[7955]クリナップ

[02月23日更新]

クリナップは地合い悪化の売り一巡、18年3月期減益予想だが上振れ余地、さらに19年3月期収益改善期待

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチン大手で、システムバスルームも展開している。18年3月期第3四半期累計は減収減益だった。通期もリフォーム市場低迷などで減収減益予想だ。しかし第3四半期累計が高進捗のため、通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。さらに19年3月期の収益改善を期待したい。株価は戻り高値圏から反落したが、地合い悪化の売り一巡感を強めている。低PBRも見直し材料だろう。
 
■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開
 
 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。なお収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい特性がある。
 
 17年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門79%、浴槽・洗面部門16%、その他5%、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%だった。
 
 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指し、重点施策として中高級品の販売強化、リフォーム市場で競争優位となる商品の開発、ショールームを核とした販売戦略の推進、サプライチェーン全体での原価低減活動の強化、設備投資およびコストの最適化などを推進している。
 
■18年3月期は減収減益予想だが上振れ余地、19年3月期の収益改善期待
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(11月1日に減額修正)は、売上高が前期(17年3月期)比3.0%減の1103億円、営業利益が29.6%減の14億円、経常利益が27.6%減の13億円、純利益が47.7%減の7億円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は104.5%となる。
 
 第3四半期累計は、売上高が前年同期比6.3%減の810億23百万円、営業利益が43.7%減の14億20百万円、経常利益が38.1%減の14億65百万円、純利益が40.7%減の10億47百万円だった。新設住宅着工戸数の伸び鈍化、リフォーム市場の低迷で減収減益だった。
 
 通期ベースではシステムキッチン「S.S.」「クリンレディ」や、17年9月新発売したシステムバスルーム「ユアシス」など中心に拡販を強化し、原価低減の推進にも努めるとしている。また18年2月にシステムキッチン「CENTRO」および洗面化粧台「TIARIS」の新発売を予定している。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が73.5%、営業利益が101.4%、経常利益が112.7%、純利益が149.6%で、各利益は通期会社予想を超過達成している。通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。さらに来期(19年3月期)の収益改善に期待したい。
 
■株価は地合い悪化の売り一巡感
 
 株価は戻り高値圏900円台から反落したが、2月14日の直近安値804円から切り返して地合い悪化の売り一巡感を強めている。
 
 2月22日の終値843円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円13銭で算出)は44倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1437円82銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約316億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、安値圏の下ヒゲで売り一巡感を強める形だ。0.6倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月12日更新]

クリナップはボックス上放れの動き、18年3月期減益予想だが19年3月期収益改善期待

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチン大手で、システムバスルームも展開している。18年3月期はリフォーム市場低迷などで減収減益予想だが、19年3月期の収益改善を期待したい。株価はボックスレンジから上放れの動きを強めている。低PBRも見直し材料だろう。
 
■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開
 
 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。なお収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい特性がある。
 
 17年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門79%、浴槽・洗面部門16%、その他5%、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%だった。
 
 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指し、重点施策として中高級品の販売強化、リフォーム市場で競争優位となる商品の開発、ショールームを核とした販売戦略の推進、サプライチェーン全体での原価低減活動の強化、設備投資およびコストの最適化などを推進している。
 
■18年3月期は減収減益予想、19年3月期の収益改善期待
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(11月1日に減額修正)は、売上高が前期(17年3月期)比3.0%減の1103億円、営業利益が29.6%減の14億円、経常利益が27.6%減の13億円、純利益が47.7%減の7億円としている。
 
 第2四半期累計は、売上高が前年同期比6.5%減の530億85百万円、営業利益が51.6%減の6億01百万円、経常利益が45.7%減の6億26百万円、純利益が66.2%減の3億16百万円だった。新設住宅着工戸数の伸び鈍化、リフォーム市場の低迷で計画を下回り、減収減益だった。
 
 通期ベースではシステムキッチン「S.S.」「クリンレディ」や、17年9月新発売したシステムバスルーム「ユアシス」など中心に拡販を強化し、原価低減の推進にも努めるとしている。今期(18年3月期)は減収減益予想だが、来期(19年3月期)の収益改善に期待したい。
 
 なお配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は104.5%となる。
 
■株価はボックス上放れの動き
 
 株価は1月11日に919円まで上伸し、850円〜910円近辺のボックスレンジから上放れの動きを強めている。18年3月期減益予想の織り込みは完了しているようだ。
 
 1月11日の終値919円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円13銭で算出)は48倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1437円82銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約344億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線を回復してボックスレンジから上放れる形だ。0.6倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月15日更新]

クリナップは18年3月期減収減益予想の織り込み完了、低PBRも見直し

クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチン大手で、システムバスルームも展開している。リフォーム市場の低迷などで18年3月期減収減益予想だが、株価は織り込み完了感を強めている。0.6倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。なお収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい特性がある。

 17年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門79%、浴槽・洗面部門16%、その他5%、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%だった。

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指し、重点施策として中高級品の販売強化、リフォーム市場で競争優位となる商品の開発、ショールームを核とした販売戦略の推進、サプライチェーン全体での原価低減活動の強化、設備投資およびコストの最適化などを推進している。

■18年3月期は減収減益予想、19年3月期の収益改善期待

 今期(18年3月期)の連結業績予想(11月1日に減額修正)は、売上高が前期(17年3月期)比3.0%減の1103億円、営業利益が29.6%減の14億円、経常利益が27.6%減の13億円、純利益が47.7%減の7億円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比6.5%減の530億85百万円、営業利益が51.6%減の6億01百万円、経常利益が45.7%減の6億26百万円、純利益が66.2%減の3億16百万円だった。新設住宅着工戸数の伸び鈍化、リフォーム市場の低迷で計画を下回り、減収減益だった。

 通期ベースではシステムキッチン「S.S.」「クリンレディ」や、17年9月新発売したシステムバスルーム「ユアシス」など中心に拡販を強化し、原価低減の推進にも努めるとしている。今期(18年3月期)は減収減益予想となったが、来期(19年3月期)の収益改善に期待したい。

 なお配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は104.5%となる。

■株価は18年3月期減収減益予想の織り込み完了、低PBRも見直し

 株価は800円台でモミ合う形だ。18年3月期減収減益予想の織り込みは完了しているようだ。

 12月14日の終値888円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円13銭で算出)は46〜47倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1437円82銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約322億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺でモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。0.6倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月09日更新]

クリナップは18年3月期減額修正を嫌気した売り一巡感
 
 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチン大手で、システムバスルームも展開している。リフォーム市場の低迷などで11月1日に、18年3月期第2四半期累計および通期の連結業績予想を減額修正した。ただし株価は早くも嫌気売り一巡感を強めている。0.6倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。
 
■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開
 
 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。なお収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい特性がある。
 
 17年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門79%、浴槽・洗面部門16%、その他5%、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%だった。
 
 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指し、重点施策として中高級品の販売強化、リフォーム市場で競争優位となる商品の開発、ショールームを核とした販売戦略の推進、サプライチェーン全体での原価低減活動の強化、設備投資およびコストの最適化などを推進している。
 
■18年3月期予想を減額修正
 
 11月7日発表した今期(18年3月期)第2四半期累計(4〜9月)の連結業績(11月1日に減額修正)は、売上高が前年同期比6.5%減の530億85百万円で、営業利益が51.6%減の6億01百万円、経常利益が45.7%減の6億26百万円、純利益が66.2%減の3億16百万円だった。新設住宅着工戸数の伸び鈍化に加えて、リフォーム市場の低迷で売上高、各利益とも計画を下回り、減収減益だった。
 
 通期の連結業績予想についても11月1日に減額修正した。売上高は57億円減額して前期(17年3月期)比3.0%減の1103億円、営業利益は9億円減額して29.6%減の14億円、経常利益は8億円減額して27.6%減の13億円、純利益は6億50百万円減額して47.7%減の7億円とした。
 
 システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」や、17年9月新発売したシステムバスルーム「ユアシス」など中心に拡販を強化し、原価低減の推進にも努めるとしている。今期(18年3月期)は減収減益予想となったが、来期(19年3月期)の収益改善に期待したい。
 
 なお配当予想は据え置いて、前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は104.5%となる。
 
■株価は嫌気売り一巡感、低PBRも見直し
 
 株価は減額修正を嫌気して戻り高値圏900円近辺から反落した。ただし11月2日の直近安値834円から切り返し、早くも嫌気売り一巡感を強めている。11月7日には875円まで上伸した。
 
 11月8日の終値860円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円13銭で算出)は45倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1437円82銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約322億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、0.6倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月04日更新]

クリナップは戻り高値圏で堅調、18年3月期2桁営業増益予想で低PBRも見直し

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチン大手で、システムバスルームも展開している。18年3月期は原価低減効果も寄与して2桁営業増益予想である。株価は戻り高値圏で堅調に推移している。0.6倍近辺の低PBRも見直して16年12月高値を目指す展開が期待される。
 
■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開
 
 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。なお収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい特性がある。
 
 17年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門79%、浴槽・洗面部門16%、その他5%、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%だった。
 
 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指し、重点施策として中高級品の販売強化、リフォーム市場で競争優位となる商品の開発、ショールームを核とした販売戦略の推進、サプライチェーン全体での原価低減活動の強化、設備投資およびコストの最適化などを推進している。
 
■18年3月期2桁営業増益予想
 
 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月9日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.1%増の1160億円、営業利益が15.6%増の23億円、経常利益が17.0%増の21億円、純利益が0.8%増の13億50百万円としている。
 
 第1四半期(4〜6月)連結業績は売上高が前年同期比3.6%減収、営業利益が25.5%減益、経常利益が13.2%減益、純利益が33.7%減益だった。リフォーム需要が低調で減収減益だった。
 
 通期ベースでは会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携してリフォーム需要を喚起し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「S.S.」「クリンレディ」などの中高級品を中心に拡販を強化する。原価低減効果や業務効率化も寄与して2桁営業増益予想である。
 
■株価は戻り高値圏で堅調、低PBRも見直し
 
 株価は徐々に水準を切り上げて、戻り高値圏900円近辺で堅調に推移している。
 
 10月3日の終値904円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS36円89銭で算出)は24〜25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1437円82銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約338億円である。
 
 週足チャートで見ると900円近辺が上値フシの形だが、13週移動平均線を回復し、26週移動平均線も上向きに転じて先高感を強めている。0.6倍近辺の低PBRも見直し材料であり、フシ突破して16年12月高値を目指す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月07日更新]

クリナップは低PBR見直し、18年3月期1Q減益だが通期は2桁営業増益予想

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手で、システムバスルームも展開している。18年3月期第1四半期は減益だったが、通期は原価低減効果も寄与して2桁営業増益予想である。株価は戻り高値圏でモミ合い展開だが、0.6倍近辺の低PBRも見直して上放れが期待される。
 
■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開
 
 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。なお収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい特性がある。
 
 17年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門79%、浴槽・洗面部門16%、その他5%、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%だった。
 
 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指し、重点施策として中高級品の販売強化、リフォーム市場で競争優位となる商品の開発、ショールームを核とした販売戦略の推進、サプライチェーン全体での原価低減活動の強化、設備投資およびコストの最適化などを推進している。
 
■18年3月期1Q減益だが通期は2桁営業増益予想
 
 今期(18年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.6%減収で、営業利益が25.5%減益、経常利益が13.2%減益、純利益が33.7%減益だった。リフォーム需要が低調で減収減益だった。
 
 通期の連結業績予想(5月9日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.1%増の1160億円、営業利益が15.6%増の23億円、経常利益が17.0%増の21億円、純利益が0.8%増の13億50百万円としている。
 
 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携してリフォーム需要を喚起し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「S.S.」「クリンレディ」などの中高級品を中心に拡販を強化する。第1四半期は減益だったが、原価低減効果や業務効率化も寄与して2桁営業増益予想である。
 
 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高22.9%、営業利益16.8%、経常利益21.0%、純利益13.5%である。やや低水準の形だが、通期ベースでは好業績を期待したい。
 
■株価はモミ合いだが低PBRを見直し
 
 株価は戻り高値圏850円〜900円近辺でモミ合う形だ。やや上値の重い展開だが、調整一巡感を強めている。
 
 9月6日の終値862円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS36円89銭で算出)は23〜24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1437円82銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約323億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線が下値を支える形だ。0.6倍近辺の低PBRも見直して上放れが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月09日更新]

クリナップは18年3月期1Q減益だが株価のネガティブ反応限定的、通期は2桁営業増益予想で低PBRも見直し

クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手で、システムバスルームも展開している。18年3月期第1四半期は減益だったが、株価のネガティブ反応は限定的だ。通期は原価低減効果も寄与して2桁営業増益予想であり、0.6倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。
 
■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開
 
システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。なお収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい特性がある。
 
17年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門79%、浴槽・洗面部門16%、その他5%、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%だった。
 
■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す
 
中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指し、重点施策として中高級品の販売強化、リフォーム市場で競争優位となる商品の開発、ショールームを核とした販売戦略の推進、サプライチェーン全体での原価低減活動の強化、設備投資およびコストの最適化などを推進している。
 
ショールームを核とした販売戦略の推進では、3旗艦&全国ショールーム102拠点体制で、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。ショールームのリニューアルは12年3月期から17年3月期の6期合計で66ヶ所を実行し、17年3月期には中部圏の旗艦ショールーム「クリナップ・キッチンタウン・名古屋」を新設した。
 
生産面では16年7月クリナップ岡山工業(17年4月吸収合併)津山工場のプレスラインが本格稼働し、東日本の福島県・いわき事業所と合わせて生産拠点の二極化体制が整った。
 
海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシア、タイなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出してキッチン等を供給している。
 
■18年3月期1Qは減益
 
8月4日発表した今期(18年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.6%減の265億48百万円、営業利益が25.5%減の3億87百万円、経常利益が13.2%減の4億42百万円、純利益が33.7%減の1億82百万円だった。リフォーム需要が低調で減収減益だった。
 
部門別売上高は、厨房部門が3.4%減の205億24百万円、浴槽・洗面部門が6.8%減の44億43百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも減少、「ラクエラ」は数量・金額とも増加した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。
 
売上総利益は3.2%減少したが、売上総利益率は34.0%で0.2ポイント上昇した。販管費は1.9%減少したが、販管費比率は32.5%で0.6ポイント上昇した。
 
■18年3月期通期は2桁営業増益予想
 
今期(18年3月期)通期連結業績予想(5月9日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.1%増の1160億円、営業利益が15.6%増の23億円、経常利益が17.0%増の21億円、純利益が0.8%増の13億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は54.2%となる。
 
部門別売上高の計画は、厨房部門が1.7%増の908億46百万円、浴槽・洗面部門が3.5%増の179億76百万円、その他が3.1%増の65億43百万円としている。
 
会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携してリフォーム需要を喚起し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「S.S.」「クリンレディ」などの中高級品を中心に拡販を強化する。原価低減効果や業務効率化も寄与して2桁営業増益予想である。
 
通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高22.9%、営業利益16.8%、経常利益21.0%、純利益13.5%である。やや低水準の形だが、通期ベースでは好業績を期待したい。
 
■株価は1Q減益に対する反応限定的、低PBRも見直して上値試す
 
株価は年初来高値圏900円近辺でモミ合う形だ。第1四半期減益に対するネガティブ反応は限定的だった。
 
8月8日の終値896円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS36円89銭で算出)は24〜25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.2%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1437円82銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約335億円である。
 
週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高感を強めている。0.6倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月11日更新]

クリナップは下値切り上げて戻り歩調、18年3月期2桁営業増益予想で低PBRも見直し

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチン大手でシステムバスルームも展開し、中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」を目指している。18年3月期は原価低減効果も寄与して2桁営業増益予想である。株価は下値を切り上げて戻り歩調だ。低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指し、重点施策として中高級品の販売強化、リフォーム市場で競争優位となる商品の開発、ショールームを核とした販売戦略の推進、サプライチェーン全体での原価低減活動の強化、設備投資およびコストの最適化などを推進している。

■18年3月期も2桁営業増益予想

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月9日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.1%増の1160億円、営業利益が同15.6%増の23億円、経常利益が同17.0%増の21億円、純利益が同0.8%増の13億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は54.2%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同1.7%増の908億46百万円、浴槽・洗面部門が同3.5%増の179億76百万円、その他が同3.1%増の65億43百万円としている。原価低減効果や業務効率化も寄与して2桁営業増益予想である。

■株価は下値切り上げて戻り歩調、低PBRも見直し

 株価の動きを見ると4月の年初来安値780円から、5月安値798円、6月安値814円と下値を切り上げて戻り歩調だ。

 7月7日の終値878円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS36円89銭で算出)は23〜24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1437円82銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約329億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。そして13週移動平均線が上向きに転じた。基調転換を確認した形だ。0.6倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月19日更新]

クリナップは戻り歩調、18年3月期2桁営業増益予想で低PBRも見直し

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手で、システムバスルームも展開している。原価低減効果も寄与して18年3月期2桁営業増益予想である。また中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。株価は戻り歩調だ。0.6倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。なお収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい特性がある。

 17年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門79%、浴槽・洗面部門16%、その他5%、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。
■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指し、重点施策として中高級品の販売強化、リフォーム市場で競争優位となる商品の開発、ショールームを核とした販売戦略の推進、サプライチェーン全体での原価低減活動の強化、設備投資およびコストの最適化などを推進している。

 ショールームを核とした販売戦略の推進では、3旗艦&全国ショールーム102拠点体制で、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。ショールームのリニューアルは12年3月期から17年3月期の6期合計で66ヶ所を実行し、17年3月期には中部圏の旗艦ショールーム「クリナップ・キッチンタウン・名古屋」を新設した。

 生産面では16年7月クリナップ岡山工業(17年4月吸収合併)津山工場のプレスラインが本格稼働し、東日本の福島県・いわき事業所と合わせて生産拠点の二極化体制が整った。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシア、タイなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出してキッチン等を供給している。

■17年3月期は原価低減効果などで大幅増益

 前期(17年3月期)連結業績は売上高が前々期(16年3月期)比0.7%減の1136億61百万円、営業利益が同76.1%増の19億89百万円、経常利益が同2.1倍の17億95百万円、純利益が同3.9倍の13億39百万円だった。

 リフォーム需要が低調で微減収だったが、原価低減効果や販管費低減効果などで大幅増益だった。売上総利益は同0.4%減少したが、売上総利益率は32.5%で同0.1ポイント上昇した。販管費は同2.8%減少し、販管費比率は30.8%で同0.6ポイント低下した。

 特別利益では厚生年金基金解散損失引当金戻入額3億17百万円を計上した。ROEは2.5%で同1.9ポイント上昇、自己資本比率は62.4%で同2.6ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)とした。配当性向は59.6%である。

 部門別売上高は厨房部門が同0.5%減の893億36百万円、浴槽・洗面部門が同2.7%減の179億76百万円、その他が同2.0%増の63億48百万円だった。

 厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも増加、「クリンレディ」は数量・金額とも減少、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも増加した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期275億26百万円、第2四半期292億21百万円、第3四半期297億30百万円、第4四半期271億84百万円、営業利益は5億20百万円、7億22百万円、12億79百万円、5億32百万円の赤字だった。

■18年3月期も2桁営業増益予想

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月9日公表)は売上高が前期(17年3月期)比2.1%増の1160億円、営業利益が同15.6%増の23億円、経常利益が同17.0%増の21億円、純利益が同0.8%増の13億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は54.2%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同1.7%増の908億46百万円、浴槽・洗面部門が同3.5%増の179億76百万円、その他が同3.1%増の65億43百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携してリフォーム需要を喚起し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「S.S.」「クリンレディ」などの中高級品を中心に拡販を強化する。原価低減効果や業務効率化も寄与して2桁営業増益予想である。

■株価は戻り歩調、低PBRも見直して上値試す

 株価の動きを見ると、4月の年初来安値780円から切り返して戻り歩調だ。6月16日には前日比55円(6.48%)高の904円まで上伸し、戻り足を速める形となった。

 6月16日の終値904円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS36円89銭で算出)は24〜25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1437円82銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約338億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を一気に突破した。強基調への転換を確認した形だ。0.6倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月25日更新]

クリナップは調整一巡感、18年3月期2桁営業増益予想で低PBRも見直し

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手で、システムバスルームも展開している。原価低減効果などで17年3月期大幅増益だった。そして18年3月期も2桁営業増益予想である。株価は調整一巡感を強めている。0.6倍近辺の低PBRも見直して反発展開が期待される。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。なお収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい特性がある。

 17年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門79%、浴槽・洗面部門16%、その他5%、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。
■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指し、重点施策として中高級品の販売強化、リフォーム市場で競争優位となる商品の開発、ショールームを核とした販売戦略の推進、サプライチェーン全体での原価低減活動の強化、設備投資およびコストの最適化などを推進している。

 ショールームを核とした販売戦略の推進では、3旗艦&全国ショールーム102拠点体制で、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。ショールームのリニューアルは12年3月期から17年3月期の6期合計で66ヶ所を実行し、17年3月期には中部圏の旗艦ショールーム「クリナップ・キッチンタウン・名古屋」を新設した。

 生産面では16年7月、クリナップ岡山工業津山工場のプレスラインが本格稼働して、東日本の福島県・いわき事業所と合わせて生産拠点の二極化体制が整った。なお100%子会社のクリナップ岡山工業を17年4月吸収合併した。より機動的な体制のもとで業務効率化に取り組み、生産技術力の向上、管理コスト削減などの合併メリットを追求する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシア、タイなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出してキッチン等を供給している。

■17年3月期は原価低減効果などで大幅増益

 5月9日発表した前期(17年3月期)連結業績は、売上高が前々期(16年3月期)比0.7%減の1136億61百万円だが、営業利益が同76.1%増の19億89百万円、経常利益が同2.1倍の17億95百万円、純利益が同3.9倍の13億39百万円だった。

 リフォーム需要が低調で微減収だったが、原価低減効果や販管費低減効果などで大幅増益だった。売上総利益は同0.4%減少したが、売上総利益率は32.5%で同0.1ポイント上昇した。販管費は同2.8%減少し、販管費比率は30.8%で同0.6ポイント低下した。

 特別利益では厚生年金基金解散損失引当金戻入額3億17百万円を計上した。ROEは2.5%で同1.9ポイント上昇、自己資本比率は62.4%で同2.6ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)とした。配当性向は59.6%である。

 部門別売上高は厨房部門が同0.5%減の893億36百万円、浴槽・洗面部門が同2.7%減の179億76百万円、その他が同2.0%増の63億48百万円だった。

 厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも増加、「クリンレディ」は数量・金額とも減少、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも増加した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期275億26百万円、第2四半期292億21百万円、第3四半期297億30百万円、第4四半期271億84百万円、営業利益は5億20百万円、7億22百万円、12億79百万円、5億32百万円の赤字だった。

■18年3月期も2桁営業増益予想

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月9日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比2.1%増の1160億円、営業利益が同15.6%増の23億円、経常利益が同17.0%増の21億円、純利益が同0.8%増の13億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は54.2%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同1.7%増の908億46百万円、浴槽・洗面部門が同3.5%増の179億76百万円、その他が同3.1%増の65億43百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携してリフォーム需要を喚起し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「S.S.」「クリンレディ」などの中高級品を中心に拡販を強化する。原価低減効果や業務効率化も寄与して2桁営業増益予想である。

■株価は調整一巡感、低PBR見直して反発期待

 株価の動きを見ると、地合い悪化が影響した4月17日の直近安値780円から切り返して調整一巡感を強めている。

 5月23日の終値819円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS36円89銭で算出)は22〜23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1437円82銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約344億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。調整が一巡し、0.6倍近辺の低PBRも見直して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月12日更新]

クリナップは18年3月期収益拡大期待、0.6倍近辺の低PBRも見直し

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームも展開している。原価低減効果などで17年3月期大幅増益予想だ。そして18年3月期も収益拡大が期待される。株価はやや水準を切り下げる形になったが、調整一巡し、0.6倍近辺の低PBRも見直して反発展開が期待される。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。

 16年3月期部門別売上高構成比は厨房部門78%、浴槽・洗面部門16%、その他6%で、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、海外事業の強化などを推進している。

 商品ラインナップ充実では、15年5月発売の新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」が2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞した。また16年2月発売した新発想の洗面ボール「流レールボール」が2016年度グッドデザイン賞を受賞した。

 全国ショールームを核とした販売戦略では、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアルは12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所、5期合計61ヶ所を実行した。

 16年9月には宮崎ショールームをリニューアルオープン、10月には名古屋ショールームを中部圏の旗艦ショールーム「クリナップ・キッチンタウン・名古屋」として移転オープンした。17年1月には高松ショールームを移転オープン、3月には沼津ショールームを移転オープンした。

 会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は16年3月期末4259社(15年3月期末比309社増加)となった。

 生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事が完了した。16年7月本格稼働後は福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 なお100%子会社のクリナップ岡山工業を17年4月1日付で吸収合併する。より機動的な体制のもとで業務効率化に取り組み、生産技術力の向上、管理コスト削減などの合併メリットを追求する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期319億24百万円、第2四半期284億53百万円、第3四半期288億39百万円、第4四半期270億23百万円、営業利益が19億68百万円、5億49百万円、11億13百万円、6億02百万円の赤字、16年3月期は売上高が271億23百万円、292億70百万円、301億81百万円、278億71百万円、営業利益が32百万円の赤字、4億30百万円、13億59百万円、6億28百万円だった。

 収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい。16年3月期は新設住宅着工件数や住宅設備機器需要が本格回復に至らず、原材料価格上昇、ショールームリニューアル費用や広告宣伝費の増加で大幅減益だった。売上総利益は15年3月期比4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。

 特別損失では厚生年金基金解散損失引当金繰入額が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当性向は244.2%だった。利益配分は安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 ショールームは15年10月首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

■17年3月期第3四半期累計は大幅増益

 前期(17年3月期)第3四半期累計(4〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比0.1%減の864億77百万円、営業利益が同43.5%増の25億21百万円、経常利益が同51.8%増の23億65百万円、純利益が同86.3%増の17億66百万円だった。

 リフォーム需要が低調だったため微減収だが、原価低減効果や販管費低減効果などで大幅増益だった。売上総利益は同1.1%増加し、売上総利益率は33.4%で同0.4ポイント上昇した。販管費は同1.7%減少し、販管費比率は30.5%で同0.5ポイント低下した。また特別利益では厚生年金基金解散損失引当金戻入額3億17百万円を計上した。

 部門別売上高は、厨房部門が同0.1%増の674億25百万円、浴槽・洗面部門が同2.1%減の143億26百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも増加、「クリンレディ」は数量・金額とも微減、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも増加した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期275億26百万円、第2四半期292億21百万円、第3四半期297億30百万円、営業利益は5億20百万円、7億22百万円、12億79百万円だった。

■17年3月期大幅増益予想、18年3月期も収益拡大期待

 前期(17年3月期)通期の連結業績予想(11月7日に純利益を増額)は、売上高が前々期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、純利益が同4.3倍の14億50百万円としている。配当予想は前々期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。推定配当性向は55.1%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が72.7%、営業利益が100.8%、経常利益が107.5%、純利益が121.8%で、利益は通期予想を超過達成している。期後半の構成比が高い収益構造を考慮すれば通期利益予想は増額の可能性が高いだろう。収益改善基調だ。そして今期(18年3月期)も収益拡大が期待される。

■株価は低PBR見直して反発期待

 株価の動きを見ると、やや水準を切り下げる形となり、4月10日に790円まで調整した。ただし800円割れ水準では下げ渋り、調整一巡感を強めている。

 4月11日の終値791円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS36円32銭で算出)は21〜22倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.5%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約332億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線を割り込んだが、調整一巡し、0.6倍近辺の低PBRも見直して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月06日更新]

クリナップは調整一巡して戻り試す、17年3月期利益予想増額の可能性で低PBRも見直し

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームも展開している。17年3月期第3四半期累計の利益は通期の利益予想を超過達成している。通期利益予想は増額の可能性が高いだろう。株価は調整一巡して戻りを試す展開が期待される。0.6倍近辺の低PBRも見直し材料だ。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。

 16年3月期部門別売上高構成比は厨房部門78%、浴槽・洗面部門16%、その他6%で、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、海外事業の強化などを推進している。

 商品ラインナップ充実では、15年5月発売の新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」が2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞した。また16年2月発売した新発想の洗面ボール「流レールボール」が2016年度グッドデザイン賞を受賞した。

 全国ショールームを核とした販売戦略では、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアルは12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所、5期合計61ヶ所を実行した。

 16年9月には宮崎ショールームがリニューアルオープン、10月には名古屋ショールームを中部圏の旗艦ショールーム「クリナップ・キッチンタウン・名古屋」として移転オープンした。17年1月には高松ショールームを移転オープンした。

 会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は16年3月期末4259社(15年3月期末比309社増加)となった。

 生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事が完了した。16年7月本格稼働後は福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 なお100%子会社のクリナップ岡山工業を17年4月1日付で吸収合併する。より機動的な体制のもとで業務効率化に取り組み、生産技術力の向上、管理コスト削減などの合併メリットを追求する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期319億24百万円、第2四半期284億53百万円、第3四半期288億39百万円、第4四半期270億23百万円、営業利益が19億68百万円、5億49百万円、11億13百万円、6億02百万円の赤字、16年3月期は売上高が271億23百万円、292億70百万円、301億81百万円、278億71百万円、営業利益が32百万円の赤字、4億30百万円、13億59百万円、6億28百万円だった。

 収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい。16年3月期は新設住宅着工件数や住宅設備機器需要が本格回復に至らず、原材料価格上昇、ショールームリニューアル費用や広告宣伝費の増加で大幅減益だった。売上総利益は15年3月期比4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。

 特別損失では厚生年金基金解散損失引当金繰入額が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当性向は244.2%だった。利益配分は安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 ショールームは15年10月首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

■17年3月期第3四半期累計は大幅増益

 今期(17年3月期)第3四半期累計(4〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比0.1%減の864億77百万円、営業利益が同43.5%増の25億21百万円、経常利益が同51.8%増の23億65百万円、純利益が同86.3%増の17億66百万円だった。

 リフォーム需要が低調だったため微減収だが、原価低減効果や販管費低減効果などで大幅増益だった。売上総利益は同1.1%増加し、売上総利益率は33.4%で同0.4ポイント上昇した。販管費は同1.7%減少し、販管費比率は30.5%で同0.5ポイント低下した。また特別利益では厚生年金基金解散損失引当金戻入額3億17百万円を計上した。

 部門別売上高は、厨房部門が同0.1%増の674億25百万円、浴槽・洗面部門が同2.1%減の143億26百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも増加、「クリンレディ」は数量・金額とも微減、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも増加した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期275億26百万円、第2四半期292億21百万円、第3四半期297億30百万円、営業利益は5億20百万円、7億22百万円、12億79百万円だった。

■17年3月期通期も大幅増益予想で増額の可能性

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(11月7日に純利益を増額)は、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、純利益が同4.3倍の14億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は55.1%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が72.7%、営業利益が100.8%、経常利益が107.5%、純利益が121.8%で、利益は通期予想を超過達成している。期後半の構成比が高い収益構造を考慮すれば通期利益予想は増額の可能性が高いだろう。収益改善基調が期待される。

■株価は調整一巡して戻り試す

 株価の動きを見ると、16年12月の昨年来高値1002円から反落して水準を切り下げたが、2月の直近安値812円から徐々に下値を切り上げている。調整が一巡したようだ。

 3月3日の終値851円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS36円32銭で算出)は23〜24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約357億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、52週移動平均線近辺で下げ渋り、サポートラインを確認した形だ。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。0.6倍近辺の低PBRも見直し材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月07日更新]

クリナップは17年3月期第3四半期累計が大幅増益で通期利益予想を超過達成

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームも展開している。2月6日発表した17年3月期第3四半期累計連結業績は、原価低減効果も寄与して大幅増益だった。そして通期利益予想を超過達成した。通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は16年12月の昨年来高値から反落したが、低PBRも見直し材料であり、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。16年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門78%、浴槽・洗面部門16%、その他6%で、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、海外事業の強化などを推進している。

 商品ラインナップ充実では、15年5月発売の新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」が2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞した。また16年2月発売した新発想の洗面ボール「流レールボール」が2016年度グッドデザイン賞を受賞した。

 全国ショールームを核とした販売戦略では、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアルは12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所、5期合計61ヶ所を実行した。

 16年9月には宮崎ショールームがリニューアルオープン、10月には名古屋ショールームを中部圏の旗艦ショールーム「クリナップ・キッチンタウン・名古屋」として移転オープンした。17年1月には高松ショールームを移転オープンした。

 会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は16年3月期末4259社(15年3月期末比309社増加)となった。

 生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事が完了した。16年7月本格稼働後は福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 なお2月6日、100%子会社のクリナップ岡山工業を17年4月1日付で吸収合併すると発表した。より機動的な体制のもとで業務効率化に取り組み、生産技術力の向上、管理コスト削減などの合併メリットを追求する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期319億24百万円、第2四半期284億53百万円、第3四半期288億39百万円、第4四半期270億23百万円、営業利益が19億68百万円、5億49百万円、11億13百万円、6億02百万円の赤字、16年3月期は売上高が271億23百万円、292億70百万円、301億81百万円、278億71百万円、営業利益が32百万円の赤字、4億30百万円、13億59百万円、6億28百万円だった。

 収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい。16年3月期は新設住宅着工件数や住宅設備機器需要が本格回復に至らず、原材料価格上昇、ショールームリニューアル費用や広告宣伝費の増加で大幅減益だった。売上総利益は15年3月期比4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。

 特別損失では厚生年金基金解散損失引当金繰入額が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当性向は244.2%だった。利益配分は安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 ショールームは15年10月首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

■17年3月期第3四半期累計は大幅増益

 2月6日発表した今期(17年3月期)第3四半期累計(4〜12月)連結業績は、売上高が前年同期比0.1%減の864億77百万円、営業利益が同43.5%増の25億21百万円、経常利益が同51.8%増の23億65百万円、純利益が同86.3%増の17億66百万円だった。

 リフォーム需要が低調だったため微減収だが、原価低減効果や販管費低減効果などで大幅増益だった。売上総利益は同1.1%増加し、売上総利益率は33.4%で同0.4ポイント上昇した。販管費は同1.7%減少し、販管費比率は30.5%で同0.5ポイント低下した。また特別利益では厚生年金基金解散損失引当金戻入額3億17百万円を計上した。

 部門別売上高は、厨房部門が同0.1%増の674億25百万円、浴槽・洗面部門が同2.1%減の143億26百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも増加、「クリンレディ」は数量・金額とも微減、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも増加した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期275億26百万円、第2四半期292億21百万円、第3四半期297億30百万円、営業利益は5億20百万円、7億22百万円、12億79百万円だった。

■17年3月期通期も大幅増益予想で増額の可能性

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想は前回予想(11月7日に純利益を増額)を据え置いて、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、そして純利益が同4.3倍の14億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は55.1%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が72.7%、営業利益が100.8%、経常利益が107.5%、純利益が121.8%で、利益は通期予想を超過達成している。期後半の構成比が高い収益構造を考慮すれば通期利益予想は増額の可能性が高いだろう。収益改善基調が期待される。

■株価は自律調整一巡、好業績を評価して上値試す

 株価の動きを見ると、16年12月の昨年来高値1002円から利益確定売りで反落したが、900円近辺で下げ渋る動きだ。そして自律調整一巡感を強めている。収益改善基調を評価する流れに変化はないだろう。

 2月6日の終値898円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS36円32銭で算出)は24〜25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.7倍近辺である。時価総額は約377億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだが、26週移動平均線近辺で下げ渋り、サポートラインを確認した形だ。0.7倍近辺の低PBRも見直し材料であり、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月06日更新]

クリナップは14年3月高値目指す、17年3月期大幅増益予想で低PBR

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームも展開している。17年3月期は原価低減効果も寄与して大幅増益予想である。株価は16年12月の昨年来高値から一旦反落したが、0.7倍近辺の低PBRも見直し材料であり、自律調整一巡して14年3月高値を目指す展開が期待される。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。16年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門78%、浴槽・洗面部門16%、その他6%で、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、海外事業の強化などを推進している。

 商品ラインナップ充実では、15年5月発売の新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」が2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞した。また16年2月発売した新発想の洗面ボール「流レールボール」が2016年度グッドデザイン賞を受賞した。

 全国ショールームを核とした販売戦略では、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアルは12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所、5期合計61ヶ所を実行した。

 16年9月には宮崎ショールームがリニューアルオープン、10月には名古屋ショールームを中部圏の旗艦ショールーム「クリナップ・キッチンタウン・名古屋」として移転オープンした。

 会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は16年3月期末4259社(15年3月期末比309社増加)となった。生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事が完了した。16年7月本格稼働後は、福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期319億24百万円、第2四半期284億53百万円、第3四半期288億39百万円、第4四半期270億23百万円、営業利益が19億68百万円、5億49百万円、11億13百万円、6億02百万円の赤字、16年3月期は売上高が271億23百万円、292億70百万円、301億81百万円、278億71百万円、営業利益が32百万円の赤字、4億30百万円、13億59百万円、6億28百万円だった。

 収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい。16年3月期は新設住宅着工件数や住宅設備機器需要が本格回復に至らず、原材料価格上昇、ショールームリニューアル費用や広告宣伝費の増加で大幅減益だった。売上総利益は15年3月期比4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。

 特別損失では厚生年金基金解散損失引当金繰入額が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当性向は244.2%だった。利益配分は安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 ショールームは15年10月首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

■17年3月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 今期(17年3月期)第2四半期累計(4〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比0.6%増の567億47百万円、営業利益が同3.2倍の12億42百万円、経常利益が同4.2倍の11億53百万円、純利益が同11倍の9億35百万円だった。計画超の大幅増益だった。

 リフォーム売上が想定を下回ったが、原価低減効果や販管費低減効果などが寄与した。売上総利益は同2.5%増加し、売上総利益率は33.2%で同0.6ポイント上昇した。販管費は同2.2%減少し、販管費比率は31.0%で同0.9ポイント低下した。純利益については、厚生年金基金解散時負担額が特別解散認可申請時に計上した引当金額を下回ったことに伴う損失引当金戻入額3億11百万円を特別利益に計上したことも寄与した。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.2%増の441億84百万円、浴槽・洗面部門が同2.9%減の94億63百万円だった。厨房部門ではシステムキッチン「S.S.」が数量・金額とも増加、「クリンレディ」が数量・金額とも増加、「ラクエラ」が数量・金額とも減少となった。浴槽・洗面部門ではシステムバスルーム「アクリアバス」が数量・金額とも減少、「ユアシス」が数量・金額とも減少、洗面化粧台が数量・金額とも増加となった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期275億26百万円、第2四半期292億21百万円、営業利益は5億20百万円、7億22百万円だった。

■17年3月期通期も大幅増益予想で収益改善基調期待

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(11月7日に純利益を増額)は、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、純利益が同4.3倍の14億50百万円としている。第2四半期累計の特別利益で計上した損失引当金戻入額3億11百万円も寄与する。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は57.4%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.7%、営業利益が49.7%、経常利益が52.4%、純利益が64.5%である。期後半の構成比が高い収益構造を考慮すれば高水準であり、通期利益にも増額余地がありそうだ。低金利や住宅取得優遇策なども追い風となって収益改善基調が期待される。

■株価は自律調整一巡して14年3月高値目指す

 株価の動きを見ると、12月13日の昨年来高値1002円から利益確定売りで一旦反落したが、950円近辺で堅調に推移して自律調整一巡感を強めている。収益改善基調を評価する流れに変化はないようだ。

 1月5日の終値952円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円86銭で算出)は27〜28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.7倍近辺である。時価総額は約399億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。0.7倍近辺の低PBRも見直し材料であり、自律調整一巡して14年3月高値1045円を目指す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月14日更新]

クリナップは14年4月以来の1000円台回復、17年3月期大幅増益予想

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームも展開している。17年3月期は原価低減効果も寄与して大幅増益予想である。株価は年初来高値更新の展開で14年4月以来の1000円台を回復した。好業績を評価して上値を試す展開だろう。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。16年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門78%、浴槽・洗面部門16%、その他6%で、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、海外事業の強化などを推進している。

 商品ラインナップ充実では、15年5月発売の新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」が2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞した。また16年2月発売した新発想の洗面ボール「流レールボール」が2016年度グッドデザイン賞を受賞した。

 全国ショールームを核とした販売戦略では、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアルは12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所、5期合計61ヶ所を実行した。

 16年9月には宮崎ショールームがリニューアルオープン、10月には名古屋ショールームを中部圏の旗艦ショールーム「クリナップ・キッチンタウン・名古屋」として移転オープンした。

 会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は16年3月期末4259社(15年3月期末比309社増加)となった。生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事が完了した。16年7月本格稼働後は、福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期319億24百万円、第2四半期284億53百万円、第3四半期288億39百万円、第4四半期270億23百万円、営業利益が19億68百万円、5億49百万円、11億13百万円、6億02百万円の赤字、16年3月期は売上高が271億23百万円、292億70百万円、301億81百万円、278億71百万円、営業利益が32百万円の赤字、4億30百万円、13億59百万円、6億28百万円だった。

 収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい。16年3月期は新設住宅着工件数や住宅設備機器需要が本格回復に至らず、原材料価格上昇、ショールームリニューアル費用や広告宣伝費の増加で大幅減益だった。売上総利益は15年3月期比4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。

 特別損失では厚生年金基金解散損失引当金繰入額が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当性向は244.2%だった。利益配分は安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 ショールームは15年10月首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

■17年3月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 今期(17年3月期)第2四半期累計(4〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比0.6%増の567億47百万円、営業利益が同3.2倍の12億42百万円、経常利益が同4.2倍の11億53百万円、純利益が同11倍の9億35百万円だった。計画超の大幅増益だった。

 リフォーム売上が想定を下回ったが、原価低減効果や販管費低減効果などが寄与した。売上総利益は同2.5%増加し、売上総利益率は33.2%で同0.6ポイント上昇した。販管費は同2.2%減少し、販管費比率は31.0%で同0.9ポイント低下した。純利益については、厚生年金基金解散時負担額が特別解散認可申請時に計上した引当金額を下回ったことに伴う損失引当金戻入額3億11百万円を特別利益に計上したことも寄与した。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.2%増の441億84百万円、浴槽・洗面部門が同2.9%減の94億63百万円だった。厨房部門ではシステムキッチン「S.S.」が数量・金額とも増加、「クリンレディ」が数量・金額とも増加、「ラクエラ」が数量・金額とも減少となった。浴槽・洗面部門ではシステムバスルーム「アクリアバス」が数量・金額とも減少、「ユアシス」が数量・金額とも減少、洗面化粧台が数量・金額とも増加となった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期275億26百万円、第2四半期292億21百万円、営業利益は5億20百万円、7億22百万円だった。

■17年3月期通期も大幅増益予想で収益改善基調期待

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月10日公表値に対して、11月7日に純利益を2億50百万円増額)は、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、純利益が同4.3倍の14億50百万円としている。第2四半期累計の特別利益で計上した損失引当金戻入額3億11百万円が寄与する。配当予想は据え置いて前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は57.4%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.7%、営業利益が49.7%、経常利益が52.4%、純利益が64.5%である。期後半の構成比が高い収益構造を考慮すれば高水準であり、通期利益にも増額余地がありそうだ。低金利や住宅取得優遇策なども追い風となって収益改善基調が期待される。

■公開買い付けによる自己株式取得を実施

 なお主要株主からの一部株式売却意向に対応して、11月7日公開買い付けによる自己株式取得を発表した。取得株式総数上限550万100株(発行済株式総数に対する割合13.11%)、取得価額総額上限41億8557万6100円、取得期間16年11月8日〜16年12月30日、公開買い付け予定数550万株、公開買い付け期間16年11月18日〜16年12月6日、公開買い付け価格761円としている。

 そして12月7日に結果および取得終了を発表した。応募数500万株で、買い付け数500万株となった。

■株価は14年4月以来の1000円台回復

 株価の動きを見ると、年初来高値更新の展開で12月13日には1002円まで上伸し、14年4月以来の1000円台を回復した。収益改善基調を評価する流れに変化はないようだ。

 12月13日の終値1000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円86銭で算出)は28〜29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.7倍近辺である。時価総額は約419億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月22日更新]

クリナップは17年3月期第2四半期累計が計画超の大幅増益、公開買い付けによる自己株式取得を実施

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームも展開している。17年3月期第2四半期累計は計画超の大幅増益だった。通期も大幅増益予想で、純利益を増額修正した。なお11月7日に公開買い付けによる自己株式取得を発表している。株価は年初来高値更新の展開で15年5月高値に接近している。上値を試す展開だろう。14年3月高値も視野に入りそうだ。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。16年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門78%、浴槽・洗面部門16%、その他6%で、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、海外事業の強化などを推進している。

 商品ラインナップ充実では、15年5月発売の新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」が2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞した。また16年2月発売した新発想の洗面ボール「流レールボール」が2016年度グッドデザイン賞を受賞した。

 全国ショールームを核とした販売戦略では、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアルは12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所、5期合計61ヶ所を実行した。

 16年9月には宮崎ショールームがリニューアルオープン、10月には名古屋ショールームを中部圏の旗艦ショールーム「クリナップ・キッチンタウン・名古屋」として移転オープンした。

 会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は16年3月期末4259社(15年3月期末比309社増加)となった。生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事が完了した。16年7月本格稼働後は、福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期319億24百万円、第2四半期284億53百万円、第3四半期288億39百万円、第4四半期270億23百万円、営業利益が19億68百万円、5億49百万円、11億13百万円、6億02百万円の赤字、16年3月期は売上高が271億23百万円、292億70百万円、301億81百万円、278億71百万円、営業利益が32百万円の赤字、4億30百万円、13億59百万円、6億28百万円だった。

 収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい。16年3月期は新設住宅着工件数や住宅設備機器需要が本格回復に至らず、原材料価格上昇、ショールームリニューアル費用や広告宣伝費の増加で大幅減益だった。売上総利益は15年3月期比4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。

 特別損失では厚生年金基金解散損失引当金繰入額が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当性向は244.2%だった。利益配分は安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 ショールームは15年10月首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

■17年3月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 11月7日発表した今期(17年3月期)第2四半期累計(4〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比0.6%増の567億47百万円、営業利益が同3.2倍の12億42百万円、経常利益が同4.2倍の11億53百万円、純利益が同11倍の9億35百万円だった。期初計画に対して売上高は9億52百万円下回ったが、営業利益は2億42百万円、経常利益は3億03百万円、純利益は4億75百万円上回り、計画超の大幅増益だった。

 リフォーム売上が想定を下回ったが、原価低減効果や販管費低減効果などが寄与した。売上総利益は同2.5%増加し、売上総利益率は33.2%で同0.6ポイント上昇した。販管費は同2.2%減少し、販管費比率は31.0%で同0.9ポイント低下した。純利益については、厚生年金基金解散時負担額が特別解散認可申請時に計上した引当金額を下回ったことに伴う損失引当金戻入額3億11百万円を特別利益に計上したことも寄与した。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.2%増の441億84百万円、浴槽・洗面部門が同2.9%減の94億63百万円だった。厨房部門ではシステムキッチン「S.S.」が数量・金額とも増加、「クリンレディ」が数量・金額とも増加、「ラクエラ」が数量・金額とも減少となった。浴槽・洗面部門ではシステムバスルーム「アクリアバス」が数量・金額とも減少、「ユアシス」が数量・金額とも減少、洗面化粧台が数量・金額とも増加となった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期275億26百万円、第2四半期292億21百万円、営業利益は5億20百万円、7億22百万円だった。

■17年3月期通期も大幅増益予想で収益改善基調期待

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想は、前回予想(5月10日公表)に対して11月7日に純利益を2億50百万円増額し、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、純利益が同4.3倍の14億50百万円とした。第2四半期累計の特別利益で計上した損失引当金戻入額3億11百万円が寄与する。配当予想は据え置いて前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は57.4%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.7%、営業利益が49.7%、経常利益が52.4%、純利益が64.5%である。期後半の構成比が高い収益構造を考慮すれば高水準であり、通期利益にも増額余地がありそうだ。低金利や住宅取得優遇策なども追い風となって収益改善基調が期待される。

■公開買い付けによる自己株式取得を実施

 なお主要株主からの一部株式売却意向に対応して、11月7日公開買い付けによる自己株式取得を発表した。取得株式総数上限550万100株(発行済株式総数に対する割合13.11%)、取得価額総額上限41億8557万6100円、取得期間16年11月8日〜16年12月30日、公開買い付け予定数550万株、公開買い付け期間16年11月18日〜16年12月6日、公開買い付け価格761円としている。

■株価は15年5月高値に接近、14年3月高値も視野

 株価の動きを見ると年初来高値更新の展開だ。11月8日には960円まで上伸して15年5月高値970円に接近した。収益改善基調を評価する流れに変化はないようだ。

 11月18日の終値922円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円86銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.7倍近辺である。時価総額は約387億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。上値を試す展開だろう。14年3月高値1045円も視野に入りそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月18日更新]

クリナップは年初来高値更新の展開、低PBRも見直して15年5月高値目指す

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームも展開している。10月15日には中部圏の旗艦ショールーム「クリナップ・キッチンタウン・名古屋」をオープンした。17年3月期は新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」の好調や原価低減効果などで大幅増益予想である。低金利を背景とした住宅新設・リフォーム需要拡大も追い風となる。株価は8月高値を突破して年初来高値更新の展開だ。低PBRも見直して15年5月高値を目指す展開だろう。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。16年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門78%、浴槽・洗面部門16%、その他6%で、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、海外事業の強化などを推進している。

 商品ラインナップ充実では、15年5月発売の新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」が2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞した。また16年2月発売した新発想の洗面ボール「流レールボール」が2016年度グッドデザイン賞を受賞した。

 全国ショールームを核とした販売戦略では、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアルは12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所、5期合計61ヶ所を実行した。

 また16年9月には宮崎ショールームがリニューアルオープン、10月15日には名古屋ショールームを中部圏の旗艦ショールーム「クリナップ・キッチンタウン・名古屋」として移転オープンした。

 会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は16年3月期末4259社(15年3月期末比309社増加)となった。生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事が完了した。16年7月本格稼働後は、福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期319億24百万円、第2四半期284億53百万円、第3四半期288億39百万円、第4四半期270億23百万円、営業利益が19億68百万円、5億49百万円、11億13百万円、6億02百万円の赤字、16年3月期は売上高が271億23百万円、292億70百万円、301億81百万円、278億71百万円、営業利益が32百万円の赤字、4億30百万円、13億59百万円、6億28百万円だった。

 収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい。16年3月期は新設住宅着工件数や住宅設備機器需要が本格回復に至らず、原材料価格上昇、ショールームリニューアル費用や広告宣伝費の増加で大幅減益だった。売上総利益は15年3月期比4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。

 特別損失では厚生年金基金解散損失引当金繰入額が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当性向は244.2%だった。利益配分は安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 ショールームは15年10月首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

■17年3月期第1四半期は営業損益大幅改善して黒字化

 今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.5%増の275億26百万円、営業利益が5億20百万円(前年同期は32百万円の赤字)、経常利益が5億09百万円(同34百万円の赤字)、純利益が2億75百万円(同1億22百万円の赤字)だった。増収効果、原価低減効果、販管費抑制効果で大幅増益となり黒字化した。売上総利益は同4.3%増加し、売上総利益率は33.8%で同0.9ポイント上昇した。販管費は同1.9%減少し、販管費比率は32.0%で同1.1ポイント低下した。

 部門別売上高は、厨房部門が同2.5%増の212億36百万円、浴槽・洗面部門が同3.7%減の47億65百万円だった。厨房部門ではシステムキッチン「S.S.」が数量減少・金額増加、「クリンレディ」が数量・金額とも増加、「ラクエラ」が数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門ではシステムバスルーム「アクリアバス」が数量・金額とも減少、「ユアシス」が数量・金額とも減少、洗面化粧台が数量・金額とも増加した。

■17年3月期通期も大幅増益予想で収益改善基調期待

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月10日公表)は、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、純利益が同2.5倍の12億円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で予想配当性向は69.3%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が23.1%、営業利益が20.8%、経常利益が23.1%、純利益が22.9%である。期後半の構成比が高い収益構造を考慮すれば順調な水準と言えるだろう。低金利や住宅取得優遇策なども追い風となって収益改善基調が期待される。

■株価は年初来高値更新の展開、低PBRも見直して15年5月高値目指す

 株価の動きを見ると、8月高値859円を突破して年初来高値更新の展開だ。そして10月17日には875円まで上伸した。

 10月17日の終値865円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS28円85銭で算出)は30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約363億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。0.6倍近辺の低PBRも見直して15年5月高値970円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月24日更新]

クリナップは8月の年初来高値に接近、低PBRも見直して上げ足速める可能性

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームも展開している。17年3月期は新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」の好調や原価低減効果などで大幅増益予想である。低金利を背景とした住宅新設・リフォーム需要拡大も追い風だ。株価は8月の年初来高値に接近してきた。低PBRも見直して上げ足を速める可能性がありそうだ。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。16年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門78%、浴槽・洗面部門16%、その他6%で、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、海外事業の強化などを推進している。

 商品ラインナップ充実では、15年5月発売の新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」が、2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞した。

 全国ショールームを核とした販売戦略では、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアルは12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所、5期合計61ヶ所を実行した。また9月9日には宮崎ショールームがリニューアルオープンした。

 会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は16年3月期末4259社(15年3月期末比309社増加)となった。生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事が完了した。16年7月本格稼働後は、福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期319億24百万円、第2四半期284億53百万円、第3四半期288億39百万円、第4四半期270億23百万円、営業利益が19億68百万円、5億49百万円、11億13百万円、6億02百万円の赤字、16年3月期は売上高が271億23百万円、292億70百万円、301億81百万円、278億71百万円、営業利益が32百万円の赤字、4億30百万円、13億59百万円、6億28百万円だった。

 収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい。16年3月期は新設住宅着工件数や住宅設備機器需要が本格回復に至らず、原材料価格上昇、ショールームリニューアル費用や広告宣伝費の増加で大幅減益だった。売上総利益は15年3月期比4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。

 特別損失では厚生年金基金解散損失引当金繰入額が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当性向は244.2%だった。利益配分は安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 ショールームは15年10月首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

■17年3月期第1四半期は営業損益大幅改善して黒字化

 今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.5%増の275億26百万円、営業利益が5億20百万円(前年同期は32百万円の赤字)、経常利益が5億09百万円(同34百万円の赤字)、純利益が2億75百万円(同1億22百万円の赤字)だった。増収効果、原価低減効果、販管費抑制効果で大幅増益となり黒字化した。売上総利益は同4.3%増加し、売上総利益率は33.8%で同0.9ポイント上昇した。販管費は同1.9%減少し、販管費比率は32.0%で同1.1ポイント低下した。

 部門別売上高は、厨房部門が同2.5%増の212億36百万円、浴槽・洗面部門が同3.7%減の47億65百万円だった。厨房部門ではシステムキッチン「S.S.」が数量減少・金額増加、「クリンレディ」が数量・金額とも増加、「ラクエラ」が数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門ではシステムバスルーム「アクリアバス」が数量・金額とも減少、「ユアシス」が数量・金額とも減少、洗面化粧台が数量・金額とも増加した。

■17年3月期通期も大幅増益予想で収益改善基調期待

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想(5月10日公表)は、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、純利益が同2.5倍の12億円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で予想配当性向は69.3%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が23.1%、営業利益が20.8%、経常利益が23.1%、純利益が22.9%である。期後半の構成比が高い収益構造を考慮すれば順調な水準と言えるだろう。低金利や住宅取得優遇策なども追い風となって収益改善基調が期待される。

■株価は8月の年初来高値に接近、低PBRも見直して上げ足速める可能性

 株価の動きを見ると、9月21日は850円まで上伸して8月12日の年初来高値859円に接近してきた。強基調に変化はなく上値を試す動きだ。

 9月21日の終値850円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS28円85銭で算出)は29〜30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.6倍近辺である。なお時価総額は約357億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。強基調に変化はなく、0.6倍近辺の低PBRも見直して上げ足を速める可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月02日更新]

クリナップは強基調に変化なく上値試す、17年3月期大幅増益予想

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームも展開している。17年3月期は新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」の好調や原価低減効果などで大幅増益予想である。低金利も追い風だ。株価は第1四半期黒字化を好感して8月12日の年初来高値859円まで上伸した。その後一旦反落したが素早く切り返している。強基調に変化はなく上値を試す展開だろう。0.6倍近辺の低PBRも見直し材料だ。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。16年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門78%、浴槽・洗面部門16%、その他6%で、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、海外事業の強化などを推進している。

 商品ラインナップ充実では、15年5月発売の新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」が、2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞した。

 全国ショールームを核とした販売戦略では、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアルは12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所、5期合計61ヶ所を実行した。

 会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は16年3月期末4259社(15年3月期末比309社増加)となった。生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事が完了した。16年7月本格稼働後は、福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期319億24百万円、第2四半期284億53百万円、第3四半期288億39百万円、第4四半期270億23百万円、営業利益が19億68百万円、5億49百万円、11億13百万円、6億02百万円の赤字、16年3月期は売上高が271億23百万円、292億70百万円、301億81百万円、278億71百万円、営業利益が32百万円の赤字、4億30百万円、13億59百万円、6億28百万円だった。

 収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい。16年3月期は新設住宅着工件数や住宅設備機器需要が本格回復に至らず、原材料価格上昇、ショールームリニューアル費用や広告宣伝費の増加で大幅減益だった。売上総利益は15年3月期比4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。

 特別損失では厚生年金基金解散損失引当金繰入額が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当性向は244.2%だった。利益配分は安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 ショールームは15年10月首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

■17年3月期第1四半期は営業損益大幅改善して黒字化

 今期(17年3月期)第1四半期(4〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.5%増の275億26百万円、営業利益が5億20百万円(前年同期は32百万円の赤字)、経常利益が5億09百万円(同34百万円の赤字)、純利益が2億75百万円(同1億22百万円の赤字)だった。増収効果、原価低減効果、販管費抑制効果で大幅増益となり黒字化した。売上総利益は同4.3%増加し、売上総利益率は33.8%で同0.9ポイント上昇した。販管費は同1.9%減少し、販管費比率は32.0%で同1.1ポイント低下した。

 部門別売上高は、厨房部門が同2.5%増の212億36百万円、浴槽・洗面部門が同3.7%減の47億65百万円だった。厨房部門ではシステムキッチン「S.S.」が数量減少・金額増加、「クリンレディ」が数量・金額とも増加、「ラクエラ」が数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門ではシステムバスルーム「アクリアバス」が数量・金額とも減少、「ユアシス」が数量・金額とも減少、洗面化粧台が数量・金額とも増加した。

■17年3月期通期も大幅増益予想で収益改善基調期待

 今期(17年3月期)通期の連結業績予想は前回予想(5月10日公表)を据え置いて、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、そして純利益が同2.5倍の12億円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で予想配当性向は69.3%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が23.1%、営業利益が20.8%、経常利益が23.1%、純利益が22.9%である。期後半の構成比が高い収益構造を考慮すれば順調な水準と言えるだろう。低金利や住宅取得優遇策なども追い風となって収益改善基調が期待される。

■株価は強基調に変化なく上値試す、低PBRも見直し

 株価の動きを見ると、第1四半期黒字化を好感する形で8月12日の年初来高値859円まで上伸した。その後一旦反落したが8月17日の784円から素早く切り返している。強基調に変化はないようだ。

 9月1日の終値841円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS28円85銭で算出)は29〜30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約353億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となった。強基調に変化はなく、0.6倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月03日更新]

クリナップは年初来高値圏で堅調、17年3月期大幅増益予想

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームも展開している。17年3月期は新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」の好調や原価低減効果などで大幅増益予想である。低金利も追い風だ。株価は年初来高値圏で堅調に推移している。0.6倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開だろう。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。16年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門78%、浴槽・洗面部門16%、その他6%で、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、海外事業の強化などを推進している。

 商品ラインナップ充実では、15年5月発売の新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」が、2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞した。

 全国ショールームを核とした販売戦略では、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアルは12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所、5期合計61ヶ所を実行した。

 会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は16年3月期末4259社(15年3月期末比309社増加)となった。生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事が完了した。16年7月本格稼働後は、福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期319億24百万円、第2四半期284億53百万円、第3四半期288億39百万円、第4四半期270億23百万円、営業利益が19億68百万円、5億49百万円、11億13百万円、6億02百万円の赤字、16年3月期は売上高が271億23百万円、292億70百万円、301億81百万円、278億71百万円、営業利益が32百万円の赤字、4億30百万円、13億59百万円、6億28百万円だった。

 収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい。16年3月期は新設住宅着工件数や住宅設備機器需要が本格回復に至らず、原材料価格上昇、ショールームリニューアル費用や広告宣伝費の増加で大幅減益だった。売上総利益は15年3月期比4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。

 特別損失では厚生年金基金解散損失引当金繰入額が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当性向は244.2%だった。利益配分は安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 ショールームは15年10月首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

■17年3月期は大幅増益予想で収益改善基調期待

 今期(17年3月期)の連結業績予想(5月10日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、純利益が同2.5倍の12億円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で予想配当性向は69.3%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。低金利や住宅取得優遇策なども追い風となって収益改善基調が期待される。

■株価は年初来高値圏で堅調、PBR0.6倍近辺

 株価の動きを見ると、7月22日に年初来高値となる826円まで上伸し、その後も年初来高値圏800円近辺で堅調に推移している。

 8月2日の終値799円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS28円85銭で算出)は27〜28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約335億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線が上向きに転じた。強基調への転換を確認した形だ。0.6倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月15日更新]

クリナップは急反発して年初来高値に接近、17年3月期大幅増益予想で収益改善基調

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチン大手でシステムバスルームも展開している。17年3月期大幅増益予想で収益改善基調だ。低金利や住宅取得優遇策なども追い風となる。株価は地合い悪化の影響を受ける場面があったが、急反発して年初来高値に接近している。0.6倍近辺の低PBRも見直して上値を試す展開だろう。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。16年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門78%、浴槽・洗面部門16%、その他6%で、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、海外事業の強化などを推進している。

 商品ラインナップ充実では、15年5月発売の新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」が、2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞した。

 全国ショールームを核とした販売戦略では、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアルは12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所、5期合計61ヶ所を実行した。

 会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は16年3月期末4259社(15年3月期末比309社増加)となった。生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事が完了した。16年7月本格稼働後は、福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 四半期別業績推移を見ると、15年3月期は売上高が第1四半期319億24百万円、第2四半期284億53百万円、第3四半期288億39百万円、第4四半期270億23百万円、営業利益が19億68百万円、5億49百万円、11億13百万円、6億02百万円の赤字、16年3月期は売上高が271億23百万円、292億70百万円、301億81百万円、278億71百万円、営業利益が32百万円の赤字、4億30百万円、13億59百万円、6億28百万円だった。

 収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい。16年3月期は新設住宅着工件数や住宅設備機器需要が本格回復に至らず、原材料価格上昇、ショールームリニューアル費用や広告宣伝費の増加で大幅減益だった。売上総利益は15年3月期比4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。

 特別損失では厚生年金基金解散損失引当金繰入額が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当性向は244.2%だった。利益配分については、長期的な安定と成長を実現することにより最大の利益をあげ、安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 ショールームは15年10月首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

■17年3月期は大幅増益予想で収益改善基調期待

 今期(17年3月期)の連結業績予想(5月10日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、純利益が同2.5倍の12億円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で予想配当性向は69.3%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。低金利や住宅取得優遇策なども追い風となって収益改善基調が期待される。

■株価は急反発して年初来高値に接近

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で6月17日に662円まで下押す場面があったが、その後は急反発し、7月14日には798円まで上伸して5月の年初来高値815円に接近した。

 7月14日の終値788円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS28円85銭で算出)は27〜28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.6倍近辺である。なお時価総額は約331億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線に続き、戻りを押さえていた52週移動平均線も突破した。強基調への転換を確認した形だ。収益改善基調や0.6倍近辺の低PBRを見直して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月29日更新]

クリナップは17年3月期大幅増益予想で収益改善基調、低PBRも見直し

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームなども展開している。17年3月期大幅増益予想で収益改善基調が期待される。低金利や住宅取得優遇策なども追い風だろう。株価は地合い悪化の影響を受けたが、収益改善基調や0.5倍近辺の低PBRを見直して反発展開が期待される。

■システムキッチンの大手でシステムバスルームも展開

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。16年3月期の部門別売上高構成比は厨房部門78.4%、浴槽・洗面部門16.1%、その他5.5%で、販売ルート別売上高構成比(単体ベース)は、一般ルート(工務店・リフォーム)78.9%、ハウスメーカー16.0%、直需(マンション)5.1%だった。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、海外事業の強化などを推進している。

 商品ラインナップの充実では、15年5月発売の新機能「流レールシンク」搭載システムキッチン「クリンレディ」が、2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞した。

 全国のショールームを核とした販売戦略の推進では、ショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、リフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付けて、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアル数は12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所で、5期合計61ヶ所のリニューアルを実行した。

 会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は16年3月期末4259社(15年3月期末比309社増加)となった。生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事とプレスライン設備工事が完了した。16年7月本格稼働後は、福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 15年3月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期319億24百万円、第2四半期284億53百万円、第3四半期288億39百万円、第4四半期270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすく、15年3月期は消費増税の影響長期化などで営業損益が悪化した。15年3月期のROEは1.5%で14年3月期比7.0ポイント低下、自己資本比率は65.7%で同2.5ポイント上昇した。配当性向は96.0%だった。利益配分については、長期的な安定と成長を実現することにより最大の利益をあげ、安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

■16年3月期は大幅減益

 前期(16年3月期)の連結業績は、前々期(15年3月期)比3.0%減収、同62.7%営業減益、同67.9%経常減益、同61.5%最終減益だった。新設住宅着工戸数や住宅設備機器需要が本格回復に至らず、原材料価格上昇、ショールームリニューアル費用や広告宣伝費の増加などで大幅減益だった。ショールームは15年10月に首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

 売上総利益は同4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。なお特別損失では前々期計上した厚生年金基金解散損失引当金繰入額9億15百万円が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で配当性向は244.2%だった。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期271億23百万円、第2四半期292億70百万円、第3四半期301億81百万円、第4四半期278億71百万円、営業利益は第1四半期32百万円の赤字、第2四半期4億30百万円、第3四半期13億59百万円、第4四半期6億28百万円だった。

■17年3月期は大幅増益予想で収益改善基調期待

 今期(17年3月期)の連結業績予想(5月10日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、純利益が同2.5倍の12億円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で予想配当性向は69.3%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。低金利や住宅取得優遇策なども追い風となって収益改善基調が期待される。

■株価は地合い悪化の影響受けたが低PBRなど見直し

 株価の動きを見ると地合い悪化の影響で6月17日に662円、24日に681円まで下押す場面があった。ただし1月の年初来安値644円を割り込むことなく切り返す動きだ。

 6月28日の終値711円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS28円85銭で算出)は24〜25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.5倍近辺である。なお時価総額は約298億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、収益改善基調や0.5倍近辺の低PBRを見直して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月07日更新]

クリナップは17年3月期大幅増益予想、0.6倍近辺の低PBRに割安感

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームなども展開している。17年3月期は大幅増益予想である。低金利や住宅取得優遇策なども追い風となって収益改善基調が期待される。株価は5月の年初来高値圏から反落して戻り一服の形だが、下値は切り上げている。0.6倍近辺の低PBRに割安感があり、調整が一巡して戻りを試す展開が期待される。

■システムキッチンの大手、システムバスルームも展開

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。16年3月期の部門別売上構成比は、厨房部門78.4%、浴槽・洗面部門16.1%、その他5.5%、販売ルート別売上構成比(単体ベース)は、一般ルート(工務店・リフォーム)78.9%、ハウスメーカー16.0%、直需(マンション)5.1%だった。

■中期経営計画で「ザ・キッチンカンパニー」目指す

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、中高級システムキッチンの販売強化と市場シェア上昇、リフォーム市場での競争優位となる商品の開発、全国のショールームを核とした販売戦略の推進、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、サプライチェーン全体での原価低減活動強化、設備投資およびコストの最適化、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、そして海外事業の強化などを推進している。

 16年1月には、新機能「流レールシンク」を搭載して15年5月発売したシステムキッチン「クリンレディ」が、2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞したと発表している。

 全国のショールームを顧客接点の要、地域に根差したブランド戦略の重要拠点、そしてリフォーム需要取り込みの最重要拠点と位置付け、集客を強化するためリニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。シュールームのリニューアル数は12年3月期4ヶ所、13年3月期14ヶ所、14年3月期21ヶ所、15年3月期9ヶ所、16年3月期13ヶ所で、5期合計61ヶ所のリニューアルを実行した。

 また会員登録制組織「水まわり工房」正会員数は、16年3月期末に4259社(15年3月期末比309社増加)となった。

 生産面では16年2月、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事ならびにプレスライン設備工事が完了し、システムキッチンのステンレス製カウンタートップおよびシンクのプレス成型加工の生産体制が整った。16年7月本格稼働予定である。福島県いわき市の東日本の拠点と合わせて生産拠点の二極化体制が整い、西日本における供給体制を強化する。

 海外展開は中国、台湾、シンガポール、マレーシアなどに展開している。中国にはハウスメーカーと共同進出して、瀋陽、蘇州、無錫、太倉の4地区にキッチン等を供給している。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 なお15年3月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、第4四半期(1月〜3月)270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造で、15年3月期は消費増税の影響長期化や原材料費の上昇などで営業損益が悪化した。また15年3月期のROEは14年3月期比7.0ポイント低下して1.5%、自己資本比率は同2.5ポイント上昇して65.7%、配当性向は96.0%だった。利益配分については、長期的な安定と成長を実現することにより最大の利益をあげ、安定的な配当を長期的に継続していくことを基本方針としている。

■16年3月期は大幅減益

 前期(16年3月期)連結業績は、売上高が前々期(15年3月期)比3.0%減の1144億45百万円、営業利益が同62.7%減の11億29百万円、経常利益が同67.9%減の8億67百万円、純利益が同61.5%減の3億40百万円だった。

 住宅取得優遇策などで新設住宅着工戸数や住宅設備機器需要は一部に持ち直しの動きが見られたものの、リフォーム需要も含めて全体としては本格的に活性化するに至らず、製品生産台数が想定を下回ったことに加えて、需要期に向けたショールームのリニューアル費用やCMなどの広告宣伝費がかさみ、原材料価格の上昇なども影響して計画を下回り大幅減益だった。ショールームは15年10月に首都圏エリア旗艦ショールームとして「クリナップ・キッチンタウン・東京」をオープンしたほか、6ヶ所を新築移転、6ヶ所を全面リニューアルした。

 売上総利益は同4.1%減少し、売上総利益率は32.4%で同0.9ポイント低下した。販管費は同0.9%増加し、販管費比率は31.5%で同0.8ポイント上昇した。なお売上総利益増減分析は、減収で約5.9億円、売上総利益率低下で約10.0億円としている。特別損失では前々期計上した厚生年金基金解散損失引当金繰入額9億15百万円が一巡した。ROEは0.6%で同0.9ポイント低下、自己資本比率は65.0%で同0.7ポイント低下した。配当は前々期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で配当性向は244.2%だった。

 部門別売上高は、厨房部門が同1.6%減の897億55百万円、浴槽・洗面部門が同2.6%減の184億66百万円、その他が同2.2%増の62億23百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少した。浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少、洗面化粧台は数量・金額とも減少した。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)271億23百万円、第2四半期(7月〜9月)292億70百万円、第3四半期(10月〜12月)301億81百万円、第4四半期(1月〜3月)278億71百万円、営業利益は第1四半期32百万円の赤字、第2四半期4億30百万円、第3四半期13億59百万円、第4四半期6億28百万円だった。

■17年3月期は大幅増益予想、収益改善基調期待

 今期(17年3月期)の連結業績予想(5月10日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比4.0%増の1190億円、営業利益が同2.2倍の25億円、経常利益が同2.5倍の22億円、純利益が同2.5倍の12億円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で予想配当性向は69.3%となる。

 部門別売上高の計画は、厨房部門が同3.5%増の929億09百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%増の193億29百万円、その他が同8.7%増の67億62百万円としている。

 会員登録制組織「水まわり工房」加盟店や流通パートナーと連携し、流レールシンクを標準装備したシステムキッチン「クリンレディ」や美コートワークトップを標準装備したシステムキッチン「S.S.」などを中心に拡販を強化する。生産設備の整備、ショールームの新設・移転・改装、情報基盤整備などへの投資を継続しつつ、生産面での原価低減や営業業務の効率化などで大幅増益予想としている。低金利や住宅取得優遇策なども追い風となって収益改善基調が期待される。

■株価は調整一巡して戻り試す

 株価の動きを見ると、17年3月期大幅増益予想を好感して5月11日に年初来高値となる815円まで急伸する場面があった。その後は年初来高値圏から一旦反落して戻り一服の形だが、下値は切り上げている。

 6月3日の終値763円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS28円85銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1340円97銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約320億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。0.6倍近辺の低PBRに割安感があり、調整が一巡して戻りを試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月11日更新]

クリナップは戻り歩調に変化なし、17年3月期の収益改善基調期待

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームなども展開している。3月には全国102ヶ所目のショールームとして、八代(熊本県)ショールームをオープンした。住宅ローン金利低下も追い風となってリニューアル需要が増加し、17年3月期は収益改善基調が期待される。株価は戻り歩調に変化はなく、15年の高値圏を目指す展開だろう。

■システムキッチンの大手、システムバスルームも展開

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。

 重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇および普及クラスの強化、全国のショールームへの集客強化と総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、そして海外事業の強化などを推進している。

 リフォーム戦略では会員登録制組織「水まわり工房」加盟店が、15年3月期に前期比514社増加して5346社となった。海外展開では中国で瀋陽や蘇州など4地区にキッチン等の提供を開始した。台湾やベトナムでの販売も拡大しているようだ。

 16年1月には、新機能「流レールシンク」を搭載して15年5月発売したシステムキッチン「クリンレディ」が、2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞したと発表している。

 また16年2月には、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事ならびにプレスライン設備工事が完了し、システムキッチンのステンレス製カウンタートップおよびシンクのプレス成型加工の生産体制が整った。16年夏稼働開始見込みで、西日本における供給体制を強化する。

 なお4月12日〜17日にイタリア・ミラノで開催される世界最大級の家具見本市「ミラノサローネ2016」で、同時開催されるミラノ・デザインウィーク(ブレラ地区)に出展する。

■ショールームのリニューアルを推進

 全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、リニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。

 15年3月期は5ヶ所の移転リニューアル、4ヶ所のリニューアルを実施した。また16年3月期は15年10月時点で合計7店舗のリニューアルを実施した。さらに16年1月には長野、16年3月には佐世保、松江、秋田、浜松をリニューアルし、全国102ヶ所目となる八代ショールーム(熊本県)を新設した。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、第4四半期(1月〜3月)270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造で、15年3月期は消費増税の影響長期化や原材料費の上昇などで営業損益が悪化した。また15年3月期のROEは14年3月期比7.0ポイント低下して1.5%、自己資本比率は同2.5ポイント上昇して65.7%、配当性向は96.0%だった。

■16年3月期第3四半期累計は大幅減益だが、四半期ベースでは改善基調

 前期(16年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.0%減の865億74百万円、営業利益が同51.6%減の17億57百万円、経常利益が同54.6%減の15億58百万円、純利益が同32.5%減の9億48百万円だった。

 持家の新設住宅着工戸数は緩やかな回復傾向だが、リフォーム市場は節約志向の影響を受けたため減収となり、需要期に向けたショールームのリニューアルやCM等の実施、原材料価格の上昇なども影響して大幅減益だった。売上総利益率は33.0%で同1.4ポイント低下、販管費比率は31.0%で同0.7ポイント上昇した。なお特別損失では、前期計上の厚生年金基金解散損失引当金繰入額9億15百万円が一巡した。

 部門別の売上高は、厨房部門が同3.0%減の673億42百万円、浴槽・洗面部門が同3.9%減の146億30百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少、また浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少した。

 なお四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)271億23百万円、第2四半期(7月〜9月)292億70百万円、第3四半期(10月〜12月)301億81百万円、営業利益は第1四半期32百万円の赤字、第2四半期4億30百万円、第3四半期13億59百万円だった。営業損益は改善基調だ。

■16年3月期減益予想だが、17年3月期は収益改善基調期待

 前期(16年3月期)通期の連結業績予想(11月2日に減額修正)は、売上高が前々期(15年3月期)比1.9%減の1140億円、営業利益が同50.5%減の15億円、経常利益が同53.4%減の12億60百万円、純利益が同32.1%減の6億円としている。配当予想(5月11日公表)は前々期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で予想配当性向は138.6%となる。

 通期ベースでも消費増税後の厳しい事業環境が継続する見込みとしている。ただし15年5月に「流レールシンク」を標準装備して新発売したシステムキッチン「クリンレディ」や「美コートワークトップ」を標準装備したシステムキッチン「S.S.」などの拡販を強化する方針だ。さらに会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携によるリフォーム需要の喚起、生産設備の増強、ショールームの改装、生産面での原価低減などを推進する。

 なお通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が76.0%、営業利益が117.1%、経常利益が123.7%、純利益が158.0%で、各利益は通期会社予想を超過達成している。16年3月期はリフォーム市場の停滞などで減益予想だが、住宅ローン金利低下も追い風となってリニューアル需要が増加し、17年3月期は収益改善基調が期待される。

■株価は戻り歩調に変化なく、15年の高値圏目指す

 株価の動きを見ると、16年1月の昨年来安値644円から切り返し、3月30日の年初来高値799円まで上伸した。戻り歩調の展開だ。その後は地合い悪化の影響で上げ一服の形だが700円台は維持している。自律調整の範囲だろう。

 4月8日の終値745円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想連結EPS14円43銭で算出)は52倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.7%近辺、そして前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS1358円69銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約312億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。さらに13週移動平均線が上向きに転じ、26週移動平均線を上抜くゴールデンクロスが接近している。戻り歩調に変化はなく15年の高値圏900円台を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月07日更新]

クリナップは16年3月期減益予想の織り込み完了、住宅ローン金利低下は追い風

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームなども展開している。16年3月期はリフォーム市場の停滞などで減益予想だが、住宅ローン金利低下も追い風となって17年3月期は収益改善基調が期待される。株価は16年3月期減益予想の織り込みが完了して戻り歩調の展開だ。750円近辺のモミ合いレンジ上限を突破すれば上げ足を速めそうだ。

■システムキッチンの大手、システムバスルームも展開

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。

 重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇および普及クラスの強化、全国のショールームへの集客強化と総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、そして海外事業の強化などを推進している。

 リフォーム戦略では会員登録制組織「水まわり工房」加盟店が、15年3月期に前期比514社増加して5346社となった。海外展開では中国で瀋陽や蘇州など4地区にキッチン等の提供を開始した。台湾やベトナムでの販売も拡大しているようだ。

 16年1月には、新機能「流レールシンク」を搭載して15年5月発売したシステムキッチン「クリンレディ」が、2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞したと発表している。

 また2月25日には、クリナップ岡山工業津山工場のプレス棟建築工事ならびにプレスライン設備工事が完了したと発表している。システムキッチンのステンレス製カウンタートップおよびシンクのプレス成型加工の生産体制が整った。16年夏稼働開始見込みで、西日本における供給体制を強化する。

 3月3日には、4月12日〜17日にイタリア・ミラノで開催される世界最大級の家具見本市「ミラノサローネ2016」で、同時開催されるミラノ・デザインウィーク(ブレラ地区)に出展すると発表した。

■ショールームのリニューアルを推進

 全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、リニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。15年3月期には帯広、藤沢、鹿児島、和歌山、新潟の5ヶ所の移転リニューアル、大宮、大阪、岡山、大分の4ヶ所のリニューアルを実施した。

 15年4月は石巻(移転リニューアル)、仙台(リニューアル)、15年10月には岡崎(移転リニューアル)、15年11月には福知山(移転リニューアル)、福山(リニューアル)、15年10月に首都圏エリアの旗艦ショールーム「キッチンタウン・東京」が増床・全面改装してオープンした。16年3月期は15年10月時点で合計7店舗のリニューアルを実施し、16年1月には長野ショールームを全面改装オープンした。

 3月3日には、16年3月に八代ショールーム(熊本県)を新設し、佐世保(長崎県)、松江(島根県)、秋田(秋田県)、浜松(静岡県)の4ショールームを移転・リニューアルすると発表した。八代ショールーム(熊本県)の新設で全国のショールームは合計102ヶ所となる。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、第4四半期(1月〜3月)270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造で、15年3月期は消費増税の影響長期化や原材料費の上昇などで営業損益が悪化した。また15年3月期のROEは14年3月期比7.0ポイント低下して1.5%、自己資本比率は同2.5ポイント上昇して65.7%、配当性向は96.0%だった。

■16年3月期第3四半期累計は大幅減益だが、四半期ベースでは改善基調

 今期(16年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.0%減の865億74百万円、営業利益が同51.6%減の17億57百万円、経常利益が同54.6%減の15億58百万円、純利益が同32.5%減の9億48百万円だった。

 持家の新設住宅着工戸数は緩やかな回復傾向だが、リフォーム市場は節約志向の影響を受けたため減収となり、需要期に向けたショールームのリニューアルやCM等の実施、原材料価格の上昇なども影響して大幅減益だった。売上総利益率は33.0%で同1.4ポイント低下、販管費比率は31.0%で同0.7ポイント上昇した。なお特別損失では、前期計上の厚生年金基金解散損失引当金繰入額9億15百万円が一巡した。

 部門別の売上高は、厨房部門が同3.0%減の673億42百万円、浴槽・洗面部門が同3.9%減の146億30百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少、また浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少した。

 なお四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)271億23百万円、第2四半期(7月〜9月)292億70百万円、第3四半期(10月〜12月)301億81百万円、営業利益は第1四半期32百万円の赤字、第2四半期4億30百万円、第3四半期13億59百万円だった。営業損益は改善基調だ。

■16年3月期減益予想

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想(11月2日に減額修正)は、売上高が前期比1.9%減の1140億円、営業利益が同50.5%減の15億円、経常利益が同53.4%減の12億60百万円、そして純利益が同32.1%減の6億円としている。配当予想(5月11日公表)は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は138.6%となる。

 通期ベースでも消費増税後の厳しい事業環境が継続する見込みとしている。ただし15年5月に「流レールシンク」を標準装備して新発売したシステムキッチン「クリンレディ」や「美コートワークトップ」を標準装備したシステムキッチン「S.S.」などの拡販を強化する方針だ。さらに会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携によるリフォーム需要の喚起、生産設備の増強、ショールームの改装、生産面での原価低減などを推進する。

 なお通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が76.0%、営業利益が117.1%、経常利益が123.7%、純利益が158.0%で、各利益は通期会社予想を超過達成している。16年3月期はリフォーム市場の停滞などで減益予想だが、住宅ローン金利低下も追い風となって17年3月期は収益改善基調が期待される。

■株価は戻り歩調

 株価の動きを見ると、16年1月の昨年来安値644円から切り返し、2月29日に750円、そして3月3日は746円まで上伸している。16年3月期減益予想の織り込みが完了して戻り歩調の展開だ。

 3月3日の終値746円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS14円43銭で算出)は52倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1358円69銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約313億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線が上向きに転じてサポートラインの形となった。週足チャートで見ると13週移動平均線を突破し、さらに26週移動平均線突破の動きを強めている。750円近辺のモミ合いレンジ上限を突破すれば上げ足を速めそうだ。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月08日更新]

クリナップの16年3月期第3四半期累計の利益は通期予想を超過達成、収益改善基調

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームなども展開している。2月4日発表の16年3月期第3四半期累計の連結業績は大幅減益だったが、5日の株価は大幅上昇した。通期会社予想に対して利益が超過達成したことを好感したようだ。出直りの動きが本格化しそうだ。17年3月期は収益改善基調が期待され、2%台後半の予想配当利回りや0.5倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。

■システムキッチンの大手、システムバスルームも展開

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。

 重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇および普及クラスの強化、全国のショールームへの集客強化と総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、そして海外事業の強化などを推進している。

 リフォーム戦略では会員登録制組織「水まわり工房」加盟店が、15年3月期に前期比514社増加して5346社となった。海外展開では中国で瀋陽や蘇州など4地区にキッチン等の提供を開始した。台湾やベトナムでの販売も拡大しているようだ。

 なお1月7日には、新機能「流レールシンク」を搭載して15年5月発売したシステムキッチン「クリンレディ」が、2015年日経優秀製品・サービス賞において優秀賞日経産業新聞賞を受賞したと発表している。

■ショールームのリニューアルを推進

 全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、リニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。15年3月期には帯広、藤沢、鹿児島、和歌山、新潟の5ヶ所の移転リニューアル、大宮、大阪、岡山、大分の4ヶ所のリニューアルを実施した。

 15年4月は石巻(移転リニューアル)、仙台(リニューアル)、15年10月には岡崎(移転リニューアル)、15年11月には福知山(移転リニューアル)、福山(リニューアル)、15年10月に首都圏エリアの旗艦ショールーム「キッチンタウン・東京」が増床・全面改装してオープンした。16年3月期は15年10月時点で合計7店舗のリニューアルを実施している。

 さらに1月28日には長野ショールームの全面改装オープン(1月23日)を発表した。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、第4四半期(1月〜3月)270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造で、15年3月期は消費増税の影響長期化や原材料費の上昇などで営業損益が悪化した。また15年3月期のROEは14年3月期比7.0ポイント低下して1.5%、自己資本比率は同2.5ポイント上昇して65.7%、配当性向は96.0%だった。

■16年3月期第3四半期累計は大幅減益だが、四半期ベースでは改善基調

 2月4日に発表した今期(16年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.0%減の865億74百万円となり、営業利益が同51.6%減の17億57百万円、経常利益が同54.6%減の15億58百万円、純利益が同32.5%減の9億48百万円だった。

 持家の新設住宅着工戸数は緩やかな回復傾向だが、リフォーム市場は節約志向の影響を受けたため減収となり、需要期に向けたショールームのリニューアルやCM等の実施、原材料価格の上昇なども影響して大幅減益だった。売上総利益率は33.0%で同1.4ポイント低下、販管費比率は31.0%で同0.7ポイント上昇した。なお特別損失では、前期計上の厚生年金基金解散損失引当金繰入額9億15百万円が一巡した。

 部門別の売上高は、厨房部門が同3.0%減の673億42百万円、浴槽・洗面部門が同3.9%減の146億30百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」は数量・金額とも減少、「クリンレディ」は数量・金額とも増加、「ラクエラ」は数量・金額とも減少、また浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」は数量・金額とも減少、「ユアシス」は数量・金額とも減少した。

 なお四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)271億23百万円、第2四半期(7月〜9月)292億70百万円、第3四半期(10月〜12月)301億81百万円、営業利益は第1四半期32百万円の赤字、第2四半期4億30百万円、第3四半期13億59百万円だった。営業損益は改善基調だ。

■16年3月期大幅減益予想

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想は前回予想(11月2日に減額修正)を据え置いて、売上高が前期比1.9%減の1140億円、営業利益が同50.5%減の15億円、経常利益が同53.4%減の12億60百万円、純利益が同32.1%減の6億円としている。配当予想も前回予想(5月11日公表)を据え置いて前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は138.6%となる。

 通期ベースでも消費増税後の厳しい事業環境が継続する見込みとしている。ただし15年5月に「流レールシンク」を標準装備して新発売したシステムキッチン「クリンレディ」や「美コートワークトップ」を標準装備したシステムキッチン「S.S.」などの拡販を強化する方針だ。さらに会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携によるリフォーム需要の喚起、生産設備の増強、ショールームの改装、生産面での原価低減などを推進する。

 ただし通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が76.0%、営業利益が117.1%、経常利益が123.7%、純利益が158.0%で、各利益は通期会社予想を超過達成している。第4四半期に不透明感を残しているが、収益改善基調に変化はないだろう。

■株価は1月安値から切り返し、第3四半期累計業績も好感

 株価の動きを見ると、1月21日の昨年来安値644円から切り返しの動きを強めている。16年3月期第3四半期累計の連結業績は大幅減益だったが、5日の株価は終値ベースで前日比25円(3.54%)高と大幅上昇した。通期会社予想に対して利益が超過達成したことを好感したようだ。

 2月5日の終値732円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS14円43銭で算出)は50〜51倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.7%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1358円69銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約307億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線を突破した。出直りの動きが本格化しそうだ。17年3月期は収益改善基調が期待され、2%台後半の予想配当利回りや0.5倍近辺の低PBRも見直し材料だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月21日更新]

クリナップは下値固め完了感、0.5倍近辺の低PBRを見直し
 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームなども展開している。株価は年初来安値圏でモミ合う展開だが、16年3月期大幅減益予想を織り込んで下値固め完了感を強めている。17年3月期は収益改善が期待され、2%台後半の予想配当利回りや0.5倍近辺の低PBRを見直して反発のタイミングだろう。

■システムキッチンの大手、システムバスルームも展開

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。

 重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇および普及クラスの強化、全国のショールームへの集客強化と総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、そして海外事業の強化などを推進している。

 リフォーム戦略では会員登録制組織「水まわり工房」加盟店が、15年3月期に前期比514社増加して5346社となった。海外展開では中国で瀋陽や蘇州など4地区にキッチン等の提供を開始した。台湾やベトナムでの販売も拡大しているようだ。

■ショールームのリニューアルを推進

 全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、リニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。15年3月期は帯広、藤沢、鹿児島、和歌山、新潟の5ヶ所の移転リニューアル、大宮、大阪、岡山、大分の4ヶ所のリニューアルを実施した。

 さらに15年4月は石巻(移転リニューアル)、仙台(リニューアル)、15年10月には岡崎(移転リニューアル)、15年11月には福知山(移転リニューアル)、福山(リニューアル)を実施した。

 また12年7月オープンした西日本の旗艦ショールーム「キッチンタウン・大阪」に続いて、15年10月に首都圏エリア旗艦ショールーム「キッチンタウン・東京」が増床・全面改装してオープンした。16年3月期は15年10月時点で合計7店舗のリニューアルを実施した。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、第4四半期(1月〜3月)270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造で、15年3月期は消費増税の影響長期化や原材料費の上昇などで営業損益が悪化した。また15年3月期のROEは14年3月期比7.0ポイント低下して1.5%、自己資本比率は同2.5ポイント上昇して65.7%、配当性向は96.0%だった。

■消費増税の影響長期化で16年3月期第2四半期累計は大幅減益

 今期(16年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績(11月2日に減額修正)は、売上高が前年同期比6.6%減の563億93百万円、営業利益が同84.2%減の3億98百万円、経常利益が同88.1%減の2億76百万円、純利益が同88.5%減の83百万円だった。

 新設住宅着工件数は回復傾向だが、消費増税の影響長期化などで持家やリフォームに大きな伸びが見られず、需要期に向けたショールームのリニューアルやCM等の実施、原材料価格の上昇などで、売上高、各利益とも計画を大幅に下回った。

 部門別の売上高は厨房部門が同7.4%減の436億77百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%減の97億45百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」および浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」「ユアシス」など主力商品が、いずれも数量・金額とも減少した。売上総利益率は32.7%で同1.7ポイント低下、販管費比率は31.9%で同1.7ポイント低下した。

 なお四半期の別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)271億23百万円、第2四半期(7月〜9月)292億70百万円、営業利益は第1四半期32百万円の赤字、第2四半期4億30百万円だった。

■16年3月期減額修正して大幅減益予想

 今期(16年3月期)通期の連結業績予想(11月2日に減額修正)は、売上高が前期比1.9%減の1140億円、営業利益が同50.5%減の15億円、経常利益が同53.4%減の12億60百万円、純利益が同32.1%減の6億円とした。第2四半期累計の業績を踏まえて通期予想も減額修正した。

 なお配当予想については前回予想(5月11日公表)を据え置いて前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は138.6%となる。

 通期ベースでも消費増税後の厳しい事業環境が継続する見込みとしている。ただし15年5月に「流レールシンク」を標準装備して新発売したシステムキッチン「クリンレディ」や「美コートワークトップ」を標準装備したシステムキッチン「S.S.」などの拡販を強化する方針だ。

 さらに会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携によるリフォーム需要の喚起、生産設備の増強、ショールームの改装、生産面での原価低減などを推進する。16年3月期は大幅減益予想だが、17年3月期は収益改善基調が期待される。

■株価は年初来安値圏だが下値固め完了感

 株価の動きを見ると、年初来安値圏700円〜750円近辺でモミ合う展開だ。ただし16年3月期業績予想減額修正を嫌気した11月4日の年初来安値680円を割り込むことなく下値固め完了感を強めている。

 12月18日の終値715円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS14円43銭で算出)は50倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1358円69銭で算出)は0.5倍近辺である。時価総額は約300億円である。

 週足チャートで見ると700円近辺が下値支持線のようだ。16年3月期大幅減益予想を織り込んで下値固め完了感を強めている。17年3月期は収益改善が期待され、2%台後半の予想配当利回りや0.5倍近辺の低PBRを見直して反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月25日更新]

クリナップは16年3月期大幅減益予想の織り込み完了、0.6倍近辺の低PBRを見直し

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームなども展開している。株価は16年3月期業績予想の減額修正を嫌気して下押す場面があったが素早く切り返している。16年3月期大幅減益予想の織り込みが完了し、0.6倍近辺の低PBRや17年3月期の収益改善基調を見直す動きが強まりそうだ。

■システムキッチンの大手、システムバスルームも展開

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開し、中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。

 重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇および普及クラスの強化、全国のショールームへの集客強化と総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、そして海外事業の強化などを推進している。

 リフォーム戦略では会員登録制組織「水まわり工房」加盟店が、15年3月期に前期比514社増加して5346社となった。海外展開では中国で瀋陽や蘇州など4地区にキッチン等の提供を開始した。台湾やベトナムでの販売も拡大しているようだ。

■ショールームのリニューアルを推進

 全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、リニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。15年3月期は帯広、藤沢、鹿児島、和歌山、新潟の5ヶ所の移転リニューアル、大宮、大阪、岡山、大分の4ヶ所のリニューアルを実施した。

 さらに15年4月は石巻(移転リニューアル)、仙台(リニューアル)、15年10月には岡崎(移転リニューアル)、15年11月には福知山(移転リニューアル)、福山(リニューアル)を実施した。

 また12年7月オープンした西日本の旗艦ショールーム「キッチンタウン・大阪」に続いて、15年10月に首都圏エリア旗艦ショールーム「キッチンタウン・東京」が増床・全面改装してオープンした。16年3月期は15年10月時点で合計7店舗のリニューアルを実施した。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、第4四半期(1月〜3月)270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造で、15年3月期は消費増税の影響長期化や原材料費の上昇などで営業損益が悪化した。また15年3月期のROEは14年3月期比7.0ポイント低下して1.5%、自己資本比率は同2.5ポイント上昇して65.7%、配当性向は96.0%だった。

■消費増税の影響長期化で16年3月期業績予想を減額修正

 11月2日に今期(16年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)および通期の連結業績予想について減額修正した。新設住宅着工件数は回復傾向だが、消費増税の影響長期化などで持家やリフォームに大きな伸びが見られず、第2四半期累計の売上高が計画を下回った。また需要期に向けたショールームのリニューアルやCM等の実施、原材料価格の上昇などで利益も計画を大幅に下回った。第2四半期累計の業績を踏まえて通期予想も減額修正した。

 そして11月6日に発表した第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比6.6%減の563億93百万円、営業利益が同84.2%減の3億98百万円、経常利益が同88.1%減の2億76百万円、純利益が同88.5%減の83百万円だった。

 部門別の売上高は厨房部門が同7.4%減の436億77百万円、浴槽・洗面部門が同4.7%減の97億45百万円だった。厨房部門のシステムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」および浴槽・洗面部門のシステムバスルーム「アクリアバス」「ユアシス」など主力商品が、いずれも数量・金額とも減少した。売上総利益率は32.7%で同1.7ポイント低下、販管費比率は31.9%で同1.7ポイント低下した。

 なお四半期の別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)271億23百万円、第2四半期(7月〜9月)292億70百万円、営業利益は第1四半期32百万円の赤字、第2四半期4億30百万円だった。

 通期連結業績予想は前回予想(5月11日公表)に対して、売上高が40億円減額して前期比1.9%減の1140億円、営業利益が13億円減額して同50.5%減の15億円、経常利益が11億90百万円減額して同53.4%減の12億60百万円、純利益が7億50百万円減額して同32.1%減の6億円とした。配当予想は前回予想(5月11日公表)を据え置いて前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は138.6%となる。

 通期ベースでも消費増税後の厳しい事業環境が継続する見込みとしている。ただし15年5月に「流レールシンク」を標準装備して新発売したシステムキッチン「クリンレディ」や「美コートワークトップ」を標準装備したシステムキッチン「S.S.」などの拡販を強化する方針だ。

 さらに会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携によるリフォーム需要の喚起、生産設備の増強、ショールームの改装、生産面での原価低減などを推進する。16年3月期は大幅減益予想だが、17年3月期は収益改善基調が期待される。

■株価は16年3月期大幅減益予想の織り込み完了

 株価の動きを見ると、16年3月期業績予想減額修正を嫌気して11月4日に年初来安値となる680円まで下押す場面があったが、素早く700円台後半の水準まで切り返している。

 11月20日の終値749円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS14円43銭で算出)は52倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1358円69銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約314億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んで調整局面だが、11月の年初来安値で長い下ヒゲをつけて切り返している。16年3月期大幅減益予想の織り込みが完了し、0.6倍近辺の低PBRや17年3月期の収益改善基調を見直す動きが強まりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月27日更新]

クリナップは16年3月期営業減益予想は織り込み済み、0.6倍近辺の低PBRを見直し

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手である。株価は10月7日の戻り高値928円から反落したが、9月の年初来安値703円まで下押すことなく切り返しの動きを強めている。16年3月期営業減益予想は織り込み済みであり、0.6倍近辺の低PBRを見直す動きが強まりそうだ。

■システムキッチンの大手、システムバスルームも展開

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開し、中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。

 重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇および普及クラスの強化、全国のショールームへの集客強化と総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、そして海外事業の強化などを推進している。

 全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、リニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。15年3月期は帯広、藤沢、鹿児島、和歌山、新潟の5ヶ所の移転リニューアル、大宮、大阪、岡山、大分の4ヶ所のリニューアルを実施した。さらに15年4月は石巻(移転リニューアル)、仙台(リニューアル)の2ヶ所を実施した。15年4月現在で過去4年間のリニューアルは約50ヶ所となった。

 商品力の面では、普及クラスで人気のシステムキッチン「ラクエラ」のリニューアル効果で、普及クラスの15年3月期の市場シェアが前期比0.9ポイント上昇して21.0%となった。

 リフォーム戦略では会員登録制組織「水まわり工房」加盟店が、15年3月期に前期比514社増加して5346社となった。海外展開では中国で瀋陽や蘇州など4地区にキッチン等の提供を開始した。台湾やベトナムでの販売も拡大しているようだ。

 また15年7月にはキッチン専用撮影スタジオ「南青山キッチンスタジオ−supported by クリナップ」にサポート協賛すると発表した。

■新設住宅着工やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、第4四半期(1月〜3月)270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい収益構造で、15年3月期は消費増税の影響長期化や原材料費の上昇などで営業損益が悪化した。また15年3月期のROEは14年3月期比7.0ポイント低下して1.5%、自己資本比率は同2.5ポイント上昇して65.7%、配当性向は96.0%だった。

■消費増税の影響長期化で16年3月期営業減益予想

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期比1.5%増の1180億円、営業利益が同7.5%減の28億円、経常利益が同9.4%減の24億50百万円、純利益が同52.7%増の13億50百万円としている。純利益は特別損失や繰延税金資産取崩の影響が一巡して大幅増益予想だ。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で、予想配当性向は61.6%となる。

 第1四半期(4月〜6月)は、売上高が前年同期比15.0%減の271億23百万円、営業利益が32百万円の赤字(前年同期は19億68百万円の黒字)、経常利益が34百万円の赤字(同18億76百万円の黒字)、純利益が1億22百万円の赤字(同10億95百万円の黒字)だった。

 消費増税の影響が長期化して減収となり、各利益とも赤字となった。部門別の売上高は厨房部門が同17.1%減の207億18百万円、浴槽・洗面部門が同8.7%減の49億49百万円だった。

 通期ベースでも消費増税後の厳しい事業環境が継続するとして微増収、営業減益、経常減益予想だ。ただし食住イベントやフェアの開催によるブランド力向上、ショールーム全面リニューアルによる集客力強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携などの販売強化施策を推進する。そしてショールームへの来場者数の回復が期待される。システムキッチンの市場シェアは上昇基調であり、原価低減なども寄与して中期的には収益拡大が期待される。

■株価は9月安値まで下押すことなく目先的な利益確定売り一巡

 株価の動きを見ると、10月7日の戻り高値928円から反落したが、9月の年初来安値703円まで下押すことなく、10月21日の直近安値777円から切り返しの動きを強めている。目先的な利益確定売りは一巡したようだ。

 10月26日の終値805円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円46銭で算出)は24〜25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1358円69銭で算出)は0.6倍近辺である。なお時価総額は約338億円である。

 週足チャートで見ると再び13週移動平均線と26週移動平均線を割り込んだが、10月の直近安値圏で下ヒゲをつけて売り一巡感を強めている。16年3月期営業減益予想は織り込み済みであり、0.6倍近辺の低PBRを見直す動きが強まりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月25日更新]

クリナップは9月7日の年初来安値で底打ち、0.6倍近辺の低PBRを見直し

 クリナップ[7955](東1)はシステムキッチンの大手である。株価は悪地合いで急落したが、9月7日の年初来安値から急反発している。底打ちしたようだ。16年3月期営業減益予想は織り込み済みであり、0.6倍近辺の低PBRを見直す展開だろう。

■システムキッチンの大手、システムバスルームも展開

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開し、中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。

 重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇および普及クラスの強化、全国のショールームへの集客強化と総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、そして海外事業の強化などを推進している。

 全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、リニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。15年3月期は帯広、藤沢、鹿児島、和歌山、新潟の5ヶ所の移転リニューアル、大宮、大阪、岡山、大分の4ヶ所のリニューアルを実施した。さらに15年4月は石巻(移転リニューアル)、仙台(リニューアル)の2ヶ所を実施した。15年4月現在で過去4年間のリニューアルは約50ヶ所となった。

 商品力の面では、普及クラスで人気のシステムキッチン「ラクエラ」のリニューアル効果で、普及クラスの15年3月期の市場シェアが前期比0.9ポイント上昇して21.0%となった。

 リフォーム戦略では会員登録制組織「水まわり工房」加盟店が、15年3月期に前期比514社増加して5346社となった。海外展開では中国で瀋陽や蘇州など4地区にキッチン等の提供を開始した。台湾やベトナムでの販売も拡大しているようだ。

 また15年7月にはキッチン専用撮影スタジオ「南青山キッチンスタジオ−supported by クリナップ」にサポート協賛すると発表した。

■消費増税の影響長期化で16年3月期営業減益予想

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、第4四半期(1月〜3月)270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 また15年3月期の配当性向は96.0%だった。ROEは14年3月期比7.0ポイント低下して1.5%、自己資本比率は同2.5ポイント上昇して65.7%となった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期比1.5%増の1180億円、営業利益が同7.5%減の28億円、経常利益が同9.4%減の24億50百万円、純利益が同52.7%増の13億50百万円としている。純利益は特別損失や繰延税金資産取崩の影響が一巡して大幅増益予想だ。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で、予想配当性向は61.6%となる。

 第1四半期(4月〜6月)は、売上高が前年同期比15.0%減の271億23百万円、営業利益が32百万円の赤字(前年同期は19億68百万円の黒字)、経常利益が34百万円の赤字(同18億76百万円の黒字)、純利益が1億22百万円の赤字(同10億95百万円の黒字)だった。

 消費増税の影響が長期化して減収となり、各利益とも赤字となった。部門別の売上高は厨房部門が同17.1%減の207億18百万円、浴槽・洗面部門が同8.7%減の49億49百万円だった。

 通期ベースでも消費増税後の厳しい事業環境が継続するとして微増収、営業減益、経常減益予想だ。ただし食住イベントやフェアの開催によるブランド力向上、ショールーム全面リニューアルによる集客力強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携などの販売強化施策を推進する。そしてショールームへの来場者数の回復が期待される。システムキッチンの市場シェアは上昇基調であり、原価低減なども寄与して中期的には収益拡大が期待される。

■株価は9月7日の年初来安値から急反発して底打ち

 株価の動きを見ると、悪地合いの影響で8月の戻り高値圏900円台から、9月7日の年初来安値703円まで急落した。その後は急反発して17日には868円まで戻す場面があった。9月7日の年初来安値で底打ちしたようだ。

 9月24日の終値811円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円46銭で算出)は25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1358円69銭で算出)は0.6倍近辺である。なお時価総額は約340億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線突破の動きを強めている。また週足チャートで見ると安値圏の長い下ヒゲと陽線で底打ち感を強めている。16年3月期の営業減益予想は織り込み済みであり、0.6倍近辺の低PBRを見直す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月01日更新]

クリナップは地合い悪化の売り一巡感、0.6倍近辺の低PBRを見直し

 クリナップ[7955](東1)はシステムキッチンの大手である。株価は第1四半期(4月〜6月)赤字に対するネガティブ反応が限定的で8月11日の戻り高値959円まで上伸したが、地合い悪化の影響で8月26日の年初来安値793円まで急反落した。ただし28日には847円まで戻して売り一巡感を強めている。16年3月期営業減益予想は織り込み済みであり、0.6倍近辺の低PBRを見直してレンジ下限から切り返し展開だろう。

■システムキッチンの大手、システムバスルームも展開

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開し、中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。

 重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇および普及クラスの強化、全国のショールームへの集客強化と総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、そして海外事業の強化などを推進している。

 全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、リニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。15年3月期は帯広、藤沢、鹿児島、和歌山、新潟の5ヶ所の移転リニューアル、大宮、大阪、岡山、大分の4ヶ所のリニューアルを実施した。さらに15年4月は石巻(移転リニューアル)、仙台(リニューアル)の2ヶ所を実施した。15年4月現在で過去4年間のリニューアルは約50ヶ所となった。

 商品力の面では、普及クラスで人気のシステムキッチン「ラクエラ」のリニューアル効果で、普及クラスの15年3月期の市場シェアが前期比0.9ポイント上昇して21.0%となった。

 リフォーム政策では会員登録制組織「水まわり工房」加盟店が、15年3月期に前期比514社増加して5346社となった。海外展開では中国で瀋陽や蘇州など4地区にキッチン等の提供を開始した。台湾やベトナムでの販売も拡大しているようだ。

 また7月30日には、7月29日にオープンしたキッチン専用撮影スタジオ「南青山キッチンスタジオ−supported by クリナップ」にサポート協賛すると発表した。

■消費増税の影響長期化で16年3月期第1四半期赤字、通期純利益は増益予想

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、第4四半期(1月〜3月)270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 また15年3月期の配当性向は96.0%だった。ROEは14年3月期比7.0ポイント低下して1.5%、自己資本比率は同2.5ポイント上昇して65.7%となった。

 8月6日に発表した今期(16年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比15.0%減の271億23百万円で、営業利益が32百万円の赤字(前年同期は19億68百万円の黒字)、経常利益が34百万円の赤字(同18億76百万円の黒字)、そして純利益が1億22百万円の赤字(同10億95百万円の黒字)だった。

 消費増税前駆け込み需要の反動影響が長期化して減収となり、各利益とも赤字となった。部門別の売上高は厨房部門が同17.1%減の207億18百万円、浴槽・洗面部門が同8.7%減の49億49百万円だった。

 通期の連結業績予想は前回予想(5月11日公表)を据え置いて、売上高が前期比1.5%増の1180億円で、営業利益が同7.5%減の28億円、経常利益が同9.4%減の24億50百万円、そして純利益が同52.7%増の13億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で予想配当性向は61.6%となる。

 消費増税後の厳しい事業環境が継続して微増収にとどまり、営業減益、経常減益見込みとしている。純利益については特別損失や繰延税金資産取崩の影響が一巡して大幅増益見込みだ。

 ただし食住イベントやフェアの開催によるブランド力向上、ショールーム全面リニューアルによる集客力強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携などの販売強化施策を推進する。そしてショールームへの来場者数の回復が期待される。システムキッチンの市場シェアは上昇基調であり、原価低減なども寄与して中期的には収益拡大が期待される。

■株価は地合い悪化の売り一巡、レンジ下限から切り返し

 株価の動きを見ると、第1四半期の赤字に対するネガティブ反応は限定的で8月11日の戻り高値959円まで上伸したが、地合い悪化の影響で8月26日の年初来安値793円まで急反落した。ただし28日には847円まで戻す場面があり売り一巡感を強めている。

 8月28日の終値832円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円46銭で算出)は25〜26倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1358円69銭で算出)は0.6倍近辺である。

 週足チャートで見ると再び26週移動平均線を割り込んだが、大勢としては800円〜950円近辺でのボックス展開の形だ。16年3月期の営業減益予想は織り込み済みであり、0.6倍近辺の低PBRも見直してレンジ下限から切り返し展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月29日更新]

クリナップは調整一巡感、0.6倍近辺の低PBRを見直し

 クリナップ[7955](東1)はシステムキッチンの大手である。株価は860円〜900円近辺の小幅レンジでモミ合う展開だが、16年3月期の営業減益予想を織り込んで調整一巡感を強めている。0.6倍近辺の低PBRも見直してレンジ下限から切り返し展開だろう。

■システムキッチンの大手、システムバスルームも展開

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開し、中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を目指している。

 そして重点施策として、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇および普及クラスの強化、全国のショールームへの集客強化と総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、そして海外事業の強化などを推進している。

 全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、リニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。15年3月期は帯広、藤沢、鹿児島、和歌山、新潟の5ヶ所の移転リニューアル、大宮、大阪、岡山、大分の4ヶ所のリニューアルを実施した。さらに15年4月は石巻(移転リニューアル)、仙台(リニューアル)の2ヶ所を実施した。15年4月現在で過去4年間のリニューアルは約50ヶ所となった。

 商品力の面では、普及クラスで人気のシステムキッチン「ラクエラ」のリニューアル効果で、普及クラスの15年3月期の市場シェアが前期比0.9ポイント上昇して21.0%となった。

 リフォーム政策では会員登録制組織「水まわり工房」加盟店が、15年3月期に前期比514社増加して5346社となった。また海外展開では、中国で瀋陽や蘇州など4地区にキッチン等の提供を開始した。台湾やベトナムでの販売も拡大しているようだ。

■16年3月期は営業減益だが、純利益は増益予想

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、第4四半期(1月〜3月)270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 また15年3月期の配当性向は96.0%だった。ROEは14年3月期比7.0ポイント低下して1.5%、自己資本比率は同2.5ポイント上昇して65.7%となった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期比1.5%増の1180億円、営業利益が同7.5%減の28億円、経常利益が同9.4%減の24億50百万円、純利益が同52.7%増の13億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で予想配当性向は61.6%となる。

 消費増税後の厳しい事業環境が継続して微増収にとどまり、営業減益、経常減益見込みとしている。純利益は特別損失や繰延税金資産取崩の影響が一巡して大幅増益見込みだ。

 ただし食住イベントやフェアの開催によるブランド力向上、ショールーム全面リニューアルによる集客力強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携などの販売強化施策を推進する。そしてショールームへの来場者数の回復が期待される。システムキッチンの市場シェアは上昇基調であり、原価低減なども寄与して中期的には収益拡大が期待される。

■株価は調整一巡感、レンジ下限から切り返し

 株価の動きを見ると、5月11日の年初来高値970円から反落して水準を切り下げ、5月中旬以降は概ね860円〜900円近辺の小幅レンジでモミ合う展開のようだ。全般地合い悪化の影響を受けて7月9日に844円まで調整する場面があったが、影響は一時的だった。そして1月の年初来安値828円まで下押す動きは見られず調整一巡感を強めている。

 7月28日の終値877円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円46銭で算出)は27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1358円69銭で算出)は0.6倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形となって26週移動平均線を割り込んだが、大勢としては800円台〜900円台でのボックス展開の形だ。16年3月期の営業減益予想を織り込んで調整一巡感を強めており、0.6倍近辺の低PBRも見直してレンジ下限から切り返し展開だろう。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月25日更新]

クリナップは売り一巡して出直り、0.7倍近辺の低PBRも評価材料

 クリナップ[7955](東1)はシステムキッチンの大手である。株価は水準を切り下げたが、870円〜900円近辺で推移して下値固め完了感を強めている。16年3月期の営業減益予想を嫌気した売りが一巡して出直り展開だろう。0.7倍近辺の低PBRも評価材料だ。

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げ、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇および普及クラスの強化、全国のショールームへの集客強化と総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化とリフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、CPS活動の全社展開による業務効率化、20年サポートを支える業務システムの整備、そして海外事業の戦略的推進などを重点施策としている。

 全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、リニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。15年3月期は帯広、藤沢、鹿児島、和歌山、新潟の5ヶ所の移転リニューアル、大宮、大阪、岡山、大分の4ヶ所のリニューアルを実施した。さらに15年4月は石巻(移転リニューアル)、仙台(リニューアル)の2ヶ所を実施した。15年4月現在で過去4年間のリニューアルは約50ヶ所となった。

 商品力の面では、普及クラスで人気のシステムキッチン「ラクエラ」のリニューアル効果で、普及クラスの15年3月期の市場シェアが前期比0.9ポイント上昇して21.0%となった。リフォーム政策では会員登録制組織「水まわり工房」加盟店が、15年3月期に前期比514社増加して5346社となった。また海外展開では、中国で瀋陽や蘇州など4地区にキッチン等の提供を開始し、台湾やベトナムでの販売も拡大した。

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、第4四半期(1月〜3月)270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 15年3月期の配当性向は96.0%、ROEは14年3月期比7.0ポイント低下して1.5%、自己資本比率は同2.5ポイント上昇して65.7%となった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期比1.5%増の1180億円、営業利益が同7.5%減の28億円、経常利益が同9.4%減の24億50百万円、純利益が同52.7%増の13億50百万円としている。配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)で、予想配当性向は61.6%となる。

 消費増税後の厳しい事業環境が継続して微増収にとどまり、営業減益、経常減益見込みとしている。純利益は特別損失や繰延税金資産取崩の影響が一巡して大幅増益見込みだ。

 ただし食住イベントやフェアの開催によるブランド力向上、ショールーム全面リニューアルによる集客力強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携などの販売強化施策を推進する。そしてショールームへの来場者数の回復が期待される。システムキッチンの市場シェアは上昇基調であり、原価低減なども寄与して中期的には収益拡大が期待される。

 株価の動きを見ると、16年3月期営業減益予想を嫌気する形で水準を切り下げたが、5月中旬以降は870円〜900円近辺で推移して下値固め完了感を強めている。目先的な売りが一巡したようだ。

 6月24日の終値895円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円46銭で算出)は27〜28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1358円69銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが下げ渋る動きだ。そして日足チャートで見ると25日移動平均線突破の動きを強めている。16年3月期の営業減益予想を嫌気した売りが一巡して出直り展開だろう。0.7倍近辺の低PBRも評価材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月27日更新]

クリナップは売り一巡、低PBRも評価材料

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手である。株価は16年3月期営業減益予想で年初来高値圏から急反落したが、目先的な売りが一巡して切り返しの動きを強めている。0.7倍近辺の低PBRも評価材料であり、反発展開だろう。

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げ、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇、全国のショールーム(101ヶ所)への集客強化、総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化、リフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、そして海外事業の戦略的推進などを重点施策としている。

 全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、リニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。15年3月期は帯広、藤沢、鹿児島、和歌山、新潟の5ヶ所の移転リニューアル、大宮、大阪、岡山、大分の4ヶ所のリニューアルを実施した。さらに15年4月は石巻(4月22日移転オープン)、仙台(4月24日リニューアルオープン)の2ヶ所のリニューアルを実施した。15年4月現在で過去4年間のリニューアルは約50ヶ所となった。

 5月11日に発表した前期(15年3月期)の連結業績は売上高が前々期比9.7%減の1162億39百万円、営業利益が同65.9%減の30億28百万円、経常利益が同68.1%減の27億03百万円、純利益が同82.2%減の8億83百万円だった。

 配当予想は記念配当5円を落として年間20円(第2四半期末10円、期末10円)とした。配当性向は96.0%となる。ROEは同7.0ポイント低下して1.5%、自己資本比率は同2.5ポイント上昇して65.7%となった。

 消費増税に伴う新設住宅着工戸数減少など市場の落ち込みが想定以上に長期化し、輸入原材料の価格上昇なども影響して減収減益だった。純利益は厚生年金基金解散損失引当金繰入額の計上や、平成27年度税制改正に伴う繰延税金資産取崩も影響した。

 部門別売上高は、厨房部門が同8.1%減の911億95百万円、浴槽・洗面部門が同18.8%減の189億53百万円だった。厨房部門でシステムキッチン「S.S.」は数量、金額とも減少、「クリンレディ」は数量、金額とも減少、「ラクエラ」は数量が微増、金額が減少となった。浴槽・洗面部門でシステムバスルーム「アクリアバス」は数量、金額とも減少、そして「ユアシス」は数量、金額とも減少した。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、第4四半期(1月〜3月)270億23百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円、第4四半期6億02百万円の赤字だった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月11日公表)は、売上高が前期比1.5%増の1180億円、営業利益が同7.5%減の28億円、経常利益が同9.4%減の24億50百万円、純利益が同52.7%増の13億50百万円で、配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。

 厳しい事業環境が継続して微増収にとどまり、営業減益、経常減益見込みとしている。純利益は特別損失や繰延税金資産取崩の影響が一巡して大幅増益見込みだ。

 ただし食住イベントやフェアの開催によるブランド力向上、ショールーム全面リニューアルによる集客力強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携などの販売強化施策を推進する。システムキッチンの市場シェアは上昇基調であり、原価低減なども寄与して中期的には収益拡大が期待される。

 株価の動きを見ると、5月11日に付けた年初来高値970円から、15年3月期の大幅減益や16年3月期の営業減益予想で急反落した。ただし19日の869円から切り返しの動きを強めている。26日は900円台まで戻した。目先的な売りが一巡したようだ。

 5月26日の終値900円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円46銭で算出)は27〜28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1358円69銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋り、サポートラインを確認した形だ。0.7倍近辺の低PBRも評価材料であり、売り一巡して反発展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月16日更新]

クリナップは戻り高値圏で堅調、16年3月期増収増益期待で上値試す

 システムキッチン大手のクリナップ[7955](東1)の株価は、戻り高値圏900円〜950円近辺で堅調に推移している。0.7倍近辺の低PBRも評価材料であり、16年3月期増収増益期待で14年11月997円、さらに14年3月1045円を目指す展開だろう。

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げ、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」「コルティ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇、全国のショールーム(101ヶ所)への集客強化、総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化、リフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、そして海外事業の戦略的推進などを重点施策としている。

 全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、リニューアルと生活提案型ショールームへの転換を進めている。3月31日には、14年度は帯広、藤沢、鹿児島、和歌山、新潟の5ヶ所の移転リニューアル、大宮、大阪、岡山、大分の4ヶ所のリニューアルを実施したと発表している。過去4年間では約50ヶ所のリニューアルを実施した。さらに15年4月は石巻、仙台、豊橋の3ヶ所のリニューアルを予定している。

 前期(15年3月期)の連結業績見通し(11月7日に減額修正)は売上高が前々期比6.8%減の1200億円、営業利益が同59.4%減の36億円、経常利益が同62.2%減の32億円、純利益が同73.8%減の13億円、配当予想(5月8日公表)が記念配当5円を落として年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。

 第3四半期累計(4月〜12月)は前年同期比5.7%減収、同50.0%営業減益、同50.8%経常減益、同67.4%最終減益だった。消費増税に伴う新設住宅着工戸数減少など事業環境が厳しく減収減益で、純利益は厚生年金基金解散損失引当金繰入額の計上も影響した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円である。第2四半期がボトムとなった可能性がありそうだ。

 通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.4%、営業利益が100.8%、経常利益が107.2%、純利益が108.0%で、利益は通期見通しを超過達成している。新設住宅着工戸数減少など事業環境が厳しく、輸入原材料の価格上昇なども影響して通期も減収減益見通しだが、増額の可能性もあるだろう。

 今期(16年3月期)は消費増税の影響が一巡し、食住イベントやリフォームフェアの開催によるブランド力向上、ショールーム全面リニューアルによる集客力強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携などの販売強化施策が奏功し、原価低減の効果なども寄与して増収増益が期待される。システムキッチンの市場シェアは上昇基調であり、中期的に収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏900円〜950円近辺で堅調に推移している。15年3月期の減収減益見通しの織り込みを完了して、16年3月期の増収増益を期待する動きだろう。

 4月15日の終値934円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS30円64銭で算出)は30〜31倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.2%近辺、前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS1301円25銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を挟んでモミ合う展開だが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、26週移動平均線も上向きに転じてきた。強基調へ転換したようだ。0.7倍近辺の低PBRも評価材料であり、16年3月期増収増益期待で14年11月997円、さらに14年3月1045円を目指す展開だろう。 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月23日更新]

クリナップは15年3月期減収減益の織り込み完了して戻り歩調

 システムキッチン大手のクリナップ[7955](東1)の株価は戻り歩調の展開だ。15年3月期減収減益見通しの織り込みを完了して、16年3月期の収益改善を期待する動きだろう。低PBRも評価材料であり、高値圏回帰の動きが本格化しそうだ。

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げ、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」「コルティ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇、全国のショールーム(101拠点)への集客強化、総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化、リフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、そして海外事業の戦略的推進などを重点施策としている。

 なお全国101ヶ所のショールームへの集客を強化するため、体験型ショールームへの転換を進めている。3月13日には新潟ショールームを移転オープンした。

 今期(15年3月期)の連結業績見通し(11月7日に減額修正)は売上高が前期比6.8%減の1200億円、営業利益が同59.4%減の36億円、経常利益が同62.2%減の32億円、純利益が同73.8%減の13億円、配当予想(5月8日公表)が記念配当5円を落として年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。

 第3四半期累計(4月〜12月)は前年同期比5.7%減収、同50.0%営業減益、同50.8%経常減益、同67.4%最終減益だった。消費増税に伴う新設住宅着工戸数減少など事業環境が厳しく減収減益で、純利益は厚生年金基金解散損失引当金繰入額の計上も影響した。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)319億24百万円、第2四半期(7月〜9月)284億53百万円、第3四半期(10月〜12月)288億39百万円、営業利益は第1四半期19億68百万円、第2四半期5億49百万円、第3四半期11億13百万円である。第2四半期がボトムとなった可能性がありそうだ。

 通期ベースでも新設住宅着工戸数の減少など事業環境が厳しく、輸入原材料の価格上昇なども影響して減収減益見通しだが、通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.4%、営業利益が100.8%、経常利益が107.2%、純利益が108.0%で、利益は通期見通しを超過達成している。通期業績に増額の可能性がありそうだ。また消費増税の影響一巡などで来期(16年3月期)の収益改善が期待される。

 食住イベントやリフォームフェアの開催によるブランド力向上、ショールーム全面リニューアルによる集客力強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携などの販売強化施策が奏功して、システムキッチンの市場シェアは上昇基調である。原価低減の効果なども寄与して中期的には収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、1月の直近安値圏820円〜830円から切り返して戻り歩調の展開だ。足元では940円台まで戻している。15年3月期の減収減益見通しの織り込みを完了して、16年3月期の収益改善を期待する動きだろう。

 3月20日の終値946円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円64銭で算出)は30〜31倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.1%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS1301円25銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると26週移動平均線を突破し、13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いた。強基調へ転換したようだ。0.7倍近辺の低PBRも評価材料であり、高値圏回帰の動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月18日更新]

クリナップは戻り歩調の展開、16年3月期の収益改善期待で出直り本格化、低PBRも評価材料

 システムキッチン大手のクリナップ[7955](東1)は2月5日に第3四半期累計(4月〜12月)業績を発表した。減収減益だったが利益は通期見通しを超過達成した。株価は14年11月安値をボトムとして戻り歩調の展開だ。消費増税の影響を受けた今期(15年3月期)の減収減益見通しは織り込み済みであり、今期利益増額の可能性や来期(16年3月期)の収益改善期待で出直りの動きが本格化しそうだ。低PBRも評価材料だろう。

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。

 中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げ、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」「コルティ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇、全国のショールーム(101拠点)への集客強化、総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化、リフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、そして海外事業の戦略的推進などを重点施策としている。

 2月5日に発表した今期(15年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比5.7%減の892億16百万円、営業利益が同50.0%減の36億30百万円、経常利益が同50.8%減の34億31百万円、純利益が同67.4%減の14億04百万円だった。

 新設住宅着工戸数の減少など事業環境が厳しく減収減益だった。純利益は厚生年金基金解散損失引当金繰入額の計上も影響した。事業別の売上高は厨房部門が同3.9%減の694億10百万円、浴槽・洗面部門が同15.5%減の152億30百万円だった。

 通期の連結業績見通しは前回予想(11月7日に減額修正)を据え置いて、売上高が前期比6.8%減の1200億円、営業利益が同59.4%減の36億円、経常利益が同62.2%減の32億円、純利益が同73.8%減の13億円で、配当予想(5月8日公表)は記念配当5円を落として年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。

 消費増税や輸入原材料の価格上昇などで減収減益見通しだ。純利益については厚生年金基金解散損失引当金繰入額の計上も影響する。ただし通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高74.4%、営業利益100.8%、経常利益107.2%、純利益108.0%で、利益は通期見通しを超過達成した。通期業績に増額の可能性があり、消費増税の影響一巡などで来期(16年3月期)の収益改善が期待される。

 食住イベントやリフォームフェアの開催によるブランド力向上、ショールーム全面リニューアルによる集客力強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携などの販売強化施策が奏功して、システムキッチンの市場シェアは上昇基調である。原価低減の効果なども寄与して中期的には収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、14年11月安値803円をボトムとして水準切り上げの動きを強めている。2月12日に899円を付けて1月の戻り高値898円を突破し、17日は917円まで上伸した。今期の減収減益見通しは織り込み済みであり、来期の収益改善期待で戻り歩調の展開だ。

 2月17日の終値911円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円64銭で算出)は29〜30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.2%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS1301円25銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を突破して上伸した。また週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線も突破した。強基調への転換を確認した形だ。0.7倍近辺の低PBRも評価材料であり、来期の収益改善期待で出直りの動きが本格化しそうだ。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月28日更新]

クリナップは調整一巡感、16年3月期の収益改善期待で出直り、低PBRも評価材料
システムキッチン大手のクリナップ<7955>(東1)の株価は、1月5日の898円から反落して再び水準を切り下げたが、急落した14年11月安値803円水準まで下押すことなく、840円〜860円近辺で推移して調整一巡感を強めている。0.7倍近辺の低PBRも評価材料であり、来期(16年3月期)の収益改善期待で出直り展開だろう。

厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。

中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げ、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」「コルティ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇、全国のショールーム(101拠点)への集客強化、総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化、リフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、そして海外事業の戦略的推進などを重点施策としている。

集客力強化に向けてショールームの全面リニューアルも推進し、1月8日には和歌山ショールームが体験型ショールームとして移転オープンした。

今期(15年3月期)の連結業績見通し(11月7日に減額修正)は売上高が前期比6.8%減の1200億円、営業利益が同59.4%減の36億円、経常利益が同62.2%減の32億円、純利益が同73.8%減の13億円としている。配当予想(5月8日公表)は記念配当5円を落として年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。

第2四半期累計(4月〜9月)は、消費増税の反動影響が想定以上となって売上高、利益とも計画を下回り、前年同期比0.8%増収、同33.1%営業減益、同35.0%経常減益、同65.8%最終減益だった。純利益については厚生年金基金の特例解散に伴う特別損失計上も影響した。

消費増税の反動影響や輸入原材料の価格上昇など、下期も厳しい市場環境が見込まれるとして通期見通しを減額修正した。ただし修正後の通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高50.3%、営業利益69.9%、経常利益72.4%、純利益55.8%と高水準である。

第2四半期累計が収益トレンドのボトムとなった可能性もあり、消費増税の反動影響一巡などで下期(10月〜3月)および来期(16年3月期)の収益改善が期待される。

食住イベントやリフォームフェアの開催によるブランド力向上、ショールーム全面リニューアルによる集客力強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携などの販売強化施策が奏功して、システムキッチンの市場シェアは上昇基調である。原価低減の効果なども寄与して中期的には収益拡大基調だろう。

株価の動きを見ると、今期業績見通しの減額修正を嫌気して急落した14年11月安値803円から、一旦は1月5日の898円まで戻したが、その後は反落して再び水準を切り下げた。ただし11月安値水準まで下押すことなく、840円〜860円近辺で推移して調整一巡感を強めている。来期の収益改善を期待する動きだろう。

1月27日の終値860円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円64銭で算出)は28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS1301円25銭で算出)は0.7倍近辺である。

週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線突破の動きを強めている。0.7倍近辺の低PBRも支援材料であり、来期の収益改善期待で出直り展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月17日更新]

クリナップは今期減額修正の調整が一巡、低PBRも支援材料で切り返し局面

 システムキッチン大手のクリナップ[7955](東1)の株価は、11月4日の戻り高値997円から11月21日の直近安値803円まで急落した。今期(15年3月期)業績見通しの減額修正した影響による。ただし足元では850円近辺まで戻して調整一巡感を強めている。低PBRも支援材料として切り返し局面だろう。

 厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。中期経営計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げ、システムキッチン「S.S.」「クリンレディ」「ラクエラ」「コルティ」を軸とした商品ラインナップの充実、ブランド力の強化、中高級システムキッチンの市場シェア上昇、全国のショールーム(101拠点)への集客強化、総合競争力の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携強化、リフォーム需要の取り込み、トータルコストの低減、海外事業の戦略的推進などを重点施策としている。

 今期(15年3月期)の連結業績見通し(11月7日に減額修正)は売上高が前期比6.8%減の1200億円、営業利益が同59.4%減の36億円、経常利益が同62.2%減の32億円、純利益が同73.8%減の13億円としている。配当予想は前回予想(5月8日公表)を据え置き、記念配当5円を落として年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。

 第2四半期累計(4月〜9月)は前年同期比0.8%増収、同33.1%営業減益、同35.0%経常減益、同65.8%最終減益だった。消費増税の影響が想定以上となって売上高、利益とも計画を下回った。純利益については厚生年金基金の特例解散に伴う特別損失計上も影響した。

 第2四半期累計が計画を下回り、消費増税の影響や輸入原材料の価格上昇など下期も厳しい市場環境が見込まれるとして通期見通しを減額修正した。修正後の通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.3%、営業利益が69.9%、経常利益が72.4%、純利益が55.8%である。第2四半期累計が収益トレンドのボトムとなった可能性があり、下期以降の収益改善が期待される。

 食住イベントやリフォームフェアの開催によるブランド力向上、ショールーム全面リニューアルによる集客力強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店との連携などの販売強化施策が奏功してシステムキッチンの市場シェアは上昇基調である。原価低減効果なども寄与して中期的には収益拡大基調だろう。

 なお11月7日に自己株式の消却を発表し、11月25日付で500万株(消却前の発行済株式総数に対する割合10.65%)を消却した。消却後の発行済株式総数は4194万2374株となる。

 株価の動きを見ると、11月4日の戻り高値997円から11月21日の直近安値803円まで急落した。今期業績見通しの減額修正の影響による。ただし足元では850円近辺まで戻して調整一巡感を強めている。

 12月16日の終値852円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円64銭で算出)は27〜28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.4%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS1301円25銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、2月の年初来安値791円を割り込むことなく反発し、800円近辺が下値支持線の形となった。低PBRも支援材料であり、中期成長力を評価して切り返し局面だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
 
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