、営業促進策実施による売上総利益率の低下、中期経営計画達成に向けた人材強化や施策実行に係る費用の増加などで減収減益だった。契約(受注)高は6.0%増の63億77百万円と伸長し、期末契約高は81億76百万円となった。
 
 セグメント別売上高は直販部門が9.7%増収、販社部門が10.5%減収、BP社が38.7%増収だった。売上総利益率は32.3%で1.2ポイント低下、販管費比率は30.5%で3.0ポイント上昇した。なお特別利益では投資有価証券売却益44百万円を計上し、特別損失では関係会社売却損1億15百万円が一巡した。
 
 通期ベースの売上高は契約残高の売上化で上期の遅れを取り戻すが、19年春に予定しているBESS多摩オープンに向けた費用、生産革新に向けた費用など一時的な原価増加で営業・経常減益予想である。純利益については有価証券売却による特別利益計上を見込んでいる。
 
 今期(18年3月期)は一時的な原価増加で営業減益予想だが、来期(19年3月期)は収益拡大が期待される。
 
■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施
 
 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。
 
■株価は17年11月の昨年来高値に接近
 
 株価は1月4日に1265円まで上伸し、17年11月の昨年来高値1283円に接近している。18年3月期営業減益予想の織り込みは完了しているようだ。
 
 1月5日の終値1251円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS108円29銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は3.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1073円82銭で算出)は1.2倍近辺である。時価総額は約56億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。3%台後半の高配当利回りも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月14日更新]

アールシーコアは戻り高値圏、18年3月期営業減益予想の織り込み完了して19年3月期収益拡大期待
 
 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期は一時的な原価増加で営業減益予想だが、19年3月期は収益拡大が期待される。株価は18年3月期営業減益予想の織り込みが完了して戻り高値圏だ。3%台後半の高配当利回りも見直して上値を試す展開が期待される。
 
■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売
 
 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。
 
 17年3月期セグメント別売上構成比(連結調整前)は直販部門27%、販社部門61%、BP社11%、北米部門(16年7月カナダの連結子会社を売却して連結除外)1%だった。収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。なお四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。
 
 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。
 
■18年3月期は一時的な原価増加で営業減益予想
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(11月10日に営業利益と経常利益を減額修正)は、売上高が前期(17年3月期)比10.1%増の142億円、営業利益が9.9%減の6億円、経常利益が13.1%減の5億90百万円、純利益が20.2%増の4億60百万円としている。配当予想は、1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は44.3%となる。
 
 第2四半期累計は売上高が前年同期比1.9%減の64億13百万円、営業利益が70.7%減の1億14百万円、経常利益が66.4%減の1億28百万円、純利益が38.1%減の1億14百万円だった。建設工期および部材納期の長期化傾向、営業促進策実施による売上総利益率の低下、中期経営計画達成に向けた人材強化や施策実行に係る費用の増加などで減収減益だった。契約(受注)高は6.0%増の63億77百万円と伸長し、期末契約高は81億76百万円となった。
 
 セグメント別売上高は直販部門が9.7%増収、販社部門が10.5%減収、BP社が38.7%増収だった。売上総利益率は32.3%で1.2ポイント低下、販管費比率は30.5%で3.0ポイント上昇した。なお特別利益では投資有価証券売却益44百万円を計上し、特別損失では関係会社売却損1億15百万円が一巡した。
 
 通期ベースの売上高は契約残高の売上化で上期の遅れを取り戻すが、19年春に予定しているBESS多摩オープンに向けた費用、生産革新に向けた費用など一時的な原価増加で営業・経常減益予想である。純利益については有価証券売却による特別利益計上を見込んでいる。
 
 今期(18年3月期)は一時的な原価増加で営業減益予想だが、来期(19年3月期)は収益拡大が期待される。
 
■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施
 
 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。
 
■株価は18年3月期営業減益予想の織り込み完了して戻り高値圏
 
 株価は11月7日の年初来高値1283円から反落したが、1200円近辺から切り返している。12月11日には1251円まで上伸した。18年3月期営業減益予想の織り込みが完了して戻り高値圏だ。
 
 12月13日の終値1225円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS108円29銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は3.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1073円82銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約55億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。3%台後半の高配当利回りも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月17日更新]

アールシーコアは一時的な原価増加で18年3月期営業利益を減額修正だが、株価のネガティブ反応限定的
 
 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期第2四半期累計業績は計画未達だった。そして通期予想は一時的な原価増加で営業利益と経常利益を減額修正した。株価は年初来高値圏から一旦反落したが、18年3月期減額修正に対するネガティブ反応は限定的のようだ。4%台の高配当利回りを見直す動きが期待される。
 
■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売
 
 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。
 
 17年3月期セグメント別売上構成比(連結調整前)は直販部門27%、販社部門61%、BP社11%、北米部門(16年7月カナダの連結子会社を売却して連結除外)1%だった。収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。なお四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。
 
 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。
 
■18年3月期2Q累計は計画未達
 
 11月10日発表した今期(18年3月期)第2四半期累計(4〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.9%減の64億13百万円、営業利益が70.7%減の1億14百万円、経常利益が66.4%減の1億28百万円、純利益が38.1%減の1億14百万円だった。
 
 計画未達で減収減益だった。建設工期および部材納期の長期化傾向、営業促進策実施による売上総利益率の低下、中期経営計画達成に向けた人材強化や施策実行に係る費用の増加などが影響した。なお契約(受注)高は6.0%増の63億77百万円と伸長し、期末契約高は81億76百万円となった。
 
 セグメント別売上高は直販部門が9.7%増収、販社部門が10.5%減収、BP社が38.7%増収だった。売上総利益率は32.3%で1.2ポイント低下、販管費比率は30.5%で3.0ポイント上昇した。なお特別利益では投資有価証券売却益44百万円を計上し、特別損失では関係会社売却損1億15百万円が一巡した。
 
■18年3月期通期は一時的な原価増加で営業利益を減額修正
 
 今期(18年3月期)通期の連結業績予想は、11月10日に営業利益と経常利益を減額修正した。売上高は契約残高の売上化で上期の遅れを取り戻すが、19年春に予定しているBESS多摩オープンに向けた費用、生産革新に向けた費用など一時的な原価増加で、営業利益を1億50百万円、経常利益を1億20百万円減額した。純利益については有価証券売却による特別利益の発生が見込まれるため据え置いた。
 
 修正後の通期予想は売上高が前期(17年3月期)比10.1%増の142億円、営業利益が9.9%減の6億円、経常利益が13.1%減の5億90百万円、純利益が20.2%増の4億60百万円とした。なお配当予想は据え置いて、1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は44.3%となる。
 
■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施
 
 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。
 
■株価は減額修正に対するネガティブ反応限定的
 
 株価は11月7日の年初来高値1283円から反落したが、1200円近辺で下げ渋る形だ。18年3月期減額修正に対するネガティブ反応は限定的のようだ。
 
 11月16日の終値1188円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS108円29銭で算出)は11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は4.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1073円82銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約54億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。4%近辺の高配当利回りを見直す動きが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月06日更新]

アールシーコアは日柄調整完了感、18年3月期2桁営業増益予想で高配当利回りも評価材料

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期2桁営業増益予想である。中期計画では20年3月期営業利益率8%やROE18%などの目標を掲げている。株価は7月の年初来高値から反落したが日柄調整完了感を強めている。4%台の高配当利回りも評価材料だろう。なお11月10日に第2四半期決算発表を予定している。
 
■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売
 
 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。
 
 17年3月期セグメント別売上構成比(連結調整前)は直販部門27%、販社部門61%、BP社11%、北米部門(16年7月カナダの連結子会社を売却して連結除外)1%だった。収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。なお四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。
 
 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。
 
■18年3月期2桁営業増益予想
 
 今期(18年3月期)連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比10.1%増の142億円、営業利益が12.6%増の7億50百万円、経常利益が4.6%増の7億10百万円、純利益が20.2%増の4億60百万円としている。配当予想は1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は46.8%となる。
 
 第1四半期(4〜6月)は、売上高が前年同期比1.8%減収で、営業利益が65百万円の赤字、経常利益が59百万円の赤字、純利益が40百万円の赤字だった。契約(受注)高は40.8%増の25億92百万円だった。
 
 受注高は大幅増加したが、直販部門での建設工期および販社部門での部材納期が長期化傾向を強めたため減収となり、営業促進策実施による売上総利益率の低下、展示場来場者数増加を促進するための告宣伝費および販促費の増加、人員増に伴う人件費の増加も影響して各利益は赤字だった。
 
 第1四半期は赤字だったが、通期ベースでは豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移して増収・2桁営業増益予想である。
 
■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施
 
 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。
 
■株価は日柄調整完了感、4%台の高配当利回りも評価材料
 
 株価は7月の年初来高値1199円から反落したが、大きく下押すことなく高値圏で堅調に推移している。そして日柄調整完了感を強めている。
 
 10月5日の終値1160円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS102円48銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は4.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1073円82銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約52億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して日柄調整完了感を強めている。4%台の高配当利回りも評価材料だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月06日更新]

アールシーコアは18年3月期2桁営業増益予想、配当利回り4%台

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期2桁営業増益予想である。中期計画では20年3月期営業利益率8%やROE18%などの目標を掲げている。株価は年初来高値圏でモミ合う形だが、4%台の高配当利回りも評価して上値を試す展開が期待される。
 
■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売
 
 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。
 
 17年3月期セグメント別売上構成比(連結調整前)は直販部門27%、販社部門61%、BP社11%、北米部門(16年7月カナダの連結子会社を売却して連結除外)1%だった。収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。なお四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。
 
 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。
 
■18年3月期は2桁営業増益予想
 
 今期(18年3月期)連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比10.1%増の142億円、営業利益が12.6%増の7億50百万円、経常利益が4.6%増の7億10百万円、純利益が20.2%増の4億60百万円としている。配当予想は1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は46.8%となる。
 
 第1四半期(4〜6月)は、売上高が前年同期比1.8%減収で、営業利益が65百万円の赤字、経常利益が59百万円の赤字、純利益が40百万円の赤字だった。契約(受注)高は40.8%増の25億92百万円だった。
 
 受注高は大幅増加したが、直販部門での建設工期および販社部門での部材納期が長期化傾向を強めたため減収となり、営業促進策実施による売上総利益率の低下、展示場来場者数増加を促進するための告宣伝費および販促費の増加、人員増に伴う人件費の増加も影響して各利益は赤字だった。
 
 第1四半期は赤字だったが、通期ベースでは豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移して増収・2桁営業増益予想である。
 
■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施
 
 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。株主優待制度は毎年3月末・9月末の年2回実施している。
 
■株価は自律調整一巡感、4%台の高配当利回りも評価
 
 株価は7月の年初来高値1199円から反落したが、大きく下押すことなく堅調に推移している。自律調整の範囲だろう。
 
 9月5日の終値1152円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS102円48銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は4.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1073円82銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約52億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して自律調整一巡感を強めている。4%台の高配当利回りも評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月04日更新]

アールシーコアは18年3月期第1四半期赤字だが通期2桁営業増益予想、配当利回り4%台も評価

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期第1四半期は赤字だったが、通期は2桁営業増益予想である。中期経営計画では20年3月期営業利益率8%やROE18%などの目標を掲げている。株価は7月の年初来高値から反落したが、4%台の高配当利回りも評価して上値を試す展開が期待される。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 17年3月期のセグメント別売上構成比(連結調整前)は直販部門27%、販社部門61%、BP社11%、北米部門(16年7月カナダの連結子会社を売却して連結除外)1%だった。収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。なお四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。

 17年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国42拠点(直営2拠点、BP社3拠点、販社37拠点)である。国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。18年春には3ヶ所目の新展示場を東京・多摩地区に開設予定である。

■18年3月期第1四半期は減収で赤字

 7月27日発表した今期(18年3月期)第1四半期(4月〜6月)連結業績は、売上高が前年同期比1.8%減の28億60百万円となり、営業利益が65百万円の赤字(前年同期は54百万円の黒字)、経常利益が59百万円の赤字(同48百万円の黒字)、純利益が40百万円の赤字(同28百万円の黒字)だった。

 契約(受注)高は40.8%増の25億92百万円で、期末契約残高は17年3月期末比3百万円減少の76億26百万円となった。

 受注高は大幅増加したが、直販部門での建設工期および販社部門での部材納期が長期化傾向を強めたため減収となり、営業促進策実施による売上総利益率の低下、展示場来場者数増加を促進するための告宣伝費および販促費の増加、人員増に伴う人件費の増加も影響して各利益は赤字だった。

 売上総利益は4.0%減少し、売上総利益率は31.2%で0.9ポイント低下した。販管費は9.0%増加し、販管費比率は33.5%で3.3ポイント上昇した。営業外では為替差損益が改善した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、直販部門は契約高が2.1倍の8億02百万円、売上高が3.3%減の7億65百万円、営業利益が58.2%減の21百万円だった。工期長期化や新拠点開設に向けた人員増で減収減益だった。新規来場者数は6.8%減少した。ただし新人の営業力強化で契約は大幅増加した。

 販社部門は契約高が6.4%増の12億65百万円、売上高が5.8%減の18億02百万円、営業利益が37.7%減の1億88百万円だった。納品遅れや広告宣伝費の増加で減収減益だった。

 BP社は契約高が2.1倍の5億24百万円、売上高が62.7%増の5億07百万円、営業利益が13百万円の黒字(同12百万円の赤字)だった。期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移した。契約高は札幌地区および岐阜地区の若手営業員の営業力強化、金沢地区の展示場リニューアルオープンによる集客増などで大幅増加した。

■18年3月期通期は2桁営業増益予想

 今期(18年3月期)連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比10.1%増の142億円、営業利益が12.6%増の7億50百万円、経常利益が4.6%増の7億10百万円、純利益が20.2%増の4億60百万円としている。

 契約(受注)棟数は14.5%増の1150棟、契約高は16.2%増の138億円、売上総利益率は1.0ポイント上昇の33.8%、販管費比率は0.7ポイント上昇の28.5%の計画としている。配当予想は1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は46.8%となる。

 期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移して、増収・2桁営業増益予想である。17年8月にはBESS千秋(秋田県)がオープンする予定だ。第1四半期は赤字だったが、四半期収益は物件引き渡し件数・時期などで変動しやすい特性がある。契約高の増加も背景として、通期ベースでは好業績が期待される。

■中期経営計画で20年3月期営業利益率8%やROE18%など目標

 新中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では、目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

 施工負荷軽減による生産性向上を目指し、工期を現在の120日から目標75日に短縮する生産革新企画を、17年10月から直販・BP社で先行スタートし、18年4月には全国販社で稼働する計画だ。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。18年3月期のDOEは4.2%程度となる見込みだ。

 株主優待制度については年2回実施している。毎年3月末・9月末時点での100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」などの優待券を贈呈する。なお7月27日に株主優待制度の一部改定を発表(詳細は会社ホームページ参照)した。

■株価は4%台の高配当利回りも評価

 株価は7月21日と24日の年初来高値1199円から反落したが、第1四半期業績に対するネガティブ反応は限定的のようだ。自律調整の範囲だろう。

 8月3日の終値1151円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS102円48銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は4.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1073円82銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約52億円である。

 週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。4%台の高配当利回りも評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月13日更新]

アールシーコアは年初来高値更新の展開、18年3月期2桁営業増益予想で予想配当利回り4%台

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期増収・2桁営業増益予想である。中期経営計画では20年3月期営業利益率8%やROE18%などの目標を掲げている。株価は年初来高値更新の展開となった。予想配当利回り4%台も評価して上値を試す展開が期待される。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 17年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国42拠点(直営2拠点、BP社3拠点、販社37拠点)である。国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。
 中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では目標数値に20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

■18年3月期増収・2桁増益予想

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比10.1%増の142億円、営業利益が同12.6%増の7億50百万円、経常利益が同4.6%増の7億10百万円、純利益が同20.2%増の4億60百万円としている。

 豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移して、増収・2桁営業増益予想としている。配当予想は同1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は46.8%となる。

■株価は年初来高値更新の展開

 株価の動きを見ると、1080円〜1090円近辺での短期モミ合いから上放れ、年初来高値更新の展開となって7月11日には1150円まで上伸した。

 7月11日の終値1141円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS102円48銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は4.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1073円82銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約51億円である。

 週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。予想配当利回り4%台も評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月28日更新]

アールシーコアはモミ合い上放れ、18年3月期2桁営業増益予想や4%台の高配当利回りを再評価

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期増収・2桁営業増益予想である。中期経営計画では20年3月期営業利益率8%やROE18%などの目標を掲げている。株価は短期モミ合いから上放れの動きを強めている。4%台の高配当利回りも再評価して上値を試す展開が期待される。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 17年3月期のセグメント別売上構成比(連結調整前)は直販部門27%、販社部門61%、BP社11%、北米部門(16年7月カナダの連結子会社を売却して連結除外)1%である。収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。物件引き渡し件数・時期などで四半期収益は変動しやすい収益特性がある。
 17年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国42拠点(直営2拠点、BP社3拠点、販社37拠点)である。国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■17年3月期増収減益

 前期(17年3月期)の連結業績は、売上高が前々期(16年3月期)比4.7%増の129億02百万円、営業利益が同11.5%減の6億66百万円、経常利益が同8.5%減の6億79百万円、純利益が同25.1%減の3億82百万円だった。契約(受注)高は同3.5%増の122億87百万円、期末契約(受注)残高は16年3月期末比7.2%増の76億29百万円となった。

 期首の豊富な繰越契約残高を背景として売上が順調に推移したが、人員増に伴う人件費の増加、本社ビルの賃料増加などで減益だった。販社経営主体の交代が発生した影響で展示場への新規来場者数は微減となったが、売上高と契約高は過去最高を更新した。

 売上総利益は同3.0%増加したが、売上総利益率は32.8%で同0.5ポイント低下した。販管費は同6.2%増加し、販管費比率は27.6%で同0.4ポイント上昇した。特別損失では関係会社株式売却損1億15百万円を計上した。

 ROEは8.2%で同3.5ポイント低下、自己資本比率は45.9%で同1.0ポイント上昇した。配当は同2円増配の年間47円(第2四半期末23円、期末24円)とした。配当性向は54.8%である。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、直販部門は契約高が同15.4%増の42億60百万円、売上高が同3.9%増の37億15百万円、営業利益が同43.7%増の3億46百万円だった。新規来場者数が同3.3%増と好調に推移し、新人営業の営業力強化も進展した。単価の高いログシリーズの契約が増加して1棟当たり単価も上昇し、施工効率改善も寄与した。

 販社部門は、契約高が同7.5%減の61億05百万円、売上高が同5.3%増の83億08百万円、営業利益が同5.7%減の14億54百万円だった。売上高は期首の豊富な繰越契約残高を背景として順調に推移したが、契約高は一部拠点の運営販社再編の影響で減少した。利益面では業容拡大に伴う販管費の増加が影響した。

 BP社は、契約高が同22.8%増の19億12百万円、売上高が同7.3%増の15億16百万円、営業利益が20百万円の赤字(前々期は22百万円の黒字)だった。営業員の戦力化が進展して契約高が大幅増加し、期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移したが、利益面ではBESS北陸から譲り受けた金沢展示場における契約の売上計上が今期(18年3月期)以降になることが影響した。北米部門はカナダBFM社の売却が16年7月に完了し、売上高が同81.2%減の1億16百万円、営業利益が同62.7%減の6百万円だった。

 四半期別業績推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期18億41百万円、第2四半期41億78百万円、第3四半期22億13百万円、第4四半期40億55百万円、売上高は29億12百万円、36億23百万円、30億24百万円、33億43百万円、営業利益は54百万円、3億35百万円、61百万円、2億16百万円だった。

■18年3月期は増収・2桁増益予想

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比10.1%増の142億円、営業利益が同12.6%増の7億50百万円、経常利益が同4.6%増の7億10百万円、純利益が同20.2%増の4億60百万円としている。

 契約(受注)棟数は同14.5%増の1150棟、契約(受注)高は同16.2%増の138億円、売上総利益率は同1.0ポイント上昇の33.8%、販管費比率は同0.7ポイント上昇の28.5%の計画としている。

 期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移して、増収・2桁営業増益予想としている。19年秋には秋田県・千秋の展示場がオープンする予定だ。配当予想は同1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は46.8%となる。

■中期経営計画で20年3月期営業利益率8%やROE18%など目標

 新中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では、目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印とした「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

 施工負荷軽減による生産性向上を目指し、工期を現在の120日から目標75日に短縮する生産革新企画を、17年10月から直販・BP社で先行スタートし、18年4月には全国販社で稼働する計画だ。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。18年3月期のDOEは4.2%程度となる見込みだ。

 株主優待制度については年2回実施している。毎年3月末・9月末時点での100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈している。

■株価は短期モミ合いから上放れ

 株価の動きを見ると、1080円〜1090円近辺での短期モミ合いから上放れの動きを強めている。6月26日には1110円まで上伸した。
 上値を試す展開が期待される。

 6月26日の終値1110円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS102円48銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は4.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1073円82銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約50億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。4%台の高配当利回りも再評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月23日更新]

アールシーコアは18年3月期増収・2桁営業増益予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。18年3月期増収・2桁営業増益予想である。中期経営計画では20年3月期営業利益率8%やROE18%などの目標を掲げている。株価は調整一巡して反発展開が期待される。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 17年3月期のセグメント別売上構成比(連結調整前)は直販部門27%、販社部門61%、BP社11%、北米部門(16年7月カナダの連結子会社を売却して連結除外)1%である。収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。物件引き渡し件数・時期などで四半期収益は変動しやすい収益特性がある。 17年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国42拠点(直営2拠点、BP社3拠点、販社37拠点)である。国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で20年3月期営業利益率8%やROE18%など目標

 新中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では、目標数値として20年3月期売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%、重点戦略としてBESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印に「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げている。

■17年3月期は増収減益

 5月12日発表した前期(17年3月期)の連結業績は、売上高が前々期(16年3月期)比4.7%増の129億02百万円、営業利益が同11.5%減の6億66百万円、経常利益が同8.5%減の6億79百万円、純利益が同25.1%減の3億82百万円だった。契約(受注)高は同3.5%増の122億87百万円、期末契約(受注)残高は76億29百万円となった。

 期首の豊富な繰越契約残高を背景として売上が順調に推移したが、人員増に伴う人件費の増加、本社ビルの賃料増加などで減益だった。売上総利益は同3.0%増加したが、売上総利益率は32.8%で同0.5ポイント低下した。販管費は同6.2%増加し、販管費比率は27.6%で同0.4ポイント上昇した。特別損失では関係会社株式売却損1億15百万円を計上した。

 ROEは8.2%で同3.5ポイント低下、自己資本比率は45.9%で同1.0ポイント上昇した。配当は同2円増配の年間47円(第2四半期末23円、期末24円)とした。配当性向は54.8%である。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、直販部門は契約高が同15.4%増の42億60百万円、売上高が同3.9%増の37億15百万円、営業利益が同43.7%増の3億46百万円だった。新規来場者数が同3.3%増と好調に推移し、新人営業の営業力強化も進展した。単価の高いログシリーズの契約が増加して1棟当たり単価も上昇し、施工効率改善も寄与した。

 販社部門は、契約高が同7.5%減の61億05百万円、売上高が同5.3%増の83億08百万円、営業利益が同5.7%減の14億54百万円だった。売上高は期首の豊富な繰越契約残高を背景として順調に推移したが、契約高は一部拠点の運営販社再編の影響で減少した。利益面では業容拡大に伴う販管費の増加が影響した。

 BP社は、契約高が同22.8%増の19億12百万円、売上高が同7.3%増の15億16百万円、営業利益が20百万円の赤字(前々期は22百万円の黒字)だった。営業員の戦力化が進展して契約高が大幅増加し、期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移したが、利益面ではBESS北陸から譲り受けた金沢展示場における契約の売上計上が今期(18年3月期)以降になることが影響した。北米部門はカナダBFM社の売却が16年7月に完了し、売上高が同81.2%減の1億16百万円、営業利益が同62.7%減の6百万円だった。

 四半期別業績推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期18億41百万円、第2四半期41億78百万円、第3四半期22億13百万円、第4四半期40億55百万円、売上高は29億12百万円、36億23百万円、30億24百万円、33億43百万円、営業利益は54百万円、3億35百万円、61百万円、2億16百万円だった。

■18年3月期は増収・2桁増益予想

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比10.1%増の142億円、営業利益が同12.6%増の7億50百万円、経常利益が同4.6%増の7億10百万円、純利益が同20.2%増の4億60百万円としている。

 期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移して、増収・2桁営業増益予想としている。19年秋には秋田県・千秋の展示場がオープンする予定だ。配当予想は同1円増配の年間48円(第2四半期末24円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は46.8%となる。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分については、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定配当を行うことを基本とし、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

 株主優待制度については年2回実施している。毎年3月末・9月末時点での100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈している。

■株価は調整一巡して反発期待

 株価の動きを見ると、4月12日の直近安値1033円から切り返して調整一巡感を強めている。

 5月19日の終値1081円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS102円48銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は4.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1073円82銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約49億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。調整一巡して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月21日更新]

アールシーコアは戻り歩調で4%台の高配当利回りにも注目、20年3月期ROE18%目標

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。17年3月期増収・営業増益・連続増配予想である。2月に発表した中期経営計画では、20年3月期営業利益率8%やROE18%などの目標を掲げた。株価は戻り歩調で15年12月高値に接近してきた。4%台の高配当利回りも注目点であり、上値を試す展開が期待される。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 16年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国40拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社36拠点)だった。国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で20年3月期営業利益率8%やROE18%など目標

 17年2月発表した新中期経営計画(18年3月期〜20年3月期)では、目標として20年3月期の売上高200億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げた。

 目標達成への重点戦略としては、BESSファンが集う「触媒力」の拡大、新時代の暮らし方「梺(ふもと)ぐらし」創出、BESSブランドを旗印に「販社制度」の強化、そして「生産革新」の実行を掲げた。

■部材製造販売のカナダの連結子会社を売却してファブレス化

 カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社については、16年7月カナダのBAYWEST社に全株式を譲渡した。ファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針だ。株式譲渡後も当面はBFM社からの取引を継続するとしている。

■収益は物件引き渡し件数・時期で変動

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は契約(受注)高が第1四半期15億25百万円、第2四半期30億47百万円、第3四半期24億42百万円、第4四半期34億75百万円、売上高が28億11百万円、32億75百万円、29億16百万円、29億39百万円、営業利益が1億14百万円、2億23百万円、1億95百万円、1億45百万円で、16年3月期は契約高が22億17百万円、35億10百万円、21億61百万円、39億88百万円、売上高が28億59百万円、34億93百万円、28億95百万円、30億71百万円、営業利益が1億29百万円、3億02百万円、1億23百万円、1億98百万円だった。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。物件引き渡し件数・時期などで四半期収益は変動しやすいが、契約(受注)高は回復傾向を強めている。

 16年3月期は販管費抑制も寄与して15年3月期比増益での着地となった。契約(受注)棟数は同10.7%増の1004棟、契約(受注)高は同13.2%増の118億76百万円、期末契約(受注)残高は同12.0%増の71億16百万円だった。全国BESS展示場への新規来場者数は2.9万件でほぼ15年3月期並みだったが、強化ポイントの再来場者数は同2.1%増加した。営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実済み)が前期末比1名増加の141名となった。

 売上総利益は同3.3%増加し、売上総利益率は33.3%で同横ばいだった。販管費は同1.7%増加したが、販管費比率は27.2%で同0.4ポイント低下した。純利益は法人税等の減少も寄与した。ROEは11.7%で同1.5ポイント上昇、自己資本比率は44.9%で同2.2ポイント上昇した。配当は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で配当性向は39.0%だった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同15.7%増の36億91百万円、売上高が同1.4%増の35億76百万円、営業利益が同15.2%減の2億41百万円で、販社部門は契約高が同12.8%増の66億円、売上高が同7.7%増の78億87百万円、営業利益が同8.8%増の15億41百万円、BP社は契約高が同12.1%増の15億57百万円、売上高が同17.3%減の14億13百万円、営業利益が同61.8%減の22百万円、北米部門(BFM社)は売上高が6億19百万円、営業利益が17百万円だった。

■17年3月期第3四半期累計は減益

 今期(17年3月期)第3四半期累計(4〜12月)連結業績は売上高が前年同期比3.4%増の95億59百万円、営業利益が同18.7%減の4億50百万円、経常利益が同14.5%減の4億58百万円、純利益が同36.8%減の2億29百万円だった。契約(受注)高は同4.4%増の82億32百万円、期末契約(受注)残高は66億26百万円となった。

 期首の豊富な繰越契約残高を背景として売上が順調に推移したが、人員増に伴う人件費増加、本社ビルの賃料増加などで減益だった。売上総利益は同2.9%増加したが、売上総利益率は32.5%で同0.2ポイント低下した。販管費は同7.7%増加し、販管費比率は27.8%で同1.1ポイント上昇した。特別損失では関係会社株式売却損1億15百万円を計上した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同16.7%増の27億20百万円、売上高が同1.6%増の27億24百万円、営業利益が同40.6%増の2億42百万円だった。営業施策が奏功して契約高が2桁増となった。利益面では施工効率改善が寄与した。

 販社部門は契約高が同8.6%減の41億70百万円、売上高が同3.9%増の61億53百万円、営業利益が同9.1%減の10億40百万円だった。期首の豊富な繰越契約残高を背景として売上が順調に推移したが、販社再編の影響で受注が減少した。利益面では受注遅れによるロイヤリティの減少、販社再編による販管費の増加が影響した。

 BP社は契約高が同36.9%増の13億32百万円、売上高が同12.5%増の11億61百万円、営業利益が10百万円の赤字(前年同期は4百万円の黒字)だった。営業員の戦力化が進展して受注が大幅増加した。また期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移した。北米部門はBFM社の売却が16年7月に完了し、売上高が1億16百万円、営業利益が6百万円だった。

 四半期別の業績推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期18億41百万円、第2四半期41億78百万円、第3四半期22億13百万円、売上高は29億12百万円、36億23百万円、30億24百万円、営業利益は54百万円、3億35百万円、61百万円だった。

■17年3月期通期増収営業増益予想、そして連続増配予想

 今期(17年3月期)連結業績予想(10月21日に減額修正)は売上高が前期(16年3月期)比10.8%増の136億50百万円、営業利益が同3.6%増の7億80百万円、経常利益が同2.5%増の7億60百万円、純利益が同12.9%減の4億45百万円としている。

 第2四半期累計の計画未達分を減額したが、期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移して増収営業増益予想である。配当予想は据え置いて同2円増配の年間47円(第2四半期末23円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は47.0%となる。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%、16年3月期のDOEは4.4%で、17年3月期のDOEは4.6%となる見込みだ。

 株主優待制度は毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して実施している。優待内容は15年3月期から改訂し、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈している。

■株価は戻り歩調で15年12月高値に接近

 なお1月31日、社員に対して自社の株式を給付するインセンティブプラン「株式給付信託(J−ESOP)」を導入すると発表した。

 株価の動きを見ると、戻り歩調の展開で2月13日には1128円、そして3月15日には1124円まで上伸した。そして15年12月高値1167円に接近している。

 3月17日の終値1121円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS99円92銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間47円で算出)は4.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1005円76銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約50億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。4%台の高配当利回りも注目点であり、15年12月高値1167円を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月02日更新]

アールシーコアは17年3月期第3四半期累計減益だがネガティブ反応限定的、4%台の高配当利回りに注目

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。1月31日発表した17年3月期第3四半期累計連結業績は減益だったが、通期は増収・営業増益予想、そして連続増配予想である。株価は戻り歩調で、第3四半期累計減益に対するネガティブ反応は限定的だ。4%台の高配当利回りも注目点であり、15年12月高値を目指す展開が期待される。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 16年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国40拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社36拠点)だった。国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、販社再編、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。また16年6月には新商品としてLOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」を発表した。16年8月から予約販売を開始する。

 16年7月には新商品LOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」の展開として、農業ベンチャーのマイファーム(京都市)およびDIYライフスタイルカンパニーのDIYFACTORY大都(大阪市)との提携を発表した。

 展示場50拠点を目指した展開では、16年4月BESS久御山(京都府)とBESS松本(長野県)が新規オープン、16年6月BESS蒲郡(愛知県)が周辺再開発で閉鎖、16年10月BESS川口(埼玉県)とBESS大分(大分県)が新規オープンした。

■部材製造販売のカナダの連結子会社を売却してファブレス化

 カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社については、16年7月カナダのBAYWEST社に全株式を譲渡した。ファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針だ。株式譲渡後も当面はBFM社からの取引を継続するとしている。

■収益は物件引き渡し件数・時期で変動

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は契約(受注)高が第1四半期15億25百万円、第2四半期30億47百万円、第3四半期24億42百万円、第4四半期34億75百万円、売上高が28億11百万円、32億75百万円、29億16百万円、29億39百万円、営業利益が1億14百万円、2億23百万円、1億95百万円、1億45百万円で、16年3月期は契約高が22億17百万円、35億10百万円、21億61百万円、39億88百万円、売上高が28億59百万円、34億93百万円、28億95百万円、30億71百万円、営業利益が1億29百万円、3億02百万円、1億23百万円、1億98百万円だった。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。物件引き渡し件数・時期などで四半期収益は変動しやすいが、契約(受注)高は回復傾向を強めている。

 16年3月期は販管費抑制も寄与して15年3月期比増益での着地となった。契約(受注)棟数は同10.7%増の1004棟、契約(受注)高は同13.2%増の118億76百万円、期末契約(受注)残高は同12.0%増の71億16百万円だった。全国BESS展示場への新規来場者数は2.9万件でほぼ15年3月期並みだったが、強化ポイントの再来場者数は同2.1%増加した。営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実済み)が前期末比1名増加の141名となった。

 売上総利益は同3.3%増加し、売上総利益率は33.3%で同横ばいだった。販管費は同1.7%増加したが、販管費比率は27.2%で同0.4ポイント低下した。純利益は法人税等の減少も寄与した。ROEは11.7%で同1.5ポイント上昇、自己資本比率は44.9%で同2.2ポイント上昇した。配当は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で配当性向は39.0%だった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同15.7%増の36億91百万円、売上高が同1.4%増の35億76百万円、営業利益が同15.2%減の2億41百万円で、販社部門は契約高が同12.8%増の66億円、売上高が同7.7%増の78億87百万円、営業利益が同8.8%増の15億41百万円、BP社は契約高が同12.1%増の15億57百万円、売上高が同17.3%減の14億13百万円、営業利益が同61.8%減の22百万円、北米部門(BFM社)は売上高が6億19百万円、営業利益が17百万円だった。

■17年3月期第3四半期累計は減益

 1月31日発表した今期(17年3月期)第3四半期累計(4〜12月)連結業績は売上高が前年同期比3.4%増の95億59百万円、営業利益が同18.7%減の4億50百万円、経常利益が同14.5%減の4億58百万円、そして純利益が同36.8%減の2億29百万円だった。契約(受注)高は同4.4%増の82億32百万円で、期末契約(受注)残高は66億26百万円となった。

 期首の豊富な繰越契約残高を背景として売上が順調に推移したが、人員増に伴う人件費増加、本社ビルの賃料増加などで減益だった。売上総利益は同2.9%増加したが、売上総利益率は32.5%で同0.2ポイント低下した。販管費は同7.7%増加し、販管費比率は27.8%で同1.1ポイント上昇した。特別損失では関係会社株式売却損1億15百万円を計上した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同16.7%増の27億20百万円、売上高が同1.6%増の27億24百万円、営業利益が同40.6%増の2億42百万円だった。営業施策が奏功して契約高が2桁増となった。利益面では施工効率改善が寄与した。

 販社部門は契約高が同8.6%減の41億70百万円、売上高が同3.9%増の61億53百万円、営業利益が同9.1%減の10億40百万円だった。期首の豊富な繰越契約残高を背景として売上が順調に推移したが、販社再編の影響で受注が減少した。利益面では受注遅れによるロイヤリティの減少、販社再編による販管費の増加が影響した。

 BP社は契約高が同36.9%増の13億32百万円、売上高が同12.5%増の11億61百万円、営業利益が10百万円の赤字(前年同期は4百万円の黒字)だった。営業員の戦力化が進展して受注が大幅増加した。また期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移した。北米部門はBFM社の売却が16年7月に完了し、売上高が1億16百万円、営業利益が6百万円だった。

 四半期別の業績推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期18億41百万円、第2四半期41億78百万円、第3四半期22億13百万円、売上高は29億12百万円、36億23百万円、30億24百万円、営業利益は54百万円、3億35百万円、61百万円だった。

■17年3月期通期増収営業増益予想、そして連続増配予想

 今期(17年3月期)連結業績予想は前回予想(10月21日に減額修正)を据え置いて売上高が前期(16年3月期)比10.8%増の136億50百万円、営業利益が同3.6%増の7億80百万円、経常利益が同2.5%増の7億60百万円、純利益が同12.9%減の4億45百万円としている。

 第2四半期累計の計画未達分を減額したが、期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移して増収営業増益予想である。配当予想は据え置いて同2円増配の年間47円(第2四半期末23円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は47.0%となる。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%、16年3月期のDOEは4.4%で、17年3月期のDOEは4.6%となる見込みだ。

 株主優待制度は毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して実施している。優待内容は15年3月期から改訂し、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈している。

■株価は戻り歩調、第3四半期累計減益に対するネガティブ反応限定的

 なお1月31日、社員に対して自社の株式を給付するインセンティブプラン「株式給付信託(J−ESOP)」を導入すると発表した。

 株価の動きを見ると、安値圏900円台でのモミ合いから上放れて戻り歩調だ。1月31日には1108円まで上伸した。そして第3四半期累計減益に対するネガティブ反応は限定的だ。

 2月1日の終値1092円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円92銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間47円で算出)は4.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1005円76銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約49億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となった。また26週移動平均線が52週移動平均線を上抜いて先高感を強めている。4%台の高配当利回りも注目点であり、15年12月高値1167円を目指す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月16日更新]

アールシーコアはログハウス「BESS」を展開、4%台の高配当利回りも見直し材料

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。17年3月期は減額修正したが、増収・営業増益を確保する見込みだ。そして連続増配予想である。株価は基調転換して戻り歩調だ。4%台の高配当利回りも見直し材料であり、15年12月高値を目指す展開が期待される。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 16年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国40拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社36拠点)だった。国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、販社再編、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。また16年6月には新商品としてLOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」を発表した。16年8月から予約販売を開始する。

 16年7月には新商品LOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」の展開として、農業ベンチャーのマイファーム(京都市)およびDIYライフスタイルカンパニーのDIYFACTORY大都(大阪市)との提携を発表した。

 展示場50拠点を目指した展開では、16年4月BESS久御山(京都府)とBESS松本(長野県)が新規オープン、16年6月BESS蒲郡(愛知県)が周辺再開発で閉鎖、16年10月BESS川口(埼玉県)とBESS大分(大分県)が新規オープンした。

■部材製造販売のカナダの連結子会社を売却してファブレス化

 カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社については、16年7月カナダのBAYWEST社に全株式を譲渡した。ファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針だ。株式譲渡後も当面はBFM社からの取引を継続するとしている。

■収益は物件引き渡し件数・時期で変動

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は契約(受注)高が第1四半期15億25百万円、第2四半期30億47百万円、第3四半期24億42百万円、第4四半期34億75百万円、売上高が28億11百万円、32億75百万円、29億16百万円、29億39百万円、営業利益が1億14百万円、2億23百万円、1億95百万円、1億45百万円で、16年3月期は契約高が22億17百万円、35億10百万円、21億61百万円、39億88百万円、売上高が28億59百万円、34億93百万円、28億95百万円、30億71百万円、営業利益が1億29百万円、3億02百万円、1億23百万円、1億98百万円だった。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。物件引き渡し件数・時期などで四半期収益は変動しやすいが、契約(受注)高は回復傾向を強めている。

 16年3月期は販管費抑制も寄与して15年3月期比増益での着地となった。契約(受注)棟数は同10.7%増の1004棟、契約(受注)高は同13.2%増の118億76百万円、期末契約(受注)残高は同12.0%増の71億16百万円だった。全国BESS展示場への新規来場者数は2.9万件でほぼ15年3月期並みだったが、強化ポイントの再来場者数は同2.1%増加した。営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実済み)が前期末比1名増加の141名となった。

 売上総利益は同3.3%増加し、売上総利益率は33.3%で同横ばいだった。販管費は同1.7%増加したが、販管費比率は27.2%で同0.4ポイント低下した。純利益は法人税等の減少も寄与した。ROEは11.7%で同1.5ポイント上昇、自己資本比率は44.9%で同2.2ポイント上昇した。配当は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で配当性向は39.0%だった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同15.7%増の36億91百万円、売上高が同1.4%増の35億76百万円、営業利益が同15.2%減の2億41百万円で、販社部門は契約高が同12.8%増の66億円、売上高が同7.7%増の78億87百万円、営業利益が同8.8%増の15億41百万円、BP社は契約高が同12.1%増の15億57百万円、売上高が同17.3%減の14億13百万円、営業利益が同61.8%減の22百万円、北米部門(BFM社)は売上高が6億19百万円、営業利益が17百万円だった。

■17年3月期第2四半期累計は減益

 今期(17年3月期)第2四半期累計(4〜9月)の連結業績(10月21日に減額修正)は、売上高が前年同期比2.9%増の65億35百万円だが、営業利益が同9.8%減の3億89百万円、経常利益が同7.4%減の3億82百万円、純利益が同34.9%減の1億85百万円だった。契約(受注)高は同5.1%増の60億19百万円で、期末契約(受注)残高は71億87百万円となった。

 期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移したが、消費増税延期決定により駆け込み需要が消失して契約(受注)に遅れが生じ、夏場の悪天候の影響で工期およびキット納期が長期化したことも影響して計画を下回った。またカナダBFM社売却に関して円高影響で想定以上の売却損が発生したことも影響した。

 売上総利益は同4.7%増加し、売上総利益率は33.5%で同0.6ポイント上昇した。販管費は同8.5%増加し、販管費比率は27.5%で同1.4ポイント上昇した。特別損失では関係会社株式売却損1億15百万円を計上した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同12.2%増の18億69百万円、売上高が同7.0%減の17億98百万円、営業利益が同6.3%増の1億74百万円だった。法人向け特需物件の一巡で減収だが、施工効率改善などで増益だった。受注面では営業人員の増加などが奏功した。

 販社部門は契約高が同1.1%減の31億72百万円、売上高が同7.3%増の42億86百万円、営業利益が同1.4%減の7億67百万円だった。期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移したが、業容拡大や販社再編による販売費等の増加で減益だった。受注面では販社再編が影響した。

 BP社は契約高が同16.5%増の9億67百万円、売上高が同10.5%増の7億64百万円、営業利益が3百万円(前年同期は0百万円)だった。期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移した。北米部門はBFM社の売却が16年7月に完了し、売上高が1億16百万円、営業利益が6百万円だった。

 四半期別推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期18億41百万円、第2四半期41億78百万円、売上高は29億12百万円、36億23百万円、営業利益は54百万円、3億35百万円だった。

■17年3月期通期予想を減額だが増収営業増益予想、そして連続増配予想

 今期(17年3月期)連結業績予想(10月21日に減額修正)は売上高が前期(16年3月期)比10.8%増の136億50百万円、営業利益が同3.6%増の7億80百万円、経常利益が同2.5%増の7億60百万円、純利益が同12.9%減の4億45百万円としている。

 第2四半期累計の計画未達分を減額したが、期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移して増収営業増益予想である。配当予想は据え置いて同2円増配の年間47円(第2四半期末23円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は47.0%となる。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%、16年3月期のDOEは4.4%で、17年3月期のDOEは4.6%となる見込みだ。

 株主優待制度は毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して実施している。優待内容は15年3月期から改訂し、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈している。

■株価は基調転換して戻り歩調、4%台の高配当利回りも見直し材料

 株価の動きを見ると、安値圏900円台でのモミ合いから上放れて戻り歩調の展開となった。基調転換したようだ。そして1月13日には1080円まで上伸している。

 1月13日の終値1070円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円92銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間47円で算出)は4.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1005円76銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約48億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。また26週移動平均線も上向きに転じて先高感を強めている。4%台の高配当利回りも見直し材料であり、15年12月高値1167円を目指す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月28日更新]

アールシーコアは下値固め完了して基調転換の動き、高配当利回り見直して戻り試す

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。17年3月期第2四半期累計業績が計画を下回り、通期の業績予想も減額修正したが、株価は下値固めが完了して基調転換の動きだ。4%台後半の高配当利回りも見直して戻りを試す展開だろう。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 16年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国40拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社36拠点)だった。国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、販社再編、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。また16年6月には新商品としてLOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」を発表した。16年8月から予約販売を開始する。

 16年7月には新商品LOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」の展開として、農業ベンチャーのマイファーム(京都市)およびDIYライフスタイルカンパニーのDIYFACTORY大都(大阪市)との提携を発表した。

 展示場50拠点を目指した展開では、16年4月BESS久御山(京都府)とBESS松本(長野県)が新規オープン、16年6月BESS蒲郡(愛知県)が周辺再開発で閉鎖、16年10月BESS川口(埼玉県)とBESS大分(大分県)が新規オープンした。

■部材製造販売のカナダの連結子会社を売却してファブレス化

 カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社については、16年7月カナダのBAYWEST社に全株式を譲渡した。ファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針だ。株式譲渡後も当面はBFM社からの取引を継続するとしている。

■収益は物件引き渡し件数・時期で変動

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は契約(受注)高が第1四半期15億25百万円、第2四半期30億47百万円、第3四半期24億42百万円、第4四半期34億75百万円、売上高が28億11百万円、32億75百万円、29億16百万円、29億39百万円、営業利益が1億14百万円、2億23百万円、1億95百万円、1億45百万円で、16年3月期は契約高が22億17百万円、35億10百万円、21億61百万円、39億88百万円、売上高が28億59百万円、34億93百万円、28億95百万円、30億71百万円、営業利益が1億29百万円、3億02百万円、1億23百万円、1億98百万円だった。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。物件引き渡し件数・時期などで四半期収益は変動しやすいが、契約(受注)高は回復傾向を強めている。

 16年3月期は販管費抑制も寄与して15年3月期比増益での着地となった。契約(受注)棟数は同10.7%増の1004棟、契約(受注)高は同13.2%増の118億76百万円、期末契約(受注)残高は同12.0%増の71億16百万円だった。全国BESS展示場への新規来場者数は2.9万件でほぼ15年3月期並みだったが、強化ポイントの再来場者数は同2.1%増加した。営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実済み)が前期末比1名増加の141名となった。

 売上総利益は同3.3%増加し、売上総利益率は33.3%で同横ばいだった。販管費は同1.7%増加したが、販管費比率は27.2%で同0.4ポイント低下した。純利益は法人税等の減少も寄与した。ROEは11.7%で同1.5ポイント上昇、自己資本比率は44.9%で同2.2ポイント上昇した。配当は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で配当性向は39.0%だった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同15.7%増の36億91百万円、売上高が同1.4%増の35億76百万円、営業利益が同15.2%減の2億41百万円だった。展示場への新規来場者数は同15.2%増加した。販社部門は契約高が同12.8%増の66億円、売上高が同7.7%増の78億87百万円、営業利益が同8.8%増の15億41百万円だった。キット部材売上やロイヤリティ収入が増加した。BP社は契約高が同12.1%増の15億57百万円、売上高が同17.3%減の14億13百万円、営業利益が同61.8%減の22百万円だった。前期の受注不振が影響した。北米部門(BFM社)は売上高が6億19百万円、営業利益が17百万円だった。

■17年3月期第2四半期累計は計画下回り減益

 11月11日発表した今期(17年3月期)第2四半期累計(4〜9月)連結業績(10月21日に減額修正)は、売上高が前年同期比2.9%増の65億35百万円、営業利益が同9.8%減の3億89百万円、経常利益が同7.4%減の3億82百万円、純利益が同34.9%減の1億85百万円だった。また契約(受注)高は同5.1%増の60億19百万円で、期末契約(受注)残高は71億87百万円となった。

 期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移したが、消費増税延期決定により駆け込み需要が消失して契約(受注)に遅れが生じ、夏場の悪天候の影響で工期およびキット納期が長期化したことも影響して計画を下回った。またカナダBFM社売却に関して円高影響で想定以上の売却損が発生したことも影響した。

 売上総利益は同4.7%増加し、売上総利益率は33.5%で同0.6ポイント上昇した。販管費は同8.5%増加し、販管費比率は27.5%で同1.4ポイント上昇した。特別損失では関係会社株式売却損1億15百万円を計上した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同12.2%増の18億69百万円、売上高が同7.0%減の17億98百万円、営業利益が同6.3%増の1億74百万円だった。法人向け特需物件の一巡で減収だが、施工効率改善などで増益だった。受注面では営業人員の増加などが奏功した。

 販社部門は契約高が同1.1%減の31億72百万円、売上高が同7.3%増の42億86百万円、営業利益が同1.4%減の7億67百万円だった。期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移したが、業容拡大や販社再編による販売費等の増加で減益だった。受注面では販社再編が影響した。

 BP社は契約高が同16.5%増の9億67百万円、売上高が同10.5%増の7億64百万円、営業利益が3百万円(前年同期は0百万円)だった。期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移した。北米部門はBFM社の売却が16年7月に完了し、売上高が1億16百万円、営業利益が6百万円だった。

 四半期別推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期18億41百万円、第2四半期41億78百万円、売上高は29億12百万円、36億23百万円、営業利益は54百万円、3億35百万円だった。

■17年3月期通期予想を減額だが増収営業増益予想、そして連続増配予想

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想は10月21日に減額修正した。前回予想(5月13日公表)に対して、売上高は5億50百万円減額して前期(16年3月期)比10.8%増の136億50百万円で、営業利益は1億20百万円減額して同3.6%増の7億80百万円、経常利益は90百万円減額して同2.5%増の7億60百万円、純利益は1億35百万円減額して同12.9%減の4億45百万円とした。

 第2四半期累計の計画未達分を減額したが、期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移して増収営業増益予想である。配当予想は据え置いて同2円増配の年間47円(第2四半期末23円、期末24円)としている。連続増配で予想配当性向は47.0%となる。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%、16年3月期のDOEは4.4%で、17年3月期のDOEは4.6%となる見込みだ。

 株主優待制度は毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して実施している。優待内容は15年3月期から改訂し、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈している。

■株価は下値固め完了して基調転換の動き

 株価の動きを見ると、17年3月期業績予想減額修正の影響は限定的で、徐々に水準を切り上げている。11月25日には988円まで上伸した。

 11月25日の終値988円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円92銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間47円で算出)は4.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1005円76銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約44億円である。

 週足チャートで見ると、戻りを押さえていた26週移動平均線を突破し、13週移動平均線が上向きに転じた。下値固めが完了して基調転換の動きだ。4%台後半の高配当利回りも見直して戻りを試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月17日更新]

アールシーコアは指標面の割安感を見直して反発期待、17年3月期増収増益・連続増配予想

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。17年3月期は2桁増収増益・連続増配予想である。株価は安値圏だが、1桁台の予想PERや4%台後半の予想配当利回りなど指標面の割安感を見直して反発展開が期待される。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 16年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国40拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社36拠点)となった。16年4月オープンの長野県(松本市)および京都府(久御山町)の2拠点、16年秋オープン予定の埼玉県(川口市)および大分県(大分市)の2拠点を合わせると44拠点となる。

 国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、販社再編、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。また16年6月には新商品としてLOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」を発表した。16年8月から予約販売を開始する。

 16年7月には新商品LOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」の展開として、農業ベンチャーのマイファーム(京都市)およびDIYライフスタイルカンパニーのDIYFACTORY大都(大阪市)との提携を発表した。

■部材製造販売のカナダの連結子会社を売却してファブレス化

 カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社については、16年7月カナダのBAYWEST社に全株式を譲渡した。ファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針だ。株式譲渡後も当面はBFM社からの取引を継続するとしている。

■契約(受注)高は回復傾向

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は契約(受注)高が第1四半期15億25百万円、第2四半期30億47百万円、第3四半期24億42百万円、第4四半期34億75百万円、売上高が28億11百万円、32億75百万円、29億16百万円、29億39百万円、営業利益が1億14百万円、2億23百万円、1億95百万円、1億45百万円で、16年3月期は契約高が22億17百万円、35億10百万円、21億61百万円、39億88百万円、売上高が28億59百万円、34億93百万円、28億95百万円、30億71百万円、営業利益が1億29百万円、3億02百万円、1億23百万円、1億98百万円だった。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。物件引き渡し件数・時期などで四半期収益は変動しやすいが、契約(受注)高は回復傾向を強めている。

 16年3月期は販管費抑制も寄与して15年3月期比増益での着地となった。契約(受注)棟数は同10.7%増の1004棟、契約(受注)高は同13.2%増の118億76百万円、期末契約(受注)残高は同12.0%増の71億16百万円だった。全国BESS展示場への新規来場者数は2.9万件でほぼ15年3月期並みだったが、強化ポイントの再来場者数は同2.1%増加した。営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実済み)が前期末比1名増加の141名となった。

 売上総利益は同3.3%増加し、売上総利益率は33.3%で同横ばいだった。販管費は同1.7%増加したが、販管費比率は27.2%で同0.4ポイント低下した。純利益は法人税等の減少も寄与した。ROEは11.7%で同1.5ポイント上昇、自己資本比率は44.9%で同2.2ポイント上昇した。配当は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で配当性向は39.0%だった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同15.7%増の36億91百万円、売上高が同1.4%増の35億76百万円、営業利益が同15.2%減の2億41百万円だった。展示場への新規来場者数は同15.2%増加した。販社部門は契約高が同12.8%増の66億円、売上高が同7.7%増の78億87百万円、営業利益が同8.8%増の15億41百万円だった。キット部材売上やロイヤリティ収入が増加した。BP社は契約高が同12.1%増の15億57百万円、売上高が同17.3%減の14億13百万円、営業利益が同61.8%減の22百万円だった。前期の受注不振が影響した。北米部門(BFM社)は売上高が6億19百万円、営業利益が17百万円だった。

■17年3月期第1四半期は減益

 今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は売上高が前年同期比1.9%増の29億12百万円、営業利益が同58.4%減の54百万円、経常利益が同56.1%減の48百万円、純利益が同63.2%減の28百万円だった。

 期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移したが、販社再編を主因とした契約(受注)遅れによりブランドロイヤリティ収入が減少し、カナダBFM社売却に伴う業務委託費増加、人員増に伴う人件費増加、本社ビル賃料増加などで減益だった。売上総利益は同0.2%減少し、売上総利益率は32.1%で同0.6ポイント低下した。販管費は同9.1%増加し、販管費比率は30.2%で同2.0ポイント上昇した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同28.0%減の3億91百万円、売上高が同13.0%減の7億91百万円、営業利益が同28.7%減の50百万円だった。法人向け特需物件の一巡が影響したが、この影響を除くとほぼ前年同期並みだった。受注面では、展示場への新規来場者数は同29.1%増加したが、契約(受注)に繋がらなかった。

 販社部門は契約高が同11.4%減の11億90百万円、売上高が同9.1%増の19億13百万円、営業利益が同5.8%減の3億02百万円だった。期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移したが、契約(受注)数が減少したためブランドロイヤリティ収入が減少して減益だった。

 BP社は契約高が同21.5%減の2億46百万円、売上高が同4.3%増の3億11百万円、営業利益が11百万円の赤字(前年同期は9百万円の赤字)だった。契約(受注)は札幌地区での不調、営業損益は岐阜地区での施工原価コントロール不足が影響した。北米部門(BFM社)は売上高が同44.5%減の1億16百万円、営業利益が同34.1%減の6百万円だった。

■17年3月期通期は2桁増益予想で収益改善期待

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月13日公表)は、売上高が前期(16年3月期)比15.3%増の142億円、営業利益が同19.5%増の9億円、経常利益が同14.6%増の8億50百万円、そして純利益が同13.6%増の5億80百万円としている。配当予想は同2円増配の年間47円(第2四半期末23円、期末24円)で予想配当性向は36.1%となる。

 契約が回復傾向を強めて増収・2桁増益予想である。契約棟数は同19.5%増の1200棟、契約高は同22.1%増の145億円、売上総利益率は同0.2ポイント低下の33.1%、販管費比率は同0.4ポイント低下の26.8%の計画としている。第1四半期は減益だったが、通期は収益改善が期待される。

 なお展示場拠点展開は16年4月BESS松本(長野県)およびBESS久御山(京都府)の2拠点をオープン、16年5月BESS京滋(滋賀県)が移転・拡充してリニューアルオープンした。また16年6月BESS蒲郡(愛知県)が周辺再開発の着手に伴って閉鎖となったが、16年秋にはBESS川口(埼玉県)およびBESS大分(大分県)の2拠点のオープンを予定している。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%、16年3月期のDOEは4.4%で、17年3月期のDOEは4.6%となる見込みだ。

 株主優待制度は毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して実施している。優待内容は15年3月期から改訂し、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈している。

■株価は指標面の割安感を見直して反発期待

 株価の動きを見ると、安値圏940円〜980円近辺でモミ合う形だが、4月の年初来安値935円を割り込むことなく下値固め完了感を強めている。

 10月14日の終値967円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS130円23銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間47円で算出)は4.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1005円76銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約43億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、一方で950円近辺が下値支持線の形だ。1桁台の予想PERや4%台後半の予想配当利回りなど指標面の割安感を見直して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月15日更新]

アールシーコアは8月の直近安値から切り返し、17年3月期増収増益・連続増配予想で割安感

 アールシーコア<7837>(JQ)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。17年3月期は2桁増収増益・連続増配予想である。株価は8月の直近安値から切り返しの動きを強めている。1桁台の予想PERや4%台後半の予想配当利回りなど指標面の割安感は強い。調整一巡して出直りが期待される。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 16年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国40拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社36拠点)となった。16年4月オープンの長野県(松本市)および京都府(久御山町)の2拠点、16年秋オープン予定の埼玉県(川口市)および大分県(大分市)の2拠点を合わせると44拠点となる。

 国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、販社再編、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。また16年6月には新商品としてLOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」を発表した。16年8月から予約販売を開始する。

 16年7月には新商品LOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」の展開として、農業ベンチャーのマイファーム(京都市)およびDIYライフスタイルカンパニーのDIYFACTORY大都(大阪市)との提携を発表した。

■部材製造販売のカナダの連結子会社を売却してファブレス化

 カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社については、16年7月カナダのBAYWEST社に全株式を譲渡した。ファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針だ。株式譲渡後も当面はBFM社からの取引を継続するとしている。

■契約(受注)高は回復傾向

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は契約(受注)高が第1四半期15億25百万円、第2四半期30億47百万円、第3四半期24億42百万円、第4四半期34億75百万円、売上高が28億11百万円、32億75百万円、29億16百万円、29億39百万円、営業利益が1億14百万円、2億23百万円、1億95百万円、1億45百万円で、16年3月期は契約高が22億17百万円、35億10百万円、21億61百万円、39億88百万円、売上高が28億59百万円、34億93百万円、28億95百万円、30億71百万円、営業利益が1億29百万円、3億02百万円、1億23百万円、1億98百万円だった。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。物件引き渡し件数・時期などで四半期収益は変動しやすいが、契約(受注)高は回復傾向を強めている。16年3月期は販管費抑制も寄与して15年3月期比増益での着地となった。

 契約(受注)棟数は同10.7%増の1004棟、契約(受注)高は同13.2%増の118億76百万円、期末契約(受注)残高は同12.0%増の71億16百万円だった。全国BESS展示場への新規来場者数は2.9万件でほぼ15年3月期並みだったが、強化ポイントの再来場者数は同2.1%増加した。営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実済み)が前期末比1名増加の141名となった。

 売上総利益は同3.3%増加し、売上総利益率は33.3%で同横ばいだった。販管費は同1.7%増加したが、販管費比率は27.2%で同0.4ポイント低下した。純利益は法人税等の減少も寄与した。ROEは11.7%で同1.5ポイント上昇、自己資本比率は44.9%で同2.2ポイント上昇した。配当は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で配当性向は39.0%だった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同15.7%増の36億91百万円、売上高が同1.4%増の35億76百万円、営業利益が同15.2%減の2億41百万円だった。法人向け特需物件も寄与して増収だが、人件費増加で減益だった。展示場への新規来場者数は同15.2%増加した。

 販社部門は契約高が同12.8%増の66億円、売上高が同7.7%増の78億87百万円、営業利益が同8.8%増の15億41百万円と順調だった。契約棟数が順調に増加し、キット部材売上やロイヤリティ収入が増加した。BP社は契約高が同12.1%増の15億57百万円、前期の受注不振の影響で売上高が同17.3%減の14億13百万円、営業利益が同61.8%減の22百万円だった。北米部門(BFM社)は売上高が6億19百万円、営業利益が17百万円だった。

■17年3月期第1四半期は減益

 今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は売上高が前年同期比1.9%増の29億12百万円、営業利益が同58.4%減の54百万円、経常利益が同56.1%減の48百万円、純利益が同63.2%減の28百万円だった。

 期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移したが、販社再編を主因とした契約(受注)遅れによりブランドロイヤリティ収入が減少し、カナダBFM社売却に伴う業務委託費増加、人員増に伴う人件費増加、本社ビル賃料増加などで減益だった。売上総利益は同0.2%減少し、売上総利益率は32.1%で同0.6ポイント低下した。販管費は同9.1%増加し、販管費比率は30.2%で同2.0ポイント上昇した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同28.0%減の3億91百万円、売上高が同13.0%減の7億91百万円、営業利益が同28.7%減の50百万円だった。法人向け特需物件の一巡が影響したが、この影響を除くとほぼ前年同期並みだった。受注面では、展示場への新規来場者数は同29.1%増加したが、契約(受注)に繋がらなかった。

 販社部門は契約高が同11.4%減の11億90百万円、売上高が同9.1%増の19億13百万円、営業利益が同5.8%減の3億02百万円だった。期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移したが、契約(受注)数が減少したためブランドロイヤリティ収入が減少して減益だった。

 BP社は契約高が同21.5%減の2億46百万円、売上高が同4.3%増の3億11百万円、営業利益が11百万円の赤字(前年同期は9百万円の赤字)だった。契約(受注)は札幌地区での不調、営業損益は岐阜地区での施工原価コントロール不足が影響した。北米部門(BFM社)は売上高が同44.5%減の1億16百万円、営業利益が同34.1%減の6百万円だった。

■17年3月期通期は2桁増益予想で収益改善期待

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想は前回予想(5月13日公表)を据え置いて、売上高が前期(16年3月期)比15.3%増の142億円、営業利益が同19.5%増の9億円、経常利益が同14.6%増の8億50百万円、そして純利益が同13.6%増の5億80百万円としている。配当予想は同2円増配の年間47円(第2四半期末23円、期末24円)で予想配当性向は36.1%となる。

 契約が回復傾向を強めて増収・2桁増益予想である。契約棟数は同19.5%増の1200棟、契約高は同22.1%増の145億円、売上総利益率は同0.2ポイント低下の33.1%、販管費比率は同0.4ポイント低下の26.8%の計画としている。第1四半期は減益だったが、通期は収益改善が期待される。

 なお展示場拠点展開は16年4月BESS松本(長野県)およびBESS久御山(京都府)の2拠点をオープン、16年5月BESS京滋(滋賀県)が移転・拡充してリニューアルオープンした。また16年6月BESS蒲郡(愛知県)が周辺再開発の着手に伴って閉鎖となったが、16年秋にはBESS川口(埼玉県)およびBESS大分(大分県)の2拠点のオープンを予定している。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%、16年3月期のDOEは4.4%で、17年3月期のDOEは4.6%となる見込みだ。

 株主優待制度は毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して実施している。優待内容は15年3月期から改訂し、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈している。

■株価は調整一巡して出直り期待、指標面の割安感強い

 株価の動きを見ると8月の直近安値940円から切り返しの動きを強めている。そして9月13日には976円まで上伸した。調整が一巡したようだ。

 9月14日の終値969円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS130円23銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間47円で算出)は4.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1005円76銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約43億円である。

 週足チャートで見ると、8月の直近安値から切り返して900円台の下値支持線を確認した形だ。そして13週移動平均線と26週移動平均線突破の動きを強めている。1桁台の予想PERや4%台後半の予想配当利回りなど指標面の割安感は強い。調整一巡して出直りが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月23日更新]

アールシーコアは17年3月期第1四半期減益だが、通期は2桁増収増益・連続増配予想

 アールシーコア<7837>(JQS)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売している。17年3月期第1四半期は減益だったが、通期は2桁増収増益・連続増配予想である。株価は年初来安値圏だが、5%近辺の予想配当利回りなど指標面の割安感を考慮すれば売られ過ぎ感が強い。調整一巡して反発のタイミングだろう。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 16年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国40拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社36拠点)となった。16年4月オープンの長野県(松本市)および京都府(久御山町)の2拠点、16年秋オープン予定の埼玉県(川口市)および大分県(大分市)の2拠点を合わせると44拠点となる。

 国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、販社再編、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。また16年6月には新商品としてLOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」を発表した。16年8月から予約販売を開始する。

 16年7月には新商品LOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」の展開として、農業ベンチャーのマイファーム(京都市)およびDIYライフスタイルカンパニーのDIYFACTORY大都(大阪市)との提携を発表した。

■部材製造販売のカナダの連結子会社を売却してファブレス化

 カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社については、16年7月カナダのBAYWEST社に全株式を譲渡した。ファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針だ。株式譲渡後も当面はBFM社からの取引を継続するとしている。

■契約(受注)高は回復傾向

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は契約(受注)高が第1四半期15億25百万円、第2四半期30億47百万円、第3四半期24億42百万円、第4四半期34億75百万円、売上高が28億11百万円、32億75百万円、29億16百万円、29億39百万円、営業利益が1億14百万円、2億23百万円、1億95百万円、1億45百万円で、16年3月期は契約高が22億17百万円、35億10百万円、21億61百万円、39億88百万円、売上高が28億59百万円、34億93百万円、28億95百万円、30億71百万円、営業利益が1億29百万円、3億02百万円、1億23百万円、1億98百万円だった。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。物件引き渡し件数・時期などで四半期収益は変動しやすいが、契約(受注)高は回復傾向を強めている。16年3月期は販管費抑制も寄与して15年3月期比増益での着地となった。

 契約(受注)棟数は同10.7%増の1004棟、契約(受注)高は同13.2%増の118億76百万円、期末契約(受注)残高は同12.0%増の71億16百万円だった。全国BESS展示場への新規来場者数は2.9万件でほぼ15年3月期並みだったが、強化ポイントの再来場者数は同2.1%増加した。営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実済み)が前期末比1名増加の141名となった。

 売上総利益は同3.3%増加し、売上総利益率は33.3%で同横ばいだった。販管費は同1.7%増加したが、販管費比率は27.2%で同0.4ポイント低下した。純利益は法人税等の減少も寄与した。ROEは11.7%で同1.5ポイント上昇、自己資本比率は44.9%で同2.2ポイント上昇した。配当は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で配当性向は39.0%だった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同15.7%増の36億91百万円、売上高が同1.4%増の35億76百万円、営業利益が同15.2%減の2億41百万円だった。法人向け特需物件も寄与して増収だが、人件費増加で減益だった。展示場への新規来場者数は同15.2%増加した。

 販社部門は契約高が同12.8%増の66億円、売上高が同7.7%増の78億87百万円、営業利益が同8.8%増の15億41百万円と順調だった。契約棟数が順調に増加し、キット部材売上やロイヤリティ収入が増加した。BP社は契約高が同12.1%増の15億57百万円、前期の受注不振の影響で売上高が同17.3%減の14億13百万円、営業利益が同61.8%減の22百万円だった。北米部門(BFM社)は売上高が6億19百万円、営業利益が17百万円だった。

■17年3月期第1四半期は減益

 今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は売上高が前年同期比1.9%増の29億12百万円、営業利益が同58.4%減の54百万円、経常利益が同56.1%減の48百万円、純利益が同63.2%減の28百万円だった。

 期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移したが、販社再編を主因とした契約(受注)遅れによりブランドロイヤリティ収入が減少し、カナダBFM社売却に伴う業務委託費増加、人員増に伴う人件費増加、本社ビル賃料増加などで減益だった。売上総利益は同0.2%減少し、売上総利益率は32.1%で同0.6ポイント低下した。販管費は同9.1%増加し、販管費比率は30.2%で同2.0ポイント上昇した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同28.0%減の3億91百万円、売上高が同13.0%減の7億91百万円、営業利益が同28.7%減の50百万円だった。法人向け特需物件の一巡が影響したが、この影響を除くとほぼ前年同期並みだった。受注面では、展示場への新規来場者数は同29.1%増加したが、契約(受注)に繋がらなかった。

 販社部門は契約高が同11.4%減の11億90百万円、売上高が同9.1%増の19億13百万円、営業利益が同5.8%減の3億02百万円だった。期首の豊富な繰越契約残高からの売上が順調に推移したが、契約(受注)数が減少したためブランドロイヤリティ収入が減少して減益だった。

 BP社は契約高が同21.5%減の2億46百万円、売上高が同4.3%増の3億11百万円、営業利益が11百万円の赤字(前年同期は9百万円の赤字)だった。契約(受注)は札幌地区での不調、営業損益は岐阜地区での施工原価コントロール不足が影響した。北米部門(BFM社)は売上高が同44.5%減の1億16百万円、営業利益が同34.1%減の6百万円だった。

 なお展示場拠点展開は16年4月BESS松本(長野県)およびBESS久御山(京都府)の2拠点をオープン、16年5月BESS京滋(滋賀県)が移転・拡充してリニューアルオープンした。また16年6月BESS蒲郡(愛知県)が周辺再開発の着手に伴って閉鎖となったが、16年秋にはBESS川口(埼玉県)およびBESS大分(大分県)の2拠点のオープンを予定している。

■17年3月期通期は2桁増益予想で収益改善期待

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想は前回予想(5月13日公表)を据え置いて、売上高が前期(16年3月期)比15.3%増の142億円、営業利益が同19.5%増の9億円、経常利益が同14.6%増の8億50百万円、そして純利益が同13.6%増の5億80百万円としている。配当予想は同2円増配の年間47円(第2四半期末23円、期末24円)で予想配当性向は36.1%となる。

 契約が回復傾向を強めて増収・2桁増益予想である。契約棟数は同19.5%増の1200棟、契約高は同22.1%増の145億円、売上総利益率は同0.2ポイント低下の33.1%、販管費比率は同0.4ポイント低下の26.8%の計画としている。第1四半期は減益だったが、通期は収益改善が期待される。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%、16年3月期のDOEは4.4%で、17年3月期のDOEは4.6%となる見込みだ。

 株主優待制度は毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して実施している。優待内容は15年3月期から改訂し、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈している。

■株価は割安感強く、調整一巡して反発のタイミング

 株価の動きを見ると、第1四半期の減益を嫌気する形で水準を切り下げた。8月19日には940円まで下押して4月の年初来安値935円に接近した。ただし売られ過ぎ感も強めている。

 8月19日の終値940円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS130円23銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間47円で算出)は5.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1005円76銭で算出)は0.9倍近辺である。時価総額は約42億円である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線が戻りを押さえる形となって13週移動平均線も割り込んだが、年初来安値圏900円台が下値支持線の形だ。1桁台の予想PERや5%近辺の予想配当利回りなど指標面の割安感は強い。調整一巡して反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月26日更新]

アールシーコアは調整一巡して戻り歩調、17年3月期2桁増収増益・連続増配予想

 アールシーコア<7837>(JQS)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売し、17年3月期2桁増収増益・連続増配予想である。遅れていたカナダの連結子会社BFM社の株式譲渡も完了した。指標面の割安感が強く、株価は調整一巡して戻り歩調だろう。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 16年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国40拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社36拠点)となった。16年4月オープンの長野県(松本市)および京都府(久御山町)の2拠点、16年秋オープン予定の埼玉県(川口市)および大分県(大分市)の2拠点を合わせると44拠点となる。

 国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、販社再編、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。また16年6月には新商品としてLOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」を発表した。16年8月から予約販売を開始する。

■部材製造販売のカナダの連結子会社を売却してファブレス化

 カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社については、保有する全株式をカナダのBAYWEST社に譲渡(株式譲渡実行6月末予定)する。ファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針だ。株式譲渡後も当面はBFM社からの取引を継続するとしている。

 なお7月8日に、BFM社株式のBAYWEST社への譲渡について、一部条件変更の上で譲渡が完了(7月7日株式譲渡実行)したと発表している。

■契約(受注)高は回復傾向

 四半期別の業績推移を見ると、15年3月期は契約(受注)高が第1四半期15億25百万円、第2四半期30億47百万円、第3四半期24億42百万円、第4四半期34億75百万円、売上高が28億11百万円、32億75百万円、29億16百万円、29億39百万円、営業利益が1億14百万円、2億23百万円、1億95百万円、1億45百万円で、16年3月期は契約高が22億17百万円、35億10百万円、21億61百万円、39億88百万円、売上高が28億59百万円、34億93百万円、28億95百万円、30億71百万円、営業利益が1億29百万円、3億02百万円、1億23百万円、1億98百万円だった。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。物件引き渡し件数・時期などで四半期収益は変動しやすいが、契約(受注)高は回復傾向を強めている。16年3月期は販管費抑制も寄与して15年3月期比増益での着地となった。

 契約(受注)棟数は同10.7%増の1004棟、契約(受注)高は同13.2%増の118億76百万円、期末契約(受注)残高は同12.0%増の71億16百万円だった。全国BESS展示場への新規来場者数は2.9万件でほぼ15年3月期並みだったが、強化ポイントの再来場者数は同2.1%増加した。営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実済み)が前期末比1名増加の141名となった。

 売上総利益は同3.3%増加し、売上総利益率は33.3%で同横ばいだった。販管費は同1.7%増加したが、販管費比率は27.2%で同0.4ポイント低下した。純利益は法人税等の減少も寄与した。ROEは11.7%で同1.5ポイント上昇、自己資本比率は44.9%で同2.2ポイント上昇した。配当は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で配当性向は39.0%だった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると直販部門は契約高が同15.7%増の36億91百万円、売上高が同1.4%増の35億76百万円、営業利益が同15.2%減の2億41百万円だった。法人向け特需物件も寄与して増収だが、人件費増加で減益だった。展示場への新規来場者数は同15.2%増加し、新規採用による営業員の戦力化が進展して営業員1人当たり契約数も向上した。

 販社部門は契約高が同12.8%増の66億円、売上高が同7.7%増の78億87百万円、営業利益が同8.8%増の15億41百万円と順調だった。契約棟数が順調に増加し、キット部材売上、ロイヤリティ収入が増加した。

 BP社は契約高が同12.1%増の15億57百万円だが、前期の受注不振の影響で売上高が同17.3%減の14億13百万円、営業利益が同61.8%減の22百万円だった。ただし施工効率改善策で施工利益率は改善傾向だ。北米部門(売却予定のBFM社)は売上高が6億19百万円、営業利益が17百万円だった。

■17年3月期は2桁増益予想で収益改善期待

 今期(17年3月期)の連結業績予想(5月13日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比15.3%増の142億円、営業利益が同19.5%増の9億円、経常利益が同14.6%増の8億50百万円、純利益が同13.6%増の5億80百万円としている。配当予想は同2円増配の年間47円(第2四半期末23円、期末24円)で予想配当性向は36.1%となる。

 契約が回復傾向を強めて増収・2桁増益予想である。契約棟数は同19.5%増の1200棟、契約高は同22.1%増の145億円、売上総利益率は同0.2ポイント低下の33.1%、販管費比率は同0.4ポイント低下の26.8%の計画としている。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%、16年3月期のDOEは4.4%で、17年3月期のDOEは4.6%となる見込みだ。

 株主優待制度は毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して実施している。優待内容は15年3月期から改訂し、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈している。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で1000円台を割り込む場面があったが素早く切り返し、その後は1000円台で推移している。

 7月25日の終値1010円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS130円23銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間47円で算出)は4.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1005円76銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約45億円である。

 週足チャートで見ると戻りを押さえていた26週移動平均線を突破し、上向きに転じた13週移動平均線も26週移動平均線を上抜く動きだ。1桁台の予想PER、4%台後半の予想配当利回りといった指標面の割安感は強い。調整一巡して戻り歩調だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月05日更新]

アールシーコアは17年3月期2桁増収増益・連続増配予想で指標面の割安感を見直し

 アールシーコア<7837>(JQS)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売し、17年3月期2桁増収増益・連続増配予想である。株価は地合い悪化の影響を受ける場面があったが切り返しの動きを強めている。1桁台の予想PER、4%台後半の予想配当利回りといった指標面の割安感を見直して戻りを試す展開だろう。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 16年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国40拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社36拠点)となった。16年4月オープンの長野県(松本市)および京都府(久御山町)の2拠点、16年秋オープン予定の埼玉県(川口市)および大分県(大分市)の2拠点を合わせると44拠点となる。

 国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、販社再編、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。また16年6月には新商品としてLOG小屋「第三のトコロ IMAGO(イマーゴ)」を発表した。16年8月から予約販売を開始する。

■部材製造販売のカナダの連結子会社を売却してファブレス化

 カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社については、保有する全株式をカナダのBAYWEST社に譲渡(株式譲渡実行6月末予定)する。ファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針だ。株式譲渡後も当面はBFM社からの取引を継続するとしている。

■契約(受注)高は回復傾向

 15年3月期の四半期別業績推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期15億25百万円(前年同期比31.9%減)、第2四半期30億47百万円(同26.2%減)、第3四半期24億42百万円(同38.6%増)、第4四半期34億75百万円(同2.0%減)で、売上高は第1四半期28億11百万円、第2四半期32億75百万円、第3四半期29億16百万円、第4四半期29億39百万円、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 収益は直販部門とBP社の「BESS」売上、販社からのロイヤリティ収入および販社へのキット部材売上などである。物件引き渡し件数・時期などで四半期収益は変動しやすいが、契約(受注)高は回復傾向を強めている。15年3月期の売上総利益率は33.3%で14年3月期比0.9ポイント低下、販管費比率は27.6%で同0.8ポイント上昇、ROEは10.2%で同5.2ポイント低下、自己資本比率は42.7%で同2.8ポイント上昇した。配当性向は43.6%だった。

■16年3月期の利益は計画超で増益

 前期(16年3月期)の連結業績は前々期(15年3月期)比3.2%増収、同11.1%営業増益、同8.8%経常増益、同21.0%最終増益だった。資材納期の長期化や契約(受注)の計画未達で売上高は計画を下回ったが、販管費の抑制などで利益は計画を上回り、減益予想から一転して増益での着地となった。

 契約(受注)棟数は同10.7%増の1004棟、契約(受注)高は同13.2%増の118億76百万円、期末契約(受注)残高は同12.0%増の71億16百万円だった。全国BESS展示場への新規来場者数は2.9万件でほぼ前々期並みだったが、強化ポイントとしている再来場者数は同2.1%増加した。営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実済み)が前期末比1名増加の141名となった。

 売上総利益は同3.3%増加し、売上総利益率は33.3%で同横ばいだった。販管費は同1.7%増加したが、販管費比率は27.2%で同0.4ポイント低下した。純利益は法人税等の減少も寄与した。ROEは11.7%で同1.5ポイント上昇、自己資本比率は44.9%で同2.2ポイント上昇した。配当は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で配当性向は39.0%だった。

 報告セグメント別(連結調整前)の動向を見ると、直販部門は契約(受注)高が同15.7%増の36億91百万円、売上高が同1.4%増の35億76百万円、営業利益が同15.2%減の2億41百万円だった。法人向け特需物件も寄与して増収だが、人件費増加で減益だった。展示場への新規来場者数は同15.2%増加し、新規採用による営業員の戦力化が進展して営業員1人当たり契約数も向上した。

 販社部門は契約(受注)高が同12.8%増の66億円、売上高が同7.7%増の78億87百万円、営業利益が同8.8%増の15億41百万円と順調だった。契約(受注)棟数が順調に増加し、キット部材売上、ロイヤリティ収入が増加した。

 BP社は契約(受注)高が同12.1%増の15億57百万円だが、前期の受注不振の影響で売上高が同17.3%減の14億13百万円、営業利益が同61.8%減の22百万円だった。ただし施工効率改善策で施工利益率は改善傾向のようだ。北米部門(売却予定のBFM社)は売上高が6億19百万円、営業利益が17百万円だった。

 なお四半期別推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期22億17百万円(前年同期比45.4%増)、第2四半期35億10百万円(同15.2%増)、第3四半期21億61百万円(同11.5%減)、第4四半期39億88百万円(同14.8%増)で、売上高は第1四半期28億59百万円、第2四半期34億93百万円、第3四半期28億95百万円、第4四半期30億71百万円、営業利益は第1四半期1億29百万円、第2四半期3億02百万円、第3四半期1億23百万円、第4四半期1億98百万円だった。

■17年3月期は2桁増益予想で収益改善期待

 今期(17年3月期)の連結業績予想(5月13日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比15.3%増の142億円、営業利益が同19.5%増の9億円、経常利益が同14.6%増の8億50百万円、純利益が同13.6%増の5億80百万円としている。配当予想は同2円増配の年間47円(第2四半期末23円、期末24円)で予想配当性向は36.1%となる。

 契約(受注)が回復傾向を強めて増収・2桁増益予想である。契約(受注)棟数は同19.5%増の1200棟、契約(受注)高は同22.1%増の145億円、売上総利益率は同0.2ポイント低下の33.1%、販管費比率は同0.4ポイント低下の26.8%の計画としている。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%、16年3月期のDOEは4.4%で、17年3月期のDOEは4.6%となる見込みだ。

 株主優待制度は毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して実施している。優待内容は15年3月期から改訂し、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈している。

■株価は指標面の割安感を見直して戻り試す

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響を受ける場面があったが、4月の年初来安値935円を割り込むことなく切り返しの動きを強めている。

 7月4日の終値1004円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS130円23銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間47円で算出)は4.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1005円76銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約45億円である。

 週足チャートで見ると戻りを押さえていた26週移動平均線突破の動きを強めている。1桁台の予想PER、4%台後半の予想配当利回りといった指標面の割安感を見直して戻りを試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月03日更新]

アールシーコアは指標面に割安感、17年3月期2桁増益予想で収益改善基調

 アールシーコア<7837>(JQS)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。16年3月期の利益は計画超で増益だった。受注が回復して17年3月期も2桁増益予想である。またキット部材を製造販売するカナダの連結子会社を売却してファブレス化する。株価は安値圏から反発した。1桁台の予想PER、4%台の高配当利回りで割安感は強い。17年3月期2桁増益予想を評価して15年12月高値を目指す展開だろう。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。FCを中心とした事業展開で高資本効率を実現している。

 16年3月期末の契約販社数(BP社含む)は26社、営業拠点数は全国40拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社36拠点)となった。16年4月オープンした長野県(松本市)および京都府(久御山町)の2拠点、16年秋オープン予定の埼玉県(川口市)および大分県(大分市)の2拠点を合わせると44拠点となる。

 国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、ブランド価値向上のための販社再編、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手している。

■部材製造販売のカナダの連結子会社を売却してファブレス化

 カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式を譲渡する件については、3月31日に保有する全株式をカナダのBAYWEST社に譲渡(株式譲渡実行は4月29日予定)すると発表した。ファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針だ。株式譲渡後も当面はBFM社からの取引を継続するとしている。

 なお株式譲渡日は当初予定4月29日だったが、4月28日に譲渡日を5月31日(カナダ時間)に変更すると発表し、さらに5月31日には譲渡日を6月末日までに変更すると発表した。変更理由は譲渡先であるカナダのBAYWEST社において当該案件に関する資金調達に時間を要しているためとしている。

■契約(受注)高は回復傾向

 前々期(15年3月期)の四半期別推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期(4月〜6月)15億25百万円(前年同期比31.9%減)、第2四半期(7月〜9月)30億47百万円(同26.2%減)、第3四半期(10月〜12月)24億42百万円(同38.6%増)、第4四半期(1月〜3月)34億75百万円(同2.0%減)だった。

 売上高は第1四半期28億11百万円、第2四半期32億75百万円、第3四半期29億16百万円、第4四半期29億39百万円、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 契約(受注)高は回復傾向を強めている。また15年3月期のROEは14年3月期比5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%、配当性向は43.6%だった。

■16年3月期の利益は計画超で増益

 前期(16年3月期)連結業績は、売上高が前々期(15年3月期)比3.2%増の123億18百万円、営業利益が同11.1%増の7億52百万円、経常利益が同8.8%増の7億41百万円、純利益が同21.0%増の5億10百万円だった。契約(受注)高は同12.4%増の78億88百万円だった。

 配当は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で、配当性向は39.0%である。ROEは11.7%で同1.5ポイント上昇、自己資本比率は44.9%で同2.2ポイント上昇した。

 資材納期の長期化や契約(受注)の計画未達で売上高は計画を下回ったが、販管費の抑制などで利益は計画を上回り、減益予想から一転して増益での着地となった。売上総利益は同3.3%増加し、売上総利益率は33.3%で同横ばいだった。販管費は同1.7%増加したが、販管費比率は27.2%で同0.4ポイント低下した。純利益は法人税等の減少も寄与した。

 全国BESS展示場への新規来場者数は2.9万件でほぼ前々期並みにとどまったが、強化ポイントとしている再来場者数は同2.1%増加した。最重要課題として取り組んでいる営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実済み)が前期末比1名増加の141名となった。契約棟数は同10.7%増の1004棟、契約(受注)高は同13.2%増の118億76百万円、期末契約(受注)残高は同12.0%増の71億16百万円となった。

 報告セグメント別(連結調整前)の動向を見ると、直販部門は契約(受注)高が同15.7%増の36億91百万円、売上高が同1.4%増の35億76百万円、営業利益が同15.2%減の2億41百万円だった。法人向け特需物件も寄与して増収だったが、人員拡充に伴う人件費増加で減益だった。なお展示場への新規来場者数は同15.2%増加し、新規採用による営業員の戦力化が進展して営業員1人当たり契約数も向上した。

 販社部門は契約(受注)高が同12.8%増の66億円、売上高が同7.7%増の78億87百万円、営業利益が同8.8%増の15億41百万円と順調だった。販社における契約(受注)棟数が順調に増加し、キット部材売上、ブランドロイヤリティ売上が増加した。

 BP社は契約(受注)高が同12.1%増の15億57百万円だが、前期の受注不振の影響で売上高が同17.3%減の14億13百万円、営業利益が同61.8%減の22百万円だった。なお施工効率改善策で施工利益率は改善傾向のようだ。北米部門(売却予定のBFM社)は売上高が6億19百万円、営業利益が17百万円だった。

 なお四半期別推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期(4月〜6月)22億17百万円(前年同期比45.4%増)、第2四半期(7月〜9月)35億10百万円(同15.2%増)、第3四半期(10月〜12月)21億61百万円(同11.5%減)、第4四半期(1月〜3月)39億88百万円、(同14.8%増)で、売上高は第1四半期28億59百万円、第2四半期34億93百万円、第3四半期28億95百万円、第4四半期30億71百万円、営業利益は第1四半期1億29百万円、第2四半期3億02百万円、第3四半期1億23百万円、第4四半期1億98百万円だった。

■17年3月期は2桁増益予想で収益改善期待

 今期(17年3月期)の連結業績予想(5月13日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比15.3%増の142億円、営業利益が同19.5%増の9億円、経常利益が同14.6%増の8億50百万円、純利益が同13.6%増の5億80百万円としている。配当予想は同2円増配の年間47円(第2四半期末23円、期末24円)で予想配当性向は36.1%となる。

 契約(受注)が回復傾向を強めて増収・2桁増益予想である。契約(受注)棟数は同19.5%増の1200棟、契約(受注)高は同22.1%増の145億円、売上総利益率は同0.2ポイント低下の33.1%、販管費比率は同0.4ポイント低下の26.8%の計画としている。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%、16年3月期のDOEは4.4%で、17年3月期のDOEは4.6%となる見込みだ。

 株主優待については15年3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

■株価は17年3月期2桁増益予想を好感して反発

 株価の動きを見ると、年初来安値圏950円近辺から反発して1000円台を回復した。17年3月期2桁増益予想を好感する動きだ。

 6月2日の終値1015円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS130円23銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間47円で算出)は4.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1005円76銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約45億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線が上向きに転じた。週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線を突破した。さらに26週移動平均線突破の動きを強めている。強基調へ転換した形だ。1桁台の予想PER、4%台の高配当利回りで割安感は強い。17年3月期2桁増益予想を評価して15年12月高値を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月15日更新]

アールシーコアはカナダ子会社売却してファブレス化、17年3月期収益改善期待

 アールシーコア<7837>(JQS)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式を譲渡し、ファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる。16年3月期減益予想だが利益再増額余地があり、受注回復基調で17年3月期の収益改善が期待される。株価は地合い悪化も影響して年初来安値を更新したが、4%台後半の高配当利回りも注目点だ。出直り展開だろう。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年3月期は営業拠点として香川県高松市、千葉県柏市、新潟県新潟市、静岡県吉田町の4拠点を新設して、15年3月期末の契約販社数は27社、営業拠点数は全国43拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社39拠点)となった。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手した。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式を譲渡する件について、3月31日に保有する全株式をカナダのBAYWEST社に譲渡(株式譲渡実行は4月29日予定)すると発表した。ファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針だ。なお17年3月期に特別利益を計上するが、連結業績に与える影響は軽微の見込みとしている。また株式譲渡後も当面はBFM社からの取引を継続するとしている。

■契約(受注)高は回復傾向

 15年3月期の四半期別の推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期(4月〜6月)15億25百万円(前年同期比31.9%減)、第2四半期(7月〜9月)30億47百万円(同26.2%減)、第3四半期(10月〜12月)24億42百万円(同38.6%増)、第4四半期(1月〜3月)34億75百万円(同2.0%減)だった。

 売上高は第1四半期28億11百万円、第2四半期32億75百万円、第3四半期29億16百万円、第4四半期29億39百万円、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 契約(受注)高は回復傾向を強めている。また15年3月期のROEは14年3月期比5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%、配当性向は43.6%だった。

■16年3月期第3四半期累計は増収増益

 前期(16年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.7%増の92億47百万円となり、営業利益が同4.0%増の5億54百万円、経常利益が同横ばいの5億36百万円、純利益が同3.6%増の3億63百万円だった。契約(受注)高は同12.4%増の78億88百万円だった。

 高水準だった期首契約(受注)残高、および販社部門の順調な期中契約(受注)を背景に、ブランドロイヤリティ収入増加も寄与して増収となり、増収効果や販管費抑制効果などで営業増益だった。売上総利益率は32.7%で同0.3ポイント低下、販管費比率は26.7%で同0.4ポイント低下した。経常利益は、営業外費用でコミットメントライン契約更新手数料などの費用を計上したため同横ばいだった。純利益は税金費用の減少も寄与して増益だった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、直販部門は契約(受注)高が同7.3%増の23億30百万円、売上高が同6.1%増の26億82百万円と増加したが、人件費増加などで営業利益が同9.8%減の1億72百万円だった。販社部門は契約(受注)高が同19.3%増の45億61百万円、売上高が同5.1%増の59億22百万円、営業利益が同5.1%増の11億44百万円と順調だった。

 BP社は、契約(受注)高が同0.1%増の9億73百万円で、前期の受注不振も影響して売上高が同21.4%減の10億32百万円、営業利益が同92.4%減の3百万円だった。北米部門は売上高が同12.0%減の4億76百万円、営業利益が同4.6%増の15百万円だった。北米市場での小売販売を終了したため減収だが、日本市場向け売上で補い、販管費圧縮も寄与した。

 集客面の動向を見ると、全国BESS展示場への新規来場者数は前年同期並みだったが、強化ポイントとしている再来場者数は同4.7%増加した。展示場拠点は契約販社28社、営業拠点43(直営2、BP社2、販社39)となった。さらに16年春オープン予定1拠点、16年夏オープン予定2拠点、16年内オープン予定1拠点を含めると合計47拠点となる。

 最重要課題として取り組んでいる営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実施済み)が143名となり、15年3月期末比3名増加した。営業員数は本部一括採用および販社合同募集によって量の拡大を推進する。また販社営業の定着率向上・早期戦力化に向けて、教育・研修の専門部署を立ち上げて体制整備を推進している。

 四半期別の推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期(4月〜6月)22億17百万円(前年同期比45.4%増)、第2四半期(7月〜9月)35億10百万円(同15.2%増)、第3四半期(10月〜12月)21億61百万円(同11.5%減)で、売上高は第1四半期28億59百万円、第2四半期34億93百万円、第3四半期28億95百万円、営業利益は第1四半期1億29百万円、第2四半期3億02百万円、第3四半期1億23百万円だった。

■16年3月期通期は減益予想だが再増額余地、17年3月期は収益改善期待

 前期(16年3月期)通期の連結業績予想(10月13日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前々期(15年3月期)比8.9%増の130億円、営業利益が同4.0%減の6億50百万円、経常利益が同7.6%減の6億30百万円、純利益が同10.0%減の3億80百万円としている。

 契約(受注)棟数は同32.3%増の1200棟、売上総利益率は同0.6ポイント上昇の33.9%、販管費比率は同1.3ポイント上昇の28.9%の計画としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が71.1%、営業利益が85.2%、経常利益が85.1%、純利益が95.5%で、利益進捗率が高水準である。中期成長に向けた諸施策への費用投下を積極的に行うため減益予想だが、営業強化策も奏功して受注が回復傾向を強め、売上総利益率も改善が期待される。通期利益の会社予想に再増額余地があるだろう。さらに受注が回復基調で今期(17年3月期)も収益改善基調が期待される。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 前期(16年3月期)の配当予想(5月14日公表)は、前々期比3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で、予想配当性向は52.5%となる。利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%で、16年3月期のDOEは4.7%となる見込みだ。

 株主優待については15年3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

■株価は年初来安値更新したが底打ち感

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で水準を切り下げ、4月11日には年初来安値935円まで調整した。ただし14日には972円まで戻して底打ち感を強めている。

 4月14日の終値969円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS85円70銭で算出)は11〜12倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は4.7%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS964円78銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約43億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、安値圏の下ヒゲで底打ち感を強めている。4%台後半の高配当利回りも注目点であり、出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月18日更新]

アールシーコアは下値固め完了感、4%台半ばの高配当利回りも注目点

 アールシーコア <7837> (JQS)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。受注回復基調で16年3月期利益予想に再増額余地があり、17年3月期も収益改善基調が期待される。株価は地合い悪化の影響を受けたが下値固め完了感を強めている。4%台半ばの高配当利回りや3月期末の株主優待も注目点となる。出直り展開だろう。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年3月期は営業拠点として香川県高松市、千葉県柏市、新潟県新潟市、静岡県吉田町の4拠点を新設して、15年3月期末の契約販社数は27社、営業拠点数は全国43拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社39拠点)となった。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手した。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、15年1月譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、15年2月譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、15年3月に譲渡を一旦中止すると発表した。

 ただしファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

■契約(受注)高は回復傾向

 15年3月期の四半期別の推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期(4月〜6月)15億25百万円(前年同期比31.9%減)、第2四半期(7月〜9月)30億47百万円(同26.2%減)、第3四半期(10月〜12月)24億42百万円(同38.6%増)、第4四半期(1月〜3月)34億75百万円(同2.0%減)だった。

 売上高は第1四半期28億11百万円、第2四半期32億75百万円、第3四半期29億16百万円、第4四半期29億39百万円、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 契約(受注)高は回復傾向を強めている。また15年3月期のROEは14年3月期比5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%、配当性向は43.6%だった。

■16年3月期第3四半期累計は増収増益

 今期(16年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.7%増の92億47百万円となり、営業利益が同4.0%増の5億54百万円、経常利益が同横ばいの5億36百万円、そして純利益が同3.6%増の3億63百万円だった。契約(受注)高は同12.4%増の78億88百万円だった。

 高水準だった期首契約(受注)残高、および販社部門の順調な期中契約(受注)を背景に、ブランドロイヤリティ収入増加も寄与して増収となり、増収効果や販管費抑制効果などで営業増益だった。売上総利益率は32.7%で同0.3ポイント低下、販管費比率は26.7%で同0.4ポイント低下した。経常利益は、営業外費用でコミットメントライン契約更新手数料などの費用を計上したため同横ばいだった。純利益は税金費用の減少も寄与して増益だった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、直販部門は契約(受注)高が同7.3%増の23億30百万円、売上高が同6.1%増の26億82百万円と増加したが、人件費増加などで営業利益が同9.8%減の1億72百万円だった。販社部門は契約(受注)高が同19.3%増の45億61百万円、売上高が同5.1%増の59億22百万円、営業利益が同5.1%増の11億44百万円と順調だった。

 BP社は、契約(受注)高が同0.1%増の9億73百万円で、前期の受注不振も影響して売上高が同21.4%減の10億32百万円、営業利益が同92.4%減の3百万円だった。北米部門は売上高が同12.0%減の4億76百万円、営業利益が同4.6%増の15百万円だった。北米市場での小売販売を終了したため減収だが、日本市場向け売上で補い、販管費圧縮も寄与した。

 集客面の動向を見ると、全国BESS展示場への新規来場者数は前年同期並みだったが、強化ポイントとしている再来場者数は同4.7%増加した。展示場拠点は契約販社28社、営業拠点43(直営2、BP社2、販社39)となった。さらに16年春オープン予定1拠点、16年夏オープン予定2拠点、16年内オープン予定1拠点を含めると合計47拠点となる。

 最重要課題として取り組んでいる営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実施済み)が143名となり、15年3月期末比3名増加した。営業員数は本部一括採用および販社合同募集によって量の拡大を推進する。また販社営業の定着率向上・早期戦力化に向けて、教育・研修の専門部署を立ち上げて体制整備を推進している。

 四半期別の推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期(4月〜6月)22億17百万円(前年同期比45.4%増)、第2四半期(7月〜9月)35億10百万円(同15.2%増)、第3四半期(10月〜12月)21億61百万円(同11.5%減)で、売上高は第1四半期28億59百万円、第2四半期34億93百万円、第3四半期28億95百万円、営業利益は第1四半期1億29百万円、第2四半期3億02百万円、第3四半期1億23百万円だった。

■16年3月期通期は営業減益予想だが、利益予想に再増額余地

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想(10月13日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前期比8.9%増の130億円、営業利益が同4.0%減の6億50百万円、経常利益が同7.6%減の6億30百万円、純利益が同10.0%減の3億80百万円の増収減益予想としている。

 契約(受注)棟数は同32.3%増の1200棟、売上総利益率は同0.6ポイント上昇の33.9%、販管費比率は同1.3ポイント上昇の28.9%の計画としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が71.1%、営業利益が85.2%、経常利益が85.1%、純利益が95.5%で、利益進捗率が高水準である。中期成長に向けた諸施策への費用投下を積極的に行うため減益予想だが、営業強化策も奏功して受注が回復傾向を強め、売上総利益率も改善が期待される。通期利益の会社予想に再増額余地があるだろう。さらに受注が回復基調で来期(17年3月期)も収益改善基調が期待される。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 今期(16年3月期)の配当予想(5月14日公表)は前期比3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で予想配当性向は52.5%となる。利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%で、16年3月期のDOEは4.7%となる見込みだ。

 株主優待については15年3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

■株価は下値固め完了感

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で2月12日の961円まで調整したが、15年1月の昨年来安値950円を割り込むことなく、その後は1000円台に戻して下値固め完了感を強めている。

 3月16日の終値1017円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS85円70銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は4.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS964円78銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約45億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線突破の動きを強めている。週足チャートで見ると2月安値圏の下ヒゲで底打ちした形だ。4%台半ばの高配当利回りや3月期末の株主優待も注目点となる。出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月02日更新]

アールシーコアの16年3月期第3四半期累計は増収増益、4%近辺の高配当利回りも注目

 アールシーコア<7837>(JQS)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。1月28日発表の16年3月期第3四半期累計連結業績は増収増益だった。受注回復基調で通期利益予想に再増額余地があり、17年3月期も収益改善基調が期待される。株価は地合い悪化の影響で調整する場面があったが出直りの動きを強めている。4%台の高配当利回りも注目され、15年12月の昨年来高値を目指す展開だろう。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年3月期は営業拠点として香川県高松市、千葉県柏市、新潟県新潟市、静岡県吉田町の4拠点を新設して、15年3月期末の契約販社数は27社、営業拠点数は全国43拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社39拠点)となった。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手した。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、15年1月譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、15年2月譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、15年3月に譲渡を一旦中止すると発表した。

 ただしファブレス化で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

■契約(受注)高は回復傾向

 15年3月期の四半期別の推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期(4月〜6月)15億25百万円(前年同期比31.9%減)、第2四半期(7月〜9月)30億47百万円(同26.2%減)、第3四半期(10月〜12月)24億42百万円(同38.6%増)、第4四半期(1月〜3月)34億75百万円(同2.0%減)だった。

 売上高は第1四半期28億11百万円、第2四半期32億75百万円、第3四半期29億16百万円、第4四半期29億39百万円、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 契約(受注)高は回復傾向を強めている。また15年3月期のROEは14年3月期比5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%、配当性向は43.6%だった。

■16年3月期第3四半期累計は増収増益

 1月28日に発表した今期(16年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.7%増の92億47百万円となり、営業利益が同4.0%増の5億54百万円、経常利益が同横ばいの5億36百万円、そして純利益が同3.6%増の3億63百万円だった。契約(受注)高は同12.4%増の78億88百万円だった。

 高水準だった期首契約(受注)残高、および販社部門の順調な期中契約(受注)を背景に、ブランドロイヤリティ収入増加も寄与して増収となり、増収効果や販管費抑制効果などで営業増益だった。売上総利益率は32.7%で同0.3ポイント低下、販管費比率は26.7%で同0.4ポイント低下した。経常利益は、営業外費用でコミットメントライン契約更新手数料などの費用を計上したため同横ばいだった。純利益は税金費用の減少も寄与して増益だった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、直販部門は契約(受注)高が同7.3%増の23億30百万円、売上高が同6.1%増の26億82百万円と増加したが、人件費増加などで営業利益が同9.8%減の1億72百万円だった。販社部門は契約(受注)高が同19.3%増の45億61百万円、売上高が同5.1%増の59億22百万円、営業利益が同5.1%増の11億44百万円と順調だった。

 BP社は、契約(受注)高が同0.1%増の9億73百万円で、前期の受注不振も影響して売上高が同21.4%減の10億32百万円、営業利益が同92.4%減の3百万円だった。北米部門は売上高が同12.0%減の4億76百万円、営業利益が同4.6%増の15百万円だった。北米市場での小売販売を終了したため減収だが、日本市場向け売上で補い、販管費圧縮も寄与した。

 集客面の動向を見ると、全国BESS展示場への新規来場者数は前年同期並みだったが、強化ポイントとしている再来場者数は同4.7%増加した。展示場拠点は契約販社28社、営業拠点43(直営2、BP社2、販社39)となった。さらに16年春オープン予定1拠点、16年夏オープン予定2拠点、16年内オープン予定1拠点を含めると合計47拠点となる。

 最重要課題として取り組んでいる営業員の質・量の拡充については、販社を含むBESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実施済み)が143名となり、15年3月期末比3名増加した。営業員数は本部一括採用および販社合同募集によって量の拡大を推進する。また販社営業の定着率向上・早期戦力化に向けて、教育・研修の専門部署を立ち上げて体制整備を推進している。

 四半期別の推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期(4月〜6月)22億17百万円(前年同期比45.4%増)、第2四半期(7月〜9月)35億10百万円(同15.2%増)、第3四半期(10月〜12月)21億61百万円(同11.5%減)で、売上高は第1四半期28億59百万円、第2四半期34億93百万円、第3四半期28億95百万円、営業利益は第1四半期1億29百万円、第2四半期3億02百万円、第3四半期1億23百万円だった。

■16年3月期通期は営業減益予想だが、利益予想に再増額余地

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想については、前回予想(10月13日に売上高を減額、利益を増額修正)を据え置いて、売上高が前期比8.9%増の130億円だが、営業利益が同4.0%減の6億50百万円、経常利益が同7.6%減の6億30百万円、そして純利益が同10.0%減の3億80百万円の増収減益予想としている。

 契約(受注)棟数は同32.3%増の1200棟、売上総利益率は同0.6ポイント上昇の33.9%、販管費比率は同1.3ポイント上昇の28.9%の計画としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が71.1%、営業利益が85.2%、経常利益が85.1%、純利益が95.5%で、利益進捗率が高水準である。中期成長に向けた諸施策への費用投下を積極的に行うため減益予想だが、営業強化策も奏功して受注が回復傾向を強め、売上総利益率も改善が期待される。通期利益の会社予想に再増額余地があるだろう。さらに受注が回復基調で来期(17年3月期)も収益改善基調が期待される。

■株主還元はDOEを重視、株主優待は3月末と9月末に実施

 今期(16年3月期)の配当予想(5月14日公表)は前期比3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で予想配当性向は52.5%となる。利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%で、16年3月期のDOEは4.7%となる見込みだ。

 株主優待については15年3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

■株価は調整一巡して出直り、15年12月の昨年来高値目指す

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で1月26日に990円まで調整する場面があったが、調整が一巡して出直りの動きを強めている。2月1日には1097円まで上伸した。

 2月1日の終値1086円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS85円70銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は4.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS964円78銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約48億円である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線を割り込む場面があったが、長い下ヒゲをつけて反発し、13週移動平均線も回復した。調整が一巡して強基調に回帰した形だ。4%台の高配当利回りも注目され、15年12月の昨年来高値1167円を目指す展開だろう。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月11日更新]

アールシーコアは7月の年初来高値に接近、4%台の高配当利回りも評価

 アールシーコア<7837>(JQS)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。株価は戻り歩調の展開で7月の年初来高値1114円に接近している。16年3月期利益予想に再増額余地があり、4%台の高配当利回りも評価して上値を試す展開だろう。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年3月期は営業拠点として香川県高松市、千葉県柏市、新潟県新潟市、静岡県吉田町の4拠点を新設して、15年3月期末の契約販社数は27社、営業拠点数は全国43拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社39拠点)となった。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手した。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、15年1月譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、15年2月譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、15年3月に譲渡を一旦中止すると発表した。

 ただしファブレス化の選択で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

■契約(受注)高は回復傾向

 15年3月期の四半期別推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期(4月〜6月)15億25百万円(前年同期比31.9%減)、第2四半期(7月〜9月)30億47百万円(同26.2%減)、第3四半期(10月〜12月)24億42百万円(同38.6%増)、第4四半期(1月〜3月)34億75百万円(同2.0%減)だった。

 売上高は第1四半期28億11百万円、第2四半期32億75百万円、第3四半期29億16百万円、第4四半期29億39百万円、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 契約(受注)高は回復傾向を強めている。また15年3月期のROEは14年3月期比5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%、配当性向は43.6%だった。

■16年3月期第2四半期累計は大幅増益

 今期(16年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.4%増の63億52百万円、営業利益が同28.0%増の4億31百万円、経常利益が同21.8%増の4億13百万円、そして純利益が同37.1%増の2億84百万円だった。10月13日の修正値(売上高を減額、利益を増額修正)を上回る増収増益だった。契約(受注)高は同25.3%増の57億27百万円と大幅に改善した。

 高水準だった期首契約(受注)残高からの売上、販社部門の順調な期中契約(受注)により、ブランドロイヤリティ収入増加も寄与して増収だった。利益面ではコミットメントライン契約更新手数料などの費用増加を、増収効果、売上総利益率改善効果、販管費抑制効果などで吸収して増益だった。売上総利益率は32.8%で同0.4ポイント上昇、販管費比率は26.1%で同0.7ポイント低下した。営業外費用では支払手数料が増加した。

 なおセグメント別(連結調整前)に見ると、直販部門は契約(受注)高が同10.7%増の16億66百万円、売上高が同10.1%増の19億34百万円、営業利益が同20.2%増の1億64百万円、販社部門は契約(受注)高が同31.8%増の32億07百万円、売上高が同4.9%増の39億95百万円、営業利益が同11.3%増の7億78百万円だった。

 BP社は、契約(受注)高が同41.9%増の8億30百万円だが、売上高が同17.1%減の6億92百万円、営業利益が0百万円の黒字(前年同期は19百万円の黒字)だった。前期の受注不振の影響で減収減益だった。ただし受注は回復傾向だ。北米部門は売上高が同2.1%増の3億60百万円、営業利益が同30.4%増の11百万円だった。北米市場での小売販売を終了したが、日本市場向け販売が好調だった。

 集客面の動向を見ると、全国BESS展示場への新規来場者数は前年同期並みだったが、強化ポイントとしている再来場者数は同9.2%増加した。展示場拠点は契約販社27社、営業拠点43(直営2、BP社2、販社39)となった。16年春オープン予定の3拠点(京都、埼玉、長野)を含めると46拠点となる。

 最重要課題として取り組んでいる営業員の質・量の拡充については、BESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実施済み)が145名となり、15年3月期末比5名増加した。さらに教育・研修体制整備を先行して実施し、専門部署も立ち上げた。

 なお四半期別の推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期(4月〜6月)22億17百万円(前年同期比45.4%増)、第2四半期(7月〜9月)35億10百万円(同15.2%増)で、売上高は第1四半期28億59百万円、第2四半期34億93百万円、営業利益は第1四半期1億29百万円、第2四半期3億02百万円だった。

■16年3月期通期利益予想に再増額余地

 通期(16年3月期)の連結業績予想(10月13日に売上高を減額、利益を増額)は、売上高が前期比8.9%増の130億円、営業利益が同4.0%減の6億50百万円、経常利益が同7.6%減の6億30百万円、純利益が同10.0%減の3億80百万円としている。

 契約(受注)棟数は同32.3%増の1200棟、売上総利益率は同0.6ポイント上昇の33.9%、販管費比率は同1.3ポイント上昇の28.9%の計画としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が48.9%、営業利益が66.3%、経常利益が65.6%、純利益が74.7%で、利益進捗率が高水準である。中期成長に向けた諸施策への費用投下を積極的に行うため減益予想だが、営業強化策も奏功して受注が回復傾向を強め、下期も売上総利益率改善が期待される。通期利益の会社予想に再増額余地があるだろう。

 配当予想(5月14日公表)は前期比3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)としている。予想配当性向は52.5%となる。なお利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%で、16年3月期のDOEは4.7%となる見込みだ。

■株価は戻り歩調で7月の年初来高値に接近

 株主優待については3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

 株価の動きを見ると、第2四半期累計の大幅増益も好感して戻り歩調の展開だ。12月10日には1089円まで上伸し、7月の年初来高値1114円に接近している。

 12月10日の終値1089円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS85円70銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は4.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS964円78銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約48億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となった。強基調に転換したようだ。16年3月期利益予想に再増額余地があり、4%台の高配当利回りも評価して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月25日更新]

アールシーコアは16年3月期利益予想に再増額余地、4%台の高配当利回りも評価

 アールシーコア<7837>(JQS)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。株価は16年3月期利益増額修正も好感して上伸した。営業強化策も奏功して16年3月期利益予想に再増額余地があり、4%台の高配当利回りも評価して7月の年初来高値を試す展開だろう。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社のBESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 国内直販部門では東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点、およびタイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」も運営している。

■中期経営計画で17年3月期ROE18%目標

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1600棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年3月期は営業拠点として香川県高松市、千葉県柏市、新潟県新潟市、静岡県吉田町の4拠点を新設して、15年3月期末の契約販社数は27社、営業拠点数は全国43拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社39拠点)となった。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展している。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手した。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、15年1月譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、15年2月譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、15年3月に譲渡を一旦中止すると発表した。

 ただしファブレス化の選択で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

■契約(受注)高は回復傾向

 15年3月期の四半期別推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期(4月〜6月)15億25百万円(前年同期比31.9%減)、第2四半期(7月〜9月)30億47百万円(同26.2%減)、第3四半期(10月〜12月)24億42百万円(同38.6%増)、第4四半期(1月〜3月)34億75百万円(同2.0%減)だった。

 また売上高は第1四半期28億11百万円、第2四半期32億75百万円、第3四半期29億16百万円、第4四半期29億39百万円で、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 契約(受注)高は回復傾向を強めている。また15年3月期のROEは14年3月期比5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%、配当性向は43.6%だった。

■16年3月期第2四半期累計は大幅増益、通期利益予想に再増額余地

 11月13日発表の今期(16年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)連結業績は、売上高が前年同期比4.4%増の63億52百万円で、営業利益が同28.0%増の4億31百万円、経常利益が同21.8%増の4億13百万円、純利益が同37.1%増の2億84百万円だった。10月13日の修正値(売上高を減額、利益を増額修正)を上回る増収増益だった。契約(受注)高は同25.3%増の57億27百万円だった。

 高水準だった期首契約(受注)残高からの売上、販社部門の順調な期中契約(受注)により、ブランドロイヤリティ収入増加も寄与して増収だった。利益面ではコミットメントライン契約更新手数料などの費用増加を、増収効果、売上総利益率改善効果、販管費抑制効果などで吸収して増益だった。売上総利益率は32.9%で同0.5ポイント低下、販管費比率は26.1%で同0.8ポイント低下した。営業外費用では支払手数料が増加した。

 なおセグメント別(連結調整前)に見ると、直販部門は契約(受注)高が同10.7%増の16億66百万円、売上高が同10.1%増の19億34百万円、営業利益が同20.2%増の1億64百万円、販社部門は契約(受注)高が同31.8%増の32億07百万円、売上高が同4.9%増の39億95百万円、営業利益が同11.3%増の7億78百万円だった。

 BP社は、契約(受注)高が同41.9%増の8億30百万円だが、売上高が同17.1%減の6億92百万円、営業利益が0百万円の黒字(前年同期は19百万円の黒字)だった。前期の受注不振の影響で減収減益だった。ただし受注は回復傾向だ。北米部門は売上高が同2.1%増の3億60百万円、営業利益が同30.4%増の11百万円だった。北米市場での小売販売を終了したが、日本市場向け販売が好調だった。

 集客面の動向を見ると、全国BESS展示場への新規来場者数は前年同期並みだったが、強化ポイントとしている再来場者数は同9.2%増加した。展示場拠点は契約販社27社、営業拠点43(直営2、BP社2、販社39)となった。16年春オープン予定の3拠点(京都、埼玉、長野)を含めると46拠点となる。

 最重要課題として取り組んでいる営業員の質・量の拡充については、BESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実施済み)が145名となり、15年3月期末比5名増加した。さらに教育・研修体制整備を先行して実施し、専門部署も立ち上げた。

 なお四半期別の推移を見ると、契約(受注)高は第1四半期(4月〜6月)22億17百万円(前年同期比45.4%増)、第2四半期(7月〜9月)35億10百万円(同15.2%増)で、売上高は第1四半期28億59百万円、第2四半期34億93百万円、営業利益は第1四半期1億29百万円、第2四半期3億02百万円だった。

 通期(16年3月期)の連結業績予想は前回予想(10月13日に売上高を減額、利益を増額修正)を据え置いて、売上高が前期比8.9%増の130億円、営業利益が同4.0%減の6億50百万円、経常利益が同7.6%減の6億30百万円、純利益が同10.0%減の3億80百万円としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が48.9%、営業利益が66.3%、経常利益が65.6%、純利益が74.7%となり、利益進捗率が高水準である。中期成長に向けた諸施策への費用投下を積極的に行うため減益予想だが、営業強化策も奏功して受注が回復傾向を強め、下期も売上総利益率改善が期待される。通期業績会社予想に再増額余地があるだろう。

 配当予想については前回予想(5月14日公表)を据え置いて、前期比3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)としている。予想配当性向は52.5%となる。なお利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%で、16年3月期のDOEは4.7%となる見込みだ。

■株価は7月の年初来高値に接近

 株主優待については3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

 株価の動きを見ると、配当・株主優待の権利落ちも影響した9月の直近安値960円から切り返した。そして16年3月期利益増額修正も好感して11月20日には1070円まで上伸し、7月の年初来高値1114円に接近している。

 11月20日の終値1070円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS85円70銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は4.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS964円78銭で算出)は1.1倍近辺である。時価総額は約47億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を突破した。強基調に転換したようだ。営業強化策も奏功して16年3月期利益予想に再増額余地があり、4%台の高配当利回りも評価して7月の年初来高値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月24日更新]

アールシーコアは受注回復、4%台の高配当利回り、9月末の株主優待を見直し

 アールシーコア[7837](JQS)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。株価は悪地合いの影響で急落する場面があったが、8月の直近安値で底打ちした可能性がありそうだ。受注回復、4%台の高配当利回り、そして9月末の株主優待も見直して出直り展開だろう。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門、連結子会社のBP社、および国内販社)を展開し、東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。

 中期経営計画では、目標数値(事業環境変化を勘案して契約棟数を1900棟から1600棟に修正)として、17年3月期の売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年3月期は営業拠点として香川県高松市、千葉県柏市、新潟県新潟市、静岡県吉田町の4拠点を新設して、15年3月期末の契約販社数は27社、営業拠点数は全国43拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社39拠点)となった。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展しているようだ。

 商品戦略強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手した。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、15年1月に譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、15年2月に譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、15年3月に譲渡を一旦中止すると発表した。

 ただしファブレス化の選択で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

■16年3月期の契約(受注)高は過去最高更新の計画

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)28億11百万円、第2四半期(7月〜9月)32億75百万円、第3四半期(10月〜12月)29億16百万円、第4四半期(1月〜3月)29億39百万円で、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 また15年3月期の配当性向は43.6%だった。ROEは14年3月期比5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%だった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月14日公表)は、売上高が前期比11.4%増の133億円、営業利益が同33.6%減の4億50百万円、経常利益が同36.9%減の4億30百万円、純利益が同38.4%減の2億60百万円としている。中期成長に向けた諸施策への費用投下を積極的に行うため減益予想だが、受注が回復して増収予想だ。

 第1四半期(4月〜6月)は売上高が前年同期比1.7%増の28億59百万円、営業利益が同13.1%増の1億29百万円、経常利益が同3.1%減の1億09百万円、純利益が同10.5%増の78百万円だった。

 BESS藤沢展示場の売上増加、販社部門の好調な期中受注によるブランドロイヤリティ収入の増加などで増収、営業増益だった。今期予定している営業力強化のための本格的な費用投下を実施していない段階だが、営業利益は第1四半期としての過去最高を更新した。

 契約(受注)高は同45.3%増の22億17百万円だった。第1四半期としては消費税率引き上げ前の駆け込み需要があった一昨年の過去最高額22億41百万円に迫る大幅改善だった。セグメント別には直販部門が同24.7%増の5億43百万円、BP社が同78.4%増の3億14百万円、販社部門が同53.3%増の13億43百万円だった。

 集客面の動向を見ると、全国BESS展示場への新規来場者数は8200件で同1.3%減少したが、強化ポイントとしている再来場者数は6000件で同10.5%増加した。

 最重要課題として取り組んでいる営業員の質・量の拡充については、BESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実施済み)が142名となり、15年3月期末比2名増加した。

 なお契約(受注)高の推移を四半期別に見ると、15年3月期第1四半期は15億25百万円(前年同期比31.9%減)、第2四半期は30億47百万円(同26.2%減)、第3四半期は24億42百万円(同38.6%増)、第4四半期は34億75百万円(同2.0%減)、そして16年3月期第1四半期は22億17百万円(同45.3%増)となる。受注は底打ちしたようだ。

 16年3月期の契約(受注)高の計画は前期比24.9%増の131億円(契約棟数は同293棟増加の1200棟)で、過去最高を更新する計画だ。消費増税の影響一巡や雇用・所得環境の改善も追い風であり、営業強化策などの成果で受注は底打ちした可能性が高く、収益も底打ちが期待される。

 配当予想は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で予想配当性向は76.3%となる。なお利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%で、16年3月期のDOEは4.7%となる見込みだ。

■株価は8月の直近安値で底打ち、受注回復と4%台の高配当利回りを見直し

 株主優待については3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

 株価の動きを見ると、悪地合いの影響で8月25日の直近安値960円まで急落したが、1月の年初来安値950円を割り込むことなく切り返し、その後は1000円台で推移している。8月の直近安値で底打ちした可能性がありそうだ。

 9月18日の終値1012円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS58円98銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は4.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS964円78銭で算出)は1.0倍近辺である。なお時価総額は約45億円である。

 週足チャートで見ると8月の直近安値で下ヒゲをつけ、52週移動平均線がサポートラインとなって下げ渋る動きだ。8月の直近安値で底打ちした可能性があり、受注回復、4%台の高配当利回り、そして9月末の株主優待も見直して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月13日更新]

アールシーコアは受注底打ちと4%台の高配当利回りを評価、戻り歩調に変化なし

 アールシーコア[7837](JQS)はログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。第1四半期(4月〜6月)は増収営業増益となり受注底打ち感を強めている。株価は7月の年初来高値から一旦反落したが緩やかな戻り歩調に変化はなく、受注底打ちや4%台の高配当利回りを評価して続伸展開だろう。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門、連結子会社のBP社、および国内販社)を展開し、東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。

 中期経営計画では、目標数値(事業環境変化を勘案して契約棟数を1900棟から1600棟に修正)として、17年3月期の売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年3月期は営業拠点として香川県高松市、千葉県柏市、新潟県新潟市、静岡県吉田町の4拠点を新設して、15年3月期末の契約販社数は27社、営業拠点数は全国43拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社39拠点)となった。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展しているようだ。

 ログハウス強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手した。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、1月に譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、2月に譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、3月に譲渡を一旦中止すると発表した。ただしファブレス化の選択で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

■16年3月期は戦略的投資で減益予想だが、受注は回復基調

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)28億11百万円、第2四半期(7月〜9月)32億75百万円、第3四半期(10月〜12月)29億16百万円、第4四半期(1月〜3月)29億39百万円で、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 また15年3月期の配当性向は43.6%だった。ROEは14年3月期比5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%だった。

 7月31日に発表した今期(16年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.7%増の28億59百万円、営業利益が同13.1%増の1億29百万円、経常利益が同3.1%減の1億09百万円、純利益が同10.5%増の78百万円だった。

 BESS藤沢展示場の売上増加、販社部門の好調な期中受注によるブランドロイヤリティ収入の増加などで増収、営業増益だった。今期予定している営業力強化のための本格的な費用投下を実施していない段階だが、営業利益は第1四半期としての過去最高を更新した。

 契約(受注)高は同45.3%増の22億17百万円だった。第1四半期としては消費税率引き上げ前の駆け込み需要があった一昨年の過去最高額22億41百万円に迫る大幅改善だった。セグメント別には直販部門が同24.7%増の5億43百万円、BP社が同78.4%増の3億14百万円、販社部門が同53.3%増の13億43百万円だった。

 集客面の動向を見ると、全国BESS展示場への新規来場者数は8200件で同1.3%減少したが、強化ポイントとしている再来場者数は6000件で同10.5%増加した。

 最重要課題として取り組んでいる営業員の質・量の拡充については、BESS事業全体の営業員数(成約稼働ベース=トレーニング実施済み)が142名となり、15年3月期末比2名増加した。

 通期の連結業績予想は前回予想(5月14日公表)を据え置いて、売上高が前期比11.4%増の133億円、営業利益が同33.6%減の4億50百万円、経常利益が同36.9%減の4億30百万円、純利益が同38.4%減の2億60百万円としている。利益面では中期成長に向けた諸施策への費用投下を積極的に行うため減益見込みだが、受注環境の改善や受注回復施策の効果で増収見込みとしている。

 契約(受注)高の推移を四半期別に見ると、15年3月期第1四半期は15億25百万円(前年同期比31.9%減)、第2四半期は30億47百万円(同26.2%減)、第3四半期は24億42百万円(同38.6%増)、第4四半期は34億75百万円(同2.0%減)、そして16年3月期第1四半期は22億17百万円(同45.3%増)となる。受注は底打ち感を強めている。

 16年3月期の契約(受注)高は15年3月期比24.9%増の131億円(契約棟数は同293棟増加の1200棟)の計画としている。消費増税の影響一巡や雇用・所得環境の改善で受注は底打ちした可能性が高く、収益も底打ちが期待される。

 配当予想は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)で予想配当性向は76.3%となる。なお利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%で、16年3月期のDOEは4.7%となる見込みだ。

■株価は戻り歩調に変化なし、受注底打ちと4%台の高配当利回りを評価

 株主優待については3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

 株価の動きを見ると、7月23日の年初来高値から一旦反落したが、7月9日の直近安値1020円まで下押すことなく切り返す動きだ。14年10月の838円をボトムとする緩やかな戻り歩調に変化はないようだ。

 8月12日の終値1065円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS58円98銭で算出)は18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は4.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS964円78銭で算出)は1.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。受注底打ちや4%台の高配当利回りを評価して続伸展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月21日更新]

アールシーコアは緩やかだが戻り歩調、依然として4%台の高配当利回りも評価

 アールシーコア<7837>(JQS)は、ログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。株価は緩やかだが戻り歩調の展開だ。7月17日には年初来高値となる1075円まで水準を切り上げた。16年3月期は減益予想だが収益底打ち期待で続伸展開だろう。依然として4%台の高配当利回りも評価材料だ。なお7月31日に第1四半期(4月〜6月)の業績発表を予定している。

■ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を展開

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門、連結子会社のBP社、および国内販社)を展開し、東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。

 中期経営計画では、目標数値(事業環境の変化や中計進捗遅れを勘案して契約棟数を1900棟から1600棟に修正)に、17年3月期の売上高(BESS以外も含む)180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年3月期は営業拠点として香川県高松市、千葉県柏市、新潟県新潟市、静岡県吉田町の4拠点を新設して、15年3月期末の契約販社数は27社、営業拠点数は全国43拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社39拠点)となった。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展しているようだ。

 ログハウス強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手した。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、1月に譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、2月に譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、3月に譲渡を一旦中止すると発表した。ただしファブレス化の選択で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

■16年3月期は戦略的投資で減益予想だが、受注は回復基調

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)28億11百万円、第2四半期(7月〜9月)32億75百万円、第3四半期(10月〜12月)29億16百万円、第4四半期(1月〜3月)29億39百万円で、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 また15年3月期の配当性向は43.6%だった。ROEは14年3月期比5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%だった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月14日公表)は、売上高が前期比11.4%増の133億円、営業利益が同33.6%減の4億50百万円、経常利益が同36.9%減の4億30百万円、純利益が同38.4%減の2億60百万円としている。

 配当予想は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)としている。予想配当性向は76.3%となる。なお利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%で、16年3月期のDOEは4.7%となる見込みだ。

 利益面では中期成長に向けた諸施策への費用投下を積極的に行うため減益見込みだが、受注環境の改善や受注回復施策の効果で増収見込みとしている。

 受注は回復基調である。15年3月期の契約(受注)高は同10.2%減の104億89百万円だったが、上期(4月〜9月)が同28.2%減の45億72百万円だったのに対して、下期(10月〜3月)は同11.5%増の59億17百万円だった。受注棟数で見ても通期は同10.4%減の907棟だったが、上期が同34.9%減の373棟だったのに対して、下期は同21.6%増の534棟だった。

 16年3月期の契約(受注)高は15年3月期比24.9%増の131億円(契約棟数は同293棟増加の1200棟)の計画としている。15年3月期の全国BESS展示場への新規来場者数は14年3月期比9%増の29千件と堅調に推移している。消費増税の影響一巡や雇用・所得環境の改善で受注は底打ちした可能性が高く、収益も底打ちが期待される。

■株価は戻り歩調

 株主優待については3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

 株価の動きを見ると、14年10月安値838円をボトムとして下値を切り上げている。緩やかだが戻り歩調の展開だ。そして7月17日には6月26日と7月16日の1070円を突破して、年初来高値となる1075円まで水準を切り上げた。16年3月期は減益予想だが、受注回復基調と増配予想を好感する動きのようだ。

 7月17日の終値1075円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS58円98銭で算出)は18〜19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は4.2%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS964円78銭で算出)は1.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると、上向きに転じた13週移動平均線と26週移動平均線がサポートラインとなり、強基調を確認した形だ。16年3月期は減益予想だが収益底打ち期待で続伸展開だろう。依然として4%台の高配当利回りも評価材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月15日更新]

アールシーコアは年初来高値圏で堅調、収益底打ち期待で4%台の高配当利回りも評価
 アールシーコア<7837>(JQS)は、ログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。株価は年初来高値圏で堅調に推移している。16年3月期は減益予想だが収益底打ち期待で続伸展開だろう。4%台の高配当利回りも評価材料だ。

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門、連結子会社のBP社、および国内販社)を展開し、東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。

 中期経営計画では、目標数値(事業環境の変化や中計進捗遅れを勘案して契約棟数を1900棟から1600棟に修正)に、17年3月期の売上高(BESS以外も含む)180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年3月期は営業拠点として香川県高松市、千葉県柏市、新潟県新潟市、静岡県吉田町の4拠点を新設して、15年3月期末の契約販社数は27社、営業拠点数は全国43拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社39拠点)となった。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展しているようだ。

 ログハウス強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手した。

 カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、1月に譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、2月に譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、3月に譲渡を一旦中止すると発表した。ただしファブレス化の選択で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)28億11百万円、第2四半期(7月〜9月)32億75百万円、第3四半期(10月〜12月)29億16百万円、第4四半期(1月〜3月)29億39百万円で、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 15年3月期の配当性向は43.6%、ROEは14年3月期比5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%だった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月14日公表)は、売上高が前期比11.4%増の133億円、営業利益が同33.6%減の4億50百万円、経常利益が同36.9%減の4億30百万円、純利益が同38.4%減の2億60百万円としている。

 配当予想は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)としている。予想配当性向は76.3%となる。なお利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%で、16年3月期のDOEは4.7%となる見込みだ。

 利益面では中期成長に向けた諸施策への費用投下を積極的に行うため減益見込みだが、受注環境の改善や受注回復施策の効果で増収見込みとしている。

 受注は回復基調である。15年3月期の契約(受注)高は同10.2%減の104億89百万円だったが、上期(4月〜9月)が同28.2%減の45億72百万円だったのに対して、下期(10月〜3月)は同11.5%増の59億17百万円だった。受注棟数で見ても通期は同10.4%減の907棟だったが、上期が同34.9%減の373棟だったのに対して、下期は同21.6%増の534棟だった。

 16年3月期の契約(受注)高は15年3月期比24.9%増の131億円(契約棟数は同293棟増加の1200棟)の計画としている。15年3月期の全国BESS展示場への新規来場者数は14年3月期比9%増の29千件と堅調に推移している。消費増税の影響一巡や雇用・所得環境の改善で受注は底打ちした可能性が高く、収益も底打ちが期待される。

 なお5月26日に三菱東京UFJ銀行をアレンジャーとする総額16億円のコミットメントライン契約を締結した。今後の積極的な事業拡大を支える運転資金の調達について、その機動性および効率性、ならびに中期的な財務の安定性を確保する。

 株主優待については3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

 株価の動きを見ると、1000円近辺でのモミ合い展開から上放れ、年初来高値圏で堅調に推移している。下値切り上げトレンドの形だ。16年3月期は減益予想だが、増収と増配予想を好感する動きのようだ。

 6月12日の終値1045円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS58円98銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は4.3%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS964円78銭で算出)は1.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると、上向きに転じた26週移動平均線がサポートラインとなり、13週移動平均線を回復して上伸している。強基調を確認した形のようだ。16年3月期は減益予想だが収益底打ち期待で続伸展開だろう。4%台の高配当利回りも評価材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月20日更新]

アールシーコアは16年3月期の増収と増配予想を好感、4%台の配当利回りも評価

 アールシーコア[7837](JQS)は、ログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。株価はモミ合いから上放れの動きを強めている。5月14日発表の16年3月期予想は減益だが、増収と増配を好感する動きのようだ。4%台の予想配当利回りも評価材料であり、収益底打ち期待で戻り歩調の展開だろう。

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門、連結子会社のBP社、および国内販社)を展開し、東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。

 中期経営計画では目標数値として、17年3月期の契約棟数1900棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げ、重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年2月には新潟県と静岡県に新たな「BESS」展示場がオープンして全国43拠点に拡大した。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展しているようだ。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、1月に譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、2月に譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、3月に譲渡を一旦中止すると発表した。ただしファブレス化の選択で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

 5月14日に発表した前期(15年3月期)連結業績(カナダBFM社譲渡中止に伴って3月13日に純利益を減額修正)は、売上高が前々期比1.2%減の119億41百万円、営業利益が同24.5%減の6億77百万円、経常利益が同24.9%減の6億81百万円、純利益が同26.8%減の4億22百万円だった。

 配当予想は同2円増配の年間42円(第2四半期末20円、期末22円)とした。配当性向は43.6%となる。なおROEは同5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%となった。

 消費増税の影響による新設住宅着工の低迷、円安に伴う資材高、職方不足に伴う職方工賃の上昇など厳しい事業環境が続き、ブランドロイヤリティ収入やキット販売収入が落ち込んで減収、売上総利益率の低下や販管費の増加で大幅減益だった。

 ただし全国BESS展示場への新規来場者数は同9%増の29千件と堅調に推移したようだ。契約(受注)高は同10.2%減の104億89百万円だったが、上期が前年同期比28.2%減だったのに対して、下期は同11.5%増に転じて回復基調となった。

 期末の契約販社数は27社、営業拠点数は43拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社39拠点)で、香川県高松市、千葉県柏市、新潟県新潟市、静岡県吉田町の4拠点を新設した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)28億11百万円、第2四半期(7月〜9月)32億75百万円、第3四半期(10月〜12月)29億16百万円、第4四半期(1月〜3月)29億39百万円で、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月14日公表)は、売上高が前期比11.4%増の133億円、営業利益が同33.6%減の4億50百万円、経常利益が同36.9%減の4億30百万円、純利益が同38.4%減の2億60百万円、配当予想が同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)としている。

 利益面では中期成長に向けた諸施策への費用投下を積極的に行うため減益見込みだが、受注環境の改善や受注回復施策の効果で増収見込みとしている。契約(受注)高は同24.9%増の131億円(同293棟増加の1200棟)の計画だ。消費増税の影響一巡や雇用・所得環境の改善で受注は底打ちした可能性が高く、収益も底打ちが期待される。

 株主優待については3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

 なお5月14日に監査等委員会設置会社への移行を発表した。取締役会の監督機能を一層強化し、コーポレート・ガバナンスのさらなる充実を図るとしている。6月11日開催予定の第30回定時株主総会に付議する。

 株価の動きを見ると、1000円近辺でのモミ合い展開から上放れの動きを強め、下値切り上げトレンドの形となった。16年3月期は減益予想だが、増収と増配予想を好感する動きのようだ。

 5月19日の終値1024円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS58円98銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は4.4%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS964円78銭で算出)は1.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると、上向きに転じた26週移動平均線がサポートラインとなり、一旦割り込んだ13週移動平均線を回復した。4%台の今期予想配当利回りも評価材料であり、収益底打ち期待で戻り歩調の展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月06日更新]

アールシーコアは16年3月期の収益改善期待で戻り歩調

 ログハウス(丸太組み工法住宅)のアールシーコア[7837](JQS)の株価は、3月期末の配当権利落ちも影響して戻り高値圏1050円近辺から一旦反落したが、1000円台を大きく割り込むことなく下値切り上げの動きが継続している。16年3月期の収益改善期待で戻り歩調の展開だろう。なお5月14日に15年3月期の決算発表を予定している。

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門と販社部門、および連結子会社のBP社)を展開し、東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。

 中期経営計画では目標数値として、17年3月期の契約棟数1900棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げ、重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、営業拠点と営業員の拡充、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年2月には新潟県と静岡県に新たな「BESS」展示場がオープンして全国43拠点に拡大したと発表している。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展しているようだ。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、1月30日に譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、2月6日に譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、3月13日に譲渡を一旦中止すると発表した。ただしファブレス化の選択で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

 前期(15年3月期)の連結業績見通しは、カナダBFM社譲渡中止に伴って3月13日に純利益を60百万円減額修正して、売上高が前々期比0.1%増の121億円、営業利益が同27.6%減の6億50百万円、経常利益が同28.4%減の6億50百万円、純利益が同32.3%減の4億50百万円としている。配当予想(5月15日公表)は同2円増配の年間42円(第2四半期末20円、期末22円)としている。

 第3四半期累計(4〜12月)は前年同期比4.5%増収、同9.3%営業増益、同8.6%経常増益、同13.8%最終増益だった。通期見通しに対する進捗率は売上高74.4%、営業利益81.9%、経常利益82.5%、純利益77.8%と高水準だったが、利益面では営業員採用・教育のための戦略的費用支出がずれ込んだためとしている。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)28億11百万円、第2四半期(7月〜9月)32億75百万円、第3四半期(10月〜12月)29億16百万円、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円である。

 また第3四半期累計の契約高は70億14百万円で前年同期比13.7%減少したが、第2四半期累計(4〜9月)が同28.2%減少だったのに対して、第3四半期(10〜12月)は同38.6%増加と大幅に改善した。第3四半期累計の全国BESS展示場への新規来場者数は同11%増の2万1828件と増加基調である。消費増税の反動影響が一巡して受注は底打ちした可能性が高く、今期(16年3月期)の収益改善が期待される。

 なお株主優待について3月13日に改訂を発表した。改訂後は毎年9月30日または3月31日時点の株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

 株価の動きを見ると、3月期末の配当権利落ちも影響する形で戻り高値圏の1050円近辺から一旦反落したが、1000円台を大きく割り込むことなく下値切り上げの動きが継続している。16年3月期の収益改善を期待する流れだろう。

 4月3日の終値1005円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS89円10銭で算出)は11〜12倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は4.2%近辺、前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS921円87銭で算出)は1.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。サポートラインを確認した形であり、消費増税の反動影響一巡、16年3月期の収益改善期待で戻り歩調の展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月03日更新]

アールシーコアは15年3月期利益増額を好感、消費増税の影響一巡や4%近辺の高配当利回りを評価して戻り歩調

 ログハウス(丸太組み工法住宅)のアールシーコア[7837](JQS)の株価は、安値圏から反発して水準切り上げの動きを鮮明にしてきました。今期(15年3月期)利益見通し増額修正を好感して強基調へ転換した形です。消費増税の影響一巡や4%近辺の高配当利回りを評価して戻り歩調の展開が想定されます。

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門と販社部門、および連結子会社のBP社)を展開しています。東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営しています。

 中期経営計画では目標数値として、17年3月期の契約棟数1900棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げ、重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、営業拠点と営業員の拡充、展示場50拠点展開などを推進しています。

 2月13日には、14年10月以降に新潟県と静岡県に新たな「BESS」展示場がオープンして全国43拠点に拡大したと発表しています。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定しており、中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワークの拡大が進んでいるようです。


 今期(15年3月期)の連結業績見通しは1月30日に売上高を減額、利益を増額修正(純利益は11月13日のカナダBFM社譲渡に伴う特別利益計上に次いで2回目の増額)し、売上高が前期比0.1%増の121億円、営業利益が同27.6%減の6億50百万円、経常利益が同28.4%減の6億50百万円、純利益が同21.9%減の4億50百万円としています。配当予想は前回予想(5月15日公表)を据え置いて同2円増配の年間42円(第2四半期末20円、期末22円)としています。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、1月30日に譲渡価格と譲渡日程の変更を発表)について、2月6日に譲渡日程の変更を発表しました。カナダAAA社において当該案件に関する資金調達に時間を要しているため、譲渡日程を15年3月末日までとしました。現在のところ今期中の株式譲渡を想定しているとしています。

 第3四半期累計(4〜12月)は前年同期比4.5%増収、同9.3%営業増益、同8.6%経常増益、同13.8%最終増益となり、通期見通しに対する進捗率は売上高74.4%、営業利益81.9%、経常利益82.5%、純利益77.8%と高水準です。利益面では営業員採用・教育のための戦略的費用支出のズレ込みが寄与するようですが、通期利益は再増額の可能性もあるでしょう。

 第3四半期累計の契約高は70億14百万円で前年同期比13.7%減少したが、第2四半期累計(4〜9月)が同28.2%減少だったのに対して、第3四半期(10〜12月)は同38.6%増加と大幅に改善しています。さらに第3四半期累計の全国BESS展示場への新規来場者数は同11%増の2万1828件と増加基調を維持しています。再来場者数も第3四半期には増加に転じているようです。受注は第2四半期累計で底打ちした可能性が高く、来期(16年3月期)の収益改善が期待されます。

 株価の動きを見ると、14年10月の安値838円をボトムとして反発し、さらに安値圏でのモミ合いから上放れて水準切り上げの動きを鮮明にしています。2月27日と3月1日には1049円まで上伸しました。今期利益見通しの増額修正を好感する動きのようです。

 3月2日の終値1049円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS103円04銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は4.0%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS921円87銭で算出)は1.1倍近辺です。

 週足チャートで見ると、上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなり、26週移動平均線と52週移動平均線を一気に突破しました。強基調への転換を確認した形です。消費増税の影響一巡や4%台の高配当利回りを評価して戻り歩調の展開が想定されます。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月2日更新]

アールシーコアは今期利益を増額、受注底打ちの可能性を評価して出直り、4%台の高配当利回りも評価材料

 ログハウス(丸太組み工法住宅)のアールシーコア[7837](JQS)は1月30日、第3四半期累計(4〜12月)業績を発表し、今期(15年3月期)の利益見通しを増額修正した。株価は安値圏950円〜1000円近辺でモミ合う展開だが、徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。今期利益の増額修正や受注底打ちの可能性を評価して出直り展開だろう。4%台の高配当利回りも評価材料だ。

 ログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門と販社部門、および連結子会社のBP社)を展開し、東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1900棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げ、重点戦略としてBESSブランドの深耕、営業拠点と営業員の拡充、展示場50拠点展開などを推進している。

 1月30日に発表した今期(15年3月期)第3四半期累計(4〜12月)の連結業績は売上高が前年同期比4.5%増の90億02百万円、営業利益が同9.3%増の5億32百万円、経常利益が同8.6%増の5億36百万円、純利益が同13.8%増の3億50百万円だった。

 売上面では、藤沢展示場の本格稼働やBP社の事業推進体制整備などで、受注不振の影響を吸収して増収だった。利益面では、経費削減努力や営業人材開発費発生のズレ込みなどで、外注費増加やブランドロイヤリティ減収による売上総利益率の低下を吸収して増益だった。

 通期の連結業績見通しは1月30日に売上高を減額、利益を増額修正した。前回予想(11月13日に純利益を増額、カナダBFM社の株式譲渡に伴って特別利益計上)に対して、売上高を6億円減額して前期比0.1%増の121億円、営業利益を3億50百万円増額して同27.6%減の6億50百万円、経常利益を3億50百万円増額して同28.4%減の6億50百万円、純利益を2億10百万円増額して同21.9%減の4億50百万円とした。

 なお14年11月に、カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡すると発表していたが、1月30日に条件の変更を発表した。譲渡価格を7.5百万カナダドルから7百万カナダドルに、譲渡日程を14年12月末から15年2月中旬に変更するが、当該変更が通期業績に与える影響は軽微としている。

 配当予想は前回予想(5月15日公表)を据え置いて同2円増配の年間42円(第2四半期末20円、期末22円)としている。

 消費増税前駆け込み需要の反動減の影響が想定以上に長期化し、期前半の受注不振の影響で売上高を減額したが、当初想定していた営業員採用・教育のための戦略的費用の支出が来期(16年3月期)にズレ込むため、各利益を増額修正して減益幅が縮小する見通しとなった。

 第3四半期累計の契約(受注)高は70億14百万円で同13.7%減少した。ただし第2四半期累計(4〜9月)の同28.2%減少に対して、第3四半期(10〜12月)は同38.6%増加となった。また第3四半期累計の全国BESS展示場への新規来場者数は同11%増の2万1828件と堅調に推移し、再来場者数も第3四半期には増加に転じているようだ。受注は第2四半期累計で底打ちした可能性もあるだろう。

 修正後の通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高74.4%、営業利益81.9%、経常利益82.5%、純利益77.8%である。自然派志向の高まりを追い風として全国BESS展示場への新規来場者数は増加基調であり、受注底打ちで来期(16年3月期)の収益改善が期待される。

 株価の動きを見ると、14年10月安値838円から切り返したが、反発力がやや鈍く安値圏950円〜1000円近辺でモミ合う展開だ。ただし徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。

 1月30日の終値983円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS103円04銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は4.3%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS921円87銭で算出)は1.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、13週移動平均線を突破して徐々に下値を切り上げている。4%台の高配当利回りも評価材料であり、今期利益の増額修正や受注底打ちの可能性を評価して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月8日更新]

アールシーコアは下値固めが完了、16年3月期の収益改善期待で出直り、4%台の高配当利回りも支援材料

 ログハウス(丸太組み工法住宅)のアールシーコア[7837](JQS)の株価は、12月29日に1020円まで戻す場面があった。下値固めが完了したようだ。4%台の高配当利回りも支援材料であり、来期(16年3月期)の収益改善期待で出直り展開だろう。

 ログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門と販社部門、および連結子会社のBP社)を展開し、東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。ブランド知名度の深耕効果で全国BESS展示場への新規来場者数は増加基調である。

 14年11月にはBESS事業の新製品「G−LOG(ジーログ)」を発表した。木の家の頂点であるログハウスの強さ、自然に包まれる優しさを併せ持つ魅力を、新たな空間デザインで表現した新世代ログハウスと位置付けている。

 なお14年11月、連結子会社でカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダBFM社の株式をカナダAAA社に譲渡した。同社株式を譲渡してファブレス化を選択することで、経営資源を得意分野であるマーケティングや商品開発に集中させる戦略だ。

 今期(15年3月期)の連結業績見通し(11月13日に純利益を増額、カナダBFM社の株式譲渡に伴って特別利益計上)は、売上高が前期比5.1%増の127億円、営業利益が同66.6%減の3億円、経常利益が同67.0%減の3億円、純利益が同58.4%減の2億40百万円としている。配当予想(5月15日公表)については同2円増配の年間42円(第2四半期末20円、期末22円)としている。

 第2四半期累計(4月〜9月)は前年同期比2.1%増収、同25.4%営業減益、同25.7%経常減益、同26.6%最終減益だった。消費増税前駆け込み需要の反動減の影響が想定以上に長期化し、ロイヤルティ収入減少や工期長期化も影響して減益だった。契約棟数は同35.6%減の364棟、契約高は同27.1%減の41億65百万円と低調だった。

 通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.9%、営業利益が112.3%、経常利益が113.0%、純利益が86.3%である。営業利益と経常利益は超過達成しているが、消費増税の影響が想定以上であり、予定していた戦略的費用の発生が下期にずれ込んだため、通期見通しを据え置いている。

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1900棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げ、重点戦略としてBESSブランドの深耕、営業拠点と営業員の拡充、展示場50拠点展開などを推進している。当面の収益は消費増税が影響するが、自然派志向の高まりを追い風として全国BESS展示場への新規来場者数は増加基調であり、来期(16年3月期)の収益改善が期待される。

 株価の動きを見ると、急落した14年10月の直近安値838円から切り返し、12月29日には1020円まで戻す場面があった。下値固めが完了して出直りの動きを強めている。

 1月7日の終値990円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS55円21銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は4.3%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS921円87銭で算出)は1.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を突破し、26週移動平均線も突破の動きを強めている。4%台の高配当利回りも支援材料であり、来期の収益改善期待で出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月04日更新]

アールシーコアは下値固め完了して出直り、4%台の高配当利回りも支援材料

  ログハウス(丸太組み工法住宅)のアールシーコア[7837](JQS)の株価は、10月22日の直近安値838円から切り返し、10月下旬以降は概ね950円近辺で推移して下値固め完了感を強めている。消費増税の影響は織り込み済みであり、4%台の高配当利回りも支援材料だ。下値固めが完了して出直り展開だろう。

 ログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売
(国内直販部門と販社部門、および連結子会社のBP社)、カントリーログハウスなどキット部材の製造販売(北米部門)を展開し、東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。ブランド知名度の深耕効果で全国BESS展示場への新規来場者数は増加基調である。

 なお11月13日、連結子会社でカントリーログハウスのキット部材を生産するカナダBFM社の株式をカナダAAA社に譲渡すると発表した。AAA社から同社株式譲渡の打診があり、将来にわたる事業成長と経営基盤の安定化の観点から、同社株式を譲渡してファブレス化を選択することで、経営資源を得意分野であるマーケティングや商品開発に集中させることとした。

 11月25日にはBESS事業において新製品「G−LOG(ジーログ)」の販売を開始したと発表している。木の家の頂点であるログハウスの強さ、自然に包まれる優しさを併せ持つ魅力を、新たな空間デザインで表現した新世代ログハウスと位置付けている。

 今期(15年3月期)の連結業績見通しについては、11月13日に純利益の増額修正を発表した。カナダBFM社の株式譲渡に伴って特別利益を計上する。売上高は前期比5.1%増の127億円、営業利益は同66.6%減の3億円、経常利益は同67.0%減の3億円、そして純利益は60百万円増額して同58.4%減の2億40百万円、配当予想は前回予想を据え置いて同2円増配の年間42円(第2四半期末20円、期末22円)としている。

 第2四半期累計(4月〜9月)は、消費増税前駆け込み需要の反動減の影響が想定以上に長期化し、契約棟数は前年同期比35.6%減の364棟、契約高は同27.1%減の41億65百万円と低調だった。そしてロイヤルティ収入減少や工期長期化も影響して売上高は同2.1%増収にとどまった。利益は原価増加なども影響して売上総利益率が2.3ポイント低下し、同25.4%営業減益、同25.7%経常減益、同26.6%最終減益だった。

 通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.9%、営業利益が112.3%、経常利益が113.0%、純利益が86.3%で、営業利益と経常利益は超過達成しているが、消費増税の影響が想定以上であり、予定していた戦略的費用の発生が下期にずれ込んだため、通期見通しを据え置いている。

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1900棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げ、重点戦略としてBESSブランドの深耕、営業拠点と営業員の拡充、展示場50拠点展開などを推進している。当面の収益は消費増税が影響するが、自然派志向の高まりを追い風として全国BESS展示場への新規来場者数は増加基調であり、受注回復に向けた施策の効果も期待される。

 株価の動きを見ると、急落して付けた10月22日の直近安値838円から切り返し、10月下旬以降は概ね950円近辺の小幅レンジで推移して下値固め完了感を強めている。消費増税の影響は織り込み済みであり調整のほぼ最終局面だろう。

 12月2日の終値962円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS55円21銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は4.4%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS921円87銭で算出)は1.0倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、日足チャートで見ると25日移動平均線を突破した。4%台の高配当利回りも支援材料であり、下値固めが完了して出直り展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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