【市況一覧】
日経平均株価
38,471.20 -761.60 04/16
TOPIX
2,697.11 -56.09 04/16
マザーズ
661.60 -19.15 04/16
日経JASDAQ
37,735.11 -248.13 04/16
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,885.02 -290.08 04/16


02月01日 マーケットコメント

02月02日 マーケットコメント

02月03日 マーケットコメント


    日経平均株価は大幅続落。
    終値は前週末比592円安の2万2682円で昨年12月15日以来の安値となった。下げ幅は2016年11月9日以来1年3カ月ぶりの規模。
    米株急落や金利上昇が売り材料となり節目の2万3000円を割り込むなどにわかに調整局面へとなっている。
     
    米国の金利上昇が世界のマネーの流れをどこまで変えるのかまだ見極めがつかないが、東京株式市場もしばらくは米国動向に一喜一憂となりそうだが
    今夜の米株式市場でNYダウ平均株価の下落に歯止めが掛からない場合は、売り圧力が払拭できずに、主力の値がさハイテク株を中心に続落基調で下値模索の展開となりそうだ。
     
    チャート上では、75日移動平均線(2万2779円)を割り込み、早期に持ち直さないようだと下値を探る可能性が強まるだろう。ただ、「この水準は滞留期間が長かった昨年11-12月のレベルで出来高も結構こなしており、サポートゾーンとして意識される」との声も聞かれた。
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(5日現在)
     
    23537.39  25日移動平均線
    23526.98  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23394.39  均衡表基準線(日足)
    23366.10  均衡表転換線(日足)
    23332.57  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23303.83  均衡表転換線(週足)
    23243.72  6日移動平均線
    23142.12  ボリンジャー:-1σ(25日)
    23043.35  13週移動平均線
    22779.83  75日移動平均線
    22746.85  ボリンジャー:-2σ(25日)
     
    22682.08  ★日経平均株価5日終値
     
    22645.57  均衡表雲上限(日足)
    22559.73  ボリンジャー:-1σ(13週)
    22351.59  ボリンジャー:-3σ(25日)
    22149.60  均衡表雲下限(日足)
    22076.10  ボリンジャー:-2σ(13週)
    21867.22  26週移動平均線
    21684.43  均衡表基準線(週足)
     
    75日線レベルまで下落し、昨年12月半ば以来の水準まで下押しした。ボリンジャーバンドでは-2σを下回ってきており、売られ過ぎシグナルが意識されるところ。ただしバンドが今後拡大傾向にあるため、-2σに沿った調整が警戒されるところ。
    週間形状では13週線を割り込んでしまっている。今後は13週線が上値抵抗として意識される一方で、26週線が意識されてくることになろう。しばらくは目先底を探りながらの、神経質な相場展開が続くことになりそうだ。
     

    [概況]

    5日、東京外国為替市場の米ドル円は110円付近では上値が重く、一時109.745円まで下落した。先週末、米国主要株価の下落などを受け本日、日経平均株価は続落となっている。軟調な株式市場などを受け、リスク回避の動きから円買いが優勢。
     
    また本日、衆院予算委員会で黒田日銀総裁が物価2%へは道半ば、粘り強く緩和が続ける必要と述べ金融緩和の継続が必要であることを協調した。これらの発言を受け、米ドル円は一時110.100円付近まで上昇する場面も見られた。現在、欧州時間に入り米ドル円は109.850円付近を推移している。
     
    テクニカル的には米ドル円は20日移動平均線(110.278円)が上値付近に控えており、上値の抵抗帯として機能しそうか。一方、下限では5日移動平均線(109.476円)などが控えている。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    5日の日経平均株価は、前週末(2日)の終値と比べ592円45銭安の2万2682円08銭で取引を終えた。
     
    本日のマーケット動画
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    下げ幅は2016年11月9日以来、約1年3カ月ぶりの大きさとなった。
    東証株価指数(TOPIX)は40.46ポイント安の1823.74と、ともに急落した。
     
    前週末の米国市場では、1月の雇用統計で平均時給の伸びが確認されたことから物価上昇観測が台頭し、長期金利が上昇。これを嫌った売りが広がり、5日の東京株式市場もこの流れを引き継ぐ形で売りが優勢となった。
    一時、日銀のETF(上場投資信託)買い期待を支えにいったん下げ渋ったが、戻りは限定され、大引けにかけて安値圏に押し戻された。
     
    米主要株価指数は昨年秋以降、ほとんど調整らしい調整もなく上昇し続け、過去最高値圏で推移していたため、前週末の米国株の動きについては「一時的なスピード調整」とみる市場関係者は少なくない。
    また、「米国の金利上昇は景気が良好だからだ」との指摘もある。
    米金利の顕著な上昇には過敏に反応せざるを得なかったようだ。東京市場は「当面、米国の金利をにらんだ海外勢の動きに振り回される」とみられる。
     
    JPX日経インデックス400は続落した。終値は前週末比349.07ポイント安の1万6129.28だった。
    東証1部の出来高は18億8189万株、売買代金は3兆5671億円。騰落銘柄数は値上がり118銘柄、値下がり1930銘柄、変わらず17銘柄。
     
    個別では、1月の国内既存店売上高が低調だったファストリが大幅に下落した。国内ユニクロの1月既存店売上高が5カ月ぶりに前年同月比マイナスとなった。
    値がさ株のファナックやTDK、東エレクなどの下げも目立った。17年4〜12月期が最終赤字だった板硝子は大幅安となった。第3四半期決算を発表した三菱UFJや任天堂、トヨタ自も軟調だった。SGホールディングスや板硝子は決算を受けて大きく売られた。また、業績下方修正のフジクラが東証1部下落率トップとなった。
     
    一方、通期業績予想を上方修正したソニーとホンダは高かった。17年4〜12月期の決算を前週末に発表した宇部興も上昇した。
    また、アイスタイル、GSIクレオス、日光電などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
     
    東証2部株価指数は前週末比146.54ポイント安の7508.18ポイントと続落した。
    値上がり銘柄数は48、値下がり銘柄数は445となった。
     
    個別では、技研ホールディングス、アルデプロが昨年来安値を更新。Oakキャピタル、大和自動車交通、マナック、サイバーステップ、カワタが売られた。
     
    一方、鉄人化計画がストップ高。森組、日本精蝋、ノザワ、阪神内燃機工業、トリニティ工業など8銘柄は昨年来高値を更新。大水、アバント、星和電機、D.A.コンソーシアムホールディングス、倉庫精練が買われた。
     

    日経ジャスダック平均株価は大幅に続落した。
    終値は前週末比101円00銭安の4169円26銭だった。下げ幅は2016年2月以来、およそ2年ぶりの大きさとなった。
    2日の米株安を受けて個人を中心に投資家心理が悪化した。東証1部市場などの下落が波及し、新興市場も値がさ株などに売りが先行した。ただ、市場からは「材料のある銘柄には買われるものもあり、個別に手掛かりを探る展開が続く」との指摘も聞かれた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で1213億円、売買高は1億5476万株だった。
    値上がり銘柄数は78、値下がり銘柄数は633となった。
     
    個別では、医学生物学研究所、フロイント産業、OSGコーポレーション、Nutsが昨年来安値を更新。アール・エス・シー、ショーエイコーポレーション、歯愛メディカル、シンクレイヤ、メイコーが売られた。
     
    一方、IGポートがストップ高。カッシーナ・イクスシー、日本テレホンは一時ストップ高と値を飛ばした。東北新社、和弘食品、やまみ、大和コンピューター、エムケイシステムなど17銘柄は昨年来高値を更新。ポエック、メディシノバ・インク、カーディナル、セプテーニ・ホールディングスが買われた。

    東証マザーズ指数は前週末比36.02ポイント安の1288.78ポイントと続落した。
    米国株の大幅安を受けて東京市場が全面安となっており、新興市場も投資家心理の悪化に影響を受けて全面安商状となった。
    そーせいやパークシャ、ミクシィといった時価総額の大きな銘柄が下落した。
    値上がり銘柄数は26、値下がり銘柄数は217となった。
     
    個別では、イオレ、トランスジェニック、メタップスが昨年来安値を更新。GMOリサーチ、エルテス、バーチャレクス・ホールディングス、ファイズが売られた。
     
    一方、プラッツがストップ高。総医研ホールディングス、ユーザベース、メドレックス、エスユーエスは昨年来高値を更新。エンバイオ・ホールディングス、ALBERT、ジェイリース、シンメンテホールディングスが買われた。


    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比601円09銭安の2万2673円44銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、42.22ポイント安の1821.98で始まった。
     
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はともに底値圏で横ばいとなっている。前週末の米株急落の流れを引き継ぎ、アジア主要株価指数が軒並み下落。投資家心理が急速に冷え込んでいる。
    外国為替市場では、1ドル=109円90銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は、総じて軟調。
     
    個別では、任天堂が安く、ファナック、東エレクは軟調で、トヨタやコマツは下落している。三菱UFJ、三井住友、野村、東京海上もさえない。ソフトバンクGやファーストリテが下押し、JT、JXTG、国際帝石、三井物は値を下げている。
    半面、ソニー、リコー、富士フイルムが高く、ホンダは買われている。
     
    昨年12月半ば以来の水準を付けている。
    13週線を割り込んでおり、今後は同線が上値抵抗として意識されてくる可能性がある。
    一方で日足形状では75日線を割り込んできており、ボリンジャーバンドでは-2σ水準まで下げており、売られ過ぎ感が意識されてくる。一目均衡表では遅行スパンは実線を割り込み、下方シグナルを発生させたが、雲上限までの下げによって調整一巡感が意識されてきそうだ。
     
    ランチバスケットは21件、304.81億円。差し引き90億円の買い越しとの観測。
     
     
    23265.14  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23166.96  ボリンジャー:-1σ(25日)
    23124.28  均衡表転換線(週足)
    23043.30  13週移動平均線
    22788.11  ボリンジャー:-2σ(25日)
    22759.47  75日移動平均線
    22645.57  均衡表雲上限(日足)
    22559.64  ボリンジャー:-1σ(13週)

    5日午前の日経平均株価は大幅に続落した。
    午前の終値は前週末比565円51銭安の2万2709円02銭だった。
     
    前週末に米国で発表された1月分の雇用統計で平均時給が伸び、物価上昇圧力の高まりが意識されて米長期金利が上昇。「緩和的な金融環境が支える株高」という構図の終わりが意識され、東京以外のアジア株も軒並み安。「世界的に株式マーケットはリスク回避の流れになっている」という。
     
    日経平均の下げ幅は取引時間中に一時600円を超えた。オプション価格をもとに算出し、予想変動率を示す日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が大幅に上昇し、「日経平均の値動きが荒くなることを警戒し、国内機関投資家は株価指数先物に売りを出した」という。
    5日のアジア株式市場も全面安の展開で、投資家心理を冷え込ませた。株価指数先物が下落し、値がさ株には裁定取引の解消に伴う売りが出た。
     
    市場では、「前場の日経平均株価は売り一巡後もじりじりと水準を切り下げており、押し目を拾うという雰囲気はあまりない。買いは業績面で好材料が出た銘柄などごく一部にとどまっており、日経平均は後場も下値模索の展開が続くかもしれない」との見方があった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ続落した。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆8463億円、売買高は10億982万株だった。東証1部の下がり銘柄数は1974と、全体の約96%を占めた。
    値上がりは73、変わらずは18銘柄だった。
     
    個別では、1月の国内既存店売上高が低調だったファストリが下げた。
    2017年4〜12月期が最終赤字だった板硝子は大幅に下落した。三井不や菱地所の下げも目立った。任天堂が安く、キーエンス、ファナックなども安い。グランディハウス、フジクラ、日本板硝子などが急落、みらかホールディングス、日本コークス工業なども大幅下落した。
     
    一方、通期業績予想を上方修正したソニーとホンダは上昇した。17年4〜12月期の決算を前週末に発表した宇部興も買われた。富士フイルムホールディングスも堅調。アイスタイル、GSIクレオス、ショーワなどが値を飛ばしている。
     
     
    東証2部株価指数は、前週末比159.69ポイント安の7495.03ポイントと続落した。値上がり銘柄数は29、値下がり銘柄数は467となった。
     
    個別では、技研ホールディングス、アルデプロが昨年来安値を更新。Oakキャピタル、大和自動車交通、カワタ、平和紙業、サイバーステップが売られた。
     
    一方、森組、ノザワ、トリニティ工業、兼松エンジニアリングが昨年来高値を更新。D.A.コンソーシアムホールディングス、日住サービス、MCJ、大同信号、赤阪鐵工所が買われた。


    個別では、〜。

    日経ジャスダック平均株価は大幅に続落した。
    午前終値は前週末比105円84銭安の4164円42銭だった。2日の米国株安で、5日の東京株式市場は全般に売りが優勢となり新興企業株も売りが増えた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で761億円、売買高は9764万株だった。
    値上がり銘柄数は55、値下がり銘柄数は650となった。
     
    個別では、精密減速機メーカーのハーモニックや、プリント配線板を設計・製造するメイコーが大幅安となった。ショーエイコーポレーション、シンクレイヤ、ルーデン・ホールディングス、前田製作所、カーメイトが売られた。
     
    一方、日本テレホンが一時ストップ高と値を飛ばした。仮想通貨のセキュリティーで提携を発表したテリロジーに買いが集まった。精密鍛造金型のニチダイも高い。テリロジー、大谷工業、セプテーニ・ホールディングス、メディシノバ・インク、ポエックが買われた。

    東証マザーズ指数は大幅に続落した。午前終値は前週末比41.14ポイント安の1283.66だった。
    値上がり銘柄数は10、値下がり銘柄数は232となった。
    東証マザーズ指数は前週末比41.14ポイント安の1283.66ポイントと続落した。
    時価総額の大きいそーせいやパークシャが売られた。一方、創薬ベンチャーのメドレックスや、3D画像処理技術を供与するDMPが上昇した。
     
    個別では、イオレ、トランスジェニック、メタップスが昨年来安値を更新。GMOリサーチ、グローバル・リンク・マネジメント、ソウルドアウト、みんなのウェディング、バーチャレクス・ホールディングスが売られた。
     
    一方、プラッツが一時ストップ高と値を飛ばした。総医研ホールディングス、メドレックスは昨年来高値を更新。UMNファーマ、ディジタルメディアプロフェッショナル、ジェイリース、レノバ、エスユーエスが買われた。

    その昔結構流行った「方向線=75日線」。
    先週末時点で2万2759円。
    前場で下抜けた。
    75日線が上向いているのは救い。
     
     
    まもなく消え行く築地という市場の世界。
    そこに仲卸という業者がいる。
    築地の水産部門では727社あるというから多い。
    何をしているのか。
    まずは「食材の評価」。
    食材を評価して、価格を決めることだ。
    食材の品質や鮮度を判断するのは当然。
    変化する生産量と消費量のトレンドも把握していないと適正な価格で買えない。
    セリでは「瞬時の判断力」も求められる。
    これも当然だ。
    触っただけでエビの良し悪しがわかる。
    見ただけでマグロの中身が見える。
    これはプロの域だ。
    そして、そのプロの目を信じるのが例えばお寿司屋さん。
    プロが選んだプロの品を最終消費者に提供する。
    そんな構図は株の世界にもあっても良いだろう。
    築地にたくさんの魚が並ぶように兜町にもたくさんの魚がいる。
    その中から美味しい魚、あるいは知られていない魚を選んで小分けにして提供する。
    これが成長株を選ぶアナリストや評論家。
    そして腕によりをかけて絶品に仕上げるのはFPやIFAや営業マン。
    美味しいものを提供されれば消費者=投資家は満足する。
    マグロを選びマグロに選ばれる。
    理想かも知れないし、仲卸不要論もあるから何とも言えないが・・・。
    いずれにしても重要なのは「目利き」ということだろう。
    目利きが効かなければ、美味しい鮮魚などには出会えないもの。


    (櫻井)。

    オーメンでもあるまいに四捨五入すればNYダウは666ドル安の週末。
    2008年12月以来約9年ぶりの下落幅となった。
    下落率としても約1年8カ月ぶりの大きさでトランプ政権発足以来の大幅安。
    週足でもNYダウとS&P500は2016年1月以来。
    NASDQは2016年2月以来の大幅な下げを記録した。
    1月の米雇用統計は非農業部門の就業者数が前月比20万人増。
    市場予想の18万人増を上回って着地。
    1時間当たり賃金の平均は0.3%(9セント)上昇し26.74ドル。
    2009年6月以来の大幅な伸びとなった。
    FRBが年内の利上げペースを加速させる可能性があることが意識され米10年債利回りは2.8450%。
    2014年1月以来の高水準。
    「株式よりも債券への投資妙味が高まった」との解釈だ。
    しかし益回りの5%台と比較して本当に有利かどうかは定かではない。
    「全株式のPERが22倍台で株式の割高感が目立ってきた」という声もある。
    これも本当?という気がしないでもない。
    気になるのは3市場の売買高の低調さ。
    20日平均が73億株だが53億株というのは売り浴びせという訳ではなかろう。
    買い控えによる下落とも解釈できなくはない。
    むしろ月初の雇用統計通過というイベントドリブンと考えるべきなのかも知れない。
    主力銘柄がほぼ全面安となる中でアマゾンだけは逆行高となった。
    ドル円は110円台を回復したのが雇用統計の救いだろう。
    仮想通貨ビットコインは世界的な規制強化が懸念材料となり急落。
    ビットコインは下落。
    昨年は1000%を超えて上昇したが、年明け以降は約40%下落。
    今週だけで約25%下落した。
    週間ベースでNYダウは4.1%安、NASDAQは3.5%安、S&P500は3.9%安。
    それぞれ5週ぶりの反落。
     
     
    木曜は6日続落のあとにようやく反発。
    しかし反落の週末となった。
    前日の急騰の反動もあり、日経平均が125円安でスタート。
    一時363円安まで下げ幅を拡大。
    後場も戻せず211円安。
    週間では約357円の下落となり、週足では4週連続陰線。
    週間ベースで日経平均株価は1.5%安、TOPIXは0.8%安でともに2週続落。
    東証マザーズ指数は2.0%安、2週ぶり反落。
    日経ジャスダック平均は0.7%、11週ぶり反落。
    東証2部指数は0.0%安、6週ぶりの反落。
    泣きっ面に蜂みたいなのがファーストリテの1月月次。
    国内の既存店売上高は前年同月比2.4%減。
    「全般的に冬物商品の在庫が少なかったことが響いた」との解釈。
    客数は5.0%減、客単価は2.6%上昇での着地となった。
    大引け後のソニーは今18年3月期業績見通しを増額修正。
    営業利益見通し7126億円(前期比2.7倍)は市場予想の6676億円を上回った。
    素晴らしいが海外の節分の鬼がかき消してしまうのだろうか。
    水曜引け後に好決算を発表した任天堂みたいな寄り天は避けたいところだ。
    「間尺に合わない」あるいは「好材料が好材料として評価されない相場。
    好材料が出て買い物が入りやすい銘柄を売るという理不尽な現実。
    それが止むまでは、荒れ相場は収まりようがない」という市場関係者の言葉は身に染みる。
    「株価は板の厚い方へ向かう」という格言もある。
    25日線(23545円)からは1.2%のマイナス乖離。
    200日線(20917円)からは11.39%のプラス乖離。
    サイコロは4勝8敗で33.3%。
    空売り比率は43.3%で7日連続の40%越え。
    昨年8月の11日連続以来だ。
    シカゴ225先物終値は日中比360円安の22960円と23000円割れ。
    NY激落は為替の110円台が緩衝装置になった格好。
    日経平均採用銘柄のPERは15.10倍でEPSは1541.35円。
    15倍割れ水準は23120円。
    当然ながら割れてくることになる。
    前月末終値23098円と2月月足陽線基準の23486円のレンジという見方も出来ようか。
    勝手雲が2月13日にねじれているのは気にかかる。
    ボリンジャーのマイナス1σが23166円、マイナス2σが22788円。
    「山より大きなイノシシは出ない」と考えたいところ。
    需給面からは「9月8日安値19239円の安値期日まではあと1ヶ月」という思考法も可能だ。
    気学では「前週末の足取りに変化を見せる日」。
    加速も変化ではあるからややこしい。
    火曜は「下放れすると戻すこと多し」。
    水曜は「押し込んでも戻す日。悪目買い方針良し」。
    木曜は「売り警戒の日、買い狙え」。
    金曜は「弱体日。吹き値売り方針」。
    スーパーボウルの饗宴の中で展開する東京市場という一日。
    マイナス展開ながらもささやかな希望は日足陽線。
     
     
    「相棒」の杉下右京のように細かいことを気にすれば・・・。
    NYは大幅安の割には出来高が増加していない。
    通常70億株台のところが53億株。
    セリング・クライマックスではないという思考もあろうが、どうも不自然だ。
    スキュー指数は126.4とさほど上昇していない。
    本来ならば昨年9月の145とか10月の150程度はあってもおかしくはない。
    NY下落の要因とされるのは金利上昇懸念。
    確かに3%を伺う域となった。
    しかし悪い金利上昇ではなく、景気が良いからこその上昇。
    雇用統計の悪化を気にした頃と比べれば明らかにストラテジーが違ってきたということでもある。
    空売り比率40%超が7日続いたが、いつまでも40%台ということはなかろう。
    そして9月安値期日まであと4週間。
    所詮東京市場は「炭鉱のカナリア」なのだろうか。
    税制、経済、あるいはバブル崩壊処理など常にモデルケースを担ってきたのが日本。
    仮想通貨のコインチェックの問題だってそんなケースの印象だ。
    株式市場も成熟した後のトレンドを模索させられているのかも知れない。
    日本株の位置づけは「世界の景気敏感株」。
    かつては「米国の利上げ先送り観測=景気減速懸念)は毒ガスだった。
    炭鉱のカナリアの日本株が最もダメージを受けた」。
    「だから・・・。
    世界景気の先行きに懸念が生じると真っ先にとにかく売られる」というのは過去の解釈。
    今は「五里霧中の未曾有の域での未体験ゾーンの開拓」みたいなものだろう。
    今度は好材料と悪材料の解釈の違いという点でのカナリア。
    「上場基調の悪材料は買い」というのが鉄則。
    だが、好材料がウッテ返しで悪材料になっているのが気にかかる。
    そもそもカナリアは美しい声で鳴くもの。
    歌を忘れたカナリアに成り下がっては行けないだろう。
    日経平均株価が2万円を回復した昨年6月以降、先行き警戒感が高まるのは3回目。
    「焦点となる米長期金利の上昇は好調な景気を裏付けるのか。
    転機を示唆するのか」というのが証券マスコミの論調。
    「3度目の正直」なのだろうか。
    あるいは「2度あることは3度ある」なのだろうか。
    「2度あるころとは3度ある」は偶然の産物。
    「3度目の正直」は必然という考え方もある。
    ベイズの定理(事象Aが起きた後での事象Bの起きる確率)では・・・。
    「2度あることは3度ある」は75%の確率で起こる。
    逆に「3度目の正直」は25%の確率だ。
     
     
    上場企業の業績は悪くない。
    約7割の企業で純利益が前年同期比増加。
    18年3月期通期は2年連続で最高益更新する見通しだ。
    そしてGPIF。
    運用する公的年金の収益額が2017年10〜12月期で6.0549億円に増加。
    運用利回りは3.92%。
    6四半期連続の黒字となった。
    運用資産額は昨年12月末で162兆6723億円。
    4〜12月期の収益額は15兆6219億円。
    年度で最高益となった14年度の15兆2922億円を超えた。
    どう見ても景気も業績も悪くない。
    それでも下がるのだから株は魑魅魍魎が支配する世界でもある。
     
    NYダウは665ドル安の25520ドルと大幅反落。
    NASDAQは144ポイント安の7240ポイントと続落。
    S&P500は59ポイント安の2762ポイントと続落。
    ダウ輸送株指数は232ポイント安の10687ポイント。
    3市場の売買高は53.2億株。
    CME円建ては大証360円安の22960円。
    ドル建ては大証比340ポイント安の22980ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比280円安の23040円。
    ドル円は110.18円。
    10年国債利回りは2.854%。
     
     
    《押し目水準のデータ》
     
    ◆NYダウ(2月2日の終値は25520ドル)
    1/3押しは   22937ドル
    38.2%押しは 22395ドル
    1/2押しが     21082ドル
     
    ◆日経平均(昨年6月基準)(2月2日の日経平均終値は23274円)
     
    1/3押しは   21032円
    38.2%押しは 20583円
    1/2押しは    19495円
    61.8%押しは 18400円
    2/3押しは    17956円
     
    ★1012年末アベノミクスからの日経平均
     
    1/3押しが    19002円
    38.2%押しが 18254円
    1/2押しが     16439円
    61.8%押しが 14624円
     
    下がって怖がるのは素人の域。
    上がってワクワクは半人前。
    下がってワクワクは一人前。
    なんて・・・。
     
     
    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    ナノキャリア(4571)・・・動兆。
     
    ナノキャリアに注目する。
    同社はミセル化ナノ粒子が中核。
    イスラエルVBL社の腫瘍血管標的遺伝子治療薬に期待。
    悪性神経膠芽腫で国内治験準備。
    JCRファーマとの脳内物質到達技術、
    ゼオリア社との業務提携に向けた検討も材料視。
    1月18日にJPモルガンが大量保有報告書提出。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

    【寄り付き概況】

    5日寄り付きの日経平均株価は、前営業日比353円37銭安の2万え2921円16銭と、2万3000円台を割り込んで始まった。取引時間中としては昨年の大納会(2017年12月29日)以来。
    東証株価指数(TOPIX)は、26.64ポイント安の1837.56で始まった。
     
    前週末の米長期金の上昇と米国株安を受け、投資家心理が悪化。売り優勢となっている。
    前週末2日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに大幅に下落した。
    米1月の雇用統計で、非農業分野の雇用者数が市場予想平均を上回った。好調な雇用情勢を受け、米10年物国債の金利が一時2.85%まで上昇、利上げのペースが早まるとの警戒感が台頭し、株式への売り圧力が強まった。
     
    東京株式市場でも主力株中心に広範囲にキャッシュポジションを高める動きが顕在化、日経平均は今年初めて2万3000円大台を大きく割り込む展開となっている。
    ただ、外国為替市場では1ドル=110円台まで円安方向に戻していることで、これが下支え効果となるほか、後場寄りに日銀のETF買いなども見込まれることもあって、売り一巡後は押し目を拾う動きが出る可能性もある。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面安で、値下がりで特に目立つのは鉱業、その他金融、石油、非鉄、機械など。
     
    個別では、三菱UFJ、三井住友の銀行株や、野村、第一生命、オリックスが値を下げている。ソフトバンクG、ファーストリテが大幅に続落し、JT、JXTG、国際帝石、住友鉱、三井物、郵船は売られている。トヨタ、東エレク、ファナックが軟調で、日立造、任天堂も下落している。
    半面、ソニーが買われ、ホンダは続伸。JAL、ハウス食G、塩野義は買われている。

    外資系等は、コーセー(4922)、宇部興(4208)、TIS(3626)、東ソー(4042)、三井化(4183)、太陽(4626)、りらいあ(4708)、三菱電(6503)、ソニー(7268)、デンソー(6902)、ローム(6963)、アイシン(7259)、忠(8001)、ハウス食(2810)、日東電(6938)、大塚商会(4768)、東邦ガス(9533)、寿スピ(2222)、ヤマダ電(9831)、EG(6050)、ココカラ(3098)、京セラ(6971)に注目。
     
    225先物はJP・SBI・野村・UBS・パリバが買い越し。
    モルスタ・ソジェン・GS・みずほ・クレディ・シティ・メリルが売り越し。
    TOPIX先物は三菱・日興・みずほ・ソジェン・ドイツが買い越し。
    GS・モルスタ・メリル・JP・パリバが売り越し。
     
    テクニカル的には、エムスリー(2413)、ブロンコ(3091)、日本調剤(3341)、ツルハ(3391)、ファインデ(3649)、ポール(3657)、豆蔵(3756)、ガンホー(3765)、アイカ工(4206)、トリケミ(4369)、花王(4452)、ダイト(4577)、大正薬(4581)、大塚商会(4768)、コーセー(4922)、シーズ(4924)、黒崎播磨(5352)、神戸鋼(5406)、愛知鋼(5482)、Jマテ(6055)、日進工具(6157)、オイレス工(6282)、三菱電(6503)、東亜DKK(6848)、ケーヒン(7251)、愛三工(7283)、松田産(7456)、ネットワン(7518)、ドンキ(7532)、クボテック(7709)、日バルカー(7995)、物産(8031)、キング(8118)、東邦(8129)、松屋(8237)、地銀セクター、日立物(9086)、東陽倉庫(9306)、ケイヒン(9312)、カドカワ(9468)、メタウォータ─(9551)、NSW(9739)、ニチイ学館(9792)、イエロハ(9882)、スズケン(9987)が動兆。
     

    [概況]

    2日に発表された米1月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を上回り、平均時給は前月比、前年比ともに予想を上回る良好な結果でドルは一気に110円台に乗せる上昇となった。
     
    更に其の後発表された12月製造業新規受注と1月ミシガン大学消費者信頼感指数も予想を上回り、米景気拡大は続いてインフレの進行が示される結果となった為に引き締め警戒感から、NY株式市場は大幅反落した。
    ダウは一時700ドル近くも下落して、これまでの上昇に対する調整が出た感じだが、雇用統計を始めとした好調な経済指標の結果による引き締め(利上げ)警戒による下げであり、米景気拡大は続いている事から株価上昇の流れが終わった訳ではないと見ている。
     
    今週はNY株式市場の調整がどの程度まで進むのか、年3回と見込まれていた米国の利上げ予測が4回に高まって行くのかに注目しているが、雇用統計の発表も終わった翌週で米経済指標の発表は少なく、5日(月)1月ISM非製造業夷景況指数、6日(火)12月貿易収支、7日(水)MBA住宅ローン申請件数、8日(木)新規失業保険申請件数、などとなっている。
    大幅なドル高は期待出来ないかも知れないが、どこまで上値を伸ばす事が出来るかに注目している。



    [提供:カネツFX証券株式会社]


    5日の東京株式市場は、2日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値に(大阪取引所終値比360円安:2万2960円)サヤ寄せする動きで売りが先行、日経平均株価は、フシ目の2万3000円を割り込む場面も想定される。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2900円-2万3200円を想定する。
    売り一巡後、落ち着きどころを探る展開か。主要な株価指数の影響を受けづらい中小型株へ物色の矛先が向かいそうだ。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(前週末2日終値109円77-79銭)と円安方向に推移している。
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    22960 ( -360 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    22980 ( -340 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     
    【好材料銘柄】
    ■ミライト・ホールディングス <1417>
    4-12月期(3Q累計)経常が6.5倍増益で着地・10-12月期も73%増益。
     
    ■ヨシムラ・フード・ホールディングス <2884>
    乾燥食品の製造を手掛ける、おむすびころりん本舗の全株式を取得し子会社化する。
     
    ■生化学工業 <4548>
    4-12月期(3Q累計)経常は2.9倍増益・通期計画を超過。
     
    ■昭和電線ホールディングス <5805>
    今期経常を15%上方修正、配当も5円で6期ぶり復配へ。
     
    ■日本エアーテック <6291>
    前期経常を38%上方修正、配当も5円増額。
     
    ■ソニー <6758>
    今期税引き前を15%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■ホンダ <7267>
    今期税引き前を一転4%増益に上方修正・最高益、配当も2円増額。
     
    ■GSIクレオス <8101>
    4-12月期(3Q累計)経常は96%増益・通期計画を超過。
     
    ■テリロジー <3356>
    カイカ <2315> [JQ]と資本提携契約を結ぶとともに、業務提携の一部を見直し、仮想通貨関連のセキュリティ商品を共同開発する。また、フィスコ仮想通貨取引所が運営する仮想通貨取引所のセキュリティ強化で基本合意。セキュリティ水準を最高レベルに引き上げることを目指す。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    5(月)
    《決算発表》
    キッコーマン、帝人、塩野義、LIXIL G、ニフコ、東センチュリー、プリマハム、三菱商、スズケン、博報堂DY、大陽日酸、日触媒、日電硝、住友電、三浦工、ホトニクス、スズキ、ヤマハ、田辺三菱、パナソニック
     
    【海外】
    パウエルFRB議長の宣誓式
    米1月ISM非製造業景況指数(2/6 0:00)
    《米決算発表》
    ブリストル・マイヤーズ スクイブ、ヘス、ナショナル・オイルウェル・バーコ、スカイワークス・ソリューションズ
    休場:メキシコ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

02月06日 マーケットコメント

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