[8095]イワキ

[08月16日更新]

イワキは戻り高値圏、18年11月期増配予想

 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。18年11月期は薬価改定の影響で営業微増益にとどまるが、配当は増配予想である。株価は戻り高値圏だ。上値を試す展開が期待される。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、子会社の岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。医薬品を中心としたヘルスケア・ファインケミカルの企業集団である。

 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。
 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。18年3月には日立化成<4217>からプリント配線板用薬品事業譲受契約を締結した。

 中期経営計画(ローリング方式、18年11月期〜20年11月期)では目標数値に、20年11月期売上高650億円、営業利益21億円、ROIC7.0%以上を掲げている。さらにグループ中長期ビジョンとして、売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げている。

■18年11月期は営業微増益・増配予想

 18年11月期の連結業績予想(5月25日に利益を増額修正)は、売上高が17年11月期比2.8%増の590億円、営業利益が1.8%増の16億円、経常利益が3.3%減の17億20百万円、純利益が4.9%減の11億80百万円としている。

 期初時点では薬価改定の影響で営業減益予想としていたが、岩城製薬における高薬価品の製造量増加、自社原料販売の増加、電子・機能性材料(有機EL素材)販売の拡大で営業微増益予想に転じた。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.5%増の290億24百万円、営業利益が3.7%増の8億57百万円、経常利益が0.3%増の9億10百万円、純利益が28.8%減6億17百万円だった。

 医薬・FC事業は0.3%増収で3.9%営業減益だった。薬価改定の影響で減益だが、医薬品分野で副腎皮質ホルモン剤などが伸長した。HBC事業は6.5%増収で5.8倍営業増益だった。一般医薬品を中心とする卸売分野が好調に推移し、通販化粧品分野における広告宣伝費・販売促進費の効率的運用も寄与した。化学品事業は海外で想定していた表面処理薬品の新規大型販売の遅延などで0.5%増収にとどまったが、営業赤字が縮小した。食品事業は新規受注などで8.8%増収だが、営業損益が悪化した。

 通期ベースでは、医薬・FC事業で新分析棟・倉庫を建設し、抗がん剤領域での需要拡大が予想される高活性原薬分野に新規参入する。化学品事業ではクリーンルームを増設し、需要増加に対応して製造能力を増強するとともに、半導体デバイス製造用途向け新製品の開発も推進する。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高49.2%、営業利益53.6%と順調である。収益拡大を期待したい。

 なお配当方針は、従来の固定配当型から、安定的かつ業績連動性を持たせた「純資産配当率(DOE)下限1.5%で配当性向30%目途」に変更した。配当方針の変更に伴い、18年11月期の配当予想(7月12日に増額修正)は4円50銭増額して年間10円50銭(第2四半期末5円、期末5円50銭)とした。17年11月期との比較では3円増配で、予想配当性向は28.7%となる。

■株価は戻り高値圏

 株価は戻り高値圏だ。7月の安値圏390円近辺から急反発し、8月2日の戻り高値513円まで急伸した。その後も480円〜500円近辺で推移している。

 8月15日の終値は498円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS36円56銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円50銭で算出)は約2.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS556円36銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約172億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線も上向きに転じて先高観を強めている。上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月19日更新]

イワキは急反発して戻り歩調、18年11月期増配予想

 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。18年11月期は薬価改定の影響を高薬価品の製造量増加で吸収して営業増益予想である。また7月12日に配当予想を増額修正し、17年11月期比増配予想としている。株価は急反発して戻り歩調だ。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、子会社の岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。

 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。18年3月には日立化成<4217>からプリント配線板用薬品事業譲受契約を締結した。

 中期経営計画(ローリング方式、18年11月期〜20年11月期)では目標数値に、20年11月期売上高650億円、営業利益21億円、ROIC7.0%以上を掲げている。さらにグループ中長期ビジョンとして、売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げている。

■18年11月期は増額して営業微増益予想

 18年11月期の連結業績予想(5月25日に利益を増額修正)は、売上高が17年11月期比2.8%増の590億円、営業利益が1.8%増の16億円、経常利益が3.3%減の17億20百万円、純利益が4.9%減の11億80百万円としている。

 期初時点では薬価改定の影響で営業減益予想としていたが、岩城製薬における高薬価品の製造量増加、自社原料販売の増加、電子・機能性材料(有機EL素材)販売の拡大で営業増益予想に転じた。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比3.5%増の290億24百万円、営業利益が3.7%増の8億57百万円、経常利益が0.3%増の9億10百万円、純利益が28.8%減6億17百万円だった。

 医薬・FC事業は0.3%増収で3.9%営業減益だった。薬価改定の影響で減益だが、医薬品分野で副腎皮質ホルモン剤などが伸長した。HBC事業は6.5%増収で5.8倍営業増益だった。一般医薬品を中心とする卸売分野が好調に推移し、通販化粧品分野における広告宣伝費・販売促進費の効率的運用も寄与した。化学品事業は海外で想定していた表面処理薬品の新規大型販売の遅延などで0.5%増収にとどまったが、営業赤字が縮小した。食品事業は新規受注などで8.8%増収だが、営業損益が悪化した。

 通期ベースでは、医薬・FC事業で新分析棟・倉庫を建設し、抗がん剤領域での需要拡大が予想される高活性原薬分野に新規参入する。化学品事業ではクリーンルームを増設し、需要増加に対応して製造能力を増強するとともに、半導体デバイス製造用途向け新製品の開発も推進する。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高49.2%、営業利益53.6%と順調である。収益拡大を期待したい。

 なお7月12日に配当方針の変更、および配当予想の増額修正を発表した。配当方針は従来の固定配当型から、安定的かつ業績連動性を持たせた「純資産配当率(DOE)下限1.5%で配当性向30%目途」に変更した。配当方針の変更に伴い、18年11月期の配当予想は4円50銭増額して年間10円50銭(第2四半期末5円、期末5円50銭)とした。17年11月期との比較では3円増配となる。また予想配当性向は28.7%となる。

■株価は急反発して戻り歩調

 株価は配当予想の増額修正を好感する形で、直近安値圏390円近辺から急反発している。7月18日には468円まで上伸した。戻り歩調だ。

 7月18日の終値465円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS36円56銭で算出)は約13倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円50銭で算出)は約2.3%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS556円36銭で算出)は約0.8倍である。時価総額は約160億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。基調転換して戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月13日更新]

イワキは戻り歩調、18年11月期は増額して営業微増益予想

 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。18年11月期は薬価改定の影響などで期初時点では営業減益予想だったが、高薬価品の製造量増加などで5月25日に増額修正して営業微増益予想としている。株価は戻り歩調だ。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、子会社の岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。

 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。18年3月には日立化成<4217>からプリント配線板用薬品事業譲受契約を締結した。

 中期経営計画(ローリング方式、18年11月期〜20年11月期)では目標数値に、20年11月期売上高650億円、営業利益21億円、ROIC7.0%以上を掲げている。さらにグループ中長期ビジョンとして、売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げている。

■18年11月期は増額して営業微増益予想

 5月25日に18年11月期第2四半期累計および通期の連結業績予想を増額修正した。薬価改定の影響などで期初時点では営業減益予想としていたが、岩城製薬における高薬価品の製造量増加、自社原料販売の増加、電子・機能性材料(有機EL素材)販売の拡大で営業微増益予想に転じた。

 修正後の18年11月期通期連結業績予想は、売上高は据え置いて17年11月期比2.8%増の590億円、営業利益が1.8%増の16憶円、経常利益が3.3%減の17憶20百万円、純利益が4.9%減の11億80百万円としている。

 なお通期ベースでは、医薬・FC事業で新分析棟・倉庫を建設し、抗がん剤領域での需要拡大が予想される高活性原薬分野に新規参入する。化学品事業ではクリーンルームを増設し、需要増加に対応して製造能力を増強するとともに、半導体デバイス製造用途向け新製品の開発も推進する。

 なお配当予想は据え置いて年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は16.4%となる。

■株価は戻り歩調

 株価は400円近辺で下値固め完了して戻り歩調だ。業績予想の増額修正を好感して482円まで急伸する場面もあった。

 6月12日の終値441円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS36円56銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は約1.4%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS556円36銭で算出)は約0.8倍である。時価総額は約152億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月10日更新]

イワキは18年11月期減益予想を織り込んで下値固め完了感

 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。18年11月期は薬価改定の影響などで減益予想だが、これを織り込んで株価は下値固め完了感を強めている。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。

 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。18年3月には日立化成<4217>からプリント配線板用薬品事業譲受契約を締結した。

 中期経営計画(ローリング方式、18年11月期〜20年11月期)では目標数値に、20年11月期売上高650億円、営業利益21億円、ROIC7.0%以上を掲げている。さらにグループ中長期ビジョンとして、売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げている。

■18年11月期は薬価改定の影響で減益予想

 18年11月期の連結業績予想は、売上高が17年11月期比2.8%増の590億円、営業利益が10.9%減の14憶円、経常利益が18.5%減の14憶50百万円、純利益が23.5%減の9億50百万円としている。薬価改定や積極投資の影響で減益予想である。

 第1四半期は、売上高が前年同期比3.5%増の135億53百万円、営業利益が77.3%減の79百万円、経常利益が76.8%減の94百万円、そして純利益が91.5%減の45百万円だった。

 売上面では需要が概ね堅調に推移して増収だが、利益面では、医薬・FC事業の医薬品原料分野における高採算原料の売上減少の影響、医薬品分野における薬価改定に伴う顧客の在庫調整の影響、HBC事業の化粧品通販分野における広告宣伝費の増加の影響、化学品事業の表面処理薬品分野における一部メーカーの採用遅れの影響などで大幅減益だった。

 通期ベースでは、医薬・FC事業で新分析棟・倉庫を建設し、抗がん剤領域での需要拡大が予想される高活性原薬分野に新規参入する。化学品事業ではクリーンルームを増設し、需要増加に対応して製造能力を増強するとともに、半導体デバイス製造用途向け新製品の開発も推進する。第1四半期の進捗率が低水準のため通期予想は下振れに注意が必要だが、第2四半期以降の挽回に期待したい。

 なお配当予想は特別配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は20.3%である。

■株価は下値固め完了感

 株価は2月安値376円を割り込むことなく、4月17日の直近安値380円から切り返し、5月8日には421円まで上伸した。18年11月期減益予想を織り込んで下値固め完了感を強めている。

 5月9日の終値406円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS29円52銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は約1.5%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS556円36銭で算出)は約0.7倍である。時価総額は約140億円である。

 週足チャートで見ると400円割れ近辺が下値支持線となり、13週移動平均線突破の動きを強めている。出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月17日更新]

イワキは売り一巡感、18年11月期1Q大幅減益だが通期予想据え置き

 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。18年11月期第1四半期は薬価改定や積極投資の影響で大幅減益だったが、通期予想を据え置いた。第2四半期以降の挽回に期待したい。株価は安値圏だが売り一巡感を強めている。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。

 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。

 18年3月には日立化成<4217>からプリント配線板用薬品事業譲受契約を締結した。本契約により製品ラインアップが一層拡充される。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。

 中期経営計画(ローリング方式、18年11月期〜20年11月期)では目標数値に、20年11月期売上高650億円、営業利益21億円、ROIC7.0%以上を掲げている。さらにグループ中長期ビジョンとして、売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げている。

■18年11月期1Q大幅減益だが通期予想据え置き

 18年11月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比3.5%増の135億53百万円だが、営業利益が77.3%減の79百万円、経常利益が76.8%減の94百万円、純利益が91.5%減の45百万円だった。

 売上面では需要が概ね堅調に推移して増収だが、利益面では、医薬・FC事業の医薬品原料分野における高採算原料の売上減少の影響、医薬品分野における薬価改定に伴う顧客の在庫調整の影響、HBC事業の化粧品通販分野における広告宣伝費の増加の影響、化学品事業の表面処理薬品分野における一部メーカーの採用遅れの影響などで大幅減益だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が17年11月期比2.8%増の590億円、営業利益が10.9%減の14憶円、経常利益が18.5%減の14憶50百万円、純利益が23.5%減の9億50百万円としている。薬価改定や積極投資の影響で減益予想である。

 医薬・FC事業では新分析棟・倉庫を建設し、抗がん剤領域での需要拡大が予想される高活性原薬分野に新規参入する。化学品事業ではクリーンルームを増設し、需要増加に対応して製造能力を増強するとともに、半導体デバイス製造用途向け新製品の開発も推進する。第1四半期の進捗率が低水準のため通期予想は下振れに注意が必要だが、第2四半期以降の挽回に期待したい。

 なお配当予想は特別配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は20.3%である。

■株価は売り一巡感

 株価は安値圏400円近辺でモミ合う形だが、2月安値376円を割り込むことなく売り一巡感を強めている。

 4月16日の終値389円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS29円52銭で算出)は約13倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は約1.5%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS556円36銭で算出)は約0.7倍である。時価総額は約134億円である。

 週足チャートで見ると400円近辺が支持線となりそうだ。売り一巡して反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月16日更新]

イワキは出直り期待、18年11月期減益予想だが保守的

 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。18年11月期は薬価改定や積極投資の影響で減益予想だが、保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。株価は2月の直近安値圏から切り返している。売り一巡して出直りが期待される。
 
■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社
 
 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。
 
 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。
 
 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。
 
 中期経営計画(ローリング方式、18年11月期〜20年11月期)では目標数値に、20年11月期売上高650億円、営業利益21億円、ROIC7.0%以上を掲げている。さらにグループ中長期ビジョンとして、売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げている。
 
■18年11月期減益予想だが保守的
 
 18年11月期連結業績予想は、売上高が17年11月期比2.8%増の590億円、営業利益が10.9%減の14憶円、経常利益が18.5%減の14憶50百万円、純利益が23.5%減の9億50百万円としている。薬価改定や積極投資の影響で減益予想としているが、保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。
 
 医薬・FC事業では新分析棟・倉庫を建設し、抗がん剤領域での需要拡大が予想される高活性原薬分野に新規参入する。化学品事業ではクリーンルームを増設し、需要増加に対応して製造能力を増強するとともに、半導体デバイス製造用途向け新製品の開発も推進する。
 
 配当予想は特別配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は20.3%となる。
 
■株価は出直り期待
 
 株価は1月の戻り高値圏から急反落して水準を切り下げたが、2月14日の直近安値376円から切り返して戻り歩調だ。
 
 3月15日の終値427円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS29円52銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS556円36銭で算出)は0.8倍近辺である。時価総額は約147億円である。
 
 週足チャートで見ると52週移動平均線近辺から切り返している。売り一巡して出直りが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月27日更新]

イワキは売り一巡して戻り歩調、18年11月期減益予想だが保守的

 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。18年11月期は薬価改定や積極投資の影響で減益予想だが、保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。株価は売り一巡して戻り歩調だ。
 
■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社
 
 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。
 
 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。
 
 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。
 
 目標数値は、ローリング方式の中期経営計画(18年11月期〜20年11月期)では20年11月期売上高650億円、営業利益21億円、ROIC7.0%以上、グループ中長期ビジョンでは売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げている。
 
■18年11月期減益予想だが保守的
 
 18年11月期の連結業績予想(1月12日公表)は、売上高が17年11月期比2.8%増の590億円、営業利益が10.9%減の14憶円、経常利益が18.5%減の14憶50百万円、純利益が23.5%減の9億50百万円としている。薬価改定や積極投資の影響で減益予想としているが、保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。
 
 医薬・FC事業では新分析棟・倉庫を建設し、抗がん剤領域での需要拡大が予想される高活性原薬分野に新規参入する。化学品事業ではクリーンルームを増設し、需要増加に対応して製造能力を増強するとともに、半導体デバイス製造用途向け新製品の開発も推進する。
 
 配当予想は特別配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は20.3%となる。
 
■株価は売り一巡して戻り歩調
 
 株価は水準を切り下げたが、2月14日の直近安値376円から切り返している。2月26日には448円まで上伸した。売り一巡して戻り歩調だ。
 
 2月26日の終値446円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS29円52銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS556円36銭で算出)は0.8倍近辺である。時価総額は約153億円である。
 
 週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で下ヒゲを付けて切り返した。戻りを試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
 [1月30日更新]

イワキは目先的な売り一巡して戻り高値圏、18年11月期減益予想だが保守的

 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。医薬・FC事業の好調や化学品事業の損益改善で17年11月期は計画超の大幅増益だった。18年11月期は薬価改定や積極投資の影響で減益予想だが、保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。株価は減益予想を嫌気する形で反落したが、目先的な売りが一巡して戻り高値圏だ。上値を試す展開が期待される。
 
■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社
 
 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。
 
 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。
 
 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。
 
 目標数値には、中期経営計画(18年11月期〜20年11月期)で20年11月期売上高650億円、営業利益21億円、ROIC7.0%以上、グループ中長期ビジョンで売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げている。
 
■17年11月期は計画超の大幅増益
 
 17年11月期連結業績は、売上高が16年11月期比4.1%増の573億87百万円で、営業利益が60.8%増の15億71百万円、経常利益が66.0%増の17億78百万円、純利益が12億41(16年11月期は8百万円)だった。営業利益は創業来最高を達成した。
 
 医薬・FC事業、HBC事業が好調に推移し、化学品事業の営業損益改善も進展して17年7月の修正値を上回る大幅増益だった。売上総利益率は20.7%で0.5ポイント上昇、販管費比率は17.9%で0.5ポイント低下した。特別損失には岩城製薬における損害賠償金4憶04百万円計上したが、計上額が想定を下回った。また税効果会計による繰延税金資産計上も寄与した。
 
 医薬・FC事業は売上高が0.9%増の215億19百万円で、営業利益(連結調整前)が10.3%増の14億25百万円だった。医薬品原料は横ばいだったが、外皮用剤が好調な医薬品分野がけん引し、生産性改善も寄与した。HBC事業は売上高が5.9%増の235億91百万円で、営業利益が40.2%増の1憶04百万円だった。機能性食品原料、化粧品原料、ドラッグストア・薬局向け卸売、通販化粧品が堅調に推移した。
 
 化学品事業は売上高が17.9%増の62億83百万円で、営業利益が28百万円の黒字(16年11月期は4億34百万円の赤字)だった。表面処理薬品のプリント配線板向け新製品の拡販効果などで営業黒字化した。食品事業は売上高が5.0%増の39憶67百万円で、営業利益が22百万円の赤字(同5百万円の赤字)だった。その他は調剤薬局子会社を譲渡したため、売上高が15.6%減の20億26百万円で、営業利益が31.1%減の34百万円だった。
 
 なお配当は1月26日に期末1円50銭(特別配当)増額修正し、16年11月期比1円50銭増配の年間7円50銭(第2四半期末3円、期末4円50銭)とした。配当性向は19.8%となる。
 
■18年11月期減益予想だが保守的
 
 18年11月期の連結業績予想(1月12日公表)は、売上高が17年11月期比2.8%増の590億円、営業利益が10.9%減の14憶円、経常利益が18.5%減の14憶50百万円、純利益が23.5%減の9億50百万円としている。薬価改定や積極投資の影響で減益予想としているが、保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。
 
 医薬・FC事業では新分析棟・倉庫を建設し、抗がん剤領域での需要拡大が予想される高活性原薬分野に新規参入する。化学品事業ではクリーンルームを増設し、需要増加に対応して製造能力を増強するとともに、半導体デバイス製造用途向け新製品の開発も推進する。
 
 配当予想は特別配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は20.3%となる。
 
■株価は目先的な売り一巡して戻り高値圏
 
 株価は18年11月期減益予想を嫌気する形で一旦反落したが、目先的な売りが一巡し、素早く切り返して戻り高値圏だ。
 
 1月29日の終値507円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS29円52銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS556円36銭で算出)は0.9倍近辺である。なお時価総額は約174億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインだ。上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月18日更新]

イワキは自律調整一巡感、17年11月期再増額の可能性で18年11月期も収益拡大基調
 
 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。医薬・FC事業の好調や化学品事業の損益改善で、17年11月期予想は再増額の可能性が高く、18年11月期も収益拡大基調が期待される。株価は10月の高値圏から反落したが、自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。
 
■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社
 
 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。
 
 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。
 
 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、目標数値として18年11月期の売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げている。
 
■17年11月期予想は再増額の可能性、18年11月期も収益拡大基調
 
 今期(17年11月期)の連結業績予想(7月27日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前期(16年11月期)比3.4%増の570億円、営業利益が53.5%増の15億円、経常利益が54.0%増の16億50百万円、純利益が9億円(前期は8百万円)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。医薬・FC事業が好調に推移し、化学品事業の営業損益改善も進展する。
 
 第3四半期累計(12〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.7%増収、営業利益が85.5%増益、経常利益が95.7%増益、純利益が2.9倍増益だった。医薬・FC事業の好調や化学品事業の損益改善で大幅増益だった。特別利益では投資有価証券売却益2億23百万円、特別損失では岩城製薬における損害賠償金4億04百万円を計上した。
 
 医薬・FC事業は売上高が1.7%増の160億07百万円で営業利益(連結調整前)が20.8%増の11億60百万円、HBC事業は売上高が5.1%増の172億90百万円で営業利益が6百万円の赤字(前年同期は23百万円の黒字)、化学品事業は売上高が13.9%増の44億41百万円で営業利益が11百万円の黒字(同3億79百万円の赤字)だった。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が74.1%、営業利益が79.0%、経常利益が80.1%、純利益が94.0%である。通期利益予想は再増額の可能性が高いだろう。そして来期(18年11月期)も医薬・FC事業が好調に推移し、化学品事業の一段の拡販と損益改善も進展して収益拡大基調が期待される。
 
■株価は自律調整一巡して上値試す
 
 株価は97年9月641円来となる10月高値569円から反落したが、450円〜500円近辺で推移して自律調整一巡感を強めている。
 
 12月15日の終値485円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS27円50銭で算出)は17〜18倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.2%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS506円23銭で算出)は1.0倍近辺である。なお時価総額は約167億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月22日更新]

イワキは調整一巡して上値試す、17年11月期利益予想は再増額の可能性で18年11月期も収益拡大基調

 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。医薬・FC事業の好調や化学品事業の営業損益改善で、17年11月期利益予想は再増額の可能性が高いだろう。そして18年11月期も収益拡大基調が期待される。株価は97年来の高値圏から一旦反落したが、調整一巡して上値を試す展開が期待される。
 
■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社
 
 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。
 
 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。
 
 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、目標数値として18年11月期の売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げている。
 
■17年11月期利益予想は再増額の可能性、18年11月期も収益拡大基調
 
 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(7月27日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前期(16年11月期)比3.4%増の570億円、営業利益が53.5%増の15億円、経常利益が54.0%増の16億50百万円、純利益が9億円(前期は8百万円)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。医薬・FC事業が好調に推移し、化学品事業の営業損益改善も進展する。
 
 第3四半期累計(12〜8月)は、売上高が前年同期比3.7%増収、営業利益が85.5%増益、経常利益が95.7%増益、純利益が2.9倍増益だった。医薬・FC事業の好調や化学品事業の営業損益改善で大幅増益だった。特別利益では投資有価証券売却益2億23百万円、特別損失では岩城製薬における損害賠償金4億04百万円を計上した。
 
 医薬・FC事業は売上高が1.7%増の160億07百万円で営業利益(連結調整前)が20.8%増の11億60百万円、HBC事業は売上高が5.1%増の172億90百万円で営業利益が6百万円の赤字(前年同期は23百万円の黒字)、化学品事業は売上高が13.9%増の44億41百万円で営業利益が11百万円の黒字(同3億79百万円の赤字)だった。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が74.1%、営業利益が79.0%、経常利益が80.1%、純利益が94.0%である。通期利益予想は再増額の可能性が高いだろう。そして来期(18年11月期)も医薬・FC事業が好調に推移し、化学品事業の一段の拡販と営業損益改善も進展して収益拡大基調が期待される。
 
■株価は調整一巡して上値試す
 
 株価は97年9月641円来となる10月高値569円から反落したが、450円近辺から切り返して調整一巡感を強めている。
 
 11月20日の終値475円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS27円50銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS506円23銭で算出)は0.9倍近辺である。時価総額は約164億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。調整一巡して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月26日更新]

イワキは目先的な売り一巡して上値試す、17年11月期3Q累計大幅増益で通期利益予想は再増額の可能性、18年11月期も収益拡大基調  
 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。17年11月期第3四半期累計は、医薬・FC事業の好調や化学品事業の黒字化で大幅増益だった。通期利益予想は再増額の可能性が高いだろう。そして18年11月期も収益拡大基調が期待される。株価は97年来の高値圏から反落したが、目先的な売りが一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
 
■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社
 
 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。
 
 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。
 
 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、目標数値として18年11月期の売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げている。
 
■17年11月期3Q累計は大幅増益
 
 今期(17年11月期)第3四半期累計(12〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.7%増の422億18百万円、営業利益が85.5%増の11億85百万円、経常利益が95.7%増の13億22百万円、純利益が2.9倍の8億46百万円だった。医薬・FC事業の好調や化学品事業の黒字化で大幅増益だった。
 
 売上総利益は7.3%増加し、売上総利益率は20.9%で0.7ポイント上昇した。販管費は0.8%増加したが、販管費比率は18.1%で0.6ポイント低下した。営業外では持分用投資損益と為替差損益が改善した。特別利益では投資有価証券売却益2億23百万円、特別損失では岩城製薬における損害賠償金4億04百万円を計上した。
 
 主要セグメントの状況を見ると、医薬・FC事業は売上高が1.7%増の160億07百万円で、営業利益(連結調整前)が20.8%増の11億60百万円だった。医薬品原料では新規開発降圧剤関連原料など、医薬品分野では外皮用剤などが好調に推移し、生産性改善への継続的取り組みに伴う製造原価の低減も寄与した。
 
 HBC事業は売上高が5.1%増の172億90百万円で、営業利益が6百万円の赤字(前年同期は23百万円の黒字)だった。売上面では機能性食品原料分野、化粧品原料分野、一般用医薬品分野、通販化粧品分野とも概ね堅調に推移したが、通販化粧品分野における広告宣伝費の増加などで減益だった。
 
 化学品事業は売上高が13.9%増の44億41百万円で、営業利益が11百万円の黒字(同3億79百万円の赤字)だった。表面処理薬品が海外の電子部品分野を中心に好調だった。プリント配線板向け新製品の新規採用も進展した。増収効果で営業黒字化した。
 
■17年11月期利益予想は再増額の可能性、18年11月期も収益拡大基調
 
 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(7月27日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前期(16年11月期)比3.4%増の570億円、営業利益が53.5%増の15億円、経常利益が54.0%増の16億50百万円、純利益が9億円(前期は8百万円)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。
 
 医薬・FC事業でジェネリック医薬品関連が好調に推移し、化学品事業の営業損益改善も進展する。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高74.1%、営業利益79.0%、経常利益80.1%、純利益94.0%である。通期利益予想は再増額の可能性が高いだろう。
 
 そして来期(18年11月期)も、ジェネリック医薬品関連が好調に推移し、化学品事業の一段の拡販と営業損益改善も寄与して、収益拡大基調が期待される。
 
■株価は目先的な売り一巡して上値試す
 
 株価は10月12日に97年9月641円来高値となる569円まで上伸した。その後は第3四半期累計業績発表を機に材料出尽くしとして急反落し、10月20日の446円まで調整した。ただし目先的な売りが一巡し、10月24日には477円まで戻している。
 
 10月24日の終値474円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS27円50銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS506円23銭で算出)は0.9倍近辺である。時価総額は約163億円である。
 
 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ渋り、サポートラインを確認した形だ。目先的な売りが一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月24日更新]

イワキは05年来の高値圏、17年11月期大幅増益予想で18年11月期も収益拡大基調

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。ジェネリック医薬品関連の好調や化学品の収益改善で17年11月期大幅増益予想である。そして18年11月期も収益拡大基調が期待される。株価は年初来高値を更新して05年来の高値圏だ。上値を試す展開が期待される。
 
■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社
 
 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。
 
 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。
 
 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、目標数値として18年11月期の売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げている。
 
■17年11月期大幅増益予想で18年11月期も収益拡大基調
 
 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(7月27日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前期(16年11月期)比3.4%増の570億円、営業利益が53.5%増の15億円、経常利益が54.1%増の16億50百万円、純利益が9億円(前期は8百万円)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。
 
 医薬・FC事業でジェネリック医薬品関連が好調に推移し、化学品事業の収益改善も進展する。岩城製薬における損害賠償金および遅延損害金の合計見込み額4億33百万円を特別損失に計上するが、第2四半期累計に計上した特別利益も寄与して純利益は大幅改善する。
 
 そして来期(18年11月期)も、ジェネリック医薬品関連が好調に推移し、化学品事業の一段の拡販効果も寄与して、収益拡大基調が期待される。
 
■株価は年初来高値更新して05年来高値圏
 
 株価は9月21日に508円まで上伸した。年初来高値更新の展開で05年11月527円来の高値圏だ。
 
 9月21日の終値502円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS27円50銭で算出)は18〜19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS506円23銭で算出)は1.0倍近辺である。時価総額は約172億円である。
 
 週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近して中段保ち合いから上放れの形となった。上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月29日更新]

イワキは日柄調整一巡して上値試す、17年11月期は利益を増額修正して大幅増益予想

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。ジェネリック医薬品関連の好調や化学品の収益改善で、17年11月期通期の利益予想を増額修正している。大幅増益予想だ。株価は日柄調整一巡して上値を試す展開が期待される。
 
■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社
 
 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。
 
 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。
 
 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、目標数値として18年11月期の売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げている。
 
■17年11月期通期は利益を増額修正して大幅増益予想
 
 今期(17年11月期)通期の連結業績予想は7月27日に売上高を減額、利益を増額修正した。前回予想(1月12日公表)に対して、売上高は10億円減額して前期(16年11月期)比3.4%増の570億円、営業利益は1億40百万円増額して53.5%増の15億円、経常利益は2億50百万円増額して54.1%増の16億50百万円、純利益は60百万円増額して9億円(前期は8百万円)とした。配当予想は据え置き前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は21.8%となる。
 
 医薬・FC事業でジェネリック医薬品関連が好調に推移し、化学品事業の収益改善も進展する。岩城製薬における損害賠償金および遅延損害金の合計見込み額4億33百万円を特別損失に計上するが、第2四半期累計に計上した特別利益も寄与する。
 
■株価は日柄調整一巡して上値試す
 
 株価は7月10日に06年来高値圏となる480円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが高値圏で堅調に推移している。
 
 8月28日の終値431円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS27円50銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.4%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS506円23銭で算出)は0.9倍近辺である。時価総額は約148億円である。
 
 週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近している。日柄調整一巡して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月27日更新]

イワキは17年11月期大幅増益予想で増額の可能性

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。ジェネリック医薬品関連の好調や化学品の収益改善で17年11月期第2四半期累計は大幅増益だった。通期も大幅営業増益予想である。そして増額の可能性が高いだろう。株価は06年来の高値圏だ。依然として1倍割れの低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。

 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とし、4事業をさらに分解したBU(ビジネスユニット)を戦略単位としている。

 16年11月期の売上高構成比(連結調整前)は医薬・FC事業39%(原料薬品26%、医薬品11%、その他2%)、HBC事業40%(HBC原料18%、ファルマネット18%、オリジナル製品4%)、化学品事業10%(表面処理薬品6%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備2%)、食品事業7%だった。

 なお化学品事業は表面処理薬品分野での業務提携解消に伴って一時的に売上が大幅減少したが、新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えなどで収益回復を推進している。

■卸売・商社・メーカー機能の連携を強化、天然界面活性剤市場に参入

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。なお17年1月に調剤薬局運営の子会社パートナー・メディカル・システムズを譲渡して経営資源の集中も推進している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。

 16年7月にはシンガポールのASC社と業務提携して天然界面活性剤市場に参入した。ASC社は非可食天然物「マフア」の種から抽出した油脂を発酵させて天然界面活性剤を製造する高度な技術を有している。ASC社がインドの子会社で商業生産化する天然界面活性剤「ACS−Sophor」を、医薬品・化粧品・健康食品・食品の事業分野において当社が優先的に販売する権利を得た。

■17年11月期第2四半期累計は計画超の大幅増益

 今期(17年11月期)第2四半期累計(12月〜5月)連結業績(6月19日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前年同期比4.5%増の280億43百万円、営業利益が2.5倍の8億26百万円、経常利益が2.7倍の9億07百万円、純利益が9.1倍の8億67百万円だった。ジェネリック医薬品関連が好調に推移し、化学品事業の収益改善も寄与して大幅増益だった。営業利益は第2四半期累計として過去最高だった。純利益は特別利益に投資有価証券売却益を計上したことも寄与した。

 売上総利益は8.8%増加し、売上総利益率は20.9%で0.8ポイント上昇した。販管費は0.4%減少し、販管費比率は17.9%で0.9ポイント低下した。営業外では持分法投資損益が改善し、為替差損が減少した。特別利益では和光純薬工業の自己株式取得に応じた投資有価証券売却益2億19百万円を計上した。

 医薬・FC事業は売上高が3.3%増の105億74百万円で営業利益(連結調整前)が30.5%増の8億円だった。医療用医薬品分野で主力の外皮用剤、医薬品原料分野で新規開発医薬品向け原料やジェネリック医薬品原料が好調に推移し、生産性改善効果も寄与した。

 HBC事業は売上高が5.0%増の114億16百万円で営業利益が33.5%減の14百万円だった。機能性食品原料、化粧品原料、および通販化粧品が堅調に推移したが、通販化粧品分野における広告宣伝費の増加で減益だった。

 化学品事業は売上高が17.9%増の30億78百万円で営業利益が17百万円の赤字(前年同期は3億21百万円の赤字)だった。表面処理薬品分野で見込んでいた大型案件が遅延したが、国内における拡販効果などで営業赤字が大幅に縮小した。

 食品事業は売上高が3.1%増の19億47百万円で営業利益が1百万円(同14百万円の赤字)だった。その他は売上高が17.4%減の10億25百万円で営業利益が27.9%減の24百万円だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期130億91百万円、第2四半期149億52百万円、営業利益は3億51百万円、4億75百万円だった。

■17年11月期通期も大幅増益予想で増額の可能性

 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(1月12日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比5.2%増の580億円、営業利益が同39.2%増の13億60百万円、経常利益が同30.6%増の14億円、純利益が8億40百万円(前期は8百万円)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で予想配当性向は23.7%となる。

 営業利益は過去最高更新の見込みだ。医薬・FC事業で政府の後発医薬品使用促進策も追い風となってジェネリック医薬品関連が伸長する。化学品事業は表面処理薬品分野で新規導入製品への切り替え・採用が進展し、減価償却費減少も寄与して収益トントンへの回復を目指している。

 セグメント別の売上高計画は、医薬・FC事業が同3.3%増の220億円、HBC事業が同5.5%増の235億円、化学品事業が同19.8%増の63億円、食品事業が同3.6%増の39億円、その他が同1.5%減の23億円としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.4%、営業利益が60.7%、経常利益が64.8%、純利益が103.2%と高水準である。医薬・FC事業が好調であり、化学品事業の収益改善も寄与して、通期予想も増額の可能性が高いだろう。

■中長期ビジョンで25年11月期ROIC10%以上目指す

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定している。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略を「策揃え企業になる=Intelligent」「ナンバーワン製品・事業に注力する=Innovative」「海外市場への事業展開を図る=International」「資本効率を意識した事業運営を行う=Investment」として、数値目標に25年11月期連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 また新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では目標に18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやPB製品の自社企画・提案を通して国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」の拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発効率化、生産コスト低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は06年来の高値圏、依然としてPBR1倍割れ

 株価は水準を切り上げて7月10日の480円まで上伸した。06年来の高値圏である。

 7月26日の終値451円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS25円27銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS506円23銭で算出)は0.9倍近辺である。時価総額は約155億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線サポートラインとなって上昇トレンドだ。依然として1倍割れの低PBRも見直して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[05月31日更新]

イワキは09年来の高値圏、17年11月期大幅営業増益予想や低PBRを評価

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。ジェネリック医薬品関連の好調や化学品の収益改善で17年11月期大幅営業増益予想である。そして増額の可能性がありそうだ。株価は09年来の高値圏だ。低PBRも評価して上値を試す展開が期待される。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。17年1月に調剤薬局運営の子会社パートナー・メディカル・システムズを譲渡して経営資源の集中も推進している。

 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とし、4事業をさらに分解したBU(ビジネスユニット)を戦略単位としている。

 16年11月期の売上高構成比(連結調整前)は医薬・FC事業39%(原料薬品26%、医薬品11%、その他2%)、HBC事業40%(HBC原料18%、ファルマネット18%、オリジナル製品4%)、化学品事業10%(表面処理薬品6%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備2%)、食品事業7%である。

 なお化学品事業は表面処理薬品分野での業務提携解消に伴って一時的に売上が大幅減少したが、新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えなどで収益回復を推進している。

■卸売・商社・メーカー機能の連携を強化、天然界面活性剤市場に参入

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。

 16年7月にはシンガポールのASC社と業務提携して天然界面活性剤市場に参入した。ASC社は非可食天然物「マフア」の種から抽出した油脂を発酵させて天然界面活性剤を製造する高度な技術を有している。ASC社がインドの子会社で商業生産化する天然界面活性剤「ACS−Sophor」を、医薬品・化粧品・健康食品・食品の事業分野において当社が優先的に販売する権利を得た。

■17年11月期第1四半期は大幅増益、化学品の赤字縮小も寄与

 今期(17年11月期)第1四半期(12月〜2月)の連結業績(5月22日に過年度有価証券報告書および過年度決算短信を訂正)は、売上高が前年同期比2.6%増の130億91百万円で、営業利益が同2.2倍の3億51百万円、経常利益が同2.6倍の4億06百万円、純利益が同13倍の5億41百万円だった。ジェネリック医薬品関連が好調に推移し、化学品事業の赤字縮小も寄与して大幅増益だった。

 売上総利益は同6.2%増加し、売上総利益率は20.9%で同0.7ポイント上昇した。販管費は同1.3%減少し、販管費比率は18.3%で同0.7ポイント低下した。特別利益では和光純薬工業の自己株式取得に応じて投資有価証券売却益2億19百万円を計上した。

 医薬・FC事業は売上高が同2.5%増の48億90百万円で営業利益(連結調整前)が同16.1%増の3億20百万円だった。ジェネリック医薬品関連や外皮用剤などが好調だった。HBC事業は売上高が同3.3%増の54億18百万円で営業利益が同15.1%減の31百万円だった。

 化学品事業は売上高が同4.2%増の13億90百万円で営業利益が2百万円の赤字(前年同期は1億47百万円の赤字)だった。表面処理薬品分野で新規導入製品への切り替え途上だが営業赤字が大幅に縮小した。食品事業は売上高が同12.4%増の9億40百万円で営業利益が2百万円の赤字(同12百万円の赤字)だった。その他は売上高が同20.5%減の4億50百万円で営業利益が同65.0%減の2百万円だった。

■17年11月期通期も大幅増益予想で増額の可能性

 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(1月12日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比5.2%増の580億円、営業利益が同39.2%増の13億60百万円、経常利益が同30.6%増の14億円、純利益が8億40百万円(16年11月期は5億93百万円の赤字)としている。配当予想は16年11月期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で予想配当性向は23.7%となる。

 営業利益は過去最高更新の見込みだ。医薬・FC事業で政府の後発医薬品使用促進策も追い風となってジェネリック医薬品関連が伸長する。化学品事業は表面処理薬品分野で新規導入製品への切り替え・採用が進展し、減価償却費減少も寄与して収益トントンへの回復を目指している。

 セグメント別の売上高計画は、医薬・FC事業が同3.3%増の220億円、HBC事業が同5.5%増の235億円、化学品事業が同19.8%増の63億円、食品事業が同3.6%増の39億円、その他が同1.5%減の23億円としている。

 なお第1四半期の進捗率は、第2四半期累計に対して売上高が45.9%、営業利益が70.4%、経常利益が81.2%、純利益が163.9%と高水準である。そして通期予想に対しても、売上高が22.6%、営業利益が25.9%、経常利益が29.0%、純利益が64.4%と順調である。下期偏重の期初計画であることを考慮すれば、第2四半期累計および通期予想とも増額の可能性がありそうだ。

■中長期ビジョンで25年11月期ROIC10%以上目指す

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定している。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略を「策揃え企業になる=Intelligent」「ナンバーワン製品・事業に注力する=Innovative」「海外市場への事業展開を図る=International」「資本効率を意識した事業運営を行う=Investment」として、数値目標に25年11月期連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 また新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では目標に18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやPB製品の自社企画・提案を通して国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」の拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発効率化、生産コスト低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は09年来の高値圏

 株価の動きを見ると、短期的なモミ合いから上放れの形となり、2月高値318円を突破して5月23日に348円まで上伸した。09年8月355円来の高値圏だ。

 5月30日の終値318円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS25円27銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS488円14銭で算出)は0.7倍近辺である。時価総額は約109億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線サポートラインとなり、中段保ち合いから上放れた形だ。低PBRも評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[04月27日更新]

イワキは高値圏モミ合いから上放れ期待、好業績を評価して低PBRも見直し

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。ジェネリック医薬品関連の好調や化学品の収益改善で17年11月期大幅営業増益予想である。そして増額の可能性がありそうだ。株価は09年来の高値圏でモミ合う形だが、0.6倍近辺の低PBRも見直して上放れの展開が期待される。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。そして岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。

 事業区分は、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売および医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とし、4事業をさらに分解したBU(ビジネスユニット)を戦略単位としている。

 16年11月期売上構成比(連結調整前)は、医薬・FC事業39%(原料薬品26%、医薬品11%、その他特約2%)、HBC事業40%(HBC原料18%、ファルマネット18%、オリジナル製品4%)、化学品事業10%(表面処理薬品6%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備2%)、食品事業7%である。

 17年1月には調剤薬局運営の連結子会社パートナー・メディカル・システムズの全株式を徳永薬局に譲渡した。経営資源の集中を推進する。

■卸売・商社・メーカー機能の連携を強化、天然界面活性剤市場に参入

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 16年7月にはシンガポールのAllied Carbon Solutions(ASC社)と業務提携して天然界面活性剤市場に参入した。ASC社は非可食天然物「マフア」の種から抽出した油脂を発酵させて天然界面活性剤を製造する高度な技術を有している。ASC社がインドの子会社で商業生産化する天然界面活性剤「ACS−Sophor」を、医薬品・化粧品・健康食品・食品の事業分野において当社が優先的に販売する権利を得た。

■ジェネリック医薬品関連が牽引、化学品は新製品への切り替え途上

 四半期別業績推移を見ると、15年11月期は売上高が第1四半期130億01百万円、第2四半期145億15百万円、第3四半期139億58百万円、第4四半期139億48百万円、営業利益が90百万円、3億08百万円、1億46百万円、15百万円、16年11月期は売上高が127億53百万円、140億91百万円、138億62百万円、144億15百万円、営業利益が1億61百万円、1億70百万円、3億08百万円、3億38百万円だった。

 16年11月期の連結業績は、売上高が15年11月期比0.5%減の551億21百万円、営業利益が同74.6%増の9億77百万円、経常利益が同54.3%増の10億71百万円、純利益が5億93百万円の赤字(15年11月期は1億43百万円の赤字)だった。

 化学品事業において業務提携解消に伴いプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めているため減収となり、減損損失計上が影響して最終赤字だが、ジェネリック医薬品関連が牽引して計画超の大幅営業増益だった。

 売上総利益は同3.6%増加し、売上総利益率は20.2%で同0.8ポイント上昇した。販管費は同0.3%減少し、販管費比率は18.4%で同横ばいだった。営業外収益では有価証券償還益66百万円が一巡した。特別損失ではメルテックスが保有する固定資産について減損損失10億43百万円を計上した。

 医薬・FC事業は売上高が同9.8%増の213億28百万円で営業利益(連結調整前)が同39.7%増の12億92百万円、HBC事業は売上高が同1.1%減の222億81百万円で営業利益が同59.7%減の74百万円、化学品事業は売上高が同27.0%減の53億31百万円で営業利益が4億34百万円の赤字(15年11月期は5億56百万円の赤字)、食品事業は売上高が同1.7%減の37億78百万円で営業利益が5百万円の赤字(同8百万円の赤字)だった。

■17年11月期第1四半期は大幅増益、化学品の赤字縮小

 今期(17年11月期)第1四半期(12月〜2月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.6%増の130億91百万円で、営業利益が同2.2倍の3億52百万円、経常利益が同2.6倍の4億06百万円、純利益が同13倍の5億41百万円だった。ジェネリック医薬品関連が好調に推移し、化学品事業の赤字縮小も寄与して大幅増益だった。

 売上総利益は同6.2%増加し、売上総利益率は20.9%で同0.7ポイント上昇した。販管費は同1.3%減少し、販管費比率は18.3%で同0.7ポイント低下した。営業外では持分法投資損益が改善(前期は損失10百万円、今期は利益4百万円)し、前期計上した為替差損34百万円が一巡した。特別利益では和光純薬工業の自己株式取得に応じて投資有価証券売却益2億19百万円を計上した。特別損失では前期計上した過年度決算訂正関連費用45百万円が一巡した。

 セグメント別に見ると、医薬・FC事業は売上高が同2.5%増の48億90百万円で営業利益(連結調整前)が同16.1%増の3億20百万円だった。ジェネリック医薬品関連や外皮用剤などが好調だった。HBC事業は売上高が同3.3%増の54億18百万円で営業利益が同15.1%減の31百万円だった。

 化学品事業は売上高が同4.2%増の13億90百万円で営業利益が2百万円の赤字(前年同期は1億47百万円の赤字)だった。表面処理薬品分野で新製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替え途上だが、営業赤字が大幅に縮小した。食品事業は売上高が同12.4%増の9億40百万円で営業利益が2百万円の赤字(同12百万円の赤字)だった。その他は売上高が同20.5%減の4億50百万円で営業利益が同65.0%減の2百万円だった。

■17年11月期通期も大幅増益予想で増額の可能性

 今期(17年11月期)通期の連結業績予想(1月12日公表)は、売上高が前期(16年11月期)比5.2%増の580億円、営業利益が同39.2%増の13億60百万円、経常利益が同30.6%増の14億円、そして純利益が8億40百万円(16年11月期は5億93百万円の赤字)としている。営業利益は過去最高更新の見込みだ。

 配当予想は16年11月期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は23.8%となる。

 医薬・FC事業で政府の後発医薬品使用促進策も追い風となってジェネリック医薬品関連が伸長する。化学品事業は新規導入製品「ルーセントカパー」シリーズへの切り替え・採用が進展し、減価償却費減少も寄与して収益トントンへの回復を目指している。

 セグメント別の売上高計画は、医薬・FC事業が同3.3%増の220億円、HBC事業が同5.5%増の235億円、化学品事業が同19.8%増の63億円、食品事業が同3.6%増の39億円、その他が同1.5%減の23億円としている。

 なお第1四半期の進捗率は、第2四半期累計に対して売上高が45.9%、営業利益が70.4%、経常利益が81.2%、純利益が163.9%と高水準である。そして通期予想に対しても売上高が22.6%、営業利益が25.9%、経常利益が29.0%、純利益が64.4%と順調である。下期偏重の期初計画であることを考慮すれば、第2四半期累計および通期予想とも増額の可能性がありそうだ。

■中長期ビジョンで25年11月期ROIC10%以上目指す

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定している。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略を、策揃え企業になる=Intelligent、ナンバーワン製品・事業に注力する=Innovative、海外市場への事業展開を図る=International、資本効率を意識した事業運営を行う=Investmentとして、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」の拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発効率化、生産コスト低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は高値圏モミ合いから上放れ期待

 株価の動きを見ると、2月9日に09年来高値となる318円まで上伸し、その後も高値圏300円近辺でモミ合う形だ。そして日柄調整完了感を強めている。

 4月26日の終値298円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円26銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS488円14銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約102億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺でモミ合う形だ。0.6倍近辺の低PBRも見直して上放れの展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[03月28日更新]

イワキは09年来の高値圏で堅調、日柄調整完了して上値試す、PBR0.6倍近辺

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。ジェネリック医薬品関連の好調や化学品事業の収益改善で17年11月期大幅営業増益、最終黒字化予想である。株価は09年来の高値圏で堅調に推移している。依然としてPBRは0.6倍近辺であり、日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。グループ内に医薬品製造・販売の岩城製薬、表面処理薬品製造・販売のメルテックスといったメーカー機能も備えている。

 事業区分は、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売および医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とし、4事業をさらに分解したBU(ビジネスユニット)を戦略単位としている。

 16年11月期売上構成比(連結調整前)は、医薬・FC事業39%(原料薬品26%、医薬品11%、その他特約2%)、HBC事業40%(HBC原料18%、ファルマネット18%、オリジナル製品4%)、化学品事業10%(表面処理薬品6%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備2%)、食品事業7%である。

 17年1月には調剤薬局運営の連結子会社パートナー・メディカル・システムズの全株式を徳永薬局に譲渡した。経営資源の集中を推進する。

■卸売・商社・メーカー機能の連携を強化、天然界面活性剤市場に参入

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 16年7月にはシンガポールのAllied Carbon Solutions(ASC社)と業務提携して天然界面活性剤市場に参入した。ASC社は非可食天然物「マフア」の種から抽出した油脂を発酵させて天然界面活性剤を製造する高度な技術を有している。ASC社がインドの子会社で商業生産化する天然界面活性剤「ACS−Sophor」を、医薬品・化粧品・健康食品・食品の事業分野において当社が優先的に販売する権利を得た。

■ジェネリック医薬品関連が牽引、化学品は新製品への切り替え途上

 四半期別の推移を見ると、14年11月期は売上高が第1四半期125億44百万円、第2四半期141億92百万円、第3四半期131億90百万円、第4四半期142億19百万円、営業利益が1億90百万円、4億24百万円、23百万円の赤字、2億99百万円だった。15年11月期は売上高が130億01百万円、145億15百万円、139億58百万円、139億48百万円、営業利益が90百万円、3億08百万円、1億46百万円、15百万円だった。

 15年11月期は、ジェネリック医薬品関連やインバウンド需要関連が牽引したが、化成品事業が15年3月の業務提携解消に伴って新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めているため減収となり、メルテックスの繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。売上総利益率は19.4%で14年11月期比1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)だった。

■16年11月期は大幅営業増益、ジェネリック医薬品関連が牽引

 16年11月期の連結業績は、売上高が15年11月期比0.5%減の551億21百万円、営業利益が同74.6%増の9億77百万円、経常利益が同54.3%増の10億71百万円、純利益が5億93百万円の赤字(15年11月期は1億43百万円の赤字)だった。化学品事業の減損損失計上で最終赤字だが、ジェネリック医薬品関連が牽引して計画超の大幅営業増益だった。

 売上総利益は同3.6%増加し、売上総利益率は20.2%で同0.8ポイント上昇した。販管費は同0.3%減少し、販管費比率は18.4%で同横ばいだった。営業外収益では有価証券償還益66百万円が一巡した。特別損失ではメルテックスが保有する固定資産について減損損失10億43百万円を計上した。配当は15年11月期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)とした。

 セグメント別に見ると、医薬・FC事業は売上高が同9.8%増の213億28百万円、営業利益(連結調整前)が同39.7%増の12億92百万円だった。政府の後発医薬品使用促進策も追い風となり、原料および自社製品が大幅伸長した。HBC事業は売上高が同1.1%減の222億81百万円、営業利益が同59.7%減の74百万円だった。通販化粧品分野は堅調だったが、機能性食品原料におけるインバウンド対象商品が一段落し、積極的なプロモーション活動に伴う広告宣伝費の増加も影響した。

 化学品事業は売上高が同27.0%減の53億31百万円、営業利益が4億34百万円の赤字(前々期は5億56百万円の赤字)だった。表面処理薬品分野で新製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替え途上だが、営業赤字は縮小した。食品事業は売上高が同1.7%減の37億78百万円、営業利益が5百万円の赤字(同8百万円の赤字)だった。受託加工が低調だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期127億53百万円、第2四半期140億91百万円、第3四半期138億62百万円、第4四半期144億15百万円、営業利益は1億61百万円、1億70百万円、3億08百万円、3億38百万円だった。

■17年11月期大幅増益で最終黒字化予想、化学品も収益改善

 今期(17年11月期)連結業績予想(1月12日公表)は売上高が前期(16年11月期)比5.2%増の580億円、営業利益が同39.2%増の13億60百万円、経常利益が同30.6%増の14億円、純利益が8億40百万円(前期は5億93百万円の赤字)としている。営業利益は過去最高更新の見込みだ。

 なお2月24日に投資有価証券売却益2億19百万円の計上を発表している。和光純薬工業の自己株式取得に応じて3万株を売却した。

 配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は23.8%となる。

 医薬・FC事業で政府の後発医薬品使用促進策も追い風となってジェネリック医薬品関連が伸長する。化学品事業は新規導入製品「ルーセントカパー」シリーズへの切り替え・採用が進展し、減価償却費減少も寄与して収益トントンへの回復を目指している。

 セグメント別の売上高計画は、医薬・FC事業が同3.3%増の220億円、HBC事業が同5.5%増の235億円、化学品事業が同19.8%増の63億円、食品事業が同3.6%増の39億円、その他が同1.5%減の23億円としている。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を策定

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定した。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略を、策揃え企業になる=Intelligent、ナンバーワン製品・事業に注力する=Innovative、海外市場への事業展開を図る=International、資本効率を意識した事業運営を行う=Investmentとして、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」の拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発効率化、生産コスト低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は09年来の高値圏、日柄調整完了して上値試す

 株価の動きを見ると、好業績を評価して2月9日の高値318円まで急伸した。09年来の高値圏である。その後も300円近辺で堅調に推移している。

 3月27日の終値302円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円26銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS488円14銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約104億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して過熱感が解消した。依然としてPBRは0.6倍近辺であり、日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[02月24日更新]

イワキは09年来の高値圏で堅調、17年11月期大幅増益予想

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。ジェネリック医薬品関連の好調や化学品事業の収益改善で17年11月期大幅営業増益、最終黒字化予想である。株価は好業績を評価して急伸し、09年来の高値圏で堅調に推移している。依然としてPBR1倍割れ水準であり、上値を試す展開が期待される。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。グループ内に医薬品製造・販売の岩城製薬、表面処理薬品製造・販売のメルテックスといったメーカー機能も備えている。

 事業区分は、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売および医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とし、4事業をさらに分解したBU(ビジネスユニット)を戦略単位としている。

 16年11月期売上構成比(連結調整前)は、医薬・FC事業39%(原料薬品26%、医薬品11%、その他特約2%)、HBC事業40%(HBC原料18%、ファルマネット18%、オリジナル製品4%)、化学品事業10%(表面処理薬品6%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備2%)、食品事業7%である。

 16年12月には調剤薬局運営の連結子会社パートナー・メディカル・システムズの全株式を徳永薬局に譲渡(効力発生日17年1月27日)すると発表した。経営資源の集中を推進する。またベトナム駐在員事務所の閉鎖を発表した。15年10月に開設したが、市場調査等の目的を達成した。

■卸売・商社・メーカー機能の連携を強化、天然界面活性剤市場に参入

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 16年7月にはシンガポールのAllied Carbon Solutions(ASC社)と業務提携して天然界面活性剤市場に参入した。ASC社は非可食天然物「マフア」の種から抽出した油脂を発酵させて天然界面活性剤を製造する高度な技術を有している。ASC社がインドの子会社で商業生産化する天然界面活性剤「ACS−Sophor」を、医薬品・化粧品・健康食品・食品の事業分野において当社が優先的に販売する権利を得た。

■ジェネリック医薬品関連が牽引、化学品は新製品への切り替え途上

 四半期別の推移を見ると、14年11月期は売上高が第1四半期125億44百万円、第2四半期141億92百万円、第3四半期131億90百万円、第4四半期142億19百万円、営業利益が1億90百万円、4億24百万円、23百万円の赤字、2億99百万円だった。15年11月期は売上高が130億01百万円、145億15百万円、139億58百万円、139億48百万円、営業利益が90百万円、3億08百万円、1億46百万円、15百万円だった。

 15年11月期は、ジェネリック医薬品関連やインバウンド需要関連が牽引したが、化成品事業が15年3月の業務提携解消に伴って新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めているため減収となり、メルテックスの繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。売上総利益率は19.4%で14年11月期比1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)だった。

■16年11月期は大幅営業増益、ジェネリック医薬品関連が牽引

 16年11月期の連結業績は、売上高が15年11月期比0.5%減の551億21百万円、営業利益が同74.6%増の9億77百万円、経常利益が同54.3%増の10億71百万円、純利益が5億93百万円の赤字(15年11月期は1億43百万円の赤字)だった。化学品事業の減損損失計上で最終赤字だが、ジェネリック医薬品関連が牽引して計画超の大幅営業増益だった。

 売上総利益は同3.6%増加し、売上総利益率は20.2%で同0.8ポイント上昇した。販管費は同0.3%減少し、販管費比率は18.4%で同横ばいだった。営業外収益では有価証券償還益66百万円が一巡した。特別損失ではメルテックスが保有する固定資産について減損損失10億43百万円を計上した。配当は15年11月期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)とした。

 セグメント別に見ると、医薬・FC事業は売上高が同9.8%増の213億28百万円、営業利益(連結調整前)が同39.7%増の12億92百万円だった。政府の後発医薬品使用促進策も追い風となり、原料および自社製品が大幅伸長した。HBC事業は売上高が同1.1%減の222億81百万円、営業利益が同59.7%減の74百万円だった。通販化粧品分野は堅調だったが、機能性食品原料におけるインバウンド対象商品が一段落し、積極的なプロモーション活動に伴う広告宣伝費の増加も影響した。

 化学品事業は売上高が同27.0%減の53億31百万円、営業利益が4億34百万円の赤字(前々期は5億56百万円の赤字)だった。表面処理薬品分野で新製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替え途上だが、営業赤字は縮小した。食品事業は売上高が同1.7%減の37億78百万円、営業利益が5百万円の赤字(同8百万円の赤字)だった。受託加工が低調だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期127億53百万円、第2四半期140億91百万円、第3四半期138億62百万円、第4四半期144億15百万円、営業利益は1億61百万円、1億70百万円、3億08百万円、3億38百万円だった。

■17年11月期大幅増益で最終黒字化予想、化学品も収益改善

 今期(17年11月期)連結業績予想(1月12日公表)は売上高が前期(16年11月期)比5.2%増の580億円、営業利益が同39.2%増の13億60百万円、経常利益が同30.6%増の14億円、純利益が8億40百万円(前期は5億93百万円の赤字)としている。営業利益は過去最高更新の見込みだ。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で、予想配当性向は23.8%となる。

 医薬・FC事業で政府の後発医薬品使用促進策も追い風となってジェネリック医薬品関連が伸長する。化学品事業は新規導入製品「ルーセントカパー」シリーズへの切り替え・採用が進展し、減価償却費減少も寄与して収益トントンへの回復を目指している。

 セグメント別の売上高計画は、医薬・FC事業が同3.3%増の220億円、HBC事業が同5.5%増の235億円、化学品事業が同19.8%増の63億円、食品事業が同3.6%増の39億円、その他が同1.5%減の23億円としている。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を策定

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定した。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略を、策揃え企業になる=Intelligent、ナンバーワン製品・事業に注力する=Innovative、海外市場への事業展開を図る=International、資本効率を意識した事業運営を行う=Investmentとして、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」の拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発効率化、生産コスト低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は09年来の高値圏で堅調、依然としてPBR1倍割れ水準

 株価の動きを見ると、200円〜220円近辺でモミ合う展開だったが、好業績を評価する形で1月中旬に動意づき、2月9日の318円まで急伸した。09年来の高値圏で、その後も堅調に推移している。

 2月23日の終値311円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円26銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS488円14銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約106億円である。

 週足チャートで見るとやや過熱感を残しているが、日足チャートで見ると25日移動平均線が接近してきた。依然としてPBR1倍割れ水準であり、上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[01月25日更新]

イワキは急伸して09年来の高値圏、17年11月期も大幅増益予想

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。ジェネリック医薬品関連が牽引して16年11月期大幅営業増益となり、17年11月期も大幅営業増益、最終黒字化予想である。化学品事業の収益改善も寄与する。なお1月24日には代表取締役の異動(社長交代)を発表した。株価は好業績を評価する形で急伸して09年来の高値圏だ。依然として低PBRであり、目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。グループ内に医薬品製造・販売の岩城製薬、表面処理薬品製造・販売のメルテックスといったメーカー機能も備えている。

 事業区分は、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売および医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とし、4事業をさらに分解したBU(ビジネスユニット)を戦略単位としている。

 16年11月期売上構成比(連結調整前)は、医薬・FC事業39%(原料薬品26%、医薬品11%、その他特約2%)、HBC事業40%(HBC原料18%、ファルマネット18%、オリジナル製品4%)、化学品事業10%(表面処理薬品6%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備2%)、食品事業7%である。

 16年12月には調剤薬局運営の連結子会社パートナー・メディカル・システムズの全株式を徳永薬局に譲渡(効力発生日17年1月27日)すると発表した。経営資源の集中を推進する。またベトナム駐在員事務所の閉鎖を発表した。15年10月に開設したが、市場調査等の目的を達成した。

 なお1月24日には代表取締役の異動(社長交代)を発表した。岩城修現代表取締役社長が代表取締役会長、岩城慶太郎現代表取締役副社長が代表取締役社長に就任する。2月24日開催予定の第77回定時株主総会後の取締役会において正式決定する。経営体制の一層の強化・充実を図る。また取締役向け株式報酬制度の導入および従業員持株SOP信託の導入も発表した。

■卸売・商社・メーカー機能の連携を強化、天然界面活性剤市場に参入

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 16年7月にはシンガポールのAllied Carbon Solutions(ASC社)と業務提携して天然界面活性剤市場に参入した。ASC社は非可食天然物「マフア」の種から抽出した油脂を発酵させて天然界面活性剤を製造する高度な技術を有している。ASC社がインドの子会社で商業生産化する天然界面活性剤「ACS−Sophor」を、医薬品・化粧品・健康食品・食品の事業分野において当社が優先的に販売する権利を得た。

■ジェネリック医薬品関連が牽引、化学品は新製品への切り替え途上

 四半期別の推移を見ると、14年11月期は売上高が第1四半期125億44百万円、第2四半期141億92百万円、第3四半期131億90百万円、第4四半期142億19百万円、営業利益が1億90百万円、4億24百万円、23百万円の赤字、2億99百万円だった。15年11月期は売上高が130億01百万円、145億15百万円、139億58百万円、139億48百万円、営業利益が90百万円、3億08百万円、1億46百万円、15百万円だった。

 15年11月期は、ジェネリック医薬品関連やインバウンド需要関連が牽引したが、化成品事業が15年3月の業務提携解消に伴って新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めているため減収となり、メルテックスの繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。売上総利益率は19.4%で14年11月期比1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)だった。

■16年11月期は大幅営業増益、ジェネリック医薬品関連が牽引

 1月12日発表した前期(16年11月期)連結業績は、売上高が前々期(15年11月期)比0.5%減の551億21百万円、営業利益が同74.6%増の9億77百万円、経常利益が同54.3%増の10億71百万円、純利益が5億93百万円の赤字(前々期は1億43百万円の赤字)だった。化学品事業の減損損失計上で最終赤字だが、ジェネリック医薬品関連が牽引して計画超の大幅営業増益だった。

 売上総利益は同3.6%増加し、売上総利益率は20.2%で同0.8ポイント上昇した。販管費は同0.3%減少し、販管費比率は18.4%で同横ばいだった。営業外収益では有価証券償還益66百万円が一巡した。特別損失ではメルテックスが保有する固定資産について減損損失10億43百万円を計上した。配当は前年期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)とした。

 セグメント別に見ると、医薬・FC事業は売上高が同9.8%増の213億28百万円、営業利益(連結調整前)が同39.7%増の12億92百万円だった。政府の後発医薬品使用促進策も追い風となり、原料および自社製品が大幅伸長した。HBC事業は売上高が同1.1%減の222億81百万円、営業利益が同59.7%減の74百万円だった。通販化粧品分野は堅調だったが、機能性食品原料におけるインバウンド対象商品が一段落し、積極的なプロモーション活動に伴う広告宣伝費の増加も影響した。

 化学品事業は売上高が同27.0%減の53億31百万円、営業利益が4億34百万円の赤字(前々期は5億56百万円の赤字)だった。表面処理薬品分野で新製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替え途上だが、営業赤字は縮小した。食品事業は売上高が同1.7%減の37億78百万円、営業利益が5百万円の赤字(同8百万円の赤字)だった。受託加工が低調だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期127億53百万円、第2四半期140億91百万円、第3四半期138億62百万円、第4四半期144億15百万円、営業利益は1億61百万円、1億70百万円、3億08百万円、3億38百万円だった。

■17年11月期大幅増益で最終黒字化予想、化学品も収益改善

 今期(17年11月期)連結業績予想(1月12日公表)は売上高が前期(16年11月期)比5.2%増の580億円、営業利益が同39.2%増の13億60百万円、経常利益が同30.6%増の14億円、純利益が8億40百万円(前期は5億93百万円の赤字)としている。営業利益は過去最高更新の見込みだ。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で、予想配当性向は23.8%となる。

 医薬・FC事業で政府の後発医薬品使用促進策も追い風となってジェネリック医薬品関連が伸長する。化学品事業は新規導入製品「ルーセントカパー」シリーズへの切り替え・採用が進展し、減価償却費減少も寄与して収益トントンへの回復を目指している。

 セグメント別の売上高計画は、医薬・FC事業が同3.3%増の220億円、HBC事業が同5.5%増の235億円、化学品事業が同19.8%増の63億円、食品事業が同3.6%増の39億円、その他が同1.5%減の23億円としている。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を策定

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定した。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略を、策揃え企業になる=Intelligent、ナンバーワン製品・事業に注力する=Innovative、海外市場への事業展開を図る=International、資本効率を意識した事業運営を行う=Investmentとして、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」の拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発効率化、生産コスト低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は急伸して09年来の高値圏

 株価の動きを見ると、好業績を評価する形で動意づき、1月23日の274円まで急伸した。09年来の高値圏だ。

 1月24日の終値269円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円26銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS488円14銭で算出)は0.6倍近辺である。時価総額は約92億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。依然として低PBRであり、目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月30日更新]

イワキは16年11月期大幅増益予想で17年11月期は化学品の収益改善も期待

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。ジェネリック医薬品関連の好調で16年11月期大幅増益予想である。そして17年11月期は化学品事業の収益改善も期待される。株価は戻り歩調で4月の年初来高値に接近してきた。0.4倍近辺の低PBRも見直し材料となって上値を試す展開だろう。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。グループ内に医薬品製造・販売の岩城製薬、表面処理薬品製造・販売のメルテックスといったメーカー機能も備えている。

 16年11月期から事業区分を再構成して、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売および医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とした。

 15年11月期売上高構成比(新区分組替後)は、医薬・FC事業35%(原料薬品23%、医薬品9%、その他特約3%)、HBC事業43%(HBC原料20%、ファルマネット19%、オリジナル製品4%)、化学品事業11%(表面処理薬品7%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備3%)、食品事業7%だった。

■卸売・商社・メーカー機能の連携を強化、天然界面活性剤市場に参入

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 16年7月にはシンガポールのAllied Carbon Solutions(ASC社)と業務提携して天然界面活性剤市場に参入した。ASC社は非可食天然物「マフア」の種から抽出した油脂を発酵させて天然界面活性剤を製造する高度な技術を有している。ASC社がインドの子会社で商業生産化する天然界面活性剤「ACS−Sophor」を、医薬品・化粧品・健康食品・食品の事業分野において当社が優先的に販売する権利を得た。

■15年11月期は化学品事業が新製品への切り替えで低調

 四半期別の推移を見ると、14年11月期は売上高が第1四半期125億44百万円、第2四半期141億92百万円、第3四半期131億90百万円、第4四半期142億19百万円、営業利益が1億90百万円、4億24百万円、23百万円の赤字、2億99百万円だった。15年11月期は売上高が130億01百万円、145億15百万円、139億58百万円、139億48百万円、営業利益が90百万円、3億08百万円、1億46百万円、15百万円だった。

 15年11月期は、ジェネリック医薬品関連やインバウンド需要関連が伸長したが、化成品事業が15年3月の業務提携解消に伴って新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めているため減収となり、メルテックスの繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。売上総利益率は19.4%で14年11月期比1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)だった。

■16年11月期第3四半期累計は2桁営業増益

 今期(16年11月期)第3四半期累計(12〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.9%減の407億06百万円だが、営業利益が同17.4%増の6億39百万円、経常利益が同2.7%増の6億75百万円、純利益が2億87百万円の黒字(前年同期は78百万円の赤字)だった。インバウンド需要関連が一段落し、化成品事業は新規導入製品への切り替えで低水準だが、ジェネリック医薬品関連が伸長して2桁営業増益だった。

 売上総利益は同1.1%増加し、売上総利益率は20.2%で同0.6ポイント上昇した。販管費は同0.1%減少したが、販管費比率は18.7%で同0.4ポイント上昇した。営業外収益では有価証券償還益66百万円が一巡した。営業外費用では持分法投資損失が減少(前期19百万円、今期3百万円)したが、為替差損が増加(前期20百万円、今期70百万円)した。特別利益では投資有価証券売却益29百万円、特別損失では過年度決算訂正関連費用50百万円を計上した。

 セグメント別動向を見ると、医薬・FC事業は売上高が同10.4%増の157億35百万円、営業利益(連結調整前)が同25.7%増の9億60百万円だった。政府の後発医薬品使用促進策も追い風となり、医薬品原料分野でジェネリック医薬品の新規原料が大幅伸長した。医薬品分野では主力の外皮用剤が伸長した。HBC事業は売上高が同2.1%減の164億53百万円、営業利益が同80.1%減の23百万円だった。通販化粧品分野は堅調だったが、機能性食品原料におけるインバウンド対象商品が減少した。利益面では広告宣伝費の増加も影響した。

 化学品事業は売上高が同33.7%減の38億98百万円、営業利益が3億79百万円の赤字(前年同期は3億24百万円の赤字)だった。表面処理薬品分野で新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めていることに加えて、表面処理設備分野も国内における企業設備投資抑制の影響で低調だった。食品事業は売上高が同0.4%減の28億14百万円、営業利益が6百万円の赤字(同11百万円の赤字)だった。受託加工が低調だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期127億53百万円、第2四半期140億91百万円、第3四半期138億62百万円、営業利益は1億61百万円、1億70百万円、3億08百万円だった。

■16年11月期は大幅増益予想で増額余地

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想(1月14日公表)は、売上高が前期(15年11月期)比1.0%増の560億円、営業利益が同51.9%増の8億50百万円、経常利益が同29.6%増の9億円、純利益が4億50百万円(前期は1億43百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で予想配当性向は45.0%となる。

 医薬・FC事業では政府の後発医薬品使用促進策も追い風となってジェネリック医薬品関連が伸長する。化学品事業は新規導入製品「ルーセントカパー」シリーズへの評価が進捗し、9月に単月黒字化したようだ。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が72.7%、営業利益が75.2%、経常利益が75.0%、純利益が63.8%である。第4四半期の構成比が低くなる季節要因を考慮しても通期ベースで好業績が期待される。そして来期(17年11月期)は化学品事業の収益改善も寄与して収益拡大が期待される。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を策定

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定した。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略を、策揃え企業になる=Intelligent、ナンバーワン製品・事業に注力する=Innovative、海外市場への事業展開を図る=International、資本効率を意識した事業運営を行う=Investmentとして、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」の拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発効率化、生産コスト低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は戻り歩調で4月の年初来高値に接近、低PBRも見直し材料

 株価の動きを見ると、戻り歩調の展開となり、11月22日には218円まで上伸して4月の年初来高値227円に接近してきた。

 11月29日の終値206円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円33銭で算出)は15.3倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円23銭で算出)は0.4倍である。時価総額は約71億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となった。0.4倍近辺の低PBRも見直し材料となって上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月01日更新]

イワキは戻り歩調で4月の年初来高値試す、16年11月期大幅増益予想で低PBR

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。ジェネリック医薬品関連の好調で16年11月期第3四半期累計は2桁営業増益となり、通期も大幅増益予想である。そして17年11月期は化学品事業の収益改善も期待される。天然界面活性剤市場参入も注目される。株価は戻り歩調だ。0.4倍近辺の低PBRも見直して4月の年初来高値を試す展開だろう。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。グループ内に医薬品製造・販売の岩城製薬、表面処理薬品製造・販売のメルテックスといったメーカー機能も備えている。

 16年11月期から事業区分を再構成して、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売および医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とした。

 15年11月期売上高構成比(新区分組替後)は、医薬・FC事業35%(原料薬品23%、医薬品9%、その他特約3%)、HBC事業43%(HBC原料20%、ファルマネット19%、オリジナル製品4%)、化学品事業11%(表面処理薬品7%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備3%)、食品事業7%だった。

■卸売・商社・メーカー機能の連携を強化、天然界面活性剤市場に参入

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 16年7月にはシンガポールのAllied Carbon Solutions(ASC社)と業務提携して天然界面活性剤市場に参入した。ASC社は非可食天然物「マフア」の種から抽出した油脂を発酵させて天然界面活性剤を製造する高度な技術を有している。ASC社がインドの子会社で商業生産化する天然界面活性剤「ACS−Sophor」を、医薬品・化粧品・健康食品・食品の事業分野において当社が優先的に販売する権利を得た。

■15年11月期は化学品事業が新製品への切り替えで低調

 四半期別の推移を見ると、14年11月期は売上高が第1四半期125億44百万円、第2四半期141億92百万円、第3四半期131億90百万円、第4四半期142億19百万円、営業利益が1億90百万円、4億24百万円、23百万円の赤字、2億99百万円だった。15年11月期は売上高が130億01百万円、145億15百万円、139億58百万円、139億48百万円、営業利益が90百万円、3億08百万円、1億46百万円、15百万円だった。

 15年11月期は、ジェネリック医薬品関連やインバウンド需要関連が伸長したが、化成品事業が15年3月の業務提携解消に伴って新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めているため減収となり、メルテックスの繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。売上総利益率は19.4%で14年11月期比1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)だった。

■16年11月期第3四半期累計は2桁営業増益

 10月13日発表した今期(16年11月期)第3四半期累計(12〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.9%減の407億06百万円だが、営業利益が同17.4%増の6億39百万円、経常利益が同2.7%増の6億75百万円、そして純利益が2億87百万円の黒字(前年同期は78百万円の赤字)だった。インバウンド需要関連が一段落し、化成品事業は新規導入製品への切り替えで低水準だが、ジェネリック医薬品関連が伸長して2桁営業増益だった。

 売上総利益は同1.1%増加し、売上総利益率は20.2%で同0.6ポイント上昇した。販管費は同0.1%減少したが、販管費比率は18.7%で同0.4ポイント上昇した。営業外収益では有価証券償還益66百万円が一巡した。営業外費用では持分法投資損失が減少(前期19百万円、今期3百万円)したが、為替差損が増加(前期20百万円、今期70百万円)した。特別利益では投資有価証券売却益29百万円、特別損失では過年度決算訂正関連費用50百万円を計上した。

 セグメント別動向を見ると、医薬・FC事業は売上高が同10.4%増の157億35百万円、営業利益(連結調整前)が同25.7%増の9億60百万円だった。政府の後発医薬品使用促進策も追い風となり、医薬品原料分野でジェネリック医薬品の新規原料が大幅伸長した。医薬品分野では主力の外皮用剤が伸長した。HBC事業は売上高が同2.1%減の164億53百万円、営業利益が同80.1%減の23百万円だった。通販化粧品分野は堅調だったが、機能性食品原料におけるインバウンド対象商品が減少した。利益面では広告宣伝費の増加も影響した。

 化学品事業は売上高が同33.7%減の38億98百万円、営業利益が3億79百万円の赤字(前年同期は3億24百万円の赤字)だった。表面処理薬品分野で新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めていることに加えて、表面処理設備分野も国内における企業設備投資抑制の影響で低調だった。食品事業は売上高が同0.4%減の28億14百万円、営業利益が6百万円の赤字(同11百万円の赤字)だった。受託加工が低調だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期127億53百万円、第2四半期140億91百万円、第3四半期138億62百万円、営業利益は1億61百万円、1億70百万円、3億08百万円だった。

■16年11月期は大幅増益予想で増額余地

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想は前回予想(1月14日公表)を据え置いて、売上高が前期(15年11月期)比1.0%増の560億円、営業利益が同51.9%増の8億50百万円、経常利益が同29.6%増の9億円、純利益が4億50百万円(前期は1億43百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で予想配当性向は45.0%となる。

 医薬・FC事業では政府の後発医薬品使用促進策も追い風となってジェネリック医薬品関連が伸長する。化学品事業は新規導入製品「ルーセントカパー」シリーズへの評価が進捗し、9月に単月黒字化したようだ。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が72.7%、営業利益が75.2%、経常利益が75.0%、純利益が63.8%である。第4四半期の構成比が低くなる季節要因を考慮しても通期ベースで好業績が期待される。そして来期(17年11月期)は化学品事業の収益改善も寄与して収益拡大が期待される。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を策定

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定した。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略を、策揃え企業になる=Intelligent、ナンバーワン製品・事業に注力する=Innovative、海外市場への事業展開を図る=International、資本効率を意識した事業運営を行う=Investmentとして、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」の拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発効率化、生産コスト低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は戻り歩調で4月の年初来高値を試す

 株価の動きを見ると、安値圏180円〜190円近辺でのモミ合いから上放れて戻り歩調の展開となった。10月28日には210円まで上伸した。第3四半期累計の2桁営業増益・最終黒字化も好感されたようだ。

 10月31日の終値207円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円33銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円23銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約71億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高感を強めている。0.4倍近辺の低PBRも見直して4月の年初来高値227円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月20日更新]

イワキは下値切り上げて戻り歩調期待、16年11月期予想増額余地で割安感

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。ジェネリック医薬品関連の好調や化学品の収益改善などで16年11月期連結業績予想に増額余地があり、天然界面活性剤市場参入も注目される。株価は下値を切り上げて出直りの動きを強めている。指標面の割安感も見直して戻り歩調が期待される。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。グループ内に医薬品製造・販売の岩城製薬、表面処理薬品製造・販売のメルテックスといったメーカー機能も備えている。

 16年11月期から事業区分を再構成して、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売および医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とした。

 15年11月期売上高構成比(新区分組替後)は、医薬・FC事業35%(原料薬品23%、医薬品9%、その他特約3%)、HBC事業43%(HBC原料20%、ファルマネット19%、オリジナル製品4%)、化学品事業11%(表面処理薬品7%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備3%)、食品事業7%だった。

■卸売・商社・メーカー機能の連携を強化、天然界面活性剤市場に参入

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 16年7月にはシンガポールのAllied Carbon Solutions(ASC社)と業務提携して天然界面活性剤市場に参入した。ASC社は非可食天然物「マフア」の種から抽出した油脂を発酵させて天然界面活性剤を製造する高度な技術を有している。ASC社がインドの子会社で商業生産化する天然界面活性剤「ACS−Sophor」を、医薬品・化粧品・健康食品・食品の事業分野において当社が優先的に販売する権利を得た。

■15年11月期は化学品事業が新製品への切り替えで低調

 四半期別の推移を見ると、14年11月期は売上高が第1四半期125億44百万円、第2四半期141億92百万円、第3四半期131億90百万円、第4四半期142億19百万円、営業利益が1億90百万円、4億24百万円、23百万円の赤字、2億99百万円だった。15年11月期は売上高が130億01百万円、145億15百万円、139億58百万円、139億48百万円、営業利益が90百万円、3億08百万円、1億46百万円、15百万円だった。

 15年11月期は、ジェネリック医薬品関連やインバウンド需要関連が伸長したが、化成品事業が15年3月の業務提携解消に伴って新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めているため減収となり、メルテックスの繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。売上総利益率は19.4%で14年11月期比1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)だった。

■16年11月期第2四半期は減益だが計画超

 今期(16年11月期)第2四半期累計(12〜5月)の連結業績(5月18日に利益を増額修正)は、売上高が前年同期比2.4%減の268億44百万円、営業利益が同16.8%減の3億31百万円、経常利益が同30.7%減の3億38百万円、純利益が同54.8%減の95百万円だった。

 インバウンド需要関連が一段落し、化成品事業が新規導入製品への切り替えで低水準のため減収減益だが、高付加価値のジェネリック医薬品関連が伸長し、プリント基板製造プラントを中国で製造販売するTCM上海を連結子会社化したことも寄与(営業利益で約0.5億円)して利益は期初計画を大幅に上回った。

 売上総利益は同2.5%減少したが、売上総利益率は20.1%で同0.3横ばいだった。販管費は同1.4%減少したが、販管費比率は18.9%で同0.3ポイント上昇した。営業外収益では有価証券償還益66百万円が一巡した。営業外費用では持分法投資損失が減少(前期11百万円、今期0百万円)したが、為替差損が増加(前期5百万円、今期50百万円)した。特別利益では投資有価証券売却益25百万円、特別損失では過年度決算訂正関連費用50百万円を計上した。

 セグメント別に見ると、医薬・FC事業は売上高が同9.1%増の102億34百万円、営業利益(連結調整前)が同20.4%増の6億13百万円だった。薬価改定の影響は軽微で、後発医薬品使用促進策も追い風となり、医療用医薬品では主力の外皮用剤が伸長し、医療用医薬品原料ではジェネリック医薬品の大型品目への新規納入が寄与した。HBC事業は売上高が同0.5%増の108億70百万円、営業利益が同21.1%減の21百万円だった。機能性食品原料、化粧品原料は堅調だが、インバウンド需要関連が一段落した。

 化学品事業は売上高が同37.8%減の26億10百万円、営業利益が3億21百万円の赤字(前年同期は1億32百万円の赤字)だった。新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めていることに加えて、中国を中心とするスマホ関連需要の減速も影響した。食品事業は売上高が同3.1%減の18億89百万円、営業利益が14百万円の赤字(同7百万円の赤字)だった。受託加工が低調だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期127億53百万円、第2四半期140億91百万円、営業利益は1億61百万円、1億70百万円だった。

■16年11月期は大幅増益予想で増額余地

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想(1月14日公表)は、売上高が前期(15年11月期)比1.0%増の560億円、営業利益が同51.9%増の8億50百万円、経常利益が同29.6%増の9億円、純利益が4億50百万円(前期は1億43百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で予想配当性向は45.0%となる。

 医薬・FC事業は後発医薬品の数量ベース普及率を80%以上に引き上げる政府の骨太方針も追い風となってジェネリック医薬品関連が伸長する。化学品事業は新規導入製品「ルーセントカパー」シリーズへの評価が進捗し、今期中の単月黒字化を目標としている。来期(17年11月期)は大幅に増加する見込みだ。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.9%、営業利益が39.0%、経常利益が37.6%、純利益が21.1%である。やや低水準の形だが期初時点で下期偏重の計画である。また猛暑効果に不透明感があり、HBC事業はインバウンド需要関連が弱含みのため通期予想を据え置いたとしているが、化学品事業の収益改善進展も考慮すれば通期も増額余地があるだろう。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を策定

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定した。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略を、策揃え企業になる=Intelligent、ナンバーワン製品・事業に注力する=Innovative、海外市場への事業展開を図る=International、資本効率を意識した事業運営を行う=Investmentとして、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」の拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発効率化、生産コスト低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は下値切り上げて戻り歩調期待

 株価の動きを見ると190円近辺でのモミ合い展開だが、6月安値175円から7月安値180円、8月安値182円と下値を切り上げる形だ。

 9月16日の終値191円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円33銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円23銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約65億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を突破し、続いて26週移動平均線突破の動きを強めている。3%台の予想配当利回りや0.4倍近辺の低PBRといった指標面の割安感も見直して戻り歩調が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[9月01日更新]

イワキは16年11月期予想に増額余地、指標面の割安感を見直し

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。ジェネリック医薬品関連が好調で16年11月期予想に増額余地がありそうだ。天然界面活性剤市場参入も注目される。株価は戻りが鈍く安値圏だが、6月の直近安値まで下押すことなく調整一巡感を強めている。指標面の割安感も見直して反発が期待される。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。グループ内に医薬品製造・販売の岩城製薬、表面処理薬品製造・販売のメルテックスといったメーカー機能も備えている。

 16年11月期から事業区分を再構成して、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売および医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とした。

 15年11月期売上高構成比(新区分組替後)は、医薬・FC事業35%(原料薬品23%、医薬品9%、その他特約3%)、HBC事業43%(HBC原料20%、ファルマネット19%、オリジナル製品4%)、化学品事業11%(表面処理薬品7%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備3%)、食品事業7%だった。

■卸売・商社・メーカー機能の連携を強化、天然界面活性剤市場に参入

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 16年7月にはシンガポールのAllied Carbon Solutions(ASC社)と業務提携して天然界面活性剤市場に参入すると発表した。同社は非可食天然物「マフア」の種から抽出した油脂を発酵させて天然界面活性剤を製造する高度な技術を有している。同社がインドの子会社で商業生産化する天然界面活性剤「ACS−Sophor」を、医薬品・化粧品・健康食品・食品の事業分野において当社が優先的に販売する権利を得た。

■15年11月期は化学品事業が新製品への切り替えで低調

 四半期別の推移を見ると、14年11月期は売上高が第1四半期125億44百万円、第2四半期141億92百万円、第3四半期131億90百万円、第4四半期142億19百万円、営業利益が1億90百万円、4億24百万円、23百万円の赤字、2億99百万円だった。15年11月期は売上高が130億01百万円、145億15百万円、139億58百万円、139億48百万円、営業利益が90百万円、3億08百万円、1億46百万円、15百万円だった。

 15年11月期は、ジェネリック医薬品関連やインバウンド需要関連が伸長したが、化成品事業が15年3月の業務提携解消に伴って新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めているため減収となり、メルテックスの繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。売上総利益率は19.4%で14年11月期比1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)だった。

■16年11月期第2四半期は減益だが計画超

 今期(16年11月期)第2四半期累計(12〜5月)の連結業績(5月18日に利益を増額修正)は、売上高が前年同期比2.4%減の268億44百万円、営業利益が同16.8%減の3億31百万円、経常利益が同30.7%減の3億38百万円、純利益が同54.8%減の95百万円だった。

 インバウンド需要関連が一段落し、化成品事業が新規導入製品への切り替えで低水準のため減収減益だが、高付加価値のジェネリック医薬品関連が伸長し、プリント基板製造プラントを中国で製造販売するTCM上海を連結子会社化したことも寄与(営業利益で約0.5億円)して利益は期初計画を大幅に上回った。

 売上総利益は同2.5%減少したが、売上総利益率は20.1%で同0.3横ばいだった。販管費は同1.4%減少したが、販管費比率は18.9%で同0.3ポイント上昇した。営業外収益では有価証券償還益66百万円が一巡した。営業外費用では持分法投資損失が減少(前期11百万円、今期0百万円)したが、為替差損が増加(前期5百万円、今期50百万円)した。特別利益では投資有価証券売却益25百万円、特別損失では過年度決算訂正関連費用50百万円を計上した。

 セグメント別に見ると、医薬・FC事業は売上高が同9.1%増の102億34百万円、営業利益(連結調整前)が同20.4%増の6億13百万円だった。薬価改定の影響は軽微で、後発医薬品使用促進策も追い風となり、医療用医薬品では主力の外皮用剤が伸長し、医療用医薬品原料ではジェネリック医薬品の大型品目への新規納入が寄与した。HBC事業は売上高が同0.5%増の108億70百万円、営業利益が同21.1%減の21百万円だった。機能性食品原料、化粧品原料は堅調だが、インバウンド需要関連が一段落した。

 化学品事業は売上高が同37.8%減の26億10百万円、営業利益が3億21百万円の赤字(前年同期は1億32百万円の赤字)だった。新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めていることに加えて、中国を中心とするスマホ関連需要の減速も影響した。食品事業は売上高が同3.1%減の18億89百万円、営業利益が14百万円の赤字(同7百万円の赤字)だった。受託加工が低調だった。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期127億53百万円、第2四半期140億91百万円、営業利益は1億61百万円、1億70百万円だった。

■16年11月期は大幅増益予想で増額余地

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想(1月14日公表)は、売上高が前期(15年11月期)比1.0%増の560億円、営業利益が同51.9%増の8億50百万円、経常利益が同29.6%増の9億円、純利益が4億50百万円(前期は1億43百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で予想配当性向は45.0%となる。

 医薬・FC事業は後発医薬品の数量ベース普及率を80%以上に引き上げる政府の骨太方針も追い風となってジェネリック医薬品関連が伸長する。化学品事業は新規導入製品「ルーセントカパー」シリーズへの評価が進捗し、今期中の単月黒字化を目標としている。来期(17年11月期)は大幅に増加する見込みだ。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.9%、営業利益が39.0%、経常利益が37.6%、純利益が21.1%である。やや低水準の形だが期初時点で下期偏重の計画である。また猛暑効果に不透明感があり、HBC事業はインバウンド需要関連が弱含みのため通期予想を据え置いたとしているが、化学品事業の収益改善進展も考慮すれば通期も増額余地があるだろう。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を策定

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定した。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略を、策揃え企業になる=Intelligent、ナンバーワン製品・事業に注力する=Innovative、海外市場への事業展開を図る=International、資本効率を意識した事業運営を行う=Investmentとして、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」の拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発効率化、生産コスト低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は調整一巡感、指標面の割安感を見直し

 株価の動きを見ると、戻りが鈍く安値圏180円〜190円近辺でモミ合う形だが、6月の直近安値175円まで下押すことなく調整一巡感を強めている。

 8月30日の終値184円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円33銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円23銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約63億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、3%台の予想配当利回りや0.4倍近辺の低PBRといった指標面の割安感も見直して反発が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[7月29日更新]

イワキは16年11月期第2四半期累計は減益だが計画超、通期予想にも増額余地

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。16年11月期第2四半期累計は減益だが、ジェネリック医薬品関連が好調で計画を上回った。通期予想にも増額余地がありそうだ。株価は調整一巡して戻り歩調だろう。指標面の割安感も見直し材料だ。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。グループ内に医薬品製造・販売の岩城製薬、表面処理薬品製造・販売のメルテックスといったメーカー機能も備えている。

 16年11月期から事業区分を再構成して、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売および医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とした。

 15年11月期売上高構成比(新区分組替後)は、医薬・FC事業35%(原料薬品23%、医薬品9%、その他特約3%)、HBC事業43%(HBC原料20%、ファルマネット19%、オリジナル製品4%)、化学品事業11%(表面処理薬品7%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備3%)、食品事業7%だった。

■卸売・商社・メーカー機能の連携を強化、天然界面活性剤市場に参入

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 7月14日にはシンガポールのAllied Carbon Solutions(ASC社)と業務提携して天然界面活性剤市場に参入すると発表した。同社は非可食天然物「マフア」の種から抽出した油脂を発酵させて天然界面活性剤を製造する高度な技術を有している。同社がインドの子会社で商業生産化する天然界面活性剤「ACS−Sophor」を、医薬品・化粧品・健康食品・食品の事業分野において当社が優先的に販売する権利を得た。

■15年11月期は化学品事業が新製品への切り替えで低調

 四半期別の推移を見ると、14年11月期は売上高が第1四半期125億44百万円、第2四半期141億92百万円、第3四半期131億90百万円、第4四半期142億19百万円、営業利益が1億90百万円、4億24百万円、23百万円の赤字、2億99百万円だった。15年11月期は売上高が130億01百万円、145億15百万円、139億58百万円、139億48百万円、営業利益が90百万円、3億08百万円、1億46百万円、15百万円だった。

 15年11月期は、ジェネリック医薬品関連やインバウンド需要関連が伸長したが、化成品事業が15年3月の業務提携解消に伴って新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めているため減収となり、メルテックスの繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。売上総利益率は19.4%で14年11月期比1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)だった。

■16年11月期第2四半期は減益だが計画超

 7月14日発表した今期(16年11月期)第2四半期累計(12〜5月)連結業績(5月18日に利益を増額修正)は、売上高が前年同期比2.4%減の268億44百万円、営業利益が同16.8%減の3億31百万円、経常利益が同30.7%減の3億38百万円、純利益が同54.8%減の95百万円だった。

 インバウンド需要関連が一段落し、化成品事業が新規導入製品への切り替えで低水準のため減収減益だが、高付加価値のジェネリック医薬品関連が伸長し、プリント基板製造プラントを中国で製造販売するTCM上海を連結子会社化したことも寄与(営業利益で約0.5億円)して利益は期初計画を大幅に上回った。

 売上総利益は同2.5%減少したが、売上総利益率は20.1%で同0.3横ばいだった。販管費は同1.4%減少したが、販管費比率は18.9%で同0.3ポイント上昇した。営業外収益では有価証券償還益66百万円が一巡した。営業外費用では持分法投資損失が減少(前期11百万円、今期0百万円)したが、為替差損が増加(前期5百万円、今期50百万円)した。特別利益では投資有価証券売却益25百万円、特別損失では過年度決算訂正関連費用50百万円を計上した。

 セグメント別に見ると、医薬・FC事業は売上高が同9.1%増の102億34百万円、営業利益(連結調整前)が同20.4%増の6億13百万円だった。薬価改定の影響は軽微で、後発医薬品使用促進策も追い風となり、医療用医薬品では主力の外皮用剤が伸長し、医療用医薬品原料ではジェネリック医薬品の大型品目への新規納入が寄与した。HBC事業は売上高が同0.5%増の108億70百万円、営業利益が同21.1%減の21百万円だった。機能性食品原料、化粧品原料は堅調だが、インバウンド需要関連が一段落した。

 化学品事業は売上高が同37.8%減の26億10百万円、営業利益が3億21百万円の赤字(前年同期は1億32百万円の赤字)だった。新規導入製品のプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズへの切り替えを進めていることに加えて、中国を中心とするスマホ関連需要の減速も影響した。食品事業は売上高が同3.1%減の18億89百万円、営業利益が14百万円の赤字(同7百万円の赤字)だった。受託加工が低調だった。

 なお四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期127億53百万円、第2四半期140億91百万円、営業利益は1億61百万円、1億70百万円だった。

■16年11月期は大幅増益予想で増額余地

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想(1月14日公表)は、売上高が前期(15年11月期)比1.0%増の560億円、営業利益が同51.9%増の8億50百万円、経常利益が同29.6%増の9億円、純利益が4億50百万円(前期は1億43百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で予想配当性向は45.0%となる。

 医薬・FC事業は後発医薬品の数量ベース普及率を80%以上に引き上げる政府の骨太方針も追い風となってジェネリック医薬品関連が伸長する。化学品事業は新規導入製品「ルーセントカパー」シリーズへの評価が進捗し、今期中の単月黒字化を目標としている。来期(17年11月期)は大幅に増加する見込みだ。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.9%、営業利益が39.0%、経常利益が37.6%、純利益が21.1%である。やや低水準の形だが期初時点で下期偏重の計画である。また猛暑効果に不透明感があり、HBC事業はインバウンド需要関連が弱含みのため通期予想を据え置いたとしているが、化学品事業の収益改善進展も考慮すれば通期も増額余地があるだろう。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を策定

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定した。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略を、策揃え企業になる=Intelligent、ナンバーワン製品・事業に注力する=Innovative、海外市場への事業展開を図る=International、資本効率を意識した事業運営を行う=Investmentとして、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」の拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発効率化、生産コスト低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価の動きを見ると、地合い悪化が影響した6月の直近安値175円から反発して下値を切り上げている。そして7月28日には195円まで上伸した。

 7月28日の終値194円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円33銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円23銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約66億円である。

 週足チャートで見ると170円台が下値支持線の形となり、26週移動平均線突破の動きを強めている。3%台の予想配当利回りや0.4倍近辺の低PBRと指標面の割安感は強い。調整一巡して戻り歩調だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月22日更新]

イワキは16年11月期通期業績予想に増額余地

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。ジェネリック医薬品向け原料が好調で16年11月期通期業績予想にも増額余地がありそうだ。株価は地合い悪化の影響を受けたが、年初来安値を割り込むことなく切り返しの動きを強めている。3%台の予想配当利回りや0.4倍近辺の低PBRと指標面の割安感は強く、有機EL関連としても注目される。出直り展開だろう。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。グループ内に医薬品製造・販売の岩城製薬、表面処理薬品製造・販売のメルテックスといったメーカー機能も備えている。15年12月には当社の化成品事業における表面処理薬品原料等の販売事業をメルテックスに承継した。

 16年11月期から事業区分を再構成して、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売および医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とした。

 15年11月期の売上高構成比(新区分に組替後)は、医薬・FC事業が35%(原料薬品23%、医薬品9%、その他特約3%)、HBC事業が43%(HBC原料20%、ファルマネット19%、オリジナル製品4%)、化学品事業が11%(表面処理薬品7%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備3%)、食品事業が7%だった。

■中期成長に向けて卸売・商社・メーカー機能の連携を強化

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 15年10月にはベトナム駐在員事務所を開設した。海外展開強化の一環としてベトナムおよび周辺国における市場調査や営業支援等を推進する。

■15年11月期は化学品事業が新製品への切り替えで低調

 四半期別の業績推移を見ると、14年11月期は売上高が第1四半期(12〜2月)125億44百万円、第2四半期(3〜5月)141億92百万円、第3四半期(6〜8月)131億90百万円、第4四半期(9〜11月)142億19百万円、営業利益が第1四半期1億90百万円、第2四半期4億24百万円、第3四半期23百万円の赤字、第4四半期2億99百万円だった。

 15年11月期は売上高が第1四半期130億01百万円、第2四半期145億15百万円、第3四半期139億58百万円、第4四半期139億48百万円、営業利益が第1四半期90百万円、第2四半期3億08百万円、第3四半期1億46百万円、第4四半期15百万円だった。

 15年11月期は営業減益・経常減益で純利益は赤字だった。ジェネリック医薬品関連やインバウンド需要関連が伸長したが、新製品への切り替えを進めている化成品事業が減収となり、メルテックスにおける繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。売上総利益率は19.4%で14年11月期比1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)だった。

■16年11月期第1四半期は計画超の大幅営業増益

 今期(16年11月期)第1四半期(12月〜2月)連結業績は、売上高が前年同期比1.9%減の127億53百万円、営業利益が同78.4%増の1億61百万円、経常利益が同11.3%減の1億55百万円、純利益が同14.8%増の41百万円だった。医薬・FC事業の好調や販管費の抑制などで計画超の大幅営業増益だった。

 売上総利益率は20.3%で同0.3ポイント低下、販管費比率は19.0%で同0.9ポイント低下した。営業外収益では有価証券償還益66百万円が一巡し、営業外費用では為替差損が増加(前期0百万円、今期34百万円)した。特別利益では投資有価証券売却益25百万円、特別損失では過年度決算訂正関連費用45百万円を計上した。

 セグメント別に見ると、医薬・FC事業は売上高が同8.2%増の47億72百万円、営業利益(連結調整前)が同28.9%増の2億76百万円だった。後発医薬品使用促進策も追い風となって自社製品が伸長した。特に医療用医薬品は主力の抗真菌剤やアトピー性皮膚炎治療剤が好調に推移し、医療用医薬品原料はジェネリック医薬品の大型品目への新規納入が寄与した。一般用医薬品原料は血管収縮剤の原料調達難が解消して好調だった。電子・機能性材料は受託のディスプレー用原料が好調だった。

 HBC事業は売上高が同0.1%増の52億44百万円、営業利益が37百万円の赤字(前年同期は12百万円の赤字)だった。化粧品原料が堅調に推移し、化粧品通信販売の主力製品も伸長したが、インバウンド需要による免税店向け商品が減速した。

 化学品事業は売上高が同30.4%減の13億34百万円、営業利益が1億47百万円の赤字(同94百万円の赤字)だった。ライセンス契約終了に伴ってプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズなど新製品(全25品目)への切り替えを進めていることに加えて、中国を中心とするスマホ需要の減速も影響した。

 食品事業は売上高が同5.6%減の8億36百万円、営業利益が12百万円の赤字(同3百万円の黒字)だった。関連会社製品は既存顧客の需要増で伸長したが、農産加工品と天然調味料品が低調だった。

■16年11月期第2四半期累計の利益予想を増額修正

 5月18日に今期(16年11月期)第2四半期累計(12〜5月)の利益予想を増額修正した。前回予想(1月14日公表)に対して営業利益を1億70百万円、経常利益を1億60百万円、純利益を80百万円増額した。修正後の予想は売上高が前年同期比0.0%減の275億円、営業利益が同24.6%減の3億円、経常利益が同38.5%減の3億円、純利益が同57.1%減の90百万円で減益幅が縮小する。

 医薬・FC事業におけるジェネリック医薬品向け原料の新規納入や既存品の納入量増大が牽引する。通期予想については化学品事業の低迷など不安材料も勘案して前回予想(1月14日公表)を据え置いた。

■16年11月期は大幅増益予想、第2四半期累計増額で通期も増額余地

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想(1月14日公表)は、売上高が前期(15年11月期)比1.0%増の560億円、営業利益が同51.9%増の8億50百万円、経常利益が同29.6%増の9億円、純利益が4億50百万円(前期は1億43百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で予想配当性向は45.0%となる。

 医薬・FC事業はジェネリック医薬品の伸長を見込むが、16年4月予定の薬価改定の影響で厳しい環境も予想されるとしている。HBC事業はインバウンド需要や機能性表示食品制度に対応した新商品投入などで、一般用医薬品、化粧品、機能性食品が堅調に推移する見込みだ。

 化学品事業は中国市場のスマホ販売鈍化など全体として厳しい環境だが、新製品拡販効果などでメルテックスの収益改善を見込んでいる。食品事業は輸入原材料価格などコスト上昇圧力が強いが、商品開発効率化、生産コスト低減、既存原料の拡販などに取り組む。

 通期会社予想に対する修正後の第2四半期累計進捗率は売上高49.1%、営業利益35.3%、経常利益33.3%、純利益20.0%となる。やや低水準の形だが期初時点で下期偏重の計画であり、化学品事業の収益改善進展も考慮すれば通期も増額余地がありそうだ。

 医薬・FC事業は後発医薬品の数量ベース普及率を80%以上に引き上げる政府の骨太方針が追い風となる。また韓国の大手メーカー向けに有機EL関連案件を受注したことも注目される。化学品事業はライセンス生産が終了して利益率が高い自社製品へシフトし、新製品拡販で来期(17年11月期)上期の黒字化想定としている。収益改善基調だろう。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を策定

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定した。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略を、策揃え企業になる=Intelligent、ナンバーワン製品・事業に注力する=Innovative、海外市場への事業展開を図る=International、資本効率を意識した事業運営を行う=Investmentとして、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」の拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発効率化、生産コスト低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は地合い悪化の影響受けたが切り返し

 株価の動きを見ると、地合い悪化の影響で6月16日に178円まで水準を切り下げたが、2月の年初来安値173円を割り込むことなく切り返しの動きを強めている。

 6月21日の終値183円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円33銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円23銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約62億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、2月安値173円、4月安値175円から下値を切り上げる形だ。3%台の予想配当利回りや0.4倍近辺の低PBRと指標面の割安感は強く、有機EL関連としても注目される。出直り展開だろう。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月19日更新]

イワキは16年11月期第2四半期累計の利益予想を増額修正、通期も増額余地

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。5月18日に16年11月期第2四半期累計の利益予想を増額修正した。ジェネリック医薬品向け原料の好調が牽引し、大幅増益予想の通期も増額余地がありそうだ。ジェネリック医薬品の数量ベース普及率を80%以上に引き上げる政府方針が追い風であり、有機EL関連としても注目される。株価は4月の年初来高値から一旦反落したが、指標面の割安感は強い。自律調整が一巡して反発のタイミングだろう。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 1914年創業で、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。グループ内に医薬品製造・販売の岩城製薬、表面処理薬品製造・販売のメルテックスといったメーカー機能も備えている。

 16年11月期から事業区分を再構成して、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売および医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とした。

 15年11月期の売上高構成比は、医薬・FC事業35%(原料薬品23%、医薬品9%、その他特約3%)、HBC事業43%(HBC原料20%、ファルマネット19%、オリジナル製品4%)、化学品事業11%(表面処理薬品7%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備3%)、食品事業7%だった。

 15年12月には、当社の化成品事業における表面処理薬品原料等の販売事業を子会社メルテックスに承継した。グループ内の重複業務の解消、迅速な事業戦略の実行、グループ経営資源の効率的活用を実現させて事業基盤強化を図る方針だ。

■中期成長に向けて卸売・商社・メーカー機能の連携を強化

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 15年10月にはベトナム駐在員事務所の開設を発表した。海外展開強化の一環として、ベトナムおよび周辺国における市場調査や営業支援等を推進する。

■15年11月期は化学品事業が新製品への切り替えで低調

 四半期別の業績推移を見ると、14年11月期の売上高は第1四半期(12月〜2月)125億44百万円、第2四半期(3月〜5月)141億92百万円、第3四半期(6月〜8月)131億90百万円、第4四半期(9月〜11月)142億19百万円、営業利益は第1四半期1億90百万円、第2四半期4億24百万円、第3四半期23百万円の赤字、第4四半期2億99百万円だった。

 15年11月期の売上高は第1四半期130億01百万円、第2四半期145億15百万円、第3四半期139億58百万円、第4四半期139億48百万円、営業利益は第1四半期90百万円、第2四半期3億08百万円、第3四半期1億46百万円、第4四半期15百万円だった。

 15年11月期は増収だが営業減益・経常減益で純利益は赤字だった。ジェネリック医薬品関連やインバウンド需要関連が伸長したが、新製品への切り替えを進めている化成品事業が減収だった。売上総利益率は19.4%で14年11月期比1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。営業外では持分法投資損益が悪化した。特別利益では固定資産売却益が一巡し、特別損失では減損損失が一巡した。また子会社メルテックスにおける繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)だった。

■16年11月期第1四半期は計画超の大幅営業増益

 今期(16年11月期)第1四半期(12月〜2月)連結業績は、売上高が前年同期比1.9%減の127億53百万円、営業利益が同78.4%増の1億61百万円、経常利益が同11.3%減の1億55百万円、そして純利益が同14.8%増の41百万円だった。医薬・FC事業の好調や販管費の抑制などで計画超の大幅営業増益だった。

 売上総利益率は20.3%で同0.3ポイント低下、販管費比率は19.0%で同0.9ポイント低下した。営業外収益では前期計上の有価証券償還益66百万円が一巡し、営業外費用では為替差損が増加(前期0百万円計上、今期34百万円計上)した。特別利益では投資有価証券売却益25百万円、特別損失では過年度決算訂正関連費用45百万円を計上した。

 セグメント別に見ると、医薬・FC事業は売上高が同8.2%増の47億72百万円、営業利益(連結調整前)が同28.9%増の2億76百万円だった。後発医薬品使用促進策も追い風となって自社製品が伸長した。特に医療用医薬品では主力の抗真菌剤やアトピー性皮膚炎治療剤が好調に推移し、医療用医薬品原料ではジェネリック医薬品の大型品目への新規納入が寄与した。一般用医薬品原料では主力の血管収縮剤の原料調達難が解消して国内・輸出とも好調だった。電子・機能性材料は受託のディスプレー用原料が好調だった。

 HBC事業は売上高が同0.1%増の52億44百万円、営業利益が37百万円の赤字(前年同期は12百万円の赤字)だった。化粧品原料が堅調に推移し、化粧品通信販売の主力製品も伸長したが、インバウンド需要による免税店向け商品がひと段落し、機能性食品がやや低調だった。

 化学品事業は売上高が同30.4%減の13億34百万円、営業利益が1億47百万円の赤字(同94百万円の赤字)だった。ライセンス契約終了に伴ってプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズなど新製品(全25品目)への切り替えを進めていることに加えて、中国を中心とするスマートフォン需要の減速も影響した。

 食品事業は売上高が同5.6%減の8億36百万円、営業利益が12百万円の赤字(同3百万円の黒字)だった。関連会社製品は既存顧客の需要増で伸長したが、農産加工品と天然調味料品は主力品の需要が落ち込み、全体として低調だった。

■16年11月期第2四半期累計の利益予想を増額修正

 5月18日に今期(16年11月期)第2四半期累計(12月〜5月)の利益予想増額修正を発表した。前回予想(1月14日公表)に対して営業利益を1億70百万円増額、経常利益を1億60百万円増額、純利益を80百万円増額した。修正後の予想は売上高が前年同期比0.0%減の275億円、営業利益が同24.6%減の3億円、経常利益が同38.5%減の3億円、純利益が同57.1%減の90百万円で減益幅が縮小する。

 化学品事業は低迷しているが、医薬・FC事業におけるジェネリック医薬品向け原料の新規納入や既存品の納入量増大が牽引する。なお通期予想については、化学品事業の低迷など不安材料も勘案して前回予想(1月14日公表)を据え置いた。

■16年11月期は大幅増益予想、第2四半期累計の増額で通期も増額余地

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想は前回予想(1月14日公表)を据え置いて、売上高が前期(15年11月期)比1.0%増の560億円、営業利益が同51.9%増の8億50百万円、経常利益が同29.6%増の9億円、純利益が4億50百万円(前期は1億43百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で予想配当性向は45.0%となる。

 医薬・FC事業では、引き続きジェネリック医薬品の伸長を見込むが、16年4月予定の薬価改定の影響で厳しい環境も予想されるとしている。HBC事業では、インバウンド需要や機能性表示食品制度に対応した新商品投入などで、一般用医薬品、化粧品、機能性食品が堅調に推移する見込みだ。海外売上の拡大にも取り組む。

 化学品事業では、中国市場におけるスマートフォンの販売鈍化など全体として厳しい環境だが、新製品拡販効果などでメルテックスの収益改善を見込んでいる。食品事業では輸入原材料価格などコスト上昇圧力が強いが、商品開発効率化、生産コスト低減、既存原料の拡販などに取り組む。

 なお通期会社予想に対する修正後の第2四半期累計の進捗率を見ると、売上高が49.1%、営業利益が35.3%、経常利益が33.3%、純利益が20.0%となる。やや低水準の形だが期初時点で下期偏重の計画であり、化学品事業の収益改善進展も考慮すれば通期も増額余地がありそうだ。

 医薬・FC事業は、後発医薬品の数量ベース普及率を80%以上に引き上げる政府の骨太方針が追い風となる。また韓国の大手メーカー向けに有機EL関連案件を受注したことも注目される。収益改善が課題の化学品事業は、ライセンス生産が終了して利益率が高い自社製品生産へシフトし、新製品拡販で来期(17年11月期)上期の黒字化想定としている。収益は改善基調だろう。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を策定

 創業111年を迎える25年11月期に向けて、グループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を策定している。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略に(1)策揃え企業になる(Intelligent)、(2)ナンバーワン製品・事業に注力する(Innovative)、(3)海外市場への事業展開を図る(International)、(4)資本効率を意識した事業運営を行う(Investment)として、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」のさらなる拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発の効率化、生産コストの低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関しては、ハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■自己株式取得は終了、総還元性向は69%

 4月12日発表した自己株式取得(取得株式総数の上限50万株、取得価額総額の上限1億05百万円、取得期間16年4月13日〜16年7月4日)については、4月26日時点の累計で取得株式総数49万9000株、取得価額総額1億0489万8000円となって終了した。なお配当総額に自己株式取得価額総額を加えた総還元性向は69%となる。

■株価は自己株式取得も好感して急反発、戻り歩調

 株価の動きを見ると、急伸した4月25日の年初来高値227円から利益確定売りで一旦反落したが、年初来安値圏170円台まで下押すことなく、200円近辺で自律調整一巡感を強めている。

 5月18日の終値194円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円33銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円23銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約66億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。3%近辺の予想配当利回りや0.4倍近辺の低PBRと指標面の割安感も強い。自律調整が一巡し、16年11月期第2四半期累計の利益増額修正も好感して反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月19日更新]

イワキは16年11月期第1四半期大幅営業増益で自己株式取得も好感

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。16年11月期第1四半期は医薬・FC事業の好調で計画超の大幅営業増益だった。通期も大幅増益予想で収益改善基調だ。また自己株式取得も実施して配当と合わせた総還元性向は69%となる。後発医薬品(ジェネリック)の数量ベース普及率を80%以上に引き上げる政府方針が追い風であり、有機EL関連としても注目される。株価は自己株式取得も好感して安値圏から急反発している。3%近辺の予想配当利回りや0.4倍近辺の低PBRと指標面の割安感も強い。戻り歩調の展開だろう。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 1914年創業で、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。グループ内に医薬品製造・販売の岩城製薬、表面処理薬品製造・販売のメルテックスといったメーカー機能も備えている。

 16年11月期から事業区分を再構成して、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売および医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)の4事業とした。

 なお15年11月期の売上高構成比は、医薬・FC事業35%(原料薬品23%、医薬品9%、その他特約3%)、HBC事業43%(HBC原料20%、ファルマネット19%、オリジナル製品4%)、化学品事業11%(表面処理薬品7%、スペシャリティマテリアル1%、表面処理設備3%)、食品事業7%だった。

 15年12月には、当社の化成品事業における表面処理薬品原料等の販売事業を子会社メルテックスに承継した。グループ内の重複業務の解消、迅速な事業戦略の実行、グループ経営資源の効率的活用を実現させて事業基盤強化を図る方針だ。

■中期成長に向けて卸売・商社・メーカー機能の連携を強化

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬とメルテックスのメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 15年10月にはベトナム駐在員事務所の開設を発表した。海外展開強化の一環として、ベトナムおよび周辺国における市場調査や営業支援等を推進する。

■15年11月期は化学品事業が新製品への切り替えで低調

 四半期別の業績推移を見ると、14年11月期の売上高は第1四半期(12月〜2月)125億44百万円、第2四半期(3月〜5月)141億92百万円、第3四半期(6月〜8月)131億90百万円、第4四半期(9月〜11月)142億19百万円、営業利益は第1四半期1億90百万円、第2四半期4億24百万円、第3四半期23百万円の赤字、第4四半期2億99百万円だった。

 また15年11月期の売上高は第1四半期130億01百万円、第2四半期145億15百万円、第3四半期139億58百万円、第4四半期139億48百万円、営業利益は第1四半期90百万円、第2四半期3億08百万円、第3四半期1億46百万円、第4四半期15百万円だった。

 15年11月期は増収だが営業減益・経常減益で純利益は赤字だった。ジェネリック医薬品関連やインバウンド需要関連が伸長したが、新製品への切り替えを進めている化成品事業が減収だった。売上総利益率は19.4%で14年11月期比1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。営業外では持分法投資損益が悪化した。特別利益では固定資産売却益が一巡し、特別損失では減損損失が一巡した。また子会社メルテックスにおける繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)だった。

■16年11月期第1四半期は計画超の大幅営業増益

 4月12日発表した今期(16年11月期)第1四半期(12月〜2月)連結業績は、売上高が前年同期比1.9%減の127億53百万円、営業利益が同78.4%増の1億61百万円、経常利益が同11.3%減の1億55百万円、そして純利益が同14.8%増の41百万円だった。医薬・FC事業の好調や販管費の抑制などで計画超の大幅営業増益だった。

 売上総利益率は20.3%で同0.3ポイント低下、販管費比率は19.0%で同0.9ポイント低下した。営業外収益では前期計上の有価証券償還益66百万円が一巡し、営業外費用では為替差損が増加(前期0百万円計上、今期34百万円計上)した。特別利益では投資有価証券売却益25百万円、特別損失では過年度決算訂正関連費用45百万円を計上した。

 セグメント別に見ると、医薬・FC事業は売上高が同8.2%増の47億72百万円、営業利益(連結調整前)が同28.9%増の2億76百万円だった。後発医薬品使用促進策も追い風となって自社製品が伸長した。特に医療用医薬品では主力の抗真菌剤やアトピー性皮膚炎治療剤が好調に推移し、医療用医薬品原料ではジェネリック医薬品の大型品目への新規納入が寄与した。一般用医薬品原料では主力の血管収縮剤の原料調達難が解消して国内・輸出とも好調だった。電子・機能性材料は受託のディスプレー用原料が好調だった。

 HBC事業は売上高が同0.1%増の52億44百万円、営業利益が37百万円の赤字(前年同期は12百万円の赤字)だった。化粧品原料が堅調に推移し、化粧品通信販売の主力製品も伸長したが、インバウンド需要による免税店向け商品がひと段落し、機能性食品がやや低調だった。

 化学品事業は売上高が同30.4%減の13億34百万円、営業利益が1億47百万円の赤字(同94百万円の赤字)だった。ライセンス契約終了に伴ってプリント配線板用「ルーセントカパー」シリーズなど新製品(全25品目)への切り替えを進めていることに加えて、中国を中心とするスマートフォン需要の減速も影響した。

 食品事業は売上高が同5.6%減の8億36百万円、営業利益が12百万円の赤字(同3百万円の黒字)だった。関連会社製品は既存顧客の需要増で伸長したが、農産加工品と天然調味料品は主力品の需要が落ち込み、全体として低調だった。

■16年11月期は大幅増益予想で収益改善基調

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想は前回予想(1月14日公表)を据え置いて、売上高が前期(15年11月期)比1.0%増の560億円、営業利益が同51.9%増の8億50百万円、経常利益が同29.6%増の9億円、純利益が4億50百万円(前期は1億43百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で予想配当性向は45.0%となる。

 医薬・FC事業では、引き続きジェネリック医薬品の伸長を見込むが、16年4月予定の薬価改定の影響で厳しい環境も予想されるとしている。HBC事業では、インバウンド需要や機能性表示食品制度に対応した新商品投入などで、一般用医薬品、化粧品、機能性食品が堅調に推移する見込みだ。海外売上の拡大にも取り組む。

 化学品事業では、中国市場におけるスマートフォンの販売鈍化など全体として厳しい環境だが、新製品拡販効果などでメルテックスの収益改善を見込んでいる。食品事業では輸入原材料価格などコスト上昇圧力が強いが、商品開発効率化、生産コスト低減、既存原料の拡販などに取り組む。

 第1四半期の進捗率を見ると、第2四半期累計(12月〜5月)予想に対しては売上高46.4%、営業利益123.9%、経常利益110.7%、純利益410.0%となり、利益は計画を超過達成している。通期予想に対しては売上高22.8%、営業利益19.0%、経常利益17.2%、純利益9.1%である。やや低水準の形だが期初時点で下期偏重の計画であり、化学品事業の収益改善進展も考慮すれば第2四半期累計、通期とも増額余地があるだろう。

 医薬・FC事業は、後発医薬品の数量ベース普及率を80%以上に引き上げる政府の骨太方針が追い風となる。また韓国の大手メーカー向けに有機EL関連案件を受注したことも注目される。収益改善が課題の化学品事業は、ライセンス生産が終了して利益率が高い自社製品生産へシフトし、新製品拡販で来期(17年11月期)上期の黒字化想定としている。収益は改善基調だろう。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を発表

 15年1月に、創業111年を迎える25年11月期に向けたグループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を発表した。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略に(1)策揃え企業になる(Intelligent)、(2)ナンバーワン製品・事業に注力する(Innovative)、(3)海外市場への事業展開を図る(International)、(4)資本効率を意識した事業運営を行う(Investment)として、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。

 HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」のさらなる拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSN」シリーズの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントカパー」シリーズのグローバルシェア拡大を図る。

 食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発の効率化、生産コストの低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関してはハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■自己株式取得を実施

 4月12日に自己株式取得を発表した。取得株式総数の上限50万株(自己株式除く発行済株式総数に対する割合1.48%)で、取得価額総額の上限は1億05百万円、取得期間は16年4月13日〜16年7月4日としている。なお配当総額に自己株式取得価額総額を加えた総還元性向は69%となる。

■株価は自己株式取得も好感して急反発、戻り歩調

 株価の動きを見ると、地合い悪化も影響して170円台まで調整し、2月の年初来安値173円に接近したが、自己株式取得も好感して急反発した。そして4月15日には202円まで上伸した。

 4月18日の終値198円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円33銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.0%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円23銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約68億円である。

 週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線を突破し、さらに26週移動平均線突破の動きを強めている。強基調に転換したようだ。3%近辺の予想配当利回りや0.4倍近辺の低PBRと指標面の割安感も強い。戻り歩調だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月03日更新]

イワキは16年11月期大幅増益予想で収益改善基調、指標面の割安感強い

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社である。16年11月期大幅増益予想で収益改善基調だ。後発医薬品(ジェネリック)の数量ベース普及率を80%以上に引き上げる政府方針やインバウンド需要も追い風である。化学品分野では有機EL関連も注目される。3%台の予想配当利回りや0.4倍近辺の低PBRと指標面の割安感が強い。株価は安値圏だが調整一巡して出直り展開だろう。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 1914年創業の医薬品商社である。医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントのOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

 なお16年11月期から事業を再構成して、医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品・医薬品原料の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬の卸売、医療機器の販売など)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品および関連商品の卸売、化粧品の通信販売など)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売など)、食品事業(食品原料の製造・販売など)の4事業とした。

■中期成長に向けて卸売・商社・メーカー機能の連携を強化

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、そしてグループ内の岩城製薬(後発医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)とメルテックス(表面処理薬品など)のメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 15年10月にはベトナム駐在員事務所の開設を発表した。海外展開強化の一環として、ベトナムおよび周辺国における市場調査や営業支援等を推進する。

 15年12月には、当社の化成品事業における表面処理薬品原料等の販売事業を、当社の完全子会社であるメルテックスに承継した。グループ内の重複業務の解消、迅速な事業戦略の実行、グループ経営資源の効率的活用を実現させて事業基盤強化を図る方針だ。

■15年11月期は増収減益、化成品事業が低調

 前期(15年11月期)連結業績は売上高が前々期(14年11月期)比2.4%増の554億22百万円、営業利益が同37.2%減の5億59百万円、経常利益が同27.8%減の6億94百万円、純利益が1億43百万円の赤字(前期は4億96百万円の利益)だった。配当は同1円50銭減配の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)とした。

 ジェネリック医薬品関連(医薬品、医薬品原料で同6.6%増収)や、インバウンド需要関連(医薬品、香粧品原料、機能性食品で同10.3%増収)が伸長し、医薬品原料・香粧品原料事業や化粧品通信販売事業が増益だったが、化成品事業の営業赤字が拡大した。

 売上総利益率は19.4%で同1.2ポイント低下、販管費比率は18.4%で同0.6ポイント低下した。営業外では持分法投資損益が悪化(14年11月期は利益7百万円計上、15年11月期は損失12百万円計上)した。特別利益では固定資産売却益80百万円が一巡し、特別損失では減損損失51百万円が一巡した。また子会社メルテックスにおける繰延税金資産取崩も影響して最終赤字だった。

 セグメント別(連結調整前)動向を見ると、医薬品事業は売上高が前期比5.0%増の183億03百万円、営業利益が同3.4%減の1億01百万円だった。ジェネリック医薬品では外皮用剤の抗真菌剤やアトピー性皮膚炎治療剤の新規採用が増加した。一般用医薬品および関連商品では、インバウンド需要拡大などでドラッグストア免税店向けが伸長した。

 医薬品原料・香粧品原料事業は、売上高が同1.9%増の171億82百万円、営業利益が同4.5%増の10億44百万円だった。ジェネリック医薬品の需要拡大に伴って抗アレルギー剤原料や不整脈用剤原料などが好調に推移した。

 化成品事業は、売上高が同13.4%減の70億05百万円、営業利益が5億65百万円の赤字(前期は94百万円の赤字)だった。国内半導体向け薬品は生産量が増加して好調だったが、車載部品向けは自動車生産台数の減少で低調だった。海外はチップ部品向けが、アジアにおけるスマートフォン・タブレット端末の生産鈍化で低調だった。

 食品原料・機能性食品事業は、売上高が同11.5%増の89億85百万円、営業利益が同11.0%増の3億54百万円だった。機能性表示食品制度や美容・エイジングケア市場の拡大も背景として、取り扱い原料の新規採用や既存品の拡販などで全体として好調に推移した。

 化粧品通信販売事業は、売上高が同0.0%増の18億80百万円、営業利益が同3.4倍の2億11百万円だった。メイク・スキンケアなど新規商品投入効果などで主力の化粧下地品を中心に伸長した。モンドセレクション金賞を2年連続受賞した主力製品「シルキーカバーオイルブロック」の累計販売実績は150万個を突破した。その他事業は売上高が同12.7%増の20億65百万円、営業利益が同26.3%増の13百万円だった。

 なお四半期別業績推移を見ると、14年11月期の売上高は第1四半期(12月〜2月)125億44百万円、第2四半期(3月〜5月)141億92百万円、第3四半期(6月〜8月)131億90百万円、第4四半期(9月〜11月)142億19百万円、営業利益は第1四半期1億90百万円、第2四半期4億24百万円、第3四半期23百万円の赤字、第4四半期2億99百万円だった。

 また15年11月期の売上高は第1四半期(12月〜2月)130億01百万円、第2四半期(3月〜5月)145億15百万円、第3四半期(6月〜8月)139億58百万円、第4四半期(9月〜11月)139億48百万円、営業利益は第1四半期90百万円、第2四半期3億08百万円、第3四半期1億46百万円、第4四半期15百万円だった。

■16年11月期は大幅増益予想で収益改善基調

 今期(16年11月期)通期の連結業績予想(1月14日公表)は、売上高が前期(15年11月期)比1.0%増の560億円で、営業利益が同51.9%増の8億50百万円、経常利益が同29.6%増の9億円、純利益が4億50百万円(前期は1億43百万円の赤字)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)で予想配当性向は45.0%となる。

 医薬・FC事業では、引き続きジェネリック医薬品の伸長を見込むが、16年4月予定の薬価改定の影響で厳しい環境も予想されるとしている。HBC事業では、インバウンド需要や機能性表示食品制度に対応した新商品投入などで、一般用医薬品、化粧品、機能性食品が堅調に推移する見込みだ。海外売上の拡大にも取り組む。

 化学品事業では、中国市場におけるスマートフォンの販売鈍化など全体として厳しい環境だが、新製品拡販効果などでメルテックスの収益改善を見込んでいる。食品事業では輸入原材料価格などコスト上昇圧力が強いが、商品開発効率化、生産コスト低減、既存原料の拡販などに取り組む。

 後発医薬品の数量ベース普及率を80%以上に引き上げる政府の骨太方針や、インバウンド需要も追い風だ。収益が悪化していた化学品事業は、ライセンス生産が終了して利益率が高い自社製品生産へシフトし、新製品の投入・拡販などで今期(16年11月期)後半の黒字化を目指している。また韓国の大手メーカー向けに有機EL関連の大型案件を受注したことも注目される。収益は改善基調だろう。

■グループ中長期ビジョンおよび新中期経営計画を発表

 15年1月に、創業111年を迎える25年11月期に向けたグループ中長期ビジョン「Vision i−111」および新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)を発表した。

 グループ中長期ビジョン「Vision i−111」では、基本戦略に(1)策揃え企業になる(Intelligent)、(2)ナンバーワン製品・事業に注力する(Innovative)、(3)海外市場への事業展開を図る(International)、(4)資本効率を意識した事業運営を行う(Investment)として、数値目標には創業111周年25年11月期の連結売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げた。

 新中期経営計画(16年11月期〜18年11月期)では、これまで独立的に運営されていた事業部門をプロダクツごとのバリューチェーンに従って統合・運営するため、組織体系を4事業(医薬・FC事業、HBC事業、化学品事業、食品事業)に再構成し、数値目標には18年11月期売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げた。

 医薬・FC事業(イワキ、岩城製薬)では、原料の選定から最終製品の提供までを「策揃え」で提供するほか、国内外の医薬関連企業との協業を通して、さらなる市場拡大に努める。HBC事業(イワキ、アプロス)では、OEMやプライベート・ブランド製品の自社企画・提案を通して、国内の健康食品原料市場における高シェアを維持・拡大する。海外市場の開拓も推進する。化粧品通信販売では「シルキーカバーオイルブロック」のさらなる拡販を図る。

 化学品事業(メルテックス)では、高い技術力・ブランド力を持つIチップ抵抗向けスズめっき「メルプレートSNシリーズ」などの世界市場シェアNO.1を確保するとともに、15年から販売開始した大型新製品のプリント配線板向け硫酸銅めっき「ルーセントシリーズ」などの拡販を図る。食品事業(イワキ、持分法適用会社のボーエン化成)では、商品開発の効率化、生産コストの低減、ボーエン化成における国産・高付加価値原料の受託加工強化などを推進する。海外展開に関しては、ハラル対応原料に特化したマーケティングを開始し、マレーシア、インドネシア、中近東諸国の市場開拓に注力する。

■株価は調整一巡して出直り

 株価の動きを見ると、地合い悪化も影響して水準を切り下げ、2月12日に昨年来安値173円まで調整した。その後は180円〜190円近辺に戻して調整一巡感を強めている。

 3月2日の終値184円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円33銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.3%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円23銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約63億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、安値圏で陽線を立てて調整一巡感を強めている。3%台の予想配当利回りや0.4倍近辺の低PBRと指標面の割安感が強い。調整一巡して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月24日更新]

イワキは後発医薬品普及率引き上げ政策が追い風、有機EL関連も注目
 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・化成品を主力とする専門商社である。15年11月期は減益予想だが16年11月期は収益改善が期待される。後発医薬品(ジェネリック)の数量ベース普及率を80%以上に引き上げるという政府方針やインバウンド需要が追い風であり、有機EL関連も注目点となる。2%台後半の配当利回りや0.4倍近辺の低PBRも見直し材料だ。株価は8月の年初来安値に接近して調整の最終局面と考えられる。反発のタイミングだろう。

■医薬品・医薬品原料・化成品などを主力とする専門商社

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

■中期成長に向けて卸売・商社・メーカー機能の連携を強化

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、そしてグループ内の岩城製薬(後発医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)とメルテックス(表面処理薬品など)のメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 15年8月には、当社の化成品事業における表面処理薬品原料等の販売事業を、当社の完全子会社であるメルテックスに承継する(効力発生日15年12月1日予定)と発表した。グループ内の重複業務の解消、迅速な事業戦略の実行、グループ経営資源の効率的活用を実現させて事業基盤強化を図る方針だ。

 また15年10月にはベトナム駐在員事務所の開設を発表した。海外展開強化の一環として、ベトナムおよび周辺国における市場調査や営業支援等を推進する。

■子会社元役員による不正発覚、再発防止に取り組む

 なお11月20日に、子会社ホクヤクの元役員による不正行為(総額約1億26百万円の着服)発覚を発表した。当該不正行為は過去10年以上の長期にわたって行われたものであり、回収不能見込み額は過年度に遡って各期の営業外費用として計上する予定だ。そして第三者調査委員会による調査結果、訂正決算短信および訂正有価証券報告書は16年1月中旬を目途に公表する。

 当該不正行為は当社および当社グループの財務基盤に重大な影響を及ぼすものではないが、第三者調査委員会による検証および調査を受けたうえで、グループ全社をあげて再発防止および内部管理体制のさらなる強化に取り組むとしている。

■第2四半期と第4四半期の構成比が高い収益構造

 なお14年11月期の四半期別推移を見ると売上高は第1四半期(12月〜2月)125億44百万円、第2四半期(3月〜5月)141億92百万円、第3四半期(6月〜8月)131億90百万円、第4四半期(9月〜11月)142億19百万円で、営業利益は第1四半期1億90百万円、第2四半期4億24百万円、第3四半期23百万円の赤字、第4四半期2億99百万円だった。第2四半期および第4四半期の構成比が高い収益構造だ。

 また14年11月期の配当性向は50.1%だった。ROEは13年11月期比1.7ポイント低下して2.9%、自己資本比率は同1.0ポイント低下して43.8%だった。

■15年11月期第3四半期累計は化成品事業低調だが医薬品関連は好調

 前期(15年11月期)第3四半期累計(12月〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.9%増の414億74百万円、営業利益が同7.9%減の5億44百万円、経常利益が同1.2%減の6億64百万円、純利益が71百万円の赤字(前年同期は2億77百万円の利益)だった。

 化成品事業の販売低迷の影響で減益だった。純利益については、繰延税金資産のうち3億46百万円を取り崩して第3四半期(6月〜8月)の法人税等調整額に計上したことも影響した。ただし医薬品事業および医薬品原料・香粧品原料事業はジェネリック医薬品関連が好調に推移した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、医薬品事業は売上高が同5.7%増の135億44百万円、営業利益が同15.5%増の1億67百万円だった。ジェネリック医薬品では14年12月上市した合成抗菌剤が価格競争の影響を受けたが、外皮用剤の抗真菌剤やアトピー性皮膚炎治療薬の新規採用が拡大した。一般用医薬品および関連商品では、ドラッグストア向け新規取扱商品増加や免税店向け販売伸長が牽引した。

 医薬品原料・香粧品原料事業は、売上高が同2.1%増の127億57百万円、営業利益が同4.1%増の7億53百万円だった。ジェネリック医薬品の需要拡大に伴って、抗アレルギー用剤原料などが好調に推移した。受託品の血圧降下剤原料は輸出が好調だった。

 化成品事業は、売上高が同7.3%減の54億79百万円、営業利益が3億42百万円の赤字(前年同期は41百万円の赤字)だった。国内における自動車生産台数の減少や、アジアにおけるスマートフォン・タブレット端末の生産鈍化などが影響して、営業損益が大幅に悪化した。

 食品原料・機能性食品事業は売上高が同14.1%増の66億88百万円、営業利益が同11.8%増の2億56百万円だった。食品原料では糖化製品やフリーズドライ製品などの新規取扱原料が伸長し、サプリメント原料では美容・エイジングケア・ダイエット関連の原料が堅調だった。

 化粧品通信販売事業は、売上高が同2.9%減の13億83百万円、営業利益が1億36百万円(前年同期は59百万円の赤字)だった。スキンケア商品の充実や販売促進施策の見直しなどで主力の化粧下地品が伸長した。その他事業は売上高が同13.9%増の16億19百万円、営業利益が6百万円(前年同期は4百万円の赤字)だった。

 なお15年11月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)130億01百万円、第2四半期(3月〜5月)145億15百万円、第3四半期(6月〜8月)139億58百万円、営業利益は第1四半期90百万円、第2四半期3億08百万円、第3四半期1億46百万円だった。

■15年11月期減益予想だが医薬品関連は拡大基調

 前期(15年11月期)通期の連結業績予想(10月9日に売上高を増額、利益を減額修正)は、売上高が前々期比1.6%増の550億円、営業利益が同28.1%減の6億40百万円、経常利益が同20.8%減の7億70百万円、そして純利益が0億円(前期は5億05百万円の利益)としている。前回予想(1月14日公表)に対して売上高は20億円増額、営業利益は2億60百万円減額、経常利益は1億80百万円減額、純利益は6億円減額した。

 化成品事業の販売低迷を主因に利益を減額修正した。表面処理薬品における提携先ローム・アンド・ハース電子材料との契約期間満了に加えて、国内における自動車生産台数の減少やアジアにおけるスマートフォン・タブレット端末の生産鈍化などが影響する。純利益については化成品事業子会社の業績低迷に伴い、繰延税金資産のうち3億46百万円を取り崩して第3四半期の法人税等調整額に計上したことも影響する。

 ただし医薬品事業、医薬品原料・香粧品原料事業が好調に推移して売上高は期初計画を上回る。医薬品事業では、ジェネリック医薬品の需要拡大に伴って外皮用剤が好調に推移し、一般用医薬品および関連商品も訪日外国人旅行客のインバウンド需要拡大で免税店向けが好調に推移している。医薬品原料・香粧品原料事業では、ジェネリック医薬品原料の抗アレルギー用剤原料などが好調に推移している。化粧品通販事業はモンドセレクション金賞を2年連続で受賞した主力製品の「シルキーカバーオイルブロック」の好調が牽引する。

 配当予想については前回予想(1月14日公表)を据え置いて、前期から記念配当1円50銭を落とした年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。

 なお通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.4%、営業利益が85.0%、経常利益が86.2%である。第4四半期の構成比が高い収益構造であることも考慮すれば、一段の利益下振れの可能性は低いだろう。

■医薬品関連が牽引、化成品も改善して中期的に収益拡大期待

 中期成長に向けては、医薬品事業、医薬品原料・香粧品原料事業では岩城製薬の生産能力増強、外部への製造委託推進による採算改善、新製品の投入、化成品事業ではメルテックスの海外拠点の現地化、中国販売拠点の再構築、新製品の拡販などを推進する方針だ。

 化成品事業は、ライセンス生産が終了して利益率が高い自社製品生産へシフトし、新製品の投入・拡販などで収益改善を進め、今期(16年11月期)後半の黒字化を目指している。また韓国の大手メーカー向けに有機EL関連の大型案件を受注したことも注目される。

 医薬品事業および医薬品原料・香粧品原料事業は拡大基調だろう。後発医薬品の数量ベース普及率を80%以上に引き上げるという政府の骨太方針や、インバウンド需要も追い風となる。

 医薬品関連が牽引し、化成品事業の改善も寄与して中期的に収益拡大が期待される。

■株価は調整の最終局面

 株価の動きを見ると、全般地合い悪化も影響して水準を切り下げた。12月21日には203円まで調整した。ただし15年11月期減益予想は織り込み済みであり、8月の年初来安値198円に接近して調整の最終局面と考えられる。

 12月22日の終値206円を指標面で見ると、前期推定配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.9%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS514円70銭で算出)は0.4倍近辺である。なお時価総額は約70億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形となって水準を切り下げたが、8月の年初来安値198円に接近して調整の最終局面と考えられる。16年11月期の収益改善期待、2%台後半の配当利回り、0.4倍近辺の低PBRも見直し材料だ。有機EL関連も注目点となる。反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[11月30日更新]

イワキは悪材料織り込んで戻り歩調、後発医薬品普及率引き上げ政策が追い風

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・化成品を主力とする専門商社である。15年11月期利益減額修正や子会社元役員の不正行為発覚という悪材料を織り込んで株価は戻り歩調だ。後発医薬品(ジェネリック)の数量ベース普及率を80%以上に引き上げるという政府の骨太方針やインバウンド需要が追い風であり、0.5倍近辺の低PBRも評価材料だろう。

■医薬品・医薬品原料・化成品などを主力とする専門商社

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

■中期成長に向けて卸売・商社・メーカー機能の連携を強化

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、そしてグループ内の岩城製薬(後発医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)とメルテックス(表面処理薬品など)のメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 15年8月には、当社の化成品事業における表面処理薬品原料等の販売事業を、当社の完全子会社であるメルテックスに承継する(効力発生日15年12月1日予定)と発表した。グループ内の重複業務の解消、迅速な事業戦略の実行、グループ経営資源の効率的活用を実現させて事業基盤強化を図る方針だ。

 また15年10月にはベトナム駐在員事務所の開設を発表した。海外展開強化の一環として、ベトナムおよび周辺国における市場調査や営業支援等を推進する。

■子会社元役員による不正発覚、再発防止に取り組む

 なお11月20日に、子会社ホクヤクの元役員による不正行為(総額約1億26百万円の着服)発覚を発表した。当該不正行為は過去10年以上の長期にわたって行われたものであり、回収不能見込み額は過年度に遡って各期の営業外費用として計上する予定だ。そして第三者調査委員会による調査結果、訂正決算短信および訂正有価証券報告書は16年1月中旬を目途に公表する。

 当該不正行為は当社および当社グループの財務基盤に重大な影響を及ぼすものではないが、第三者調査委員会による検証および調査を受けたうえで、グループ全社をあげて再発防止および内部管理体制のさらなる強化に取り組むとしている。

■第2四半期と第4四半期の構成比が高い収益構造

 なお14年11月期の四半期別推移を見ると売上高は第1四半期(12月〜2月)125億44百万円、第2四半期(3月〜5月)141億92百万円、第3四半期(6月〜8月)131億90百万円、第4四半期(9月〜11月)142億19百万円で、営業利益は第1四半期1億90百万円、第2四半期4億24百万円、第3四半期23百万円の赤字、第4四半期2億99百万円だった。第2四半期および第4四半期の構成比が高い収益構造だ。

 また14年11月期の配当性向は50.1%だった。ROEは13年11月期比1.7ポイント低下して2.9%、自己資本比率は同1.0ポイント低下して43.8%だった。

■15年11月期第3四半期累計は増収減益、医薬品関連は好調

 今期(15年11月期)第3四半期累計(12月〜8月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.9%増の414億74百万円、営業利益が同7.9%減の5億44百万円、経常利益が同1.2%減の6億64百万円、純利益が71百万円の赤字(前年同期は2億77百万円の利益)だった。

 化成品事業の販売低迷の影響で減益だった。純利益については、繰延税金資産のうち3億46百万円を取り崩して第3四半期(6月〜8月)の法人税等調整額に計上したことも影響した。ただし医薬品事業および医薬品原料・香粧品原料事業はジェネリック医薬品関連が好調に推移した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、医薬品事業は売上高が同5.7%増の135億44百万円、営業利益が同15.5%増の1億67百万円だった。ジェネリック医薬品では14年12月上市した合成抗菌剤が価格競争の影響を受けたが、外皮用剤の抗真菌剤やアトピー性皮膚炎治療薬の新規採用が拡大した。一般用医薬品および関連商品では、ドラッグストア向け新規取扱商品増加や免税店向け販売伸長が牽引した。

 医薬品原料・香粧品原料事業は、売上高が同2.1%増の127億57百万円、営業利益が同4.1%増の7億53百万円だった。ジェネリック医薬品の需要拡大に伴って、抗アレルギー用剤原料などが好調に推移した。受託品の血圧降下剤原料は輸出が好調だった。

 化成品事業は、売上高が同7.3%減の54億79百万円、営業利益が3億42百万円の赤字(前年同期は41百万円の赤字)だった。国内における自動車生産台数の減少や、アジアにおけるスマートフォン・タブレット端末の生産鈍化などが影響して、営業損益が大幅に悪化した。

 食品原料・機能性食品事業は売上高が同14.1%増の66億88百万円、営業利益が同11.8%増の2億56百万円だった。食品原料では糖化製品やフリーズドライ製品などの新規取扱原料が伸長し、サプリメント原料では美容・エイジングケア・ダイエット関連の原料が堅調だった。

 化粧品通信販売事業は、売上高が同2.9%減の13億83百万円、営業利益が1億36百万円(前年同期は59百万円の赤字)だった。スキンケア商品の充実や販売促進施策の見直しなどで主力の化粧下地品が伸長した。その他事業は売上高が同13.9%増の16億19百万円、営業利益が6百万円(前年同期は4百万円の赤字)だった。

 なお15年11月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)130億01百万円、第2四半期(3月〜5月)145億15百万円、第3四半期(6月〜8月)139億58百万円、営業利益は第1四半期90百万円、第2四半期3億08百万円、第3四半期1億46百万円だった。

■15年11月期予想の売上高を増額、利益を減額、医薬品関連は拡大基調

 15年11月期通期の連結業績予想については、10月9日に売上高を増額修正、利益を減額修正し、売上高が前期比1.6%増の550億円、営業利益が同28.1%減の6億40百万円、経常利益が同20.8%減の7億70百万円、純利益が0億円(前期は5億05百万円の利益)とした。

 前回予想(1月14日公表)に対して、売上高は20億円増額、営業利益は2億60百万円減額、経常利益は1億80百万円減額、純利益は6億円減額した。

 化成品事業の販売低迷を主因に利益を減額修正した。表面処理薬品における提携先ローム・アンド・ハース電子材料との契約期間満了に加えて、国内における自動車生産台数の減少やアジアにおけるスマートフォン・タブレット端末の生産鈍化などが影響する。純利益については化成品事業子会社の業績低迷に伴い、繰延税金資産のうち3億46百万円を取り崩して第3四半期の法人税等調整額に計上したことも影響する。

 ただし医薬品事業、医薬品原料・香粧品原料事業が好調に推移して売上高は期初計画を上回る。医薬品事業では、ジェネリック医薬品の需要拡大に伴って外皮用剤が好調に推移し、一般用医薬品および関連商品も訪日外国人旅行客のインバウンド需要拡大で免税店向けが好調に推移している。また医薬品原料・香粧品原料事業では、ジェネリック医薬品原料の抗アレルギー用剤原料などが好調に推移している。

 配当予想については前回予想(1月14日公表)を据え置いて、前期から記念配当1円50銭を落とした年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。

 なお通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.4%、営業利益が85.0%、経常利益が86.2%である。第4四半期の構成比が高い収益構造であることも考慮すれば、一段の利益下振れの可能性は低いだろう。

■医薬品関連が牽引して中期的に収益拡大期待

 中期成長に向けては、医薬品事業、医薬品原料・香粧品原料事業では岩城製薬の生産能力増強、外部への製造委託推進による採算改善、新製品の投入、化成品事業ではメルテックスの海外拠点の現地化、中国販売拠点の再構築、新製品の拡販などを推進する方針だ。

 化成品事業は当面の事業環境が厳しく、収益改善に向けた構造改革も課題となるが、医薬品事業および医薬品原料・香粧品原料事業は拡大基調だろう。後発医薬品の数量ベース普及率を80%以上に引き上げるという政府の骨太方針や、インバウンド需要も追い風として収益拡大が期待される。

■株価は悪材料を織り込んで戻り歩調に変化なし

 株価の動きを見ると、10月16日の戻り高値245円から一旦反落したが大きく下押す動きは見られず、10月下旬以降は概ね220円〜240円近辺で推移している。15年11月期利益減額修正や子会社元役員の不正行為発覚という悪材料を織り込んで戻り歩調に変化はないだろう。

 11月27日の終値224円を指標面で見ると、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円70銭で算出)は0.4倍近辺である。時価総額は約76億円である。

 週足チャートで見ると再び13週移動平均線と26週移動平均線を割り込んだが、8月下旬〜9月中旬の安値圏まで下押すことなく切り返しの動きを強めている。後発医薬品(ジェネリック)の数量ベース普及率を80%以上に引き上げるという政府の骨太方針やインバウンド需要が追い風であり、0.5倍近辺の低PBRも評価材料だ。15年11月期利益減額修正や子会社元役員の不正行為発覚という悪材料を織り込んで出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月30日更新]

イワキは戻り歩調の展開、後発医薬品普及率引き上げやインバウンド需要が追い風

 イワキ[8095](東1)は医薬品・医薬品原料・化成品を主力とする専門商社である。株価は8月の年初来安値から切り返して戻り歩調の展開だ。後発医薬品(ジェネリック)の数量ベース普及率を80%以上に引き上げるという政府の骨太方針やインバウンド需要が追い風である。2%台後半の配当利回りや0.4倍近辺の低PBRも評価して続伸展開だろう。

■医薬品・医薬品原料・化成品などを主力とする専門商社

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

■中期成長に向けて卸売・商社・メーカー機能の連携を強化

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、そしてグループ内の岩城製薬(後発医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)とメルテックス(表面処理薬品など)のメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 15年8月には、当社の化成品事業における表面処理薬品原料等の販売事業を、当社の完全子会社であるメルテックスに承継する(効力発生日15年12月1日予定)と発表した。グループ内の重複業務の解消、迅速な事業戦略の実行、グループ経営資源の効率的活用を実現させて事業基盤強化を図る方針だ。

 また9月7日には、10月7日〜9日開催(東京ビッグサイト)の「食品開発展2015」に出展すると発表した。当社オリジナル原料「くろ酢乾燥エキス・M」「夕顔美人粉末」「ハーブミックスIW−01」などを展示する。

 9月10日には組織変更を発表した。連結経営の強化および顧客・取引先の課題解決に向けて、さまざまなニーズにワンストップで応える体制を構築するため、従来の組織を廃止し、新たに4事業部(医薬・FC事業部、HBC事業部、化学品事業部、食品事業部)および2本部(業務本部、管理本部)を設置する。

■15年11月期は最終2桁増益予想

 なお14年11月期の四半期別推移を見ると売上高は第1四半期(12月〜2月)125億44百万円、第2四半期(3月〜5月)141億92百万円、第3四半期(6月〜8月)131億90百万円、第4四半期(9月〜11月)142億19百万円で、営業利益は第1四半期1億90百万円、第2四半期4億24百万円、第3四半期23百万円の赤字、第4四半期2億99百万円だった。

 また14年11月期の配当性向は50.1%だった。ROEは13年11月期比1.7ポイント低下して2.9%、自己資本比率は同1.0ポイント低下して43.8%だった。

 今期(15年11月期)の連結業績予想(1月14日公表)は売上高が前期比2.1%減の530億円、営業利益が同1.1%増の9億円、経常利益が同2.2%減の9億50百万円、純利益が同18.7%増の6億円としている。配当予想(1月14日公表)は前期から記念配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は33.8%となる。

 第2四半期累計(12月〜5月)は売上高が前年同期比2.9%増の275億16百万円で、営業利益が同35.1%減の3億98百万円、経常利益が同15.3%減の4億93百万円、純利益が同32.5%減の2億15百万円だった。

 医薬品事業における減価償却費の増加や、化成品事業における海外市況低迷の影響で大幅減益だったが、売上高、営業利益、経常利益は期初計画を上回った。経常利益は営業外での持分法投資損益の改善も寄与した。純利益は税金費用の増加が影響した。

 セグメント別の動向(連結調整前)を見ると、医薬品は同2.3%増収、同29.7%営業減益だった。ジェネリック医薬品やドラッグストア向け商品が好調だったが、減価償却費が増加した。医薬品原料・香粧品原料は同1.6%増収、同6.6%営業増益だった。合成抗菌剤原料の伸長や香粧品原料の新規採用が牽引した。

 化成品は国内プリント配線板向け薬品の好調で同2.4%増収だったが、海外市況の悪化や人件費の増加などで営業損益が大幅に悪化(1億52百万円の赤字)した。食品原料・機能性食品は同9.1%増収と好調だったが、営業利益は横ばいだった。

 15年11月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)130億01百万円、第2四半期(3月〜5月)145億15百万円、営業利益は第1四半期90百万円、第2四半期3億08百万円だった。営業損益は改善基調だ。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.9%、営業利益が44.3%、経常利益が51.9%、純利益が35.9%だった。営業利益と純利益の進捗率がやや低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画のためネガティブ要因とはならないだろう。

 通期ベースでも化成品の事業環境は厳しいが、後発医薬品の外皮用剤、ドラッグストア向けPB商品、後発医薬品用原料、機能性食品などが好調に推移する。訪日外国人旅行客のインバウンド需要で免税店への販売も好調のようだ。第3四半期(6月〜8月)以降の挽回が期待される。

 中期的には、岩城製薬における生産能力増強、外部への製造委託推進による採算改善、新製品の投入、メルテックスにおける海外拠点の現地化、中国販売拠点の再構築、新製品の拡販などを推進する。後発医薬品の数量ベース普及率を80%以上に引き上げるという政府の骨太方針やインバウンド需要も追い風として収益拡大が期待される。

■株価は8月安値から切り返して戻り歩調、高配当利回りや低PBRも評価材料

 株価の動きを見ると、悪地合いが影響した8月25日の年初来安値198円から切り返して戻り歩調の展開だ。9月16日には239円まで上伸する場面があり、その後も概ね220円台で推移している。9月以降の悪地合いの影響は限定的のようだ。

 9月29日の終値228円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円77銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円70銭で算出)は0.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を突破して上伸した。また週足チャートで見ると13週移動平均線を突破し、26週移動平均線も突破する動きを強めている。調整が一巡して強基調に転換した形だ。後発医薬品(ジェネリック)の数量ベース普及率を80%以上に引き上げるという政府の骨太方針やインバウンド需要が追い風である。2%台後半の配当利回りや0.4倍近辺の低PBRも評価して続伸展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[8月28日更新]

イワキは地合い悪化の売り一巡、0.4倍近辺の低PBRも見直し

 イワキ[8095](東1)は医薬品・医薬品原料・化成品などを主力とする専門商社である。株価は地合い悪化の影響で8月25日に年初来安値198円まで急落する場面があったが、26日と27日には218円まで戻して売り一巡感を強めている。ジェネリック医薬品に関する政府の骨太方針やインバウンド需要も追い風であり、2%台後半の配当利回りや0.4倍近辺の低PBRも見直して切り返す展開だろう。

■医薬品・医薬品原料・化成品などを主力とする専門商社

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

■中期成長に向けて卸売・商社・メーカー機能の連携を強化

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内の岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)とメルテックス(表面処理薬品など)のメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 なお8月11日には、当社の化成品事業における表面処理薬品原料等の販売事業を、当社の完全子会社であるメルテックスに承継する(効力発生日15年12月1日予定)と発表した。グループ内の重複業務の解消、迅速な事業戦略の実行、グループ経営資源の効率的活用を実現させ、事業基盤強化を図る方針だ。

■15年11月期は最終2桁増益予想

 なお14年11月期の四半期別推移を見ると売上高は第1四半期(12月〜2月)125億44百万円、第2四半期(3月〜5月)141億92百万円、第3四半期(6月〜8月)131億90百万円、第4四半期(9月〜11月)142億19百万円で、営業利益は第1四半期1億90百万円、第2四半期4億24百万円、第3四半期23百万円の赤字、第4四半期2億99百万円だった。

 また14年11月期の配当性向は50.1%だった。ROEは13年11月期比1.7ポイント低下して2.9%、自己資本比率は同1.0ポイント低下して43.8%だった。

 今期(15年11月期)の連結業績予想(1月14日公表)は売上高が前期比2.1%減の530億円、営業利益が同1.1%増の9億円、経常利益が同2.2%減の9億50百万円、純利益が同18.7%増の6億円としている。配当予想(1月14日公表)は前期から記念配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は33.8%となる。

 第2四半期累計(12月〜5月)は売上高が前年同期比2.9%増の275億16百万円で、営業利益が同35.1%減の3億98百万円、経常利益が同15.3%減の4億93百万円、純利益が同32.5%減の2億15百万円だった。

 医薬品事業における減価償却費の増加や、化成品事業における海外市況低迷の影響で大幅減益だったが、売上高、営業利益、経常利益は期初計画を上回った。また経常利益は営業外での持分法投資損益の改善も寄与した。純利益は税金費用の増加が影響した。

 セグメント別(全社費用等調整前)に見ると、医薬品は同2.3%増収、同29.7%営業減益だった。ジェネリック医薬品やドラッグストア向け商品が好調だったが、減価償却費が増加した。医薬品原料・香粧品原料は同1.6%増収、同6.6%営業増益だった。合成抗菌剤原料の伸長や香粧品原料の新規採用が牽引した。

 化成品は国内プリント配線板向け薬品の好調で同2.4%増収だったが、海外市況の悪化や人件費の増加などで営業損益が大幅に悪化(1億52百万円の赤字)した。食品原料・機能性食品は同9.1%増収と好調だったが、営業利益は横ばいだった。

 15年11月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)130億01百万円、第2四半期(3月〜5月)145億15百万円、営業利益は第1四半期90百万円、第2四半期3億08百万円だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.9%、営業利益が44.3%、経常利益が51.9%、純利益が35.9%である。営業利益と純利益の進捗率がやや低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画のためネガティブ要因とはならないだろう。

 通期ベースでも化成品の事業環境は厳しいが、ジェネリック医薬品の外皮用剤、ドラッグストア向けPB商品、ジェネリック医薬品用原料、機能性食品などが好調に推移する。訪日外国人旅行客のインバウンド需要で免税店への販売も好調のようだ。第3四半期(6月〜8月)以降の挽回が期待される。

 中期的には、岩城製薬における生産能力増強、外部への製造委託推進による採算改善、新製品の投入、メルテックスにおける海外拠点の現地化、中国販売拠点の再構築、新製品の拡販などを推進する。ジェネリック医薬品比率80%目標という政府の骨太方針やインバウンド需要も追い風として収益拡大が期待される。

■株価は地合い悪化の売り一巡感、低PBRも見直し

 株価の動きを見ると、5月の年初来高値254円から反落して230円近辺でモミ合う展開だったが、足元の地合い悪化の影響を受けて8月25日に年初来安値となる198円まで急落する場面があった。ただし26日と27日には218円まで戻して売り一巡感を強めている。

 8月27日の終値216円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円77銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円70銭で算出)は0.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると、220円近辺のモミ合いレンジ下限から下放れた形だが、急落場面で長い下ヒゲをつけて地合い悪化による売り一巡感を強めている。ジェネリック医薬品に関する政府の骨太方針やインバウンド需要も追い風であり、2%台後半の配当利回りや0.4倍近辺の低PBRも見直して切り返す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月31日更新]

イワキは調整一巡して反発期待、0.4倍近辺の低PBRも評価

 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・化成品などを主力とする専門商社である。株価は安値圏225円〜235円近辺で推移しているが、調整一巡感も強めている。第2四半期累計(12月〜5月)の減益に対する反応は限定的のようだ。ジェネリック医薬品に関する政府の骨太方針が追い風であり、0.4倍近辺の低PBRも評価して反発展開が期待される。

■医薬品・医薬品原料・化成品などを主力とする専門商社

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

■中期成長に向けて卸売・商社・メーカー機能の連携を強化

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内の岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)とメルテックス(表面処理薬品など)のメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

■第2四半期累計の営業利益は減益だが期初計画を達成

 なお14年11月期の四半期別推移を見ると売上高は第1四半期(12月〜2月)125億44百万円、第2四半期(3月〜5月)141億92百万円、第3四半期(6月〜8月)131億90百万円、第4四半期(9月〜11月)142億19百万円で、営業利益は第1四半期1億90百万円、第2四半期4億24百万円、第3四半期23百万円の赤字、第4四半期2億99百万円だった。

 また14年11月期の配当性向は50.1%だった。ROEは13年11月期比1.7ポイント低下して2.9%、自己資本比率は同1.0ポイント低下して43.8%だった。

 7月13日に発表した今期(15年11月期)第2四半期累計(12月〜5月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.9%増の275億16百万円、営業利益が同35.1%減の3億98百万円、経常利益が同15.3%減の4億93百万円、純利益が同32.5%減の2億15百万円だった。

 医薬品事業における減価償却費の増加や、化成品事業における海外市況低迷の影響で大幅減益だったが、売上高、営業利益、経常利益は期初計画を上回った。また経常利益は営業外での持分法投資損益の改善が寄与した。純利益は税金費用の増加が影響した。

 セグメント別(全社費用等調整前)に見ると、医薬品は同2.3%増収、同29.7%営業減益だった。ジェネリック医薬品やドラッグストア向け商品が好調だったが、減価償却費が増加した。医薬品原料・香粧品原料は同1.6%増収、同6.6%営業増益だった。合成抗菌剤原料の伸長や香粧品原料の新規採用が牽引した。

 化成品は国内プリント配線板向け薬品の好調で同2.4%増収だったが、海外市況の悪化や人件費の増加などで営業損益が大幅に悪化(1億52百万円の赤字)した。食品原料・機能性食品は同9.1%増収と好調だったが、営業利益は横ばいだった。

■15年11月期予想を据え置き

 通期(15年11月期)の連結業績予想は前回予想(1月14日公表)を据え置いて、売上高が前期比2.1%減の530億円、営業利益が同1.1%増の9億円、経常利益が同2.2%減の9億50百万円、純利益が同18.7%増の6億円としている。

 配当予想も前回予想(1月14日公表)を据え置き、前期から記念配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は33.8%となる。

 15年11月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(12月〜2月)130億01百万円、第2四半期(3月〜5月)145億15百万円、営業利益は第1四半期90百万円、第2四半期3億08百万円だった。

 また通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.9%、営業利益が44.3%、経常利益が51.9%、純利益が35.9%である。営業利益と純利益の進捗率が低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画だ。

 通期ベースでも化成品の事業環境は厳しいが、ジェネリック医薬品の外皮用剤、ドラッグストア向けPB商品、ジェネリック医薬品用原料、機能性食品などが好調に推移する。訪日外国人旅行客のインバウンド需要で免税店への販売も好調のようだ。第3四半期(6月〜8月)以降の挽回が期待される。

 中期的には、岩城製薬における生産能力増強、外部への製造委託推進による採算改善、新製品の投入、メルテックスにおける海外拠点の現地化、中国販売拠点の再構築、新製品の拡販などを推進する。ジェネリック医薬品比率80%目標という政府の骨太方針も追い風に収益拡大が期待される。

■株価は調整一巡感、低PBRを評価して反発期待

 株価の動きを見ると、5月の年初来高値254円から反落し、全般地合い悪化も影響して7月9日に220円まで調整する場面があった。その後は安値圏225円〜235円近辺で推移している。第2四半期累計の減益に対する反応は限定的のようだ。

 7月30日の終値229円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円77銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円70銭で算出)は0.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、1月の年初来安値214円まで下押す動きは見られず調整一巡感を強めている。ジェネリック医薬品に関する政府の骨太方針が追い風であり、0.4倍近辺の低PBRも評価して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[06月17日更新]

イワキは下値切り上げトレンドに変化なし、0.5倍近辺の低PBRも評価
 イワキ<8095>(東1)は医薬品・医薬品原料・化成品などを主力とする専門商社である。株価は5月28日の年初来高値254円から利益確定売りで一旦反落したが、6月10日の236円から切り返す動きだ。下値切り上げトレンドに変化はなく、0.5倍近辺の低PBRも評価して14年7月と9月の高値264円を目指す展開だろう。

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内の岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)とメルテックス(表面処理薬品など)のメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 なお14年11月期の四半期別推移を見ると売上高は第1四半期(12月〜2月)125億44百万円、第2四半期(3月〜5月)141億92百万円、第3四半期(6月〜8月)131億90百万円、第4四半期(9月〜11月)142億19百万円で、営業利益は第1四半期1億90百万円、第2四半期4億24百万円、第3四半期23百万円の赤字、第4四半期2億99百万円だった。

 また14年11月期の配当性向は50.1%で、ROEは13年11月期比1.7ポイント低下して2.9%、自己資本比率は同1.0ポイント低下して43.8%だった。

 今期(15年11月期)の連結業績予想(1月14日公表)は売上高が前期比2.1%減の530億円、営業利益が同1.1%増の9億円、経常利益が同2.2%減の9億50百万円、純利益が同18.7%増の6億円としている。配当予想については、前期から記念配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は33.8%となる。

 円安進行に伴う輸入原材料価格の上昇などを考慮して今期業績は概ね横ばいの会社予想だ。しかし外皮用剤などのジェネリック医薬品、ジェネリック医薬品用原料、ドラッグストア向け自社企画PB商品が好調に推移する。訪日外国人旅行客のインバウンド消費拡大に伴って免税店への販売も好調のようだ。また化成品事業ではプリント配線板向け表面処理薬品などが好調に推移する見込みだ。

 第1四半期(12月〜2月)は前年同期比3.6%増収、同52.5%営業減益、同4.1%経常増益、同32.4%最終減益だった。全セグメントが増収と好調に推移したが、低薬価医療用医薬品の増産や海外製造子会社における減価償却負担増などが影響して営業減益、営業外での有価証券償還益や持分法投資損失の改善などが寄与して経常増益、法人税等の増加で最終減益だった。

 通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が24.5%、営業利益が10.0%、経常利益が18.7%、純利益が6.5%である。利益進捗率が低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画であり、薬価改定の影響一巡、岩城製薬の生産能力増強、メルテックスの新製品拡販なども寄与して通期ベースで好業績が期待される。ジェネリック医薬品・原料関連市場の拡大も追い風であり、中期的に収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、5月28日の年初来高値254円から利益確定売りで一旦反落したが、6月10日の236円から切り返す動きだ。自律調整が一巡したようだ。

 6月16日の終値241円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円77銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円70銭で算出)は0.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んだが、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。サポートラインを確認した形だろう。下値切り上げトレンドに変化はなく、0.5倍近辺の低PBRも評価して、14年7月と9月の高値264円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月21日更新]

イワキは戻り歩調に変化なし、0.5倍近辺の低PBRも評価

 イワキ[8095](東1)は医薬品・医薬品原料・化成品などを主力とする専門商社である。4月の年初来高値251円から利益確定売りで一旦反落したが、自律調整が一巡して切り返す動きだ。そして1月の210円台を直近ボトムとして下値切り上げトレンドを継続している。戻り歩調の流れに変化はなく、0.5倍近辺の低PBRも評価して14年7月と9月の高値264円を目指す展開だろう。

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内の岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)とメルテックス(表面処理薬品など)のメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 今期(15年11月期)の連結業績予想(1月14日公表)は売上高が前期比2.1%減の530億円、営業利益が同1.1%増の9億円、経常利益が同2.2%減の9億50百万円、純利益が同18.7%増の6億円、配当予想が前期から記念配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。

 円安進行に伴う輸入原材料価格の上昇などを考慮して今期業績は概ね横ばいの会社見通しだ。しかし外皮用剤などのジェネリック医薬品、ジェネリック医薬品用原料、ドラッグストア向け自社企画PB商品が好調に推移する。訪日外国人旅行客急増に伴う免税店への販売も好調のようだ。化成品事業ではプリント配線板向け表面処理薬品などが好調に推移する。

 第1四半期(12月〜2月)は前年同期比3.6%増収、同52.5%営業減益、同4.1%経常増益、同32.4%最終減益だった。全セグメントが増収と好調に推移したが、低薬価医療用医薬品の増産や海外製造子会社における減価償却負担増などが影響して営業減益、営業外での有価証券償還益や持分法投資損失の改善などが寄与して経常増益、法人税等の増加で最終減益だった。

 通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が24.5%、営業利益が10.0%、経常利益が18.7%、純利益が6.5%である。利益進捗率が低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画であり、薬価改定の影響一巡、岩城製薬の生産能力増強、メルテックスの新製品拡販なども寄与して通期ベースで好業績が期待される。ジェネリック医薬品・原料関連市場の拡大も追い風であり、中期的にも収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、4月の年初来高値251円から利益確定売りで一旦反落したが、5月15日の236円から切り返す動きだ。自律調整が一巡したようだ。そして1月の210円台を直近ボトムとして下値切り上げトレンドを継続している。

 5月20日の終値241円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円77銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS514円70銭で算出)は0.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線突破の動きを強めている。また週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近して切り返す動きだ。戻り歩調の流れに変化はなく、0.5倍近辺の低PBRも評価して14年7月と9月の高値264円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月20日更新]

イワキ戻り高値圏で堅調、低PBRも評価して上値試す

 医薬品・医薬品原料商社のイワキ[8095](東1)の株価は、戻り高値圏240円〜250円近辺で堅調に推移して14年7月と9月の高値264円に接近している。第1四半期(12月〜2月)の営業減益に対するネガティブ反応は限定的だ。0.5倍近辺の低PBRも評価して上値を試す展開だろう。

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内の岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)とメルテックス(表面処理薬品など)のメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 4月22日〜24日開催(東京ビックサイト)の「CphI/ICSE/P−MEC JAPAN2015」(国際医薬品原料・中間体展他)に出展し、ジェネリック原薬を中心に国内外の高品質な医薬原薬・中間体を紹介する。

 4月10日に発表した今期(15年11月期)第1四半期(12月〜2月)の連結業績は売上高が前年同期比3.6%増の130億01百万円、営業利益が同52.5%減の90百万円、経常利益が同4.1%増の1億78百万円、純利益が同32.4%減の39百万円だった。

 低薬価医療用医薬品の増産や海外製造子会社における減価償却負担増などが影響して営業減益、営業外での有価証券償還益や持分法投資損失の改善などが寄与して経常増益、法人税等の増加で最終減益だった。ただし売上面では全セグメントが増収と好調に推移した。

 セグメント別売上の動向は、医薬品事業が同5.5%増収、医薬品原料・香粧品原料事業が同2.7%増収、化成品事業が同2.7%増収、食品原料・機能性食品事業が同2.8%増収、その他事業が同2.5%増収と概ね好調に推移した。

 通期の連結業績見通しは前回予想(1月14日公表)を据え置いて売上高が前期比2.1%減の530億円、営業利益が同1.1%増の9億円、経常利益が同2.2%減の9億50百万円、純利益が同18.7%増の6億円、配当予想が前期から記念配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。

 円安進行に伴う輸入原材料価格の上昇などを考慮して今期業績は概ね横ばいの会社見通しだ。しかし外皮用剤などのジェネリック医薬品、ジェネリック医薬品用原料、ドラッグストア向け自社企画PB商品が好調に推移する。訪日外国人旅行客急増に伴う免税店への販売も好調のようだ。化成品事業ではプリント配線板向け表面処理薬品などが好調に推移する。

 通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が24.5%、営業利益が10.0%、経常利益が18.7%、純利益が6.5%と低水準である。ただし期初時点で下期偏重の計画であり、薬価改定の影響一巡、岩城製薬の生産能力増強、メルテックスの新製品拡販なども寄与して通期ベースで好業績が期待される。ジェネリック医薬品・原料関連市場の拡大も追い風であり、中期的にも収益拡大基調が期待される。

 株価の動きを見ると、1月の直近安値圏210円台から切り返し、戻り高値圏240円〜250円近辺で堅調に推移して14年7月と9月の高値264円に接近している。第1四半期の営業減益に対するネガティブ反応は限定的だ。

 4月19日の終値244円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円77銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.5%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS514円70銭で算出)は0.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形だ。また週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜くゴールデンクロスとなった。強基調を確認した形であり、0.5倍近辺の低PBRも評価して14年7月と9月の高値264円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[3月25日更新]

イワキは戻り高値圏で堅調、15年11月期業績に増額余地

 医薬品・医薬品原料商社のイワキ[8095](東1)の株価は戻り高値圏の240円近辺で堅調に推移している。15年11月期業績見通しの増額余地や0.5倍近辺の低PBRを評価して、14年7月と9月の高値264円を試す展開だろう。

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内の岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)とメルテックス(表面処理薬品など)のメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 4月22日〜24日に東京ビックサイトで開催の「CphI/ICSE/P−MEC JAPAN2015」(国際医薬品原料・中間体展他)に出展し、ジェネリック原薬を中心に国内外の高品質な医薬原薬・中間体を紹介する。

 今期(15年11月期)の連結業績見通し(1月14日公表)は売上高が前期比2.1%減の530億円、営業利益が同1.1%増の9億円、経常利益が同2.2%減の9億50百万円、純利益が同18.7%増の6億円、配当予想が前期から記念配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。

 円安進行に伴う輸入原材料価格の上昇などを考慮して今期業績は概ね横ばいの会社見通しだ。しかし外皮用剤などのジェネリック医薬品、ジェネリック医薬品用原料、ドラッグストア向け自社企画PB商品、プリント配線板向け表面処理薬品などが好調に推移する見通しだ。

 薬価改定の影響一巡、岩城製薬の生産能力増強、メルテックスの新製品拡販なども寄与して会社見通しには増額余地があるだろう。中期的にもジェネリック医薬品・原料関連市場の拡大が追い風となりそうだ。

 株価の動きを見ると、直近安値圏210円台で下値固めが完了して戻り歩調の展開だ。3月13日には242円まで上伸して14年11月の239円を突破した。その後も戻り高値圏の240円近辺で堅調に推移している。

 3月24日の終値239円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円77銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.5%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS514円70銭で算出)は0.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると26週移動平均線を突破して上伸した。13週移動平均線も上向きに転じている。強基調への転換を確認した形であり、今期業績見通しの増額余地や0.5倍近辺の低PBRを評価して、14年7月と9月の高値264円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月27日更新]

イワキは下値固め完了、15年10月期業績増額余地や低PBRを評価して出直り

 医薬品・医薬品原料商社のイワキ[8095](東1)の株価は、12月中旬〜1月中旬の直近安値圏210円台から切り返しの動きを強めています。下値固めが完了したようです。今期(15年10月期)業績見通しの増額余地や0.4倍近辺の低PBRを評価して出直り展開が期待されます。

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開しています。

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)やメルテックス(表面処理薬品など)というメーカー機能を併せ持つことが強みで、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化しています。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進しています。

 なお2月24日には、4月22日〜24日に東京ビックサイトで開催される「CphI/ICSE/P−MEC JAPAN2015」(国際医薬品原料・中間体展他)に出展すると発表しています。ジェネリック原薬を中心に国内外の高品質な医薬原薬・中間体を紹介するとしています。

 今期(15年11月期)の連結業績見通し(1月14日公表)は売上高が前期比2.1%減の530億円、営業利益が同1.1%増の9億円、経常利益が同2.2%減の9億50百万円、純利益が同18.7%増の6億円としています。配当予想は前期から記念配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としています。

 円安進行に伴う輸入原材料価格の上昇などを考慮して今期業績は概ね横ばいの会社見通しですが、外皮用剤などのジェネリック医薬品、ジェネリック医薬品用原料、ドラッグストア向け自社企画PB商品、プリント配線板向け表面処理薬品などが好調に推移し、薬価改定の影響一巡、岩城製薬の生産能力増強、メルテックスの新製品拡販なども寄与して増額余地がありそうです。中期的にもジェネリック医薬品・原料関連市場の拡大が追い風となるでしょう。

 株価の動きを見ると、12月中旬〜1月中旬の直近安値圏210円台から切り返しの動きを強めています。2月18日には229円まで上伸する場面がありました。下値固めが完了したようです。

 2月26日の終値222円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円77銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.7%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS514円70銭で算出)は0.4倍近辺です。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線を突破しました。下値固めが完了し、今期業績見通し増額余地や0.4倍近辺の低PBRを評価して出直り展開が期待されます。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月29日更新]

イワキは下値固め完了感、低PBRも評価材料として出直り展開

 医薬品・医薬品原料商社のイワキ[8095](東1)の株価は、安値圏の220円近辺でモミ合う展開だ。1月16日と19日には214円まで下押す場面があった。ただし今期(15年10月期)業績の横ばい見通しに対するネガティブ反応は限定的であり、下値固め完了感も強めている。0.4倍近辺の低PBRも評価材料として出直り展開だろう。

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)やメルテックス(表面処理薬品など)というメーカー機能を併せ持つことが強みであり、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 1月14日に発表した前期(14年11月期)連結業績は、売上高が前々期比3.2%増の541億45百万円、営業利益が同11.6%減の8億90百万円、経常利益が同15.9%減の9億71百万円、純利益が同33.1%減の5億05百万円だった。配当予想は同1円50銭増配の年間7円50銭(第2四半期末4円50銭=普通配当3円+創業100周年記念配当1円50銭、期末3円)とした。

 外皮用剤などのジェネリック医薬品、およびジェネリック医薬品用原料、ドラッグストア向け自社企画PB商品、国内のプリント配線板向け表面処理薬品などが好調に推移して売上高は計画を上回ったが、薬価改定の影響、円安進行に伴う輸入原材料価格の上昇なども影響して利益は計画を下回り減益だった。

 今期(15年11月期)の連結業績見通し(1月14日公表)は売上高が前期比2.1%減の530億円、営業利益が同1.1%増の9億円、経常利益が同2.2%減の9億50百万円、そして純利益が同18.7%増の6億円としている。配当予想は前期から記念配当1円50銭を落として年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。

 今期業績は概ね横ばいの会社見通しだが、引き続きジェネリック関連やPB商品が好調に推移し、岩城製薬の生産能力増強効果やメルテックスの新製品拡販効果も寄与して好業績が期待される。中期的にもジェネリック医薬品・原料関連市場の拡大が追い風だろう。

 株価の動きを見ると、やや水準を切り下げて安値圏の220円近辺でモミ合う展開だ。1月16日と19日には214円まで下押す場面があった。調整局面のようだ。ただし今期業績の横ばい見通しに対するネガティブ反応は限定的であり、下値固め完了感も強めている。

 1月28日の終値220円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円77銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.7%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS514円70銭で算出)は0.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を突破した。また週足チャートで見ると52週移動平均線がサポートラインの形だ。0.4倍近辺の低PBRも評価材料として出直り展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月26日更新]
イワキは下値支持線に到達して調整一巡、低PBRも評価材料として出直り展開

 医薬品・医薬品原料商社のイワキ[8095](東1)の株価は、16日と17日の214円まで調整したが、足元では220円台に戻して調整一巡感を強めている。8月安値213円、10月安値215円、12月安値214円が下値支持線の形だ。低PBRも評価材料として出直り展開だろう。

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)やメルテックス(表面処理薬品など)というメーカー機能を併せ持つことが強みであり、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業での市場シェア拡大、インド・グレンマーク社など海外サプライヤーとの連携強化、さらに岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外(タイ、韓国、中国)展開強化、日立化成<4217>とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 前期(14年11月期)の連結業績見通し(1月14日公表)は、売上高が前々期比1.0%増の530億円、営業利益が同0.8%減の10億円、経常利益が同4.7%減の11億円、純利益が同13.9%減の6億50百万円としている。配当予想(7月10日に増額修正)は同1円50銭増配の年間7円50銭(第2四半期末4円50銭=普通配当3円+創業100周年記念配当1円50銭、期末3円)としている。

 第3四半期累計(12月〜8月)は薬価改定の影響に加えて、円安進行に伴う輸入原材料価格の上昇なども影響して減益となり、通期見通しに対する利益進捗率もやや低水準だった。ただし売上面では外皮用剤などのジェネリック医薬品、およびジェネリック医薬品用原料、ドラッグストア向け自社企画PB商品、国内のプリント配線板向け表面処理薬品などが好調のようだ。

 今期(15年11月期)については、引き続きジェネリック関連やPB商品が好調に推移し、岩城製薬の生産能力増強効果やメルテックスの新製品拡販効果も寄与して好業績が期待される。中期的にもジェネリック医薬品・原料関連市場の拡大が追い風だろう。

 株価の動きを見ると、11月の戻り高値圏240円近辺から反落して12月16日と17日の214円まで調整した。ただし足元では220円台に戻して調整一巡感を強めている。8月安値213円、10月安値215円、12月安値214円が下値支持線の形だ。

 12月25日の終値221円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS19円24銭で算出)は11〜12倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間7円50銭で算出)は3.4%近辺、前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS499円78銭で算出)は0.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、52週移動平均線近辺で下ヒゲを付けて反発の動きを強めている。サポートラインを確認した形だ。低PBRも評価材料として出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
 
[11月28日更新]

イワキは10月の直近安値圏で下値確認、高配当利回りや低PBRも支援材料に出直り展開

 医薬品・医薬品原料商社のイワキ[8095](東1)の株価は、10月中旬の直近安値圏210円台から11月中旬の240円近辺まで戻し、その後は概ね230円〜240円近辺で推移している。やや反発力が鈍く今期(14年11月期)業績の下ブレを警戒している可能性があるが、10月の直近安値圏で目先の下値を確認した形であり、高配当利回りや低PBRも支援材料として出直り展開だろう。

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品OEM製造)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品の製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントOEM製造)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売)を展開している。

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、グループ内に岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品など)やメルテックス(表面処理薬品など)というメーカー機能を併せ持つことが強みであり、卸売・商社・メーカー機能の連携を強化している。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業では共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発・提案強化、医薬品原料事業ではシェア拡大、インド・グレンマーク社との提携など海外サプライヤーとの連携強化、化成品事業では岩城製薬の生産能力増強と新製品投入、メルテックスの海外(タイ、韓国、中国)への展開強化、日立化成 <4217> とのアライアンスによる拡販などを推進している。

 今期(14年11月期)の連結業績見通し(1月14日公表)は、売上高が前期比1.0%増の530億円、営業利益が同0.8%減の10億円、経常利益が同4.7%減の11億円、純利益が同13.9%減の6億50百万円としている。配当予想(7月10日に増額修正)は前期比1円50銭増配の年間7円50銭(第2四半期末4円50銭=普通配当3円+創業100周年記念配当1円50銭、期末3円)としている。

 第3四半期累計(12月〜8月)は前年同期比3.1%増収、同25.7%営業減益、同25.3%経常減益、同50.3%最終減益だった。円安進行に伴う輸入原材料価格の上昇などが影響して減益だったが、売上面では外皮用剤などのジェネリック医薬品、およびジェネリック医薬品用原料、ドラッグストア向け自社企画PB商品、国内のプリント配線板向け表面処理薬品などが好調のようだ。

 通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.3%、営業利益が59.1%、経常利益が61.1%、純利益が42.6%だった。輸入原材料価格の上昇などが影響して利益の進捗率がやや低水準のため通期見通しの達成に注意が必要だが、中期的に見ればジェネリック医薬品・原料関連市場の拡大が追い風だろう。

 株価の動きを見ると、10月中旬の直近安値圏210円台から11月中旬の240円近辺まで戻した。その後は概ね230円〜240円近辺で推移している。やや反発力が鈍く今期業績の下ブレを警戒している可能性があるが、10月の直近安値圏で目先の下値を確認した形であり、下値は限定的だろう。

 11月27日の終値228円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円24銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間7円50銭で算出)は3.3%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS499円78銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形になったが、26週移動平均線がサポートして下値を切り上げている。高配当利回りや低PBRも支援材料として出直り展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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